THE PARK(ing) DAY MANUAL Japanese
A Primer on User-Generated Urbanism and Temporary Tactics for Improving the Public Realm ユーザ主導アーバニズムと公共領域改善のための 仮設的戦術に関する入門書
イントロ: PARK(ing) DAYを越えるアイディア 屋外の都市空間の広大な大部分は個人の車両に割り当てられてい る一方で、 その土地のほんの一部は人々のためのオープンスペース に割り当てられています。
世界中の都市の中心部では、安価な街頭の駐車場が交通量の増加、燃 料の廃棄、汚染の増大を生んでいます。 これらの条件を発生させる戦略 や価値観は、 もはや持続可能でも、健全で活気のある都市の人間の居住 を促進するものでもありません1。今こそ道路の使い方を再考し、都市景 観の可能性を再創造する時です!
コインパーキングは貴重な都市の不動産の計画による安価な短期賃貸 です。通常なら個人の車両の保管に専念する空間において、創造性はど のくらい広がる可能性があるでしょうか? Rebarはコインパーキングスペースをクリエイティブな実験、政治的およ び文化的な表現、 または非公式な社会的交流の場として活性化したい という意欲に駆られ、誰でも使えるオープンソースの都市デザインのプロ トタイプとしてPARK(ing) DAYを提供しています。 これに反応して、 Rebarとは関係ありませんが共通の基本原則に基づいた世界中の何千 人もの人々が何百もの PARK 施設を作り、毎年国際的なイベントを開 催しています。 世界中の都市住民は都市景観を作るための新しい方法の必要性を認識 しており、 たとえ一時的であっても、 自動車インフラの小さな切片を変え ることは都市の特性を変える可能性があることを認識しています。公共 公園から無料の健康診療所、アートギャラリーから展示公園まで、 PARK(ing) DAYの参加者はコインパーキングスペースを独創的な実験 や活動のための豊富な新しい領域として主張しています。 このイベントは、 インターネット上や口伝えを通してウイルス的に拡大し 続けています。2005年の創設以来、PARK(ing) DAYは社会的交換や レクリエーション、芸術表現のための車両空間のリミックスや再生、 そし て再プログラミングの世界的な実験において開花しました。 この計画は 地球上で永続的に居住する、 あらゆる大陸にある、数十の国の、何百も の都市で毎年起こっています。 1
See Donald Shoup, The High Cost of Free Parking , (Amer. Planning Assn., 2011)