お正月気分も過ぎたこの頃、お腹周りを眺めてため息をついている人も多いのではないでしょう か。今回のテーマはフィットネス。自然を楽しみながらウォーキングやジョギングができるトレ イル、ちょっとハードな屋内エクササイズ「ホットヨガ」 、 「ブートキャンプ」をご紹介します。 取材・文：大橋司、遠西高幸、中尾悠乃、タイニー、撮影：越宮照代、タイニー
サマミッシュリバー・トレイル Sammamish River Trail 雨に恵まれたシアトル近郊には、美しい自 然を身近に楽しめるトレイルコースがいくつ もある。その中でも最も人気が高いのが、サ マミッシュ湖からワシントン湖に流れる川 沿いのコース、サマミッシュリバー・トレイル （Sammamish River Trail）だ。レドモンドにあ るメリモア公園（Marymoor Park）とボセルの ブライス公園（Blyth Park）をつなぐ全長 10.9 マイル（約 18km）ある道のりは、きれいに舗装
メリモア公園の入口付近
されており、ほとんど坂のないフ ラットなコースであることも人気 の理由。夏には家族連れを含めて たくさんの人が訪れ、ウォーキング やランニング、ローラースケート、 サイクリングなどを楽しんでいる。 今回の取材に出かけるにあたって、正直、冬 り、ワクワクしながら先へ進んでいった。 寒い季節なので人はあまりいないのでは のトレイルには期待していなかった。景色は 寂しく、歩いてもつまらないだろうと思って と思っていたが、意外に多く、中でも自転車に いたからだ。しかし予想はくつが 乗っている人とよくすれ違う。レースの練習 えされた。メリモア公園から歩き をしているのだろうか。ローラースケートで 始めてすぐ、きれいな野鳥と遭遇！ 颯爽と走り抜けていく少女もいた。なにより そして最初に渡る橋から見える川 驚いたのは、トレイルの道から少し外れた薮 と風車の景色に魅了され、何枚も写 の中でモトクロスの練習をしている中学生く 真を撮っていた。自然の中のウォー らいの少年がいたことだ。「こんなところで キングの楽しさにすっかりはまっ モトクロスを見られるとは！」 途中、いくつかの公園があり、休憩やトイレ てしまった。さらに進むと川岸に 残っている雪や、木の上にある鳥の に利用することができる。長距離ウォーキン 巣を見つけたり、鴨が泳いでいるの グに挑戦したい人は、事前にトイレの場所な を目撃したり、川の水面に映る木と どを確認しておくといいだろう。 空の美しさにはっとさせられたり、 歩いているとなにかしら発見があ （「ノースウエストスタイル フィットネス」8ページに続く）