Tabi Tabi TOYO Septiembre 2025 No. 239

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*料金単位はUSドルです。

*料金は2025年 8月現在のものです。

*料金には税金、燃料サーチャージが含まれています。

Precios en dólares americanos, vigentes a la fecha de edición de esta revista (Agosto 2025), sujetas a cambio por disponibilidad de clase aérea.

ANA利用成田直行便 $2,138~ AEROMEXICO利用成田直行便

$2,146~

*料金は航空会社の諸事情等により変更になることがあります。 モンテレイ出発

UA+ANA

$2,206~ 10

*羽田・成田空港発着

$2,231~ メキシコシティ出発

お問い合わせは メキシコシティ営業課 和久井まで Tel.(55)5584-5410 /5564-3180 swakui@viajestoyomex.com

アメリカン+JAL

*羽田空港発着

$2,236~ レオン出発

アメリカン+JAL

*羽田空港発着

<9月15日は日本の祝日「敬老の日」>

日系コミュニティをつなぐ敬老会「ひまわりの会」 会員の皆さんから学ぶ、若さの秘訣とは…?

来年の9月で創立15周年を迎える「ひまわりの会」は、 メキシコ在住の日本人・日系人高齢者を対象に、さまざ まなアクティビティを通して交流できるコミュニティ です。今回は、編集部が9月15日の「敬老の日」を記念し、 会の主な活動場所である日墨会館にて2回の取材を行 いました。イベントレポートに交えて、代表の柏木あき こさんへのインタビューをお届けします。

最初に訪れたのは、7月2日に行われた日本メキシコ 学院日本コース中学部の生徒の皆さんが参加する回。

カードゲームや福笑いなど誰でも楽しめるアクティビ ティを行い、スペイン語と日本語を交えながら交流を。 どのテーブルもアクティビティに白熱し、昼食時は皆で タコスを食べながら会話を楽しみました。

2回目の取材は、8月20日に行われた毛糸を使った写 真立て作りの回。普段の会では、このように手先を使っ たクラフトなどの手作業が多いそう。お菓子やお茶を囲 みながら、皆さんで作業を楽しまれている様子が和やか な雰囲気で包まれていました。そんな中、会員の方々が 長い列を作り始めました。理由を伺うと、毎月誕生月の メンバーをお祝いしているとのこと。ケーキと全員のハ グで誕生日を祝うという温かい習慣です。会には、今年 102歳を迎えた Doña Angela Takagi さんも参加されて おり、「ここでムチャチャ(若い子)と話すのが、健康の 秘訣だよ」と教えてくださいました。

毎月のお誕生日ケーキ

活動前にストレッチを行う会員の皆さん

日本メキシコ学院日本コース中学部の方と福笑いを楽しむ様子

続いて、代表の柏木あきこさんにお話しを伺いました。

1. 会の発足について教えてください

私 Akiko Kashiwagui、Patricia Murakami、Patricia Karasawa、Kazuko Aoki の4人の日系人友人グループで の会話がきっかけでした。それから日墨協会などの手 助けを受け、2011年9月から正式に「ひまわりの会」が 発足されたのです。現在は約60名のメンバーが在籍し ていて、毎回30〜40名が参加。さらに20名ほどのボラ ンティアが入れ替わりで参加しています。以前は参加 者の大半が女性でしたが、最近は男性メンバーも増え てきました。

2.柏木さんにとって「ひまわりの会」とは?  私にとって「ひまわりの会」は、交流の場です。「高齢 者にとって一番のセラピーは、おしゃべりをすること」 と言いますよね。私はこの会で新たな友人たちができ たり、その友人がまた新しい交流の場を広げているの を嬉しく思います。会員には、日系1世〜3世まで幅広 い方がいらっしゃいます。また、80歳以上の方が多い ので、学ぶことも多いですね。

3. 読者へのメッセージ

「ひまわりの会」は日系コミュニティの交流の場で す。日墨会館にて月2回の集いや年次イベントを開催 しています。もしお時間があればボランティアなどで、 私たちの交流に参加していただきたいです。また、もし ご家族でご高齢の日系の方がいらしたら、会の存在を お伝えください!私たちと一緒に交流しましょう。

取材に伺うと、参加者やボランティアの皆さんはい つも温かく迎えてくださいました。年代もバックグラ ウンドもさまざまな方々が一堂に会する「ひまわり の会」。皆さんが元気に活動する姿から、若さの秘訣は 「お話しをすること」なのだと感じられます。日本では 年に一度の『敬老の日』ですが、会員の皆さんは高齢者 ばかり。来年の敬老の日がお祝いできるとは、必ずしも 言い切れません。そのため、ひまわりの会では、毎月2 回の活動を通してお祝いをしているそう。日々を特別 なものとして仲間と分かち合い、笑顔に溢れる皆さん の様子は、その名の通り満開の「ひまわり」が咲いてい るようでした。

取材・撮影・文/María(編集部)

「ひまわりの会」代表の柏木あきこさん

ひまわりの会

日墨会館

隔週水曜日11時〜  ※参加やボランティアに興味のある方、日墨協会 のオフィスまでご連絡ください。

山形県出身。ダンサー。紙芝居家。

浄土真宗本願寺派僧侶。メキシコシティ・ナポレス にあるメキシコ恵光寺の住職。NPO法人手をつなぐ メキシコと日本代表。社団法人恵光日本文化館代表。

email: saki@ekoccj.com

文/ 横尾咲子

texto: Sakiko Yokoo

ミチョアカン州はパツクアロにて、この原稿を書い ています。

「Pueblo Mágico(魔法のように魅惑的な街)」とは、 2001年より始まった政府の観光促進プログラム。美し い自然や豊かな歴史文化遺産などが選考基準となり、 現在177の自治体が認定されていますが、パツクアロ はその先駆けです。

2011年より8年半、私はこの街に暮らしたので、想 い出も友人もたくさん。ここで永眠してもいいかな、と 思うくらい愛しい土地です。往年のヒッピーがたくさ んいて、絵をかいたり有機野菜を育てたりしながら、み んな心豊かに暮らしています。「健康で文化的な最低限 度の生活」とは、実は最高な生き方だと思うのですが、 パツクアロでの暮らしは正にそれ!お釈迦様がすすめ る幸福のカギ、「小欲知足」が自然と実践できてしまう 環境があるのです。

さて、パツクアロの民族舞踊といえば「老人の踊 り」。「老人」とはいえ、ダンサーの多くは10代の若者 達。滑稽な翁面をつけ、終始腰を曲げたまま、細かく複 雑なステップを踏み、時には華麗なジャンプも魅せて くれます。

この踊りの起源は、スペイン侵略以前にミチョアカ ン一帯を治めていたタラスコ王国時代に遡ります。太 陽を偉大なる祖父と崇め、老太陽神のエネルギーを授 かり、五穀豊穣を祈るために踊ったのが始まりと言わ れています。帽子のリボンは太陽光線を模し、4名のダ ンサーはそれぞれ、東西南北、土水火風、春夏秋冬を示

すとか。このような無形文化遺産が守られているのも、 プエブロ・マヒコたる所以ですね。

メキシコシティに越してきて早6年。たまにパツク アロに里帰りして夜空を見上げ、星の存在を思い出す くらいに、自然とはかけ離れた生活です。仕事柄、かな り文化的ではありますが、「健康」と言うにはストレス 要因が多すぎる…。パツクアロ時代より収入はあるも のの、あればあるで消費するため、何が「最低限度」な のかも見失いがちです。

世界中の人々が、自然を敬い「小欲知足」を実践でき れば、止まらない消費社会や繰り返される戦争も解決 できる、と本気で思う、パツクアロ滞在でした。

パツクアロは、死者の日のメッカでもあります。皆様 もぜひ、この魅惑の街へ訪れてみてください。そして石 畳でステップを踏んでみましょう。老太陽神のエネル ギーを授かり、天地と繋がれること請け合いです!

Viví en ese pueblo mágico por ocho años y medio. Me encariñé tanto que hasta me dan ganas de morir en esa tierra.

El artículo 25 de la Constitución de Japón establece que “todos los ciudadanos tienen el derecho a cubrir sus necesidades mínimas y llevar una vida saludable y cultural”. Siento que así fue mi vida en mi amado ‘Patzcuarito’.

Ese derecho, aunque se escucha tan simple, parece que no es muy fácil de lograr, pues nos encanta complicarnos la vida.

La clave para alcanzar esa calidad de vida reside en «saber conformarse con lo mínimo», que es una enseñanza fundamental de Buda.

老人の踊り
"Pátzcuaro"

Tel.(55)5559-2100

WhatsApp.(55)8504-5047

みなさまこんにちは!かつの鍼灸整骨院(Clínica Acupuntura Japonesa KATSUNO)の清水です。早いも ので、メキシコでは独立記念日が近づき、街も賑やかに なってきましたね。今月のテーマは「眼精疲労とその セルフケア」についてです。

最近は「なんだか目が重い」といった声をよく耳に します。その中でも「眼精疲労」は、ただ目が疲れるだ けでなく、しっかり休んでも回復しづらい状態を指し ます。原因は、長時間のデスクワークや姿勢の乱れ、ス トレスなど。放っておくと、頭痛や肩こり、不眠といっ た全身症状につながるため、早めのケアがとても大切 です。

東洋医学では、「目」は、全身の状態を映す鏡のような 存在とされています。特に目の周辺には、視力や目の動 きに関わる「経絡(けいらく)」と呼ばれる通り道が集 まっています。そのため、目の周辺をやさしく刺激し、 血流を良くすることで、眼精疲労を和らげる効果が期 待できるのです!

そこで今回は、眼精疲労に効果的とされる、代表的な ツボを3つをご紹介します。

① 晴明(せいめい)

場所:目頭の少し内側、鼻の付け根のくぼみ 効果:目の疲れ、かすみ目、涙目、鼻づまり ・人差し指でやさしく押しましょう。

・強く押しすぎず、「じんわり響く」くらいがベスト。

② 攅竹(さんちく)

場所:眉頭のくぼみ(眉毛の内側の始まり部分) 効果:目の奥の重だるさ、額の緊張感、眼精疲労 • 両手の親指や人差し指で軽く押しながら、深呼吸を。

• 目を閉じて行うとよりリラックス効果が高まります。

③ 太陽(たいよう)

場所:こめかみの少しへこんだ部分(眉尻と目尻の間) 効果:目の充血、疲れ目、頭痛、ストレスによる緊張 ・両手の中指で3秒押して3秒離す動作を3回。

・指で小さな円を描くようにやさしくマッサージする のもおすすめです。

今の時代、目を使わずに過ごすのはなかなか難しい ですよね。だからこそ「疲れてからケアする」のではな く、日常的にケアを続けることが大切です。少しでも目 を労わることで、気分も仕事のパフォーマンスも良い 方向に変わっていくはずです!もし気になる症状があ れば、いつでもお気軽に当院へご相談くださいね!で は、来月のコラムもお楽しみに。

取材・撮影・文/María(編集部)

日本の味が恋しいあなたに...!

本格派ラーメンが食べられる場所をメキシコシティで発見しました。

△今回いただいた「京都ラーメン」

すっかりラーメン激戦区となったメキシコシティ。

ふらっと入ったラーメン屋が、メキシコ人向けの味付 けで「少し味が違う、日本の味が恋しい」と思った方も 少なくないはずです!今回はそんな方におすすめの、

日本人店主が作る本格派ラーメン「Ramen Sairi/ラー メン彩理」をご紹介します。

取材で訪れたのは、コンデサに位置する「Ramen Izakaya Tsumugui」という店舗。情緒あふれる暖簾が目 印のこのお店は、ランチから営業していて、夜は居酒屋 営業を行っています。全席個室で落ち着いた雰囲気が、

日本のおしゃれな居酒屋を想起させます。

今回は目玉の「ラーメン」を頂きました。店員さんに 話を聞くと、ラーメンは醤油、味噌が特にこだわりの自 家製タレでおすすめとのこと。ただ、店員さんは個人的 に、背脂を使った「京都ラーメン」を日本人に食べて ほしいそうで、私はその「京都ラーメン」をチョイス。 ラーメンには特大チャーシューがのっていて、しかも 焼き加減がちょうど良く、ジューシーで美味しい。スー プの背脂が効いたこってり感と麺が絶妙に絡み合い、 「これぞ私が求めていた味だ…!」と思わず唸ってしま う美味しさでした。カウンターには日本の銘柄のお酒 が並んでいるので、夜にゆっくり訪れるのもおすすめ です。こってり本格派のラーメンで日本の味に浸りた い方は、ぜひ訪れてみてください。

▽取材に訪れた店舗「Ramen Izakaya Tsumugui」

- Ramen Izakaya Tsumugui

Michoacán 9,Hipódromo, Cuauhtémoc,CDMX

月-日/12:00~23:00 (LO.22:15)

- Ramen Sairi Insurgentes

Insurgentes Sur 659, Nápoles, Benito Juárez,CDMX

火-日/11:00~23:00 (LO.22:15)

- Ramen Sairi Condesa

Alfonso Reyes 139, Hipódromo,Cuauhtémoc,CDMX

月-土/10:30~23:00 (LO.22:15)

日/10:30~22:30 (LO.21:15)

- Sairi ramen San Luis Potosí Av. Veniatiano Carranza 1905,L- 1 , 2 y 3, Esquina Juan de Oñate, Col. Cuauhtémoc, SLP.

日/ 13:00-20:00 (LO 19:30)

水-土/ 13:00-24:00 hrs(LO 23:00)

宮内千奈美

管理栄養士・栄養学修士。元JICA海外協力隊。通算20年臨床 栄養中心に従事。2013年よりメキシコシティ在住。 @jo_armonia_fermentada_chinami @hakko_wa_saishoku

<材料>

・米麹 100g ・カレー粉 35g ・トマト 100g(みじん切り)

・玉ねぎ 75g(みじん切り)

・にんにく、しょうが 各5g(みじん切り) ・塩 30g

・小豆ともち麦入り玄米ご飯 適量 ・赤、緑パプリカ 適量

<作り方> 麹カレーの材料をよく混ぜ合 わせ、蓋つきの耐熱容器に入れます。水を 張った炊飯器に入れ、8~10時間保温しま す。できあがった麹カレーを鍋に入れ、少し ずつ水を加えながらお好みの固さに調整 し、盛りつけて完成です。

今月は、料理家の榎本美沙さんのカレー麹をご紹介させていただきました。

市販のカレールーには砂糖類や油脂類が多く含まれていて、白米と併せて食べた後の食後血糖値の急上昇が 気になります。カレーライスはおかわり必至のメニューなので、食物繊維豊富な主食と組み合わせていただける と安心ですね。

嗅覚と認知症

今年の一時帰国中の8月5日、群馬県伊勢崎市で観測 史上最高気温41.8℃が記録され、私自身も初めて40℃超 えの命の危険を感じる気温を体験しました。実際に8月 4 〜10日には熱中症で7578名の方が病院に搬送され、亡 くなった方もいたようです。年齢と共に体内の水分が不 足しがちになり、暑さに対する感覚機能や調節機能が低 下するためか、搬送された方の半数は65歳以上の方でし た。

年齢に伴う感覚機能の低下は嗅覚にも表れます。「最 近、匂いを感じにくくなったかもしれない…。」という方 はいらっしゃるでしょうか?近年、65歳以上の約60%に 嗅覚障害があることが分かってきました。認知機能が正 常な方でも、年齢と共に「匂いを識別する機能」、そして 「匂いを認識する機能」が低下していきます。COVID-19の 後遺症のひとつとして「匂いを感じない」症状があった ことは記憶に新しいでしょう。お味噌汁の出汁や味噌の 香りを感じられなければ味まで変わってしまうことを、 経験された方もいらっしゃるのではないでしょうか。実 際、匂いを感じにくくなった高齢の方々は食欲が低下し、 「フレイル」「サルコペニア」のような要介護状態に陥るリ スクが高くなることも分かってきているようです。

同じく要介護リスクを上げる大きな要因の一つに認知 症があります。できるだけMCI(軽度認知症)の段階で発

見し、進行を遅らせる治療を開始することが推奨されて います。しかし早期に本人や周囲が気付いたり、問診で診 断したりすることが難しいと言われています。そこで認 知機能が正常な状態から始まっている「匂いを感じる機 能の低下」を測定し、認知症の早期発見につなげることを 期待して嗅覚を測定する検査が医療機関などで始まって いるようです。

認知症の中で最も多いタイプの疾患、アルツハイマー 病の発症原因物質と言われるアミロイドβは、症状が出 る約15 〜20年前から蓄積が始まり、早ければ40代か ら蓄積されていることもあります。一次予防としては禁 煙と生活習慣の改善、適度な運動に効果があることが分 かっています。特にカレーとミントの匂いが加齢性の嗅 覚の変化の影響を受けやすいそうなので、カレーライス やミントアイスの味がいつもと違う?と感じたら、嗅覚 検査を受け、生活習慣を見直すタイミングかもしれませ んね。

「大切な自分と家族の健康を守るための食事を学ぶ クラス」の「発酵調味料仕込みクラス」に後期(10 月)から参加していただける方を募集中です。

お醤油の仕込みもします 詳細はInstagram(@jo_armonia_fermentada_ chinam)をご確認いただけますと幸いです。

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Vol. 6  続くリング禍

悲しい出来事が続いている。8月2日、東京後楽 園ホールで行われた興行で日本ランカークラスの 中堅選手2人、神足茂利(MTジム)、浦川大将(帝拳 ジム)が激しい試合後リング禍に見舞われた。両者 共に急性硬膜下血腫となり、それぞれ試合後に救 急搬送され緊急手術が行われたのだ。懸命の治療 を受けていたが、両者とも約1週間後に息を引き 取った。一つの興行で2人の命が亡くなったのは国 内初。世界でも例はないはずだ。

不幸な出来事で思い出されるのが2023年12月 に行われたモンスタートーナメントの決勝戦、堤 聖也vs穴口一輝の一戦だ。年間最高試合にも選ば れたこの一戦で判定負けを喫した穴口が試合後に 開頭手術を受け翌年の2月に亡くなっている。最近 特に多くなっている脳へのダメージ。今年5月に 行われた世界タイトルマッチでも敗者、重岡銀次 郎が一命は取り留めたものの、緊急手術を受け、現 役復帰出来ない致命傷を負った。

最近、なぜこんなにもリング禍が多いのか?そ の原因ではないかと言われている『水抜き』の減 量方法。試合前日の計量の直前に急激に体内の水 分を減らし(多い人は7,8キロと言われている)一 時的に体重を落とす。体中の水分が減り、それとと もに脳が頭蓋骨内で浮いていると言われる脳脊髄 液(のうせきずいえき)も減る。体の水分は試合前 までに元に戻るが、脳脊髄液は試合前までには元 に戻らないという説だ。この脳外科が言う説は一

理あるが、全てのリング禍の原因であるかどうかは 確証がない。

またある人は言う。現在はすべての試合が前日計 量で、試合までに体重を戻しすぎるのが原因ではな いかと。多い人は試合までに10キロほど戻してリン グに上がる。体重の戻しは人それぞれなので、その戻 しの幅の体重差が原因ではないかと。しかしこれも 試合時点で体重が軽かった者が全てリング禍に合っ ている訳ではないので一概には言えない。

ただ、ボクは1995年2月から行われて来た『前日 計量』が事故の一因である気がしてならない。同年7 月にプロデビューしたボクは当日計量をしたことが 無いから何とも言えないのだが、前日計量を終え試 合まで24時間以上の時間があると、そこで一旦気 持ちが途絶えるのだ。ホッとしてドカ食いしてしま う。『あっ、明日試合だ!』と思ったことは1度や2度 ではない。ほぼ毎回そう思っていた。おそらく他の選 手もそうであるはずだ。減量が厳しければ厳しいほ どその『気の抜け具合』は大きいかもしれない。で、 あるなら当日計量も事故防止の一案かもしれない。

事実、ボクと元熱血高校教師古川久俊氏がここメ キシコシティで行っていたボクシング興行『ボクシ ングルネッサンス』(2014年2月 〜2023年2月まで 全27興行開催)では、ただの1度としてボクシング禍 を起こさなかったのだ。

人類最古のスポーツの一つと言われるボクシング が今後も続くことを切に願う。

Festival Internacional de Guitarra FIG 2025

国際ギターフェスティバル(FIG)

2025年9月24日(水)〜9月26日(金)

Teatro Mariano Matamoros, Conservatorio de las   Rosas, Universidades y escuelas de Michoacán. FestivalInternacionalDeGuitarraDeMorelia

ミチョアカン州・モレリアで毎年開催される国際ギ ターフェスティバル(通称:FIG)は、30年以上の歴史を 持ち、弦楽器の知識を紹介し、広めることを目的とした イベントです。今年の招待国は、コロンビア、イタリア、 チェコ共和国の三か国。マスタークラス、講演、学術活 動、リサイタルやコンサートが行われ、世界的に著名な ギタリストや招待された各国の演奏者が参加します。

Maratón León 2025

レオンマラソン 2025

2025年9月21日(日)

Deportiva Enrique Fernández Martínez, León, GTO

LeonMaraton

「レオンマラソン」の時期が今年もやってきました。参 加者は、グアナファト州・レオンの街中、42.195kmの道 のりを走り抜けます。登録はオンラインでも可能で、締 め切りは9月20日。参加を希望される方はお見逃しなく。 (先着定員6100名)参加費などの詳細は、公式ホームペー ジをご確認ください。

https://www.maratonleon.mx/#convocatoria

Shorts México Festival Internacional de Cortometrajes 2025

メキシコ国際短編映画祭

2025

2025年9月1日(月)〜9月30日(火)

Cineteca Nacional, Cinemex, Museo Nacional de Arte, Museo Soumaya y otras.

FestivalShortsMexico

毎年開催されている「ショーツ・メキシコ国際短編 映画祭」は、今年で20周年を迎えます。この映画祭は、メ キシコ国内および世界各国のさまざまな短編映画の提 案に触れることを目的に創設され、メキシコシティ内の 多くの劇場での短編映画上映されるほか、講演会やワー クショップも開催されます。

エッセイ漫画「アモールとあや」連載中! Ayanorosa(アヤノロサ) 日本で知り合ったメキシコ人と国際結婚し、メキシコ に移住。現在は国際結婚をテーマにしたエッセイ漫画 を執筆中。レオンでカフェ個展なども開催している。

@amor.and.aya

今月号は、「メキシコの独立記念日」特集をお届けしました。 私自身、独立記念日をまだ体験したことがなく、恥ずかしなが らも改めて「独立とは?」というところから取材が始まりま した。ただ勉強していくにつれ、聞いたことのある人名や地名 など、点と点がつながっていく感覚がとても新鮮で、探究心が 徐々に湧き上がっていきました。三色旗の飾りで盛り上がり 始めている街中を眺めながら、今では、独立記念日を迎える のが日に日に待ち遠しく思っている自分がいます。では皆さ んも、エル・グリトに夜な夜な駆けつけるのも良し、チレス・エ ン・ノガーダを大切な人と一緒に食べるも良し、各々の独立記 念日の過ごし方をしていただければと思います。

— María(編集部)

"Memorias Geográficas”

Texto: Joel Nava Polina

Con la colaboración de Camilo Pérez Aguad y Evelyn Vera.

Las personas dedicadas a la creación de las artes, cada cierto tiempo encuentran - sin desearlo - un nuevo ciclo que da brío a sus carreras, y entonces recrean atmósferas y espacios donde plasman una memoria visual, musical, literal…,

En el caso de la mexicana Evelyn Vega, tuvo la oportunidad de plasmarlas mediante la fotografía realizada durante un viaje por Austria, Eslovenia, Francia y España, y a las que dotó de un cúmulo de sensaciones promovidas por su vena como compositora, pianista, organista y como ella nos confiesa: “improvisadora, con una formación que incluye música popular, música culta, música contemporánea e improvisación libre”.

Sobre "Memorias Geográficas” El maestro Camilo Pérez Aguad, nos ofreció su punto de vista:

Jorge Luis Borges describe esta experiencia en el prólogo de "Atlas" (una obra hecha de imágenes y palabras de los viajes junto a María Kodama): "No hay un solo hombre que no sea un descubridor. Empieza descubriendo lo amargo, lo salado, lo cóncavo, lo liso, lo áspero, los siete colores del arcoíris y las

veintitantas letras del alfabeto; pasa por los rostros, los mapas, los animales y los astros; concluye por la duda o por la fe de la certidumbre casi total de su propia ignorancia."

Artista multifacética, Evelyn Vega, retiene con sus fotografías la fortuna de imágenes que perdurarán por mucho tiempo, destinadas al amor y apoyo de sus seres queridos ... a la manera de Borges y Kodama.

“Palmenhaus”(2023)

Sobre la autora: Nació en 1983 en Ciudad de México.

IG: @fibropiano

Facebook: @fibropiano

Exposición de fotografía:

Fecha de inauguración: sábado 20 de septiembre

Hora: a partir de las 10 am

Lugar: Garros Galería, Chihuahua 131-1, Roma Norte

Entrada: libre

”Marsella”(2023)

texto y fotos: Andrés Camacho @solo_andoresu

Escritor e investigador en las montañas de Nara sobre historia de Japón y chisme samurái. Echo chisme en el podcast “JAPÓN ES CHIDO” bajo la premisa de Karatani Koji en la que la familiaridad de lo asumido como ‘japonés’ debe ser desconocido primero para después llegar a diferentes formas de repensar lo ‘japonés’.

Obon: 80 años regresando a casa

Apenas dejó de llover en Chiran, el monte Kaimon emergió entre el velo de nubes. Esa montaña, estaba escrito la pared del memorial, era lo último que los pilotos kamikaze veían de Japón antes de inmolarse en algún lugar del mar. Desde la base militar de Chiran, en la ciudad de Kagoshima, despegaron 439 pilotos kamikaze en 1945 con la esperanza, maquinada por el Almirante Onishi y el colapsado aparato militar japonés, de hundir el avance estadounidense en las islas de Okinawa y los territorios colonizados. Ahora, en Chiran hay un memorial dedicado a los pilotos, con testimonios, fotografías y cartas de quienes despegaron de esta base desde abril de 1945, hasta que el Emperador dio aviso por radio de la rendición del país el 15 de agosto del mismo año.

Este año se cumplieron 80 años desde que Estados Unidos lanzó las bombas nucleares en Hiroshima y Nagasaki, el 6 y 8 de agosto, respectivamente. También, pasaron 80 años desde que el Emperador Hirohito transmitió la rendición de Japón por radio. La grabación del 15 de agosto, en general, aceptaba la Declaración Potsdam presentada por Estados Unidos, Gran Bretaña y China un mes antes, en la que exigían la rendición, ocupación y despojo de los territorios colonizados por Japón durante su frenesí imperialista, el que justificaron diciendo era para proteger Asia de Occidente. El gobierno japonés aceptó los términos el 14 de agosto. Ese mismo día, el Emperador grabó su mensaje y dejó todo listo para transmitirlo el 15 por radio, el último día del Obon. Al menos desde el siglo 16, en muchas partes de Japón

se cree que entre el 13 y el 15 de agosto los muertos vuelven al mundo de los vivos para reencontrarse con quienes guardan su memoria. Solía ser una práctica de las comunidades rurales que invariablemente migró a las ciudades. Aquellos que preservan el recuerdo de los muertos, se encargan durante los tres días de limpiar las tumbas y llevar ofrendas, poner flores, agua e incienso. También, se cuelgan lámparas para guiar a los muertos de regreso al hogar y se hacen celebraciones en los templos y en las comunidades donde se baila y come para recibir a sus espíritus o mandarlos de regreso al otro mundo llegado el 15 de agosto. El Obon, entonces, es un festejo que permite a los espíritus escapar del desvanecimiento y alcanzar el estado del Ser cuando son recordados y venerados. Me pasé casi cuatro horas leyendo todas las cartas yirando las fotografías y documentos dispuestos por el memorial de Chiran. En las cartas, por ejemplo, los jóvenes pilotos se dirigen principalmente a sus madres, pero es imposible traducir todo lo que esos pilotos verdaderamente vivieron al saber que horas más tarde debían inmolarse. Las emociones, dolores y afectos que desgarran al cuerpo no encuentran exactitud fuera de él.

—¡Mira! —escuché a una madre decirle a su hijo que se pusiera junto al avión de las fuerzas especiales para tomarle una foto. El niño y su hermana posaron haciendo con los dedos la señal de paz junto al Zero Fighter, rescatado del fondo del mar en trozos. Luego, la señora y los niños pusieron unas flores frente a la nave decorada durante agosto con cientos de grullas y flores por el 80 aniversario de la rendición de la guerra. Eran vacaciones de Obon y el memorial de Chiran estaba repleto de familias y personas que venían a rezar por los pilotos desvanecidos en el mar. Después de todo, ellos también regresan a casa.

Mexico Kissa Club

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El “shokupan” más amado en CDMX

He vivido en México varios años y siempre busqué algo muy especial: ese shokupan japonés. Esa textura esponjosa, la dulzura suave al masticar y el aroma tostado al hornearse… Un sabor cotidiano en Japón pero difícil de hallar aquí. Hasta que probé el de Tsubomi y grité: “¡Esto es!”. Desde entonces, casi cada semana voy a la tienda; acompañar mi café con este pan es rutina indispensable. Para una amante del pan como yo, este encuentro ha enriquecido mi vida en México.

Conversamos con su propietaria, Kanako Mikami. Kana llegó en 2007 para trabajar en un restaurante japonés. No hablaba español, fue un inicio desde cero. Tras dos años invitó a su colega Akiko, hoy panadera de Tsubomi, y juntas empezaron a hacer pan en casa. Luego abrieron una panadería en Polanco que administraron cinco años. Con más experiencia, en 2017 relanzaron el proyecto como “Tsubomi” y en 2018 inauguraron su tienda. Al principio horneaban en el departamento de Akiko y vendían a supermercados japoneses como Mikasa y Yamamoto, además de repartir en Polanco. “Al inicio hubo inseguridades, pero las ganas de seguir eran mayores”, recuerda Kana. El nombre “Tsubomi”, capullo antes de florecer, simboliza ese espíritu.

El producto estrella es el shokupan. Sorprende que la mayoría de los ingredientes se consigue en México. Tras muchas pruebas con harinas alcanzaron el sabor actual. Akiko domina panes rústicos europeos; Kana se encarga de los “kawaii”. En la tienda conviven

日本語版はこちらから⇨  Versión en japonés aquí

baguettes crujientes y panes dulces, una fusión de personalidades que ofrece un pan único, unión de Japón y México.

Hoy Tsubomi tiene un equipo de 15. “Adaptarme a diferencias culturales costó, pero trabajar con mexicanos es divertido”, dice Kana. Entre bromas y pequeñas alegrías se han tejido lazos que hicieron de Tsubomi un lugar querido por la comunidad local. El apoyo japonés también fue fundamental, señala Kana.

Planean expandir ventas al mayoreo y colaborar con empresas. Además, a Kana le apasiona el vino: “¡Quizá pronto haya un bar donde disfrutar buen pan y buen vino!”, comenta. En sus días libres va al gym, toma clases de baile y visita restaurantes. A pesar de combinarlo con hogar e hijos, vive con energía, reflejada en el ambiente cálido de Tsubomi.

Cada mordisco al shokupan de Tsubomi me devuelve energía. Un sabor japonés con ternura, cultivado en tierras mexicanas, que seguirá llenando días y corazones por mucho tiempo más.

Información

El 19 de septiembre realizaremos un evento colaborativo de Tsubomi × SAN × Mexico Kissa Club. Si te interesa, por favor mándanos un DM en Instagram (@mexico kissaclub). Disfrutaremos juntos de un Taller de matcha acompañado de un wagashi original y un sando.

青山学院校友会メキシコ支部担当

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