NZMSC Explore New Zealand Hiking Sheet | Japanese

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満喫しよう

ニュージーランドの アウトドア・アドベンチャー

ニュージーランドでのハイキングは、人生の中で最も素晴らしい体験のひとつ となるでしょう。バックカントリーの山小屋が950以上、合計約14,700kmに及 ぶコースがあり、誰もが楽しめるハイキングコースの選択肢があります。具体的 な計画と準備を行い、注意事項に従うことで、ニュージーランドでのハイキング は、一生の思い出になることでしょう。

ニュージーランドの野外活動安全規則

野外活動で安全に過ごすために必要な5つのこと

1.

自分に合ったコースを選ぶ

ハイキングコースについて学び、それに見合ったスキ ルを身につけましょう。

自分やグループの皆さんに合ったコースを選ぶこと が大切です。

• 所要時間はどのくらいか。

• どの道を進めばいいか把握しているか。

• 難所はあるか。

• 川を渡る必要があるか。

• グループ全体に向いているか。

4.

あなたの計画を共有し助け を得られる方法を確保

信頼できる人にハイキングの詳細な計画を伝え、救難 信号を持っていくことが、あなたの命を救うことにつ ながります。

もしグループの誰かがハイキング中に怪我をしたり迷 子になったりしたら、どのように助けを求めますか?

• 出発前に信頼できる人に自分の計画を知らせて おきましょう。選択肢の一つとして、PlanMyWalk. nzというアプリがあります。

• NZのハイキングコースは携帯電話の電波が届か ない場所が多いので、遭難信号の持参を検討しま しょう。詳細は裏面をご覧ください。

• 通過する山小屋で、すべての「DOC Intentions Book」(冊子)に署名しましょう。

2.

天気の状況を把握する

ニュージーランドは天候の変化が激しいです。

天気予報を確認し、必要に応じて予定を変更し ましょう。

天気はハイキングを左右します。野外活動に出か ける際には、最も重要なことのひとつです。

• 天気予報を確認しましょう。

• 暑さ・暖かさだけでなく、寒さ・雨天にも対応で きるよう、ハイキング毎に準備を整えましょう。

• 予備の計画を用意し、天候や自分の進捗状況 等に応じてルートを変更できるように準備を整 えましょう。

5.

自分自身と、そしてお互いを 大切にする

グループで、飲食・休憩も含めて一緒に行動し、決 断も一緒に行いましょう。

野外での体験を楽しみ、無事に帰宅するための最 善の方法とは、お互いに気を配り合うことです。

• 分岐点や橋の上では必ず止まって待ち、全員が 揃っていることを確認しましょう。

• 誰かが不調の場合は、休憩を取り、予定を変更 することを検討しましょう。

• 決して仲間割れせず、一緒に行動しましょう。

本書には以下の情報が含まれます。

ハイキングの準備について 必要な持ち物 ハイキングの注意点 自分自身と環境にも配慮すること

3.

悪天候や予定外の宿泊に備えましょう。

どんなコースでも、たとえ短時間でも、簡単でも、 準備は必要です。適切な荷物を用意することで、よ り安全で楽しい旅行ができます。

• 本書の裏面に記載のものをすべてご持参く ださい。

• 手持ちのものがない場合は、アウトドア用品店 で、衣類や道具の貸し出しを行っています。

• PlanMyWalk.nzアプリを利用して、旅に必要な 装備品リストをご覧ください。

無料でダウンロード可能 Plan My Walkアプリ

PlanMyWalk.nz

選ぶ コース 受信する コースに関 する警告

カスタマイズ 装備品 チェックする 天気予報 保存して 共有する 自分の計画

あらゆる天候に備えましょう 自分に合ったコースを選びましょう 定期的に休憩をとりましょう
カフランギ国立公園、ヒーフィー・トラック
防寒着や食料を用意する

必要なものを準備する

数日間のアウトドア活動には、以下のような荷物が必要です。

ゲイター

携帯電話と救難ビーコン (レンタルでも購入でもOK)

トイレットペーパーと ゴミ袋

テントまたはエマージ ェンシーシェルター

サバイバルキット

調理器具

食料と水

寝袋とマット

防水ジャケット

丈夫な靴 と靴下

応急処置セットと薬

体を暖かくし、雨や雪から身を守るために重ね着をし ます。右に記載しているのは、ハイキングに適した服 装/持ち物です。防水性の高いジャケットは、すべての ハイキングに欠かせないアイテムです。DOCビジター センターのスタッフ、またはアウトドアショップの店員 にご相談ください。

暖かい帽子と手袋

ヘッドランプと電池

トレッキングポール (追加サポートアイテムとして提案)

地図とコンパス/GPS

日焼け止め

登山用サーマルトップ (ポリプロピレン/メリノ)

登山用ベースレイヤー 登山用半ズボ ン/ズボン

ミッドレイヤーインサ レーション ダウンジャケット 防水ズボン

登山用サーマルレギンス (ポリプロピレン/メリノ)

ニュージーランドの野外活動で気をつけること

ニュージーランドの美しい自然を守るために 以下の「Tiaki Promise」と「Leave No Trace」のガイド ラインに従ってください。

• ゴミはすべて持ち帰り、トイレは指定の場所のみ使 用する。

• 野生動物とは一定の距離を取り、餌を与えないな ど、すべての野生動物を尊重する。

• 自然のままの状態にし、決して何も持ち去らない。

• 防火のルールを守り、火災の可能性を減らす。

• 私道ではないコースを歩く場合は許可は不要で す。土地所有者のサインを尊重し、他のコース利用 者に配慮してください。

屋外での警戒を怠らない

短いハイキングでも、迷子や危険な目に遭うリス クを減らし、安全に過ごすことができます。

• オレンジのトラックマーカーに従って 、コース を進む。コース上にあるアドバイスの看板に注 意する。

• 自分がどこにいて、目的地まであとどれくらい あるのかを確認する。日没までの時間の残りを 考慮し、必要なときは引き返す。

• 氾濫した川は絶対に渡ろうとせず、安全を確 認してから渡る。可能な限り橋を使う。詳細は こちら:mountainsafety.org.nz

携帯電話には絶対頼らない

携帯電話(インターネットを含む)の普及率は、ニュー ジーランド全土のほとんどの屋外エリアと、遠隔地の 一部の小さな町で非常に低い水準にあります。

山小屋での滞在

ニュージーランドの山小屋にはレストランはなくス タッフがいません(ガイド付き旅行でプライベート ロッジに泊まる場合は除く)。

• 規模や設備は2~40床以上と様々です。調理器 具、食料、ガス、寝袋を自分で持参する必要が あります。

• トイレや水は利用できるので、どのようにして水 を利用できるか表示を確認してください。

• 多くの山小屋は予約不要で、先着順です。 選んだ山小屋の予約が必要かどうか は、doc.govt.nzで確認してください。

緊急事態が発生した場合はどうするか。 緊急事態とは、道に迷ったり、怪我をして、引き返すことも歩 き続けることもできなくなることを指します。

救難ビーコンの携帯を検討する

• 行き先と帰宅予定時刻を伝える。連絡がないと きはどうすればいいのか、いつ帰ってくるのか、き ちんと伝えてください。

• 常に携帯電話を持ち歩き、歩行中は携帯電話をフ ライトモードにしてバッテリーを節約しましょう。

• 稜線/ブッシュラインの上では、携帯電話が使え るかもしれません。必要に応じて、コース上のこ うした場所で休憩中に信号を確認するようにして ください。

• その場にとどまり、必要な場合は応急処置をする。 そして、暖かさを保つシェルター(避難所)確保に集中 し、食料と水分を確保する。

• 一方、緊急連絡先には、あなたがハイキングで遅れてい ることを知らせておく必要があります。あなたや他の同行 者に連絡してもらい、111番の緊急通報番号に連絡しても らう必要があります。あなたが事前に伝えておいた計画 は、救急隊があなたを発見するときに役立つはずです。

可能な限り橋を使う

• 緊急救難信号をお持ちの方は、屋外に出る前に機器の 説明をよく読み、緊急時のみ使用してください。これによ り、あなたの正確な位置を示す信号が救急隊に送信さ れます。

初めての泊りがけのハイキングをご計画ですか? 事前に下調べを行い、出発前に信頼できる人にあなた

ハイキングの計画 Plan My Walkアプリ

無料で利用可能な情報 NZ Mountain Safety Council(NZ 山岳安全協議会) www.mountainsafety.org.nz
www.planmywalk.nz ニュージーランドを大切に守る Tiaki Promise www.tiakinewzealand.com 準備のために必要な 情報を入手
トラックマーカーに従う
の予定を伝えておきましょう。
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