三茶のミライ・アクションアイデア集-アクションの可能性を示すパタンランゲージ-

三茶のミライ・アクションアイデア集 -アクションの選択肢を示すパタンランゲージ-

Collection of Future Action Ideas for Sangenjaya

-Pattern Language for Presenting Action Alternatives-

第１章｜「三茶のミライ・アクション集」の趣旨１-１.プレイスメイキング三軒茶屋について

１-２.プレイスメイキングとは１-３.「三茶のミライ・アクション集」の目的１-４.「三茶のミライ・アクション集」の位置付け

第２章｜「三茶のミライ・アクション集」の策定経緯２-１.「パタンランゲージ」のつくり方２-２.住民のニーズを把握する -プレイスメイキングデイズ in 三軒茶屋２-３.屋外空間の可能性を評価する-プレイスサーベイ２-４.未来像実現の可能性の高い場所の抽出-ポテンシャルプレイス２-５.具体的なアクションを考える-プレイス・ゲームサンチャ-

第３章｜アクション集の内容

３-１.住民のアイデアの体系化３-２.パタンランゲージの使い方３-３.パタンランゲージの内容　　　パターン01）～パターン28）

３-４.場所ごとのアクションのパターン　　　A：三茶パティオ～ H：栄通り第４章｜おわりに

４-１.総括

４-２.今後の展望

参考文献一覧

出典一覧

第1章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」　　　　の趣旨

１-１.プレイスメイキング三軒茶屋について１-２.プレイスメイキングとは１-３.「三茶のミライ・アクション集」の目的１-４.「三茶のミライ・アクション集」の位置付け

第１章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の趣旨１-１.プレイスメイキング三軒茶屋について

プロジェクトの背景及び目的

三軒茶屋駅周辺は、下北沢駅周辺及び二子玉川駅周辺に並び、世田谷区都市整備方針において、商業・業務・文化などの機能が充実した「広域生活・文化拠点」として位置づけられている。1996年には市街地再開発事業により完成したキャロットタワーと共に地下道の整備や歩道拡幅整備等がなされ、歩行者の利便性も向上し、区内外から人を集めていた。しかし、これ以降に公共空間の新たな創出や再開発などの大規模な市街地更新がなされておらず、まちの滞在性や回遊性、防災性に課題がある。

そこで、これまでのまちづくり活動の展開と課題解決にあたって、ソフトとハードが一体となった総合的なまちづくりを進めるべく、区民・事業者・世田谷区が連携してまちづくりを進める「三軒茶屋駅周辺まちづくり基本方針」を2018年に策定し、「進化し続ける交流のまち『三茶Crossing』といったビジョンを掲げた。その後、このビジョンを実現するべく、三軒茶屋駅周辺に関わる多様な主体と共に「まちの未来像実現のための取組み」を共有し、ソフトとハードが一体となったまちづくりの進め方を示した「三軒茶屋駅周辺まちづくり基本計画（以下、「三茶のミライ」）を2022年に策定した状況にある。

そこで、これまでのまちづくり活動の展開と課題解決にあたって、ソフトとハードが一体となった総合的なまちづくりを進めるべく、区民・事業者・世

田谷区が連携してまちづくりを進める「三軒茶屋駅周辺まちづくり基本方針」を2018年に策定し、「進化し続ける交流のまち『三茶Crossing』といったビジョンを掲げた。その後、このビジョンを実現するべく、三軒茶屋駅周辺に関わる多様な主体と共に「まちの未来像実現のための取組み」を共有し、ソフトとハードが一体となったまちづくりの進め方を示し

た「三軒茶屋駅周辺まちづくり基本計画（以下、「三茶のミライ」）を2022年に策定した状況にある。

しかし、この「三茶のミライ」には未来像が掲載され、実現するためのアクションが描かれているが、三軒茶屋のどこで未来像を実現するのか「場」（以下、プレイス）に関する記載がなく、今後も未来像実現に向けたアクションを続けていくためには具体的なプレイスとアクションを紐づけていく必要があると考えられる。なお、三軒茶屋の一部のプレイスを舞台に社会実験を実施している現状にある。

そこで、プレイスメイキング三軒茶屋では、「三茶のミライ実現」に向けた調査・研究活動を行い、三軒茶屋におけるプレイスとアクションの可能性を明らかにする。

図１-１.三茶のミライ　出典：三茶のミライ

図１-３.三茶のミライに掲載されている将来像を実現した姿出典：三茶のミライ図１-２.上位計画と「三茶のミライ」の関係出典：三茶のミライ

第１章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の趣旨

プロジェクトの体制

プロジェクトの体制について三茶のミライ事務局　プロジェクトの体制を右図に整理した。プロジェクトの体制としては、「世田谷区｠世田谷総合支所街づくり課」及び「株式会社都市環境計画研究所」と「日本大学理工学部建築学科都市計画研究室（泉山ゼミ）」、「一般社団法人ソトノバ」の連携により実施する。

プロジェクトの体制を右図に整理した。プロジェクトの体制としては、「世田谷区｠世田谷総合支所街づくり課」及び「株式会社都市環境計画研究所」と「日本大学理工学部建築学科都市計画研究室（泉山ゼミ）」、「一般社団法人ソトノバ」の連携により実施する。

社会実験の実施等、「三茶のミライ」実現に向けた取り組みプロジェクトの体制について三茶のミライ事務局

各主体の役割について

各主体の役割について　各主体の役割は、世田谷区と都市環境計画研究所の連携により、三茶のミライ事務局として「三茶のミライ」実現に向けた運営を行い、まちづくり会議の企画・実施や三軒茶屋におけるステークホルダー間の調整等を行う。日本大学理工学部建築学科都市計画研究室（泉山ゼミ）と一般社団法人ソトノバは、「プレイスメイキング三軒茶屋」の研究調査主体として、「三茶のミライ」実現に向けた、三軒茶屋における屋外空間の研究調査を行う。

都市環境計画研究所世田谷区まちづくり会議の企画・実施三軒茶屋におけるステークホルダー間の調整

社会実験の実施等、「三茶のミライ」実現に向けた取り組み

「プレイスメイキング三軒茶屋」研究調査主体

各主体の役割は、世田谷区と都市環境計画研究所の連携により、三茶のミライ事務局として「三茶のミライ」実現に向けた運営を行い、まちづくり会議の企画・実施や三軒茶屋におけるステークホルダー間の調整等を行う。日本大学理工学部建築学科都市計画研究室（泉山ゼミ）と一般社団法人ソトノバは、「プレイスメイキング三軒茶屋」の研究調査主体として、「三茶のミライ」実現に向けた、三軒茶屋における屋外空間の研究調査を行う。

三軒茶屋における屋外空間の研究及び調査「プレイスメイキング三軒茶屋」研究調査主体

日本大学理工学部建築学科都市計画研究室（泉山ゼミ）

三軒茶屋における屋外空間の研究及び調査

一般社団法人ソトノバ

図１-４.プロジェクト体制図出典：都市環境計画研究所ロゴ：都市環境計画研究所世田谷区ロゴ：世田谷区

プロジェクトの対象地

対象地は「三茶のミライ」で指定された三軒茶屋交差点を中心とした300m圏内を基本とする 1）。

対象地は「三茶のミライ」で指定された三軒茶屋交差点を中心とした 300m 圏内を基本とする。

三軒茶屋ふれあい広場

図１-４.プロジェクト体制図出典：都市環境計画研究所ロゴ：都市環境計画研究所世田谷区ロゴ：世田谷区昭和女子大学

世田谷郵便局西太子堂駅こどものひろば公園

図１-５.プロジェクトの対象地

第１章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の趣旨プロジェクトの目標と活動内容

プロジェクト全体の目標

プロジェクト全体の目標（予定）は、2024年度以降に地域を主体とした持続可能なまちづくり推進体制の構築を目指すこととしている。

プレイスメイキング三軒茶屋の活動内容

プレイスメイキング三軒茶屋の活動内容　プレイスメイキング三軒茶屋では、図１-６の通り、 2022年から２ヵ年に渡ってプロジェクトを実施した。

プレイスメイキング三軒茶屋では、図１-６の通り、 2022年から２ヵ年に渡ってプロジェクトを実施した。

2022年度は、三軒茶屋におけるポテンシャルプレイスの抽出を目標としており、併せて、プレイスカルテの作成及びプレイスの可能性の検討を行った。

2023年度は、「三茶のミライ」実現に資する具体的なアクションのパタンランゲージ「アクション集」の策定を目標とし、2022年度に抽出したポテンシャルプレイスよりプレイス・ゲームを実施し、プレイスに紐付いた具体的なアクションを抽出する。その後、抽出したアクションを体系化し、「アクション集」の取りまとめを行う。

2022年度の活動

第１章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の趣旨プロジェクトの目標と活動内容 2022年度の活動プロジェクト全体の目標

プレイスメイキング三軒茶屋の活動　プレイスメイキング三軒茶屋では、2022 年度目標であるポテンシャルプレイスの抽出にあたり、三軒茶屋のパブリックスペースの洗い出しと周辺住民が愛着を持っているプレイスの把握を目的に、屋外ワークショップ「プレイスメイキングデイズin 三軒茶屋」を実施した。加えて、三軒茶屋のプレイスの評価を行う「プレイスサーベイ」を実施した。

三軒茶屋駅周辺のまちづくりの動き　三軒茶屋駅周辺のまちづくりの動きとしては、「三軒茶屋駅周辺まちづくり会議」を２回、社会実験を４回実施した。

社会実験は主に大学（国士舘大学理工学部西村亮彦・都市デザイン研究室）との連携により、茶沢通りや三軒茶屋ふれあい広場などの「三茶のミライ」の範囲内のパブリックスペースで行われた。また、 2023年３月に実施された社会実験では、「第６回三軒茶屋駅周辺まちづくり会議」で出た意見を可能な範囲で反映した社会実験が実施された。

2022

（年度）

プレイスメイキング三軒茶屋の目標及び計画プロジェクト全体の目標

ポテンシャルプレイス抽出に併せて、プレイスカルテの作成及びプレイスの可能性の検討を行う。

目標：ポテンシャルプレイスの抽出 2023目標：アクション集の策定

目標：ポテンシャルプレイスの抽出

2023目標：アクション集の策定ポテンシャルプレイス抽出に併せて、プレイスカルテの作成及びプレイスの可能性の検討を行う。

プレイス・ゲームの実施により、主要なプレイスにおける具体的なアクションのアイデアを取りまとめる。

プレイスメイキング三軒茶屋の目標及び計画プロジェクト全体の目標

プレイス・ゲームの実施により、主要なプレイスにおける具体的なアクションのアイデアを取りまとめる。

2024

以降目標：地域を主体とした持続可能な

以降目標：地域を主体とした持続可能な　　　まちづくり推進体制の構築

まちづくり推進体制の構築

図１-６.プロジェクトの活動計画

2022.5

第５回三軒茶屋駅周辺まちづくり会議社会実験 2022.9

社会実験 2022.11

プレイスメイキングデイズin三軒茶屋 2023.2

第６回三軒茶屋駅周辺まちづくり会議 2023.2

プレイスサーベイ 2022.3

第６回三軒茶屋駅周辺まちづくり会議 2023.2 プレイスサーベイ 2022.3

社会実験（SANCHA STREET TERRACE）

三軒茶屋での動きプレイスメイキング三軒茶屋の活動図１-７.2022年度の活動

社会実験（SANCHA STREET TERRACE）三軒茶屋での動きプレイスメイキング三軒茶屋の活動図１-７.2022年度の活動

第１章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の趣旨

2023年度の活動

プレイスメイキング三軒茶屋の活動

プレイスメイキング三軒茶屋では、2023年度「アクション集」の取りまとめに向けて、2022年度と同様の目的で、第２回目の屋外ワークショップ「プレイスメイキングデイズin三軒茶屋」、プレイスの評

価を行う「プレイスサーベイ」実施した。加えて、計２回の「プレイスメイキングデイズin三軒茶屋」及び「プレイスサーベイ」の結果から対象地を選定し、場所の、短期的・長期的アクションの提案を行う参加型のワークショップ「プレイス・ゲームサンチャ」を実施した。

三軒茶屋駅周辺のまちづくりの動き

三軒茶屋駅周辺のまちづくりの動き　三軒茶屋駅周辺のまちづくりの動きとしては、「三軒茶屋駅周辺まちづくり会議」を２回、社会実験を４回実施した。

三軒茶屋駅周辺のまちづくりの動きとしては、「三軒茶屋駅周辺まちづくり会議」を２回、社会実験を４回実施した。

社会実験は、いずれも大学（国士舘大学理工学部西村亮彦・都市デザイン研究室）との連携により、茶沢通りで実施された。三軒茶屋駅周辺の、座ってくつろげるような場所（滞留空間）が少ない課題に対し、マーケットへの来場者や来街者のための休憩スペースとして人工芝やイス等を道路上に設置し、一時的に滞在性を向上させる取り組みとして実施された。

2023.5

・社会実験（SANCHA STREET TERRACE）

2023.6

・プレイスメイキングデイズin三軒茶屋・プレイスサーベイ

2023.7

・社会実験（SANCHA STREET TERRACE）

2023.9

・社会実験（SANCHA STREET TERRACE）

2023.10

・プレイス・ゲームサンチャ

（第７回三軒茶屋駅周辺まちづくり会議）

2023.10

・三茶のミライPRプロジェクト「三茶の昔からミライを考える」

2024.3

・第８回三軒茶屋駅周辺まちづくり会議・社会実験（SANCHA STREET TERRACE）

三軒茶屋での動きプレイスメイキング三軒茶屋の活動図１-８.2023年度の活動

第１章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の趣旨

第１章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の趣旨１-２.プレイスメイキングとは

プレイスメイキングとはプレイス戦略（プレイスビジョン)とは

プレイスメイキングとは、地域コミュニティを中心にパブリックスペースを再考し、特別な場へと変えていくための考え方およびプロセスである。「コミュニティの中心としてパブリックスペースを再考し、改革するために人々が一緒に集まって描く共通の理念」として位置づけられている。

プレイスメイキングの実践と普及に取り組むアメリカの非営利団体「Project for Public Spaces(PPS)」は、成功をもたらしうるパブリックスペースの共通の性質として「アクセスと接続」、「利用と活動」、「快適さと印象」、「社交性」という４つがあるとし、場の評価をするうえでのツールとして「プレイス・ダイアグラム」を示している。

プレイスメイキングとはプレイス戦略（プレイスビジョン)とは

プレイス戦略とは、実際のアクションに向け、プレイスの方向性や使い方を示したものである。プレイスメイキングプロセス（次項参照）のステップ３の段階に値するが、ステップ２においてプレイスの評価および関係者の巻き込みツールとして実施する「プレイス・ゲーム」等を経て作成していく。空間のデザインには、「Power of 10+」（次項参照）の考え方が有効とされており、この考え方に基づき10 以上の目的性のある場所と、それぞれに10 以上の活動を位置付けていく。

また、空間を活性化し、良好な状態を維持するためには、マネジメントの組織（ステークホルダー）を位置付けていくことも重要である。

図１-９.プレイス・ダイアグラム出典：プレイス・ゲーム｜プレイスメイキング・ガイド

図１-10.デトロイトのプレイス戦略出典：アメリカ・デトロイト市 A Place Making Vision For Downtown Detroit

図１-11.Power of 10+に基づくプレイス戦略出典：アメリカ・デトロイト市 A Place Making Vision For Downtown Detroit

第１章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の趣旨

プレイスメイキングのプロセス及びプレイス・ゲームについて

第１章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の趣旨プレイスメイキングのプロセス及びプレイス・ゲームについて

プレイスメイキングのプロセスについて

プレイスメイキングのプロセスは、必ずしも同じ順序で行われるわけではないが、PPS によれば、大きく 5 つのステップがあるとし、場所の観察、計画、空間の具現化により多くの人々を巻き込むことが重要であるとしている。

プレイス・ゲームについて　プレイスメイキングの中で使われる手法の一つである。市民や関係者を巻き込んで、どのような場所を目指してアクションをとっていけば良いのかを、導き出すプレイスを診断・評価するまちあるきとワークショップを実施する。

プレイスメイキングのプロセスでは、5 つのステップのなかのStep２に定められている。プレイスゲームの結果を元に、ビジョンと戦略マネジメントの策定へと繋げていく。

豊かな都市・地域の概念「Power of 10+」

PPSによれば、豊かな都市・地域には10 種類以上の目的地が連続的に近接し、各目的地はもっと小さな10 種類以上の場所によって構成され、それぞれの場所は10 種類以上の人々が携われる活動や行為（アクティビティ）を提供する必要があるとし、その考え方を「Power of10+」と呼ぶ。

PPSによれば、豊かな都市・地域には10 種類以上の目的地が連続的に近接し、各目的地はもっと小さな10 種類以上の場所によって構成され、それぞれの場所は10

種類以上の人々が携われる活動や行為（アクティビティ）を提供する必要があるとし、その考え方を「Power of10+」と呼ぶ。

三軒茶屋にPower of 10+を落とし込んでみると、

Step1

コミュニティに出会い、ステークホルダーを特定する

ここがプレイス・ゲーム

Step2

場所を評価し、問題を明らかにする

Step３

ビジョンと戦略マネジメント

Step４

短期間の実験

Step５

継続的な再評価と長期的な改善

図１-12.プレイスメイキングのプロセス出典：プレイス・ゲーム｜プレイスメイキング・ガイド

都市・地域は、三軒茶屋エリアのことを示し、そのエリア内には10カ所の目的地（例えば、三軒茶屋ふれあい広場など）となる場所がある。さらに、その目的地には人々が10 種類以上のアクティビティを行う場（例えば、遊ぶ場、会話する場など）がある。このように、目的地と目的地でのアクティビティの増加を測ることが重要である。（図１-13）。

都市・地域（CITY/REGION）プレイス（PLACE）

三軒茶屋にPower of 10+を落とし込んでみると、三軒茶屋エリア

目的地（DESTINATION）

目的地（DESTINATION） 10以上の目的地が集まる場10以上のプレイスが集まる場10種類以上のアクティビティを行う場

10以上の目的地が集まる場10以上のプレイスが集まる場10種類以上のアクティビティを行う場

三軒茶屋ふれあい広場遊ぶ・休憩・会話する

図１-13.三軒茶屋におけるPower of 10+の考え方

第１章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の趣旨１-３.三茶のミライ・アクションアイデア集」策定の目的１-４.三茶のミライ・アクションアイデア集」の位置付け

策定の目的

「三茶のミライ」には、未来像を実現するためのアクションが描かれているが、三軒茶屋のどこで実現するのかという「場所（以下、プレイス）」に関する記載がない。今後も未来像実現に向けたアクションを続けていくためには具体的なプレイスとアクションを紐づけていくことが必要である。

そこで、　「三茶のミライ・アクションアイデア集」では、「三茶のミライ」に示す未来像実現にむけた、ソフトとハードが一体となったまちづくりの具体化として、地域の声を拾い集め、三軒茶屋駅周辺のプレイスと紐付いた具体的なアクションの選択肢を整理した。あらゆる主体が、未来像実現にむけた「アクションを実施する」或いは「アクションへ参加する」ことをサポートすることを目的としている。

「三茶のミライ・アクションアイデア集」には、三軒茶屋駅周辺の８つのプレイス※に紐付いた、全28 のアクションの選択肢を示すパタンランゲージが示されている。各パターンには、プレイスの空間タイプ、アクション実施までの期間、アクション実施の際の関係者、未来像との結びつき等の情報が整理されている（図1-９）。各主体が、自身の状況や希望と照らし合わせ、主体的にまちづくりへと参加することできるよう、パターンごとに情報が整理されている。

※：８つのプレイスは、地域利用者のニーズ調査及び調査研究主体の調査の基、「三茶のミライ」実現に資する箇所を選定した。（選定方法については、２章に記載）

こんな取り組みをやってみたい！

この場所をもっと良くしたい！

この空間でできるアクションはなんだろう？すぐにアクションを起こしたい！

自分達が関われるアクションはなんだろう？

このミライを実現したい！

図１-14.アクションのパターンと整理されている情報の一例

第１章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の趣旨１-３.三茶のミライ・アクションアイデア集」策定の目的１-４.三茶のミライ・アクションアイデア集」の位置付け

上位計画との位置付け三茶のミライ

「三茶のミライ」は、基本方針に示すまちのビジョン「進化し続ける交流のまち『三茶Crossing』」の実現に向けて、様々な分野が横断的に包括され、多様な主体が連携したまちづくりの取組みを行うための「みんなの計画」であるということを基本理念とし、「まちの未来像」「まちの未来像実現のための取組み」「まちの未来像実現に結び付くまちの空間デザイン」「まちづくり推進プロセス」を示すものである。

三軒茶屋駅周辺では、「三茶のミライ」を基に、ソフトとハードが一体となったまちづくりの具体化につながる社会実験の実施とともに、まちづくり会議などにおける情報共有や検討を積み重ね、まちづくりの気運と熟度を高め、推進体制を構築していく。

東京都

2014年：防災街区整備計画

2015年：住宅市街地の開発整備の方針

2017年：都市づくりのグランドデザイン

2022年：都市計画区域の整備、開発及び　　　保全の方針

都市再開発の方針

国土交通省

三茶のミライ・アクションアイデア集

「三茶のミライ・アクションアイデア集」は、「三茶のミライ」に示す「まちの未来像」実現にむけた、ソフトとハードが一体となったまちづくりの具体化として、具体的なアクションの選択肢と三軒茶屋駅周辺の場所（プレイス）を紐付けて整理したものである（図１-10）。

作成に当たっては、「三茶のミライ」の多様な主体が連携したまちづくりの取組みを行うための「みんなの計画」であるという基本理念に基づき、地域の多様な人々の意見・要望を吸い上げ、多様な主体が連携したまちづくりのアクションのパターンを示している。

2013年：基本構想 2014年：基本計画

世田谷区

都市再開発の方針世田谷区

2015年：都市整備方針その他の方針・計画

分野別方針・計画

2019年：三軒茶屋駅周辺まちづくり基本方針

2011年：道路占用許可の特例

2017年：都市公園の占用許可の特例

2019年：まちなかウォーカブル推進　　　　プログラム

2019年：まちなかウォーカブル推進

プログラム

2020年：まちなかの居心地の良さを測る　　　　指標

2020年：まちなかの居心地の良さを測る

指標

歩行者利便増進道路制度　　　　（ほこみち）

歩行者利便増進道路制度

（ほこみち）

図１-15.上位計画と「三茶のミライ・アクション集」の位置付け

2022年：三茶のミライ

（三軒茶屋駅周辺まちづくり基本計画） 2024年　三茶のミライ・

図１-15.上位計画と「三茶のミライ・アクション集」の位置付け

（三軒茶屋駅周辺まちづくり基本計画） 2024年　三茶のミライ・アクションアイデア集 NEW!

NEW! 具体化に向けた取組み

具体化に向けた取組み

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」　　　　の策定経緯

２-１.「パタンランゲージ」のつくり方

２-１.屋外空間を把握する-パブリックスペースリサーチ２-２.利用者のニーズを把握する

-プレイスメイキングデイズin三軒茶屋２-３.屋外空間の可能性を評価する-プレイスサーベイ２-４.未来像実現の可能性の高い場所を抽出する

-ポテンシャルプレイス２-５.具体的なアクションを考える

２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯２-１.「パタンランゲージ」のつくり方

パタンランゲージ作成の流れ

アクションの選択肢を示すパタンランゲージ（28個）は、地域利用者のニーズ調査及び調査研究主体の調査の基、「三茶のミライ」実現に資する箇所を選定した後、住民のアクションのアイデアを整理し、作成した。（図２-５）

①アクションを紐付け整理する場の候補（プレイスゲーム候補地）を選定する

はじめに、　　パブリックスペースリサーチを行い、三軒茶屋周辺の屋外空間の数及び位置を把握した。その後、屋外ワークショップ　　「プレイスメイキングデイズin三軒茶屋」を実施し、地域利用者の屋外空間へのニーズを把握した。以上２つの取り組みの結果から、プレイス・ゲームを開催する候補地（21箇所）を選定した。

③具体的なアクションを考え紐付ける場所（プレイスゲーム対象地）を選定する

プレイス・ゲーム候補地（21箇所）の内、❶三茶のミライ」対象範囲内であること、❷長期的なまちづくりのアクションの検討に資する屋外空間であることの２点を選定基準とし、具体的なアクションを考え紐付けるプレイスゲームの対象地（８箇所）を選定した。

図２-１.プレイスメイキングデイズin三軒茶屋の様子

図２-１.プレイスメイキングデイズin三軒茶屋の様子図２-３.プレイスゲームの候補地（21箇所）

②未来像実現の可能性の高い場所を抽出するプレイス・ゲームを開催する候補地（21箇所）を選定した後、調査研究主体で屋外空間を評価する。

プレイスサーベイを実施し、屋外空間の持つ可能性を調査した。以上の　　プレイスサーベイの結果と　　「プレイスメイキングデイズin三軒茶屋」の結果から、「三茶のミライ」に示される未来像実現の可能性の高い場所　　ポテンシャルプレイス（11 箇所）を抽出した。

図２-３.プレイスゲームの候補地（21箇所）

④具体的なアクションを考え、アイデアを整理する

プレイスゲームの対象地（８箇所）を対象に、参加型ワークショップ　　「プレイス・ゲームサンチャ」を実施し、対象地ごとにまちづくりの具体的なアクションを検討した。その後、　　プレイス・ゲームで参加者より得られたアクションのアイデアを体系化し整理し、　　アクションの選択肢を示すパタンランゲージ（28パターン）を作成した。

④具体的なアクションを考え、アイデアを整理するプレイスゲームの対象地（８箇所）を対象に、参加型ワークショップ　　「プレイス・ゲームサンチャ」を実施し、対象地ごとにまちづくりの具体的なアクションを検討した。その後、　　プレイス・ゲームで参加者より得られたアクションのアイデアを体系化し整理し、　　アクションの選択肢を示すパタンランゲージ（28パターン）を作成した。

２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

2-2 2-3

利用者の「お気に入りの場所」得票数２票以上の屋外空間 2-2 2-3

屋外空間を把握する-パブリックスペースリサーチ-　（56箇所）プレイス・ゲーム候補地（21箇所）

屋外空間を把握する-パブリックスペースリサーチ-　（56箇所）

「三茶のミライ」対象範囲内の屋外空間

利用者のニーズを把握する -プレイスメイキングデイズ in 三軒茶屋-

利用者の「お気に入りの場所」得票数２票以上の屋外空間

プレイス・ゲーム候補地（21箇所）

2-3

利用者のニーズを把握する -プレイスメイキングデイズ in 三軒茶屋-

「三茶のミライ」対象範囲内の屋外空間

2-4

屋外空間の可能性を評価する -プレイスサーベイ -

評価値が、全対象地の評価値の平均以上の屋外空間

2-5

未来像実現の可能性の高い場所の抽出-ポテンシャルプレイス-（11箇所）

2-6

３章

【凡例】

❶「三茶のミライ」対象範囲内の屋外空間（原則） ❷長期的なまちづくりのアクションの検討に資する屋外空間

具体的なアクションを考える -プレイス・ゲーム

❶「三茶のミライ」対象範囲内の屋外空間（原則） ❷長期的なまちづくりのアクションの検討に資する屋外空間アクションの選択肢を示すパタンランゲージ（28パターン）

具体的なアクションを考える

参加者のアクションのアイデアを体系化し整理

アクションの選択肢を示すパタンランゲージ（28パターン）

【凡例】

XX ：本アクション集で詳細を記載している箇所

図２-５.「アクションの選択肢を示すパタンランゲージ」作成までの流れ

：作成における手法（実施事項）：選定の基準

第２章｜「三茶のミライ・アクション集」の策定経緯

第２章｜「三茶のミライ・アクション集」の策定経緯２-２.屋外空間を把握する

-パブリックスペースリサーチ-

目的及びリサーチの概要

三軒茶屋におけるパブリックスペースを把握するために、三軒茶屋に位置するパブリックスペースの整理及び三軒茶屋の既存のパブリックスペースの活用事例の整理を行った。

調査方法は世田谷区提供の「区の所有する街づく

り事業用地の箇所図」及び「三軒茶屋駅周辺の広場・施設マップ図」、また世田谷区ホームページに公開されている「世田谷区都市公園等配置図」、「都市公園一覧リスト」、「都市公園以外の公園・広場一覧リスト」等の文献を用いて整理を行った。加えて、パブリックスペースの利活用事例についてはWEB情報をもとに利活用事例を把握した。

目的及びリサーチの概要パブリックスペースの利活用事例の整理

り事業用地の箇所図」及び「三軒茶屋駅周辺の広場・施設マップ図」、また世田谷区ホームページに公開されている「世田谷区都市公園等配置図」、「都市公園一覧リスト」、「都市公園以外の公園・広場一覧リスト」等の文献を用いて整理を行った。加えて、パブリックスペースの利活用事例についてはWEB情報をもとに利活用事例を把握した。

パブリックスペースの整理

三軒茶屋におけるパブリックスペースをプロットした（図２－12）。

「三茶のミライ」の範囲（三軒茶屋駅から半径 300m圏内）では、合計10箇所のパブリックスペースがある。10箇所のうち８箇所が国道246号より北側に集中しており、国道246号より南側には三角地（09）と太子堂一丁目公園(10)の２箇所のみであることがわかる。

一方で、範囲外には世田谷公園やこどものひろば公園、烏山川緑道など、広大な面積で、人々の利用が多いことが想定されるようなパブリックスペースが見られる。また、範囲外においても国道246号より北側はパブリックスペースが密集していることがわかる。

○三茶パティオ（01）「まちかどコンサート」などが行われることもあるが、基本的には通行に利用されている。

図２-６.三茶パティオ

○烏山川緑道(12) マルシェやフリーマーケットを含めた「三軒茶屋まち道楽」などのイベントが行われている。

図２-９.三軒茶屋まち道楽出典：三軒茶屋まち道楽

○三軒茶屋ふれあい広場(03) 全国各地の物産展や「have a goood MARKET」など多くのイベントが行われている。

○茶沢通り

日曜日と祝日の 13:00-17:00 に歩行者天国が実施されている。その他、国士舘大学による道路活用の社会実験やイベントが行われている。

図２-７.have a goood MARKET 出典：3CHA WORK TOKYO

○茶沢通り日曜日と祝日の 13:00-17:00 に歩行者天国が実施されている。その他、国士舘大学による道路活用の社会実験やイベントが行われている。

図２-７.have a goood MARKET 出典：3CHA WORK TOKYO

○こどものひろば公園(14)

毎年夏の「水かけ祭り」や、災害時の広域給水拠点になっていることから防災にちなんだイベントも行われている。

○こどものひろば公園(14) 毎年夏の「水かけ祭り」や、災害時の広域給水拠点になっていることから防災にちなんだイベントも行われている。

図２-10.水かけ祭り出典：onepasspromotion

図２-８.道路活用の社会実験出典：世田谷区

○世田谷公園(15)

国士舘大学と昭和女子大学の共催でで「あおぞら図書館」などのイベントが行われている。

○世田谷公園(15) 国士舘大学と昭和女子大学の共催でで「あおぞら図書館」などのイベントが行われている。

図２-11.あおぞら図書館出典：MISHUKU R.420

第２章｜三軒茶屋を知る｜「三茶のミライ・アクション集」の策定経緯

図２-12.三軒茶屋におけるパブリックスペース

まとめ

本章では三軒茶屋におけるパブリックスペース及びその利活用事例の整理を行い、三軒茶屋のパブリックスペースを把握した。

第２章｜三軒茶屋を知る｜「三茶のミライ・アクション集」の策定経緯　本章では三軒茶屋におけるパブリックスペース及びその利活用事例の整理を行い、三軒茶屋のパブリックスペースを把握した。

三軒茶屋周辺には、56箇所のパブリックスペースが存在し、中でも「三茶のミライ」の範囲内には10 箇所のパブリックスペースが存在することがわかった。

加えて、利活用事例を整理したところ、ある程度面積が大きな公園や広場が、イベント実施を中心にされていることがわかった。まとめ

三軒茶屋周辺には、56箇所のパブリックスペースが存在し、中でも「三茶のミライ」の範囲内には10 箇所のパブリックスペースが存在することがわかった。

加えて、利活用事例を整理したところ、ある程度面積が大きな公園や広場が、イベント実施を中心にされていることがわかった。

図２-13.世田谷公園

２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯２-３.利用者のニーズを把握する-プレイスメイキングデイズin三軒茶屋-

２-３.利用者のニーズを把握する-プレイスメイキングデイズin三軒茶屋-

プレイスメイキングデイズin三軒茶屋の概要及び方法　世田谷区三軒茶屋において、2022 年11 月、2023 年６月の計２回、住民や来訪者の愛着からプレイスメイキングの可能性を探るワークショップ「プレイスメイキングデイズin三軒茶屋」を実施した。

プレイスメイキングデイズin三軒茶屋の概要及び方法　世田谷区三軒茶屋において、2022 年11 月、2023

年６月の計２回、住民や来訪者の愛着からプレイスメイキングの可能性を探るワークショップ「プレイスメイキングデイズin三軒茶屋」を実施した。

三軒茶屋内外の居住者かつ幅広い年齢層の参加によって、三軒茶屋における公共空間へのニーズや今後の可能性に対する意見を集めた。

プレイスメイキングデイズの目的

プレイスメイキングデイズの目的　参加型のワークショップを通じ、三軒茶屋における、住民や来訪者の公共空間へのニーズを明らかにする。それにより、三軒茶屋におけるプレイスメイキングの可能性を探る。

参加型のワークショップを通じ、三軒茶屋における、住民や来訪者の公共空間へのニーズを明らかにする。それにより、三軒茶屋におけるプレイスメイキングの可能性を探る。

プレイスメイキングデイズin三軒茶屋 ◯プレイスメイキングデイズin三軒茶屋・概要

プレイスメイキングデイズin三軒茶屋三軒茶屋のプレイスメイキングの可能性を探る ◯プレイスメイキングデイズin三軒茶屋・概要

11 27 日日 / 13:00-16:15

三軒茶屋ふれあい広場 @@ 2022 / SNS 発信歓迎。共通ハッシュタグ　# プレイメイキング三軒茶屋 # プレイスメイキング # 三茶のミライ

世田谷区太子堂２丁目１７－１

三軒茶屋ふれあい広場 @@ 2022 / SNS 発信歓迎。共通ハッシュタグ　# プレイメイキング三軒茶屋 # プレイスメイキング # 三茶のミライ

申し込み：不要、参加費無料。ご気軽にご参加ください。

※小雨決行、荒天中止 ※マスク着用、手指消毒など新型コロナウイルス感染拡大防止対策へのご協力をお願いいたします。

申し込み：不要、参加費無料。ご気軽にご参加ください。 ※小雨決行、荒天中止 ※マスク着用、手指消毒など新型コロナウイルス感染拡大防止対策へのご協力をお願いいたします。

◯趣旨・目的

「プレイスメイキングデイズin三軒茶屋」は、三軒茶屋周辺に住む住民や訪れた来訪者にとって、三、し握把を」間空共公るめ求に屋茶軒三「、」所場いしほてし善改「や」所場のり入に気お「るけおに屋茶軒プレイス（＝場所）のポテンシャルを調査することを目的としています。　ご関心の方は、ぜひ「三軒茶屋ふれあい広場」にお越しください。

「プレイスメイキングデイズin三軒茶屋」は、三軒茶屋周辺に住む住民や訪れた来訪者にとって、三、し握把を」間空共公るめ求に屋茶軒三「、」所場いしほてし善改「や」所場のり入に気お「るけおに屋茶軒プレイス（＝場所）のポテンシャルを調査することを目的としています。

ご関心の方は、ぜひ「三軒茶屋ふれあい広場」にお越しください。

◯実施内容

「プレイスメイキングデイズin三軒茶屋」では、三軒茶屋ふれあい広場にて、三軒茶屋のプレイス（＝場所）について考えるワークショップを実施いたします。

1.「三軒茶屋のお気に入りの場所を探そう」フィーリングボード

実施概要（第１回）

日程：2022 年11 月27 日（日）13:00-16:15

場所：三軒茶屋ふれあい広場前

主催：プレイスメイキング三軒茶屋

日本大学理工学部建築学科都市計画研究室（泉　　　山ゼミ）

協力：世田谷区世田谷総合支所まちづくり課

実施概要（第２回）

2.「居心地のいい場所を探そう」インスピレーションボード

3.「三軒茶屋の場所の可能性を考えよう」ポテンシャルボード

プレイスメイキングデイズイメージ※

主催：協力：

プレイスメイキング三軒茶世田谷区屋

日本大学理工学部建築学科都市計画研究室（泉山ゼミ） 7690-9523-30：

お問い合せ：

日本大学理工学部建築学科都市計画研究室（泉山ゼミ） 7690-9523-30：

お問い合せ：

leT｜）ミゼ山泉（室究研画計市都科学築建部学工理学大本日 Mail：sangenjaya@urbandesignplanning.jp

日程：2023年6 月24 日（日）13:00-16:15

場所：三角スペース（世田谷区三軒茶屋1-35-1前）主催：プレイスメイキング三軒茶屋

日本大学理工学部建築学科都市計画研究室　　　（泉山ゼミ）

一般社団法人ソトノバ協力：世田谷区世田谷総合支所まちづくり課　　　（株）都市環境計画研究所

方法

３種類のワークショップボードやアンケートにより、住民や来訪者の三軒茶屋の公共空間に関するニーズやプレイスの可能性の意見を集めた。

事前告知として、Instagram やX （旧Twitter）、日本大学理工学部建築学科都市計画研究室（泉山ゼミ）の HPにおいて情報発信を行った。

図２-14.プレイスメイキングデイズ in 三軒茶屋告知ポスター（第１回）

図２-15.プレイスメイキングデイズ in 三軒茶屋告知ポスター（第２回）

三種類のワークショップボードの目的及び方法

「三軒茶屋のお気に入りの場所を探そう」

フィーリングボード

【方法】

航空写真から、三軒茶屋における「お気に入りの場所」や「改善してほしい場所」を選択してもらう。

【目的】

三軒茶屋の住民や来街者にとっての三軒茶屋における愛着のある場や、三軒茶屋における公共空間の課題を把握する。

「居心地の良い場所を探そう」インスピレーションボード

「居心地の良い場所を探そう」

【方法】

インスピレーションボード【方法】

世界中の公共空間活用の事例写真から、「居心地の良い空間」「三軒茶屋にあったら良い空間」をが選択してもらう。

【目的】

三軒茶屋の住民や来街者にとっての三軒茶屋における「三軒茶屋に求める空間」を把握する。

「三軒茶屋の場所の可能性を考えよう」

ポテンシャルボード

【方法】

インスピレーションボードで回答した「三軒茶屋

に求める空間」を三軒茶屋のどの場所に求めるか、どの場所でできそうかを選択してもらう。

インスピレーションボードで回答した「三軒茶屋に求める空間」を三軒茶屋のどの場所に求めるか、どの場所でできそうかを選択してもらう。

【目的】

三軒茶屋の住民や来街者にとっての三軒茶屋にお

ける「三軒茶屋に求める空間」の実現可能性や三軒茶屋の公共空間の可能性を把握する。

三軒茶屋の住民や来街者にとっての三軒茶屋における「三軒茶屋に求める空間」の実現可能性や三軒茶屋の公共空間の可能性を把握する。

２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

図２-16.フィーリングボードの様子

図２-17.インスピレーションボードの様子

図２-18.ポテンシャルボードの様子

図２-17.インスピレーションボードの様子図２-18.ポテンシャルボードの様子図２-16.フィーリングボードの様子

２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

フィーリングボードの調査結果

フィーリングボードの調査結果フィーリングボードで得た意見

●フィーリングボードの概要

目的

航空写真から、三軒茶屋における「お気に入りの場所」や「改善してほしい場所」を選択してもらう。

これより、三軒茶屋の住民や来訪者にとっての三軒茶屋における愛着のある場や、三軒茶屋における公共空間の課題を把握する。

これより、三軒茶屋の住民や来訪者にとっての三

軒茶屋における愛着のある場や、三軒茶屋における公共空間の課題を把握する。

方法

①参加者にまちの航空写真を見せ、まちの中の「お気に入りの場所」と「改善してほしい場所」にシールを貼ってもらう。

②「なぜその場所にシールを貼ったのか」の理由を記入する。

図２-19.フィーリングボード

図２-20.フィーリングボードにシールを貼ってもらう様子

意見数が最も多かった場所は、茶沢通りであり、店舗の充実に満足している意見が多く得られた。次いで意見数が多かった場所は烏山川緑道であり、歩きやすい空間であることや居心地の良い空間であるといった意見が多く得られた。

表２-１.フィーリングボードで得た意見一覧

全体的に魅了があるパン屋さんやカフェがある。

全体的に魅了があるパン屋さんやカフェがある。パン・こーーがある。散歩していて楽しい。ホコ天でイスが出るから飲食ができて良い。小さいお店がたくさんある。パン屋、コーヒー屋さんが多い。ホコ天がある商店街で活気が良い。喫煙所がある。車・自転車が多い。素通りするだけで座れる場所ない。リサイクル店など多様なお店がある。多様な店。美味しい店。人が多すぎる。レールが邪魔。まちを分断している。風通し良くしたい。

パン・こーーがある。散歩していて楽しい。

ホコ天でイスが出るから飲食ができて良い。小さいお店がたくさんある。

パン屋、コーヒー屋さんが多い。ホコ天がある商店街で活気が良い。喫煙所がある。車・自転車が多い。素通りするだけで座れる場所ない。リサイクル店など多様なお店がある。多様な店。美味しい店。人が多すぎる。レールが邪魔。まちを分断している。風通し良くしたい。

SEIYU 4階ゲームセンターが良い。

1 ふれあい広場土日イベントが活気があって良い。

1 ふれあい広場土日イベントが活気があって良い。 1 地主方が長くいる。ずっと住んでいて守ってくれている。安全。お店がたくさんあって良い。

色々なお店があって活発！お花屋さんが良い感じ。お店もたくさんあって飽きない。立ち飲みがみ出している。許可取って！車がすぐそを通るから危ない。展望台が良い。人がいっいいて全体的に楽しそう。ツタヤ、ユニクロ、カーシェアがある。買い物ができる。シンボルタワーで遠くからでも三茶と分かる世田谷景色が一望できる。落ち着く。

子どもも遊んでいて賑やか。平和。散歩していて気持ちいい。広い。孫鉄棒を見ている。

1 地主方が長くいる。ずっと住んでいて守ってくれている。安全。お店がたくさんあって良い。色々なお店があって活発！お花屋さんが良い感じ。お店もたくさんあって飽きない。立ち飲みがみ出している。許可取って！車がすぐそを通るから危ない。展望台が良い。人がいっいいて全体的に楽しそう。ツタヤ、ユニクロ、カーシェアがある。買い物ができる。シンボルタワーで遠くからでも三茶と分かる世田谷景色が一望できる。落ち着く。子どもも遊んでいて賑やか。平和。散歩していて気持ちいい。広い。孫鉄棒を見ている。ゆっくりしたい時に行くが良い。お散歩に良い。人が多く楽しそう。ランニングできる。ボーっとできるお店が多くて楽しい飲み屋が多いから大人向け。居酒屋が多くて楽しい。飲み屋がたくさん。近づきがたい。

サニティービールが上手い！ 1

区民センター卓球ができる。 1 テンプル大学基本的にオープンで持ち込みができるカフェテリアがある。 1 車が通らないからランニングに良い。居心地が良い。滞留場所がなくてパソコン・飲食ができない。

ゆっくりしたい時に行くが良い。お散歩に良い。人が多く楽しそう。ランニングできる。ボーっとできるお店が多くて楽しい飲み屋が多いから大人向け。居酒屋が多くて楽しい。飲み屋がたくさん。近づきがたい。サニティービールが上手い！ 1 区民センター卓球ができる。 1 テンプル大学

基本的にオープンで持ち込みができるカフェテリアがある。 1 車が通らないからランニングに良い。居心地が良い。滞留場所がなくてパソコン・飲食ができない。

日大前通り座れるが散歩する時に良い。

なまさ行きつけバーがある。多様なお店がある！

商店街活気がある

日大前通り座れるが散歩する時に良い。 1 なまさ行きつけバーがある。多様なお店がある！ 1 商店街活気がある 1 細い道に入ったところにある古着屋が好き！ストーリー性あるお店がたくさんある。

細い道に入ったところにある古着屋が好き！ストーリー性あるお店がたくさんある。車通りが多くて危ない。

車通りが多くて危ない。

太子堂2-11公園子どもが自由に遊べる安全な公園で良い。 1 いせもと多様な店がある

池尻小学校付近ご飯屋さんがたくさんある通りがある

太子堂2-11公園子どもが自由に遊べる安全な公園で良い。 1 いせもと多様な店がある 1 池尻小学校付近ご飯屋さんがたくさんある通りがある 1

八幡神社犬が入れない。

八幡神社犬が入れない。 1

夜道が怖い。暗くて人気がなくて怖い。

夜道が怖い。暗くて人気がなくて怖い。三角地車多い。 1 世田谷警察署下水が臭い。 1

下水が臭い。

セブン入った駅前ビル駐輪場柵が景観を損なっている。

居酒屋が多い裏道夜道が怖い。

喫煙所がもっと欲しい。

場所コメント

意見数

場所

茶沢通りが最も多くの投票を得ており、「お気に入りの場所」30件、「改善してほしい場所」３件、合計33件の得票数である。次いで多くの票を得たキャロットタワーに関する票は「お気に入りの場所」21件、「改善してほしい場所」１件、計22件の得票数である。

２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯　茶沢通りが最も多くの投票を得ており、「お気に入りの場所」30件、「改善してほしい場所」３件、合計33件の得票数である。次いで多くの票を得たキャロットタワーに関する票は「お気に入りの場所」21件、「改善してほしい場所」１件、計22件の得票数である。

このことから、人や店舗が多く集まる場所が多くの票を集めたと考えられる。そして、茶沢通りやキャロットタワーは三軒茶屋を象徴する場所であることが再認識することができた。

図２-21. 第１回目と２回目のフィーリングボードで得た場所ごとの投票数フィーリングボードで得た投票（お気に入りの場所・改善してほしい場所）

「改善してほしい場所」が「お気に入りの場所」を上回る票を場所に着目すると、「細かい道路空間」が挙げられ「改善してほしい場所」８件の投票を得た。次いで多い「国道246号線の歩道」で「お気に入りの場所」３件「改善してほしい場所」５件の得票数である。

これは、「レールが邪魔」といった歩きにくさや「道路がまちを分断している」などの三軒茶屋を利用者の意見がこのような結果につながったと考えられる。

図２-21. 第１回目と２回目のフィーリングボードで得た場所ごとの投票数フィーリングボードで得た投票（お気に入りの場所・改善してほしい場所）

２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

「お気に入りの場所」についての投票数は計152件、意見数は51件が寄せられた。「茶沢通り」、「キャロットタワー」、「世田谷公園」に関する多くの意見が得られた。このことから、多くの意見が集まった場所の特徴は、人通りや店舗の多い空間が共通していると読み取ることができる。

お気に入りの場所として獲得票が多い場所は、「茶沢通り」、「キャロットタワー」、「烏山川緑道」や「世田谷公園」が挙げられる。中でも「茶沢通り」が最も多く30件の投票を得た。意見としても最も多く、 13件寄せられている。「ホコ天のある商店街で活気がいい」「賑やかなだけでなく落ち着いている場所もあって良い」という意見から、茶沢通りはホコ天を行うことで活気や賑わいが生まれている一方で、落ち着いて過ごせる空間もあることが読み取れる。

表２-２.お気に入りの場所に対する意見と投票数（一部抜粋※）

三軒茶屋の場所意見

全体的に魅力がある。パン屋さんやカフェがある。

茶沢通り

三軒茶屋ふれあい広場

栄通り

キャロットタワー

世田谷公園

ホコ天でイスが出るから飲食ができて良い。小さいお店がたくさんある。パン屋、コーヒー屋さんが多い。ホコ天がある商店街で活気が良い。おいしいご飯屋がいっぱいある散歩してて気持ち良い。個性的なお店がいっぱい茶沢通りの飲食店がいい賑やかだけでなく落ち着いてる所もあって良い色んなイベントをしたいマーケットやイベントが良い地主の方が長くいる。ずっと住んでいて守ってくれている。安全。お店がたくさんあって良い。

色々なお店があって活発！お花屋さんが良い感じ。お店もたくさんあって飽きない。展望台が良い。人がいっぱいいて全体的に楽しそう。ツタヤ、ユニクロ、カーシェアがある。買い物ができる。シンボルタワーで遠くからでも三茶と分かる。帰ってきたなと思う世田谷の景色が一望できる。落ち着く。

眺めがいい

最上階の景色がいい。無料で入れる車が通らないからランニングに良い。居心地が良い。静か、安心安全

歩いてて気持ちいい。ランニングにちょうどいいランニングで使う。きれいに整備されていていい。風情がある通学路として使う。安心安全。公園につながる広い。孫の鉄棒を見ている。

ゆっくりしたい時に行くのが良い。お散歩に良い。

ランニングできる。ボーっとできるゆったりくつろげる緑がいっぱいで良い。近所のためよく行く

昭和女子大なし

ゆっくりできる

※５票以上の場所に対する意見と投票数を標記

図２-22. 三軒茶屋の場所に対する投票の分布（お気に入りの場所）フィーリングボードで得た場所による投票・意見 (お気に入りの場所）

投票数

凡例投票数の度合を表す。５コメント１サークル ❶ ❶ 投票場所No.

No. 投票場所投票数

世田谷公園

烏山川緑道三軒茶屋ふれあい広場昭和女子大太子堂八幡神社栄通り

２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

フィーリングボードで得た場所による投票・意見（改善してほしい場所）

「改善してほしい場所」についての投票数は計44 件、意見数28件が得られた。「三茶ふれあい広場」、「国道246号線の歩道」や「烏山川緑道」が得票数が多い場所として挙げられる。意見では、「人が多すぎる」「少し中に入ると道が狭い」「ふれあい広場しか座れる場所がない」などの歩行空間での快適性に関する意見が寄せられた。また、座れる場所の不足など、快適さの向上を求める意見も寄せられた。

「改善してほしい場所」「お気に入りの場所」の両方で多くの意見を集めた「烏山川緑道」では、「暗くて怖い」「夜は怖い」などの安全性の向上を求める意見が寄せられた。一方で、昼間は通学通路やランニングの利用者が多く安心して使えるなど「お気に入りの場所」としての意見も集めている。

以上より、歩行空間の改善を行うと共にまちの安全性の向上に努めることで、より良いまちになっていくと考えられる。

表２-３.改善してほしい場所に対する意見と投票数（一部抜粋※)

三軒茶屋の場所意見

三角地帯

太子堂八幡神社

図２-23. 三軒茶屋の場所に対する投票の分布（改善して欲しい場所）

投票数

近づきがたい。 3 人が多すぎる。レールが邪魔。まちを分断している。風通し良くしたい。

世田谷警察署下水が臭い。 2 自転車が多くて危ない駐輪禁止の看板が多い

世田谷公園駅から遠い 2 ポケットパークと緑道をつなげる緑道の近くに空いている敷地がたくさんあるので有効活用してほしい薄暗いので夜は怖い暗くて怖い広場での催しがもっとたくさんあったら、、、イベントがもっと欲しい北風強い。座れるところが欲しい福祉施設のイベントをもっと広く受け入れてやる空けた方がいい

週末、通りで音楽とホコ天飲み屋・立ち飲み、もっと欲しい座る場所が欲しい街を歩き回りたい→誘導させる動線社会実験（土日）→机や椅子少し中に入ると道が狭い屋外の遊ぶ場所が欲しい三茶内に幅広い年齢層が関われる場所スポットだけじゃなく、全体を歩く流れを作る駅周辺は盛り上がっているけれど離れると少しさみしいふれあい広場でしか休めない大学にも気軽に入れるように

※２票以上の場所に対する意見と投票数を標記

凡例投票数の度合を表す。２コメント１サークル

❶ 投票場所No.

三軒茶屋ふれあい広場烏山川緑道国道246号線の歩道茶沢通り三角地帯世田谷公園世田谷警察署 No. 投票場所投票数

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

インスピレーションボードの調査結果

●インスピレーションボードの概要

目的

世界中の公共空間活用の事例写真から、「居心地の良い空間」「三軒茶屋にあったら良い空間」を住民、来訪者が選択する。これより、住民や来訪者が「三軒茶屋に求める空間」を把握する。

方法

①24枚の事例写真（道路、公園、広場、空地、水辺空間）から参加者のが「居心地の良い場所」「三軒茶屋にあったらいいなと思う場所」を決定し、事例写真にシールを貼り付ける

②付箋紙に①でシールを貼った写真の番号と「なぜそう感じたのか」「どんなところが良いと感じたのか」

の理由を記入する

●投票数の多かった写真

図２-24.道路６の事例写真

表２-４. インスピレーションボードへの投票数と意見（一部抜粋）

No.名称票数意見

1道路１3・散歩中に休める場所

1道路１3・散歩中に休める場所 2道路２1・バスの待ち時間に座れる場所が欲しい

2道路２1・バスの待ち時間に座れる場所が欲しい

3道路３4・なし

4道路４16 ・気軽に座れるベンチ・芝でのんびり

5道路５7 ・飲食店の外にあるといい・多くの人とふれ合える

3道路３4・なし 4道路４16 ・気軽に座れるベンチ・芝でのんびり 5道路５7 ・飲食店の外にあるといい・多くの人とふれ合える

6道路６28 ・三軒茶屋の雰囲気に合ってる・オープンテラスのカフェが増えると嬉しい

7道路７13 ・緑道を有効活用・ベンチあったら嬉しい

8道路８3 ・気軽に立ち止まれるところがあると良し・会社帰りにあったら嬉しい

9公園１18 ・広々とゆっくり過ごせる・外でゆっくりできる場所 10公園２9・なし 11公園３17 ・いろんな人がいるところ・緑があって、子供が遊べる 12公園４11 ・おしゃれなマルシェが欲しい・芝をひいてヨガができそう 13広場１14・緑がある空間で過ごしたい 14広場２22 ・イベントができる場所・三茶に広々した座れるスペースないイメージ 15広場３3 ・三茶はディープな、小さい店が多い・日頃からフードコート的な 16空地１2・歩いていて気軽に休憩したい 17空地２6・焚火で癒されることができそう 18空地３1・なし 19空地４20 ・桜の時期に出店が出ていると嬉しい・マーケットが良い

図２-24.道路６の事例写真図２-25.広場２の事例写真

【道路空間活用の写真】

図２-25.広場２の事例写真

道路空間の活用に対する写真に多く票が集まった。

特に道路６のような道路空間にイスやテーブルのある写真に多くの投票と意見が寄せられた。

【芝生広場の写真】

芝生がある写真に多く表が集まった。特に広場２の事例写真のような広場的空間に多くの投票と意見が寄せられた。

●コメントの中に多かったキーワード

コメントでは「座れる」「くつろげる」など、ゆったりとした時間を過ごせる空間を連想させるキーワードが多くあがった。同時に「マルシェ」「マーケット」などに賑やかな空間を連想させるキーワードもあがっていた。

●コメントの中に多かったキーワードコメントでは「座れる」「くつろげる」など、ゆったりとした時間を過ごせる空間を連想させるキーワードが多くあがった。同時に「マルシェ」「マーケット」などに賑やかな空間を連想させるキーワードもあがっていた。

20空地５6・お天気良い日、緑の中で楽しく過ごしたい 21空地６7・簡単に始められそう 22空地７4・なし

20空地５6・お天気良い日、緑の中で楽しく過ごしたい 21空地６7・簡単に始められそう

22空地７4・なし

23水辺１11・ゆっくりくつろげそう

24水辺２10・芝でのんびり。劇とかできそう

道路１

24水辺２10・芝でのんびり。劇とかできそう

236 合計

道路１

道路２

道路３

道路４

道路５

道路６

道路７

道路８

公園１

公園２

公園２公園３

公園３公園４広場１広場２

公園４

広場１

広場２

広場３

空地１

空地２

空地３

空地４

空地５

空地６

空地７

水辺１

水辺２

1回目（11/27 ）2回目（6/24）

図２-26. インスピレーションボードに集まった三軒茶屋の場所と投票

インスピレーションボードに用いた事例写真一覧

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯インスピレーションボードに用いた事例写真一覧

表２-５. 事例写真一覧

道路１

道路５

道路２

公園１

道路３

広場１

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

ポテンシャルボードの調査結果

●ポテンシャルボードの概要

目的

インスピレーションボードで回答した「三軒茶屋に求める空間」を三軒茶屋のどの場所に求めるか、どの場所でできそうかを尋ねる。以上より、「三軒茶屋に求める空間」の実現可能性や三軒茶屋の公共空間の可能性を把握する。

方法

①インスピレーションボードで選んだ「居心地のいい場所」が「三軒茶屋のここでできそう・ここにあったらいいな」と思う場所を決定し、航空写真に写真番号が書かれたシールを貼り付ける。

②付箋紙に①でシールを張ったシールの番号と「なぜそう感じたのか」「どんなところが良いと感じたのか」を記入

●意見が多かった三軒茶屋の場所

栄通りと茶沢通り、世田谷公園には多くの種類の事例写真が選ばれており、参加者がこの場所に多様な可能性を感じていることが読み取れる。その中でも栄通りと茶沢通りにおいては、道路上にイスやテーブルを置き、歩行空間に滞在空間を生む事例写真が多く選ばれている。三軒茶屋駅前広場やふれあい広場のような滞留できる空間に、ベンチや芝生などの滞在空間をより快適にするような事例写真が選ばれている。

図２-27.栄通り

表２-６. ポテンシャルボードへの投票数と意見（一部抜粋）

票数コメント

場所

茶沢通り 28

28

・机や椅子を置いて休憩できる区ペースを(道路７) ・飲食店の外にあると良い(道路５) ・気軽に座れるベンチ(道路４) ・歩行者天国の時に社会実験(道路７) ・茶沢通りにベンチなどがあったらうれしい(道路７) ・せっかく歩行者天国してるならできそう(道路６,７) 世田谷公園 16三茶に広々した座れるスペースはないイメージ（広場２）

・机や椅子を置いて休憩できる区ペースを(道路７) ・飲食店の外にあると良い(道路５) ・気軽に座れるベンチ(道路４)

・歩行者天国の時に社会実験(道路７) ・茶沢通りにベンチなどがあったらうれしい(道路７) ・せっかく歩行者天国してるならできそう(道路６,７)

世田谷公園 16三茶に広々した座れるスペースはないイメージ（広場２）

ふれあい広場 15

ふれあい広場 15 ・気持ち良さそう。飲んだり食べたり(公園１) ・外でゆっくりできる場所(公園１) ・三茶はディープな小さい店が多い(広場３) ・おしゃれなマルシェなどができるといいな(公園４) ・芝敷いてヨガとかできそう(公園４)

・気持ち良さそう。飲んだり食べたり(公園１) ・外でゆっくりできる場所(公園１) ・三茶はディープな小さい店が多い(広場３) ・おしゃれなマルシェなどができるといいな(公園４) ・芝敷いてヨガとかできそう(公園４)

栄通り 10 ・できるスペースはある（道路６）・人通りが多い（道路６）・通行止めの時間などにイスを出してほしい（道路６）・全体で出店やテラス席が欲しい（公園２）

烏山川緑道 8 ・桜の時期とかに出店見たいなのが出ているとGood(空地４) ・緑道を有効活用(道路７)

三軒茶屋駅前広場 8 ・開けた場所でゆっくりしたい（公園３）・広くて使いやすい（空地４）

三茶パティオ 6・喫煙所を廃止してほしい（公園４）

キャロットタワー 6

もみの木保育園太子堂前4 太子堂一丁目公園 3・ボール遊びできるようになるといい（広場１）

三角地帯 3

キャロットタワー裏通り3・三茶はもともとこういうまち、多くの人と触れ合える（道路５）こどもの広場公園 2・子どもがもっと楽しく遊べる場所にしてほしい（広場１）

三角地 2

三軒茶屋駅周辺 2

駒繁神社 2

国道246号線の歩道 2

都道３号線の歩道 1

太子堂八幡神社 1

太子堂区民センター 1

最勝寺 1

西友の屋上 1・休めるところが欲しい(公園４)

西太子堂公園 1・マーケットがいい(空地４)

目青通り 1・人通りが少ない場所にもイスを出してほしい（水辺１）

太子堂2-11公園 1・小さい子どもとの遊び場が欲しい（広場１）

太子堂4-30 駐車場 1

テンプル大学 1 合計 130

テンプル大学 1

合計 130

図２-29.茶沢通り

図２-28.ワークショップの様子１図２-30.ワークショップの様子２

茶沢通り世田谷公園ふれあい広場栄通り烏山川緑道三軒茶屋駅前広場三茶パティオキャロットタワーもみの木保育園太子堂前太子堂一丁目公園三角地帯キャロットタワーの東側通路こどもの広場公園三角地三軒茶屋駅周辺駒繁神社国道246号線の歩道都道3号線の歩道太子堂八幡神社太子堂区民センター最勝寺西友の屋上西太子堂公園目青通り太子堂2 11 遊び場太子堂4－30駐車場テンプル大学

茶沢通り世田谷公園ふれあい広場栄通り烏山川緑道三軒茶屋駅前広場三茶パティオキャロットタワーもみの木保育園太子堂前太子堂一丁目公園三角地帯キャロットタワーの東側通路こどもの広場公園三角地三軒茶屋駅周辺駒繁神社国道246号線の歩道都道3号線の歩道太子堂八幡神社太子堂区民センター最勝寺西友の屋上西太子堂公園目青通り太子堂2 11 遊び場太子堂4－30駐車場テンプル大学 1回目（11/27 ）2回目（6/24）

1回目（11/27 ）2回目（6/24）

図２-31. ポテンシャルボードに集まった三軒茶屋の場所と投票数

場所

票数コメント

茶沢通り

得票数が多かった三軒茶屋の場所

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

図２-32

図２-32.栄通りの様子

○茶沢通り

道路６,２票

図２-33.栄通りで選定された事例写真

道路４,１票

道路６,２票道路４,１票

広場３,１票

図２-33.栄通りで選定された事例写真

意見

公園２,１票

空地１,１票

•（通り）全体に出店やテラス席が欲しい（公園２）

•通行止めの時間にイスを出してほしい（道路６） •机や椅子を置いて休憩できる場所を（道路７）

図２-34.茶沢通りの様子

○烏山川緑道

図２-36.烏山川緑道の様子

道路６,２票

道路４,１票

図２-35.茶沢通りで選定された事例写真

道路４,１票

図２-35.茶沢通りで選定された事例写真

意見

•通行止めの時間帯にイスを出してほしい（道路６） •通りにゆっくり休める場所が欲しい（道路６）

道路３,１票空地４,１票

水辺１,１票道路３,１票空地４,１票

.烏山川緑道で選定された事例写真

図２-37.烏山川緑道で選定された事例写真

•屋台など出してほしい（空地４）

•程よくひとがいて落ち着いて作業できそう（水辺１）

•屋台など出してほしい（空地４） •程よくひとがいて落ち着いて作業できそう（水辺１）

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

まとめ

「プレイスメイキングデイズ in 三軒茶屋」の実施

に加えて、本章での分析によって、三軒茶屋の住民や来訪者目線での①三軒茶屋における愛着のある場、②公共空間へのニーズ、③三軒茶屋における公共空間の可能性を整理した。

①三軒茶屋における愛着のある場フィーリングボードから、三軒茶屋において住民や来訪者から投票を集めた空間には、以下のような要素が見られた。

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯 ①三軒茶屋における愛着のある場フィーリングボードから、三軒茶屋において住民や来訪者から投票を集めた空間には、以下のような要素が見られた。

１）日常的な利便性の高い空間・施設日常的に利用する店舗が集積する空間・施設が挙げられ、「賑わい」や「利便性」が評価されている。

三軒茶屋では特に駅周辺に多く見られた。

ex.）茶沢通り、キャロットタワー、三角地２）活動の幅が広い広場的空間

開放感があり「落ち着ける」ことや、活動の自由度が高くイベント等を通じた「賑わい」など、穏やかさと賑やかさの両面で評価されている。

ex.）世田谷公園、三軒茶屋ふれあい広場３）地域に根差した空間

三軒茶屋エリアに長い時間存在する空間や、定着したイメージを表す空間は、住民・来訪者双方から評価を得ていた。

ex.）太子堂八幡神社、三角地 ②公共空間へのニーズ

ex.）太子堂八幡神社、三角地 ②公共空間へのニーズインスピレーションボードから、三軒茶屋の住民や来訪者の公共空間へのニーズを読み取った。

インスピレーションボードから、三軒茶屋の住民や来訪者の公共空間へのニーズを読み取った。

１）公共空間を活用した飲食店・物販店の展開

マルシェやオープンカフェ、広場のフードコート化など、屋外空間における飲食や物販の機会を望む意見が多く見られた。

２）滞留空間

「くつろげる」「座れる」といったキーワードが多く見られたように、道路等のまちなかにおける滞留空間のニーズは高い。また広場では、イベントの開催など活発な活動の場としてのニーズも高い。

③三軒茶屋における公共空間の可能性ポテンシャルボードから、三軒茶屋における公共空間の可能性を整理した。可能性を感じるとする意見の多く集まった公共空間はフィーリングボードで投票を集めた空間と重なる場所が多く、以下のような特徴が見られた。

１）多様な活動を許容する規模を有する空間

地区公園や駅前広場等、滞留区間の創出やイベントの実施など、多様な活動が想定され、許容するだけの規模を有する空間に対し、可能性を感じるとする意見が集まった。

１）多様な活動を許容する規模を有する空間地区公園や駅前広場等、滞留区間の創出やイベントの実施など、多様な活動が想定され、許容するだけの規模を有する空間に対し、可能性を感じるとする意見が集まった。

ex.）三軒茶屋ふれあい広場、世田谷公園２）人中心として確立する空間

ex.）三軒茶屋ふれあい広場、世田谷公園

２）人中心として確立する空間

歩行者路として整備され歩行快適性・安全性の確保された空間や、社会実験の実施等により「ひと中心」の場所となりえる空間に可能性が感じられていた。

ex.）烏山川緑道、茶沢通り

図２-39茶沢通りでの社会実験　出典：世田谷区図２-38.キャロットタワー広場でのイベント　出典：駒澤大学

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

２-４.屋外空間の可能性を評価する-プレイスサーベイ-

実施概要及び目的

2023年２月23日（木・祝）10:00～16:00において、

三軒茶屋におけるポテンシャルプレイスの抽出に向けた、「プレイスサーベイ」を実施し、世田谷区外在住の学生７名が参加した。実施概要を図４ー１に示す。

「プレイスサーベイ」は、三軒茶屋駅周辺における現在のプレイスを評価することを目的とする。

●評価方法

調査員７名（世田谷区外在住）が調査ルートを歩きながら、調査対象地に対する評価を個々人の主観で行う。評価には、「プレイス・ゲーム｜プレイスメイキングガイド」（Placemaking Japan発行）に掲載されているプレイス・ゲームの評価シート（図４ー１）を用いる。プレイスの４つの項目「快適さと印象」「アクセス、接続、情報」「利用と活動」「社交性」に関するそれぞれ４問に対して、調査員がA～Dの４段階で評価する。その後、各調査員の評価を平均し、各調査対象地における評価をプレイスレーダーチャートに示す（図４ー２）。

●調査対象地及び調査ルートの決定方法　プレイスサーベイにおける調査対象地及び調査ルートを図４-３に示す。これらの決定は以下の方法で行う。

① 三茶のミライ対象区域内においては、２章で整理したパブリックスペース及びプレイスメイキング　デイズにおいて、住民より複数の意見が寄せられ　た場所を調査対象地とする。

② 三茶のミライ対象区域外においては、プレイスメイキングデイズにおいて、住民より複数の意見が　寄せられた場所を調査対象地とする。

③ ①②で調査対象地となった箇所を経由する調査ルートを設定する。

気温 14.4～４.6℃（晴）

調査人数 7名実施概要

：調査員の平均評価 :各調査員の評価表２-７.プレイスサーベイ実施概要図２-41.プレイス・ゲームの評価シート出典：Placemaking Japan

目的ポテンシャルプレイス抽出に向けたプレイスの評価日程 2023/2/23（木・祝）10:00~16:00

快適さと印象

利用と活動アクセスと接続社交性４３１２０

図２-42.プレイスレーダーチャートによる評価の可視化

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

世田谷学園

太子堂八幡神社

ふれあい広場

環七通り

空間種別

三軒茶屋小学校

広場都市公園

三茶のミライ対象区域調査ルート

日本大学三軒茶屋キャンパス

世田谷公園

調査対象凡例

スーペスクッリブパの内域区象対イラミの茶三： ※

キャロットタワー広場

08 09

若林ふれあい広場

子どものひろば公園

三茶パティオ

茶沢通り

三軒茶屋ふれあい広場

太子堂やまもも公園

太子堂八幡神社キャロットタワー裏通り

太子堂一丁目公園西太子堂公園

世田谷公園

かどっこひろば公園トンボひろば公園太子堂2-20広場

太子堂2-11遊び場三角地帯

図２-43.プレイスサーベイにおける調査対象地及び調査ルート

図２-44.プレイスサーベイの様子

図２-45.プレイスサーベイの様子

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

各調査対象地に対する評価項目に基づく分析

No.1 キャロットタワー広場

●快適性と印象

評価の高い項目に着目すると、「安全に感じられるか」「清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか」の項目において、平均3.0以上の評価が得られた。

意見内容に着目すると「空間にゆとりがある」、「床のタイルが綺麗」という意見が挙げられている。

一方で、「座る場所は快適か」の項目は平均2.0以下の評価であり、「座る場所がない」と意見が寄せられた。

これらの結果より、「快適性と印象」においては、空間の整備の有無が評価に直結しているといえる。

●アクセス、接続、情報

評価の高い項目に着目すると、「歩いてここまで来やすいか」「公共交通へのアクセスがよいか」で平均 4.0の評価が得られた。これは、世田谷線の駅前であることや、東急田園都市線三軒茶屋駅から近いことから得られる結果だと考えられる。

●利用と活動

評価の高い項目に着目すると、「経済的活力があるか」「多様なお店/サービスがあるが」「全体的にエリアは活発か」で平均3.0以上の評価が得られた。

これは、広場の周りに店がたくさんあり、多くの人が利用する場所であることが要因であると考えられる。

●社交性

評価の高い項目に着目すると、「子どもや年配者がいるか」「グループで集まっている人が多いか」の項目で3.0以上の評価が得られた。この結果は、駅前であり、多様な人が行き交う場所であるということから得られると考える。

図２-46.キャロットタワー広場（昼間）

図２-47.世田谷線三軒茶屋駅に行き交う人の様子

座る場所は快適か

全体的に魅力が感じられるか

0 1 2 3 4

清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか

図２-48. 快適性と印象

清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか

アクセス、接続、情報

遠くからでも見えやすい場所か

安全に感じられるか

平均の評価個人の評価

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

利用と活動アクセス、接続、情報

利用と活動

快適性と印象 0 1 2 3 4

快適性と印象 0 1 2 3 4 社交性

インフォメーションや案内版は分かりやすいか

インフォメーションや

案内版は分かりやすいか

多様なお店/サービスがあるか

1 2 3 4

経済的活力はあるか

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯 0 1 2 3 4

コミュニティのイベントや活動がよくあるか

平均の評価個人の評価

図２-50. 利用と活動

社交性

遠くからでも見えやすい場所か

公共交通へのアクセスがよいか

図２-49. アクセス、接続、情報

表２-８. キャロットタワー広場に対する意見内容

表２-８. キャロットタワー広場に対する意見内容 0 1 2 3 4

No.9

快適性と印象空間にゆとりがある

良い点

床のタイルが綺麗

座る場所がない

悪い点

歩行者しか見られない

歩いてここまで来やすいか

子どもや年配者がいるか

平均の評価個人の評価

図２-51. 社交性

全体的にエリアは活発か駅から直接アクセスできる

全体的にエリアは活発か

グループで集まっている人が多いか

ボランティアの存在を示すものはあるか

平均の評価個人の評価

場に対して誇りや自分のものという意識が感じられるか

アクセスと接続利用と活動社交性

見通しが良く案内板も適宜あった

駅から直接アクセスできる

広場をお店が囲っており、経済的活力は少し見られた

幅広い世代の人たちで溢れていた。

経済的活力は広場の片隅のみであった

キャロットタワーの横の好立地であることから周辺の活力を取り込めるといい

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

No.2 三茶パティオ

●快適性と印象

評価の高い項目に着目すると、「安全に感じられるか」「清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか」で平均3.0以上の評価が得られた。これは、植木鉢が置かれている、また歩道が整備されているという意見内容から分かるように区の管理が行き届いていることが要因であると考えられる。

評価の高い項目に着目すると、「安全に感じられるか」「清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか」で平均3.0以上の評価が得られた。これは、植木鉢

が置かれている、また歩道が整備されているという

意見内容から分かるように区の管理が行き届いていることが要因であると考えられる。

一方で、「座る場所は快適か」では低い評価が得られた。これは、通り道でありベンチなどの座る場所がないことが原因であると考えられる。

●アクセス、接続、情報

評価の高い項目に着目すると、「公共交通へのアクセスがよいか」「歩いてここまで来やすいか」で4.0 の評価が得られた。これは、駅と直結していることが要因であると考えられる。

一方で、「遠くからでも見えやすい場所か」では平均2.0とやや低い評価が得られた。この結果が得られた原因として、地上と地下で空間が分かれているということが挙げられる。

●利用と活動

評価の高い項目に着目すると、「全体的にエリアは活発か」で平均3.0の評価が得られた。これは駅前という立地もあり人通りが多いことが要因であると考えられる。

一方で、「コミュニティのイベントや活動がよくあるか」では他の評価よりも低い評価が得られた。これは、通る道としての活用が中心なためイベントなどは見られないと考えられる。

●社交性

評価の高い項目に着目すると、「グループで集まっている人が多いか」「ボランティアの存在を示すものはあるか」「場に対して誇りや自分のものという意識が感じられるか」で平均2.0の評価が得られた。これは、滞留空間がないということや、人の滞留行動を促す活動が行われていないということが原因であると考えられる。

図２-52.三茶パティオ地下から上を見上げた時

図２-53.三茶パティオを上から覗いた時

快適性と印象

全体的に魅力が感じられるか

座る場所は快適か

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

座る場所は快適か経済的活力はあるか

図２-54. 快適性と印象

利用と活動アクセス、接続、情報

図２-54. 快適性と印象

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯 0 1 2 3 4 0 1 2 3 4

安全に感じられるか

平均の評価個人の評価

清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか

遠くからでも見えやすい場所か

経済的活力はあるか

図２-56. 利用と活動

利用と活動アクセス、接続、情報

図２-56. 利用と活動

社交性

インフォメーションや案内版は分かりやすいか

遠くからでも見えやすい場所かインフォメーションや案内版は分かりやすいか

歩いてここまで来やすいか

子どもや年配者がいるか

多様なお店/サービスがあるか

平均の評価個人の評価

公共交通へのアクセスがよいか

図２-55. アクセス、接続、情報

図２-57. 社交性

全体的にエリアは活発か

グループで集まっている人が多いか

コミュニティのイベントや活動がよくあるか

平均の評価個人の評価

ボランティアの存在を示すものはあるか

平均の評価個人の評価

場に対して誇りや自分のものという意識が感じられるか

アクセスと接続利用と活動社交性表２-９. 三茶パティオに対する意見内容

No.2

快適性と印象植木鉢があり歩道も整備されている

駅直結で年齢層は広い人通りが多く活気があった駅からのアクセスが良く案内板も分かりやすい

良い点

電光掲示板で情報が流れている

地上から見下ろした際の見え方が良くイベントスペースとして利用できそう

座る場所がない

悪い点

駅近で喫煙所があり安全性や衛生面が不安

地下にあり見えにくい

地下にあり見えにくい階層が異なるから利用が難しそう

階層が異なるから利用が難しそう

人通りは多いが、コミュニティも活動もなく活力がない

滞留スペースがない

人通りは多いが、コミュニティも活動もなく活力がない滞留スペースがない

場によりコミュニティは生まれていない

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

No.3 茶沢通り

●快適性と印象

評価の高い項目に着目してみると、「全体的に魅力が感じられるか」「清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか」で平均3.0以上の評価が得られた。こ

れは、歩行者天国でもあることから歩行者中心の場所であるため、清掃などが行き届いていることが要因として考えられる。

一方で、「座る場所は適切か」の評価は平均2.0を切っている。これは、歩行空間であるため滞留空間が設けられていないことが原因として考えられる。

●アクセス、接続、情報

●アクセス、接続、情報　評価の高い項目に着目すると、「歩いてここまで来やすいか」「公共交通へのアクセスがよいか」で4.0 の評価が得られた。これは、駅から接続している通りだということが要因として考えらえる。

評価の高い項目に着目すると、「歩いてここまで来やすいか」「公共交通へのアクセスがよいか」で4.0 の評価が得られた。これは、駅から接続している通りだということが要因として考えらえる。

●利用と活動

いずれの項目においても高い評価が得られているが、「多様なお店/サービスがあるか」においては、特に高い評価が得られた。これは、通り沿いには個人店からチェーン店まで様々な店舗があることが要因として考えられる。

●社交性

高い評価に着目すると、「こどもや年配者がいるか」「グループで集まっている人が多いか」「場に対して誇りや自分のものという意識が感じられるか」で高い評価が得られた。これは、　駅から近く多様な利用者がいるということが要因の一つであると考えられる。

図２-58.茶沢通り沿いで買い物をする人、駐輪事情

図２-59.茶沢通り沿いの店舗の店舗前販売風景

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

快適性と印象

快適性と印象利用と活動

全体的に魅力が感じられるか

利用と活動

多様なお店/サービスがあるか

座る場所は快適か

図２-60. 快適性と印象

清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか

図２-60. 快適性と印象

清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか

アクセス、接続、情報

安全に感じられるか

座る場所は快適か経済的活力はあるか

経済的活力はあるか

コミュニティのイベントや活動がよくあるか

平均の評価個人の評価

全体的にエリアは活発か

コミュニティのイベントや活動がよくあるか全体的にエリアは活発か

平均の評価個人の評価

図２-.62 利用と活動

アクセス、接続、情報社交性

遠くからでも見えやすい場所かインフォメーションや案内版は分かりやすいか

歩いてここまで来やすいか

平均の評価個人の評価

公共交通へのアクセスがよいか

図２-61. アクセス、接続、情報

社交性

グループで集まっている人が多いか

子どもや年配者がいるか

ボランティアの存在を示すものはあるか

平均の評価個人の評価

場に対して誇りや自分のものという意識が感じられるか

図２-63. 社交性

アクセスと接続利用と活動社交性表２-10. 茶沢通りに対する意見内容

No.11

良い点

No.11 良い点

快適性と印象多様な店舗があり魅力的な空間

歩行者が多いのに道が狭く交通量も多いため安全性が低い

悪い点

ホコ天がないと歩きずらく安全性・快適性が低くなりそう

歩行者が多いのに道が狭く交通量も多いため安全性が低いホコ天がないと歩きずらく安全性・快適性が低くなりそう

個人店が多く個性的な飲食店が多い、経済的活力がある駅から近く訪れやすい

沿道には飲食店が多く週末の利用が多い

個人店が多く個性的な飲食店が多い、経済的活力がある駅から近く訪れやすい

電柱にフラッグが掲載されている

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

No.4三軒茶屋ふれあい広場

●快適性と印象

評価の高い項目に着目してみると、「安全に感じられるか」「清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか」で平均3.0以上と高い評価が得られた。この要因として、茶沢通り沿いであることから人目に触れることが考えられる。

一方で、「座る場所は快適か」では他の項目に比べて低い評価が得られた。これは、公園の大きさに対してベンチなどの座る場所が足りていないということが原因であると考える。

●アクセス、接続、情報

評価の高い項目に着目すると、「歩いてここまで来やすいか」「公共交通へのアクセスがよいか」で高い評価を得ている。これは、茶沢通りに面しているということや、距離で見ても駅から近いということが挙げられる。

●利用と活動

評価の高い項目に着目すると、「コミュニティのイベントや活動がよくあるか」「全体的にエリアは活発か」で高い評価が得られた。これらは、イベント的に広場においてマルシェ等が実施されているからであると考えられる。

●社交性

評価の高い項目に着目すると、「子どもや年配者がいるか」で高い評価が得られた。これは、子どもたちが公園で遊んでいる様子や年配者が休憩している様子が見られたことが要因であると考えられる。

図２-64.ふれあい広場を外から見た時

図２-65.ふれあい広場利用者への注意書き

快適性と印象

座る場所は快適か

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

利用と活動

全体的に魅力が感じられるか

経済的活力はあるか

安全に感じられるか

平均の評価個人の評価

清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか

図２-66. 快適性と印象

アクセス、接続、情報

利用と活動アクセス、接続、情報

遠くからでも見えやすい場所か

経済的活力はあるか

図２-68. 利用と活動

社交性

インフォメーションや案内版は分かりやすいか

公共交通へのアクセスがよいか

図２-67. アクセス、接続、情報

歩いてここまで来やすいか

子どもや年配者がいるか

多様なお店/サービスがあるか

コミュニティのイベントや活動がよくあるか

平均の評価個人の評価

全体的にエリアは活発か

グループで集まっている人が多いか

表２-11. 三軒茶屋ふれあい広場に対する意見内容 0 1 2 3 4

No.12 良い点

快適性と印象茶沢通り沿いで見ると唯一座る場所がある

茶沢通りに面しているから安全性は高い

座る場所が少ない

悪い点

ただ屋根がかかっているだけに見える

平均の評価個人の評価

図２-69. 社交性

場に対して誇りや自分のものという意識が感じられるか

ボランティアの存在を示すものはあるか

平均の評価個人の評価

アクセスと接続利用と活動社交性

アクセスがいい

子どもたちが遊ぶ光景が見られた

茶沢通りからの見通しはあまりよくない

週末にはマルシェやイベントがやってるイベントがない日常だとあまり人がいないアクセスがいい

茶沢通りからの見通しはあまりよくない

週末にはマルシェやイベントがやってるイベントがない日常だとあまり人がいない

子供連れが何組かいた

奥に地域センターがある

子どもたちが遊ぶ光景が見られた奥に地域センターがある

子どもや年配者が多いが、総数はそんなに多くない

子供連れが何組かいた子どもや年配者が多いが、総数はそんなに多くない

グループでの活動はあまりない

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

No.5 太子堂やまもも公園

●快適性と印象

「安全に感じられるか」と「清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか」の項目では3.00近くの高い評価となった。これは花壇の整備がされていたりゴミが落ちていなかったことが理由として考えられる。

一方で、「全体的に魅力が感じられるか」の項目は低い評価となった。これは大通りから離れた場所にあり利用者が少なく暗い印象であったことが原因であると考えられる。

●アクセス、接続、情報

●アクセス、接続、情報　「遠くから見えやすい場所か」の項目では低い評価となった。これは茶沢通りから離れ、道も狭く周囲からの視界が悪いことが原因として考えられる。

「遠くから見えやすい場所か」の項目では低い評価となった。これは茶沢通りから離れ、道も狭く周囲からの視界が悪いことが原因として考えられる。

●利用と活動

利用と活動の評価では全体的に2.00以下と低い評価となった。これは大通りから離れ周辺に店舗がなく、イベントなども行える規模でないことが要因として考えられる。

●社交性

社交性の評価では全体的に低い評価となった。注意書きなどの看板は見られたが、利用者が少なく、利用している人も散歩の小休憩のみであったことが低い評価の要因になっていると考える。

図２-70.犬の散歩の休憩をする人

図２-71.記念として植えられた植栽

図２-71.記念として植えられた植栽

快適性と印象

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

快適性と印象利用と活動

全体的に魅力が感じられるか

座る場所は快適か

図２-.72 快適性と印象

清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか

図２-.72 快適性と印象

清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか

アクセス、接続、情報

遠くからでも見えやすい場所か

安全に感じられるか

平均の評価個人の評価

利用と活動

インフォメーションや

案内版は分かりやすいか

1 0 1 2 3 4

経済的活力はあるか

図２-74. 利用と活動

社交性

歩いてここまで来やすいか

子どもや年配者がいるか

多様なお店/サービスがあるか 0 1 2 3 4

多様なお店/サービスがあるか

0 1 2 3 4

全体的にエリアは活発か

グループで集まっている人が多いか

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯 0 1 2 3 4 0 1 2 3 4

コミュニティのイベントや活動がよくあるか

平均の評価個人の評価

ボランティアの存在を示すものはあるか

平均の評価個人の評価

公共交通へのアクセスがよいか

図２-73. アクセス、接続、情報

表２-12. 太子堂やまもも公園に対する意見内容

図２-75. 社交性

場に対して誇りや自分のものという意識が感じられるか

平均の評価個人の評価

アクセスと接続利用と活動社交性表２-12. 太子堂やまもも公園に対する意見内容

No.13 良い点

悪い点

快適性と印象花壇など整備されておりゴミも落ちていない通りから離れ若干暗い印象座る場所が少ない

アクセスと接続利用と活動社交性

周囲からの視界が悪く、夜の安全性が不安茶沢通りを経由するとアクセスしやすい

住宅街の一角で経済的な活動はない

あまり利用されていない

年配者が休憩していた

騒音トラブルの注意書き

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

No.6 烏山川緑道

●快適性と印象

全体的に評価が高く、その中でも「全体的な魅力」、「安全に感じられるか」、「清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか」の評価が高くなった。これは緑道沿いが閑静な住宅街となっていることや、ランニングや散歩など様々な利用者がいたこと、花壇の整備がされていることなどが理由であると考られえる。

一方で、「座る場所が快適か」の項目では低い評価となった。これは緑道脇の石段はあるが、広いベンチなどはあまりなく、座りやすい場所が少なかったことが原因として考えられる。

●アクセス、接続、情報

「アクセス、接続」に関する項目では高い評価が得られた。これは駅から茶沢通りを通り直線で行けるため、アクセスが分かりやすいことが理由として考える。ただし「駅から離れている」などの意見も上がっており、個人差が生まれると考えられる。

●利用と活動

「全体的にエリアは活発か」という項目で高い評価が得られた。これはランニングや散歩などで多くの人が利用していることによるものであると考えられる。

一方で、「多様なお店/サービスがあるか」の項目では低い評価となった。これは緑道沿いには住宅街があり、店舗があまり存在していないことが原因として考えられる。

●社交性

「社交性」の項目では全体的に高い評価となった。

その中でも「子どもや年配者がいるか」という項目では4.00近くと高い評価になり、多く親子連れや年配者が見られた。

図２-76.緑道で犬の散歩・ランニング・休憩をする人

図２-77.緑道の整備された植栽

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

快適性と印象

快適性と印象利用と活動

全体的に魅力が感じられるか

座る場所は快適か

図２-78. 快適性と印象

清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか

図２-78. 快適性と印象

清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか

安全に感じられるか

平均の評価個人の評価

利用と活動アクセス、接続、情報

アクセス、接続、情報

遠くからでも見えやすい場所か

経済的活力はあるか

図２-.80 利用と活動

社交性

２

歩いてここまで来やすいか

子どもや年配者がいるか

多様なお店/サービスがあるか

インフォメーションや案内版は分かりやすいか

インフォメーションや

案内版は分かりやすいか

平均の評価個人の評価

公共交通へのアクセスがよいか

図２-79. アクセス、接続、情報

表２-13. 烏山川緑道に対する意見内容

No.14

図２-81. 社交性

全体的にエリアは活発か

グループで集まっている人が多いか

コミュニティのイベントや活動がよくあるか

平均の評価個人の評価

ボランティアの存在を示すものはあるか

平均の評価個人の評価

場に対して誇りや自分のものという意識が感じられるか

良い点

悪い点

No.14 良い点悪い点

休憩や散歩をしている人がいる

快適性と印象落ち着いた緑道で快適だから散歩しやすい人が少ない

休憩や散歩をしている人がいる

快適性と印象落ち着いた緑道で快適だから散歩しやすい人が少ない

座る場所が少ない

アクセスと接続利用と活動社交性

経済的活力はないが落ち着いた雰囲気のままのがよさそう

食堂沿いに店舗はないが活発的

植栽の手入れを行っている人がいた

ランニングや散歩など様々な人が利用している

駅から離れている

茶沢通りから延びる形で急に現れる印象

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

No.7 太子堂八幡神社

●快適性と印象

「快適性と印象」の項目では全体的に高い評価が得られた。これは全体的に整備されている場所が多く綺麗であったことが理由として考えられる。

一方で、個人の評価では「清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか」の項目が低くなっているものも見受けられた。これは神社内の広場の舗装が整備されておらず危ない印象であったことが原因として考えられる。

●アクセス、接続、情報　「遠くからでも見えやすい場所か」と「インフォメーションや案内板は分かりやすいか」という項目で高い評価が得られた。これは参道から神社の存在が分かっていることや、案内板が多く設けられていることが理由であると考えられる。

一方で、「公共交通へのアクセスがよいか」という項目では低い評価が得られた。これは東急世田谷線の駅からも遠く、大通りからも外れた場所に位置することが原因であると考えられた。

●利用と活動

「コミュニティのイベントや活動がよくあるか」という項目では高い評価が得られた。これは年間通して多くの祭事やラジオ体操等も行われていることが理由であると考えられる。

一方で、「経済的活力はあるか」という項目では低い評価となった。御朱印や休憩所などのサービスが充実しているが、周辺に飲食店などの店舗がないことが原因として考えられる。

●社交性

「子どもや年配者がいるか」という項目では高い評価が得られた。一方で、「グループで集まっている人が多いか」という項目では低い評価となった。これはひとりで参拝しに訪れる年配者が多いことが理由であると考えられる。

図２-82.太子堂八幡広場

図２-83.神社前の人工芝シート

図２-82.太子堂八幡広場

図２-83.神社前の人工芝シート

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

快適性と印象利用と活動

全体的に魅力が感じられるか

座る場所は快適か

安全に感じられるか

平均の評価個人の評価

清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか

図２-84. 快適性と印象

快適性と印象利用と活動アクセス、接続、情報社交性

多様なお店/サービスがあるか

座る場所は快適か経済的活力はあるか

アクセス、接続、情報

遠くからでも見えやすい場所か

経済的活力はあるか

コミュニティのイベントや活動がよくあるか

平均の評価個人の評価

全体的にエリアは活発か

図２-86. 利用と活動

社交性

インフォメーションや

インフォメーションや案内版は分かりやすいか

案内版は分かりやすいか

公共交通へのアクセスがよいか

図２-85. アクセス、接続、情報

表２-14. 太子堂八幡神社に対する意見内容

No.15 良い点

快適性と印象全体的に整備されている場所が多いうさぎがいた

快適性と印象全体的に整備されている場所が多い

うさぎがいた

歩いてここまで来やすいか

子どもや年配者がいるか

グループで集まっている人が多いか

ボランティアの存在を示すものはあるか

平均の評価個人の評価

図２-87. 社交性

場に対して誇りや自分のものという意識が感じられるか

平均の評価個人の評価

アクセスと接続利用と活動社交性

季節ごとのイベントがある参道から神社の存在を見抜ける

小規模だけどサービスが充実していた

季節ごとのイベントがある参道から神社の存在を見抜ける駅から少し遠い No.15 良い点

神社の公園の舗装が整備されておらず危ない印象があった

駅から少し遠い

悪い点

地元の多くの人が参拝していた

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

No.8 若林ふれあい広場

●快適性と印象

高い評価項目に着目すると、「清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか」で高い評価を得られた。これらは、植栽の整備をしているボランティアの方がいることが要因として挙げられる。

●アクセス、接続、情報

●アクセス、接続、情報全項目において高い評価が得られなかったが、特に低い評価項目に着目してみると、「公共交通へのアクセスがよいか」で他の項目よりも低い評価を得ていた。これは、この公園が駅から遠く、分かりやすい場所に位置していないことが原因として挙げられる。

全項目において高い評価が得られなかったが、特に低い評価項目に着目してみると、「公共交通へのアクセスがよいか」で他の項目よりも低い評価を得ていた。これは、この公園が駅から遠く、分かりやすい場所に位置していないことが原因として挙げられる。

●利用と活動

全項目においてあまり高い評価が得られなかったが、特に「経済的活力があるか」「多様なお店/サービスがあるか」において低い評価が得られた。これは、駅からも遠く住宅街の中にあることから店舗がないことが原因として挙げられる。

●社交性

高い評価に着目すると、「場に対して誇りや自分のものという意識が感じられるか」「子どもや年配者がいるか」で平均3.0以上という高い数値を得ている。

これは、花などの植栽の管理が行き届いていることや、年配者の方が散歩の休憩として利用している姿が見られたことなどが要因として考えられる。

一方で、「グループで集まっている人が多いか」では低い評価が得られた。これは、利用者が少ないことに踏まえて周辺住民の利用が多いなどが原因として考えられる。

図２-88.整備された植栽

図２-89.防災時の説明書

図２-88.整備された植栽

図２-89.防災時の説明書

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

快適性と印象利用と活動アクセス、接続、情報社交性

快適性と印象利用と活動

全体的に魅力が感じられるか

座る場所は快適か

図２-90. 快適性と印象

清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか

アクセス、接続、情報

遠くからでも見えやすい場所か

経済的活力はあるか

安全に感じられるか

平均の評価個人の評価

図２-92. 利用と活動

社交性

インフォメーションや案内版は分かりやすいか

インフォメーションや

案内版は分かりやすいか

歩いてここまで来やすいか

子どもや年配者がいるか

多様なお店/サービスがあるか

平均の評価個人の評価

公共交通へのアクセスがよいか

図２-91 .アクセス、接続、情報

表２-15. 若林ふれあいに対する意見内容

図２-93. 社交性

全体的にエリアは活発か

グループで集まっている人が多いか

コミュニティのイベントや活動がよくあるか

平均の評価個人の評価

場に対して誇りや自分のものという意識が感じられるか

ボランティアの存在を示すものはあるか

平均の評価個人の評価

アクセスと接続利用と活動社交性表２-15. 若林ふれあいに対する意見内容

快適性と印象住宅街の落ち着いた広場で災害時の避難拠点として活用もされている日当たりが良く清潔で快適な場所で清掃も行き届いている

防災一時避難場所としての看板有り駅から遠い No.16 良い点

悪い点

防災一時避難場所としての看板有り駅から遠い No.16 良い点悪い点

アクセスと接続利用と活動社交性

芝生の剥げが気になるあまり多くの人が利用している印象ではない 0 1 2 3 4 0 1 2 3 4

平均の評価個人の評価

花の水やりを行っていたり花壇が綺麗にされている

住宅街にあり、周辺の人が多い

芝生の剥げが気になるあまり多くの人が利用している印象ではない

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

No.９西太子堂公園

○快適性と印象

快適性と印象の評価では全体的に3.0以上の評価を得られた。東屋やベンチ、丘のような遊具など、人が滞在しやすい設置物が多いことが、「座る場所の快適さ」「全体的な魅力」の評価につながったと考えられる。さらに、東急世田谷線沿いに位置することから公園から行き交う電車を眺めることができる景観の良さも魅力の一つである。

一方で「清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか」の項目は低い評価となった。これは公園内でのゴミのポイ捨てが目立つことが原因と考えられる。

○アクセス、接続、情報

「アクセス、接続」に関する項目で高い評価を得られた。これは三軒茶屋駅、太子堂駅が周辺に位置すること、目の前に西太子堂駅があるため東急世田谷線からのアクセスが非常に良いことが理由として挙げられる。

一方で「情報」に関する項目での評価が低かった。

西太子堂公園は大通りに面していないこと、周辺道路も入り組んでいることが原因で周りから見えにくいため評価が低かった。

○利用と活動

「多様なお店/サービスがあるか」「経済的活力はあるか」という項目での評価が低かった。公園周辺が住宅街であり、店舗が少ないことが原因と考えられる。

一方で「エリア全体は活発か」の項目では高い評価を得られた。これは親子での公園利用が多く見られたことが理由と考えられる。

○社交性

「子どもや年配者の利用」「グループでの利用」の項目で評価が高く、親子での公園利用が多く見られた。また「場に対しての誇りや自分のものという意識が感じられるか」の項目で他の場所と比べても評価が高かった。これは隣に位置するシェア畑の影響と考えられる。

図２-94.西太子堂公園

図２-95.隣接するシェア畑

図２-94.西太子堂公園

図２-95.隣接するシェア畑

快適性と印象

全体的に魅力が感じられるか

4

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

利用と活動

多様なお店/サービスがあるか

座る場所は快適か

図２-96. 快適性と印象

アクセス、接続、情報

インフォメーションや

案内版は分かりやすいか

表２-16.西太子堂公園に関する意見内容 0 1 2 3

清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか

アクセス、接続、情報

遠くからでも見えやすい場所か

子どもや年配者がいるか 4

安全に感じられるか

経済的活力はあるか

平均の評価個人の評価

図２-98. 利用と活動

社交性

歩いてここまで来やすいか

子どもや年配者がいるか

全体的にエリアは活発か

グループで集まっている人が多いか

コミュニティのイベントや活動がよくあるか

公共交通へのアクセスがよいか

図２-97. アクセス、接続、情報

表２-16.西太子堂公園に関する意見内容 0 1 2 3

No.9

快適性と印象ベンチの他、変わった形の滑り台が滞在性を高めそう

東急世田谷線からアクセスが良い（三軒茶屋駅、太子堂駅） No.9

良い点

座る場所、遊ぶ場所が十分に確保されている

ゴミのポイ捨てが目立つ

悪い点

遊具がなく、物足りない

図２-99. 社交性

場に対して誇りや自分のものという意識が感じられるか

ボランティアの存在を示すものはあるか

アクセスと接続利用と活動社交性

東急世田谷線からアクセスが良い（三軒茶屋駅、太子堂駅）

親子連れで賑わっている

隣にシェア畑がある

周辺は低未利用地が多い

子どもやお年寄りが過ごしている

隣にシェア畑があり、オーナーシップが高い

社交性

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

No.10 キャロットタワー裏通り

◯快適と印象

「全体的な魅力」「清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか」の項目で高い評価となった。キャロットタワー裏通りでは、おしゃれなお店が立ち並び、カフェの前にベンチやテラス席等が設置されていた。

これらが高評価の要因と考えられる。

一方で「座る場所の快適さ」の項目は低い評価となった。無料で座れる場所は無かったことが原因と考えられる。

◯アクセス、接続、情報

◯アクセス、接続、情報　「公共交通へのアクセスがよいか」「歩いてここまで来やすいか」というアクセス面での評価が高かった。三軒茶屋駅から近く、「駅横の落ち着いたストリート」としてのポテンシャルが考えられる。

「公共交通へのアクセスがよいか」「歩いてここまで来やすいか」というアクセス面での評価が高かった。三軒茶屋駅から近く、「駅横の落ち着いたストリート」としてのポテンシャルが考えられる。

◯利用と活動

「多様なお店/サービスがあるか」「全体的にエリアは活発か」「経済的活力はあるか」という項目で評価が高かった。通りの店舗の多さが要因に挙げられる。

一方で、「コミュニティのイベントや活動がよくあるか」の項目で評価が低かった。落ち着いた雰囲気からかイベントやコミュニティでの活動は見られなかった。

◯社交性

「子どもや年配者の利用」での評価が高かった。通りに駄菓子屋があり、調査時にはボール遊びをする子どもも見られた。

また、「ボランティアの存在を示すもの」の項目で評価が低かった。コミュニティでの活動が見られないことが原因と考えられる。

図２-100.キャロットタワー裏通り

図２-101.沿道の駄菓子屋の様子

図２-100.キャロットタワー裏通り

図２-101.沿道の駄菓子屋の様子

快適性と印象

全体的に魅力が感じられるか

座る場所は快適か

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

利用と活動

0 1 2 3 4

清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか

安全に感じられるか

経済的活力はあるか

多様なお店/サービスがあるか

0 1 2 3 4

清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか 0 1 2 3 4

平均の評価個人の評価

図２-102. 快適性と印象

アクセス、接続、情報

遠くからでも見えやすい場所か

インフォメーションや

案内版は分かりやすいか

インフォメーションや案内版は分かりやすいか

公共交通へのアクセスがよいか

図２-103. アクセス、接続、情報

歩いてここまで来やすいか

図２-104. 利用と活動

全体的にエリアは活発か

社交性

図２-105. 社交性 0 1 2 3 4

子どもや年配者がいるか

グループで集まっている人が多いか

コミュニティのイベントや活動がよくあるか

ボランティアの存在を示すものはあるか

場に対して誇りや自分のものという意識が感じられるか

図２-105. 社交性

アクセスと接続利用と活動社交性表２-17. キャロットタワー裏通りに関する意見内容

No.10

アクセスと接続利用と活動社交性表２-17. キャロットタワー裏通りに関する意見内容

No.10

良い点

悪い点

快適性と印象

店舗の前にベンチ、テラス席等が設置されている

快適性と印象店舗の前にベンチ、テラス席等が設置されている

おしゃれな店が並んでいる

自転車の通行量が多い

線路の隣でボール遊びをしており危険

駅横の落ち着いたストリートとして、ポテンシャルがある

多様な店舗が沿道にテラス席を設けている

飲食店が多く経済的活力がある駅が近い

駅横の落ち着いたストリートとして、ポテンシャルがある

多様な店舗が沿道にテラス席を設けている

飲食店が多く経済的活力がある駅が近い

おしゃれな店が多い駄菓子屋がある

幅員が広い

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

No.11 三角地帯

◯快適性と印象

「全体的な魅力」の評価が高かった。こじんまりした飲食店が多く立ち並び、路地裏特有の魅力がある。

その反面、「安全」「清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか」の項目で評価が低かった。狭く薄暗いため危険に感じたり、ゴミのポイ捨てや落書きが多く見られたことが原因と考えられる。

その反面、「安全」「清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか」の項目で評価が低かった。狭く薄

暗いため危険に感じたり、ゴミのポイ捨てや落書きが多く見られたことが原因と考えられる。

◯アクセス、接続、情報

「公共交通へのアクセス」「徒歩での来やすさ」というアクセス面での評価が高かった。三軒茶屋駅から近いことが要因として挙げられる。

一方で「遠くらかの見えやすさ」「インフォメーションの分かりやすさ」の項目で評価が低かった。案内板がなく、建物も入り組んでいるため非常に分かり難いことが課題である。

○利用と活動

「多様なお店/サービスがあるか」「全体的にエリアは活発か」「経済的活力はあるか」の項目で評価が高かった。こじんまりした飲食店が密集していることが要因として挙げられる。主に夜間営業する居酒屋が多いが、昼間も地元住民の通り抜けに使われていた。

一方で「コミュニティのイベントや活動がよくあるか」の項目で評価が低かった。多くの個人店がありながらイベントなど地域の活動は見られなかった。

○社交性

「子どもや年配者の利用」「ボランティアの存在を示すものはあるか」の項目で低い評価であった。全体的に薄暗い印象だったのでお年寄りや子どもは利用しにくいことが考えられる。

一方「場に対しての誇りや自分のものという意識が感じられるか」の項目での評価が高かった。味のある居酒屋が多いことが要因に挙げられる。

図２-106.三角地帯

図２-107.落書きの様子

図２-106.三角地帯

図２-107.落書きの様子

快適性と印象

全体的に魅力が感じられるか

座る場所は快適か

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

利用と活動

多様なお店/サービスがあるか

清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか 0 1 2 3 4

清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか

図２-108. 快適性と印象

アクセス、接続、情報

遠くからでも見えやすい場所か

安全に感じられるか

経済的活力はあるか

インフォメーションや案内版は分かりやすいか

公共交通へのアクセスがよいか

図２-109. アクセス、接続、情報

表２-18. 三角地帯に関する意見内容

No.11

快適性と印象路地裏特有の魅力がある

良い点

こじんまりとした店が多く並んでいる

狭く薄暗いため危険に感じた

悪い点

清潔感がない

平均の評価個人の評価

図２-110. 利用と活動

社交性

全体的にエリアは活発か

グループで集まっている人が多いか

コミュニティのイベントや活動がよくあるか

歩いてここまで来やすいか

子どもや年配者がいるか

ボランティアの存在を示すものはあるか

場に対して誇りや自分のものという意識が感じられるか

図２-111. 社交性

アクセスと接続利用と活動社交性

駅から近い

店舗が多い

店舗が開いてない際は、地元住民の通り抜けに使われている

案内板がなく道が分かりにくい

イベント情報が見られない

子どもがいない

視認性が悪い

昼間は活気がない

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

No.12 三軒茶屋二丁目公園

No.12 三軒茶屋二丁目公園

○快適性と印象

「全体的な魅力」「座る場所の快適さ」「安全」「清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか」の４つの項目全てで評価が低かった。近くに喫煙所があり、タバコの吸い殻が道に落ちていることからも清潔感が感じられなかった。

○アクセス、接続、情報

○アクセス、接続、情報　「公共交通へのアクセス」「徒歩での来やすさ」の「アクセス、接続」に関する項目で評価が低かった。住宅街に位置し住民からのアクセスは良いが、駅や大通りから距離が離れていることが評価の低い理由と考えられる。

「公共交通へのアクセス」「徒歩での来やすさ」の「アクセス、接続」に関する項目で評価が低かった。住宅街に位置し住民からのアクセスは良いが、駅や大通りから距離が離れていることが評価の低い理由と考えられる。

○利用と活動

「多様なお店/サービスがあるか」「経済的活力はあるか」という項目で評価が低かった。公園周辺が住宅街であり、店舗が少ないことが原因と考えられる。また、「全体的にエリアは活発か」「コミュニティのイベントや活動がよくあるか」という項目でも評価が低かった。これは公園利用者が少ないことが原因と考えられる。

○社交性

「子どもや年配者の利用」「ボランティアの存在を示すものはあるか」「場に対しての誇りや自分のものという意識が感じられるか」「グループでの利用」すべての項目で評価が低かった。これは公園利用者が少ないことが原因と考えられる。

図２-112.三軒茶屋二丁目公園

図２-113.喫煙禁止の垂れ幕

快適性と印象

全体的に魅力が感じられるか

座る場所は快適か

図２-114. 快適性と印象

清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか

安全に感じられるか

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

利用と活動

多様なお店/サービスがあるか

平均の評価個人の評価 0 1 2 3 4 0 1 2 3 4

平均の評価個人の評価

経済的活力はあるかアクセス、接続、情報

図２-114. 快適性と印象

アクセス、接続、情報

遠くからでも見えやすい場所か

0 1 2 3 4

インフォメーションや案内版は分かりやすいか

インフォメーションや案内版は分かりやすいか 0 1 2 3 4

公共交通へのアクセスがよいか

図２-115. アクセス、接続、情報

表２-19. 三件茶屋二丁目公園に関する意見内容

No.12

快適性と印象子ども連れの家族がいた

良い点

街灯がおしゃれ

車道の直線上にあり、安全性が担保されていない

悪い点

喫煙スペースがある清潔感が感じられない

歩いてここまで来やすいか

経済的活力はあるか

コミュニティのイベントや活動がよくあるか

全体的にエリアは活発か

図２-116. 利用と活動

社交性

グループで集まっている人が多いか

子どもや年配者がいるか

図２-117. 社交性 0 1 2 3 4

場に対して誇りや自分のものという意識が感じられるか

ボランティアの存在を示すものはあるか

アクセスと接続利用と活動社交性

住宅街の中に位置しており、住民からのアクセスが良い駅や大通りから離れている

親子が遊んでおり、コミュニティの場となるポテンシャルを感じた周辺に店舗が少ない

親子が遊んでおり、コミュニティの場となるポテンシャルを感じた

親子での利用が多い

周辺に店舗が少ない

禁止事項の注意書きが多い

視認性が悪く、遠くから見えにくい

喫煙所がある

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

No.13 三角地

○快適性と印象

「全体的な魅力」「座る場所の快適さ」「安全」「清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか」の４つの項目全てで評価が低く、特に「座る場所の快適さ」「安全」の評価が低かった。車道から近いため危険という意見や交通量が多く、滞留空間に向いていないという意見が見られた。

○アクセス、接続、情報

○アクセス、接続、情報　「公共交通へのアクセス」「徒歩での来やすさ」「遠くからの見えやすさ」の項目で評価が高かった。商店街を経由するとアクセスしやすいことや、開けた場所にあり遠くからも見えることが理由として挙げられる。

「公共交通へのアクセス」「徒歩での来やすさ」「遠くからの見えやすさ」の項目で評価が高かった。商店街を経由するとアクセスしやすいことや、開けた場所にあり遠くからも見えることが理由として挙げられる。

○利用と活動

「多様なお店/サービスがあるか」「経済的活力はあるか」「全体的にエリアは活発か」という項目での評価が高かった。周辺に飲食店や物販店が多いことが理由として挙げられる。

○社交性

「子どもや年配者の利用」「ボランティアの存在を示すものはあるか」「場に対しての誇りや自分のものという意識が感じられるか」「グループでの利用」全ての項目で評価が低かった。しかし、人通りの多さや周辺店舗との連携など活かせる利点があるとの意見も見られた。

図２-118.三角地(１)

図２-119.三角地(２)

図２-118.三角地(１)

快適性と印象

全体的に魅力が感じられるか

座る場所は快適か

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

利用と活動

0 1 2 3 4

安全に感じられるか

経済的活力はあるか

多様なお店/サービスがあるか

清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか 0 1 2 3 4

清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか

図２-120. 快適性と印象

アクセス、接続、情報

遠くからでも見えやすい場所か

平均の評価個人の評価

図２-122. 利用と活動

社交性

インフォメーションや

案内版は分かりやすいか

公共交通へのアクセスがよいか

図２-121. アクセス、接続、情報

図２-123. 社交性 0 1 2 3 4

歩いてここまで来やすいか

子どもや年配者がいるか

全体的にエリアは活発か

グループで集まっている人が多いか

コミュニティのイベントや活動がよくあるか

ボランティアの存在を示すものはあるか

場に対して誇りや自分のものという意識が感じられるか

図２-123. 社交性

表２-20. 三角地に関する意見内容

アクセスと接続利用と活動社交性表２-20. 三角地に関する意見内容

No.13

良い点

No.13 良い点

快適性と印象人通りが多い

アクセスと接続利用と活動社交性

商店街（栄通り）を経由するとアクセスしやすい

開けた場所にあり遠くからも見える

周辺に多くの飲食店がある

周辺店舗都の連携が期待できる

飲食店だけでなく、物販店も多い

人通りが多い

悪い点

車道から近く危険交通量が多く、滞留空間には向いていない

案内板がなく、分かりにくい

駅から見えない

場所単体の魅力に欠ける

社交性

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

No.14 太子堂一丁目公園

No.14 太子堂一丁目公園

○快適性と印象

「全体的な魅力」「座る場所の快適さ」「安全」の項目において評価が高かった。交通量の多い通りから離れていること、ベンチや腰掛けなど座ってゆっくりできる場所が多いことが理由として挙げられる。

一方で、「清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか」の項目での評価が低かった。ゴミのポイ捨てが見られたことが原因と考えられる。

○アクセス、接続、情報

「公共交通へのアクセス」「徒歩での来やすさ」「遠くからの見えやすさ」「インフォメーションの分かりやすさ」の全ての項目で評価が低かった。駅から遠いこと、公園が大通りから奥まった場所に位置しており、周囲から見えにくいことが理由として挙げられる。

○利用と活動

「多様なお店/サービスがあるか」「経済的活力はあるか」という項目での評価が低かった。公園周辺が住宅街であり、店舗が少ないことが原因と考えられる。

一方で、「全体的にエリアは活発か」という項目での評価が高かった。親子で訪れる人が多く、子どもたちの活気が溢れていたことが理由として挙げられる。

○社交性

「子どもや年配者の利用」「グループでの利用」の項目での評価が高かった。　親子で訪れる人が多く見られたことが要因として挙げられる。

図２-124.西太子堂一丁目公園(１)

図２-125.西太子堂一丁目公園(２)

快適性と印象

全体的に魅力が感じられるか

座る場所は快適か

図２-126. 快適性と印象

清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか

図２-126. 快適性と印象

清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか

アクセス、接続、情報

遠くからでも見えやすい場所か

安全に感じられるか

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

利用と活動

子どもや年配者がいるか 0 1 2 3 4

平均の評価個人の評価

経済的活力はあるか

多様なお店/サービスがあるか

インフォメーションや案内版は分かりやすいか

インフォメーションや

案内版は分かりやすいか

公共交通へのアクセスがよいか

図２-127. アクセス、接続、情報

表２-21. 太子堂一丁目公園に関する意見内容

No.14

良い点

悪い点

子どもや年配者がいるか 0 1 2 3 4

歩いてここまで来やすいか

図２-128. 利用と活動

全体的にエリアは活発か

社交性

グループで集まっている人が多いか

コミュニティのイベントや活動がよくあるか

ボランティアの存在を示すものはあるか

場に対して誇りや自分のものという意識が感じられるか

図２-129. 社交性

アクセスと接続利用と活動社交性表２-21. 太子堂一丁目公園に関する意見内容

快適性と印象ベンチや腰掛が多く、座ってゆっくりできる

車通りの多い通りから離れており安全

ゴミが散らかっており、清潔でない

団地に隣接しており、ボール遊びや大声を出すことができない

アクセスと接続利用と活動社交性

子どもたちの活気で満ちている

親子での利用やお年寄りが休憩している様子が見られた

親子連れで賑わっている

経済的活力がない奥まった位置にあり、遠くから見えない

駅から遠い

子どもの遊び場となっている

社交性

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

No.15 こどものひろば公園

○快適性と印象

「全体的な魅力」「座る場所の快適さ」「安全」「清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか」の４つの項目全てで評価が高かった。多様な遊び場があることや、ベンチが多く座る場所が快適であったこと、ゴミが少なかったことが理由として挙げられる。

○アクセス、接続、情報

「徒歩での来やすさ」「遠くからの見えやすさ」「インフォメーションの分かりやすさ」の項目で評価が高かった。駅からは遠いが住宅街や周辺マンションからのアクセスの良い点や、案内板が見やすい点が評価の理由として挙げられる。

○アクセス、接続、情報　「徒歩での来やすさ」「遠くからの見えやすさ」「インフォメーションの分かりやすさ」の項目で評価が高かった。駅からは遠いが住宅街や周辺マンションからのアクセスの良い点や、案内板が見やすい点が評価の理由として挙げられる。

○利用と活動

「多様なお店/サービスがあるか」「経済的活力はあるか」の項目で評価が低かった。公園周辺が住宅街であり、店舗が少ないことが原因と考えられる。

一方「全体的にエリアは活発か」の項目で評価が高かった。親子連れやランニング、散歩をするお年寄りなど様々な活動が見られたことが理由として挙げられる。

○社交性

「子どもや年配者の利用」「グループでの利用」の項目で評価が高かった。幅広い年代の人が憩いの場として利用していることが理由として挙げられる。

また、落ち葉拾いの袋のように「ボランティアの存在を示すもの」も見られた。

図２-130.こどものひろば公園(１)

図２-131.こどものひろば公園

快適性と印象

全体的に魅力が感じられるか

1 2 3 4

座る場所は快適か

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

利用と活動

多様なお店/サービスがあるか

清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか 0 1 2 3 4

清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか

図２-132.快適性と印象

アクセス、接続、情報

遠くからでも見えやすい場所か

安全に感じられるか

経済的活力はあるか

インフォメーションや

案内版は分かりやすいか

公共交通へのアクセスがよいか

図２-133. アクセス、接続、情報

平均の評価個人の評価

図２-134. 利用と活動

全体的にエリアは活発か

社交性

グループで集まっている人が多いか

図２-135. 社交性 0 1 2 3 4 0

表２-22 こどものひろば公園に関する意見内容

No.15 良い点

快適性と印象多様な遊び場があり、ベンチも多い

公園が広く、ゴミも少ない

歩いてここまで来やすいか

子どもや年配者がいるか

コミュニティのイベントや活動がよくあるか

ボランティアの存在を示すものはあるか

場に対して誇りや自分のものという意識が感じられるか

図２-135. 社交性

アクセスと接続利用と活動社交性

住宅街、周辺マンションからのアクセスが良い

案内板が分かりやすい

駅から少し距離がある No.15 良い点

悪い点

住宅街、周辺マンションからのアクセスが良い

案内板が分かりやすい

駅から少し距離がある

子どもや親子の遊ぶ様子が見られ活発的

幅広い年代の人が憩いの場として利用している

親子連れやランニング、散歩するお年寄り等、多様な利用が見られた

落ち葉拾いの袋があった

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

No.16 世田谷公園

○快適性と印象

「全体的な魅力」「座る場所の快適さ」「安全」「清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか」の４つの項目全てで評価が高かった。ベンチや芝生など快適な滞在空間が評価されたと考えられる。

○アクセス、接続、情報

「公共交通へのアクセス」「徒歩での来やすさ」の項目で評価が低かった。駅から距離があることが原因と考えられる。

一方で「インフォメーションの分かりやすさ」の項目で評価が高かった。公園内の目立つ場所に案内板があったことが理由と考えられる。

○利用と活動

「多様なお店/サービスがあるか」「経済的活力はあるか」「全体的にエリアは活発か」「コミュニティのイベントや活動がよくあるか」の４つの項目全てで評価が高かった。キッチンカーや売店が公園内に設置されており、経済的な活力があること、公園内でマーケットが開催されていたことが理由として挙げられる。

○社交性

「子どもや年配者の利用」「グループでの利用」「ボランティアの存在を示すものはあるか」「場に対しての誇りや自分のものという意識が感じられるか」の４つの項目全てで評価が高かった。子どもからお年寄りまで幅広い年代の人が利用し、利用者からの馴染み深さを感じられた。また、公園内には「プレーパーク」が存在し、焚き火や工作など子どもたちの遊びを見守るボランティアの存在が見受けられた。

図２-136.世田谷公園

図２-137.マーケットの様子

図２-138.プレーパークの様子

快適性と印象

全体的に魅力が感じられるか

0 1 2 3 4

座る場所は快適か

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

利用と活動

多様なお店/サービスがあるか

清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか 0 1 2 3 4

経済的活力はあるか

安全に感じられるか

清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか 0 1 2 3 4

平均の評価個人の評価

図２-139. 快適性と印象

アクセス、接続、情報

遠くからでも見えやすい場所か

インフォメーションや

案内版は分かりやすいか

インフォメーションや案内版は分かりやすいか

公共交通へのアクセスがよいか

図２-140. アクセス、接続、情報

表２-23. 世田谷公園に関する意見内容

No.16

快適性と印象ベンチや芝等座る場所が多い

歩いてここまで来やすいか

図２-141. 利用と活動

社交性

全体的にエリアは活発か

グループで集まっている人が多いか

コミュニティのイベントや活動がよくあるか

良い点

利用者が多く、週末にはマーケットが開催されている

子どもや年配者がいるか

ボランティアの存在を示すものはあるか

場に対して誇りや自分のものという意識が感じられるか

図２-142. 社交性

アクセスと接続利用と活動社交性

視認性が良い

駅から遠い

悪い点

案内板が少ない

利用者からなじみ深さを感じるキッチンカー、売店があり経済的活力がある

子どもの遊びでにぎわっている

経済的活力は求められていないように感じた

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯 No.17かどっこ広場

○快適性と印象

茶沢通りの隣の裏通りであったことから、人通りも少なく滞留場所も設けられていないため、快適性と印象では評価が低かった。

一方で、広場内の植栽は綺麗に管理がされている印象があった。

なので、滞留場所を設けることで散歩の休憩などの利用が見られるようになると考えられる。

○アクセス、接続、情報

三軒茶屋駅から近いためアクセス面では比較的評価が高かった。

しかし、茶沢通りから見ると裏通りであるため、視認性はあまり良くないという意見があった。

○利用と活動

広場付近でみると店舗は少なく人の活動も見られないことから、利用と活動の評価はとても低かった。

しかし、植栽の手入れがされているという面からコミュニティの活動の評価はやや高かった。

しかし、植栽の手入れがされているという面から

コミュニティの活動の評価はやや高かった。

なので、滞留場所を設けることで広場を有効に活用することができると考えられる。

○社交性

人の活動が見られないことから、比較的評価は低いが、場の清潔さからボランティアの存在が感じられるという評価もあった。

図２-143.かどっこ広場の全体像

図２-144.かどっこ広場の案内板

快適性と印象利用と活動

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯図２-145. 快適性と印象

快適性と印象

全体的に魅力が感じられるか

利用と活動

多様なお店/サービスがあるか

経済的活力はあるか

安全に感じられるか

座る場所は快適か

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯図２-145. 快適性と印象

清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか

全体的にエリアは活発かアクセス、接続、情報

アクセス、接続、情報

遠くからでも見えやすい場所か

図147-. 利用と活動

社交性

歩いてここまで来やすいか

子どもや年配者がいるか

インフォメーションや案内版は分かりやすいか

公共交通へのアクセスがよいか

図２-146. アクセス、接続、情報

図２-148. 社交性表２-24.かどっこ広場に関する意見内容

表２-24.かどっこ広場に関する意見内容

No.17

良い点

悪い点

快適性と印象植栽の手入れが行き届いている

床にタイルがあった

座る場所がない

車道が近くて危なく、滞留場所など整備もされておらず快適さはあまりない

全体的にエリアは活発か

グループで集まっている人が多いか

コミュニティのイベントや活動がよくあるか

ボランティアの存在を示すものはあるか

場に対して誇りや自分のものという意識が感じられるか

場に対して誇りや自分のものという意識が感じられるか 0 1 2 3 4 0 1 2 3 4

図２-148. 社交性

場に対して誇りや自分のものという意識が感じられるか

アクセスと接続利用と活動社交性

比較的駅から近い

駐輪禁止の看板が複数ある

お店がない

住宅街のため活気はない駐輪禁止の看板が複数ある

提示版、お知らせ版のようなものがあったが、有効活用されていない

住宅街のため活気はない

住民と世田谷区が作った広場であるため、一定の地域性が感じられる通行人が多い

住民と世田谷区が作った広場であるため、一定の地域性が感じられる

通行人が多い

利用してる雰囲気はなかった

人の利用はあまりない様子

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯 No.18トンボひろば公園

◯快適と印象

あじさいや様々な植栽が咲いていたが、柵があり公園の中に入ることができなくなっている。

しかし、入ることができないため、滞留場所もなく人の活動はない。騒音に関する注意書きの掲示板が設置されていることから、過去に周辺住民から「騒いでる人がいる」などの苦情があったなどのことから柵が付き閉鎖されてしまっているものと考えられる。

しかし、入ることができないため、滞留場所もなく人の活動はない。騒音に関する注意書きの掲示板

が設置されていることから、過去に周辺住民から「騒いでる人がいる」などの苦情があったなどのことから柵が付き閉鎖されてしまっているものと考えられる。

◯アクセス、接続、情報

三軒茶屋駅から近いことからアクセスは良いが、裏通りを進んでいった場所に位置するため、視認性が悪いという意見があった。

◯利用と活動

住宅街の中に位置するため、店舗はない。また、柵がついていて中に入ることができないため、人の活動はなく閑散とした印象。

◯社交性

柵があり滞留スペースがないため人の活動が見られない一方で、様々な植栽が咲いていた。

なので、今後小さな子供たちが遊んだり散歩の休憩地点などの利用の可能性があると考えられる。

図２-149.トンボひろば公園を道路から見た時

図２-150.トンボひろば公園の植栽の様子

快適性と印象

全体的に魅力が感じられるか

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

利用と活動

多様なお店/サービスがあるか

1 2 3 4

経済的活力はあるか

安全に感じられるか

座る場所は快適か

座る場所は快適か安全に感じられるか

図151-. 快適性と印象

清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか

図151-. 快適性と印象

清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか

アクセス、接続、情報

遠くからでも見えやすい場所か

図２-153. 利用と活動

全体的にエリアは活発か

社交性

インフォメーションや案内版は分かりやすいか

公共交通へのアクセスがよいか

図２-152. アクセス、接続、情報

表２-25. トンボひろば公園に関する意見内容

No.18

良い点

快適性と印象緑が生い茂っていたり、あじさいが咲いていたり、魅力を感じる中に入れない

悪い点

ベンチ等の滞留場所がない

歩いてここまで来やすいか

子どもや年配者がいるか

図２-154. 社交性

グループで集まっている人が多いか

場に対して誇りや自分のものという意識が感じられるか

コミュニティのイベントや活動がよくあるか

ボランティアの存在を示すものはあるか

アクセスと接続利用と活動社交性住宅街の中

注意書きのみ

ボランティアの存在を示すものはあるか

植栽は少し手入れされている印象花の整備がされている人の活動は全くない比較的駅から近い

注意書きのみ

花の整備がされている人の活動は全くない比較的駅から近い

騒いでいる人が過去にいたため、立ち入り禁止になったように感じた

柵があり広場の仲に入れない 0 1 2 3 4

植栽は少し手入れされている印象

雑草も多い

柵があり広場の仲に入れない

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯 No.19太子堂2-20広場

○快適性と印象

住宅街の中に位置し滞留場所がないため、人の利用は見られなかった。

しかし、植栽が綺麗に管理されていたり広く面積を有することから、子どもたちの遊び場として活用が可能であると考えられる。

○アクセス、接続、情報

○アクセス、接続、情報　駅からやや遠く住宅に囲まれた場所に位置するため、視認性があまり良くない印象。インフォメーションや案内板などが広場ないにあるため、広場への入り口周辺に設けることで場の認知度が高まると考えられる。

駅からやや遠く住宅に囲まれた場所に位置するため、視認性があまり良くない印象。インフォメーションや案内板などが広場ないにあるため、広場への入り口周辺に設けることで場の認知度が高まると考えられる。

○利用と活動

周囲から分かりづらい場所に位置するため、人の活動が見られなかった。また、住宅に囲まれているため静かな場所であった。周辺の雰囲気に合わせて、休憩場所や作業・読書をするなどあまり賑やかになりすぎない利用が適しているように考えられる。

周囲から分かりづらい場所に位置するため、人の活動が見られなかった。また、住宅に囲まれているため静かな場所であった。周辺の雰囲気に合わせて、

休憩場所や作業・読書をするなどあまり賑やかになりすぎない利用が適しているように考えられる。

○社交性

広場内の花壇の花が綺麗に咲いていて住宅に囲まれた場所に位置するが明るい印象があった。

一方で、広場内を通り抜けするだけの人が見受けられたため、滞留行動は見られなかった。

なので、ベンチやイスの設置により滞留場所を設けることで、利用が見込まれると考えられる。

図２-155.太子堂2-20広場の中の様子

図２-156.太子堂２－２０広場の注意書き

快適性と印象

全体的に魅力が感じられるか

1 2 3 4

座る場所は快適か

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯 0 1 2 3 4

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

利用と活動

快適性と印象 0 1 2 3 4

経済的活力はあるか

安全に感じられるか

図２-157. 快適性と印象

清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか

図２-157. 快適性と印象

アクセス、接続、情報

遠くからでも見えやすい場所か

図２-159. 利用と活動

社交性

多様なお店/サービスがあるか

0 1 2 3 4

全体的にエリアは活発か

グループで集まっている人が多いか

0 1 2 3 4 0 1 2 3 4

歩いてここまで来やすいか

インフォメーションや案内版は分かりやすいか

公共交通へのアクセスがよいか

図２-158. アクセス、接続、情報

表２-26. 太子堂２-20広場に関する意見内容

No.19

快適性と印象花壇の手入れが行き届いている

良い点

周囲が住宅で囲まれているため安全

座る場所がない

悪い点

視認性が悪く人目につかない

子どもや年配者がいるか

コミュニティのイベントや活動がよくあるか

ボランティアの存在を示すものはあるか

場に対して誇りや自分のものという意識が感じられるか

図２-160. 社交性

アクセスと接続利用と活動社交性

比較的駅から近い

住宅街の中

細い路地の先にあり住宅に囲まれているため視認性が悪い

案内板は広場内にあるため外からは見えづらい

複数の住宅に隣接しているため、静かである

通り抜けとして使われている

複数の住宅に隣接しているため、静かである通り抜けとして使われている

地域住民のショートカットに使われている

花壇の整備などボランティアの存在が感じられる

平日日中なら子どもたちが遊ぶにはちょうど良さそう

通り抜ける人が何人かいただけ

花壇はあるが、その他はあまり管理されていない様子

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

No.20太子堂2-10遊び場

○快適性と印象

遊具やベンチがあることから快適性と印象の評価が高い。また、ベンチが日陰になる場所に設置されているため暑い日でも比較的涼しく快適であった。

一方で、ベンチがあるものの数が少ないという意見もあった。

○アクセス、接続、情報

○アクセス、接続、情報　駅からはやや遠く住宅街の中に位置するためアクセスでは低めの評価が得られた。

駅からはやや遠く住宅街の中に位置するためアクセスでは低めの評価が得られた。

しかし、道路に開かれるようにインフォメーションや案内板が設置されているため、住宅街の中でも近くまで行けば見つかりやすくなっている。

○利用と活動

住宅街の中に位置するため店舗が少ない印象。し

かし、遊具があることや植栽の管理が行き届いている。利用者が少ない要因として、住宅街の中にあり見つけづらいことが挙げられる。

○社交性

親子が遊具で遊んでいることや植栽の管理が行き届いていることから社交性の評価が高い。

しかし、遊び場の面積が広いわりに利用者が少なかった。

図２-161.太子堂2-10遊び場入口から見た時

図２-162.太子堂2-10遊び場の滞留スペース

快適性と印象

全体的に魅力が感じられるか

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

利用と活動

多様なお店/サービスがあるか

経済的活力はあるか

座る場所は快適か

座る場所は快適か安全に感じられるか

図２-163. 快適性と印象

清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか

図２-163. 快適性と印象

清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか

安全に感じられるか

図２-165. 利用と活動

全体的にエリアは活発かアクセス、接続、情報

アクセス、接続、情報

遠くからでも見えやすい場所か

社交性

インフォメーションや案内版は分かりやすいか

公共交通へのアクセスがよいか

図２-164. アクセス、接続、情報

表２-27. 太子堂２-10に関する意見内容

No.20

良い点

快適性と印象座る場所が日陰になっていたり、植栽の整備や清掃がされていて快適交通量が少なく安全

歩いてここまで来やすいか

子どもや年配者がいるか 0 1 2 3 4

子どもや年配者がいるか

図２-166. 社交性

全体的にエリアは活発か

グループで集まっている人が多いか

コミュニティのイベントや活動がよくあるか

場に対して誇りや自分のものという意識が感じられるか

ボランティアの存在を示すものはあるか

悪い点

座る場所がもっとあると良い

アクセスと接続利用と活動社交性

道路側に開いた案内板がある

親子が遊んでいた親子が1組のみ遊んでいた

小さな子どもの遊び場がある

少し遠い

住宅街のため経済的活力はない

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

No. 21栄通り

○快適性と印象

多様な店舗が集まった商店街であることや場の賑わいを感じられたことから、快適性と印象が高い数値の項目がある。

しかし、商店街で人が多いが道が狭いため、歩行者と自転車の通行が多く密接であるため危なかったことから、安全性の評価が低い。また、商店街であるため通行がメインな場所になっており、滞留場所がないという意見が多かった。

しかし、商店街で人が多いが道が狭いため、歩行

者と自転車の通行が多く密接であるため危なかったことから、安全性の評価が低い。また、商店街であるため通行がメインな場所になっており、滞留場所がないという意見が多かった。

なので、歩行者と自連者の動線を分けたり滞留場所を設けることでより質の高い場所になると考えられる。

○アクセス、接続、情報

○アクセス、接続、情報　三軒茶屋駅出入口から国道を横断せずにアクセスができることから、安全に移動ができ駅から近いためアクセス面での評価は比較的高かった。

三軒茶屋駅出入口から国道を横断せずにアクセスができることから、安全に移動ができ駅から近いためアクセス面での評価は比較的高かった。

しかし、案内板などは特に表示がなかったので、分かりやすく提示することで場の認知度が向上すると考えられる。

○利用と活動

多様な店舗があり買い物客が多いため経済的活力が高いという意見が多かった。それに伴い、利用者も多いため全体的に高い評価が得らえた。

○社交性

利用者が多いことから項目として比較的評価が高かった。

一方で、グループで集まっている人は少なく子どもや年配者、夫婦が多いように感じた。

なので、若者層へのアプローチをすることでより幅広い人で溢れ多様な活動も見られる場所になると考えらえる。

図２-167.栄通りの様子

図２-168 .栄通りの自転車の様子

図２-167.栄通りの様子

図２-168 .栄通りの自転車の様子

快適性と印象

全体的に魅力が感じられるか

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

利用と活動

多様なお店/サービスがあるか

経済的活力はあるか

安全に感じられるか

座る場所は快適か

図２-169. 快適性と印象

清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか

図２-169. 快適性と印象

清潔さ/維持管理の質の高さを感じられるか

図２-171. 利用と活動

全体的にエリアは活発か

アクセス、接続、情報社交性

遠くからでも見えやすい場所か

インフォメーションや案内版は分かりやすいか

公共交通へのアクセスがよいか

図２-170. アクセス、接続、情報

表２-28. 意見内容

歩いてここまで来やすいか

子どもや年配者がいるか

グループで集まっている人が多いか

コミュニティのイベントや活動がよくあるか

ボランティアの存在を示すものはあるか

場に対して誇りや自分のものという意識が感じられるか

図２-172. 社交性

良い点

快適性と印象買い物客や散歩している人など多様な人が行き交っている歩行者と自転車の通行が多いのに道幅が狭くて危ない

田園都市線から近く、国道を横断せずにアクセスできるため安全 No.21

田園都市線から近く、国道を横断せずにアクセスできるため安全 No.21 良い点

悪い点

快適性と印象買い物客や散歩している人など多様な人が行き交っている歩行者と自転車の通行が多いのに道幅が狭くて危ない

アクセスと接続利用と活動社交性

悪い点アクセスと接続利用と活動社交性

商店街なため多様な店舗があり、目的をもった利用者が多いような気がした

幅広い世代の人が集積していた

滞留空間がない駅から近くアクセスしやすい

滞留空間がない

駅から近くアクセスしやすい

近くにいかないと通りがあることに気づきにくい

多様な店舗があり、経済的活力が感じられた

場所さえあれば、人々の交流が生まれそう

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

プレイスサーベイのまとめ

各調査対象地の評価

表2-29に各調査対象地の評価のまとめを示す。ここでは、評価に相関の見られた項目の分析を行う。

◯「快適性と印象」と「社交性」

◯「快適性と印象」と「社交性」　「快適性と印象」と「社交性」の評価の関係を図４ー 122に示す。両者には生の相関が見られ、「快適性と印象」において平均を上回る場所（９箇所）のうち、８箇所が「社交性」においても平均を上回る評価を得ている。このことから、三軒茶屋のプレイスにおいては滞留機能の整備によって快適性を向上させることで、

「快適性と印象」と「社交性」の評価の関係を図４ー 122に示す。両者には生の相関が見られ、「快適性と印象」において平均を上回る場所（９箇所）のうち、８箇所が「社交性」においても平均を上回る評価を得ている。このことから、三軒茶屋のプレイスにおいては滞留機能の整備によって快適性を向上させることで、住民の場への愛着（オーナーシップ）向上や、多世代による場の利用と繋げることが可能であると考えられる。

住民の場への愛着（オーナーシップ）向上や、多世代による場の利用と繋げることが可能であると考えられる。

◯「アクセス、接続、情報」と「利用と活動」　「アクセス、接続、情報」と「利用と活動」の評価の関係を図４ー123に示す。両者には生の相関が見られ、「利用と活動」において平均を上回る場所（８箇所）のうち、６箇所が「アクセス、接続、情報」においても平均を上回る評価を得ている。このことから、三軒茶屋のプレイスにおいては周囲からの視認性や徒歩によるアクセス性を向上させることで、コミュニティによる活動の発生やエリアの活発度向上へと繋げることが可能であると考えられる。

図２-173.「快適性と印象」と「社交性」の評価の関係

図２-173.「快適性と印象」と「社交性」の評価の関係図２-174.「アクセス、接続、情報」と「利用と活動」の評価の関係

評価項目

図２-174.「アクセス、接続、情報」と「利用と活動」の評価の関係

４項目の平均表２-29.各調査対象地の評価まとめ

No. 名称

４項目の平均表２-29.各調査対象地の評価まとめ

快適性と印象アクセス、接続、情報利用と活動

：４項目の平均が全体の平均を上回る調査対象地　　　赤文字：平均を上回る評価

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯図２-175.プレイスサーベイの様子

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

２-５.未来像実現可能性の高い場所の抽出-ポテンシャルプレイス概要

2-3の「プレイスメイキングデイズin三軒茶屋」

で把握した三軒茶屋における住民の愛着のある場と 2-4のプレイスサーベイによるプレイスの評価をもとに、三軒茶屋におけるポテンシャルプレイス（プレイスゲームの候補地）を抽出した。

抽出した場所は全 11 箇所であり、１ . キャロットタワー広場、２. 三茶パティオ、３. 茶沢通り、４.三軒茶屋ふれあい広場、５烏山川緑道、６太子堂八幡神社、７. 西太子堂公園、８. キャロットタワー裏通り、９こどものひろば公園、10. 世田谷公園、 11．栄通りである。

抽出方法

①屋外空間リサーチ

文献調査から三軒茶屋に位置するパブリックスペースの整理を行った結果、56箇所の場所を抽出した。

②プレイスゲームの候補地

屋外ワークショップの結果から「お気に入りの場所」の得票数２票以上の場所、①で抽出下プレイスのうち、「三茶のミライ」範囲内である、20箇所の場所を抽出した。

③「三茶のミライ」実現の可能性の高い場所

屋外ワークショップの結果から「お気に入りの場所」の得票数が平均以上である場所、場所の評価の結果から評価値の平均が全対象地の平均以上である場所である、11箇所の場所を抽出した。

屋外空間リサーチ（56箇所）

「三茶のミライ」範囲内（８箇所）

表２-30.屋外ワークショップからの抽出

No 名称投票数平均投票数以上の場所 1茶沢通り 30 ● 2世田谷公園 19 ● 3烏山川緑道 12 ● 4三軒茶屋ふれあい広場 8 ● 5こどものひろば公園 8 ● 6太子堂八幡神社 7 ● 7栄通り 5 ● 8西太子堂公園 3 9三角地帯 3 10246号線の歩道 3 11キャロットタワー裏通り 2 12若林ふれあい広場 2 13すずらん通り 2 14三茶パティオ 2 15日本大学前通り 2 16目青通り

No 名称投票数平均投票数以上の場所 1茶沢通り 30 ● 2世田谷公園 19 ● 3烏山川緑道 12 ● 4三軒茶屋ふれあい広場 8 ● 5こどものひろば公園 8 ● 6太子堂八幡神社 7 ● 7栄通り 5 ● 8西太子堂公園 3 9三角地帯 3 10246号線の歩道 3 11キャロットタワー裏通り 2 12若林ふれあい広場 2 13すずらん通り 2 14三茶パティオ 2 15日本大学前通り 2 16目青通り 1

17太子堂中央街 1

18三宿の森 1

19三角地（三茶1丁目） 1 2011番商店街 1 21キャロットタワー広場 1 22都道３号線の歩道 1 23太子堂2-11広場 3.2 １ヶ所あたりの平均投票数快適と印象アクセス利用と活動社交性

表２-31.研究調査主体による場所の評価（プレイスサーベイ）の結果からの抽出

1 キャロットタワー広場 2.9 3.83.62.93.28

4 三軒茶屋ふれあい広場 3.3 3.2 2.72.93.02

5 太子堂やまもも公園 2.52.31.31.61.94

6 烏山川緑道 3.42.8 2.5 7 太子堂八幡神社 3.1 2.62.6 8 若林ふれあい広場 3.4 2.51.62.62.53 9 西太子堂公園

2.32.01.91.92.04

三角地（三茶１丁目） 2.1 3.03.1

太子一丁目公園 2.92.11.9

「三茶のミライ」実現の可能性の高い場所（11箇所）「三茶のミライ」範囲内（８箇所）「お気に入りの場所」得票数２票以上の場所

住民：屋外ワークショップ

「お気に入りの場所」得票数２票以上の場所

プレイスゲーム候補地（21箇所）

住民：屋外ワークショップ「お気に入りの場所」平均以上の得票の場所（７箇所）

研究調査主体：場所の評価

評価値の平均値が、全対象地の評価の平均以上の場所（10箇所）

「三茶のミライ」実現の可能性の高い場所（11箇所）

図２-176.ポテンシャルプレイス抽出のフロー

表２-31.研究調査主体による場所の評価（プレイスサーベイ）の結果からの抽出図２-176.ポテンシャルプレイス抽出のフロー

トンボひろば公園 2.31.91.21.61.75

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

ポテンシャルプレイス一覧

1.キャロットタワー広場２.三茶パティオ３.茶沢通り

５.烏山川緑道６.太子堂神社８.キャロットタワー裏通り

９.こどものひろば公園10.世田谷公園11.栄通り

6.太子堂神社5.烏山川緑道

3.茶沢通り

4.三軒茶屋ふれあい広場

7.西太子堂公園

8.キャロットタワー裏通り

1.キャロットタワー広場

2.三茶パティオ

9.こどものひろば公園

11.栄通り

10.世田谷公園

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

各ポテンシャルプレイスの整理１.キャロットタワー広場

東急世田谷線三軒茶屋駅の目の前に位置するキャロットタワー広場。見通しが良く開けた広場であり、

周辺には飲食店などの店舗が立ち並んでいる。

東急世田谷線三軒茶屋駅の目の前に位置するキャロットタワー広場。見通しが良く開けた広場であり、周辺には飲食店などの店舗が立ち並んでいる。

プレイスメイキングデイズでは、駅前にあるため「利便性が良い」ことや人通りが多く「賑わいがある」などの前向きな意見が寄せられた。一方で、「治安が悪い」という改善点についての意見も寄せられた。

またプレイスサーベイでは、広場に座る場所がないことや店舗などによる経済的活動が広場の端のみに留まっていることが問題点として挙げられた。

快適性と印象

快適さと印象

1 2 3 4

社交性

座る場所は快適か

アクセスと接続

全体的に魅力が感じられるか

快適性と印象 0 1 2 3 4

安全に感じられるか

経済的活力はあるか

利用と活動

清潔さ／維持管理の質の高さを感じられるか

社交性 0 1 2 3 4

利用と活動

図２-180「キャロットタワー広場」における４分野の評価

【プレイスメイキングデイズで得た意見】

・賑わいがある。

・利便性が良い。

・飲んだり食べたり出来そう。

・治安が悪い。

【プレイスサーベイで得た評価】

・座る場所がなく活動もないため魅力的でない。

・駅前であり、見通しが良い。

・経済的活動はあるが、広場の端のみである。

・幅広い世代の人たちで溢れていた。

インフォメーションや案内板は分かりやすいかアクセス、接続、情報

遠くからでも見えやすい場所か

インフォメーションや案内板は分かりやすいかアクセス、接続、情報

歩いてここまで来やすいか

子どもや年配者がいるか

公共交通へのアクセスがよい

図２-181.「キャロットタワー広場」における個別分野の評価図２-179.キャロットタワー広場

多様なお店／サービスがあるか

全体的にエリアは活発か

図２-181.「キャロットタワー広場」における個別分野の評価図２-179.キャロットタワー広場

多様なお店／サービスがあるかイベントや活動がよくあるか

イベントや活動がよくあるか

全体的にエリアは活発か

グループで集まっている人が多いか

子どもや年配者がいるか

利用と活動 0 1 2 3 4

ボランティアの存在を示すものはあるか

場に対して誇りやジブ音のものという意識が感じられるか

【意見や課題から見えたプレイスの可能性】

キャロットタワー広場では、座る場所がなく、経済的活動も行われていないのが現状である。

そこで、飲食店の前にオープンテラス席を設けることや、広場内にも飲食や休憩として利用できるテーブルや椅子を設置することによって、飲食店との一体的利用が見込めると考えられる。

図2-182.クロスゲート出典：みなとみらい21

図２-183.富山グランドプラザ出典：GRAND PLAZA

２．三茶パティオ

東急田園都市線三軒茶屋駅とキャロットタワーを結ぶ地下通路。駅直結であるため多くの人が行き交い幅広い世代が利用する。

プレイスサーベイでは、清潔さと安全性においては高い評価が得られた、一方で、座る場所など滞留機能がないことが問題点として挙げられた。また地上部の見通しは良いが、階層の差や真上の喫煙所の存在により、活用が難しいのではないかという意見も見られた。

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

快適さと印象

1 2 3 4

社交性

図２-184.三茶パティオ図2-185.「三茶パティオ」における４分野の評価

図２-184.三茶パティオ

快適性と印象

全体的に魅力が感じられるか

0 1 2 3 4

座る場所は快適か

1 2 3 4

清潔さ／維持管理の質の高さを感じられるか

安全に感じられるか

経済的活力はあるか

清潔さ／維持管理の質の高さを感じられるか

利用と活動

多様なお店／サービスがあるか

経済的活力はあるか

アクセスと接続

アクセス、接続、情報

遠くからでも見えやすい場所か

インフォメーションや案内板は分かりやすいか

利用と活動

図2-185.「三茶パティオ」における４分野の評価

【プレイスメイキングデイズで得た意見】なし

【プレイスメイキングデイズで得た意見】

なし

【プレイスサーベイで得た評価】

・整備されているが座れる場所がない。

・アクセスがよく地上からの見通しも良いので、イベントとして使えそう。

・地上と階層が異なるので利用が難しそう。

・人々が滞留するスペースがない。

0 1 2 3 4

公共交通へのアクセスがよい

歩いてここまで来やすいか

子どもや年配者がいるか

0 1 2 3 4 多様なお店／サービスがあるか

0 1 2 3 4

全体的にエリアは活発か

0社交性

公共交通へのアクセスがよい

イベントや活動がよくあるか

全体的にエリアは活発か

グループで集まっている人が多いか

0 1 2 3 4 グループで集まっている人が多いか

利用と活動 0 1 2 3 4

ボランティアの存在を示すものはあるか

場に対して誇りや自分のものという意識が感じられるか

図2-186.「三茶パティオ」における個別分野の評価

場に対して誇りや自分のものという意識が感じられるか

図2-186.「三茶パティオ」における個別分野の評価

【意見や課題から見えたプレイスの可能性】

三茶パティオは、主に通行のために利用されているが、「三茶de大道芸」のようなイベント活用の実績もある。しかしこれは規模が大きく年に１回のみの開催となっている。そこで、小規模のイベントを多く開催し、コミュニティ交流の機会を増やすことにより、場の魅力や社交性が向上すると考えられる。

図2-187.ワテラスコモン感謝祭出典：PROTENT

図2-188.まちかどコンサート出典：清水駅前銀座商店街

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

３．茶沢通り

三軒茶屋と下北沢を結ぶ茶沢通り。個性的なショップやおしゃれなカフェなどが多く建ち並び、魅力あふれる通りとなっている。また、日曜日と祝日の13:00～17:00に歩行者天国を実施している。

プレイスメイキングデイズでは「散歩をしていて楽しい」などの前向きな意見が得られた一方で、「自転車が多くて危ない」や「座れる場所が欲しい」という改善点についての意見も寄せられた。

プレイスサーベイでは「ホコ天の実施有無によって安全性・快適性が大きく変わる」という意見が挙がった。

プレイスサーベイでは「ホコ天の実施有無によっ

て安全性・快適性が大きく変わる」という意見が挙がった。

快適さと印象

1 2 3 4

社交性

アクセスと接続

利用と活動

図２-190.「茶沢通り」における４分野の評価

【プレイスメイキングデイズで得た意見】

・散歩していて楽しい。

・個性的なお店がたくさんある。

・自転車が多くて危ない。

・机や椅子を置いて休憩できる場所が欲しい。

・オープンテラスのカフェが増えるとうれしい。

・座れる場所が欲しい。

【プレイスサーベイで得た評価】

・ホコ天の実施有無によって安全性・快適性が大きく変わる。

・非チェーンの個性的な飲食店が多い。

・電柱に商店街のフラッグが掲載されている。

図５-189.茶沢通り

快適性と印象

座る場所は快適か

利用と活動

快適性と印象 0 1 2 3 4 多様なお店／サービスがあるか

安全に感じられるか

経済的活力はあるか

清潔さ／維持管理の質の高さを感じられるか

インフォメーションや案内板は分かりやすいかアクセス、接続、情報

遠くからでも見えやすい場所か

0 1 2 3 4

インフォメーションや案内板は分かりやすいかアクセス、接続、情報

歩いてここまで来やすいか

子どもや年配者がいるか

公共交通へのアクセスがよい

図２-191「茶沢通り」における個別分野の評価

多様なお店／サービスがあるかイベントや活動がよくあるか

全体的にエリアは活発か

グループで集まっている人が多いか

子どもや年配者がいるか

利用と活動 0 1 2 3 4

イベントや活動がよくあるか

グループで集まっている人が多いか

ボランティアの存在を示すものはあるか

場に対して誇りやジブ音のものという意識が感じられるか

図２-191「茶沢通り」における個別分野の評価

【意見や課題から見えたプレイスの可能性】

茶沢通りでは歩行者と車両との距離が近いことや座る場所がないのが現状である。そこで、現在は日曜日と休日のみに行われている歩行者天国を平日にも行うことや、滞留空間を作る社会実験の実施を増やし常設化できるようにすることで、更に歩きやすく、楽しい通りになると考える。

図５-192.池袋ニッセイビル前出典：TECTURE MAG

図５-193.丸の内仲通り出典：Forbes

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

４．三軒茶屋ふれあい広場

東急田園都市線と世田谷線の三軒茶屋駅から徒歩約５分の場所に位置する三軒茶屋ふれあい広場。この場所はマルシェをはじめとして様々なイベントが行われている。

東急田園都市線と世田谷線の三軒茶屋駅から徒歩約５分の場所に位置する三軒茶屋ふれあい広場。こ

の場所はマルシェをはじめとして様々なイベントが行われている。

プレイスメイキングデイズでは「イベントがもっと欲しい」や「おしゃれなマルシェができたら嬉しい」などイベント開催を求める意見が得られた。

プレイスサーベイでは「長時間滞在できるベンチが少ない」や「日常的にはあまり人がいない」という意見が得られた。

快適さと印象

1 2 3 4

社交性

アクセスと接続

快適性と印象

全体的に魅力が感じられるか

0 1 2 3 4

座る場所は快適か

快適性と印象 0 1 2 3 4

0 1 2 3 4

清潔さ／維持管理の質の高さを感じられるか

安全に感じられるか

経済的活力はあるか

清潔さ／維持管理の質の高さを感じられるか

社交性 0 1 2 3 4

利用と活動

多様なお店／サービスがあるか

経済的活力はあるか

0 1 2 3 4

アクセス、接続、情報

遠くからでも見えやすい場所か

インフォメーションや案内板は分かりやすいか

利用と活動

図２-195.「三軒茶屋ふれあい広場」における４分野の評価

【プレイスメイキングデイズで得た意見】

0 1 2 3 4

公共交通へのアクセスがよい

歩いてここまで来やすいか

子どもや年配者がいるか

公共交通へのアクセスがよい

図２-196.「三軒茶屋ふれあい広場」における個別分野の評価図２-194三軒茶屋ふれあい広場

多様なお店／サービスがあるか

全体的にエリアは活発か

0社交性

子どもや年配者がいるか

イベントや活動がよくあるか

全体的にエリアは活発か

0 1 2 3 4 グループで集まっている人が多いか

図２-196.「三軒茶屋ふれあい広場」における個別分野の評価図２-194三軒茶屋ふれあい広場

グループで集まっている人が多いか

0 1 2 3 4

場に対して誇りや自分のものという意識が感じられるか

イベントや活動がよくあるか

ボランティアの存在を示すものはあるか

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯【プレイスメイキングデイズで得た意見】

・色んなイベントをしたい。

・マーケットやイベントが良い。

・イベントがもっと欲しい。

・福祉施設のイベントをもっと広く受け入れてやる。

・外でゆっくりできる場所が欲しい。

・おしゃれなマルシェができたら嬉しい。

【プレイスサーベイで得た評価】

・長時間滞在できるベンチがない。

・茶沢通りからの見通しはいまいち。

・週末はイベントで活気があるが、日常的にはあまり人がいない。

・清潔だが、人は少ない。

【意見や課題から見えたプレイスの可能性】

ふれあい広場ではイベント開催を求める人が多いことや、日常的利用が少ないことが現状である。そこで、イベント実施回数を増やすだけでなく案内なども増やし住民の認知度を高めることや、広場内にテーブルや芝生なども設け、滞留空間を増やすことでより地域住民に親しみある場所になると考える。

図５-197.三茶ふれあいマルシェ出典：世田谷くみん手帖

図５-198.大阪駅「時空の広場」出典：PLAY LIFE

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

５．烏山川緑道

烏山川緑道は、茶沢通りから接続している緑道である。茶沢通りと面している付近では、散歩や休憩、ランニング、茶沢通り沿いで購入したドリンクを飲みながら会話をする人などが見られた。一方で、茶沢通りから少し離れると、植栽の整備がされていたり、人の活動が少し見られたが、散歩をする人や通り道としての利用で滞留する人は見られなかった。　これらのことから、烏山川緑道は滞留する場所よりかは通行する場所としての利用が主であると考えられる。プレイスメイキングデイズでも同様に、通行に関しての良い意見はある一方で、空間を有効活用して欲しいとの意見も得られている。

烏山川緑道は、茶沢通りから接続している緑道である。茶沢通りと面している付近では、散歩や休憩、ランニング、茶沢通り沿いで購入したドリンクを飲みながら会話をする人などが見られた。一方で、茶沢通りから少し離れると、植栽の整備がされていたり、人の活動が少し見られたが、散歩をする人や通り道としての利用で滞留する人は見られなかった。

これらのことから、烏山川緑道は滞留する場所よりかは通行する場所としての利用が主であると考えられる。プレイスメイキングデイズでも同様に、通行に関しての良い意見はある一方で、空間を有効活用して欲しいとの意見も得られている。

快適さと印象

1 2 3 4

社交性

図２-199.烏山川緑道

座る場所は快適か快適性と印象

座る場所は快適か

快適性と印象

全体的に魅力が感じられるか

安全に感じられるか

経済的活力はあるか

清潔さ／維持管理の質の高さを感じられるか

利用と活動

多様なお店／サービスがあるか

0 1 2 3 4

経済的活力はあるか

0社交性 1 2 3 4

アクセスと接続

利用と活動

図２-200.「烏山川緑道」における4分野の評価

【プレイスメイキングデイズで得た意見】

・歩いていて気持ちいい。

・安心安全。

・薄暗いので夜は怖い。

・付近の空いている敷地を有効活用してほしい。

・桜の時期に出店が出ていたら嬉しい。

・緑道を有効活用してほしい。

【プレイスサーベイで得た評価】

・安全に通行できるが、座る場所は少ない。

・駅からは離れているが、地元住民には問題ない。

・空間の使い方が「上手い人」見られた。

・散歩やランニングをする人が多い。

イベントや活動がよくあるか

全体的にエリアは活発か

インフォメーションや案内板は分かりやすいかアクセス、接続、情報

アクセス、接続、情報

遠くからでも見えやすい場所か

インフォメーションや案内板は分かりやすいか

0 1 2 3 4

公共交通へのアクセスがよい

歩いてここまで来やすいか

子どもや年配者がいるか

グループで集まっている人が多いか

子どもや年配者がいるか

0 1 2 3 4 グループで集まっている人が多いか

ボランティアの存在を示すものはあるか

公共交通へのアクセスがよい

場に対して誇りやジブ音のものという意識が感じられるか

図２-201.「烏山川緑道」における個別分野の評価

場に対して誇りやジブ音のものという意識が感じられるか

図２-201.「烏山川緑道」における個別分野の評価

【意見や課題から見えたプレイスの可能性】

山川緑道では、滞留行動があまり見られなかった。これは、滞留する場所がないことが原因として考えられる。そのため、緑道内に複数のベンチなどの滞在できる場を作ることによって居心地の良い滞留空間の創出を目指す。

図-202.中目黒駅周辺休憩場所出典:座れる休憩場所検索

出典:遅いインターネット

図２-203.南町田マンション下空間出典:遅いインターネット

６．太子堂八幡神社

太子堂八幡神社は、三軒茶屋駅から15分ほどと駅から遠い場所に位置する神社である。訪れた際には、子どもから大人まで幅広い層の周辺地域住民が見受けられた。また、神社の前に人工芝が敷かれていたり、比較的綺麗に整備されているなど、管理が行き届いていた。しかし、整備されている場所にもかかわらず、周辺住民が中心の利用者であることが課題として挙げられる。

他にも、神社前に広場があるがそこは整備がされておらず、広い敷地を有するが利用者がいないということが現状として挙げられる。

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

図２-204.太子堂八幡神社

快適さと印象

1 2 3 4

社交性

アクセスと接続

座る場所は快適か

全体的に魅力が感じられるか

0 1 2 3 4

清潔さ／維持管理の質の高さを感じられるか

安全に感じられるか

経済的活力はあるか

清潔さ／維持管理の質の高さを感じられるか

社交性 0 1 2 3 4

インフォメーションや案内板は分かりやすいか

アクセス、接続、情報

遠くからでも見えやすい場所か

インフォメーションや案内板は分かりやすいか

利用と活動

図２-205.「太子堂八幡神社」における4分野の評価

【プレイスメイキングデイズで得た意見】

・ゆっくりできる。

【プレイスメイキングデイズで得た意見】

・「君の名は」のロケ地っぽい。

【プレイスサーベイで得た評価】

・境内にベンチは少ないが、溜る場所でもないので問題なさそう。

・駅からは少し遠い。

・境内にベンチは少ないが、溜る場所でもないので問題なさそう。

・ラジオ体操を定期的にやっていない。

・小規模だが訪れた人へのサービスは充実している。

0 1 2 3 4

快適性と印象 0 1 2 3 4

歩いてここまで来やすいか

公共交通へのアクセスがよい

快適性と印象 0 1 2 3 4 多様なお店／サービスがあるか

多様なお店／サービスがあるか

子どもや年配者がいるか 0社交性

子どもや年配者がいるか 0社交性 1 2 3 4

図２-206.「太子堂八幡神社」における個別分野の評価図２-204.太子堂八幡神社

全体的にエリアは活発か

イベントや活動がよくあるか

全体的にエリアは活発か

グループで集まっている人が多いか

利用と活動 0 1 2 3 4

グループで集まっている人が多いか

ボランティアの存在を示すものはあるか

場に対して誇りや自分のものという意識が感じられるか

図２-206.「太子堂八幡神社」における個別分野の評価

【意見や課題から見えたプレイスの可能性】

現在、周辺住民が利用者の中心となっているという課題がある。神社の経済的活力を上げるためにも、周辺住民以外の利用者を増やす必要があると考えられる。そのため、神社前にある広場を目的地となるよう整備することが有効だと考える。そこで、机やベンチの配置や植栽を増やして滞留場所を作る。

図２-207.埼玉県三郷市の公園出典:埼玉県と周辺の公園ガイド

図２-208.大阪府堺市の公園出典:PARKFUL

図２-208.大阪府堺市の公園

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

７．西太子堂公園

東急世田谷線西太子堂駅にすぐ近く、東急田園都市線三軒茶屋駅からも徒歩５分程度の立地に位置する公園である。また、隣接する敷地にはシェア畑が存在する。

滑り台やベンチが設置されており、子どもの遊び場となっていることから快適性と印象や社交性に対する評価を得ていた。

一方で、公園独自の「公園憲法」で公園の使い方に関する注意書きがあるものの、ごみの散乱が見られるなど、清潔さ・維持管理の質の高さやボランティアの存在の明示性においては評価が低く課題として挙げられる。

快適さと印象

1 2 3 4

社交性

1 2 3 4

快適さと印象アクセスと接続

アクセスと接続

図２-209.西太子堂公園

快適性と印象

全体的に魅力が感じられるか

座る場所は快適か

清潔さ／維持管理の質の高さを感じられるか

安全に感じられるか

経済的活力はあるか

清潔さ／維持管理の質の高さを感じられるか

社交性 0 1 2 3 4

利用と活動

図２-210.「西太子堂公園」における４分野の評価

【プレイスメイキングデイズで得た意見】

・マーケットが出来そう。

【プレイスサーベイで得た評価】

・

座る場所,遊ぶ空間は十分に確保されているが、ごみが散乱している。

・

座る場所,遊ぶ空間は十分に確保されているが、ごみが散乱している。

西太子堂駅からのアクセスは良い。

シェア農園が隣接しており、オーナーシップが高いと考えられる。

図２-211.「西太子堂公園」における個別分野の評価図２-209.西太子堂公園

快適性と印象 0 1 2 3 4

利用と活動

多様なお店／サービスがあるか

多様なお店／サービスがあるかイベントや活動がよくあるか

イベントや活動がよくあるか

全体的にエリアは活発か

インフォメーションや案内板は分かりやすいかアクセス、接続、情報

アクセス、接続、情報

遠くからでも見えやすい場所か

インフォメーションや案内板は分かりやすいか

0 1 2 3 4

公共交通へのアクセスがよい

歩いてここまで来やすいか

子どもや年配者がいるか

公共交通へのアクセスがよい

場に対して誇りや自分のものという意識が感じられるか

ボランティアの存在を示すものはあるか

場に対して誇りや自分のものという意識が感じられるか

図２-211.「西太子堂公園」における個別分野の評価

【意見や課題から見えたプレイスの可能性】

西太子堂公園は、近隣住民に利用されており、隣接する敷地にはシェア畑が存在する。地域住民や公園利用者を中心とした管理体制の設立、シェア畑との連携によりオーナーシップを高める。それにより、公園の維持管理の質や、催事の開催等による活動の幅・質の向上が考えられる。

図２-212.コミュニティパーク事業出典：福岡市

図２-213.「みんなのこうえん」出典：江戸川区

８．キャロットタワー裏通り

キャロットタワーにすぐ北側に位置し、駅からのアクセスに優れてる。また、沿道には数件の飲食店や花屋が立ち並ぶ。こうしたことからプレイスサーベイにおいては、利用と活動、アクセス、接続、情報において高く評価されていた。

一方で、自動車や自転車の交通も多いことを危険視する意見や、沿道店舗が充実している反面、コミュニティの活動が少ないといった課題を指摘する意見も見られた。

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

社交性

快適さと印象

【プレイスメイキングデイズで得た意見】なし 0 1 2 3 4

利用と活動

図２-215.「キャロットタワー裏通り」における４分野の評価

アクセスと接続

図２-214キャロットタワー裏通り

全体的に魅力が感じられるか

快適性と印象 0 1 2 3 4

0 1 2 3 4

座る場所は快適か

利用と活動

多様なお店／サービスがあるか

図２-215.「キャロットタワー裏通り」における４分野の評価

快適性と印象 0 1 2 3 4

多様なお店／サービスがあるか

0 1 2 3 4

清潔さ／維持管理の質の高さを感じられるか

安全に感じられるか

経済的活力はあるか

全体的にエリアは活発か

清潔さ／維持管理の質の高さを感じられるか

アクセス、接続、情報

遠くからでも見えやすい場所か

インフォメーションや案内板は分かりやすいか

0 1 2 3 4

公共交通へのアクセスがよい

歩いてここまで来やすいか

子どもや年配者がいるか

公共交通へのアクセスがよい

なし 0 1 2 3 4

図２-216.「キャロットタワー裏通り」における個別分野の評価図２-214キャロットタワー裏通り

利用と活動 0 1 2 3 4 グループで集まっている人が多いか

イベントや活動がよくあるか

全体的にエリアは活発か

社交性

0 1 2 3 4 グループで集まっている人が多いか

場に対して誇りや自分のものという意識が感じられるか

図２-216.「キャロットタワー裏通り」における個別分野の評価

【意見や課題から見えたプレイスの可能性】

ボランティアの存在を示すものはあるか

【プレイスサーベイで得た評価】

・

イベントや活動がよくあるか

ボランティアの存在を示すものはあるか

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯【プレイスメイキングデイズで得た意見】

現状、沿道店舗においてはテラス席の設置を行う店舗も見られる。今後は、さらなるテラス席設置の拡充や、近接するキャロットタワー広場と連携したイベントの実施による快適性や活動の充実が考えられる。また、長期的には歩道空間の拡充によるウォーカブルな通りの実現も考えられる。

・・自転車も多く通行するため安全ではないが、道路に対して店舗がテラス席等を設けており、魅力的な空間となっている。

自転車も多く通行するため安全ではないが、道路に対して店舗がテラス席等を設けており、魅力的な空間となっている。

駅横のためすぐアクセスでき、駅横の落ち着いた

・

ストリートとしての価値を発揮できそう。

駅横のためすぐアクセスでき、駅横の落ち着いたストリートとしての価値を発揮できそう。

図２-217.博多FARMAERSʼ MARKET 出典：福岡市

図２-218.シャンゼリゼ通り出典：株式会社ソナーレ

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

９．こどものひろば公園

こどものひろば公園は、三軒茶屋駅からは遠くアクセスがいいとは言えないが、住宅街に囲まれた穏やかな場所に位置する。住宅街に囲まれていることや、名称の通り、周辺住民や子供たちの集まる場所であった。

また、公園内には遊具や図書館、噴水など様々な要素が詰まった公園である。

快適性と印象

社交性

快適さと印象

1 2 3 4

快適さと印象アクセスと接続

座る場所は快適か

全体的に魅力が感じられるか

快適性と印象 0 1 2 3 4

安全に感じられるか

経済的活力はあるか

利用と活動

清潔さ／維持管理の質の高さを感じられるか

社交性 0 1 2 3 4

利用と活動

アクセスと接続

利用と活動

多様なお店／サービスがあるか

0社交性 1 2 3 4

アクセス、接続、情報

遠くからでも見えやすい場所か

インフォメーションや案内板は分かりやすいか

公共交通へのアクセスがよい

歩いてここまで来やすいか

子どもや年配者がいるか

公共交通へのアクセスがよい

図２-220.「こどものひろば公園」における4分野の評価

【プレイスメイキングデイズで得た意見】なし

【プレイスメイキングデイズで得た意見】

なし

【プレイスサーベイで得た評価】

・多様な遊び場があり、プレイスとして魅力的。

・周辺の住民からは理想的な立地。

・家族連れで遊ぶ光景も見られ、活発的である。

・幅広い年齢層が憩いの場としている。

図２-220.「こどものひろば公園」における4分野の評価 84

・幅広い年齢層が憩いの場としている。

図２-221.「こどものひろば公園」における個別分野の評価図２-219.こどものひろば公園

多様なお店／サービスがあるかイベントや活動がよくあるか

全体的にエリアは活発か

グループで集まっている人が多いか

1 2 3 4

子どもや年配者がいるか

場に対して誇りやジブ音のものという意識が感じられるか

【意見や課題から見えたプレイスの可能性】

イベントや活動がよくあるか

ボランティアの存在を示すものはあるか

公園内での活動が活発な一方で、三軒茶屋駅から公園までの道のりの連続性が薄いと感じた。そこで、ウォーカブルの事例として、以下の二つが挙げられる。事例のように、こどものひろば公園までの道のりでも「歩いて楽しい」を道路を作ることで、公園内だけでなく公園周辺の活動も楽しめると考える。

図２-222.岡山県岡山市の事例出典:ウォーカブルポータルサイト

図２-223埼玉県大宮市の事例出典:ウォーカブルポータルサイト図２-221.「こどものひろば公園」における個別分野の評価図２-219.こどものひろば公園

図２-222.岡山県岡山市の事例出典:ウォーカブルポータルサイト

図２-223埼玉県大宮市の事例出典:ウォーカブルポータルサイト

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

10.世田谷公園

世田谷公園は、こどもから年配者まで幅広い世代の人が休憩、飲食、散歩、買い物、運動など様々な活動が見られる場所である。特に写真にもある噴水を中心に、ボール遊びをする子どもやピクニックをする人が多く見られた。この噴水の周りはとても開けた空間になっており。明るくて見通しの良い快適性の高い場所である。

図２-224.世田谷公園

快適性と印象

快適さと印象

1 2 3 4

社交性

アクセスと接続

座る場所は快適か

全体的に魅力が感じられるか

0 1 2 3 4

快適性と印象 0 1 2 3 4

0 1 2 3 4

清潔さ／維持管理の質の高さを感じられるか

安全に感じられるか

経済的活力はあるか

清潔さ／維持管理の質の高さを感じられるか

社交性 0 1 2 3 4

アクセス、接続、情報

遠くからでも見えやすい場所か

利用と活動

多様なお店／サービスがあるか

0 1 2 3 4

経済的活力はあるか

全体的にエリアは活発か

子どもや年配者がいるか 0社交性

インフォメーションや案内板は分かりやすいか

0 1 2 3 4

公共交通へのアクセスがよい

歩いてここまで来やすいか

公共交通へのアクセスがよい

イベントや活動がよくあるか

全体的にエリアは活発か

子どもや年配者がいるか 0社交性

利用と活動

図２-225.「世田谷公園」における4分野の評価

【プレイスメイキングデイズで得た意見】

・ゆったりくつろげる。

・緑がいっぱいで良い。

・駅から遠い。

・広々と座れるスペースが作れそう。

【プレイスサーベイで得た評価】

・週末のマーケットも開催されており、理想的な公園。

・駅からは遠く案内板は多くないが、見通しは良い。

・キッチンカーも出ており、経済的活力がある。

・利用者からなじみ深さを感じる。

・改善点が見当たらない。

グループで集まっている人が多いか

利用と活動 0 1 2 3 4

0 1 2 3 4

場に対して誇りや自分のものという意識が感じられるか

図２-226.「世田谷公園」における個別分野の評価

ボランティアの存在を示すものはあるか

場に対して誇りや自分のものという意識が感じられるか

図２-226.「世田谷公園」における個別分野の評価

【意見や課題から見えたプレイスの可能性】

世田谷公園は様々な利用者がいる一方で、噴水周りなど人が集中的に集まってしまい活動として、少し自由が制限されてしまうと考える。そこで、お散歩ルートを作り人の流れを分散することで人が集中するエリアをなくす取組をして、多くの人がこの場所でより質の高い活動をすることができると考える。

図２-227.鳴門公園散歩マップ出典:tokushima ebooks

図２-228.万博記念公園散歩マップ出典:号外ネット吹田

図２-228.万博記念公園散歩マップ

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

11.　栄通り

栄通りは、三軒茶屋駅から国道渡らずにアクセスでき駅から近いことから、人が多く賑わっている。

通り沿いには昔から続く店舗が多く連なるため、子どもから年配者まで幅広い世代の利用が見られる。

しかし、店舗が多くある一方で滞留場所が不足している。

図２-229.栄通りの様子

利用と活動

社交性

快適さと印象

快適さと印象アクセスと接続

座る場所は快適か

全体的に魅力が感じられるか

快適性と印象多様なお店／サービスがあるか

全体的に魅力が感じられるか

利用と活動

快適性と印象多様なお店／サービスがあるか

0社交性 1 2 3 4

アクセスと接続

安全に感じられるか

経済的活力はあるか

清潔さ／維持管理の質の高さを感じられるか

遠くからでも見えやすい場所か

子どもや年配者がいるか 0社交性 1 2 3 4

インフォメーションや案内板は分かりやすいかアクセス、接続、情報

イベントや活動がよくあるか

全体的にエリアは活発か

利用と活動

図２-230.「栄通り」における4分野の評価

【プレイスメイキングデイズで得た意見】

・地主の方がずっと住んでいて守ってくれている。

・お店がたくさんあって良い。

・色々なお店があって活発！

・お花屋さんが良くお店もたくさんあって飽きない。

・色々なお店があって活発！・お花屋さんが良くお店もたくさんあって飽きない。

・立ち飲みがはみ出している。許可取って欲しい。

・車がすぐそばを通るから危ない。

【プレイスサーベイで得た評価】

・買い物・散歩など多様な人が行き交っている。

・多様な店舗があり、経済的活力が感じられた。

・田園都市線から近く、国道を横断せずにアクセスできるため安全。

・幅広い世代の人が集積していた。

遠くからでも見えやすい場所か

インフォメーションや案内板は分かりやすいかアクセス、接続、情報

歩いてここまで来やすいか

子どもや年配者がいるか

グループで集まっている人が多いか

ボランティアの存在を示すものはあるか

公共交通へのアクセスがよい

場に対して誇りやジブ音のものという意識が感じられるか

図２-231.「栄通り」における個別分野の評価

場に対して誇りやジブ音のものという意識が感じられるか

【意見や課題から見えたプレイスの可能性】

通りでの活動が活発な一方で、滞留場所がないため、一時的な活動が多いと感じた。そこで、通りでの滞留行動を促す事例として、兵庫県神戸市のサンキタ通り・東京都世田谷区のボーナストラックが挙げられる。しかし、幅員が狭いため、拡幅が必要になってしまうことが課題として挙げられる。

図２-232.兵庫県神戸市の事例出典:神戸市HP

図２-233.東京都世田谷区の事例出典:ウォーカブルポータルサイト図２-231.「栄通り」における個別分野の評価

図２-232.兵庫県神戸市の事例出典:神戸市HP

図２-233.東京都世田谷区の事例出典:ウォーカブルポータルサイト

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

まとめ

ポテンシャルプレイスの特徴と今後の可能性　プレイスメイキングデイズやプレイスサーベイから選定したポテンシャルプレイスには、以下のような特徴がある。

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯ポテンシャルプレイスの特徴と今後の可能性

プレイスメイキングデイズやプレイスサーベイから選定したポテンシャルプレイスには、以下のような特徴がある。

◯三軒茶屋駅周辺の広場的空間

◯三軒茶屋駅周辺の広場的空間　三軒茶屋駅周辺には商業機能など経済的活力が集中し、イベント利用が可能な広場的空間が点在している。しかし、日常的な利用の少なさや周辺の経済的活力を活かせていないことが課題である。

三軒茶屋駅周辺には商業機能など経済的活力が集中し、イベント利用が可能な広場的空間が点在している。しかし、日常的な利用の少なさや周辺の経済的活力を活かせていないことが課題である。

今後の可能性として、小規模イベント等による開催頻度の増加や、滞留空間の創出や周辺店舗のテラス席の設置による快適性や利用の質向上が考えられる。

ex.) キャロットタワー広場、三軒茶屋ふれあい広場

表２-32.各ポテンシャルプレイスの課題と可能性 No.名称課題

1キャロットタワー広場

1キャロットタワー広場・滞在快適性の低さ・経済的活力が低い

2三茶パティオ

3茶沢通り

4三軒茶屋ふれあい広場

・滞在快適性の低さ・経済的活力が低い

・滞留空間が無いことによる　通行のみの利用

・歩行安全性の低さ・滞留空間の不足

・イベントの頻度が低い・日常的利用が少ない

◯生活利便性・歩行快適性の高い通り

沿道店舗の充実や歩行快適性において評価の高い通りがポテンシャルプレイスとして選定された。一

方で、共通して滞留空間の不足が課題に挙げられた。

今後の可能性として、滞留空間の創出を中心に、

沿道店舗との連携を行うなどにより、滞在快適性を高めることが考えられる。

今後の可能性として、滞留空間の創出を中心に、沿道店舗との連携を行うなどにより、滞在快適性を高めることが考えられる。

ex.) 茶沢通り、烏山川緑道

◯地域住民の利用の多い公園

三軒茶屋周辺の公園では、大規模な面積の公園をはじめとして地域住民による多様な利用が見られた。

今後の可能性として、周辺環境の整備や地域関係者中心の公園管理によるさらなる利用の質向上が考えられる。

ex.) 世田谷公園、西太子堂公園

取り組み可能性

取り組み

・飲食店のオープンテラス化・滞留空間の創

・小規模イベントによる開催頻度の増加

・歩行者天国の実施拡大・滞留空間の常設化

・イベント実施の増加・滞留空間の創出

可能性

・周辺との一体的な経済的活力の向上

・コミュニティの交流機会確保・場の魅力・社交性の向上

・歩行安全性の確保・歩きやすく、楽しい通りの実現

・認知度の上昇・地域住民からの親近感の獲得

5烏山川緑道・利用の幅が狭い・滞留空間の創出・居心地の良い通りの実現

6太子堂神社・地域住民以外の利用者が少ない

6太子堂神社・地域住民以外の利用者が少ない・敷地内の広場の目的地化・滞留空間の創出・地域住民以外の利用者増加による経済的活力の向上

・敷地内の広場の目的地化・滞留空間の創出

・地域住民以外の利用者増加による経済的活力の向上

7西太子堂公園・清潔さ・維持管理の質が低い・地域住民主体の管理体制の設立・隣接するシェア畑との連携・オーナーシップの向上・活動の幅・質の向上

8キャロットタワー裏通り・交通量が多い・コミュニティの活動が少ない

8キャロットタワー裏通り・交通量が多い・コミュニティの活動が少ない・テラス席設置の拡充・近接する広場と連携したイベント・快適性・活動の充実・ウォーカブルな通りの実現

・テラス席設置の拡充・近接する広場と連携したイベント・快適性・活動の充実・ウォーカブルな通りの実現

9子どものひろば公園・駅から遠く、アクセス性が低い・地域住民以外の利用が少ない・アクセス経路の道路・沿道店舗　の整備・公園内外の魅力向上

10世田谷公園・人の集中による活動の制限・お散歩コースの確立・活動の質向上

11栄通り・歩行安全性の低さ・飲食店のオープンテラス化・滞留空間の創・滞留空間の創出・歩行安全性の確保

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯２-６.具体的なアクションを考える

「プレイス・ゲームサンチャ」の概要

「プレイス・ゲームサンチャ」の概要　2023 年 10 月に第７回三軒茶屋駅周辺まちづくり

2023 年 10 月に第７回三軒茶屋駅周辺まちづくり会議において、場所のポテンシャル・課題をまちあるきを通じて評価し、短期的・長期的アクションの提案を行う参加型のワークショップ「プレイス・ゲームサンチャ」を実施した。

会議において、場所のポテンシャル・課題をまちあるきを通じて評価し、短期的・長期的アクションの提案を行う参加型のワークショップ「プレイス・ゲームサンチャ」を実施した。

三軒茶屋内外の居住者かつステークホルダー、計 28 名の参加により、三軒茶屋における公共空間へのニーズや今後の可能性に対する意見を集めた。

「プレイス・ゲームサンチャ」の目的「プレイス・ゲーム」は実践と普及に取り組むアメリカの団体である Project for Public Spaces(PPS) が開発した空間の評価と課題の特定を行うためのツール。

「プレイス・ゲームサンチャ」を通じ、「三茶のミライ」実現に向け、具体的な場所を対象として地域の意向や思いと共に公共空間の魅力・課題を拾い上げ、具体的なアイデア・活用の検討を行う。

実施概要

日程：2022 年 11 月 27 日（日）13:00-16:15

場所：三軒茶屋ふれあい広場前主催：世田谷総合支所街づくり課

「プレイス・ゲームサンチャ」の流れ ①ミニ講義｜まちの公共空間を変える「プレイス・ゲーム」ミニレクチャープレイスメイキングについて、プレイスゲームの進め方、対象地についての説明を行う。（25 分）

②まち歩き｜まちに出て「プレイス・ゲーム」実践！グループ内で自己紹介の後、グループごとにまちあるきを行う。（60分）

③グループワーク｜評価とアクションアイデアを検討しよう！（60分）まちあるきの結果を踏まえて、グループごとに場所の評価と分析、短期的な改善、長期的な改善について話し合い、まとめる。

④全体シェア（25分）

全体に向けて、各班２～３分で発表を行う。

-プレイス・ゲーム

-プレイス・ゲームサンチャ-

図２-234.「プレイス・ゲームサンチャ」ミニ講義の様子図２-236.「プレイス・ゲームサンチャ」グループワークの様子図２-235.「プレイス・ゲームサンチャ」まちあるきの様子

「プレイス・ゲームサンチャ」の

対象地の選定

選定方法

「プレイス・ゲームサンチャ」の対象地②、③の結果から、「三茶のミライ」範囲内の場所、「長期的なまち

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

屋外空間リサーチ（56箇所）

「三茶のミライ」範囲内（８箇所）

「三茶のミライ」範囲内（８箇所）「お気に入りの場所」得票数２票以上の場所

住民：屋外ワークショップ

「お気に入りの場所」

得票数２票以上の場所

西太子堂駅

D：西太子堂公園

C：ふれあい広場

茶沢通り昭和女子大学

B：茶沢通り

A：三茶パティオ

H：栄通り G：三角地帯前面道路

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の趣旨

各プレイスの診断・評価

A：三茶パティオ

◯場所の持つ機会や課題

東急田園都市線三軒茶屋駅とキャロットタワーを結ぶ駅直結の地下通路であるため、多くの人が行き交い、幅広い世代が利用する。

地下通路として通行機能を発揮している一方で、噴水広場としての利用が見られないことや、喫煙スペースが近くにあるなど、快適性に課題がある。また、三茶パティオは地下通路のため、地上からの視認性が低いことも挙げられ、印象性にも課題がある。

◯具体的なアクションの内容

今後の方針として、短期的には三茶パティオでのイベント開催や滞留空間の創出が重要である。特に「イベント会場」としてのイメージを定着させるため、噴水イベントや音楽イベントなどの実施する。長期的には印象性を高めるために、三茶パティオを代表するモニュメントを制作する。

また、快適な衛生環境を作るために、喫煙スペースの移設やトイレの清掃といった取組みが挙げられた。このように長期的な改善にはハード面での整備が必要であり、東急や広告会社などとの連携が必要である。

図２-239.プレイスゲームの結果（グループA）

図２-241.ワークショップの様子２（グループA）

図２-240.ワークショップの様子１（グループA）図２-242.発表の様子（グループA）

図２-241.ワークショップの様子２（グループA）図２-240.ワークショップの様子１（グループA）図２-242.発表の様子（グループA）

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の趣旨快適性と印象アクセス、接続、情報利用と活動社交性・交番が近くにあり安全

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の趣旨

快適性と印象アクセス、接続、情報利用と活動社交性・交番が近くにあり安全

・階段の歩幅がいい・見通しがいい・歩きやすい

・喫煙スペースが邪魔・トイレが汚い

・噴水が使われていない・パティオが遠く分かりずらい

・多様なニーズに応える場になっていない　・社交的な場所になっていない

場所の持つ機会

・イベントができるスペースはある・ビジネスチャンスがありそう・三茶以外の人が多い

場所の持つ課題

・三茶の玄関としての機能がない

すぐできること（３ヶ月以内）

●イベント開催

・噴水掃除イベント　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　４ ●情報発信

・企業広告用の場を作り、街づくりの資金にする　　　　　　　　　　　　２・６・９　・パティオでできることを発信する　　　　　　　　　　　　　　　　　　２・６・９

・三茶周辺の情報発信の場としての機能　　　　　　　　　　　　　　　　２・６・９ ●滞留空間の創出

９つの未来像

１.歴史を継承しアートを生み出すまち２.個性豊かな店が通りを彩るまち３.暮らしの近くに「働く」があるまち４.くつろぎの空間が育まれるまち５.誰でも気軽に出かけられるまち６.拠点性を生かして人々の活動を　支えられるまち

・噴水を見ることができる滞留空間の社会実験　　　　　　　　　　　　　４ ●環境づくり

７.災害に強く、安心・安全のまち８.暮らしを通して様々な関係性が　生まれるまち

９.誰もがまちづくりに関われるまち

１.歴史を継承しアートを生み出すまち２.個性豊かな店が通りを彩るまち３.暮らしの近くに「働く」があるまち４.くつろぎの空間が育まれるまち５.誰でも気軽に出かけられるまち６.拠点性を生かして人々の活動を　支えられるまち７.災害に強く、安心・安全のまち８.暮らしを通して様々な関係性が　生まれるまち９.誰もがまちづくりに関われるまち

長期的な改善（３年以上）パートナー

・噴水を見ることができる滞留空間の社会実験　　　　　　　　　　　　　４ ●環境づくり

・三茶パティオでのパブリックライフに向けた環境づくり　　　　　　　　４・６　・気軽に座れたり、ストリートライブを行える環境づくり　　　　　　　　４・６ ●利便性

・三茶パティオでのパブリックライフに向けた環境づくり　　　　　　　　４・６　・気軽に座れたり、ストリートライブを行える環境づくり　　　　　　　　４・６

●利便性

・三茶パティオを目立たせたい・移動をもっと楽にしたい　　　　　　　　４・５

・喫煙所の移設とトイレを綺麗に　　　　　　　　　　　　　　　　　　　４・５　・動く歩道を田園都市線から世田谷線までに設置　　　　　　　　　　　　４・５ ●情報発信

・三宮プラッツのようなモニュメント作成　　　　　　　　　　　　　　　２　・水にライトを当ててプロジェクションマッピングのような広告　　　　　２

・三茶パティオを目立たせたい・移動をもっと楽にしたい　　　　　　　　４・５　・喫煙所の移設とトイレを綺麗に　　　　　　　　　　　　　　　　　　　４・５　・動く歩道を田園都市線から世田谷線までに設置　　　　　　　　　　　　４・５ ●情報発信　・三宮プラッツのようなモニュメント作成　　　　　　　　　　　　　　　２　・水にライトを当ててプロジェクションマッピングのような広告　　　　　２

・東急・広告会社・商店街組合・大学・三茶まちづくり会議

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の趣旨

B：茶沢通り

◯場所の持つ機会や課題

三軒茶屋のメインストリートとなっており、多様な人・店舗の集積、多くのイベントの開催があることが茶沢通りの持つ機会である。

一方で、道路幅員が狭いことによって歩行者・自転車・車の全てを受け入れることができておらず、交通機能を十分に果たせていない。また、看板や植栽、街路灯などの老朽化や統一感の無さから、ハード面での整備が不十分である。これら二つが茶沢通りの持つ課題である。

◯具体的なアクションの内容

短期的なアクションの方向性として、デザイン性のある看板や案内板の設置による自転車の利用マナーの周知や、現在行われている歩行者天国時に様々なアイデアの取り組みを試すことが考えられる。

長期的なアクションとしては、ベンチ・植栽の設置や茶沢通りの賑わいを波及させるために茶沢通りから延びる路地を有効活用することで魅力を高めること。また、付近に駐輪場を新設、お店のセットバックなどにより滞留できる空間の整備を行うことが考えられる。

図２-243.プレイスゲームの結果（グループB）

図２-245.ワークショップの様子（グループB）

図２-244.まち歩きの様子（グループB）図２-246.発表の様子（グループB）

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の趣旨

快適性と印象アクセス、接続、情報利用と活動社交性・イベント多くていつ来てもわく　わく感がある

・国道からの抜け道になっている・利便性が高い

・ふれあい広場の賑わいが連続し　ている

・ごちゃごちゃ感＝三茶の良さ⁉

良い点

・歩道ギリギリに沿道店舗の商品　が並んでいる

・道路幅員が狭い

悪い点

・歩道と車道の境目の段差・座る場所が少ない

・統一感がない

・看板や緑がガチャガチャしてい　ている

・バス・バイク・自転車・歩行者　等すべての交通を受け入れるほ　どの広さがない・自転車が多い・路上駐輪が多い

・看板や緑がガチャガチャしてい　ている

・バス・バイク・自転車・歩行者　等すべての交通を受け入れるほ　どの広さがない・自転車が多い・路上駐輪が多い

・似ているお店が多い、飽和して　いる？

場所の持つ機会場所の持つ課題

場所の持つ機会

・多様な人、多様な店舗の集積・多くのイベント（社会実験）の開催

場所の持つ課題

・平日は歩行優先、休日は滞留優先の空間である　【平日】通行優先　⇔　【休日】滞留優先

・平日は歩行優先、休日は滞留優先の空間である

【平日】通行優先　⇔　【休日】滞留優先

すぐできること（３ヶ月以内）

●自転車の利用マナーを周知する

・利用者がマナーを守りたくなるような看板や案内板を増やす ●安全かつ快適な歩行環境を創る

５・７

９つの未来像

５・７

９つの未来像

長期的な改善（３年以上）

・ホコ天時にいろいろなアイデアを試してみる　　　　　　　　　　　　 ●茶沢通りの魅力を高める

２・８・９

１.歴史を継承しアートを生み出すまち２.個性豊かな店が通りを彩るまち３.暮らしの近くに「働く」があるまち４.くつろぎの空間が育まれるまち５.誰でも気軽に出かけられるまち６.拠点性を生かして人々の活動を　支えられるまち７.災害に強く、安心・安全のまち８.暮らしを通して様々な関係性が　生まれるまち

９.誰もがまちづくりに関われるまち

１.歴史を継承しアートを生み出すまち２.個性豊かな店が通りを彩るまち３.暮らしの近くに「働く」があるまち４.くつろぎの空間が育まれるまち５.誰でも気軽に出かけられるまち６.拠点性を生かして人々の活動を　支えられるまち７.災害に強く、安心・安全のまち８.暮らしを通して様々な関係性が　生まれるまち９.誰もがまちづくりに関われるまち

長期的な改善（３年以上）パートナー

・おしゃれに面白く！　・ベンチや緑を増やす

・ガードレールの代わりに花壇や植栽　・茶沢通りから延びる路地を有効活用 ●滞留できる空間を整備する

・歩行者と自転車でスペースを分離　・駐輪場を増やす

・お店のセットバック　・無電柱化

・お店のセットバック

・無電柱化

・ふれあい広場のような広場空間を増やす

２

４２・４

４・８

・道路所有者（私道所有者）

・世田谷区

・道路所有者（私道所有者）・世田谷区

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の趣旨 ◯場所の持つ機会や課題

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の趣旨

C：三軒茶屋ふれあい広場

◯場所の持つ機会や課題

駅から近く、スーパーや区役所出張所からもアクセスしやすい。イベント時には活気あり、周辺に多様な店舗、子どもや学生、高齢者等多様な利用者が存在し、賑わっていることがふれあい広場の持つ機会である。

一方で、緑やベンチが少なく、ボール遊びなど子どもの遊びも制限されているため、イベントのない平日は広場を活用できていない。このことから、ふれあい広場では緑やベンチの設置、曜日ごとに活動を決めるなど日常的な利用を促すことが必要である。

◯具体的なアクションの内容

◯具体的なアクションの内容　短期的なアクションの方向性として、曜日を決めて活動テーマを設定することが考えられる。具体的には、DYIでイスをつくることや、活動やイベント情報を書き込む黒板を設置するといったことである。　長期的なアクションの方向性としては、滞留空間の創出や利用しやすい環境を整えることが考えられる。具体的には、コンクリートの広場から芝生広場に再整備することや、BBQ施設をつくり地域の人々や小学生も利用できる広場とすることである。

短期的なアクションの方向性として、曜日を決めて活動テーマを設定することが考えられる。具体的には、DYIでイスをつくることや、活動やイベント情報を書き込む黒板を設置するといったことである。

長期的なアクションの方向性としては、滞留空間の創出や利用しやすい環境を整えることが考えられる。具体的には、コンクリートの広場から芝生広場に再整備することや、BBQ施設をつくり地域の人々や小学生も利用できる広場とすることである。

図２-247.プレイスゲームの結果（グループC）

図２-249.ワークショップの様子（グループC）

図２-248.まち歩きの様子（グループC）図２-250.発表の様子（グループC）

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の趣旨

快適性と印象アクセス、接続、情報利用と活動社交性・整備されていて見通しが良く　安全

・きれいなトイレがある・広い

・わりと遅くまで開いている

・通常時、イベント時の動線変化・ベンチが少ない

・緑が少ない

・ボール遊びができない

・アクセスしやすい

・駅近くにある広い空間

・アクセスしやすい・駅近くにある広い空間

・イベントをやっていると活気　がある

・周りに色々なお店がある・駅、スーパー、区役所出張所等　のアクセスが優れている

・子供やご年配、学生など多様な　人を見かける

・周りに色々なお店がある・駅、スーパー、区役所出張所等　のアクセスが優れている

・子供やご年配、学生など多様な　人を見かける

・人通りが多い

場所の持つ機会

・茶沢通りからは入りやすいが　通り抜けはしにくい

・イベントの情報が他の場所より　少ない

・平日の活用ができていない

・子供が遊びにくい

（ボールやスケボー禁止）

場所の持つ課題

・イベント時には活気があることに加え、周辺に多様な店舗、子どもや学生、高齢者など多様な利用者が存在し、賑わっている

・緑が少ない　　　　　　　・座れる場所が少ない(ポータブルなものも可) ・イベント情報→案内板に　・イベント開催時との差・子供が遊びずらい

すぐできること（３ヶ月以内）

●曜日を決めて活動テーマを設定する

・みんなでDIYイスをつくる。

●曜日を決めて活動テーマを設定する　・みんなでDIYイスをつくる。

・みんなの黒板(イベント情報)

１・４・９　２・５・８

９つの未来像

１・４・９　２・５・８

９つの未来像

１.歴史を継承しアートを生み出すまち２.個性豊かな店が通りを彩るまち３.暮らしの近くに「働く」があるまち４.くつろぎの空間が育まれるまち５.誰でも気軽に出かけられるまち６.拠点性を生かして人々の活動を　支えられるまち７.災害に強く、安心・安全のまち８.暮らしを通して様々な関係性が　生まれるまち

長期的な改善（３年以上）

●コンクリートから芝生広場に　・コンクリートをはがす　・Park-PFI

４・９

２

・みんなの黒板(イベント情報)　　　　　　　　　　　　　　　　　　・周辺大学・自営業者・三茶workのメンバー・商店街組合・西村先生

９.誰もがまちづくりに関われるまち

１.歴史を継承しアートを生み出すまち２.個性豊かな店が通りを彩るまち３.暮らしの近くに「働く」があるまち４.くつろぎの空間が育まれるまち５.誰でも気軽に出かけられるまち６.拠点性を生かして人々の活動を　支えられるまち７.災害に強く、安心・安全のまち８.暮らしを通して様々な関係性が　生まれるまち９.誰もがまちづくりに関われるまち

長期的な改善（３年以上）パートナー ●コンクリートから芝生広場に　・コンクリートをはがす　・Park-PFI

・指定管理者制度を用いる

●地域の人々、小学生なども使える広場・BBQできる施設をつくる

●面積拡張

・太子堂出張所、パチンコ屋を無くして広場面積拡張 ●井戸の整備

２２４・６

７

・周辺大学・自営業者・三茶workのメンバー・商店街組合・西村先生

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の趣旨

D：西太子堂公園

◯場所の持つ機会や課題

近隣住民の憩いの場として、世田谷線沿いに立地している。広さがあり、近隣住民の利用者が多いことに加え、公園内から電車を眺められることが西太子堂公園の持つ機会である。

一方で、トイレや案内板等、施設の老朽化が進み、さらに街灯が少ないため、夜間は暗く近寄りがたい。

このことから、「古い、汚い、暗い」といった悪いイメージを払拭し、「電車を眺められる」という機会を活かす必要がある。

一方で、トイレや案内板等、施設の老朽化が進み、さらに街灯が少ないため、夜間は暗く近寄りがたい。このことから、「古い、汚い、暗い」といった悪いイメージを払拭し、「電車を眺められる」という機会を活かす必要がある。

◯具体的なアクションの内容

短期的なアクションの方向性として、「古い、汚い、暗い」といった印象の払拭、電車の見える公園として魅力を広めることが考えられる。具体的には、街灯やトイレ等施設の改修、駅弁フェスや電車ハロウィン等イベントの実施である。

長期的なアクションとしては、「子どもと電車を眺められる公園」としての整備、公園の拡張が考えられる。具体的には、電車を見るための広場やカフェ等の設置、線路の緑化、隣接する畑や遊歩道を公園の一部とすることである。

図２-251.プレイスゲームの結果（グループD）

図２-253.ワークショップの様子（グループD）

図２-254.発表の様子（グループD）

図２-252.まち歩きの様子（グループD）図２-254.発表の様子（グループD）

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の趣旨

・世田谷線の西太子堂駅には近い・園内はボール遊びや自転車の　通行がなく安全

快適性と印象アクセス、接続、情報利用と活動社交性・高台で風通しが良い・昭和レトロな雰囲気・桜がある・広い

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の趣旨快適性と印象アクセス、接続、情報利用と活動社交性・高台で風通しが良い・昭和レトロな雰囲気・桜がある・広い

・世田谷線が目の前を通り電車　好きにはたまらなく良い・広さがあり、活用する潜在　可能性は大きい

・親子での利用が多い

・トイレ、街灯、ベンチの改修　が必要・遊具が少ない

・世田谷通りから距離がある・隣接する道路が未舗装・駅から公園まで回り道のみ　(歩いて来づらい)

・人の目が届きにくいため　子どもにとっては危ない・案内板がわかりづらい

・公園内にも近隣にも商業施設　や店がない

・夜は公園内でお酒を飲む人が　いて怖い・喫煙者が多い

・広さがあり、近隣住民の憩いの場である。世田谷線が目の前を通る

場所の持つ機会

場所の持つ課題

すぐできること（３ヶ月以内）

●「古い、汚い、暗い」現状の課題解決

・施設の改修（ベンチ、街灯、トイレ、遊具を増やす） ●電車の見える公園として魅力を広める　・イベントの実施（駅弁フェス、植栽講習、電車ハロウィン　　子供たちに絵を描いてもらう）

４・７

１・８

９つの未来像

１.歴史を継承しアートを生み出すまち２.個性豊かな店が通りを彩るまち３.暮らしの近くに「働く」があるまち４.くつろぎの空間が育まれるまち５.誰でも気軽に出かけられるまち６.拠点性を生かして人々の活動を　支えられるまち７.災害に強く、安心・安全のまち８.暮らしを通して様々な関係性が　生まれるまち

９.誰もがまちづくりに関われるまち

１.歴史を継承しアートを生み出すまち２.個性豊かな店が通りを彩るまち３.暮らしの近くに「働く」があるまち４.くつろぎの空間が育まれるまち５.誰でも気軽に出かけられるまち６.拠点性を生かして人々の活動を　支えられるまち７.災害に強く、安心・安全のまち８.暮らしを通して様々な関係性が　生まれるまち９.誰もがまちづくりに関われるまち

長期的な改善（３年以上）

●公園改修コンセプト：子どもと電車を眺められる公園　・電車を見るための広場をつくる

(カフェ等軽食できる場所も)

長期的な改善（３年以上）パートナー ●公園改修コンセプト：子どもと電車を眺められる公園　・電車を見るための広場をつくる　　　(カフェ等軽食できる場所も)

・芝生化(大人も寝れるような芝生に) 　・線路の緑化

●公園の拡張

・隣接する畑、遊歩道を公園の一部に拡張

４・７

４

・東急電鉄・世田谷区・公園デザイナー・電車マニア・地元住民（子どもたち、　アーティスト、駅前の酒屋さん）

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の趣旨

E：キャロットタワー裏通り

◯場所の持つ機会や課題

駅から近くアクセスしやすいことに加え、バラエティ豊かな店舗が並び、近くに劇業が立地している。このことから、店舗やヨサコイ・阿波踊り・舞台などのイベントがキャロットタワー裏通りの持つ機会である。

駅から近くアクセスしやすいことに加え、バラエティ豊かな店舗が並び、近くに劇業が立地している。

このことから、店舗やヨサコイ・阿波踊り・舞台などのイベントがキャロットタワー裏通りの持つ機会である。

一方で、車通りが多く通過交通がメインとなってしまっている現状がある。また、座る場所をが少ないことや植栽が少ないこと、隣接するキャロットタワー外壁の装飾がなく汚れている点がこの場所の課題として挙げられる。

◯具体的なアクションの内容

短期的なアクションの方向性として、通り沿いの案内板設置することや壁の清掃、イスやテーブルの設置、植栽を植えるなどといったことが考えられる。

長期的なアクションとしては、短期的なアクションと同様の方向性に加え、滞留時間を創出することが考えられる。具体的には、通りの歩行者天国化やライトアップに加え、駅周辺で行われるヨサコイや阿波踊りなどのイベントに訪れる人を裏通りに繋げて三軒茶屋駅周辺の回遊性を高めることが考えられる。

図２-255.プレイスゲームの結果（グループE）

図２-256.まち歩きの様子（グループE）

図２-257.ワークショップの様子（グループE）

図２-258.発表の様子（グループE）

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の趣旨

快適性と印象アクセス、接続、情報利用と活動社交性・静かできれい

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の趣旨快適性と印象アクセス、接続、情報利用と活動社交性・静かできれい

・アクセス・接続が良い

・お店が綺麗

・街路樹があり緑が綺麗

良い点

・街路樹スペースが殺風景・キャロットタワー側周囲の道が悪い・ゴミ出しBOXが出しっぱなし

・街路樹スペースが殺風景・キャロットタワー側周囲の道が悪い

悪い点

・ゴミ出しBOXが出しっぱなし

・入り口がオシャレじゃない

・入り口がオシャレじゃない・舞台やイベントなどの案内板がない

・舞台やイベントなどの案内板がない

・通過交通がメイン・裏通り感がある・通りとしての認知度が低い・車が多い

・暗い雰囲気・休むスペースがない

・駅から来る人があまりいない

・暗い雰囲気・休むスペースがない・駅から来る人があまりいない

場所の持つ機会

・舞台などのイベント

・お店のバラエティが豊か

・座る場所がない

場所の持つ課題

・壁が殺風景・植栽が少ない

・壁が殺風景

・植栽が少ない

すぐできること（３ヶ月以内）

●通り沿いに案内板の設置

・壁に舞台やイベントの告知を貼る ●壁を綺麗にする

・地域の人で清掃 ●イスやテーブルの設置

・社会実験によりイス・テーブル・芝生・キッチンカーなどを置く ●植栽を植えて鮮やかにする

・花や木を植えて場を明るくする

１・４

４・９

４

９つの未来像

１.歴史を継承しアートを生み出すまち２.個性豊かな店が通りを彩るまち３.暮らしの近くに「働く」があるまち４.くつろぎの空間が育まれるまち５.誰でも気軽に出かけられるまち６.拠点性を生かして人々の活動を　支えられるまち７.災害に強く、安心・安全のまち８.暮らしを通して様々な関係性が　生まれるまち９.誰もがまちづくりに関われるまち

長期的な改善（３年以上）パートナー

●ベンチを置く

・ガードパイプを外してベンチを置く

●歩行者天国化

●壁面アート

・バンクシーや三茶のアーティストに絵を書いてもらい、場を明るくする

・花や木を植えて場を明るくする　　　　　　　　　　　　　　　　　　・三茶アーティスト(壁面アート) ・劇場出演者・キャロットタワー出入り者・商店街の方々・東急

●明るく安全な通りにする

４

５・８

・バンクシーや三茶のアーティストに絵を書いてもらい、場を明るくする ●明るく安全な通りにする

・ライトアップする

●ゴールデンストリートにする

・三茶と下北を繋ぐ茶沢通りの間に商業を置いて活性化させる

●回遊性を高める

・南側で様々なイベントに訪れる人を裏通りに呼び込む

５・８

１・９

７

１・９

７

２・６

４・６

・三茶アーティスト(壁面アート) ・劇場出演者・キャロットタワー出入り者・商店街の方々・東急

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の趣旨

F：キャロットタワー広場

◯場所の持つ機会や課題

広いオープンスペースであることに加え、世田谷線三軒茶屋駅の目の前に立地している。このことから多くの人が行き交う広場であることがキャロットタワー広場の機会である。

一方で、移動のためのみの空間となっているため、座る場所や緑がなく滞留活動が生まれていない現状である。このことから、歩行空間とのすみ分けを行いながら、座れる場所など滞留空間を創出し広場空間の魅力を向上させることがキャロットタワー広場の課題である。

◯具体的なアクションの内容

短期的なアクションの方向性として、飲食店の前にイスやテーブルを置くことで滞留空間を創出すること、交通機関等への案内板を充実させることが考えられる。

長期的なアクションの方向性においても、短期的なアクションと同様の方向性が考えられる。具体的には、広場に面する店舗を飲食店のような広場活用も期待できるものに整理することや、歩行空間と滞留空間をすみ分けて整備することである。

図２-259.プレイスゲームの結果（グループF）

図２-260.まち歩きの様子（グループF）

図２-261.ワークショップの様子（グループF）

図２-262.発表の様子（グループF）

図２-261.ワークショップの様子（グループF）図２-260.まち歩きの様子（グループF）図２-262.発表の様子（グループF）

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の趣旨

良い点悪い点

良い点

快適性と印象アクセス、接続、情報利用と活動社交性・維持管理がされていて清潔・広場に傾斜があり駅に向かって上っていく感覚が面白い・おしゃれな空間（駅舎含む）・座る場所がないことがいい・広いオープンスペース・広場に庇空間がある

・田園都市線からの移動空間が楽しい

・世田谷線に乗り降りしやすい

・人気の今川焼店がある・友人の案内所がある

快適性と印象アクセス、接続、情報利用と活動社交性・維持管理がされていて清潔・広場に傾斜があり駅に向かって上っていく感覚が面白い・おしゃれな空間（駅舎含む）・座る場所がないことがいい・広いオープンスペース・広場に庇空間がある

・待ち合わせ場所がない

・道路と広場が分かれていないので待っているのにも気になる・広場に緑がない

・案内がわかりにくい

悪い点

・道路と広場が分かれていないので待っているのにも気になる・広場に緑がない

・床面を明るく鮮明にする

・座る場所がない

場所の持つ機会

場所の持つ課題

・避難場所への案内板が必要・商用看板の統一感がない・喫煙所がなく、路上喫煙が増えてしまっている

・避難場所への案内板が必要・商用看板の統一感がない

・喫煙所がなく、路上喫煙が増えてしまっている

・広場に接続する階段がさみしい・交差点からの見通しが悪い

・広場に接続する階段がさみしい

・交差点からの見通しが悪い

・子供や年配者が安心できる空間ではない

・移動ための空間となっており、滞留性がない・シアタートラム入口の利用していない空間がもったいない・ゴミ箱がない

・移動ための空間となっており、滞留性がない

・シアタートラム入口の利用していない空間がもったいない・ゴミ箱がない

・イベントが少ない（orできない）・少しはイベントを行った方が良い

・八角堂の空間が使われていない

・広いオープンスペースでかつ、空も開けているため、開放感がある

・広場が駅前にあるためアクセスが良く、多くの人が行き交う

・移動のためのみの空間となっていて、滞留空間が整備されておらず、滞留性が生まれない

・案内板が不足している

すぐできること（３ヶ月以内）

●滞留空間を創出する

・広場に面する店舗（飲食店）の前にイスやテーブル、パラソルを置く　　→滞留空間の創出

・茶沢通りの社会実験と連携したイベント実施

●案内板を充実させる

・駅の改札を抜けたところでの案内を、広場の列柱などを活用して充実　　させる

４・６

２・９２１

９つの未来像

長期的な改善（３年以上）

●滞留空間を創出する

・案内施設の改善・キャロットタワー管理組合・世田谷区・周辺大学・東急電鉄・商店街町会

１.歴史を継承しアートを生み出すまち２.個性豊かな店が通りを彩るまち３.暮らしの近くに「働く」があるまち４.くつろぎの空間が育まれるまち５.誰でも気軽に出かけられるまち６.拠点性を生かして人々の活動を　支えられるまち７.災害に強く、安心・安全のまち８.暮らしを通して様々な関係性が　生まれるまち９.誰もがまちづくりに関われるまち

長期的な改善（３年以上）パートナー ●滞留空間を創出する

・沿道店舗に飲食店等を誘致　・三軒茶屋全体で連携したイベントの実施　・歩行空間と滞留空間のすみ分け　・ベンチ（浮浪者対策の工夫を施したもの）の常設化 ●案内板を充実させる

・案内施設の改善・キャロットタワー管理組合・世田谷区・周辺大学・東急電鉄・商店街町会

・沿道店舗に飲食店等を誘致　・三軒茶屋全体で連携したイベントの実施　・歩行空間と滞留空間のすみ分け　・ベンチ（浮浪者対策の工夫を施したもの）の常設化 ●案内板を充実させる

・「周辺交通機関、避難経路、まちの魅力」に対する案内板の整理

４・６２・９２１４・６２・９４・５・６・８４・５１

４・６２・９

４・５・６・８４・５

１

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の趣旨 ◯場所の持つ機会や課題

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の趣旨

G：三角地帯前面の道路

◯場所の持つ機会や課題

バス停や駅から近いことによるアクセスのよさに加え、自転車置き場や小スペースが存在する。また、店舗の累積がされていることや人の流れがあることが三角地帯前面道路の持つ機会である。

一方で、狭幅員かつ、交通の妨げとなるモノや場所が多いため周辺一帯で滞留空間がない現状である。このことから、ベンチ等の滞留空間を創出し、新たなコミュニティスペースの実現を目指すことが三角地帯の持つ課題である。

一方で、狭幅員かつ、交通の妨げとなるモノや場所が多いため周辺一帯で滞留空間がない現状である。

このことから、ベンチ等の滞留空間を創出し、新たなコミュニティスペースの実現を目指すことが三角地帯の持つ課題である。

◯具体的なアクションの内容

短期的なアクションの方向性として、歩行者空間を整備すること、案内の充実化を目指すこと、滞留空間を整備することが考えられる。

長期的なアクションとしては、短期的なアクションと同様の方向性に加え、交通機関を整備することが考えられる。具体的には、バス停を地下に潜らせまた、滞留空間の整備においては、建物をセットバックさせることで、民地活用を行うことが考えられる。

図２-263.プレイスゲームの結果（グループG）

図２-265.ワークショップの様子（グループG）

図２-264.まち歩きの様子（グループG）図２-266.発表の様子（グループG）

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の趣旨

快適性と印象アクセス、接続、情報利用と活動社交性・道路空間ににじみ出ている

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の趣旨快適性と印象アクセス、接続、情報利用と活動社交性・道路空間ににじみ出ている

・自転車スペースや小スペースがある

・店舗の集積・人の流れがあり、活性化する

・歩行しづらい

・置き看板が道路に出ている

・ゴミが多い

・落書きが目立つ

・植栽が目立っていない

・道路を横断する人が多い

・バス停や駅が近い

場所の持つ機会

・タクシー乗り場がない

・地下鉄出入り口が分かりづらい

・動線が悪い

・地下鉄出入り口が分かりづらい・動線が悪い

・バス停が点在していて乗り物が見つけづらい

・お店の看板が交通の妨げになっているところが多い

・放置された自転車がまばらに存在し、通行の妨げになっているところが多い

・場の誇りを感じられない

→空地や店舗の外壁がボロボロ・人の立ち止まる場がない

・駅やバス停が近くアクセスしやすく、自転車スペースや小スペースが多い。

・道路空間ににじみ出ている。

場所の持つ課題

・ベンチ等の滞留空間を設けたり、道路の幅員を広げて、新たにコミュニティスペースを作る必要がある。

すぐできること（３ヶ月以内）

●歩行空間の整備を行う

・左側通行

●案内の充実化を目指す

・案内アプリ、案内板を設ける（歩行者の案内、駐輪場等） ●滞留空間の整備を行う

・案内アプリ、案内板を設ける（歩行者の案内、駐輪場等）

●滞留空間の整備を行う

・スポット　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・ベンチを設ける（邪魔になりにくいベンチ）　　→おしゃれなベンチ

・小スペースを活用して緑を増やす

９つの未来像

１.歴史を継承しアートを生み出すまち２.個性豊かな店が通りを彩るまち３.暮らしの近くに「働く」があるまち４.くつろぎの空間が育まれるまち５.誰でも気軽に出かけられるまち６.拠点性を生かして人々の活動を　支えられるまち７.災害に強く、安心・安全のまち８.暮らしを通して様々な関係性が　生まれるまち９.誰もがまちづくりに関われるまち

長期的な改善（３年以上）パートナー

●交通機関の整備

・バス停を潜らせる

●滞留空間の整備

・スポット　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・ベンチを設ける（邪魔になりにくいベンチ）　　→おしゃれなベンチ　・小スペースを活用して緑を増やす・商店街・地元住民・まちづくり会社

・商店街・地元住民・まちづくり会社

・建物をセットバックさせて、民地活用を行う

・建物をセットバックさせて、民地活用を行う　・コミュニティが生まれるようなベンチのアップデート

・コミュニティが生まれるようなベンチのアップデート

プレイス・ゲーム　サンチャ

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の趣旨

H：栄通り（＋三角スペース）

◯場所の持つ機会や課題

駅から近くアクセスがしやすいことに加え、住宅宅街や大学が近くに立地している。このことから多様な人、店舗が存在し賑わっていることが栄通りの持つ機会である。

一方で、狭幅員かつ自転車の通行量が多いため集まれるような空間がなく、通り一体でのコミュニティが感じられない現状がある。このことから、座れる場所などの集まれる空間を創出し、“商店街 ” としての体感を生み出すことがことが栄通りの持つ課題である。

◯具体的なアクションの内容

短期的なアクションの方向性として、歩行者の安全を確保することや駅で通りの存在を認知させること、商店街としてのイメージを創ること、多様な人々を関わり合わせるといったことが考えられる。

◯具体的なアクションの内容短期的なアクションの方向性として、歩行者の安全を確保することや駅で通りの存在を認知させること、商店街としてのイメージを創ること、多様な人々を関わり合わせるといったことが考えられる。

長期的なアクションとしては、短期的なアクションと同様の方向性に加え、集まれる場所、座れる場所を創ることが考えられる。具体的には、通りの歩行者天国化に加え、ベンチなどの滞留機能を設置することや荷捌き車や自転車の通行を制限することである。

図２-267 プレイスゲームの結果（グループ H）

まち歩きの様子（グループ H）

図２-268 まち歩きの様子（グループ H）

図２-268

第●章｜プレイスゲーム・サンチャ

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の趣旨

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の趣旨第●章｜プレイスゲーム・サンチャ

快適性と印象アクセス、接続、情報利用と活動社交性・賑わいがある

・駅が近い

・駅から近く行きやすい

・駅と住宅街をつなぐ道で人通りが多い

・駅から住宅街まで抜け道がないのでここを通るしかない

・清潔さを感じられる場所が少ない

・自転車の通行が多すぎる

・自転車と歩行者が混在している・道幅が狭い

・自転車の通行が多すぎる・自転車と歩行者が混在している・道幅が狭い

・立ち止まる場所、ベンチがない

・通りではあるが、街という感じではない

・「栄通り」の案内板は駅近くにない

・通りではあるが、街という感じではない・「栄通り」の案内板は駅近くにない

・どのお店も賑わっていそう・新旧のお店がある　（昔からのお店と新しいお店があり楽しい）・イベントや行事が少ない・コミュニティという感じはしない

・どのお店も賑わっていそう・新旧のお店がある　（昔からのお店と新しいお店があり楽しい）

・集まれる場所がない

・イベントや行事が少ない・コミュニティという感じはしない・集まれる場所がない

・子ども、年配者、学生、留学生が多く多様性がある・人通り多い）人国外、者配年、もど子、族家（・子どもから高齢者まで年齢の多様性がある・住宅街がバックにあり、ファミリー中心な感じ・多様な人がいるが連動感がない・街の「ボランティア」という感じはしない・休めるところもない

・子ども、年配者、学生、留学生が多く多様性がある・人通り多い

）人国外、者配年、もど子、族家（・子どもから高齢者まで年齢の多様性がある・住宅街がバックにあり、ファミリー中心な感じ・多様な人がいるが連動感がない・街の「ボランティア」という感じはしない・休めるところもない

・駅から近くアクセスしやすく、賑わっている

場所の持つ機会

・多様な人がおり、色々なお店が雑多に並んでいるのが魅力的である

場所の持つ課題

・駅から出てどこにあるのかわかりずらいため、地元の人しかわからない・座って集まれるところがない

・一体的なコミュニティが生まれにくい

すぐできること（３ヶ月以内）

・一体的なコミュニティが生まれにくいすぐできること（３ヶ月以内）

●歩行者の安全を確保する

・歩行者天国の時間を広げる

・歩行者天国の時間を広げる５

・車や自転車の通れる時間の制限・禁止

●駅で通りの存在を認知させる

・車や自転車の通れる時間の制限・禁止５ ●駅で通りの存在を認知させる

・駅の出口の名前を「栄通り口」にする

・駅の出口の名前を「栄通り口」にする２

・駅のに通りの写真を掲載する

●商店街としてのイメージを創る

・駅のに通りの写真を掲載する２ ●商店街としてのイメージを創る

・手軽な小規模イベントをたくさん起こす

●多様な人々を関わり合わせる

・手軽な小規模イベントをたくさん起こす２ ●多様な人々を関わり合わせる

・大学生が関われるイベントの実施

・大学生が関われるイベントの実施２

９つの未来像

１.歴史を継承しアートを生み出すまち２.個性豊かな店が通りを彩るまち３.暮らしの近くに「働く」があるまち４.くつろぎの空間が育まれるまち５.誰でも気軽に出かけられるまち６.拠点性を生かして人々の活動を支えられるまち７.災害に強く、安心・安全のまち８.暮らしを通して様々な関係性が生まれるまち９.誰もがまちづくりに関われるまち

長期的な改善（３年以上）パートナー ●集まれる、座れる場所を創る

・歩行者天国にしてベンチを置く４

・荷捌車の進入時間を制限するか荷捌きスペースを集約する５ ●駅で通りの存在を認知させる

・駅にデジタルサイネージを設置する２

●商店街としてのイメージを創る

・アーケードをかけて電柱の地中化する６・７ ●多様な人々を関わり合わせる

・駅にデジタルサイネージを設置する２ ●商店街としてのイメージを創る・アーケードをかけて電柱の地中化する６・７ ●多様な人々を関わり合わせる

・学生向けの手軽なお店を入れる２・９

・サテライト学祭会場化などで大学の学びを表現する場にする８・９

・テンプル大学と連携した英語教室実施などの国際交流の場にする８・９

・学生向けの手軽なお店を入れる２・９・サテライト学祭会場化などで大学の学びを表現する場にする８・９・テンプル大学と連携した英語教室実施などの国際交流の場にする８・９

・栄通り商店街・東急・昭和女子大学・テンプル大学・国士舘大学

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

まとめ

表 2-33に各場所の持つ機会と課題を示す。

プレイス・ゲームの対象地である８箇所には、以下のような特徴が見られた。

○生活利便性の高い通り

沿道店舗が充実していることや、子どもからお年寄りまで多様な人の利用が見られ、賑わいのあることが、機会として挙げられた。しかし、ベンチなどの滞留空間が整備されていないことや、コミュニティの形成などが課題として挙げられた。

ex.）茶沢通り、キャロットタワー裏通り、栄通り

○三軒茶屋駅周辺の広場的空間

三軒茶屋駅周辺に点在する広場的空間では、イベント利用可能な広いスペースがあり、近隣住民だけでなく来街者の利用も多く、活気のあることが機会として挙げられた。しかし、植栽や座る場所といった滞留空間の整備がされていないことや、三軒茶屋の玄関としての機能が不足していることが課題として挙げられた。

ex.）三茶パティオ、ふれあい広場、キャロットタワー　　広場

以上より、「プレイス・ゲームサンチャ」では住民や三軒茶屋に関わる人々がその場所でやりたいこと、実現のためのアクションプランを得ることができた。

表

２-33.各場所の持つ機会と課題

表２-33.各場所の持つ機会と課題

第２章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の策定経緯

図

第３章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」

の内容

３-１.プレイス・ゲームのアイデアの体系化

３-２.パタンランゲージの使い方３-３.パタンランゲージの内容

パターン01）～パターン28）

３-４.場所ごとのアクションのパターン

A：三茶パティオ～ H：茶沢通り

第３章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の内容

第３章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の内容３-１.アクションのアイデアの体系化

パタンランゲージ作成の流れ

「アクションの選択肢を示すパタンランゲージ」は、プレイス・ゲームで参加者から集まったアクションのアイデアを体系的に整理し、作成した。（図３-１）　はじめに、参加者から集まったアイデアを９つの方向性に整理した。その後、各方向性ごとに共通のアクションのアイデアをまとめ、28の具体的なアク

参加者から集まったアイデアの整理

ションの選択肢（パターン）に整理した。最後に、アクションが提案された場所やその空間タイプ、実施する際の関係者、実施する期間、成果が結びつく未来像※を各パターンに紐付け、パタンランゲージを作成した。

※：「三茶のミライ」に示される９つのまちの未来像

具体的なアクションの選択肢（パターン）

01.セットバックによる滞留空間・テラス空間の創出プレイス・ゲームサンチャ参加者から集まったまちづくりのアクションのアイデア

まちづくりのアクションのアイデア

参加者から集まったアイデアの整理アクションのアイデアの例

02.ベンチ等の座る場所の設置

03.イベント可能な広場の整備

01.セットバックによる滞留空間・テラス空間の創出プレイス・ゲームサンチャ参加者から集まった

04.滞留空間の社会実験の実施

９.持続可能な仕組み

図３-１. プレイス・ゲームで集まったアクションのアイデアを体系的に整理 110

図３-１. プレイス・ゲームで集まったアクションのアイデアを体系的に整理

05.滞留空間の整備

06.公園の芝生化

07.文化的イベントの実施

28.企業広告による収入化

図３-２.アクションのアイデアを集める参加者の様子①

第３章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の内容具体的なアクションに紐ずく情報（場所,空間タイプ,関係者,実施期間,結びつく未来像）

第３章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の内容

図３-３. アクションのアイデアを集める参加者の様子②

具体的なアクションに紐ずく情報（場所,空間タイプ,関係者,実施期間,結びつく未来像）場所空間タイプ

三茶パティオ茶沢通り

キャロットタワー裏通り

キャロットタワー広場

三軒茶屋

三軒茶屋ふれあい広場西太子堂公園栄通り

三角地帯前面の道路

道路公園空地広場

実施期間関係者

行政区民事業者

町会商店街大学結びつく未来像

行政区民事業者町会商店街大学結びつく未来像

１２３４５６７８９

第３章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の内容３-２.「パタンランゲージ」の使い方

パタンランゲージの活用方法

本パタンランゲージはA4版でまとめてあるが、左上のグレーに着色された部分で切り取り、28枚のアクションカードとして利用することで、プレイスメイキングの検討に向けた整理するのに役立つ。下記では、具体的な使い方のシーンを提案する。

●場所ごとにできるアクションを検討する際に【８つの場所ごとに】どんなアクションができるか並べかえ、具体的な場所でのアクションを定めていく。

●やってみたいアクションから始めるために 28枚のカードを並べて【アクション名】を見比べ、どれができるか・やってみたいかを検討する。また、空白のカードも活用し、新たなアイデアを自由に追加することもできる。

●自身の状況を整理するために個人もしくは団体は、それぞれが関わることができるアクションは何か、【関係者】ごとに並び替え、アクションの実施時の情報を整理する。また、アクション実施のための連携パートナーを探し、協力を得るための戦略を考えることも重要である。

●空間状況の整理に使うアクションを起こしたい空間が公共用地である場合、道路、公園、空地、広場のどの【空間タイプ】に該当するか確認し、当てはまるカードを並べできるアクションを整理していく。

●実施に向けたリソースを検討する空間を「プレイス」に変えるためのアクションは、数ヶ月でできるものと、数年の間、継続的に取り組む必要のあるものがある。希望のアクションを実施するために、どのくらいの【期間】で改善できるのか確認する。

また、必要な資金や活用できる制度は何か、A4版右下部分に掲載している【アクションの概要・課題、活用できる制度、参考となる事例】を確認することも重要である。

場所ごとにどんなアクションができるか

自分が持てるカードの把握に

アクション実施に向けたリソースの確保にやってみたいアクションから探す

空間タイプごとに実施できるアクションの整理

図３-４.使い方のイメージ

第３章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の内容

３-３.「パタンランゲージ」の内容

パタンランゲージの掲載情報

各主体は実施するアクションのパターンを選定し

た後、アクション実施にむけた関係各所との調整や戦略立てを行う。本パタンランゲージには、その過程において参考となる情報を整理している。

アクションの要素

アクションの名前及び具体的な場所とその空間タイプ、実施期間、実施する際の関係者、結びつく未来像を示している。

❶空間タイプ ❷検討から実施までの期間 ❸実施する際の関係者 ❹三軒茶屋周辺具体的な場所 ❺結びつく未来像

アクションの情報

アクションの社会的背景や実施する意義や、プレイス・ゲームにおいて参加者から得られた意見、アクション実施がその解決に資する現状の三軒茶屋駅周辺エリアの課題を示している。

❻社会的背景

❼三軒茶屋駅周辺エリアの課題（プレイスゲームで出た意見など） ❽プレイスゲームで出たアイデア ❾アクションの概要

（具体的な説明、取り組み）アクションの課題　　（実行する上での課題、留意点など）

アクションの情報

アクションの実施において関連する施策や制度、参考となる事例を示している。これらは、アクション実施の際の新たな制度整備や取り組みの参考として示している。

関連する施策や制度 ※世田谷区の行政計画と必ずしも整合性を図っているものではない。

参考となる事例

※プレイスメイキングの検討において、アクションアイデアの参考になる制度。関連施策や制度とは関連していないので要注意。

空間タイプ

期間

関係者

場所

� つの未来像との結びつき

◎概要

pattern language 1/28

道路空地広場公園

○アクションの背景

都市部では、建物の密集化に伴い、通風や日照の阻害、緑地の減少などの住環境の劣化が見られる。これに対し、建物間に一定の空間を確保することで、十分な通風、日照確保、緑化の促進が可能となる。

さらに、セットバックした空間で休憩スポット等を提供することで、都市の生活環境の質が向上し、住民のQOL向上に寄与することに期待ができる。

行政区民商店街大学事業者町会

＃茶沢通り

＃栄通り

＃キャロットタワー裏通り

2個性豊かな店が通りを彩るまち 4くつろぎの空間が育まれるまち 5誰でも気軽に出かけられるまち 8 暮らしを通して様々な関係性が生まれるまち短期中期長期

○三軒茶屋駅周辺エリアの課題三軒茶屋駅周辺の道路では、歩道ギリギリに沿道店舗の商品や看板が並んでいる箇所が散見され、歩きやすさに課題がある。また、一部の道路では暗い雰囲気があるなど、日照確保によるイメージ改善の必要がある。

※ハイライトはプレイスゲーム意見の抜粋

上図.路肩にはみ出して並ぶ沿道店舗の看板（出典：プレイスゲーム実施時の撮影）

建物が道路空間に近接する道路において、建物のセットバックを長期的に誘導し、生まれた空間を滞留スポットや商業利用の空間として活用する。建物のセットバックを行うにあたって、地域コミュニティの理解・協力や都市計画の策定・変更の必要があるため、公開ミーティングや意見交換の場を設けることで、地域住民の意見を積極的に反映させた計画の策定・変更を目指す。

◎課題

建物のセットバックには、建築基準法や条例など関連するの法規制の適切な整備が欠かせない。設定基準の遵守を義務付ける必要や長期的な計画必要であるため、沿道のステークホルダーとの綿密かつ継続的な協議が不可欠である。

図.建築前面の空間をテラス席として活用）り通栄（

○関連する制度や施策

➀まちなかウォーカブル推進事業車中心から人中心の空間へと転換を図る、まちなかの歩いて移動できる範囲において、滞在の快適性の向上を目的とした取組を重点的・一体的に支援する事業である。沿道景観の形成においては、魅力的な建築デザインの配置や、看板や案内表示の適切な配置、ベンチ等の整備が対象となる。しかし、セットバックを義務付ける法的根拠は有せず、地区計画などの都市計画との併用が必要。

➁街並み環境整備事業住環境の整備改善を必要とする区域において、行政やまちづくり協定を結んだ住民が協力し実施する、美しい景観の形成・良好な居住環境の整備を支援する事業である。建築外観の修景だけでなく、協議会の活動等も助成対象である。しかし、セットバックを義務付ける法的根拠は有せず、地区計画などの都市計画との併用が必要。

◯参考になる事例新潟県南魚沼市「牧之通り」

南魚沼市と地元住民による「牧之通り組合」による、街並み整備である。道路改良を機に、沿道の建築物の外観・意匠の統一、色彩制限、さらには２メートルのセットバック空間に雁木を設置するなど、独自の建築協定を設け、統一感のある特徴的な景観を形成した。事業は、南魚沼市と地元組合の公民一体で推進され、現在は、地元組織が主体となって多彩なイベント活動が実施され、道路空間を活用した交流活動が行われている。

図.街並み整備後の「牧之通り」

図.セットバックによる歩道の活用

（出典：https://www.city.minamiuonuma.niigata.jp/docs/1053.html）

図３-５.パタンランゲージにおける掲載内容

３-３. パターンランゲージの内容

居心地のよい空間

１.セットバックによる滞留空間・テラス空間の創出　　．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．　２.ベンチ等の座る場所の設置

３.イベント可能な広場の整備　　．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．　４.滞留空間の社会実験　　．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．　５.滞留空間の整備

６.公園の芝生化　　．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．

魅力向上

７.文化的イベントの実施　　．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．　８.イベントの実施

９.地域情報発信を目的とした情報の掲示　　．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．　10.沿道店舗の商業誘致　　　11.喫煙所の移設

12.看板デザインの工夫　　．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．

13.自転車専用道の整備　　．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．　14.歩行空間の整備

15.歩行者天国化　　．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．　16.車両規制時間の変更

17.駐車場整備

18.案内板の設置　　．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．

索引の見方

アクションの方向性

XX.パターンの名称　．．．．．．．．．．．．．．．．．．．YY

XX：パタンランゲージの番号(PLno.)

YY：パタンランゲージの掲載ページ

図３-６.滞留空間の社会実験(PLno.４)のイメージ

景観づくり

19.花や木を植える

20.無電柱化整備　　．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．　21.壁面アート

多様な活動　22.公園利用のルール

23.路上ライブの許可　　．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．

未利用地活用

24.路地の活用

25.周辺ランドスケープとの調和　　．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．

安心安全

26.照明整備　　．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．

地域参画・交流

27.大学生と地域の交流イベントの創出

地域持続可能な仕組み

28.企業広告による収入化　　．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．

図３-７.看板デザインの工夫(PLno.12)のイメージ

空間タイプ

pattern language

空地広場公園

短期中期長期

行政区民商店街大学事業者町会

＃茶沢通り＃キャロットタワー裏通り＃栄通り

つの未来像との結びつき

2個性豊かな店が通りを彩るまち 4くつろぎの空間が育まれるまち 5誰でも気軽に出かけられるまち 8暮らしを通して様々な関係性が生まれるまち

○アクションの背景

1/28

都市部では、建物の密集化に伴い、通風や日照の阻害、緑地の減少などの住環境の劣化が見られる。これに対し、建物間に一定の空間を確保することで、十分な通風、日照確保、緑化の促進が可能となる。

さらに、セットバックした空間で休憩スポット等を提供することで、都市の生活環境の質が向上し、住民のQOL向上に寄与することに期待ができる。

○三軒茶屋駅周辺エリアの課題三軒茶屋駅周辺の道路では、歩道ギリギリに沿道店舗の商品や看板が並んでいる箇所が散見され、歩きやすさに課題がある。また、一部の道路では暗い雰囲気があるなど、日照確保によるイメージ改善の必要がある。

※ハイライトはプレイスゲーム意見の抜粋

上図.路肩にはみ出して並ぶ沿道店舗の看板（出典：プレイスゲーム実施時の撮影）

○プレイス・ゲームで出たアイデア

お店のセットバックをする！

建物が道路空間に近接する道路において、建物のセットバックを長期的に誘導し、生まれた空間を滞留スポットや商業利用の空間として活用する。建物のセットバックを行うにあたって、地域コミュニティの理解・協力や都市計画の策定・変更の必要があるため、公開ミーティングや意見交換の場を設けることで、地域住民の意見を積極的に反映させた計画の策定・変更を目指す。

◎課題

建物のセットバックには、建築基準法や条例など関連するの法規制の適切な整備が欠かせない。設定基準の遵守を義務付ける必要や長期的な計画必要であるため、沿道のステークホルダーとの綿密かつ継続的な協議が不可欠である。

➀まちなかウォーカブル推進事業

車中心から人中心の空間へと転換を図る、まちなかの歩いて移動できる範囲において、滞在の快適性の向上を目的とした取組を重点的・一体的に支援する事業である。沿道景観の形成においては、魅力的な建築デザインの配置や、看板や案内表示の適切な配置、ベンチ等の整備が対象となる。なお、セットバックを義務付ける法的根拠は有していないため、地区計画等の都市計画との併用が必要である。

○関連する制度や施策 ➁街並み環境整備事業住環境の整備改善を必要とする区域において、行政やまちづくり協定を結んだ住民が協力し実施する、美しい景観の形成・良好な居住環境の整備を支援する事業である。建築外観の修景だけでなく、協議会の活動等も助成対象である。なお、セットバックを義務付ける法的根拠は有していないため、地区計画等の都市計画との併用が必要である。

建物をセットバックさせて民地活用をおこなう！

図.建築前面の空間をテラス席として活用　（栄通り）

◯参考になる事例新潟県南魚沼市「牧之通り」

南魚沼市と地元住民による「牧之通り組合」による、街並み整備である。道路改良を機に、沿道の建築物の外観・意匠の統一、色彩制限、さらには２メートルのセットバック空間に雁木を設置するなど、独自の建築協定を設け、統一感のある特徴的な景観を形成した。事業は、南魚沼市と地元組合の公民一体で推進され、現在は、地元組織が主体となって多彩なイベント活動が実施され、道路空間を活用した交流活動が行われている。

（出典：https://www.city.minamiuonuma.niigata.jp/docs/1053.html）図.街並み整備後の「牧之通り」

図.セットバックによる歩道の活用

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道路空地広場公園

行政区民商店街大学事業者町会空間タイプ

期間

関係者短期中期長期

場所

つの未来像との結びつき

◎概要

＃三茶パティオ

＃キャロットタワー広場＃キャロットタワー裏通り

＃三角地帯前面の道路

4くつろぎの空間が育まれるまち 5誰でも気軽に出かけられるまち

7災害に強く、安心・安全なまち

○ 背景

ベンチ等の座れる場所の設置は、高齢化社会の進行と快適な公共空間への需要の増加に伴い、安全で快適な外出の支援や広域な住民の公共の場での休憩スペース提供等の観点から求められている。また、公共交通機関を利用する際の待機場所として機能する等、利便性の向上や公共空間の活性化にも寄与し、都市の魅力を高めることが期待できる

○三軒茶屋駅周辺エリアの課題三軒茶屋駅周辺の道路では、座る場所がなく休めないなど、移動途中での休憩スポットが求められている。また、広場は移動のための空間となり滞留性がないため、広域の住民に開かれた空間としての魅力を活かしきれていない。

※ハイライトはプレイスゲーム意見の抜粋

上図.座る場所のない広場（出典：プレイスゲーム実施時の撮影）

○プレイス・ゲームで出たアイデア

気軽に座れる場所の設置！

コミュニティが生まれるようなベンチのアップデート！ガードパイプを外してベンチを置く!

地域の人々が利用する主要な道路や広場、バスを待つため、目に人々が集まるバス停付近などを対象としてベンチの設置を行う。デザインに関しては、ユニバーサルデザインの原則に従い、高齢者や障がい者も利用しやすい高さやアクセス性を考慮する。加えて、視覚的な魅力や周囲の景観に調和したデザイン、維持管理の方針を地域コミュニティと共に検討する。

◎課題

道路空間のベンチ等の設置には、「道路占用許可」の取得と許可部局との調整が欠かせない。設置による交通安全への影響等に関して、交通管理者との充分な協議が不可欠である。

○関連する制度や施策

➀ ー

ルデイン環境整備

世田谷区の「ユニバーサルデザイン推進条例」による、高齢者や障害者などすべての人が利用しやすい環境を整備することを目的とした補助金支援施策である。商店、商店街、社会福祉法人等が対象であり、ベンチの購入費またはベンチ製作費に対し、その全額が補助される(上限あり)。

ただし、敷地内に設置するベンチが補助対象となっており、道路上には設置ができない。

➁ 進みち制度賑わいある道路構築のための道路の指定制度である。本制度によって道路管理者が指定した道路では、歩行者の利便増進を図る空間を設けることができ、利便増進誘導区域を指定することで道路占用許可が柔軟に認められる。また、道路占用者を公募により選定した場合には、最長20 年の道路占用許可が可能となる。

図.滞留空間を創出する実験　（国士舘大学西村亮彦・都市デザイン研究室）（出典：https://www.kokushikan.ac.jp/ 　　faculty/SE/news/details_17412.html )

高崎駅西口の東二条通り「チームハナハナストリート」、大手前慈光通り商店街、大手前通りの３つの商店街が連携した事業である。３つの商店街のあちこちにアートベンチを設置し、街を歩く人たちの休憩場所としての利便性向上と、アートを見ながら買い物やまち歩きを楽しんでもらうのが狙いである。成果として、３つの商店街が協力することで新たなアイデアが生まれ、街の回遊性および景観の向上に寄与し、多くの人がまちを知るきっかけとなった。

（出典：https://www.syoutengai-shien.com/case/rpt-9299/）図.個性的なベンチ

図.地元小学生も作成に参加

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空間タイプ

期間

関係者短期中期長期

場所

つの未来像との結びつき

◎概要

行政区民商店街大学事業者町会

＃茶沢通り

4くつろぎの空間が育まれるまち

人々が集まり、交流し、文化的活動を楽しむスペースへの需要が高まっている。特に広場は、様々なイベント実施に理想的な空間であり、地域コミュニティの結束の強化や文化的な多様性を促進するため、適切な整備が必要である。さらに、イベント用広場の整備は、観光客の誘致や地元ビジネスの支援等の経済的な発展においても重要な役割を担うことが期待できる。

○三軒茶屋駅周辺エリアの課題

三軒茶屋駅周辺には広場自体が少なく、イベントに制約のあるものも多いため、広範な住民に開かれた空間としての魅力を活かしきれていない。また、イベントの実施は休日に留まり、平日は活用されていないため、日常的な賑わいに寄与していない課題がある。

※ハイライトはプレイスゲーム意見の抜粋

上図. 平日の利用が少ない広場（出典：平日撮影）

ふれあい広場のような空間を増やす！

イベントに必要な設備（電源、照明、音響設備、ステージ等）を整え、様々な用途に対応できるよう、機能性の高い広場を形成する。

さらに、日常的なイベント実施につながるよう、行政と地域コミュ二ティの連携のもと、定期的なメンテナンス、清掃、イベントスケジュールの管理等、継続的な運営体制の構築を行う。

◎課題

新たなイベント空間の整備には、街区再編等によるオープンスペースの確保が必要である。建築の更新を伴うため、地権者や周辺のステークホルダーとの充分な協議が必要不可欠である。また、広場に隣接する住民の合意も必要である。

○関連する制度や施策

➀街まちり制度

密集市街地等のまちづくりの様々な課題を抱える地域において、細分化された敷地の統合や行き止まり道路の付替えなどを行いながら、共同建替え等を進めることにより、魅力ある街並みの実現を目指す制度である。具体的には、不規則な土地利用や狭い道路を整理し、イベント実施可能な広いオープンスペースを確保することが可能である。

➁ 市進

地域のまちづくりルールを地権者や都市再生推進法人らが自主的に定め、運用するための協定制度である。協定を締結するにあたり、イベント実施時の管理等も含めた、施設の整備・管理について記載する。加えて、施設の運用で得られる収益により、質の高い公共空間の整備・管理、持続的なイベントの実施が可能となる。

札幌市と民間事業者による、道路空間をイベント実施可能な広場空間へと整備した事例である。2004年より、モール化を検討する社会実験を実施し、2014年に広場としての整備が完了した。

広場の管理体制や柔軟な活用を図るために、市独自で「札幌市北３条広場条例」を制定した。この条例において広場を公の施設に定め、具体的な使用時間や使用料、禁止事項等を盛り込むことで、広場としての管理運営を可能とした。

図１.イベントを実施する広場　（三茶ワークカンパニー株式会社）（出典：https://haveagood.market/ ) 図３.イベント実施時の様子

（出典：https://design-prize.sakura.ne.jp/archives/result/579）図２.広場として整備された空間

空間タイプ

期間

関係者

場所

つの未来像との結びつき

◎概要

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道路空地広場公園

○ 背景

全国的にも車中心から人中心に向けた取組みとして、ウォーカブルまちづくりが推進されている。ウォーカブルなまちづくりを進めていくうえでは、まちなかの滞在快適性・回遊性を向上する必要がある。

道路などの公共空間を都市の余白となる貴重な地域資源と捉え、社会実験を実施し、活用することにより人々の交流機会の創出に寄与することを期待できる。

○三軒茶屋駅周辺エリアの課題三軒茶屋駅周辺の道路では、ベンチ等が少なく、休憩できる場所がないなど、カフェ等の屋内休憩施設以外での滞留場所が求められている。

行政区民商店街大学事業者町会

＃茶沢通り＃キャロットタワー裏通り＃栄通り

4くつろぎの空間が育まれるまち 8暮らしを通して様々な関係性が生まれるまち短期中期長期

また、置き看板や放置駐輪が道路に無秩序に配置されている箇所が散見され、通行や滞留に課題がある。

※ハイライトはプレイスゲーム意見の抜粋歩行者天国にしてベンチを置く！

仮設のベンチ等、道路空間における滞留空間に係る社会実験を実施する。仮設の滞留空間の設置にあたっては、多種多様の交通モード整序の基、安全な滞留と通行の分配を検討する。また、併せて既存の歩行支障物となっていたものも仮設物の一部に整理できるように取り入れる。仮設物の形態は、使用状況と社会実験に対する意見に基づき、安価で簡易的な仮設物から実験を進める。

◎課題

道路空間の社会実験には、「道路占用許可」「道路使用許可」の取得と許可部局との調整が欠かせない。道路空間を通行機能と異なる使い方をするため、沿道のステークホルダーとの充分な協議が不可欠である。

○関連する制度や施策

➀まちなかウォーカブル推進事業

市区町村や民間事業者が主体となって実施する、「居心地がよく歩きたくなる」空間を実現するための社会実験等の取り組みを、補助金によって支援する。また、道路の広場化や道路上の座り場の設置等のハード整備や、そのデザイン検討も支援対象となるため、社会実験の成果から、その後のハード整備へと繋げることができる。

➁ 進みち制度賑わいのある道路の構築のための道路の指定制度である。本制度によって道路管理者が指定した道路では、歩行者の利便増進を図る空間を設けることができ、利便増進誘導区域を指定することで道路占用許可が柔軟に認められる。社会実験を通じて、適切な区域の指定箇所や占用物件の管理・運営を検証することで、本制度の活用へと繋げることができる。

上図.無秩序な放置駐輪（出典：プレイスゲーム実施時の撮影）

歩行者天国時に色々なアイデアを試してみる！

イス・机・キッチンカー・芝生などを置く！

図.滞留空間を創出する実験（国士舘大学　西村亮彦・都市デザイン研究室）（出典：https://www.kokushikan.ac.jp/faculty/SE/student/news/details_17412.html)

沼津市と沼津仲見世商店街振興組合、ＵＲ都市機構による商店街活性化の社会実験である。まちなかの公共空間や資源を活用し生まれる風景を日常へとつなげ、ヒト中心のまちなかを創出する取組みとして実施された。アーケード下や空き店舗を滞留空間として活用し、周辺イベントと連携して来訪者の行動変容を調査した。実験の成果として、商店街周辺の事業者や施設にもその効果の波及が確認でき、沼津市は商店街と連携して居心地の良い空間づくりを進めている。

（出典：https://www.ur-net.go.jp/news/20230630_cyubu_numazu.html）図２.店先でのイスやテーブルの設置

図３.商店街周辺の店舗からの出店

整備

空間タイプ

期間

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道路空地広場公園

関係者短期中期長期

場所

つの未来像との結びつき

行政区民商店街大学事業者町会

＃三角地帯前面の道路＃西太子堂公園

4くつろぎの空間が育まれるまち 5誰でも気軽に出かけられるまち 7災害に強く、安心・安全なまち

○ 背景

全国的にも車中心から人中心に向けた取組みとして、ウォーカブルまちづくりが推進されている。ウォーカブルなまちづくりを進めていくうえでは、まちなかの滞在快適性・回遊性を向上する必要がある。

まちなかに滞留空間を提供することは、住民のコミュニティ形成促進や都市の美観向上への寄与に期待できる。

○三軒茶屋駅周辺エリアの課題

三軒茶屋駅周辺では、人が立ち止まる場がないなど、屋内休憩施設以外での滞留場所が求められている。

また、公園においては、公園内や近隣に商業施設がないため、滞在を促すサービスの提供に関しても課題がある。

※ハイライトはプレイスゲーム意見の抜粋

上図.座る場所のない広場（出典：プレイスゲーム実施時の撮影）

○プレイス・ゲームで出たアイデア

滞留スポットをつくる！電車を見るための広場をつくる！（カフェ等飲食ができる場所も）

道路においては、社会実験や調査等を踏まえ、適切な場所に滞留空間を整備し、さらに滞留空間を点在させることでまちなかの滞在快適性・回遊性を高める。

また、滞留空間内もしくは周辺に滞留を促すサービスを提供可能な店舗等を誘致し、民間開発等を契機として、高質な滞留空間を整備することも、まちなかの滞在快適性・回遊性を向上するうえで効果的である。

◎課題

高質な滞留空間実現には、長期的な維持管理の仕組みも含めた整備の実施が欠かせない。整備の企画段階から、地域コミュニティや事業者等と充分に協議し、積極的に整備計画へ反映させることが必要である。

○関連する制度や施策

➀ 制度

民間資金等を活用した公園利用者の利便の向上、公園管理者の財政負担の軽減を目的として、飲食店、売店等の公園施設(公募対象公園施設)の設置又は管理を行う民間事業者を、公募によって選定する手続きである。事業者が設置する施設から得られる収益を公園整備に還元することを条件に、事業者には都市公園法の特別措置がインセンティブとして適用される。

➁ の例市

通常、道路外に余地がなくやむを得ない場合に限り、許可をする道路占用における無余地性の基準について、区市町村がまちのにぎわい創出等のために必要であるとして、都市再生整備計画に位置づけた施設等は、一定の要件を満たすことで無余地性の基準の適用が除外されるという制度である。通常の道路占用より簡易な手続きで許可が得られる。

図.滞留空間を創出する実験（国士舘大学　西村亮彦・都市デザイン研究室）（出典：https://www.kokushikan.ac.jp/faculty/SE/student/news/details_17412.html)

◯参考になる事例県市「ークレ」

元町エスエス会により行われた、車道上駐車帯の一部を転用し、ベンチと植栽が一体となった人のための滞留空間「パークレット」を設置した国内初の事例である。来街者がいつでもくつろげる滞留空間を整備し、横浜元町で過ごす新たな価値を創造することでイベント等の効果を最大化するとともに、日常時の滞在時間を延ばすことを目的として、商店街の通り沿いに3箇所設置されている。整備にあたっては、道路管理者及び所轄警察署と細部まで協議が実施された。

（出典：https://stgk.jp/JP/projects/motomachi-parklet/）図.歩道に面し車道の一部に整備

図.ベンチと植栽が一体となった設計

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道路空地広場公園

行政区民商店街大学事業者町会空間タイプ

期間

関係者

場所

つの未来像との結びつき

4くつろぎの空間が育まれるまち短期中期長期

○アクションの背景

近年、居心地のよい都市空間の形成やこどもや子育て世帯が安心・快適に日常を過ごせる環境整備が推進されている。公園や広場を芝生化により、こどもが安全に遊べる場、地域住民が集まりやすく快適に過ごせる開かれた空間を提供することは、地域の健康増進、環境改善、コミュニティ形成を促進することに寄与する。

○三軒茶屋駅周辺エリアの課題三軒茶屋駅周辺の公園や広場は、緑が少ない現状であり、緑化による環境の改善が望まれている。また、滞在場所が不足しているという課題も挙げられ、地域に開かれた空間として整備し、滞在快適性の向上を図る必要がある。

※ハイライトはプレイスゲーム意見の抜粋

上図.コンクリートで舗装された広場（出典：プレイスゲーム実施時の撮影）

○プレイス・ゲームで出たアイデア

大人も寝れるような芝生化をする！

芝生化するエリアの規模や形状、使用目的等に応じた計画の立案を行う。立案にあたっては、人工芝を敷く社会実験や住民参加でのデザイン検討の実施により、ニーズの把握や整備後の管理主体の醸成を図る。加えて、継続的な芝生管理の仕組み構築や良質な芝生空間形成のため、専門家の意見を取り入れることも重要である。

◎課題

初期費用が高いため、気候や土壌の条件に合った芝の選択が重要である。また、公民が連携した芝生の維持管理の仕組みを構築するため、地域コミュニティや公園に面するステークホルダーとの協力が欠かせない。

○関連する制度や施策

➀まちなかウォーカブル推進事業

車中心から人中心の空間へと転換を図る、まちなかの歩いて移動できる範囲において、滞在の快適性の向上を目的として市町村や民間事業者等が実施する、道路・公園・広場等の整備や修復・利活用、滞在環境の向上に資する取組を重点的・一体的に支援し、「居心地が良く歩きたくなる」まちなかづくりを推進する事業である。ハード整備に加え、デザイン検討の社会実験や調査等も支援の対象である。

小学生や地域のみんなでコンクリートをはがし、芝生広場に変えていく

図.市民の憩いの場へ ◎概要

➁ リーンイン市事業官民連携・分野横断により、積極的・戦略的に緑や水を活かした都市空間の形成を図るグリーンインフラの整備を支援する事業である。社会資本整備や土地利用等のハード・ソフト両面において、自然環境が有する多様な機能を活用し、持続可能で魅力ある国土・都市・地域づくりを進める取り組みが対象である。

図.人々が滞留する芝生化された空間　（世田谷公園）

岡山市の既存の公園のグラウンドを全面天然芝生化したプロジェクトである。2021年11月に人工芝を敷く社会実験を48日間実施し、市民からの好評を受け、天然芝生化のリニューアルが決定した。決定後は、市民参加型のデザインミーティングを実施し、2023年７月にグラウンド東側半面の天然芝生化が完成した。芝生化により、市民の憩いの場として親しまれる空間となり、岡山市の公民連携による賑わい創出、地域が主体的にまちづくりの気運を醸成するきっかけとなった。

（出典：https://machi-jikan.jp/420/）図.天然芝生化した公園

施

空間タイプ

期間

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道路空地広場公園

関係者短期中期長期

場所

つの未来像との結びつき

行政区民商店街大学事業者町会

＃三茶パティオ

2個性豊かな店が彩るまち

公共の場で芸術や音楽を共有することは、異なる背景や文化を持つ人々がお互いの文化を理解し、尊重する絶好の機会である。

また、地域の芸術家が広く知られるきっかけとなり、地域の文化や芸術の発展を促進するだけでなく、人々の文化活動参加の間口が広がり、教育や社会、経済において多様な機能や役割を果たすことにつながる。

○三軒茶屋駅周辺エリアの課題

三軒茶屋駅周辺では、多様なニーズに応え得る空間として機能していないため、地域の文化が表現される空間が必要である。また、イベントや行事が少ない状況であり、地域性が現れるイベントの実施が望まれている。

※ハイライトはプレイスゲーム意見の抜粋

上図.イベントや行事に利用されていない広場（出典：プレイスゲーム実施時の撮影）

○プレイス・ゲームで出たアイデア

音楽イベントの実施！

噴水を利用したプロジェクションマッピング等の実施！噴水を活用したイベントの実施!

地元の芸術家やパフォーマーにパフォーマンスの場を提供し、地域住民や来街者に様々な文化体験を提供する。加えて、住民参加型のワークショップ等を通じて、参加者が文化を体験し、学ぶ機会を提供する。

また、地域の活性化及び経済活性に最大限寄与するため、効果的なプロモーション、予算管理、会場の選定を地元団体や企業との連携のもと行う。

◎課題

実施主体は、資金調達に加えて、イベントを開催する屋外空間の許可所得が課題となる。関係部局との充分な協議を行い、継続的にイベント実施を行う連携体制を構築することが必要である。

○関連する制度や施策 ➀ のた街並みり推進例・まちりの制度公開空地の活用を通じて地域の特性を活かし、まちづくり活動を促進する制度である。公開空地において、営利目的のイベントを主体的に行う団体を登録し、活用内容、活用期間、事前申請の手続き等を緩和し、その活動を促進することで、民間活力を用いて地域魅力を高めることができる。

➁ ブンアース事業

東京都が主催する文化振興プログラムで、公共の場所でアートと音楽のパフォーマンスを展開することを目的としている。ライセンスが発行されたされたアーティストには、自分たちの芸術を披露する機会が継続的に提供される。市民が日常的に多様な文化体験に触れる機会を提供している。アーティストと市民の間の継続的な関係を築き、都市文化の発展に寄与していると言える。

図.アート楽市での住民の出店　（世田谷アートタウン事務局）（出典：http://arttown.jp/artrakuichi)

毎年10月に東京都JR御茶ノ水駅前において、道路と公開空地の空間を活用し実施されている、野外アート・音楽イベントである。近隣大学の学生やプロのクリエイター、地域の方々も加わり、公共空間においてアート空間を創出している。参加者の個性豊かな企画・作品・公演が披露され、来場者も一体となった文化的空間が形成されている。毎年多くの人が来場し、多様な人々がアートを気軽に楽しみ、交流する機会を通じて、地域のQOL向上に寄与している。

（出典：作成主体による撮影）図.出店者の数だけ異なる出店内容

図.道路をキャンバスとして活用

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道路空地広場公園

行政区民商店街大学事業者町会空間タイプ

期間

関係者短期中期長期

場所

つの未来像との結びつき

◎概要

＃三茶パティオ

＃キャロットタワー広場＃キャロットタワー裏通り

1歴史を継承しアートを生み出すまち 2個性豊かな店が通りを彩るまち

8暮らしを通して様々な関係性が生まれるまち

○ 背景

高密度化が進む都市部において、地域コミュニティを強化し、地域の活性化を図る重要な手段である。特にイベントの開催は人々を物理的に集め、共有体験を通じて社会的なつながりを形成することに寄与する。

また、地域経済への貢献や文化的多様性の促進する側面も有しており、都市における住民の生活の質の向上に寄与することが期待できる。

○三軒茶屋駅周辺エリアの課題

三軒茶屋駅周辺の屋外空間では、イベントが少ないもしくはできないなど、継続的なイベントの実施が望まれている。また、空間として一体的な印象を感じないなど、地域の一体的なコミュニティ形成には課題がある。

※ハイライトはプレイスゲーム意見の抜粋

上図.イベント実施の少ない屋外空間（出典：プレイスゲーム実施時の撮影）

三軒茶屋全体で連携したイベントの実施！

継続的なイベントの実施が求められているため、低コストかつ効率的な企画・運営が可能なイベントから始める。実施に際しては、地域コミュニティと協力し、地元住民や事業者を巻き込むことにより、地域全体の活性化を目指す。

さらに、継続的にイベントを実施する過程で、関係部局との連携強化や情報発信の効果の最大化、運営方法のノウハウを蓄積していく。

◎課題

実施する公共空間に応じた、許可の取得が必要である。特に道路空間での実施には、「道路占用許可」「道路使用許可」の取得が欠かせないため、許可部局との連携強化が重要である。

○関連する制度や施策 ➀ のた街並みり推進例・まちりの制度公開空地の活用を通じて地域の特性を活かし、まちづくり活動を促進する制度である。公開空地において、営利目的のイベントを主体的に行う団体を登録し、活用内容、活用期間、事前申請の手続き等を緩和し、その活動を促進することで、民間活力を用いて地域魅力を高めることができる。

➁ 市

地域のまちづくりルールを地権者や都市再生推進法人らが自主的に定め、運用するための協定制度である。協定を締結するにあたり、イベント実施時の管理等も含めた、施設の整備・管理について記載する。加えて、施設の運用で得られる収益により、質の高い公共空間の整備・管理、持続的なイベントの実施が可能となる。

手軽な小規模イベントをたくさん起こす！

茶沢通りの社会実験と連携したイベント実施！

図.地域を巻き込んだイベント実施　（三茶ワークカンパニー株式会社）（出典：https://haveagood.market/ )

「サンデービルヂングマーケット」は、柳ヶ瀬商店街の活性化を目的とした定期開催（毎月第３日曜日）のイベントである。「柳ヶ瀬を楽しいまちにする株式会社」によって運営され、地元の商店主が自発的に参加している。主な内容としては、飲食や物販を含む100店舗以上が参加する市場の開催や、様々なカテゴリーの出店がある。この取り組みにより、新しい客層の獲得や、地域経済の活性化に効果をもたらしている。

図.「ここにしかない、ひと・もの・空　　間」をテーマにしたマーケット

空間タイプ

道路空地広場公園

行政区民商店街大学事業者町会

つの未来像との結びつき

＃三軒茶屋ふれあい広場＃キャロットタワー裏通り＃三茶パティオ

2個性豊かな店が通りを彩るまち 7災害に強く、安心・安全なまち＃栄通り 1歴史を継承しアートを生み出すまち

8 暮らしを通して様々な関係性が生まれるまち 9誰もがまちづくりに関われるまち pattern language

○ 背景

9/28

コミュニティの関与と結束を促進するだけでなく、地域の住民にその場でのタイムリーかつ関連性の高い情報を提供することで、コミュニティ内での参加と協力を促し、地域文化の向上に寄与する。

さらに、緊急時や危機時には、効率的な対応と復旧努力を支援する信頼できる情報源として、重要な役割を果たすことが期待できる。

○三軒茶屋駅周辺エリアの課題

三軒茶屋駅周辺の公共空間では、イベントや行事が少ないことに加え、イベントの案内板がないため、地域情報の取得が困難である。また、コミュニティを感じられないといった意見も挙がっており、地域主導での情報の発信も必要である。

※ハイライトはプレイスゲーム意見の抜粋

上図.地域コミュニティの情報がない掲示板（出典：プレイスゲーム実施時の撮影）

○プレイス・ゲームで出たアイデア

駅に通りの写真を掲載する！パティオの情報を発信できる掲示場所を設ける!

多くの利用者が通過する駅や商店街など、地域内の結節点を中心に情報を掲示する。マップなどの基礎的情報に加え、地域産業やイベントなどの情報が定期的に更新されるよう地域コミュニティを主体としたマネジメント体制の構築を行う。

また、SNSや地域情報を発信するHPなどと連携したデジタルサイネージを設置することで、掲載情報の拡充及び情報更新の迅速化を行うことも効果的である。 ◎課題

誤った情報が広まることを防止するため、掲示する情報が正確・最新である必要がある。情報の更新を持続的に実施するための適切なガイドラインの設定、技術的支援、コミュニティの協力などが不可欠である。

○関連する制度や施策

壁に舞台やイベントの告知を貼る！

図.三軒茶屋の情報を発信するHP 　（三茶廻（さんちゃまわり））（出典：https://sanchaba.tokyo/about/)

◯参考になる事例県屋市「デルイー」

栄ミナミ地区の地域コミュニティ促進と観光振興を目的とし、栄ミナミエリアマネジメント社会実験協議会によって実験的に設置されたデジタル広告塔である。地域のイベント、ニュース、観光などの情報をリアルタイムで住民や訪問者に提供している。情報の更新は、専用のコンテンツ管理システム(CMS)を通じて行われ、設置主体や関連する地域団体が適宜、最新の情報に更新することで、常に鮮度の高いコンテンツを提供している。

➁ 市進

地域のまちづくりルールを地権者や都市再生推進法人らが自主的に定め、運用するための協定制度である。協定を締結するにあたり、掲示板やデジタルサイネージ等の情報発信媒体の管理等も含めた、施設の整備・管理について記載することで、持続的に運用可能な情報発信媒体を確保することが可能となる。

（出典：https://sakaeminami.jp/static/special/signage/）図.道路上に設置されたサイネージ

図.タッチパネルによる情報の閲覧

指す区域（滞在快適性等向上区域）において、民間公共施設の整備等と併せて民地のオープンスペース

pattern language 10/28

○ 背景

道路沿いにおける商業店舗の展開は、良好なアイレベルの形成に寄与し、魅力的な歩行空間を実現する。

これにより、人々は歩くことを楽しみ、街を探索する動機付けが強化されることが期待できる。

また、商業店舗が沿道に立地することで、店舗が道路上を活用する担い手として機能し、多様な人々の交流機会の創出に寄与することに期待できる。

○三軒茶屋駅周辺エリアの課題

期間

行政区民商店街大学事業者町会空間タイプ

関係者短期中期長期

場所

つの未来像との結びつき

＃西太子堂公園＃三角地帯前面の道路道路空地広場公園

2個性豊かな店が通りを彩るまち

4くつろぎの空間が育まれるまち

6拠点性を生かして人々の活動を支えられるまち

三軒茶屋駅周辺の道路では滞留できる場所がないため、カフェ等の屋内休憩施設で滞留場所を提供する必要がある。また、一部の道路では、似たような店舗が多いといった意見があり、より多様な内容の商業が求められている。

※ハイライトはプレイスゲーム意見の抜粋

上図.店舗に面さず閉鎖的なアイレベルの歩道（出典：https://x.gd/q9dVY)

街のデザイン戦略と政策支援により商業店舗を誘致する。税制優遇、資金援助、建築規制の緩和などにより、地元企業や新規ビジネスを対象としたインセンティブを提供し、沿道に多様な店舗やサービスが集まるよう促す。

加えて、商業店舗の看板や店舗デザイン、公共空間活用の規制及び緩和を計画し、魅力的なアイレベルの形成を目指す。

◎課題

都市計画との整合性を確保しながら、適切なビジネスを誘致するための資金調達及びインセンティブ設計を行う必要がある。加えて、誘致する商業店舗の地域貢献性や持続可能性を精査することも重要である。

○関連する制度や施策

事業

滞在快適性等向上区域において、市町村が行う公共施設の整備等と一体となって行われる、土地所有者等による交流・滞在空間を創出する事業である。

歩道の拡張や安全な横断歩道の設置、公共の休憩スペースや緑地の確保、建物低層部のオープン化（ガラス張り化）等が実施可能となる。事業を実施するためには、都市再生整備計画の区域内に「滞在快適性等向上区域」を定める必要がある。

➁ウォーカブル推進制「居心地が良く歩きたくなる」まちなかの形成を目指す区域（滞在快適性等向上区域）において、民間事業者等（土地所有者等）が、市町村による道路、公園等の公共施設の整備等と併せて民地のオープンスペース化や建物低層部のオープン化を行った場合に、固定資産税・都市計画税の軽減措置を講じる制度である。

沿道店舗を飲食店などに整理する！（出典：https://hokomichi.jp/case/）（出典：https://x.gd/83QwP）図.ナイトタイムの様子

図.多様な店舗が並ぶアイレベルの通り　（栄通り）　（出典：https://sites.google.com/ sanchasakae/）

阪急神戸三宮駅北側の高架沿いに位置し、市内有数の繁華街に面する通りである。多くの歩行者と車両が行き交い、交通安全上望ましくない状況から、阪急神戸三宮ビルの建て替えと同時に行われた沿道の阪急高架下のリニューアルに合わせて、民地と一体となった道路空間整備が実施された。高架下の沿道店舗のにぎわいが道路へと滲みだし、一体となって魅力的な空間が生まれる歩行者優先のみちづくりが行われ、待ち合わせやにぎわいの場として、多く利用されている。

図.高架下店舗の滲み出し

空間タイプ

期間

pattern language 11/28

道路空地広場公園

関係者短期中期長期

場所

つの未来像との結びつき

◎概要

行政区民商店街大学事業者町会

＃三茶パティオ

4くつろぎの空間が育まれるまち

アイレベルの形成の観点から、喫煙所は人々が日常的に利用する視線範囲内における適切な配置が求められる。同時に、非喫煙者の受動喫煙を避けるために、人通りの多いエリアから離れた場所への移設が求められる。また、喫煙に対する社会的認識の変化や公衆衛生への配慮を反映した、より快適で健康的な公共空間の実現に貢献することが期待される。

○三軒茶屋駅周辺エリアの課題

三軒茶屋駅周辺の道路では、座る場所がなく休めるがないなど、移動途中での休憩スポットが求められている。また、広場は移動のための空間となっており滞留性がないため、広範の住民に開かれた空間としての魅力を活かしきれていない。

※ハイライトはプレイスゲーム意見の抜粋清潔な場所にしたい！

上図.目立つ場所に位置する喫煙所（出典：プレイスゲーム実施時の撮影）

○プレイス・ゲームで出たアイデア

移設先の検討においては、現在の喫煙所の位置と利用状況を詳細に分析し、移設先の選定には人通りが少ないがアクセス可能な場所を選定する。受動喫煙のリスクを最小限に抑えるため、公共施設や商業施設の入口から一定距離離れた場所に設定することが重要である。また、喫煙所のデザインにおいては周囲の環境や景観に調和するよう配慮することが必要である。

◎課題

移設先地点の印象への影響が大きいため、地域住民やステークホルダーとの調整が必要不可欠である。さらに、法令等の制約により移設の選択肢が限られるため、喫煙所のデザインと設備に関するコストも考慮する必要がある。

○関連する制度や施策

➁ 策制度働く人の健康保護を目的として、厚生労働省が実施する制度である。この助成金は、職場内の受動喫煙防止措置を講じるための費用を支援するもので、特に中小企業や小規模事業所を対象にしている。具体的には、屋内喫煙室の設置に必要な工事費、換気設備の導入や改善にかかる費用などが助成の対象となる。

図１.建築内の喫煙所　（ミカン下北）（出典： https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/su mai/011/005/d00159151.html)

株式会社ディーランド、JT、武蔵野美術大学、小平市の共同プロジェクトで、地域の観光や特産をモチーフにしたデザインで公共喫煙所をリニューアルするプロジェクトである。地域のアイデンティティを象徴するマルポストやブルーベリー、梨などのモチーフを特徴とするアートワークを公共喫煙所に設置し、地域の魅力を高めることを目指している。デザインのプロセスに、武蔵野美術大学の学生が参画することで、「Civic Pride」の醸成を図っている。

（出典：https://www.jti.co.jp/news/20220512_01.html）図２.リニューアルされた喫煙所

図３.地域資源をモチーフにしたアート

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道路空地広場公園

行政区民商店街大学事業者町会空間タイプ

期間

関係者短期中期長期

場所

つの未来像との結びつき

◎概要

＃キャロットタワー裏通り＃三角地帯前面道路

5誰でも気軽に出かけられるまち 4くつろぎの空間が育まれるまち

適切な看板のデザインは、色彩、形状、配置などを考慮して、周囲の建物や自然と調和し、視覚的な騒音を減らすことができ、街並みや自然環境に溶け込む形で景観を美しく保つことに寄与する。

また、分かりやすく、目を引く看板デザインは、公共の場所でのルールやマナーを効果的に伝えることができ、地域の安全確保に貢献することが期待できる。

○三軒茶屋駅周辺エリアの課題三軒茶屋駅周辺では、商用看板の統一感がないなど、統一感のある魅力的な景観の形成が求められている。また、路上駐輪が多く散見されるため、交通マナーをいかに周知し、快適な歩行空間を実現するかが課題である。

※ハイライトはプレイスゲーム意見の抜粋利用者がマナーを守りたくなるような看板や案内板を増やす！

地域コミュニティとの協働のもとガイドライン等を策定し、統一感のある景観の創出を目指す。また、地域の素材や工芸などの地域固有の要素を取り入れる。　また、マナー周知においては、簡潔で直接的に情報が伝達されるようなデザインに配慮する。直接的な看板の設置だけでなく、既存の道路及び設置物と併せてデザインを工夫することも効果的である。

◎課題

定期的な内容の更新や維持管理の負担が重要なハードルであり、多様な利害関係者の意見を取り入れ、継続的な評価と改善が不可欠である。また、交通マナーの周知に関しては、交通管理者等の関係部局との調整が欠かせない。

○関連する制度や施策

上図.無秩序な路上駐輪（出典：プレイスゲーム実施時の撮影）

図.地域内で統一された看板デザイン　（馬事公園界わいサイン整備）（出典：https://www.sign.or.jp/about_s　 da/business/sda-award/2020-2/)

前橋市が実施する、JR前橋駅北口の路面に市内の名所を紹介するシート「前橋路上図鑑」を貼り付ける取り組みである。路面に地域観光資源等の情報を表示したシートを貼り付けることで、駅の利用客に市をＰＲするとともに、路上駐輪をしにくくして放置自転車を減少させることが狙いである。放置自転車を防止するために、立て看板やロープによる禁止表示ではなく、新しく見栄えの良い対策と手法を、地元大学の研究室との調査研究により実現した。

➁ の例市市町村が、まちのにぎわい創出等のために必要であるとして、都市再生整備計画に位置づけた施設等については、一定の要件を満たせば「無余地性の基準」の適用が除外される道路占用許可の特例を受けることができる制度である。広告塔・看板は、都市の再生に貢献し、道路の通行者及び利用者の利便の増進に資するものとして適用可能である。

図.地域資源の情報を図と文字で表示

（出典：https://www.city.maebashi.gunma.jp/material/ﬁles/group/2/koho202205_all.pdf）図.路上に貼り付けられたシート

➀屋

空間タイプ

期間

関係者短期中期長期

場所

つの未来像との結びつき

自転車専用道の整備は、自動車への依存を減らし、交通の流れをスムーズにすることによる交通渋滞の緩和や、温室効果ガスの削減に貢献し、都市の持続可能性及び生活の質の向上に寄与する。

加えて、自動車と自転車、歩行者が空間的に分離されることにより、衝突リスクを削減し、交通事故の発生を抑制することも期待できる。

○三軒茶屋駅周辺エリアの課題

◎課題

行政区民商店街大学事業者町会

5誰でも気軽に出かけられるまち pattern language

＃茶沢通り道路空地広場公園

三軒茶屋駅周辺では、路上駐輪が多く、自転車の通行が多いなど、自転車が住民の移動手段として機能している。しかし、自転車と歩行者が混在している状況であり、歩行者の安全性及び自転車移動の快適性においては改善が必要である。

上図.歩行者と自転車が混在する道路（出典：プレイスゲーム実施時の撮影）

○プレイス・ゲームで出たアイデア

自転車の交通量が多く、歩行者との混在が顕著な箇所を対象に、仮設物を用いた暫定的な実験から始める。実験から周辺交通への影響、歩行快適性への効果等の検証を行い、道路空間の再分配、デザインを十分に検討し、整備を行う。加えて、利用者の安全性と利便性を考慮した上で、住宅地域や商業地域、学校、公共施設等の目的地を結ぶ、広域での自転車ネットワークを構築する。

都市の既存のインフラとの調和が不可欠であるため、交通管理者との密な協議、連携が欠かせない。また、地域住民や多様なステークホルダーを含む多様な利害関係者のニーズを満たすための広範な合意形成が求められる。

○関連する制度や施策

➁ 進みち制度賑わいある道路構築のための道路の指定制度である。本制度によって道路管理者が指定した道路では、歩行者が安心・快適に通行・滞留できる道路空間の再構築として、車線を削減し歩道を拡げる等の道路の整備が可能となる。この再構築において、歩行者と自転車の分離のため、自転車専用の通行帯を整備することができる。

◯参考になる事例デンーク「

図.自転車専用レーンの社会実験　（三茶ストリートテラス）（出典：https://www.city.setagaya.lg.jp)

デンマーク政府が主体となり、1980年以降の化石燃料からの脱却として、車中心の社会から自転車中心の社会へとシフトする考えを示し、カーボンニュートラルやグリーンモビリティといった視点でいち早く政策、実践が進められてきた。多くの場所で歩道・自転車道・車道を構造的に分離しており、人々が安全に滞留する空間を確保している。また、車の台数を減らすことで、デンマークでは本来車が走行する車線に市民や観光客のくつろぎの場を創出している。

図.自転車専用レーン

※ハイライトはプレイスゲーム意見の抜粋歩行者と自転車でスペースを分離！（出典：https://project.nikkeibp.co.jp/mirakoto/atcl/global/h_vol7）

図.歩行者と自転車のための橋

➀ でな環境出イイン

pattern language 14/28

整

○ 背景

全国的にも車中心から人中心に向けた取り組みとして、ウォーカブルまちづくりが推進されている。ウォーカブルなまちづくりを進めていくうえでは、まちなかの滞在快適性・回遊性を向上する必要がある。

また、歩行空間の拡充は、市民の身体活動を促し健康を促進することに繋がり、地域住民間の交流を促し、地域コミュニティを強化することにも期待できる。

○三軒茶屋駅周辺エリアの課題

空間タイプ

期間

道路空地公園

関係者短期中期長期

場所

つの未来像

との結びつき

◎概要

行政区民商店街大学事業者町会

＃キャロットタワー広場

4くつろぎの空間が育まれるまち 5誰でも気軽に出かけられるまち 7災害に強く、安心・安全なまち広場

三軒茶屋駅周辺では、動線が悪い、道路を横断する人が多いなど、歩行ネットワークの改善が課題として挙がっている。また、歩道と車道の段差が高く歩行しづらいなど、歩行快適性に資する路面の改善が求められている。

※ハイライトはプレイスゲーム意見の抜粋

上図.目立つ場所に位置する喫煙所（出典：プレイスゲーム実施時の撮影）

多種多様の交通モード整序のもと、既存の空間の再分配を行う。暫定的な実験や交通量調査により、地域内の歩行者の流れや密度、既存の歩行空間の改善点を調査し、計画の立案を行う。整備においては、安全な滞留と通行の分配を検討のもと、歩道幅員の拡張や車道との明確な分離、路面舗装の更新、緑化等を行う。加えて、滞留空間や公共施設を併せて整備し、滞在快適性と利便性の向上を目指す。 ◎課題

都市の既存のインフラとの調和が不可欠であるため、交通管理者との密な協議、連携が欠かせない。また、地域住民や多様なステークホルダーを含む多様な利害関係者のニーズを満たすための広範な合意形成が求められる。

○関連する制度や施策

➀リンクプレイス

ストリートの機能を「リンク（通行）」機能と「プレイス（滞留）」機能、そしてこれらを支える「アクセス環境整備」に区分し、都市内のストリートのタイプを２軸で表現したマトリックスを用いて、ストリートの特性を把握し計画する理論である。これまでの交通機能の優先順位が高かった日本の街路において、通行以外の路上活動としてプレイス機能を交通機能と同等に重要視し、計画することができる。

➁ 進みち制度賑わいある道路構築のための道路の指定制度である。本制度によって道路管理者が指定した道路では、歩行者の利便増進を図る空間を設けることができ、利便増進誘導区域を指定することで道路占用許可が柔軟に認められる。加えて、車線数を減らし歩道を広げることができ、安全かつ円滑な歩行環境を創出可能となる。

◯参考になる事例

図.歩行環境改善に向けた社会実験　（SANCHA STREET SEATS）（出典：https://humanscape.main. jp/projects/placemaking/)

沼津市では、「中心市街地まちづくり戦略」を策定し、短期・中期・長期と段階的にヒト中心のまちづくりを進めている。2022年に策定された公共空間再編整備計画では、公共空間の再編として取組むべき事項や施策の方向性、進め方等を定めている。再編にあたっては、駅周辺の公共空間が有する性格に応じて6つの空間タイプ（広場、シンボルロード、生活道路等）に分け、それらをリンク機能とプレイス機能の2軸で分類し、まち全体の骨格づくりに活かしている。

図.２軸の分類による目指す方向性の整理

歩行空間と滞留空間を棲み分ける！（出典：https://www.city.numazu.shizuoka.jp/shisei/keikaku/various/machisenryaku/kukansaihen.htm）図.地域内の空間の分類

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○ 背景

全国的にも車中心から人中心に向けた取り組みとして、ウォーカブルまちづくりが推進されている。ウォーカブルなまちづくりを進めていくうえでは、まちなかの滞在快適性・回遊性を向上する必要がある。

歩行者優先の空間実現により、人々が安全に歩行し、憩い、交流できる場を提供することで、都市の魅力向上、地域経済の活性化に寄与することが期待できる。

○三軒茶屋駅周辺エリアの課題

空間タイプ

期間

関係者短期中期長期

場所

つの未来像との結びつき

◎概要

行政区民商店街大学事業者町会

＃茶沢通り道路空地公園

＃キャロットタワー裏通り

5誰でも気軽に出かけられるまち

6拠点性を生かして人々の活動を支えられるまち

8暮らしを通して様々な関係性が生まれるまち

三軒茶屋駅周辺の道路では、ベンチ等が少なく、休憩できる場所がないなど、滞留場所が求められている。

また、自転車と歩行者が混在している状況であり、歩行者の安全な歩行環境整備においては改善が必要である。

※ハイライトはプレイスゲーム意見の抜粋

上図.歩車の混在する道路空間（出典：プレイスゲーム実施時の撮影）

歩行者天国化！荷捌き車の進入時間を制限するか荷捌きスペースを集約する！

多種多様の交通モード整序のもと、車両交通を排除し、歩行者優先へと転換する空間を検討する。段階的に交通規制時間を拡大し、恒常化を目指す。

また、歩行者天国実現に向けては、車両の交通規制に併せて、沿道での駐車場出入口の設置制限や、沿道店舗への荷捌き制限が欠かせない。したがって、既存の駐停車需要を受け入れる集約駐車場の整備も併せて行う。

◎課題

都市の既存のインフラとの調和が不可欠であるため、交通管理者との密な協議、連携が欠かせない。また、駐車場出入口の設置制限が必要となるため、地域住民や多様なステークホルダーとの合意形成が求められる。

○関連する制度や施策

➀ きのびルール

歩行者天国化に伴い、沿道への荷捌き駐車需要に応じて、適切な駐車施設の確保と運用を行うことが必要である。駐車場法、都市の低炭素化促進に関する法律、都市再生特別措置法の３つのいずれかの法律に基づく地域ルールを活用することで、計画区域内において、市街地の特性に応じた駐車施設の供給量や配置を、適切にマネジメントすることが可能となる。

➁ 例のルール

建築物の用途や実際の駐車場需要、敷地の立地状況等の地域特性に応じた柔軟な駐車施設の配置や附置義務基準の設定を可能とするもので、地域ルールが策定された地区においては、東京都駐車場条例に基づく必要設置台数を緩和できる。歩行者天国化する道路に面する空き地等の集約化が可能となり、沿道の駐車場の発生を抑制することが可能となる。

◯参考になる事例

図.歩行者天国時の茶沢通り　（三茶しゃれなあど）（出典：https://sancha.or.jp/ar　 chive/1372/)

グリーン大通りを軸としたエリアの回遊性向上のため、2020年3月に地域ルールを策定した。特に、歩行者の通行を妨げる路上荷捌き等が目立つ池袋駅東口地区では2020年9月に「南北区道周辺荷さばきルール」が策定され、歩行者最優先の道路において車両通行を禁止する時間帯、荷さばきの時間帯・曜日と駐車場所のルール化を図った。

引き続き、運用委員会が地域ルールの適用範囲拡大や運用マニュアルの改訂の検討を進め、歩行者優先のまちづくりを推進している。

図.地域ルール運用の組織体制

（出典：https://www.city.toshima.lg.jp/551/machizukuri/kotsu/senryaku/1803081526.html）図.適用地区の様子

期間

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○ 背景

全国的にも車中心から人中心に向けた取り組みとして、ウォーカブルまちづくりが推進されており、ピーク時間帯の交通流を効率的に管理することで、都市部の交通渋滞を軽減し、通勤や通学のストレスを減少させることが期待できる。さらに、交通事故のリスクが低減され、歩行者や自転車利用者の安全を確保することにも寄与する。

○三軒茶屋駅周辺エリアの課題

道路空地公園

行政区民商店街大学事業者町会空間タイプ

関係者短期中期長期

場所

つの未来像

との結びつき

◎概要

＃栄通り＃茶沢通り

5誰でも気軽に出かけられるまち 6拠点性を生かして人々の活動を支えられるまち広場

三軒茶屋駅周辺の道路では、ベンチ等が少なく、休憩できる場所がないなど、滞留場所が求められている。また、自転車と歩行者が混在している状況であり、歩行者の安全な歩行環境整備においては改善が必要である。

※ハイライトはプレイスゲーム意見の抜粋

上図.歩車が近距離ですれ違う道路空間（出典：プレイスゲーム実施時の撮影）

○プレイス・ゲームで出たアイデア

歩行者天国の時間を広げる！

多様な交通モードを整理し、車両交通を排除して歩行者優先の空間および時間帯への転換を図ることを検討する。その実施に際しては、車両の交通規制を示す標識の設置および撤去を円滑に行う体制を構築する。

併せて、沿道店舗への荷捌き制限が求められるため、既存の荷捌きに対する駐停車需要を集約できる場所と時間帯の設定が必要である。

◎課題

都市の既存のインフラとの調和が不可欠であるため、交通管理者との密な協議、

連携が欠かせない。沿道店舗へ車両からの荷捌きを行う時間の集約が必要となるため、地域住民や多様なステークホルダーとの合意形成が求められる。

➀ 通

車や自転車の通れる時間の制限・禁止！

図.歩行者天国時の茶沢通り　（三茶しゃれなあど）（出典：https://sancha.or.jp/ar　 chive/1372/)

通常の交通ルールに則ってではなく、特定の目的で公道を使用したい場合に必要となる公的な許可であり、公道の安全と秩序を保ちながら、特定の活動を可能にするために設けられている。道路を一時的に封鎖したり、特定の車両のみ通行を許可する場合などにこの許可が必要となる。申請者は、交通管理者である警察に対して、道路使用の目的、期間、場所などの詳細を提出し、許可を得なければならない。

○関連する制度や施策 ➁ 通

通常は道路全体を「歩行者専用」として、歩行者以外の車両を通行禁止とする規制であり、いわゆる歩行者天国に相当するものや、住宅街の道路などで通行禁止規制を行うものが存在する。道路法による場合とは異なり、規制対象の車両や規制日時を限定して規制されることもある。

◯参考になる事例

毎週日曜日、12～18時にメインストリートの国際通りの区間約 1.3km（県庁北口交差点から蔡温橋交差点の間）で一般乗用車の通行を禁止し、歩行者と路線バス専用の空間としている。地元のエイサー舞踊などを繰り広げるパフォーマンスエリア、企業イベントエリア、キッチンカーエリア、キッズスペースといった、片側車線を用いるゾーニングもされており、賑わいのある空間を創出してきた。これらは、県からの道路使用許可を得ている。

（出典：https://naha-kokusaidori.okinawa/eventinfo/transitmall.html）図.道路空間での大道芸イベント

図.道路空間での文化交流イベント

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空間タイプ

期間

関係者短期中期長期

場所

つの未来像との結びつき

◎概要

行政区民商店街大学事業者町会

＃茶沢通り

5誰でも気軽に出かけられるまち

自転車利用が増加する中、適切な駐輪スペースがなければ、歩道や路上に無秩序に駐輪され、歩行者の安全や他の交通への影響が懸念される。整備された駐輪場は、街の交通秩序を向上させ、歩行者の安全を確保する。また、自転車は環境に優しい移動手段であり、駐輪場の整備が進むことで自転車利用が促進され、都市の持続可能な発展にも寄与する。

○三軒茶屋駅周辺エリアの課題

三軒茶屋駅周辺では、路上駐輪が多く、自転車の通行が多いなど、自転車が住民の移動手段として機能している。しかし、放置駐輪が道路に無秩序に配置されている箇所が散見され、駐輪施設の適切な配置が必要である。

※ハイライトはプレイスゲーム意見の抜粋

上図.無秩序な路上放置自転車（出典：プレイスゲーム実施時の撮影）

○プレイス・ゲームで出たアイデア

駐輪場を増やす！

地域内の自転車交通の状況を調査し、適切な駐輪場の位置及び配置の検討を行う。整備においては、限られたスペースを最大限に活用することが重要であり、公共施設や商業施設の近くや交通ハブの周辺に設置することで、利便性の向上を図る。また、シェアサイクルの利用を促進することで、無秩序な路上駐輪の減少を目指す。

◎課題

道路上に駐輪場を整備する場合は、道路占用許可の取得と許可部局との調整が欠かせない。公共施設や商業施設と併せて整備する際は、ステークホルダーとの充分な協議が不可欠である。

○関連する制度や施策

➀

進みち制度

賑わいある道路構築のための道路の指定制度である。本制度によって道路管理者が指定した道路では、利便増進誘導区域を指定することで道路占用許可が柔軟に認められ、歩道の一部や道路の余剰スペースを、自転車の駐輪スペースとして整備することが可能となる。また、道路占用者を公募により選定した場合には、最長20 年の道路占用許可が可能となる。

自転車等の放置防止に寄与する民営自転車等駐車場の設置育成を目的として、一定条件を満たすものについて、建設当初に要した経費の一部を補助する制度である。補助対象は民営自転車等駐車場を設置しようとする者で、平置式で３年又は５年、立体自走式で７年、立体機械式で１０年以上の運営期間が必要などの条件がある。経費としては舗装やラック案内板、精算機等が対象となる。

図.コミュニティサイクルのポート　（がやリン）（出典：https://setamin.com/ku　 rashi/11887)

県市「かスーイクル」

柏市、柏市まちづくり公社による柏の葉エリアで次世代環境都市づくりを目指す社会実験であり、各種モビリティ・シェアリング実証実験を展開し環境負荷の少ない自転車の利用を促進する環境づくりの取組みとして実施された。広場再整備や駅前街区新施設オープンがきっかけとなり、千葉大学・柏市・地元企業等による共同研究のもと、本サイクルシステムに適した、柏市オリジナルデザインの駐輪ラックを開発し、先行的にTX高架下ポートに設置運用を行っている。

図.シェアサイクルのポート

（出典：http://www.kashiwa-machidukuri.or.jp/about/history）

空間タイプ

期間

pattern language 18/28

都心部では、道路標識や店舗の看板等、様々な情報で溢れている。一方で、必要な情報が不足することもあり、必要な情報を明確に伝達することが求められる。　緊急時の避難経路表示など、公共の安全に寄与するほか、多様な言語やシンボルを用いることで、国際的な観光客や言語障壁を持つ人々にも情報を伝えることが可能になる。

場所

つの未来像との結びつき

◎概要

道路空地

公園

関係者短期中期長期

広場

行政区民商店街大学事業者町会

＃キャロットタワー広場

○三軒茶屋駅周辺エリアの課題三軒茶屋駅から各地へのアクセス方法がわかりにくい等、交通結節点では明瞭な案内情報の提供が求められている。また、避難場所への案内板が必要、バス停が点在しており見つけにくい等、都市内の方向指示においても改善が必要である。

※ハイライトはプレイスゲーム意見の抜粋

1歴史を継承し、アートを生み出すまち

2個性豊かな店が通りを彩るまち 5誰でも気軽に出かけられるまち＃三角地帯前面の道路＃栄通り

上図.あまり目立っていないバス停（出典：プレイスゲーム実施時の撮影）

○プレイス・ゲームで出たアイデア

管理組合による案内施設の改善！

地域内で案内板が必要なポイントを特定した後、設置を行う。作成に当たっては、利用者が直感的に理解できるシンプルなレイアウトと明瞭な表示を心掛ける。多言語表記やピクトグラムの使用も、国際的な観光客や言語障壁を持つ人々への配慮として有効である。加えて、設置後は、案内板の状態を定期的に確認し、損傷や情報の陳腐化がないかを精査する。

◎課題

過剰な情報の提供は、かえって利用者の混乱を招くため、情報の精査が必要である。また、案内板は情報の更新や損傷の修復等、定期的なメンテナンスが必要のため、継続的な整備体制を構築することも必要である。

○関連する制度や施策

地域の催しに関する情報を提供する看板・広告塔の設置について、市町村が都市再生整備計画に位置付けた場合、一定の要件を満たせば、公園の占用許可を受けることができる。

道路に一定の施設を設置し、継続して道路を占有することを許可する制度である。道路の占用の許可は、一般公衆の自由な通行・使用を目的とする道路を、著しい支障を与えない場合に限り、特定の者に排他独占的に占有する権利を与えるものである。占用料徴収権は、道路管理権に基づくものである。

案内アプリや案内板を設ける!

駅の出口の名前を「栄通り口」にする！

図.地域内で統一された看板デザイン　（馬事公園界わいサイン整備）（出典：https://www.sign.or.jp/about_s　 da/business/sda-award/2020-2/)

西日本のグループ企業である、JR西日本テクシアが開発したデジタル可変案内サインシステムである。駅の情報提供手段の１つである案内サインを、利用者の動きとニーズに合わせて、表示内容を可変させ案内をおこなう。そのため、駅の案内サインが自分専用の行き先案内板となる。この機能は専用アプリと案内サインがある場所であれば活用できるため、何処に行けば良いか解らないシーンで、このOne to One 案内システムが活躍の期待ができる。

図３.案内情報掲示の仕組み

空間タイプ

期間

pattern language 19/28

道路空地公園

関係者短期中期長期 4くつろぎの空間が生まれるまち

場所

つの未来像との結びつき

◎概要

行政区民商店街大学事業者町会

＃キャロットタワー裏通り

＃三角地帯前面の道路＃茶沢通り

全国的に脱炭素化等、地球環境に配慮した持続可能なまちづくりが推進されている。都市の緑化は、ヒートアイランド現象の緩和、大気汚染の低減等、都市問題の解決に寄与する。また、緑豊かな環境は、市民のメンタルヘルスを向上させ、ストレスを軽減する。公園や緑地は、地域コミュニティの強化、社会的な相互作用の場を提供する。

○三軒茶屋駅周辺エリアの課題三軒茶屋駅周辺の広場は、緑が少ない状況であり、滞在快適性が十分に確保されていない状況である。

また、道路においても街路樹整備がされているものの殺風景であり、継続的な整備が行き届いていない課題がある。

※ハイライトはプレイスゲーム意見の抜粋

上図.街路樹の少ない道路（出典：プレイスゲーム実施時の撮影）

○プレイス・ゲームで出たアイデア

ベンチや花を増やす！

屋上緑化、壁面緑化、道路沿いや公園内の樹木の植樹、空き地の緑地化等、多様な方法を検討する。緑化の推進にあたっては、地域コミュニティと協働のもとで取り組む。コミュニティガーデンの設置や共同植樹活動を実施することで、緑化の推進だけでなく、地域住民のコミュニケーションの場としても機能させることで、地域コミュニティの強化へと繋げる。

◎課題

限られた都市空間の有効活用、資金調達の難しさ、維持管理の継続性、都市計画との整合性、利害関係者間の意見調整等が課題である。これらに対処するためには、包括的な計画、持続可能な資金確保、コミュニティの参画が必要となる。

○関連する制度や施策

➀ 施整備制度

建築物の屋上や空地など敷地内を緑化する計画（緑化施設整備計画）について、市町村長の認定を受けることにより、事業者が緑化に関して税制面で優遇措置を受けることができる制度である。都市における緑の減少や不足の対策として、公共空間の緑化だけでなく民有地や建築物の緑化を推進する。小規模ながらも効果的な緑化を通じて都市環境の改善を目指したものである。

➁街のすきま事業東京都が区市町村と連携し、緑化や緑地保全活動に意欲のある人々やグループを結び付けて、東京都の市街地にある遊休地や広い敷地の一部分といった、緑を生み出すことのできる空間を、地域に親しまれる緑空間として整備工事を行っていく事業である。都市部のビルの屋上や壁面、公共施設、住宅地などでの緑化を奨励している。

◯参考になる事例

花や木を植えて場を明るくする!

ガードレールの代わりに花壇や植栽！

図.地域周辺の緑道　（烏山川緑道）（出典：https://www.city.setagaya.lg. jp/mokuji/ku-sei.html)

横浜市と日本大通り活性化委員会みどりアップ会による日本大通りのイチョウ並木のある街並みを活かし、地区内の事業者が協力して至る所に緑が身近に感じられる豊かな街づくりを目指した事例である。横浜を代表するストリートである日本大通りの新たな賑わいの創出と更なる景観向上を目指す取組みとして実施された。３ヶ月の期間の中で、店舗周辺で壁面緑化やプランター緑化などを実施、ワークショップや維持管理の手引きの検討を行った。

図.街路樹とプランターの整備

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道路空地公園

広場

行政区民商店街大学事業者町会空間タイプ

期間

関係者短期中期長期

場所

つの未来像との結びつき

◎概要

○ 背景

わが国において電柱は、自然災害時における倒壊のリスクがあり、災害時の都市機能の維持が求められる。また、街並みの美観の低下や歩行者の歩行快適性・安全性においても改善の必要がある。こうした課題に対し、無電柱化は、都市の防災力を高めるだけでなく、視覚的な障害を取り除き、より開放的で快適な空間を創出する効果が期待される。

○三軒茶屋駅周辺エリアの課題

三軒茶屋駅周辺の道路では、どの沿道店舗も賑わっている。一方で、通り全体で一体的な雰囲気が感じられないといった意見が挙がっており、通り全体を一体的に整備し、統一感のある景観形成が求められている。

6拠点性を生かして人々の活動を支えられるまち

7災害に強く、安心・安全なまち＃栄通り＃茶沢通り

◎課題

上図.電線が張り巡る通り（出典：プレイスゲーム実施時の撮影）

○プレイス・ゲームで出たアイデア

無電柱化する！アーケードをかけて電柱を地中化をする!

地域のインフラ状況、道路の構造、地下にある既存の管路や施設の調査を行い、整備計画を策定する。工事においては、電力線や通信線の地中埋設工事を行った後、既存の電柱の撤去を行う。地中埋設工事からの復旧の際には、路面の舗装整備や街路灯、信号機などの公共施設の新たな設置を併せて実施し、魅力的な景観を形成する。

沿道ステークホルダーの合意形成や、関連する法規制の遵守が欠かせない。地下の水道管などの既存のインフラを総合的に勘案した計画立案、工事期間中の交通への影響や住民の生活への配慮等も重要な課題である。

○関連する制度や施策

推進事業制度

防災性の向上、安全性・快適性の確保、良好な景観形成などの目標の確実な達成を図るため、地方公共団体等による無電柱化の整備を計画的かつ集中的に支援をする制度である。無電柱化推進計画事業を行う地方公共団体又は土地区画整理事業、市街地再開発事業等を施行する者に対しその経費の一部に対して負担金の負担又は補助金の交付を行う地方公共団体を対象者としている。

➁ の整備に関する特定の道路について、電線共同溝の整備等を行うことにより、安全かつ円滑な交通の確保と景観の整備を図ることを目的とした特別措置である。道路管理者は、道路の構造及び交通の状況、沿道の土地利用の状況等を勘案して、区間を定めて、電線共同溝を整備すべき道路として指定することができる。

※ハイライトはプレイスゲーム意見の抜粋（出典：https://media.jrw-ip.jp/blog/274/）

図１.世田谷区内の無電柱化路線の事例　（区役所西通り）（出典：www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/su mai/009/002/005/d00144491_d/ﬁl/keikaku_1.pdf)

川越市と川越一番商店街による、歴史的町並みを生かした活気ある商店街の形成を目的とし、景観に配慮した電線地中化等の共同化事業である。町並みの魅力をより高めるため、市が実施する下水管・水道管の敷設替え工事と併せて、市と民間事業者（東京電力、ＮＴＴ東日本）の共同による電線類地中化事業を実施した。無電柱化することによって、電柱や電線で隠れていた町並みが観光資源になったことで、地域商業が活性化し、川越のイメージアップによって地価が安定した。

図３.街路灯のみの景観

空間タイプ

期間

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道路空地公園

関係者短期中期長期

場所

つの未来像との結びつき

◎概要

行政区民商店街大学事業者町会

○ 背景

壁面アートは、都市における閉鎖的な建物の壁面を活用し、公共のアートスペースに変えることで、都市の景観を改善し、地域の魅力を高める取り組みとして注目されている。

また、地元のアーティストや住民がプロジェクトに参加することで、地域コミュニティを強化し、住民の地域への愛着を高める効果も期待できる。

○三軒茶屋駅周辺エリアの課題

三軒茶屋駅周辺の道路では、沿道店舗が活発な賑わいをみせる一方で、一部道路では、暗い雰囲気があり、建物の入口がオシャレでない等、歩行者視点での沿道景観の改善が求められている。

1歴史を継承しアートを生み出すまち

4くつろぎの空間が育まれるまち

＃キャロットタワー裏通り 9誰もがまちづくりに関われるまち

※ハイライトはプレイスゲーム意見の抜粋

上図.閉鎖的な建物の壁面（出典：Google Earth

地域の人で壁面を綺麗にする！バンクシーや三茶のアーティストに絵を書いてもらい、場を明るくする!

プロジェクトの目的とテーマを明確にし、アートを描くのに適切な壁面を選定する。この過程では、壁の状態、可視性、サイズ、そして所有者の許可が重要な要素となる。実施段階では、アートの寿命を延ばすための壁の下処理を行う。

また、ワークショップや公開イベントの開催により、地元のアーティストや住民をプロジェクトに巻き込むことも効果的である。

◎課題

建築の所有者に加え、地域コミュニティの参加とサポートが不可欠であるため、これらの主体との十分な協議が必要となる。また、完成後の長期的な保護と維持のため、持続的な維持管理の計画も必要となる。

○関連する制度や施策 ➁まちなかウォーカブル推進事業車中心から人中心の空間へと転換を図る、まちなかの歩いて移動できる範囲において、滞在の快適性の向上を目的として市町村や民間事業者等が実施する、道路・公園・広場等の整備や修復・利活用、滞在環境の向上に資する取組を重点的・一体的に支援し、「居心地が良く歩きたくなる」まちなかづくりを推進する事業である。

図.世田谷区内の壁面アート　（下北沢）（出典：https://repomin.net/arti cles/1191)

浜温泉旅館協同組合、JAPAN WALLSと株式会社AIDAMAによるハワイ発の世界的なストリートアートプロジェクト。白浜町を“ 日本で No.1の数を誇るミューラルの町 ” にするためアート、音楽やダンスなど多様なカルチャーを通し、白浜で暮らす人々、そして白浜を訪れる人々にとっての新たな地域&文化交流となる場の創出を目指し実施された。町内各所でイベントを行っており、回遊性が高まり多くの人が訪れ、多様なカルチャーを通した交流が多くみられた。

図.作成の様子

（出典：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000067444.html）

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道路空地公園

広場

行政区民商店街大学事業者町会空間タイプ

期間

関係者短期中期長期

場所

つの未来像との結びつき

＃三軒茶屋ふれあい広場＃西太子堂公園

4くつろぎの空間が生まれるまち

5まち

6拠点性を生かして人々の活動を　支えられるまち

8暮らしを通して様々な関係性が生まれるまち

近年、公園や広場等の公共空間は、騒音問題やゴミの放置等の問題対応、利用者の安全確保等の背景から、様々な禁止事項が定められている。

一方で、日替り等で公園の利用方法を定めるルール策定にも注目が集まっている。多様なニーズに対応可能な公園整備を促進し、地域コミュニティの活性化にも寄与することが期待できる。

○三軒茶屋駅周辺エリアの課題

三軒茶屋駅周辺の公園・広場は、遊具が少なく、ボール遊び等が禁止されており、子供たちにとって遊びづらい空間となっている。

また、平日の活用はなく、イベント時の一時的な賑わいに留まっている。

※ハイライトはプレイスゲーム意見の抜粋

上図.遊具の少ない公園（出典：プレイスゲーム実施時の撮影）

○プレイス・ゲームで出たアイデア

月曜日はボール遊びdayなど、活動テーマを設定した利用ルールを作る!

地域コミュニティや住民との協議のもと、公園利用のルールを再検討する。例えば、特定の日に子供向けの活動を優先し、別の日には静かなリラクゼーションや読書が楽しめる環境を提供するなど、利用者のニーズに応じたルール設定を行う。公園を管理・運営する事業者を誘致し、民間の民間の資金、技術、運営ノウハウを導入することで、サービスの質の向上を図ることも効果的である。

◎課題

多様なニーズへの対応と安全確保のための規制の調整が課題であり、地域コミュニティや住民との密な協議が必要である。また、継続的な管理・運営の体制を構築することも不可欠である。

○関連する制度や施策

➀ 制度

指定管理者に公の施設の管理を行わせる制度である。都市公園においては、一般的に、新たな公園施設の整備を伴わず、都市公園全体の運営維持管理を民間事業者等に行わせる手法であり、性能発注、一定期間にわたる業務期間、包括的な業務実施等による住民サービスの質の向上と行政の経費節減が制度活用のメリットとして挙げられる。

➁ 市進

地域のまちづくりルールを地権者や都市再生推進法人らが自主的に定め、運用するための協定制度である。協定を締結するにあたり、施設利用のルール及びその運用方法等も含めた、施設の整備・管理について記載することで、持続的に施設利用のルールを適用・更新する体制の構築が可能となる。

図.自分の責任で自由に遊ぶ公園ルール　（世田谷プレーパーク）（出典：https://playpark.jp/setagaya/)

新豊田駅東口駅前に設けられた広場で、2019年の駅前広場のリニューアル時に開設され、「自由と責任」をモットーに多様性を受け入れ、新しい時代の「普通」を反映させる場所として設計された。ここでは、通常は禁止されているストリートスポーツ、バーベキュー、音楽ライブなどが認められている。エリア内は清潔に保たれた舗装路面と、街中の障害物を模したセクションが完備されており、毎日7:00から 23:00まで無料で誰でも利用可能となっている。

図.広場利用の様子

（出典：https://www.realpublicestate.jp/post/shintoyopark/）図.広場整備完了時の様子

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空間タイプ

期間

関係者

場所

つの未来像との結びつき

短期中期長期

行政区民商店街大学事業者町会

＃三茶パティオ

4くつろぎの空間が育まれるまち

6拠点性を活かして人々の活動を支えられるまち

全国的にも車中心から人中心に向けた取り組みとして、ウォーカブルまちづくりが推進されている。ウォーカブルなまちづくりを進めていくうえでは、まちなかの滞在快適性・回遊性を向上する必要がある。

さらに、道路などの公共空間（施設）を都市の余白となる貴重な地域資源ととらえ、多様な人々の交流機会の創出に寄与することに期待できる。

○三軒茶屋駅周辺エリアの課題三軒茶屋駅周辺の公共空間は、平日に活用ができておらず、日常的な魅力に欠ける状態である。また、イベントが少ないもしくはできない

等、空間利用手続きの簡素化により、多様な人々の交流機会を創出することが求められている。

※ハイライトはプレイスゲーム意見の抜粋ストリートライブなどを気軽に行える環境を作る！

○プレイス・ゲームで出たアイデア

路上ライブを許可する場所及びアーティストの選定と、継続的かつ容易に許可を取得できるような体制の構築を行う。

場所の選定においては、人通りが多く文化的な活動に適した、地域の特性や文化的価値を考慮する。アーティストの選定においては、その才能、独創性、公共の場に適した内容等を審査する。

◎課題

道路や公園等での実施には、「使用許可」の取得と許可部局との調整が欠かせない。また、演奏時間の制限、音量の規制、場所の使用方法等についてステークホルダーとの充分な協議の基、ガイド化する必要もある。

図.デッキでの演奏可能場所 ◎概要

図.公共空間でのパフォーマンス　（三茶de大道芸）（出典：http://arttown.jp/ )

○関連する制度や施策 ➁ 通道路の本来の用途に即さない道路の特別の使用行為で、交通の妨害となり、又は交通に危険を生じさせるおそれのあるものは、一般的に禁止されている。このうち、それ自体は社会的な価値を有することから、一定の要件を備えていれば、警察署長の許可によって、その禁止が解除される行為を、道路使用許可が必要な行為と定められている。

柏市と街づくり団体「ストリート・ブレイカーズ」による、ストリートミュージシャンたちが集い、多彩な音楽空間をつくりあげる活動。柏駅東口駅前ダブルデッキをストリートミュージシャンたちの舞台と位置づけ、活動を支援している。「登録制」「アンプの使用禁止」「指定区画のみ演奏可能」「活動時間厳守」が大きな特徴である。このルールにより柏駅東口駅前は、ミュージシャンにとってより魅力的な場所であり、市民にとっては柏らしさを感じられる場所となった。

（出典：http://www.kashiwa-rule.com/index.html）図.ロゴ

空間タイプ

期間

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道路空地広場公園

関係者短期中期長期

場所

つの未来像

との結びつき

行政区民商店街大学事業者町会

＃茶沢通り

6災害に強く、安心・安全なまち

全国的にも車中心から人中心に向けた取組みとして、ウォーカブルまちづくりが推進されている。ウォーカブルなまちづくりを進めていくうえでは、まちなかの滞在快適性・回遊性を向上する必要がある。

路地を都市の余白となる貴重な地域資源と捉え、滞在性を向上させることにより人々の交流機会の創出に寄与することを期待できる。

○三軒茶屋駅周辺エリアの課題

三軒茶屋駅周辺の公共空間では、ベンチ等が少なく、休憩できる場所がないなど、滞留場所が求められている。また、建物の裏側の路地は暗い印象があるため、滞在場所として活用することにより場所のイメージを改善する必要がある。

※ハイライトはプレイスゲーム意見の抜粋

上図. 暗い印象の路地（出典：プレイスゲーム実施時の撮影）

○プレイス・ゲームで出たアイデア

茶沢通りから延びる路地を有効活用する！

沿道店舗のテラス席、商品や看板を設置する等、路地空間を滞留場所として活用する。幅員の狭い道路のため、車両の乗り入れを制限することで歩車を分離し、歩行者及び滞留者の安全な環境を実現する。また、沿道事業者や地域コミュニティ等の民間と行政が協働で活用することで、持続的な活用に向けた許可取得、維持管理の体制の構築を図る。

◎課題

道路空間の活用には、「道路占用許可」「道路使用許可」の取得と許可部局との調整が欠かせない。道路空間を通行機能と異なる使い方をするため、沿道のステークホルダーとの充分な協議が不可欠である。

○関連する制度や施策

➀まちなかウォーカブル推進事業

車中心から人中心の空間へと転換を図る、まちなかの歩いて移動できる範囲において、滞在の快適性の向上を目的として市町村や民間事業者等が実施する、道路・公園・広場等の整備や修復・利活用、滞在環境の向上に資する取組を重点的・一体的に支援し、「居心地が良く歩きたくなる」まちなかづくりを推進する事業である。ハード整備に加え、社会実験や調査などのソフト事業も対象である。

➁ 進みち制度賑わいある道路構築のための道路の指定制度である。本制度によって道路管理者が指定した道路では、歩行者の利便増進を図る空間を設けることができ、利便増進誘導区域を指定することで道路占用許可が柔軟に認められる。また、道路占用者を公募により選定した場合には、最長20 年の道路占用許可が可能となる。

図.商品や看板が設置される路地空間　（三軒茶屋十一番商店街）

都心業務地区（CBD）内に整備された路地で、メルボルン市の文化と活気ある都市生活の象徴となっている。元々はサービスルートや後方アクセスとして機能していたが、今では個性的なカフェ、ブティック、バー、壁画アートで知られ、都市文化の中心となっている。ホージャー・レーンは、多くのアーティストがアートを描き、世界的に有名である。また、センタープレイスなどの他のレーンウェイも、ユニークなショッピング体験や美食を提供している。

図.ハードウェア・レーン

（出典：https://whatson.melbourne.vic.gov.au/things-to-do/walks/arcades-and-lanes）図.センタープレイス

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○ 背景

近年、脱炭素化や緑化推進等の持続可能な都市空間の形成が推進されている。都市の公園や未利用地を周辺のランドスケープとの調和を図り整備することは、公園をより魅力的でアクセスしやすい場所にし地域コミュニティの強化に寄与する。加えて、公園とその周辺地域が調和していると、都市の美観が向上し、住みやすい環境が実現することにも期待できる。周辺

空間タイプ

期間

道路空地広場公園

関係者短期中期長期

場所

つの未来像との結びつき

◎概要

行政区民商店街大学事業者町会

＃西太子堂公園

4くつろぎの空間が育まれるまち

○三軒茶屋駅周辺エリアの課題

三軒茶屋駅周辺の公共空間は、緑の空間が少ない現状がある。また、公園周辺には飲食店等の商業施設がないため、滞在性に欠ける現状がある。店舗誘致等も含めて、公園を周辺の環境と一体的に整備し、滞在性及び良好な景観を形成する必要がある。

上図. 周辺に商業施設のない公園（出典：プレイスゲーム実施時の撮影）

※ハイライトはプレイスゲーム意見の抜粋

○プレイス・ゲームで出たアイデア

隣接する畑や遊歩道を公園の一部に拡張する！

公園や広場、低未利用地等の空間を、隣接する民有地や道路空間と一体的に調和された景観を整備する。整備にあたっては、緑化の推進、滞留空間の創出等の地域に不足する要素を確保する。また、整備の計画においては周辺の事業者や地権者等のステークホルダーと協議し、デザイン検討のための社会実験やワークショップ等により民有地と一体的に整備可能なものを策定する。

◎課題

周辺の民有地も含め調和した景観を形成するため、周辺の事業者や地権者等のステークホルダーとの協議が不可欠である。また、整備後の持続的な維持管理の仕組みや体制の構築も課題である。

○関連する制度や施策

➀ まちり制度

都市計画公園内の未供用部分を対象に、民間による都市開発の機会を捉えたまちづくりと公園・緑地の整備とを両立させ、早期の公園機能の発現とにぎわいの創出等を図ることを目的として、東京都が 2013年12月に創設した制度である。民間の創意工夫を生かしたまちづくりと公園・緑地の整備とを両立させるため、民間の事業者等による計画の提案と整備の実施を基本とする。

➁市制度緑地やオープンスペースが不足している地域において、企業が所有する土地、個人所有地、空き地等民有地を有効活用し、民間の力により地域住民の活動の場となる公的な機能を有する緑地空間を創出する制度である。民間主体が作成した設置管理計画を市町村が認定することで、企業や地域コミュニティ等の力を活用して良好な緑地空間創出を促進する。

図.公園に隣接するシェア畑　（西太子堂公園西側の農園）

身近にある空き地を地域の人々で手を加え、使える「地域の庭」にすることで、緑を保護、増進させることを目的とした柏市の「カシニワ制度」を活用し、空き地を有効活用し、身近な緑を創出した事例である。NPO法人balloonが管理しており、地域のこどもたちと共に空き地を遊び場として整備した。私有地であるため、地権者の了承が得られれば、BBQや花火等も実施も可能であり、責任を持って管理することで、よりパブリックな空間に転換されている。

（出典：https://www.tanacar.co.jp/categories/kashiwa/fusen_hiroba.html）図.憩いの場となっている広場

図.こどもたちと共に整備した空間

期間

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○ 背景

適切な照明は、歩行者や車両の視認性を高め、交通事故のリスク減少に寄与する。また、照明は犯罪の抑制にも寄与し、住民や訪問者に安心感を提供することで、夜間の経済活動や社会活動を促進する。

さらに、照明デザインによっては、歴史的建造物や文化的ランドマークを際立たせ、地域のアイデンティティやブランド価値を向上させることも期待できる。

道路空地広場公園

道路

行政区民商店街大学事業者空間タイプ

関係者短期中期長期

場所

つの未来像との結びつき

◎概要

行政事業者 5誰でも気軽に出かけられるまち 6拠点生を生かして人々の活動を　支えられるまち

商店街町会

＃キャロットタワー裏通り

○三軒茶屋駅周辺エリアの課題三軒茶屋駅周辺の公共空間では、街灯の設置が必要という意見が挙がっている。また、建物の裏側の道路は暗い印象があるため、照明を整備することにより明るい空間を演出する必要がある。

※ハイライトはプレイスゲーム意見の抜粋

上図.暗い印象を受けた建物の裏側の通り（出典：プレイスゲーム実施時の撮影）

○プレイス・ゲームで出たアイデア

安全性と快適性を提供しつつ、夜間の美観を損わない適切な明るさと配光を確保する。また、歩行者や自転車利用者のための照明と、車道の照明を適切に区分し、計画を検討する。加えて、デザインにおいては、住民や地域コミュニティと協働し、街の歴史や文化を反映したスタイルを選ぶことで、独自の雰囲気を醸し出し、視覚的な魅力を向上させる。

◎課題

街路灯の設置や維持には高額なコストがかかるため、地方自治体や地域コミュニティにとって資金の確保が課題となる。加えて、地域文化、環境に適したデザインを選ぶ必要があり、専門的な知識と共同での意思決定が求められる。

○関連する制度や施策

➀ 策課題街事業

東京都の商店街に対する助成支援であり、商店街や区市町村単位の商店街連合会が対象で、環境、防災・防犯、福祉、物流、国際化対応、買物弱者支援対策などの分野での取り組みを支援する制度である。街路灯・アーケードの設置など環境事業に関連する取り組みも支援の対象となっており、最大１億２千万円までの補助が受けられる。

➁市事業世田谷区における、様々な公共サービスの提供や地域の課題解決等のため、NPO 等の市民活動団体と区が協働して実施する事業である。地域課題の解決につながるNPO等の取り組みに対して、世田谷区が活動経費として補助金を支給する。提案型協働事業には、「市民提案型協働事業」と「行政提案型協働事業」の２種類が存在する。

◯参考になる事例

2019 年5 月15 日に開業した、大阪市福島区にある再開発と同時に整備された通りである。JR 西日本不動産開発と阪急阪神HD が共同で開発し、飲食店や医療機関が入居する新施設や、阪急オアシスの食品スーパー、ホテル阪神アネックス大阪などを含んでいる。この地域は以前、阪神本線の跡地として駐車場に利用されていたが、現在は梅田エリアに近い好立地として活性化されており、ナイトタイムには沿道店舗も一体的に通りの明るい環境を形成している。

図.通りで統一された街路灯デザイン　（栄通り）（出典：プレイスゲーム実施時の撮影) 図.整備前の様子

（出典：https://www.hanshin.co.jp/fukumarudori57/）図.沿道店舗と一体のライトアップ

空間タイプ

期間

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道路空地広場公園

関係者短期中期長期

場所

行政区民商店街大学事業者町会

2個性豊かな店が通りを彩るまち 8暮らしを通して様々な関係性が生まれるまち 9誰もがまちづくりに関われるまち＃栄通り

行政主導ではなく、民間主導でまちづくりを行う、エリアマネジメントが注目されている。その中で、大学等の教育機関及び人材は重要な主体として認識されている。教育機関との連携は、エリアマネジメントにおいて、新鮮なアイデアや客観的視点での評価を得ることができる等、事業の持続性を強化することに寄与することが期待される。

三軒茶屋駅周辺には、テンプル学や昭和女子大学等の大学があしかし、これらの大学と地域との動感がないため、多様な人々の横的な交流が見られない。多様な人が関わり合う空間の実現が求めらている。

図. 人通りの少ない通りに位置する大学（出典：Google Map https://x.gd/COYWd）

大学生が関われるイベントの実施！

地域の課題を共同で特定し、大学の研究資源と地域のニーズを合致させることから始める。双方の連携による利点を明確化し、プロジェクトの目標を設定する。　また、連携は一過性のものでなく、長期的な視点で持続可能なパートナーシップを目指す。定期的な情報交換や共同プロジェクトの実施により、大学と地域が相互に成長し、発展していく関係性を構築する。

大学と地域住民や地方自治体との間で、目的や期待値にズレが生じることがあるため、互いに信頼関係を構築することが重要である。また、地域に根ざした活動を行うための資金や人材の確保の手法の確立も課題である。

学祭会場化などで大学の学びを表現する場にする！

大学と連携した国際交流の場にする！

図.学生の地域防災行事への参加）」ボラちま「域地谷田世（　：典出（ https://www.city.setagaya.lg.jp/set agaya/001/009/d00203716.html)

商店街が直面する課題に対して革新的なアイデアや新しい取り組みを推進し、商店街の活性化を図るための支援を行う事業である。商店街の持続可能な発展と競争力の向上を目指し、地域経済の活性化に貢献することを目的としている。商店街各自が直面する具体的な課題に応じた支援を提供することで、商店街の再生に貢献するものである。

地方自治体と民間事業者が協力して中心市街地の活性化を図る取り組みを総合的に支援し、多様な人材の集積や投資を惹きつける都市の魅力・国際競争力の強化を図る事業である。具体的な取り組みとしては、官民の様々な人材が集積するエリアプラットフォームの構築やエリアの将来像を明確にした未来ビジョンの策定、ビジョンを実現するための自立・自走型システムの構築等である。

産学官連携事業として栄町商店街と関西大学、関西学院大学により行われている、商店街活性化やにぎわい創出を目的として行われる学生による空き店舗活用事業である。チャレンジショップ等のイベント開催や、小学生に工作やお菓子作りを体験してもらう預かり事業、ウクレレやフラダンス等の教室を開講するための店舗貸し出しなどを行っている。学生たちは、地域社会に積極的に関わり、地元の活性化に貢献することを目指している。

（出典：https://kankwan-colors.amebaownd.com/）図３.空き店舗を活用したイベント実施

図４.イベントの様子

※ハイライトはプレイスゲーム意見の抜粋

空間タイプ

期間

pattern language 28/28

道路空地広場公園

関係者短期中期長期

場所

つの未来像との結びつき

行政区民商店街大学事業者町会

＃三茶パティオ

2個性豊かな店が通りを彩るまち

3暮らしの近くに「働く」があるまち

行政主導ではなく、民間主導でまちづくりを行う、エリアマネジメントが注目されている。一方で、エリアマネジメントは、人材と資金の不足が課題となっている。そこで、公共空間において企業広告を掲載し、その掲載料をまちづくりの資金として活用する広告業が注目されている。資金調達だけでなく、地域産業の活性化にも寄与することが期待できる。

○三軒茶屋駅周辺エリアの課題　三軒茶屋駅周辺では、イベントや社会実験が実施されているものの、実施回数が少ないため、短いスパンでの定期的な開催が求められている。このことから、継続的に実施可能な資金調達の仕組み構築が必要である。

※ハイライトはプレイスゲーム意見の抜粋

上図. 視界に入りにくい壁面の広告（出典：プレイスゲーム実施時の撮影）

◎概要 ○プレイス・ゲームで出たアイデア

企業広告の場を設けまちづくりの資金ににする！

宣伝効果の期待できる地域内の掲載場所、掲載方式を、地元コミュティと企業、行政の協働のもと検討する。計画策定においては、広告掲載までの手続きを整理し、掲載料のまちづくりへの活用方法についても十分に検討する。

加えて、定期的な評価とフィードバックを行い、事業を継続的に改善することで、広告事業の拡大を図る。

◎課題

事業開始時の一定の資金確保が必要であることや、地元住民や事業者、行政間での利害の一致を図る必要があることから、これらの各主体が密に連携し、事業持続性が確保された計画の立案が必要不可欠である。

図.電光掲示板による広告掲載　（三軒茶屋ビジョン）

①道路占用許可の特例（都市再生特別措置法）

○関連する制度や施策 ➁屋たエリアン事業屋例　エリアマネジメントを行う団体が、公益活動を目的とする場合は、東京都屋外広告物条例に基づく特例許可により規制を緩和し、良好なデザインの広告を掲出することが可能となる。エリアマネジメント事業については、広告収入を道路清掃や街路灯の維持管理、イベントの開催等に充当する仕組みの支援を行っている。

◯参考になる事例県市「駅エリア

通常、道路外に余地がなくやむを得ない場合に限り、許可をする道路占用における無余地性の基準について、区市町村がまちのにぎわい創出等のために必要であるとして、都市再生整備計画に位置づけた施設等は、一定の要件を満たすことで無余地性の基準の適用が除外されるという制度である。通常の道路占用より簡易な手続きで許可が得られる。

浜松市の協力のもと、浜松まちなかマネジメント株式会社が実施する、ＪＲ浜松駅からバスターミナル地下に及ぶ公共空間において、収益を地域における公共的な取り組みに充当することを目的とした広告事業である。７ケ所で広告事業を展開し、広告収益の一部を浜松市の中心地活性化に役立てている。具体的な掲出場所、掲出までの具体的な手続きフロー等、民間事業者が参入しやすくなるような情報をHP上で公開している。

（出典：https://media.entetsu.co.jp/areamanagement/）図.柱巻き形式の掲出

図.階段ステップの掲出

第3章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の内容３-４.場所ごとのアクションのパターン

場所ごとのアクションのパターン

「アクションの選択肢を示すパタンランゲージ」は、プレイス・ゲームで参加者から集まったアクションのアイデアを体系的に整理し、作成した。本パタンランゲージはA4 版でまとめてあるが、左上のグレーに着色された部分で切り取り、28 枚のアクションカードとして利用することで、プレイスメイキングの検討に向けた整理するのに役立つ。

A：三茶パティオ

多くの人が利用するが、快適性や印象性に課題がある。噴水広場としての活用が進まず、喫煙スペースの近接や視認性の低さが問題とされている。短期的には、イベント開催による滞留空間の創出が重要であり、噴水や音楽イベントを実施し「イベント会場」としての認知を高め、長期的にはモニュメント設置などで印象性向上を図り、喫煙スペースの移設やトイレ清掃の強化が必要であると考える。また、改善には東急や広告会社との連携が求められる。

本節では、場所ごとにできるアクションを検討する場面を想定し、８つの場所ごとにアクションカードを並び替えることで、具体的な場所でのアクションを示す。

図３-９.三茶パティオの様子

空間タイプ

期間

関係者

場所

7災害に強く、安心・安全なまち 02

道路空地広場公園

短期中期長期

行政区民商店街大学事業者町会

＃キャロットタワー広場＃キャロットタワー裏通り＃三茶パティオ

＃三角地帯前面の道路

4くつろぎの空間が育まれるまち 5誰でも気軽に出かけられるまち

空間タイプ

期間

関係者

場所

2個性豊かな店が彩るまち 07

道路空地広場公園

短期中期長期

行政区民商店街大学事業者町会

空間タイプ

期間

＃三茶パティオ

道路空地広場公園

場所関係者短期中期長期

行政区民商店街大学事業者町会

＃キャロットタワー広場＃キャロットタワー裏通り＃三茶パティオ

1歴史を継承しアートを生み出すまち 2個性豊かな店が通りを彩るまち

8暮らしを通して様々な関係性が生まれるまち

2個性豊かな店が通りを彩るまち

空間タイプ期間場所関係者

道路空地広場公園

短期中期長期

行政区民商店街大学事業者町会

＃三軒茶屋ふれあい広場＃キャロットタワー裏通り＃三茶パティオ

2個性豊かな店が通りを彩るまち 7災害に強く、安心・安全なまち＃栄通り 1歴史を継承しアートを生み出すまち 8 暮らしを通して様々な関係性が生まれるまち 9誰もがまちづくりに関われるまち

4くつろぎの空間が育まれるまち

B：茶沢通り

第3章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の内容　道路幅員が狭いことによって、交通機能を十分に果たせておらず、看板や植栽、街路灯などの老朽化や統一感の無さから、ハード面での整備が必要である。短期的には、デザイン性のある看板や案内板の設置による自転車の利用マナーの周知や、現在行わ

れている歩行者天国時に様々なアイデアの取り組みを試し、長期的には、駐輪場を新設、お店のセットバックなどにより滞留できる空間の整備を行う必要があると考える。

01

空間タイプ

期間

場所関係者

図３-10.茶沢通りの様子

空間タイプ

期間

道路空地広場公園

行政区民商店街大学事業者町会

＃茶沢通り＃キャロットタワー裏通り＃栄通り

2個性豊かな店が通りを彩るまち 4くつろぎの空間が育まれるまち 5誰でも気軽に出かけられるまち 8 暮らしを通して様々な関係性が生まれるまち短期中期長期

道路空地公園

関係者短期中期長期

行政区民商店街大学事業者町会

場所

4くつろぎの空間が育まれるまち 03

空間タイプ期間場所関係者短期中期長期

道路空地広場公園

行政区民商店街大学事業者町会

＃茶沢通り

空間タイプ期間場所関係者

16

15 ＃栄通り＃茶沢通り

空間タイプ

5誰でも気軽に出かけられるまち広場＃キャロットタワー裏通り

道路空地公園

空間タイプ期間場所関係者短期中期長期

行政区民商店街大学事業者町会

空間タイプ

道路空地広場公園

行政区民商店街大学事業者町会

＃茶沢通り＃キャロットタワー裏通り＃栄通り

4くつろぎの空間が育まれるまち 8 暮らしを通して様々な関係性が生まれるまち短期中期長期 04

13

空間タイプ

道路空地広場公園

期間場所関係者短期中期長期

行政区民商店街大学事業者町会

＃茶沢通り

5誰でも気軽に出かけられるまち

期間

6拠点性を生かして人々の活動を支えられるまち

8暮らしを通して様々な関係性が生まれるまち

道路空地公園

行政区民商店街大学事業者町会

5誰でも気軽に出かけられるまち 6拠点性を生かして人々の活動を支えられるまち広場

15 ＃栄通り＃茶沢通り

19

道路空地公園

道路

場所関係者短期中期長期

道路空地公園

商店街大学事業者町会＃茶沢通り

＃茶沢通り

5誰でも気軽に出かけられるまち広場＃キャロットタワー裏通り

行政区民商店街大学事業者町会

空間タイプ期間場所関係者短期中期長期

行政区民商店街大学事業者町会

＃キャロットタワー裏通り

4くつろぎの空間が生まれるまち広場＃三角地帯前面の道路＃茶沢通り

6拠点性を生かして人々の活動を支えられるまち

6拠点性を生かして人々の活動を支えられるまち＃茶沢通り

8暮らしを通して様々な関係性が生まれるまち

第3章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の内容３-４.場所ごとのアクションのパターン

C：三軒茶屋ふれあい広場

緑やベンチが少なく、ボール遊びなど子供の遊びも制限されているため、イベントのない時は広場を有効活用できていないといった問題がある。短期的には、DYI でイスをつくることや、活動やイベント情報を書き込む黒板を設置、長期的には、滞留空間の創出や利用しやすい環境を整え、コンクリートの広場から芝生広場に再整備することや、BBQ 施設をつくり地域の人々や小学生も利用できる広場とする必要があると考える。

空間タイプ

道路空地広場

空間タイプ

＃西太子堂公園＃三軒茶屋ふれあい広場

4くつろぎの空間が育まれるまち

図３-11.三茶ふれあい広場の様子

町会

＃三軒茶屋ふれあい広場＃キャロットタワー裏通り＃三茶パティオ

＃栄通り 1歴史を継承しアートを生み出すまち

2個性豊かな店が通りを彩るまち 7災害に強く、安心・安全なまち

空間タイプ期間場所関係者

D：西太子堂公園

つの未来像との結びつき

8 暮らしを通して様々な関係性が生まれるまち 9誰もがまちづくりに関われるまち

つの未来像との結びつき 9 9 9

つの未来像との結びつき

トイレや案内板等の老朽化、また街灯が少ないことから夜間は近寄り難いといった問題がある。短期的には、電車の見える公園として魅力を広げるため、街灯やトイレ等の施設の改修、駅弁フェスや電車ハロウィン等のイベントの開催を行い、長期的には、子供と電車を眺められる公園とするため、カフェの設置、線路の緑化、隣接する畑や遊歩道を公園の一部とする必要があると考える。

短期中期長期 4くつろぎの空間が育まれるまち 5誰でも気軽に出かけられるまち 7災害に強く、安心・安全なまち 05

大学事業者町会空間タイプ

つの未来像との結びつき 9

短期中期長期 5まち広場

道路空地公園行政区民商店街大学事業者町会

＃三軒茶屋ふれあい広場＃西太子堂公園 4くつろぎの空間が生まれるまち 8暮らしを通して様々な関係性が生まれるまち 6拠点性を生かして人々の活動を　支えられるまち

図３-12.西太子堂公園の様子

22

25

道路空地公園

空間タイプ期間場所関係者短期中期長期 5まち広場

つの未来像との結びつき 9

行政区民商店街大学事業者町会

＃三軒茶屋ふれあい広場＃西太子堂公園 4くつろぎの空間が生まれるまち 8暮らしを通して様々な関係性が生まれるまち 6拠点性を生かして人々の活動を　支えられるまち

道路空地広場公園

行政区民商店街大学事業者町会空間タイプ

期間場所関係者

つの未来像との結びつき 9

短期中期長期

4くつろぎの空間が育まれるまち＃西太子堂公園

E：キャロットタワー裏通り

第3章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の内容　車通りが多く、交通優先の通りとなり、椅子や植栽が少ないことや、隣接するキャロットタワーの壁面が汚れているといった問題がある。短期的には、案内板の設置や、壁面の清掃、椅子・テーブルの設置、植栽の充実を行い、長期的には、滞留時間を創出するために、歩行者天国化や駅周辺で開催するヨサコイや阿波踊りのイベントに訪れた人をキャロットタワー裏通りに繋げることで、エリア全体の回遊性を高める必要があると考える。

図３-13.キャロットタワー裏通りの様子

空間タイプ

期間

場所関係者

つの未来像

との結びつき

道路空地広場公園行政区民商店街大学事業者町会

2個性豊かな店が通りを彩るまち 4くつろぎの空間が育まれるまち 5誰でも気軽に出かけられるまち 8 暮らしを通して様々な関係性が生まれるまち短期中期長期

空間タイプ

期間

関係者

場所

道路空地広場公園

短期中期長期

行政区民商店街大学事業者町会

2個性豊かな店が通りを彩るまち 7災害に強く、安心・安全なまち

＃栄通り 1歴史を継承しアートを生み出すまち 8 暮らしを通して様々な関係性が生まれるまち 9誰もがまちづくりに関われるまち 09

つの未来像との結びつき

空間タイプ

道路空地公園

期間場所関係者短期中期長期

02 つの未来像との結びつき

空間タイプ期間場所関係者短期中期長期

道路空地広場公園

行政区民商店街大学事業者町会

＃キャロットタワー広場＃キャロットタワー裏通り＃三茶パティオ

＃三角地帯前面の道路

4くつろぎの空間が育まれるまち 5誰でも気軽に出かけられるまち

7災害に強く、安心・安全なまち

12

空間タイプ

期間

関係者

空間タイプ期間場所関係者

つの未来像との結びつき

15

道路空地広場公園

空間タイプ

道路空地広場公園

道路

空地広場公園

短期中期長期

行政区民商店街大学事業者町会

関係者

場所

つの未来像との結びつき

＃キャロットタワー裏通り＃三角地帯前面道路

5誰でも気軽に出かけられるまち 4くつろぎの空間が育まれるまち

空間タイプ期間場所

つの未来像との結びつき

行政区民商店街大学事業者町会

＃茶沢通り＃キャロットタワー裏通り＃栄通り

4くつろぎの空間が育まれるまち 8 暮らしを通して様々な関係性が生まれるまち短期中期長期

道路空地公園

短期中期長期

期間場所関係者短期中期長期

行政区民商店街大学事業者町会

＃キャロットタワー広場＃キャロットタワー裏通り＃三茶パティオ

1歴史を継承しアートを生み出すまち 2個性豊かな店が通りを彩るまち

8暮らしを通して様々な関係性が生まれるまち

19

行政区民商店街大学事業者町会

＃茶沢通り

5誰でも気軽に出かけられるまち広場＃キャロットタワー裏通り

6拠点性を生かして人々の活動を支えられるまち

8暮らしを通して様々な関係性が生まれるまち

空間タイプ期間場所

つの未来像との結びつき＃三軒茶屋ふれあい広場＃キャロットタワー裏通り＃三茶パティオ

道路空地公園

関係者短期中期長期

つの未来像との結びつき

＃キャロットタワー裏通り

4くつろぎの空間が生まれるまち広場＃三角地帯前面の道路＃茶沢通り

行政区民商店街大学事業者町会

＃キャロットタワー裏通り

1歴史を継承しアートを生み出すまち

4くつろぎの空間が育まれるまち広場

9誰もがまちづくりに関われるまち

第3章｜「三茶のミライ・アクションアイデア集」の内容３-４.場所ごとのアクションのパターン

座る場所や緑がなく滞留空間が生まれていない、移動のみの空間となっているといった問題がある。

短期的には、飲食店の前にイスやテーブルを置くことで、滞留空間の創出、案内板を充実させ、長期的には、広場に面する店舗を飲食店のような広場活用も期待できるものに整理することや、歩行空間と滞留空間を棲み分けて整備する必要があると考える。

空間タイプ期間場所関係者

道路空地広場公園

短期中期長期

行政区民商店街大学事業者町会

空間タイプ

＃三茶パティオ

＃キャロットタワー広場＃キャロットタワー裏通り

＃三角地帯前面の道路

4くつろぎの空間が育まれるまち 5誰でも気軽に出かけられるまち

7災害に強く、安心・安全なまち

道路空地広場公園

狭幅員かつ、交通の妨げとなるようなものや場所が多いことから、周辺一体で滞留空間がないといった問題がある。短期的には、歩行者空間、滞留空間 F：キャロットタワー広場 G：三角地帯全面の道路

行政区民商店街大学事業者町会

＃三茶パティオ

＃キャロットタワー広場＃キャロットタワー裏通り

1歴史を継承しアートを生み出すまち 2個性豊かな店が通りを彩るまち

8暮らしを通して様々な関係性が生まれるまち

図３-14.キャロットタワー広場の様子

4くつろぎの空間が育まれるまち 5誰でも気軽に出かけられるまち 7災害に強く、安心・安全なまち広場 14

＃キャロットタワー広場

02

図３-15.三角地帯全面の道路の様子

空間タイプ

道路空地広場公園

期間場所関係者短期中期長期

行政区民商店街大学事業者町会

＃西太子堂公園＃三角地帯前面の道路

4くつろぎの空間が育まれるまち 2個性豊かな店が通りを彩るまち

＃キャロットタワー裏通り＃三角地帯前面道路

5誰でも気軽に出かけられるまち 4くつろぎの空間が育まれるまち

空間タイプ

期間

関係者

場所

道路空地広場公園

短期中期長期

行政区民商店街大学事業者町会

＃キャロットタワー広場＃キャロットタワー裏通り＃三茶パティオ

＃三角地帯前面の道路

4くつろぎの空間が育まれるまち 5誰でも気軽に出かけられるまち

7災害に強く、安心・安全なまち

道路空地公園行政区民商店街大学事業者町会

期間場所関係者短期中期長期

＃キャロットタワー広場

1歴史を継承し、アートを生み出すまち広場 2個性豊かな店が通りを彩るまち 5誰でも気軽に出かけられるまち＃三角地帯前面の道路＃栄通り 18

道路

空間タイプ期間場所関係者短期中期長期

＃三角地帯前面の道路＃西太子堂公園

4くつろぎの空間が育まれるまち 5誰でも気軽に出かけられるまち 7災害に強く、安心・安全なまち 05

関係者短期中期長期 1歴史を継承し、アートを生み出すまち広場 2個性豊かな店が通りを彩るまち 5誰でも気軽に出かけられるまち＃三角地帯前面の道路＃栄通り 18 9 9 9 9 9 9

6拠点性を生かして人々の活動を支えられるまち

18 ＃キャロットタワー裏通り行政区民 4くつろぎの空間が生まれるまち＃三角地帯前面の道路＃茶沢通り

H：栄通り

狭幅員かつ、自転車の交通量が多く人々が集まれる空間がなく、通り一体でのコミュニティが感じられないといった問題がある。短期的には、歩行者の安全を確保することや駅で通りの存在を認知させること、商店街としてのイメージを作ること、多様な人々を関わり合わせ、長期的には、通りの歩行者天国化に加え、ベンチなどの滞留機能を設置することや、荷捌き車や自転車の通行を制限する必要があると考える。

空間タイプ

期間

関係者

場所

図３-16.栄通りの様子

02

道路空地広場公園行政区民商店街大学事業者町会

＃茶沢通り＃キャロットタワー裏通り＃栄通り

2個性豊かな店が通りを彩るまち 4くつろぎの空間が育まれるまち 5誰でも気軽に出かけられるまち 8 暮らしを通して様々な関係性が生まれるまち短期中期長期 01

空間タイプ期間場所関係者短期中期長期

道路空地広場公園

行政区民商店街大学事業者町会

＃キャロットタワー広場＃キャロットタワー裏通り＃三茶パティオ

＃三角地帯前面の道路

4くつろぎの空間が育まれるまち 5誰でも気軽に出かけられるまち

つの未来像との結びつき

空間タイプ

期間

関係者

場所

道路空地広場公園

短期中期長期

つの未来像との結びつき

7災害に強く、安心・安全なまち

空間タイプ期間場所関係者

つの未来像との結びつき

道路空地広場公園

行政区民商店街大学事業者町会

＃茶沢通り＃キャロットタワー裏通り＃栄通り

4くつろぎの空間が育まれるまち 8 暮らしを通して様々な関係性が生まれるまち短期中期長期 04

空間タイプ期間場所関係者短期中期長期

道路空地広場公園

行政区民商店街大学事業者町会

＃キャロットタワー裏通り＃三茶パティオ

＃キャロットタワー広場

1歴史を継承しアートを生み出すまち 2個性豊かな店が通りを彩るまち

8暮らしを通して様々な関係性が生まれるまち

つの未来像との結びつき

行政区民商店街大学事業者町会

＃三軒茶屋ふれあい広場＃キャロットタワー裏通り＃三茶パティオ

2個性豊かな店が通りを彩るまち 7災害に強く、安心・安全なまち＃栄通り 1歴史を継承しアートを生み出すまち

8 暮らしを通して様々な関係性が生まれるまち 9誰もがまちづくりに関われるまち 09

空間タイプ

1歴史を継承しアートを生み出すまち

4くつろぎの空間が育まれるまち

12

空間タイプ期間

道路

空地広場公園

関係者短期中期長期

場所

つの未来像との結びつき

行政区民商店街大学事業者町会

＃キャロットタワー裏通り＃三角地帯前面道路

5誰でも気軽に出かけられるまち 4くつろぎの空間が育まれるまち

関係者

空間タイプ期間場所

15 つの未来像との結びつき

道路空地公園

短期中期長期

19

道路空地公園

行政区民商店街大学事業者町会

＃茶沢通り

5誰でも気軽に出かけられるまち広場＃キャロットタワー裏通り

6拠点性を生かして人々の活動を支えられるまち

8暮らしを通して様々な関係性が生まれるまち

空間タイプ期間場所関係者短期中期長期

つの未来像との結びつき

＃キャロットタワー裏通り

4くつろぎの空間が生まれるまち広場＃三角地帯前面の道路＃茶沢通り

行政区民商店街大学事業者町会

SANCHA HAVE A GOOOD MARKET!!!（三軒茶屋ふれあい広場）

第４章｜おわりに

４-１.総括

４-２.今後の展望

第４章｜おわりに

第４章｜おわりに４-１.総

三茶のミライ・アクションアイデア集アクションアイデア集の使い方　「三茶のミライ」には、三軒茶屋のどこで未来像を実現するのか「プレイス」に関する記載がない。したがって、本プロジェクトでは未来像実現に向けたアクションの持続的な実施に向け、具体的なプレイスとアクションの紐づけおこなった。

三茶のミライ・アクションアイデア集アクションアイデア集の使い方「三茶のミライ」には、三軒茶屋のどこで未来像を実現するのか「プレイス」に関する記載がない。したがって、本プロジェクトでは未来像実現に向けたアクションの持続的な実施に向け、具体的なプレイスとアクションの紐づけおこなった。

「三茶のミライ・アクションアイデア集」では、「三茶のミライ」に示す未来像実現にむけた、ソフトとハードが一体となったまちづくりの具体化として、地域の声を拾い集め、三軒茶屋駅周辺のプレイスと紐付いた具体的なアクションの選択肢を整理した。

あらゆる主体が、未来像実現にむけた「アクションを実施する」或いは「アクションへ参加する」ことをサポートすることを目的としている。

「三茶のミライ・アクションアイデア集」には、三軒茶屋駅周辺の８つのプレイスに紐付いた、全28のアクションの選択肢を示すパタンランゲージを示している。各パターンには、プレイスの空間タイプ、アクション実施までの期間、アクション実施の際の関係者、未来像との結びつき等の情報を示している（図４-１）。各主体が、自身の状況や希望と照らし合わせ、主体的にまちづくりへと参加することができるよう、パターンごとに情報を整理している。

図４-１.パタンランゲージの一例とアプローチ方法

本パタンランゲージはA4 版でまとめてあるが、左上のグレーに着色された部分で切り取り、28 枚のアクションカードとして利用することで思考を整理するのに役立つ。下記では、具体的な使い方のシーンを提案する。以下に、その使い方の例を示す。

■場所ごとにできるアクションを検討する際に

8 つの場所ごとにどんなアクションができるか並べかえ、具体的な場所でのアクションを定めていく。

■場所ごとにできるアクションを検討する際に 8 つの場所ごとにどんなアクションができるか並べかえ、具体的な場所でのアクションを定めていく。

■やってみたいアクションから始めるために

28 枚のカードを並べて【アクション名】を見比べ、どれができるか・やってみたいかを検討する。また、空白のカードも活用し、新たなアイデアを自由に追加することもできる。

■やってみたいアクションから始めるために 28 枚のカードを並べて【アクション名】を見比べ、どれができるか・やってみたいかを検討する。また、空白のカードも活用し、新たなアイデアを自由に追加することもできる。

■自身の状況を整理するために

個人もしくは団体は、それぞれが関わることができるアクションは何か、【関係者】ごとに並び替え、アクションの実施の際の情報を整理する。また、アクション実施のための連携パートナーを探し、協力を得るための戦略を考えることも重要である。

■空間状況の整理に使う

アクションを起こしたい空間が公共用地である場合、道路、公園、空地、広場のどの【空間タイプ】に該当するか確認し、当てはまるカードを並べ、実施できるアクションを整理していく。

■実施に向けたリソースを検討する

空間を「プレイス」に変えるためのアクションは、数ヶ月でできるものと、数年の間、継続的に取り組む必要のあるものがある。希望のアクションを実施するために、どのくらいの【期間】で改善できるのか確認する。

版右下部分に掲載している【アクションの概要・課題、関連する施策や制度、参考となる事例】を確認し、アクションの目標やターゲットを定めることや、自治体と協働で新たな施策を設けることも重要である。図４-１.パタンランゲージの一例とアプローチ方法

また、A4

版右下部分に掲載している【アクションの概要・課題、関連する施策や制度、参考となる事例】を確認し、アクションの目標やターゲットを定めることや、自治体と協働で新たな施策を設けることも重要である。

４-２.今後の展望

４-２.今後の展望

今後の取り組みの要点

持続的なアクション実施のために　本プロジェクトで実施した調査やワークショップは、三軒茶屋駅周辺エリアの屋外空間の課題及び可能性を明らかにしてきた。また、その内容はワークショップ参加者などの特定の利用者だけではなく、普段はまちづくり会議へ参加しない、広範の利用者の声も反映されている。

以降、本プロジェクトで明らかとなった課題を一つずつ解決し、利用者にとって快適かつ安全なプレイスを多く創っていくことが必要である。

【広範の利用者の声からわかった課題と可能性】 ①三軒茶屋における愛着のある場１）日常的な利便性の高い空間・施設 ex.）茶沢通り、キャロットタワー、三角地２）活動の幅が広い広場的空間 ex.）世田谷公園、三軒茶屋ふれあい広場３）地域に根差した空間 ex.）太子堂八幡神社、三角地

②公共空間へのニーズ

②公共空間へのニーズ１）公共空間を活用した飲食店・物販店の展開マルシェやオープンカフェ、広場のフードコート化など、屋外空間における飲食や物販の機会を望む意見が多く見られた。

１）公共空間を活用した飲食店・物販店の展開マルシェやオープンカフェ、広場のフードコート化など、屋外空間における飲食や物販の機会を望む意見が多く見られた。

２）滞留空間の創出「くつろげる」「座れる」といったキーワードが多く見られたように、道路等のまちなかにおける滞留空間のニーズは高い。また広場では、イベントの開催など活発な活動の場としてのニーズも高い。

２）滞留空間の創出　「くつろげる」「座れる」といったキーワードが多く見られたように、道路等のまちなかにおける滞留空間のニーズは高い。また広場では、イベントの開催など活発な活動の場としてのニーズも高い。

③三軒茶屋における公共空間の可能性可能性を感じるとする意見の多く集まった公共空間は以下のような特徴が見られた。

１）多様な活動を許容する規模を有する空間　　ex.）三軒茶屋ふれあい広場、世田谷公園２）ひと中心として確立する・しつつある空間 ex.）烏山川緑道、茶沢通り

本アイデア集をアクションとして実施することためには、民間事業者が積極的にアクションを起こす気運を醸成することが必要である。加えて、民間事業者がアクションを円滑に行えるよう、法規制の整備、合意形成の簡素化などのサポートを行政が十分に実施することも欠かせない。

住民は、本アクションアイデア集を参考に、自身がやってみたいアクションを考えてみて欲しい。実施を検討する際は、市役所へまずは問い合わせるなど、臆せずにアクションをすることが重要である。

多様な主体の積極的なアクション実施と相互の連携により、一層三軒茶屋駅周辺エリアが活気ずくと言える。

発行日：2024年３月

発行者：プレイスメイキング三軒茶屋

・一般社団法人ソトノバ

・日本大学理工学部建築学科都市計画研究室(泉山ゼミ)

世田谷区世田谷総合支所　街づくり課

株式会社都市環境計画研究所

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三茶のミライ・アクションアイデア集-アクションの可能性を示すパタンランゲージ-

プロジェクトの背景及び目的

プロジェクトの背景及び目的

プロジェクトの体制

2022年度の活動

目的地（DESTINATION）

策定の目的

パタンランゲージ作成の流れ

-パブリックスペースリサーチ-

-パブリックスペースリサーチ-

パブリックスペースの整理

パブリックスペースの整理

インスピレーションボードの調査結果

インスピレーションボードに用いた事例写真一覧

ポテンシャルボードの調査結果

まとめ

実施概要及び目的

No.1 キャロットタワー広場

No.1 キャロットタワー広場

●アクセス、接続、情報

No.2 三茶パティオ

No.2 三茶パティオ

●アクセス、接続、情報

No.3 茶沢通り

No.3 茶沢通り

No.5 太子堂やまもも公園

●アクセス、接続、情報

No.6 烏山川緑道

No.6 烏山川緑道

●アクセス、接続、情報

No.7 太子堂八幡神社

No.7 太子堂八幡神社

No.8 若林ふれあい広場

○アクセス、接続、情報

○アクセス、接続、情報

社交性

No.10 キャロットタワー裏通り

No.10 キャロットタワー裏通り

利用と活動

利用と活動

社交性

利用と活動

利用と活動

No.12 三軒茶屋二丁目公園

利用と活動

利用と活動

No.13 三角地

No.13 三角地

利用と活動

社交性

No.14 太子堂一丁目公園

利用と活動

No.15 こどものひろば公園

No.15 こどものひろば公園

利用と活動

利用と活動

社交性

No.16 世田谷公園

No.16 世田谷公園

利用と活動

アクセス、接続、情報

社交性

社交性

快適性と印象 利用と活動

快適性と印象

利用と活動

社交性

社交性

利用と活動

利用と活動

社交性

利用と活動

利用と活動

アクセス、接続、情報

社交性

社交性

利用と活動

利用と活動

社交性

社交性

快適性と印象利用と活動

アクセス、接続、情報社交性

11.　栄通り

11.　栄通り

-プレイス・ゲームサンチャ-

ルデイン環境整備

➀街まちり制度

整備

➀ きのびルール

進みち制度

➀ 施整備制度