Japanese - The Book of 1st Chronicles

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歴代誌上

第1章

1アダム、シェト、エノシュ、

2ケナン、マハラレル、エレド、

3ヘノク、メトセラ、レメク、

4ノア、セム、ハム、ヤペテ。

5ヤペテの子らはゴメル、マゴグ、マダイ、ヤワン、 トバル、メシェク、ティラスである。

6ゴメルの子らはアシュケナズ、リファテ、トガルマ である。

7ヤワンの子らはエリシャ、タルシシュ、キティム、 ドダニム。

8ハムの子らはクシュ、ミツライム、プト、カナンで ある。

9クシュの子らはセバ、ハビラ、サブタ、ラアマ、サ ブテカ。ラアマの子らはシェバとデダン。

10そしてクシュはニムロデを生み、彼は地上で勢力 を強め始めた。

11そしてミツライムはルディム、アナミム、レハビ ム、ナフトヒムを生み、

12パテロス人、カスルヒム(ペリシテ人はこの中か ら出た)、カフトリム人。

13カナンは長子シドンを生み、ヘテは

14エブス人、アモリ人、ギルガシ人、

15ヒビ人、アルキ人、シニ人、

16アルワデ人、ゼマリ人、ハマテ人。

17セムの子らは、エラム、アシュル、アルパクサド、 ルド、アラム、ウツ、フル、ゲテル、メシェクであ る。

18アルパクサドはシェラを生み、シェラはエベルを 生んだ。

19エベルには二人の息子が生まれた。人の名はペ レグ。エベルの時代に地が分割されたからである。 その兄弟の名はヨクタンといった。

20ヨクタンはアルモダド、シェレフ、ハザルマベト、 エラを生んだ。

21ハドラム、ウザル、ディクラ、

22エバル、アビマエル、シェバ、

23オフィル、ハビラ、ヨバブ。これらは皆ヨクタン の子らであった。

24セム、アルパクサド、シェラ、

25エベル、ペレグ、レウ、

26セルグ、ナホル、テラ、

27アブラムとはアブラハムのことである。

28アブラハムの子らはイサクとイシュマエルである。

29彼らの系図は次のとおりである。イシュマエルの 長子はネバヨテ、次にケダル、アデベエル、ミブサ ム、

30ミシュマ、ドゥマ、マッサ、ハダド、テマ、

31エトル、ナフィシュ、ケデマ。これらはイシュマ エルの子らである。

32アブラハムの妾ケトラの子らは、ジムラン、ヨク シャン、メダン、ミディアン、イシュバク、シュア ハを産んだ。ヨクシャンの子らはシェバとデダンで ある。

33ミディアンの子らはエファ、エフェル、エノク、 アビダ、エルダアで、これらは皆ケトラの子らであ る。

34アブラハムはイサクをもうけた。イサクの息子は エサウとイスラエルである。

35エサウの子らはエリパズ、レウエル、エウシュ、 ヤラム、コラである。

36エリファズの子らは、テマン、オマル、ツェフィ、 ガタム、ケナズ、ティムナ、アマレクである。

37レウエルの子らはナハト、ゼラ、シャマ、ミザ。

38セイルの子らはロタン、ショバル、ツィベオン、 アナ、ディション、エゼル、ディシャンであった。

39ロタンの子らはホリとホマムであり、ティムナは ロタンの妹であった。

40ショバルの子らは、アリアン、マナハテ、エバル、 シェフィ、オナム。ツィベオンの子らは、アヤ、ア ナ。

41アナの子らはディション。ディションの子らはア ムラム、エシュバン、イトラン、ケラン。

42エゼルの子らはビルハン、ザワン、ヤカン。ディ シャンの子らはウズ、アラン。

43イスラエルの子らの上に王が治める前に、エドム の地を治めていた王たちは次のとおりである。ベオ ルの子ベラ。彼の町の名はディヌハバといった。

44ベラが死ぬと、ボツラのゼラの子ヨバブが彼に代 わって王となった。

45ヨバブが死ぬと、テマン人の地のフシャムが彼に 代わって王となった。

46フシャムが死ぬと、モアブの野でミディアンを撃 ったベダドの子ハダドが彼に代わって王となった。 彼の町の名はアビトといった。

47ハダドが死ぬと、マスレカのサムラが彼に代わっ て王となった。

48サムラが死ぬと、川沿いのレホボトのシャウルが 彼に代わって王となった。

49サウルが死ぬと、アクボルの子バアル・ハナンが彼 に代わって王となった。

50バアル・ハナンが死ぬと、ハダドが彼に代わって王 となった。彼の町の名はパイであった。彼の妻の名 はメヘタブエルといい、メザハブの娘マトレドの娘 であった。

51ハダドも死んだ。エドムの公爵は、ティムナ公爵、 アリヤ公爵、エテテ公爵、

52アホリバマ公、エラ公、ピノン公、

53ケナズ公爵、テマン公爵、ミブザール公爵、

54マグディエル公爵、イラム公爵。これらがエドム の公爵たちである。

第2章

1これらはイスラエルの子孫である。ルベン、シメオ ン、レビ、ユダ、イッサカル、ゼブルン、

歴代誌上

2ダン、ヨセフ、ベニヤミン、ナフタリ、ガド、アシ ェル。

3ユダの子らはエル、オナン、シェラである。この三 人はカナン人シュアの娘から生まれた者である。ユ ダの長子エルは主の目に悪かったので、主は彼を殺 された。

4彼の嫁タマルは彼にペレツとゼラを産んだ。ユダの 息子は全部で五人であった。

5ペレツの子らはヘツロンとハムル。

6ゼラの子らはジムリ、エタン、ヘマン、カルコル、 ダラで、合わせて五人であった。

7カルミの子らは、イスラエルを悩ます者、呪われた 事において罪を犯したアカルである。

8エタンの子らはアザリヤ。

9ヘツロンの子らはエラフメエル、ラム、ケルバイで ある。

10ラムはアミナダブを生み、アミナダブはユダの子 らの君主ナションを生んだ。

11ナションはサルマを生み、サルマはボアズを生み、

12ボアズはオベデを生み、オベデはエッサイを生み、

13エッサイは長男エリアブ、次男アビナダブ、三男 シマをもうけた。

14第四ネタンエル、第五ラダイ、

15第六代オゼム、第七代ダビデ。

16彼の姉妹はツェルヤとアビガイルであった。ツェ ルヤの息子はアビシャイ、ヨアブ、アサエルの三人 であった。

17アビガイルはアマサを産んだ。アマサの父はイシ ュマエル人エテルであった。

18ヘツロンの子カレブは、妻アズバとエリオテとの 間に子供をもうけた。彼女の息子たちはエシェル、 ショバブ、アルドンである。

19アズバが死ぬと、カレブはフルを産んだエフラタ を妻として迎えた。

20そして、フルはウリを生み、ウリはベザリエルを 生んだ。

21その後、ヘツロンは六十歳のとき、ギレアデの父 マキルの娘と結婚し、彼女は彼にセグブを産んだ。

22セグブはヤイルを生んだ。ヤイルはギレアデの地 に二十三の町を所有していた。

23彼はゲシュルとアラム、ヤイルの町々、ケナトと その町々、合わせて六十の町を彼らから奪い取った。

これらはすべてギレアデの父マキルの子孫のものと なった。

24その後、ヘツロンはカレベフラタで死んだが、ヘ ツロンの妻アビヤは彼にテコアの父アシュルを産ん だ。

25ヘツロンの長子エラフメエルの子らは、長子ラム、 ブナ、オレン、オゼム、アヒヤであった。

26エラフメエルにはまた別の妻がいた。その名をア タラという。彼女はオナムの母であった。

27エラフメエルの長子ラムの息子は、マアツ、ヤミ ン、エケルであった。

28オナムの子らはシャマイとヤダである。シャマイ の子らはナダブとアビシュルである。

29アビシュルの妻の名はアビハイルといった。彼女 はアバンとモリドを産んだ。

30ナダブの子らはセレドとアパイムであったが、セ レドは子供がないまま死んだ。

31アパイムの子孫はイシ。イシの子孫はシェシャン。 シェシャンの子孫はアフライ。

32シャマイの兄弟ヤダの息子たちは、エテルとヨナ タンであったが、エテルは子供がないまま死んだ。

33ヨナタンの子らはペレテとザザ。これらはエラフ メエルの子らであった。

34シェシャンには息子はおらず、娘たちがいた。シ ェシャンにはヤルハという名のエジプト人の召使い がいた。

35シェシャンはその娘を召使いヤルハに妻として与 えた。ヤルハは彼にアッタイを産んだ。

36アタイはナタンを生み、ナタンはザバドを生んだ。

37ザバドはエフラルを生み、エフラルはオベドを生 み、

38オベデはエヒウを生み、エヒウはアザリヤを生み、

39アザリヤはヘレツを生み、ヘレツはエレアサを生 み、

40そしてエレアサはシサマイを生み、シサマイはシ ャルムを生んだ。

41シャルムはエカミアを生み、エカミアはエリシャ マを生んだ。

42エラフメエルの兄弟カレブの息子たちは、長男の メシャでジフの父、マレシャの息子でヘブロンの父 である。

43ヘブロンの子らはコラ、タプア、レケム、シェマ であった。

44シェマはラハムを生み、ラハムはヨルコアムの父 であり、レケムはシャマイを生んだ。

45シャマイの子はマオンであり、マオンはベツツル の父である。

46カレブの側女エパはハラン、モザ、ガゼズを生ん だ。ハランはガゼズを生んだ。

47ヤフダイの子らは、レゲム、ヨタム、ゲシャン、 ペレト、エファ、シャフであった。

48カレブの側室マアカ、裸のシベル、ティルハナ。

49彼女はまたマデマンナの父シャアフ、マクベナの 父シェワ、ギベアの父を産んだ。カレブの娘はアク サである。

50これらはエフラタの長男フルの子カレブの子らで ある。キルヤテ・ヤリムの父ショバル、

51ベツレヘムの父サルマ、ベトガデルの父ハレフ。

52キルヤテ・ヤリムの父ショバルには、ハロエとマナ ヘテ人の半分の息子がいた。

53キルヤテ・ヤリムの諸氏族は、イテル人、プヒ人、 シュマ人、ミシュライ人であった。彼らからはツァ レア人とエシュタウリ人が出た。

54サルマの子らは、ベツレヘム、ネトファ人、アタ ロテ、ヨアブの家、マナヘ人の半分、ゾリ人である。

55ヤベツに住んでいた書記官の氏族は、ティラテ人、 シムアテ人、スカテ人であった。これらはレカブ家 の父祖ヘマテから出たケニ人である。

歴代誌上

第3章

1ヘブロンでダビデに生まれた息子は次のとおりであ る。長男はイズレエルの女アヒノアムのアムノン、 次男はカルメルの女アビガイルのダニエルである。

2三男はゲシュルの王タルマイの娘マアハの子アブサ ロム、四男はハギトの子アドニヤ。

3第五はアビタルのシェパティヤ、第六はイトレアム とその妻エグラ。

4これら六人はヘブロンで彼に生まれました。彼はそ こで七年六か月間統治し、エルサレムでは三十三年 間統治しました。

5エルサレムで彼に生まれたのは、シムア、ショバブ、 ナタン、そしてアミエルの娘バテシュアの四人のソ ロモンである。

6イバル、エリシャマ、エリフェレト、

7ノガ、ネフェグ、ヤフィア、

8エリシャマ、エリアダ、エリフェレテ、合わせて九 人。

9これらは皆ダビデの息子たちであり、他に側室たち の息子たちと彼らの妹タマルもいた。

10ソロモンの子はレハブアム、その子はアビア、そ の子はアサ、その子はヨシャパテ、

11彼の子ヨラム、彼の子アハズヤ、彼の子ヨアシュ、

12彼の子アマツヤ、彼の子アザリヤ、彼の子ヨタム、

13彼の子アハズ、彼の子ヒゼキヤ、彼の子マナセ、

14彼の子はアモン、彼の子はヨシヤ。

15ヨシヤの子らは、長男ヨハナン、次男エホヤキム、 三男ゼデキヤ、四男シャルムであった。

16エホヤキムの子らは、その子はエコニヤ、その子 はゼデキヤである。

17エコニヤの子らも。アシル、その子サラティエル、

18マルキラム、ペダヤ、シェナザル、エカミヤ、ホ シャマ、ネダビヤも。

19ペダヤの子らはゼルバベルとシムイ、ゼルバベル の子らは次のとおりである。メシュラム、ハナニヤ、 およびその妹シェロミス:

20ハシュバ、オヘル、ベレクヤ、ハサデヤ、ユシャ ブヘセド、合わせて五人。

21ハナニヤの子らはペラテヤとエサヤ、レファヤの 子ら、アルナンの子ら、オバデヤの子ら、シェカニ ヤの子らである。

22シェカニヤの子らはシェマヤ。シェマヤの子らは ハットシ、イゲアル、バリア、ネアリヤ、シャパテ の六人。

23ネアリヤの子らは、エリオエナイ、ヒゼキヤ、ア ズリカムの三人。

24エリオエナイの子らは、ホダヤ、エリアシブ、ペ ラヤ、アクブ、ヨハナン、ダライヤ、アナニの七人 であった。

第4章

1ユダの子らは、ペレツ、ヘツロン、カルミ、フル、 ショバルである。

2ショバルの子レアヤはヤハテを生み、ヤハテはアフ マイとラハドを生んだ。これらはツォルテ人の氏族 である。

3エタムの父祖たちは、イズレエル、イシュマ、イド バシュであった。彼らの姉妹の名はハゼレルポニと いった。

4ゲドルの父ペヌエルとフシャの父エゼル。これらは ベツレヘムの父エフラタの長男フルの子らである。

5テコアの父アシュルには、ヘラとナアラという二人 の妻がいた。

6ナアラはアフザム、ヘフェル、テメニ、ハアハシュ タリを産んだ。これらはナアラの子らであった。

7ヘラの子らはゼレテ、エゾアル、エトナンであった。

8コズはアヌブ、ゾベバ、およびハルムの子アハルヘ ルの家族をもうけた。

9ヤベツはその兄弟たちよりも尊敬されていたので、 その母は「私が悲しみのうちに彼を産んだから」と 言って、その名をヤベツと名付けた。

10ヤベツはイスラエルの神に祈って言った。「ああ、 どうか私を祝福してくださり、私の領土を広げてく ださい。あなたの御手が私と共にあり、私を災いか ら守ってくださり、私を悲しませることのないよう にしてください。」神は彼の願いを聞き届けられま した。

11シュアの兄弟ケルブはメヒルを生み、メヒルはエ シュトンの父となった。

12エシュトンはベトラファ、パセア、イルナハシュ の父テヒナをもうけた。これらはレカの人々である。

13ケナズの子らはオテニエルとセラヤ。オテニエル の子らはハタテ。

14メオノタイはオフラを生み、セラヤはカラシムの 谷の父ヨアブを生んだ。彼らは職人であった。

15エフネの子カレブの子らはイル、エラ、ナアム。 エラの子らはケナズ。

16エハレルエルの子らは、ジフ、ジパ、ティリア、 アサリエルである。

17エズラの子らはエテル、メレド、エフェル、ヤロ ンであり、彼女はミリアム、シャマイ、エシュテモ アの父イシュバを産んだ。

18彼の妻エフデヤは、ゲドルの父エレデ、ソコの父 ヘベル、ザノアの父エクティエルを産んだ。これら は、メレドがめとったファラオの娘ビテヤの息子た ちである。

19彼の妻ホディアの息子たちはナハムの妹で、ガル ミ人ケイラとマアカ人エシュテモアの父である。

20シモンの子らはアムノン、リンナ、ベニハナン、 ティロン。イシの子らはゾヘテ、ベンゾヘテ。

21ユダの子シェラの子らは、レカの父エル、マレシ ャの父ラダ、アシュベアの家系の亜麻布を織る者の 家の諸氏族、

22ヨキム、ホゼバの人々、ヨアシュ、そしてモアブ とヤシュビレヘムを支配していたサラフ。これらは 昔のことである。

歴代誌上

23これらは陶器師たちであり、また草木や垣根の間 に住む者たちであった。彼らは王の仕事のためにそ こに住んだ。

24シメオンの子らはネムエル、ヤミン、ヤリブ、ゼ ラ、シャウルである。

25彼の子はシャルム、その子はミブサム、その子は ミシュマ。

26ミシュマの子らは、その子はハムエル、その子は ザックル、その子はシムイである。

27シムイには十六人の息子と六人の娘がいたが、兄 弟たちには多くの子供がおらず、ユダの子らのよう にその全家族が増えることもなかった。

28彼らはベエルシェバ、モラダ、ハザルシュアルに 住んだ。

29ビルハ、エゼム、トラドにおいて、

30ベトエル、ホルマ、ツィクラグにおいて、

31ベテ・マルカボテ、ハザル・ソシム、ベテ・ビレイ、 シャアライム。これらはダビデの治世まで彼らの 町々であった。

32彼らの村々は、エタム、アイン、リンモン、トケ ン、アシャンの五つの町であった。

33および、その町々の周囲にあるすべての村々、す なわちバアルに至るまで。これが彼らの居住地と系 図であった。

34メショバブ、ヤムレク、アマツヤの子ヨシャ、

35ヨエルと、ヨシビアの子エヒウ、ヨシビアはセラ ヤの子、アシエルは

36エリオエナイ、ヤコバ、ヨシュアハヤ、アサヤ、 アディエル、エシミエル、ベナヤ、

37ジザはシフィの子、アロンの子、エダヤの子、シ ムリの子、シェマヤの子である。

38これらの名が挙げられた人々は、その氏族の中で 君主となり、彼らの父祖の家は大いに増加した。

39彼らは羊の群れのために牧草地を探すために、ゲ ドルの入口、谷の東側まで行った。

40そして彼らは肥えた良い牧草地を見つけた。その 地は広くて、静かで、平和であった。ハムの人々が 昔からそこに住んでいたからである。

41これらの名が記された者たちは、ユダの王ヒゼキ ヤの時代にやって来て、彼らの天幕とそこにあった 住居を撃ち破り、今日に至るまで彼らを完全に破壊 し、自分たちの家に住んでいた。そこには彼らの群 れのための牧草地があったからである。

42そして彼らのうち、シメオンの子孫五百人が、イ シの子ペラテヤ、ネアリヤ、レファヤ、ウジエルを 隊長としてセイル山地へ向かった。

43そして彼らは、逃れた残りのアマレク人を撃ち殺 し、今日までそこに住んでいます。

第5章

1さて、イスラエルの長子ルベンの子孫は、長子であ ったが、父の床を汚したので、彼の長子の権利はイ スラエルの子ヨセフの子孫に与えられた。系図は長 子の権利に従って記されてはならなかった。

2ユダは兄弟たちよりも優れており、彼から首長が出 たが、長子の権利はヨセフのものであった。

3イスラエルの長子ルベンの息子たちは、ハノク、パ ル、ヘツロン、カルミであったとわたしは言います。

4ヨエルの子らは、その子シェマヤ、その子ゴグ、そ の子シメイ、

5彼の子ミカ、彼の子レアヤ、彼の子バアル、

6彼の息子ベエラは、アッシリアの王ティルガト・ピ ルネセルによって捕虜にされた。彼はルベン人の族 長であった。

7彼の兄弟たちは、その家系に従って、その代々の系 図を数えてみると、長はエイエル、ゼカリヤ、

8アザズの子、シェマの子、ヨエルの子のベラはアロ エルからネボ、バアルメオンまで住んでいた。

9彼は東のほうに、ユーフラテス川から荒野の入り口 に至るまで居住した。彼らの家畜がギレアデの地で 増えたからである。

10サウルの時代に彼らはハガル人と戦い、ハガル人 は彼らの手に倒れ、ギレアデの東の地全体に天幕を 張って住んでいた。

11ガドの子孫は彼らと向かい合ってバシャンの地か らサルカまで住んでいた。

12族長ヨエル、次ぎシャパム、バシャンのヤナイ、 シャファト。

13彼らの父祖の家の兄弟は、ミカエル、メシュラム、 シェバ、ヨライ、ヤカン、ジア、ヘベルの七人であ った。

14これらはアビハイルの子孫である。アビハイルは フリの子、フリはヤロアの子、ヤロアはギレアデの 子、ギレアデはミカエルの子、ミカエルはエシシャ イの子、エシシャイはヤドの子、ヤドはブズの子で ある。

15グニの子アブディエルの子アヒが、彼らの父祖の 家の長であった。

16彼らはバシャンのギレアデとその町々、およびシ ャロンの郊外の全域に、その境界に沿って住んだ。

17これらはすべて、ユダの王ヨタムの時代とイスラ エルの王ヤロブアムの時代に系図に数えられた者で ある。

18ルベンの子孫、ガド族、およびマナセの半部族の うち、盾と剣を持ち、弓を射ることができ、戦いに 熟練した勇敢な男たち、すなわち戦いに出た者は4 万4千760人であった。

19そして彼らはハガル人、エトル、ネフィシュ、ノ ダブと戦争をした。

20そして彼らは助けを得て、ハガル人と彼らと共に いたすべての者は彼らの手に渡された。彼らは戦い の中で神に叫び、神は彼らの願いを聞き入れたから である。彼らは神に信頼を置いていたからである。

21彼らは家畜を奪い去った。らくだ五万頭、羊二十 五万頭、ろば二千頭、人間十万人であった。

22戦いは神によるものであったので、多くの者が倒 れて殺された。そして彼らは捕囚の時まで、そこに 住み続けた。

歴代誌上

23マナセの半部族の子孫はその地に住み、バシャン からバアル・ヘルモン、セニル、ヘルモン山にまで広 がった。

24これらは彼らの父祖の家の長であった。エフェル、 イシ、エリエル、アズリエル、エレミヤ、ホダビア、 ヤフディエル。彼らは勇敢な人々であり、名声のあ る人々であり、彼らの父祖の家の長であった。

25彼らは先祖の神に背き、神が彼らの前で滅ぼした その地の民の神々を慕って淫行を行った。

26そしてイスラエルの神はアッシリアの王プルの霊 とアッシリアの王ティルガト・ピルネセルの霊を奮い 立たせたので、彼はルベン族、ガド族、マナセの半 部族を捕えて、ハラ、ハボル、ハラ、ゴザン川に連 れて行き、今日に至っている。

第6章

1レビの子らはゲルション、コハテ、メラリ。

2コハトの子らも。アムラム、イザル、ヘブロン、そ してウジエル。

3アムラムの子孫は、アロン、モーセ、ミリアムであ る。アロンの子らはナダブ、アビフ、エレアザル、 イタマルである。

4エレアザルはピネハスを生み、ピネハスはアビシュ アを生み、

5アビシュアはブッキを生み、ブッキはウジを生み、

6ウジはゼラヒヤを生み、ゼラヒヤはメラヨテを生み、

7メライオテはアマリアを生み、アマリアはアヒトブ を生み、

8アヒトブはザドクを生み、ザドクはアヒマアズを生 んだ。

9アヒマアズはアザリヤを生み、アザリヤはヨハナン を生み、

10ヨハナンはアザリヤをもうけた。アザリヤはソロ モンがエルサレムに建てた神殿で祭司の務めを果た した者である。

11アザリヤはアマリアを生み、アマリアはアヒトブ を生んだ。

12アヒトブはザドクを生み、ザドクはシャルムを生 んだ。

13シャルムにはヒルキヤが生まれ、ヒルキヤにはア ザリヤが生まれた。

14アザリヤはセラヤを生み、セラヤはエホザダクを 生んだ。

15主がネブカデネザルの手によってユダとエルサレ ムを奪い去ったとき、ヨツァダクは捕囚となった。

16レビの子ら。ゲルショム、コハト、メラリ。

17ゲルショムの子らの名前は次のとおりである。リ ブニとシメイ。

18コハテの子らはアムラム、イツハル、ヘブロン、 ウジエルであった。

19メラリの子らはマフリとムシ。これらはレビ人の 父祖ごとの氏族である。

20ゲルショムからは、その子リブニ、その子ヤハテ、 その子ツィンマ、

21彼の子はヨア、その子はイド、その子はゼラ、そ の子はヤアテライ。

22コハテの子ら。その子はアミナダブ、その子はコ ラ、その子はアシル、

23彼の子エルカナ、彼の子エビアサフ、彼の子アシ ル、

24彼の子タハテ、彼の子ウリエル、彼の子ウジヤ、 そして彼の子シャウル。

25エルカナの子らも。アマサイ、アヒモス。

26エルカナについては、エルカナの子らは、その子 ゾファイとその子ナハテ、

27その子はエリアブ、その子はエロハム、その子は エルカナ。

28サムエルの息子たちは、長男ワシュニとアビヤで ある。

29メラリの子らは、マフリ、その子リブニ、その子 シメイ、その子ウザ、

30彼の子はシムア、その子はハギア、その子はアサ ヤ。

31箱が安置された後、ダビデは主の宮で歌の奉仕を させるためにこれらの者を任命した。

32彼らは会見の幕屋の住まいの前で歌いながら奉仕 し、ソロモンがエルサレムに主の宮を建てるまで、 その職分に従って奉仕した。

33子供たちとともに待機していた者たちは次のとお りである。コハテ人の子孫のうち、歌手ヘマン、ヨ エルの子、シェムエルの子、

34エルカナの子、エロハムの子、エリエルの子、ト アの子、

35ズフの子、エルカナの子、マハトの子、アマサイ の子、

36エルカナの子、ヨエルの子、アザリヤの子、ゼパ ニヤの子、

37タハテの子、アシルの子、エビアサフの子、コラ の子、

38イツハルの子、コハトの子、レビの子、イスラエ ルの子。

39彼の右に立っていたのは、彼の兄弟アサフ、シム アの子ベラキヤの子アサフであった。

40ミカエルの子、バアセヤの子、マルキヤの子、

41エトニの子、ゼラの子、アダヤの子、

42エタンの子、ジマの子、シムイの子、

43ヤハテの子、ゲルショムの子、レビの子。

44彼らの兄弟であるメラリの子らは左に立った。キ シの子エタン、アブディの子、マルクの子、

45ハシャブヤの子、アマツヤの子、ヒルキヤの子、

46アムジの子、バニの子、シャメルの子、

47マフリの子、ムシの子、メラリの子、レビの子。

48彼らの同胞であるレビ人たちも、神の宮の幕屋に おけるあらゆる奉仕に任命された。

49しかしアロンとその息子たちは、全焼のいけにえ の祭壇と香の祭壇でいけにえをささげ、また、神の しもべモセが命じたとおりに、至聖所のすべての 仕事と、イスラエルのための罪の償いを行う任務に 就いた。

歴代誌上

50アロンの子らは次のとおりである。その子エレア ザル、その子ピネハス、その子アビシュア、

51彼の子ブッキ、彼の子ウジ、彼の子ゼラヒヤ、

52その子はメライオテ、その子はアマリア、その子 はアヒトブ、

53その子はザドク、その子はアヒマアズ。

54さて、これらは、アロンの子孫、コハテ人の家族 が、その領土にある城郭に住んでいた場所である。

彼らはくじによってその地を得たのである。

55彼らはユダの地のヘブロンとその周囲の放牧地を 与えた。

56しかし、町の畑とその中の村々は、エフンネの子 カレブに与えられた。

57アロンの子らには、ユダの町々、すなわち避難都 市ヘブロンとその放牧地、リブナとその放牧地、ヤ ティル、エシュテモアとその放牧地が与えられた。

58ヒレンとその放牧地、デビルとその放牧地、

59アシャンとその放牧地、ベテ・シェメシュとその放 牧地。

60ベニヤミン族のうちからは、ゲバとその放牧地、 アレメテとその放牧地、アナトテとその放牧地、こ れら全部で十三の町が、その氏族ごとに与えられた。

61そして、その部族の家族から残ったコハテの子孫 には、半部族、すなわちマナセの半部族の中から、 くじによって十の町が与えられた。

62ゲルショムの子孫には、その氏族ごとに、イッサ カル族、アシェル族、ナフタリ族、およびバシャン のマナセ族から十三の町が与えられた。

63メラリの子孫には、その家族ごとに、ルベン族、 ガド族、ゼブルン族の中から、くじによって十二の 町が与えられた。

64イスラエルの人々はこれらの町々とその放牧地を レビ人に与えた。

65彼らはくじによって、ユダ族の部族、シメオン族 の部族、およびベニヤミン族の部族の中から、その 名で呼ばれるこれらの町々を与えた。

66そして、コハテの子孫の家族の残りの者たちは、 エフライムの部族のうちから、その地域の町々を所 有した。

67彼らは避難都市としてエフライム山地のシケムと その放牧地を与え、またゲゼルとその放牧地を与え た。

68ヨクメアムとその放牧地、ベテホロンとその放牧 地、

69アヤロンとその放牧地、ガトリモンとその放牧地。

70マナセの半部族のうちからは、アネルとその放牧 地、ビレアムとその放牧地が、コハテの子孫の残り の氏族に与えられた。

71ゲルショムの子孫には、マナセの半部族の中から、 バシャンのゴランとその放牧地、およびアシュタロ テとその放牧地が与えられた。

72イッサカル族からはケデシュとその放牧地、ダベ ラテとその放牧地、

73ラモテとその放牧地、アネムとその放牧地。

74アシェル族からはマシャルとその放牧地、アブド ンとその放牧地、

75フコクとその放牧地、レホブとその放牧地。

76ナフタリ部族のうちからは、ガリラヤのケデシュ とその放牧地、ハモンとその放牧地、キルヤタイム とその放牧地。

77メラリの子孫の残りの者には、ゼブルン部族のう ちから、リモンとその放牧地、タボルとその放牧地 が与えられた。

78ヨルダン川の東、エリコに近いヨルダン川の向こ う側では、ルベン族から荒野のベゼルとその放牧地、 ヤハツァとその放牧地が与えられた。

79ケデモテとその放牧地、メファアテとその放牧地。

80ガド族からはギレアデのラモテとその放牧地、マ ハナイムとその放牧地、

81ヘシュボンとその放牧地、ヤゼルとその放牧地。

第7章

1イッサカルの子らはトラ、プア、ヤシュブ、シムロ ンの四人であった。

2トラの子らは、ウジ、レファヤ、エリエル、ヤフマ イ、ジブサム、シェムエルで、トラの父祖の家の長 であった。彼らはその代々の勇敢な武人であった。 その数はダビデの時代に二万二千六百人であった。

3ウジの子らはイズラヒヤ、イズラヒヤの子らはミカ エル、オバデヤ、ヨエル、イシアの五人で、いずれ も指導者であった。

4彼らと共に、その父祖の家系にしたがって、代々軍 勢が率いた軍団は三万六千人であった。彼らには多 くの妻と息子がいたからである。

5イッサカルのすべての氏族のうちの彼らの同胞は勇 敢な力持ちであり、その系図には全部で八万七千人 いた。

6ベニヤミンの子らは、ベラ、ベケル、エディアエル の三人。

7ベラの子らは、エツボン、ウジ、ウジエル、エリモ テ、イリの五人で、その父祖の家の長であり、勇敢 な人々であった。その系図によると二万二千三十四 人であった。

8ベケルの子らはゼミラ、ヨアシュ、エリエゼル、エ リオエナイ、オムリ、エリモテ、アビヤ、アナトテ、 アラメテである。これらは皆ベケルの子らである。

9彼らの系図によれば、その代々の父祖の家の長、勇 士たちの数は二万二百人であった。

10エデアエルの子らはビルハンであり、ビルハンの 子らはエウシュ、ベニヤミン、エフド、ケナアナ、 ゼタン、タルシシュ、アヒシャハルである。

11これらはすべてエディアエルの息子たちであり、 その父祖の長によれば勇敢な男たちであり、戦争や 戦闘に出かけるのに適した一万七千二百人の兵士で あった。

12また、イルの子であるシュピムとフピム、および アヘルの子であるフシム。

歴代誌上

13ナフタリの子らは、ヤフジエル、グニ、イエゼル、 シャルムで、ビルハの子らである。

14マナセの子らはアシュリエルである。彼女はこれ を産んだ。(彼の妾であるアラム人の女はギレアデ の父マキルを産んだ。)

15マキルはフピムとシュピムの妹を妻に迎えた。そ の妹の名はマアカであった。次女の名はゼロフハド であった。ゼロフハドには娘たちがいた。

16マキルの妻マアカは男の子を産み、その名をペレ シュと名付けた。その弟の名はシェレシュ、その子 らはウラムとラケムであった。

17ウラムの子らはベダン。これらはマナセの子マキ ルの子ギレアデの子らである。

18彼の妹ハンモレケテはイショド、アビエゼル、マ ハラを産んだ。

19シェミダの子らはアヒアン、シケム、リキ、アニ アムであった。

20エフライムの子らは、シュテラ、その子ベレデ、 その子タハテ、その子エラダ、その子タハテ、

21その子ザバド、その子シュテラ、エゼル、エレア ドは、その地で生まれたガトの人々に殺された。彼 らが家畜を奪い取ろうと下って来たからである。

22父エフライムは幾日も悲しみに暮れたが、兄弟た ちが彼を慰めるためにやって来た。

23彼が妻の所に入ったとき、彼女はみごもって男の 子を産んだ。その家に災いが起こったので、彼はそ の子をベリアと名付けた。

24(彼の娘はシェラで、下ベテホロンと上ベテホロ ン、およびウゼンシェラを建てた。)

25彼の子はレファ、レシェフ、テラ、タハン、

26彼の子ラダン、彼の子アミフド、彼の子エリシャ マ、

27彼の子はノン、その子はヨシュア。

28彼らの所有地と居住地は、ベテルとその町々、東 はナアラン、西はゲゼルとその町々、シケムとその 町々、ガザとその町々であった。

29マナセの子孫の境界には、ベテ・シェアンとその村 落、タアナクとその村落、メギドとその村落、ドル とその村落があり、イスラエルの子ヨセフの子孫は これらの地に住んでいた。

30アシェルの子らは、イムナ、イシュア、イシュア イ、ベリア、およびその姉妹セラである。

31ベリアの子らはヘベルと、ビルザビテの父である マルキエルである。

32ヘベルはヤフレト、ショメル、ホタム、およびそ の姉妹シュアをもうけた。

33ヤフレトの子らはパサク、ビムハル、アシュワテ。 これらがヤフレトの子孫である。

34シャメルの子らは、アヒ、ロガ、エフバ、アラム である。

35彼の兄弟ヘレムの子らは、ツォファ、イムナ、シ ェレシュ、アマルである。

36ゾパの子ら。スア、ハネフェル、シュアル、ベ リ、イムラ、

37ベゼル、ホド、シャマ、シルシャ、イトラン、ベ エラ。

38エテルの子らはエフンネ、ピスパ、アラ。

39ウラの子らは、アラ、ハニエル、レツィアである。

40これらは皆アシェルの子孫であり、父祖の家の長 であり、精鋭の勇士であり、君主たちの長であった。 戦争と戦闘に適任であった者の系図全体は二万六千 人であった。

第8章

1ベニヤミンは長男ベラ、次男アシュベル、三男アハ ラをもうけた。

2第四はノハ、第五はラファ。

3ベラの子らはアダル、ゲラ、アビフデ、

4アビシュア、ナアマン、アホア、

5ゲラ、シェプファン、ヒラム。

6これらはエフドの子らである。これらはゲバの住民 の父祖たちの長であり、彼らはマナハテに移住した。

7そしてナアマン、アヒヤ、ゲラを去らせ、ウザとア ヒフドをもうけた。

8シャハライムはモアブの地を去らせた後、そこで子 供たちをもうけた。フシムとバアラが彼の妻であっ た。

9彼は妻ホデシュによってヨバブ、ヂビア、メシャ、 マルカムをもうけた。

10エウズ、シャキア、ミルマ。これらは彼の息子た ちであり、父祖たちの長であった。

11フシムからはアビトブとエルパアルが生まれた。

12エルパアルの子らはエベル、ミシャム、シャメド であり、彼らはオノとロドとその周辺の町々を建て た。

13また、アヤロンの住民の父祖の長であったベリヤ とシェマもガテの住民を追い払った。

14アヒオ、シャシャク、エレモテ、

15ゼバデヤ、アラド、アデル、

16ベリアの子らミカエル、イスパ、ヨハ。

17ゼバデヤ、メシュラム、ヒゼキ、ヘベル、

18またエルパアルの子らイシュメライ、イズリヤ、 ヨバブ。

19ヤキム、ジクリ、ザブディ、

20エリエナイ、ジルタイ、エリエル、

21シムヒの子らアダヤ、ベラヤ、シムラテ。

22イシュパン、ヘベル、エリエル、

23アブドン、ジクリ、ハナン、

24ハナニヤ、エラム、アントティヤ、

25シャシャクの子らイフェデヤとペヌエル。

26シャムシェライ、シェハリヤ、アタリヤ、

27ヤロハムの子ヤレシア、エリア、ジクリ。

28これらは父祖たちの長であり、代々の指導者たち であった。彼らはエルサレムに住んでいた。

29ギベオンにはギベオンの父が住んでいた。その妻 の名はマアカといった。

30彼の長子アブドン、ツル、キシュ、バアル、ナダ ブ、

歴代誌上

31ゲドル、アヒオ、ザケル。

32ミクロテはシムアをもうけた。彼らもまた、兄弟 たちと共にエルサレムの向かい側に住んでいた。

33ネルはキシを生み、キシはサウルを生み、サウル はヨナタン、マルキシュア、アビナダブ、エシュバ アルを生んだ。

34ヨナタンの子はメリバアルであり、メリバアルは ミカを生んだ。

35ミカの子らはピトン、メレク、タレア、アハズで あった。

36アハズはエホアダを生んだ。エホアダはアレメト、 アズマベト、ジムリを生んだ。そしてジムリはモザ を生み、

37モザはビネアをもうけた。その子はラファ、その 子はエレアサ、その子はアゼルであった。

38アゼルには六人の息子がいた。彼らの名はアズリ カム、ボケル、イシュマエル、シェアリヤ、オバデ ヤ、ハナンで、彼らは皆アゼルの子であった。

39彼の兄弟エシェクの息子たちは、長男がウラム、 次がエフシュ、三番目がエリフェレテであった。

40ウラムの子らは勇敢な弓使いで、多くの息子と孫 を持ち、その数は百五十人であった。これらは皆ベ ニヤミンの子孫である。

第9章

1こうして、イスラエルの人々は皆、系図によって数 えられた。そして、その系図は、罪を犯したために バビロンに移されたイスラエルとユダの王たちの書 にしるされた。

2さて、それぞれの町々の所有地に最初に住んでいた のは、イスラエル人、祭司、レビ人、宮に仕えるし もべたちであった。

3エルサレムにはユダ族、ベニヤミン族、エフライム 族、マナセ族が住んでいた。

4ウタイはアミフドの子、オムリの子、イムリの子、 バニの子であり、ユダの子ペレツの子孫である。

5シロ人のうちでは、長子アサヤとその息子たち。

6ゼラの子孫のうちでは、ユエルとその兄弟たち六百 九十人。

7ベニヤミン族のうちでは、メシュラムの子サル、メ シュラムはホダビアの子、ホダビアはハセヌアの子、

8エロハムの子イブネヤ、ミクリの子ウジの子エラ、 イブニヤの子レウエルの子シェパテヤの子メシュラ ム。

9彼らの兄弟は、その系図によれば九百五十六人であ った。これらの人々は皆、その父祖の家の長であっ た。

10祭司たちのうちではエダヤ、ヨヤリブ、ヤキン、 11アザリヤは神の宮のつかさであった。アザリヤは ヒルキヤの子、メシュラムの子、ザドクの子、メラ ヨトの子、アヒトブの子である。

13彼らの兄弟たち、すなわち彼らの父祖の家の長は 千七百六十人であり、神の宮の奉仕の働きに非常に 有能な人々であった。

14レビ人のうちでは、ハシュブの子シェマヤ、ハシ ュブはアズリカムの子、アズリカムはハシャブヤの 子で、メラリの子孫である。

15バクバッカル、ヘレシュ、ガラル、およびアサフ の子ジクリの子ミカの子マッタンヤ。

16および、エドトンの子ガラルの子シェマヤの子オ バデヤ、およびエルカナの子アサの子ベレクヤ。彼 らはネトファ人の村々に住んでいた。

17門衛はシャルム、アクブ、タルモン、アヒマンと その兄弟たちであった。シャルムが門衛の長であっ た。

18彼らはこれまで東の王の門で待機していた者たち であり、レビの子孫の隊の門番であった。

19コラの子エビアサフの子コレの子シャルムとその 兄弟たち、すなわち彼の父の家に属するコラびとは、 奉仕の務めを監督し、幕屋の門を守る者であった。 彼らの先祖たちは主の軍勢の監督者であり、入口を 守る者であった。

20昔、エレアザルの子ピネハスが彼らの指導者であ り、主は彼と共におられた。

21メシェレミヤの子ゼカリヤは会見の幕屋の入口の 門番であった。

22門の門番として選ばれた者は全部で二百十二人で あった。彼らはそれぞれの村々の系図に基づいて数 えられ、ダビデと先見者サムエルによって定められ た職務に任命された。

23こうして彼らとその子孫は、主の宮、すなわち幕 屋の家の門を、守衛として監督することになった。

24門番は東、西、北、南の四方に配置されていた。

25そして、彼らの村々にいる兄弟たちも、七日ごと に彼らと緒に来ることになっていた。

26これらレビ人、四人の門番長は、定められた職務 に就き、神の宮の部屋と宝物庫を管理していた。

27彼らは神殿の周囲に宿営した。その務めは彼らに 課せられており、毎朝神殿を開くのは彼らの仕事で あったからである。

28彼らのうちのある者は、奉仕の器をつかさどる責 任を負い、数人の者がそれを告げ口によって出し入 れしていた。

29彼らのうちのある者は、祭器や聖所のすべての器 具、小麦粉、ぶどう酒、油、乳香、香料を管理する よう任命された。

30祭司の子らのうちのある者は香料から香油を作っ た。

31そして、レビ人のひとりで、コラ人シャルムの長 男であるマティテヤが、鍋で作られる物を管理する 定められた職務を担っていた。

12エロハムの子アダヤ、パシュルの子、マルキヤの 子、およびアディエルの子マアサイ、アディエルは ヤゼラの子、ヤゼラはメシュラムの子、メシュラム はメシレミテの子、イメルの子である。

32また、彼らの兄弟であるコハテ人の子孫のうち他 の者たちは供えのパンの監督をし、安息日ごとにそ れを整えた。

歴代誌上

33これらは、レビ人の父祖たちの長である歌手たち であり、室内に残って自由になった者たちである。 彼らは昼も夜もその仕事に従事していたからである。

34これらレビ人の先祖の長たちは、その代々、首長 であり、エルサレムに住んでいた。

35ギベオンにはギベオンの父エヒエルが住んでいた。 その妻の名はマアカといった。

36彼の長男アブドン、次にツル、キシュ、バアル、 ネル、ナダブ、

37ゲドル、アヒオ、ゼカリヤ、ミクロテ。

38ミクロテはシムアムをもうけた。彼らも兄弟たち と共にエルサレムに住み、兄弟たちの向かいに住ん でいた。

39ネルはキシを生み、キシはサウルを生み、サウル はヨナタン、マルキシュア、アビナダブ、エシュバ アルを生んだ。

40ヨナタンの子はメリバアルであり、メリバアルは ミカを生んだ。

41ミカの子らはピトン、メレク、タレア、アハズで あった。

42アハズはヤラを生み、ヤラはアレメテ、アズマベ テ、ジムリを生み、ジムリはモザを生んだ。

43そしてモザはビネアを生んだ。その子レファヤ、 その子エレアサ、その子アゼル。

44アゼルには六人の息子がいた。彼らの名前はアズ リカム、ボケル、イシュマエル、シェアリヤ、オバ デヤ、ハナンで、これらはアゼルの息子たちであっ た。

第10章

1さて、ペリシテ人はイスラエルと戦ったが、イスラ エルの人々はペリシテ人の前から逃げ、ギルボア山 で殺されて倒れた。

2ペリシテ人はサウルとその息子たちを激しく追撃し、 サウルの息子ヨナタン、アビナダブ、マルキシュア を殺した。

3戦いはサウルにとって非常に不利となり、弓兵たち は彼を射て、サウルは弓兵たちに傷を負った。

4そこでサウルは武器持ちに言った。「剣を抜いて、 それで私を刺してくれ。割礼を受けていない者たち が来て、私を虐げるかもしれないからだ。」しかし、 武器持ちはひどく恐れて、それを拒んだ。そこでサ ウルは剣を取り、その上に倒れた。

5サウルの武器持ちはサウルが死んだのを見て、自分 も同じように剣の上に倒れて死んだ。

6こうしてサウルは死に、彼の三人の息子と彼の家族 も皆、共に死んだ。

7谷間にいたイスラエルの人々は皆、彼らが逃げ、サ ウルとその息子たちが死んだのを見て、町々を捨て て逃げた。そしてペリシテ人は来てそこに住んだ。

8翌日、ペリシテ人が殺された者たちから裸を剥ぎ取 ろうとやって来たとき、彼らはサウルとその息子た ちがギルボア山で倒れているのを見つけた。

9彼らはヨセフの体をはぎとって首と武具を取り、ペ リシテ人の地の周囲に人をやって、偶像や民衆にそ の知らせを伝えさせた。

10彼らは彼の武具を神々の家に置き、彼の頭をダゴ ンの神殿に据えた。

11ヤベシュ・ギレアデの全員が、ペリシテ人がサウル に対して行ったすべてのことを聞いたとき、

12勇敢な者たちは皆立ち上がり、サウルの遺体とそ の息子たちの遺体を運び出し、ヤベシュに運び、そ の骨をヤベシュの樫の木の下に埋め、七日間断食し た。

13こうしてサウルは、主に対して犯した罪と、主の 言葉を守らなかったこと、また、そのことについて 尋ねようとして霊媒師に助言を求めたことによって 死んだ。

14彼は主に尋ねなかったので、主は彼を殺し、王国 をエッサイの子ダビデに与えた。

第11章

1そこでイスラエルの人々は皆ヘブロンのダビデのも とに集まって言った。「見よ、私たちはあなたの骨 肉です。」

2昔、サウルが王であったときも、あなたはイスラエ ルを率いて出入りしていました。あなたの神、主は あなたにこう言われました。「あなたはわたしの民 イスラエルを養い、わたしの民イスラエルの指導者 となるであろう。」

3そこでイスラエルの長老たちは皆、ヘブロンの王の もとに来た。ダビデはヘブロンで主の前に彼らと契 約を結んだ。彼らはサムエルを通して主が言われた とおり、ダビデに油を注いでイスラエルの王とした。

4ダビデとすべてのイスラエル人はエルサレム、すな わちエブスへ行った。そこには、その地の住民であ るエブス人が住んでいた。

5エブスの住民はダビデに言った、「あなたはここに 来ることはできない」。しかしダビデは、ダビデの 町であるシオンの城を占領した。

6ダビデは言った。「だれでも最初にエブス人を撃ち 破った者が、隊長となり、指揮官となる。」そこで ツェルヤの子ヨアブが最初に進軍し、指揮官となっ た。

7ダビデはその城に住んだので、人々はそれをダビデ の町と呼んだ。

8彼はミロから周囲にかけて町を再建し、町の残りの 部分をヨアブが修復した。

9こうしてダビデはますます大いなる者となった。万 軍の主が彼と共におられたからである。

10これらはダビデの勇士たちの長たちである。彼ら はダビデの王国においてダビデと共に力を合わせ、 またイスラエル全体と共に力を合わせ、イスラエル に関する主の言葉のとおり、ダビデを王とした。

11ダビデの勇士たちの数は次のとおりである。ハク モニ人ヤショベアムは将軍たちの長であった。彼は 槍を振り上げ、一度に三百人を殺した。

歴代誌上

12彼の次は、アホア人ドドの子エレアザルで、三勇 士の人であった。

13彼はダビデとともにパスダミムにいた。そこでは ペリシテ人が戦いのために集結しており、そこには 大麦がいっぱいに実った土地があった。そして民は ペリシテ人の前から逃げた。

14彼らはその土地の真ん中に陣取って、それを救い 出し、ペリシテ人を殺した。そして主は大いなる救 いによって彼らを救われた。

15さて、三十人の隊長のうち三人は岩の所、アドラ ムの洞窟にいるダビデのもとへ下って行った。そし て、ペリシテ人の軍勢はレパイムの谷に陣取ってい た。

16そのとき、ダビデは要塞におり、ペリシテ人の守 備隊はベツレヘムにいた。

17ダビデは切望して言った、「ああ、誰かがベツレ ヘムの門のところにある井戸の水を私に飲ませてく れたらよいのに」。

18そして三人はペリシテ人の陣を突破し、ベツレヘ ムの門のそばの井戸から水を汲み、それをダビデの ところに持って来た。しかしダビデはそれを飲もう とせず、主に注ぎ出した。

19そして言った。「わが神よ、このようなことをし てはなりません。命を危険にさらして運んできたこ れらの人々の血を、私が飲むなどというのですか。

彼らは命を危険にさらしてまでそれを運んできたの ですから。」それで彼はそれを飲もうとはしなかっ た。これらのことは、この三人の勇士たちが行った ことであった。

20ヨアブの兄弟アビシャイは三人の長であった。彼 は槍を振り上げて三百人を殺し、その三人の中で名 を馳せた。

21この三人の中で、彼はこの二人よりも名誉ある者 であった。彼は彼らの隊長であったからである。し

かし、彼は最初の三人には及ばなかった。

22エホヤダの子ベナヤはカブジエルの勇敢な人の子 で、多くの功績を残した。彼はモアブの獅子のよう な男二人を殺し、また雪の日に下って行って穴の中 で獅子頭を殺した。

23そして彼は、背丈五キュビトもある大柄なエジプ ト人を殺した。そのエジプト人の手には、機織りの 巻き棒ほどの槍があった。彼は杖を持ってそのエジ プト人のところへ下り、そのエジプト人の手から槍 をもぎ取り、その槍で彼を殺した。

24これらの事はエホヤダの子ベナヤが行ったので、 三勇士の中に名が加えられた。

25見よ、彼は三十人の中では名誉ある者であったが、 最初の三人には及ばなかった。そこでダビデは彼を 護衛の長に任命した。

26軍隊の勇士たちとしては、ヨアブの兄弟アサエル、 ベツレヘムのドドの子エルハナン、

27ハロル人シャモテ、ペロニ人ヘレツ、

28テコイ人イケシュ、アント人アビエゼルの子イラ、

29フシャ人シベカイ、アホ人イライ、

30ネトファ人マハライ、ネトファ人バアナの子ヘレ ド、

31ベニヤミン族に属するギブアのリバイの子イタイ、 ピラトン人ベナヤ、

32ガアシュの小川のフライ、アルバ人アビエル、

33バハル人人アズマベト、シャールボン人エリアハ バ、

34ギゾン人ハシェムの子ら、ハラリ人シャゲの子ヨ ナタン、

35ハラル人サカルの子アヒアム、ウルの子エリファ ル、

36メケラ人ヘフェル、ペロン人アヒヤ、

37カルメル会の者ヘズロ、エズバイの子ナアライ、

38ナタンの兄弟ヨエル、ハゲリの子ミブハル、

39アンモン人ゼレク、ベロト人ナハライ、ゼルヤの 子ヨアブの鎧持ち、

40イテル人イラ、イテル人ガレブ、

41ヒッタイト人ウリヤ、アフライの子ザバド、

42ルベン人の長シザの子アディナと三十人。

43マアカの子ハナンとミト人ヨシャファト、

44アシュテラ人ウジヤ、アロエリ人ホタンの子シャ マとエヒエル、

45シムリの子エディアエルとその兄弟ヨハ、ティツ ィ人、

46マハビ人エリエル、エリバイ、エルナアムの子ヨ シャビア、モアブ人イトマ、

47エリエル、オベデ、メソバ人ヤシエル。

第12章

1ダビデがキシの子サウルのゆえにまだ身を隠してい たとき、チクラグにいるダビデのもとに来たのはこ れらの者たちであった。彼らは勇士たちのうちにお り、戦いを助ける者たちであった。

2彼らは弓で武装し、右手と左手の両方を使って石を 投げたり、弓から矢を射たりすることができた。サ ウルの兄弟であるベニヤミン族もそうであった。

3族長はアヒエゼル、次いでギブア人シェマアの子ヨ アシュ、アズマベテの子エジエル、ペレト、ベラカ、 アントテ人エヒウであった。

4ギベオン人イスマヤは三十人の中で勇士であり、三 十人の長であった。またエレミヤ、ヤハジエル、ヨ ハナン、ゲデラテ人ヨサバデ、

5エルザイ、エリモテ、ベアリヤ、シェマリヤ、ハル フ人シェパティヤ、

6エルカナ、エシヤ、アザレエル、ヨエゼル、ヤショ ブアム、コル人、

7ゲドル人エロハムの子ヨエラとゼバデヤ。

8ガド族の中には、荒野の砦にいる勇士たちと、盾や 大盾を扱うことのできる戦いに熟達した戦士たちが ダビデのもとに分かれて来た。彼らの顔はライオン の顔のようで、山のノラのように素早かった。

9第にエゼル、第二にオバデヤ、第三にエリアブ、 10第四のミシュマンナ、第五のエレミヤ、 11第六のアッタイ、第七のエリエル、

歴代誌上

12第八ヨハナン、第九エルザバデ、

13第十代はエレミヤ、第十代はマクバナイ。

14これらはガドの子孫で、軍勢の長であった。最も 小さい者でも百人以上、最も大きい者でも千人以上 であった。

15これらは、ヨルダン川が一月の初めにその岸を越 えて渡った者たちである。彼らは、ヨルダン川の東 西両岸の人々をことごとく追い払った。

16そしてベニヤミン族とユダ族の人々がダビデの砦 にやって来た。

17ダビデは彼らを迎えに出て、答えて言った、「も しあなたがたが平和的に私を助けるために来たので あれば、私はあなたがたと心を結びます。しかし、 もしあなたがたが私を敵に引き渡すために来たので あれば、私の手には何の罪もありませんから、私た ちの先祖の神はそれを見て、それを戒めてください ますように。」

18その時、御霊が隊長の長アマサイに臨み、彼は言 った。「ダビデよ、我々はあなたの味方です。エッ サイの子よ、我々はあなたの味方です。あなたに平 安あれ。あなたの助ける者たちにも平安あれ。あな たの神はあなたを助けられるからです。」ダビデは 彼らを受け入れ、部隊の隊長に任命した。

19ダビデがペリシテ人とともにサウルと戦うために 来たとき、マナセ族の何人かがダビデの側に立った が、彼らはダビデを助けなかった。ペリシテ人の君 主たちが助言して、ダビデを追い払って言った。

「彼は主君サウルのもとに倒れ、我々の首が危うく なるだろう。」

20彼がチクラグへ向かう途中、マナセの千人隊の長 であるアデナ、ヨザバド、エディアエル、ミカエル、 ヨザバド、エリフ、ジルタイが彼のところに来た。

21彼らはダビデを助けて盗賊団と戦った。彼らは皆 勇敢な戦士であり、軍勢の指揮官であった。

22というのは、そのころ、日ごとにダビデを助ける 者が来て、ついには神の軍勢のような大軍となった からである。

23これらは、主の言葉のとおり、サウルの王国をダ ビデの手に渡すために、武装してヘブロンのダビデ のもとに来た部隊の数である。

24盾と槍を手に持ち、武装して戦いに臨むユダの子 孫は六千八百人であった。

25シメオンの子孫のうち、戦争に勇敢な勇士七千百 人。

26レビの子孫は四千六百人。

27エホヤダはアロン族の長であり、彼と共に三千七 百人がいた。

28ザドクは勇猛果敢な若者で、彼の父の家からは二 十二人の隊長がいた。

29サウルの親族であるベニヤミンの子孫は三千人で あった。彼らの大部分はこれまでサウルの家の守護 を務めていた。

30エフライムの子孫のうちには二万八百人の勇士が おり、彼らはその父祖の家全体に名を馳せていた。

31マナセの半部族からは一万八千人が名指しされて、 ダビデを王として立てるために来た。

32イッサカルの子孫のうち、時勢を理解し、イスラ エルがなすべきことを知っている者たちは二百人で あった。彼らの兄弟は皆、彼らの命令に従った。

33ゼブルンからは、戦いに出て、あらゆる武器を備 え、戦いに精通し、隊列を整えることのできる者が 五万人いた。彼らには二心はなかった。

34ナフタリからは千人の隊長、および彼らと共に盾 と槍を持った三万七千人。

35ダン族のうち戦争に精通した者は二万八千六百人 であった。

36アシェルからは戦争に出た、戦争に精通した者が 四万人。

37ヨルダン川の向こう側には、ルベン族、ガド族、 およびマナセの半部族から、戦いのためのあらゆる 武器を持った兵士が十二万いた。

38隊列を組んで戦うことのできるこれらの戦士たち は皆、心をつにしてヘブロンにやって来て、ダビ デを全イスラエルの王としようとした。イスラエル の残りの者たちも皆心をつにしてダビデを王とし ようとした。

39彼らはそこでダビデと共に三日間過ごし、食べた り飲んだりした。兄弟たちが彼らのために準備して いたからである。

40また彼らに近い者たち、すなわちイッサカル、ゼ ブルン、ナフタリに至るまで、彼らはロバ、らくだ、 ラバ、牛にパンを積ませ、また肉、小麦粉、いちじ くの菓子、干しぶどうの房、ぶどう酒、油、また牛 や羊をたくさん運んできた。イスラエルには喜びが 満ちていた。

第13章

1ダビデは千人隊の長、百人隊の長、およびすべての 指導者と協議した。

2ダビデはイスラエルの全会衆に言った。「もしあな たがたが良しとし、またこれが私たちの神、主の御 心ならば、私たちはイスラエル全土に残っている私 たちの同胞、また彼らと共に、それぞれの町や放牧 地にいる祭司やレビ人に使者を遣わして、私たちの もとに集まってもらおう。

3そして、わたしたちの神の箱をわたしたちのところ に返しましょう。わたしたちはサウルの時代にはそ れを尋ねなかったのですから。

4そして全会衆はそうすると言った。そのことはすべ ての民の目に正しいことであったからである。

5そこでダビデは、エジプトのシホルからヘマテの入 り口に至るまで、イスラエルの全員を集め、キルヤ テ・ヤリムから神の箱を運び入れようとした。

6ダビデとイスラエルの人々は皆、ユダに属するバア ラ、すなわちキルヤテ・ヤリムに上って行き、ケルビ ムの間に宿り、その名で呼ばれている主なる神の箱 をそこから運び上ろうとした。

歴代誌上

7彼らは神の箱を新しい車に乗せてアビナダブの家か ら運び出した。ウザとアヒオがその車を御した。

8ダビデとすべてのイスラエル人は、神の前に、力を 尽くして歌い、立琴、立琴、タンバリン、シンバル、 ラッパを鳴らした。

9彼らがキドンの打ち場に着いたとき、ウザは手を伸 ばして箱を押さえた。牛がつまずいたからである。

10ウザが箱に手を当てたので、主は彼に対して怒り を発し、彼を撃たれた。ウザはその場で神の前に死 んだ。

11ダビデは主がウザに破滅をもたらしたことに憤慨 した。それゆえ、その場所は今日までペレツ・ウザと 呼ばれている。

12その日、ダビデは神を恐れて言った。「どうやっ て神の箱を私のところに運び入れたらよいのでしょ うか。」

13それでダビデはその箱をダビデの町にある自分の 所に持ち帰らず、ガテ人オベデエドムの家へ運び入 れた。

14神の箱はオベデ・エドムの家の者たちのもとに三か 月間とどまった。主はオベデ・エドムの家とそのすべ ての所有物を祝福された。

第14章

1さて、ツロの王ヒラムはダビデに使者を遣わし、家 を建てさせるために杉材と石工と大工を送らせた。

2ダビデは、主が彼をイスラエルの王として堅く立て られたことを悟った。彼の王国は、彼の民イスラエ ルのゆえに高く上げられたからである。

3ダビデはエルサレムでさらに妻をめとり、さらに息 子や娘をもうけた。

4エルサレムにいた彼の子供たちの名前は次のとおり である。シャンマ、ショバブ、ナタン、ソロモン。

5イバル、エリシュア、エルパレット、

6ノガ、ネフェグ、ヤフィア、

7エリシャマ、ベリヤダ、エリファレテ。

8ペリシテ人はダビデがイスラエル全体の王として油 を注がれたことを聞くと、皆ダビデを捜しに上って 来た。ダビデもそれを聞いて、彼らに立ち向かった。

9ペリシテ人は来て、レパイムの谷間に陣取った。

10ダビデは神に伺いを立てて言った。「わたしはペ リシテ人に向かって攻め上るべきでしょうか。あな たは彼らをわたしの手に引き渡されるでしょう か。」主は彼に言われた。「上って行きなさい。わ たしは彼らをあなたの手に引き渡します。」

11こうして彼らはバアル・ペラジムに上って行き、ダ ビデはそこで彼らを打ち破った。ダビデは言った。 「神は私の手によって、まるで水が噴き出すように 敵を襲った。」それゆえ、彼らはその場所をバアル・ ペラジムと名付けた。

12彼らがそこに神々を残していったとき、ダビデは 命令を出し、それらの神々は火で焼かれました。

13そしてペリシテ人は再び谷間に広がった。

14そこでダビデは再び神に伺いを立てた。神は彼に 言われた、「彼らの後を追って上ってはならず、彼 らから向きを変えて、桑の木の向こうから彼らを襲 いなさい。」

15桑の木の梢から行く音が聞こえたら、あなたは戦 いに出かけなければならない。神はペリシテ人の軍 勢を打つために、あなたの前に出て行かれるからで ある。

16ダビデは神が命じたとおりにしたので、ギベオン からガゼルに至るまでペリシテ人の軍勢を撃ち破っ た。

17ダビデの名声はすべての国々に広まり、主はすべ ての国々に彼に対する恐れを起こさせた。

第15章

1ダビデはダビデの町に家を建て、神の箱のために場 所を整え、そのために天幕を張った。

2するとダビデは言った、「レビ人のほかには、神の 箱を担ぐ者はいないであろう。主は彼らを神の箱を 担ぎ、永遠に主に仕える者として選ばれたからであ る。」

3ダビデは主の箱を、彼がそのために用意しておいた 場所に運び上るために、イスラエルの全員をエルサ レムに集めた。

4ダビデはアロンの子らとレビ人を集めた。

5コハテの子孫のうち、ウリエルを長としてその兄弟 百二十人。

6メラリの子孫のうち、長たるアサヤとその兄弟二百 二十人。

7ゲルショムの子孫のうち、長たるヨエルとその兄弟 百三十人。

8エリザファンの子孫のうち、シェマヤを長としてそ の兄弟二百人。

9ヘブロンの子孫のうち、長エリエルとその兄弟八十 人。

10ウジエルの子孫のうち、長としてアミナダブとそ の兄弟百十二人。

11ダビデは祭司ザドクとアビヤタル、レビ人ウリエ ル、アサヤ、ヨエル、シェマヤ、エリエル、アミナ ダブを呼び寄せ、

12彼らに言った、「あなたたちはレビ人の父祖たち の長である。あなたたちと兄弟たちは共に身を清め て、イスラエルの神、主の箱を、私がそのために備 えた場所に運び上りなさい。

13あなたたちが初めにそうしなかったために、私た ちの神である主は、私たちが定められた命令に従っ て主を求めなかったために、私たちに罪を犯させた のです。

14そこで祭司たちとレビ人たちはイスラエルの神、 主の箱を運び上げるために自らを聖別した。

15レビ人は主の言葉に従ってモセが命じたとおり、 杖をつけて神の箱を肩に担いだ。

歴代誌上

16ダビデはレビ人の長たちに、彼らの兄弟たちを、 立琴、竪琴、シンバルなどの楽器を手に持ち、喜び の声をあげて歌う歌手に任命するようにと言った。

17そこでレビ人はヨエルの子ヘマンとその兄弟の中 からベレクヤの子アサフ、およびメラリの子孫の中 からその兄弟クシャヤの子エタンを任命した。

18彼らと共にいたのは、門衛の兄弟であるゼカリヤ、 ベン、ヤアジエル、シェミラモテ、エヒエル、ウン ニ、エリアブ、ベナヤ、マアセヤ、マティテヤ、エ リフェレ、ミクネヤ、オベデエドム、エイエルであ った。

19そこで、歌うたいヘマン、アサフ、エタンは、真 鍮のシンバルを吹くために任命された。

20ゼカリヤ、アジエル、シェミラモテ、エヒエル、 ウニ、エリアブ、マアセヤ、ベナヤ、アラモテには 詩文が記されている。

21マティテヤ、エリフェレ、ミクネヤ、オベデエド ム、エイエル、アザジヤは、シェミニトの琴で優れ た演奏を披露した。

22レビ人の長ケナニヤは歌を担当し、歌に通じてい たので、歌について指導した。

23ベレクヤとエルカナは箱の門番であった。

24祭司シェバニヤ、ヨシャパテ、ネタニエル、アマ サイ、ゼカリヤ、ベナヤ、エリエゼルは神の箱の前 でラッパを吹き鳴らした。オベデ・エドムとエヒアは 箱の門番であった。

25そこでダビデとイスラエルの長老たち、千人隊の 長たちは、喜びをもって主の契約の箱をオベデエド ムの家から運び上った。

26神が主の契約の箱を担ぐレビ人を助けられたとき、 彼らは雄牛七頭と雄羊七頭を捧げた。

27ダビデは亜麻布の衣を着ていた。箱を担ぐレビ人 全員と歌手たち、歌い手ケナニヤと歌手たちは皆亜 麻布の衣を着ていた。ダビデはまた亜麻布のエポデ を着けていた。

28こうしてイスラエルの人々は皆、叫び声と角笛、 ラッパ、シンバルを吹き鳴らし、立琴や琴を鳴らし ながら、主の契約の箱を運び上げた。

29主の契約の箱がダビデの町に着いたとき、サウル の娘ミカルは窓から外を眺め、ダビデ王が踊り、戯 れているのを見て、心の中で彼を軽蔑した。

第16章

1そこで彼らは神の箱を運び入れ、ダビデがそのため に張った天幕の真ん中にそれを置き、全焼のいけに えと和解のいけにえを神の前にささげた。

2ダビデは全焼のいけにえと和解のいけにえを捧げ終 えると、主の名によって民を祝福した。

3そして彼はイスラエルのすべての人に、男にも女に も、それぞれにパン一個と、良い肉一切れと、ぶど う酒瓶を分け与えた。

4そして彼はレビ人の中から主の箱の前で仕え、記録 し、イスラエルの神、主に感謝と賛美をささげる者 を任命した。

5アサフがかしらで、その次はゼカリヤ、エイエル、 シェミラモテ、エヒエル、マティテヤ、エリアブ、 ベナヤ、オベデエドムであった。エイエルは立琴と 琴を奏し、アサフはシンバルを奏した。

6祭司ベナヤとヤハジエルも、神の契約の箱の前で絶 えずラッパを吹き鳴らした。

7そしてその日、ダビデはまず主に感謝するこの詩篇 をアサフとその兄弟たちの手に渡した。

8主に感謝し、その名を呼び、そのみわざを民の中に 知らせよ。

9主にむかって歌い、主に賛美の歌を歌い、そのすべ ての不思議な御業を語り伝えよ。

10主の聖なる名を誇りとせよ。主を求める者の心を 喜ばせよ。

11主とその力を尋ね求めよ。絶えずその御顔を求め よ。

12主が行われた不思議なわざと、不思議な奇跡と、 主の口から発せられる裁きとを覚えよ。

13ああ、主に仕えるイスラエルの子孫よ、主に選ば れたヤコブの子孫よ。

14彼は私たちの神、主です。彼の裁きは全地に及び ます。

15あなたがたは、主の契約を常に心に留めよ。主は 千代にまで命じられた御言葉を。

16すなわち、アブラハムと結んだ契約と、イサクに 立てた誓いとについてである。

17そしてこれをヤコブに律法として定め、イスラエ ルに永遠の契約として定めた。

18わたしはあなたにカナンの地を相続地として与え ると宣言した。

19あなたがたがまだ少数で、少数であり、その中で 異邦人であったとき。

20彼らは国民から国民へ、つの王国から他の民へ と移って行ったが、

21神は誰にも彼らを不当に扱わせることを許さず、 彼らのために王たちを戒められた。

22「わたしの油そそがれた者たちに触れてはならな い。わたしの預言者たちに害を加えてはならな い。」

23全地よ、主に歌い、日々その救いを告げ知らせよ。

24異邦人の中でその栄光を告げ知らせよ。すべての 国々の中でその不思議な業を告げ知らせよ。

25主は大いなる方、大いに讃えられるべき方、また すべての神々にまさって畏れられる方である。

26民の神々はすべて偶像である。しかし主は天を造 られた。

27栄光と誉れはその御前にあり、力と喜びはその所 にある。

28民の諸族よ、主にささげよ。主に栄光と力をささ げよ。

29主に、その名の栄光をささげよ。供え物を携えて 主の前に進み出よ。聖なる美しさをもって主を拝め。

30全地よ、主の前に恐れよ。世界は動かされること なく、安定する。

歴代誌上

31天は喜び、地は歓喜せよ。諸国の民は「主は王で ある」と言え。

32海とそこに満ちるものは鳴り響け。野とその中に あるすべてのものは喜び躍れ。

33そのとき、森の木々は主の前で歌うであろう。主 が地を裁くために来られるからである。

34主に感謝せよ。主は慈しみ深い。その慈しみはと こしえに続く。

35そして言いなさい、「われらの救いの神よ、われ らを救い、われらを集め、異邦人からわれらを救い 出してください。そうすればわれらはあなたの聖な る名に感謝し、あなたの賛美を誇ることができま す。」

36「イスラエルの神、主がとこしえにほめたたえら れますように。」民は皆、「アーメン」と言って主 を賛美した。

37そこでアサフとその兄弟たちは主の契約の箱の前 に留まり、日々の務めに従って、絶えず箱の前で仕 えることになった。

38オベエドムとその兄弟たち七十八人、エドトンの 子オベエドムとホサは門衛であった。

39祭司ザドクとその兄弟である祭司たちは、ギベオ ンの高き所にある主の幕屋の前に立っていた。

40朝夕絶えず全焼のいけにえを全焼のいけにえの祭 壇の上で主にささげ、主がイスラエルに命じられた 律法にしるされているすべてのことを行うためであ る。

41彼らと共にヘマン、エドトン、および名を挙げら れていたその他の選ばれた者たちも、主の慈しみが とこしえに続くことを感謝するために主をささげた。

42ヘマンとエドトンは彼らと共に、ラッパとシンバ ル、そして神の楽器を奏でる楽器を持っていた。エ ドトンの子らは門番であった。

43こうして民は皆、それぞれ自分の家に帰って行っ た。そしてダビデは自分の家を祝福するために戻っ た。

第17章

1ダビデが家に座っているとき、ダビデは預言者ナタ ンに言った。「見よ、私は杉の家に住んでいますが、 主の契約の箱は幕の下に置かれています。

2するとナタンはダビデに言った。「あなたの心にあ ることをすべて行いなさい。神はあなたと共におら れます。」

3そしてその夜、神の言葉がナタンに臨んで言った。

4行って、わたしのしもべダビデに告げなさい。主は こう仰せられる。あなたはわたしの住む家を建てて はならない。

5わたしはイスラエルを導き上った日から今日まで、 家に住んだことがなく、天幕から天幕へ、幕屋から 幕屋へと移り歩いた。

6わたしは、すべてのイスラエル人と共に歩んだ所で、 わたしの民を養うようわたしが命じたイスラエルの

裁判官のひとりに、一言でもこう言ったことがある。 「なぜわたしのために杉の家を建てないのか。

7それゆえ、今、あなたはわたしのしもべダビデにこ う言いなさい。万軍の主はこう言われる。「わたし はあなたを羊の囲いから、羊を追うところから連れ 出し、わたしの民イスラエルの指導者とした。

8そして、あなたがどこへ行っても、わたしはあなた とともにいて、あなたの前からすべての敵を断ち、 地上の偉大な人々の名に匹敵する名をあなたに与え た。

9わたしはわたしの民イスラエルのために場所を定め、 彼らをそこに植え付ける。彼らはそこに住み、二度 と移されることはない。また、初めのように、悪を 行う者たちが彼らを滅ぼすこともない。

10わたしがわたしの民イスラエルの上に士師を立て て以来、わたしはあなたのすべての敵を征服する。 さらにわたしはあなたに告げる。主はあなたのため に家を建てるであろう。

11そして、あなたの日が満ちて、あなたが先祖たち のもとへ行くとき、わたしはあなたの後にあなたの 子孫、すなわちあなたの息子たちを起こし、その王 国を確立するであろう。

12彼はわたしのために家を建て、わたしは彼の王座 をとこしえに堅く保つであろう。

13わたしは彼の父となり、彼はわたしの子となる。 わたしは、あなたの先祖からわたしの慈悲を取り去 ったように、彼から慈悲を取り去ることはしない。

14しかし、わたしは彼を永遠にわたしの家とわたし の王国に住まわせ、彼の王座はとこしえに堅く立つ であろう。

15これらすべての言葉と、これらすべての幻のとお りに、ナタンはダビデに語った。

16ダビデ王は来て主の前に座り、言った。「主なる 神よ、私は何者でしょうか。私の家とは何でしょう か。あなたはなぜ今まで私を導かれたのですか。

17しかし、神よ、これはあなたの目には小さなこと でした。主なる神よ、あなたはまた、あなたのしも べの家のことを遠い将来のことまで考えておられ、 私を高貴な身分に見なされました。

18ダビデは、あなたのしもべの誉れのために、これ 以上何をあなたに語ることができましょうか。あな たは、あなたのしもべをよくご存じですから。

19主よ、あなたはあなたのしもべのために、またあ なたの御心のままに、このすべての偉大なことを成 し遂げ、このすべての偉大なことを知らせてくださ いました。

20主よ、我々が耳にしたすべてのことによれば、あ なたに並ぶ者はなく、あなたのほかに神はいない。

21地上のどの国民が、あなたの民イスラエルに匹敵 するでしょうか。神は彼らをご自分の民として贖い、 あなたの民の前から諸国の民を追い払って、あなた に偉大で恐るべき名を与えられました。あなたは彼 らをエジプトから贖われたのです。

歴代誌上

22あなたは、あなたの民イスラエルを永遠にあなた の民とされました。そして、主よ、あなたは彼らの 神となられました。

23それゆえ、主よ、どうか今、あなたのしもべとそ の家について語られた事が永遠に成就し、あなたの 言われたとおりに行ってください。

24あなたの名がとこしえにあがめられて、「万軍の 主はイスラエルの神、イスラエルの神」と言われる ようにしてください。また、あなたのしもべダビデ の家があなたの前に堅く立つようにしてください。

25わが神よ、あなたはしもべに家を建てると仰せに なりました。それゆえ、しもべはあなたの前に祈る ことを心に決めました。

26主よ、あなたは今、神であり、あなたのしもべに この恵みを約束されました。

27それゆえ、どうか今、あなたのしもべの家を祝福 してくださいますように。それは永遠にあなたの前 に残ります。主よ、あなたが祝福されますように。 それは永遠に祝福されるでしょう。

第18章

1この後、ダビデはペリシテ人を打ち破り、彼らを従 わせ、ガテとその町々をペリシテ人の手から取りま した。

2そして彼はモアブを撃ち、モアブ人はダビデの奴隷 となり、贈り物を捧げた。

3ダビデは、ハマトでユーフラテス川沿いに領土を確 立しようと進軍していたツォバの王ハダデゼルを撃 ち破った。

4ダビデは彼から戦車千台、騎兵七千人、歩兵二万 人を取った。ダビデはまた戦車の馬の角を全部切り 落としたが、その中から戦車百台を残しておいた。

5ダマスコのシリア人がツォバの王ハダデゼルを助け に来たとき、ダビデはシリア人二万二千人を殺した。

6ダビデはシリア・ダマスコに守備隊を置いた。シリ ア人はダビデの従者となり、贈り物を持って来た。 こうして主はダビデがどこへ行っても彼を守られた。

7ダビデはハダデゼルの家来たちが持っていた金の盾 を取り、それをエルサレムに持ち帰った。

8同様に、ハダデゼルの町ティバテとクンからもダビ デに多くの青銅が運ばれ、ソロモンはそれを使って 青銅の海と柱と青銅の器を造った。

9ハマテの王トウは、ダビデがツォバの王ハダデゼル の全軍を撃ち破ったことを聞いた。

10彼はその子ハドラムをダビデ王のもとに遣わし、 王の安否を尋ねさせ、また、ハダデゼルと戦ってこ れを打ち破ったことを祝福させた。(ハダデゼルは トウと戦争をしたからである。)また、金、銀、青 銅のあらゆる器物を携えて王のもとに遣わした。

11ダビデ王は、エドム、モアブ、アンモン人、ペリ シテ人、アマレクなど、すべての国々から携えてき た銀や金と共に、それらを主に献げた。

12またゼルヤの子アビシャイは塩の谷でエドム人 万八千人を殺した。

13ダビデはエドムに守備隊を置き、エドム人は皆ダ ビデの従者となった。こうして主はダビデがどこへ 行っても彼を守られた。

14こうしてダビデはイスラエル全土を治め、その民 すべてに公正と正義を施した。

15ゼルヤの子ヨアブが軍の長、アヒルデの子ヨシャ パテが記録官であった。

16アヒトブの子ザドクとアビアタルの子アビメレク は祭司であり、シャウシャは書記官であった。

17エホヤダの子ベナヤはケレテ人とペレテ人の長で あり、ダビデの子らは王の指揮官であった。

第19章

1この後、アンモン人の王ナハシュが死に、その子が 代わって王となった。

2ダビデは言った。「ナハシュの子ハヌンに親切を施 しましょう。彼の父が私に親切を施してくれたから です。」ダビデは使者を遣わして、父のことで彼を 慰めさせた。そこでダビデの家臣たちは、彼を慰め るためにアンモン人の地へハヌンのもとへ行った。

3しかし、アンモン人の君たちはハヌンに言った。 「ダビデが慰めの者たちをあなたのところに送った のは、彼があなたの父を敬っているからだと思って いるのか。彼の家来たちがあなたのところに来たの は、探り、滅ぼし、国を探るためではないか。

4そこでハヌンはダビデの家来たちを捕らえ、彼らの ひげを剃り、彼らの衣服を腰のあたりで切り取って、 彼らを送り返した。

5そこで、ある人々がダビデのもとへ行き、その人々 が仕えられた様子を報告した。ダビデは彼らを迎え に人を遣わした。人々はひどく恥じ入っていたから である。王は言った。「ひげが伸びるまでエリコに 留まり、それから戻って来なさい。」

6アンモンの人々は、自分たちがダビデに嫌われたの を見て、ハヌンとアンモンの人々は銀千タラントを 送って、メソポタミア、シリア・マアカ、ツォバから 戦車と騎兵を雇った。

7そこで彼らは三万二千台の戦車とマアカの王とその 民を雇い、メデバの前に陣を敷いた。アンモンの 人々もそれぞれの町々から集まって戦いに臨んだ。

8ダビデはそれを聞いて、ヨアブと勇士たちの全軍を 派遣した。

9アンモン人は出てきて、町の門の前に戦いの備えを した。到着した王たちは野に単独でいた。

10ヨアブは、戦いが前後から自分に向かっているの を見て、イスラエルの精鋭部隊の中から選び出し、 シリア軍に向かって陣形を整えた。

11そして残りの民を彼は自分の兄弟アビシャイの手 に引き渡したので、彼らはアンモン人に対して備え をしていた。

12そして彼は言った、「もしアラム人が私より強け れば、あなたは私を助けてください。しかし、もし アンモン人があなたより強ければ、私はあなたを助 けます。」

歴代誌上

13勇気を出し、我々の民のため、我々の神の町々の ために勇敢に行動しよう。主が御自分の目にかなう ことをなさるように。

14そこでヨアブと彼と共にいた民はアラム軍の前に 戦いに近づいたが、アラム軍はヨアブの前から逃げ 去った。

15アンモン人はアラム人が逃げるのを見て、彼らも 彼の兄弟アビシャイの前から逃げ、町に入った。そ してヨアブはエルサレムに着いた。

16アリア人はイスラエルの前に自分たちが敗れたの を見て、使者を遣わし、川の向こう側にいたアリア 人を引き出した。ハダデゼルの軍勢の長ショパクが 彼らの先頭に立った。

17このことがダビデに伝えられたので、ダビデはイ スラエルの民を全員集め、ヨルダン川を渡って彼ら を迎え撃ち、彼らに対して戦いの備えを整えた。ダ ビデがアラム軍に対して戦いの備えを整えると、彼 らはダビデと戦った。

18しかし、アリア軍はイスラエルの前から逃げた。

ダビデはアリア軍の戦車兵七千人と歩兵四万人を殺 し、軍の長ショパクも殺した。

19ハダデゼルの家臣たちは、イスラエルの前で自分 たちが不利な立場に置かれているのを見て、ダビデ と和平を結び、彼に仕えるようになった。アリヤ人 たちは、もはやアンモン人を助けようとはしなかっ た。

第20章

1年が過ぎ、王たちが戦いに出る頃、ヨアブは軍勢を 率いてアンモン人の国を荒らし、ラバを包囲した。 しかしダビデはエルサレムに留まった。ヨアブはラ バを撃ち、それを滅ぼした。

2ダビデは彼らの王の頭から冠を取り、その金の重さ がタラントであること、またその中に宝石がちり ばめられていることを知った。そしてそれはダビデ の頭に置かれた。また彼は非常に多くの略奪品を町 から持ち出した。

3ダビデはそこにいた民を連れ出し、のこぎり、鉄の 鋤、斧で彼らを切り倒した。ダビデはアンモン人の すべての町々に対してもこのようにした。こうして ダビデとすべての民はエルサレムに帰った。

4この後、ゲゼルでペリシテ人との戦争が起こった。

そのとき、フシャ人シベカイが巨人の子孫シパイを 殺し、彼らは征服された。

5そして再びペリシテ人との戦争が起こり、ヤイルの 子エルハナンが、機織りの巻き棒のような槍の柄を 持つガテ人ゴリアテの兄弟ラフミを殺した。

6またガテで戦争があったが、そこに背の高い男がい た。その男の指と足の指はそれぞれ二十四本、両手 に六本ずつ、両足に六本ずつあった。彼もまた巨人 の息子であった。

7しかし彼がイスラエルに逆らったとき、ダビデの兄 弟シムアの息子ヨナタンが彼を殺した。

8これらはガテの巨人の子であったが、ダビデとその 家臣たちの手によって倒れた。

第21章

1サタンはイスラエルに向かって立ち上がり、ダビデ にイスラエルを数えさせようとした。

2ダビデはヨアブと民の指導者たちに言った。「行っ て、ベエル・シェバからダンまでイスラエルを数え、 その数を私に知らせなさい。

3ヨアブは答えた。「主がその民を今より百倍も増や してくださるように。しかし、王わが主君よ、彼ら は皆、わが主君の家来ではありませんか。それなの に、なぜわが主君はこのようなことを要求するので すか。なぜ彼はイスラエルの罪の原因となるのです か。」

4しかし、王の言葉はヨアブに有利に働いた。そこで ヨアブは出発し、イスラエル全土を巡ってエルサレ ムに帰った。

5ヨアブは民の総数をダビデに報告した。イスラエル の者は合わせて剣を抜く者が十万十万であった。ユ ダの者は剣を抜く者が四十七万であった。

6しかし、レビとベニヤミンは彼らの中に数えられな かった。王の言葉がヨアブにとって忌まわしかった からである。

7神はこのことに憤慨し、イスラエルを撃たれた。

8ダビデは神に言った、「わたしはこの事を行って大 いに罪を犯しました。しかし今、お願いですから、 しもべの罪を除き去ってください。わたしは非常に 愚かなことをしました。」

9主はダビデの先見者ガドに言われた、

10行ってダビデに告げて言いなさい。『主はこう仰 せられる。「わたしはあなたに三つのことを与える。 そのつを選びなさい。わたしはそれをあなたに行 わせよう。」

11そこでガドはダビデのもとに来て言った。「主は こう仰せられる。『あなたを選びなさい。

12三年間の飢饉か、敵の剣があなたを追い越して三 ヶ月間、敵の前に滅ぼされるか、あるいは三日間、 主の剣、すなわち疫病がこの国に降りかかり、主の 御使いがイスラエルの全域を滅ぼすか。さあ、私を 遣わした方に、私がどのような言葉を伝えようか、 よく考えてみよ。

13ダビデはガドに言った。「わたしは大きな窮地に 陥っています。どうか主の手に陥らせてください。 主の慈しみは非常に大きいからです。しかし、人の 手に陥らせないでください。」

14そこで主はイスラエルに疫病を送られたので、イ スラエルのうち七万人が倒れた。

15そこで神は、エルサレムを滅ぼすために御使いを 遣わされた。御使いが滅ぼしている間、主は見て、 その災いを悔い、滅ぼす御使いに言われた。「もう 十分だ。もう手を止めなさい。」主の御使いは、エ ブス人オルナンの打ち場のそばに立っていた。

歴代誌上

16ダビデは目を上げて、主の使いが地と天の間に立 ち、抜き身の剣を手にエルサレムの上に差し伸べて いるのを見た。ダビデとイスラエルの長老たちは荒 布をまとってひれ伏した。

17ダビデは神に言った。「民を数えよと命じたのは、 この私ではありませんか。この私こそ罪を犯し、悪 事を行なったのです。しかし、これらの羊は、いっ たい何をしたというのですか。私の神、主よ。どう か、あなたの御手を私と私の父の家の上に向けさせ てください。しかし、あなたの民の上には向けない でください。そうすれば、彼らは災いに遭うことは ありません。」

18すると主の使いはガドに命じてダビデに告げさせ、 ダビデが上って行ってエブス人オルナンの打ち場に 主のために祭壇を築くように言った。

19ダビデはガドが主の名によって語った言葉に従っ て進軍した。

20オルナンは振り返って天使を見た。彼と共にいた 四人の息子たちは身を隠した。オルナンは小麦を脱 穀していた。

21ダビデがオルナンのところに来ると、オルナンは 目を上げてダビデを見つけ、打ち場から出て来て、 地にひれ伏してダビデに拝礼した。

22そこでダビデはオルナンに言った。「この脱穀場 の場所を私に与えてください。私はそこに主に祭壇 を築きます。あなたはそれを全額で私に与えなけれ ばなりません。そうすれば、民に災いが及ばなくな るでしょう。」

23オルナンはダビデに言った。「それをあなたに持 って行きなさい。王わが主君が良いと思われるよう になさってください。見よ、わたしは燔祭の牛と、 たきぎの代わりの脱穀機と、穀物の供え物の小麦を あなたに与えます。それをみなあなたに与えま す。」

24ダビデ王はオルナンに言った。「いいえ、私はそ れを正当な価格で買い取ります。私はあなたのもの を主のために取るつもりはありませんし、無償で全 焼のいけにえをささげるつもりもありません。」

25それでダビデは、その場所のために金六百シェケ ルをオルナンに支払った。

26ダビデはそこに主のために祭壇を築き、全焼のい けにえと和解のいけにえをささげて、主に呼びかけ た。主は全焼のいけにえの祭壇の上の火をもって天 から彼に答えられた。

27そこで主は御使いに命じられたので、御使いは再 びその剣を鞘に納めた。

28そのとき、ダビデは主がエブス人オルナンの打ち 場で彼に答えられたのを見て、そこで犠牲をささげ た。

29モーセが荒野に造った主の幕屋と全焼のいけにえ の祭壇は、そのときギベオンの高き所にありました。

30しかしダビデは、神に尋ねるためにその前に進む ことができなかった。主の使いの剣を恐れていたか らである。

第22章

1するとダビデは言った、「これは主なる神の宮であ り、これはイスラエルのための全焼のいけにえの祭 壇である」。

2ダビデはイスラエルの地にいる寄留者を集めるよう 命じ、神の宮を建てるために石工たちを任命して、 細工を施した石を切り出させた。

3ダビデは門のとびらの釘や接合部に使う鉄を大量に 用意し、また量りきれないほど多くの青銅を用意し た。

4また、杉の木も豊富であった。シドン人とティルス 人がダビデに多くの杉材を持ってきたからである。

5ダビデは言った。「私の息子ソロモンはまだ若く、 経験も浅い。主のために建てる宮は、諸国に名声と 栄光をもたらす、壮麗なものでなければならない。 だから、私は今、その準備をしよう。」こうしてダ ビデは死ぬ前に、多くの準備をした。

6そこで彼はその子ソロモンを呼び寄せ、イスラエル の神、主のために宮を建てるように命じた。

7ダビデはソロモンに言った。「わが子よ、わたしは、 わが神、主の名のために宮を建てようと考えていた。

8しかし、主の言葉が私に臨んだ、「あなたは多くの 血を流し、大きな戦争を起こした。あなたは私の目 の前で地上に多くの血を流したので、私の名のため に家を建てることはできない。」

9見よ、あなたに息子が生まれる。彼は安息の人とな る。わたしは周囲のすべての敵から彼に安息を与え る。彼の名はソロモンといい、わたしは彼の時代に イスラエルに平和と平穏を与える。

10彼はわたしの名のために家を建てる。彼はわたし の子となり、わたしは彼の父となる。わたしは彼の 王国の王座をイスラエルの上に永遠に堅く立てる。

11わが子よ、今、主があなたと共におられますよう に。主があなたについて言われたとおり、あなたは 栄え、あなたの神、主の宮を建てなさい。

12ただ主があなたに知恵と理解力を与え、イスラエ ルに関してあなたに命令を与えて、あなたの神、主 の律法を守らせてくださいますように。

13主がイスラエルに関してモーセに命じられた掟と 裁きを、あなたが守り行えば、あなたは繁栄するで あろう。強く、また勇気を持ちなさい。恐れてはな らず、おののいてはならない。

14今、見よ、わたしは苦難の中で主の宮のために金 十万タラント、銀千万タラント、および青銅と鉄を 量り知れないほど準備した。それはたくさんあるか らである。また、木材と石材も準備した。あなたは それに加えることができる。

15また、あなたのところには、石や木を切り出す人、 木工をする人、また、あらゆる仕事に熟練したあら ゆる種類の労働者が大勢いる。

16金、銀、青銅、鉄は数え切れないほどある。さあ、 立ち上がって行いなさい。主があなたと共におられ ますように。

歴代誌上

17ダビデはまたイスラエルのすべての君主にその子 ソロモンを助けるように命じて言った。

18あなたがたの神、主はあなたがたとともにおられ るではないか。主は、あなたがたに四方八方から平 安を与えてくださらないだろうか。主はこの地の住 民をわたしの手に渡された。この地は主とその民の 前に平安を得ている。

19今、あなたたちは心を尽くし、魂を尽くして、あ なたたちの神、主を求めなさい。それゆえ、立ち上 がって、主なる神の聖所を建て、主の名のために建 てようとしている家に、主の契約の箱と神の聖なる 器を運び入れなさい。

第23章

1ダビデは年老いて寿命を全うしたので、その子ソロ モンをイスラエルの王とした。

2そして彼はイスラエルのすべての首長たちと祭司た ちとレビ人たちを集めた。

3さて、レビ族のうち三十歳以上の者を数えたところ、 その数は男一人につき三万八千人であった。

4そのうち二万四千人が主の宮の工事を指揮し、六千 人が役人および裁判官であった。

5また四千人が門番となり、四千人が、わたしが作っ た楽器で主を賛美した、とダビデは言った。

6ダビデは彼らをレビの子ら、すなわちゲルション、 コハト、メラリに分遣した。

7ゲルション族からはラダンとシメイがいた。

8ラダンの子らは、長はエヒエル、ゼタム、ヨエルの 三人。

9シメイの子らは、シェロミテ、ハジエル、ハランの 三人で、これらがラダンの氏族の長であった。

10シムイの子らはヤハテ、ジナ、エウシュ、ベリア であった。この四人がシムイの子らであった。

11ヤハテが長、ジザが次であった。しかし、エウシ ュとベリアには息子があまり多くなかったので、彼 らは父祖の家系に従って同じ数え方をした。

12コハテの子ら。アムラム、イザル、ヘブロン、ウ ジエルの4人。

13アムラムの子らはアロンとモセであった。アロ ンは、彼とその子らが永遠に最も聖なるものを聖別 し、主の前に香をたき、主に仕え、永遠に主の名に よって祝福するために選ばれた。

14さて、神の人モーセについてですが、彼の息子た ちはレビ族から出ていました。

15モセの子らはゲルショムとエリエゼルである。

16ゲルショムの子らのうちではシェブエルが長であ った。

17エリエゼルの子らは、レハビヤを長として、エリ エゼルには他に息子がいなかったが、レハビヤの子 らは非常に多かった。

18イツハルの子孫のうちではシェロミテが長であっ た。

19ヘブロンの子らのうち、長男はエリヤ、次男はア マリヤ、三男はヤハジエル、四男はエカメアム。

20ウジエルの子らのうちでは、長男はミカ、次男は エシヤである。

21メラリの子らはマフリとムシ。マフリの子らはエ レアザルとキシ。

22エレアザルは死んだが、息子はいなかった。娘た ちがいた。彼らの兄弟であるキシの子らが娘たちを めとった。

23ムシの子らは、マフリ、エデル、エレモトの三人。

24これらは、父祖の家に従ったレビの子孫であり、 父祖の長たる者であり、その数によって数えられ、 主の宮の奉仕の仕事をしていた二十歳以上の者であ った。

25ダビデはこう言っています。「イスラエルの神、 主はその民に平安を与え、彼らが永遠にエルサレム に住むようにされた。

26また、レビ人たちも幕屋を運んではならない。ま た、幕屋の奉仕に用いるいかなる器物も運んではな らない。

27ダビデの最後の言葉によれば、レビ人は二十歳以 上から数えられた。

28彼らの務めは、主の宮の庭や部屋での奉仕、すべ ての聖なるものの清め、および神の宮の奉仕の仕事 において、アロンの子らに仕えることであった。

29供えのパン、素祭用の小麦粉、種入れぬパン、平 鍋で焼いたもの、揚げたもの、またあらゆる種類の 量り売りと大きさのパンに用いるものである。

30毎朝立ち上がって主に感謝し、主をほめたたえ、 夕べにも同様にしなさい。

31また、安息日、新月、定まった祭りには、命じら れた順番に従って、すべての全焼のいけにえを数え て、絶えず主の前に主にささげなければならない。

32彼らは会見の幕屋の務と聖所の務と、その兄弟で あるアロンの子らの務とを守り、主の宮の奉仕に携 わるようにした。

第24章

1アロンの子らの組は次のとおりである。アロンの子 らはナダブ、アビフ、エレアザル、イタマルである。

2しかしナダブとアビフは父より先に死に、子供がな かったため、エレアザルとイタマルが祭司の職を務 めた。

3ダビデは、エレアザルの子らの中からザドクを、イ タマルの子らの中からアヒメレクを、それぞれ彼ら の奉仕の務めに従って割り当てた。

4エレアザルの子孫には、イタマルの子孫よりも多く の首長がいた。こうして彼らは分けられた。エレア ザルの子孫の中には、その父祖の家ごとに首長が十 六人おり、イタマルの子孫の中には、その父祖の家 ごとに首長が八人いた。

5こうして彼らはくじによって、互いに分けられた。 聖所の監督官と神の宮の監督官は、エレアザルの子 孫とイタマルの子孫の中から選ばれた。

6レビ人のひとりで、書記官ネタニエルの子シェマヤ は、王と首長たち、祭司ザドク、アビアタルの子ア

歴代誌上 ヒメレク、および祭司とレビ人の氏族の長たちの前 でそれを書き記した。エレアザルのために家が選 ばれ、イタマルのために家が選ばれた。

7第のくじはエホヤリブに当たり、第二のくじはエ ダヤに当たり、

83番目はハリムへ、4番目はセオリムへ、

9第五はマルキヤに、第六はミヤミンに、

10第七はハッコズ、第八はアビヤ、

11第九はエシュアに、第十はシェカヌヤに、

12第11はエルヤシブ、第12はヤキム、

13第十三はフッパに、第十四はエシェベアブに、

14第十五はビルガへ、第十六はイメルへ、

15第十七はヘジルに、第十八はアフセスに、

16第十九はペタヒヤ、第二十はエヒゼケル、

17第二十はヤキンに、第二十二はガムルに、

18第二十三はデラヤに、第二十四はマアジヤに。

19これらは、イスラエルの神、主がアロンに命じら れたとおり、彼らの慣例に従って、主の宮に仕える 彼らの順序であった。

20レビの子孫の残りは次のとおりである。アムラム の子孫からはシュバエル。シュバエルの子孫からは エフデヤ。

21レハビヤについて:レハビヤの息子のうち、長男 はイシアであった。

22イツハル人のうちではシェロミテ。シェロミテの 子孫のうちではヤハテ。

23ヘブロンの子らは、長男エリヤ、次男アマリヤ、 三男ヤハジエル、四男エカメアムである。

24ウジエルの子孫のうちではミカ。ミカの子孫のう ちではシャミル。

25ミカの兄弟はイシアである。イシアの子らにはゼ カリヤがいる。

26メラリの子らはマフリとムシ、ヤアジヤの子らは ベノである。

27メラリのヤアジヤによる子らは、ベノ、ショハム、 ザクル、イブリである。

28マフリからはエレアザルが生まれたが、彼には息 子がいなかった。

29キシについては、キシの子はエラフメエルであっ た。

30ムシの子らはマフリ、エデル、エリモテで、これ らは父祖の家系によるレビ人の子孫であった。

31彼らもまた、ダビデ王、ザドク、アヒメレク、祭 司とレビ人の氏族の長たちの前で、アロンの子らで ある兄弟たちとくじを引いて、年下の兄弟たちと争 った。

第25章

1ダビデと軍勢の長たちは、アサフ、ヘマン、エドト ンの子らを分けて、琴、立琴、シンバルで預言をさ せた。その働きに応じた働き人の数は次のとおりで あった。

2アサフの子らのうちでは、ザクル、ヨセフ、ネタニ ヤ、アサレラがアサフの指揮下にあり、王の命令に 従って預言した。

3エドトンからは、エドトンの子らはゲダルヤ、ゼリ、 エシャヤ、ハシャブヤ、マティテヤの六人で、彼ら の父エドトンの指揮下にあった。エドトンは立琴を 奏して預言し、主に感謝と賛美をささげていた。

4ヘマンの者:ヘマンの子ら。ブキヤ、マッタニヤ、 ウジエル、シェブエル、エリモト、ハナニヤ、ハナ ニ、エリアタ、ギダルティ、ロマムティエゼル、ヨ シュベカシャー、マロティ、ホシル、マハジオト:

5これらは皆、神の言葉によって角笛を掲げる王の先 見者ヘマンの息子たちであった。神はヘマンに十四 人の息子と三人の娘を与えられた。

6これらは皆、父の指揮のもとに、主の宮でシンバル、 立琴、琴を奏して歌い、神の宮の奉仕に携わってい た。これはアサフ、エドトン、ヘマンに対する王の 命令によるものであった。

7それで、主の歌に教えられた彼らの兄弟たち、すな わちすべて賢い者たちの数は二百八十八人であった。

8そして彼らはくじを引いて、階級を競い、小さい者 も大きい者も、教師も学者もくじを引いた。

9第一のくじはアサフに当たり、ヨセフに当たり、第 二のくじはゲダリヤに当たり、ゲダリヤとその兄弟 たちと息子たちは合わせて十二人であった。

10第三はザクル、彼とその息子たちと兄弟たち合わ せて十二人であった。

11第四位はイズリ、彼とその息子たちと兄弟たち合 わせて十二人であった。

12第五の者はネタニヤで、彼とその息子たちと兄弟 たちは合わせて十二人であった。

13第六の族はブキヤとその息子たちと兄弟たち合わ せて十二人であった。

14第七はエシャレラで、彼とその息子たちと兄弟た ちは合わせて十二人であった。

15第八はエシャヤとその息子たちとその兄弟たち合 わせて十二人であった。

16第九はマタニヤとその息子たちとその兄弟たち合 わせて十二人であった。

17十分の一はシムイ、彼とその息子たち、兄弟たち 合わせて十二人であった。

18第十はアザレル、彼とその息子たちと兄弟たち 合わせて十二人であった。

19第十二はハシャビヤで、彼とその息子たちと兄弟 たちは合わせて十二人であった。

20第十三位はシュバエルで、彼とその息子たちと兄 弟たちは合わせて十二人であった。

21第十四位はマティテヤで、彼とその息子たちと兄 弟たちは合わせて十二人であった。

22第十五はエレモテ、彼とその息子たちと兄弟たち 合わせて十二人であった。

23第十六はハナニヤとその息子たちとその兄弟たち 合わせて十二人であった。

24第十七位はヨシュベカシャで、彼とその息子たち と兄弟たちは合わせて十二人であった。

歴代誌上

25第十八はハナニで、彼とその息子たちと兄弟たち は合わせて十二人であった。

26第十九はマロティで、彼とその息子たちと兄弟た ちは合わせて十二人であった。

27第二十番目はエリアタ、彼とその息子たちと兄弟 たち合わせて十二人であった。

28第二十はホティル、彼とその息子たち、兄弟た ち合わせて十二人であった。

29第二十二はギダルティで、彼とその息子たちと兄 弟たち合わせて十二人であった。

30第二十三はマハジオテで、彼とその息子たちと兄 弟たちは合わせて十二人であった。

31第二十四はロマムティエゼル、彼とその息子たち と兄弟たち合わせて十二人。

第26章

1門衛の組について:コリ族からはアサフの子孫であ るコレの子メシェレミヤがいた。

2メシェレミヤの息子たちは、長男ゼカリヤ、次男エ ディアエル、三男ゼバデヤ、四男ヤテニエル、

3第五はエラム、第六はヨハナン、第七はエリオエナ イ。

4オベデエドムの子らは、長男シェマヤ、次男ヨザバ ド、三男ヨア、四男サカル、五男ネタニエルであっ た。

5第六はアミエル、第七はイッサカル、第八はペウル タイであった。神は彼を祝福したからである。

6彼の息子シェマヤにも息子たちが生まれ、彼らは父 の家全体を治める勇士たちであった。

7シェマヤの子らはオテニ、レファエル、オベデ、エ ルザバデで、その兄弟は勇士であったエリウ、セマ キヤであった。

8これらはすべてオベデエドムの子らであり、彼らと その息子たち、兄弟たち、すなわち奉仕の力に優れ た者たちで、オベデエドムからは六十二人であった。

9メシェレミヤには、十八人の息子と兄弟がいた。彼 らは力強い男たちであった。

10メラリの子孫であるホサにも息子がいた。シムリ がその長であった。彼は長子ではなかったが、父が 彼を長としたからである。

11次男はヒルキヤ、三男はテバリヤ、四男はゼカリ ヤで、ホサの息子と兄弟は合わせて十三人であった。

12これらの中には、門衛の組、すなわち長老たちの 組があり、主の宮で奉仕するために、互いに守備を 分担していた。

13そして彼らは、小さい者も大きい者も、父祖の家 に応じて、それぞれの門ごとにくじを引いた。

14東のくじはシェレミヤに当たった。次に、賢い助 言者であった彼の息子ゼカリヤのためにくじを引い たところ、彼のくじは北に当たった。

15南のほうはオベデエドム、その息子たちはアスピ ムの家。

16シュピムとホサには、くじが西の方に出て、シャ レケテ門から上り坂の土手道に沿って、区画ずつ 進んだ。

17東の方にはレビ人が六人、北の方には日に四人、 南の方には日に四人、アスピムの方には二人ずつ であった。

18パルバルの西側には4つ、土手道には2つ、パ ルバルには2つ。

19これらはコレの子孫とメラリの子孫の間の門衛の 分担である。

20レビ人のうち、アヒヤは神の宮の宝物と奉納物の 宝物の管理をしていた。

21ラダンの子らについて言えば、ゲルション人ラダ ンの子らのうち、ゲルション人ラダンの主要な先祖 はエヒエリであった。

22エヒエリの子らはゼタムとその兄弟ヨエルで、主 の宮の宝物を管理していた。

23アムラム人、イツハル人、ヘブロン人、ウジエル 人からは、

24モセの子ゲルショムの子シェブエルは宝物庫の 管理者であった。

25エリエゼルによる彼の兄弟は、その子レハビヤ、 その子エシャヤ、その子ヨラム、その子ジクリ、そ の子シェロミテである。

26シェロミテとその兄弟たちは、ダビデ王、族長た ち、千人隊、百人隊の長たち、軍勢の長たちが奉納 した奉納物のすべての宝物を管理していた。

27彼らは戦いで得た戦利品の部を主の宮の維持の ために捧げた。

28先見者サムエル、キシの子サウル、ネルの子アブ ネル、ゼルヤの子ヨアブが奉納したすべての物、そ して奉納した者はみな、シェロミテとその兄弟たち の管理下にあった。

29イツハル人のうち、ケナニヤとその息子たちは、 イスラエルの外務に携わり、役人や裁判官となった。

30ヘブロン人のうち、ハシャブヤとその兄弟たち、 勇敢な者たち千七百人は、ヨルダン川のこちら側、 西のイスラエル人の間で、主のすべての務めと王へ の奉仕に携わる役人であった。

31ヘブロン人の中で、エリヤは父祖の代々のヘブロ ン人の中でも族長であった。ダビデの治世第四十年 に彼らは捜索され、ギレアデのヤゼルで勇敢な勇士 たちが見つかった。

32彼の兄弟である勇敢な人々は二千七百人の族長で あり、ダビデ王は彼らをルベン族、ガド族、マナセ の半部族の統治者に任命し、神に関するすべての事 柄と王の事柄を管轄させた。

第27章

1さて、イスラエルの子らの数は、千人隊と百人隊の 長や長官たち、また、年中月ごとに月ごとに出入り して、組のあらゆる事柄に関して王に仕える役人た ちで、組ごとに二万四千人であった。

歴代誌上

2第一の月の第1の組を率いたのはザブディエルの子 ヤショベアムであった。彼の組には二万四千人がい た。

3ペレツの子孫のうち、第の月の軍勢の全隊長の長 は、

4第二の月にはアホア人ドダイがおり、その組にはミ クロスもその指揮官であった。同様に、その組には 二万四千人がいた。

5第三の月の軍勢の第三の隊長は祭司長エホヤダの子 ベナヤであり、彼の部隊には二万四千人がいた。

6このベナヤは三十人の中で勇士であり、三十人の中 で一番優れていた。彼の組には彼の息子アミザバデ がいた。

7第四の月の第四の隊長はヨアブの兄弟アサエルであ り、その息子ゼバデヤがそれに続いた。その隊には 二万四千人いた。

8第五の月の第五の隊長はイズラフ人シャムフスであ った。彼の隊には二万四千人がいた。

9第六の月の第六の隊長はテコア人イッケシュの子イ ラであり、彼の部隊には二万四千人がいた。

10第七の月の第七の隊長は、エフライム族のペロニ テ人ヘレツであった。彼の組には二万四千人がいた。

11八月の第八の隊長は、ザル族のフシャ人シベカイ であった。彼の部隊には二万四千人がいた。

12第九の月の第九の隊長はベニヤミン族のアネトテ 人アビエゼルであり、彼の組には二万四千人がいた。

13第十の月の第十の隊長は、ザルヒ族のネトファ人 マハライであった。彼の部隊には二万四千人がいた。

14第十一の月の第十一隊長は、エフライム族のピラ トネ人ベナヤであった。彼の部隊には二万四千人が いた。

15十二月の第十二の隊長はオテニエル出身のネトフ ァ人ヘルダイであり、彼の部隊には二万四千人がい た。

16さらにイスラエルの部族の長は、ルベン族の長は ジクリの子エリエゼル、シメオン族の長はマアカの 子シェファティヤであった。

17レビ族ではケムエルの子ハシャブヤ、アロン族で はザドク、

18ユダからはダビデの兄弟エリウ、イッサカルから はミカエルの子オムリ、

19ゼブルンの者はオバデヤの子イシュマヤ、ナフタ リの者はアズリエルの子エリモテ、

20エフライム族からはアザジヤの子ホセア、マナセ の半部族からはペダヤの子ヨエル、

21ギレアデのマナセの半部族からはゼカリヤの子イ ド、ベニヤミンからはアブネルの子ヤシエル、

22ダンからはエロハムの子アザレル。これらはイス ラエルの各部族の長であった。

23しかし、ダビデは二十歳以下の者の数を数えなか った。主がイスラエルを天の星のように増やすと言 われたからである。

24ゼルヤの子ヨアブは数え始めたが、イスラエルに 対する怒りが下ったので、数え終えることができな

かった。また、その数はダビデ王の年代記にも記さ れていない。

25王の宝物庫の管理はアディエルの子アズマベテが 務め、畑や町々、村々、城郭にある倉庫の管理はウ ジヤの子ヨナタンが務めた。

26土地を耕す畑仕事をする者たちの監督はケルブの 子エズリであった。

27ぶどう畑の監督はラマテ人シムイであった。酒蔵 のためのぶどう畑の収穫物の監督はシフミ人ザブデ ィであった。

28低地のオリーブの木といちじく桑の木の監督はゲ デル人バアル・ハナン、油の貯蔵庫の監督はヨアシュ であった。

29シャロンで飼われていた家畜の群れの監督はシャ ロン人シトライであった。谷間で飼われていた家畜 の群れの監督はアデライの子シャパテであった。

30らくだの長はイシュマエル人オビル、ろばの長は メロノテ人エフデヤであった。

31羊の群れの監督はハゲル人ヤジズであった。彼ら は皆、ダビデ王の財産の監督者であった。

32また、ダビデの叔父ヨナタンは、議官、賢者、書 記官であった。ハクモニの子エヒエルは、王の息子 たちと共にいた。

33アヒトフェルは王の顧問であり、アルキ人フシャ イは王の同僚であった。

34アヒトフェルの次はベナヤの子エホヤダとアビア タルであり、王の軍の将軍はヨアブであった。

第28章

1ダビデはイスラエルのすべての首長、部族の首長、 組ごとに王に仕える部隊の長、千人隊の長、百人隊 の長、王とその子らのすべての財産と所有物を管理 する管理人、役人たち、勇士たち、すべての勇士た ちをエルサレムに集めた。

2そこでダビデ王は立ち上がり、こう言った。「兄弟 たち、民の皆さん、聞いてください。私は主の契約 の箱のため、またわれわれの神の足台のために安息 の家を建てようと心に決め、その準備を整えていま した。

3しかし神はわたしに言われた、「あなたはわたしの 名のために家を建ててはならない。あなたは軍人で あって、血を流したからだ。」

4しかし、イスラエルの神、主は、わたしの父の全家 の前で、わたしを選んで、永遠にイスラエルの王と されました。主はユダを君主として選ばれ、ユダの 家の中から、わたしの父の家を選び、わたしの父の 子らの中から、わたしを気に入って、イスラエル全 体の王とされました。

5そして主はわたしに多くの息子を与えられたが、わ たしのすべての息子の中から、わたしの子ソロモン を選んで、イスラエルを治める主の王国の王座に座 らせられた。

歴代誌上

6そして主は私に言われた、「あなたの子ソロモンが 私の家と庭を建てるであろう。私は彼を私の子とし て選び、私が彼の父となるからである。」

7さらに、もし彼が今日のように、わたしの戒めとわ たしの定めとを忠実に守るならば、わたしは彼の王 国をとこしえに堅く立てるであろう。

8それゆえ、今、主の会衆であるイスラエルの全員と、 われらの神の御前で、主の戒めをことごとく守り求 めなさい。そうすれば、この良い地をあなたがたは 所有し、これをあなたがたの子孫に永久に相続地と して残すことができるであろう。

9わが子ソロモンよ、あなたはあなたの父の神を知り、 全き心と喜んで仕えなさい。主はすべての心を探り、 すべての思いの思いを悟られるからです。もしあな たが主を尋ね求めるなら、主はあなたに見つかるで しょう。しかし、もしあなたが主を捨てるなら、主 はあなたを永久に捨てられるでしょう。

10今、気をつけなさい。主はあなたを、聖所の家を 建てるために選ばれたのだ。強く、それを成し遂げ なさい。

11ダビデはその子ソロモンに、玄関とそれに属する 家屋と宝物庫と上階と奥の間と贖罪所の場所の設計 図を与えた。

12また彼が霊によって設計したすべてのもの、すな わち主の宮の庭と周囲のすべての部屋、神の宮の宝 物庫と奉納物の宝物庫の設計図。

13また祭司とレビ人の組と、主の宮の奉仕のすべて の仕事と、主の宮の奉仕に用いるすべての器物のた めにもそうする。

14彼は、あらゆる奉仕に用いるあらゆる金の器物の ために、金を目方に従って与え、また、あらゆる奉 仕に用いるあらゆる銀の器物のために、銀を目方に 従って与えた。

15金の燭台とその金のともしびの重量は、各燭台と そのともしびごとに、また銀の燭台については、各 燭台の使用に従って、燭台とそのともしびの重量に よって定めなければならない。

16また、供えのパンを載せる台ごとに、金を目方に 従って納め、銀の台ごとに、銀を目方に従って納め、

17また、肉刺し、鉢、杯のために純金を支給し、金 の鉢には、鉢ごとに金の目方を与え、銀の鉢ごとに 銀の目方を与えた。

18また、香の祭壇のために精錬された金の重さを量 り、また、翼を広げて主の契約の箱を覆うケルビム の戦車の型枠用の金を量った。

19ダビデは言った、「主は、このすべてのこと、す なわちこの型にかなったすべてのわざを、わたしの 上にその手によって書き記してわたしに悟らせてく ださったのです。」

20ダビデはその子ソロモンに言った。「強く、また 勇気を持ってそれをやりなさい。恐れてはならず、 おののいてはならない。主なる神、わたしの神はあ なたと共におられ、主の宮の務めの仕事をあなたが ことごとく成し遂げるまで、あなたを見捨てず、あ なたを見捨てられないであろう。」

21見よ、祭司とレビ人の組は、神の宮のすべての奉 仕のためにあなたと共にいなければならない。また、 あらゆる仕事のために、あらゆる奉仕に喜んで従う 熟練した人々があなたと共にいなければならない。 また首長たちとすべての民も、あなたの命令に完全 に従うであろう。

第29章

1ダビデ王はまた全会衆に言った、「神がただひとり 選んだわが子ソロモンはまだ若く、経験も浅いが、 この工事は大掛かりだ。この宮殿は人のためではな く、主なる神のためのものだからだ。」

2今、わたしは力を尽くしてわたしの神の宮のために、 金の物のために金、銀の物のために銀、青銅の物の ために青銅、鉄の物のために鉄、木の物のために木、 縞めのう、はめ込むべき宝石、きらめく石、種々雑 多な色の石、あらゆる種類の宝石、大理石を豊富に 用意した。

3また、わたしは神の宮を愛しているので、聖なる宮 のためにわたしが用意したすべてのもののほかに、 わたし自身の財産である金銀を神の宮に捧げた。

4また、オフィルの金三千タラント、精錬された銀七 千タラントを、家々の壁を覆うために用いた。

5金は金の物、銀は銀の物、そしてあらゆる細工師の 手による細工のために使われる。それでは、だれが 今日、主に仕えることを喜んで聖別するだろうか。

6そこで、イスラエルの部族の長老たち、首長たち、 千人隊長、百人隊長たち、そして王の執務の長たち は、喜んで献げ物として、

7そして神殿の奉仕のために、金五千タラント万ダ リク、銀万タラント、青銅万八千タラント、鉄 十万タラントを献げた。

8宝石が見つかった者たちは、それをゲルション人エ ヒエルの手によって主の宮の宝物庫に納めた。

9民は喜んでささげたので喜んだ。彼らは心から喜ん で主にささげたからである。ダビデ王もまた大いに 喜んだ。

10そこでダビデは全会衆の前で主を祝福して言った。 「われらの父祖イスラエルの神、主よ。とこしえに 祝福されますように。」

11主よ、偉大さと力と栄光と勝利と威厳はあなたの ものです。天と地にあるものはすべてあなたのもの です。主よ、王国はあなたのものです。あなたはす べてのものの頭として高く上げられています。

12富と名誉はあなたから出ます。あなたはすべての ものの上に君臨します。あなたの手には力と権威が あり、すべてのものを大いなるものとし、強くする のはあなたの手です。

13それゆえ、今、わたしたちの神よ、わたしたちは あなたに感謝し、あなたの栄光ある御名を讃えます。

14しかし、わたしは何者であり、わたしの民とは何 者なのか、どうしてこのように喜んでささげること ができるのでしょうか。すべてのものはあなたから

歴代誌上

出たものであり、わたしたちはあなたのものからあ なたにささげたのです。

15わたしたちはあなたの前には寄留者、旅人です。

わたしたちの先祖すべてがそうであったように。地 上でのわたしたちの日々は影のようで、いつまでも とどまるものはありません。

16主よ、われらの神よ、あなたの聖なる名のために あなたのために宮を建てるために、われらが準備し たこの物資はすべてあなたの手から出たものであり、 すべてあなたのものです。

17わが神よ、あなたは人の心を試し、正しいことを 喜ばれることを、私は知っています。私は心の正し いまま、これらすべてのものを喜んでささげました。 そして今、ここにいるあなたの民が、喜んであなた にささげているのを、私は喜びをもって見ました。

18私たちの先祖アブラハム、イサク、イスラエルの 神、主よ。どうか、あなたの民の心の思いの中に、 これをとこしえに留め、彼らの心をあなたに向けさ せてください。

19どうか、わたしの子ソロモンに、あなたの戒めと、 あなたの証しと、あなたの掟を守り、これらすべて のことを行い、わたしが備えておいた宮殿を建てさ せてください。

20ダビデは全会衆に言った。「今、あなたたちの神、 主をほめたたえなさい。」全会衆は先祖の神、主を ほめたたえ、頭を下げて主と王を拝んだ。

21そして彼らはその日の翌日、主に犠牲をささげ、 主に全焼のいけにえをささげた。雄牛千頭、雄羊 一千頭、子羊一千頭、およびそれに伴う灌祭、そし て全イスラエルのための多くの犠牲であった。

22そして、その日、彼らは主の前で大いに喜びなが ら食べたり飲んだりした。そして、彼らはダビデの 子ソロモンを再び王とし、主に油を注いで総督とし、 ツァドクを祭司とした。

23こうしてソロモンは父ダビデに代わって王として 主の王座に座り、繁栄した。そしてイスラエルの 人々は皆彼に従った。

24そして、すべての首長たち、勇士たち、またダビ デ王のすべての息子たちも、ソロモン王に服従した。

25主はイスラエル全体の目の前でソロモンを非常に 偉大にし、イスラエルにおいて彼以前のどの王にも なかったほどの王としての威厳を彼に授けた。

26こうしてエッサイの子ダビデはイスラエル全体を 治めた。

27彼がイスラエルを統治した期間は四十年であった。 ヘブロンで七年間統治し、エルサレムで三十三年間 統治した。

28彼は長寿を全うし、富と名誉に満ちて死んだ。そ して、その子ソロモンが彼に代わって王となった。

29ダビデ王の事績は、初めから終わりまで、先見者 サムエルの書、預言者ナタンの書、先見者ガドの書 にしるされている。

30彼のすべての統治と力、そして彼とイスラエルと 諸国のすべての王国に及んだ時代について。

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