N°
785
1er mai 2015
オヴニー・パ リの 新聞
LE JOURNAL FRANCO-JAPONAIS BI-MENSUEL GRATUIT www.ovninavi.com ovni@ilyfunet.com tél:+33(0)1 4700 1133 fax:+33(0)1 4700 4428
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Made in France
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フランスと欧州のニュース。 〈ロマ〉の活動家たち。 Allende の高級ランジェリー。 暮らしに便利・掲示板。
毎月 1 日・15 日発行
春告げる、 一日花屋。
Actualitéにに
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月1日はフェット・デュ ・ ミュゲ(スズラン祭り) 。 この日のスズランは、
幸せをもたらすと言われ、フラン スでは、家族や恋人に、スズラ ンを贈る習慣がある。⦆ この花を春の訪れ、幸福の象 徴として贈る文化は、ケルト民族 が起源と言われている。16世紀、 国王シャルル9世が、毎年5月1日 に宮廷の女性にスズランを贈り、 この習慣が広く知られるように なったとのこと。19世紀には、パ リのオート・クチュールのメゾンが、 この日に顧客や従業員にスズラン を贈っていたそうだ。⦆ 今も市民の間にこの文化は根 付いており、この日は、庭や森で 摘んだスズランを並べた、たくさ んの「一日花屋」が、路上に店 を出す。市町村ごとに一定の条件 があるが、この日だけは営業許 可なしでスズランを売ることがで きるからだ。売り子は、子供から お年寄り、家庭の主婦など、年 齢も素顔もさまざま。価格は一株 1 ~ 2ユーロ程度。 スズラン栽培が盛んなナント 近郊で、3世代前からこの花を栽 培しているリシャールさん兄弟は、 4月21日から収穫を開始。 「今年 の開花はちょうど5月1日前後にな
Photo : 神戸シュン
りそうだ」と喜んでいた。当日まで、 全国への出荷に追われる。 (重)