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エンジニアリング 日本 ENGINEERING JAPAN

BALLUFF 爆発の危険がある区域に対 応した磁歪式リニアスケー ル

7 BAUMER 厳しい環境には、堅牢なカメ ラを

14 AEROTECH リニアステージECOシリーズ、直動運動 を最も低コストに実現

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エスターライン・コネクショ ン・テクノロジーズ―スリオ は、数十年にわたり、原子力 産業でも活躍してきました

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ENGINEERING JAPAN

FISCHER CONNECTORS

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BALLUFF

HAIMER

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PORTESCAP

SECO TOOLS

BAUMER

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AEROTECH

SOURIAU

EPLAN

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KENNAMETAL

KENNAMETAL

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お問い合せ: John WHO 編集長: editor@pdf-engineering-japan.com 記事掲載のお申し込み: editor@pdf-engineering-japan.com 本 誌 無 料デ ジタル 版 をご 覧 いた だ けま す。登 録 はこちらから: www.pdf-engineering-japan.com ENGINEERING JAPANは、IPM (Industrial Portal Media)がお届けするエンジニア向けの専門誌です。産業市場の最 新製品および企業ニュースを紹介しています。 本誌では、記事の編集に最大限の注意を払っていますが、掲載情報の正確性を保証するものではありません 弊社は記 事の内容や利用方法について、一切の責任を負わないものとします。

INDUSTRIAL

PORTALS MEDIA


新製品

小型、高速データ接続のコネクタ:FISCHER MINIMAXTM シリーズがAWG24のイーサネットとIP68の防水性能(水深 20M/24時間)に対応

Fischer Rugged Flash Driveは、9極を備えたMiniMax USB 3.0コネクタ(サイズ08、写真左) と適合するようになりました

高性能丸型コネクタおよびケーブルアセンブリの世界的接続ソリューションプロバイダ ーのフィッシャーコネクターズは、堅牢性、小型化、高速データ転送、密封性においてイ ノベーションの新境地を開く取り組みを継続しています。

高密度Fischer MiniMax™シリーズに関して は、さまざまな場面における同シリーズの使 いやすさをますます高める新しい拡張機能 が、2018年4月にリリースされます。 • • • •

A  W G 24 イーサネットの高 速データ転 送 水 深 2 0 m / 24 時 間まで拡 張されたI P 6 8 の 防 水 性 能 六 角 形 の 本体スタイル パ ネル の 接 地 抵 抗 を 5 m Ω 未 満 に 抑え た 濃 い 灰 色 のコーティング

これらのイノベーションの結果、医療、無人機、工業、 計 測 、防 衛などさまざまな市 場 にお ける高 速データ 転 送 ニーズの 高 まりに 対 応 で きる 、卓 越した 性 能 の 超 小 型コネクタが 完 成しました 。

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堅 牢 な高 速 AW G 2 4 イーサネット接 続 フィッシャーコネクターズ は 、昨 年 発 売して大 成 功 を 収めたU S B 3 . 0コンタクトブロックに 続 き、同 社 の高 密 度小 型 F i s c h e r M i n i M a xT M シリーズの デ ータ転 送 速 度 をさらに向 上させ た 拡 張 版コネクタをリリー スしました 。設 計エン ジニア は 、0 8 サイズの 新し い M i n i M a x コネクタによって、最 高 速 度 の イーサネッ ト接 続 に 対 応した 堅 牢 な 接 続 ソリューションを 最 新 機 器 に 統 合で きるように なります。8 個 のAW G 24ピ ンを直 径 わずか12 m m のレ セプタクル に収めた 新し いコンタクトブロック構成により、高速イーサネットデ ータ転 送 が 今まで以 上の 長 距 離 にわたって実 現しま す。また、IP68の優れた防水性で暴風雨から保護され るため、イーサネット接 続を過 酷な環 境に持ち込むこ とも可 能 になります。


新製品

8 個 の A W G 2 4 ピン、六 角 形 、濃 い 灰 色 が 特 長 の 新 製 品 イー サ ネット MiniMax 08コネクタ

Fischer MiniMaxTMシリーズの標準IP68防水性能により、 水深20メートルでの24時間連続使用が可能となります

MiniMaxイーサネット8ピンコネクタの3D断面図

さらに深 い水 深 で の 作 業 が 可 能 に 設 計・製 造 プ ロ セ ス の 発 展 の お か げ で、F i s c h e r MiniMax™シリーズの全コネクタが今までよりもさらに 深い水深に安全に到達し、信頼性の高いパフォーマン スを過酷な環 境下で 発揮できるようになりました。最 も厳 格な保 護 等 級I P 6 8が 保 証するとおり、M i n i M a x のすべてのコネクタとケーブルアセンブリソリューショ ンが水 深 2 0メートルで の24 時 間 連 続 使 用という新し い水準をクリアし、これまで以 上に深い水深での作業 に対応しています。このレベル の I P 等 級テストに合格 したことは、M i n i M a xのような小 型コネクタにとって は 並 外 れた 偉 業 であり、水 中 機 器 の 小 型 化 に 新しい 可 能 性をもたらすものです。 新しい本 体スタイルとカラーオプション F i s c h e r M i n i M a xT Mシリーズのレ セプタクル に 、頑 丈で小型ハウジングに組み込みやすい、六角形の本体 スタイルをお選 び いただけるようになりました 。お 客 様 は パ ネルカットのフラット面を 使 用しなくても、パ ネル背面に六 角形 の凹部 を含めて、そこにレセプタク ルをはめ 込むことが で きます。 コーティングに関しては、濃い灰色の表面処理がFischer M i n i M a xT Mシリーズの 標 準として新しく追 加されま した。このコーティングは、Fischer UltiMateTMシリ

ーズ で 使われているものと似ており、非反射性と低視 認性を 維 持したまま、M IL 標 準で必 要とされる5 mΩ 未 満 のパ ネル 接 地 抵 抗 を実 現します。 サイズ、重 量、機 能 へ の 取り組 み フィッシャーコネクターズの製品開発担当ディレクター を 務めるウィム・ファンヒーアタムは、次のように述べ ています。「 M i n i M a xコネクタは 、より多くの 信 号 接 続と電 力 接 続 を 最 適に 組み合わ せて実 現することに より、小型 堅牢装置の性能を向上させるよう設 計され ています。高度な設 計に基づく当社の 信号/ 電 力複合 小 型 接 続 ソリューションは 、スペース、重 量、消 費 電 力(S Wa P)を抑えることが重 要となる用 途 に 最 適 で す。持ち運び やすさと防 水性 能に加え、腐 食、振 動 、 衝撃、過酷な温度に対する耐性にも優れているため、 小 型で 軽 量、かつ 最 適な使 いやすさと性 能 を 兼 ね 備 えた、堅牢なシールド加工 /密封コネクタを必要として いる機 器メーカーにぴったりの製 品だと言えます。ま た、ウェアラブル( ハンドヘ ルドや 装 着 式 )機 器 とモ バイル 機 器 の 課 題 をクリアし 、機 能 の 充 実 化と機 器 の 小 型 化 を 同 時 に 実 現 することによって、総 所 有 コ ストの 削 減 にも貢 献します。」

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データストレ ージ 機 能と持 ち運 び やすさの 向 上 F i s c h e r R u g g e d F l a s h D r i v e は 、過 酷 な 環 境 で 機 17 | エンジニアリング 日本 | 2018年 05月

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新製品

密 デ ー タを格 納して 持 ち運 べ るよう設 計 さ れ た、き わ めて頑 丈 なメモリースティックです。この人 気 製 品 で は 、新しい M i n i M a x U S B 3 . 0コネクタインターフ ェイス が 標 準 で サ ポートさ れ るた め 、パ フォーマ ン ス が さらに 向 上して いま す。最 適 配 置 の 9 個 のコン タクトによって 高 速デ ー タ転 送 が 実 現 するだ け で な く、超 頑 丈 な ハウジ ング によってデ ー タを 安 全 に 格 納して持ち運 ぶことも可 能 になります。

• F  i s c h e r M i n i M a xT Mシリーズ– 新 機 能 堅 牢 なイー サネットケーブルとI P 6 8 密 封レ ベ ル : w w w. f i s c h e r c o n n e c t o r s . c o m /g l o b a l /e n / h i g h sp e e d - dat a - p ower- high - d ensit y - miniature connec tor

ホワイトペーパー • イーサネット、USB、HDMI向け高速 通信プロトコル: w w w. f is ch e rco nn e c to r s .co m /gl o b al /e n /w hi te p a p e r- h i g h - s p e e d - co m m u n i c a t i o n - p r o to co l s e t h e r n e t- u s b - h d m i

• F  i s c h e r R u g g e d F l a s h D r i v e – 製 品 ページ: w w w.f ischerconnectors.com/japan/jp/products/ f i s c h e r- r u g g e d - f l a s h - d r i v e

• ラ  グドコネクタの 選 択基 準として重 要性を増すデー タ速 度と小 型 化: w w w. f is ch e rco nn e c to r s .co m /gl o b al /e n /w hi te pap er- increasing - impac t- data -sp e e d -and m i n i a t u r i z a t i o n - r u g g e d - c o n n e c t o r- s e l e c t i o n

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• F  i s c h e r M i n i M a xT Mシリーズ– 製 品 ページ: w w w. f is ch e rco nn e c to r s .co m / jap an / jp/ f is ch e rminimax tmsirizu

• 業  種 別ソリューション: w w w.f ischerconnec tors.com/japan/jp/ applications • フィッシャーコネクターズのWe bサイト: w w w. f i s c h e r c o n n e c t o r s . c o m / j a p a n / j p • お  問 い 合わ せ : www.fischerconnectors.com/japan/jp/contact-us

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新製品

爆発の危険がある区域に対応した磁歪式リニアスケール

精製所や石油化学工場では、石油やガスの送配に制御バルブや閉止バルブが用いられ ています。そうしたバルブでの弁の位置は、位置測定システムを用いて管理されていま す。その方が、極めて信頼性が高く、とりわけ非常に過酷な環境においても有効なため です。加えて防爆性が最優先事項である場合には、バルーフが提供する防爆認定済み の新しい位置測定システムBTL7-T500が最適です。

B

TL7-T500は、ATEXやIECExなど多数の国際規格 の認定を受けており、危険場所ゾーン0およびゾ ーン1での幅広い用途において、高い信頼性で安 全に動作します。たとえば、精製所タンクの連続的な液 面レベル測定にも使用できます。

く、10 0 Gの耐 衝 撃 性も備えています。さらに最 大12G の 振 動 にも耐えます。また、分 解 能1µ m 、繰り返し 精 度10 µ mという非常に高い精度で 動 作 するため、位置 と速 度の同 時 測 定 が求め れるシステムにも理 想 的な ソリューションとなっています。

またPr o f i b u sインターフェースを搭載しているため 非 常に柔軟性 が高く、素 早く組み込むことができます。 設置に要する時間を節約できるうえ、仮に障害が発 生 しても迅 速に診断可能です。システムの試 運 転時間は もとより、サービスコールに際した保 守の時間も短 縮 されます。さらに接 続(バス入出力と電力)も、わずか 1本 の ケーブルで 済みます。

バ ル ーフが 提 供 する油 圧シリンダ 取 付 け用ロッドタ イプの B T L 磁 歪 式リニアスケール は 、数 十 年 に わた って、最 も過 酷 な 分 野 で そ の 信 頼 性 を実 証してきま した 。特 に 磁 歪 式 という測 定 原 理 は 、密 封 ハウジ ン グ に 収め ることが 可 能 で す。ハウジ ング 壁 面 からセ ン サ 内 部 に か けて 通 過する 磁 界 によって、接 触 部 を 介することなく、位 置 情 報を 伝 えられるからです。

非 接 触 であり摩 耗 の 無 い 磁 歪 式 測 定システムを、保 護 等 級IP67のステンレス製ハウジングに収めたことか ら、コンタミネーションに対して非 常に強 いだけでな

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安全かつ高能率

2017年には切削工具分野のイスカル社とインガソル社が新たなライセンスパートナーとして加わった。工具プログラムの極め て多種多様な商品提供によりSafe-λock™は広く様々な産業界の標準となった。Picture: Haimer

ハイマー社切削工具の抜け防止システム Safe-λock™セーフロック、はまさに産業 界の事実上の標準になりつつある。

イマー社Safe-λock™切削工具抜け防止シ ステムは切削工具の安全な取り付けを約束 する。ホ ルダ の 内 側 にある特 殊ドライブキ ーが切削工具のストレートシャンク上に設けられた螺 旋溝にぴったりはまることにより、摩擦締め付け力と「 ポジティブロッキングフォームフィット=絶対に抜けな いはめ合い」を生み出している。これにより切削工具が ホルダから抜けてくることを効果的に防いでいる。さら にはこれによって許容速度を上げるのと工具寿命を伸 ばすことによって生産性を高めることができる。 これ ま で 既 に S a f e -λo c k ™ はミーリング 加 工 に お ける 事 実 上の 業 界 標 準 になっている。これまで の10 年 間 で、S a f e -λo c k ™ システムの 紹 介 依 頼 、この工 具 締 め 付 け 方 式 は 従 来 一 般 的 なミーリングチャック や サイド ロック 式 ホ ル ダより優 れて い ること が 繰り 返し確 認されている。このことは多くのライセンス パ ートナーを見 ればわかることで、このうちの 何 社 かは 世界中のトップを走る切削工具やホルダのメーカー達 であり、例えば、ワルター、ウィディア、サンドヴィック

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コロマント、セコツール、住 友 電 工、ケナメタル、ヘリ カル、エ ムー ゲ フランケン、ナイアガラ、O S G やマパ ール が あ る 。2 017 年 には 、イス カル や インガ ソル も S a f e -λo c k ™ シャンクの つ いた 工 具 を提 供 すること を決めた。さらには、S afe -λo ck™ 仕 様の 焼き嵌め、 コレット、油圧チャック商品 群がこの 数年間で 飛 躍 的 に増大した。ケナメタル社 が 作るS afe -λo ck™付 油圧 チャックに加えて、マパール は S a f e -λo c k ™ 仕 様 の 油 圧チャックを既 に市 場 に提 供している。 ハイマー社専 務、アンドレアス・ハイマー曰く、 「Safe λo c k™ 抜け防止システムこれ自体が重切 削および 荒 加工 業 界においては新しい標 準となっていること、ま たさらにはトロコイダルミーリングのような 新たな 分 野においてもますます重要になっていることに誇りを 感じております。弊 社 の 新たなライセンス パートナー 達 のお か げ で S a f e -λo c k ™ 商品 群がどんどん広 がり を見せ、今で は多くのユーザーがこれを 一 般 的に使う ことが で きるように なって い ることに 大 変 な 幸 せ を 感じています」


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MTU Aero Engines社では軍用ターボプロップエンジンTP400-D6の生産で過酷な荒取り加工にハイマー社Safe-λock™を採用している。MTU社は TP400-D6の中間圧力コンプレッサーと中間圧力タービン及びシャフトの生産責任とエンジンコントロールユニットの生産分担をしている。さらに、全 てのTP400-D6エンジンの最終組み立てはミュンヘンにあるMTU Aero Engine社で行われている。 Picture: MTU Aero Engines

宇宙 航 空 機 産 業 における成 功 S a f e -λo c k ™ は 重切 削 加 工の 要求 から生まれたもの であり、これは宇宙航 空機、またはエネルギー産 業に おいて日常直面する課 題である。革新的な素 材、例え ば各 種チタン合 金 は 単に軽 いだけでなく大 変 剛 性 が 高く腐 食 に強く、その上 加 工 が 難しい。このことは 機 械のコンセプトや加工プロセスに影 響を与えるだけで なく、使 用する切削工具やホルダにも影 響を与える。 宇宙航 空 機 産 業 の 場 合、多くの加 工物 は 素 材の 塊 か らできている‐これはミーリング 加工によって9 0%ま で削られる。このミーリングの行 程を経 済的かつ高い 品 質を 保ちながら高い切 粉 排出量を得 るためには高 トルク、高い送り、低 速回転が選ばれる。ただし、この 高能率切削加工(HPC)の最中には強い引っ張り力が 発 生する。高い切削力と高い送りの組み合わせによっ てホルダが 把 握する切 削 工具には曲げの動きが 発 生 し、最 後には工具の 抜け出るリスクが増大する。これ は 精度の高い 締め 付けと高い 振れ 精度を提 供 するあ らゆるホルダ、例えば焼 き嵌めチャック、油 圧チャッ ク、ミーリングチャック等 の 設 計 に影 響 を与える。 結 果 S a f e -λo c k ™ は宇宙航 空 機 産 業において今で は 大 きな 広 がりを見せ てい る 。ミュンヘンに あ るM T U エアロエンジ ン 社 のステイターコンポーネントN C プ

ログラミングシニアマネージャーであるアレキサンダ ー・ストイラー氏 は 、H A I M E R システムを採 用する決 定を 説 明してい る 、曰く、 「S a f e -λo c k ™とハイマー 社 焼 き 嵌 め 技 術 の 採 用 によって、私 たちは たとえ 超 難 削 材 であ る高 温 部 素 材 のミーリング で さえ、安 定 加 工 を 保 証 すること が で きま す。これ は 、弊 社 の 高 度 な自 動 化 を 生 かす ため にはフレ ームや カースティ ング 材 料 を加 工 するにあたりス ムーズ な 工 程 が 保 証 で きる前 提 条 件となります」 S a f e -λo c k ™ の 特 長である 、抜 け 防止と高 い 振れ 精 度の 組み合わせは、ビビリ振 動を抑え、結果安定した 加 工 工 程を実 現する。S a f e -λo c k ™ のお か げ で 切 込 み深さと送りを上げることにより切粉排出量を大幅に 増大することができる。これをハイマー社 焼き嵌めチ ャックの 持 つ高 い 振れ 精 度と組 み合 わ せると工 具 寿 命 は 5 0 %まで 伸 ば すことが で きる。 M T U社でこれまで長らくホイスルノッチやウェルドン システムを 使 用していたのを やめて、H A I M E Rシステ ムに変えた大きな理 由の 一つは、3ミクロン以 内の高 い 振れ 精 度 を、S a f e -λo c k ™ の左 右 対 称 である設 計 により最高のバランス性を実現し、更には工具長さ調 整 が で きる特 長を 合わ せ たものが 評 価されたことで ある。これまでのシステムでも切削工具の抜け防止に

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新製品 グレツァ社CEOダニエル・ラウテンバッハ氏(写真右)と製造責任者インゴ・シュルテン氏はSafe-λock™付とそうでないものを含めてハイマー社の焼き嵌め技 術の応用拡大を続けている。曰く、 「我々にとっては今後積極的にSafe-λock™に変えていく方向はちょうど車エンジンを始動するときに昔のクランク始動が今は 電気モータになっているのと同じくらいはっきりしています。」 Picture: Haimer

は役に立ったが、左右非 対 称であり、振れ 精度とバラ ンス精 度に 難 点 があった 。 S a f e -λo c k ™ による高い 生 産 性 しかしながらS a f e -λo c k ™ は宇宙航 空 機 産 業にだけ 熱 狂的なユーザーを見つけたのではない。グレツァ社 のダニエル・ラウテンバッハ氏は自動車産 業 がいかに 競 争が激しいかを知っている。同 社はゾリンゲンにあ り、C N C 加 工のスペシャリストであり同 社 の 社 長であ るラウテンバッハ氏曰く、 「完璧な品質と納期における 信 頼 性 が 我々の属する産 業 界で 生き残るため の 基 本 条 件です。価 格 は大 変に競 争が激しい」ということで あり、彼のようなビジネスで は、利 益と損 失 の 違いが 工程の効率に大きな影 響を与える。つまり妥協のない 品 質 が 絶 対 条 件 である。 この 分 野 で は 最 大 規 模 のプロジェクトの 一 つを 通じ てグレツァ 社 加 工 責 任 者 で あ る インゴ・シュル テン 氏 は ハイマー社 の S a f e -λo c k ™ システムを 知り既 に 2013 年 半ばにはこれを 使い 始めていた 。同 社の 特 別 な応 用例 は、空 気 圧によって可 動 するトラックのディ スクブレーキのパーツであり、ダクタイル 鋳 鉄でで き ている。この窪んだ形 状を輪郭加工をするためには切 削工具と加工物の 接 触は一定で はない難しい加工で あり切 削 全 体 の3割‐4 割を占めている。インゴ・シュ

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ルテン氏曰く、 「大きな 切 削面による大きな 切 削力は まさにホルダから切 削工具 が 抜けやすい 条 件 を 生み 出しています」そこで 使 用されていたのがウェルドン チャックであり、これにより切 削工具は確 かにホルダ から 抜 け出ることは ないが、サイドロックスクリュに よって 振 れ 精 度 は 犠 牲 に なって いた 。シュル テン氏 によれ ば「切 削 工 具 寿 命 は 大 変 不 安 定 であり、時 に は 工 具 の 折 損 にも繋 がっていました 」 そこで 行 わ れ た S a f e -λo c k ™ のミーリング テストに よりグレツァ社 の シュル テン氏 とほ か の 社 員 たちは 自信 を 深 めることが で きた 。曰く、 「S a f e -λo c k ™ へ の 切り替えははっきり見 えましたし 、それはまるで 昔 の車がクランクで始動したのからその後電動スタータ ーに変わったのと同じでした」シュルテン氏は熱く語 り、 「切 削 条 件が大 幅に改善しました 。工具 寿 命 は安 定して4 0 %も伸 びました 」 高 速 加 工のメリット S a f e -λo c k ™ は他 の産 業 界 、強 ねじ れ エンドミル に よる高 速 加 工や、また、トロコイダルミーリング で も なお一層広 がりを見せている。例えば、トロコイダル ミーリング 加 工の 場 合、切 削 速 度と軸 方 向 の 切 込 み 深さをソフトの助けによって増 やすことがで き、加工 能 率が 飛 躍 的に改善される。このように、ミーリング


新製品

トロコイダルミーリングはステンレス やチタン合金を含めた難削材に対し ても従来比3倍速く加工できます。こ の加工において理想的なツールは Safe-λock™付きのパワーエンドミ ルとホルダです。 Picture: Haimer

加工は今日切込み深さを増しながら以前より3倍も速 い加工 速 度で行われるようになってきた、しかも同じ ことが 難 削 材 加 工にさえあてはめることが で きる。 た だし 、このことは 工 具 の 抜 け の 危 険 を 増 大 するこ とで もある。トロコイダルミーリング 加 工の 場 合、切 込 み を 薄くすることが 多 いが、同 時 に切 削 工 具 刃 長 をフル に使 って 加 工 すること が 多 い 。このことは 結 果 軸 方 向 に 大 き な 抜 け 勝 手 の 力 を 生じ 、作 業 者 は 工 具 を 安 全、確 実 に 締 め 付 けることに 細 心 の 注 意を し なけ れ ば ならない。S a f e -λo c k ™ を 備 えた 焼 き 嵌 め チャックはウェルド ン システム よりはるか に 安 全 であり、取り付 けも簡 単 か つ正 確 な 締 め 付 け が で き まさに 理 想 的 な 解 決 策 である。理 想 的 な バランス性 と高 い 振 れ 精 度 を 特 長とする焼 き 嵌 め 技 術をS a f e λo c k ™ システムの 持 つ 締 め 付 け 安 全 性と融 合 する ことに より、切 削 速 度 を高 め 工 具 寿 命 を 延 ばし 、し か も安 全 性 を 確 保 することによって、大 幅 に 改 善さ れ た 生 産 性を可 能 にする。

安 全で 能 率 的なツール クランプ S a f e -λo c k™ の原 理は次のごとく説 明できる、つ まり:螺 旋 状の溝が工具シャンクに研磨 加工によ って形 成される、そしてこの 溝 はホルダにあるド ライブキーと同じ角度 である。ホルダ( 焼き嵌め チャック、コレットチャック、油 圧チャック、等 ) の 内 部 には E D M 加 工により一 体 型のこのドライ ブキ ーが 形 成 され 、これ が 螺 旋 状 の 溝と組 み合 わさることにより、極 端 に厳しい加工中に起こる 切削工具の回転 方向のスリップとかホルダから抜 け出すといった現 象を防ぎ、高価な加工物を生 産 するときに発 生する高価なダメージを防ぐことが できる。抜け防止と高い振れ 精度が組み合わさる ことによりビビり振 動を抑え、高い切 粉排出量を 実 現する。これにより切 込 み深さを増やし送りを 増やし 、生 産 性を改善することができる。付け 加 えて、工 具 の摩 耗 を 低く抑えることが で きる。

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新製品

ポルテスキャップの新しいオートクレーブ対応のBLDCモータコ ントローラー

ポルテスキャップは、大骨用整形外科手術ハンドピースのモータを駆動する新しいオ ートクレーブ対応のブラシレスDCモータコントローラーCNT1530を発表しました。こ のコントローラーは、市場において先駆的なポルテスキャップのオートクレーブ対応設 計能力と外科手術の専門知識が活かされており、整形外科市場に対し信頼性が高く、カ スタマイズ可能なソリューションを提供します。この新しいコントローラーを使用するこ とで、お使いの外科用ハンドツールの性能と信頼性を向上させ、市場に迅速に適応させ ることが可能になります。

ンボ ードホ ー ル エフェクトセンサ ーを活 用 するC N T 1 5 3 0コントローラーは、この 設 計 によって可能になった速度や方向の磁気作 動 により、機 械 部 品を省くことで 並 外 れ た 信 頼 性を実 現しました。さらに、電子部品はアルミ製ハウジング内 でシリコーンポッティング材に封入されているため、滅 菌洗浄機やオートクレーブでの過酷な環境から回路基 板を保護することができます。コントローラーは幅広い 入力電圧に対応するため、様々なバッテリーで使用する ことができます。フォームファクターが小さく、コントロ ーラーをツールのピストル型グリップに収めることがで きるため、設計者は人間工学に基づ いた優れた設計が 可能となります。

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新しいBLDCコントローラーは、ポルテスキャップの大 骨 整 形外 科用モータに対応します。独自ソリューショ ンを必 要としているパートナーに合わせてカスタマイ ズ することが 可 能です。 w w w. p o r t e s c a p . c o . j p


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セコ・ツールズの新技術 JETSTREAM TOOLING® がねじ切り 加工中に高圧クーラントを供給

セコ・ツールズは、ねじ切りシャンクホルダに高圧クーラントを供給する技術 Jetstream Tooling® を発表しました。この新シリーズには、外径加工用角シャンクホルダ、内径加 工用ボーリングバー、Steadyline バーで使用するための GL ヘッドが含まれています。

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e t s t r e a m To o l i n g ねじ切り旋 削 ホ ルダ は、ねじ 切り加 工 中 に、切 れ 刃 に 近 い 最 適 な 位 置 に 高 圧 クーラントを 集 中 的 に 噴 射 する た め 、切 削 時 に 出る切り屑を一 定 方 向 に 排 出 することができます。ク ーラント供給口での圧力は最大 150bar/2,175psi ま たは 275bar/3,988psi(ホース接続時)です。ツールホ ルダ のタイプ 数 は 2 2 ( 外 径 加 工 用 )、2 8 ( 内 径 加 工 用 ) 、1 4 ( G L ヘッド用 )で、チップ ポケットサイズ はそれぞ れ 16、22、27 種類です。 チタン などの 被 削 材 に J e t s t r e a m To o l i n g 技 術を 採 用すると、硬いねじ切りの 切り屑を破 砕することで 工具の寿 命を延長できます。この新しいねじ切り旋削 工具では、切り屑処 理 がさらに改善されているため、 鋼 やステンレス 鋼 の 旋 削 で は 、ねじ仕 上 げ 面 の 品 質 はそのままに 、切 削 速 度 が 3 0 ~ 6 0 %向 上します。

ルダ 内 にクーラントを 送り込むことが で き、D u o J e t は 別 の 方 向 からクーラントをさらに 噴 射 することが で きます。これらの 機 能を 組み込むことで、徐 熱 を 最 適化し、切り屑を効率的に除去し、工具寿 命を長くか つ予測可能にすると同時に、ねじ切り加工におけるね じ仕 上げ 面の 品 質 をさらに高めることが 可 能です。 角シャンクホルダ で J E T I 機 能を 使 用するには、アダ プタを 使 用 する 必 要 が ありま す。この 新 シリーズ に は 、S e c o - C a p t o™ C 5 、C 6 、C 8 タレット用のフェー スマウントアダ プタとスターマウントアダ プタに 加 え て、H S K-T 6 3 マル チタスク工作 機 械 スピンドル の取 り付け部用のスターマウントアダプタが含まれていま す。これらのアダプタは、2 0 m m と 2 5 m m の 角シャ ンクに対 応しています。

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w w w. s e c o t o o l s . c o m この 角シャンクホルダ には 、J E T I および D u o j e t の 各機能も含まれています。JE T I はホース接 続なしでホ 17 | エンジニアリング 日本 | 2018年 05月

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新製品

厳しい環境には、堅牢なカメラを

マイナス40からプラス70℃の環境下でも確実な動作を実現、保護等級IP65/67の新カ メラ。

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X シリー ズ の 新 カ メ ラ は 、動 作 温 度 が - 4 0 ~ 7 0 ℃ へと拡 大したことに 加え、保 護 等 級 I P 65/67となっており、極端な環境下で高い性能 を求 めるアプリケーションに 最 適で す。厳 選され たラ インナップ のこのカメラで は、余 計 な 冷 却あるい は 加 温ユニットを設ける必要がなく、熱的な環境への対応 が容易に行え、時間やシステム・コストの節約になりま す。また、IP 65/67のハウジングが、埃や噴流水、一時 的な水中への浸漬に対し、デリケートなすべてのカメ ラ部品を守りますので、ハウジングの保護対策を別途 準備する必要もありません。

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さらに、エクステンション・チューブを任意の数だけ取 り付けられるモジュール式チューブ・システムによって、 非常に柔 軟に、素 早くレンズをアプリケーションに合 わせることが可能です。この新しいIP 保 護 対応カメラ は、S o ny社製Pre giusまたはO N S e mico n du c to r社 製 P Y T H O N C M O Sセン サを搭 載し 、G i g E V i s i o n 準 拠のインターフェイスも備えています。解像度について は1.3~12メガピクセルの6タイプをご利用いただけま す。これらのカメラの 生 産は 既に開 始されています。 また、フォトカプラによって絶 縁された最 大出力2. 5A の出力 4チャネルとパ ルス幅 変 調 により、輝 度の調 整 を含めて、外部 照明ユニットを4台まで 直 接 制 御 可能 です。たとえば、形 状 推 定に s h a p e - f r o m - s h a d i n g 手法を用いれば、外部の照明コントローラを必 要とす ることなく、最小レベルの 偏 差さえも検出できる低コ ストかつ精密な3D 表面の検 査 が 確 実に行えます。4 0 × 4 0 m mとコンパクトなハウジングは、各面をM3ネ ジで取り付けられ 、最 大10 0 Gの 衝 撃と最 大10 Gの 振


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保護等級IP65/67のCXカメラは、埃や噴流水のほか、-40~70 ° Cにおよぶ極端な温度にも 耐えます

動に耐えます。また、Xコードの堅牢なM12イーサネッ トコネクタと合わせても137gと軽 量なうえ、Po E 給 電 (Po w e r o v e r E t h e r n e t)を 介した信 頼 性の高いワ ン・ケーブル のカメラが 実 現することから、自動 車 産 業などでのロボット用途に最 適な製品と言えます。そ のほか、カメラの 外形 面には硬 質 酸 化 被 膜 処 理 が 施 さ れており、ハウジ ングの 保 護 対 策 を別 途 用 意 する 必 要 が ありません ので、飲 食 料 品 や 医 薬 品 産 業 にも 適しています。

なアプリケー ション で も 、実 質 的 に 制 約 の 無 いソリ ューションが 実 現します。 C Xシリーズの 新しい I P 保 護 対 応 カメラにつ いての 詳 細 は 、w w w . b a u m e r. c o m /c a m e r a s / I P 6 5 - 6 7( 英 語 )をご 覧ください。

C Xシリーズ に 、堅 牢 なI P 6 5/67のカメラが 新たに加 わったことで、VG A から12メガピクセルに対応した70 タイプ 以 上もの 業 界 標 準 C M O Sカメラを 選 択で きる ように なり、アプリケー ションへ の 適 用 柔 軟 性 が 最 大 限に高まりました 。S o n y 社 の第 二世代 P r e g i u sセ ン サを搭 載したモデル は 、最 短1μs のシャッター・ス ピード を実 現し 、レ ーザ 溶 接 などの 輝 度 の 高 い用 途 や、画 像 の ぶ れ を 最 小 限 に 抑 え た いピック&プレ ー スのような高 速 動 作 用 途 には 理 想 的 なカメラとなっ ています。一方、O N S e m i c o n d u c t o r 社 の P Y T H O N セン サ 搭 載 の C X カメラは 、R O I ( 対 象 領 域 ) を 設 定 す れ ば 、毎 秒1 0 0 0 フレ ーム 以 上 の 高 速 撮 影 が 可 能 で す。さらにG i g E 対 応モデル のバースト・モードと、画 像 関 連 の 設 定に応じて 画 像シーケンスを取 得で きる シーケン サー機 能 を 合 わ せ て用 いれ ば、極 めて 動 的

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リニアステージECOシリーズ、直動 運動を最も低コストに実現

AerotechのリニアステージECO-LMおよびECO-SLシリーズは、高い性能と堅牢な機械 設計を兼ね備えた、経済的で費用対効果に優れたユニット製品です。リニアモータによ るダイレクトドライブに加え、サーボモータやステッピングモータによるボールねじ駆動 の製品を幅広く選択できるよう、ストロークは50~800mm、さらに真空およびクリーン ルームにも対応可能な44モデルで提供しています。

のリニアステージECOシリーズの基盤となっ ているは、低コストに 利 用できるモーション 製 品を長きにわ たり生 産してきたAer o t ech の 伝 統で す。手ごろな 価 格 設 定とともに、優 れ た 位 置 決め精度仕様や高い剛性、多彩なオプションと機能か ら、安定で確実な運動性能を必要とする用途にとって ECOシリーズは最適です。

高品 質 な 機 械 構 造 長 寿 命で 高 精 度 なボール 循 環 型リニアベ アリング に は 、加 工や 組 立 に 対 する A e r o t e c h の モノづくり精 神 が息づ いており、これ によってユニット価 格 あたり の 幾 何 学 的 性 能 を、現 在の市 場で 最 も高めることが で きました 。また、競 合する 他 の 低 価 格 な 運 動 ステ ージとは 異 なり、E C Oステ ージ は 複 雑 な 機 械 に 組 み 込 んで も 、確 実 に高 水 準 な 性 能 を 発 揮し 、他 の 機 械 要 素よりも長 い 寿 命を実 現します。 E CO - L Mダイレクトドライブ・リニアモ ータステージ ダイレクトドライブのリニアモータ・ステ ージ である E C O - L M シリーズ は 、高 精 度 な 非 接 触リニアエンコ ーダによって最 適化されています。この高精度な非 接 触エンコーダを採 用したことで、マイクロメートル・レ ベルの 繰り返し精度で10 nmという最小インクリメン

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タル 運 動 が 可能 になりました 。また、オプションの工 場キャリブレーション(H A L A R)を行えば、位置 決 め 精度 が±1. 5 µ mに向上します。また、コアレス構 造の フォーサ(可 動 子)コイルによって、コギングを生じる ことなく高い 推 力を発揮し、スムーズな速 度 制御と位 置 制 御 を実 現します。そのため 、コンタリング 精 度 や 滑らかな 速 度 プロファイル が 求 められる用 途 に 最 適 で す。そ のうえ、リニアモ ー タには バックラッシ や 駆 動 要 素 の ねじ れ 、摩 擦 が 全くありません ので、動 的 な 応 答 性 にも 非 常 に優 れて いま す。この E C O - L M ス テ ー ジ で は 、ストロ ー ク1 0 0 ~ 8 0 0 m m 、最 大 速 度 2 m /s に 対 応した17モデルをご用 意しています。さら に 、単 軸 はもとより多 軸 システムを 構 成 するた め の ケーブル 管 理ソリューションも 、標 準 オプションとし てご 利 用いただけます。

ノメートルにおよぶ信号 分 解 能に対応しています。そ のほか、重 力負荷 軸として用いる場 合には、保 持ブレ ーキを 追 加することも可 能です。また、折り返し式モ ータを取り付けるキットを利 用すれば、スペースの 限 られ た 用 途 に 対し 、ステ ージ 全 体 の 長さを抑えるこ ともで きます。E CO - S L ステージには 、ストローク5 0 ~ 8 0 0 m m 、最 大 速 度 3 0 0 m m / s に 対 応した 2 7モデ ル がご ざ います。

ステッピ ング モ ー タ/ ブラシレス・サ ーボ モ ー タによ るE CO - S L ボールねじ 駆 動 ステージ よりいっそうコストを重 視する用 途 にはE CO -S Lシリ ーズをご用意しており、フレームサイズ N E M A 2 3のス テッピングモータやブラシレス・サーボモータが 選 択 で きます。この E CO -S Lシリーズ は 、多 数の 標 準 機 能 とオ プ ション を 揃 え た 設 計として いま すの で、特 殊 な 用 途 にも応 用 可 能 で す。エンコーダ につ いても 、 複 数のオプションによって、0 . 5 µ m から最小サブ・ナ

ECO - L MおよびECO -SLシリーズの 仕様は、Aerote ch のウェブサイトで も確 認 いただけます。 w w w. a e r o t e c h . c o m /p r o d u c t- c a t a l o g /s t a g e s / l i n e a r- s t a g e . a s p x

ECOシリーズのステージでは、様々な用途の厳しい 仕 様を満たすよう数多くのオプションを揃えています。こ うした柔軟 かつコスト効 率に優れたデザインから、既 存 のリニアステージ・シリーズのなかで 最も有用性の 高 い 製 品と言えるので はないでしょうか。

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エスターライン・コネクション・テクノロジーズ―スリオは、数十 年にわたり、原子力産業でも活躍してきました

多くの産業分野では、プロセスの制御や機器の安全性を確保するための電気・電子シ ステムが欠かせません。そして、そうしたシステムを相互接続するにはコネクタが必要 で す。もちろん原 子 力 産 業も例 外で はありません。スリオは、原 子 力 産 業 のリーディン グ企業との多年におよぶ協力を通じて、原子力分野の仕様を満たす豊かな経験を培っ てきました。 原子力といえば 、特 殊 な 環 境 の 代 名詞 原子力発電 所(NPP)自体で使われる装置の稼 働条 件 と、核 燃 料サイクルに伴うオペレーションが 同じでな いことは容 易に理 解いただけるでしょう。たとえば、 原子炉内で使われるコネクタの脱着が行われるのは、 保 守検 査 のための 停止 時だけであり、4 0 ~ 6 0 年とい う 長 期 に わ た って 厳 格 な 接 続 を 確 実 に保 た な け れ ば なりません 。一方、核 燃 料サイクルで用いられるコ ネクタは 、頻 繁 に 脱 着 さ れ るうえ、そ の 過 酷 な 環 境 に 対して堅 牢 かつ取 扱 いも 容 易でなけ れ ば なりませ ん 。原子力 発 電 所で の 環 境 に特 化したR CC- E 規 格で は K1、K 2 および K 3 の3 つ の 認 定レ ベ ル によって、様 々な使 用 区 域 の 安 全 仕 様 を 満 たすことが で きるよう にされています。

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どんな 過 酷 な条 件 にも耐えるコネクタ 現 在、原子力 発 電 所に適 用される規 格としては、IS O 9 0 0 1とR C C- E( 原 子 炉 建 屋 の 電 気 機 器 に 関 する 設 計・製 造 の 規 定 )があります。R CC- E は 、原子力産 業 に特 化したものとして、フランス当局が 発 行し 、部 品 や 機 器 に関 する設 計 から製 造 、材 料 、認 定 および 試 験 ま で 4 0 0 ペー ジ 以 上 に お よ ぶ 規 定 が 示 さ れて い ま す。そ の ほ か、R C C- E に 類 似 の主 な 規 格 には I E E E S t a n d a r d s A s s o c i a t i o n が 発 行したも の が ありま す。また中 国 は 、現 在、これら2 つ の 規 格 に 基づ いて 規 定の草 案 づくりを 進 めています。 数年にわたってスリオは、K1認 定のねじロック式コネ クタ8 N Aについて、欧 州加 圧 水 型 炉(E PR)の 仕 様を 満たすように改良してきました。現在は、ステンレス製 電磁シールドを備えたシェルとレセプタクルを採 用し ています。これらのコネクタには2つのシェル・サイズ


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ん。こうした4つの要件を、スリオのULCプッシュプル・ コネクタは満たしています。このU LCコネクタで は、4 つのシェル・サイズと45種 類のレイアウトをご用意し ており、同 軸コンタクトや電 力用および 信号用コンタ クトに対応しています。また、マニピュレータやグロー ブ・ボックス内で 扱 いやすいように 、大きめ のサイズ とし 、長いシェルと差 込 み をガイドするフォークを設 けた設 計としています。さらに、このコネクタ・シリー ズは、格 納容 器内と外部を接 続できるように、シール を 備 えた隔 壁 貫 通 にも対 応しています。 スリオのパリ東 工 場 ― 原子力 産 業 用コネクタの 中 核 研究開発拠点 マ ロ ル サン=ブ リに あ るスリオ の パリ東 工 場 は 、当 社 の 事 業 活 動 のなかで 特 別な位 置を占めています。 ここで は 、原子力 産 業 のような 特 殊 市 場 に 応 える 製 品を設 計・製 造しているからです。同工場 のエンジニ アは、研 究 機 関 や主 要なお 客 様と緊 密 に連 携しなが ら活 動しています。さらに 、製 造 工 程も 、厳 格かつ高 度に組 織 化されています。たとえば、あるコネクタを1 ロット生 産することを 任されたオペレータは、製 造プ ロセスの間に必 要となる様々な検 査を取りまとめて、 口 頭 で 連 絡 を行う義 務 を負っています。 が あり、16 および 2 0 ゲージ・コンタクトに 対 応した 3 ~24ピ ン 配 列 を用 意しています。原子力 発 電 所 内 の セン サ や 機 器 類 の 接 続 にもっとも広く使 わ れている のは、2 0 ゲージ・コンタクトによる12ピン配 列です。 この 8 N Aシリーズ は一 連 の試 験 に合 格し 、R CC- E K1 に認 定されています。その試 験のもっとも重 要な項目 として、原子力発電 所 の耐用年 数に関するシミュレー ション、放 射 線 への耐 性、地 震や事故に対 するシミュ レーション、耐 振 動 性、超高圧への耐 性などがありま す。これらの 厳しい 試 験 は 、1年 間 にわたり第 三者 機 関 によって 行 わ れ た後、E D F(フランス電 力 会 社 )の 専 門 家 による 検 証を 受けます。 核 燃 料 サイクル、ホット・セ ル、グロ ーブ・ボックス に向 けて ホット・セ ル 内 も 放 射 能レ ベ ル や 温 度 が 高く、さら に化 学 物 質 が 存 在 するなど、条 件 は 過 酷 で す。そ の ため 、ほと んどの 場 合、オペレ ー タは 遠 隔 操 作 のマ ニピュレ ータを 使うか、密 閉され たグローブ・ボック スを 使って装置や 物 体を取り扱 います。そうしたホッ ト・セ ル や グローブ・ボックス 内 のコネクタは 、原 子 炉 内 に あ るコネクタほどの 状 況 に 曝さ れることは あ りませんが、脱 着は 頻 繁 に行わ れます。しがたって、 簡単に扱 えることに加え、耐久性、信 頼 性、放 射 線と 化 学 物 質に対 する耐 性を 備えていなけれ ば なりませ

原 子力 産 業 用コネクタの 製 品マネー ジャA x e l P a r é は 次のように 説 明しています。「スリオは 原子力産 業 で の 経 験 を 通じ 、同 分 野 に向 けて相 互 接 続 ソリュー ションを提 供可能な世界でごく限られた企 業の1社と なっています。欧 州や 米 国では、すでに強 固な市 場プ レ ゼンスを確 立しています。また、中 国で も大きな成 長の可能性が見 込めるため、上海オフィスを中心に中 国でのプレゼンス確 立にも取り組 んでいます。一方、 パリ東 工場では年間 6, 0 0 0 個 以 上のK1、K 2および K 3 準 拠 のコネクタを製 造しています。原子力エネルギ分 野 は 、長 期 的 にトレンドの 先を読 み 、それを 一貫して 行動に移す能力が求められる市場です。そこで当社の 新 製 品については 、C A E(フランス 原子力・代 替エネ ルギー庁)のような研究機関と協力しており、ちょうど 今、コネクタ付ワイヤ・ハーネスに対してEDFの認 定を 獲 得したところです。加えて、当社のコネクタに光ファ イバを統合するという発展性についても研 究していま す。原子力産業は、スリオの売上高の5%を占めるに過 ぎませんが、設 計 や製 造の方法や厳格さ、品質に関す る一つの 事 業モデルであり、スリオのグル ープ全 体に 有 益 な効 果 を 生 んで きました 」。

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EPLAN は 三菱電機 MELSOFT IQ WORKSと連携しました

EPLAN Electric P8から三菱電機社MELSOFT iQ Worksへの新しい統合ソリューション が、電気エンジニアリングとオートメーションをつなぎます。たとえばアドレスなどのデ ータが、EPLAN Electric P8 ⇔MELSOFT iQ Works間で交換可能になりました。

の結果、PLC構成要素のバス接続配線を含 めた正確な回路図やが簡単に作成できるよ うになりました、PLCデータの双方向交換が できると、エンジニアリングとオートメーションにおけ るプロセスの最適化が促進されます。そこで総合電気 CADのEPLANと三菱電機社は、EPLAN Electric P8と MELSOFT iQ Worksの新たな統合によって、こうした データ交 換をさらに一 歩 推し進 めました。この 基 盤と なっているのがAutomationMLです。EPLANで生成し たデータセットをベースに、PLCハードウェア構成やソ フトウェア・プログラミングが行えます。特に優れた点と して、信頼できる唯一の情報源から、製品開発の全プロ セスにわたってデータを受け渡すことができるようにな ります。また、EPLAN Data Portalに設計に必要な部品 データをご用意していますので、これと合わせることに よりと、PLC構成要素のコンフィグレーションと構想・設 計がさらに加速します。

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一方、M E L S O F T i Q W o r k s は 、統 合ソフトウェア・ パッケージとして、三菱 電 機 社 のオートメーション 製 品 をプログラムするの に 必 要 なソフトウェア・ソリュ ーション がまとめられています。現 行 の E P L A Nプラ ットフォームであるバージョン2 . 7へ の 新 たな 統 合 に よって、ユーザーは、プロジェクトのすべての段階で、 どの方 向 へもデータ交 換して編 集し 、プロジェクト・ データとして同 期させることが 可 能です。今 後 は 、デ ータを 何 度も入 力 する 必 要 がなくなり、誤 入 力 の 防 止 にも 役 立 ちま す。そ の うえ 、電 気 設 計エン ジニア とソフトウェア 開 発 者との 協 力 もより簡 単 に なりま す。また電 気 設 計 者とっては 、P LC アセンブリの 配 置 を可 視 化で きるという、さらなるメリットも生まれま す。システム 支 援 の もと、P L C アセンブリがより迅 速 に編集可能となり、急な変 更も簡単に実行できます。 A u t o m a t i o n M Lテクノロジー A u t o m a t i o n M L は 、X M Lを ベースとする公 開 仕 様 の 標 準 デ ー タフォ ー マットで、シス テム のトポ ロ ジ


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や 構 成 、配 置 、ロジックなど に 関 する 設 計 情 報 を 記 述 で きま す。構 成 やトポロジの 情 報 を 表 示 するため に、AutomationMLはIEC 62424/IEC 62714準拠の国 際的なデータフォーマット規格であるCAEX(Computer A i d e d E n g i n e e r i n g E x c h a n g e)フォーマットを 利 用します。これにより、オブジェクト指向コンセプトが 整い、工場 やシステム構成の表 現に活用できます。さ らに A u t o m a t i o n M L なら、例えば P LCのラック構 成 などシステムの 構 造 的 な 情 報を 受 け 渡 すことも可 能 になります。そのため 、サービスや 保 守 作 業にさえも 利 用で きるドキュメントを完 全 に整 えられます。もう 一 つ 重 要 な 点として、様 々なソフトウェア・ツール に よるデバイス情 報などのデータを、メーカーとユーザ ーの間で交 換し 、簡単にドキュメントに盛り込むこと も可 能 になります。 M E L S O F T i Q Wo r k s について M E L S O F T i Q Wo r k s は、三菱 電 機 社 のオートメーシ ョン製品をプログラムするのに必 要なソフトウェアGX Wo r k s 3 、M T Wo r k s 2、G T Wo r k s 3 、R T To o l B o x 2 、F R C o n f i g u r a t o r2 を 統 合した 組 込 みソフトウェ ア・パッケージ です。そして、これらソフトウェアの 連 携は、ユーザーとシステム設 定の集中管 理をつなぐ、 グラフィカルで 使 い 易い インターフェース M E L S O F T N a v i g a t o r に よって サ ポートさ れて いま す。そ の ほ

か、システムのラベ ルとパラメータをプロジェクトの 全 過 程 を 通じ て 利 用 で きることも 平 易 化 の 実 現 を 支 えて いま す。この 高 機 能 なソフトウェア・パッケー ジの 強 み には 、繰り返し作 業 やエラー の 発 生 源を 最 小 化すること、さらにそうしたエラーによる全 体 的な 作 業コストを抑制する手間が大きく減少することで、 システム 開 発 を容 易化で きることも挙 げられます。 背景 E P L A Nと三菱 電 機 社 は 、長 年 わたり戦 略 的 パートナ ーとして協 力してきました 。総 合 電 気 C A D の E P L A N は、三菱 電 機 社 e - F @ c t o r y A l l i a n c e のメンバーであ り、同 時に三菱 電 機 社 からはE P L A N D a t a Po r t a lに 製品データを提 供いただいています。私たちはデータ 品質を高め、エンジニアリングや製 造プロセスを加速 させて生 産 性を向 上に 導くことを目指しています。 w w w. e p l a n j a p a n . j p

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KBH10 - 重旋削加工の課題を克服

KBH10は、抜群の耐摩耗性を備 えた、切削抵抗が非常に低いノ ンコートP c B N 旋 削インサート です。多くのお客様が、これまで より2 倍の工 具 寿 命を享 受しな がらも部品の品質向上を実現し ています。

硬度が高くなれば困難が増すという状況を打破。重旋削加工は数十年にわたって作業 の合理化を図るために採用されており、多くの場合において円筒研磨加工が不要にな っています。

速 な がら精 度 が 高 いうえ、寿 命 が 予 測 可 能 でコスト効率の高いさまざまな種類の切削 工具がケナメタルなどの工具サプライヤー により販売されているため、最も加工が難しい硬度鋼、 超合金、チルド鋳鉄にも対処できます。しかし、航空宇 宙、自動車、発電をはじめとするさまざまな産業がさら に堅牢な金属を開発し続けているため、切削工具メー カーも進化を図り、こうした被削材に対処できる高性能 な工具を提供していく必要があります。 最 高の 製 品 ケナメタル社は、K B H10を導入することでこの目標を 達 成しました。K B H10とは、今日の 要求の厳しい市 場 の課 題に対応 するため 特 別に設 計された 新しいタイ プの立 方晶窒化 ホウ素 焼 結 体(Pc B N)の重 旋 削イン サートです。グローバルマシニングテクノロジ担当シニ アエンジニアのH e l m u t G r e m e r は、新しいインサー トが、65 HR Cまでの 硬 化金 属を正常に旋 削加工する ために 必 要とされる高 い 耐 摩 耗 性を 発 揮し 、特 に 非 常に精密な表面 仕 上げが求められる場 合に対応でき

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るため、Pc B N 材 種であるK B H20 やK B5 630 のケナメ タル 既 存ラインアップ を補 完 すると述 べています。 「 数 多くのメーカーが ベ アリングジャーナル、リング およびピストン、ギヤハブ などにおける許容差を 縮め ています。」とG r e m e r は言 います。「たとえば、表 面 粗さR a の 要 件が 0 . 4 μm 未 満ということと同じく、4 μm未満の寸法公差が次 第に一般的となっています。 この 新しい 材 種 により、精 密さを求 め るお 客 様 を 満 足させるとともに 、そ のような 部 品 の 仕 上 げ で 卓 越 した 工 具 寿 命を必 要とするお 客 様 のニーズ にも対 応 することが で きるようになりました 。」 たとえば 、あ る 有名自 動 車 メーカーで は 、以 前 は 6 2 H R Cまで 熱 処 理されていた径14 0 m m(5. 5インチ) の5115合 金 鋼 ベアリングハブの内 部 面 削り作 業にお いて、切 れ 刃あたりの加 工部 品 数 が15 0 から35 0 に 増 加し、工具寿命を倍以上に延ばすことができました。 また、ドライブシャフト生 産 会 社で も同じような 結 果 を 達 成しています。立 形タレット旋 盤 で 硬 度 5 8 H R C


新製品 ケナメタルの最新の重旋削加工ソリューション、KBH10は、断続切削にお いてもクレーター摩耗や逃げ面摩耗を抑え、振動も軽減する独自形状の 切れ刃処理を実現します。

w w w. k e n n a m e t a l . c o m 従来の重旋削アプリケーション。さまざまなインサートの形状、サイズをご用意しております。

のUC1鋼(S53と類 似 )を旋削加工する際 の 切れ刃あ たりの加工部品数 が250から450に増加 。加工中は一 貫して表面粗さ6 R zの表面仕上げを維持しています。 高 靭 性の 実 現 紹介した各例の切削速 度は180 m/min(590 sfm)、 切 込 み量 は平均 0 .15 m m(0 . 0 0 6 インチ)でした 。ま た、1回転あたりの送り量は0. 22~ 0. 32 mm(0.0 0 87 ~ 0.013 ip r)でした。さらにいずれの場 合も、既存の ソリューションと比 較して年 間 数千ドル のイン サート のコスト節約を実現すると同時に、工具 交換にかかる ダウンタイム が大 幅 に減 少しています。 K B H10 は 完 全 に 新しい 母 材 で す。そ の P c B N 組 成 に より、同 等 の工 具 寿 命 、場 合 によって、より長 い工 具 寿 命を実 現しながら、切 削 速 度を 最 大 2 0 %向 上しま す。ケナメタルのエンジニアは、前述のプロファイルと 寸 法 の 公 差を 一貫して 維 持し ながらも 、R a 0 . 2 およ び R z 1の 表 面 粗さを 数 多く達 成 することが で きまし た。また、さまざまな形 状と切れ刃処理のK BH10を取 り揃えているため、さまざまなメーカーとその旋 削ア プリケーションに対応できる頼 れるインサートとして すぐに活 用することが で きます。 「 K B H 1 0 は 、精 密 仕 上 げ に優 れ た 能 力 を 発 揮 する

とともに 、軽 度 の 断 続 加 工や 切 込 み量 が 変 化 する作 業 にも十 分 に 対 応 で きる 靭 性 を 備 えて いま す。」と G r e m e r は 述 べています。「また、切 削 圧 力が 低 減 さ れて、その 結 果 摩 擦 熱 も少なくなるため 、クレ ーター 摩 耗 や 逃 げ 面 摩 耗 が減 少し 、工 具 寿 命 が 長くなりま す。また、大半 の場 合、高 硬 度 部 品を加工する際に悩 み の 種となる白 層の 発 生も低 下します。」 最 後 に 、K B H 1 0 の 独 自 の 切 れ 刃 処 理 に つ いて 説 明 しま す。ケ ナメタルで は 、従 来 のウォー ターフォール や R 加 工を施したホーンを事 実 上すべての P c B N 切 削 工 具に適 用するので はなく、競 合するソリューション よりも 鋭く、自 由 な 切 削 が 可 能 な が ら 、難し い 重 旋 削 加 工 に十 分 に 耐 える 靭 性 を 備 え た 特 殊 な 形 状 を 開 発しました 。 「5 年 前には 、このような 切 れ 刃を測 定 することはも ちろん 、生 成 で きるメーカーはありませんでした 」と G r e m e r は説 明します。「ところが、ごく最 近、計 測 技 術および工作 機械 技 術が進歩したことにより、ケナメ タルは被 切 削 抵 抗を 最 大4 0%削 減 するこのホーン形 状を 一貫して製 造できるようになりました 。この 形 状 とK B H10 の 強 靱 な最 新 母 材を 組み合わせることで、 耐摩 耗性、硬 度、鋭さの 絶 妙なバランスを実 現したイ ン サートが 生まれました 。」

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さらなる卓越性

ケナメタルの新しいハイドロチャックエクステンションの登場により、狭いコーナーのドリル加工や深いリーマ加工の回避は不 要となります。

深いキャビティの中で、高いショルダーに沿って大型固定具を通過するドリル加工の場 合でも、長年の工具安定課題をケナメタルが解決します。

ーク材の内部深くの穴あけ加工は難易度が 高い場合があります。長いテーパーや航空機 用ドリルを試したことがあると思 いますが、 超 鋼 製 のドリルであってもチャックの 外 側で サ ポート されてい な い 状 態 の 場 合 は 加 工 が ふらつ いてしまい ます。特 殊 な 延 長リーチタイプ のドリル ホ ルダーを使 うことで問題に取り組んだとしても、このようなドリル ホ ルダーは 高 額 な だ けで なく特 定 の 固 定 長 にしか 対 応できません。ダブルアングルまたはERスタイルのコ レットエクステンションは試す価値があるかもしれませ ん。それでもコンパクト性に欠けますし、長い先端での 径比に対する振れやバランス不良が強調されます。 ドリ ルのウォーキング現象も問題ですが、さらに、収縮し振 動するホルダーと格闘することになります。 ドリル加工 を成立させるために送り量を下げると、穴精度が問題 となり、工具寿命が落ち込み、生産性が低下します。し かし、もっと良い方法があります。

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何 十 年 にも渡る実 績 ケナメタルは、より良いソリューションを提 供します。 ペンシル ベ ニア州ラトローブの工具メーカーである当 社は、柔 軟性とコスト削 減を向上させながら、このよ うな課 題に対応 するハイドロチャックエクステンショ ンを 最 近 開 発しました 。ケナメタル のツーリングシス テム 、グロ ーバ ル 製 品シニア マネー ジャの M i c h a e l S c h u f f e n h au e rによると、当社は過去30 年もの間ハ イドロチャックを生 産し 、その 結果、関 連 技 術に非常 に精通するようになったと話しております。当社の幅広 い 経 験により、この 新しいツールは開 発されました。 「お客 様に『深いキャビティと複 雑なポケット部分 の 穴はどのようにドリル加 工を行 いますか?クランプや 固定具を通 過するドリル 作業で問題がありますか?』 と伺 いました 。」とS c h u f f e n h a u e r は 続けます。「課 題にお 客 様 がどのように対処するのか、また、その 時 に使 用したソリューションがどうだったかを確 認した かったのです。そこから弊 社は既存ソリューションより も優 れ た 製 品 の 開 発 を目指しました 。」


新製品

KMクイックチェンジアダプターと一緒に使用することで、ケナメタルの ハイドロチャックエクステンションはこれまで困 難だったセットアップ をより短い時間で予想可能な状態で実現。

充 実した ハイドロ製 品 ケナメタル のハイドロチャック(H C )エクステンショ ンの 新し いライン ナップ に より、優 れ た 製 品 を 開 発 するという目 標 を 確 実 に 達 成して いま す。M i c h a e l S c h u f f e n h a u e r は 、既 存 のどの 他 社 製 品とも 異 な る製品として次のような多くの特 長を挙げ ています。 • 2  . 5 x D 時 に 3 µ m(0 . 0 0 012インチ)以 内 の 振 れ( 他 社 近 似 製 品 の 半 分)で、抜 群 の工 具 寿 命と 穴 精 度 を実 現 。 • 2  5, 0 0 0 r p m 時にG 2 . 5にバランス調 整されているた め 、高 速 スピンドルで の 振 動 を大 幅 に削 減 。 • チ ャック本体 内部 のハイドロクランプ 機 構により振 動 がさらに減 衰 。 • 内 部チャネル によりホースやアダプターが 不 要とな り、ス ル ークーラントの セットアップが 容 易 。 • 超 薄 型設 計により、例えば12m mのドリルを20 m m のチャック本体に(または、½インチドリルを¾イン チシャンクに)クランプ 可 能 • テ ーパースリーブ はインチ サイズとメトリックサイ ズ で 取り揃えており充 実したラインナップ。最小 限 のコストで 最 大 の 柔 軟 性を提 供 • 3 m m(0 .12 5 インチ)まで のドリルおよびリーマシ ャンクに対 応 可 能

• 回  転アプリケーションや 静止アプリケーションでも どちらにも最 適 「当社のH Cエクステンションは、モジュラーシステム の 柔 軟性は 必 要だが、カスタムソリューションにかか る費 用や制限、および従 来のツールホルダーに伴う制 約 を 受 け たくな いお 客 様 に 適 切 で す。」とM i c h a e l S c h u f f e n h a u e r は 言 います。「当 社 の 新 製 品による 性 能 向 上と使 い 勝 手 の良さで 近 いうちに市 場でドリ ルエクステン ション のリー ダー 的 存 在 に なると 期 待 しています。要するに 、それ ほど優 れ た 設 計というこ となのです。」 容 易な 使 い 勝 手 使 い勝 手 の良さは熱 収 縮 機 械 が 不 要であることを意 味します。工具長は 軸 方向に最 大10 m m(0 . 393イン チ)まで 調 整 可能です。シャンク端 部は特 殊 研磨 加工 で 面 取りされており、ハイドロチャックへ の 挿入をス ムーズにします。レンチ掛け箇 所を設けており、トルク レンチを使 用せずに安 全と利便性を確保します。一 体 型 設 計なので、メンテナンスに伴う汚染とダウンタイ ムに関する懸 念を解消します。最も重 要な点として、 クランプ機構が各オペレーターによる締め付けのばら つきの 問 題を 解 消します。

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新製品 ケナメタルのハイドロチャックエクステンションは、一体型のスルークーラントのチャネル供給が可能で、工具寿命を向上させるとともに、 ドリル加工とリーマ加工のアプリケーションすべてにおいて貫通力が増加。

「 そ れ は 重 要 な ポ イ ン ト で す 」と M i c h a e l S c h u f f e n h a u e r は 指 摘します。「従 来 のコレットナ ットシステムで は、工具 交 換 時にかかるトルク量 が大 きくばらつくことがあり、振れや工 具 の 滑りが 発 生す る可能 性 が上 がります。競 合するハイドロエクステン ションチャックで も同 様 のことが 言えます。一方、当 社 のソリュー ション で は 、締 め 付 け すぎ や 締 め 付 け 不足 が 発 生 することは ありません 。極 めて 正 確 な だ け で なく、そ の 究 極 の正 確 さ を 常 に 実 現 することが で きるのです。」 製品の概要 これらすべ ての 性 能 にもか かわらず 設 計 はシンプル です。いず れ か の h 6 工 具シャンクを H C エクステンシ ョン内で セットし 、ユニット端 部 のクランプ ねじがし っかりと固定するまで回転させるだけです。こうして、 ユニット内の油 圧ピストンが前 方に移 動することで、 位 置 合わ せスリーブ を圧 縮し 、工 具 を 保 持します。 繰り返しとなりますが、チャック面 から2 . 5 x Dで 測 定 時 の 振 れ は 合 計で 3 µ m(0 . 0 0 012インチ)を 超 え ることはなく、エクステンションのバランス特 性 が 優 れて い る ので、今 日の r p m の 高 い工作 機 械 にとって 理 想 的 な 選 択 肢となります。

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最 終的には、お客様が求めるのは最も安全で、最も経 済的で、動 作が予測可能な部品加工の方法であり、さ らに使 い 勝 手が良い工 具や 設 備 であ れ ば なおさら良 いと考えてい る 、とM i c h a e l S c h u f f e n h a u e r は 言 いま す。H C エクステンション は 、お 客 様 が 求 め るこ れらすべ ての 基 準だ けでなくそれ 以 上の 条 件 を 満 た しています。「全 体 的 に みて、H C エクステンションは 焼きばめの精度を持つコレットシステムの柔軟性と、 どの 製 品よりも優れたセットアップのしやすさを実 現 します。つまり各 要 素の良いところを 備えた製品を 使 用で きるのです。また、極 めて高い 精 度とバランスを H C が 備 えていることから、機 械 的 なクランピ ングシ ステムに みられる 、基 準 に満 たない工 具 寿 命 や 性 能 に 甘んじる 必 要 もありません 。この 製 品 を当 社 の ラ インナップ に加えることを非 常に嬉しく思います。」 w w w. k e n n a m e t a l . c o m


CUBIConcept 軸駆動・回転駆動の最適化されたソリュー ション―― 機械駆動のマーケットリーダーであるREDEXは、剛性・高精度・モジュラー設計、そして工作機械にとって最 先端でダイナミックな軸を保証するために必須となる特徴を十分に備えた製品を開発した。 REDEXの製品は先進技術を修練させ、イノベーションとリスクフリーな新たな設計となっている。その結 果、Industry 4.0に沿った機械設計へ適合した。 あらゆる方向からマウントもセッティングも容易くできるキュービックデザインによって、設計も組立も非常に 容易となった。

Hall 3 Stand E3017

世界規模のセールスネットワークを駆使して、REDEXは製品の選定・組立調整・試運転な最初から最後まで フルサポートで対応する。

w w w. m a c h i n e - d r i v e s . c o m T. 34 944 404 295 E. info@redex-group.com

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ウェブサイトengineering-japanでは、情報誌をご用意しました。 ぜひ、ご自由にダウンロード、あるいはオンラインでご覧になってください。 よろしくお願い申し上げます。

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