20220214幼保教材

教職センター スタートアップ講座

2022.2.14

これから幼稚園教諭・保育士･保育教諭に なる人のための心得＆マナー

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１．挨拶について ◆一日の始まりや終わりは気持ちの良い挨拶から ○いきいきとした笑顔で『おはようございます』 『よろしくお願いいたします』 … など ○『お先に失礼いたします』 ⇒ 先輩や上司より先に帰るとき ○『お疲れ様でした』 ⇒ 先輩や上司が自分より先に帰るとき ○『ご苦労様でした』 ＮＧです！目上の人が目下の人に対して 労う言葉です

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２．言葉遣いと態度 ◆言葉遣いと態度はその人を判断するバロメーター ○正しい言葉遣いは好感度アップ ○聞き上手になる ○話している人の目を見て話す ○同じことを繰り返さない ○話題を急にそらさない ○適切な敬語の使い方を覚える 3

♪日常、よく使う言い回しで気をつけたいもの ○園長先生は今いません ⇒ 園長はただ今不在です ○ちょっと待ってください

⇒

しばらくお待ちください

○すぐ行きます

⇒ すぐ伺います

○何の用ですか

⇒ どのようなご用件ですか

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♪一字の違いも大きな違い ○字は上手ですね ○手伝ってあげるわ ○これならできる

⇒ ⇒ ⇒

字も上手ですね 手伝います これもできる？

やさしく(易しく） … やさしい(優しい）…

話し方を心がけます！

（相手にわかりやすく、相手の気持ちに立った話し方をする) 5

♪否定文は肯定的に 相手の問いや依頼に対して『できません』だけでは、その時点で会話 も相手の気持ちも断ち切ってしまいます。否定の表現はできる限り 『△△します』と言う肯定表現に直しましょう さらに、代案を提示して誠意を示すことも大切です ○できません ⇒ いまは難しいですが、２時間後ならできます ○わかりません ⇒ すぐ調べてきます

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♪命令文は依頼文に 命令口調で言われると、少なからず反発を感じるものです 命令表現はお願いする表現に直して、決定権は相手に委ねる ○持ってきてください ⇒ お持ちください ○来てください ⇒ お出でください ★口癖は直す！（～っていうか、～じゃないですか～、～じゃん、マ ジ、ヤバイ、あり？等） ★開き直りの言葉はNGです！（だって、でも、どうせ等） 7

３．電話の応対について 相手が見えないだけに丁寧に真心を込めた対応が大事 ◆受話器を取る前 ○電話機のそばにメモ用紙と筆記用具を準備 ◆受話器を取ったら ○明るく、落ち着いて

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◆電話のかけ方

○電話をかける前に用件、話す順序などメモしておき、かける前 に一度 声に出して練習してみる ○相手が出たら自分の身分、氏名などを相手に明確に伝える

○相手が受話器を置いてから静かに受話器をおく

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◆電話のとりつぎ方

○電話を取り次ぐときには、相手を正確に聞く 『△△はただ今保育中ですので、ご用件を承りましょうか』 ○次のようなことを正確にメモし、復唱して確認する （１） 相手の所属・氏名

（２） 用件

（３） 返事の要・不要

（４） 日付・時間

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４．早く慣れるために ◆園の組織を知る ○園の方針や特徴をはっきりとつかむ。住所、電話番号、園周辺 の環境･教育（保育）課程、理念、創立年月日、園地や園舎の 広さ規模、組織図など ○職員、園児の人数･構成･組織をよく理解し、園長や先輩、同僚 の氏名を覚え、,自分の名前も早く覚えてもらう ○園長や先輩の指導、助言を素直に聞く

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◆担当クラスを把握し、保育者として更なる成長を ○園児の氏名、性格、生活環境、生育歴など 名前は間違えない！ ○自分の役割と仕事の内容を理解し、責任を持つ わからないことはしっかり確認する ○能率的で効果的に仕事を進める 内容をよく理解し計画を立て、実施･検討･反省の繰り返しを ○保育者としての質の向上のために、研修は積極的に受ける ★常に振り返りを！

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◆ルールを守り、調和を保ち、職場全体の協力が大切 ○指示は落ち着いて聞き、大事な点はメモを取る ○指示を受け終わったら、復唱して聞き落とした点はないかを確 かめる ○自分の間違いや失敗に気付いたときは、自分の方から謝る ○注意を受けたとき、もし自分に言い分があるのなら、注意が終 わってから簡潔に話す

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５．報告･連絡･相談･確認 ◆幼稚園･保育園･こども園は地域社会に大きな使命と義務と責任 がある ものごとを円滑に進めるために必ず上司の承諾を得る ○指示された仕事が終了したら、時機を失わずに報告 時間がかかるときは仕事の進捗状況を適時伝える ○報告は指示を受けた人が指示を出した人に直接伝える ○必要に応じて文書で報告、箇条書きで簡潔に 14

○上司や先輩から仕事を依頼された ⇒・仕事が終了したときの報告 ・何かの都合で期限までに間に合わないときはその時点で報告 ○子どもに関する連絡を受けた ⇒・健康状態などはクラス担任が全員把握 ・感染症や家庭環境などは園全体で把握

○保護者から相談を受けた ⇒・クラス内で解決できるときは全員で相談し、園長に報告 ・クラスで判断できないときは園長や園全体で相談、検討 15

○担当の仕事、書類提出など

⇒・期限、提出日時を守る（社会人としての基本） ・複数の仕事が重なった場合、優先順位をつけ早め早めに取り 組む

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６．守秘義務と個人情報保護 ◆職務上知り得た情報は他には漏らしてはならない ○園児の情報、家庭環境、家庭事情など ○園の運営に関することや人事に関すること ○園児に関する個人情報が記載されている書類や記録媒体 （メモリー媒体）などは園外には持ち出さない

★保育士は児童福祉法第18条、 公務員は地方公務員法第34条に明記

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７.事務処理 ◆園内事務について ○不明な点は必ず上司や園長に確認を取る ○常時行う事務、特定の時期に必要になる事務、緊急を要する 事務など調整して処理 ○読みやすい文字で、誤字、脱字に注意、印は正確に押す ○保育日誌や保育記録は要領よくまとめ、正しく保管 ○外部との連絡、交渉は園長の許可を得て、経過や結果を報告 ○残業や休暇などの待遇について担当者から説明を聞く

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８．子どもとの接し方 ◆毎日健康に ○園児一人ひとりとよく話し、個性を理解 ○子どもの立場にたって考え、子どもの心を傷つけない ○子どもの健康や情緒をよく観察（登園時、保育中、降園時）

◆スキンシップを十分に ○子どもと目線を合わせ（同じ目の高さ）、抱きとめる ◆子どもと一緒に遊ぶ 19

◆聞き上手、うなずき上手、褒め上手に

○子どもの話を受け止め、共感する

○よいことは褒める ○子どもは公平に、子どもの身になってわかりやすく ◆ 良いこと、悪いことを自分で気づける子どもに

◆ 自分のことは自分でできる子に

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◆子どもの生きる力を育てる ○さまざまな経験を通して、自分で考え、工夫し、自分の考えや 意見を言葉と態度で表現できる子に

○『よかったね』『がんばったね』など子ども一人ひとりを認める 言葉がけを！ ○『やったね』 子どもの決定的瞬間に立ち会えるよう保育者とし ての目を養う （鉄棒、跳び箱、木登り、苦手な食材を克服、 友達に優しく対応、手伝いなど) そして保護者と共有する

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９．学級経営と指導計画 ◆園の教育、保育に沿った指導計画の立案（子どもにあった内容） ○学級経営案は 園の教育（保育）課程を基本に ○全体的な計画 ⇒年間計画 ⇒期（月）計画⇒週（日）計画 連動性を持たせて,具体的に作成 ○子どもの実態や、周囲の状況に応じた内容 ○子どもの姿と教育（保育）内容の指導のねらい、園の方針、環 境構成など総合的に ○期ごとの評価、反省などの振返り ★平成30年度から幼稚園教育要領･保育所保育指針改訂 22

１０．安全教育 ◆子どもたちの安全が基本

○生命を尊重し、その生命を守るための安全に対する習慣や態 度を育てる ○保育者は子どもたちが登園する前に環境整備を行う （園庭、固定遊具、保育室の中、園舎まわりなどの安全チ エック）

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１１．保護者対応 ◆保育者としての自覚を持つ

○教育方針、内容などを保護者に理解してもらい協力を得る ○保育者として節度ある態度で、公平に！ ○自分で判断できない場合は上司や園長に相談し、自分で判 断した場合も必ず報告を ○子どもの状況を話すときは悪い点を述べる前によい点を

○いかなる場合も冷静な態度と話し方を 24

１２．危機管理と災害対策 ◆園の災害対策計画を把握し理解する ○園周辺の自然環境を知り、起こりうる災害を想定し訓練を計画 実施 （火災、地震、落雷、台風、河川の氾濫、土砂崩れ、津

波、大雪、不審者 対応など） ○園の災害時対応マニュアル、避難訓練計画書などを読み、避

難時の誘導の手順、自分の役割を知る ○保育中の事故や怪我に関しては職員全員が状況を把握、分 析、再発防止に努める（ヒヤリハットの作成など） 25

○日常的に保育室の整理･整頓を心がける（避難経路の確保 や落下物の防止） ○出席人数、氏名の確認と把握は毎朝実施、出席簿、救急 品、保護者の緊急連絡簿など、緊急時にすぐ持ち出せる 場所に ○緊急時に備え、保護者との連絡方法を確認、地域の連携 も重要。地域の避難場所や広域避難場所なども把握 し確認のために実際に子どもたちと行ってみる

★どんなときも保育者は慌てず！落ち着いて！

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♪社会人としてのエチケット ○時間厳守、特に遅刻はＮＧ！ 始業時間には余裕を持って ○体調不良や急用で遅刻もしくは休む場合は早めの連絡 ○化粧は控えめに、マニュキアやアクセサリーはしない ○勤務中は動きやすい服装で、通勤はふさわしい服装で ○親しい同僚であっても、職場では△△ちゃんなどの愛称で呼んだり プライベートな話はしない。けじめをつける ○会話の中で身内の呼び名は父･母･姉･兄・妹･弟･祖父･祖母

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新任保育者である皆さんの不安が解消され、一日も早く笑顔で仕 事に向き合ってほしいと願っています。 この『心得＆マナー』がその手がかりになれば幸いです。

ご清聴ありがとうございました

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