Polish Culinary Paths, ポーランド料理道

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鴨 のリン ゴ 詰 め Kaczka z jabłkami • 鴨は世界中で食べられていますが、ポーランドではその肉の柔らかさが特 に評価されてます。何世紀にもわたり様々な調理法が考えられてきましたが、 最もよく用いられるのは胸肉です。特別な機会には、丸焼きの鴨が焼かれま す。ポモジェ地方では、モツや豚肉を詰め物とした鴨料理が作られています。 シェヴィエジの鴨は、柔らかく焼き上げるためにパンを焼く釜を使い、西洋ワ サビ、塩漬けのキュウリ、酢漬けのキノコと一緒に出されます。果物を詰めた 甘い味の鴨が作られる地方もあります。また、魚や他の肉の場合と同じように、 焼いた鴨を小さくほぐし、ブイヨン、香辛料を合わせ、ゼラチンから作ったゼ リーに浸し固める料理もあります。ゼリー固めの料理は前菜として食べられた り、蒸留酒の肴に使用したりします。

↓ 鴨(内臓を取り除いたもの)1羽(1½ ~2 kg ) リンゴ オリーブオイル マジョラム リンゴ酢 干しクランベリー 胡椒 塩 水

中6 ~8個 大匙4~5 大匙2~3 大匙3~5 20 ~40 g 小匙1

→ 鴨を洗い乾かします。中側はリンゴ酢、塩、 マジョラム、外側はオリーブオイル、 マジョ ラム、塩、胡椒を塗ります。リンゴを2個皮をむき、芯を取り、切り分け、オリーブオイル と残りの香辛料とを混ぜ合わせ、鴨に積めます。味を染み込ませるために2–3時間冷 蔵庫に入れます。鴨を焼く容器に移し、水を少しかけ、180度のオーブン(なるべく下 段に)に入れます。12,3分ごとに鴨の肉に出てきた油をかけ、40–50 分後まんべんな く焼けるよう鴨をひっくり返し、油をかけ続けていきます。30–40 分後、鴨の胸が上に 向くよう再びひっくり返します。あわせて90–120 分(鴨の大きさによる)焼きます。焼 き終わる25–40 分前に、残りのリンゴを切り分け、オーリブオイル、 マジョラム、クラン ベリーと混ぜ合わせ、鴨と一緒に焼きます。焼けた鴨はジャガイモまたはクルスキと一 緒に出します。

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