ヒューマン・ライツ 自由同和 京都版 No.328

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泉内閣では対峙 年に政界

2018

京都府本部・京都市協議会 新春懇親会

自由同和会

安倍晋三内閣総理大臣・自由民主党総裁からも お祝いのメッセージ

す る 形 と な り、 平成 を引退されまし た。こ の 間、野 中先生は党内の

日︵木︶午前

自由同和会京都府本部︵上田藤兵衞会長︶、京都市協

年1月

分、京都ホテルオークラにおいて﹁2018新

議会︵山口勝広議長︶では、平成

30

盛大に開催しました。

面に続く︶

各種団体、学校関係、企業ら約330名が参加する中、

春懇親会﹂を、行政、国会、府議会、市会議員をはじめ、

30

﹁人権問題等調査

指導を仰いで参りました。

11

会﹂の 会 長 と し て、﹁人権擁護法 ら ぬ ご 尽 力 を 賜 り、ま た 郷

野中広務元衆議院議員が、 案﹂の 制 定 に 向 け て 並 々 な 京 都 市 内 の 病 院 で︵1 月

土の発展のために掲げられ の看板を私どもの団体に頂

年、 て い た﹁い い 郷 土 つ く ろ う﹂

日︶ご 逝 去 さ れ ま し た。︵ 歳︶野 中 先 生 は、昭 和 衆院補選で初当選されて以

降、村山内閣では、自治相・ き、同 時 に 会 の﹁最 高 顧 問﹂ そ の 後、小 渕 内 閣 で は、官

先 生 の ご 冥 福 を 心 よ り お

国 家 公 安 委 員 長 で 初 入 閣、 と し て も ご 参 加 下 さ り、ご 房 長 官、森 内 閣 で は、幹 事

祈り申し上げます。

3

振 込:京都銀行 三条支店 普4064894 振込名義人:自由同和 編集長 山口勝広

定価一部400円 (送料別) 年間5,000円 (送料込)

3. エセ同和行為の排除

18

発 行 人:上田 藤兵衞 編 集 長:山 口   勝 広

2. 行政の主体性の確立

15

長 に 就 任 さ れ ま し た。そ の

最高顧問のご就任を頂き挨拶訪問する上田会長

〒607−8334 京都市山科区川田カケノ上10 ヒューマンセンター 内 TEL. 0 7 5−5 8 4−1 5 5 1 FAX. 0 7 5−5 8 4−1 5 5 0

1. 自由な論議の場を!

平成30年1月10日 発行

第3 2 8 号

京都版

92 26

後、郵 政 民 営 化 を 掲 げ た 小

鏡開きをおこなう

58

発 行 所:自 由 同 和 会 京 都 府 本 部

運動スローガン 和

ヒューマン・ライツ

No. 328 (平成2年6月28日 第3種郵便物認可)

自 由 同 和 京 都 版 (1) 2018年(平成30年)1月10日 (毎月10日発行)

訃  報

野中広務先生ご逝去 (元)最高顧問 自由同和会京都府本部・


主催者挨拶

山田啓二知事、 期 年のお勤め 誠にお疲れ様でした。 解消に至りません。

もありまして、人権侵犯事件が

問題が多様化してきたことなど

ターネットをはじめとした人権

し か し な が ら、近 年 の イ ン

過程にある﹂としてきました。

て、認 識 も﹁同 和 問 題 は 解 消 の

的な取組みを推進してきまし

より、地方公共団体と共に積極

とがないようにして頂きたいと

な策動的な運動に乗せられるこ

落を固定化し分断化させるよう

様におかれましては、どうか部

ので、府下市町村のご担当の皆

す る﹂事 を 基 本 と し て お り ま す

律 を﹁拡 大 解 釈 せ ず に 有 効 活 用

ですから、私たちは、この法

が生じます。

どうか、このように、さまざ

全線が完了致します。

が、これも平成

今 少 し の 残 事 業 も あ り ま す

南北が大きく繋がりました。

ましたし、京都はついに、東西

陽・八幡、京田辺間が開通致し

滞することなく、昨年には、城

いた新名神高速道路の工事も遅

この結果として、心配されて

年度の末には

そこで、私どもの母体である、 思います。

たのであります。

に﹁部落差別解消法﹂を成立させ

して、ご案内のように一昨年末

自由民主党の三役と相談致しま

かにされました。

事選挙に立候補しない旨を明ら

山田啓二知事が、この4月の知

また、私たちが最も敬愛する

と感謝を致します。誠にお疲れ

事に対し、私たちは心より敬意

なり取り組んでこられた山田知

まな課題を自ら先頭にお立ちに

失礼します。 もご参加いただき、このように

都府県本部よりも多くの仲間に

上では初めて誕生しました国民

したし、それらをもって日本史

をはじめとした諸施策がありま

のヒアリングでこのような意見

省・人権教育啓発推進センター

てる調査が必要であると法務

して、今後の教育・啓発に役立

確な差別事象の現状を把握しま

調査を実施して、確度の高い正

や、その内容をまとめるための

方公共団体の差別事象の件数

この法律をもとにしまして、地

その結果として、文化庁の全

た。

極的に取り組んでこられまし

教育をはじめとする諸課題に積

を、そして荒巻、山田と継承し

もとに勝利しました林田府政

政で衰退した京都復活の戦いの

の実績は、過去

その精神のもとに林田府政から

土つくろう﹂の看板をさずかり、

し て の 野 中 広 務 先 生 の﹁い い 郷

自由同和会では、元最高顧問と

盤の整備をはじめ、福祉、文化、  結びになりますが、私たちの

まして、今日の活力ある社会基

一貫して社会政策と一体となっ

と期待しております。

頂きますので、お話があろうか

之湯会長が、後程ごあいさつを

お見えになって下さっている二

後継者につきましては、本日

様でした。

改めまして、あけましておめ

盛大に開催できます事を心より

としても独立自尊の精神のも

を私どもは述べて参りました。

面的、京都移転も正式に決定致

た 人 権 政 策 を も っ て﹁人 権 先 進

年、この間の山田知事

でとうございます。

厚く、お礼申し上げます。あり

と、強い国づくりにはげみ、結

おそらく、本年は、実態調査

しましたし、観光事業では、年

こ の 法 律 は 理 念 法 で す か ら、  4期

皆さんにおかれましては、すこ

がとうございます。

果として行き過ぎた失敗があり

の方向性が明確になってくると

間8、700万人もの観光客が、 都 市・京 都﹂を つ く り あ げ る 使

化のふるさと京都へ訪れている

展のために、これからも粉骨砕

年間の革新府

やかな新年をお迎えになられま

さて、本年は旧来の因習を打

ましても、大戦後の憲法も、や

思われますので、府下市町村と

自由同和会京都府本部

した事と心からお喜び申し上げ

破して、新しい国家建設に向け

は り 人 権 に 関 し て は、﹁旧 来 の

も 連 携 し ま し て、中 身 の あ る、 世界的にも日本的にも、この文

会 長

ます。

てはじまりました明治維新から

因 習 の 打 破﹂に は じ ま る 民 主 憲

本日は、新春懇親会のご案内

150年を迎えました。

命にあります。

をさせて頂きましたところ、京

年3月に

33

未来に向けた輝かしい京都の発 実態調査になるよう、取り組ん

のであります。 羽 伏 見 の 戦 い﹂に は、私 の 部 落 ﹁世界人権宣言﹂をいち早く取り

で参りたいと考えております。

市より村上圭子副市長、自由民

身、尽力する事をお約束致しま 入れまして、これも

また、法律に明記されている、  また、これら事業をサポート である山科からも、ご先祖を含

70

40

14

年の答

年という

主党からは府連会長であります

して本年の決意とさせて頂きま 節目の年であります。

する私たちの組合に、いわれな む1000人ばかりが政府軍と

教育・啓発の推進や、相談体制

二之湯さとし先生と5名の国会

す。   更に、私どもは昭和

くふりかかって来ていた公共事 して参戦致しましたので、この

についても、過度に法律を拡大

議員の皆様。そして、村田正治

申、同じく特措法をもって、

本日は誠にありがとうござい 150年という数字は私だけで

年間の改善事業で格差の是正を

り、各種の法令も制定して下さ

業への反社会集団の介入を命を

府議会議長、寺田かずひろ市会

なく、今日も多くの山科の仲間

はかりまして、平成

国民からの理解や協力が得られ

解釈し、実効性を求めすぎます

議長と府下市町村議会の皆様

にも参加して頂いておりますが

法律を失効させましたが、その

いました。

か け て 排 除 し て 来 ま し た 事 で、 ました。

方。

意義深い年でもあります。

なくなり、かえって、国民離れ

なりかねませんので、それでは、 素早く国及び自治体が立ち上が

更に、経済界、大学、各種団

後は﹁人権教育・啓発推進法﹂に

と、運動を強化するような事に

28

また、人権に関しても解放令

年には国連の

法であり、昭和

上田 藤   兵衞

35

そ の 緒 戦 で あ る 戊 辰 戦 争﹁鳥

16

16

都府より山内修一副知事、京都

4

体や多くの会員の皆様。全国各

23

(2) 2018年(平成30年)1月10日 (毎月10日発行)

自 由 同 和 京 都 版 (平成2年6月28日 第3種郵便物認可)

No. 328


面からの続き︶

全員の一本締めで盛会裏に

山浩司副会長が挨拶を述べ、

を 楽 し み、閉 会 の 辞 は、森

勝ち抜きじゃんけんゲーム

懇 親 会 で は、参 加 者 ら で

親会に移りました。

名誉理事長の乾杯発声で懇

法 人 桂 の 泉 創 業 者・北 川 明

鏡 開 き の あ と、社 会 福 祉

た。

セージを頂き披露されまし

事長からもお祝いのメッ

官、二 階 俊 博 自 由 民 主 党 幹

理 大 臣、菅 義 偉 内 閣 官 房 長

三 自 由 民 主 党 総 裁・内 閣 総

と、祝 電 披 露 で は、安 倍 晋

続 い て、御 来 賓 紹 介 の あ

た。

議長からご挨拶を頂きまし

会 議 長、寺 田 一 博 京 都 市 会

院 議 員、村 田 正 治 京 都 府 議

生 衆 議 院 議 員、繁 本 護 衆 議

安 藤 裕 衆 議 院 議 員、木 村 弥

議 員、田 中 英 之 衆 議 院 議 員、

府 連 会 長・二 之 湯 智 参 議 院

京 都 市 副 市 長、自 民 党 京 都

一 京 都 府 副 知 事、村 上 圭 子

御 来 賓 祝 辞 で は、山 内 修

掲載︶

拶 を 述 べ ら れ ま し た。︵2 面

催者を代表し上田会長が挨

会 の 辞 を 述 べ、続 い て、主

紹 介 の あ と、山 口 議 長 が 開

冒 頭、役 員 が 登 壇 し 役 員

1

終えました。

新年の挨拶を述べる上田会長 会場いっぱいに埋め尽くされた新春懇親会

No. 328 (平成2年6月28日 第3種郵便物認可)

自 由 同 和 京 都 版 (3) 2018年(平成30年)1月10日 (毎月10日発行)

「部落差別解消法」を「拡大解釈せずに有効活用する」 各界各層より330名が参加

●御  来 賓

︻都府県本部︼ 自由同和会和歌山県本部会長

︻各種団体︼ 株式会社京都銀行頭取 京都府商工会連合会会長

︻市町村関係︼ 福知山市長 綾部市長 宇治市長 宮津市長 亀岡市長 城陽市長 向日市長 長岡京市長 八幡市長 京田辺市長 京丹後市長 南丹市長 木津川市長 大山崎町長 久御山町長 井手町長︵町村会会長︶ 宇治田原町長 笠置町長 和束町長 精華町長 南山城村長 京丹波町長 伊根町長 与謝野町長

︻議員関係︼ 京都府議会議員    〃    〃    〃    〃    〃    〃    〃    〃    〃 京都市会議員

︻議員関係︼ 内閣総理大臣・自由民主党総裁 内閣官房長官 自由民主党幹事長・衆議院議員 自由民主党衆議院議員   〃   〃   〃   〃 参議院議員

●御 祝     電

土 沖

口 清

井 伸 田 康

宏 彦

大 橋 一 夫 山 崎 善 也 山 本   正 井 上 正 嗣 桂 川 孝 裕 奥 田 敏 晴 安 田   守 中 小 路 健 吾 堀 口 文 昭 石 井 明 三 三 崎 政 直 佐 々 木 稔 納 河 井 規 子 山 本 圭 一 信 貴 康 孝 汐 見 明 男 西 谷 信 夫 西 村 典 夫 堀   忠 雄 木 村   要 手 仲 圓 容 太 田   昇 吉 本 秀 樹 山 添 藤 真

近 藤 永 太 郎 田 中 英 夫 菅 谷 寛 志 渡 辺 邦 子 荒 巻 隆 三 尾 形   賢 兎 本 和 久 能 勢 昌 博 藤 山 裕 紀 子 園 崎 弘 道 田 中 崇 則

安 倍 晋 三 菅   義 偉 二 階 俊 博 伊 吹 文 明 山 口   壮 田 中 英 之 木 村 弥 生 本 田 太 郎 阿 達 雅 志

︵順不同・敬称略︶

自由同和会中央本部会長・東京都本部会長 川 上 高 幸 自由同和会中央本部副会長・佐賀県本部会長 野 口   賢 二 自由同和会中央本部事務局長 平 河 秀 樹 自由同和会中央本部組織委員長・熊本県本部事務局長 藤 本   周 一 ︵代 理 宗 川 幸 二︶ 自由同和会和歌山県本部会長 谷 口 清 次 自由同和会奈良県本部副会長 吉 田 一 博 自由同和会大阪府本部事務局長 阪 本 寛 之 自由同和会滋賀県本部事務局長         竹 田 由 德

︻都府県本部︼

御来賓・御祝電

︵順不同・敬称略︶

︻議員関係︼ 二 之 湯  智 自由民主党京都府連会長・参議院議員 田 中 英 之 自由民主党衆議院議員 安 藤   裕     〃 木 村 弥 生     〃 繁 本   護     〃     〃 ︵前部落問題に関する小委員長︶ 山 口       壮 ︵秘書・山田大智︶ 村 田 正 治 植 田 喜 裕 前 波 健 史 二 之 湯 真 士 中 川 貴 由 岸 本 裕 一 寺 田 一 博 井 上 与 一 郎 富   き く お 小 林 正 明 橋 村 芳 和 中 村 三 之 助 津 田 大 三 山 本 恵 一 吉 井 あ き ら 田 中 明 秀 西 村 義 直 下 村 あ き ら 椋 田 隆 知 島 本 京 司 道 端 弘 之 森 田   守 平 山 貴 大 加 藤 昌 洋 出 野 一 成 大 島   仁 堀   明 人 高 橋 泰 一 朗 北 川   明 田 中 セ ツ 子 西 垣 吉 洋 桜 井 泰 広 た ま き 哲 ろ う 京都府議会議長 自由民主党京都府議会議員     〃     〃     〃     〃  京都市会議長 自由民主党京都市会議員     〃     〃     〃     〃     〃     〃     〃     〃     〃     〃     〃     〃     〃     〃     〃     〃 自由民主党京都府支部連合会事務局長 前自由民主党京都府支部連合会事務局長 宇治市会議員 元京都市会議長 社会福祉法人桂の泉創業者名誉理事長 田中セツ子京都結婚塾理事長 自由民主党左京支部幹事長 前京都市会議員 自由民主党左京支部青年局

山 村 松 山 山 前 土 清

一 子 孝 仕 司 範 志 一

︻市町村関係︼ 京都府副知事 京都市副市長 南丹市副市長 舞鶴市副市長 京都府府民生活部人権啓発推進室長 京都府教育庁指導部教育企画監 京都市文化市民局くらし安全推進部長 京都市教育委員会事務局指導部担当部長

稲 垣 繁 博 山 中 修 矢 有 馬   透 枩 田   健 田 中 伸 明 山 口 靖 弘 余 田 正 典 山 岡 義 明 西 川 隆 善 河 原 善 雄 植 松 三 博 川 中 長 治 平 野 永 二 進 藤 秀 保 藤 井   忍 中 野 代 志 男 山 下 豊 彦 寺 内   章

内 修 上 圭 田 清 口 寛 口 孝 川 明 井 保 水 康 ︻各種団体︼ 京都商工会議所常務理事 宇治商工会議所副会頭 京都工業会専務理事 京都商工会連合会事務局長 京都銀行協会事務局長 京都府中小企業団体中央会事務局次長 京都府社会福祉協議会常務理事 京都市社会福祉協議会所長 世界人権問題研究センター常務理事 京都市日本保育推進連盟会長 京都市日本保育推進連盟事務局長 一般社団法人京都市防災協会理事長 はねず踊り保存会会長 山科神社宮司 京都ビルメンテナンス協会会長 ふるさと京都会会長 京都薬科大学         仏教大学参与


(5) 2018年(平成30年)1月10日 (毎月10日発行)

自 由 同 和 京 都 版

(平成2年6月28日 第3種郵便物認可)

No. 328

新 春 懇 親 会

木村弥生

衆議院議員

あけましておめでとうございます。  まずは、昨年、衆議院議員選挙におきまして上田会長をはじめ、浅田女性部長を中心に自由同和会の皆様方 には、多大なるご支援を賜りました事に対し心から御礼申し上げます。  女性活躍をはじめ、誰しもが安心・安全にくらしやすい社会の実現こそが、人権が守られる社会であります。  先程、上田会長から「独立自尊」のお話がありましたが、自分を大切にする自尊と他者、価値観の違う人であっ ても認めあう気持ちが、私も大切であると信じております。

繁本 護

衆議院議員

あけましておめでとうございます。  この度、衆議院議員へと当選に導いて頂きました、上田会長を始め自由同和会の皆様には、心から感謝申し 上げます。  一昨年、「部落差別解消法」が成立致しましたが、法律が出来たからといって「人」の気持ちを動かす事は出来 ないと思います。  やはり、家族の中で、夫婦の中で、友達の中で、社会の中で、このような人権問題を話し合うことが大切で あると思います。  そのような意味において、自由同和会が開催する人権セミナーをはじめ、さまざまな活動の中で、熱心に取 り組まれていますが、私自身も引き続き、皆様方の取組みを共にさせて頂きながらこれからも頑張って参ります。

村田正治

京都府議会議長

新年明けましておめでとうございます。  さて、一昨年は、自由同和会の皆様の熱心な御活動により、国において「部落差別の解消の推進に関する法律」 が施行され、一定の法整備が進むなど、人権問題を取り巻く状況には改善も見られるものの、高齢者や障害者 の方の住環境改善、子どものいじめ問題、また、最近ではインターネットを悪用した人権侵害やいわゆる LGBTの方々への理解など、依然として、複雑かつ多様な課題に直面しているものと存じます。  こうした中、一人ひとりが互いを認め、共に支え合う人権意識を高めていくと同時に、社会全体で、あらゆ る人権問題の解決に向けて努力を継続していくことが大変重要であると存じております。

寺田一博

京都市会議長

あけましておめでとうございます。  平素は上田会長、山口議長をはじめ、皆様方には、多大なるご支援を賜ります事に対し心から御礼申し上げ ます。  昨年、「忖度」という言葉が世間を騒がせましたが、本来、この「忖度」という言葉は従来から使われてきた一 つの文化のようなものであると認識しております。  この言葉だけを切り取って、みなで石を投げるような事で誰かをいじめるような事は決してよくないと思い ます。  この事は、自由同和会の皆さんとお付き合いする事でそのような意識を持てるようなことになっていること は、まさに皆さんが人権と言う取組みに対して熱心に取り組んでおられる証であると思います。  これからも京都市会として引き続き、尽力する事をお約束致します。

各界各層より多くの皆様方にご参加頂く

御御


No. 328

自 由 同 和 京 都 版

(平成2年6月28日 第3種郵便物認可)

(4) 2018年(平成30年)1月10日 (毎月10日発行)

来 来賓 賓祝 祝辞 辞 山内 修一

京都府副知事

皆さん、明けましておめでとうございます。  自由同和会京都府本部の皆様におかれましては、上田会長を先頭に、同和問題をはじめあらゆる人権問題の 早期解決を目指し街頭での啓発活動や人権セミナーの開催、さらには「人権擁護法案」の成立に向け精力的に展 開されている事に対し改めて敬意を表する次第であります。  京都府では、「共生社会の実現」を府政推進の重要課題として掲げ、幅広い取組みを進めているところであり ます。  今年は「世界人権宣言」が採択されてから70周年に当たりますが、今後とも実効性のある人権救済制度の早期 成立に向け粘り強く国に働きかけてまいります。

村 上圭子

京都市副市長

新年あけましておめでとうございます。  先程、上田会長の今後の方針をお聞かせ頂き、京都市としても大変心強く感じました。  明治150年、世界人権宣言70年、世界文化自由都市宣言から40年という節目を迎え、高い理想に向かって邁 進してまいりたいと思います。  私自身も、昨年から副市長を拝命頂きましたが、やはり、すべてが「人権」 を思いやる、尊重し合うことの重 要性を身体で感じ、身の引き締まる思いであります。  自由同和会の皆様が、地道に取組みを推し進められていることを力強く感じ、引き続き、上田会長、山口議 長を中心に益々ご発展されますことを心からご祈念申しあげます。

ニ 之 湯  智

参議院議員

あけましておめでとうございます。  先程は、上田会長から力強いお話を頂きましたが、私も市会議員当時は、この同和問題の是正については、 徹底して取り組んできた一人であります。  私は、京都日韓親善協会の理事長をさせて頂いていますが、私たちの幼少の時代とは違い、国際競争の中で、 もはや、今の時代に出自で差別されるような時代ではなくなってきており、また、そのような事があってはな らないし、この同和問題も同様であると感じており、私は常に、このような視点をもちながら人権問題をみて いくことが大切であると思います。  さて、先程、上田会長から知事選挙についてお話がありましたので、少し触れさせて頂きますが、もうまも なく発表できるとは思いますが、京都にふさわし方を人選致しますので、皆さんのお力を賜ります事をお願い 致します。

田中英 之

衆議院議員

あけましておめでとうございます。  私たちは、国会でさまざまな法律に携さわり、この「部落差別解消法」も同じことでありますが、とりわけ本 法律の成立には、上田会長始め京都の皆さんが熱心に行動、活動されてきたことを目の当たりにしてきました。  法律を通すことの大切さも必要ですが、その過程の中で、諦めずに努力すれば必ずや道は開かれることを身 をもって示していただきました。  引き続き、上田会長を先頭に自由同和会が益々ご活躍をされますことをご祈念申し上げます。

安 藤 裕

衆議院議員

皆様がすこやかに新年をお迎えになられましたことに対し心よりお喜び申し上げます。  先程、上田会長のお話がありましたように「部落差別解消法」を「拡大解釈せずに有効活用する」 事は当然であ ると思いますし、やはりお互いに思いやりを持ち、尊重し合いながら、一人ひとりが意識しあっていけば住み よい社会が形成できると思います。  そして、自由同和会の皆さんと共に、部落差別のない明るい社会をつくっていくことをお約束致します。


人 権 宣 言﹂が 採 択 さ れ て か 年 と い う 節 目 を 迎 え、

自 由 同 和 会 京 都 府 本 部︵上 田 いと、成立後は慎重に見定

の 木 阿 弥﹂に し て は な ら な

京都市

村上圭子 副市長

てる調査が必要であると述べら

握し、今後の教育・啓発に役立

懇談では、山口議長からは、明

一方、平成

た。

の人間関係をつくる運動を展開 ました。

大 変 力 強 い 決 意 に 勇 気 を 頂 き、

この事に対し、村上副市長は、

自 由 同 和 会 近 畿 ブ ロ ッ ク︵上

では、昨年3月に伏見区選出の

自由民主党京都府支部連合会

共産党京都府議会議員団所属の

田 藤 兵 衞 会 長︶で は、平 成

日︵月︶正 午 よ り、京 都

議員が死去されたため、府知事

1月

ホ テ ル オ ー ク ラ に て、事 務 局

することや、地域の歴史、伝統、

政策に信念と情熱をもって活動

公募では、将来の政治を考え、

ました。

勝広事務局長も申請をおこない

よる選考を実施し、当会の山口

挙の候補者を決めるため公募に

選挙と同日に実施される補欠選

ました。  議 案 で は、平 成

認しました。

済産業局への日程と内容を確

局、近 畿 地 方 整 備 局、近 畿 経

て い る 大 阪 国 税 局、大 阪 法 務

要 請 行 動 で は、毎 年 実 施 し

て審議しました。

告に向けての経営相談につい

時・班 別、要 望 内 容、確 定 申

ロック各局定期要請行動の日

年近畿ブ

た要望活動をと呼びかけられ

効 活 用 し、近 畿 と し て 統 一 し

律について拡大解釈せずに有

勝 利 し た こ と へ の お 礼 と、法

衆議院選挙において自民党が

冒 頭、上 田 会 長 よ り、先 の

て審議しました。

各局への定期要請行動につい

よ り 事 務 局 長 が 出 席 し、近 畿

長 会 議 を 開 催 し、各 府 県 本 部

22

ら この間、さまざまな動きを 説 明 さ れ、一 昨 年 末 の﹁部 落 差 別 解 消 法﹂が 成 立 し た ことも大きな動きとなった

藤兵衞会長︶、京都市協議会︵山 めてきたが、本年は、法律

新春 懇談 口 勝 広 議 長︶で は、新 春 に あ わ に 明 記 さ れ て い る、﹁部 落

そ し て、こ の 法 律 を﹁拡

治維新150年を迎え、今と未

山 内 修一

年の実

山 内 副 知 事 も 法 律 を 有

これからも自由同和会の皆さん

戦でありました。

テップに向け大いに健闘した挑

れ ま せ ん で し た が、次 な る ス

の残念ながら候補者として選ば

に実施された面接に挑んだもの

の政策課題などを作成し、

では、政治に対する信条や今後

深く政治に関わり、今回の申請

幹事長などを歴任し、これまで

の総務委員、同会の同和会支部

を務めるほか、自民党京都府連

ンテナンス政治連盟の代表理事

山口事務局長は、京都ビルメ

であります。

明性を持っておこなわれるもの

選考委員会が、公正、公平、透

る こ と な ど が 審 査 基 準 と な り、

文化に理解と愛着を持つ人であ

山口勝広事務局長が挑戦

お話をされました。

せて、山内修一京都府副知事並 差 別 の 実 態 調 査﹂ に動きが

大 解 釈 せ ず に 有 効 活 用﹂す

来 に 活 か し、﹃京 都 の 奇 跡 プ ロ

これまでの4期

効 活 用 し、教 育・啓 発 を

のご意見をしっかりと受け止め

すると力強く述べられました。

は じ め、相 談 体 制、実 態

ていきたいとされました。

績・功 績 に 敬 意 を 表 さ れ

調 査 な ど、国 と 連 携 し 取

30

た だ、こ の 法 律 は、﹁元

びに村上圭子京都市副市長と新 ある事に触れ、調査内容は、

挨拶をされました。

る こ と で、府 民 意 識 の 理

ジ ェ ク ト﹄な ど 様 々 な イ ベ ン ト

年1月9日︵火︶

本 年 は、1 9 4 8 年 に﹁世 界

解と協力を求めるべきで

に触れ、私たちの運動も大きな

分、村上副市長との

あると言明されました。

転換期を迎えていると述べられ

午後1時

一 方、 ﹁次 の 世 代 に 道 を

ました。

30

に さ れ た こ と に つ い て、 手を重んじ、自由な議論から真

れました。

譲 る﹂と し て、山 田 知 事 が

その中で、相手を尊重し、相

京都府

副知事

立候補しない事を明らか

正確な差別事象の現状を把

る た め の 調 査 を 実 施 し て、

件数や、その内容をまとめ

年のご挨拶に訪問させて頂きい 日︵水︶午前

地方公共団体の差別事象の

年1月

ています。  平成 11

分、山内副知事との懇談で

10

は、冒頭、上田会長より新年の

30

30

要請行動の打ち合わせをおこなう役員

30

70 り組んでいくとされまし

京都府議会議員・伏見区補欠選挙候補者公募を実施

自民党京都府連

27

山口勝広事務局長

16

大阪国税局・大阪法務局・ 近畿地方整備局・近畿経済産業局への要請行動を確認 近畿ブロック事務局長会議

30

(6) 2018年(平成30年)1月10日 (毎月10日発行)

自 由 同 和 京 都 版 (平成2年6月28日 第3種郵便物認可)

No. 328


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