
今回は、僕(安達)とそお君、そしてゲス トにあおいちゃんを迎えての00年代生ま れ世代トーク。多分今年で、みんな20と か22才くらい。
一つのアイテムと個人の間にあるストー リーを聞くこの企画。今回は、あおいちゃ んが選んだリュックについて雑談しまし た。話を進めていくと、自然と当時観てた ドラマとか芸能人の話になって、時代感覚 が滲み出ていて面白いなと思いました。
僕たちの世代って、まだこうして共通のエ ンタメ体験を持って語り合える、ギリギリ の世代ではなのかもしれない。今は、我が もの顔で幼児がiPadを手に構えて、各々 コンテンツサーフィンをするのが当たり前 になってる感じ。そういうのをデジタルネ イティブなんていったりする。
「今日は〇曜日だから、あのドラマの日だ。
明日はあのドラマか、楽しみ〜」みたいな、 決まったタイミングで、みんなが揃って一 つのコンテンツを見るって体験が、今だか らこそ尊いものに思えてくるというか。自 分が小学生の時なんかは、ドラマの翌日に 学校行くと、昨日見たドラマについてあー だこーだ言い合うのが、友達との会話のネ タになったりもしてた。いい思い出。
未来になるにつれて、どんどん共通言語が なくなっていくのかな。やっぱり、一つの ものに対して、いろんな人たちとあーだ こーだって言い合うのはすごく楽しいこと だから、雑誌もテレビドラマも、末長くみ んなの話題として頑張っていってほしいで す。
はまりたいけど、はまりたくない。
そお君(以下:S):何て言って服を選ん でもらったの?
大貴(以下:D):企画の趣旨としては、 服とその人の間にある記憶とかストーリー を記録するってこと。「この服がイケてる からいいよね」とかそういう話じゃなくて、 単純にその服とその人の間にどんな物語が あるのかみたいなことを知ることができた らいいなって。別に意味とかは求めてない。 ただの雑談だね(笑)。
あおいちゃん(以下:A):そうですね。
D:あおいちゃんが送ってくれた写真に 写ってるのはリュックだったんだけど、今 ちょうど自分がこういうリュック欲しい なーって気分で、めっちゃいいなって思っ た(笑)。これはどういうリュック?
A:なんだっけな? 「JANSPORTS」って 書いてある。
D:ジャンスポ!? でも割と年代古め? (後でタグの年代調べてみたら、多分60 年代ものだった)
A:そう、めっちゃか古いかは知らないけ ど、割と古めのジャンスポで。これじゃな くて、普通のジャンスポのリュック背負っ てる子、高校の時とかいませんでした?
D:えんじ色で「JANSPORTS」って書い てあるやつだよね。結構いたイメージ。
A:そうそう、流行ってたじゃないですか。
高校の時の私の見た目は、セブンティーン とかニコラとか全然読んでたから、高校時 代は広瀬すずみたいな女子高生像になるっ て決めてて。わりと黒髪ロング、前髪パッ ツンみたいな女子高生時代を過ごしてたん ですよ。その頃の写真ないかな。
D:じゃあこれ高校生の時に使ってたの?
A:そうそう。私こんな感じだったんです よ。(写真見せながら)

D:え、これ? こんな感じだったの! ほんと違う、今と。
A:そう、ほんと「女子高生」みたいな感 じで、私のクラス自体は男子3人しかい ないけど、機械科に男子だけのクラスとか もあったから、わりと女性像として見られ るみたいなのがすごい多くて。だけど、こ ういう髪型してるのにその枠にハマりたく なくて、「そんな感じで制服こなしてるく せに、リュックだけ年代古めの緑のジャン スポーツのリュック」って感じを出して た。そこのちょっとした尖がりみたいな部 分は、すごい今にも通ずるそういうものが あるかも。
D:いやたしかに、ちょっと違和感あるも んね。だって明らかにこのジャンスポ、い わゆる「女子高生像」みたいなものを想像 して照らし合わせようとしたら、渋すぎる もん(笑)。
A:そう、今の髪型でこのリュック背負っ てたら、「なんかカルチャーっぽいな」っ て周囲は妥当に感じるかもだけど、当時の 女子高生感溢れ出してるビジュアルで、こ のリュックはなんか面白いよね(笑)。
D:それを意識的にやってるわけでしょ?
A:でも意識的にじゃないんですよ。はみ 出たい気持ちもあるし、だけど自分の中で は「そういう女の子像にはまりたい」みた いな、自分の中で満足したい気持ちもあっ て。だけど周りから見られる女性像にはハ マりたくないみたいな感じで、そういう気 持ちが出てる。
D:そうね、このリュック使ってる人を想 像した時にこの像は正直なんか結びつきに くいっていうか。
A:つきにくいですよね。
D:ちなみにこのリュックどこで買った の?
A:メルカリ。
D:え、検索ワードに年代とか入れたりす る感じで?
D:結構これ見つけるのすごいんじゃない かな。
S:見たことない。
A:探しまくってると出てきた。
D:めっちゃいい。それを高校生の時に見 つけてるの、ナイスディグだね。でもセブ ンティーンとかさ、そういう雑誌読んでた らさ、こういう類のアイテム辿り着きにく そうだけど、このニュアンスのアイテムを 引きに行くきっかけってなんですか? こ れってなんか一周回った人が使ってそうな リュックっていうか(笑)。
S:わかるわかる。
D:最初にセブンティーン読んで、そこか らいろんなカルチャーを巡り知った上で辿 り着くってイメージ。こういうの知って た?
A:うん、まあでも中学の頃からもう古着 屋とかは一人で行ってたし、セブンティー ンとかでも全然古着屋特集とか、広瀬すず とか永野芽郁が好きな古着屋紹介とかそう いう企画があったから、全然そこから古着 も興味持ち始めた。
D:へー、でもめっちゃ偏見だけどさ、セ ブンティーンの古着紹介ってさ、なんか古 着っぽくない古着っていうかさ、
A:ううん。あ、メルカリじゃないな。ラ クマだ。
A:え、でもね全然そんなことないかも。 まあでも多分今見たら全然「あ、知ってる しそこの古着屋」みたいな感じだと思っ ちゃうけど。
D:セブンティーンでこのリュックが置か れるようなカテゴリーの古着屋とか紹介さ れるのかな?
A:(写真見せながら)こんな感じだった んだよ、これ広瀬すず。
D:あー、おしゃれだね。
S:なんか今のあおいさんに通ずるもの感 じるね。
A:そうそう、こんな感じで特集組まれて やってて。まあこれはなんかこの時代っぽ いな。こういう感じで載ってて。
S:懐かしい感じだね。
A:ね、でも今の私の雰囲気にちょっと通 じません?
D:通じてるね。セブンティーンで扱う古 着って、たしかにこういう合わせ方だよ なっていうのがなんかわかるかもしれな い。いやー、やっぱこのリュック僕まじ で欲しいな(笑)。こういうテンションの リュックを高校生の頃から使ってるっての が、結構グッときちゃう。さっきの黒髪ロ ング系でこれ背負ってたら、
S:「なんだ!?」ってなる(笑)。
D:強者すぎるよね。
A:最近、私が参加した記事が FASHIONSNAPから出たんですけど、そ の記事の編集と写真やってる子が占い師の 子(Yさん)で、年上なんですけどめっちゃ 気が合うんですよ。前世一緒なのかなって ぐらいめっちゃ気が合う。それで今度、そ
の子が昔いたラップアイドルグループを辞 めた子達でMV出すんです。そのスタイ リングを私がやってて、このリュックもス タイリングのなかで使ってんだけど、その 時にYちゃんに「え? 私これと全く同 じの黒のやつを高校時代に使ってたよ」っ て言われて、やばいなと思っちゃって(笑)。
D:やばい、そこでマッチしちゃうんだ。
A:そう、Yちゃんが高校生の頃は全然こ のリュック全然あったぐらいの時代なんだ けど、
D:それをね、Yさんからしたら、年下の あおいちゃんが自分と同じ時期の高校生で 使ってるっていうのがね。
A:そうそう、感覚が似過ぎてた。
D:Yさんもインスタとかで見てて面白い 活動してて、あおいちゃんも今面白いこと たくさんしてるから、このジャンスポの リュックがそういう面白い人が通ってきた アイテムの象徴に見えてきた(笑)。へー 00年代生まれ世代のミューズ。
D:セブンティーン読んで、そこから何読 んでた?
A:セブンティーン読んで、装苑読んで、 GINZA読んでたかな。そういう通り方し ますよね。半年に一回くらいかな、GINZA でファッションスナップの号が出るじゃな いですか。あれとかを見て、インスタをフォ ローしてたりしてたな。
D:わかる。僕もファッションの目覚めは、






そういうスナップ特集だったな。明確に 覚えてる。自分は2021年のPOPEYEの ファッションスナップ特集。POPEYEが 毎年3月ぐらいに出す特集なんだけど、あ れを読んで「世界にはこんなかっこいい人 たちがいるんだ」ってなって、いろんな人 たちが着てる服のクレジット読んで、真似 して古着屋行ったりとかあったな。
A:しますよね。高校の時に、通ってた古 着屋さんで立たせてもらったりとかしてた ので古着の方が通ってきてますね。
D:それは静岡の古着屋?
A:そうそうそう。
D:どういう系の古着置いてるの?
A:セレクトで東京で近いのはSUPER LOVE MARKETとかちょっとMU、MU よりちょっと下町じゃないけど、まぁそん な感じ。
D:(お店のインスタを見ながら)結構ク セ強い系じゃない?
A: SUPER LOVE MARKETが結構近いと 思う。
D:そっか、すごいな。いつまで黒髪ロン グだったの?
A:なんか、広瀬すずが高2の時に『17才 のすずぽん。』っていう写真集出してるん ですよ。爆売れしたやつ。
A:奥山由之が出してるのは一番最近のや つ。『17才のすずぽん。』ってやつが私が 中学ぐらいの時に出て、それをお姉ちゃん が買ってて普通に家で読んでたんですよ。 だから、17才になったらこのボブにしよ うって決めてたんですよ。だから17の時 に私もボブにしてって感じですね。
D:へー、いいね。広瀬すず、やっぱすご いんだ。
A:結構好きだったな、まあ今も好きなん ですけど。なんか時代ごとのミューズみた いなのってあるじゃないですか。メンズノ ンノだったら成田凌世代とか。
D:わかる。僕の世代だったら成田凌、坂 口健太郎、あとは柳俊太郎。あの世代だっ た。メンズノンノもちょっと読んでた。
A:柳くんまじでいいよな。
D:たしかに時代ごとのミューズいるね。 今の時代は誰なんだろうね。
A:今は若い子向けの雑誌がそんな無いか らねー。
D:今のセブンティーンでモデルしてて、 女優として有名な人って誰かいる?
A:それこそ八木莉可子ちゃんとかそうか も。永野芽郁ちゃんとかも。
D:永野芽郁ってなんかもうベテランって いうか、最近見るかな?
D:え、誰が撮ったんだろう? 奥山由之 かな。
S:ハイブランド絡みが多いかも。プラダ のアンバサダーとかね。
D:あー、たしかに。坂口健太郎とかも、 ドンピシャで世代な気がするなー。
S:ね、金髪の時とか。
A:タラレバ娘。
D:そうそう。めっちゃ好きだった。
A:あれメンズも好きなんだ(笑)。
D:僕、吉高由里子大好きだったから。
S:俺も(笑)。
A:え、吉高由里子なんですね。
D:あとは榮倉奈々と大島優子出てたね。
やっぱそうね、坂口健太郎は本当に来てた ね。たしか中3とか中2ぐらいの時に『俺 物語』っていう漫画の実写化があって、永
野芽郁と鈴木亮平が主演で、坂口健太郎が イケメン男子高校生役をやってた。
A:あったあった。あれでしょ、ヒロイン 失格ぐらいの頃。
D:そうそう。ヒロイン失格って山崎賢人 と桐谷美玲だったよね。
S:懐かしい。
A:29歳とかの子にセブンティーンで好き だった子とか聞くとさ、EXILEの人の奥さ んがよく名前出るんですけど、誰でしたっ け?
A:あ、そう!世代ですよね。
D:武井咲ってもう女優として活動してな いのかな?
S:見ないもんね。
D:TAKAHIROももう見ないよね。え、て かEXILEって今あるの?三代目とかそう いうのならまだ見るけど。EXILEだったら ATSUSHIとかさ、
S:多分ATSUSHIはもうEXILEじゃない。 あれ違うか? わかんない。
D:そういうレベルよね。ATSUSHI、 TAKAHIRO、AKIRA、MAKIDAIとか(笑)。
A:GTOやー、観てた(笑)。
D:そうだよね。セブンティーンもすごい なー。
A:三好彩香とかもセブンティーン
S:あの人セブンティーンなんだ。
D:やっぱその世代は周りの子もセブン ティーンみんな読んでるの?
A:いや、あんまりいなかったかも。だっ て私小学生の時には読んでたからなー (笑)。
S:早っ。それはお姉ちゃんの影響?
S:武井咲かな。
A:それもあるし、ちっちゃい頃はよく図 書館行く人で、ちょうどその頃って大人っ ぽい本を読みたくなるじゃないですか。だ
けどそんな堅い本は読めないから、さくら ももこのエッセイとセブンティーンとニコ ラばっか読んでた(笑)。
D:さくらももこのエッセイやばい、だい ぶ強い(笑)。
テレビドラマって偉大かも。
D:友達と古着屋行くとかしてたの?一人 で行く系?
A:うん、一人で行ってお兄さんと仲良く なるのが楽しかった。
D:へー、高校生の頃バイトとかしてたの?
A:そう、だから一人で行くのがお姉ちゃ んいるからお下がりばっかで、自分の服が とにかく欲しくてすぐバイト始めました。
緊急事態宣言の時に面接して、
D:え、そっかその頃に高校生なのか!
A:そうそう、そうだよ。
S:俺ら高2じゃない?
D:あ、でもそっかコロナって高校生の頃 か。多分高3とかだよ。高2の最後とか。 うわー、なんかコロナって結構前の記憶に なりつつあるのかな。
A:そうそう、だから私中学の卒業式やっ てないんですよ。
D:あー、それでバイトか。何のバイトし てたの?
A:シャトレーゼ。
D:おーいいね。ケーキとかマドレーヌ。 そこの給料を結構服に使ってたの?
A:うん。めっちゃ服に使ってましたね。 高3になってからやっと貯金し始めた。そ れまで毎月全部遊びと服に使ってた。
D:へー、なんかさ次女とか次男の方が服 に興味持ちやすいとかあるのかな。
S:あるんじゃない?
D:そおくんの妹は服好き?
S:全然。
D:お下がりカルチャーが嫌すぎて、ファッ ションに目覚めるって話はよく聞く気がす るけど、僕の弟は全然服興味ない。それは 別に自分のお下がりを弟が着てたとかじゃ なくて、弟は弟で多分親が服買ってたから 全然興味ないんだよな。すごい面白くてそ れが。
A:私のお母さんの方の両親が婦人服屋 やってて、わりとファッションに近かった んですよ。だけど自分用の服は買ってもら えないから、お母さんの昔の服とかも着て、 それをどれだけ若く見せるかみたいな、お ばさんっぽくならないかみたいなのは意識 してたから、その頃からスタイリングを楽 しんでたのかな。
D:たしかにめっちゃ服好きな人ってそう いうイメージあるかも。お下がりとかをど う違う風に見せていくかみたいな。
S:俺もやってたわ。母親のレディースの コートみたいなもので。
D:ハイセンス。まじか、中学生とか高校 生?
S:中学生。高校生は自分で買ってる。
A:お母さんのお下がりって他に何着る?
S:なんだっけな。ノースフェイスのコー トみたいな。結構細い。あとはアニエスベー とか。
D:あー、わかる。アニエスべーはたしか にお下がりとかで今着たいかも。いいなー。
スタイリストって職業はいつぐらいから 知ってたの?
A:ニコラ読んでるくらいから、雑誌を作 る人かスタイリストかになりたくて、だけ ど雑誌作る人って高学歴じゃないとなれな いなってのは思ってて。お姉ちゃんが中学 受験してるんですけど、なんか別にその中 学楽しそうじゃなかったから私は中学受験 やめて。だから私は高学歴に進まないだろ うなって思ってたから、編集者は早い段階 で諦めました。
S:中学受験、その頃から現実的に考えて たのか
D:ちょっ早いよね。すごい。え、だから その時点で知ってるんだ。なんかそういう ルートでこういう職業があって、こういう のがないとなれないんだとか。
A:なんかさ、『校閲ガール』ってドラマやっ てたじゃないですか。
D:うわー、石原さとみじゃん。
A:そう、あれでさ、石原さとみが超ファッ ション好きなのに編集部に行けないみたい な、だけど校閲部に入って頑張るみたいな 感じだったじゃないですか。あれ観て、めっ ちゃ頑張んないと編集者ってなれないん だーみたいな感覚がすごい強くなっちゃっ て。でもなんかめっちゃ勉強して、そこ に入るんだみたいな気持ちはあんま別に 自分にないかもなーって思った気がする。 ファッションやりたいし、みたいな。
D:そっかー、そう考えるとドラマは結構 重要な役割を果たしてるかもね。
S:そっか、校閲ガールやってたの小学生 の時だもんね。俺ら中学生の頃だもんな。
D:観てたわ。そっか、でもそういう流れ で校閲部に行ってたの忘れてた。
A:当時から美術だけ成績5みたいな感じ だったから、なんかそういうことしてたい なーみたいなって。で高校も美術系だし、 自分が勉強だけ頑張っていくってのはあん まイメージできなくて。
D:へー、やっぱドラマ結構偉大だなって 思った。ドラマで、社会にはそういう現実 があるんだっていうのを知って、自分のビ ジョンを考えるみたいな流れが少なくとも あるんだなって。
S:今の中学生とかドラマ見てんのかな。
D:YouTubeとかNetflixとかになんのか な。でもさ、たぶん未来の小学生とか中学 生の世代の人たちってさ、こういう話で
きなくない?共通のさ、見てたドラマと か減っていってるだろうし。Netflixだっ たらたぶん自分の好きなものとかそれぞれ 見るから、共通の体験ってのがたぶんなく なっちゃうというか。
S:YouTuberとかになるのかな。
D:テレビドラマはそういう意味では面白 い役割だなって思う。
S:テレビってのはさ、勝手に流れてるも んね。それって偉大だよね。
D:今本当に自分の好きなものをそれぞれ 選ばないといけないから。自分たちが小学 生とかの時代って出版社を舞台にしてるも のがなんかちょっと多かった気がする。『重 版出来』ってドラマとかわかる?
A:懐かしい、めっちゃ好きだった。
D:ね、編集部のドラマ多かった気がする。
A:編集部ってすごい大変なものなんだっ てのをみたいなのをドラマで植え付けられ た気がする。
D:あー、僕も『校閲ガール』見てたけど、 職業の話より、菅田将暉と石原さとみの恋 愛模様に興味持っていかれたってた(笑)。
A:あの時の菅田将暉のビジュアルかっこ いいですよね。
りたいと思ってて、ファッションの学校に 行くみたいなのも決まってたから、自分の 中ではそんな頑張って勉強する必要もなく て、だから高校ではデザイン科選んだ。な んか中3がすごいつまんなかったんです よね。
D:あー、中3ってコロナ禍?
A:ううん。コロナ禍の一年前。『神様が 言うとおり』っていう映画覚えてますか?
D:あー、あの大きいだるま出てくるやつ だよね。
A:そうそう、怖いやつ。あの映画ってさ、 「同じことばかりが毎日続いてる感じです ごいつまんねーなーみたいな、俺のこの日 常を変えてくれよ」みたいな感じが始まる んですけど、それを見てから、すごいそれ を感じてる一年間だったんですよね。だか
ら水曜日の美術の授業だけ楽しみみたいな 感じだったから、デザイン科行って、将来 そういうフィールド行きたいなーって思っ てた。
D:ね。でもやっぱすごいね、高校生の頃 にはスタイリストの道が見えてたのか。
A:でももう中学の時からスタイリストな
D:そうだったんだ。それで今スタイリン グの活動したり、めっちゃファッションを 楽しんでる感じがすごいいいなーって思 う。いつか一緒に仕事ができたらいいね。 (あとがき) –おわり–Aoi
服を着ることが好きで、服を組み合わせて 着てもらうことをしています。