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エンジニアリング 日本 ENGINEERING JAPAN

PORTESCAP 新型35ECS ULTRA ECブラシ レスモータ

4 ARCインフォマティックが、 オ ープンかつセキュアなモバイ ル・プラットフォームPCVUE 12をリリース!

6 VISION 規格準拠の「SMART GENICAM APP」を利用して IDS NXT デバイスを使 う

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SECO TOOLS ロングリーチ式機械加工の 課題を克服

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ENGINEERING JAPAN

ARC INFORMATIQUE

PORTESCAP

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BALLUFF

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IDS IMAGING DEVELOPMENT SYSTEMS

NELSON AUTOMOTIVE

AEROTECH

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SECO TOOLS

SECO TOOLS

KENNAMETAL

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記事掲載のお申し込み: editor@pdf-engineering-japan.com 本 誌 無 料デ ジタル 版 をご 覧 いた だ けま す。登 録 はこちらから: www.pdf-engineering-japan.com ENGINEERING JAPANは、INDUPORTALS MEDIA PUBLISHINGがお届けするエンジニア向けの専門誌です。産業市場 の最新製品および企業ニュースを紹介しています。 本誌では、記事の編集に最大限の注意を払っていますが、掲載情報の正確性を保証するものではありません 弊社は記 事の内容や利用方法について、一切の責任を負わないものとします。

INDUPORTALS

MEDIA PUBLISHING


CUBIConcept 軸駆動・回転駆動の最適化されたソリュー ション―― 機械駆動のマーケットリーダーであるREDEXは、剛性・高精度・モジュラー設計、そして工作機械にとって最 先端でダイナミックな軸を保証するために必須となる特徴を十分に備えた製品を開発した。 REDEXの製品は先進技術を修練させ、イノベーションとリスクフリーな新たな設計となっている。その結 果、Industry 4.0に沿った機械設計へ適合した。 あらゆる方向からマウントもセッティングも容易くできるキュービックデザインによって、設計も組立も非常に 容易となった。

Hall 3 Stand E3017

世界規模のセールスネットワークを駆使して、REDEXは製品の選定・組立調整・試運転な最初から最後まで フルサポートで対応する。

w w w. m a c h i n e - d r i v e s . c o m T. 34 944 404 295 E. info@redex-group.com


新製品

新型35ECS ULTRA ECブラシレスモータ

超高速でコンパクトなパッケージ。

ル テス キャップ は 、ス ロットレ スブラシレ スDCモータのUltra EC™シリーズに、新型 35ECSモータを新たに追加できることを誇 りに思います。この2極モータは、超高速かつ超高出力 (連 続 出 力 最 大 3 3 0 W)の 性 能を発 揮します。しかも、 ポ ルテスキャップ のスロットレスブラシレスモータは スムーズな動作と長寿命性にも妥協がありません 。

詳 細

新 型 3 5 E C S モ ー タに は 、長さの 異 なる 3 5 E C S 6 0 と 3 5 E C S 8 0 の2 種 類 をご用 意しています。3 5 E C S 6 0と 35E C S 8 0 には 、摩 擦やブラシの摩 耗 を 防止し 、幅 広 い 動 作 速 度 に お いて 鉄 心 損 失 を 抑 えな が らも 圧 倒 的 なトル クと出 力 密 度 を実 現 する 、当 社 特 許 取 得 済 み の U l t r a E C コイル テクノロジ を採 用していま す。 これらの モータには 、当 社 特 許 取 得 済み の高 速ロー ター 設 計 も 採 用して おり、最 大 で 4 0 , 0 0 0 r p m の 回 転 数 を 維 持 で きる の が 特 徴 で す。3 5 E C S 8 0 は 、高 速 域 で 優 れ たトル ク性 能 を 発 揮 することで、スリム および ロングタイプのパッケー ジの 新しい 境 地 を 開 拓 するユ ニー クなモ ー タで す。また、3 5 E C S 6 0 は 、 低 い電 圧 で も高 速 性 能 を 発 揮 で きるモータとなって います。堅 牢 な設 計 により、35E C Sは 2 秒 間に最 大で 1.1N m(35E C S 6 0)または 2 . 0 N m (35E C S 8 0)のピ ークトルクを 維 持で きます。 3 5 E C S は 産 業 用アプリケーションを含 む ほとんどの 用 途 に 適 用で きます。パ ワーと装 置 の 処 理 能 力を妥 協することなく、装置の長寿命化および 高信 頼性を実

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新製品

現し、消費電 力を抑えることができます。新 型 35EC S シリーズ は、バッテリ駆 動 ハンドツール(工 業 用 締め 付け装置や電 動ドリル)、工場オートメーション機 器( 大 型ファンや真 空ポンプ )などの用途に最 適 です。ま た、寸 法(直径 )に制 限 がある用途においても最 適な 選 択 肢 です。 新 型 35E C Sモータには、フロントフランジがレーザー で 溶 接されており、高トルクの反作用にも耐えること がで きるようハウジングが 強 化されています。コイル ヘッドにある温 度プローブにより、高負荷用途におけ るモータのパフォーマンスを最 適に制 御できます。こ れらのモータは 、ホール セン サと計 6 種 類 のコイルを 取り揃えており、お客様の求める速 度や電圧の要件に 合わ せることが 可能です。ご要 望に応じて、ポル テス キャップ で は 、ギ アボックス、エンコーダ、他 種コイ ル、機 械インターフェース 変 更など、製 品 のカスタマ イズ にも対 応しています。

モ ータ性 能 Po r te s c a p 35EC S 6 0:フレームサイズ 直径 35 m m 、 フレームサイズ長さ60 mm、トルク120 mNm、R /K 2* 0 . 9 0 0 103 / N m s 、最 大 速 度 4 0 , 0 0 0 r p m Po r te s c a p 35EC S 8 0:フレームサイズ 直径 35 m m 、 フレームサイズ長さ80 mm、トルク193 mNm、R /K 2* 0 . 370 103 / N m s 、最 大 速 度 4 0 , 0 0 0 r p m *このモータ定 数は、所定のトルク値 Tに対するジュー ル損 失 率Pjを与えます。小さい方が 優れていることを 示します。P j = ( R / K 2) * T 2 w w w. p o r t e s c a p . c o . j p

ポル テスキャップ は全 世界 にお いてI S O 9 0 01: 2 015 の 認 定 を 受 け て い るほ か、インドの 生 産 拠 点 は I S O 13 4 85、ISO 14 0 01: 2015および O HSA S 18 0 01: 2015 の 認 定も受けています。

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新製品

ARCインフォマティックが、オープンかつセキュアなモバイル・プ ラットフォームPCVUE 12をリリース!

ARCインフォマティックから、PcVueバージョン12のリリースをご案内します。PcVue 12 は、オープンかつ拡張可能なプラットフォームとして未来指向のソフトウェア・ソリュー ションとなっています。

全で 簡 単 な 導 入・運 用 ができるようにA R C が独自に開発したEasyMobileTechnology をもとに、最 新 技 術を盛り込んだ 革 新 的 な WebおよびモバイルHTML5プラットフォームが特長で す。新バージョンには、IoTに対応したLoRaWANドライ バも含まれており接続の要素からワイヤレスにデータ 収集できるほか、制約のない相互運用性に向けた新し いUniversal Data Connectorも組み込まれています。

すべてのモバイル・ユーザーに バ ー ジョン 1 2 の H M T L 5 に よ る 最 新 ク ラ イ ア ント We bV u e は 、インストール や 設 定を行うことなく、ユ ー ザ ー は 事 実 上ど ん なタッチ デバ イスで もミミック (グラフィック)の 操 作 が 可 能です。ブラウザ 間 の互 換 性 や H T T P S によるセ キュア 通 信 、ネットワー ク分 離 を 考慮した 運 用を 保 証することで 快 適 なユーザー エクスペリエンスを実 現します。 ま た 、迅 速 な 対 応 を可 能 に するモ バ イル・ア プリケ ー ション To u c h V u e が 、この 総 合 的 な W e b・モ バイ ル 製 品 の 機 能 を 強 化しま す。ユーザ ー は 、新 た に 複 数 の 場 所 から同 時 にデ ー タにアクセスで き、受 け 取 ったアラームごとにそのコンテキストに 基づ いたミミ ックを 表 示可 能 になりました 。さらにインターフェイ ス 設 計を見 直して、ユーザーエクスペリエンスと操 作 性も高めました 。

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W e bソリュー ション の 導 入 が 、わず か 数 クリック! E a s y M o b i l eTe c h n o l o g y に よって、ユー ザ ー は 安 全 な プ ラットフォ ーム を 素 早く導 入で き ま す。そ の た め 、W e b サ ービ スや W e bア プ リの 実 現 に 最 適 で す。M i c r o s o f t I n t e r n e t I n f o r m a t i o n S e r v e r が 組 み込まれていますので、データ保 護および セキュリテ ィ面で信 頼できる関係をユーザーやアプリ、Webサー ビスの 間で 構 築 するのも 容 易です。 なんで も(すべて)接 続 P c V u e 12で は 、U n i v e r s a l C o n n e c t o r による新た な 方 法 で デ ー タ 交 換 や自 由 な 相 互 運 用 が 可 能 に な りました 。この U n i v e r s a l C o n n e c t o r は S Q Lブリッ ジとして、E R P の 様々なデータソースをA z u r e データ ベースや S N Sにさえ 接 続 で きます。 Pc Vu e 12は 接 続 性も拡 大し 、I oT 向け 接 続 対 象 の 統 合 に 新しい可能 性 が広 がります。たとえば Pc Vu e 12 の新しいLoRaWANドライバが、ワイヤレスな電源内蔵 型セン サなどの I oT 要 素を従 来 のオートメーション制 御 装置と組み合わせて使うといった、ハイブリッドな システムアーキテクチャをサポートします。 垂 直 的 市 場 に向 けた 新 機 能 P c V u e 12 に は 、エ ネ ル ギ ー 産 業 や工 業 分 野 、運 輸 産 業 な どの 市 場 に合 わ せ て 開 発し た 機 能 が 盛 り込 まれています。 エ ネ ル ギ ー 産 業 向 け に は 、変 電 所 の 自 動 化 を 促 進 するため 、I E C 618 5 0 および I E C 10 4 に 対 する改 良 を 行 いました 。

- M o x a i o L o g i k コントローラ用 S m a r t G e n e r a t o r は、Moxa社製コントローラの設 定を自動 化します。 運 輸 産 業 向 け に は 、鉄 道 システム・ライブ ラリとし て、都 市 交 通 や 幹 線 鉄 道 、駅 などの グ ラフィックを ご用 意しました 。 ユーザーインターフェイスと設 定ツール Pc Vu e 12では、ユーザー指向の機 能を継 続 的に改善 して、開発 者とエンドユーザーの両者が生 産性を向上 で きるようにしています。 瞬時に新プロジェクトを生成可能なように、Quickstart アプリケーションには産 業・Web・ダッシュボードの3 タイプの 新しいスタイルをご用意しました 。それぞ れ に、ライト/ダーク・スキンのほか 多 数のカラーテーマ を設 定で きます。 Pc Vu e 12の 核心 は 汎 用 性です。We b やモバイル・ア ーキテクチャの実現に関する無数の機能があります。 柔 軟なプラットフォームとして、あらゆるユーザー(シ ステムインテグレ ータや I T/ O T 技 術 者、エンドユーザ ー)に向けて設 計されており、多 数の市 場 分 野に応じ たモジュール もご 提 供します。 Q R コ ード をスキャンして P c V u e 12 の ダウンロ ード し 、P c V u eコミュニティにご 参 加ください! w w w. p c v u e s o l u t i o n s . c o m

工 業 分 野 で は 、以 下 の 新しいS m a r t G e n e r a t o r に よって 設 定を 合 理 化で きます:

詳 細

- S i e m e n s用S m a r t G e n e r a t o r は、T I Aポータル・プ ロジェクトの 要 素をインポート可 能です。 - O P C 用 S m a r t G e n e r a t o r は 、データソース が O P C サーバ である 場 合 の 設 定を自動 化します。 22 | エンジニアリング 日本 | 2019年 05月

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新製品

小規模プロセスにも堅牢なセンサを

液体・気体に直接接触させて温度を測定。バルーフは、油圧ユニットなどに向けたBFT 媒体接触式温度センサのラインナップ拡大を図っています。

しい製品は、表示器やトランスデューサを内 蔵するほか、PT1000測温抵抗体センサにも 対応しています。表示器なしのモデルは特に コンパクトで耐振動性を備えており、一方、表示器付き モデルは見やすい回転式ディスプレイによって運用性 と取付けの柔軟性を高めています。 B F Tセン サ は 、製 品 仕 様 に 応じ て、P N P スイッチ 出 力、0 -10V / 4 -20 mAのアナログ出力を備え、P T10 0 0 セン サとしても使 用で きます。取付 けも簡 単で、標 準 の管用平行ねじ(G)あるいは管用テーパねじ(NPT) を 介してプロセス機 器 に ねじ込む だ けで す。また、4 ピ ン M12コネクタ1つ を セン サ に 接 続 す れ ば 配 線 が 完了します。

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機 械 や 設 備 で 使 用する液 体・気体 を 連 続 モニタリン グ できれば、プロセスの 信 頼性が大きく向上します。 維 持 すべき 物 理 量 は 、圧 力・充 填レ ベ ル・温 度 など 様 々で すが 、例 えば 油 圧システムで は作 動 油 の 温 度 モニタリングが 必 要 で す。B F T 媒 体 接 触 式 温 度 セン サを 使 用 すると、この 温 度 測 定 が 容 易に 行えます。 油 圧 回 路 の 温 度 をモニタリングして作 動 油 の 粘 性を 最 適 に保 てば 、機 械 の 性 能 を 保 証 で きま す。また、 制 限 温 度 など、プロセスにとって決 定 的 に 重 要 な 条 件 を 内 蔵 のスイッチ出 力 で 直 接 制 御 することも可 能 です。アナログ 出 力 からは 測 定値 を 連 続 的 に 取 得で きま す。この B F T 温 度 セン サ は 、冷 却 液 や 潤 滑 油 、 圧 縮 空 気 の 温 度 モニタリング にも優 れており、多 彩 なアプリケーションで 活 躍します。 w w w. b a l l u f f. c o m


新製品

高性能な単軸PWMドライブ XC4E:ブラシ付き及びブラシ レスDCモーター、ボイスコイ ル、ステッピング・モーターに 対応 • H  yperWire®光ファイバ・インターフェイ ス • 最 大30Aのピーク出力電流 • A C電源内蔵 • セ ーフ・トルク・オフ(STO)安全回路 • 2 軸 ある い は 3 軸 対 応 の 位 置 同 期 出 力 (PSO)もオプションとして利用可能

P

WMデジタル・ドライブXC4eは、高性能な単軸用 モーター・ドライブとしてブラシ付き及びブラシ レスDCモーターやボイスコイル、ステッピング・ モーターを制御します。最大動作電圧はDC 340 V、ピー ク電流容量は30Aです。全バージョンが、HyperWire® モーション・バスを採用した運動制御プラットフォーム Automation 3200(A3200)との互換性を備えていま す。 デジタルな電 流 閉 ル ープとサーボ 閉 ル ープによって、 最高レベル の 位置 決 め精度と速 度 安定性を実 現しま した 。そのため、制 御サイクルを最高20 k H zまで高め ることが 可 能 になり、デジタルおよび アナログ I / O 処 理 、デ ー タ収 集 、プ ロ セ ス 制 御 、エン コ ー ダー の 逓 倍 処 理もリアルタイムに 行えます。 標 準 機 能 には 、セーフ・トル ク・オフ( S a f e To r q u e O f f:S T O)、3 2ビット1, 6 0 0 万 要 素 の デ ー タ配 列 、 デ ジタルお よ び アナログ I / O 、単 軸 の 位 置 同 期 信 号 (P o s i t i o n S y n c h r o n i z e d O u t p u t:P S O)、個 別 の 原 点 設 定 や オーバー・トラベ ル 設 定、高 性 能 な 電 流 検出器などがあります。またエンコーダーについて は、矩 形 波や正 弦 波、アブソリュート型エンコーダー に対 応しています。

標 準 仕 様 のX C 4 e は 、矩 形 波 エンコー ダー から最 大 4, 0 0 0万カウント/ 秒でフィードバックを取 得します。 一方 正 弦 波エンコーダーは 、オプションの 逓 倍 機 能 を用いれば最高65, 53 6ビットの 分 解 能を実 現可能で す。さらにデュアル 逓倍エンコーダーによるフィードバ ックもサポートしています。 それぞれの単 軸 P WMデジタル・ドライブ XC4 e は、高 性 能 な単 相エンコーダ 逓 倍 器 M X 2やデュアルエンコ ーダ 逓 倍 器 M X 3と合 わ せ てご 注 文 いただくと、いっ そう高レ ベ ルな 位 置・速 度 制 御 が 可 能 に なります。 さらに 、標 準 P S O 機 能 に 対 する 様々な 拡 張 オプショ ンもご用 意しています。たとえば、3 軸 対 応 P S Oで は 最 大 3 軸 の エン コ ー ダーとリアル タイム に 通 信 で き るほ か、A e r o t e c h の P a r t - S p e e d P S O を 使 用 す れ ば、P S O 機 能をキネマティック配 置に拡 張できます。 各ドライブには、オプションのI/O拡張ボードを追加し て、入出力点 数を大 幅に増 やすことも可能です。この I /O 拡 張ボードは、専用のP S O出力とP S O 同 期 入 力を 備えており、外部 のモードロック周波 数 入 力によるプ ロセス制 御 の 同 期 によく利 用されています。

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NELSON AUTOMOTIVEが AVISTUDへとブランドを刷新

自動車産業向けスタッド溶接で世界をリードするNelson Automotiveから、お客様や 出資者、産業界の皆様に事業ブランドの刷新についてお知らせいたします。

ブランド A V I S T U D へ の 変 更 は 、以 前 の 事 業 母 体 N e l s o n S t u d W e l d i n gというブラ ンド からN e l s o n A u t o m o t i v e の 事 業 が 完 全 に 独 立したことを 表 す もの で す。2 0 1 8 年 4 月に D o n c a s t e r s 社 が N e l s o n S t u d W e l d i n gをS t a n l e y B l a c k & D e c k e r 社 へと売 却した の を 受 け、独 立し た 自 動 車 関 連 企 業 として 設 立 さ れ た の が N e l s o n Automotiveでした。

AV I S T U Dというブランド名には 、自 動 車 産 業 で多目 的 に使 える 革 新 的 な スタッド 溶 接( A u t o m o t i v e , Ve r s at i l e a n d In n ov at i ve S T UD we l d i n g)で業 界 をリードしてきた自負 が 込 められており、これ からも 自動車メーカーやサプライヤーに向けて高度な製品の 提 供に邁 進していきます。特に、新しい主 要な成 果と して、2 018 年12 月にはメル セデス・ベンツの C- C l a s s および S - C l a s s の 生 産 に 向 け てクライスラー社 へ 革 新 的 な 技 術 設 備 を提 供したことを 発 表で きました 。 AV IS T U D の 最高 経営 責任 者H e n n i n g St a m sは 次の ように説 明しています。「これまで以 上に自動 車 産 業 は生 産プロセスでの速 度と柔軟性を求めています。そ こで、当社も常に事 業を見直しながら、軽 量化や高 強 度 材 料 の 採 用 、電 気自 動 車へ の 対 応 などに 加 え、生 産プロセスの 速 度 を高めたいという自動 車 産 業 のニ ーズ に応 えてきました 」。

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新製品

ま た 、A V I S T U D の 技 術 部 門 を 統 括 す る E d u a r d K i r c h n e r は 次 のように 約 束して いま す。「当 社 は 、 経 験 豊 かな技 術 者 からなる確 かな開 発 チームによっ て、スタッド溶接分野の技術革新をリードしています。 今 後 も 新ブランドAV I S T U D の もと、世界 的 な自 動 車 産 業 市 場で 活 躍 で きるよう全 力で 取り組 んで いきま す。す で に自 動 車 産 業 のお 客 様 からは当 社 の 革 新 的 で 汎 用な 技 術を 信 頼 いただ いていますが、将 来 の自 動 車 生 産についてもご支 援 いたします」。

現 するために 、全社を 挙 げ て 研 究 開 発 から納 入まで しっかりお 引き 受 けしま す。将 来 へ の 投 資 や 現 在 進 行 中 の 開 発 につ いて、引き続 きご 報 告で きる の を 楽 し みして いま す」と、C E O の S t a m s は 期 待 を 明らか にしています。 w w w. a v i s t u d . c o m

AV I S T U D は、スタッド溶 接 分 野 における技 術 革 新 の 最前 線 を担っています。たとえば S P E E D P O R T フィー ディング・システムは 、1台 のユニットで1日4 0 , 0 0 0 本 以 上のスタッド溶 接 を可能にします。そのほかにも手 動および自動システムを広 範に揃えており、量 産現 場 に向 けてはロボット溶 接 ヘッドも提 供しています。 アジアや欧州、米州の多数の国に支社を構える一方、 製品についてはドイツでの開発と製造を続けていきま す。ドイツには10 0 名 以 上の 専 門チーム がおり、次 世 代 のスタッド溶 接 システムを創り出しながら、速 度・ 性 能・耐久性の 限 界 に挑 んで います。

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「 新しい 生 産 設 備 に向 け たシステムで も 、既 存 工 場 の 改 修 であっても 、お 客 様 に 最 適 な 新プ ロセスを実 22 | エンジニアリング 日本 | 2019年 05月

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新製品

VISION 規格準拠の「SMART GENICAM APP」を利用して IDS NXT デバイスを使う

「Smart GenICam」ビジョンアプリにより、自分でプログラムしたカメラ機能も規格に準拠できます

カメラの機能を自分でプログラム しかもVision 規格に対応。

ーザーが自分で作成した機能を最新のイン テリジェントなカメラで実行するには、2 つ の課題が あります。1 つ は 、専 用 インター フェースを 使 用し な いと カメラに アクセ スで き な い こと が 多 く、こ れ が サ ードパ ー ティア プ リケ ー ショ ン で の デ ー タ処 理 を も 難しくして いま す。もう 1 つ は 、G i g E V i s i o n などの 高 速デ ータインターフェース を 装 備した モ デル が 限 ら れて い ることで す。

しかし ながら、産 業 用 途 で はその両 方 を克 服 するこ とがしばしば 求められます。そのため、IDS I m a g i n g D e v e l o p m e n t Sy s t e m s G m b H は 、 標 準 の産 業 用カメラにビジョンアプリベースの I D S N X T コンセ プトを導入しました 。「S m a r t G e n I C a m A p p」によ り、お客 様 独自のプログラミングによって生 成された デ ー タを、あた か もメーカー に依 存し な い 産 業 用 カ メラの 標 準 機 能 の 一 部 であるか のように 、全く同 様 に使 用で きます。 G e n I C a m はカメラインターフェースとして、標 準 化さ れたカメラ機 能と、カメラメーカーによる特 殊機 能の 統 合を可能にするいわゆる機 能ノード マップ(カメラ A PI)を提 供します。その G e n I C a m をもとに、IDS は 現 在「S m a r t G e n I C a m」 ビジョンアプリの 開 発 を 進 めています。これを 使 用す れ ば、お 客 様 は V i s i o n 準 拠 の方法で 独自に作成した カメラ機 能を 統 合して 使 用することもで きます。

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この 機 能 は 2 019 年 第 2 四 半 期 からご 利 用 いた だ 22 | エンジニアリング 日本 | 2019年 05月

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新製品

IDS NXT モデルは幅広い用途にご利用いただけます

けま す。 新しいカメラ機 能 をビジョンアプリとして I D S N X T カメラにた だ アップロード するだ けで、カ メラファームウェアが そのアプリケーションコードを 機 能 群 に 統 合します。 ビジョンアプリの 設 定や 制 御 、出 力 は 、H A LCO N な どの G e n I C a m 準 拠 の サードパーティアプリケーシ ョンであ れ ば、 X L M 形 式 の C a m e r a D e s c r i p t i o n F i l e に よって 簡 単 に 処 理 で き、同 時 に G i g E の 帯 域 幅 を完 全 に 利 用で きます。 V isi o n 準 拠のアプリケーションを IDS NX T プラット フォームで 使 用すると、 アプリケーションのプロセス を カメラとホストP C の間で振り分 けることがで きる ため、 さらなるメリットが生まれます。たとえば、IDS N X T r i o と r o m e などの モデル には 、 強 力な 組み 込 みシステムとして、処 理プロセスの 一 部またはすべ てを ホスト P C からカメラ (「エッジ側 」) に 移 行す るオプションがあります。ネットワーク負荷 やエネル ギー消費 量、システムコストを 低 減 で きるほか、処 理 にハードウェアアクセラレーションを利 用で きるとい った 利 点もあります。

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新製品

ロングリーチ式機械加工の課題を克服

製造業における数多くの最新動向により、長い工具を使用した正確な穴開けや旋削作 業がますます困難になっています。さらに、厳しい公差とミスのない再現性に対する要 求も高まっています。新たに登場した高性能被削材は加工がより難しく、機械加工シス テム内のストレスが上昇します。時間とコストを節約するため、メーカーは複数のパー ツを重ね合わせて一枚型の被削材にしていますが、これには深い穴の加工とマルチタ スク型加工工具の複雑な部品の旋削が必要になります。

ーカーがこうした課題を克服するには、それ ぞれの機械加工システムのすべての要素を 調 べて、確 か な 成 功を約 束 する技 術とツー ル を 利 用しな け れ ば なりませ ん 。主 な 要 素として、加 工安定性、工具保持、ワーククランプ、切削工具形状な どがあります。一 般 には、頑 丈 な 固 定 具、硬 い 工 具、用 途に最適な工具を慎重に選ぶことが、正確で生産性の 高いボーリング工程とロングリーチ式旋削工程の基盤 となります。

石油 /ガス生 産 会社、発 電 、航 空宇宙部 品メーカーが 最 新 の工具と技 術を採 用する最有力の 候 補 である理 由は、これらの企業が普段扱っているのは大型で複雑 な部品で、長い工具を使 用する必 要があるからです。 部 品の多くが 強靭な合 金でで きているため 機 械 加工 が難しく、振動を伴う強い切削力が生じます。一般に、 ほぼすべてのメーカーがロングリーチ式 ボーリング作 業によって生 産 性 が向上し 、コストを削 減できます。 たわ みと振 動 深 層ボーリングが 他 の 切 削 加 工と区 別されるのは、 刃 先 を 穴 の 中 の 機 械 の 接 続 部 から 離 れ た 箇 所 で 運 転 するためで す。ロングリー チ 式 内 部 旋 削 作 業 で も 同 様 の 条 件 を 伴 い、これらのボーリング作 業と 旋 削 作 業で対 象となる穴は、ポンプハウジングやコンプレ

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新製品 ッサハウジングのような被削材と同様に、切削が断 続 的です。そのため工具の突き出し部の長さは穴の深さ によって決まり、結果としてボーリングバーがたわんだ り切 削 工 具 の 長さが 伸 びたりします。 たわ み により切 削 過 程で 切 削 力 が 変 動して、振 動 や ビビリが 発 生し 、仕 上 げ 面 の 品 質 低 下、加 工 工 具 の 早 期 摩 耗 や 破 損 、スピ ンドルなどの 加 工 工 具 部 品 の 損 傷などの原 因となります。これにより、費 用のかか る修 理や長時間のダウンタイムが発 生することになり ます。切削力のばらつきは、加工工具部品の不均 衡、 不十 分なシステム剛性、機械 加工システム要素の共 振 などによるものです。切り屑の 生 成や 粉 砕に伴い、工 具に周期 的に負荷がかかり、切 削 圧も変 動します。加 工 振 動 により、仕 上 げ 面 の 品 質 低 下、ボ ア 寸 法 の 精 度 低 下、工 具 の 早 期 摩 耗 、材 料 率 の 低 下、生 産コス トの 増 加 、ツールホル ダと 加 工 工 具 の 損 傷 などの 悪 影 響 が 生じます。 工作 機 械 の 剛 性と被 削 材 の 固 定 機 械 加 工 で の 基 本 的 な 防 振 アプロー チとして、機 械 加 工システムの 要 素 の 剛 性を 最 大 限まで 高めること が ありま す。不 要 な 動 きを 制 限 する に は 、剛 性 に優 れ 、重 量 のある 構 成 要 素 で工作 機 械 を製 造し 、コン クリートなどの 振 動 吸 収 材 で 補 強 する 必 要 が ありま す。さらに 、機 械 の ベ アリングとブッシング をしっか りと固 定 する 必 要 があります。 被削材を加工工具の正しい位置にしっかり取り付けな ければなりません。材料 固 定 具は、主にシンプルさと 高い剛 性を念 頭 に設 計するものとします。また、クラ ンプは切削加工位置のできるだけ近くに配置します。 被削材の視 点から見ると、薄肉部品、溶 接 部品、支持 部 のない 部 品は 、機 械 加 工 時 に振 動 が 発 生しやすい 傾向があります。部品の設 計を変 更して剛性を向上す ることもできますが、設 計 変 更により重 量 が増え、加 工 後 の 製 品 の 性 能 が 低 下 するおそれ があります。 工 具保 持 剛 性 を 最 大 限まで 高 め るには 、ボーリングバー や 旋 削 バー の 長さをで きるだ け 短くし な がら 、穴 や 部 品 の 全 長 を加 工で きるだ けの 長さにし なけ れ ば なりま せん 。ボーリングバー の 径 は 、で きるだ け 穴にフィッ トし 、同 時 に切り屑を 効 率 的 に 排 出で きるよう大 き さにする 必 要 があります。 切り屑 の 形 成 や 粉 砕 に伴 い 、切 削 力 が上 昇しま す。 切 削 力 の ばらつ き は 新 たな 振 動 源となり、ツールホ ルダや工作 機 械 の自然 振 動と相 互に作用して共 振 を 起こし 、自律 的な 振 動 が 起こったり、振 動 が大きくな ることがあります。こうした 振 動 の 他 の原 因 には、工 具の摩 耗 、深さが不十 分な加工などがあります。これ らが 原 因 で工 程 が 不 安 定 になったり、共 鳴 が 工作 機 械 のスピ ンドル や工 具 の自 然 周 波 数と同 調して、不 要な 振 動 が 生じます。

で、機 械 加 工システム に 振 動 が 生じ ること が ありま す。基 本 的な防 振アプローチとして、工具 長 が 短く、 剛 性 の 高 い工 具 を 使 用 するなどが ありま す。バー の 長さと径 の比 率が大 きい ほど、振 動 が 発 生 する 確 率 が 高くなります。 バー の 材 料 により、振 動 の 挙 動 が 異 なりま す。鋼 製 バー は 通 常 、バー の 長さ 対 径 ( L / D ) 比 4 :1 まで に耐 振しま す。タング ステン 合 金 を 使 った 重 量 の あ る金 属 製バー は 鋼 よりも 密 度 が 高 いため 、6 :1 の 範 囲 の バー L / D 比 に 対 応 で きます。超 硬ソリッドバーは 剛 性 が 高 いため 、L / D 比 8 :1 まで 許 容されます。ただ し 、特 に大 径 のバーが 必 要 な 場 合 にはコストが 高く なるという欠 点もあります。 別の防 振 法として旋 回バーがあります。このバーには 質 量ダンパーが内蔵されており、位 相をずらした共 振 により不 要な振 動を消去し、エネルギーを吸収して、 振 動 動 作 を 最小 限に抑えます。たとえば、セコ・ツー ルズの S t e a d y l i n e ® システム(「補 足 」参 照 )には 、 ツールホルダ 内 部 に吊り下げられ た高 密 度 材 製 のダ ンパーマスと径 方 向 の 吸 収 要 素で 構 成 される 、同 調 済 み の 振 動 ダ ンパーが 装 備 さ れています。切 削 工 具 からバー本 体 に 振 動 が 伝 わ ると、この ダ ンパーマス により直ちに振 動 が 吸 収されます。 より複 雑 でコストがか かる能 動 的 な 工 具 防 振 法とし て、電 子 的 に 起 動した 装 置 が 振 動 を 感 知し 、電 子ア クチュエータを使 用してツールホルダに二次的な動き を作り出し、不 要な動きを相 殺 する方法があります。 被削材種 被 削 材 種の 切 削 特 性 が 振 動 の原 因となることがあり ます。材料 の 硬 度、刃先 集 積やワーク硬 化の 傾 向、ま たは硬 度の高い 物 質を含有 する 場 合、切 削 力が 変 化 したり中 断して、振 動 が 発 生 すること が ありま す。 切 削 パラメータを 調 整 すると、特 定の 被 削 材 の 加 工 時 に 、振 動 を 最小 限に抑えられることもあります。 切削工具 形 状 切 削 工 具で は、接 線 方 向および半 径 方 向にたわ みが 発 生 することが ありま す。半 径 方 向 にたわ みが あ る と、ボ ア 径 の 精 度 が 低 下しま す。接 線 方 向 にたわ み が あ ると、チップ が 押し下 げら れ 、部 品 の 中 心 線 か らそ れてしま いま す。特 に 小 径 の 穴 をボーリング す る際、カーブした 穴 の 内 径 により、チップとボ ア間 の クリアランス 角度 が 小さくなります。 接 線 方向にたわみがあると、工具を押し下げ、加工す る部品の中心 線 からそれて、クリアランス角度 が小さ くなります。半 径 方向にたわみがあると切り込 み深さ が浅くなり、加 工 精 度 が 落ちて、切り屑の厚さが 変わ ります。切り込み深さが変わるため、切削力が変わり、 振 動 が 発 生する可 能 性 があります。

詳 細

すくい角、リード角、ノーズ R などのチップ 形 状では、 振 動 が増 大、または 減 衰 することがあります。たとえ

長 いボーリングバー や旋 削 バー の 突き出し部が 原 因 22 | エンジニアリング 日本 | 2019年 05月

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新製品 ば、ポジティブ すくい角のチップ で は、接 線 方向の 切 削 力 が 抑えられます。しかし 、ポジティブ すくい角の 構 成 で はクリアランス が 少なくなり、摩 耗 や 振 動 に つな がる可 能 性 が あります。すくい角が大 きく、切 れ 刃 角 が 小 さ い 場 合、切 れ 刃 が 鋭 利 に なり、切 削 力 が 抑えられます。ただし、鋭 利な切れ刃は衝 撃による損 傷 や 偏 摩 耗 が生じ 、ボ アの 仕 上げ 面品 質 が 低 下する おそれ があります。 切 れ 刃のリード角が 小さいと、軸 方 向 の 切 削 抵 抗 が 大 きくなる一方、リード角が大 きいと、半 径 方 向 に切 削 抵 抗 が 生じます。軸 方 向 の 切 削 抵 抗 は ボーリング 加工に影 響が少ないため、小さなリード角が 望ましい ことがあります。しかし、リード角が小さいと、長いリ ード角よりも切れ刃のごく一 部に切 削力が集中し、工 具 寿 命を 縮めるおそれ があります。また、工具のリー ド角は、切り屑の厚さと切り屑の流 れ方向に影 響しま す。切 れ 刃のノーズ R を 切り込 み深 さよりも 小さくし て、径 方向の切削力を最小限にする必 要があります。

St e a d y l i n e ® システムで は、振 動 吸収マスがバー前 面(た わ みが最 大になる箇 所)に配置されています。切れ刃からバ ー本体 に 振 動 が 伝わると、この 振 動 吸 収 マスによりすぐに 減 衰されます。S t e a d y l i n e ® システムには 短く、コンパク トな S e c o G L 切 削 工 具ヘッドが減 衰 マス 近くの 切 れ 刃に 配 置されており、振 動 吸収 効 果 を 最 大 限にまで高めていま す。このシステムは幅 広い用途に適 用でき、粗 加工用ボーリ ング、仕 上げ用ボーリングのほか、コンタリング、ポケット加 工 、溝 加 工などの用 途 に 最 適 です。

加 工 作 業 で 優 れ た 仕 上 げ 面 を 達 成 する に は 、切り 込 み 深 さ を 抑える 必 要 が ありま す。薄 い 切り屑 が 発 生 すると、チップ 処 理 の 問 題 が大 きくなります。送り 量を上げると切り屑が 破 砕 される可 能 性 が あります が 、切 削 抵 抗 が上 がってビ ビリが 発 生し 、表 面 仕 上 げ に 悪 影 響 を与えるおそ れ が あります。低 炭 素 鋼 の 加 工 で は 、高 い 送り量で は 刃 先 に切り屑が 集 積 する おそれ が あるため 、より可 鍛 性 の高 い 合 金 鋼 の 穴 加 工 で は 、高 い 送り量 に 最 適 な 内 部クーラント供 給 を 組み合わ せると、切り屑処 理 の 問 題 が 解 決します。

セコ・ツールズ は 、同 社 のロングリー チ 式 旋 削 およびボー リングソリューションに 、新たに S t e a d y l i n e ® 防 振 旋 削 / ボーリングバーと切 削 ヘッドシリーズを加えました 。最 新 の 製 品 には 、直 径 1. 0 0 インチ ( 2 5 m m)および 4 . 0 0 インチ (10 0 m m) の S t e a d y l i n e ® バー、G L 2 5 旋 削 ヘッド、およ び 径 115 m m まで の 粗 加 工 および 仕 上げ 加 工 用の B A ボ ーリングヘッド などがあります。

著者: セコ・ツールズ ツーリングシステム 製 品マーケティン グおよび 研 究 開 発 チーム w w w. s e c o t o o l s . c o m

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S t e a d y l i n e ® 動 的 / 受 動 的 防 振 システムは 、振 動 力の 相 互作 用 に 基づ いて機 能します。加 工作 業 時 、切 削 力 により ホ ル ダ に 動 き ( 振 動 ) が 誘 発 さ れ ま す。振 動 に 対 処 するた め 、S t e a d y l i n e ® システムで は バー の 外 部 エンベロープ と同じ自然 周 波 数に 設 計され た 2 番目の 内 蔵 マスの 特 性 を 採 用して いま す。このマス は 、位 相 をずらした 共 振 によ り不 要 な 振 動 を 消 去し 、エ ネルギーを 吸 収して、振 動 を 最 小 限に抑えるように 設 計されています。

切屑処理 ボーリング加工では、ボアからの切り屑除去が重要な 課 題です。チップ 形 状、切 削 速 度、被 削 材 種の 切 削 特 性はすべて、切り屑処 理 に影 響します。短い 切り屑が ボーリング加工で望まれる理由は、ボアから排出しや すく、切り刃にかかる力を 最小 限に抑えられるからで す。しかし 、切り屑を 粉 砕するよう設 計された曲 線 の 大きいチップ 形 状は、消費電 力が多く、振 動を起こす おそれ があります。

結論 長さが 伸 びた工具を 使った深 穴 加工や旋 削 加工は、 広く実 施される重要な金属切削加工作業です。このよ うな加工を効率よく実 施するには、機械 加工システム 全 体 を評 価して、振 動 抑 制と製 品 品 質 確 保 に関 わる 複 数 の 要 因 を 連 携 させ て最 大 限 の 生 産 性と収 益 性 が 実 現 するようにすることが 必 要 です。

詳 細

受 動 的 防 振 工 具による生 産 性 向 上 セコ・ツールズの St e a d y l i n e ® 工 具を 使うと、一 般 的 な突 き出し部 の 長 い加 工作 業を、防 振 非 対応の工具に比べて 2 倍 の 速さで 完了で きます。また、部 品 の 仕 上げ 面品 質 が 向 上し 、工 具 寿 命 が 延 び、加 工 工 具 にか かるストレス が減り ます。このシステムの 受 動 的 / 動 的 防 振 技 術 により、6 :1 を 超 える L / D 比 の工 具 を 使うなどの 一 部 の用 途 で、最 低 の 加 工 パラメー タで も 実 現 で きな か ったレ ベ ル を 達 成 で き ます。深 さ 10 X D まで の 小 径 および 大 径 穴 の 旋 削 および ボーリング 加 工を高 い 信 頼 性と生 産 性 で 実 施 で きます。

G L 接 続 の 採 用 により、ボーリング 工 具や 旋 削 工 具 の ヘッ ド をす ばやく交 換 で きま す。そ の ため 、5 ミクロン以 内 の センタリング 精度と再 現性を実現し、ヘッドの向きを 18 0° に 設 定で きます。 径 1. 0 0 インチ( 2 5 m m) のバーにはワーク側 に G L 2 5 接 続 を 備えており、超 硬バーを S e c o - C a p t o™、H SK-T/A 、スト レートシャンク機械 側 接 合 部と併用すると、最も深いツール 突き出し部 (最 大 2 5 0 m m)の課 題に対処で きます。径 4 . 0 0 インチ(10 0 mm)の大径バーは既存の GL 50 旋削ヘッドに対 応し 、B A - G L 5 0 アダプタを 使うと、J e t s t r e a m To o l i n g ® 高 圧クーラント技 術と統 合で きます。 従 来 の 工 具 オ プ ション が お 使 い い た だ け な い 作 業 で も、Steadyline® は突き出し部の長い加工作業で 精度と信 頼 性を高め、スピンドルのストレスを減らし 、金 属除 去 率を 高め、スムーズな仕上げ 面をつくり工具寿 命を延ばします。


新製品

セコ・ツールズ、GL ねじ切りヘッド新製品の追加により深穴ソリ ューションを拡張

セコ・ツールズの Steadyline® 旋削バーおよびボーリングバーに 2 つの GL25 ねじ切 りヘッド新製品が追加され、深穴加工中に大型で高価な被削材の廃棄につながる不合 格品を削減できます。

し い ね じ 切 り ヘ ッド は G L ヘ ッド と S t e a d y l i n e ® バ ー を 拡 張し 、生 産 精 度 の 向 上 、高 品 質 な 表 面 仕 上 げ 、チップ 交 換 や ヘ ッド 交 換 時 の ダ ウンタ イム 短 縮 を 実 現しま す。Steadyline® 旋削バーには、業界で最も効果的な 防振システムが採用されており、小径および大径の穴 で 最 大 1 0 x D の 深さまで 簡 単 に旋 削 および ボーリン グ加工ができます。

径 3 0 m m の 深 孔 内 径 加 工 で は 、コンパクトな 新 設 計 の G L 2 5 ヘッドにより、10 x D まで 安 定 性 が 高 ま ります。セコ・ツールズの G L 2 5 を径 2 5 m m (1 イン チ) の S t e a d y l i n e ® バーと接 続 すると、高 い 繰り返 し 精 度 が 実 現し 、工 場で はシステムの 長 い 突 出し部 機 能と非 常に 効 果 的 な 防 振 技 術 のメリットが 得られ ます。壁 の 厚さを 最 適 化した G L 接 続 により、5 µ m 以 内 の センタリング 精 度とプ ロービ ングの 繰り返し 精 度 を実 現し 、操 作 の 汎 用 性 を高 め 、ツール 交 換 を 迅 速 かつ容 易にします。新 製 品 の G L 2 5 ねじ切りヘ ッドは、S e c o J e t s t r e a m To o l i n g ® 高 圧クーラント 機 能と統 合可 能 な設 計 になっています。 w w w. s e c o t o o l s . c o m

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新製品

ANTHONY MACHINE(ア ンソニーマシン)社とケナ メタルの連携でセットアッ プ時間の短縮を実現

Anthony Machine社は数年にわたり、工場全体でKMを使用していますので、DMG森精機製の新しいY軸旋盤にクイックチェ ンジツーリングを搭載する際、同社の選択の決断は明らかでした。

テキサス州の個別注文製作会社がクイックチェンジツールホルダーによる恩恵を実感 する。

INFOS

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詳 細

0年以上にわたり、ケナメタルのKM™ブランドの クイックチェンジツーリング は 機 械 加 工 業 者 の 効率化に貢献しています。数千にものお客様が 断 言している通り、K Mブランドはセットアップ 時 間を 短縮し、適応性を向上させ、マシン稼働率を改善し、業 界からの一層厳しい要求に、真正面から応える能力を 示しています。

ケナメタル の シニアセールスエンジニア であるM a r k Dav is(マーク デイビス)が、過去10 年と同 様に現 場 工場をサポートしました。彼は、Anth o ny社に対し、 セットアップ 時間を短 縮し、新しい機械の能 力を最 大 限 活用する最 善 の方法 は、タレット対応クランピング ユニット(TACU)とK Mクイックチェンジツールホルダ ーを搭 載 することだと説 明しました 。

そ のような お 客 様 の1社 が A n t h o n y M a c h i n e 社で す。19 4 6 年 以 来、テキサス州サンアントニオ市のこの 個 別 注 文 製 作 会 社は、石油 、ガス、採 鉱 、輸 送 、電 力 発電など、さまざまな産 業に製作 製品を提 供してきま した。精密加工における経 験から、同社 が取り扱えな いものはほとんどありません。しかし、同社初のY 軸ラ イブツール旋 盤として、CN C 工作 機 械メーカーである D M G 森 精 機 の N L X 3 0 0 0 12 5 0 汎 用 旋 削マシニング センター2 台を 同 社 が 購 入した後、A n t h o n y 社 の 製 造 チ ーム はそ の 新 たな「投 資 」を 最 大 限 活 用 すると いう課 題 に直 面しました 。

Davisは、 「TA C Uシステムは 、K M 32 からK M 6 3まで すべ てに 対 応します」と言 います。「当 社 は 、固 定 工 具と駆 動 工 具 の 両 方に 対 応 するブロックを提 供して います。また、オークマ、ハース、マザック、ドゥサン( 斗山) 、もちろん 、D M G 森 精 機といった 主 要工作 機 械 メーカーのほとんどの旋 盤に搭載できます。対応可能 となったメーカーはオンラインで常に追 加されます。 よって、お 客 様 は、迅 速性や 柔 軟 性に優れた、精密な クイックチェンジツールホルダーシステムを8 0以 上の 機 種のCNC旋 盤マシニングセンターに簡単に、またコ スト効 率よく搭 載 で きるようになります」。

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新製品

新し い N L X 機 に K M を 搭 載 する 利 点 を 確 認し た 後 、A n t h o n y M a c h i n e 社はクイックチェンジツーリングの採 用を工 場の他の部 分にも拡げる計画を立てています。

KMクイックチェンジツーリングのスピードと再現性 は、Anthony Machine社の加工工程の多くに「際 立った違い」をもたらしています。

Mohsen Saleh(モーセン サラー)とCNC機オペ レーターのM a r k G a r l a n d (マーク ガーランド) が、A n t h o n y M a c h i n e 社 所 有のD M G 森 精 機 製 NLX 3000 1250汎用旋削マシニングセンターで 加工されたワークをチェックしています。

A n t h o n y M a c h i n e 社 の 製 造 技 術 者であ るD a n i e l G o l l e r (ダニエル   ゴラー)は、新しいマシニングセン ターに TAC UとK Mを採 用すると決 定するのは容 易だ ったと語り、 「数年 にわたり、当社 は 深 穴 加 工や その 他の加工のために、CNC 旋 盤やマシニングセンターに K M 搭 載 カスタムツールホルダーを 数 多く取り付けて ましたし、可能な工具ポジションで限界を克 服できる よう、工場 の 手 動タレット旋 盤 数台にケナメタル製工 具 を 使ってきました 。」と言 いま す。「当 社 は何 度 も 新 規 注 文 を 受 注してきました 。競 合 他 社 が 従 来 の工 具で は 実 現 で きな かった 公 差と表 面 仕 上 げ を K M が 可 能 にしてくれ た からです」。

S a l e h は 、A n t h o n y 社 の 今 後 の見 通しを 少しつけ 加 えつつ、同社の最 近の成 功について総 括しています。 「当社 は19 8 6 年 に初 めてC N C 機 を購 入しました 。そ の時、当社は有名な競合他社のブランドを使 用してい ましたが、後にケナメタルが当社を訪れました。まず、 感 銘を受けたのは、ケナメタルによるサービス指向の 姿 勢です。ケナメタルはいつも喜んで当社を訪問し、 アプリケーションにつ いて協 力してくれます。ケ ナメ タル 製 品 の 品 質の高さと共 にこのような 姿 勢 が 理 由 となり、ケナメタル は 、以 来 ずっと当 社 の望ましい工 具サプライヤーとなりました 。当社は常により小 規 模 で 低コストの 競 合 他 社と競っています。このような環 境 下 で 新 規 受 注を獲 得し続 けるため 、最 新 の高 度 ツ ーリングシステムと工作 機 械テクノロジーを採 用する 必 要があります。このことが当社に競 争力を与えてお り、、ケナメタル はこの 分 野 において大きな役 割を果 たしてくれています」。

INFOS

A n t h o n y 社 の オペ レ ー ション マ ネー ジャーで あ る M o h s e n S a l e h (モー セン   サレ ー)も同 意します。 彼 は「違 い は 明らかだ 」と言 います。「ほとんどのマ シニングセンターに標 準 装備される従 来のウェッジタ イプやスクリュータイプのブロックと比 較 すると、K M 搭 載 のTA C Uユ ニットは 加 工 時 間 がより速く、より精 密 で す。当 社 は 通 常 、公 差 を 0 . 0 0 0 5 インチ( 0 . 0 13 m m )に 維 持しており、我々は 、部 品サイズ はクラン プごとに 異 なっては ならな いと指 示 さ れて いま す。 タレットが 混 み合 わず、すべ て 狙った 通りとなり、典 型 的 な ストレ ートシャンク工 具やスクリューが セット さ れ たタイプのボーリングバーホ ル ダーを 使 用 する ときによく経 験 するビビリやたわ みもありません」。

「 A n t h o n y 社 が TA C U 使 用 で 得 た パ フォーマ ンス は 、当 社 が K M に 期 待した 通りでした 」とケ ナメタル の D a v i s は 言 いま す。「プ ラットフォームの 幅 、精 密 さ、そして特に適 応性を考えれば、K Mはたちまち、ク イックチェンジツーリングにおける事 実 上のツーリン グ 産 業 界 のスタンダードとなるでしょう」。

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Engineering Japan | 22 - May 2019  

Engineering Japan is a Japanese magazine for engineers. We introduce the latest technology, products, and corporate news for the industrial...

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