学校だより「FANCT vol.134」

フルスクリーンを選択してご覧ください。 一日も早く、通常の学事行事を実施できる日を願って（2020年 3 月）

2019年度「卒業研究発表会」開催！（2020年２月５日(水)） ２月５日(水)に、本科５年生による『卒業研究発表会』が開催されました。パワーポイント を用いた口頭発表形式により、機械システム工学科では「撹拌翼により形成される乱流場の数 値解析」等25件・39名、電気情報工学科では「火力発電機の線形化した経済負担配分の検討」 等39件・39名、システム制御情報工学科では「ドローンでの空撮による鹿の判別システムの開 発」等32件・37名、物質化学工学科では「寒締めほうれん草の室内栽培システムの開発および その実証実験」等33件・37名の発表が行われました。

2019年度「特別研究発表会」開催！（2020年２月７日(金)） ２月７日(金)に、専攻科2年生による『特別研究発表会』が開催されました。約２時間におよ ぶポスター発表形式により、生産システム工学専攻では「浅底水槽を用いた超音速気流の再現 装置開発」、「RFスパッタリング法を用いたCu-N薄膜の成膜と評価」、「廃炉作業のための３ 次元地図の作成」等16件の発表が、応用化学専攻では「L-イソロイシン由来キラルレセプター を導入したポリ (フェニルアセチレン) の合成およびキラル識別能の評価」、「旭川高専由来の 緑藻 Haematococcus lacustris におけるカロテノイド蓄積条件の検討」等７件の発表が行われ ました。

進路状況 [就職]（2020年3月31日(火)現在） 本科卒業生の就職先

M E

S C

本科卒業生の就職先（続き）

M E

JR貨物（株）北海道支社

1

第一工業製薬（株）

KDDI（株）

1

中部電力（株）

NHKテクノロジーズ

1

（株）テクノス北海道

（株）NTT東日本-北海道

3

（株）デザインネットワーク

1

デジタルテクノロジー（株）

1

2

（株）NTT東日本-南関東 （株）ProVision

1

（株）テクノプロ

（株）SCREEN SPE サービス

1

東京食品機械（株） 1

（株）SUBARU （株）USEN-NEXT HOLDINGS

1

旭イノベックス（株）

1

アスクル（株）

1

ウェルネット（株）

1

宇部興産（株）千葉石油化学工場

1

1

1 1

コニカミノルタジャパン（株） 1

1

ソニーグローバルマニュファクチャリング＆オペレーショ ンズ（株）

1

1

日鉄テックスエンジ（株）室蘭支店

1 2 1 1 2

（株）日本触媒

2

日本ゼオン（株）

1

パナソニック（株）アプライアンス社

1

パナソニック（株）インダストリアルソリューションズ 社

2

パナソニックシステムソリューションズジャパン（株）

1 1

パナソニックスイッチングテクノロジーズ（株）

1

1

1

（株）日本コンピュータ開発

1

キリンビバレッジ（株）

セイコーエプソン（株）

1

（一）日本血液製剤機構

3

キヤノン（株）

1

1

日本オーチス・エレベータ（株）

1

シンセメック（株）

1

テクノプロ・エンジニアリング社

ニプロ（株）

関東化学（株）

（株）ジェイペック

1

東芝エレベータ（株）

1

オムロンフィールドエンジニアリング北海道（株）

サントリープロダクツ（株）

1

（株）ドコモCS北海道 1

C

2

東芝機械（株）

旭化成（株）

キリンビール（株）北海道千歳工場

1

S

（次ページへ続く） 1

M；機械システム工学科、E；電気情報工学科 S；システム制御情報工学科、C；物質化学工学科

進路状況 [就職]（2020年3月31日(火)現在） 本科卒業生の就職先（続き）

M

E

S

C

専攻科修了生の就職先

1

ピー・シー・エー（株）

1

（株）日立ビルシステム

1

（株）檜山鐵工所

NTT東日本グループ

1

（株）SCREEN セミコンダクター・ソリューションズ

1

（株）エッチ・ディー・ラボ

1

ファナック（株）

1

シャープマーケティングジャパン（株）

1

富士古河E&C（株）

1

ジョンソンコントロールズ（株）

1

藤森工業（株）

2

高砂熱学工業（株）

1

1

1

北海道住電精密（株）

1

東京食品機械（株）

1

北海道セキスイハイム工業（株）

1

東京電力ホールディングス（株）

1

北海道電力（株）

1

1

（一）日本血液製剤機構

1

（株）北海道モリタ

1

日本発条（株）

1

北斗工機（株）

1

（株）日立ハイテクフィールディング

1

（株）マイスターエンジニアリング

1

北海道電気技術サービス（株）

1

（株）三井化学分析センター

1

（株）メンバーズ

1

三菱ケミカル（株）茨城事業所

1

稚内市役所

1

三菱電機エンジニアリング（株）

1

三菱電機ビルテクノサービス（株）

1

明光義塾富良野教室

1

計

P；生産システム工学専攻、A；応用化学専攻

（株）メンバーズ

1

雪印メグミルク（株）

1

計

22

30

2 19

M；機械システム工学科、E；電気情報工学科 S；システム制御情報工学科、C；物質化学工学科

16

87

A

1

アルテック（株）

1

（株）ヒロエンジニアリング

1

P

13

2

15

進路状況 [進学]（2020年3月31日(火)現在） 本科卒業生の進学先 旭川工業高等専門学校 専攻科

M E 8

S

4 12

C 計

専攻科修了生の進学先

P

A 計

1

3

4

9 33

北海道大学大学院

2

3

総合研究大学院大学

1

1

1

東京大学大学院

1

1

2

5

長岡技術科学大学大学院

1

1

宇都宮大学

1

1

奈良先端科学技術大学院大学

1

1

新潟大学

1

1

北海道大学

1

北海道教育大学

1

室蘭工業大学

1

千葉大学

2

1

東京海洋大学

1 1

1

東京農工大学 長岡技術科学大学

1

豊橋技術科学大学

3

1

2

2

1

3

1

4

名古屋工業大学

1

1

信州大学

1

1

岐阜大学

1

1

熊本大学

1

公立はこだて未来大学

2

千歳科学技術大学

計

1 2

4 1

1

日本航空専門学校

1

1

計

17

9 18 21 65

＜本科＞ M ； 機械システム工学科 E ； 電気情報工学科 S ； システム制御情報工学科 C ； 物質化学工学科 ＜専攻科＞ P ； 生産システム工学専攻 A ； 応用化学専攻

3

5

8

卒業・専攻科修了に際しての送辞・答辞 新型コロナウィルスの影響により、本年度の「卒業証書授与式・専攻科修了証書及び学位記 授与式」は中止となってしまいましたが、送辞と答辞が寄せられていますので、ご紹介します。 在校生送辞 朝夕に寒さが残る中、日差しには春の訪れが感じられる季節となりました。このよき日に、晴 れて旭川工業高等専門学校を御卒業・御修了される先輩方、おめでとうございます。在校生一同、 心よりお祝い申し上げます。 先輩方にとってこの高専生活の５年間とはどのようなものだったのでしょうか。どのような思 いを抱いておられるでしょうか。先輩方がご入学された５年前、きっと期待に胸を膨らませる中、 新しい環境に不安と緊張を抱いていたのではないかと思います。 対面式での、見ている側はよくわからないあの衝撃をいまだに覚えておられる方も少なくはな いと思います。入学してから２週間もたたずに行われた合宿研修。そこで出来た友人とは今もお 互いに支え合う関係が続いているのではないでしょうか。優勝を目指してみんなで一致団結した 体育大会。盛り上げようとアイディアを出し合った学校祭。部活動では新たな伝統を築き、輝か しい思い出をたくさん残したかと思います。時には過酷な定期試験、たくさんの課題に追われな がらも耐え忍んだこともあったでしょう。 先輩方は今日、この旭川高専を巣立ち、それぞれの道に進まれます。その先にある道は決して 平坦な道ばかりではないかも知れません。そんな時には是非とも高専生活の５年間を思い出して ください。ここでの生活が必ず役に立ち、実を結ぶ時が来ることと思います。この旭川高専で 培ったことを糧に新しい世界で存分に力を発揮し、ご活躍ください。 最後になりますが、先輩方のご健康と更なるご活躍を心からお祈りし、送辞とさせて頂きます。 令和２年３月１９日 在校生代表 電気情報工学科 第３学年 学生会会長 神原 愛翔

卒業・専攻科修了に際しての送辞・答辞 卒業生答辞

長く続いた冬の寒さもようやく遠のき、日ごと増す暖かな陽射しに、別れと出会いの季節で ある「春」の到来が感じられる頃になりました。 振り返ると、旭川高専での時間は瞬く間に過ぎていきました。その中で私たちは、様々な経 験をし、色々なことを学び、日々、充実した学校生活を過ごすことができました。先生方のご 指導を受け、かけがえのない友人と多くの時間を共有し、一心不乱に駆け抜けたこの５年間は 私たちにとって一生の宝物です。 ５年前、慣れないスーツ姿に身を包み、期待と不安を抱えながら臨んだ入学式。あの頃は、 将来の自分の姿など想像もできず、何をやりたいのか、何になりたいのかもわかりませんでし た。ただ、専門知識を身に付けたいと、そう思って入学したのを覚えています。最初は、科目 数の多さと専門科目の難しさに苦戦しましたが、２年、３年と学び続けることで工学の面白さ を知りました。時には、友人と議論し、共に励まし合いながら課題や試験に取り組み、一つ一 つ困難を乗り越えてきました。また、体育祭や学校祭などの行事においては、仲間と協力し、 ひとつのことを成し遂げる達成感を得ることができました。卒業研究を通して、問題や課題に 対してどういうアプローチをしていけばいいのか、自分で考え、行動する難しさを経験するこ とができました。入学当初は専門知識を学びたいと思っていましたが、振り返れば、勉強で得 た知識だけでなく、高専生活すべてが学びの場であり、あの頃には想像もできないぐらい多く のことを学び、成長できたと思います。 この５年間で、多くの人々と出会い、関わりながら過ごしてきました。長い時間を共に過ご した友人や、あたたかく見守ってくださった先生方や職員の皆様、なにより一番近くで支え続 けてくれた家族がいてこその５年間だったと思います。心より感謝いたします。 （ → 次ページへ続く）

卒業・専攻科修了に際しての送辞・答辞 卒業生答辞（続き） ４月から、私たちはそれぞれの道を歩んでいくことになります。旭川高専を旅立つのは名残 惜しいですが、高専生活で得たすべてを活かし、社会に貢献できる技術者になれるよう、日々 精進していきたいと思います。 皆様方のご多幸と、旭川高専のさらなる発展を願い、答辞とさせていただきます。 令和２年３月１９日 令和元年度卒業生代表 電気情報工学科 林 優太

卒業・専攻科修了に際しての送辞・答辞 修了生答辞 専攻科の全課程を修了し、今日のこの日を迎えられたことに、この上ない喜びを感じており ます。 専攻科での２年間を振り返りますと、諸先生方、職員の皆様をはじめ、多くの方々に懇切丁 寧なサポートをしていただき、充実した学校生活を送ることができました。本科では学ぶこと のできない専門知識、研究活動を通じて養われた高い研究技術、そしてなにより友人と切磋琢 磨し苦楽を共にした経験は、今後の人生においてかけがえのない財産になるものと確信してお ります。 昨今、環境問題に伴う異常気象やエネルギー不足など多くの問題が深刻化していく中で、科 学者および技術者が果たすべき役割は日々大きくなっております。私達は本日をもって専攻科 を修了し、それぞれの道を歩み始めますが、将来の日本を担う科学者や技術者となるべく、よ り一層精進して参ります。 最後になりますが、旭川高専で充実した学校生活を送ることができたのは、諸先生方、職員 の皆様、共に時間を過ごした友人達、そしていつも温かく見守ってくれた家族のおかげです。 御世話になりました皆様に修了生一同、心より感謝致しますと共に、皆様の御健康と旭川高専 の更なる発展を祈念致しまして、修了生代表の答辞とさせていただきます。 令和２年３月１９日 令和元年度修了生代表 応用化学専攻 鈴木 涼太

卒業に寄せて（2020年３月19日(木)） ５年 機械システム工学科 学級担任 千葉 良一 ご卒業おめでとうございます。皆さんがこの５年間に出会った友人や出来事は一生の宝物にな るはずです。大切にして欲しいと思います。春からは一つ上のステージに進むわけですが、常に 向上心を忘れないで、それぞれの目標・志を高く持ち、仕事や学業に励んでいってください。 「もう勉強することが嫌だから」という理由で就職していく学生の皆さん、結局は就職しても 勉強の毎日を過ごしますよ。人生、ずっと勉強です。ほとんどの学生達が15年も経てば、私が 今もらっている給料を優に超える額をもらうようになるでしょう。勉強をし続ければ、の話です けども。 一人ひとりが旭川高専を代表する者として、ワールドワイドに活躍されることを祈っています。 ５年 機械システム工学科 長谷川 堪亮さん 桜の花が咲き始め、心地よい春の風が吹いてきた 頃、希望を胸に僕は高専に入学しました。まず強烈 だったのが、対面式で目の当たりにした光景。陽気 な先輩方に点呼で名前を呼ばれ大きな声で「は い！」と返事。あの頃はとにかく恥ずかしく、顔を 真っ赤にしていたのを覚えています。 しかし時が経つのは早いもので、気がついたら卒 業する歳。体育大会に学校祭、部活動にテスト…、 この５年間でとにかく色々なことがあり、ひとつひ とつが大切な思い出です。クラスの皆と過ごす毎日 は楽しく、笑いすぎていつも頬が痛かったなあ。 最後に５年間僕たちを成長させてくれた先生方、クラスの皆、関係者の皆様、両親に感謝して います。ありがとうございました。

卒業に寄せて（2020年３月19日(木)）

５年 電気情報工学科 学級担任 有馬 達也 ５年電気情報工学科のクラスの就職した学生諸君。こんにちは。元気だと思います。新社会人 の第一歩、期待を胸に頑張って下さい。そして、得た資金は自分に投資し、資格を増やしましょ う。進学した諸君は、教養として芥川龍之介さんの作品などをネットの「青空文庫」で読んで下 さい。ゲームを行うのであれば、ロールプレイングゲームだけにしましょう。主人公を強くして、 しかしある日一瞬の手抜きで弱い敵に囲まれて死んでしまう。その悲しい経験は、手抜きをしな い研究者を作ります。もっとも、これからはゲームの怪物ではなく現実の研究に追われる生活が 待っていますが。４月から頑張って下さい。

５年 電気情報工学科 林 優太さん 全力を尽くし勝ち取った体育祭準優勝、試行錯誤 を重ねて見事成功させた高専祭、他愛もない会話で 盛り上がった休み時間、レポートの締め切りに追わ れた日々。この５年間、楽な道のりではなかったで すが、たくさんの思い出とそれを作ってくれた５年 電気情報工学科のみんながいたからこそ、最後まで 歩むことができたと思います。 そして、私たちの担任を務めてくださった倉持先 生、有馬先生には大変お世話になりました。５年電 気情報工学科は、少々やんちゃなクラスでしたが、 最後まであたたかく見守ってくださり、ご指導いただいたこと、本当にありがとうございました。 最後にお世話になった教職員の皆様、友人、家族に感謝の気持ちを伝えたいです。５年間あり がとうございました。

卒業に寄せて（2020年３月19日(木)）

５年 システム制御情報工学科 学級担任 戸村 豊明 ５年システム制御情報工学科は、沢谷先生から引 き継いだクラスです。３年生での進路変更が一段落 してからは、ほぼ心配無用のクラスになりました。 担任としては楽をさせていただいた反面、もっと細 やかに指導すべきだったと反省する時もありますが、 担任が大雑把で怠け者だからこそ、自ら考えて行動 できる立派な学生に成長してくれたのだと（自分に 都合の良いように）考えています。 学業でも学校行事でも常に真剣に取り組むのがこ のクラスの特徴で、全体的に学業成績が優秀なだけ でなく、校内体育大会2連覇を達成したことも強く 印象に残っております。最後になりましたが、５年 システム制御情報工学科の学生と保護者の皆様、ご卒業おめでとうございます！

５年 システム制御情報工学科 山口 尚太さん 高専に言いたいことがあるとすれば、「修学旅行が欲しかった」です。企業見学も確かに楽し かったですが、やっぱりみんなで飛行機に乗って、道外に行きたかったなと思います。クラス替 えもしてみたかった感もあります。5年間同じクラスなのもいいですが、他のクラスの人と関わ ることがあまりなかったので、ちょっとしてみたかったです。 在学中みんな一度聞いたことはある「高専はくそ」、「普通高行けばよかった」という言葉。 5年間過ごしてみて、そんなことはなかったなと思います。5年間ちゃんと過ごしてみると、い いところでした。お世話になった先生方、クラスメイト、5年間ありがとうございました。

卒業に寄せて（2020年３月19日(木)） ５年 物質化学工学科 学級担任 堺井 亮介 物質化学工学科５年の皆さん、卒業おめでとうございます。皆さんの高専生活を締めくくるか けがえのない卒業式が中止となったことは大変残念です。しかし、卒業式はなくとも、皆さんに は新しい世界が待っています。是非とも前を向き、４月からの新たな一歩を踏み出して欲しいと 思います。 会社や大学が決まるまでの苦労と合格を頂いたときのあの喜びを今一度思い出し、大きな志を 持って、その新たな世界で全力を尽くして欲しいと思います。本校で経験し、培った能力が必ず 役立つはずです。皆さんの今後の活躍を心から祈念しております。そして何より、皆さんが心身 共に健康で、充実した人生を送ってくれることを願っています。 ５年 物質化学工学科 岩瀬 恵里さん 私はこの５年間で非常に多くの事を 学ぶ事が出来たと思います。勉強面で は化学の専門知識だけではなく、プロ グラミングや電気回路、農業など他分 野についても学ぶ機会があり、より科 学への興味を深める事が出来ました。 また、友人や先輩方、先生方と過ご すうちに、協力する事の大切さ、社会 における自分の立場などを改めて実感しました。 私達５年物質化学工学科は、個を大切にする人が多いクラスでした。話し合いで意見がぶつか る事もありましたが、最後の学校行事である高専祭は、笑顔で終えることができて良かったです。 最後になりますが、個性豊かなクラスの担任を務めて下さった堺井先生、吉田先生をはじめ、 お世話になった先生方、同級生に心から感謝しています。

専攻科修了に寄せて（2020年３月19日(木)） 専攻科長 大島 功三 専攻科修了生の皆さん、修了おめでとうございます。修了生を今日まで支え、励ましてこられ たご家族の皆様にも心からお祝いを申し上げます。 ご存じのように新型コロナウイルスの影響で、卒業式・修了式が中止になりました。大変、残 念ではありますが、この場を借りて修了生へメッセージを贈りたいと思います。 皆さんは、本科５年間＋専攻科２年間という長い期間にわたって勉学・研究を続け、修了を迎 えることになりました。旭川高専での多くの努力と経験によって、創造性豊かな総合的能力を備 えた皆さんは、令和になって初めての専攻科修了生となります。令和という新しい時代において 大いに活躍されることを願っています。修了おめでとうございます。

２年 生産システム工学専攻 伊藤 大道さん 生産システム工学専攻は複数の学問領域を融合し たものであるため、様々な分野に精通した総合的な 力を身に付けることができ、個人での問題解決スキ ルが向上したと感じます。また、本科生のときと比 べて、グループワークや課外活動が非常に多かった ため、他者の意図を踏まえて自分の思考や主張を論 理的に説明することなど、以前は苦手としていたこ とが日常的にできるようになり嬉しく感じています。 さらに、長期インターンシップや半年近い就職活 動を通して、専門知識を用いた応用分野の見解を深 めると共に、社会の一員となった際の知識の使い方 や技術者としての在り方を理解したことは、就職後の活動において大きなアドバンテージになっ ていくと考えています。

退職・転出される教職員 令和２年３月31日をもって、退職・転出される方は以下のとおりです。本校に対するこれ までのご尽力に心から感謝申し上げます。 定年退職 定年退職

機械システム工学科 技術創造部

教授

技術長

石

井

悟

三田村

均

悟

定年退職

事務部長

工

藤

転出

学生課長

千日坂 和彦

退職に寄せて 「退職を迎えて」 機械システム工学科 令和２年３月末で、退職となりました。昭和59年の10月に 着任し、人生の半分以上をこの旭川高専で過ごしたこと になります。 黒かった髪は白くなり、肌は艶と弾力を失いました。 しかし、こんな姿こそ、私自身が本校で長く勤めた証 しです。勿論、私個人だけではなく、本校を取り巻く 状況も大きく変わりました。当時の学校方針の柱は、 「教育」、「研究」、「学生指導」でしたが、現在 ではこれら以外にも様々なニーズに応えるような姿 に変貌しています。 私には、この先の見通しなど全く読めませんが、本 校が一丸となれば、どんな苦境も乗り越えていけると 信じています。私自身、何の役にも立てませんが、陰 ながら応援させて頂きます。何だかんだ言いながら、 この35年、大変なこともありましたが、有意義な教員生 活でした。最後に、これまで皆様に頂いた数々のご指導・ ご支援に感謝を申し上げ、旭川高専の発展、皆様のご健勝・ ご活躍を心より祈念し、退職の挨拶といたします。

教授

石井

悟

退職に寄せて 「人生は一度限り、感謝の気持ちを忘れずに」 技術創造部 令和２年３月、60歳定年という一つの通過点を迎えるこ とになりました。昭和55年４月、本校に技官として採用 され、40年間、実技教育一筋に多くの方々と仕事をさせ て頂きました。 最近、「時代は変わった」という言葉をよく耳にし ます。でも、学生さんたちの若さと笑顔は変わりま せん。若いということはとても素晴らしいことで、 分け隔てなく皆さん平等に与えられた特権です。何 をやっても許される訳ではありませんが、広い視野 を持ち、多くのことに挑戦してみて下さい。人生は、 一度限りです。通り過ぎた時間は、決して戻ってき ません。 うまくいかずに挫けることもあるかもしれません。 なぜ、自分だけ？と思うことがあるかもしれません。 そんな時、自分は周囲の人間よりも恵まれてないと思 うかもしれません。しかし、世の中には皆さんより更に、 辛く苦境に立たされている人が大勢います。朝、目が覚め て一日を過ごすことが出来るという当たり前の幸せに感謝し て、人生を楽しんで下さい。

技術長

三田村

均

旭川高専産業技術振興会の企業紹介 連載しています「旭川高専産業技術振興会」会員企業のご紹介、本号は以下の二社です。

No.７ 株式会社

生駒組

会社概要 ・創業：大正13年２月 資本金：3,000万円 ・役職員：49名（男性47名、女性２名） ・事業内容：総合建設業（土木工事、建築工事、鋼構造物、水道施設、鉄道工事、他） アピールポイント 弊社は、1924年（大正13年）の創業以来、2024年で100周年を迎えます。創業時か ら公共インフラを主体に、全道各地で工事を実施してきました。近年は建築、北海道 新幹線など幅広く工種を広げ、各方面から高い技術力を評価されています。 弊社が建設するインフラは社会基盤を支える重要な仕事です。 １. 市民生活に欠くことができない道路・橋梁・鉄道・農業整備工事など 取締役社長 ２. 市民を災害から守る河川整備・ダム・森林工事など 生駒 雅彦 ３. 市民の衛生環境を整える水道・下水道・産廃処理場造成工事など 氷点橋、クリスタル橋、新橋、旭正橋など、市内に架かる多くの橋は弊社の代表的な成果品であり、現在 は神楽地区の平成大橋（写真）の施工に取り組んでいます。ドローン活用や ICT化も積極的に取り入れ、近代化を推し進めています。また、社会貢献、 企業メセナ活動も実施していて、とりわけ 「三浦綾子記念館」には長年にわたって周 辺整備などの支援を実施しています。 弊社に関心のある方は、気軽に会社訪問 や現場見学を申し出下さい。 連絡先 住所：北海道旭川市４条通３丁目右１号 TEL：0166-22-1251 HP：http://www.ikomagumi.co.jp

工事中の平成大橋上部工工事

旭川高専産業技術振興会の企業紹介 No.８ 日進設備工業株式会社 会社概要 ・設立：1962（昭和37）年 資本金：3,000万円 ・従業員：21名 ・業種：建設業（産業分類）、管工事業（建設業法の分類） ・業務内容：空気調和設備・衛生設備の工事施工管理及び設計業務 ① 空調・衛生設備等の新設及び改修工事の施工管理（安全・品質 ・工程・原価） ② 空調・衛生設備等の設計（新設・改修、基本計画・実施設計） ③ 省エネ・新エネ等、エネルギーの有効活用提案・設計施工 ④ 既存施設の維持管理・修繕、保全提案・保全工事施工

代表取締役社長 猪股 武

アピールポイント お客様と対話し、【お客様の希望】を【私たちの知恵と技術で実現】 するチームです。チームとメンバーが継続的に成長し、より住みよい 地域創りに取組んでいます。 日進設備工業(株)のミッション 1. お客様に喜んでいただける仕事をする。 2. 営利企業として地域経済に寄与する。 ≪働く人に良い職場を提供し、適切な利益を得て納税する≫ 社屋 3. 良質な「建築設備」を提供し、地域インフラの質向上に努める。(LCC低減等) 4. エネルギーの有効活用等を提案し、環境負荷低減に寄与する。 ※ 社員の成長（資格取得等）を積極的に支援（社内教育､社外講習等）しています。 ※ 旭川高専OBが５名在職しています。(２M、11M、20M、33S、48E) ※ 業界PRビデオ YouTube 日空衛動画 連絡先 住所：北海道旭川市神居７条２丁目２番10号

TEL：0166-61-5171

HP：http://www.nissinsetubi.co.jp