執筆過程色分解 個人制作・グラフィック
修正に修正を重ねて提出される卒業論文の執筆過
程を可視化。
淘汰されていく言い回し、初めから1度も変更が ない箇所などがトレーシングペーパーに印刷され
たCMY(K)の重なりによって表現される。
卒業論文追い込み期間に下級生応援ポスターとし
て作成。
修正に修正を重ねて提出される卒業論文の執筆過程を重ねると、
これらをレイヤーに分け、
①同じ紙にCMY(K)で分けて印刷すると、変更されずに残り続けた箇所は黒くなり、一度しか登場しない箇所はカラフルになるのではないか? ②半透明の紙に分けて印刷すると、色が重なって新しい見え方があるのではないか?
使用したデータ(部分)
写真集「朝」
個人制作・写真集
一日が始まる時間。街がまだ寝静まっている時間。昨日の残り香がまだ残る時間。
朝という時間が自分にとって特別なものと感じ、朝に撮った写真だけを集めた写真集を いつでも手に取れるよう、文庫本サイズで制作。
自主制作アニメーション「Ignorace」
個人制作・動画
絵を描くことが好きだった主人公が、次第に絵を描けなくなっていく話。
絵について多くを知ってしまったことが彼から鑑賞をいう行為を奪う。
知識を得ることの是非を問う。
フルCG、2 分20 秒の映像作品。
https://youtu.be/smMJkpRbv2M ※YouTubeに制作した動画をあげています
綺麗、美しい、圧倒される、などといった感情を受け取りてが引き起こすように、
作り手は意識して作品の中に仕掛けを隠すが、 綺麗、美しい、圧倒される、そう感じる理由がわかってしまったらどうだろうか。
作り手側の意図が手に取るように分かり、観る作品聴く作品が全て「自分の作品 を良くする」手本になってしまい、受け取り手がら「鑑賞」という行為を奪う。
テーマは「知ること」。知っていることが増えることは本当に幸福なのかとう問 いを投げかけたい。
主人公(手のみの登場)は幼い頃から絵を描くことが好きであった。
ままごとと同じぐらい絵を描くこと観ることを好み、成長するにつれて壁には展覧会のチ ケットやポスターカード、自分の絵が増えていった。
しかしある日を境に絵を描けなくなってしまう。
机にはネリネと共一通の手紙が残された。
床で自由に絵をかく幼少期と、展覧会の帰りにポストカードとチケットを飾る青年期。
絵を描き続けていると部屋に賞状が増え、遊び道具が減っていった。 壁にかかる絵はいつしか壁を埋めつくすほどになった。
幼少期の絵を見返している様子。
「知らない」「見えていない」ゆえに描けることがあるとこに気づく。
手元のスケッチブックの多さが沢山絵を描いてきたことを物語っている。
何気ない日常にも「知っている」ことから情報が溢れてしまう。
鑑賞という行為を奪われる。
ネリネの花言葉は、また会う日まで。 冒頭のシーン。
制作背景
蝶が飛ぶシーンは、①羽が上下する蝶のモデルを用意、②軌道に弱い磁力を持たせ、軌道上に蝶のモデルを進ませて作成。 また、ライティングで視線誘導を狙った。イーゼルと椅子の上に置かれた手紙に対し、個別の光源を配置。
ネリネが登場するシーン。花弁の一つ一つ異なる形であり、テクスチャも花弁の模様に合わせて 作成。窓の外からの光の角度を調整し、ブラインドを通してネリネに光が当たるようにした。
その他 建築作品・水彩画
建築作品のコンペへの出展作、水彩画で個展の開催について。
留春住 建築作品(パビリオン/Construction Festival 3rd)
“庭院深深深几许,杨柳堆烟,帘幕无重数”
テーマは中国の古詩からの一文である。3日後の 審査までにテーマにあわせてパビリオンを設計 し、最終日に8時間で実際に立ち上げる。 08 01
十人十空間 建築作品(小学校/新人戦)
体も心も大きく変化する小学校の6年間、
壁・影・布・材・段で空間に境目を作り、 境目だらけの校舎を設計。 02 08
全ての児童生徒の居場所を作ろうとした提案。
部屋以上離れ未満
部屋以上離れ未満
建築作品(集合住宅/住宅コンペ)
日本建築に存在する茶室のスケールを設計に用い、住宅の持 つ役割を分解し、躙り口で日常生活空間と仕事空間を繋いだ
職住一体型住居の提案。
神隠し・旅路の果てに 水彩画
個人で活動を行っている水彩画。
2019年に5日間の個展を開く。300あまり の来場を達成。 04