微生物肥料による プルメリア生育促進効果 持丸 華子
研究背景 有用微生物は有機物の分解や表面付着により 肥料の供給や病原体からの保護をしている 様々な微生物製剤が売られているが、 効果の示し方が科学的とは言えず、 本当に効果があるのか疑問があった
目的 微生物製剤あるいは微生物発酵食品が プルメリアに良い効果をもたらすかついて 科学的に検証すること目的とする 新品の植木鉢 土を揃える タネは同じ鞘から 場所を近くに置き ローテーションする 成長を数値で測定
方法 *納豆のネバネバ *市販の微生物製剤 *無添加(水のみ) 以下の3つの条件でプルメリアの発芽と その後の生育を測定し、効果を検証した 発芽率 種が持ち上がったも のをカウント 生育の評価 葉の数 週に最も大きな葉の長さ 1回添加・測定
方法:市販の微生物製剤 微生物は液体中では比較的死にやすいため 胞子を形成する微生物が入っており、 粉状のものを選定 おそらく日本未発売アメリカのアマゾンで約15ドル
Bacteria:--Ingredients--Bacillusamyloliquefaciens (7x107 CFU/g) Bacillus licheniformis (7x107 CFU/g) Bacillusmegaterium (2x107 CFU/g) Bacilluspumilus (2x107 CFU/g) Bacillus subtilis (2x107 CFU/g) Fungi:Glomusaggregatum (11 prop/g) Glomus mosseae (11 prop/g) Glomus intraradices (11 prop/g) Glomus etunicatum (11 有機海藻、フルボ酸、フミン酸prop/g) 細菌 アーバスキュラー菌根菌菌類 方法:市販の微生物製剤詳細 枯草菌
アーバスキュラー菌根菌 とは 菌根菌とは、菌根をつくる真菌(カビ) 菌根とは菌の細胞と植物の根の細胞の複合体 アーバスキュラー菌根菌は、 リン酸を植物に供給 陸上植物の80%以上と共生できる 菌の種類は300種以上確認されている 人間が利用できる形で培養できるのは少数 理化学研究所 市橋泰範博士の『スマート農業』の記事より 根粒菌(豆類の根で窒素を固定する)は細菌
納豆のネバネバ 旧来より納豆は粉砕して撒かれている 納豆を作る枯草菌の一種(Bacillussubtilisnatto)が 先に表面を覆い、カビなどを抑えるらしい ネバネバはグルタミン酸が1万個以上繋がった ポリグルタミン酸でできている ポリグルタミン酸は吸水性、凝集性、 金属イオン結合性などを持っている グルタミン酸は葉緑体の合成に必要な分子
方法:納豆のネバネバ できればお金をかけずに、微生物の恩恵を 享受したい! 市販の納豆を購入、混ぜて、中身は食卓へ 箱とフィルムに残ったネバネバを水に解く (タレの塩分が心配なのでタレ抜き)
結果:発芽率 7⽉20⽇(22⽇) 無添加 納豆 微生物製剤 発芽率100% 発芽率100% 最終的には発芽率86%100% タネはそれぞれ7個ずつ
結果:発芽率 納豆ネバネバ添加で発芽が早まった 0 20 40 60 80 100 0 5 10 15 20 25 30 35 40 時間(日) 最終的には全て発芽 発芽率は同じ 発芽率(%) 納豆 製剤無添加 微生物製剤の発芽が 少し遅めだった
0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 30 40 50 60 70 80 90 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 20 30 40 50 60 70 80 90 結果:生育効果 葉の数は初め製剤がよかったが、後半減少 時間(日) 時間(日) 葉の長さ( 葉の数(枚cm) ) 葉の数 一番大き葉の長さ 納豆 製剤 無添加 納豆 製剤 無添加
結果:生育効果 見た目でも納豆のネバネバを与えたものが良い 無添加 納豆微生物製剤 測定最終日
まとめ 納豆の容器についているネバネバを 週に一回与えるだけで、 プルメリアの発芽が早まり、 その後の生育を促進した 微生物製剤は発芽にはあまり良くなかった 初期の生育促進は見られた 与え方に工夫が必要なのかもしれない
謝辞 マレカさんにはタネと植木鉢、 土をご提供いただき、実験の機会をいただき 心から感謝いたします ご覧いただいた皆様、ありがとうございます