N°
881
15 septembre 2019
オヴニー・パ リの 新聞
LE JOURNAL FRANCO-JAPONAIS BI-MENSUEL GRATUIT w w w. o v n i n a v i . c o m m o n o v n i @ o v n i n a v i . c o m tél:+33(0)1 4700 1133 OVNINAVI OVNI_NAVI
Photo
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Balade
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新学年、パリの小学生の通学カバン。 ポール・ヴァレリーの町、セートへ。 A table! Petites Annonces
暮らしに便利・掲示板。
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毎月 1 日・15 日発行
09-11
ぶ
どう、牛乳、ガレット、ジャム…。 前面が透明のガラスなので、何が 入っているのか一目でわかる。誰か が食べ物を補充して、別の誰かが持ち帰る。 これは、自宅や商店・レストランなどで使い きれなかった食料品を、必要な人が持ち帰 れるよう町のなかに置かれた「連帯の冷蔵庫 Les Frigos Solidaires」 。1台につき、1日約 40人が寄付し、50人ほどが消費する。 フランスでは、年間ひとりあたり29kgの食
Gratuit / 無料
料が捨てられ、そのうち7kgは封も開けられ ていない状態だという。その大いなる無駄の 解消につながる第一歩だ。 同じようなシステムはすでに他の国にもある。 フランスでは2017年に導入された。パリのレ ストラン La Cantine du 18の経営者ドゥニア・ メベトゥルさんの呼びかけで広まり、今は国 内で約70台。7月にはパリ市の協力のもと、 20区の複合文化施設 la Bellevilloiseにも設 置され、除幕式が行われた。
みんなの 冷蔵庫。
チョコレート・ムースをつくろう!
宣伝大使を務める俳優のバティスト・ロー バーさんは「単なる無料の冷蔵庫サービスで はありません。地域の助け合い制度を作り、 お金がなく孤立する人々と社会的な関係を結 ぶことも目的」と語る。 旅行前に食べ物があまった時や買い物をし 過ぎた時には寄付者となったり、あるいは給 料前にお財布が軽い時には消費者として利用 させてもらってもよいだろう。 (六) www.identites-mutuelle.com/lesfrigossolidaires