風ゼミ 都市大風

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都市大風 ー授業分析から導く都市大風設計プロセスー

東京都市大学工学部建築学科 福島研究室 麻生 晴真




これは東京都市大学工学部建築学科の分析から 都市大風設計プロセスを導き出し これからの設計課題に活かすための本である。 都市大の教授・学生のリサーチや 実際に学生の協力のもと授業分析を行いその成果をまとめた。


第1章       都市大の教授 ー都市大の創設者や教授陣の授業系統の分析ー

第2章       都市大の学生 ー学生会への取り組み・学生の卒業後進路の調査ー

第3章         授業分析 ー設計3・設計5での教授のコメントの比較ー

第4章   導かれる設計プロセス ーイメージ性とストーリー性ー

第5章       都市大風とは ー今後の設計プロセスの課題と持続ー


第1章 都市大の教授

ー都市大の創設者から歴代教授陣の授業系統の分析ー

都市大の始まり

昭和 4 年武蔵高等工科学校建築工学科として設立。後に蔵田周忠がドイツからより帰国し武蔵工大の 専任となる。

創設者「蔵田周忠」 1895 年 2 月 26 日 山口県萩市 , 浜岡家に生まれる 1913 年 工手学校(現工学院大学)卒業      三橋四郎、曽

達蔵などの設計事務所に入所

1920 年 早稲田大学(選科生として)入学 1922 年 三橋事務所の先輩である関根要太郎の事務所に入所 1927 年 東京高等工芸学校(現千葉大学)講師に就任 1930 年 ドイツに渡りバウハウスやグロピウスなどの作品に関わる 1932 年 武蔵高等工科学校(現東京都市大学)教授に就任 蔵田周忠

主な作品

旧多摩聖蹟記念館(1930年)

金子邸 (1933 年 )

古仁所邸 (1933 年 )

貝島邸 (1936 年 )

安川邸 (1936 年 )


近代建築の考え

精神的充実=建築 近代建築とは姿や様式、社会、経済をただ理解するものではなく精神的に理解することが大切だと考 えている。一つのことについて徹底したり部分的な理解だけでは不十分であり深い考察が重要。

そうして近代建築とは何か、それは「歴史を深く考え過去の建築観を正しく理解することは新しいも のを生む準備でありそれらは建築における深く内に潜む力となる」と主張する。

蔵田周忠とグロピウス 蔵田周忠はグロピウスを尊敬していて彼の伝記をかくほど。

のちにグロピウスはハーヴァード大学の主任教授に招かれ、熱心に教育 を行っていた。そこでグロピウスは「建築家はコーディネーター ( まと め役 ) でなければならない」と主張する。 ワルターグロピウス教授


教授の歴史

昭和 6∼43 年  金子邸、旧多摩聖蹟記念館 建築を精神的に理解することは新しいものを生み出すと主張。 蔵田周忠

笹原貞彦

昭和 22∼59 年 笹原貞彦

田辺健雄

昭和 30∼平成 10 年

高橋

昭和 31∼37 年

大須賀常良

昭和 30∼平成 10 年

林昭男

昭和 33∼40 年

鈴木一

昭和 37∼平成 11 年

昭和 41 年∼平成 4 年 SH=1、上小沢邸 岩崎堅一

超スパルタ。知力で劣る東大に気力と体力で勝てるように。

平成 13∼ 東京都市大学4号館 建築学会賞  広瀬健二


平成 17∼23 年 黒部市国際文化センターコラーレ 建築学会賞 海外での経験を生かし建築の実践的設計を指導。  新居千秋

平成 18∼22 年 発表やディスカッションから自分らしい考え方を確立させる。 住吉洋二

平成 18∼現在 ふじようちえん 建築学会賞 手塚貴晴

学生が作る模型やパースから様々な空間的指導。

平成 22∼現在 山鹿市立山鹿小学校 建築学会賞 建物の構成構成や実施設計の大切さを主張。 堀場弘

平成 24∼現在 工学院大学弓道場・ボクシング場 建築学会賞 福島加津也

建築のかたちと考えを、図や言葉にして表現する建築教育


時代

第 1 期:蔵田周忠の時代 蔵田 1932 年から教授であり本学建築学科の基礎を築く。 分離派、当時東京帝国大学の学生であった石本、滝沢らと形成。

第2期:蔵田先生の弟子とその教授陣の時代 「建築界だけで発言しても意味がない」といった松村正恒らが市 役所など多分野で活動を行う。

第3期:広瀬健二の時代 本学のデザイン教育は広瀬健二によるものが多い。 ①日常デザインの数量化 ②クラフトマンシップ ③反アカデミズム ④図面の表し方

第4期:新しい時代 広瀬先生に指導を受けた住吉先生や、新居先生、浅石先生らの教 授陣に加え手塚先生、堀場先生、福島先生らによるそれぞれ系統 の違う教育により学生の学ぶものの幅を大きくしている。


系統

強制的

実践的

思考概念

自由 縦軸は教授自身の主張をどのくらい反映させているかを示す。横軸は教えが抽象的な概念によるもの かより具体的な形態によるものかを示す。 この図からこれまでに左上の思考概念的で強制力のある教授が欠如していることがわかる。


第2章 都市大の学生

ー学生会への取り組み・学生の卒業後進路の調査ー

蔵田賞 蔵田周忠の業績、遺訓を永く伝え流ため協議を重ねた結果、卒業設計においてもっとも優秀な学生に 蔵田賞が送られることになり 1979 年から授与される。

受賞者 年

受賞者

作品名

1979

勝又英明

COMMUNITY BOWL- 避難広場のあるコミュニティースクール -

1980

一志敦子

THE LIVING CITY

1981

高橋徹

1982

遠藤謙一良

1983

岡田弘史

山の学校

1984

久米勇一

Contradiction to・・

1985

山本裕之

武田神社整備計画 - 四如の城 -

1986

手塚貴晴

THE STAGE

1987

中島究

COMPLESSO PLASTICO

1988

加藤実

La Scena-Art Community-

1989

小林森夫

遺伝子外部記憶装置

1990

奥村俊道

記憶の中の部屋 - 横浜固有の解を求めて -

A DROP ON THE CITY- 防災施設を持つセンター計画 小

運河総合工房計画

・ ・ ・ ・ 2017

岡本啓吾

2018

高橋万里江

川崎幸市場 - 地方卸売場への転換 建物語 - 物語の空間化 -


1979 年度

1980 年度

1983 年度

1984 年度

1987 年度

1988 年度

2017 年度

2018 年度


如学会学生会

昭和 30 年代の設立され学生独自の企画による活動。活動は主に都市・建物の見学会、他大学との交 流、学園祭での各研究会での発表を行う。

研究会活動

学園祭課題

現在は構造デザイン研究会、デザイン研究会、都市計画研究会の3研究会で活動中

如学会

構造デザイン研究会

デザイン研究会

都市計画研究会


提出前の状況 パース

エスキス

0

模型

50

図面

100

ギリギリまでのエスキス、模型ゴリ押しのプレゼン。 エスキスの時間が多いため考える量が多くアイデアの面白さがある。

提出ギリギリ、寝泊まりによる悪循環


他大学学生研究会(FLAT)

主な活動:TDW への参加、小田原などでの空き家の改修の提案、PC ソフトの講習会

グループ活動

建物見学会

参加大学(芝浦工業大学、東京電気大学、早稲田大学、東京理科大学、日本女子大学など)

実際に FLAT に入っていた人への聞き込み 都市大と他大学では何が違うかという問いに対し →提出物の表現の仕方の違い、表現の優先度の違いと答えていた


提出前の状況

エスキス

0

模型

図面

パース

50

100

提出に余裕を持つ、模型パースでの表現の工夫。 アイデアはあっさりしているがコンセプトに対して忠実に設計ができる。

課題に対するスマートさ


卒業後進路 蔵田賞受賞者卒業後進路(1979 年∼1996 年) 大学院(他大)5

大学院(都市大)6

ゼネコン

組織設計

10

アトリエ

22

留学 1 教授 1

フリー

その他

7

9

15

50

0

100 <計 76 名>

過去8年間卒業後進路(2010 年∼現在) 平成 29 年

平成 28 年

平成 27 年

平成 26 年

平成 25 年

平成 24 年

平成 23 年

平成 22 年

合計

竹中工務店

0

0

0

0

0

0

0

0

0

鹿島

0

0

0

0

0

0

0

0

0

大林

0

0

0

0

0

0

0

0

0

大成

0

0

0

0

0

0

0

0

0

清水

0

0

0

0

0

0

0

0

0

戸田

1

0

0

0

0

0

長谷工

0

0

0

0

0

0

0

0

0

日建

0

0

0

0

0

0

0

日本

0

0

0

0

0

0

0

久米

0

0

0

0

山下

0

0

0

0

0

0

NTT

0

0

0

0

0

0

0

0

0

石本

0

0

0

0

0

0

0

松田平田

1

0

0

0

0

0

0

佐藤総合

0

0

0

0

0

0

0

安井

1

0

0

0

0

0

0

東畑

0

0

0

0

0

0

プランテック

1

0

0

0

0

日立

0

0

0

0

0

0

0

横河

0

0

0

0

0

0

合計

4

7

6

2

0

3

1

4

25


比較 蔵田賞受賞者

過去8年間

ゼネコン

竹中工務店

鹿島

4

大林 大成

4

1

戸田

1

6

竹中工務店、鹿島建設、大林組などのスーパーゼネコンへの就職がなくなる。

組織設計

日建、石本 佐藤総合、日立 1

日本 6

久米 5

石本 4

東急 横河 2

久米

2

日建 1

6

佐藤総合 1 山下 1

山下

日本、安井、横河

松田平田、東畑 2

プランテック 4

日建設計、日本設計など組織事務所の中でもトップにいる事務所への就職率の低下。少しではあるが 就職先の幅は広くなっている。

ここ40年で卒業設計の成果物はあまり変わりがないが就職に差が出ていることがわかる。


第3章 授業分析

ー設計3・設計5での教授のコメントの比較ー

趣旨

設計課題では自分が持ってきた成果物に対して講師陣から評価を受ける ことが一般的である。

今回普段評価する側の講師陣を分析することで、どのようなところを重 視して教えているかを模索する。

そうすることでこれからの学生の取り組み方を考え、今後の設計課題に 活かす。


設計3 都市大キャンパス

東京都市大学建築学科の大学院キャンパスを設計する。都市に人工が集中する 21世紀は都市の世紀であ る。建築学科はその関係を強めるために、 そのキャンパスを渋谷へと進出させる。 第一課題では周辺環境や類似事例のリサーチを、配置計画や規模設定などでいかに設 計やデザインに結 びつけるかがテーマであった。第二課題ではそれらを踏まえて、周辺環境は複雑になり、空間は立体化し、 垂直動線のためにコアが必要になる。 私たちはと うして 「学ぶ」 ようになったのだろう。学ぶための空間である 「学校」 はいつからはじまり、 どのよ うに現代へとつなか っているのだろうか。 その原点と歴史 を丁寧にリサーチし、確実に設計に生かすこと。 現代の日本は歴史上初めて人口が減少し、経済は沈静化しつつある。 これまでの成長 期ほでどたくさん建 築を作る必要場がない成熟期に、大学の建築教育も変わらなければな らない。 これからの東京都市大学の 建築デザイン教育と、 そのための空間はどうあるべきであろうか。学生の君たちに考えて欲しい。

設計5 蒲田4丁目プロジェクト

蒲田は、 かつて松竹蒲田撮影所が存在し映画文化の発信地として栄え、現在は戦後のヤミ市を発端とする 個人商店やアーケード街を多く残し、独特な雰囲気を感じさせる街である。 その一方、羽田空港の国際化や 都心臨海部開発の影響により整備が急速に進んでいる。敷地は京急蒲田駅西口から続くアーケード街約 90mの部分を含む、北側は呑川、南側は京急蒲田公園に面した区画で、大田区の地区計画による整備が進 行している。 そこに君たちによる、蒲田の魅力を継承しつつ周辺の開発の指標となり、 また 21 世紀の住宅 ・ 文化の原型となりうる新しい施設を提案してもらいたい。 アーケード街の住人の職住が保たれ、より発展させるような地権者住宅、東京オリンピック開催による来日 外国人の増加、女性の社会進出、保育や高齢者の問題など、様々な世代や社会状況を想定して計画さ れた 共用住宅(ある種のシェアードハウス)、今まて にある程度定番的に理解されている30m² 75m²くらいまで の分譲住宅、 それらをサポートする様々なサードプレイス的要素を複合的に考えてほしい。 そしてとびきり居 心地の良い施設にしてほしい。


設計5 講師陣コメント

新居千秋 武蔵工業大学工学部建築学科 卒業 ペンシルベニア大学大学院 修了 新居千秋都市建築設計設立 東京都市大学工学部建築学科教授

稼ぐことについて、より画期的なシステムの提案。ライブラリー以外で

畑や農園で農園で本当に稼げるか。

も稼ぐことを考える。

れて、どのくらい稼げるのか具体的

どうやって住戸に光が入るのか

庭を作るのであればもっといろいろ

平面的にずらしたり、断面での検討をする。

廊下のバリエーションをもっと考え 「ここをこうやって」「それがここと繋がって」など模型を見ながら動線 などの指摘。 もっとちゃんと図面を書いて検討する。

模型から全体のボリュームや人がどのように使うのか に加え、成果物についても指導。

今のイメージで模型のスケールを上

課題に対する各提案につい


堀場弘

矢田康順

武蔵工業大学工学部建築学科 卒業

武蔵工業大学工学部建築学科 卒業

東京大学大学院修士課程 修了

英国 AA School of Architecture 卒業

シーラカンス K&H

INTEGRATED DESIGN ASSOCIATES

東京都市大学工学部建築学科 教授

。どのくらいの面積でどのくらい取

要項には短中滞在やサービスアパートメントもあり最近ではお年寄り

的に調べる。

のシェアハウスもあるはず。

ろできるはず。

マルチホールの使われ方を工夫する。

える。

全体的な建物のスケール感をつかむ。

上げ、より細かく検討する。

いて具体的な改良を指摘。

プログラムの使われ方について指摘。


講評のパターン

現状検討型 模型を見て現状の問題点などを指摘 ex)・中庭の周りを回れるように回遊性をつける ・ボリュームを少しずらして光を入れる

未来型 これからどう詰めていくか提案 ex)・稼ぐ仕組みについて具体的に考える ・新しい住戸タイプ

お説教型 自分の発表すらできずひたすらお説教 ex)・根本の考え方が間違っている ・こののままでは単位落とす


重要度のヒエラルキー 各先生方からのコメントから7つの項目にピックアップし、それが多い順に並べる

ボリューム感 稼ぐ 平面構成 動線

プログラム

断面構成

3次元的空間

ボリューム感 プログラム 3次元的空間 断面構成

動線

稼ぐ 平面構成

重要度のヒエラルキー

講評でのコメントが多い順に並べると、ボリューム感→プログラム→3次元的空間→断面構成、動線 →稼ぐ→平面構成となる。


設計3 講師陣コメント

矢印の示し方がいい。縦横無尽につながる 必要な情報の取捨選択。 都市におけるスケール感。 広範囲から調べるか、リサーチの切り口を決める。

福島加津也

プレゼンの全体の構成からどのような切り口で調

武蔵工業大学工学部建築学科 卒業

べられているか。スケール感、完成度など同じ内

東京藝術大学大学院美術研究科 修了 福島加津也+冨永祥子建築設計事務所 東京都市大学工学部建築学科 教授

容での表現の仕方について指摘

複雑なことを緻密に紐解いていく メインになりそうなきっかけが少しずつある 放射状の図が良い 矢印などでいろいろなリサーチにつながる

能作淳平

プレゼンのわかりやすさ、伝え方などの表現につ

武蔵工業大学工学部建築学科 卒業

いて。それぞれがやってきたリサーチのビジュア

ノウサクジュンペイアーキテクツ

ル化をどのようにしていくと良いかなどを指摘。


ストーリーが一般的すぎるかも。 広範囲のリサーチを推奨、どういう構造を与えるか プレゼンの流れはいいが建築にするときにどうするか 建築の一部にはなるがアイデアではない

伊藤博之

今回プレゼンしたテーマについてのストーリー性

東京大学工学部建築学科 卒業

を把握し、そこからの設計への取り組み方につい

東京大学大学院修士課程 修了 伊藤博之建築設計事務所

て指摘

言葉としての分析ではなくやり方を繊細にすると良い 情報をそぎ落としていく作業ができそう 人がどのくらい使うかなど具体的な話をする 提案をいっぱい作ってみる

冨永美保

テーマの重要性、リサーチの強度について自分た

芝浦工業大学工学部建築工学科 卒業

ちの掲げたテーマで詰められていない部分を指摘

横浜国立大学大学院 Y-GSA 修了 トミトアーキテクチャ


2パターンのコメントタイプ

建築の表現の仕方について 福島加津也

採点者からすれば学生たちのプレゼンを見るのは初めてであり それも一人一人時間を費やすわけではない状況。そこからいか に自分の伝えたいことをスマートに伝えられるかが重要になる。

能作淳平

伊藤博之

建築のテーマの重要性について 設計ではテーマやコンセプトが他の人と似ている部分が少しは 出てきてしまう。そこでいかに自分の掲げているテーマを掘り 下げ他の人より強いコンセプトとできるかが重要になる。

冨永美保


提出枚数

2枚 3枚

10枚

1

6枚

5枚

4枚

13

16

15

1 1

50

0

100

平均して A1用紙4∼6枚でプレゼンを収めている学生が多い。サーチに必要な情報量を把握し、適 度な密度のプレゼンが重要である。

リサーチの分布 データ 情報 歴史

周辺

48

事例

42 50

コンセプト デザイン 諸室

36 50

考察

38 50

提案

2 50

スタディー

16 50

8 50

50

周辺や歴史の分析をしていて情報の集積にとどまっている人が多い。より納得のいくデザインとする ためのテーマを導き出すことが必要である。


第4章 導かれる設計プロセス

ーイメージ性とストーリー性ー

抽 データを分析したもの、役にたつもの(コピペ可能)

情報

リサーチ

考察

データ

パソコンや本などに載っている事実に基づく値(コピペ可能)


抽象

考察

具体

コンセプト

考察

デザイン ストーリー性と独自性を兼ね備えたものとなる

設計

考察

コピペを1回オリジナル(テーマ)にする作業が重要


コンセプトの重要性

イメージ性 形態的概念、図象的概念 カタチ(デザイン)に近いより具体的

ストーリー性 言語的概念 カタチ(デザイン)に遠いより抽象的

イメージ性から考えてしまうとストーリーとしての発展がなくなってしまう。 言語的概念であるストーリー性からコンセプトを考えることで、最終的なデザインをより掘り下げ深 みのあるものとなる。 都市大生は形態的に考えることが多くコンセプトをイメージとして捉えている


比較 設計3考察

抽象

情報

考察 考察

データ

イメージ性 考察

考察

考察

設計

リサーチ

考察

ストーリー性

デザイン

具体

リサーチ一括などを通して、建築の根本であるストーリーを考える。

設計5考察

抽象

情報

考察 考察

データ

イメージ性 考察

考察

考察

デザイン

具体

設計規模の大きさからボリュームなどの形態的なものから考える。

設計

リサーチ

考察

ストーリー性


第 5 章 都市大風とは

ー今後の設計プロセスの課題と持続ー

都市大の印象 卒業設計、もの自体の物量がすごいが聞いていくと中身がない 模型を多く作る、オブジェで見たときのわかりやすさ

問題点

抽象

情報

考察

データ

考察

考察

デザイン

設計

リサーチ

考察

情報

コンセプト

デザイン

具体

都市大生がしがちな設計プロセス

リサーチした情報をそのまま設計に落とし 込んでしまう。

都市大生はかたちを作る力はある。しかしコンセプトを作る力が足りない

かたちだけでなくそれまでに至る過程をよくすることが大切である。


結論 都市大=コンセプトが弱い つまりコンセプトからかたちにする過程が他大と比べ劣っている。

抽象

情報

考察

データ

考察

考察

デザイン

具体

コンセプトからデザインにうつる過程で丁寧に考察した上でかたちを作る。 イメージ性の持続と、それに加えストーリー性の向上が重要である。

設計

リサーチ

考察

コンセプト


都市大風

ー授業分析から導く都市大風設計プロセスー

発行日    2018 年 9 月 23 日 制作     麻生晴真 担当教員   福島加津也教授 指導教員   能作淳平 冨永美保 協力     設計 3・設計 5 授業履修者 発行所    東京都市大学福島研究室



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