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エンジニアリング 日本 ENGINEERING JAPAN ローデ・シュワルツが、好評 だったプロモーションをさら に拡充した「FULL BENCH. HIGH VALUE.」 プロモーショ ンを開始

4 フリアーシステムズが、地下 公共設備の空間向けに業界 初のサーモグラフィ/デジタ ルビデオスコープを発表

14 IDSが新たにUEYE XLEカメラシリーズを 投入:高性能ながら、小型で徹底したコ スト最適化を実現

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ケナメタルからPCD工具の 新シリーズが登場

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ENGINEERING JAPAN

IDS IMAGING DEVELOPMENT SYSTEMS

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ROHDE & SCHWARZ

FISCHER CONNECTORS

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FLIR

EPLAN

FLIR

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HMS INDUSTRIAL NETWORKS

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16 NORD DRIVESYSTEMS

20 SECO TOOLS

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HMS INDUSTRIAL NETWORKS

ODVA

18 KENNAMETAL

KENNAMETAL

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EMERSON INDUSTRIAL AUTOMATION

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記事掲載のお申し込み: editor@ipmediaonline.com 本 誌 無 料デ ジタル 版 をご 覧 いた だ けま す。登 録 はこちらから: www.engineering-japan.com

INDUPORTALS

MEDIA PUBLISHING

ENGINEERING JAPANは、INDUPORTALS MEDIA PUBLISHINGがお届けするエンジニア向けの専門誌です。産業市場 の最新製品および企業ニュースを紹介しています。 本誌では、記事の編集に最大限の注意を払っていますが、掲載情報の正確性を保証するものではありません 弊社は記 事の内容や利用方法について、一切の責任を負わないものとします。


新製品

IDSが新たにUEYE XLEカメラシリーズを投入:高性能ながら、 小型で徹底したコスト最適化を実現

IDSの新カメラuEye XLEシリーズ

とりわけ手ごろで、特にコンパクトかつ高い性能を求めるなら、IDSの新しいuEye XLE カメラシリーズです。このuEye XLEカメラは、コスト重視の量産プロジェクトに向けて 特別に開発されています。

スペース設計に加え、実用的なUSB3インタ ーフェースの採用、USB3 Vision規格のサポ ートにより、同産業用カメラは簡単にマシン ビジョン・システムに組み込むことが可能です。お客様 には、シングルボードのモデルとしてC/CSマウントある いはSマウントの有り/無し、さらにはプラスチック製筐 体モデルもお選びいただけます。初回発売モデルには、 高感度な5MPのON Semiconductor社製 AR0521セ ンサを搭載します。 この 新しいカメラシリーズの応 用範 囲は、ほとんど無 限といっても過言で はありません。「小さな電 気 製 品 から、計 測 技 術、物 流 、さらには農 業 分 野 のアプリケ ーションまで、その真価 が 実 証されることになるでし ょう」と、IDSの製品マネージャJ ü r g e n H ej n aは説 明 しています。さらに、表面検 査など従 来 からの産 業ア プリケーションで も強み を 発 揮します。そのコンパク トな外形から、たとえば 組 込 み用の画 像ソリューショ ンとしても、最小 限 のスペースに収まります。また、価

格最 適化を図った設 計により、コストを最も重 視する ようなアプリケーションに対して特に訴求力をもたせ ました。そのため、同カメラには、リーズナブルな価 格 のレンズも多 数ご用 意しています。 u E y e X L E の 全 モ デ ル は 、U S B 3 イ ン ターフェース (Su p e r S p e e d USB 、5G b p s)を採 用し 、G e n I C a m にも完 全準 拠しています。また、USB3 V i s i o n 規 格 を サポートしていれ ばどのソフトウェアとも使 用で きま す。ただし、最高のユーザーエクスペリエンスを実 感い ただけるよう、IDS p eakの利用をお勧めしています。 無 償の S D K であるI D S p e a k には 、ソースコードの 例 からトランスポート層まで必 要となる全てのコンポー ネントが含まれており、お 客 様 は 独自のアプリケーシ ョン開 発 をすぐに始 めることが 可 能です。

詳 細

詳し い 情 報 は: h t t p s : // j p . i d s - i m a g i n g . c o m / s t o r e /p r o d u c t s /c a m e r a s / i d s - f a m i l y/ x l e /s o r tb y/p o s i t i o n /s o r t- d i r e c t i o n /d e s c . h t m l 27 | エンジニアリング 日本 | 2021年 01月

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新製品

ローデ・シュワルツが、好評だったプロモーションをさらに拡充 した「FULL BENCH. HIGH VALUE.」プロモーションを開始

ローデ・シュワルツは昨年ご好評をいただた、一般的なエンジニアの測定環境をサポ ートするキャンペーンをさらに充実させた新たなご提案を用意しました。 「Full Bench. High Value.〔すべてを、お値打ち価格で〕」というキャッチフレーズのもと、期間限定で さらに広範なエントリーレベルのテスト・計測機器を、魅力的な構成でご提供いたしま す。すべてのオプションを事前に設定され 、破格のパッケージ価格を実現しています。

ー デ・シュワ ル ツ の 新 キャン ペ ー ン「 F u l l B e n c h . H i g h Va l u e .」で は、それぞ れ の 測 定 器 に お いて魅 力 的 なオプションが パッケ ージとして事前にまとめられているので、お客様は選定 が容易になり、時間の節約にもつながります。また、各 パッケージは将来を見据えたスペックで用意されてい るので、今後の追加投資の機会を減らし、テスト・計測 業務を次のレベルへ素早く推し進められるチャンスに もなるのではないでしょうか。

詳 細

このプロモーションでは、オシロスコープ、スペクトラ ム・アナライザ、ケーブル&アンテナ・アナライザ、ベク トル・ネットワーク・アナライザ、D C 電 源 、パワー・メ ータ、信号 発 生器、パワー・アナライザをご用意しまし た 。これらの 機 器 は、E M I 対 策、デバッグ、パワー・イ ンテグリティ、バッテリシミュレーション、低電力設計、 低 速シリアル・バスのデバックなど、日常的なテスト用 途において必 要となる性 能を 備えています。今 回 、キ ャンペーン 対 象にベクトル・ネットワーク・アナライザ が加 わったことで、R F 部 品のテストといったアプリケ ーションにも対応 可 能 になりました 。本キャンペーン は 、2 021年 3月31日まで 実 施 の 予定です。 ローデ・シュワルツ で 汎 用 測 定 器 を担 当する副 社 長 B o b B l u h m は 次のように 説 明しています。「 昨 年 の キャンペーン は 大 変 好 評 で、当 社 の 予 想 を 大 きく上

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ぜ ひ、w w w . r o h d e - s c h w a r z . c o m / c o m p l e t e o s c i l l o s c o p e をご 覧ください。 スペクトラム・アナライザ/ベクトル・ネットワーク・ア ナライザの キャンペーン・パッケージ ローデ・シュワルツのスペクトラム・アナライザは、エン トリーレベルの機 種でも高い性 能を実現しており、キ ーコードによるアップグレ ードなどの 機 能 のほか、大 型の高解 像 度ディスプレイを 備え、リモート制 御ソフ トウェアも利 用で きます。今 回の販 売キャンペーン 対 象機 種には、もっと高度なスペクトラム 解 析 の可能 性 に向けた1歩となればとの思いから、定 評 のあるR & S FPL10 0 0も新たに加えました。これ1台で、さまざまな 計 測タスクをカバーで きるように設 計されており、ス ペクトラム 解 析だけでなく、パワー・セン サと組 み合 わ せ た高 精 度 な パワー測 定、さらにはアナログ/デジ タル 変 調 の 信 号 解 析 にも対 応 可 能です。

一方、1台3 役 のオール ラウンダーであるR & S Z N Lベ クトル・ネットワーク・アナライザには、本来 の ベクト ル・ネットワーク・アナライザ 機 能のほか、スペクトラ ム・アナライザおよびパワー・メータとしての 機 能も1 つのコンパクトな筐体に統 合されています。機 種にも よりますが、5 k H z~ 6 G H z の周波 数 域に対応し 、広 いダイナミックレンジと小さいトレーズ・ノイズによる 高精度さを特 長としています。テスト仕 様 が 頻 繁に変 わるような 業 務 環 境 に 最 適 です。

回るものでした 。お 客 様 から高 い 評 価 の声をいただ いたことで、この キャンペーンをもっと魅 力 的 なもの にして 続 けていきたいと考え、新 たに10 機 種 を対 象 に 加 えました 。ベクトル・ネットワー ク・アナ ライザ やパワー・メータを含め 、グローバ ルで展 開するキャ ンペーン で す。期 間 限 定 で は ありま すが 、全 3 2 製 品 を自信 をもってご 提 案します」。 ローデ・シュワルツのキャンペーン「Full Bench. High Va l u e .」について、詳しくは w w w. r o h d e - s c h w a r z . c o m /c o m p l e t e - p r o m o t i o n をご 覧ください。 オシロスコープの キャンペーン・パッケージ ローデ・シュワルツのエントリーレベ ル のオシロスコ ープ は 、ロジック・アナライザ、プロトコル・アナライ ザ、波 形およびパターン発 生器、さらには電 圧計を1つ の 機 器 に搭 載してご 提 供しています。R & S R T B2 0 0 0 ・R & S R T M 3 0 0 0・R & S R TA 4 0 0 0 の 各オシロスコー プ は 、» P o w e r o f 10 » をコンセプトとして、上位仕 様 の10ビットA / Dコンバータとクラストップのメモリ長、 さらには 同 クラスで 最 高 解 像 度となる10 .1インチ 型 タッチスクリーンを 備 えています。この10ビットA / D コンバータは 、従 来 の 8ビットA / Dコンバータに 比べ て最 大4 倍 の 向 上となり、波 形 をよりシャープ に 、信 号をより詳 細 に捉 えます。

さらに 本 キャンペーン で は ハ ンド ヘ ルドのアナ ライ ザ もご 提 供して いま す。たとえ ば 、現 場 や 研 究 室 で スペクトラム 解 析 やケーブル/ アンテナの計 測 が で き るR & S S p e c t r u m R i d e r F P H や R & S C a b l e R i d e r Z P Hなどがご ざ います。 詳しくは、w w w. r o h d e - s c h w a r z . c o m /c o m p l e t e s p e c t r u m a n a l y z e rをご 覧ください。 D C 電 源 およびパ ワー・アナライザ の キャンペーン・ パッケージ ローデ・シュワルツの電 源 製 品ラインナップ は、大 学 や開 発 部 門の 研 究 室における基 本 的な用途 から、生 産活動向けの高性能電源まで、お客様のニーズに幅広 くお応 えしています。チャネル 数1~4 、最 大出力10 0 W~8 0 0 Wに対 応 するなど、その 機 能 は お 客 様 の 強 い 味 方になるに違 いありません 。 な かで もD C 電 源 の 新 シリーズ R & S N G P 8 0 0 は 、最 大 8 0 0 Wの出 力を 備 え、チャネルあたり最 大 電 圧 6 4 V、同じくチャネルあたり最 大 電 流 2 0 Aに対応してい ます。並列にも直 列にも接 続できるうえ、簡単に操 作 可能な高解像度タッチ・ディスプレイを搭載しており、 生 産プロセスにおける試 験・計 測タスクに最 適な高性 能ツールとなっています。 詳 細

www.rohde-schwarz.com/complete-powersupply も合わ せてご 覧ください。

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新製品

ウェアラブル・コネクタ・ソリューション 衣類への取り付けをも っと便利に

フィッシャーコネクターズは、様々な用途に使用できるコネクタFischer Freedom™シ リーズをさらに使いやすくしました。この製品シリーズに新製品と組込み用アクセサリ ーを新 た に加えました。これ により、設 計 技 術 者 は S W a P(小 型・軽 量・電 力 伝 送 対 応) 要件への適合、ケーブル管理を最適化することができ、また、パネル実装に加えてきわ めて柔軟な布地にも、低背形状コネクタ、ケーブルアセンブリ、アクティブデバイスを容 易に組み込むことができます。

製品Fischer Freedomケーブル付きレセプ タクルサイズ08は、昨年市場に導入したレ セプタクル の 小 型 版で す。メタル ハウジン グ に 4 極で 信 号また は 電 力 用 の 同 心 円 状 電 極を構 成 し、IP 6 8 防 水 、E M Iシー ルドを 実 現したこの 新しい ケ ーブル付きレセプタクルは、過酷な環境でも手指を見 ず に篏 合できるようになっており、衣 服 へ の 組 み 込 み やパネルへの取り付けが容易で、迅速に着脱できます。

新 製 品 F i s c h e r F r e e d o mクイックデタッチシステム の 丈 夫 な 縫 い 付 け用プレ ートを 使って、たとえ ば 高 耐 久 性タープカバー・テント、船 帆 、車 両 用 タイヤ ブ ランケット、スマートバックパックなどの 柔 軟 な 素 材 を 容 易にコネクタ取り付 け のため に平 面 のパ ネル へ 変 換です。このシステムのアダプタと固 定リング を 利 用 す れ ば 、レ セプタクル を 簡 単・迅 速 に 取り付 や 交 換 が で きます。 容 易な 組 込 み:最 近 のアプリケーション事 例 2 件 多 数の賞を受 賞したF i s c h e r Fr e e d o mテクノロジプ ラットフォームを利 用すれば、防 衛・セキュリティ、医 療、計 測 、工 業および土 木 、ロボット、ウェアラブル、 モノのインターネット(I oT )などの市 場における設 置 型機 器 、可搬 型機 器 、ウェアラブル機 器 やそのエコシ

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ステムに対して、設 計 技 術 者は、より多くの 技 術 や機 能を 組み込むことがで きます。次に 示す2つのアプリ ケーションは、防衛および工業市場に最近導入された 事 例 で、低 背 形 状 を 生 かした 設 計と 人 間 工 学 によっ て実 現した 3 6 0 度自由な 嵌 合、容 易なクリーニング、 容 易な 組 み 込 みというF i s c h e r F r e e d o m のユ ニー クな 機 能 が活 用されており設 計 技 術 者とエンドユー ザーにメリットを 示しています。 W e a r i n ' 社 のコネクテッド ベ スト( 2 0 2 0 年 テクノロ ジ ー・イノベー ター・ア ワード プ ラ チ ナ 賞 )は 、ベ ス トそ の もの が 電 源と信 号 のハブとして 機 能 するシス テムで、新しい クイックデタッチ システムを採 用して F i s c h e r F r e e d o m 7 極レ セプタクルを 6 個 使 用して います。V R a k t i o n 社 の 設 計 技 術 者 は 、スマート作 業 靴 にプラスチック 製 本 体 の F i s c h e r F r e e d o m 4 極 レ セプタクル を 利 用してレ ーザー セン サ ー による 障 害 物 警 報システムを 組み込 みました 。 詳 細 情 報: • F i s c h e r F r e e d o m : w w w . f i s c h e r c o n n e c t o r s . c o m / j a p a n / j p / f i s c h e r- f r e e d o m - s e r i e s • W  e a r i n ’: w w w.w e a r i n . t e c h • V Raktion スマート作業靴: www.fischerconnectors. c o m / j a p a n / j p /c a s e _ s t u d i e s

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新製品

フリアーシステムズが、工業検査向けに常時接続の振動/温度 状態監視キットを発売

新しいFLIR SV87-KITが、低コストで設定が容易な年中無休のリモート振動/温度検 知ソリューションを提供。

急メンテナンスが必要な問題が発生する前 に、微 小 振 動 の 変 化を通じて差し迫った 問 題が検出されることがよくあります。このた め、効 果 的 な 状 態 監 視で 最も重 要 な 要 素 は、リモート で振動と温度を検知する統合モニタリングソリューシ ョンです。

製 紙 工場から、食 料・飲 料加工 工場 、石油・ガス産 業 まで、製 造 施 設では、重 要なインフラや機械のリモー ト状 況 監 視 が 利益 をもたらします。FLIR S V87- K I T を 組み込むことで、生 産高の最 大化 、従 業 員の安 全 性の 向 上、運 用コストの 削 減 を実 現します。 振 動 の 検 知 は 、メンテナンス 時 の 問 題の 発 覚を 未 然 に防げるように早期の警告を提 供するだけではなく、 スタッフがメンテナンス計 画を 優 先して合 理 化するこ とでダウンタイムを削減しつつ効率を最 大化すること ができます。しかしながら、従 来の有線 接 続の連 続 振 動 モニタリングシステムは 、高 額 で、必ずしも最 新で はない上に 、設 置に手 間 がかかる 場 合 があります。 一方、F L I R S V 8 7- K I T は 、低 コストか つ 設 置 が 容 易 で、W i - F i ネットワーク接 続 でどのような 場 所 にも設 置で きます。これ により、保 守 担 当 者 がリアルタイム か つ 経 時 的 に 振 動 と 熱 の 変 化 を 追 跡 で きるた め 、 運 用 上の 知 見を得て、故 障 が 発 生 する前に深 刻 にな りかねない 問 題を 予 測 で きます。

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L I R S V 8 7- K I T は 、無 線 ゲートウェイ F L I R G W 6 5 を1 台、無 線 振 動 /温 度リモートセン サー S V 87を4台搭 載しており、資 産 の 振 動と温 度 データを 年 中 無 休 で 連 続 モニタリング で きます。また、リモ ートセン サー S V87やゲートウェイ GW65を追 加購入してS V87- K I T を拡 張 可 能です。 W i - F i ネットワー ク 経 由 で タブレット、スマートフォ ン、コンピューターにデータを 転 送 可 能 なので、トレ ンド を視 覚 化して、閾 値 を 超 える 場 合 に はアプリや 電子メールで 警 報 通 知 を 受 信 で きます。閾 値 の 設 定 は 、カスタマイズしたアプリケーションや 共 通 の I S O 規 格 に 基づ いて手 動 で 変 更 で きます。 製 品 の 詳 細 については w w w. f l i r. c o m / S V 8 7- K I T

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新製品

SCHAEFFLER社が、特殊機械の電気エンジニアリングで標準 化設計を採用して新市場に挑む

Schaeffler Sondermaschinenbau社は、年間に約4,500件のプロジェクトを手掛けています。それぞれのプロジェクトはどれ も複雑なメカトロニクスであり、ロボット要素を伴うプロジェクトも多数あります。

Schaeffler Sondermaschinenbau社は、特殊な産業機械の製造を得意とする企業で すが、その多数の拠点で電気設計の標準化を進めており、これを実現するためにEPLAN Platformに信頼を寄せています。

社は、13カ所の拠点で1,700名の社員が働く 特殊機械メーカーとして、機械製造分野にお ける大企業の1社に数えられています。しか し通 常と異 なるの は、これまで(ほ ぼ)1 つ の 顧 客を対 象 にしてきた 点で す。世 界 規 模 の 有 力ブランドをもつ 1社を顧客としているのです。 特 殊 機 械 の 製 造で、年 間 およそ4 , 5 0 0 件 のプロジェ クトに 対 応 こ れ は 紛 れ も な い 事 実 で す。そ れ が S c h a e f f l e r Sondermaschinenbau社という企業であり、Schaeffler Groupという企業グループ全体向けてカスタム仕様の 機 械 や工 場 システムを 開 発しています。S c h a e f f l e r G r o u p は、全 世界170 拠 点に8 4, 20 0 名の 従 業 員をか かえ、その 総 売 上高は14 4 億ユーロ(2019 年)にのぼ ります。S c h a e f f l e r S o n d e r m a s c h i n e n b a u 社は、 この自 動 車 を 始 めとする産 業 に お いてグローバ ル か つ 総 合 的 に活 躍 するサプライヤ S c h a e f f l e r G r o u p

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に 応 えるため 、生 産 ラインの 組 立システムや 試 験 技 術 に力を入れています。 こうした 技 術 を 含め 、同 グル ープ で 必 要 となる 社 内 生 産 設 備 の 大 部 分 をこの 専 用 機 部 門 S c h a e f f l e r S o n d e r m a s c h i n e n b a u 社 が 整 えています。な かで も最 近 の重 要なプロジェクトとして、自動 車 ハイブリ ッドモジュール の 組 立・検 査と 新し い 電 気 駆 動 シス テム の た め の 複 雑 な 生 産 ライン の 開 発 と 製 造 が 挙 げられます。た だしこれ は 、S c h a e f f l e r 社専 用 機 部 門 が 年 間 に手 掛 ける 約 4 , 5 0 0 件 のプ ロジェクトのう ちの2 件 に過ぎ ません 。 高度な生産技術 生 産 技 術 に極 めて深く根 差した開 発を行うのが 同 社 の 長い 伝 統 です。19 6 0 年 、D r. G e o r g S c h a e f f l e rと D r.W i l h e l m S c h a e f f l e r の兄 弟が「生 産 設 備 のため の部門」の設立に着手し、これが今なお同社の成 功に


S c h a e f f l e r 社ドイツ・ビュー ル 工 場 の E P L A N 主 要ユ ーザ ー Sascha Jäger氏は「当社の狙いは、統一のとれたデータベー スをもとにエンジニアリングを標準化し、大規模に自動化する ことです」 と話しています。

ドイツ・エルランゲンにあるSchaeffler社工場の電気設計エンジニアStefan Vietz氏は、ほかの主要ユーザーとともに、EPLANをベースに標準化し た電気系CADを開発しています。

貢 献しています。S cha e f f l e r社は、自動車産 業のティ ア1サプライヤとして、スタビライザーや4 8V 駆 動シス テム、電気駆動モジュールなどを開発・製造しており、 強 いコスト圧 力のもとにあっても、その 全てを最高の 品質 規 格に従って生 産しています。そうした生 産に関 する高 水 準 な専 門 技 術 が、生 産 設 備 にも大きな 利 点 として活 かされています。 S c h a e f f l e r S o n d e r m a s c h i n e n b a u 社の 全 世界 1,70 0 名の社 員のうち約6 0 %が、顧客に向けて個別に カスタマイズした 生 産ソリューションの開 発・設 計 に 携わっています。さらに、ソフトウェアもますます重要 な役割を果たすようになっています。そこで、ほとんど 全ての自動 組 立 技 術プロジェクトで I T生 産ソリューシ ョンのプログラム開 発が 行われ 、そのノウハウも大 幅 に深いもの へと進 展しています。たとえば、開 発 者は 状 態モニタリング用アプリを 作成して、厳しい生 産 環 境 で の 生 産 性とシステムの可用 性を高めています。 社 外 の 顧 客 獲 得 に向 けて ごく最 近まで S c h a e f f l e r S o n d e r m a s c h i n e n b a u 社 は 、ほぼ 全て自 社 の 企 業グル ープ に向 け た社 内 用 プロジェクトを設 計・製 造していました。それでも、年 間4,50 0 件というプロジェクト件 数が示すように、十 分 な業 務がありました。しかし今回、同部門は社 外 の顧

客にもそのノウハウを利 用してもらえる体 制にしよう としています。S c h a e f f l e r S o n d e r m a s c h i n e n b a u 社 のディレクターB e r n d Wo l l e n i c k 氏 は 次のように 説 明しています。「当 社 は 、活 動 の 場 を広 げ、新 たな 顧 客ター ゲットの 獲 得 を 図っています。」そこで、組 立 および 検 査 システムの ほか 研 削 盤やホーニング 加 工 機 を 軸 に 、ロボットや 画 像 を 援 用した ハ ンドリン グシステム 、生 産 向 け I T分 野 の 製 造 技 術 も合 わ せ て 盛り込むことを狙っています。 電 気 設 計 の 標 準 化 は E P L A Nで こうしたグル ープ外 へ の 新 たな 展 開 は 、同 社 の 様 々 な 拠 点で 電 気 設 計ソフトウェアの 標 準 化を推 進 する 理 由となって いま す が 、あくま で そ の 一 つ に 過 ぎ ま せん 。たとえばドイツのエル ランゲ ンやビュール、中 国 の 太 倉 などの 各 拠 点は 、それぞ れ の方 法で 開 発 を 行っていました 。確 かに他の 拠 点も含め 、これらの 拠 点ではEPL ANプラットフォームを使っていましたが、 その 使 い方が異 なっていたのです。 詳 細

そこで、E P L A Nをベースとして、グローバ ルに標 準 化 された電気設 計を展開することを目標にしています。 この目標 に向けて、主 要ユーザーによるプロジェクト チームを 組 織して取り組 んで います。エルランゲン工 場 の電 気 設 計エンジニアSt e f a n V i e t z 氏 は 次のよう 27 | エンジニアリング 日本 | 2021年 01月

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EPLAN Pro Panelによる3D制御キャビネット設計は、すでにいくつかの拠点で利用されています。今後は、すべての拠点で同 様の設計が行われることになるでしょう。

に説 明しています。「我 わ れのチームで は、E P L A Nプ ラットフォームをもとに、調 和のとれた 共 通のインフ ラを開発しています。EPL ANプラットフォームなら、世 界規 模 の 協力が 可能になるからです。さらに、可能な 限り最 良 の方 法で 当 社 の 技 術 力を 活 用で き、開 発 拠 点における柔 軟 性も向 上で きます。」 規 格 準 拠 の テンプレ ートとマクロに 、豊 かなデ ー タ を加えて こうした標 準 化 を 進 め な がら、開 発 チ ーム は 国 際 的 な 規 格 や 基 準 へ の 適 用も図りました 。特 に 、産 業 用 システム 、設 備・機 器 および 産 業 用 製 品 の 構 造 化 原 則 と 識 別 子 を 定 めた E N 8 13 4 6 で す。ビュール工 場 の E P L A N 主 要ユーザーS a s c h a J ä g e r氏 は 次のよう に説 明しています。「製 造にかかわる従 業 員を含め、 すべての 従 業 員 が 理 解で きる規 格 準 拠 のテンプレー トを開 発しました 。」設 備のI D や工場 / 設 置 場 所 の 割 当てなどの基 本情 報は標 準化されています。さらに機 器 管 理も共 通 化しました 。もちろん 、全てのコンポー ネントはその関 連データとともにER Pシステムに保 存 されています。

詳 細

設 計を容 易化するために、同開発チームは、明 確な目 標 を念 頭に置きながら頻 繁 に使 用する機 器 について はマクロを 作成しました 。「各 機 器に可能な限り総合 27 | エンジニアリング 日本 | 2021年 01月

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的なデータセットを割り当てました 。これにより製 造 がさらに簡単になります。」その 基 本 的な指 針 は「誰 がデータを必 要としても、どんな種 類のデータであっ ても、それを得られるようにする」ことです。この指 針 は、たとえばシステムの 事 前承 認など、将 来 的により 多くの社 外顧 客がデータを求めるようになるだろうと いう状 況を踏まえて実 施 されています。 機 器レベルの標 準 化は、最小 限の 手間で相 互 接 続 可 能 なコンポーネントの 実 現 にもつながります。そのた め、たとえば顧客が他のメーカーの制御装置や電気モ ータを選んだとしても問題になりません。Jäger氏は「 機 器 を取り替えて、その 新しいコンポーネントの 全 デ ータを 使うだけです」と説 明しています。 制 御 キャビネットの3 D 設 計を導入 Schaef fler社は、ドイツ・ビュール工場ですでにEPLAN P r o P a n e lを 使って、生 産システム向けの 制 御キャビ ネットを3 D 設 計しています。同 社 にとって、そ のメリ ットは 明らかなこと から 、今 後 は 全 世 界で 利 用 さ れ るようになるでしょう。J ä g e r氏 が 一つの 例を 紹 介し てくれました 。「設 計 者が 取付パネルに周波 数インバ ーターを取り付 けると、その穴あけパターンが自動 的 に保 存され 、データをDX FファイルとしてR i t t a l 社 の Per fore x 加工システムに送ることができます。したが


新たなスタンダード:タブレットPCのEPLAN eViewでコミッショニング技術者をサポートします。 eViewのメリット:生産部門やコミッショニング技術者は、タブレットPCで回路図を呼出し、ジャンプコマンドでその細部を直接見ること ができます。

って、設 計で も生 産で も時 間 の 短 縮 になります。」こ こで 重 要となるの がエンド・ツー・エンド なデータの 連 続 性 で すが 、たとえ ば R i t t a l 社 のエンクロー ジャ ーを 使 用 する 場 合 に は 、そ のエンクロ ー ジャー のレ イアウトだ けでなく、R i t t a l T h e r m による 環 境 制 御 にもデータが反映されます。 次のステップ:配 線 の自 動 ル ーティングとeV i e w 次 の 段 階として 計 画 さ れて い る の が 、E P L A N P r o P a n e l から外注 先 の 配 線 メーカーにデ ータを 送るこ とで す。V i e t z 氏 は「これ が 可 能 に なると、端 子とラ ベ ル が 付けられた配 線 や加 工 済み の配 線セットを受 け取ることができます。いっそうの時間 短 縮になり、 とりわけ 米 国 の U L 規 格 を用いたプロジェクトが 非 常 に効 率 的 に 行えます」と話しています。 まさに今、主要ユーザーを中心に、たとえばコミッショ ニングの支 援ツールとして、E P L A N eV i e w の 試 験 運 用がなされています。J ä g e r氏 は 次のように説 明して います。「生 産部門やコミッショニング技 術 者は、タブ レットPCで回路図を呼出し、ジャンプコマンドでその 細部 を直 接 見ることができます。そのため、回 路 図を プリントアウトする 必 要 がなく、常に 最 新 のデータを 手 元で 確 認 で きます。

V i e t z 氏 は、E P L A N eV i e wならで はの 利 点を 挙 げ て います。 「コミッショニング技術者はコメント付与機能 を使って、現 場でどこに変 更を行ったかを直 接 書き込 むことが で きます。また、3 ~ 4 名のコミッショニング 技 術 者で 同 時 に一 つ の システムに 取り組むことが あ りますが、それぞ れ の 前 には 常に同じ 状 態 の 図 面 類 が 表 示 さ れます。e V i e w によって、コミッショニング 中 に 限らず、プログラマーとのコミュニケーションも 容 易になります。」 市 場で の成 功 に向 けて着実に 進 む プロジェクト開始から2年になりますが、そのプロジェ クトメンバーはまだ目標には至ってないと考えていま す。しかしながら、間違いなく正しい方向に進んでいる と感じています。標 準化に向けた大きなステップは完 了しています。S c h a e f f l e r S o n d e r m a s c h i n e n b a u 社はすでに、社外の市場で 活躍しており、S chaef f ler G r o u p 以 外 の顧 客へ最初 のシステム 納 入も果 たしま した 。 詳 細

w w w. e p l a n j a p a n . j p

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新製品

フリアーシステムズが、地下公共設備の空間向けに業界初のサ ーモグラフィ/デジタルビデオスコープを発表

新しいFLIR VS290-32が、より安全で効率的な工業検査のために電気安全規格に準拠 したデュアルセンサーのビデオスコープを提供。

ントン–フリアーシステムズ(NASDAQ: FLIR) は本日、サーモグラフィカメラとデジタルカメ ラを統 合した 業 界 初 の ビデオスコープ、F L I R VS290-32を発表しました。確認しづらい地下の公共設 備の空間でより安全で効率的な検査を行えるように特 別設計されたVS290-32は、全長2メートルの交換式カ メラプローブに産業グレードの電気安全規格に準拠し た同社初の柔軟なデュアルセンサービデオスコープを 搭載しています。

詳 細

最も過酷な環境での使用に耐えられるように、VS290 32は電 気 検 査 に関 する安 全 規 格 C AT I V 6 0 0 V に 準 拠しており、保 護 等 級 I P 6 7のカメラチップとI P 5 4 の ベース ユ ニットは 防 塵・防 水仕 様となっています。デ バイスには 、スーパーファインコントラスト( M S X ) 機 能 が 搭 載 されています。M S X は 、熱 画 像 全 体 に可 視 画 像 のディテ ールを重 ね 合 わ せ て表 示することで 画 像 の 鮮 明 度 を 向 上させ ま す。これ に より、重 要 な 背景 情 報 が 付 加されるため 、潜 在 的な問 題を正 確 か つ安 全に評 価・特定して、停電や資 産の故障を防止で きます。マンホール の 蓋 の下などの暗 い環 境や、屋根 裏 、冷 暖 房 空 調 設 備 システム 、機 械 内 部 のような 狭 い 空 間で は 、薄 型チップの 明るい L E D 作 業 灯が M S X 用の照 明となります。 フリアーシステムズのソリューション事業部ゼネラルマ ネージャーであるリッカード・リンドヴァル(R i c k a r d L i n d v a l l)は 次のように述べています。「M S Xを搭 載 した、堅牢で電気安 全規格に準拠したビデオスコープ によって、公 共 安 全 や 建 物 診 断 検 査 のため に 、発 電

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所、送電システム、製 造 施 設の 狭くて確 認しづらい空 間 内で の 赤 外 線 検 査 が 飛 躍 的 に容 易になります。」 VS29 0 -32は、赤外線センサー FLIR Leptonを搭載し ており、高温 /低 温を色で警 告するアイソサームをオ プションとして提 供しているため、セ氏 -10 ~4 0 0度の 温 度範囲で対 象エリアを迅 速に特定できます。デバイ スには充電式リチウムイオン電池とデュアル充電器を 備えており、それぞれ 最 大 6 時 間 連 続 使 用可能です。 Co n E d i s o n 社の 送電 エンジニアリング 部 門 、エンジ ニアリング/解 析担 当セクションマネージャーである アンドリュー・リード(Andrew Reid)氏は次のように 述べています。「安 全 性はCo n Ed i s o nの 最 優 先事 項 です。この新しいツールによって、当社の 作 業 員は、マ ンホールの蓋を取り外して中に入らなくても、通 気口 からマンホールを安 全に効率良く効果的に検 査して、 潜在的な問 題を特定できます。これにより、作 業 員に 求められる身 体 的 負 担や検 査にかかる時 間を減らし て、現在 進 行中のインフラ計画や 保守をサポートする データ取 集 活 動 に注 力で きます。」

詳 細

F L I R V S 2 9 0 の 詳 細 に つ いて は 、w w w . f l i r . c o m / V S 2 9 0 -32をご 覧ください。

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新製品

HMS NETWORKS、セキュアな製品開発ライフサイクル規格 IEC 62443-4-1認証を取得

HMS NetworksはIEC62443-4-1:2018規格に準拠した認証を取得しました。この認証 プロセスは、TÜV Rheinland社によって行われ 、産業用オートメーションおよび制御シ ステムにおけるセキュアな製品開発ライフサイクルが認定されました。 認 証 済み 開 発プロセスによるセキュリティ I E C 624 43 - 4 -1は 、産 業 用オートメーションおよび 制 御システムで使 用する製品のセキュア開発のプロセス 仕 様を 規 定したI E C 624 43 - 4: 2018 ( E ) 規 格 の 一 部で す。この I E C 6 24 43 - 4 -1認 証を取 得したことで、H M S の サイバー セ キュリティ向 上 に 向 け た 取り組 み が ま た 一 歩 前 進しました 。この 認 証 は 、セ キュア な 製 品 設 計と 脆 弱 性 開 示 に 対 応 で きる 技 術 、そしてお 客 様 の セキュリティリスク管 理 を 促 進 で きるようトランス ペアレントに 取り組む 能 力 に お いて、H M Sが 適 切 な プロセスを有していると認 めるものです。

詳 細

常にセキュリティを重 視して H M S の C P OであるT i m o Va n ’ t H o f f は 次のように説 明しています。「オートメーション産 業は、ユーザーで あるお客 様 の 最も重 要な資 産を 保 護する技 術とサー ビスを提 供可能 な パートナーを求めています。そうし た企 業 の 皆 様にH M S を活用いただければ、常に当社 がセキュリティを重視し、日々の業務として継続的にセ キュリティに対処するため安心してお任 せいただけま す」。この認証は、第三者機 関であるT Ü V Rh einlan d 社によって実 行されました 。I E C624 43 - 4 -1認 証は、 産 業 用オートメーションおよび 制御システム分 野にお いてお客 様 がサイバーセキュリティを強化するお手 伝 いがで きるというH M S の能 力を示す 新たな実 績のひ とつに加 わるものです。 より詳しい情報はwww.anybus.comをご覧ください。

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新製品

CIP SECURITYがアップデート:ユーザーレベルの認証をサポ ート ODVAは、EtherNet/IP™のサイバーセキュリティ対応ネットワーク向け拡張であるCIP Security™に、ユーザーレベルの認証機能を加えました。これまでのCIP Security仕様書 でも主要なセキュリティ属性として、デバイス・グループによる広義の信頼ドメイン、デー タの機密性、デバイス認証、デバイスの識別、デバイス完全性などを定めていました。こ れに対して今回、ユーザーと役割による狭義の信頼ドメインと、そのユーザー情報を含 めて強化したデバイス識別機能、さらにはユーザー認証をCIP Securityに導入します。

業オートメーションにおけるITとOTの融合 が進むなか、制御系エンジニアでも、IT管理 者や保守担当者でも、それぞれがデバイス・ パラメータに安全にアクセスして修正できる環境が以 前 にも増して重 要となっています。デ バイスレ ベ ルで のセキュリティは、物理的な損害や、ますます増加する 経済的な損失の可能性から、設備や人員を守るうえで 極 めて重 要 な 基 礎となる要 件で す。こうした 要 求 に応 えるため、堅牢なCIP Security User Authentication Profileは、確固としたユーザー・アクセス・ポリシーに よるユーザーレ ベルの認証機能を提供します。このポ リシーは、適 切 に定 め た 役 割と、ローカル および 集 中 管 理 の ユ ーザ ー 認 証 による基 本 的 な 認 可 に 基 づくも のです。CIP Securityにおけるデバイス経由あるいは 集中サーバーを介した認証機能は、小規模で単純なシ ステムに対してはさらなる容易性を、また大規模で複雑 な設備に対しては効率の向上を可能にします。 C I P S e c u r i t y には 、す で にセキュリティ仕 様 が 盛り 込まれています。具体 的 にはT L S( Tr a n s p o r t L a y e r S e c u r i t y)や D T L S(D a t a g r a m Tr a n s p o r t L a y e r Securit y)などロバストで実績あるオープンなセキュリ ティ技 術 のほか、暗 号プロトコルを 使ってEt h e r N e t / I P のトラフィックを 安 全 に 送 信し 、そ の E t h e r N e t / I Pトラフィックに 対 するデ ー タの 完 全 性 とメッセー ジ 認 証を実 現 する暗 号 化 方 法としてハッシュ関 数 や H M A C(k e y e d - H a s h M e s s a g e A u t h e n t i c a t i o n C o d e)を 利 用します。さらには不 正な 第 三者 による Et h e r N e t / IPデータの 盗み見を防ぐようにメッセージ や情報のエンコーディング手法に暗 号 化を採用してい ます。これに加えて、新しいCIP User Authentication P r o f i l eで は 、アプリケー ション層 に お いてC I P 通 信 に 対 するユーザーレ ベ ル の 認 証 を提 供しま す。将 来 的 にC I P S e c u r i t yで は C I P 認 可プロファイル の 使 用 を見 込 んで います。C I P 認 可 プロファイルとは 、汎 用 で フレキシ ブル な 認 可 など、付 加 的 な セ キュリティ 属 性 を 提 供 で きるようC I P を 強 化 することに なるプ ロファイルです。 新しい U s e r A u t h e n t i c a t i o n P r o f i l eで はいくつか の 広く一 般 に 利 用さ れてい るオープ ン な 技 術を 利 用 します。たとえばOA u t h 2 . 0とO p e n I D C o n n e c tを 暗 号 化 で 保 護 さ れ たトー クン・ベースのユーザ ー 認 証 に 、J S O N We b To k e n( J W T )を認 証 やユーザー

名とパ スワードの証 明に、そして既存 のX . 5 0 9 証 明 書 をユーザーとデバイスのセキュアな識 別に用います。 とくに、暗 号 化で 安 全性を確保したユーザー認証セッ ションIDを有 効なJ W Tを備えたターゲットによってユ ーザーごとに生 成し 、これを利 用してC I P 通 信に対 す る認 証イベントとユーザーの 送 信メッセージをマッピ ングします。このユーザー認 証 セッションI D は、T L S / D T L S に 加 えて、C I P S e c u r i t y の E t h e r N e t / I P 機 密 性 プ ロファイルごとに 秘 匿 可 能 な 暗 号スイートを 用 い、E t h e r N e t / I Pを 介して送 信します。 「C I P S e c u r i t y は 、E t h e r N e t / I Pによる産 業 通 信の エコシステムの 一翼を担う重 要なネットワークの 拡 張 ですが、その CIP S e c u r i t yの 発展において、ユーザー 認 証 のサポートは欠くことので きないステ ップ で す。C I P S e c u r i t y は 多 層 防 御 の 一 部 として、工 場 の 操 業 を 阻 害し ようとタ ーゲットを探 す、悪 意あるサイバー攻 撃 者 の 抑 止に 効 果 を 発 揮 するように 設 計されています」 と、E t h e r N e t / I P システム・アー キ テ クチャ技 術 部 会 の 副 委 員 長 J a c k V i s o k y 氏 は 説 明しています。一 方、O D VA の 会 長で 常 任 理 事 の D r. A l B e y d o u n は 次のように述べています。「インフラや自動 化シス テムの 接 続 にお いて、C I P S e c u r i t y はこれまで以 上 に 重 要となっていま す。世界 中 で 高 額 な 資 本 設 備 や 必需品の生 産を、悪 意あるサイバー攻撃から守るため です。そこで、O D VA は C I P S e c u r i t yとE t h e r N e t / I P の 今後 の 発 展 に対 する 投 資を 続 け、犯 罪 者による物 理 的・経 済 的 な 損 害からエンドユーザー の 皆 様 を 確 実にお 守りします」。 今 回 のアップデートを 通じて、C I P S e c u r i t y は、ユー ザーと役 割による狭 義の 信 頼ドメインのほか、そのユ ーザー 情 報を含めたデバイス識 別 機 能 の向 上と確 実 な ユー ザ ー 認 証 に より、いっそう強 固 な デバ イスレ ベ ル の セ キュリティをご 提 供 で きるように なりまし た 。O D VAで は 、C I P S e c u r i t y が 重 要 な 産 業 オート メーション 設 備 を 最 適に保 護 で きる最 先 端 のデバイ ス保 護 技 術 であり続 けることに 努 め 、I I oTや インダ ストリー 4 . 0 の 理 念 が 完 全 に 達 成 で きるように 取り 組 んで いきます。C I P S e c u r i t yを含 む E t h e r N e t / I P Sp e c i f i c at i o nの 最 新版のご 利 用については、o d v a . o r gをご 覧ください。

詳 細

27 | エンジニアリング 日本 | 2021年 01月

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新製品

IXXAT CANNECTOR―CANのため の万能ツール

HMS Networksは、CANネットワークのロギングやブリッジ、拡張に対応した自由度の 高いソリューションIxxat® CANnectorを発売します。CANnectorは、現行のCAN@net NTおよびCANbridge NTシリーズを補う製品として、追加のインターフェースと機能の ほか、データロギング機能を提供します。CAN@net NTおよびCANbridge NTと互換性 があるため、既存設備も簡単に拡張可能です。 ロギング、ブリッジ、レンジエクステンダーとして使 え るフレキシブルなオール ラウンダー C A N @ n e t や C A N b r i d g e N Tと同 様 にC A N n e c t o r は スタンド アロン で 使 用 で き、P C は不 要 で す。汎 用 な C A N n e c t o r に 加 えて、あらかじ め 設 定 済 み の3バ ージョンをご用 意しています。 C A N n e c t o r R a n g e - Et h e r n e tを 介したシンプルな C A N(FD)レンジエクステンダー、あるいはEt h e r n e t で P C に 接 続 さ れ た C A N インターフェースとして使 用 で きます。 詳 細

C A N n e c t o r B r i d g e - フレ ームベースあるい はシグ ナル ベースの C A N(F D)ブリッジ/ゲートウェイ。すべ てのバ スシステムの 浮 動 小 数 点デ ータをオンライン 操 作 で きるなどの 機 能 を 備 えています。

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C A N n e c t o r L o g - トリガー機 能 やリングバッファを 備 え たデ ー タロガー。C A N( F D)に 復 帰で きる 低 電 力スリープモード を 備 え、フレ ームベースあるい はシ グナルベースで C A N(FD)データをロギングします。 これら3バージョンの製品はすべて、開梱後すぐに接続 してそのままお使いいただけます。ベースは同じハード ウェアであり、CANnec torの様々な機能はロード可能 な設 定により提 供 されるため 、すべての C A N n e c t o r はご 希望の 機 能 をもつよう再 設 定 可 能です。 高い 性 能と汎 用 性 高性 能 なL i n u xプラットフォームにより、複 雑 なアプ リケー ション や デ ー タ操 作 を C A N n e c t o r 本 体 で 直 接 実 行 で きます。さらに バ スディスクリプションファ イル を サ ポートして おり、シグ ナルレ ベ ルで の 操 作 も可 能です。


» W a k e - u p o n C A N » 機 能 の 使 用 により、C A N バ ス 上のT X 機 能 をオフにで きることから、電 力 や 安 全 性 に 配 慮 が 必 要 なアプリケー ション で も C A N n e c t o r を 利 用可 能です。 CANnec torは、サポートするインターフェースの数だけ が異 なる複 数のハードウェアバージョンをご用意して います。インターフェースの最大数は、CAN(FD)8ポー ト、LIN 2ポート、デジタルIO 2ポート、またEth e r C AT スレーブインターフェースとEth e r n e t、USBが 各1ポー トとなっています。このEt h e r C ATスレーブインターフ ェースは、H M S のA ny b u s ® Co m p a c t Co m 技 術を 使 用し実 装されており、将 来 的に他 の産 業 用E t h e r n e t プロトコル への対応 が 可能です。W i - F iやB l u e t o o t h などUSB の 拡 張はオプションとして提 供しています。 クラウドおよび P L Cとの 接 続 I x x a t C A N n e c t o r は 多 数の 追 加 機 能 を 備 えていま す。たとえば W i - Fi接 続のモバイル端末(スマートフォ ンあるいはタブレット)を用いたライブデータ可 視 化 やシミュレーションに加え、OPC-UAやMQT Tのほか、 産業用データ接続のためのHMS独自のソリューション であるH M S H u bを介したクラウド接 続 が 可能です。

ば 、C A N n e c t o r は C A N( F D )ベースの ネットワー クを産 業 用 E t h e r n e t や P LCに直 接 接 続 で きます。 すべての機 能は、C A N n e c to r 本体上で並列に実 行で きます。そのため 、たとえばデータのロギングと同 時 に、C AN(FD)のブリッジ接 続とモバイル端 末でのデ ータ可 視 化を実 行 可 能です。 ドラッグ&ドロップ で 簡単に設 定 H M Sは、C A N n e c t o rを簡単に設 定で きるW i n d o w s 用 無 償 ツールを提 供しています。このツールで は 、ド ラッグ &ド ロップ で ソースとター ゲット の » 接 続 » を 確 立 で きます。またオプションとして、設 定のため に C A N(F D)バ スディスクリプションをインポートする ことも可 能 で す。統 合 開 発 環 境 とユー ザ ー 独 自 の C 言 語プ ログ ラムまた は M a t l a b / S i m u l i n k モ デル を 用 い れ ば 、標 準 の 機 能 群 を拡 張 で き C A N n e c t o rで 直 接 実 行で きます。 C A N n e c t o r の 詳 細 につ いては w w w . i x x a t . c o m を ご 覧ください。

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E t h e r C A T ス レ ーブ イ ン タ ーフ ェ ース を 用 い れ 27 | エンジニアリング 日本 | 2021年 01月

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新製品

NORD、飲食料品産業に合わせたソリューションを提供

nsd tupH表面処理は飲食料品産業においても、ウォッシュダウンに最適化したアルミ鋳物製ハウジングの駆動コンポーネント に対し、卓越した耐腐食性を発揮します。

NORD DRIVESYSTEMSは数千台もの駆動システムを設置した実績から、食品および飲 料品産業のすべての分野におよぶ駆動ソリューションで世界をリードするメーカーの1 社へと成長を遂げつつあります。NORDの駆動技術の専門チームは、アプリケーション に関する広範な知見と汎用なモジュール式システムをもとに、飲食料品産業のあらゆ る場面に対応した完全な駆動ソリューションを1社のみで整えています。

頼性の高い駆動ソリューションは、飲食料品 産業の全般を通じ、全バリューチェーンの構 築に必須の要件です。ソーティングやコンベ ア搬送、原材料の加工から、プロセス技術、梱包前の充 填、物流まで、それぞれ具体的な用途に合わせた駆動 システムが求められます。さらに、加熱・冷却や湿度な ど過酷な環境条件のもとで製品保護と合わせて、衛生 仕 様 や 技 術 仕 様、エネ ル ギ ー 効 率を経 済 的 に 両 立 す る必要もあります。こうした要求を満たすため、NORD DRIVESYSTEMSはギヤードモータ、周波数インバータ、 インテリジェントなソフトウェアで構成される高品質で 信頼性の高い完備的なシステムを設計しています。

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27 | エンジニアリング 日本 | 2021年 01月

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優しく扱 える 強 力なポンプ な かで も 、N O R D D R I V E S Y S T E M S は 高 い 始 動トル クやソフトスタートなど、ポンピ ング する媒 体 に合 わ せ て 特 別 な 機 能 を 備 え たポ ンプ 駆 動 機 器 を 提 供し ています。壁 面 や モータ自 体 に 取 付 け可 能 な 周 波 数 インバータにより、分 散 型自動 化コンセプトのほか、 インテリジェントな制 御コンセプトに基づく移 動 式 ポ ンプの実 現も容 易です。また、滑らかな表面のモータ と2 段ベベルギヤ・ユニットをベースにns d t u p H表面 処 理を 組み合わせた 駆 動 機 器として軽 量 性と高い 効 率を兼ね備えるとともに、耐腐食 性 があり、清掃も容 易な 滑らかな衛 生 的 表 面による派 生モデル も多 数 揃 っています。ステンレス 鋼 製 の駆 動 機 器 に比べ 、たと え冷却ファンが無くても大幅に優れた放熱性を達成す るうえ、同 等 の耐腐 食 性を 備えています。このような 特 長 は 、食 材のカットや 調 味 料 の 添 加 のため の 機 械


撹拌・混合・混練などの食品加工プロセスに向けて、NORDは、出力軸に特に高強度なベアリングを採用した高性能ギヤードモータを様々なサイズで 製造しています。

および システム はもとより、C I P( 定 置 洗 浄)・S I P( 定 置 殺 菌 )が 必 要 な 場 所 で の 駆 動 機 器 にも 必 要 と さ れ ま す。また、加 熱・冷 却・冷 凍 を 問 わず、N O R D の 駆 動ソリューション は あらゆる温 度 域 に 問 題 なく 対 応し 、調 理ラインや ベーキング・ライン、急 速 冷 凍 システムといった極 端 な 条 件 下 で のアプリケーショ ンに向 けた設 計 も可 能です。 あらゆる規 模 の 撹 拌プロセスにも 撹 拌・混合・混 練などの食品加工プロセスに向けて、 その高 い負荷に 応 えるようN O R D は出 力 軸 に特 に高 強 度 なベ アリング を採 用した高 性 能 ギヤードモータ を 様 々な サイズ で 製 造して いま す。こうした 用 途 に は 、出 力トルク15 ~2 8 2 k N m の M A X X D R I V E ®産 業 用ギヤユニットがとりわけ適しています。そのうえ、新 しいS A F O M Iアダプタの 搭 載も可能になりました 。こ のS A F O M Iアダプタは、補 助オイルタンクを内 蔵した フランジとして、動 作 の 信 頼 性を高めながら、必 要な 摩 耗部品を削減します。N O R D D R I V E S YS T EMSは、 高い 性 能と効 率 を 兼 ね 備 え、各用 途 に特 化した 装 備 オプションもご用意しています。ポンプや 撹 拌 機 、混 合 機 に向 けて、そ のプロセスに特 有 な半 径 方 向 およ び 軸 方 向 の 高 い 軸 受 荷 重 に 対 応した 特 別 な 設 計と なっています。

コンベ ア 搬 送 や充 填 、梱 包プロセスに 最 適 周波 数インバータに加え、アブソリュート式またはイ ンクリメンタル 式 エンコーダ によるフィードバックを 備 え た 同 期 モ ータなら 、大小 いず れ の 梱 包 ユ ニット で も 、極 めて 経 済 的 で 高 精 度 な位 置 決 めアプリケー ション が 可 能 になります。N O R Dで は 、水平・垂 直・ 傾 斜コンベ アのほか、パレット・システムに向 けた多 様 なソリュー ション に お 応 えするととも に 、充 填 シ ステム に 対しては 駆 動 機 器 のカスタマイズ も 行 って いま す。特 に N O R D の イン テリジェントな 周 波 数イ ンバータを用 いれ ば、ソフトスタートや 減 速 停止、ブ レ ーキ、S T O(セーフティ・トルク・オフ)機 能 が 実 現 で きます。また1台 の周 波 数インバータで 最 大4台 の エンコーダ付モータを制 御するというマルチ・エンコ ーダ 運 用を行うことも可能です。そのほかN O R Dは、 イントラロジスティック・システム 向 けにL o g i D r i v e コンセプトをご用意しています。これ は 、経 済 的でカ スタム な 駆 動 コンセプトに 対 応 で きるモジュール 式 システムとして、エ ネ ル ギ ー 効 率 と使 用 機 種 の 削 減 を 最 適 な バランスで 実 現します。

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w w w. n o r d . c o m

27 | エンジニアリング 日本 | 2021年 01月

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新製品

ケナメタルからPCD工具の新シリーズが登場

最大50 mmの径で、幅広いPCDエンドミルのラインナップが標準で利用可能です。

リードタイムが短縮された多結晶ダイヤモンドラウンドツールにより、高効率アルミニ ウム加工を実現。

ナメタルから、超硬工具の最大10倍の生産 性を実 現 するアルミニウム加 工 用 P C Dラウ ンドツールの新シリーズが登場しました。新 シリーズのドリル、 リーマ、およびエンドミルは、摩耗性 が非常に高いアルミニウム合金に対しても優れた工具 寿 命と耐 磨 耗 性を発 揮し、リードタイムも大 幅 に短 縮 されています。

「当社のP C Dラウンドツール の 新 シリーズにより、お 客様はアルミニウムの加工時間を大幅に短縮できるた め、作業現場での生 産性が向上します」と語るのは、 ケナメタルの製 品マネージャーのM i c h a e l H a c ke rで す。「ドリル加工やリーマ加工において、これらの工具 は一貫して最大3,0 0 0 SFMの切削速度を実現します。 ミーリング加工は20,0 0 0 SFMという驚異の速 度で可 能であり、P C D以 外 の工 具 をはるか に 凌 ぎ ます」。 工 具 寿 命 の 延 長と生 産 性の 向 上 スルークーラント機能とMQL 対応のインターフェイス により、これらのP CDラウンドツールは 粗 加工と仕 上 げ 加 工の双 方に 最 適 です。 極 めて鋭 利な 切 れ 刃と低 摩 擦 のすくい面が 構 成 刃先 の不安を解消します。低 摩 擦 の加工では、リーマ加工 など、仕 上 げ 加 工 で も 優 れ た 表 面 を実 現しま す。表 面 粗さは 0 . 6 ~1. 2 μm( 2 0 ~ 47 μ- i n)を 達 成 可 能 で、従 来 の 超 硬 工 具に 比べ はるか に優 れています。

詳 細

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PCDラウンドツール製品には、径最大42 mmのモジュラーリーマヘッドを含め、穴あけ加工と穴仕上げ加工用の各種オプションが含まれます。

P C D 材 種 の K D1410 により、工 具 寿 命 の 延 長 が 可 能 で、エンジ ンブロックや シリンダー ヘッド など、自 動 車 部 品 の 製 造 に使 用されるシリコン 含 有量 の高 いア ルミニウムに特 に有 効 です。 製品の概要 P C Dエンドミル シリーズの 特 長: - 径 6 ~ 5 0 m m の工 具 - 最 大 5 0 m m の 切 込 み深 さ - センターカットや 粗 加 工 、仕 上げ 加 工 用の 形 状 - さまざまなすくい角に対 応 可 能 。

タイムを維 持しながら、特定のお客 様 のニーズに合う よう、調 整 することも可能です」と、H a c ke r は言いま す。 「ケナメタルは、自動車産業で培われた数十年にわ たるP CD工具の 経 験を活用することで、アルミニウム 加工に対してコスト競 争力があり、生 産 性の高いソリ ューションをお探しのあらゆるメーカーの皆 様 がすぐ にこの 技 術をご 利 用いただけるようにしています」。 w w w. k e n n a m e t a l . c o m / j p

P C Dドリル 製 品 の 特 長: - 径 6 ~2 0 m m(0 . 5 m m 単 位 ) - 最大5 x D - インチおよびメトリックをご用 意 。 P C Dリーマの 製 品ラインナップ: - 径 6 ~2 0 m m(1 m m 単 位 ) - 貫 通 穴 および止まり穴タイプ - 最 大4 2 m m のより大 きな 径 につ いては 、K S Tカッ プリング を 備 え た P C D モジュラーリーマ 加 工システ ムの 利 用が 可 能 。

詳 細

「これらのP C Dラウンドツール の 多くは、短いリード 27 | エンジニアリング 日本 | 2021年 01月

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新製品

ケナメタルからHARVI™ I TEボールノーズエンドミルが登場

HARVI I TEボールノーズ エンドミルでは、レギュラ ー(インチ:ネックなし、メ トリック:ネック付 き)と ロングの 2 種 類 の 長さを ご用意しています。

3Dミーリング加工における最高の生産性、最高の工具寿命:ボールノーズ部に波形逃げ面を備えたHARVI I TE4枚刃ボール ノーズエンドミル。

3Dミーリングにおいて、最高の生産性と工具寿命を実現する新たな超硬ソリッドエン ドミル。

詳 細

ナメタルは、HARVI I TEシリーズの製品ライ ンナップを拡充し、HARVI I TE 4枚刃ボール ノーズエンドミルの販売を開始しました。高 い生産性を誇る3D粗加工と仕上げ加工用に設計され、 幅広い被削材において最高の切り屑除去率を実現しな がら、加工コストを削減します。

ミルシリーズの非常に高い汎 用性に貢献しています。

高 性 能 エンドミル の 構 造 H A R V I I T E ボールノーズエンドミル の 特 長として注 目すべき点 は 、革 新 的 な 独 自の 逃 げ 面 で す。最 も重 要 なボールノーズ 部 で は 、波 状 の 輪 郭が波 形 の 逃 げ 面 を 形 成しており、切 削 域 へ の クー ラントの 流 れを 向 上させ ま す。この 波 形 の 逃 げ 面 に より、高 度 な 振 動 の 減 衰と切 削 抵 抗 の 低 減 が 実 現されることで、フ ィード量と 速 度 の 向 上 が 可 能 な だ け で なく、切 込 み 量 の 増 大も可 能です。

製品 H A R V I I T E ボールノーズエンドミルで は 、2 種 類 の 長 さをご用意しています。いずれも径 範 囲 は 2 m mから 20 m m(1/16インチから1インチ)となります。レギュ ラータイプの 長さは、3 Dコピーミーリング 加 工の第1 選 択 で す。ロングタイプ で は 、壁 面 や 床 面 の 仕 上 げ 加 工 が 必 要 な 場 合 の ショル ダーミーリング など、多 数のアプリケーションに 対 応 可 能 な 切 込 み 長( 最 大 4 x D)をご用 意しています。

外 径 部 で は 、逃 げ 面 が その 形 を 変 え、偏 芯 構 造とな ります。偏 芯 構 造 の 逃 げ 面 は 、並 外 れ た 切 れ 刃 強 度 や 静 的 精 度、切 削 抵 抗 の 低 減 を実 現し 、このエンド

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新 発 売の 超 硬ソリッドエンドミルでは、らせん 構 造の エンドフェイス、切り屑案 内 溝 、可 変ねじ れ 角など、 スクエアエンドスタイル の そ の 他 の 形 状 も進 化 を 遂 げ ています。


新製品

時短と生産性向上を実現するセコ・ツールズの新しい SECO ASSISTANT アプリ

Seco Assistant では、オフラインでも、お客様が必要な製品情報と工具を指先一つで 検索でき、インターネット検索やカタログの調査は不要になります。

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eco Assistant の Machining Calculator(機 械 加 工 計 算 ) 機 能 に は、送り、速 度、材 料 除 去 率 など、あらゆるブランドの旋削、フライス加工、穴 加工データが取り込まれています。Tool Comparison( 工具比較)機能では、セコ・ツールズの推奨工具と他メ ー カ ー の チップ に 代 わる 製 品 を 確 認 で きま す。さら に、S u g g e s t ( 推 薦 ) 機 能を使うと、特 定 の 作 業 に 適 切 な工具オプションと切削戦略を検索できます。 製 品 は 、項 目 、番 号 、型 式 、材 種 別 に 検 索 で きる ほ か 、パッケ ー ジ のコ ード をスキャン するだ け で も 検 索 で きます。

このアプリは、最高レベルの利便性と使いやすさを実 現するよう開 発されており、ダウンロードサイズが 小 さく、クリーン なインターフェースを 備 えています。最 も 重 要 な 点 は 、インターネットに 接 続して い な い 時 にも、オフラインで セコ・ツールズの 製 品を検 索し 、 データ計算 機 能 を 利 用で きることです。 S e c o A s s i s t a n t を 使うと、重 要 な 情 報と工 具 を 組 み合 わ せ て、最 高 に ス ムーズ な ユーザー 体 験 を実 現 して、日常 的 な 機 械 加 工体 験 を 効 率 化 で きま す。実 用 的 なツールを簡 単 に 操 作して、実 際 に 必 要 な 情 報 を指 先 一つで 活 用で きます。 S e c o A s s i s t a n t をダウンロ ード するに は 、Q R コ ード をスキャン するか、アプリストアにアクセスして ください。

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新製品

エマソンは、ワイヤレス接続機能が 搭載された業界初の空気圧バルブ システムを発表しました

​新しい自動回復モジュールにより、バルブシステムの試運転と構成が簡単になります。

マソンは、AVENTICSG3電子フィールドバス プラットフォーム用のワイヤレス自動回復モ ジュール(ARM)を導入しました これにより、 技術者は携帯電話、タブレット、またはラップトップコン ピューターから空気圧バルブシステムの試運転と診断 を簡単に実行できます。 「AV EN T IC SG3 フィールドバスプラットフォームは、 バ ルブシステムの 構 成 と診 断をエンジニアの 指 先 ひ とつで ワイヤレステクノロジーを 提 供 する 業 界 初 の 製 品です」と、エマソンのグローバ ル テクノロジー、 流 体 制 御 、空 気 圧 担 当 副 社 長 E n r i c o D e C a r o l i s 氏 は 語ります。

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「この 製 品 は 、メーカ ー が 生 産 の ダウンタイムを 削 減し 、バ ルブ システムの 試 運 転 を 簡 素 化した いとい う私 たちの 希 望を実 現します。また、分 析 に 診 断 / 予 測 を 使 用するため のパ スを 作成し 、I I oT 機 能 を 備え たインテリジェントデバイスの 提 供 を推 進します。」 新しいワイヤレス A R M モジュールと AV E N T I C S G 3 フィールドバ スプラットフォーム は 、自 動 車 、食 品 お よび 飲 料 、タイヤ、パッケージング、金 属 加 工 業 界 の 空気 圧 バルブシステムアプリケーションに最 適です。 ワイヤレス ARM モジュールは、内部 Wi-Fi アクセスポ イントとモバイル We b サイトを介して、バルブシステ ムが機械の内部や天井にある場合でも、AVENTICSG3 フィールドバ スプラットフォームの診 断および 試 運 転 機能に簡単にアクセスできます。これは、ハードワイヤ ードヒューマンマシンインターフェイス(HM I)の視 覚 的な利点を、より低コストでより高い 柔 軟性で提 供し ます。ワイヤレス A R M モジュールは、アラーム、電 圧 レベル、短 絡、モジュールエラー、オープンロードエラ


ー、および 分 配 エラーを 通 知をし 、システムのダウン タイムを削 減します。 この デバイスは 場 所を取らず、ジャンパークリップの スペースで AV E N T I C S G 3 フィールドバ スプラットフ ォーム に 簡 単 に 接 続 で きま す。バ ルブ システムの 取 り付 け 場 所 に関 係 なく、デ ータへ の 安 全で 確 実 なア クセスを 保 証するために、短 距 離 、中距 離 、または長 距 離 の 3 つ の 電 力 設 定を 備 えています。その 他 、構 成中にオフにで きるワイヤレス信号、複 数のパ スワー ドオプション、制御 機 能なしで提 供される診 断および 試 運 転 情 報など、セキュリティ上の 利 点 があります。 ワイヤレス A R M モジュールは、イーサネット/ I P D L R および P R O F I N E T プロトコルと互 換 性 があります。 追 加 のプロトコル は 、今 後 導入予定です。 ワイヤレス A R M モジュール は 、AV E N T I C S G 3 フィ ールドバ スプラットフォームの 構 成 情 報を、設 定 可能 なすべてのノードや接 続されている I/O モジュールパ ラメータなどの重 大な障 害から保 護します。

れ た A R M クリップ を 導入しました 。A R M クリップ は 、重 大 な バ ルブシステム 障 害から構 成 情 報を 保 護 することにより、システムの 信 頼 性を向 上させます。 AV E N T I C S G 3 フィールドバ スプラットフォームの 電 子パラメータと設 定は、A R M の 不 揮 発 性 メモリに自 動 的に保 存され 、その 後、A R M は自動 的に電 源 から 切断され、パワースパイクや重大な障害時に保 存され た 情 報 が消 去され ないようにします。「交 換 用の G 3 フィールドバス通信ノードは、ARM モジュールから必 要なパラメータを自動 的にダウンロードできます」と D e C a r o l i s 氏は言います。「これにより、バ ルブシス テムと生 産 ライン は 、制 御 エンジニアによる 再 試 運 転を必 要とせ ず に 迅 速 に 操 作 を再 開 で き、真 の "プ ラグ アンドプレイ" 機 能 を提 供します。」 コンパクトな A R M モジュール は、取り付 け位置を 変 更することなく、AV EN T I C S G 3 フィールドバスプラッ トフォームのジャンパークリップのスペースに簡単に取 り付 けることが で きます。

詳 細

詳 細 については 、w w w. E m e r s o n . c o m エマソンはまた、既存の ARM および G3 フィールドバ スプラットフォームと下位互換性のある AVENTICSG3 フィールドバスプラットフォーム用にアップグレードさ

h t t p s : // w w w. e m e r s o n . c o m / j a - j p / n e w s / automation/20 - 09 -automatic- recover y- module 27 | エンジニアリング 日本 | 2021年 01月

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Engineering Japan | 27 - January 2021  

Engineering Japan is a Japanese magazine for engineers. We introduce the latest technology, products, and corporate news for the industrial...

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