BBQ のコツが 学べる バーベキュー& グリリングスクール
アメリカを代表する料理、BBQ ! 目の前で分厚い肉や新 鮮な野菜を焼き、豪快に食べるのが醍醐味です。今回は、本 格的な BBQ 作りを教えてくれる地元 BBQ スクールのルポ やアメリカでの BBQ 体験記、お役立ちグリルグッズや BBQ ができる公園などをご紹介。 取材・文:越宮照代、大橋司、柏崎まほ 写真:ブラウン真理亜、大橋司、柏崎まほ
サウスセンターに近いバーベキュー&グリリン グスクール(BBQ & Grilling School)は、その名の 通り、BBQ料理の作り方を教えてくれる学校だ。 今回の特集にはぴったりと、クラスを見学させて もらった。夫婦で来ている人も何組かいたが、参 加者約 25人のうち大半は男性。アメリカでは BBQは男の料理と聞いていたが、 なるほどと納得。 中には「妻からクリスマスプレゼントにクラスの ギフト券をもらったんだよ」 という人も。 主宰者兼講師はスチューこと、スチュワート・ マクミュレンさん(写真下) 。大きな声でユーモア たっぷりに、途中、学校で販売しているグッズの セールストークもいれながら、 テキパキとクラスを 進行させる。 「BBQで大事なのはレシピではなく、コンセプ トだよ」 、 と繰り返すスチューさん。一番大事なの は焼く時間と温度だそう。米国農務省では、食物 安全基準として肉の焼き上がり温度が定められ ているが、スチューさんに言わせると「そんなに高 温になるまで焼いたら、肉が焼け過ぎてドライに なり、食べられたもんじゃない!」 。グルメ料理に とって理想的な温度 は、農務省が指定す る温度の10〜 20° F くらい低めが、ちょど 良いそうだ。また、 「温 度を計るのにグリル 内の温度を目安にす るのも間違い。ちゃ んと専用の温度計を 使って肉や魚の中の 温度を計ることが基 本。 」 と、 温度に気をつ けることの大切さを 強調する。とはいえ (「作る! 食べる! 本格 BBQ」8 ページに続く)