ソーシャルメディア_セミナー発表

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ソーシャルメディアを活用し 企業の資産価値をどう創るか! 株式会社リンケイジア


企業の資産価値について 新しい資産価値

『ファン』

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ソーシャルとは何か ■ソーシャル(Social)とは、社会的関係を表す総体的概念 ■社会=生活世界 + 経済システム + 政治システム ※参考:社会システム論

■ソーシャルメディアは、ユーザー間の関係に留まらない、企業

の経済活動、そして政治活動を含むネットワーキングの集合体


ソーシャルメディアの関連概念の整理 ■ネット(オンライン)コミュニティ →広義のユーザー参加の観点

■プラットフォームビジネス(サービス) →収益構造(サービスの拡張性)の観点

■ソーシャルネットワーキングサービス

→オフラインの関係をオンライン上の持ち込み、さらにその輪を広 げるネットワークの観点

■ソーシャルメディア (facebook,twitter,mixi) →ユーザー間の関係性を媒体として捉える観点

(企業が一ユーザーとして参加できるマーケティングプレイヤーとし ての意味が強い) 3


ソーシャルメディアマーケティングの変化 ソーシャルメディア (2010年代) プラットフォーム (2000年代) コミュニティ (1990年代)


ソーシャルメディアマーケティングの理解 ①リアルタイム・レスポンス

→ソーシャルメディア + スマートフォン

②マーケティング・コスト

→露出だけではなく、参加が目的(参加型コンテンツ制作コストは⾼い)

③拡散技術

→共依存メディア技術の進化(API,Open ID)

④進化技術

→構造(自⼒)より機能中⼼(他⼒)の進化(Social Application)

➄バズ(BUZZ)とバイラル(VIRAL)マーケティングの違い →バズ=関⼼、バイラル=関係

→ソーシャルメディアマーケティングは、バズとバイラルのバランスが重要


ソーシャルメディアのマーケティング①: ユーザーターゲッティングの絞り込み(面から点へ) Small Network A Node間の関係は緊密でありながら、 他のスモールネットワークには排他的

凡例 HUB NODE(ネットワークの中心)

Small Network B Node間の関係性が薄く、 ネットワークの中心が存在 しない

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Small Network C

Small Network D

Node間の活発な関係がみ られ、他のスモールネット ワークとつなぐ複合ネット ワークの中心

ネットワークの中心を担う Nodeの役割が強すぎ、 ネットワークリスクが内在


ソーシャルメディアのマーケティング②: 3Lニーズの具現化 ユーザ観点

Needs 多様化・表面化

リアリティの加速化

■フラッシュマーケティング ■リアルタイムプロモーション

Time

ライフセグメント化 ■地域情報との連携 ■サブカルチャー化

欲求の表面化 ■出会いの場 ■ファンづくり

interesting

Possession 所有

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API,ASP,OpenID,Cloud

Sharing 共有


ソーシャルメディアのマーケティング③: コアーメンバー層の戦略的構築

自然発生的成長プロセス (コアーメンバー層の構築まで長い歳月が所要)

CM (Core Member)

5%

RWM

ROM

(Read Write Member)

(Read only member)

20%

80%

意図的成長プロセス (コアーメンバー層の戦略的構築で成長スピードを速める) 6


コアーユーザー層(ネットワークの中心)の構築 ■イノベーター(革新的採用者) 冒険的で、最初にイノベーションを採用する

■アーリーアダプター(初期採用者) 自ら情報を集め判断する。ビジョナリー

■アーリーマジョリティ(前期多数採用者) 初期採用者を追随的な採用行動を行う。実利主義

■レイトマジョリティ(後期多数採用者) 世の中の普及状況を見て模倣的に採用する

■ラガード(採用遅滞者) 最も保守的・伝統的で、最後に採用する

①ビジョナリーな要素を取り入れる

Critical Mass コミュニケーションメディアの場合(20%前後)

→新しい技術、トレンド、話題

②実利の担保されるサービス →不便や不満が解消され、ベネフィッ トが発生。参加して楽しい。

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キャズムの解消事例(Mixiと MixiとGreeの Greeの成長ポイントの 成長ポイントの比較 ポイントの比較) 比較) モバイル事業強化

G ree 2005年3月

2005年9月

2006年3月

M i xi プロフィルに顔写真と実名の掲載が流行る →相手がもっと身近に感じられる

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2006年9月


コアーユーザー(フォロワー/ファン)獲得プロセス

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コアーユーザー層の構築事例

10代向けモバイルコミュニティサイトの立ち上げ

■戦略:イノベーターのプライドを刺激し、最短でイノベーター層を構築する ■コアユーザー層のイメージ:渋谷を中心に活動する10代の女性層 ■バイラルプロセス: ①10代の女性層を獲得 ②10代から20代の男性層の流入 ③男女ユーザーの世代拡大 ■プロモーション期間:3ヶ月 ■手法:グループインタビュー形式 ①街頭で募集 ②グループインタビュー(7-10人程度) ③サクラメンバーの活躍 ④インタビュー後、簡単なアンケート収集 ※報酬として一人2千円/全体所要時間20分 ※上記プロセスを1日4~5回繰り返し行う(サクラを投入して2ヶ月運営) ■マーケティング予算:3ヶ月で1000万円

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ソーシャルメディアの進化プロセス 2011年度 年度 ソーシャルメ ディアのデバイ ス進化 マーケ ティング

2012年度 年度

facebook@Japan黎明期 Twitterの大衆普及期 Twitterの大衆普及期

2013年度 年度

2014年度 年度

ソーシャルコマースの導入期 ソーシャルデータの拡大期

スマートフォンの普及・ソーシャルメディアアプリのデバイス標準搭載 スマートフォンの普及・ソーシャルメディアアプリのデバイス標準搭載 ソーシャルデータマイニングの導入期 ソーシャルデータマイニングの導入期

2015年度 年度 ソーシャルメディ ソーシャルメディ アの成熟期 アの成熟期 (web_link→ (web_link→ User_link) User_link)

ソーシャルネットワーク分析の一般化 ソーシャルネットワーク分析の一般化

(サンプリング・モニタリング) (サンプリング・モニタリング) ●キーワード分析●影響⼒分析●普及分析 ●キーワード分析●影響⼒分析●普及分析

(ユーザー属性、地域属性、サブカルチャ属性) (ユーザー属性、地域属性、サブカルチャ属性) ●ネットワーク分析●関係性分析 ●ネットワーク分析●関係性分析

ソーシャルメディア効果測定の進化

観点

効果測定

●売上貢献測定 ●売上貢献測定 ●認知度向上測定 ●認知度向上測定 ●ブランディング測定 ●ブランディング測定

ソーシャルメディアと既存メディアとの複合効果測定の統合管理ツールの進化 ソーシャルメディアと既存メディアとの複合効果測定の統合管理ツールの進化

ソーシャルメディアを用いたサポート体制(CS)支援事業 ソーシャルメディアを用いたサポート体制(CS)支援事業

サポート

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ソーシャルメディアを用いた営業支援事業の活性化 ソーシャルメディアを用いた営業支援事業の活性化


ソーシャルメディアの成⻑予測(日本国内) ■現況分析 2011年1⽉の時点の利用者数は、mixi は1128万人(前⽉比110%)、Twitterは 1421万人(同110%)、ともに前⽉比で 10%増。Facebookは、460万人(同 149%)と一ヶ⽉で一気に50%も訪問者 を増加させた。 映画「ソーシャル・ネットワーク」と、 それに付帯したマスメディア報道、書 籍ラッシュ効果が、Facebookだけでは なく、mixiやTwitterにも波及したよう だ。ここに来て三社サービスとも急増 した様⼦が⾒て取れる。

とりわけ、日本におけるtwitterと facebookの成⻑性は、2011年末ま でtwitterが2000万ユーザー、そし てfacebookが1000万ユーザーを超 えるとみられる。 12


世界のfacebookユーザー動向 ■Worldwide Facebook Users 650,385,880

■前⽉対比成⻑率

日本が世界トップレベル成⻑

■2011年末まで推定ユーザー数 約8億人 ■アジア諸国の変化

インドネシア、フィリピンが低迷


アジアにおけるfacebook利用者数 ➀中国本土を除く中国語公用圏のfacebook利用者数:15,995,000 →香港の人口:7,003,700

facebook利用者数:3,700,320(人口対比率52.8%)

※世界トップ。米国の人口314,659,000、facebook利用者数152,189,880(人口対比率48.3%)

→台湾の人口: 23,063,027

facebook利用者数: 9,999,260 (人口対比率43.4%)

→シンガポールの人口:4,987,600

facebook利用者数:2,295,420 (人口対比率46%)

②中国本土を除く中国語を公用語とする地域のtwitter利用者数 →香港+台湾+シンガポール=約1千万ユーザー(世界:2億1千万ユーザー)

③Weibo利用者数

→中国本土を除くアジアユーザー数=約8百万ユーザー(中国:1億2千万ユーザー)

④韓国のfacebookとtwitterの利用者数 → facebook:4,049,640

twitter:約600万人(推定)


ソーシャルメディアでアジア進出戦略 ➀日本ブランドの信頼性と日本国内での実績を訴求する ②購買⼒のある地域からアプローチする → シンガポール(一人GDP:世界20位、36,378.74)

→香港(一人GDP:世界24位、29,802.71)

→韓国(一人GDP:世界37位、 17,074.33) →台湾(一人GDP:世界38位、16,372.31)

③共通のソーシャルメディアを言語別に用いて話題を形成する →facebookページを中国語(簡体字,繁体字)と英語,韓国語で展開 →twitterの公式サイトを中国語と英語,韓国語で展開 →Weiboの公式サイトを中国語で展開

④予定している商品販売の前と後に分けて認知向上施策ならび販売戦 略を⽴案し、具体的なアクションプランを設計・実⾏する


アジア進出向けソーシャルメディア設計 Facebook 公式サイト (言語別)

情報配信用HP (中国語、英語、韓国語)

関連情報ま とめサイト (言語別) SEO対策

企業,商品,サービス関連 ニュース (中国語,英語,韓国語) RSS

Twitter 公式サイト (言語別)

Weibo 公式サイト (中国語)

google

baidu


まとめ 『ソーシャルメディアを活用し企業の資産価値をどう創るか!』

➀資産価値の創造:ファン(コアユーザー)の形成 ②資産価値の拡散:ファンによるファンの形成(バイラル) ③資産価値の拡大:グローバル(アジア)ファンの形成 ④資産価値の利益化:ソーシャルコマース 例)アジア向け実現可能なfacebookの言語対応アプリケーション

各種EC展開,日本旅⾏のインバウンド獲得,新技術・商品・サービスのブランディング

株式会社リンケイジア(Linkazia)の強み ➀日本とアジアを知る!(日韓中のメンバーが各国の社会文化に精通) ②ファンの⼼を揺さぶる!(バズの企画・開発能⼒) ③ファン同士の関係形成!(バイラル仕掛けプログラム) 14


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