N°
883
15 octobre 2019
オヴニー・パ リの 新聞
LE JOURNAL FRANCO-JAPONAIS BI-MENSUEL GRATUIT w w w. o v n i n a v i . c o m m o n o v n i @ o v n i n a v i . c o m tél:+33(0)1 4700 1133 OVNINAVI OVNI_NAVI
Balade
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Expo
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カレーのレース館、オープン 10 周年。 フランシス・ベーコン展、 。 Restaurant Petites Annonces
暮らしに便利・掲示板。
06
毎月 1 日・15 日発行
09-11
パ
リ市は5つのぶどう園を所有してい て、そのうちのひとつが南部のジョ ルジュ・ブラッサンス公園内にある。 毎年市民のために、ぶどうの収穫を体験する イベントを開催しており、今年は9月27日に実 施。豊作だった昨年よりも3週間遅い収穫だ。 かつて15区のヴォジラール界隈にはぶどう 畑の丘陵が広がっていたが、都市化とともに 19世紀半ばに消滅。1982年に屠殺場跡が有 名シャンソン歌手、ブラッサンスの名を冠し
パリの ぶどう収穫。
故シラク大統領の好物を食べに。
Gratuit / 無料
た公園に生まれ変わった時に葡萄畑も復活し た。1200m2と広くはないが、パリのぶどう栽 培文化を今につなぐ貴重な場所だ。 植木ばさみとゴム手袋を支給され、さっそ く収穫。ぶどうを傷つけないよう茎をちょんちょ んと切ってバケツに入れる。難しいことは何も ないが、中腰姿勢を続けるのは疲れる。味見 をするとしっかり甘い。参加者の中にはモント リオールから来た旅行者もいた。 「パリ市のサ イトで情報を見つけて応募しました。パリにい
るとは思えない楽しい体験です」 。しかし、 うっ かり手を滑らせ自分の手を切った痛々しいご 婦人もいた。何事も油断は禁物だ。 品種は主にピノ・ノワールとピノ・ムニエ。 醸造後に瓶詰めされ「Clos des Morillons」 という名のオーガニックワインとなる。毎年約 250本しか作れず、翌年の9月のオークション に出品される。昨年は7170€、今年は5740€ を売り上げ、15区の非営利団体に全額寄付 された。 (瑞)
www.paris.fr/pages/participez-aux-vendanges-a-paris-4029