PORT FOLIO
JOH YAMASAKI vol.1



名前
所属
京都市立芸術大学大学院 美術研究科 環境デザイン専攻 坂東幸輔研究室
学位 学士(芸術)
概歴 奈良女子大学附属中等教育学校 卒業
大阪芸術大学 芸術学部 建築学科 門内輝行研究室 卒業
在籍 社団法人 文化資産デザイン研究推進機構 (アドバイザー)
七条アートラボ (アドバイザー)
任意団体 編集奈良 Nara Design Commons (主宰)
竹中工務店 設計部 (アルバイト)
株式会社date デザイン部 (アルバイト)
SKILL VectorWorks CAD
Modeling
SketchUp , blender
Twinmotion , Lumion , Unreal Engine5 , Unity Rendering
illustrator , InDesign , Photoshop , After Effects , Premiere Pro Adobe
FDM 3D Printer , SLA 3D Printer , Laser Cutter Digifab
1997 奈良県奈良市生まれ
2016
奈良女子大学附属中等教育学校 卒業
駿台予備学校 出校
竹中工務店設計部(アルバイト)
2018 大阪芸術大学 芸術学部 建築学科 門内輝行研究室 卒業
2022
2022七条仏所跡 京町家 田中家保存活用プロジェクト(アドバイザー)
京都市立芸術大学大学院 美術研究科 環境デザイン専攻 坂東幸輔研究室 入学
2022-
2022-
2020文化資産デザイン研究推進機構(アドバイザー)
2022株式会社date(アルバイト)
任意団体 編集奈良 Nara Design Commons (主宰)
2022-
19/05 設計課題 「Border House」 優秀作品/1位
設計課題 「松島遊路」
19/09 優秀作品/2位
設計課題 「Connect」
20/09 優秀作品/2位
卒業制作 「ならまちクリエイティブネットワーク」 21/12 奨励賞/4位
22/12
共同活動 「時生記-Tokioki-」
京都市長感謝状
15/12 芸術祭 PARASOPHIA京都国際芸術祭 田中功起作品
18/07 造形課題 「段ボールボックス」
18/12
19/01
19/05
造形課題 「隠れ家」
設計課題 「Grotta」
設計課題 「Border House」
19/09 設計課題 「松島遊路」
19/10
20/01
20/05
20/07
20/09
19/10
20/01
20/07
21/05
21/12
22/01
解析課題 「プロムナードから見るサヴォア邸の空間解析」
設計課題 「道の上の住処」
コンペ 第7回POLUSコンペティション
設計課題 「不可視の時間の陳列棚」
設計課題 「Connect」
解析課題 「プロムナードから見るサヴォア邸の空間解析」
設計課題 「道の上の住処」
設計課題 「不可視の時間の陳列棚」
コンペ 第8回POLUSコンペティション
卒業制作 「ならまちクリエイティブネットワーク」
共同研究 ミサワホーム「パコカ構想-八幡市新市庁舎共創スペース-」
共同活動 欧州素粒子物理学研究所CERN Idea Square「Garden」
22/05
22/08
22/08
22/10
22/11
22/12
共同研究 七条仏所跡田中家イベント「まちやのまつり」
22/04個人活動 入江泰吉記念奈良市写真美術館「Nara City Museum of Photgraphy」
個人活動 編集奈良Nara Design Commons
共同活動 The Royal Park 三条コンセプトルーム基本設計
共同活動 入江泰吉記念奈良市写真美術館「入江泰吉展」
共同活動 駅ナカアートプロジェクト 「時生記-Tokioki-」
「FADE-IN 先行告知ビジュアル」.2015 自主制作SFドラマ「FADE-IN」の先行告知ビジュアル。 山﨑は原画、監修を担当した。
「FADE-IN フライヤー」.2015
自主制作SFドラマ「FADE-IN」のフライヤー。 山﨑は原画、監修を担当した。
「131の糸 DVDジャケット」.2016
奈良女子大学附属中等教育学校100期生に配布したメモリアルムービーのDVDジャケット。 山﨑は原画・監修を担当した。
「Border house コンセプトビジュアル」.2019
設計課題「Border house」のコンセプトビジュアル。
「道の上の住処 コンセプトビジュアル」.2019 設計課題「道の上の住処」のコンセプトビジュアル。 山﨑が制作を行った。
「松島遊路 メインビジュアル」.2019 合同設計課題「松島遊路」のメインビジュアル。 山﨑は原画・監修を担当した。
「不可視の時間の陳列棚 コンセプトビジュアル」.2020 設計課題「不可視の時間の陳列棚」のコンセプトビジュアル。 山﨑が制作を行った。
「私への配慮生活 メインビジュアル」.2020 設計課題「私への配慮生活」のメインビジュアル。 山﨑が制作を行った。
「CONNECT メインビジュアルA」
合同設計課題「CONNECT」のメインビジュアルA 山﨑が制作を行った。
「CONNECT メインビジュアルB」
合同設計課題「CONNECT」のメインビジュアルB 山﨑が制作を行った。
「CONNECT 告知ビジュアル」.2020 合同設計課題「CONNECT」の告知ビジュアル。 山﨑は原画と車内モデリングを担当した。
「主体の関係性と建築デザインについて メインビジュアル」.2021
建築と主体関係の調査「主体の関係性と建築デザインについて」のメインビジュアル。 山﨑が制作を行った。
KYOTO CITY UNIVERSITY OF ARTS ENVIRONMENTAL DESIGN
OSAKA UNIVERSITY OF ARTS ARCHITECTURE
「PORTFOLIO メインビジュアル」.2021
学部1回生~3回生までの作品をまとめたPORTFOLIOのメインビジュアル。 山﨑が制作を行った。
PORTFOLIO JOH YAMASAKI「PORTFOLIO ALIVE COMPLEX メインビジュアル」.2022 高校生~修士1回生までの作品をまとめたPORTFOLIO ALIVE COMPLEXのメインビジュアル。 山﨑が制作を行った。
「ならmeet Up ロゴデザイン」.2022 奈良市が主催する奈良meet upに提案するロゴデザイン。 山﨑が制作を行った。
「ならmeet Up プレゼンメインビジュアル」.2022 奈良市が主催する奈良meet Upで使用したプレゼンメインビジュアル。 山﨑が制作を行った。
「編集奈良Nara Design Commons 事前告知フライヤー」.2022 山﨑が任意団体編集奈良内部で起ち上げたNara Design Commonsの事前フライヤー。 山﨑が制作を行った。
「 編集奈良Nara Design Commons 始動イベント フライヤー 」.2022
山﨑が任意団体編集奈良内部で起ち上げたNara Design Commonsの始動イベント フライヤー。 山﨑が制作を行った。
青年が抱いた夢は、 彼を〈孤独〉にしていく。
高校生最後の夏、ソフトウェア開発コンテストに燃える三人
の青年は、ネットワーク世界を可視化しアバターを用いて 触れることができる拡張仮想現実ソフト「NEST」を開発する。
夢に突き進む彼らに、 望まない事実が牙を向こうとしていた。
2015年9月公開
ことを言ってくれた。利益は孤独を埋めるかもしれない
リアルに体感している身としてはきつい!
(笑 ) アニメーションと実写のハイブリッドについて
そんなこと言ったらまた山﨑がもっと暗いものを作るぞ
↑フルCGアニメーションで予定 されていた地下都市。
を作ることによる収益に心が逃げる事もなかなか出来ない 相手を AI にしたのはエンタメだよ (笑 ) 。今、上田が面白い
わけやん。微妙なのは不幸にした相手が意志を持った (笑 )
(笑 ) 。
しがちになってしまうのがあらゆる作品の辛い点やと思ってた。緩急のつ
しています。それははっきりさせとかないとね。素晴らしいデザインです。
売されていますマブラヴシリーズに登場する戦術機を元にモデリングを
そういう現実に対して、一般的なアニメーションみたいなことは出来な かったんだよね。そこで、殺陣のような最短距離かつ、最大威力が出 る動きを参考に、踏み込みや肩、腰の動きに注力した結果意外とよく動いたという。黒澤明監督作品を参考にしたね。
り替えずに場面を動かせるのが
大切なお知らせです。本作に登場するアバターは
↑NEST起動前のネットワーク世界。 壁に囲まれつつ、大地は分断している。
カメラワークの静と動の緩急も良かったと思う。カメラを切 CG
のカッコよさだけど、ぐりぐり動か
↑NESTによって人為的に可視化された ネットワークの背景美術。
↑NEST崩壊後のネットワーク世界。 壁が崩壊し、現実世界と共通項の多い 世界へと変化している。
age から発
↑睨みつけるといった演技を戦闘の流れ で挿入していくことで緊張感を生む。
演出ディレクションを元に撮影と編集を進めたけど自分で終わりを決め
やったかな。実写の併用は技術的なハードルは低かったし、採用して正 解やったんとちゃう。
実写は効果音がそのまま撮れるから良かったね。確かに。特に扉が閉まるシーンは効果音と暗転の場面効果が
実写は単純に量が凄くて大変やったな。山﨑からのコンテと
ない技術でものは作れないという当たり前のことを学んだ体験
↑NESTの起動。AIたちはにとっては 世界の崩壊を笑いながら覗き込む人間 が見えていた。
↑感情は日々の行動に現れる。 扉を閉める音を必ず撮影することで、 感情と状況の差を演出した。
れたのが救いだった。
ムとして良かった。
実際あれはどうして皆同じ方向を向けてたのかな。
伸ばせるけど、制作をすると決めてデッドラインが分かった時点で、今持っているカードでいかに料理するかが大事だったと思う。 あと、十人程度制作メンバーがいたけど、皆が同じ方向を向
体性を抱いてくれたことかな。 出とか CG
がることと言えば一番がこれかな。 全面的に同意するわ。技術は学べばいくらでもクオリティを いていたことはすごく有難かったし貴重な経験だった。
が生まれたんやね。ちなみに最後のネットワークの自然風景は山﨑のデ
たネットワーク世界を描くのはこれしかないなと思ったんだよね。
(笑 )
班には頑張ってもらったけど、
はあくまで現実世界側の都合の見方で、我々
たちにも我々には分からない世界があること
奈良女子大学附属中等教育学校100期生 6年間を共にした131人の旅路の記録。
2016年3月公開
当時、大阪芸術大学建築学科学部一回生だった山﨑丈が撮影した写真のArt Book。
「自然と建築」 「生活と建築」といった二つの視点から編纂を行った。
29.7×42×cm 0.5Kg
「1946年~52年占領期と1970年人間と物質」
旧京都市美術館 現京都京セラ美術館
会場となる京都市美術館が第二次世界大戦後のアメリカの駐留軍 に接収され、また1970年の展覧会「人間と物質」の会場となっ
た歴史に注目し、4名のファシリテーターと8名の高校生を参加者 としてワークショップを行った。
(PARASOPHIA ガイドブックP40より引用) 主催
制作協力
(ワークショップ記録映像のアーカイブ)
田中功起
青山真也、東完治、粟田大輔、大久保朱音、越智正洋、河原夏椰、 齋藤大貴、杉本龍哉、高田悠介、武内もも、舘かほる、田中志遠、 田中健司、山﨑丈、津田道子、中谷至宏、中西晶子、西井功、 西山真来、牧井厚樹、藤井光、藤川琢史、藤口諒太、藤田彗光、 舟瀬伴子、堀修生、宮田有香、毛利嘉孝
協力 ドイツ銀行
2015.奈良女子大学附属中等教育学校 多目的ホールでの展示風景
奈良女子大学附属中等教育学校 多目的室
空間に突如浮かび上がる障子。
異質なそのスクリーンは、投影されるシンプルな景色によって、人々 の記憶に宿る「記憶」と「空間」に紐づけられた感情を喚起させ る装置となる。
2015年当時の私は、我々をとりまく環境の内において過去と現在 を結ぶ衝動の存在について興味を抱いていました。
「記憶」と「空間」を用いたこのインスタレーションは、体感される 空間を基調に、宙に浮く障子を媒介することで、障子に現れる単 純な絵を観賞者それぞれの経験に基づいて理解するプログラムと なっています。これにより記憶と体験を結びつける過去の感情を喚 起させる構成です。
一連の体験をした観賞者は「あぁ、なるほど」といった納得の言 葉を残し去って行ったことが印象に残る作品となりました。
設計・制作山﨑丈
時間と共に蓄積されていく人々の営みを記録していく。
この作品は、弁柄と松煙によって染められた壁が、風や振動を受 け止め形を変えていくことで、タイル張りの壁面を異化させるだけで なく、人々の営みが積層されていくことを目指しました。
実際に設置すると、時を記録するだけの作品にとどまらず、嬉しい 活動が生まれました。無邪気な子供たちは弁柄に染められた蒲鉾 板を持って帰ったり、木目を頼りに配置を変えたりといった遊びをし、
年配の方はその様子を眺めたりと、人々が作品を通して繋がって いくものとなったのです。
京都市営地下鉄 東西線 二条城前駅Architecture
Metaverse Architecture
Interior Design
Landscape Design
Pre-Design
Artist Woks Designer Works-浸透し積層する自然・歴史・文化2021,09~12
R3大阪芸術大学 建築学科卒業制作 4位予選通過 R3大阪芸術大学 建築学科卒業制作展 奨励賞
奈良市文化振興課公共施設改修ビジョン案提出
設計者 山﨑 丈 指導教員 門内 輝行
古都奈良では古くから続く関係主体のネットワークが今も息づいている。 本計画敷地である「ならまち」には“権威型神社仏閣群”“家業ネットワーク” “市民セクター”とも呼べる大きな主体が存在している。
昨今では、“家業ネットワーク”の活動により県外の優秀な人材や資本が流入 し、新たなコミュニティが生まれているのが見て取れる。
“権威型神社仏閣群”と“市民セクター”の位置 関係には明確な高低差が存在する。
また、両セクターを繋ぐ存在として“家業ネットワ ーク”が存在することも興味深い都市の形である。
歴史・文化が息づく ならまちの要素
「ならまち」は条里制を基調とする都市を豊かな 微地形の上に敷き、浄土信仰の中心地や商人 の街といった歴史を経てきた。
どこか寂寞とした現在の街の様子の中にも、豊 かな要素が散らばり現存することが調査によって 分かったと言える。
微地形から読む 川の気配
本計画敷地は微地形から川の気配を感じられる。 今も飛鳥川が暗渠として存在している。
「ならまち」に残る歴史的景観の要素はスケール・縦横の力・色彩 として現れていることが連続立面図から見てくる。
「ならまち」の表通りに現れる要素
歴史的風景 スケール・縦横・色彩
地と図「ならまち の表」 「ならまち」の表を示す図。
一部神社仏閣や現代建築をの除き、均一な建物風景が見て取れる。
街区の真中には人工物の敷かれていないスペースが広がっていることがわかる。 かつての地域のつながりとしての利用は廃れ、地域の創造性もプライベートとして街区の内側に閉ざされている。
「ならまち」の表と裏を繋ぐ、透過性を高めるデザインを行う。
奈良の中心地であった元興寺周辺は、豊かな自然と歴史・文化が息づく魅力あふれるエリアである。
条里制を基底には変化に富む地形があり、古の都から続く歴史・文化が積層しているからである。
とはいえ、現在は空き地や空き家が目立ち、どこか寂寞とした佇まいが感じられる。
そこで、街区の表と裏を透過するネットワークを形成し、そこに創造的な文化活動を組み込むことにより、
多様な人々が集い、交流し創造する場所を創り出した。
街区の内外を結んだ「渡り廊下」
1:500 1F 平面図
「食とスポーツで遊ぶ」 商店街と自然系を結ぶ遊び場
この計画地は、餅飯殿商店街と飛鳥川から引かれた池に囲ま れている。
そこで、日替わりで「ならまち」で活動するシェフを招いた会 を開催する貸しキッチンと共に、微地形をフィールドにスポーツ を促進させる更衣室及びロッカーを併設した。
「街の連続、裏への連続」 人々を誘引する空間の操作
1:300 南側 立面図
この計画地は、施設管理に必要な事務所や駐輪場といった機 能を設置してる。ファサードは歴史的景観に沿うように庇に見 られるような横の力を強調するデザインとしている。 また、人々を誘引する操作として、壁面を斜めに設置したり、 格子の影を裏側へ続くように設置をおこなっている。 アプローチは二か所あり、それぞれたどり着く場所や景色に変 化がる。
「食とスポーツで遊ぶ」 ファサード
「足湯で稼ぐ祭りの拠点」 隣接
「足湯で稼ぐ祭りの拠点」 既存と地蔵盆ネットワークを基調とした作業場
本計画地は、地蔵盆のネットワークの為、近代になって開か れた比較的新しい道路に隣接している。本来、町によって閉 ざされた地蔵盆だが、地域コミュニティと共に衰退の一途を 辿っている。本提案は、そのような現状に対し、既存の足湯 で稼ぐ作業場を共通の拠点に地蔵盆を開いていく事を目的と している。
「歴史と文化の隣接」 郵便局と神社とスペース
歴史的建築物や郵便局、更には世界遺産に隣接した本計画 地。多様な人々が各々の目的地を結ぶ場所として、広場、ギャ ラリー、コワーキングスペースといった創造スペースを計画した。
「学びのオープンスペース」 住民との協働
「歴史と文化の隣接」 隣接1:300 東側 連続立面図
表から裏「足湯で稼ぐ祭りの拠点」
裏から表「足湯で稼ぐ祭りの拠点」
表から裏「街の連続、裏への連続」
裏から表「街の連続、裏への連続」
表から裏「食とスポーツで遊ぶ」
裏から表「食とスポーツで遊ぶ」
表から裏「歴史と文化の隣接」
裏から表「歴史と文化の隣接」
共創エリア部屋 「微地形が作る景観」
共創エリア部屋 「舞台広場の演奏会」
共創エリア部屋 「協働広場の夜間映画界」
共創エリア部屋 「微地形と部屋が生む共創空間」
共創エリア部屋 「微地形と部屋が生む共創空間」
共創エリア部屋 「可視化されたクリエイティブ空間」
共創エリア舞台 「こちらからも可視化されたクリエイティブ空間」
共創エリア舞台 「会話を生む多様な空間」
共創エリア舞台 「バルコニーと舞台の関係」
共創エリア舞台 「渡り廊下としてのクリエイティブ空間」
共創エリア舞台 「舞台と小上がりの関係」
透過性を高める事で生まれる双対グラフ
本計画ではケーススタディとして、一区画を用いて透過性を高める 建築デザイン手法の提案と、微地形を活かした共創エリアの提案 を行った。
このようなデザイン手法を隣接する街区の同様なスペースに施し、 ネットワークを結ぶことが次のステップであると考える。
これにより、表の街路と裏の街路が共存共栄する、双対グラフを彷 彿とさせる新たな都市デザインが生まれると考える。
関係主体のネットワークを用いた運営提案
調査の中で、関係主体のネットワークに社会的中立の主体の 不在が私できた。大学や高校に代表されるような学校の協定 によって、共創エリアを運営する事により、新人代謝が安定し ている学生を「ならまち」の循環に置くことができ、諸問題へ の解決へ進むことを期待している。
また、外部ネットワークを誘致する家業ネットワークを、共創エ リアの真中に運営主体として置く。そうすることで、優秀な学 生と事業のマッチングを行ったりプロジェクトへの参加を推し進 めることができる。学び合いのオープンスペースをデザインす ることにも繋がる。
2020,04~05
20年 三回生 第一課題 学内講評会選抜
設計者 山﨑 丈
指導教員 門内 輝行
近年、認定こども園を巡るトラブルが後 を絶たず社会問題化している。保育と幼 稚園の機能を求められるこども園は人材 や経営の二重性が否定できず、その皺寄 せが子供たちに及んでいる。このような 事態において、周辺環境、人の特徴を十 分に活かした子供がすくすくと育つプロ グラムを有する建築の提案を行え。
条件
敷地 あべのハルカス南側裏手周辺 用途 保育所型認定こども園
設定 満2歳未満、3,4,5歳児 20人
2歳児未満 35㎡ 匍匐室 70㎡
3歳児 50㎡ 4,5歳児 40㎡
遊戯室 150㎡
プレイルーム 100㎡
育児交流室 50㎡
託児室 100㎡
育児相談室 30㎡
構造 自由
Site-information
本計画敷地はあべのハルカスから南側、商業地域に位置 している。商業施設の裏側かつ路地の奥である敷地周辺 にはラブホテルや空き家、パチンコ店が点在している。 こども園の計画地には本来不適格な環境と言える。
本計画地は阿倍野区に位置するが、同時に他4つの区からのアクセスが良好である。5つの区画は住人 の所得差が歴然であり、地域をレッテルにしたヒエラルキーが存在する。所得格差と教育投資格差は相 関がある為自然と階層が決定する要因にもなっている。また、区間格差は近代以降の歴史、民族、階級 問題に根差した差別にも関わる。それらが住人の深層心理に焼きついている事を忘れられない地域と言 える。
人と人の関係性の構築は彼らが知る限りの情報を根拠 に形成される。所持品、身だしなみ、言動、住所とい った事が根拠に当たる。このこども園に集まる人々の 多様なバックグラウンドと、区間ヒエラルキーは良好 な人間関係を構築できない懸念がある。
阿倍野区は近鉄線、JR線、大阪Metroといった駅の集 積部を中心に大通りに沿って大型商業施設やグリーンイ ンフラが整備されている。しかし一方で小道に入り込む と古い住宅街と商業施設の裏が接する部分が広がる。
商業施設あべのハルカスを天守閣とした、商業の発展し ない下町であり、賑わいが公共空間に見られない。
あそこの子供とは関わらないで。
自由な場所選び、自由な行為をこども園を訪れる人々に奨 励する建築。これにより可視化された時間は地区の価値に 捉われず人間関係を刷新する。
一連の流れが、都市に伝播することで地区と結びつけられ た人という価値観を改革することを期待する。
複数の箱様の建築物の壁を一部取り壊し、建築物 の間を埋めるようにガラスの箱を挿入する。
これによって、子供たちにとっての全天候型遊び 場を用意するだけでなく、可視化された子供達の 賑わいと多様なバックグラウンドを持つ大人達の 関わりを街へと伝播させていく。
2Fは大人の利用する場となっており、大人同士互 いに何をしているのかを可視化する。更に子供と の視線関係を結ぶことで、親子が互いに違う場所 で過ごしてきた時間に触れることが出来る。
2019,04~05
19年 二回生 第一課題 学内講評会選抜
19年 二回生 第一課題 学内講評会一位
設計者 山﨑 丈
指導教員 加治 大輔
課題文
住まいを取り巻く特定の環境条件を読み 解き、その場所に何かを仕掛けることで、 その場所そのものがもつ、特異点や潜在 力を引き出し、環境と「戯れる」、或いは 「対峙する」といった、環境との関わり方 に特化した住宅を設計せよ。
敷地 現実にある特定の場所を設定
用途 専用住宅
居住者 施主とその家族、計2名以上
構造 自由
南米を植民地とした移植者達は、その土地の要素全てを 資源として分割、保有した。この行為は自然崇拝を持つ マプチェへの迫害に発展し、現在に至るまで両者の隔た りを煽ることになった。
祈り 恵みを受ける
1492~
迫害を受けたマプチェは、時代の流れと共 に復権が目指されるようになったが、生活 の為に村落的生活から都市的生活への変化 を余儀なくされてしまった。
マプチェ族や入植者を問わず、自然環境を 資源化し自らの領域としている。資源の奪 い合いの中で、相手の越境に対して非常に 敏感になってしまっている。
人間中心主義から脱却し、本来の環境系 へと意識変化を促す計画を行う。自然環 境から建築に与える影響を、先住民や入 植者の立場を考慮しながら等しく分配す る。それによって、越境を許し合う場を 作り出していく。
スリットと大開口から内部に入り込む自然の要素を同類項に、
空中に持ち上げられた自身の所有する空間へと領域意識が変 化していく。
これにより、両民族のテリトリー意識を喚起させた壁はその 存在意義を徐々に失い、越境を許し合う場を作り出していく。
自然の空気によって薄れる領域意識
Diagram スリットと大開口から内部に入り込む自然の要素を同類項に、
空中に持ち上げられた自身の所有する空間へと領域意識が変 これにより、両民族のテリトリー意識を喚起させた壁はその 存在意義を徐々に失い、越境を許し合う場を作り出していく。
領域となる大地を上空に上げ、各領域に一ヵ所アプローチを設置する。
1越境領域の創出
1:300 3F 平面図 1:300 2F 平面図 1:300 1F 平面図 ベッドルーム ベッドルーム シャワールーム ダイニング/リビング ダイニング/リビング シャワールーム 用途変更通路 用途変更通路
2019,11~12
19年 二回生 第四課題 学内講評会選抜
設計者 山﨑 丈
指導教員 山内 靖朗
空堀商店街周辺を敷地に、何らかの共有 空間をもつシェア型住居の在り方を提案 する。敷地周辺の特性を最大限に引き出 す何らかの形の「繋がりを生む」住まい の在り方を提案する。
条件
敷地 空堀商店街周辺
用途 集合住宅
居住者 5名
構造 自由
大阪城の南西に位置するこの町は、安土桃山時代には城下町として栄えた。 現在では大阪有数の空堀商店街を持ち、周辺には住宅街が広がっている。 空堀商店街を頂きに、最大6m程度降ることができる。本計画地は最下部 に位置しており一軒家やマンションが連なり建っている。
集合住宅の設計を行う上で、計画敷地から半径25m 程度の 範囲で地域資源の調査を行った。25mは徒歩で移動が容易 な 5 min city によって決定した。
商店街の道幅は5m程度で両際に連 なる店舗によって賑やかな通りが実 現されている。
商店街の通りは勾配を促進する為の 通りであり、地域コミュニティの持 続発展への直接的な舞台となっては いない。
商店街から外れた場所に点在する飲 食店の多くは個業の店舗型である。
各店がコミュニティの拠点として機
能し、店に通う人や前面に溢れる賑 やかさを知る人によって、地域の質 が形成されている。
地域コミュニティの内部の人にとって 周辺一体の道はコミュニティを繋ぐ舞 台であり通りである。しかしながら外 部から訪れた人には認識し難い内輪の 都市機能となっている。
児童養護施設を出たばかりの人を住人に迎え、彼らが次なる ステップを踏む短期間に暮らす集合住宅の設計を行う。 この集合住宅は、住人のプライベート空間であると共に彼ら が積極的に運用・運営していく道の公共広場である。
個人営業の飲食店を単位に散開しているコミュニティの拠点 とし、住人にとってネットワークの入口となる建築を目指す。
道の上に住み街のコミュニティと関わる
コミュニティを繋いでいた道を広場化し、上部に集合住宅を 設置する。新規住人は、キッチンと連続した広場を積極的に 運用していくことで、街と関わりながら生活していく。
回遊性を持つ道 ( 広場 )
前面道路と路地を繋ぐように広場を設置し、子供たちが遊ぶ 場として利用する事も期待している。
更に、将来的に北側に隣接する敷地を購入し利用する事を計 画している。運営状況に応じて建築物を拡張していける。
広場から住居部へのアプローチにはキッチンが設置されてい
る。本来Private空間の一つであるこの場所は開口を制御する 事でキッチンが広場に連続するPublicスペースに変化する。
前面道路と路地を繋ぐように広場を設置し、子供たちが遊ぶ 更に、将来的に北側に隣接する敷地を購入し利用する事を計 画している。運営状況に応じて建築物を拡張していける。 広場から住居部へのアプローチにはキッチンが設置されてい る。本来Private空間の一つであるこの場所は開口を制御する 事でキッチンが広場に連続するPublicスペースに変化する。
西側立面図 1:300 0 5 10
夕食を持ち寄った広場の様子
談話場とキッチンの関係性
錨
2020,06~07
20年 三回生 第二課題 学内講評会予選進出
設計者 山﨑 丈
指導教員 榊原 節子
中之島地区の歴史と現状を踏まえて、都 市・大阪の建築・空間をアーカイブし、 ユニークな発想で発信するミュージアム を設計せよ。
条件
敷地
用途 ミュージアム
構造 自由
条件 地下駐車場は指定されている
かつての大阪は東西の水路、道路を用いた物流が盛んで それらを大阪全土に波及させるために南北の道が施工さ れたとされている。
その頃の道は広場として活用され、行き交うだけでなく その場で商いを行う等自由に利用されていた。
中之島は水運を用いた豊かな物流拠点として、藩邸が置 かれ豊かに栄えていた。
中之島は現在、時間的にも都市的にも穏やかな場として成立している。それは 道と区画の相互作用によって生まれる時間の加速が都市を覆っていることが要 因に挙げられる。本計画では区画と道の関係性を思案するWSが開催できる建 築ミュージアムを地下に設計する。更に広場を対岸の“現在”と地下の“未来”
の間と位置づけ、その機能を拡張・発展させる提案を行う。
現在の道路は自動車が行き交う機能を有し、人間が多様 な行為を行える場ではなくなってしまった。その一方で 速度の求められるビジネス世界の発展を支えてきた。
中之島周辺のビジネス街としての発展は同時に中之島の 都市の中における特異点化を推し進めたと言える。
現在の道路は自動車が行き交う機能を有し、人間が多様 な行為を行える場ではなくなってしまった。その一方で 速度の求められるビジネス世界の発展を支えてきた。
中之島周辺のビジネス街としての発展は同時に中之島の 都市の中における特異点化を推し進めたと言える。
かつての藩邸、商工所が集まる中之島周辺は高層のオフィスビルが作られ、物流 人流を促進するために道は車道へと整備された。 より多くの利益を生むために時間を加速するように作られた都市の中で、使われ なくなった河が堀のように取り囲み、高層ビルより一段下がった場所に中之島公 園がある。そこは時間の特異点のように穏やかな時が流れ、サラリーマンや周辺 住人が集まり休む憩いの場として機能している。
通と筋によって構成される直線の道と、長方形に近い形 をした区画。それらはミュージアム内部において形を崩 し曲線と円によって表現される。
中之島公園への主なアプローチは徒歩と自転車である。
ミュージアムにはこの二つのモビリティの動線を計画 し、自由に出入りできるものとする。
観測場の利用率を高め、且つ水場で遊ぶ子供たちの賑わいを利用者に体感させるために、
トップライトから入る自然光
観測所と水場の周囲を囲むように動線計画を行った。
また、ミュージアム内部自体を目的地化する為にたまり場からアプローチへの連続性を持 たせず人通りの多い動線に面するように設置している。
未来の思案へと深まっていく
【建築物が作り出す動線とたまり場の想定】
“溜まる場所”“移動するルート” を想定し、観測場を設置した。
2021,12~2022,1
22年 三回生 第四課題 学内講評会予選選抜
設計者 山﨑 丈 指導教員 田口 雅一
用途変更を意味する「コンヴァージョン」 という建築行為を取り上げ、築40年以上 の公共建築を共同住宅・宿泊施設として 再生する問題に取り組む。
条件
敷地 自由 ただし築40年以上の公共建築 用途 住居或いは宿泊施設
設定 住居或いは宿泊室10室
構造 自由
一対一の自然と人との呼応関係が、直哉の発見した奈良の 創作環境のポテンシャルである。一方で家族を大事にして いた直哉は創作空間と家族との生活の空間を明確に分けた。
直哉は個の住居に、創作と家族の適切な距離感、「間」を 求めたと考えた。
客人の多かった直哉の影響で周辺は文化人があつまる高畑 サロンと呼ばれ、この場所から全国へ文化の対話が発信さ れた。その陰には、直哉と家族の歪な関係を見せず賑やか な家庭を演出する視線操作があった。
二階平面図 1:500
二 中村家住宅 (旧足立家住宅)
住所 奈良県奈良市高畑町
竣工 1919年
構造 木造二階建て
所有者 中村一雄
国登録有形文化財
1947年 志賀直哉旧居 米軍接収。
1951年 志賀直哉旧居 接収解除。
1953年 志賀直哉旧居 厚生省厚生年金宿泊所
1978年 志賀直哉旧居 学校法人奈良学園が購入 奈良文化短期大学セミナーハウスとして使用
2000年 中村家住宅 国指定文化財指定。
2001年 志賀直哉旧居 有形文化財指定。
2009年 志賀直哉旧居 復元修復工事。
全面公開
現在、志賀直哉旧居は学生セミナーハウスとして使用されているが、定期的に講義が開催される のみで、旧居の保存は形骸化している。直哉が求めた、想像と状況の世界の共存は全く継承され ていない。私はここに、共同住宅を計画しクリエイター達向けの賃貸と一般人向けの宿泊施設を 設置する事で、多様なコラボレーションという現代的なメディア展開の場と、それの基礎となる 状況と想像の世界の継承を行う。
クリエイターを住人に指定するプログラムは、奈良の都市組織である 家業ネットワークのホテルが中心に進める個業推進に応答する。
クリエイティブな環境を提供する住宅を人通りを確実に確保できる春
日山山道の途中に計画し宿泊施設を兼ねる事で、現代版の高畑サロン を展開する。
1:100
クリエイターを住人に指定するプログラムは、奈良の都市組織である 家業ネットワークのホテルが中心に進める個業推進に応答する。 クリエイティブな環境を提供する住宅を人通りを確実に確保できる春 日山山道の途中に計画し宿泊施設を兼ねる事で、現代版の高畑サロン
空や山に対する開口が多くとられ、自然と身体の呼応関係 を結ぶ別室。それに対して間は所有者を指定しながらも、 他の人の住居の間を繋ぎ住人が阿吽の呼吸で繋がり、離れ ていく場となる。別室からは限られた開口から間を覗き、 想像世界と現実世界の行き交いを促す。
展望室から見た庭
中庭を用いた採光
2018年 4月から1年を通しRC造、木造建築図面を手描きでトレースしチェックを行うことで 作図能力を向上と、建築に対する理解を高めた。計20枚程度のトレースを行った。
造形演習
※1:400に縮小
※1:400に縮小
※1:400に縮小
※1:150に縮小
2018年 4月から1年を通し行った造形演習にて制作した七作品のうち三作品を掲載する。 1, 大学構内を舞台にした隠れ家の設計 2, コンクリートの灯篭 3, 段ボール内部で空間構成
「見えちゃう隠れ家」 「 」
「痕跡」
共同制作 施工担当
2018年 11月から12月までの期間で大阪芸術大学建築学科生が利用する事を想定したアトリエ ハウスの設計を行った。
建築学科生と他学科生徒が出会い多様な コラボレーションを生む場をコンセプト に設計した。学内に少ないサードプレイ スを充実させるため、周囲の勾配に配慮 しながら大きな壁を作り、景観を独占す る事で通常の時間の空間から離された場 を創出した。
奈良市は美術館をより開かれた学びの場とする、施策の一環としてメタバース美術館が整 備されることになった。
本計画はその第一弾として、マスコミや関係各所にお披露目する為にデザインされた。また、 プレイベントとして智弁学園との共催で展覧会を行った。
入江泰吉記念奈良市写真美術館
共催智弁学園高等学校写真新聞部
奈良市 伊達隼(プログラミング) 山﨑丈(設計・モデリング)
主催 協力 作:某デザイン事務所 モデル用看板テクスチャ 作:山﨑丈I designed it !!Joh Yamasaki
ara city museum of photography No,2
MANA Nara City Museum Photographyと題し正式オープンしたメタバース美術館。入江 泰吉奈良市写真美術館館長である大西洋によるスケッチを元に、株式会社date及び山 﨑丈が制作を引き継いだ。
展覧会第一弾として、入江泰吉展が開催された。
主催 協力
入江泰吉記念奈良市写真美術館
大西洋(設計)
株式会社date(プログラミング)
山﨑丈(設計スタッフ・モデリング)
THE ROYAL PARK
2022,10~11
設計者
山口 裕也 (プレゼンテーション・マネジメント)
山﨑 丈 (構成・CGデザイン・製図)
郭 俊邑 (ディテール・模型)
陳 樹傑 (CGデザイン・製図)
指導 坂東 幸輔
KYOTO SANJO × 竹中工務店
(京都市立芸術大学准教授・坂東幸輔設計事務所)
CONCEPT 京都での思い出が 客室の風景に受け止められ 新たな情景を映し出す。
展開図 南面 1/100
展開図 西面 1/100
AKARI 〈家具〉
壁面:和紙クロス(グレー) 壁面:木ルーバー35*30
金メッキ
展開図 北面 1/100
カーテン:鈍い銀と明るいグレー
壁面:和紙クロス(グレー)
壁面:和紙クロス(グレー)
TV:ブラビア壁取り付け
壁面:左官仕上げ イタリア磨き 木ルーバー 30*30
展開図 東面 1/100
天童木工HPより
展開図 天井面 1/100
天井:反射率の異なる鏡面素材
梁下:鏡
CLドア:既存鏡 ベッドボードと 同質の木仕上げ
梁下:鏡
壁面:アクリル板 麻の葉模様フィルム ダイクロイックフィルム(等) 木ルーバー 30*30
天井:和紙クロス(グレー)
照明:和紙 白 で覆う
八幡市 門内研究室 × WEITIANJUN KANN
(CGデザイン)
(本棚)
(ユニット家具)
(構成・本棚)
(フレーム家具・ユニット家具)
(ユニット家具)
設計途中
CERN 坂東研究室
2022,04~2023,07 設計者
竣工予定
山﨑 丈 (設計・製図・CGデザイン・スケッチ) 長谷川 真央 (設計)
郭 俊邑 (設計・スケッチ)
JANE (設計)
指導 坂東 幸輔
× 田中 ゆり
(京都市立芸術大学准教授・坂東幸輔設計事務所)
(京都市立芸術大学客員研究員・CERN客員研究員)
Markus Nordberg (CERN研究員)
Tuuli (CERN研究員)
京町家田中家は、京都駅からほど近い七条高倉に位置して います。 この一帯は平安時代には名だたる仏師が集い、平安時代に は仏像文化の中心地でした 江戸時代には田中家は酒屋を営んでいたことから、近隣の 東本願寺にもゆかりがあります。 明治28年(1895 年)の東本願寺の再建時に
き場として当家の敷地を提供したことから、御礼として建 築材料や物品が払い下げられました。 これらの七条仏所跡の歴史的な価値と、貴重な木材が随所
に使われている建物の価値から、京町家田中家は京都市の 景観重要建造物に指定されています。 「この歴史ある京町家を維持していきたい」というオーナー
の田中堯さんの思いを受け、2019 年に京都市立芸術大 の学生が中心とした「京、七条町家ものがたりプロジェク
ト」として、この活動は開始しました。
活動開始以来、半年に一度のペースで京芸生が地域の人に 向けてイベントを開催し、昔ながらの町家の暮らしを伝え ています。
5 期目となる今年度は、学年も専攻も多様 が田中家で活動しています。 また、2023年 10 月には京都市立芸術大学が田中家か 歩いて5分ほどの京都駅東エリアへと移転します。
大学移転後に田中家が芸大生と周辺地域をを繋ぐこと 京芸生だけでなく、卒業生や地域の人たちにも長く親しま れる場所となることを目指して、今後のプロジェクトを展 開していきます。
活動概要
2022活動テーマ
( アドバイザー
芸術大学と 周辺住人を繋ぐ
周辺住人をつなぐ 京町家田中家の活動
京町家田中家は、京都駅からほど近い七条高倉に位置して
この一帯は平安時代には名だたる仏師が集い、平安時代に
、資材置 き場として当家の敷地を提供したことから、御礼として建
これらの七条仏所跡の歴史的な価値と、貴重な木材が随所
に使われている建物の価値から、京町家田中家は京都市の
「この歴史ある京町家を維持していきたい」というオーナー
年に京都市立芸術大学
の学生が中心とした「京、七条町家ものがたりプロジェク
活動開始以来、半年に一度のペースで京芸生が地域の人に 向けてイベントを開催し、昔ながらの町家の暮らしを伝え
学生
月には京都市立芸術大学が田中家から
大学移転後に田中家が芸大生と周辺地域をを繋ぐことで、
京芸生だけでなく、卒業生や地域の人たちにも長く親しま れる場所となることを目指して、今後のプロジェクトを展
京町家田中家が作るエコロジー
1.建物調査・作品調査・歴史調査
田中家の壁面のスケッチの作成 田中家に収蔵されている掛け軸の調査
七条高倉の歴史の勉強会
2.京芸生による田中家でのイベント 田中家の蔵にある収蔵品の展示
2022活動テーマ
芸術大学と 周辺住人を繋ぐ 京町家田中家での活動
京、七条仏所 趾 当家 は 七条通高 倉 角に位置 し 一帯 「七 条 仏所 趾 」と呼 ばれる 名だ る仏師が 集 う場所でし 田中家コレクション展 会場 京 七条仏所跡 2/18 - 2/28 (木 10:00 - 17:00 日は休館日です 田中家の収蔵品の展示と大学院生の作品展示 2020年度後期
1.建物調査・作品調査・歴史調査
2.京芸生による田中家でのイベント
京芸生の作品展示と地域の方へのギャラリートーク 子ども向けの雛人形作りのワークショップ これまでの主なイベント
5 期目となる今年度は、学年も専攻も多様な14 名の学生 が田中家で活動しています。 また、2023年 10 月には京都市立芸術大学が田中家から 歩いて5分ほどの京都駅東エリアへと移転します。 大学移転後に田中家が芸大生と周辺地域をを繋ぐことで、 京芸生だけでなく、卒業生や地域の人たちにも長く親しま れる場所となることを目指して、今後のプロジェクトを展 開していきます。
2022活動テーマ が田中家で活動しています。 また、2023年 10 月には京都市立芸術大学が田中家から 歩いて5分ほどの京都駅東エリアへと移転します。 大学移転後に田中家が芸大生と周辺地域をを繋ぐことで、 京芸生だけでなく、卒業生や地域の人たちにも長く親しま れる場所となることを目指して、今後のプロジェクトを展 開していきます。
田中家の蔵にある収蔵品の展示 京芸生の作品展示と地域の方へのギャラリートーク 子ども向けの雛人形作りのワークショップ これまでの主なイベント
京、七条仏所 趾
田中家の収蔵品の展示と大学院生の作品展示
田中家の収蔵品の展示と大学院生の作品展示
京都市立芸術大学 美術学部テーマ演習 関連イベント まちやのまつり 七条通高倉角に立つ「七条仏所趾 田中家」。かつてそこは定朝をはじめ、名だたる仏師 この田中家を特別に開放し、3つのワークショップと美術学部の学生による 作品展示(3/9-3/15)のささやかな町家のお祭りを開催します! ワークショップ 参加者募集‼ コロっとおひなさまを作ろう! ~ひなまつりのひな人形作り~ たたき染めファブリックスタンド! ~草花のたたき染めをしてみよう~ 田中家ガイドツアー ~田中家の歴史や京都の町家のおはなし~ (土 13:00-15:00 対象:幼児~小学生 ゲスト:田中尭さん(田中家オーナー) 笠原啓史さん(NPO法人古材文化の会)
田中家 京 都芸 大 京町 家とま ち づく り 活動をまとめた冊子の発行 2021年度前期2021年度後期 2022年度前期
卵型の発泡スチロールを基本に、 テープなどを用いて世界に一つだけ 参加費:無料 ★要予約 が木綿に移り、綺麗な模様になります。 スタンドを作りましょう! 町家としての工夫や、職人の遊び心が 光る部分などを紹介し イベントのご予約は こちらから⇨ 詳しいイベントの 内容はこちらから⇨ 学生の作品展時と子ども向けワークショップ収蔵品展示と子ども向けワークショップ
日時:3/5 日時:3/13 対象:どなたでも
Nara Design Commonsは学生主体の共創コミュニティ である。その目的は奈良の社会循環に学生が専門性を 活かした積極的な活動主体として参加する為の共通の プラットフォームとなることである。この活動は、奈 良を豊かな学び合いと文化創造が行われていく街へと 発展させることができる一つの手法として産学官から 期待され援助を受けることが決定してる。
奈良市音声館
奈良で活動する事業者
奈良
ペチャクチャナイト奈良
ならマガRADIO
Design Commons
編集奈良学生プロジェクト
Passive active event
アイデア コンペ
周辺事業主・イベントへの提案
実施 コンペ
奈良の活動主体からの依頼
制作チーム起ち上げ
サポートチーム
PJの企画・立案
デザインチームからの積極的なイベント
クリエイターとPJとのマッチング
クリエイターとPJとのマッチング
メンバー同士のチェック会
メンバー同士のエスキスチェック
調査会(フィードバック会)