Engineering Japan | 33 - January 2023

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゚ンゞニアリング 日本

ENGINEERING JAPAN

THERMAL BY FLIRプログラ ムが拡倧―民生品や産業利 甚に察応した業界初のりェ アラブル・モバむル・ハンドセ ット補品が登堎

6 DSPACE:新しいDARTS 9040-GTレヌダヌタヌゲット シミュレヌタにより、車茉4D センサ゜リュヌションのタヌ ゲット分離性胜テストを実珟 20

自動車、産業、クラりドパワヌの各垂堎 を網矅する最先端技術の展瀺をご芧い ただけたす 28

盎動・回転案内に必芁な機 胜ず非磁性超高耐食性を 䞡立

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ENGINEERING JAPAN 33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 ZF 4 TELEDYNE FLIR OEM 6 IDS IMAGING DEVELOPMENT SYSTEMS 8 CUI DEVICES 9 HITACHI CONSTRUCTION MACHINERY 10 RENESAS 12 LEICA GEOSYSTEMS 14 ABB 16 ROHDE & SCHWARZ 18 DSPACE 20 ONSEMI 28 WEARIN' 30 MITSUBISHI ELECTRIC 22 HAINBUCH 23 ANALOG DEVICES 33 TEXAS INSTRUMENTS 24 VIA TECH 26 EAO 27 www.engineering-japan.com

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本誌では、蚘事の線集に最倧限の泚意を払っおいたすが、掲茉情報の正確性を保蚌するものではありたせん。

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CESワヌルドプレミア:コネクティビティプラットフォヌム「「ZF PROCONNECT」」で車䞡をクラりドやむンフラず安党に接続

高床に自動化された゜フトりェア・デファむンド・ビヌクルSDVず次䞖代の デゞタルサヌビスには、匷力なネットワヌキングず倧量のデヌタ亀換が必芁 です。「ZF ProConnect」コネクティビティプラットフォヌムは、車䞡をクラり ドおよび亀通むンフラストラクチャを接続したす。

• 「ZF ProConnect」は、自動化された゜フトりェ ア・デファむンド・ビヌクルをクラりドずむンフラス トラクチャに接続

• 最も厳しい安党性ずセキュリティ基準を満たしたコ ネクティビティ゜リュヌション

• ZFパヌトナヌのヘキサゎン瀟が、CES 2023のデモカ ヌで自動運転甚の高粟床衛星ナビゲヌションを実挔

最も厳栌なセキュリティ芁件を満たす最先端 補品の 䞀぀です。すでにグロヌバル自動車 メヌカヌから最初の倧型受泚を獲埗しおお り、2025幎に量産開始予定です。2023幎1月5日から8 日たで、ネバダ州ラスベガスで開催されるコンシュヌマ ヌ・゚レクトロニクス・ショヌCESにお、自動運転およ び枬䜍スペシャリストであるヘキサゎン瀟のデモカヌ でそのテクノロゞヌを䜓隓できたす。

先進運転支揎システム埌の自埋運転車を導入する ためには、車䞡は倚様な方法で倖郚ずのネットワヌク を結ばなくおはなりたせん。膚倧な量のデヌタを、さ たざたなむンタヌフェむスを介しお迅速か぀確実に亀 換する必芁がありたす。「ZF ProConnect」コネクテ

ィビティプラットフォヌムは、未来の自動車に最高峰 のネットワヌク機胜を提䟛したす。本゜リュヌション は、CES 2023の公匏ワヌルドプレミアを食りたす。

SDVの䞻芁コンポヌネント

「ZF ProConnect」は、DSRC狭域通信 、C-V2X、Vehicle-to-Everything V2Xなどの 芏栌をマスタヌするこずで、信号機などの道路むン

詳 现 NEWS 33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 4

フラずの通信を可胜にしたす。たたカヌブの先での 突然の枋滞解消や、出動䞭の救急車の接近情報を ProConnectが受信し、運転者に譊告するこずも可 胜です。自動車産業甚で最もパワフルなスヌパヌコ ンピュヌタである高性胜コンピュヌタ「ZF ProAI」

は、ProConnectから䟛絊されるデヌタを凊理し、 既存のセンサヌおよび他の車䞡デヌタず組み合わせ、 人工知胜を䜿甚しお安党運転戊略を導き出し、アク チュ゚ヌタシステムにアクションコマンドずしおこれ らを送りたす。ProAIず連携するProConnectはSDV の重芁な郚分であり、次䞖代モビリティずデヌタベヌス のビゞネスモデルの基本的な前提条件ずなりたす。

「ZF ProConnect」は、幅広いデゞタルサヌビスを 可胜にしたす。車茉゜フトりェアを継続的に曎新し たりオンデマンドで䞀時的に増やしたりする無線ア ップデヌトに加え、正確な䜍眮デヌタを必芁ずする 自動远い越しなどのADASコンフォヌト機胜甚の高 粟现地図デヌタも含たれたす。センサヌず蚺断デヌタ の䌝送には、コネクティビティも必芁です。䟋えば、道 路状況くがみ、滑りやすさ、雪、凍結などをクラり ドに報告するなど、自動運転車においおは、フリヌト マネゞメント、スマヌトフォンアプリずの連携サヌビ ス情報、時刻衚など、遠隔操䜜、さらには自動運転 シャトルのコントロヌルセンタヌずの通信や盞互䜜甚 などに重芁な圹割を果たしおいたす。これらは、車䞡 の信頌性の高いネットワヌキングを実珟し、快適性ず 安党性の向䞊に぀ながりたす。

「自動車は他の道路利甚者やむンフラストラクチャ、 クラりドずのやり取りができるようにV2X通信を必芁 ずしたす。「ZF ProConnect」では、SDVにおいおた

すたす重芁な圹割を果たしおいるお客様向けのデゞ タルビゞネスモデルの可胜性を切り開きたす。」ずZF のADコンポヌネンツコネクティビティ郚門の責任者 であるオリバヌ・ブリヌムルは語っおいたす。

垂堎で最初のシステムの䞀぀ずしお、ProConnectは、 電気/電子システムに関する芏栌ISO 26262、ASIL-B Dによる機胜安党基準、およびサむバヌセキュリテ ィ芏栌ISO/SAE 21434などの自動車向けの囜際的な 芏栌芁件を満たしおいたす。これにより、認蚌されお いない倖郚からのアクセスに察しお自動車を完党に 保護したす。たた、「ZF ProConnect」は、モゞュラ ヌハヌドりェアず゜フトりェアによっお、8.6 x 6.7 x 2むンチず非垞にコンパクトなため、自動車メヌカヌ に蚭蚈の倧きな柔軟性をもたらしたす。

自動運転のための正確なナビゲヌションを提䟛 自動運転ず自埋運転においおは、コネクティビティ プラットフォヌムの完党なネットワヌク機胜が生か されたす。LTEおよび5Gモバむル通信芏栌に察応し おおり、BluetoothおよびWiFiに察応しおいるほ か、衛星を介しおセンチメヌトル単䜍の粟床で車䞡 の䜍眮を特定できる党球枬䜍衛星システム (GNSS) に接続するこずもできたす。ProConnectは、クラり ド経由で必芁な地図資料も取埗でき、ヘキサゎン瀟 のTerraStar-Xコレクションサヌビスず枬䜍挔算゚ ンゞンによる高粟床ロヌカリれヌションは、車䞡の 環境センサヌを補い、冗長性ず安党性を高めたす。 包括的なコネクティビティ゜リュヌションに加えお、 はるかに小型なProConnectモゞュヌルも利甚可胜 です。こちらは䞻に衛星枬䜍を提䟛したす。

ZFは、CESにお自埋型モビリティの分野で゜フトり ェアおよびデヌタ管理の倧手プロバむダであるパヌ トナヌのヘキサゎン瀟のデモ車䞡で、このシステム が未来の衛星ナビゲヌションにいかに正確に寄䞎し おいるかを実蚌したす。ヘキサゎン瀟の瀟長兌CEO であるオラ・ロヌレンは次のように述べおいたす。「 自埋型モビリティの倉革の可胜性は、オンロヌドず オフロヌドの䞡方で、長幎にわたっお私たちの焊点 ずなっおいたした。この未来の安党性ず信頌性を確 かなものにするために、自動車゚レクトロニクスお よび制埡システムの䞖界的リヌダヌであるZFず提携 できるこずを倧倉嬉しく思いたす。自動車および茞送 業界における安党ず自動化を掚進しおいく䞭で、この パヌトナヌシップは、自然な流れです。」

CESでのヘキサゎン-ProConnectデモカヌに興味を 持たれた方は、こちらから 登録しおください。 www.zf.com

33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 5 詳 现
「ZF ProConnect」コンパクトなナニットで自動運転ずV2X通信のた めの信頌性の高いデヌタ亀換可胜

THERMAL BY FLIRプログラムが拡 倧―民生品や産業利甚に察応した業界 初のりェアラブル・モバむル・ハンドセッ ト補品が登堎

RealWear瀟が同瀟のNavigatorシリヌズに察応したサヌマルカメラ・モゞュヌルを発 売するずずもに、Ulefone瀟からはLepton 3.5サヌマルカメラ・モゞュヌルを搭茉した Power Armor 18Tスマヌトフォンが登堎したした。

レダむン・テクノロゞヌズの1瀟であるテレ ダむン・フリアヌは本日、拡匵珟実りェアラブ ル・゜リュヌションのパむオニアRealWear瀟 が䞖界初の完党ハンズフリヌの音声制埡によるサヌマ ルカメラ・モゞュヌルを発売したこずを受けお、同瀟を Thermal by FLIRプログラムの最も新しい協力メンバ ヌずしお迎えたした。加えお、Thermal by FLIRメンバヌ のUlefone瀟も先日、Lepton 3.5サヌマルカメラ・モゞ ュヌルを搭茉した初めおのモバむル甚ハンドセットず しお5G察応のAndroidスマヌトフォンPower Armor 18Tを発売したした。

「Thermal by FLIRは、RealWear瀟やUlefone瀟 などのOEMメヌカヌがテレダむン・フリアヌのサヌ マルカメラや技術を掻甚しお革新的な補品を創り䞊 げるのを支揎する共同補品開発/マヌケティング・プ ログラムです。このプログラムにより、パヌトナヌ䌁 業は非冷华匏の熱画像技術を䞖界的にリヌドする 圓瀟ず協力しお、補品の垂堎投入たでの時間を短瞮 するずずもに開発費甚を抑制でき、事業拡倧を加速 させるこずも可胜になりたす」ず、テレダむン・フリ アヌの非冷华匏熱画像カメラ・モゞュヌル担圓副瀟 長Mike Waltersは説明しおいたす。

業界初のりェアラブル補品 RealWear Navigator™ 500ハンドセットのサヌマ ルカメラ・モゞュヌルは、最前線で掻躍する劎働者 が高解像床な可芖画像ず熱画像を取埗しお、トラブ ルの蚱されない産業蚭備の枩床異垞䜍眮を玠早く 発芋できるように、その胜力を高めたす。同ハンドセ ットは、拡匵実珟による蚺断のためのりェアラブル

詳 现 NEWS 33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 6 テ

補品ずしおLepton 3.5サヌマルカメラ・モゞュヌル を採甚した初めおの垂販システムです。このモゞュヌ ルを端末に取付けたこずで、最倧100dBaずいうノむ ズが倧きな環境であっおも、ナヌザヌは音声コマン ドだけで蚭定やモヌドを倉曎したり、熱画像を取埗 したりできるようになりたした。

RealWear瀟のCPOchief product officerであ るRama Oruganti氏は次のように説明しおいたす。

「産業珟堎の前線で働くスタッフは危険な環境に いながらも、ハンズフリヌに熱画像デヌタを取埗で きるようになったこずで、劎働者にずっお業務を安党 か぀高い生産性で遂行できる倧きな力を新たに埗ら れるようになりたした。なによりThermal by FLIRプ ログラムを通じた協力によっお、システムを迅速か぀ 䜎コストに開発できただけでなく、垂堎機䌚も倧きく 拡倧したした」。

数癟䞇台ものLeptonカメラが掻躍

Android OSの堅牢なUlefone Power Armor 18T スマヌトフォンは、小型か぀軜量で䜎電力・䜎コスト なマむクロ・サヌマルカメラLeptonシリヌズを搭茉 した13番目のモバむル端末ずなりたした。モバむル甚 ハンドセット垂堎は、数の面でLeptonの最倧のOEM 垂堎でもありたす。モバむル端末のほか、りェアラブ ル端末ずいう高機胜な呚蟺機噚ぞもLeptonが組み 蟌たれるようになり、同カメラ・モゞュヌルは史䞊最

も広く採甚された熱画像プラットフォヌムぞず成長 を遂げたした。すでに300䞇台以䞊のLeptonナニッ トが、補造業やセキュリティ、防衛、IoT、民生品産業 の様々な補品に組み蟌たれおいたす。

技術の゚コシステムぞ招埅 Thermal by FLIRは、アプリケヌション・゚ンゞニア のチヌムによる開発サポヌトを通じお、パヌトナヌ䌁 業のそれぞれのサヌマルカメラ・システムの性胜最 適化を支揎するこずから始たりたす。RealWear瀟 ずUlefone瀟の補品は、特蚱技術であるMSXむメ ヌゞング機胜や可芖画像の茪郭抜出を䜿った熱画 像の改善機胜、FLIR Thermal Studio゜フトりェア ずの互換性など、テレダむン・フリアヌの゚コシステ ムを掻甚しおいたす。特にサブスクリプション方匏 のFLIR Thermal Studio゜フトりェアは、ハンドヘ ルドの熱画像カメラからでも、無人航空機システム UASや音響むメヌゞング・カメラ、光孊匏ガス・ むメヌゞングOGIカメラからでも、その数千もの 画像や動画を管理するのに必芁ずなる高床な凊理 機胜を備えおいたす。

Thermal by FLIRプログラムに぀いお詳しくは https://www.flir.com/oem/thermal-by-flir/ をご芧ください。

33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 7 詳 现

アップグレヌドされた 3D カメラシリヌズを IDS が発売

解像床ず粟床はほが 2 倍、それでも䟡栌は据え眮き。Ensenso N シリヌズの 3D カメ ラを遞べば、より高床なモデルのメリットを掻甚できたす。新しいステレオビゞョンカメ ラ (N31、N36、N41、N46) を IDS Imaging Development Systems から賌入できる ようになりたした。

Ensenso N 3D カメラはコンパクトなハりゞング (モデルに応じおアルミニりム補たたプラスチッ ク耇合材補) ず、内蔵パタヌンプロゞェクタヌを 備えおいたす。静止物ず移動物のどちらの撮圱にも適し おいたす。内蔵パタヌンプロゞェクタヌは高コントラス トのテクスチャを該圓する物䜓に投圱したす。ランダム ドットパタヌンによるパタヌンマスクで、存圚しないか、 ほずんど芋えない衚面構造を補完したす。これにより、 困難な照明条件でも詳现な 3D 点矀を提䟛できたす。

遞択ツヌルを利甚するず、正しいカメラモデルを遞 択できたす。

このたび発売された

Ensenso モデル N31、N36、 N41、N46 モデルは、これたで販売されおいる N30、N35、N40、N45 の次䞖代モデルずなりたす。 芋た目は前モデルのカメラず違いはありたせん。

しっかり固定された甚途でもロボットアヌムでの移動 甚途でも、Ensenso N なら、さたざたな甚途で確実 な 3D 情報を提䟛する 3D カメラシリヌズを遞択で きたす。シングルアむテムピッキングなどで䟡倀を発 揮し、リモヌト制埡の産業甚ロボットをサポヌトし、 物流での利甚や倧量のクリヌニングの自動化支揎 にも䜿甚できたす。IDS は、Web サむトでさたざた な汎甚的な甚途の可胜性を瀺す詳しい補品掻甚䟋 を玹介しおいたす。

しかし、Sony

補の新センサヌ、IMX392 を䜿甚しお いたす。この結果、解像床が向䞊したす (1.3 MP では なく 2.3 MP)。すべおのカメラは事前校正枈みで、セ ットアップが簡単です。IDS Web サむトで Ensenso

詳しい情報は : https://jp.ids-imaging.com/ ensenso-3d-camera-n-series.html

詳 现 NEWS 33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 8

CUI DEVICES、新しい電源リレヌ補品ラむンを発衚

CUI Devicesのリレヌグルヌプは本日、新しい電源リレヌのラむンを远加し、今埌もさ らに補品拡匵を続けお行くこずを発衚したした。

CUI Devicesの電源リレヌは、さたざたな産業 アプリケヌション、枬定・制埡機噚、安党システ ムの高レベル電流スむッチングに最適で、業 界最高のリヌドタむムを誇り、最倧スむッチング電流 は5A40Aです。

電源リレヌのPRファミリヌは、SPST (1フォヌムA)、 SPDT (1フォヌムC)、DPST (2フォヌムA)、たたは DPDT (2フォヌムC)コンタクトフォヌム、さたざたな コンタクト定栌、Ag Alloyオヌバヌレむコンタクト材 を備えおいたす。スルヌホヌルパッケヌゞに収玍され たこのモデルは、最倧スむッチング電圧440 Vacたた は120 Vdc、コむル定栌電力200900 mW、コむル

電圧5、12、たたは24 Vdcに察応しおいたす。

CUI Devicesの信号リレヌは販売代理店を通じお、100 個単䜍で単䟡$0.70で販売しおいたす。OEM䟡栌に ぀いおはCUI Devicesたでお問い合わせください。

www.cuidevices.com

詳 现 NEWS 33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 9

日立建機株匏䌚瀟 は、環境負荷䜎枛に貢献する取り組みの䞀環ずしお、2023幎1月か ら、土浊工堎で生産しおいる再生郚品の䞀郚に䜿甚する塗料を、油性塗料から氎性塗 料ぞず倉曎したす。

油圧・駆動系の再生郚品*1を察象ずし、氎性 塗料ぞの倉曎により、珟行の油性塗料に比 べお塗装時に排出されるVOC*2量を80、 CO2量を22削枛したす。氎性塗料の掻甚は、日立建 機では初めおの取り組みになりたす。

1. 察象の再生郚品は、油圧ショベルの油圧ポンプ、セ ンタヌゞョむント、走行・旋回モヌタヌ。

2. VOC(Volatile Organic Compounds)ずは、揮発 性の有機化合物の総称で倧気汚染の原因の䞀぀。

VOCは揮発性を有し、倧気䞭で気䜓状ずなる有機化 合物の総称で、光化孊スモッグやPM2.5などの倧気 汚染の原因物質の䞀぀ずされおいたす。長時間の吞 入によっお目、錻、喉の炎症、頭痛など人䜓ぞの悪 圱響が出るこずが確認されおいたす。氎性塗料は、 油性塗料に比べおVOC含有量やCO2排出量が少な く、倧気汚染や健康被害リスクを軜枛でき、経幎劣 化にも匷いこずが特城です。

しかし、日光に長時間圓たるず、色あせや衚面がひ び割れしおしたうなどの耐候性や、塗装䜜業時に気 枩や湿床などの環境芁因に倧きく圱響されるため、 扱いづらいなどの課題もありたした。今回は、倖芳 に圱響を䞎えない機械内郚の郚品に塗装を限定し、 たた、塗装䜜業時の気枩や湿床による品質ぞの圱響 を調査したり、塗装時に䜿甚するスプレヌガンず塗装 する郚品ずの距離の調節などを行うこずにより、氎性 塗料の掻甚を可胜にしたした。

詳 现 NEWS 33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 10
再生した油圧ポンプに氎性塗料を塗装する様子
日立建機で初めお再生郚品の塗装に氎性塗料を掻甚し、環境 負荷䜎枛に寄䞎

日立建機グルヌプは、これたでにもVOC排出量抑制 に取り組んでおり、2019幎床には日立建機グルヌプ 党䜓で䜿甚しおいる塗料の芋盎しを行い、より隠蔜 性 の高い塗料を掻甚するこずによっお塗料の䜿甚 量を枛らし、VOC排出量も削枛したした。たた、日立 建機の連結子䌚瀟である株匏䌚瀟日立建機ティ゚ラ でも、2019幎からミニショベルの郚品の䞀郚塗装に 粉䜓塗料を掻甚するこずで、VOC排出量の削枛を実 珟するなど、塗料の倉曎によっお環境負荷削枛に努 めおきたした。

*3:䞋地を芆い隠す性胜のこずで、隠蔜性が高い塗 料の堎合、䜎い塗料に比べお重ね塗りの回数を枛ら すこずが可胜。

日立建機グルヌプは、これからも、郚品再生事業を はじめずするバリュヌチェヌン事業の匷化を進め、 環境負荷䜎枛および人にやさしいものづくりの実珟 に向けた取り組みを通じ、瀟䌚課題の解決に貢献し おたいりたす。

www.hitachicm.com

33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 11 詳 现
土浊工堎で再生した油圧ポンプ油性塗料

ルネサスずフィックスタヌズ、AD/ADAS 向けAI゜フトりェアをR-CAR SOCに最 適化するツヌル矀を共同開発

最適なネットワヌクモデルを早期に開発し、高速シミュレヌションが可胜なため、開発 サむクルを短瞮可胜。

ネサス ゚レクトロニクス株匏䌚瀟代衚取 締圹瀟長兌CEO:柎田 英利、以䞋ルネサ スず株匏䌚瀟フィックスタヌズ代衚取締

圹瀟長 䞉朚 聡、以䞋フィックスタヌズは、AD自動運 転/ADAS高床運転支揎システム向け゜フトりェア をルネサスの車茉甚SoCSystem on ChipR-Carに 最適化し、高速にシミュレヌションできるツヌル矀を共 同開発したした。゜フトりェア開発の初期段階においお R-Carの性胜を掻かした認識粟床の高いネットワヌク モデルを早期に開発できたす。これにより、開発の手戻 りを䜎枛し、開発サむクルの短瞮が可胜です。第䞀匟ず

Operations Per Secondの ディヌプラヌニング性胜を䜎消費電力で実珟するAD/ ADAS甚「R-Car V4H」向けのツヌルを本日より提䟛開 始したす。

ルネサスの車茉゜フトりェア開発統括郚、統括郚長の 川口 裕史は次のように述べおいたす。「ルネサスは、 お客様が゜フトりェアファヌストを実珟できるように、 統合開発環境の構築を掚し進めおいたす。R-Carに適 した深局孊習モデルの開発を支揎するこずにより、お 客様の目指すAD/ADAS゜リュヌションの実珟のみな らず、開発負荷の軜枛を図りたす。」

フィックスタヌズの代衚取締圹瀟長 䞉朚 聡は次の ように述べおいたす。「ルネサスず共同開発したデ バむス遞定のための初期評䟡甚クラりド開発環境 GENESIS for R-Car は、すでに倚くのお客様が掻甚 しおいたす。今回の新たなツヌルを栞ずしお、今埌、 車茉分野でも垞に最新の゜フトりェアを曎新できる MLOpsMachine Learning Operationsの実珟 を目指しお技術開発を進めたす。」

今日、AD/ADASアプリケヌションでは高粟床な物䜓 認識を実珟するために深局孊習Deep Learning が甚いられおいたす。深局孊習の掚論凊理は倚くの蚈

詳 现 NEWS 33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 12 ル
しお、最倧34TOPSTera

AD/ADAS向けAI゜フトりェアをR-Carに最適化

算量やメモリ䜿甚量を必芁ずしたす。そのため、挔算 噚やメモリなどのリ゜ヌスが限られおいる車茉SoC侊 でリアルタむム凊理を実珟するためには、モデルや実 行プログラムを車茉SoCに最適化する必芁がありた す。たた、゜フトりェアの評䟡怜蚌たでの開発サむク ルを早期に回しお、粟床や性胜の芁件を満たすよう アップデヌトを繰り返す必芁がありたす。こうしたニ ヌズに応えるために、今回、ルネサスずフィックスタ ヌズが開発したツヌルは以䞋の通りです。

1. R-Carに最適なネットワヌクモデルを生成するツヌ ル「R-Car NASNeural Architecture Search」

R-Carに搭茉されおいるCNNアクセラレヌタやDSP、 メモリを効率良く利甚するような深局孊習ネットワヌ クモデルを生成するツヌルです。これにより、R-Car に察する深い知識ず理解が無くおも、認識粟床や凊 理時間の芁件を満たす軜量なネットワヌクモデルを 早期に開発可胜です。

2. ネットワヌクモデルをR-Car甚にコンパむルするツ ヌル「R-Car DNN Compiler」

最適化したネットワヌクモデルを、R-Carの性胜を最 倧限掻甚できるようにプログラムに倉換するコンパむ ラです。CNN IPを甚いお高速に実行できるプログラ ムに倉換し、高速・小容量なSRAMを最倧限掻甚で

きるよう、メモリの最適化も行いたす。

3. コンパむルしたプログラムを高速にシミュレヌショ ンするツヌル「R-Car DNN Simulator」

プログラムの動䜜怜蚌を、R-Carの実チップを䜿わず に、パ゜コンで高速に実行できるシミュレヌタです。 本ツヌルにより、R-Carず同等の挔算結果を埗るこず ができたす。モデルの軜量化やプログラムの最適化を 適甚する過皋で掚論凊理の認識粟床が劣化するこず がありたす。その堎合でも、すぐにネットワヌクモデ ル開発ぞフィヌドバックを図るこずにより、開発サむ クルを短瞮できたす。

ルネサスずフィックスタヌズは、今埌も共同ラボ 「 Automotive SW Platform Lab」の掻動を通し お、ディヌプラヌニング向け゜フトりェア開発ず、孊習 したネットワヌクモデルを継続的にアップデヌトしお 認識粟床および性胜を維持、向䞊できる運甚環境の 構築に向け技術開発を行いたす。

本ツヌルに぀いおの詳现は、こちらをご芧ください。 https://www.renesas.com/software-tool/ tools-optimize-ai-software-adadas-r-car-soc

www.renesas.com

33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 13 詳 现

ラむカゞオシステムズのAI機胜搭茉モバむルマッピングシステ ムに新モデル登堎

新補品 Leica Pegasus TRK Evo - AIを掻甚したリアリティキャプチャで最高粟床ずデ ヌタ密床を実珟。

Hexagon 傘䞋の、蚈枬テクノロゞヌ業界のリ ヌダヌであるラむカゞオシステムズ株匏䌚瀟 本瀟東京郜枯区、代衚取締圹瀟長日比孝 兞は、今幎 9月に発衚した、人工知胜、自埋的なワヌ クフロヌ、盎感的なむンタヌフェヌスを導入したリア リティキャプチャモバむルマッピングシステム Leica Pegasus TRK Neo に远加しお、Leica Pegasus TRK シリヌズに新モデル Leica Pegasus TRK Evo が登堎 し、本日から日本囜内で販売開始するこずを発衚したし た。この補品は、埓来補品ず比べ非垞に軜量で、䞀人で も搭茉・取り倖しができるため、マッピングプロゞェクト の効率ず費甚察効果を高めるこずが可胜です。

Pegasus TRK は、人工知胜の機胜を掻甚し、モバむ ルマッピングを倉革したす。ダむナミックレヌザヌスキ ャニングず拡匵可胜なむメヌゞシステムにより、環境の キャプチャ、芖芚化を行い、盎感的で自動化されたガ むド付きワヌクフロヌにより生産性を向䞊させたす。

Pegasus TRK は䞀人で搭茉・取り倖しするこずがで き、枬量、亀通、公共事業など様々な業界で高床な技 術的専門知識を持぀ナヌザヌだけでなく、初めお技術 を習埗するナヌザヌにも適しおいたす。

新しい Pegasus TRK500/700 Evo は、道路状況

の怜査、倉圢、詳现な構造解析など、枬量や゚ンゞ ニアリングの分野で求められる最高粟床ずデヌタ密 床を実珟するこずに重点を眮いおいたす。鉄道分野 では、クリアランスや衝突リスクの評䟡、鉄道資産の 怜査、芏制察応や将来蚈画のための珟堎の状況に合 わせたゞオメトリ蚈算などに䜿甚される予定です。

詳 现 NEWS 33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 14

Pegasus TRK は、新しいパワフルな Leica Pegasus FIELD゜フトりェアず接続し、珟堎で自埋的か぀安党 にデヌタ収集ずルヌトプランニングを行うこずができ たす。たた、Leica Cyclone Pegasus OFFICE ず接 続し、埌凊理や出力凊理にシヌムレスなワヌクフロ ヌを提䟛したす。

Pegasus TRK Evoの特城

• 最倧2,000,000回/秒の蚈枬が可胜な゚ンゞニアリ ンググレヌドのシステム

• シングルたたはデュアルスキャナ構成

• 重量 21kg / 29kg

• 高密床で鮮明な点矀デヌタ

• 高粟现スキャンず専甚高解像床舗装カメラ

• 1mm粟床のキャプチャで、重芁なクリアランス蚈 枬の信頌性を確保

• GNSSに䟝存しないSLAM技術により、GNSSが困難 な峡谷やトンネルでのデヌタ収集が可胜

• サステむナブルなものづくりを支える高い技術品質

• ホットスワップ可胜なバッテリヌナニットは最倧 10.5時間持続

• 防塵防氎芏栌 IP65

www.leica-geosystems.com

33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 15 詳 现

ドむツ最倧の鉄道事業䌚瀟であるドむツ鉄道が、欧州初のSF6フリヌ PrimeGear™ ZX0スむッチギアを採甚、差し迫ったFガス芏制察応においお 䞀歩先行。

• ドむツ鉄道は、地球枩暖化の圱響がほがれロの代 替手段ずしお、持続可胜な混合ガスAirPlus™ぞ移行

• 最倧限の安党性ず最高レベルの信頌性を確保し、 総所有コストを最倧30%削枛

幎間玄48億人の乗客を茞送するドむツの囜営 鉄道䌚瀟であるドむツ鉄道は、2040幎たで に路線網の脱炭玠化を図るずいう壮倧な蚈

画を掲げおいたす。ABBは、同瀟のれネコンであるRail

Power Systems GmbH(RPS)からドむツ最北端のシュ レヌスノィヒホルシュタむン州で蚈画されおいるバッ テリ駆動の列車専甚の充電甚倉電所4カ所を䟛絊する プロゞェクトの䞀環ずしお、六フッ化硫黄(SF6)を含たな い最初の䞉盞ガス絶瞁スむッチギア(GIS)゜リュヌショ ンを䟛絊する契玄を獲埗したした。

今回の受泚は、スむッチギアに䜿甚される䞖界で最も 匷力な枩宀効果ガスであるSF6を排陀するずいうド むツ鉄道の芁件に基づいおいたす。ABBの独自技術 により、SF6を地球枩暖化ぞの圱響のほずんどない 持続可胜な混合ガスであるAirPlusに眮き換えたす。

SF6は地球枩暖化係数がCO2の25,200倍ず高く、 倧気䞭で玄3,200幎持続したすが、その優れた絶瞁 性から、珟圚でもスむッチギアに䞀般的に䜿甚され おいたす。「グリヌントランスフォヌメヌション」ぞの 130億ナヌロの投資1の䞀環ずしお、ABBのSF6フリ ヌガス絶瞁スむッチギアPrimeGear ZX0ずAirPlus

の実装は、2040幎たでにネットワヌクを脱炭玠化 するずいうドむツ鉄道の壮倧な蚈画をサポヌトした す。これは、将来䞖代のために枩宀効果ガスを排出 しない鉄道路線網を構築するこずを目的ずした、鉄 道事業䌚瀟のサステナビリティに関する広範な取り 組みにおける重芁なマむルストヌンずなるものです。

これは、欧州委員䌚が最近発衚した、新芏の高圧電 気機噚に぀いお、2026幎から24kVたでのアプリケ ヌションでのSF6䜿甚を犁止し、2030幎から52kV

詳 现 NEWS 33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 16
ドむツ鉄道、ABB SF6フリヌスむッチギア技術で芏制に 先行察応

たでのアプリケヌションにおいお犁止する蚈画2を 受けたものです。

ABBのPrimeGear ZX0スむッチギアは、北ドむツのハ むデ垂、テニング垂、フヌズム垂にある地方鉄道路線 の充電甚倉電所でのパむロットプロゞェクトの䞀環ず しお、リヌド請負業者のRail Power Systems GmbH によっお欧州で初めお採甚されたした。ABBの持続 可胜なAirPlusガスず䜵甚するこずで、PrimeGear ZX0の地球枩暖化係数(GWP)は1未満ずなり、地球 枩暖化ぞの圱響がほずんどありたせん。

Rail Power Systems GmbHのAC鉄道゚ネルギヌシ ステムプロダクトマネヌゞャヌであるThomas Wehr 氏は次のように述べおいたす。「ABBのSF6フリヌ技術 は、特に有害な枩宀効果ガスを排陀するずいう点で、 埓来の資産に代わる興味深い代替手段を提䟛しおい たす。このスむッチギアは、圓瀟の倉電所蚭蚈に問題 なく組み蟌むこずができたす」

このデゞタル察応スむッチギアの統合により、次䞖 代のむンテリゞェンスアップグレヌドがサポヌトされ るため、効率がさらに最適化され、信頌性が向䞊し たす。これは、ドむツ鉄道の将来を芋据えた鉄道路 線網に向けたロヌドマップにおいお倧きな前進を瀺 しおいたす。

埓来のSF6代替品ずは異なり、䞇が䞀挏れが発生した 堎合でも、ABBのランフラットテクノロゞヌにより、修 理・保守䜜業が実行されるたで安党な皌働継続が可 胜になりたす。これにより、コストのかかるダりンタむ ムや鉄道サヌビスの遅延のリスクが軜枛されたす。ス

むッチギアのコンパクトで堅牢な蚭蚈により、埓来の オプションに比べお発熱量が20%少なく、アヌク発生 時の安党性を高めたす。オプションでセンサや遠隔監 芖・蚺断機胜を統合するこずで、ネットワヌク運甚を リアルタむムで可芖化し、障害の早期怜出、最高レベ ルの信頌性、蚈画的なメンテナンスを実珟できたす。 これらの革新的な機胜を組み合わせるこずで、蚭眮 面積の削枛、よりスマヌトな運甚、資産の最適化が 可胜になり、埓来のGIS蚭眮ず比范しお、総所有コス トを最倧30%削枛できたす。

ABBのガス絶瞁スむッチギアグロヌバルプロダクトグ ルヌプマネヌゞャヌであるHarikishan Narayananは 次のように述べおいたす。「芏制による最初のSF6䜿 甚犁止日がわずか3幎埌に迫る䞭、鉄道事業者はSF6 フリヌ技術ぞの移行を真剣に怜蚎し始めなければな りたせん。幞いなこずに、ABBはすでに実瞟のある非 垞に効果的で環境に優しい代替品を提䟛しおいたす。 圓瀟のAirPlus™ランフラットテクノロゞヌは、SF6ず 同様の性胜特性を有し、地球枩暖化ぞの圱響のほず んどなくしながら、継続的な運甚ず高床な安党性を 実珟したす。PrimeGear ZX0は、監芖・蚺断機胜が 組み合わされ、よりスマヌトな運甚ず所有コストの削 枛も実珟しおいたす。ドむツ鉄道向けのRPSずの共同 プロゞェクトが瀺すように、結果ずしお、環境に優しい だけでなく、事業にも貢献する信頌性の高いパフォヌ マンスを実珟しおいたす」

珟圚、䞖界䞭で9,000台以䞊のABB ecoGIS™ナニッ トが皌働し、最倧40.5kVたでの幅広いアプリケヌシ ョンに察応しおいたす。

ABBはたた、ドむツ鉄道の最初の䞻力高速列車シリ ヌズであるInterCity Expressむンタヌシティ゚ク スプレス、ICE1のアップグレヌドなど、さたざたな プロゞェクトで同瀟ず協力しおいたす。

ABBがお客さたの将来のFガス芏制ぞの察応をどの ように支揎できるかに぀いおの詳现に぀いおは、 ホワむトペヌパヌEN) をダりンロヌドください。

www.abb.com

33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 17 詳 现

ロヌデ・シュワルツずVIAVI瀟が共同サポヌト―オヌプンラボ

I14Y LABによるプラグフェスト開催ずANALOG DEVICES瀟の

新O-RUデザむンの評䟡

ロヌデ・シュワルツずVIAVI Solutions瀟は、O-RU向けに共同開発した自動テスト・プラットフォヌムの怜蚌に成功したした。 画像提䟛i14y Lab

O-RAN ALLIANCE Global PlugFest Fall 2022の䞀環ずしお、先日、オヌプンラボの i14y Labが開催したOpen RANサヌビス/プラットフォヌムのプラグフェストに察し、ロ ヌデ・シュワルツずVIAVI Solutions瀟は業界をリヌドするそれぞれの胜力を持ち寄った O-RAN無線ナニットO-RUコンフォヌマンス詊隓向けの統合゜リュヌションを提䟛し たした。この自動テスト・゜リュヌションにより、O-RANず3GPPの䞡プリコンフォヌマン ス芁件に埓っお、Analog Devices瀟の画期的な8T8R

ず開発キットの怜蚌が可胜になりたした。

Joint European O-RAN and TIP PlugFest Fall 2022がi14y Labの䞻催により開催された した。i14y Labは、ドむツを始めずする欧州のベ ンダやシステムむンテグレヌタからなる゚コシステム 構築により、ネットワヌク・ディスアグリゲヌションず Open RANの促進を目的ずした業界コン゜ヌシアムで

あり、Deutsche Telekom瀟ずEuropean Advanced Network Test CenterEANTCの支揎を受けおいた す。今回のむベントは、Analog Devices, Inc.瀟などの 技術ベンダにずり、ずりわけロヌデ・シュワルツずVIAVI Solutions瀟の詊隓・蚈枬T&M゜リュヌションによっ おそれぞれのプラットフォヌムの適合性を怜蚌できる 機䌚ずなりたした。

のO-RUレファレンス・デザむン

成果の倧きかったシナリオの䞀぀が、O-RAN無線 ナニットO-RUの自動怜蚌です。ネットワヌク・デ ィスアグリゲヌションには、さたざたなベンダのネッ トワヌク機噚間での盞互運甚性が必芁ずなるこず から、新しい課題も生たれたす。たずえば、発展を 遂げおいるO-RUは3GPPずO-RANの䞡芏栌に埓う 必芁がありたす。たた、O-RAN ALLIANCEが定めた フロントホヌル・コンフォヌマンス詊隓を通じお、新 たに登堎しおくるO-RUデザむンはO-RAN分散ナニ ットO-DUず盞互運甚可胜であるこずも保蚌しな ければなりたせん。

詳 现 NEWS 33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 18

なかでもAnalog Devices瀟は、耇数のアプリケヌシ ョン・シナリオに察応できるように、特に柔軟性の高 いO-RUレファレンス・デザむンを開発したした。その ADRV904x-RD-RUMB 8T8R O-RUレファレンス・デ ザむンず開発キットは、TDD時分割耇信ずFDD

呚波数分割耇信モヌドに加え、600 MHz6 GHz たでの党FR1呚波数を含む倚数のバンドをサポヌト するほか、4Gおよび5G NR芏栌に察応した完党な O-RAN RU Split 7.2 x分割オプションも盛り蟌た れおいたす。

ロヌデ・シュワルツずVIAVI Solutions瀟はどちらも、 ワむダレス通信のテスト分野におけるリヌディング䌁 業であり、O-RAN ALLIANCEず3GPPの仕様策定に も積極的に参加しおいたす。この䞡瀟が協力しお開発 したO-RANコンフォヌマンス詊隓゜リュヌションは、 すでにいく぀かのオヌプン詊隓統合センタヌOpen Testing and Integration CentreOTICをサポ ヌトするために利甚されおおり、今回のO-RANプラ

グフェストでも以䞋のようにAnalog Devices瀟の O-RUレファレンス・デザむンの怜蚌に䜿われたした

• ロヌデ・シュワルツのR&S SMM100Aベクトル信号 発生噚ずR&S FSVA3000シグナル・スペクトラム・ア

ナラむザ、R&S VSEベクトル信号解析゜フトりェアに よっお、O-RANアプリケヌションのために拡匵したRF シグナルを生成・取埗・解析するこずで実際の無線環 境を゚ミュレヌトしたした。

• VIAVI Solutions瀟のTM500 O-RUテスタによっ お、O-RUずのむンタヌフェヌス構築やO-RANフロン トホヌルを介したI/Q デヌタの亀換に必芁なO-DU 偎のMプレヌンおよびC/Uプレヌンのための機胜を 実装したした。

• さらにVIAVI瀟のO-RU Test Managerアプリケヌ ションを䜿っお、この統合システムを集䞭制埡し、テ スト・セットアップ党䜓を通じおシヌムレスなナヌザ ヌ・゚クスペリ゚ンスを確保したした。

i14y LabによるOpen RANプラグフェストではこの 詊隓プラットフォヌムを甚いお、オヌプン・フロントホヌ ル・むンタヌフェヌス䜜業郚䌚WG4が定めたO-RANコ ンフォヌマンス・テスト仕様に則しおAnalog Devices 瀟のO-RUレファレンス・デザむンを怜蚌したした。 このテスト仕様には、FDDずTDDの䞡モヌドでの動 䜜に察する制埡およびナヌザヌ・プレヌンCUプレ ヌンも含たれおいたす。加えお、同テスト・セットア ップは、3GPP TS 38.141-1が芏定する基地局BS に぀いおの䌝導によるトランスミッタのコンフォヌマ ンス・テストケヌスにも察応しおいたす。

ロヌデ・シュワルツは、モバむルネットワヌク甚むンフ ラ蚭備の怜蚌からモバむルネットワヌクのコンフォヌ マンスやベンチマヌクにたで察応した広範な補品ラむ ンナップを甚意しお、Open RANネットワヌクの開発・ 展開・運甚を掚進できるようにお手䌝いしおいたす。

ロヌデ・シュワルツでワむダレス通信垂堎セグメント を担圓する副瀟長のAlexander Pabstは次のよう に説明しおいたす。「Analog Devices 瀟のような

Open RANの技術革新を担う䌁業は、ディスアグリ ケヌション化したマルチベンダ・ネットワヌクにおい お、それぞれのデザむンの円滑な盞互運甚性を怜蚌 できる高性胜なO-RUテスト・゜リュヌションを必芁 ずしおいたす。ベルリンにあるi14y Labは、そうした

Open RAN゜リュヌションのテストや調和・調敎、怜 蚌などにずっお非垞に有効な連携の堎ずなっおいた す。そのため、圓瀟はi14y Labの協力パヌトナヌであ るこずを光栄に考えおおり、他のパヌトナヌ䌁業ずも 協力しお、Open RANに係る産業界すべおにずっお、 柔軟性の向䞊や技術革新などに向けた遞択肢が広が るように努めおいたす」。

Analog Devices瀟のワむダレス通信担圓副瀟長Joe Barry氏は次のように話しおいたす。「圓瀟Analog DevicesのO-RUレファレンス・デザむン・プラットフ ォヌムに぀いお、ロヌデ・シュワルツずVIAVI瀟の詊 隓セットアップを䜿っお、その盞互運甚性やO-RAN 芏栌のコンフォヌマンスに぀いお事前テストできたし た。これにより、圓瀟のお客様は安心しおそれぞれの むンテグレヌションの取組みを行っおいただけたす。 なにより蚭蚈サむクルが短くなり、垂堎投入スピヌド は倧きく向䞊するでしょう」。

たたVIAVI瀟でワむダレス分野のマヌケティング担圓 副瀟長Stephen Hire氏も次のように述べおいたす。 「Open RAN技術はすでに新芏導入の堎面ではその 胜力が実蚌されおいたす。しかし、メむンストリヌム ずしおの飛躍を遂げるには、幅広い呚波数割圓おや 4Gず5Gの様々な組合せに察応できる柔軟性を蚌明 しおみせる必芁がありたす。Analog Devices瀟の 新しいO-RUのような柔軟性の高いデザむンは、その 実珟に圹立぀に違いありたせん。しかし、こうしたよ り柔軟なデザむンには、テストに関しおもはるかに倚 くの倉曎が必芁になりたす。圓瀟はロヌデ・シュワル ツず協力しおAnalog Devices瀟ずi14y Labをサポヌ トし、私どもの自動テスト・プラットフォヌムが3GPP およびO-RAN ALLIANCEの仕様に察する適合性を いかに効率よく蚌明可胜かを明らかできたこずを高 く評䟡しおいたす」。

ロヌデ・シュワルツのO-RANテスト・゜リュヌションに぀ いお詳しくは、www.rohde-schwarz.com/_255230. html をご芧ください。

33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 19 詳 现

DSPACE:新しいDARTS 9040-GT

レヌダヌタヌゲットシミュレヌタに より、車茉4Dセンサ゜リュヌション のタヌゲット分離性胜テストを実

高さ、距離、速床などの情報を含む環境デヌタを個別に遞択しお正確に取埗するこずが 可胜な高分解胜レヌダヌ向けのセンサや゜リュヌションは、自動運転車䞡の開発におい お重芁です。dSPACEはそのため、2぀のレヌダヌタヌゲットを高分解胜で正確にシミュ レヌトできるシステムを備えた車茉4Dセンサのテスト甚レヌダヌタヌゲットシミュレヌ ション補品のラむンナップを拡倧したした。

しいDARTS 9040-GTを䜿甚するず、タヌゲ ットの分離に関する厳しい芁件に適合し、よ り少ない劎力ずコストで容易か぀効率的に

テストを行うこずが可胜なレヌダヌシステムを開発す るこずができたす。

超高分解胜なレヌダヌシステムにおいお、タヌゲッ ト分離性胜を怜蚌するこずは耇雑か぀手間のかか る䜜業です。dSPACE Automotive Radar Test SystemDARTS9040-GTは、このようなテストケ ヌスに最適な補品であり、77 GHz垯および79 GHz 垯Eバンド党䜓に察応する5 GHzの瞬時垯域幅 を甚いお2぀のタヌゲットを高分解胜で正確にシミ ュレヌトしたす。

このような䜜業の際には、埓来は2぀のDARTS 9040-G を䜿甚したテストセットアップが必芁でしたが、DARTS 9040-GTでは、十分にテストされたDARTS 9040-G テクノロゞによっお1台で2぀のタヌゲットをシミュレヌ トしたす。dSPACEは2020幎埌半に発衚したDARTS 9040-Gにより、分解胜ず信号の品質に察する芁求の 厳しい4Dセンサのテストにおける新たな暙準を打ち 立おたした。

詳 现 NEWS 33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 20
新
珟

DARTS 9040-GTは、異なる角床から接近する、た たは距離は異なるが角床は同じ地点にある2぀のレ ヌダヌタヌゲットを分離しおテストするこずができ たす。dSPACEのレヌダヌ゜リュヌション郚門のプロ ダクトマネヌゞャであるAlexander Trapp博士は、 「テストセットアップを倉曎するこずなくワンクリッ クで2぀のテストを切り替えたり、単䞀の高呚波フロ ント゚ンドでさたざたな分離テストを実行し、極めお コスト効率良く実装したりするこずができたす」ず述 べおいたす。

DARTS 9040-GTのデモおよび評䟡は2023幎1月に 開始される予定です。

www.dspace.com

33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 21 詳 现

高枩になるキッチンや工堎蚭備などの枩床を高粟床に枬定し、安心・安党に貢献。

䞉菱電機株匏䌚瀟は、防犯機噚や高霢者斜蚭 での芋守り、空調機噚、人数カりント゜リュ ヌション、スマヌトビル、䜓衚面枩床枬定な どの幅広い分野においお、人・物の識別、行動把握を 高粟床に実珟するサヌマルダむオヌド赀倖線センサヌ 「MelDIRメルダヌ」の新補品ずしお、200℃たで枩 床枬定が可胜な「MIR8060B3」のサンプル提䟛を2023

幎2月1日に開始したす。

圓瀟が2019幎に垂堎投入した「MelDIR」は、これ たで囜内を䞭心に高霢者斜蚭での芋守り分野や空 調機噚に搭茉されるセンサヌずしお、枬定可胜な枩 床範囲が5℃60℃で䜿甚されおいたす。垂堎 では、これらの分野以倖にも、高枩の察象物を取り 扱う際の安党管理や快適な䜜業環境づくりを目的ず しお、高枩になるキッチンや工堎蚭備の枩床分垃な どの把握に察するニヌズがあり、高枩域を含む広範 囲な枩床分垃の枬定が可胜な赀倖線センサヌが求 められおいたす。

今回、サンプル提䟛する「MIR8060B3」は、信号凊 理ずレンズの最適化により、䞊限200℃たでの高 枩や広範囲な枩床分垃の枬定を可胜ずしたした。こ れにより、キッチンや工堎蚭備監芖等の垂堎ニヌズ に察応したす。

たた、熱画像䟋、デモキット、リファレンスデザむ ン※1等のナヌザヌサポヌトツヌルの提䟛により、ナ ヌザヌの補品䌁画から開発完了たでの期間短瞮に も貢献したす。

www.mitsubishielectric.com

詳 现 NEWS 33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 22
200床たで枬定可胜な80×60画玠赀倖線センサヌ「MELDIR」 サンプル提䟛開始

ハむンブッフの新しい CEO、ACHIM FEINAUER 博士をご玹介

11月、ドむツ・マルバッハのクランプ装眮メヌカヌであるハむンブッフに Feinauer氏が着任したした。

むンブッフは、人脈が広く優れた技術者であ るAchim Feinauer博士を工䜜機械産業か ら経営陣に迎えたした。いずれもCEOであ るSylvia Rallずその父Gerhard Rallに加えお、同氏は 䞻に技術面を担圓するこずになりたす。同氏は、機械工 孊ず経営孊を修め、高速ミリング加工に関する博士号を 取埗しおいたす。たた、有名な機械メヌカヌや技術䌁業 で長幎にわたっお経営に携わっおきたこずから、機械 産業や自動車産業の隅々にたで通じおいたす。これた でEx-Cell-O瀟やStama瀟、さらに最近ではEmag瀟に 圚籍し、柔軟な生産システムのための゜リュヌション開 発で重芁な刀断を䞋したり、珟代的な組立コンセプトを 実甚化するなど、実瞟を重ねおいたす。そのほか、欧州 指向だった䌁業をグロヌバル化しお、䞖界的なプレれ ンスを有する事業䜓制やバリュヌチェヌンに぀なげた こずも同氏の実瞟です。今埌、ハむンブッフでは、収益 性の高い成長の道を歩み続けるために、䞖界的にネッ トワヌク化された生産プロセスに傟泚いただきたす。 そうしお瀟内的にもお客様の蚭備でもデゞタル化ず自

動化をさらに進めるずずもに、補品の創造プロセスの 持続可胜性もいっそう高めおいきたす。

CEOのSylvia Rallは次のように説明しおいたす。

「Feinauer博士は、圓瀟にずっお本圓に最適な人材 です。機械メヌカヌが必芁ずするこずを熟知した戊略 家であり、䜕よりも同氏は䞭囜で倧きな生産工堎を起 ち䞊げた実瞟もありたす。さらにデゞタル化の課題に も通じおいるうえ、すでに営業面でも倚くの課題に察 凊しおおり、技術的知芋ずずもに囜際的に広範に掻 躍した経隓も圓瀟にもたらしおくれたす。こうした最 高氎準の人材匷化ができたこずを圓瀟は倧倉喜ばし く考えおいたす」。

https://www.hainbuch.jp/

詳 现 NEWS 33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 23
ハ

熱効率を改善しお持続可胜なデヌタ・センタ運甚を実珟する方 法

サヌバの消費電力が増加する䞭、半導䜓蚭蚈ずパッケヌゞングにおける革新 的な技術は、デヌタ・センタの効率改善に貢献したす。

最新動画のストリヌミング鑑賞や、AI 搭茉の スマヌト・アシスタント利甚、オンラむン䌚 議ぞの参加など、私たちはデヌタ・センタ経 由で倧量のデゞタル・デヌタを送信し、同時に倧量の電 力を消費しおいたす。そしお、その䜿甚量は増加の䞀途 をたどっおいたす。

2022 幎には、䞖界党䜓で 100れタバむト 100 兆 ギガバむト) 近くのデヌタを生成し、消費するこずが 芋蟌たれおいたす。この膚倧な量のデヌタは、2025幎 たでにほが倍増するず予枬されおいたす。1 そしお、 そのデヌタは、䜕千台ものサヌバで構成される超倧 型デヌタ・センタを経由するケヌスが増えおいたす。

米囜政府の詊算によるず、デヌタ・センタの゚ネル ギヌ需芁は幎間70テラワット時です2ブロックチェ ヌン・マむニングの増加だけで、この数字はその埌2 倍以䞊になっおいたす。Center of Expertise for Energy Efficiency in Data Centers (デヌタ・セ ンタ内の゚ネルギヌ効率に取り組む専門知識センタ) によるず、デヌタ・センタの珟圚の消費量は、米囜党 䜓の総電力消費量のうち少なくずも 2% を占めおい るず詊算されおいたす。3 これは環境に顕著な圱響 を及がすには十分な倀であり、より持続可胜な方法

で運甚できるデヌタ・センタの実珟ぞの緊急性が高 たっおいたす。

「膚倧なデヌタを取り扱い、凊理するこずができる ように、これらのセンタ内にあるサヌバが進化するに ぀れお、各サヌバで消費される電力量も増加したす。 以前は、サヌバ 1 台あたり平均 1,500ワット だった ものが、より新しいサヌバでは 3,000ワットにたで 増加しおいたす」ず、産業甚パワヌ・マネヌゞメント を専門ずする、システム・マネヌゞャである Robert Taylor は語りたす。

サヌバ電源装眮PSUの電力密床を高め、効率を向 䞊させるこずは、より効率的なデヌタ凊理を実珟する ための䞀぀の方法です。

「サヌバのPSUのアップグレヌドは急務である」 ず、Robert は語りたす。しかし、デヌタ・センタの 電力需芁の増倧は、ボトルネックに盎面しおいたす。 倧半の超倧芏暡デヌタ・センタは、50メガワット を 䞊回る電力を匕き蟌むこずができたせん。

「この皮のデヌタ・センタは電力の総量に制限があ るため、冷华に芁する電力や、電子機噚の効率の䜎

詳 现 NEWS 33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 24

さに起因する損倱をできるだけ䜎枛する必芁があり たす」ず、Robert は語りたす。

「同時に、サヌバ業界では、各ラックにより倚くのコン ピュヌティングパワヌを搭茉するために、プリント基板 の面積小型化が芁求されおいたす」これは぀たり、発 熱を増やさずに、サヌバ内の電源郚品の小型化ず効率 向䞊を進める必芁があるずいうこずを意味したす。

革新的な半導䜓電源郚品の補造ぞ取り組んできたTI の補品を採甚するこずで、珟圚および将来の最先端デ ヌタ・センタが求める、性胜、効率、熱管理に関する

非垞に高い芁件に察凊できたす。これらの電源は、最 倧芏暡のデヌタ・センタでも、より持続可胜なフット プリントで円滑な運甚に圹立っおいたす。

より高い電力ず枩床ぞの察応

高性胜で゚ネルギヌ効率に優れたパワヌ半導䜓にず っお重芁なのは、より高い氎準の電力密床を達成す るこずです。぀たり、より小さい容積により倚くの電 力凊理胜力を詰め蟌むこずです。しかし、電力密床 が高ければ高いほど、小さな容積に倚くの熱を詰め 蟌むこずにもなりたす。その結果、性胜を維持するず 同時に郚品を熱から保護するために、高床な熱管理 手法が必芁になりたす。

電力密床向䞊のニヌズは、デヌタ・センタに限った こずではありたせん。電力網や通信機噚、電気自動 車 (EV) や個人甚電子機噚ずいった倚様な電気系シ ステムでも、より高密床で熱効率の優れた電源チッ プが提䟛する、性胜ず効率が必芁ずされおいたす。

効率的なパッケヌゞの採甚で発熱量を䜎枛 TI は、サヌバ向け電源チップの電力密床向䞊ずいう 課題に取り組んでいたす。耇数のスむッチを内蔵した

小型アりトラむン・トランゞスタ (SOT) パッケヌゞを 採甚するこずで、電力密床や性胜の境界を拡匵するず 同時に、コストの削枛を実珟したす。

熱管理に察する革新的なアプロヌチが、このような進 歩の実珟ぞ぀ながりたす。チップ・レベルで攟熱特性 を改善し、電力密床の障壁を打砎するために、TI は プロセス技術、回路蚭蚈手法、攟熱最適化パッケヌ ゞの 3 ぀の重芁分野に泚目しおいたす。

サヌバが生成する熱の倚くは、受け入れた 400V の AC 電力を 6V たたはそれ以䞋の DC 電力に倉換す るずきの電力損倱に起因したす。パワヌ・モゞュヌル

『TLVM13630』 のような補品は、TI の Enhanced Hotrod™ クワッド・フラット・リヌド端子なしQFN ) パッケヌゞ技術英語を、耇数の内蔵 電界効果ト ランゞスタFET ず組み合わせお䜿甚しおいたす。 これらの 電界効果トランゞスタFET はスむッチン グ速床が速く、オン抵抗が小さいので、自らの電力損 倱を倧幅に䜎枛し、チップの効率を高め、その結果発 熱も枛少したす。

「シリコン補品内のどのような抵抗も非効率に぀な がりたす。それは電力の消費ず䜙分な発熱を意味し たす」ず、TI で QFN/SOT パッケヌゞ開発ディレク タヌを務める Les Stark は語りたす。

䜙分な熱を発生させる損倱をさらに削枛するため に、TIはFETやコンデンサなど、より倚くの郚品を電 源チップに統合するずいった業界をリヌドする機胜 を掻甚しおいたす。この統合の結果、スむッチングの 高速化ず効率向䞊、さらにノむズを䜎枛できたす。こ の点は、オン抵抗が非垞に小さい TPS25985 eFuse ず同様です。たた、統合を通じお、攟熱特性を改善す るず同時に、最倧 80A の電流を流すこずができた す。特定の状況では、TI はチップの䞊に他の郚品を 積み重ねる 3 次元スタックを䜿甚しお、さらなる統 合を実珟しおいたす。

攟熱匷化パッケヌゞの採甚で熱を効果的に攟出 TI はたた、革新的なデバむス・パッケヌゞングを通 じおチップから熱を攟出する面においおも優䜍性を 確保しおいたす。たずえば、TI は最初に HotRod ず Enhanced HotRod QFN の各パッケヌゞを開発し たした。これらはフリップチップ圢匏のパッケヌゞを 䜿甚し、埓来のパッケヌゞがチップぞの信号の入出 力にボンド・ワむダを䜿甚しおいるのに察し、チップ の衚面ずそのコネクタを回路基板に盎接貌り付けお いたす。このような盎接接続は、チップからボヌドに 熱を移動する際により効率的です。

「このパッケヌゞ蚭蚈は、面積の倧きいグランド・パ ッドを実珟したす。以前は実珟できなかった手法です が、デバむスからプリント基板ぞの良奜な攟熱経路を 確保できたす」ず、Les は語りたす。

熱を攟出するこずに察し、 TI が採甚しおいる他の高

床なアプロヌチは、䞊面冷华を改善するための、より 効果的なヒヌトシンク配眮です。TI の GaN (窒化ガ リりム) FET は、䞊面冷华パッケヌゞを採甚しおいた す。デヌタ・センタのシステムでは、この方匏が今埌た すたす重芁になりたす。より倚くの蚈算胜力を各サヌ バに収容する流れは、より密床の高い新たな郚品配眮 に぀ながり、その結果、熱をチップ倖に攟出するため に倚くの経路が必芁になるからです。

「GaN を採甚するず、電力密床をいっそう高めるこ ずができたす。冷华に関するこの皮のフレキシブル なアプロヌチは、いっそう重芁になる芋蟌みです」 ず、Robert は語りたす。

効率向䞊ず熱攟出に関するどのアプロヌチも、小型 チップが採甚するこずで、熱管理ず効率に倧きく貢 献したす。サむズず効率の䞡方に関しおパッケヌゞ を最適化するず、デヌタ・センタを取り扱う顧客は 熱の問題を解決しやすくなり、環境負荷を枛らすの に圹立ちたす。

www.ti.com

33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 25 詳 现

VIAが新しいVIA AMOS-3007むンテリゞェント ゚ッゞ システ ムを発衚

機噚監芖やプロセスオヌトメヌションからさたざたなデヌタの可芖化、斜蚭管 理たで、もっずも芁求の厳しい産業甚IoT甚途に察応する堅牢なVIA AMOS3007 むンテリゞェント・゚ッゞ・システムを発衚いたしたした。

• 堅牢な超小型システムは、もっずも芁求の厳しい屋 倖および屋内環境に察応する倚甚途か぀超信頌性 の゜リュヌションを提䟛したす。

• 豊富なI/O機胜により、産業甚機噚の監芖、プロセ スオヌトメヌション、デヌタの可芖化、ビル管理など の倚様な甚途に察応した柔軟な構成が可胜です。

• デュアルHDMI ディスプレむ出力ず4G/5G 接続を サポヌトしたす。

ファンレス構成の1.5GHz Intel® Atom®クアッドコ アプロセッサを搭茉したVIA AMOS-3007 は、わず

か 170 (W)×48.5 (H)×126 (D) mm の堅牢な超

小型筐䜓に豊富な I/O および接続機胜を搭茉しおい たす。システムの壁面およびVESAマりントオプション により、制玄の倧きなスペヌスなどにも容易に取り付 けるこずができ、-2070℃の広い動䜜枩床範囲によ り、ほずんどすべおの䜜業環境においお信頌性の高い 動䜜を維持するこずが可胜です。

VIA AMOS-3007 ゜リュヌションは、2 ぀のギガビッ トむヌサネットポヌト、2 ぀のロック可胜なUSB 2.0 および2 ぀のUSB 3.0 ポヌト、デュアルディスプレむ 察応の2 ぀のHDMI コネクタ、2 ぀のCOM ポヌト、8 ビットGPIO 甹DIO ポヌトなど、豊富なI/O および接 続オプションを提䟛したす。内郚拡匵オプションずし お、SATA ストレヌゞおよび無線拡匵モゞュヌル甚の M.2 スロット×3、4G/5G SIM カヌドスロット×1、最

倧32GB のメモリに察応するDDR4 SO-DIMM スロ ット×1 を搭茉しおいたす。

「VIA AMOS-3007 は、もっずも芁求の厳しいIoT甹 途に必芁ずされる高性胜、䜎電力、豊富なI/O接続 性を備えた完党なパッケヌゞを提䟛したす」ずVIA Technologies, Inc.の囜際マヌケティング担圓VP で あるリチャヌド・ブラりンは述べおいたす。たた、 「堅牢な蚭蚈ず幅広い動䜜枩床範囲に察応したこの 超小型システムは、もっずも過酷な動䜜環境においお も揺るぎない信頌性を提䟛したす」ず説明したす。

VIA AMOS-3007 に぀いお

VIA AMOS-3007 は、拡倧を続けるVIA むンテリゞ ェント・゚ッゞ・゜リュヌションの最新䜜です。サンプ ルはVIA オンラむンストアで泚文可胜です。䟡栌は1 台あたり650米ドルです。

VIA AMOS-3007 の詳现に぀いおは、こちらをご芧 くださいwww.viatech.com/ja/products-ja/ systems-ja/amos-ja/via-amos-3007/

ご泚文に関しおは、専甚ストアペヌゞをご芧ください www.viatech.com/product/via-amos-3007/ www.viatech.com

詳 现 NEWS 33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 26

09シリヌズの抌ボタンスむッチは、特に乗甚車、電気自動車、バス、トラック、 特殊車䞡などの車䞡内装甚に特化しお蚭蚈されおいたす。EAOは、汎甚性の 高い抌ボタンスむッチにデュアル接点のバリ゚ヌションを远加し、さらに倚く の構成オプションを提䟛できるようになりたした。

品質な09シリヌズのスむッチでは、スむッチ 機胜をほが無制限に組み合わせるこずで、車 䞡における幅広い甚途に察応するこずがで きたす。モゞュヌル匏で人間工孊に基づいたデザむン、 魅力的で耐久性に優れた衚面コヌティング、玠晎らしい ハプティック/タクタむルフィヌドバックを誇りたす。さら に、ISO 7000準拠の照光匏シンボルや、お客様のお奜 みに応じたシンボルもご甚意しおいたす。

09シリヌズの抌ボタンスむッチには、暙準ずデュアル 接点の2぀のバリ゚ヌションがあり、汎甚的な構成オ プションのほか、幅広い甚途に適しおいたす。基本タ むプには、癜色シンボル照光のスむッチが含たれおお り、赀色LEDのステヌタス衚瀺灯なし、1個、3個のい ずれかをオプションでお遞びいただけたす。たた、譊 告灯スむッチずしお䜿甚する赀色シンボル照光も暙 準構成でご甚意しおいたす。機械的機胜のないタむ プは、挿入可胜な衚瀺灯たたはブランク板ずしお利 甚でき、充実した品揃えずなっおいたす。

アドバンテヌゞ

• 安党関連甚途に最適

• 幅広い蚭蚈および甚途に応じた構成オプション

• 人間工孊に基づくモゞュヌル蚭蚈でIP5K4保護等玚

• ISO 7000たたはカスタム仕様のシンボル

• IATF 16949に埓った開発ず補造

この抌ボタンスむッチは安党関連甚途に最適です。 抵抗コヌディングNamur芏栌による蚺断機胜に より、ケヌブルの断線やスむッチ状態などを怜出で きたす。たた、2぀の冗長スむッチ信号のオプション もありたす。

般的な甚途

• メニュヌ/リセットボタン

• ロック/ロック解陀

• ヘッドラむトのオン/オフ

• シヌトヒヌタヌ/゚アコン/ファン

• ランスミッション制埡

• SOSおよびハザヌドラむトスむッチ

• 様々な運転機胜

09シリヌズの抌ボタンスむッチは、倚数の甚途にずっ お最適な遞択肢です。さたざたな可胜性を兌ね備え、 垂堎でもナニヌクな補品ずなっおおりたす。

詳现はこちら www.eao.com/09-universal-switch

www.eao.com

詳 现 NEWS 33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 27
高
09シリヌズ – 抌しボタンスむッチを拡匵し新たにデュアル接点 のバリ゚ヌションを远加

自動車、産業、クラりドパワヌの各垂堎を網矅 する最先端技術の展瀺をご芧いただけたす

トップサむド冷华MOSFET、新型回転䜍眮センサをはじめ、オンセミの炭化ケむ玠SiC デバむスを搭茉した メルセデス・ベンツVISION EQXXなど、むンテリゞェントなパワヌ

およびセンシング技術における匷みを玹介。

むンテリゞェントなパワヌおよびセンシング 技術のリヌディング・サプラむダであるオ ンセミonsemi、本瀟 米囜アリゟナ州フェ ニックス、Nasdaq: ONは、ミュンヘンで開催される 「electronica 2022 」䌚期: 11月15日18日にお 最新の革新的技術を展瀺したす。この展瀺には、電気 自動車、先進安党性、ファクトリヌオヌトメヌション、゚ ネルギヌむンフラ、EV充電などのアプリケヌションが含 たれ、その倚くは炭化ケむ玠SiCをベヌスにしたもの です。オンセミは、ボリュヌム・ブヌル成長からクラス最 高の統合モゞュヌルやディスクリヌトパッケヌゞ゜リュ ヌションたで、゚ンドツヌ゚ンドのSiCサプラむチェヌン を構築し、お客様に信頌される䟛絊保蚌を提䟛したす。

䞻な展瀺の1぀は、モヌタ制埡やDC/DC倉換など、耇 雑なアプリケヌションの熱蚭蚈を簡玠化するために開 発された革新的なトップサむド冷华MOSFETに焊点を あおたものです。5mm×7mmサむズのLFPAKパッケ ヌゞに収玍された7個の新型デバむスは、15mm2の サヌマルパッドを備えおおり、プリント基板(PCB)を 介さずに、盎接ヒヌトシンクに熱を攟散するこずが できたす。これによっお、プリント基板の枩床が䜎く 抑えられ、システム党䜓の信頌性向䞊ず寿呜の延長 を達成できたす。この新しいコンセプトにより、熱 蚭蚈が簡玠化され、システムレベルでのコスト削枛 が可胜になりたす。

たた、オンセミが特蚱を持぀登録枈み3件、出願䞭4 件デュアルむンダクティブ技術ベヌスの新しい回転 䜍眮センサも展瀺したす。この新しいアプロヌチによ っお、NCS32100は粟床±50 arcsec、速床最倧 45,000 RPM、䟡栌10ドル以䞋の3぀の条件が揃 ったセンサになりたした。他の゜リュヌションずは異な

詳 现 NEWS 33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 28

り、NCS32100はM0+マむクロコントロヌラMCU ずファヌムりェアが統合されおいるため、䜿いやすく、 倧幅な蚭蚈時間の短瞮ず倖付け郚品点数の削枛が可 胜で、コンパクトな蚭蚈を実珟できたす。

ブヌスのハむラむトずなる展瀺は、メルセデス・ベン ツVISION EQXXです。オンセミのSiC技術を搭茉し た電気自動車が、1回の充電でドむツから英囜たで 1,202 km747マむルを走砎した話題など、ドむツ の自動車メヌカヌずオンセミのコラボレヌションに぀ いお詳しく玹介しおいたす。

www.onsemi.com

33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 29 詳 现

䞖界初スむスの譊備茞送䌚瀟【SOS CASH & VALUE】: WEARIN’の環境ず生䜓センサを実装したスマヌトベストを採 甚 安党ずセキュリティを匷化

SOS Cash & Valueのガヌドマンが着甚するWearin'のスマヌトベストには、センサが実装されおおり、リアルタむムで各䜍の 生䜓や環境デヌタを監芖センタヌぞ䌝送したす。

「Wearin'は、本幎初旬に締結した戊略的パヌトナヌシップを経お、数々の新芏受泚案 件に取り組んでいたす。その結果のひず぀ずしお、匊瀟のIoTずAI(人工知胜)をコネクテ ッド・ヒュヌマンの甚途ぞ採甚頂いたお客様が、匊瀟ず同じくスむスの䌚瀟であるこず を嬉しく思いたす。--ConextivityグルヌプCEO、ゞョナサン・ブロサヌル

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備茞送䌚瀟【SOS Cash & Value】のすべお のガヌドマンは、本幎10月からWearin’のス マヌトベストの着甚を開始したした。スタヌ トアップ䌁業Wearin’のIoTモノのむンタヌネット技 術は、任務遂行が必達である珟堎で、安党性ず業務効率 を高めるために掻甚されおいたす。

SOS Cash & Valueのガヌドマンが、任務䞭に垞時着 甚するスマヌト・ベストは、環境ず生䜓センサを実装し おいたす。センサで収集したデヌタは、ノェルネむダヌ ズにある同瀟の本瀟監芖センタヌぞ䌝送されたす。監 芖センタヌにはWearin'のダッシュボヌドが組み蟌た れ、ガヌドマン各䜍のリアルタむム情報を絶え間なく 衚瀺されたす。ベストに実装したセンサで収集した生 䜓、動䜜、加速、䜍眮情報を元に、独自のアルゎリズ ムを甚いお盞関凊理を行いたす。装甲車やその付近 に特定のセンサを取付ければ、同様に環境デヌタ収 集するこずが可胜です。ガヌドマンの転倒や、車䞡ぞ

の攻撃などにより発生するストレスをシステムが怜知 するず、譊報を自動的に発生させるこずができたす。 ガヌドマンず監芖センタヌのネットワヌクでモニタリ ングする通信システムの譊告情報を元に、SOS Cash & Valueの任務遂行リヌダヌは、安党性を確保する ための行動や手段を決定するこずができ、譊察や救 急ぞ通報しお適切に事件や事故の珟堎ぞサポヌトを 芁求するこずもできたす。

SOS Cash & ValueのCEOであるピ゚ヌルむブグラ ッシヌは次のように述べおいたす。「この個人装備は、 民間譊備の業界における倉革ずいえるでしょう。「こ れは、最先端技術であり、独創的で信頌性の高い゜リ ュヌションで、譊備に関する圓瀟の経隓ず芏範に基づ くWearin'のカスタム蚭蚈です。このスマヌト・ベスト は防匟性胜も備えおおり、装着したガヌドマンは、高 床な安党性を確保するこずができたす。」

詳 现 NEWS 33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 30

Wearin’は、お客様の珟堎䜜業者ず監芖センタヌにモゞュヌルを䜿甚しお、お客様固有の芁件、セキュリティ、コラボレヌションの皮類に適合するようカス タマむズした、゚ンドツヌ゚ンドのコネクティビティ゜リュヌションを提䟛しおいたす。

Wearin’の゜リュヌションは、物理的プラットフォヌムずデゞタルプ ラットフォヌムずいう拡匵性のある2぀のプラットフォヌムで構成し、 リアルタむムで盞互に通信したす。

33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 31

この技術は、モルゞュにあるWearin'の研究開発セ ンタヌの゚ンゞニアが開発し、2022幎5月に実斜さ れた党ペヌロッパ芏暡での倧芏暡灜害発生時の救 急蚓緎の実蚌詊隓に成功したした。この技術は、譊 察、消防、救急、物流郚門、建蚭郚門の単独䜜業員 など、危険を䌎う珟堎に埓事するワヌカヌを擁する 組織を察象ずしおいたす。

Wearin’のテクニカルディレクタヌであるアルバロ・ ゎンサルベスは、次のように述べおいたす。「匊瀟の IoT技術は、その独創性、統合性、モゞュヌル性によ り、高い独自性があるずいえるでしょう。これはタヌ ンキヌの゚ンドツヌ゚ンド゜リュヌションずしお、 垞時盞互接続性のある2぀のプラットフォヌムで構成 しおいたす。ひず぀は、䜜業珟堎で着甚するスマヌト ベストで、これは物理的なプラットフォヌムです。もう 䞀方は、監芖センタヌに組み蟌むデゞタルプラットフ ォヌムで、ベストに実装するセンサで収集したデヌタ を、人工知胜で凊理した埌に、監芖センタヌのダッシ ュボヌドに衚瀺したす。どちらのプラットフォヌムも、 モゞュヌル匏であるため拡匵性がありたす。匊瀟の゜ リュヌションは、お客様固有のニヌズぞの適合性があ り、容易か぀迅速にカスタマむズできるように蚭蚈さ れおいたす。」

SOS Cash & Value Securityのマネヌゞャヌは、䞍正 なデヌタのアクサスに぀いお、次のように述べおいた す。「デヌタ・セキュリティは、SOS Cash & Valueが 属するSOS Surveillanceグルヌプにずっお極めお重 芁です。匊瀟グルヌプは、ガヌドマンの保安を確保す るこずが最優先事項で率先したい項目です。Wearin' が適甚するデヌタの暗号化技術は、業界最高レベル の芏栌に基づいおおり、犯眪意図など䞍正な解読か ら保護されおいたす。」

Wearin’が属するConextivityグルヌプのCEO、ゞョ ナサン・ブロサヌルは、䞖界初の゜リュヌションをスむ スのお客様ぞの採甚実瞟を祝しお、次のように述べお いたす。「このスタヌトアップは、蚭立から玄3幎です。 本幎初旬に締結した゚アバス瀟のセキュア陞䞊通信 SLC郚門ずの戊略的パヌトナヌシップを経お、数 々の新芏受泚案件に取り組んだ結果、匊瀟のIoTず AI(人工知胜)をコネクテッド・ヒュヌマンの甚途ぞ採 甚頂いたお客様が、匊瀟ず同じくスむスの䌚瀟である こずを嬉しく思いたす。」

https://wearin.tech/

詳 现 33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 32
SOS Cash & Value CEO、 ピ゚ヌルむブグラッシヌ ConextivityグルヌプCEO、ゞョナサンブロサヌル

機噚監芖やプロセスオヌトメヌションからさたざ たなデヌタの可芖化、斜蚭管理たで、もっずも芁 求の厳しい産業甚IoT甚途に察応する堅牢なVIA AMOS-3007 むンテリゞェント・゚ッゞ・システムを 発衚いたしたした。

れらの新補品は、リアルタむムのパワヌ・マネ ヌゞメント、テレメトリ、超䜎スタンバむ消費 電力、蚭眮の容易さずいった特城から、ファク トリヌ/ビル・オヌトメヌションにおける絊電匏の末端 区間のコネクティビティを容易にしたす。

アナログ・デバむセズの産業オヌトメヌション担圓バむ スプレゞデントであるレオ・マクヒュヌLeo McHugh は、次のように語っおいたす。むンテリゞェント・゚ ッゞは、これたでアクセス䞍可胜だった甚途や堎所 にもコンピュヌティング・パワヌを実装する、デゞタ ル時代における最も革新的な技術の䞀぀です。アナ ログ・デバむセズは、スマヌト・ビルディング、スマヌ ト・ファクトリヌおよび今埌のさたざたなアプリケヌ ションにおいお、むンテリゞェント・゚ッゞの可胜性 を最倧限に掻甚する最高レベルの技術ず゜リュヌシ ョンの提䟛に取り組んでいきたす。

未来のデゞタル・ビルディングを実珟 アナログ・デバむセズの新しいSPoE゜リュヌション であるLTC4296-1ずLTC9111は、遠隔でアクセスが 困難な堎所にある゚ンドポむントにも電力ずデヌタ を機噚に䟛絊するこずを可胜にしたす。アナログ・デ バむセズの゜リュヌションは、新しいタむプの゚ンド ポむント・アプリケヌションがネットワヌク党䜓でシ ヌムレスに絊電・アクセスされ、資産の健党性、環境 条件、セキュリティ・メトリクスなどのロヌカル・ファク タヌの評䟡に甚いられるようにしたす。これらの技術 によっおもたらされる、より末端での局郚的な状態認 識ず制埡は、将来のデゞタル・ビルディングの基本的 な構成芁玠になりたす。

アナログ・デバむセズのSPoE゜リュヌションは、本 のツむスト・ペア・むヌサネット・ケヌブルを䜿甚する こずにより、端末郚の電源ずバッテリぞの䟝存床を䜎 枛し、効率的で、信頌性が高く、導入の容易な電源を 小型化および軜量化しお提䟛したす。10BASE-T1L準 拠の産業甚むヌサネット・゜リュヌションであるADI Chronous™ ADIN1100およびADIN1110ず組み合わ せるこずにより、埓来のむヌサネット芏栌より倧幅に 長い1kmの距離にわたっお電力ずデヌタの䞡方を高 い信頌性をもっお䌝送するこずが可胜になりたす。

効率的な盞互運甚性

アナログ・デバむセズの分類機胜内蔵5ポ ヌトSPoE PSEのLTC4296-1ず極性補正

内蔵SPoE PDのLTC9111の2぀の新補品 は、SPoEずPower over Data LinePoDL

方匏のシングルペア絊電の䞡方に察応したす。SPoE はシングルペア・むヌサネットSPEを補匷した芏栌 で、より高い信頌性、フォルト耐性、および盞互運甚 性を備えたポむント・ツヌ・ポむント絊電゜リュヌシ ョンを提䟛し、最倧52Wを䟛絊したす。どちらの補 品も802.3cgに準拠し、シリアル通信分類プロトコ ルSCCPに察応したす。

• ADIの5ポヌトSPoE PSEのLTC4296-1の詳现 analog.com/ltc4296-1

• ADIのSPoE PDのLTC9111の詳现 analog.com/ltc9111

• ADIのPower-over-EthernetPoEおよびシング ルペアPower-over-EthernetSPoEむンタヌフ ェヌス・コントロヌラの詳现 https://www.analog.com/jp/product-category/ power-over-ethernet-poe-interface-controllers. html

• ADIのChronous™産業甚むヌサネット・ポヌトフォ リオの詳现 analog.com/chronous

www.analog.com

詳 现 NEWS 33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 33
こ
スマヌト・ビルディングおよびファクトリヌ・オヌトメヌショ ン向けに䞖界初の長距離、シングルペアPOWER OVER
ETHERNETSPOE゜リュヌションを発衚

HMS INDUSTRIAL NETWORKS: モバむルロボットのメヌカヌ が盎面する通信および安党面の課題

いたやモバむルロボットが、倉庫から病院、さらには路䞊でも、あらゆる堎所で芋受け られるようになりたした。人気があるのもよくわかりたす。より䜎䟡栌で安党が高たり、 賌入しやすくなったうえ、実際の䜜業者よりも生産性に優れおいたす。

たた、拡匵や他の機械ずの連携も容易です。さ らに、モバむルロボットを通じお倚くのリア ルタむムデヌタが取集できるこずから、瀟内 でIIoTに取り組み始めようずいう堎合にもモバむルロ ボットは掻躍するでしょう。

しかし、モバむルロボットが効率よく機胜するには、 安党性ず確実な通信が必芁です。このホワむトペヌ パヌではモバむルロボットのメヌカヌが盎面する通 信や安党面の䞻な課題をたずめ、そうした課題を克 服しおモバむルロボットの走行を垞に維持するため の簡単な方法を玹介したす。

モバむルロボットずは たず最初に、ここでのモバむルロボットが䜕を指すか を明確にしおおきたいず思いたす。

モバむルロボットずは、ある堎所から別の堎所に荷物 を搬送するロボットであり、無人搬送車automated guided vehicleAGVず自埋走行搬送ロボット

autonomous mobile robotAMRずいう2぀ のタむプがありたす。AGVは、誘導蚭備ワむダ状を 含めた反射板や磁気テヌプなどを䜿っお、あらかじ め決めた経路を走行させたす。AGVの経路に障害物 があるず、AGVは停止しおその障害物が取り陀かれる のを埅ちたす。

䞀方のAMRは、もっずダむナミックです。マップによっ お誘導し、カメラや内蔵のセンサ、レヌザヌスキャナ などから埗たデヌタを䜿っお呚囲の状況を刀断しお 最も効率的な経路を決定したす。AMRの予定経路に 障害物があった堎合は、別の経路を遞択したす。AMR は誘導蚭備を頌らないため、より迅速に導入でき、物 流䞊の倉曎にも適応可胜です。

モバむルロボットのメヌカヌが盎面する通信や安党 面の課題ずは

1. ワむダレス接続の確立

モバむルロボットのメヌカヌにずっお、最初の課題は

詳 现 NEWS 33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 34

最適なワむダレス技術を遞定するこずです。䞀般的な アドバむスずしおは、仕様を確定し、芏栌を評䟡した うえで最適な技術を遞ぶこずだず蚀えたす。しかし残 念ながら、モバむルロボットのメヌカヌが垞にこれを 行えるずは限りたせん。機械がどのような堎所に眮か れるかや、目的ずするアプリケヌションを正確か぀詳 现に把握するこずができない堎合が倚いからです。

Bluetoothは混線せず安定した接続ができるこず から、これが最適な堎合もあれば、他のアプリケヌ ションでは高速でセキュアなセルラヌ接続が求めら れる堎合もありたす。いずれにしおも、それぞれに特 有の仕様に合わせお簡単に倉曎できるネットワヌキ ング技術が、モバむルロボットのメヌカヌにずっお有 甚ず蚀えるでしょう。

次の課題は、蚈画通りに蚭備が皌働するのを保蚌す るこずです。ワむダレス゜リュヌションを蚭眮する前 に、モバむルロボットの可動域党䜓が十分な信号カ バレッゞに確実に収たるように斜蚭の蚭蚈図をもず に珟堎の事前調査を行いたしょう。特にこの珟堎調 査では、アクセスポむントの最適な配眮のほか、アン テナの適切なタむプずその角床や干枉を軜枛する方法 を明確にしたす。蚭眮埌には、無線アナラむザヌを䜿 っお蚈画通りになっおいるかをチェックし、必芁があ ればアクセスポむントやアンテナを調敎したしょう。

2. モバむルロボットを産業甚ネットワヌクに接続する モバむルロボットはその斜蚭に眮かれたコントロヌラ ヌず通信する必芁がありたすが、モバむルロボットずコ ントロヌラヌが異なる産業通信プロトコルを利甚しお いるこずが倚くありたす。たずえば、AGVはCANopen であるのに、コントロヌラヌはPROFINETを䜿っおい るかもしれたせん。そのうえ、モバむルロボットのメヌ カヌは同機皮のAGVを、EtherCATなど別の産業甚ネ ットワヌクを䜿うコントロヌラヌが蚭眮された斜蚭で 䜿いたいず考えるこずもありたす。

モバむルロボットのメヌカヌはたた、自瀟のモバむル

ロボットが必芁なデヌタ量を凊理できる十分な胜力 を確実に備えおいるようにしなければなりたせん。 この必芁なデヌタ量は、蚭備の芏暡や皮類によっお 異なりたす。倧芏暡な蚭備では経路決定アルゎリズ ムによっおより広い゚リアを倚くのロボットでカバヌ する必芁があり、芋蟌たれる経路も増えたすので、 より倚くのデヌタを䜿うこずになるでしょう。たた、 芖芚などを利甚したナビゲヌションシステムでは画 像凊理を行いたす。そのため、反射板などによる他 のナビゲヌションシステムを䜿う蚭備以䞊に凊理応 力を高める必芁がありたす。こうしたこずから、モバ むルロボットのメヌカヌは以䞋のような課題の解決 を迫られたす。

あらゆる䞻芁なフィヌルドバスや産業甚Ethernetネ ットワヌクをサポヌトしたネットワヌキング技術が 必芁になる。

モバむルロボットのハヌドりェアを蚭蚈倉曎するこ ずなく、コントロヌラヌず同じ産業甚ネットワヌクで 通信可胜なネットワヌキング技術に簡単に倉曎でき るようにする必芁がある。

必芁なデヌタを凊理できる十分な胜力ず機胜をネッ トワヌキング技術が備えおいるこずを保蚌する必芁 がある。

3. 安党なシステムを構築する

モバむルロボットが安党に荷物を搬送できるシステ ムを構築するこずは極めお重芁ですが、これは難し い䜜業です。モバむルロボットのメヌカヌは、倚岐に わたるモバむルロボットの皮類や利甚環境の構造ず 人員をすべお考慮したシステムを造りあげる必芁が あるからです。たた、モバむルロボットは、誰かが安 党ドアを開けたり、非垞停止ボタンを抌したりずいっ た倖的䜜甚に察応可胜であるこず、そしおネットワヌ キング゜リュヌション偎でも様々な安党プロトコルや むンタヌフェヌスを凊理できるように保蚌しなければ なりたせん。特にARMは自由に走行したすので、それ に応じた衝突リスクを管理する必芁がありたす。セン サに䜿われる技術は日々進化しおいたすので、モバむ ルロボットのメヌカヌもこうした発展に合わせお、そ

33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 35 詳 现
ワむダレス通信芏栌の倧きな利点ず欠点

れぞれの補品が可胜な限り効率的になるよう維持し おいかなければなりたせん。

安党芏栌

安党芏栌ずしお、安党に関する芁玠の実装や環境の 敎備、機械・蚭備の保守に関するガむドラむンが定 められおいたす。

こうした様々な安党芏栌ISOやDIN、IEC、ANSI などぞの準拠は、そのほずんどが任意です。しか し、EU諞囜の機械メヌカヌは法埋䞊、EUの機械指什 Machinery Directiveの安党基準に埓う必芁が ありたす。なかでも機械指什200642ECは垞にモバむ ルロボットのメヌカヌの適甚察象ずなり、䞀郚のアプ リケヌションでは、機噚の電磁䞡立性を芏制する機 械指什201430EUがかかわっおくるこずもありたす。

機械指什200642ECは、欧州垂堎で発売する安党機 械の蚭蚈・補造に関する仕様を芏定しおいたす。この 指什の仕様を満たしおいるこずを適合宣蚀曞ずしお蚌 明できるメヌカヌに限っお、機械にCEマヌクを貌っお お客様に玍入するこずができたす。

その他の安党芏栌に぀いおは矩務ではありたせんが、

機械指什200642ECの仕様を満足するのに圹立぀た め、メヌカヌずしおはそうした他の芏栌にも埓うべきで しょう。たずえば、ISO 12100芏栌の指針に埓えば、 特定のリスクを削枛しお、残るのは蚱容可胜なリスク だけにできたす。たた、ISO 13849やIEC 62061芏栌 を利甚するず、それぞれのリスクに必芁な安党氎準を 刀断しお、それに察応した安党関連機胜によっお所定 の仕様を確実に満たすこずが可胜です。このずき、モ バむルロボットのメヌカヌはどのようにしお特定の安 党氎準が達成するかを決定したす。たずえば、モバむ ルロボットの速床を萜ずしお、衝突リスクや人が被るケ ガの皋床を蚱容レベルたで䞋げる堎合がありたす。あ るいは、モバむルロボットが皌働する゚リアを分離・限

定しお、そこぞの人の立入りを犁止するISO 3691-4 が定める隔離区域こずもありたす。

適切な芏栌を刀断し、その仕様を実装するのが、モ バむルロボットのメヌカヌが安党なシステムを構築 するうえで最良の方法です。しかしながら、本ホワむ トペヌパヌから分かるように、それは耇雑で時間の かかる䜜業になりたす。

4. 信頌できるCAN通信を実珟する

1980幎代以降、信頌でき簡単に実装可胜な芏栌ず しお、今なおCAN技術をベヌスずした通信の普及が 続いおいたす。その䞻な理由は、Eモビリティや定眮 甚倧型蓄電システムBattery Energy Storage SystemBESSなど、急成長する様々な産業で利甚 されおいるからです。CANはシンプルで費甚察効果が 高く、省゚ネです。ネットワヌク䞊の党デバむスがすべ おの情報にアクセスできるうえ、オヌプン芏栌である こずから、ナヌザヌはそれぞれのニヌズに合わせおメ ッセヌゞを改良・拡匵するこずもできたす。

モバむルロボットのメヌカヌにずり、こうしたCAN接 続の構築が以前にも増しお欠かせないものずなり぀ ぀ありたす。既存システムの改良でも、新芏蚭眮で も、モバむルロボットの駆動システムでの利甚が増え おいるリチりムむオン電池のモニタリングが可胜にな るからです。そこで、モバむルロボットのメヌカヌには 以䞋の察応が求められたす。

1. CANあるいはCANopen通信芏栌に察する信頌 性の高い接続を確立しお、バッテリヌの状態や性胜 をモニタリングするなど、それぞれのデバむスをチェ ックできるようにするこず。

2. 電磁干枉EMIによっおシステムの電子機噚が砎 損する可胜性があるため、そのEMIからシステムを保 護するこず。EMIのリスクは、通信ケヌブルに接するか

詳 现 33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 36
モバむルロボットのメヌカヌから芋た安党性問題の抂芁

たちでバッテリヌを眮くなど、新しい郚品を远加する ような改造を行った堎合に顕著であり、高呚波数の電 磁劚害を招く結果になりたす。

5. モバむルロボットぞのリモヌトアクセス 機械の制埡システムにリモヌトアクセスが可胜なら、 モバむルロボットのメヌカヌや゚ンゞニアは珟地に出 向かなくおも䞍具合察策を行ったり、倚くの問題を解 決できるようになりたす。

このずき課題ずなるのが、IT郚門のニヌズず゚ンゞニ アやメヌカヌのニヌズずの間でバランスの取れたリモ ヌト接続゜リュヌションを構築するこずです。

IT郚門は、ネットワヌクを安党か぀確実に維持しお、 むンテグリティを保ちたいず考えたすので、リモヌト 接続゜リュヌションずしおは、以䞋のようなセキュリ ティ察策を盛り蟌むこずになるでしょう。

• むンバりンド接続ではなく、アりトバりンド接続を利 甚しおファむアりォヌルぞの圱響を最小限に抑える

• 関連する通信トラフィックをネットワヌクの他のト ラフィックず分離する

• 党おのトラフィックを暗号化しお保護し、機密性ず むンテグリティを保蚌する

• メヌカヌは、確実にISO 27001などの関連するセキュ リティ芏栌に埓った取組みを行うか、認蚌を取埗する • サプラむダは定期的にセキュリティ監査を受け、そ

れを確実に通過する

䞀方の゚ンゞニアやメヌカヌは、䜿いやすく信頌でき るシステムを望んでいたす。ナヌザヌがモバむルロボ ットに簡単に接続しお、必芁な情報にアクセスできる ようにしたいず考えおいるのです。たた、蚭備が倉曎 になる堎合にも、必芁なロボットの数を簡単に拡匵 できるようにすべきです。モバむルロボットはメヌカ ヌや゚ンゞニアずは別の囜で利甚されるこずもあり たすので、ネットワヌキングのためのむンフラは、十 分なカバレッゞず冗長性をもち䞖界䞭で利甚できる こずを保蚌しなければなりたせん。

リモヌトアクセスのメリット

たずめ

ここたで芋おきたように、モバむルロボットのメヌカ ヌは通信や安党性に぀いお倚くの課題を解決しな ければなりたせん。ワむダレス接続を確立しお、様々 なネットワヌクを跚いでデヌタを送信し安党性を確 保するほか、CANシステムに接続しお遠隔からロボ ットにセキュアにアクセスできるようにする必芁も ありたす。そのうえ状況を耇雑にしおいるのが、それ ぞれの蚭備を再評䟡しお、導入珟堎の芁件に合わせ た改造をしなければならないこずです。

モバむルロボット通信を実珟する最適な方法 モバむルロボットのメヌカヌが通信や安党性の専門 家であるずは限りたせん。そのため、必芁な通信技 術を瀟内で開発しようずいうのは時間がかかり高コ ストになるこずはお分かりいただけるでしょう。これ に察し、サヌドパヌティ補の専甚通信゜リュヌション を掻甚するず通信にかかわる問題が解消できるだけ でなく、他のメリットも埗られたす。

最新の通信゜リュヌションにはモゞュヌル蚭蚈が採甚 されおおり、モバむルロボットのメヌカヌは機械の他 の郚分にたったく圱響を䞎えるこずなく、ある芏栌や プロトコル甚に蚭蚈されたネットワヌキング補品を他 の芏栌やプロトコル甚の補品で眮き換えるこずができ たす。たずえば、ある蚭備ではBluetoothが最適なワ むダレス芏栌であるかもしれたせんが、他の堎所では カバレッゞの点でWi-Fiの方が優れおいるずいう堎合 がありたす。同様に、PROFINETずPROFIsafeプロト コルを利甚しおいる工堎がある䞀方で、他の工堎で は異なる産業通信甚プロトコルや安党プロトコルが 利甚されおいたす。いずれのケヌスでも、モバむルロ ボットのメヌカヌが通信の専甚補品を利甚すれば、 珟堎の芁件に芋合うようにネットワヌク技術を倉曎 できるのです。しかもハヌドりェア蚭蚈の倉曎はい っさい必芁ありたせん。

筆者

Mark Crossley, Daniel Heinzler, Fredrik Brynolf, Thomas

https://www.hms-networks.com/

33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 37 詳 现

特殊環境向け「高機胜非磁性・超高耐食補 品」をラむンナップに远加 盎動・回転案内

に必芁な機胜ず非磁性超高耐食性を䞡立

THKは、匷磁堎や腐食性薬剀の圱響を䌎う特殊環境䞋でも、通垞環境に匹敵する盎動・ 回転案内性胜が発揮できる「高機胜非磁性・超高耐食補品」のラむンナップを远加いた したす。

機胜非磁性・超高耐食補品」の盎動・ 回転案内は、磁気をほずんど垯びない 高氎準の非磁性性胜ず軞受に適した 高硬床の特長を䜵せ持぀特殊合金THK-NM1で構 成されおおり、既存の盎動・回転案内ずほが同等の耐 荷重性胜に優れた非磁性補品が補䜜可胜です。たた、 腐食性薬剀が飛散する環境䞋でも極めお優れた耐食 性を発揮したす。

半導䜓の補造プロセスでは特殊環境ず呌ばれる工皋 が数倚く存圚し、䟋えば超埮现回路パタヌンを描く電 子線描画装眮をはじめ、フォトレゞストなどを甚いた フォトリ゜グラフィ工皋などは、磁気の圱響を極端に 嫌い、特殊薬剀による耐食性を極限たでに芁求され る技術領域がありたす。

最先端技術を有する特殊環境䞋では、非磁性、耐食 性ずいった特長の䞀点䞀点を远求する補品がこれた で広く採甚されおきたした。ただ近幎は、匷磁堎や腐 食性薬剀を扱う環境䞋でも通垞環境に匹敵する動䜜 性胜を厳しく評䟡、怜蚌するケヌスが増えおきおおり、 半導䜓業界もその1぀ではありたすが、非磁性・高粟 床・高耐食の䞉拍子揃ったニッチな汎甚補品を匷く望 む声が寄せられおいたす。そこでTHKは、お客様のニ ヌズに応えるべく新補品開発を進めおたいりたした。

たずはTHKの代衚補品である「LMガむド、ボヌルね じ、ボヌルスプラむン、クロスロヌラヌリング」の「高

詳 现 NEWS 33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 38
「高

機胜非磁性・超高耐食補品」をラむンナップし、課題 ずしおあった非磁性・高粟床・高耐食を実珟したした。

ずりわけ特殊合金THK-NM1の採甚は、䞀般的な 高硬床のセラミックス材ず比范するず、ボヌル接觊面 が適床な匟性倉圢を䌎うこずで予圧の付䞎ができ、軞 受けに適した特殊材の䞭でも磁気の圱響を受けずガ タ぀きのない滑らかな動きが可胜ずなりたす。たた、

腐食性薬剀ぞの耐食性にも優れ、さらに高粟床な動 䜜を実珟できるようになったこずで、技術の高床化 が近幎目たぐるしく進む半導䜓補造プロセスの分野 に寄䞎いたしたす。

THKは、次䞖代技術をリヌドする半導䜓装眮業界に 向けお、高速化高粟床化小型化長寿呜化を提 案し、確かな技術力をもっお進歩する技術革新に貢 献しおたいりたす。

www.thk.com

33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 39 詳 现

セコ・ツヌルズの調敎サヌビスが 30

セコ・ツヌルズのポヌトフォリオでも急成長を遂げる゚ンドミルおよびドリル領域の 1 ぀ずしお、゜リッドラりンド工具の調敎サヌビス利甚が

2022 幎に 30 を超える成長 を達成したした。

セコ・ツヌルズの工具調敎は、お客様に倧幅 なコスト節玄をもたらすばかりではなく、 再研削再研磚した工具比で、元の性胜を 85-95 も回埩できたす。調敎した工具は、パラメヌ タの再調敎が䞍芁で、性胜を䜎䞋させるこずなく、最新 の加工戊略䟋ダむナミックミリングでは、切削時に工 具埄のごく䞀郚のみ接觊に察応する性胜を発揮した す。たたメヌカヌは、サステナビリティを倧幅に向䞊し

お、1 郚品加工あたりの排出量、ならびに未䜿甚の原 材料から新たに゜リッドラりンド工具の生産に必芁な 排出量を削枛できたす。

調敎ず再研削

再研削プロセスでは、工具の刃先を研磚したす。䞀 方、セコ・ツヌルズの調敎では、ラりンド工具を新品 の特性ず性胜ずほが同じレベルたで再生したす。セ コ・ツヌルズは、この品質レベルを保蚌いたしたす。 このような保蚌は、特に無人の自動運転時のプロセ スの安定性を考慮するず、珟代の䜜業珟堎で求めら れるものです。

セコ・ツヌルズのプロセスのメリット

セコ・ツヌルズの工具調敎には、新品の工具補造ず同 じプロセスが適甚されたす。このプロセスには、同じ 機械工具タむプの同じプログラム、同じホむヌルタむ プ、新品の工具生産時に適甚されたものず同じコヌ ティングの再適甚など、関連の研削手順がすべお含 たれおいたす。セコ・ツヌルズは、工具および元の工 具最新の仕様に最適の調敎プログラムを特定し お、必芁な埮现特性や圢状特性をすべお適甚したす。

詳 现 NEWS 33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 40
を超える成長を達成し、拡匵 を継続

さらに、セコ・ツヌルズの調敎は、同じツヌルに通垞 2-3 回適甚できるため、耐甚期間を倧幅に延長でき たす。各調敎サむクルは、セコ・ツヌルズのグロヌバル 調敎リヌド Ruud Zanders に埓っお実斜され、新品 の工具䟡栌の半分から 3 分の 1 たでコストレベルを 抑えたす。Zanders によるず、「この節玄は、1 + 3 = 2新品の工具コスト + 3 回の調敎 = 新品の工具 2 個の等匏で簡単に蚈算できたす。」

調敎による埪環型経枈ぞの貢献 セコ・ツヌルズの調敎プログラムは、埪環型経枈の 3 ぀の基本原則廃棄物ず汚染の防止、補品ず原材 料の埪環、自然再生に貢献し、䜜業珟堎がラりン ドツヌルのラむフサむクルを最倧限たで延長し、補 品の耐甚期間を延長しながら、環境圱響を緩和でき たす。調敎を通じお工具を再利甚しお、最終的にリサ むクルできたす。

セコ・ツヌルズの工具調敎に関する詳现は、 www.secotools.com をご確認ください。

33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 41 詳 现

機械安党を評䟡するピルツの新し いサ ビスパッケヌゞ - 適合性が 目でわかりたす

機械安党評䟡」(MSE) により、ピルツのオヌトメヌション専門家は、既存の機械の機械 安党を評䟡するための新しいサヌビスを提䟛したす。オペレヌタは、ダッシュボヌドを䜿 甚しお、機械の安党性ず適合性のステ タスを簡単か぀迅速に把握できたす。

の結果、ピルツは特に包括的なリスクアセ スメントや蚭備安党アセスメントをサヌビ スパッケヌゞに远加しお提䟛するようにな りたした。

機械安党評䟡」サヌビスでは、生産蚭備内の機械に 適甚される安党および適合甚件の評䟡を珟堎で実斜 したす。このプロセスでは、ピルツは機械の䜿甚堎所 や玍入先に適甚される芏栌や指什を考慮するだけで なく、芁求に応じおお客様独自の瀟内仕様も考慮す るこずができたす。その結果、オペレヌタは、各蚭備 たたは機械の珟圚の適合性ステヌタスを、明確で包 括的な゜フトりェアベヌスのダッシュボヌドで䞀目で 確認できたす。適切な掚奚アクション (優先順䜍順) を䌎う察策のリストによっお、安党な工堎ぞの効率 的なルヌトを瀺したす。ご芁望に応じお、ピルツはこ れらの察策を実斜する際のサポヌトを提䟛したす。

機械安党評䟡」は、既存の機械の安党性ず適合性を 効率的に評䟡するもので、完党なスタッフおよび責任 保護を垌望する事業者を察象ずしおいたす。たた、ピ ルツの専門家による迅速でシンプルな機械安党評䟡 は、将来的な改造ぞの察策をチェックする機械や、賌 入した機械にも適しおいたす。

詳 现 NEWS 33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 42 そ

2぀のレベルの技術的詳现 ピルツでは、お客様の個々の芁件に応じお、぀のレ ベルの「機械安党評䟡」を提䟛しおいたす。レベル1は 安党ステヌタスの適合性をチェックし、リスクを䜎枛 するための掚奚措眮を䞀芧衚瀺したすが、レベル2に は䞻芁リスクの評䟡ず文曞のレビュヌも含たれたす。

必芁に応じお、圓瀟の専門家が特定の䌁業仕様に埓 っお適合性の抂芁を䜜成し、詊隓枈みのサブ機胜に ぀いお達成可胜な最倧パフォヌマンスレベルPLrを 評䟡し、オプションずしお将来のアップグレヌド費甚 の芋積もりも提䟛したす。

オペレヌタが耇数の堎所で1぀の機械タむプを䜿甚す る堎合は、興味深いこずに、1台の機械の結果を類䌌 の機械に流甚できたす。そのため、「機械安党評䟡」 により、オペレヌタは特に効率的な適合性評䟡を埗 るこずができたす。

www.pilz.com

33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 43 詳 现

フランス党土に展開するEV充電ステヌションを最適化しお管理

FIRALP瀟は、どのようにPcVueを䜿っお、その電気自動車矀のための充電ステヌション を管理しおいるのでしょうか。

公共事業や特殊垂堎の事業゚ネルギヌ、土 朚工事、高電圧送電などを手掛けるフラン スの䌁業FIRALP瀟は、最新の蚺断機胜を䜿 っお自瀟の充電ステヌションをモニタリングしお可甚性 を高めながら、保守䜜業の最適化も図っおいたす。これ にどのように取り組んでいるのでしょうか。

持続可胜なモビリティの実珟は倚くの囜で優先課題 ずなっおいたすが、特に欧州では議䌚が2035幎たで にガ゜リン車ずディヌれル瀟の販売を止めるず可決し たばかりであり、Eモビリティ垂堎が成長し、掻況を呈 するようになりたした。

専門サむトEV-Volumesの新しい報告によるず、䞖界 的なEVの販売は2021幎に675䞇台に達し、2020幎 に比べお108%の増加になりたした。この販売台数に は、乗甚車や小型トラック、小型商甚車が含たれおい たす。さらに、囜際゚ネルギヌ機関IEAの掚定によ るず、10幎埌には実働する電気自動車の数が少なくず も1億4500䞇台にのがるようになるずされおいたす。

FIRALP瀟でも、数幎前から電気自動車ぞの移行を進 めおきたした。ずりわけ2022幎は、100台以䞊の電気 自動車を発泚し、各支店ぞの充電ステヌションの蚭 眮を枈たせるずいう決定的な進展を遂げた幎ずなり たした。たた、十数台の倩然ガスCNGトラックも 泚文しおいたすので、電気ずガスの䞡方に察応した ステヌションの配備も進めおいたす。こうした改革 により、環境面での期埅に応えるずずもに、2025幎 たでに䜎排出ゟヌンlow-emission zoneにおい お最も環境負荷の倧きい自動車を制限できるものず 期埅されおいたす。

詳 现 NEWS 33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 44

モバむル・アプリで最適な充電を実珟

モビリティの管理

この電気自動車ぞの転換を支えるため、子䌚瀟であ るEREC Technologies瀟を含めたFIRALPグルヌプ は、充電ステヌションの管理にPcVue゜リュヌション を遞びたした。

EREC Technologies瀟は、プロセス管理における フランスの専門䌁業であり、20幎以䞊もPcVueをパ ヌトナヌずしお、電力および自動化分野のタヌンキ ヌ・゜リュヌションの保守・運甚で顧客をサポヌトし おきたした。

このプロゞェクトは2020幎にスタヌトし、オヌプン

か぀柔軟な゜リュヌションをもずに、FIRALP瀟の15 の支店にある100台ほどの22kW充電ステヌション を自瀟管理するこずを目暙にしおいたす。

新型コロナによるロックダりン䞭にはテストを実斜 し、様々なメヌカヌの充電ステヌションずの通信を 構成できるようにしたした。たたプロトコルにOCPP を遞択しお充電ステヌションをモニタリングするこ ずで盞互運甚性を保蚌しおいたす。

これらの充電ステヌションは負荷管理システムLoad Management Systemにも頌っおおり、所定の性 胜を埗るためにいく぀かのファヌムりェア・アップデ ヌトが必芁でした。

PcVueアプリケヌションでは、䞀定時間内の充電䞭 にステヌションから䟛絊された電力や充電むベント の終了、アラヌム、充電の開始/完了など、様々な情

報がレポヌトされたす。さらに、WebVueクラむアン トずしお10ラむセンスが甚意されおおり、芖芚的にレ ポヌトにアクセス可胜なため、充電ステヌションをも っずよく掻甚できたす。叞什塔である本瀟のBMS管理 システムずも接続されおいたす。

珟圚のずころ、充電ステヌションぞのアクセスは円滑 であり、各支瀟にはそれを管理するためのポヌタルを 蚭けお察応しおいたす。このように今は電気自動車の 数に十分芋合うだけの充電ステヌションがありたす が、FIRALPグルヌプずしおは電気自動車矀を拡倧し たいのず匷い意向があり、埐々に充電ステヌション ぞのアクセスが困難になっおいく可胜性がありたす。

この数カ月のうちにFIRALP瀟には100台以䞊の電気 自動車が玍入され、その電気自動車矀が完成するず、 リ゜ヌスの最適化ツヌルも必芁になるでしょう。こうし た状況を螏たえたずき、PcVueプラットフォヌムが提 䟛する革新的なモビリティ・゜リュヌションがFIRALP グルヌプにずっお魅力的だったのです。

敎理刞発行のデゞタル化PcVueによっお、電気自 動車ドラむバヌの日垞が快適に

電気自動車のドラむバヌが盎面する倧きな問題に、フ ル充電埌も自動車がステヌションに接続されたたたに なっおいお、埅っおいる他の自動車が充電ステヌショ ンを利甚できないずいう問題がありたす。

そこでPcVue゜リュヌションでは、この問題を解決す るため、電気自動車のドラむバヌが駐車堎に到着する ず、スマヌトフォンを䜿っおサむンむンできるように

33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 45 詳 现

し、適切な充電速床を指瀺するずいう解決策を実珟 しおいたす。PcVueが充電ニヌズや速床に関する情 報を保存しおおき、充電ステヌションが利甚可胜に なるず、PcVueプラットフォヌムを通じおドラむバヌ のスマヌトフォンにどの充電ステヌションを䜿甚すべ きかを通知できるようにしおいるのです。

そしお電気自動車が接続されるず、PcVueが充電を 始めたす。たた、ドラむバヌが車ぞの充電をしないず 刀断した堎合に察応するため、PcVueが充電ステヌ ションの利甚暩を次の充電リク゚ストに枡せるよう にタむムアりトも蚭定できたす。

PcVueのボット機胜により、いっさいプログラムを曞 くこずなく、このような自動車の充電ステヌションに 特化したモバむル・アプリが実珟したす。さらに、ナ ヌザヌのニヌズに合わせたモバむル甚のグラフィカ ルなむンタヌフェむスも、その機胜や図衚を含めお䜜 成可胜です。

FIRALP瀟のケヌスでは、スマヌトフォンで充電の暩 利を受け取ったドラむバヌは、すぐに利甚しない堎 合や延期したい堎合などに、その暩利を他の人に枡 すこずが可胜です。

こうしたスマヌトなモバむル甚゜リュヌションは、車 䞡ず充電ステヌション、ドラむバヌの3者においお、

可甚性ず充電ニヌズ、時間が完党にマッチしお初め お成り立ちたす。

すべおの埓業員が認めるのは「誰も゚ンゞン車に戻し たいずは考えおいない」こずだず、Jerome Dorne氏 は話しおいたす。同氏は、様々なメヌカヌから導入す る玄40基の新しい充電ステヌションず100台の電気 自動車に぀いお、その調査・実行を統括しおいたす。

たた、将来を芋据えた倧きな狙いの䞀぀ずしお、運 転条件での保守Maintenance in Operational ConditionMOCが確実に行える゜リュヌションの 実珟、぀たり、充電ステヌションの蚭眮ごずに保守契 玄を履行できるようにするこずです。

ずいうのもEREC瀟は、近い将来、FIRALP瀟以倖の 耇数の䌁業を顧客ずしお、充電ステヌションの蚭眮 を請け負いたいず考えおいるからです。

゚ネルギヌ効率のさらなる向䞊に向けお なにより、FIRALP瀟は蚭備の゚ネルギヌ性胜を垞 に革新のテヌマに据えおきたした。バリの南にあ るモントルヌ=シュル=ル=ゞャヌル工堎ではすで に、Departmental Energy Syndicateが管理す

る倪陜光発電パネルが600 m2にわたっお蚭眮され おいたす。さらに、次に新蚭される建屋にも倪陜光 発電パネルを蚭備する予定であり、FIRALPグルヌプ

詳 现 33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 46

は自瀟で消費する゚ネルギヌを倪陜光で補うこずで、 さらなる1歩を螏み出そうずしおいるのです。原則ずし お、トラックの車庫に蚭眮の倪陜光パネルによっお生 み出した゚ネルギヌを䜿っお、建屋の暖房を含めた空 調に電力を䟛絊したり、電気自動車タヌミナルの充電 をたかないたす。

「目暙は、自瀟の倪陜光パネルからの゚ネルギヌで も、電力䌚瀟ENEDIS 瀟のネットワヌクからの゚ネル ギヌでも、瀟屋の゚ネルギヌを管理し、子䌚瀟EREC を通じお専門技術を獲埗するこずです」ず、FIRALP 瀟の䞍動産管理マネヌゞャFrançois Chapel氏は 同瀟の䞻県を説明しおいたす。

自瀟での消費に加えお、リペン近郊のメむゞュヌに眮 く次の高電圧蚭備には、再利甚バッテリヌを甚いた蓄 電を詊みる予定です。たた、同斜蚭は䜎炭玠アスファ ルトを甚いお敎備する初めおの斜蚭ずもなりたす。さ らに、フランス・ランド地域産の錫杖草をベヌスずした 耇合材料のテストも蚈画されおいたす。

2021幎、FIRALP瀟は炭玠に関する完党な調査を行 っお、同グルヌプの掻動にずもない盎接排出される 枩宀効果ガスGHGを算出したした。こうした枬 定の結果を受けお、2022幎は、いよいよ実隓ず察策 の行う段階ずなりたした。

䜎炭玠なアプロヌチを実行するため、FIRALPグル ヌプはOksigen瀟ずいう䌁業に協力を仰いできたし た。調査に続いお、カヌボンフットプリントに察する 察応ずしお4぀の優先的アクションを決めコンクリ ヌト、リサむクル、代替゚ネルギヌ、CO2排出量蚈算 装眮、䜜業グルヌプも起ち䞊げたした。その目暙 は、CO2排出量を2025幎たでに10%、2030幎たで に20削枛するこずです。

プロゞェクトの抂芁

- 箄100基の22kWタヌミナル

- 箄50瀟の䌁業ず連携

- 様々な゚ネルギヌ源に察応した玄40台の新しい 充電ステヌションを、2023幎たでに耇数のメヌカ ヌから導入

- 2022幎に100台の電気自動車を発泚

- スマヌトフォン甚アプリによっお充電を最適化

www.evchargingcontrol.com

https://www.pcvuesolutions.com

33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 47 詳 现

SEEQが2022幎の RESELLER AND SERVICE PARTNERS OF THE YEARを衚地

プロセス産業を次䞖代の発展ぞず導くような優れた実 瞟を称えるため、ラスベガスで開催したSeeq Global Partner Symposiumにおいお幎間最優秀パヌトナヌ を発衚したした。

補造業やIIoT分野に向けた最新分析゜フトり ェアで垂堎をリヌドするSeeq Corporation は、2022 Reseller and Service Partners of the Year〔2022幎の幎間最優秀販売/サヌビス・パ ヌトナヌ〕を発衚したした。これらのパヌトナヌは、顧客 ぞの䟡倀提䟛に優れおいるこず、Seeq認定資栌をも぀ 埓業員やトレヌニング専門家の高床な技術に継続しお 投資しおいるこず、マヌケティング掻動やむベントを通 じおSeeqの認知床拡倧の機䌚に貢献しおいるこずを 評䟡しお遞びたした。

Seeqが提䟛するSaaS方匏の先進分析゜フトりェアを 䜿えば、オンプレミス環境やクラりドに保存されたプ ロセスデヌタから、重芁な知芋を玠早く芋出しお共有 し、事業に掻甚できたす。そのためSeeqのお客様は、 石油倩然ガス、医薬品、化孊補品、゚ネルギヌ、鉱 業、飲食料品などの様々なプロセス産業におよんで いたす。䞀方Seeqぞは、Insight Ventures・Saudi Aramco Energy Ventures・Altira Group・Chevron Technology Ventures・Cisco Investmentsなど の各瀟から出資いただいおいたす。

Seeqでグロヌバル・パヌトナヌシップも含めお統括す る最高顧客責任者Nikki Bishopは次のように説明し おいたす。「2022幎、䞖界䞭に広がる圓瀟のパヌトナ ヌ・゚コシステムは私ども共通のお客様に察し、持続 可胜性やデゞタル・トランスフォヌメヌション、埓業員 匷化など重芁なそれぞれの取組みをサポヌトするた め、あらゆるプロセス産業における様々なナヌスケヌ スで高床な分析が行えるようにお力添えしたした。そ うしたパヌトナヌ䌁業のなかから、プロセス産業に次 なる時代の発展をもたらすような優れた実瞟を基準ず しお、6瀟の2022 Reseller and Service Partners of the Yearを遞ばせおいただきたした」。

幎間最優秀販売パヌトナヌ

米州

Swan-Black 瀟が、Seeqの米州における2022 Americas Partner of the Yearです。Swan-Black瀟は、Seeq を䞭心ずした独自のカスタマヌ・サクセス・モデルを 通じお、倧幅な顧客拡倧ず受泚獲埗を果たすずずも

に、北米のSeeq Foundations Trainingをサポヌ

トするSeeq認定むンストラクタヌの増員など、パヌ トナヌずしおの䞀貫しお優れた実瞟が明確です。特に Swan-Black瀟は、飲食料品や生物由来の栄逊補助 補品分野の産業プロセスデヌタに察応したむンフラ に高い技術力をもち、高床な分析を応甚しおの業瞟 向䞊を重芖しおいたす。

アゞア倪平掋地域

Nukon 瀟が、アゞア倪平掋地域におけるSeeqの2022 Asia Pacific Partner of the Yearです。3床目の受 賞ずなるNukon瀟は、2022幎に2幎連続でSeeqの事 業を2倍に拡倧させたした。飲食料品から、鉱業、金 属業、材料分野、公共事業、特殊補品のメヌカヌたで 十数瀟をこえるSeeqのお客様に向けお、Nukon瀟は 広範なナヌスケヌスにおよぶ極めお優れた分析サポヌ トず有甚な知芋を提䟛しおいたす。

アゞア

Tridiagonal Solutions 瀟が、アゞアにおけるSeeqの 2022 Asia Partner of the Yearです。Tridiagonal 瀟は、アゞアのみならず䞖界䞭でもデゞタル・トラン スフォヌメヌションの取組みを通じおSeeqのお客様 をサポヌトする䞭栞的な圹割を担っおきたした。デヌ タ・サむ゚ンスや最新のプロセス制埡、プロセス型生 産に関する深い専門知識を掻甚しお、Tridiagonal瀟 は様々なプロセス産業におよぶお客様の投資効果を 高めるための゜リュヌションずサヌビスをフルセット で提䟛しおいたす。

欧州・䞭東・アフリカ地域

IT Vizion 瀟が、欧州・䞭東・アフリカ地域における Seeqの2022 EMEA Partner of the Yearです。IT Vizion瀟は石油倩然ガス産業分野の高い専門技術ず リヌダヌシップを評䟡しお遞びたした。同瀟は2022 幎を通じおSeeqの顧客ベヌス拡倧に貢献したほか、 石油倩然ガス産業や化孊産業のための様々な技術に 関する専門技術ずサポヌトによっお、耇数の゚ンドナ ヌザヌをSeeq利甚に導くずいう成果も収めたした。

詳 现 NEWS 33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 48

䞭南米地域 Vertix Technologies 瀟が、䞭南米におけるSeeq の2022 Latin America Partner of the Yearで す。Vertix瀟は、高品質なトレヌニングや導入サヌビ スを提䟛するなど、䞭南米地域におけるSeeqのプ レれンス拡倧に倧きく貢献したこずを評䟡しお遞出 したした。同瀟は、石油倩然ガス、鉱業、医薬品、パ ルプ・補玙産業のデゞタル・トランスフォヌメヌショ ンを支揎する様々なデゞタル゜リュヌションやサヌ ビスを提䟛しおいたす。

幎間最優秀サヌビス・パヌトナヌ BKO Services LLC瀟が、Seeqの2022 Service Partner of the Yearを受賞したした。Marathon Oil瀟やSuncor瀟、TexGen瀟、Shell瀟などSeeqの お客様をサポヌトするため、BKO瀟のSeeq認定パヌ トナヌ分析゚ンゞニアは、分析゚ンゞニアリングの実 践的サポヌトなど顧客重芖のアプロヌチを採り、持続 的で䟡倀の高いお客様の業瞟を生み出しおいたす。 特に石油倩然ガス、電力などのプロセス産業に向け おデヌタ工孊/機械孊習サヌビスを提䟛しおいたす。

Seeqのグロヌバルな成長は、こうしたパヌトナヌシ

ップやクラりド・コンピュヌティングぞの積極的な取 組みに倧きく支えられおいたす。Seeqは、クラりド サヌビス・プロバむダやシステムむンテグレヌタから なる囜際的なパヌトナヌ網を通じおご賌入いただけ るうえ、40カ囜以䞊の囜ではSeeqの代理店サポヌ トに加えおトレヌニングなどの高付加䟡倀サヌビス も提䟛しおいたす。

䞖界に広がるパヌトナヌずの亀流

2022幎のReseller and Service Partners of the Yearは、2023幎1月1012日にラスベガスで開催し た2023 Seeq Global Partner Symposium〔2023 幎Seeqのグロヌバル・パヌトナヌ・シンポゞりム〕で 発衚したした。このむベントでは、グロヌバルな成長 をいっそう加速させるため、“飛躍”をテヌマにSeeq の䞀貫した垂堎開拓戊略に関する察話セッションを 開いお、Partner Network〔パヌトナヌ・ネットワヌ ク〕プログラムの最新情報を共有し、パヌトナヌの営 業力やむネヌブルメントの匷化をはかるずずもに、パ ヌトナヌずSeeq経営陣ずの亀流の機䌚ずしたした。

参加者はSeeqのCEOであるDr. Lisa Grahamや最 高売䞊責任者George Skaryakなどの経営陣ず盎接 察話したした。

「圓瀟のPartner Networkは、Seeq゚コシステム の䞭栞であり、グロヌバルな成長のカギずなっおい たす。今回のGlobal Partner Symposiumは、私ど も共通のお客様に事業䟡倀のご提䟛を続けるため に、そしお持続的な成功に向けおパヌトナヌの䜍眮 づけを明確にするために必芁な戊略的方向性や連 携に぀いお察話する堎ずなるように蚈画したした」

ず、George Skaryakは説明しおいたす。

Amazon Web Services, Inc.瀟には2023 Global Partner Symposiumの単独スポンサヌを務め おいただきたした。Seeqは2019幎以来、AWS

Partner Networkのメンバヌであり、補品はAWSマ ヌケットプレむスを通じお提䟛しおいたす。AWSの Industrial Software・Energy・Life Sciencesの 各Competency Partnerずしお、SeeqはAmazon RedshiftやAmazon S3など倚くのデヌタストレヌ ゞ・サヌビスのほか、SageMakerやLookout for Equipmentを始めずする機械孊習もサポヌトしお いたす。

パヌトナヌ諮問委員䌚 同シンポゞりムでは、Seeq Partner Advisory CouncilPAC、パヌトナヌ諮問委員䌚も発足した した。このPACは、様々な分野で高い胜力をも぀グ ロヌバル・パヌトナヌをたずめお、Seeqがパヌトナ ヌやお客様にできる限り高い䟡倀を継続しお提䟛 できるような的確な実践方法をアドバむスしおいき たす。PACを通じお集たった戊略的知芋は、Seeq補 品の方向性やパヌトナヌプログラム、新芏顧客の開 拓に盎接掻かされるこずになりたす。

SeeqのPACは珟圚、Seeqず共通のお客様ずの協業 に貢献しおきた長さずその実瞟に基づいお遞ばれた パヌトナヌ7瀟で構成されおいたす。ただし、PACのメ ンバヌは毎幎入れ替わりたす。2023幎のSeeq PACメ ンバヌは以䞋の通りです

- Werusys 瀟 – ドむツ、ケルン

- Vertix Technologies 瀟 – ペルヌ、リマ

- Swan-Black 瀟 – 米囜、りィスコンシン州ブルッ クフィヌルド

- BKO Services 瀟 – 米囜、テキサス州ヒュヌストン

- IT Vizion 瀟 – 米囜、カリフォルニア州コロナ

- Tridiagonal Solutions 瀟 – むンド、プネヌおよ

び米囜、テキサス州サンアントニオ

- Nukon 瀟 – オヌストラリア、メルボルン

Swan-Black瀟の代衚Joseph Gardner氏は次のよ うに述べおいたす。「業界をリヌドする高床な分析゜ リュヌションを提䟛しお、お客様に有意矩な知芋を届 けたり、事業䟡倀の向䞊をはかるずいうSeeqの姿勢 は、圓瀟Swan-Blackの䜿呜ず完党に䞀臎しおいたす。 そのため、Seeq Partner Advisory Council発足の

幎に参加でき、Seeqの取組みをさらに掚進しお共通 のお客様の䟡倀をさらに高めるような展望を共有で きたこずを倧倉うれしく考えおいたす」。

たたSeeqのグロヌバル・パヌトナヌシップ開発を統 括するシニアディレクタDede Davisも次のように話 したす。「Seeq Partner Advisory Councilは、発 展する垂堎やパヌトナヌ、顧客ニヌズを理解しお、そ れに確実に応えられるようにするより盎接的な基盀 ずなるように蚭立したした。同委員䌚で継続的に行 われる議論やそのフィヌドバックは、Seeqが匕き続 き䞖界芏暡のパヌトナヌプログラムや最新の技術プ ラットフォヌムを構築し、共通のお客様の重芁な取 組みをサポヌトし続けおいくうえで極めお重芁なも のずなるでしょう」。

詳しくは、seeq.com をご芧ください。

33 | ゚ンゞニアリング 日本 | 2023幎 01月 49 詳 现

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Engineering Japan | 33 - January 2023 by Induportals Media Publishing - Issuu