INMP newsletter nº18 in Japanese

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INMP 通信 No. 18 2017 年 4 月

INMP 創設 25 周年記念号

International Network

InternationalofNetwork of Museums for Peace

Museums for Peace

平和のための博物館 (INMP)通信は、年に4回発行され、INMP 会員による記事を 含め世界の平和のための博物館に関するニュースや情報がたくさん載せられていま す。今回の特集号は INMP の 25 周年記念を祝う内容です。今号は、国際ネットワー クの歴史や団体・個人からの祝辞、INMP 会員や理事、編集者が関わった出版物から 成っています。役員の紹介も大まかにされています。

平和のための博物館国際ネットワーク(INMP)の 25 年の歴史(1992ー2017)と、 寄付者、スポンサー、ボランティアへの謝辞

ピーター・ヴァン・デン・デュンゲン Peter van den Dungen INMP 統括コーディネーター (1992ー2017)

平和のための博物館国際ネットワーク (INMP)は、多くの個人や団体の協力や支持 がなければ今日まで存続することはできな かったでしょう。従って INMP 創設 25 周 年記念に、その後援者、寄付者、スポンサー、 ボランティアの方々に注目することがふさ わしいでしょう。彼らは平和運動を持続さ せる「平和の篤志家」と言われています。過 去にそうであったように、今日においても そうなのです。 19 世紀始めに組織された平 和運動が生まれて以来、それは時間、才能、 エネルギー、熱意、経済的資源を提供してき た個人の寛大さにかかっていました。200 年 後の今日でもそうなのです。平和と非暴力 の文化の発展のために活動している草の根

の平和団体の重要性は広く認められていま すが、それが最小限の財政的資源で行われ ていることはそれほど知られていません。 国連元事務総長のバン・キ・ムンの言葉「世 界には軍備が過剰にあるが、平和の取り組 みの資源は足りない」はよく引用されてい ます。この言葉は、世界にある数えきれない ほどの個人や彼らの運動、組織の取り組み にも当てはまります。もっと平和な世界を 実現しようとするこのような努力は印象的 ですが、もしもっと多くの財政的支援があ ればさらにそれは可能になるでしょう。平 和博物館やそのネットワークが取り組む平 和教育においても、同様なことが言えます。

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