CONTEMPORARY DANCE and BUTOH
Noism1×SPAC 劇的舞踊vol.4『ROMEO & JULIETS』 撮影:篠山紀信
320
[コンテンポラリーダンス・舞踏]
未来への投資が 次 代 の ア ートを 育む 堤 広志
2018年は、ダンスを支える公 共 制 度のあり方が問われた年だった。 そもそも日本の劇場制度は、 いまだ江戸時代と変わらない部分も多い。 ざ もと
ざ がしら
座 元と座 頭 が分かれ、お出 入り業 者のアーティストにとって劇 場は仕 事場とはいえず、常に営業先である。欧米先進国のような芸術監督制 をとる公 立 劇 場もあるが、他の多くのアーティストに開 放された創 作の 場として保 障されてはいない。 また、助 成 金を申請できる機 関が極 端 に少ない上に、評 価・実 績のあるアーティストでなければその獲 得はま