7.1ま とめ
本研究 によって明かになったことを記す。 ・高齢期 に向けて住み替えを考 えた時、住み替 えを希望地は住み替えの前 の居住地 か ら大きな 移動を求 める人は少ない。
。 住み替 えの際の重要視項 目は、路線や地域 のイメージよ りも住環境の良好性や生活関連施設 の利便性であ つた。また、地域 コ ミユニテ イや地域 での趣味サークルの充実を重要視する人も 少な く、地域の医療福祉・ 介護福祉の充実や職場 までの利便性を重要視す る人が多 い。
・ 高齢期 にお けるライフスタイルにおいては、9割 以上 の人が「健康」を重要視す ると考えて お り、続 いて「家族 との交流」 「 知人 との交流 」 と続 く結果 となった。
満足度 につ いて 。 「健康・ 福祉」面 か ら見た総合満足度得点 に 関 しては、平均 72.09点 と比較的満足 している人 が多 い。また、男女別 に見 ると、男性 よ りも女性 の方が、場所別 にみ ると首都 圏 よ りも館林市 の方が「 健康・ 福祉」面か らみた総合居住満足度は高い。
・ 本研究で用 いた満足度項 目 6項 目 (1.人 とのふれあい 。コ ミュニケーション 2.経 済性 3. 利便性 4.地 域医療 の充実 5.健 康 の維持・ 増進
6。
在宅生活の維持 )で は、人 とのふれあい
や コ ミユニ ケーシヨンに関 して約 4割 の人が満足 してお り、反対に経済性 と地域 医療 の充実 に 関 しては不満 と答える人が約 3割 であつた。場所別 に見 ると、首都圏 よ りも館林市 の方がどの 館林市ではいづれの項 目も満足 と回答 した人が 項 目においても満足 している人の割合が高 く、 半数を超 えた。
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早稲田大学渡辺仁史研究室
2002年
度修士論文
Hitoshi Watanabe Lab.,Master's Thesis 2002