N°
787
1er juin 2015
オヴニー・パリの新聞
LE JOURNAL FRANCO-JAPONAIS BI-MENSUEL GRATUIT w w w. o v n i n a v i . c o m o v n i @ i l y f u n e t . c o m tél:+33(0)1 4700 1133
Actualitésふ
03
Par-ci, par-la
05
Made in France
09
スカーフの次はスカート論争? シチリアから直送の農産物を。
トラムで巡るル・コルビュジエ建築。 Petites Annonces
暮らしに便利・掲示板。
12-15
毎月 1 日・15 日発行
Gratuit / 無料
お
花畑に半ズボンの男。 恋人のために花を摘 んでいる…のではあ
りません。ここはフランス一の クレソン生産高を誇るエソンヌ 県メレヴィル市、通称〈クレソ ンの都〉。半ズボン男はオリヴィ エ・バルブロさん、18 9 7年か ら続くクレソン農家の五代目御 曹司であります。 豊穣なボース平野の一角に あるメレヴィルの近くにはジュ インヌ川の源流があり、年間を 通して12 ℃の清 流がクレソン の水 耕地に注がれる。5月に 花が咲くと、茎や葉が太くなっ てしまうので水耕地から抜根し、 畑地をならして7月15日頃に種 を蒔く。今、満開の花畑からは、 6月末に種を採取します。1グラ ムの種から、約3千本の「緑の 黄金」クレソンが育ち、来年5 月の開花まで8回くらい茎と葉 を収穫する。 1811年にナポレオンの軍 隊 がドイツから持ち帰ったのが、 フランスでのクレソンの始まり とされている。かつては、真冬 の唯一の緑の野菜だった。今 でもほとんどが手作業で、手の かかる野菜だけれど「クレソン が血管のなかを流れている」と いうオリヴィエさん。多い日は、 一万束を出荷している。 (美)