和光高等学校 学校案内2018

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親和会

各学年ごとに親和会 企画があります。

和光高校は創立以来一貫して保護者と教員の協力関係を大事にしています。 そのために重要な役割を果たしているのが親和会です。いわゆる「PTA」にあたります。 親和会は、現代の子どもをより多面的に理解するための情報の交流や、

つるかわ通信 広報部が年 2 回発行している通信。保護者 だけでなく、生徒も教職員も愛読しています。

学習の場であり、子どもたちの教育条件をよくするために、保護者と教員が 協力して行動する場でもあります。具体的に次のような会や活動があります。

学級親和会 親和会活動の基本は1・2ヶ月に1回開かれる学級親和会です。子どもの学習の目的やあり方、クラスの様子や、 家庭での様子など、思春期・青年期の子どもをどう支えるか、どう向き合うかを積極的に話し合っています。担任教 員も一方的に問題を話すようなかたちではなく一人の親和会員として位置づき、一人ひとりの保護者の悩みや意見を 交流しあうことを会の目的にしています。 毎回の議題は保護者と担任教員とで考えていきます。交流をメインとした会や、学習的な内容の会など、クラスごと に計画を立てていきます。

Vol.172 ・教員紹介

学年親和会 成長期の子どもたちには学年特有の問題もあります。保護者の関心も子どもの成長に伴って変わっていきます。保護 者と学年主任で話し合ってテーマを決め、学年単位で開かれる会です。

専門部 私学部

「すべての子どもたちにゆきとどいた教育をすすめる」ことをめざし、 「学費無償」 「国の責任による Vol.173

「教育の機会均等」 を行き渡らせるために行動提起する部です。 30 人学級実現」 広報部

親和会の広報誌を作る部です。

教研部

子どもの成長・自立のためには保護者も勉強して、お互いに高まりあっていく必要があります。同時 に悩み事を語り合ったり、癒される場も必要です。年に1回以上の学習研究会などを企画する部です。

学年委員会 役員会

学年主任の主宰により各学級親和会の状況を交流しあう会です。

・集う-イベントドキュメント ・四日間の体育祭 ・文化祭ができるまで ・学ぶ-選択授業レポート ・拓く-座談会サマリー

学校全体の親和会組織を司っている部です。毎年年度当初に前年度の親和会活動を網羅する報告書 「REPORT」を発行しています。

保護者の声 2007年 卒業生保護者

在校生保護者

小森 陽一氏

内田 春菊氏

1人がみんなを、みんなが1人を

部分的におすすめ

娘にとって、高校進学はとても難しい課題でした。けれども、行

子ども四人、全員和光学園生ですが、そのうち今二人が高校を

き場を失った思いにとらわれていた私たちを、進学相談の際応対さ

経験しています。中学ではいやなことがあったり眠かったりすると

れた先生は、具体例を上げながら、変わっていくことの可能性を示し

遅刻したり行かなかったりしました(それはその妹や弟もそうで、弟

こ も り

よういち

う ち だ

しゅんぎく

撮影 櫻田宗久

てくださいました。一人ひとりの生徒の、それぞれのこころの在り方、

は早くも小学校3~4年の間かなり行きませんでした) 。学校に行く

身の置きどころを、しっかりと把握されていることに励まされました。

はずの子が家にいると、どこかしらムズムズすることは確かですが、

入学後、娘は見違えるほど生き生きした日々を送るようにな

家で好きなことしているときは元気なので、辛いなら無理に行かな

りました。毎日の授業で知ったこと、考えたこと、夕食の時熱

くてもいいのではと思うようにし、せっせと遅刻や欠席の電話をし

心に語り合うようになりました。一回一回の授業が生徒自身が

たり、 二人目の子の時は面談にも行きました。 そんな状態なので、 やっ

「なぜ?」という問いを自分で立て、複数の答を自力で探してい

とこさ進学できた二人でした。ところが、高校はかなり楽しいよう

く学びの場だったからです。

です。もちろんそういう年頃になったということなのでしょうが、自

クラブ活動も必死でした。技術が上達しないことに泣きもし、

分に何が出来て何を学ぶべきなのかをつかめる所みたいですね。選

悩みもしましたが、たとえ試合に出られなくても、チームメイ

択授業が多く、焦点をしぼって得意分野に飛び込めるので、褒めら

トと共に全力を尽くすことの大切さを学んだようです。

れることも多くなり、ますます良い感じになっていきます。なので、

先生方はもとより、保護者のみなさんも、同じクラスやクラ

やりたいことを決められる子にとっては天国のような高校です。が、

ブの生徒たち全員を知っていて、我が子のことのように、苦し

自分が何をしたいのかわからないタイプの子にはたぶん地獄となっ

みも喜びも共有しようとしていることに、何より心を打たれま

てしまうので、過干渉で、好きなことを本人に見つけさせないよう

した。和光高校を卒業したことは、娘はもとより、私たち保護

なおうちには決してお薦め致しません。

者の誇りでもあるのです。

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保護者の声


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