

慶應義塾ニューヨーク学院に関するQ&A 目 次
学校生活について …… 1
寮生活・通学について …… 2
卒業後の進路について …… 2
出願資格について
入学試験について …… 5
出願について …… 6
授業料等について …… 7
その他 …… 8
資料 1 カリキュラム
資料 2 部活動
資料 3 卒業後の進路
資料 4 2023年度/2024年度入試状況
★ 学校生活について
慶應義塾ニューヨーク学院に関するQ&A
Q1. 新学期開始はいつですか?
A. 慶應義塾ニューヨーク学院(以下、学院という)は9月に新学期が始まり、6月に学年末が終了します。
Q2. 学院の学年構成はアメリカ式ですか?
A. はい、9学年から12学年までのハイスクールです。9学年は日本の中学3年生にあたります。
Q3. 生徒数はどのくらいですか?
A. 2024年度の生徒数は次の通りです。 *( )は女子で内数
2024年度 9学年 10-12学年 合 計 生徒数 33(22) 名 234(125) 名 267(147) 名 2024年9月1日現在数
Q4. 授業は英語のみで行われるのですか?
A. 現在、日本語と日本近現代史のクラスを除く約8割の授業が英語で行われています。また日英両語のいずれかが 不十分な生徒に対しては,ESL(English as a Second Language) およびJHL:(Japanese as a Heritage Language)の 授業が設けられています。カリキュラムにつ いては資料1をご参照ください。
Q5. 生活面でどの程度の英会話力が必要なのですか?
A. 生徒のほとんどは日本人ですが、約8割の授業が英語で行われており、また、寮 (ハウス) のスタッフとの会話や 伝達も英語です。日常的なコミュニケーションに支障がないレベルの英会話力は必要です。
Q6. 授業はレベル別ですか?
A. はい、主要科目はレベル別になっています。カリキュラム詳細は資料1をご参照ください。
Q7. 文系、理系コースはありますか?
A. 文系、理系コースは特に設けていません。ただし、医学部、理工学部又は薬学部に進学を希望している生徒は指 定された理数系クラスを履修する必要があります。
Q8. 放課後はどのように勉強していますか?またどのような活動がありますか?
A. 寮制の学校ですので、教科授業の後には普段の授業の枠を超えた内容のクラスを提供しています。アカデミックエ クステンション(AE)クラス、音楽レッスン、クラブ活動、スポーツがあります。AEの詳細については資料1をご参照く ださい。美術、音楽、デイベート、スピーチクラスのサタデーモーニングプログラムもあります。
Q9. どのような部活動がありますか? A. 資料2をご参照ください。
Q10. クラブ活動とは別にピアノなどのレッスンなどの個人指導は受けられるのでしょうか? A . はい、音楽科のディレクターが手配します。
Q11. 在学中に両親が日本に帰国することになった場合、日本の慶應義塾一貫教育校に編入できますか? A. 慶應義塾一貫教育校への編入制度はありません。通学生の場合で、保護者が本帰国される際には、生徒は入 寮できます。
★ 寮生活・通学について
Q12 寮に必ず入らなくてはいけないのでしょうか?
A. 全寮制ではありませんので通学も可能です。
Q13 寮は何人部屋ですか?
A. 各居室2名で共有しています。
Q14 寮のルームメートは、どのように決めているのですか?
A. 新入生の時は寮長が決めます。在校生の場合は生徒が提出するルームメート希望願をもとに寮長が決めます。
Q15 寮生活では外出は許可されますか?
A. 平日の外出は特別な許可がない限り認められません。また週末の日中は、ホワイトプレーンズやハリソンなど学院 で定められた地域であれば引率者なしで出かけることができます。
11年生と12年生は事前に保護者の許可を受けた上で、引率者なしで土曜、日曜、と祝日に、マンハッタンとその 周辺で許可された地域へ行くことができます。また学院では、美術館や博物館での校外学習・芸術鑑賞・買い物 ツアー等を行 っています。
Q16. 寮(ハウス)ではどのようなスタッフがいるのですか? A. ヘッドオブハウスが生徒の親代わりとなります。ボーディング・アシスタントがヘッドオブハウスと一緒に生徒のサポ ートをします。各ハウスには9年生から12年生まで40~50人程度の生徒がいます。健康上の問題が生じた場合、ヘ ルスセンターが平日は8:00~18:30、土曜日は8:30~17:30、日曜日と祝日(春休み等授業のない場合も)は13:00 17:30まで開室しています。夜間は、オンコールナースが対応します。
Q17 寮では身の回りのこと(洗濯・部屋の掃除等) はどうなるのでしょうか?自分たちでするのでしょうか?
A. 部屋の掃除は本人、また、廊下やシャワールーム等共有する場所は専門の業者が掃除します。洗濯は生徒が空 き時間を利用して自身で行います。無料で使用できる洗濯機・乾燥機が寮内にあります。
Q18 寮生は、夏休みや冬休みなどは寮を出るのですか?
A. 夏休み、冬休みは寮が閉まるので、寮生は退寮します。
休暇の日に合わせて、学院と契約のある旅行会社が提供する日本への里帰り便のパッケージを利用することも 可能です。
Q19. 通学生はどのように通学しているのでしょうか?
A. 規定により、通学生は自家用車もしくは地域スクールバスで通学しています。自家用車通学は保護者による送迎 のみ許可されています。生徒の運転による自動車通学は禁止されています。地域スクールバスの運行の可否に つきましては、直接お住まいの学区にお尋ねください。
*学区により、私立学校への通学バス利用申請締切日 (通常3月末) 以降は、受け付けない場合があるため、 春季アドミッシンズI・IIの受験をお考えの方は、本学院への出願や合否発表を待たず、前もって申請しておくこ とをお勧めします。詳しくは お住まいの学区にお問い合わせください。
★ 卒業後の進路について
Q20 卒業後は慶應義塾大学に進学できるのでしょうか? A. 本学院の卒業生は学院長の推薦により、慶應義塾大学10学部のいずれかに進学することができます。
Q21 慶應義塾大学に進学した場合は、希望の学部に進学することができるのでしょうか?
A. 希望学部の選択は自由ですが、決定にあたっては学院長が成績等学院の選定方法に則り判定します。
Q22. 卒業後の主な進路はどのようになっていますか?
A. 資料3をご参照ください。
Q23 慶應義塾大学に進学する場合、6月に卒業した後、9月入学が出来る学部はどの学部ですか?
A. 慶應義塾大学では法学部、総合政策学部、環境情報学部の3学部では4月入学に加え、9月入学も実施していま す。 また、経済学部のPEARLプログラムは9月入学のみです。
★ 出願資格について

1)第9学年に出願できる者は、希望する入学年の前年12月末日時点において、日本国内または日本国外の学 でに同課程を修了し ている、または修了見込みであること。
*8年目の課程とは、日本の中学2年生の課程に相当し、9年目の課程とは日本の中学3年生の課程に相当します。
2)第10学年に出願できる者は、希望する入学年の前年12月末日時点において、日本国内または日本国外の学校(日 本人学校を含む)で学校教育の9年目の課程または10年目の課程に在籍し、希望する入学年の8月末日までに同課程 を修了している、または修了見込みであること。
*10年目の課程とは、日本の高校1年生の課程に相当します。
1 居住地について
Q24 居住地はアメリカ国内である必要はありますか? A. 居住地は問いません。
Q25 現在は日本在住ですが、受験はできるのでしょうか? A. できます。
Q26 アメリカではGrade 7ですが、もし日本で学校に通っていたら中学2年生です。出願資格はありますか? A. 生年月日や日本にいると仮定した場合の学年ではなく、現在籍校での学年と出願資格を照らし合わせてください。
Q27 入学者はどのような国から受験していますか?
A. 過去の入学者の出身校が所在する国は世界約30カ国におよびます。過去の実績は、次のとおりです。 オーストラリア、ニュージーランド、ブラジル、メキシコ、キューバ、ベネズエラ、アルゼンチン、ペルー、パラグア イ、パナマ、グアテマラ、米国、カナダ、フランス、ドイツ、英国、ルクセンブルク、ルーマニア、スロベニア、セルビ ア、ウクライナ、スイス、デンマーク、チェコ、スペイン、トルコ、エジプト、ロシア、ベルギー、ドイツ、韓国、日本、マ レ ーシア、中国、フィリピン、タイ、インドネシア、パキスタン、インド、シンガポール、ミャンマー、ベトナム、香港、 南ア フリカ共和国、ケニア、アラブ首長国連邦
2 居住形態
Q28 親子揃って国外に居住していなければいけないのでしょうか?
A. いいえ、志願者の居住形態は問いません。また居住地も問いませんので、志願者が保護者と同居せずに日本や 他国の学校に在籍している場合も出願資格はあります。
3 編入について
Q29. 11年生、12年生の入学の機会はありますか? A, ありません。入学の機会は、9年生、10年生に限られています。
Q30. 編入の機会はありますか?
A. 年度途中での編入の機会はありません。
4 再受験について
Q31 今年第10学年を受験して不合格だったので、別の学校に入学して、来年第10学年を受験したいのですが受験できま すか?
A. 募集要項の出願資格を満たしていれば、受験できます。
Q32. 1回目に入試を不合格となった場合、同じ年度の再受験はできますか?
A. 募集要項の出願資格を満たしていれば、同じ年度に再受験をすることができます。
Q33 中学3年生です。第10学年に出願し不合格となった場合、同じ年度内の入試で第9学年に出願できますか。
A. はい。同じ年度内でも出願資格を満たしていれば、学年を変えて出願することは可能です
★入学試験について

2025 年度入試
実施時期、選抜方法の詳細は、学院ウェブサイトをご確認ください。
秋季アドミッションズ / 春季アドミッションズⅠ / 春季アドミッションズ II
第一次選考:書類審査 第二次選考:筆記試験(英語・数学・日本語) 面接(日本語と英語)
第二次選考試験会場:ニューヨーク&東京 (秋季アドミッションズ / 春季アドミッションズⅠ) ニューヨーク(春季アドミッションズ II)
Q34 偏差値はいくつでしょうか?
A. 筆記試験(英語、数学、日本語)、それに面接や提出書類を加えた総合評価をいたしますので、日本の学校の基準 である偏差値はありません。
Q35 合格最低点などの基準はありますか?
A いわゆる「足きり」のような合格最低点などの基準はありません。
Q36 試験の点数の配分や合否の基準の詳細を教えてもらえますか? A. 詳細は一切公表しておりませんのでご了承ください。
Q37 英語の試験に英和辞典を持ち込んではいけないのでしょうか? A. 筆記試験への参考書や辞典の持ち込みは一切禁止しています。
Q38 日本から受験したいのですが、日本からは何名くらい入学を許可する予定ですか? A. 国別の入学者枠は設けていません。
Q39 日本からの出願者の試験問題は別にあるのですか? A. 日本から受験される志願者も海外から受験される志願者も試験の内容は同じです。
Q40 日本の英語教育で得られる程度の英語力でも入試の問題には対応できるのですか?帰国生でもなく、日本の中学 校での英語教育しか受けておりませんが、入学は可能でしょうか? A 本学院には、日本の学校又は海外の日本人学校にのみ在籍していた生徒(日本の教育を受けてきた生徒)もい ます。日本の教育のみを受けている生徒でも、合格の可能性は十分ありますので、入学試験だけではなく入学後 の学校生活に備えての英語力を身につける努力をしてください。
Q41 数学の試験問題の範囲について教えてください。
A. 日本式では中学3年生まで、アメリカ式ではGeometryとAlgebra I までです。
Q42. 数学の試験でScientific Calculatorは使用できますか?
A. 筆記試験では、いかなる計算機も使用できません。
Q43 面接はいつ行われますか?
A. 原則、筆記試験後、もしくは翌日に行われます。日時については学院から指定させていただきます。
Q44 入試倍率はどのくらいですか?また、日本からの受験者はどのくらいいるのでしょうか? A. 資料4をご参照ください。
Q45 英語の資格試験は受けたほうがいいですか?
A. はい。必須ではありませんが、学院が英語力を含め受験生を理解する上で重要な資料となりますので、TOEFL(iBT)、 TOEIC、英検等の英語の資格試験の結果の提出をお勧めします。TOEFLの結果は本学院に入学後も使用されま すので強く取得を推奨しています。
★ 出願について
Q46 入学志願者調査書のかわりに通知表のコピーを提出してもよろしいですか?
A. 通知表のコピーを受領することは出来ません。必ず学院所定の入学志願者調査書を使用し、在籍校で厳封の上ご 提出ください。
Q47 学校の成績が絶対評価で決まるため、調査書の「成績順位」「上位何%」の欄に記入できません。どうしたらよいで しょうか?
A. 「成績順位」「上位何%」については、学力を総合的に判断するために記入をお願いしています。どうしても記入が難 しい項目がある場合は、その旨と理由(「順位を算定していない」等)を調査書に明記し、「所見」についてはできる 限り詳しく記入していただくよう、学校側に依頼してください。
Q48 調査書の参考度はどのくらいですか?
A. 成績表等の書類、筆記試験と面接の結果を含む総合評価をもとに選考を行います。そのため成績表上で取得して いなければいけない最低限レベルなどは設定していません。第一次選考で書類審査を、そして第一次選考合格者 のみを対象とし、第二次選考(筆記試験及び面接)を行います。
Q49. 第10学年に志願したいものの、高校に入学したばかりで、書類を書いてもらうのが難しいのですが、提出しなく てはいけませんか?
A. 入学志願者調査書と学業評価書は、指定されている全ての学年のものを全ての在籍校から提出していただく必要 があります。どうしても記入ができない項目がある場合は、その旨と理由(「在籍期間が短い為」等)を書類に明記し ていただくよう学校側に依頼してください。
Q50 出願エッセイは英語と日本語、どちらで書いた方が有利ですか?
A. どちらの言語で記入しても審査基準は同じです。エッセイは出願者本人を知るための手段の1つで内容を重視して います。
Q51. 学校からの書類が郵便事情が悪く郵送できません。どうしたらいいですか? A. 郵送の他にオンラインでもご提出いただけます。
Q52 新入生対象の奨学金はあるのでしょうか?
A. 経済的支援が必要な生徒への補助の一環として出願時に受け付ける「バーサリー制度」があります。詳細は募集要 項に含まれています。
*学院からのお願い
ここ数年、出願期日の間際に在籍校からの書類を発送される方が増えていますが、もしも書類不備があっ た場合 には、期日内に出願が完了しない可能性が生じます。学院が、期日までにすべての出願書類を受理しない限り、 その志願者に対する選考は行いませんのであらかじめご注意ください。
★ 授業料等について
Q53 年間の授業料等について教えてください。
A. 2024-2025年度費用
1 入学金 $4,000 2 授業料
寮費
4 通学費 $3,800
5 教材費等預り金(一般)(生徒医療保険料込み) $3,000
6 施設設備費 $2,700
7 プリエントリー・プログラム費 ※ $1,000
※ プリエントリー・プログラム:入学式前の数日間に行われる、学院・寮生活への速やかな適応を 目的としたオリエンテーション・プログラム
<初年度年間学費>
寮生 (
通学生(
<上記以外にかかる費用>
・入学検定料:$500
・Parent’s Association 会費
・基準服(制服)代
・クラブ活動費(参加するクラブにより金額が異なります)
・学院行事参加費(デイトリップ等)
・その他イベント参加費
・退寮時の里帰り旅費(原則として寮生対象)
・夏休み退寮時荷物預かり費用または荷物郵送代(翌年在学する生徒は夏休み中、 荷物を管理業者へ預けることができます)
・お小遣い
*2025-2026年度の費用は変更される可能性があります。
★ その他
Q54 9月に学院に入学するまでの期間、どのように過ごせば良いでしょうか。アドバイスがあれば教えてください。
A. アドバイスが必要な場合には、学院に連絡してください。
なお、日本の在籍校から第9学年に入学予定の方は義務教育期間中となりますので、公立中学校などの学校に在 籍する必要があります。
また、入寮後は自主性、自律性が求められます。タイムマネージメント力を高め、規律正しい生活を送るよう努めて ください。
Q55 アメリカでの留学は、ビザが必要と聞きました。学院に入学する場合、日本の学校なので、ビザは必要ありません か?
A. 学院は米国ニューヨーク州に認可されている教育法人ですので、以下のステータスを保持していない入学予定者 は、入学決定次第、最寄りのアメリカ大使館や領事館で学生ビザ(F-1)を取得していただく必要があります。
米国籍
米国永住権
扶養者家族ビザ(E, G, H, L等)
上記ステータスを保持している入学予定者は、学院を通してビザ申請しなくても、合法的に入学することができます。 また、上記ステータスを保持していない入学予定者はビザの関係上、プリエントリー・プログラム前に他の米国の学 校が提供する語学コースに参加しないよう注意してください。ビザの取得が難しくなる場合があります。
Q56. 実際に学校の様子を見学したいのですが、見学の機会はありますか?また個別の見学は受け付けていますか? A.
本学院での説明会およびオープンハウスの際に学院内をご見学いただくことができます。 また随時、個別のご見学も受け付けています。(2~3組でご案内する場合もあります。)学院ウェブサイトに「キャ ンパス見学申込フォーム(SCHOOL VISIT FORM)」がありますので、必要事項をご入力の上、希望日の1週間前ま でにお申し込みください。
<<最新の情報、詳細については学院ウェブサイトをご覧ください。>> http://www.keio.edu