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エンジニアリング 日本 ENGINEERING JAPAN

効率クラスIE3の非同期モー タ、設計をさらに最適化

10 スリオは、海洋コネクタでの 高い技術力をもとに、超高圧 および低圧用途に向けた革 新的製品を提供しています

12 IDS NXT OCEAN で AI ベースの画像処理 を簡単に開始

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ケナメタルのHARVI™ I TE 新しい最強の味方

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ENGINEERING JAPAN

IDS IMAGING DEVELOPMENT SYSTEMS

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SOURIAU – SUNBANK CONNECTION TECHNOLOGIES

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HMS INDUSTRIAL NETWORKS

EPLAN

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NORD

SECO TOOLS

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SOURIAU – SUNBANK CONNECTION TECHNOLOGIES

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SECO TOOLS

KENNAMETAL

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記事掲載のお申し込み: editor@ipmediaonline.com 本 誌 無 料デ ジタル 版 をご 覧 いた だ けま す。登 録 はこちらから: www.engineering-japan.com ENGINEERING JAPANは、INDUPORTALS MEDIA PUBLISHINGがお届けするエンジニア向けの専門誌です。産業市場 の最新製品および企業ニュースを紹介しています。 本誌では、記事の編集に最大限の注意を払っていますが、掲載情報の正確性を保証するものではありません 弊社は記 事の内容や利用方法について、一切の責任を負わないものとします。

INDUPORTALS

MEDIA PUBLISHING


CUBIConcept 軸駆動・回転駆動の最適化されたソリュー ション―― 機械駆動のマーケットリーダーであるREDEXは、剛性・高精度・モジュラー設計、そして工作機械にとって最 先端でダイナミックな軸を保証するために必須となる特徴を十分に備えた製品を開発した。 REDEXの製品は先進技術を修練させ、イノベーションとリスクフリーな新たな設計となっている。その結 果、Industry 4.0に沿った機械設計へ適合した。 あらゆる方向からマウントもセッティングも容易くできるキュービックデザインによって、設計も組立も非常に 容易となった。

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世界規模のセールスネットワークを駆使して、REDEXは製品の選定・組立調整・試運転な最初から最後まで フルサポートで対応する。

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新製品

IDS NXT OCEAN で AI ベースの画像処理を簡単に開始

-IDS NXT rio: AI コアを統合した産業用カメラ

AI の専門知識不要のニューラルネットワークのトレーニングと独自のAIカメラの作成 。

I

DS NXT ocean はユーザーが AI ベースの画像処 理を簡単に始められるようにする、オールインワン のソリューションです。自己開発の AI コアを含むカ メラハードウェアから、個々の人工ニューラルネットワ ークを作成するわかりやすいトレーニングソフトウェア やサポートまで、すべてを 1 つのサプライヤから提供し ます。これは画像処理市場で類を見ないことです。ユー ザーに必 要 な の は、業 務 の 専 門 知 識と、ニューラルネ ットワークを作成するためのサンプル画像だけです。

詳 細

クラウドソフトウェア I D S N X T l i g h t h o u s e を 利 用 すると、人 工 知 能 や カメラプ ログラミングの 事 前 知 識 のな い 、専 門 家 以 外 のユーザーで も 、独 自の 画 像 デ ー タで A I 分 類 器 をトレ ーニング で きま す。W e b アプリケーションなので、すべての 機 能 やニューラル ネットワークの 作成 に 必 要なインフラストラクチャを すぐに 利 用で きます。つまり、ユーザーが 独自の 開 発 環 境をあらかじめ準 備しなくても、自分 のニューラル ネットワークのトレ ーニングをすぐに開 始で きるので す。これには 基 本 的 な 3 つ のステップがあります。サ ンプル 画 像 のアップロード、画 像 のラベル 付け、完 全 自動 のトレーニングの開 始です。生 成されたネットワ ークを直 接 IDS N X T 産 業 用カメラ条で実 行し 、強 力 な A Iカメラへと転 換することが で きます。 産 業 用 途 のA Iカメラ AIカメラは、ディープラーニングから獲 得した「知識 」 を 新しいデータに適 用できます。これにより、太 刀 打 ちできない、または非常に手間がかかる問 題を、自動

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的に解決できるようになります。IDS NX T 産 業 用カメ ラには特 殊な A I コアが 搭 載されているので、ニュー ラルネットワークにハードウェアアクセラレーションを 適 用し 、デバイス 上で直 接 実 行で き、わずか 数ミリ秒 という推 論 時 間が 実 現します。C マウント、丈 夫な ハ ウジング、R J 45 または M12 コネクター、R S 2 32 イ ンターフェースによる G i g E ネットワーク接 続 および R E S T We b インターフェースなどの機 能を持 つ、機 能 を完 備した 産 業 用カメラとなります。I D S N X T r i o お よび rome モデルに各種のセンサーおよび保護クラス が 搭載され 、量 産カメラとして販 売開始されました。 デザインインキットを 使って 始 め る カメラのスペシャリストとして、I D S N X T o ce a n デザ インインキットを提 供しています。実 稼 働 環 境でニュ ーラルネットワークを作成 、トレーニング、実行するた め に 必 要 な すべ てのコン ポーネントが 含 まれて いま す。1. 6 M P S o n y 製セン サー 搭 載 の I D S N X T 産 業 用カメラ、レンズ、ケーブルに加えて、パッケージには A I トレ ーニングソフトウェアへ の 6 か月間アクセス も付属しています。個々のアプリケーション向 けにデ ィープラーニングベースの 画 像 処 理 を 短 期 間 で 使 用 で きるようになります。

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ht tps: //jp. ids- imaging.com/ ids- n x t- o cean. html 24 | エンジニアリング 日本 | 2020年 03月

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新製品

最新のEPLANプラットフォームをご紹介

EPLANバージョン2.9では、たとえばEPLAN Data Portalの部品にリンクしたORコードを生成可能です。

EPLANバージョン2.9が1月末からご利用いただけます。ハイパーリンクを記録したQR コードを素早く生成して、現場で関連情報を開けるようにできます。またレイヤー管理 機能によって、すべての変更を確実に自動保存するとともに、以前にも増して社内規格 の適用・運用を簡単なものとします。そのほか、拡張されたナビゲーター機能を使えば、 プロジェクトデータを一括編集でき、プロジェクトをもっと迅速に整えることが可能です。 標準化の面では、マクロをさらに簡単に再利用できるようにしました。

E

PLANバージョン2.9では、QRコードを簡単に生 成できます。そのQRコードをドキュメント内に埋 め込んでおけば、後からスマートフォンやタブレ ットなどの携帯端末アプリを使ってスキャンし、リンク 先を開くことが可能です。例えば部品の詳細情報が掲 載されているU R Lをリンクとすれ ば、簡 単 にその ペー ジを開くことができます。

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プレ ースホルダ・オブジェクトで のシンボル 交 換も簡 単になりました 。適 切な値セットを選 択することで 置 き換 えることが 可 能 になりました 。 レイヤー管 理 は 、ナビゲーター同 様、ドッキング 可 能 なダイアログとなり、より簡 単 に使 えるようになりま した 。そのうえ、すべての 変 更は自動 保 存されます。 そ の ほ か、レイヤー の 検 索 やプ ロパティの 変 更 機 能 などもこの 改 善。今後 は 、プロジェクトや サブプロジ ェクトの 特 定のレイヤーに割り当てられたすべてのオ ブジェクトについて、プロジェクトを簡単に検 索できま す。設 計 者は検 索 結果リストから見つけたオブジェク トのプロパティ・ダイヤログを使って、検 索したレイヤ ーの 割り当てを 変 更 可 能です。した がって、DX Fある いはDWGインポートによってプロジェクトに追 加した


マクロナビゲーターでは、 ドラッグ&ドロップによってマクロを他のプロ ジェクトに簡単に挿入可能になりました。

レイヤーを簡単に見つけて素 早く修正し 、ユーザー定 義レイヤーとして 利 用で きます。 素 早く目的 を 達 成:ナビゲーター 表 示 E P L A N の前 回 のバージョンアップ でマクロナビゲーターのリスト表 示がセルに基づくテーブル表示へと変 更され、編集が 非常に簡単になりました。バージョン2.9では、部品ナ ビゲーター やP LCナビゲーター、配 線ナビゲーターな ど、他のナビゲーターにもこの機 能を拡 張しました 。 そのため 、プロジェクトデータを 一 覧しながら、一 括 して 編 集 が 可 能 になりました 。一方、マクロにつ いて は 、一 つマクロプ ロジェクトを 作 ってお け ば 、マクロ ナビゲーターからドラッグ&ドロップ で 標 準 化したマ クロを 他 のプロジェクトに挿入で きるようになりまし た 。ユーザーがウィンドウやシンボルマクロを 作成し たマクロプロジェクトや回 路 図プロジェクトのなかで も動 作します。そのため、これまでのようなディレクト リからマクロを選択するという面倒な作業が不要にな り、大 幅 な時 間の節 約になります。さらなる利 点とし て、データを再 利 用で きるため 、プロジェクトの 品 質 が 確 保され 、さらに品質向上を図ることも可能です。 賢く構 成:プ ロ パ ティの 整 理 新し い 管 理 ダイ アログ によって、回 路 図 や 部 品 の3 D 配 置 に 対 するユーザー 定 義プロパティの 構 成 をより簡 単 に 編 集で きるよう

に なりました 。ユー ザ ー は 管 理 ダイ アログ か ら 、使 わ れていな いユーザー定 義プロパティの 構 成 を チェ ックして、簡 単 に削 除可 能 です。また、使 用 中 のプロ パティをユーザー が 簡 単 に 見 分 けら れるようにコン テキスト・メニュー が 支 援しま す。そ の 利 点 は 、プ ロ ジェクト内 に あ る全てのプ ロ パティ構 成 が 一 度 に 表 示で きることで す。さらに 、異 なるコンポーネントに プ ロパティ構 成 をエクスポート/インポートする 際 に は 、複 数 のプ ロ パティを 同 時 に 編 集 可 能 で す。同 様 に名前も簡 単 に変 換で きるほか、社 内 規 格 の 運 用に 対 する調 整 作 業も新しい 検 索 機 能を活 用していっそ う迅 速に 行えます。 翻訳をもっと分かりやすくバージョン2.9では、プロジ ェクトと部 品ナビゲーターの両方でプロパティや入 力 フィールドの多くに多言 語入 力が 可能です。ユーザー 自ら一定の言 語に翻訳することも、その翻訳を自動的 に 行うこともで きます。E P L A N バージョン2 . 9 は 、分 かり易さという実 用 性も重 視しています。そこで、多 言 語 入 力 が 可 能 なフィールド にはアイコン を つ け て わかりやすくしました 。

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新製品

新しいANYBUS® SWITCHとANYBUS® WIRELESS ROUTER が拓く、ワイヤレスインフラの未来

H M Sインダストリアルネットワークスは、次 世 代 の 産 業 用ワイヤレス通 信 向 けの Anybus® SwitchおよびAnybus® Wireless Routerの新シリーズを発売します。 これらの新製品は、5Gテクノロジーの到来、そして工場をよりスマートでフレキシ ブルにする構想を視野に入れ 、高い処理能力と信頼性、ワイヤレスネットワークに 対応するさらなるモビリティと低遅延性を兼ね備えています。

場 の 自 動 化 が ま すま す 進 み 、柔 軟 性 も高 まるな か、真 の 産 業 仕 様 モビリティはシス テムのあらゆる部分をロバストなワイヤレ ス通 信で 接 続 することで 実 現します。A n y b u s L 2 / L 3 SwitchとWireless Routerは、高い処理能力と低遅延 通 信 の 機 能を備えることで、そのような 産 業 仕 様モビ リティの 実 現 に対 応します。さらに、ネットワークのセ グメント化 や 保 護、冗 長 化、データ通 信 量 分 析 の 先 進 的な機能を備え、PROFINET やEtherNet/IP などの産 業用Ethernet プロトコルを含むOTシステムとITシス テム間の高度な統合を可能にします。

この 新しい 製 品シリーズには、規 制ドメインに関わら ず全世界で使 用できるLTEおよび WL AN対応※のワイ ヤレスル ーターがあります。さらに、5G対応のモバイ ルルーターも発売を予定しています。 (※ 各国の認 証 は 随 時 取 得 中)P r o d u c t M a n a g e r である E m m a r S u n d h は 次のように 述 べ ています。「当 社 が目指 す のは、単に産 業仕 様 のネットワークハードウェアを提 供 することだけで はなく、セキュアでしなやかな産 業 用ネットワークの構築を求めるお客様の戦略的パート ナーとなることです。」 A n y b u s W i r e l e s s R o u t e r は 、高 速 なW L A N および LT E 接 続 による産 業 アプリケーション で の 使 用 を 対 象としています。最 新 のル ーティング 機 能 によって、 ネットワー クの セグメント化 とミッションクリティカ ルなデ ー タの 保 護 が 可 能 で す。また、広 範 囲 に わた

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DER ANTRIEB 高い信頼性と汎用性を、世界中のお客様に

NORD

4.0 READY!

ギア・ユニット

高負荷容量ベアリング 静粛な動作

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高効率 グローバル・スタンダード

駆動エレクトロニクス コンパクト設計 簡単な運用

本社: Nord Drivesystems 日本代理店 | Phone: 080-3738-6686 | Japan@nord.com Japan ADs_190x130+5_new.indd 1

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る冗 長 化テクノロジーによって 連 続 稼 働 が 確 実 に 行 わ れます。設 計 が 堅 牢で 動 作 温 度 範 囲 が広 いため 、 多種 多様 な産 業アプリケーションに適しています。 A n y b u s L 2 / L 3 S w i t c h は 、フル ギガ ビットの 超 高 速 ス ル ープットを実 現します。また、多重 冗 長とサイ バー セキュリティ機 能 により、信 頼 性 が 高くセキュア なネットワークの 構 築 が 可 能です。 w w w. a n y b u s . c o m

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新製品

効率クラスIE3の非同期モータ、設計をさらに最適化

NORDは、効率クラスIE3の実績ある非同期モータに対し、より優れた組立性と冷却性能を実現する多数の詳細な改良を施し て、その設計を最適化しました。

NORDは実績あるIE3対応の非同期モータについて、その設計をさらに最適化しました。 このモデルの改良では、電気モータとしての機能に加え、組立性と操作性をいっそう高 める多数の詳細な設計を盛り込みました。

N

ORD DRIVESYSTEMSは効率クラスIE3対応の 非同期モータを改良しました。ただし電気的な 仕 様 や 外 形 寸 法 は 変 わっていません 。その た め、すでにNORDのIE3対応モータをお使いのアプリケ ーションでは、調整なしに新モータへ移行可能です。冷 却フィンの形状を最適化し、組立性が増したファンとと もに最新のファン・カバーを採用して、より優れた放熱 性とユニット性を実現しました。

もう 一 つ 重 要 な 設 計 変 更 として、インクリメンタル 式 エンコーダの 取 付 け を 最 適 化しました 。新しいフ ァン・カバーよって、そ のエンコーダが 完 全 に 防 振さ れ 、冷 却 空 気 の 流 れ に 晒 さ れることもありません 。 これ は 、冷 却 能 力 の さらなる向 上 にもつな がって い ま す。差し込 み式シャフトによって、エンコーダ を 後 付 け することも可 能です。 w w w. n o r d . c o m

このファン・カバ ー はモ ー タに 周 波 数インバ ー タを 取り付 けている 場 合で も簡 単 に 組 み立 てることが で きま す。また、新しい冷 却フィンの 設 計 によって、端 子 箱 の周 囲 もス ムーズ に 空 気 が 流 れるようにしまし た 。この 端 子 箱 にも改 良 を施して 縁 やコーナ 部 を 滑 らかにしたほか、モータがもっと安 定するよう取付け 部も強 化しました 。

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新製品

セコ・ツールズのウェブサイトで 高度なオンラインサービスを提供

セコ・ツールズ のウェブ サイト( w w w. s e c o t o o l s . c o m ) は 完 全で 包 括 的 なオンライン サービスを提供し、ユーザーのニーズに対応します。お客様はウェブストア全体と電子 データ交 換 ( E D I ) サービスを利 用 することができます。ウェブ サイトにはオンラインア プリケーションが揃っているほか、最新の業界ニュースやインサイトも掲載されていま す。セコ・ツールズは、お客様に製造工程で高い生産性を達成していただくことを念頭 にサイトを設計しました。

コ・ツールズは、Suggest(提案機能)アプリ ケーションと高度な検索機能を提供します。 このツールでは各自の工程、被削材、機能に 応じて最適なツールを検索することができます。再注文 ツールを使えば、サイトにログインして前回配送した製 品を選択するだけなので製品の再注文も簡単です。包 括的な電子交換サービスは、セコ・ツールズのデータ ベースとユーザーのシステムを直接統合することで処 理時間を短縮します。

業 界別 の サブペー ジ をご 覧 いた だくと、お 客 様 が 直 面して い る 固 有の 課 題 を セコ・ツールズ が 理 解して いることが 分 かります。注目の 記 事やビデオ、ダウン ロ ード コン テン ツに より、メーカ ー の お 客 様 は 最 新 のニュースや 機 械 加 工 業 界 の 戦 略 をキャッチアップ することが で きます。このウェブサイトには 、顧 客デ ータも保 存 さ れています。サイトに 登 録すると、ウェ ブ サイトを 使 用して 機 械 試 験レポートをオンライン でご 確 認 いただけます。 w w w. s e c o t o o l s . c o m

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新製品

スリオは、海洋コネクタでの高い 技術力をもとに、超高圧および低 圧用途に向けた革新的製品を提 供しています スリオは、堅牢で極めて信頼性の高い水中コネクタの設計・製造で大きな技 術力を培ってきました。水中から出して篏合するドライメイト型製品は、スリ オ統合以前はJupiter( ジュピター)コネクタとして知られており、50年以上に もわたって民間・防衛の両分野の水中アプリケーションでその能力が実証さ れています。

たにスリオは、水中での篏合が可能なコネ クタのご提供も始めました。このウェットメ イト型コネクタで は、最 大 限 の 安 全 性と製 品寿命を実現するために、コネクタの篏合部から特殊 な方法で水を排出する機能を採用し、ショートやコンタ クト腐食の可能性を削減しました。こうしてスリオは、極 めて高圧な超深海から低圧な浅水域まで、その用途の ニーズの展開に合わせて革新的な製品を非常に幅広く ご用意しています。

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Mシリーズ:深 海 向 け 水 中コネクタ 海洋環境に関わる課題は多数あります。海洋機器は、 水深70 0 0メートルもの深 海で 運 用する必 要があり、 長 期にわたって水中に設置されたままになることもあ ります。このような過 酷 な条 件で は、水中コネクタは さらに高い圧力と腐食に耐えながら、信頼性を維持し なけ れ ば なりません 。深 海 で の 保 守 作 業 は 極 めて実 施しにくいからです。ただし 、高圧への耐 性は市 場 の 水 中コネクタで 一 般 的 な 機 能となっています。 とりわ け、スリオの Mシリーズコネクタは 最 も堅 牢 な ドライメイト型 水 中コネクタとして広く認 められてい ま す。腐 食と 生 物 付 着を 防ぐ ため 、“ 海 洋 向 け ” 青 銅 製ですが、そのほかステンレス 鋼(S U S 316 L )製とチ タン 製 、いっそう長 い 浸 漬 時 間 に 対 応 で きるようク ロム含 有量 の 多 いS u p e r D u p l e x ステンレス 鋼 製も ご 提 供しています。これらのコネクタは 、もともと防 衛 ア プリケー ション 用 に 開 発 さ れ 、ケーブル に作 用 する張 力 や 横 向きの力に加え、振 動と衝 撃 に 極 めて 高 い 耐 性 を 備 えていま す。ケーブル の 終 端 処 理 や シ ールは、いくつか の方法で 確 立で きます。たとえば、 ケーブル グランド( 最 高10 0 b a r / 15 0 0 p s i)が 利 用 可 能 で す。この 方 法 なら 、樹 脂 接 着 剤 や 樹 脂 ポッ ティングの 必 要が無くなり、修 理で きるという利 点 が 生まれます。この ケーブル グランド は 水 深 約 10 0 0 m の圧 力 にも耐えます。一方、水 深 7 0 0 0 mまで の 防 水


には 、オーバー モ ール ディングが 適しています。これ らのコネクタは 、遠 隔 操 作 型 海 中 ロボットや民 間 の 潜 水 、海 上 油 田 、軍 用 潜 水 艦 などの用 途 に向 けて 設 計されています。 冒頭 で 紹 介した 新バージョンの M +コネクタは 、水 深 7000m(非篏合・篏合時とも最高耐圧700 bar / 4350 p si)まで 利用できます。現在、サイズ10を提 供してお り、2 02 0 年からは サイズ14で の 提 供 を始 めます。ス リオは 、遠 隔 操 作 型 潜 水 機(R e m o t e l y O p e r a t e d V e h i c l e:R O V )や 自 律 型 潜 水 機( A u t o n o m o u s U n d e r w a t e r V e h i c l e:A U V )、無 人 型 潜 水 機 (U n m a n n e d U n d e r w a t e r Ve h i c l e:U U V )など 海 中ロボット市 場 の展 開に合わせて、これらのコネク タを開 発してきました 。 S W I Mシリーズ:低 圧 下 で オール ラウンドに信 頼 性 を発揮 S O UR IAUのユニークさは、深 海での高圧 環 境と浅 水 で の 低 圧 環 境の両 方に向けて信 頼 性の高いコネクタ を提 供していることです。浅 水 域 用機 器 は、シール や コンタクトの腐 食、コネクタの取付 けといった問 題に 向き合わざるを得ません。そこでスリオは、2016 年に SWIM半完成品ハーネスと完成品ハーネスを発売し、 水深 30 0 mまでに対応した信 頼性の高いソリューショ ンを非 常に競 争力のある価 格でご 提 供 で きるように

しました 。コネクタ自体 のデザインを 変 えることで、 プラグ をレ セプタクル にねじ込 んで 両 部 品 を 締 結 す るととも に 、そ の 篏 合 部 の 2 本 の Oリング で 低 圧 で も 接 続 の 水 密 性 が 得 ら れ るという機 能 性 を 可 能 に しました 。この2 本 の Oリングが 密 着 するため 、圧 力 が 作 用し な い 場 合で も防 水 性 を 発 揮し 、S W I M シリ ーズ は 市 場 の 類 似 品との 差 別 化を実 現しています。 また S W I Mコネクタは 熱 可 塑 性 材 料で 作られてい る ため、軽 量でありながら防 水性を 発揮します。腐食や 紫 外 線に対 する耐 性を 備え、陰 極 剥 離 現 象に影 響さ れることもありません 。しがたって、海 洋 環 境 で長 い 運 用寿 命を達 成できます。このねじ式 篏 合とコーディ ングピンによって、ピン数を問わず、プラグとレセプタ クルを簡 単 に接 続 可 能です。 S W IMシリーズは、海洋 学 調 査 や石油 探 査、沿岸監 視 などより軍事的な用途にも使われる水 上ドローンのニ ーズに最 適です。また海洋気 象ブイ、遠隔 操 作 型 海中 ロボット、様々なセンサ(水中マイク、温 度センサ、塩 分 濃 度 計など)と電子機 器 を 組み込 んだ海洋 機 器 に おけるニーズ にも対 応 で きます。

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新製品

スリオは、スマート農業分野の接 続性でも活躍しています

世界的な人口の増加から、農業生産への需要は高まる一方です。これは現代の農業が 直面する主要な課題の一つであり、現在まさに、大きな転換が進んでいます。

では“インテリジェント”なコネクティッド機 器が市場に出回るようになりつつあり、この ような需要への対応方法が手の届く範囲で 見いだせるようになりました。同時に環境への配慮にも 取り組 めます。例えば 土 壌 や 収 穫 高 のリアルタイム分 析、ドローンや 位 置 情 報システムの 活 用、農 業 機 器 や 温 室 栽 培 に お けるソフトウェアの 実 用 などが、新しい 農法や新たな機器の開発・導入、つまり接続性へのニ ーズへとつながっています。スリオは20年以上も農業 分野で活躍しており、過酷な環境でも使える完全な相 互接続システムを世界中のお客様にご提供しながら、 常に市場の展開に応え続けてきました。

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スリオの産 業向けプロダクトマネージャーAl e x an dre L a g r a n g e は 次のように説 明しています。「農 業 機 器 市 場は、現在、大きな転 換 を遂げつつあります。農 業 は世界的にますます拡 大していますが、それは内包的 発展 の段 階に入っており、 (統合 的農 業にみられるよ うな)合 理性と環 境問題への配慮を考えていこうとす る状 況になっています。このような転 換と密 接な関 係 にあるのがスマート農 業です。スマート農 業では需 要 分析 や収 穫 高の 最 適 化 、収 益性の改善が 可能になる からです。例えば、温 室 栽 培( 室内 栽 培)の照明 分 野 が市場で活 況を呈しています」。生 産量や生 産性を継 続 的に高めるというニーズが、いっそうインテリジェ ントで高性 能な照明ランプの開発を促してきました。 作物の成長段階に応じて波長を変えることができ、消 費エネルギーも低 い 園 芸 用の L E D 電 球といった 新 技 術によって、農 業向け照明の分 野は活発さを増してお り、持 続 可 能 な 栽 培 に向 けた 成 果 を上げ ています。


もう一つ、リソース 調 整 管 理 の 例として、必 要な 水の 量を綿密に調整できるインテリジェントな潅 水システ ム があります。このシステムで は 耕 作 地 にスマートセ ンサを分 散 配置して、その正確な位置情 報とともに、 土 壌 品 質 を検 出してレポートします。 このように屋内外にそれぞれアプリケーションがあり ますが、コネクタに求められる特 性は共 通です。例え ば U T Sや U T Lシリーズ(U L19 7 7 および I E C 619 8 4 規 格 に 従って 設 計・承 認 )など、スリオの産 業 用コネク タはこうした 環 境 に 最 適 で す。同 製 品 は 、- 4 0 ℃ か ら10 5 ℃という極 端 な 温 度 変 化や 悪 天 候(I P 6 8 およ び I P 6 9 K )、紫 外 線(5 年 間の 曝 露で も機 械 的 変 化 な し)に耐 性を 発 揮 するからです。 また、これら の 過 酷 な 環 境 に 向 け たプ ラスチック 製 コ ネクタシリーズ で は 、そ の 材 料 を 慎 重 に 選 定して いるため 、肥 料や 殺 虫 剤 を日常 的 に散 布しても影 響 は ありません 。さらに 、ユーザーフレンドリーで 堅 牢 なロックシステム は 、簡 単 な 操 作 性と 脱 着 2 5 0 回と いう寿 命 を 兼 ね 備 えて いま す。オーバー モ ールド ア プリケーションや 標 準 的 な 取 付 けの いず れ にも適し た 製 品 設 計となっており、本 質 的 な 操 作 の 容 易性 を 実 現しています。

ドローンおよび インテリジェントな農 業 機 械 農業 用のインテリジェントな機械が発 達するに伴い、 技 術 仕 様も進 展しています。例えば、雑草を検 知する 高 度 な支 援システムを 備えた車 両がありますが、H D 動 画を 制 御 センターに送 信 するために高 速 なデータ 接 続が求められます。そのうえ、こうしたタイプのアプ リケー ション で は 、高 速 な デ ー タ送 信 だ け で なく信 号 保 護 の点で も信 頼 で きることが 非 常に重 要です。 金 属コネクタのJ B Xシリーズや U T 0 シリーズ は 、信 号 に対 する優れたシールド性を 発 揮し 、3 6 0 °どの角度 でも接 続を 保 証します。さらにスリオの 全コネクタに は オーバーモールドによるケーブルをご用 意して、防 水 性や 堅 牢 さに お いてシステムのさらなる 保 護 を可 能 にしています。 そのほかスリオは、ドローンへの 組 込 みに向けて特別 に設 計したコネクタmicro389 9 9シリーズをご提 供し ています。コンパクトなサイズと軽 量さから、スペース や重 量 に制 限 のある用 途 に 最 適 で す。そ の 篏 合メカ ニズ ム は 軍 用 規 格 M I L- D T L-3 8 9 9 9 から継 承してい ますので、性 能 に一 切 影 響 を与えることなく、非 常に 大 きな衝 撃と振 動 に耐え得 る能 力を 備 えています。

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新製品

機械加工の生産性向上に欠かせないツールホルダ

Shrinkfit Holder

精密な加工工具と高度な切削工具を組み合わせることで、金属切削の生産性は飛躍的 に高まります。

の生産性を存分に活用するには、切削工具と 工作機械の主軸をつなぐリンク、つまりツー ルホルダが不可欠です。工具メーカーはさま ざまなスタイルのツールホルダを提供しており、それぞ れ特定の加工用途で最適な性能を発揮するように設計 されています。そのため、機械加工工場は作業する内容 と製造する部品に基づ いてツールホルダを選択する必 要があります。 しかし、工場は最先端の機械加工技術や 切 削 工 具 材 料 の 導 入 には 積 極 的で すが、実 際 の 製 造 ニーズに最適なツールホルダの選択、適用、維持には ほぼ無関心です。 ホル ダごとに 異 なる用 途 1 つ のツールホル ダ スタイルで すべ ての用 途 に 対 応 することはで きません 。高 速 仕 上げ 加 工 用に 設 計 さ れ たツールホルダの 多くは 、未 加 工 鋳 造 品 の 深 い 粗 加 工など で 求 められる剛 性と強 度に欠けています。 逆 に 、粗 加 工 用 に 設 計 さ れ たホ ル ダの 多くは 、高 速 かつス ムーズさが 求 められる 仕 上 げ 加 工 で のバラン

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スの 取 れ た 品 質 を 達 成 で きません 。さらに 、粗 加 工 用ホルダの 堅 牢 な作りと大 きさで は 、緻 密 な 形 状 や 深 い 形 状 へ のアクセス が 制 限さ れます。硬 い 被 削 材 には、強 度と剛性に優れたツールホルダが必 要です。 また、振 動 吸 収 性や クーラントの 供 給 性も重 要 な 選 択 基 準 になります。 用 途 にそぐ わ な いツールホ ル ダ を 使 用 すると、寸 法 誤 差 や 部 品 廃 棄 が 発 生し 、機 械 主 軸 が 過 度 に 摩 耗 する可 能 性 が ありま す。工 具 寿 命 が 短くなり、工 具 の 破 壊 が 増 加 することも 考えら れ ま す。さほど 重 要 で はない 作 業 で は 、廉 価 なツールホルダ で も満 足の いく結 果 が 得 ら れ るか もし れ ませ ん 。しかし 、再 現 精 度 が求 められる作 業 や、高 価 な被 削 材の廃 棄 によ って 部 品 の 利 益 率が目減りする 状 況で は 、用 途 に特 化した 最 高 品 質のツールホル ダ に 投 資 することで、 こうした 予 期し な い 損 失 を 回 避 で き、結 果 的 に安 上 がりな保 険となります。


Power Milling Chuck

長 め のツールホルダ をあらゆる用 途 で 使 い 回 すとい うコスト節 約 戦 略 も 存 在しま すが 、可 能 な 限り短 い ホル ダ を 常 に使 用 すると、最 高 の 剛 性 が 得ら れ 、接 触 面を劣化させる 振 動 を 最小 限 に抑 制 で き、工 具 寿 命を 保てます。 ツールホルダのコストは総 生 産コストの 2%未満でし かなく、コストを半 減 で きたとしても大した 節 約 には なりません。一方で、被削材の廃 棄 や工具の 破 損は明 らかに財務に影 響します。高品質な工具とホルダを使 用することで、金 属切削の生 産性が向上し、短 期間で 工具投 資を回収できます。特に、機械 加工プロセスの 安定性 が最 優 先される航 空宇宙部品 製 造などの業 界 で は、欠 陥 部 品 の 発 生を抑え、トラブル シューティン グや 生 産 停止で 時 間を浪 費する事 態 を回 避 するため に、多くのメーカーが高品質な工具の 導入を重 視して います。航 空宇宙メーカーで は 、新しいホルダコンセ プトを 生 産 工 程 に実 際 に 導入する前に 、長 い 時 間 を か けて検 証するのが常 です。 ホル ダ 選 択を左 右 する 被 削 材 の 要 素 ツールホルダの選 択には、それぞれの 作業における被 削 材の加工性と、最 終部品の構成 が影 響します。こう した 要 素 は 、特 定の 輪 郭や 形 状に仕 上げるのに 必 要 なツールホルダ 寸 法 も左 右します。また、オペレータ の失 敗を最小限に抑えるために、ツールホルダはでき るだけ単 純 で 使 い やすくあるべきです。 どの工 具保 持 技 術 で も 、実 行 可 能 な作 業 内 容 は 、機 械 加 工ツール の 剛 性、主 軸 動 力 、厳 格な公 差を 達 成 する能 力によって決まります。たとえば、摩 耗した機 械 でミクロン単 位の 公 差を 達 成しようとするの は 時 間 の 無 駄と言えます。 加 工 工 具 の 基 本 要 素 は 重 要 な 役 割 を果 たします。リ ニアガイドの高 速 機 械 で は 、高 速 用 途 向 けに 設 計さ

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れたツールホルダを最 大限 活用できます。ボックスウ ェイの加工機 械 は重切 削に適しています。マル チタス クの加 工 機 械 で は 、旋 削とフライス /ドリル加 工の両 方に対 応 するツールホルダ を存 分 に活 用で きます。 実 際 の 加 工 戦 略 も 、ツールホルダ 選 択 の 指 針となり ま す。たとえ ば 、浅 い 切 削 を 含 む高 速 切 削 ( H S C ) 加 工の 場 合 は 、適 切 な 工 具 の 選 択によって生 産 性を 最 大限に高めることができます。高性 能 切削(HPC )加工 の 場 合 は、適 度 な出力で高い 切り屑除 去 率が 要求さ れますが、高 速 性 能 はそれ ほど必 要とされません 。 揺 れを 抑えて反 復 性 を高 め ると、工 具 のエンゲー ジ 状 態 を 保ち、振 動 を 低 減 させ、工 具 寿 命を 最 大 限に 延ば すことがで きます。バランスが重 要です。高品 質 なツールホルダ は、G 2 . 5 2 5, 0 0 0 r p m 品 質(1g . m m) での 緻密なバランス取りが必 要です。加工 工場は、独 自の調 査 や工具サプライヤとの話し合 いを通じて、生 産ニーズを低コストで 満たす工具保 持システムを決 定 することが で きます。 ニッチな用 途 に 適したホル ダ シンプルなウェルド ン で も 、コレット、焼 きば め 、機 械 タイプや 油 圧タイプ で も 、ツールホ ル ダ は 特 定 の 加 工要 件と一 致 させる 必 要 があります。たとえば、ウ ェルドンシャンク工具向けのシンプルなエンドミルホ ルダは、高剛性で、使いやすく、大トルクの伝 達に適し ており、強 力な引き抜き防止アクションで 安 全かつ確 実な締め付けが可能です。こうしたホルダは重粗 加工 に適していますが、精密な同 心性は得られません。本 質的にアンバランスであるため、高速回転を用いる用 途 の 生 産 性には 貢 献しません 。

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コレットチャックと、交 換可能なコレットは、ラウンド 型の工 具保 持 技 術 の 最 も一 般 的な形式 です。安 価 な ER スタイルは、さまざまなサイズがあり、十 分なグリ 24 | エンジニアリング 日本 | 2020年 03月

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Hydraulic Chuck

ップ で 信 頼 性の高い 軽フライス /ドリル加工を実 現し ます。高 精度 ER コレットホルダは、少ない 揺 れ(工具 先 端で 5µ m 未 満 )を実 現し 、左右 対 称の設 計 が 高速 加 工 で良 好な バランスを 達 成します。重 切 削 加 工 用 に強 化 バージョンも選 択で きます。E R ホルダ は 、迅 速 な交 換 を可 能 にし 、幅 広 い工 具 径 に対 応します。 焼きばめホルダは、強 力な締め付け力を発揮し、3xD 3µ m の同 心性と優れたバランス品質を達 成します。 小 型で シンプルなノーズ 構 成 により、タイトな部 品 形 状 で も確 実にアクセスで きます。 強 化 バー ジョン は 中・重 切 削 に 対 応しま す が 、保 持 力は 工 具シャンクとホルダの I D 公 差によって変 化し ます。焼きばめ工具は、専用の加 熱 装置とともに、加 熱 / 冷 却工 程 が 必 要になるため 、シンプルな 切り替え 式コレットよりもセットアップ に時 間 がかかります。 機 械 式 フライス 加 工チャックは 、複 数 の ニードル ベ アリング 列 によって 強 力 な 保 持 力と高 いラジ アル 剛 性を 発 揮します。重 切 削と迅 速 な 工 具 交 換 を可 能 に する設 計ですが、揺 れはコレットシステムよりも大き くなります。機 械 式チャックは 、一 般 に他 のツールホ ルダスタイルよりもサイズ が大きく、部 品 形 状によっ ては 工 具アクセス が 制 限されます。 油圧を使って締め 付ける油圧チャックは、機械 式チャ ックよりも内部 要 素 が 少なく、比 較 的シンプルなプロ ファイルです。揺 れ が 少なく、主 軸 速 度の高いリーマ 加工、ドリル加工、軽フライス加工で 効 果を 発 揮しま すが、重ラジ アル負荷には 弱くなっています。 ホルダ による切 削 工 具 の 保 持 方 法 も重 要 ですが、機 械 加 工 主 軸 へ のマウント方 法 も同 様 に 重 要 で す。主 軸 や、ツールホル ダの テ ーパ エンド によって、トル ク 伝 達 性 能 が決まり、工 具 の センタリング 精 度 が 確 立 さ れます。従 来 の B T、D I N 、C AT 工 具テ ーパ は 、小 型の加 工機 械 で は有 効ですが、高 速性 能 は 制 限され ます。ホルダテーパとフェイスの両方の 接 点を提 供す るバージョンは、剛 性と精 度 が向 上しており、突き出 し部 の 長 い 状 況 で 特 に有 効 で す。テ ーパサイズ が大 きい 場 合 は 、大トル クを確 実 に伝 達 で きる 必 要 が あ ります。たとえば 、H S K - E 3 2 ホル ダ は 、重 切 削 で 使 用する H S K- A12 5A の 代 替 にはなりません 。 ホ ル ダ テ ーパ スタイル に は 地 域 的 な 好 み が ありま す。H S K は 5 軸 加 工 機 械 の 普及 が 進 んで いた 19 9 0 年 代 中頃 にドイツで 考 案 されました 。C AT テーパ は 米 国で圧 倒 的なシェアを占め 、アジ アで はテーパ /フ ェイス接 点 バージョンの B T シャンクが 一 般 的です。

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H S K は、5 軸 機 械 加 工で 非 常に一 般 的です。P S C(ポ リゴンクランプシステム : C a p to)と K M 接 続 は、マル チタスク機械で主に使 用されており、現在では ISO 規 格となっています。K M と C a p to は、いずれもモジュ 24 | エンジニアリング 日本 | 2020年 03月

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ール式システムです。エクステンションと縮小エクステ ンションを 組み合わせることで、長さの異 なる専用工 具を構 築できます。1 つの固 定 具で 部品の旋 削、フラ イス加工、ドリル加工 が 可能なこのツールホルダスタ イル は普及してきており、マル チタスク機 械 で の 採 用 が増えています。 独自に開 発 さ れ た 工 具保 持 システム は 、専 用 のホル ダとコレットを革 新 的 な 方 法 で 使 用して目 覚 まし い 成 果 を 発 揮します。工 場 は 、そのメリットを計算 する 必 要 があります。これらのシステムは一 般 に 、コスト 増 を もたらし 、単 一 サプ ライヤ に よって 工 具 選 択 の 自由が 制 限されることがあるからです。 コストなど考慮 すべき点 油 圧 または 機 械 式 ホル ダの 基 本 コストはコレットま た は 焼 き ば め ホ ル ダよりも 高くなりま す が 、焼 き ば め加 熱システムの 費 用や工 具 交 換 に要する時 間 など そ の 他 の 要 因 も 考 慮 する 必 要 が ありま す。コレット チャックホルダシステムで は 、コレットを 切り替える だけでさまざまな工具径に対応できます。一方、焼き ばめシステムでは、それぞれの工具径に合わせて焼き ばめホルダ を用 意 する 必 要 があります。 加工機械 オペレータと工具メンテナンス担当者も、ツ ールホルダの確実な運用を左右する重要な要因です。 機械加工工具やその他の製造機器と同様に、ツールホ ルダもメリットを最 大限に引き出して活用するには適 切な使 用とメンテナンスが求められます。たとえば、 オペレータは工具シャンクをホルダの 一番奥まで差し 込む必 要 があります。正しく固 定しないと、精 度 を損 なう振 動が 発 生したり、工具 が 飛び出してしまったり する可能性 があります。工具の 組み立て仕様に従うこ とが重 要です。また、オペレ ータはチャックの 締め 付 け時に延長ハンドルを使 用して過 剰なトルクを加える ようなことは避けなければ なりません 。コレットが 歪 んで工 具 の 位 置 合わ せ がずれる可 能 性 があります。


あらゆるニーズに 対応 するホルダ セコ・ツールズは、ツールホルダのラインナップを拡大してお客様 のニーズを満たす方法を常に模索しています。2000 年に、 フランス のツール保持システム会社の EPB を買収しました。EPB は、ツール ホルダ、ボーリングヘッド、防振ツールホルダの設計と製造に幅広

軽 視さ れ がちで すが 、工 具 のメンテ ナンスも重 要 で す。オペレ ー タは 常 に 、使 用 前 に ホ ル ダ を 清 掃し 、 機 械 工 具 の主 軸 を点 検 すべきで す。ホル ダ を 清 掃し て 乾 かした 上で、工 具テ ーパ の 保 護 キャップ を 付 け て保 管しま す。油 圧 チャックの 油 圧 は 定 期 的 に点 検 する 必 要 があります。

い経験を持っています。EPB のリソースを得たことで、セコ・ツール ズは特定の機械加工用途に合わせて設計した多種多様なホルダ を提供できるようになりました。 たとえば、セコ・ツールズは、各種ゲージ長やノーズプロファイルに 応じて異なる焼きばめ工具オプションを提供しています。HD 焼き ばめチャックは、重粗加工用途向けの設計です。DIN 焼きばめチャ

まとめ 機 械 加 工 工 場 は 、加 工システム に お けるツールホ ル ダの 重 要 性 を 理 解 する 必 要 が ありま す。また 、具 体 的 な 加 工 工 具 、加 工 戦 略 、被 削 材 に 適したツールホ ル ダ を 選 択 することで、いか に 生 産 性 の 向 上とコス トの削減を実現できるかを把握する必要があります。 ツールホルダメーカーは、個 別の加工ニーズに合わせ て 設 計されたホルダ( 補 足を 参 照 ) の 選 択 肢 をさらに 拡 大しています。

ックは、品質が最優先される中仕上げ加工や高速切削加工の仕上 げに最適です。M&D(金型)焼きばめチャックは、金型や航空宇宙製 造業で一般的な深いキャビティでの仕上げ加工や中仕上げ加工に 合わせて設計されています。 同様に、セコ・ツールズは、ER および HP コレットチャックを提供し ています。一般的な汎用タイプの ER チャックは、1 つのチャックに 異なるサイズのコレットを装着することで、さまざまな工具径に対 応します。HP コレットチャックは、高速仕上げ加工や軽粗加工の用 途で被削材面を美しく仕上げるように設計されています。ホルダの

改 善 は 、ホルダハードウェア自体 に留まりません 。ソ フトウェアや R F I D タグ を 使った 工 具管 理 は 、デ ー タに基づく製 造の一要素として普及が進んでいます。 最 新のツールホルダ技 術には、ホルダにかかる力をリ アルタイムでモニタリング できるセンサ 搭載 ホルダな どがあります。収 集されたデータに 基づ いて、作 業中 に機械 加工 パラメータをオペレータが調 整したり、機 械 制 御 装 置とリンクされ た 人 工 知 能 ( A I )が自動 調 整 したりすることが 可能です。こうした 新たな技 術は、 ツールホルダが 機 械 加 工作 業にもたらす生 産 的 な貢 献 を 強 化します。

制振効果によって加工機械の振動を最小限に抑えます。コレットを 交換するだけで直ちに加工を再開できるため、工具の破損への対 応が容易になります。 重切削加工では、あらかじめバランスが取られたセコ・ツールズの パワーフライス加工チャックが効果的です。切り屑除去率が向上し、 焼きばめまたはウェルドンホルダの代替として使用できます。導入 しやすく、縮小スリーブを使って異なる工具径を保持できます。ま た、延長スリーブによるさらに幅広い工具保持性能を提供する油 圧拡張チャックは、3xD 5µm 未満の揺れを達成し、高速切削加工 に合わせた緻密なバランス取りを施しています。一体型のオイルリ ザーバが制振性能を発揮し、表面品質を最適な状態に保ちます。

著者: 工具システム担当コーポレートプロダクトマネージャ、Yves Heitz

ツールホルダの機能や性能、用途について詳細なトレーニングを 受けたセコ・ツールズの技術営業スタッフが、お客様をサポートし ます。また、各地域のエキスパートによる追加サポートもご利用い

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ただけます。豊富な知識と経験を備えた技術サポート担当者が、具 体的な部品、機器、加工戦略に最適なホルダの選択をお手伝いし ます。さらに、セコ・ツールズのカタログを詳細なテクニカルガイ ドとして活用することで、最も生産的かつコスト効果の高いホル ダを選択できます。 24 | エンジニアリング 日本 | 2020年 03月

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ケナメタルのHARVI™ I TE - 新しい最強の味方

HARVI I TEの革新的ならせん構造エンドフェイスにより、機械加工のマジックがまさにここで起きています。最大のランピング 角でも、コーナー安定性を向上させ、滑らかな切削動作が可能です。

4フルートの超硬ソリッドエンドミルは、鋼、ステンレス鋼、耐熱合金、鋳鉄の加工に優 れた性能を発揮します。

ナメタル は 、ベストセラー の 高 性 能 超 硬ソ リッド エンドミーリング 工 具 で あるH A R V I ラインに、最 新 の H A R V I I T E 4フル ート超 硬ソリッドエンドミルを加えました。全く新しい設計に より、HARVI I TEは、鋼、ステンレス鋼、耐熱合金、鋳鉄 など、幅 広 い 被 削 材 の 加 工 に卓 越した 性 能を発 揮し、 これに匹敵する工具寿命を実現します。切削抵抗が劇 的 に低 減され たことで、この 革 新 的 な 工 具 は、工 場 に あるどんなマシニングセンターやミルターンセンター にも使用可能です。

「多 様 な 被 削 材とアプリケーションに 対 する湿 式 加 工 試 験と乾 式 加 工 試 験 で は 、H A R V I I T E が 他 社 の 4 フル ートエンドミルを 一貫して上 回っており、多くの 場 合、前 例 の な い工 具 寿 命 を 達 成しました 」と話 す の は 、ソリッドエンドミーリング 担 当マネージャー の B e r n d F i e d l e rです。「H A R V I I T Eは、深 い キャビテ ィや 完 全 溝入 からショルダーミーリングやダイナミッ クミーリングまで、重切削粗 加工と切削仕 上げにも並 外 れて優 れ た 性 能 を 発 揮します」。 ケナメタル のエンジニアは、全ミーリング アプリケー ションの9 0 % 以 上を占める主な4つの問題 点である切 り屑排出、工具の変 形 、コーナーの安定性、径 方向の 切 削 抵 抗 による 破 損 に対処で きるよう、H A R V I I T E を 設 計しました 。そ の 結 果として、ミーリング アプリ ケーションの 大 部 分を占め る問 題 を 解 決するの に十 分な耐久性と汎 用 性を 備えた 工 具 が 誕 生しました 。

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フルート内の画期的な切り屑溝が、切削抵抗を 低減し、効率的な切り屑排出をサポートします。

振動・摩擦防止技術 - AVF。精密に施されたエ キセントリックリリーフにより、各種被削材で優 れた切削条件を実現します。

切り屑 排 出を 考 慮 。H A R V I I T E は 、切り屑を扱 い や す い 大 き さに カ ールさせ たり、分 断したりする 革 新 的 なフル ート設 計を 備 えて い る ほ か、フル ート内 の 一 連 の 切り屑 溝 に より、ワー クか ら切り屑 が 取り出 され 、取り除 かれます。いずれもクーラントの 流 れを 促 進させ、切り屑の再切 断を回 避させ、工具寿 命を向 上させます。らせん 構 造 のエンドフェイスと独自の 溝 が切り屑排出を 一層 促 進させるだけでなく、H A R V I I T Eの 飛 び 抜けたランピング 機 能とプランジ 機 能 にも 威 力を 発 揮します。

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工 具 のパラボリックコアの ほ か、切 削 摩 擦 を 大 幅 に 軽 減 するフル ート全長にわたるエキセントリックリリ ーフにより、工 具 の 変 形 が 低 減 されます。このリリー フはまた、切 れ 刃 の 強 度 を 向 上させ、工 具 を 汎 用 的 なソリューションにします。 可変ねじれ角と非対 称フルートが振 動を減 衰させ、振 動 が加 工作 業に悪 影 響 を及ぼさないようにします。 「H A R V I I T Eは、プロセス安 定性、表面品 質、切り屑 排 出 を 向 上させ ます」と言うの は F i e d l e r 。「最 も重 要なのは 、フィードや 速 度、切り込 み量を上げ ても 、 これらのメリットを 維 持し 、最 高の 切り屑除 去、工 具 寿 命 、生 産 性を提 供 することです」。

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Engineering Japan | 24 - March 2020  

Engineering Japan is a Japanese magazine for engineers.

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