Engineering Japan 17

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新製品

さらなる卓越性

ケナメタルの新しいハイドロチャックエクステンションの登場により、狭いコーナーのドリル加工や深いリーマ加工の回避は不 要となります。

深いキャビティの中で、高いショルダーに沿って大型固定具を通過するドリル加工の場 合でも、長年の工具安定課題をケナメタルが解決します。

ーク材の内部深くの穴あけ加工は難易度が 高い場合があります。長いテーパーや航空機 用ドリルを試したことがあると思 いますが、 超 鋼 製 のドリルであってもチャックの 外 側で サ ポート されてい な い 状 態 の 場 合 は 加 工 が ふらつ いてしまい ます。特 殊 な 延 長リーチタイプ のドリル ホ ルダーを使 うことで問題に取り組んだとしても、このようなドリル ホ ルダーは 高 額 な だ けで なく特 定 の 固 定 長 にしか 対 応できません。ダブルアングルまたはERスタイルのコ レットエクステンションは試す価値があるかもしれませ ん。それでもコンパクト性に欠けますし、長い先端での 径比に対する振れやバランス不良が強調されます。 ドリ ルのウォーキング現象も問題ですが、さらに、収縮し振 動するホルダーと格闘することになります。 ドリル加工 を成立させるために送り量を下げると、穴精度が問題 となり、工具寿命が落ち込み、生産性が低下します。し かし、もっと良い方法があります。

詳 細

17 | エンジニアリング 日本 | 2018年 05月

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何 十 年 にも渡る実 績 ケナメタルは、より良いソリューションを提 供します。 ペンシル ベ ニア州ラトローブの工具メーカーである当 社は、柔 軟性とコスト削 減を向上させながら、このよ うな課 題に対応 するハイドロチャックエクステンショ ンを 最 近 開 発しました 。ケナメタル のツーリングシス テム 、グロ ーバ ル 製 品シニア マネー ジャの M i c h a e l S c h u f f e n h au e rによると、当社は過去30 年もの間ハ イドロチャックを生 産し 、その 結果、関 連 技 術に非常 に精通するようになったと話しております。当社の幅広 い 経 験により、この 新しいツールは開 発されました。 「お客 様に『深いキャビティと複 雑なポケット部分 の 穴はどのようにドリル加 工を行 いますか?クランプや 固定具を通 過するドリル 作業で問題がありますか?』 と伺 いました 。」とS c h u f f e n h a u e r は 続けます。「課 題にお 客 様 がどのように対処するのか、また、その 時 に使 用したソリューションがどうだったかを確 認した かったのです。そこから弊 社は既存ソリューションより も優 れ た 製 品 の 開 発 を目指しました 。」


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