N°
810
15 juin 2016
オヴニー・パ リの 新聞
LE JOURNAL FRANCO-JAPONAIS BI-MENSUEL GRATUIT w w w. o v n i n a v i . c o m m o n o v n i @ o v n i n a v i . c o m tél:+33(0)1 4700 1133 OVNINAVI OVNI_NAVI
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エ
ッフェル塔を望む トロカデロ公園。 セルフィー撮影に
夢中な観光客の足の下には、
1万匹の魚が泳ぐ。「シネアク ア」は、1878年のパリ万国博 覧会に合わせ開館された水族 館が母体。現在は映画も見ら れるユニークな老舗水族館と して、パリっ子に親しまれている。 この2月には館内の一角にク ラゲを集めた「メデュザリウム (クラゲ館) 」がオープン。蒼 い水槽で優雅に漂うクラゲが、 現在5種類鑑賞できる。また 繁殖用の研究室には赤ちゃん クラゲが多数控えるが、無事 に成長すれば展示室でも出会 えるだろう。 舞台裏には日本との深い関 係がある。山形県鶴岡市の加 茂水族 館は、展示種類が50 種類以上を誇る世界屈指のク ラゲ専門の水族館だ。シネア クアから研修生を受け入れ、 繁殖技術も指導した。6月2日 には加茂水族館の奥泉和也館 長がシネアクアに来館し、種や 情報の交換を促進させる協定 を結んだ。 「おそらく世界初の クラゲ協定。フランスはアート の国、私たちも感性あふれる 展示方法を吸収したい」と喜 びを語った。クラゲは世界に 1500種おり、その生態はまだ 解明されていないことも多い。 両館が手を結ぶことで、研究 の前進にも期待がかかる。 (瑞)