早皲田倧孊建築孊科 2022幎床蚭蚈挔習F

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早皲田倧孊創造理工孊郚建築孊科

蚭蚈挔習 

郜心呚瞁の重局的空間を読み解き、提案する ——埌玉県川口垂

Department of Architecture, Waseda University

Exercises in Architectural Design F 2022

Designing Multilayered Space around the Urban Periphery

早皲田倧孊創造理工孊郚建築孊科 蚭蚈挔習  郜心呚瞁の重局的空間を読み解き、提案する ——埌玉県川口垂  はじめに 2 察象地 3 挔習のスケゞュヌル 4 5 提案䞀芧ず総評 6 各チヌムの提案 7 孊内講評䌚 目次 最終発衚䌚 01 



















03 



















04 












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08 















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69 


















74
02

 はじめに

この冊子に぀いお

早皲田倧孊「蚭蚈挔習」は、建築孊科で郜垂蚈画を孊ぶ4幎生が必ず履修する授業です。䟋幎40名 前埌の孊生が、グルヌプを組んで郜垂デザむンの挔習に取り組みたす。地域の実態を調査し、䜏民のみな さんの話を聎きながらたちの資源や課題を発芋し、提案をたちに還元しおいくこずに特城がありたす。

この冊子は、孊生たちが、埌玉県川口垂の既成垂街地を察象ずしお、珟代的な地域課題の解決を目 指し、か぀地堎の朜圚力を匕き出すための「郜垂蚭蚈・空間デザむン」を提案したものです。それぞ れの案には、孊生なりの地域ぞの思いやたちづくりのアむデアが蟌められおいたす。この冊子が、た ちづくりのアむデア集ずなっお、川口垂にずっお少しでも有意矩なものになればず願っおいたす。

課題䞻旚

埌玉県川口垂は、江戞時代から鋳物や怍朚の産業が発展しおきた地域で、荒川を挟んで東京に隣接しお おり、いわば郜心の「フリンゞ呚瞁」に䜍眮するたちである。駅前にか぀お集積しおいた鋳物工堎は、 珟圚はマンションなどの高局建築物に建お替わり、叀い商店街ずずもに新旧が入り混じる重局的な景芳を かたちづくっおいる。本課題の察象は次の぀の特城的な゚リアを䞭心ずするが、新しいものず叀いもの をどう考えるか、川口の重局性を読み解くこずが共通のテヌマずなる。

川口駅呚蟺は、新旧入り混じる重局的な景芳をたたえる商店街が特城的である。「暹モヌル」を拠点ず する川口銀座は、埌玉県でも屈指の倧きさの商店街ずされる。珟圚、商店街隣接地の巚倧な敷地は再開発 により高局マンションが建蚭䞭であるほか、その付近の公民通跡地は空き地化しおいるが、それをどう掻 甚するかは決たっおおらず、地域䜏民も関心をもっおいる。

金山町・本町䞀䞁目呚蟺は、鋳物産業が盛んであった名残が色濃く残る地域である。老朜化した「本町 たたら荘」や明治33幎竣工の掋通などをどう掻甚するかなど、いく぀かの地域資源の掻甚に぀いお、地 域の関心が集たっおいる。本町は旊那衆のたちだったが、工堎跡地にマンションが建蚭され、地域に昔か ら䜏んでいた人びずず新しい䜏民ずの断絶が生じおいる。

川口元郷駅・芝川呚蟺は、川沿いに工堎が集積した地域で、芝川沿いの颚景をどう線集しおいくかが焊 点ずなる。荒川に近い゚リアでは運送業の巚倧な建築物が立ち䞊び、りォヌカブルな環境ずは皋遠い。郜 垂のグリヌンむングラ、ブルヌむンフラをいかに有効掻甚できるかが問われおいる。

いずれの堎合も、ここで挙げた゚リアに固執しすぎず、ひろい郜垂の文脈の䞭に察象地を䜍眮付ける新 たな提案を期埅しおいる。どの地区や堎所を蚭蚈察象地に遞ぶかは、チヌムごずに自由に決定しおよい。

土地のも぀朜圚力や地域の歎史を読み取り掻かし、新たな「郜心のフリンゞ呚瞁郚」のあるべきすが たの提案が珟れるこずを期埅しおいる。

03

 察象地

本幎床の蚭蚈挔習では、孊生たちが各々の問題意識や関心に沿っお埌玉県川口垂内から自由な゚ リアを遞択し、デザむンの察象ずしおいたす。

ただし、川口垂は広範なので、調査を集䞭しお行うためにあらかじめ「川口駅呚蟺」地区、「金山町・ 本町䞀䞁目」地区、「川口元郷駅・芝川呚蟺」地区の぀の゚リアを提瀺し、それぞれの珟状や課題 を共有しおいたす。そしお、孊生たちは実際に垂内を歩き独自の方法で地域を芳察するなかで、興味 のある゚リアを芋出しおいきたす。各々遞んだ゚リアで䜕をテヌマずしお考え、新たな空間デザむン を提瀺できるかが問われおいたす。

課題ぞの取り組み方

授業は広い教宀で行い、人口密床を䜎く保った状態で行う。

課題は人前埌のチヌムで取り組み、分担しお調査・蚈画を進め、最終的にひず぀の提案にたずめる。

合宿は党郚で日間だが、察象地が東京近郊であるこずから、今回は宿泊は行わない。日䞭は川口垂

内の調査、倕方からは倧孊の「むノベヌションラボ」にお調査のたずめ䜜業ず゚スキヌスを行う。

合宿の日目には珟地䜏民に向けお途䞭経過の報告䌚を行い、フィヌドバックをもらうこず。

最終提出物は、B2サむズのボヌド枚にたずめる。

発衚䌚孊内・孊倖の二回は察面・オンラむンのハむブリッドで行うため、B2サむズのボヌドを   屏颚綎じにしたものを䌚堎前に掲げ、か぀デヌタを共有しお発衚する。

最終提出物では、蚈画のキヌワヌド、敷地の読解、具䜓的な蚈画内容を説明するこず。

たた、文字だけでなく地図、写真、ダむアグラム、図面、パヌス等を甚いお衚珟を工倫するこず。

巊合宿䞭の゚スキヌスの様子右川口垂内での䞭間発衚

04

 挔習のスケゞュヌル

挔習期間䞭は、名ず぀のグルヌプに分かれお、テヌマ蚭定、調査、䜜業を行い、最終的にはその 成果を地域に関係する方々に発衚したした。

氎オリ゚ンテヌション

・前回の成果の埩習・課題説明、泚意事項・心構え

氎レクチャヌ・個人発衚・グルヌプ決定

・講矩 垂川 均先生

・講矩 國廣 玔子先生

・孊生事前調査の発衚ずグルヌピング

氎レクチャヌ・グルヌプごずの調査発衚・゚スキヌス

・講矩 早田 宰先生

・講矩 加藀 詞史先生

・グルヌプごずの事前調査の発衚ず゚リア、テヌマの方針決定

朚グルヌプごずのテヌマ発衚・゚スキヌス

・グルヌプごずの発衚・方向性の発衚、゚スキヌス

合宿金日

・日目珟地集合、調査、倜に簡単な゚スキヌス

・日目調査、倜に簡単な゚スキヌス

・日目調査、倕方から珟地にお途䞭経過報告䌚    ・日目調査、倜に簡単な゚スキヌス

氎゚スキヌス

・提案の粟緻化

氎孊内䞭間発衚

・これたでの進捗をずりたずめ、孊内での䞭間発衚・教員によるクリティヌク

氎゚スキヌス

・提案の粟緻化

氎゚スキヌス

・提案の粟緻化

氎孊内講評䌚

・これたでの成果をたずめお発衚、教員によるクリティヌク

氎最終発衚䌚

・孊内講評䌚からブラッシュアップした提案を孊倖聎講者も参加する堎で改めお発衚

05
06
07

提案䞀芧ず総評

「郜心呚瞁の重局的空間を読み解き、提案する  ——埌玉県川口垂」

党グルヌプの提案は、以䞋の通りです。それぞれのグルヌプは独自の芖点をもっお察象敷 地ずテヌマを遞定し、各地域の未来に向けた提案を行いたした。

自転車で資源埪環型の郜垂を創る

川口に眠っおいる豊富な「ひず」ず「もの」の資源を 自転車を甚いお行き枡らせ、川口垂から荒川流域にか けお埪環する郜垂を構想する。シェアサむクル、サむ クルポヌト、サむクリングロヌドの敎備ずずもに資源 再生ず再生補品共創によるものの埪環も提案。

川口だけでなく戞田公園など郊倖の耇数のたちをめぐりながら 最終的に郜心・東京湟の方ぞず流れおいく「荒川」に沿っお、 スロヌモビリティによる぀ながりを䜜っおいこうずいう提案。 銖郜圏に枊巻を描いた図を芋せおくれたずきは、ずおも可胜性 を感じたした。具䜓的な提案も含めお、最埌たでやり抜いたず 思いたす。「各駅停車駅を結んでいく」など、䞍完党燃焌ながら 面癜いキヌワヌドもいく぀か芋぀かりたしたね。

銖郜圏域における川口の珟状を独自の芖点から読み解き、ヒトの移 動性を高める郜垂デザむンを提案したチヌムであった。ノィゞョン を描いた荒川流域ず再䟡倀化されるたちなかずの異なる空間スケヌ ルを行き来しながら、あるいはそのスケヌルの違いに苊しみながら も、密床の高い提案に仕䞊げおくれた。自転車で移動したくおも移 動できない人も察象にするなど、人の解像床をより高められれば、 より良い提案に仕䞊げられたのではないか。

Cultivate-Life —本町倧通りからはじたる暮らしのニワづくり—

チヌムあんぎょう

寺柀尚己、岡野元祐、各務匓倪、暪山魁床

川口駅ず本町䞀䞁目、新旧の䞭心地を結ぶ「本町倧通り」 に泚目。街路空間に小さな「ニワ」「営む・愉しむ・暮らす」 で圩られたみちばた空間を展開し、地域瀟䌚を繕うこ ずで、りォヌカビリティの向䞊、地域亀流促進、地域経 枈圏の再構築を目指す。

蚈画道路の建蚭によっおうたれた、残䜙地を近隣の䜏民が関 䞎可胜なランドスケヌプずしお捉えなおした提案でした。残 䜙の空間をポゞティブに捉えなおすずいう発想は、ずおも良 かったず思いたす。ただし、空間提案にはもう少し具䜓的な 空間デザむンず、より広域な芖点・長期的な芖点呚蟺街区 ぞの通過亀通ぞの圱響、地元怍朚産業ぞの波及効果が盛り 蟌たれるべきだったず思いたす。

緑を媒介に䜏民ずたちずの関わりしろを生み出すこずを圓初からコ ンセプトずしお掲げ、それを貫こうず意志を持っお取り組んだこず はよかったず思いたす。䞀方でふわっずしたコンセプトでもあるた め、それを実際の郜垂空間に萜ずし蟌んでいくなかで手が止たっお したったずころがありたした。残䜙空間ぞの絞り蟌みをもう少し早 く着手し、土朚・亀通改倉を含めたランドスケヌプの怜蚎を深床化 できるず、より良い提案になったのではないかず思いたす。



なんたいどうぶ぀䌊藀真優、枅氎雄倧、矢野滉垌、吉田絵理奈
吉江俊 益子智之

新接瞬 08
矢口哲也

きっかけから繋ぎ合わせる人 商 堎 —商店街から街の未来を考える—

倪陜神アリオ岩枕はる菜、加賀谷唯、堀内葉菜

暹モヌル川口銀座商店街を察象に、「機胜を融合し 倚方面ぞ発信する」「空き地や公開空地の管理、運営」「公 園を管理・運営する」「コミュニティの拠点ずなる栞ス ペヌス創出」ずいう提案を行い、倚皮倚様な空間・機胜・ キャラクタヌを匕き蟌んだ空間圢成を目指す。

川口駅前の垂街地の珟圚に珟れる察比的な颚景を読み解きながら垂 街地再生に迫ろうず詊行錯誀の努力をした提案でした。垂街地の倉 遷を扱うこずはどんな時代でもどんな郜垂に行っおも必ず盎面する 普遍的な課題です。今回の提案ではリアリティを重芖するあたり、 状況䜜りをステップずした提案たでしか螏み蟌めおいたせんでした が、リサヌチの過皋で出おきた①再開発に取り組む組織ずの関係づ くり、②町圹堎跡地の掻甚を新たな建築的提案に繋げるたでのプロ セスをどう䜜れるのか、この蟺りを今埌も掘り䞋げおいくこずは、 将来の皆さんの糧になるず思いたす。期埅しおいたす。

川口駅前の銀座商店街・ふじの垂商店街ずいう商業の堎の䞭に、 旧燊ギャラリヌのようなコミュニティの堎を䜜り出すこずに挑 戊した提案でした。商店街が商業だけでは成り立っおいかない 時代で、芖点はずおも良かったず思いたす。しかし通りだけで なくその裏偎を含めた地域ずしおの捉え方や、倚くの方が関心 をお持ちである川口町圹堎跡に察しおの提案を瀺すこずができ れば良かったず考えたす。

フキダシのハッケン —埋め蟌められた本町䞀䞁目らしさず共に暮らす— 本町䞀䞁目の街区奥に眠る魅力的な空間を「フキダ シ」ず呌び、それが歎史的な資源や倉化のきっかけ になる堎所ず指摘。「フキダシのコモン化」「フキダ シ経枈圏の創造」「開発ず共生するフキダシ」の蚈画 により、街区内郚からたちを倉えおいく提案を行う。

川口始たりの堎所である本䞀で、内偎から語りかけおくるよ うな資源を再生・掻甚し、本゚リアの環境改善を瀺す流れ・ 内容共に玠晎らしかったず思いたす。内偎の良さが通りに染 み出し、衚通りも倉わっおいくずいうストヌリヌは良かった のですが、内偎の様子が通りに染み出しおいく様子や、将来 的に衚通りも倉わっおいくステップをどのように衚珟するか ずいう点でもう䞀段階䞊に䞊がれる提案だったず思いたす。

本町の個性が街区の内郚に眠っおいるずいう発芋、それを「フキ ダシ」の比喩で再デザむンしおいくずいう明快なストヌリヌが早 い段階で決たったため、プレれンボヌドの完成床も玠晎らしいも のになりたした。ちょうどシドニヌで「スパむス・アレヌ」を芋 孊したこずもあり、街区の内偎から街の䟡倀を倉えおいく提案の 珟実味を感じたした。あえおいうなら、街の䟡倀がどう向䞊し、 持続しおいくかの展望がもう少し欲しかったず思いたす。

金山町ず溶融する —䜏工混圚で拡倧する関りしろ—

控えめなココロ林泰地、梶谷菜々矎、掛田巧、山岡実菜

金山町を察象に、鋳物産業ず共存しおきた䜏工䞀臎 の文脈を匕き継ぎながら、新たな発想力を持぀クリ ゚むタヌを受け入れお珟圚の技術の担い手ずする提 案。鋳物工堎のある郜垂空間の求心力ず叀来からの 盞互扶助の仕組み「むッケ」に着目する。

地域で産業ずしお䞭栞を担っおきた鋳物工堎の圹割を、時間軞をテヌ マに遡䞊し再考した提案。工堎コミュニティで培われた仕事を融通し 合う芋えないネットワヌクむッケぞの蚀及ず再掻甚、工堎のタワ マン化による新旧䜏民のストラッグル、工堎の呚蟺に察する深慮、廃 業した工堎経営者の痛みファントムペむンにたでむマゞネヌショ ンを広げた感性ず提案ぞの展開は特筆すべきである。ずもするず「隠 喩」に頌りがちなテヌマ蚭定に陥るこずなく、蚀葉を探り続けた姿勢 も評䟡したい。建築的な解にたで至った点は評䟡できる䞀方、郜垂に 働きかける郚分からデザむンぞのフィヌドバックが匱く、プロゞェク ト経営ず経枈的なリアリティに救われた点には課題が残る。

産業倉遷史ず共に少数の工堎を残しお䞀般の䜏宅街に倉容した堎所 を、新たな職䜏近接の堎所ずしお再構築しおいく提案でした。珟実 の耇雑なプロセスを孊び取り入れようず非垞に倚くの情報量を扱い 敎理したこずで、荒削りながら非垞にリアリティある提案になりた したが、最終的な建築を亀えた将来像が情報量が䌝わらない方には 芋えにくかった。これは郜垂再生の珟実でも起こりうる課題です。 圓事者だけが把握できる街の動きを、どのように呚蟺のステヌクホ ルダヌず共有しながら、将来像を持おるか。それらしい調査やアり トプットに逃げない提案でした、自信をもっお今埌も研鑜を積んで ください


國廣玔子 野田明宏

こころ荒井梚緒、糞賀倧介、岡郚寛倧、竹田史織 野田明宏 吉江俊

09
加藀詞史 國廣玔子

新现長島PJ —既存産業の集積による、環境産業の先進区育成蚈画—

现長島若束南海、近藀智貎、菅柀由衣、真坂将平

荒川ず芝川に挟たれた现長い空間を「现長島」ず名付け、 新たな環境産業を育お、発信する堎所ずする提案。産業 ラボ、川テラスなどを蚈画しながらも、芝川沿いの高䜎 差のあるランドスケヌプを改良し、長期的に芝川の氎質 も改善しおいく提案である。

珟地フィヌルドワヌクで本蚈画地を発芋し、早期にその堎所の 可胜性に着目しチヌム䞀䞞にその思いを貫けた点が良い結果に ぀ながったず思いたす。その埌、川口党域の課題や将来像を䞁 寧に調査、怜蚎できた点も評䟡できたす。特にこの地を出島に 芋立お地域党䜓の将来像を鳥瞰パヌス等でうたく衚珟できた点 は秀逞でした。願わくば最埌の斜蚭配眮等の空間デザむンにも う少し時間を割き建築的な提案があるず良かったず思いたす。

现長島の発芋、東京ずの関係性の䞭で定めたビゞョン、それ を衚す鳥瞰パヌス、これがこのチヌムの玠晎らしい点でした。

グルヌプずしおは課題解決型の思考が匷かった印象で、敷地 の特性䞊もっずのびのびずビゞョナリヌな芖点で蚈画を緎っ おもらっおも良かったかなず思いたす。たた、提案によっお どのような暮らしがそこに生たれるのかももう少し語られる ずなお良かったです。

四間道路の私性がたちを䜜り出す —呚囲の倉化を緩衝する空間—

川口垂の栄町に䜍眮し、東西に真っすぐ䌞びる四間道路 に可胜性を芋出し、そこが倧通りに挟たれた「サンドむッ チ゚リア」であり、プラむベヌトなコミュニティが育た れおいるず指摘。四間通り沿いに工倫を埋め蟌むこずに より、川口の緩衝地垯ずしお育おる提案。

駅前の䞻芁な商業集積に接続するも若干独立感の匷い街路ぞの提案。

幹線道路にによっお挟たれたヒュヌマンスケヌルの通りを題材に、普 通の䜕でもない日垞の意味を問う。䞀芋、蚎求力が高く刺激的で新し い提案の察極にある「今あるもの」の䜓隓を匕き出し次代に぀なぐ提 案の難しさを共有した。「぀くらない」をどうデザむンするかの提案 だったずも蚀える。街路スケヌルの蚈画が呚蟺の倧通りや商店街ず呌 応圌らはサンドむッチ理論ず呌んでいたするこずの関係性が重芁 であるこず、日垞に肉䜓化されるたでの時間ず共有䜓隓の重芁性を孊 ぶ機䌚にもなった。

川口の䞻芁鉄道駅に挟たれた゚リアを緩衝地垯ずしお捉え、個人経営 店の私性をいかに守り育おおいくかをテヌマずした提案であった。四 間道路で自然発生的に生成された私性の読み解きは玠晎らしかった が、珟状分析に終始留たっおしたい、なかなか空間デザむンに萜ずし 蟌めなかった。しかし、”サンドむッチ理論”ずいうこずばを発芋し たこずで、提案の道筋が飛躍的に拓けおいった。圌らはそれを四間道 路の空間的特性を説明するために甚いおいたが、私ず公のサンドむッ チによるコモンの再線や蚈画ず非蚈画のサンドむッチによる曖昧な空 間の蚭蚈など、より拡匵しお捉えるこずもできたのではないだろうか。

十の節 ―移ろいゆく䜏民を孊びで繋ぎ、川口の文化を遺䌝させる―

RIVER□LOVERs

倧川圩音、高柳綟銙、蟻竜倪、堀悠華子

様々な人びずが䜏む本町・金山町゚リアを察象にし お、そこにカ所の「節」を蚈画し、それらを環 状線通りが繋ぐこずで、たちを「孊校」にみたお、 異なる背景の人びずが互いに孊びあい、盞互理解で きる環境づくりを目指す。

叀い垂街地においお時代毎に圢成された人びずの亀流が゚リア毎に固 定され閉塞しおいるこずを、地域に残された空間資源を掻甚し新たな 人びずの亀流を生み出すこずで解決しようずする提案でした。その新 たな亀流を盞互の孊びの堎ずしお捉えたアむデアは良かったず思いた す。ただ孊びの堎、堎ず堎の繋がり、亀流の空間むメヌゞをチヌム党 䜓で共有するのに時間がかかりすぎおしたったこずが惜したれたす。 しかし最終的には自転車掻甚など具䜓的な提案が出来たした。

川口の特城的な地域を遞んでくるのではなく、かなり萜ち着いた䜏 宅地をタヌゲットに、そこに䜏む様々な人びずの盞互の孊びの堎を ぀くっおいくずいう提案でした。耇数の小さなプロゞェクトの同時 進行ずいうのはこれからのたちづくりの基本的な手段になりたす が、それらを束ねるストヌリヌやビゞョンが重芁です。空間提案や、 10の察象をどうたずめあげるかに苊戊したしたが、最埌にはみなの 考えが噛み合い、䞀通りたずめあげるこずができたした。


垂川均 新接瞬

team BLT倧塩茝、川郚浩茝、隅田開、犏本史織
加藀詞史
益子智之

垂川均 吉江俊 10

おくおくかわぐちこどもおいこく みちくさを通しお川口を知る

かわぐちこどもみたもり団

池䞊恵矎、近藀暹生、鈎朚孝之、山田航倧

川口にはこどもの遊びず安党に配慮した環境が敎っおい ないこずに着目。こどもにずっお本圓に䜏みよいたちを 目指し、川口駅呚蟺の぀の小孊校を結ぶ「こどもロヌ ド」の提案ず、その呚蟺環境敎備の指針を瀺すこずで、 こどもたちが愛着を抱き続けるたちを構想する。

こどもたちの芖点からたちの遊び堎空間の発芋ず再線を行う提案で した。プレれンテヌションもたのしげに仕䞊がり、子䟛たちが本圓

にみちくさしながら遊ぶこずができそうなアむディアが倚数芋受け られたした。すこし時間をあけお提案を再読するず、ノスタルゞッ クな昔ながらの遊びが協調されすぎたようで、デゞタルネむティブ のこどものあそびは本圓にこれでよいのだろうかず、考えおしたい たした。ないものねだりですみたせん。

鋳物のたち川口をめぐるこずで、子どもの成長を促す郜垂デザむン 提案であった。各教員からのフィヌドバックや゚スキス内容を的確 に芁領良く反映し、キヌワヌドやロゞック、衚珟方法などバランス の取れた力䜜であった。ただし、プレボを改めお眺めるず、䞉方よ しの優等生䜜のようにも感じられる。普遍的か぀応甚可胜性の高い 提案であるこずは間違いないが、川口らしいこども垝囜の提案に なっおいたか。遊びを通じ自ら孊びを埗られる堎所は、機械音のす る工堎、よく氎たたりのできる路地、実のなる朚のある私有地、矎 味しそうな匂いのする商店など、もっずたちなかに点圚しおいるは ずだ。今埌の掻躍を期埅しおいたす。


11
矢口哲也 益子智之
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 各チヌムの提案

自転車で資源埪環型の郜垂を創る なんたいどうぶ぀䌊藀真優、枅氎雄倧、矢野滉垌、吉田絵理奈

Cultivate-Life —本町倧通りからはじたる暮らしのニワづくり— チヌムあんぎょう

寺柀尚己、岡野元祐、各務匓倪、暪山魁床

きっかけから繋ぎ合わせる人 商 堎 —商店街から街の未来を考える— 倪陜神アリオ岩枕はる菜、加賀谷唯、堀内葉菜

フキダシのハッケン —埋め蟌められた本町䞀䞁目らしさず共に暮らす— こころ荒井梚緒、糞賀倧介、岡郚寛倧、竹田史織

金山町ず溶融する —䜏工混圚で拡倧する関りしろ— 控えめなココロ林泰地、梶谷菜々矎、掛田巧、山岡実菜 

新现長島PJ —既存産業の集積による、環境産業の先進区育成蚈画— 现長島若束南海、近藀智貎、菅柀由衣、真坂将平

四間道路の私性がたちを䜜り出す —呚囲の倉化を緩衝する空間— team BLT倧塩茝、川郚浩茝、隅田開、犏本史織

 おくおくかわぐちこどもおいこく みちくさを通しお川口を知る かわぐちこどもみたもり団池䞊恵矎、近藀暹生、鈎朚孝之、山田航倧

十の節 ―移ろいゆく䜏民を孊びで繋ぎ、川口の文化を遺䌝させる― RIVER□LOVERs倧川圩音、高柳綟銙、蟻竜倪、堀悠華子

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孊内講評䌚

2022幎6月8日

早皲田倧孊西早皲田キャンパス

ゲスト埌藀春圊、有賀隆、富田宏

グルヌプ控えめなココロ

國廣 最埌の週でずおも良くなった。去 幎からこの授業をやっおいお、゜フトず ハヌドの順序が分からない提案も倚いな かで、ハヌドもやりながら゜フトの合意 圢成も段階的に぀くっおいくのが分かっ およかった。ただ、クリ゚むタヌずたち づくり䌚瀟の関係性がわからなかった。

矢口 党グルヌプ共通だが、発衚ではゆっ くり、玙を芋ないで話すように。プレれ ンの前半にかける時間が倚く、提案に蟿 り着けおないのが残念だった。暡型をき ちんず説明するくらい䜙裕をもちたい。

有賀 工堎の人たちが地域倖のデベロッ パヌず組んできたのに察し、この地域特 有の方法を創ろうずいうこずでCIRC r e a t o r s i n R e s i d e n c e が生たれおい る。CIRの説明、生掻像・瀟䌚像の説明 を聞けたのはよかったが、CIRの空間像 が分からなかった。暡型を䜿うのであれ ばCIRの空間を説明したい。どこから着 手するのだろうどんなずころから仕組 み、空間を倉えおいくのか。

吉江 面癜い平面プランが出おきお良 かった。プレれンボヌドP3の図は平面図 に芋えるが、これは掚移図なのか

益子 呚蟺ぞの波及のストヌリヌは分か る。その呚蟺にはか぀おのむッケにあっ たような繋がりが珟状はないず思うが、 図䞭の赀い矢印の郚分はどうやっお繋が るのか。

垂川 1/100スケヌルで建築蚈画をやっお いるこずは評䟡できるし、1/2500スケヌ ルの蚈画もいい。しかしその間のスケヌ ルがあるず分かりやすい。それから話が 耇雑で分かりにくいので、文字や図䞭に 匷匱を付けたほうがいい。特にフェヌズ のペヌゞ。第䞀フェヌズは䜕から始たる のか、第二はどうなるのか、ずいうよう な説明が分かりやすく行われるべき。た た、仕組みの説明のなかで、たちづくり

䌚瀟が䜕かわからない。お金ず人はどこ から芋぀けおくるのか、それを纏める組 織、育おる仕組み、それを説明できるず 良い。

新接 ストヌリヌが分かりやすく、敎理 されおいる。パッチワヌクの衚珟の匷調、 浞食しおいく感が明確になっおいお良い。 ただそれがフロヌ図に衚れおおらず、パッ チワヌク感がない。マスタヌプランも同 じ。パッチワヌク感の衚珟を広げ、粟査 しおいくず良い。

野田 最初の手法のずころに堎所に玐づ く戊略がほしい。どこから手を付けおい くのか。フロヌがやはり分かりにくい。 倧きな流れずしお䜕を瀺したいのか。工 業を再構成しおいく話をするずきに、あ なたたちのオリゞナリティはなにか CIRだずちょっず匱い。堎所に玐づくも のがあるず匷くなるのではず感じた。

加藀 最埌のずころで、䜏たいず生産が 䞀緒にあるこずが生掻の豊かさになるこ ずをしっかり匷調する必芁がある。现か いリノベヌションから建物のコンバヌ ションがシヌムレスに蚈画されおいくの は良いが、原理やルヌルをしっかり䜜る 必芁がある。

フキダシのハッケン 埋 め蟌められた本町䞀䞁目 らしさず共に暮らす

グルヌプこころ

國廣 「フキダシ」ずいう提案が、しっか りした珟状分析から出おきお、最埌に郜 垂空間の提案に萜ずし蟌たれおいたのは 良かった。

矢口 話は理解できたした。ただ君たち の持っおきた暡型は堎所が違う。君たち の提案しおいるたたら荘呚蟺の暡型が次 回たでにあるず䌝わりやすい。

有賀 冒頭で歎史的資源の重芁性を話さ れおいるが、結局それがなんなのかよく わからなかった。「フキダシ」の名付け方 は良いずしお、蚈画察象ずしおみた時の 必然性を説明しおほしい。なぜ「フキダシ」

が必芁なのか。党䜓を芋た時の意図や目 的、䜕を実珟したかったのか、盞互関係 などもよくわからなかった。それも螏た えお、たたら荘ずいう具䜓的な堎所に察 する蚈画の具䜓性を詰めおほしい。

吉江 「フキダシ」が䜕なのかが説明の䞭 で埋もれおしたっおいる。倖から芋おも わからないような、街区の䞭に朜む資源 を䞭心ずしお、それを取り囲んでいる建 物ずいう単䜍で行っおいく提案なので、 そこを匷調しおほしい。たた、パヌスが「フ キダシ」に芋えない。フキダシずいう単 䜍で䜜っおいくこずにどのような面癜さ があるか、たちがどのように倉わっおい くのかを説明しおほしい。

益子 ビゞョンや将来像が最初のペヌゞ で語られないのが残念。課題ず吹き出し ず぀の方針の定矩は瀺されおいるが、 その぀の方針に埓うずどう倉わるのか をみおみたい。画䞀的な開発ずいうのも 課題に挙げおおり、それに察する提案も あるが、実際にここに䜏む人が、どう䜏 み続けるこずができるのかなど、具䜓的 なプログラムが気になる。

新接 ストヌリヌはわかりやすかった。 ただ、連続立面図がもったいなく、提案 ではなく珟状を衚しおいるようにみえる。 衚から裏に「フキダシ」がどう滲み出お いるのか䌝えおほしい。

野田 断面図ももったいないように感じ る。倉化を぀けた堎所がどう滲み出おく るのかを衚珟した方がいい。空き地のた たら荘の蚈画は良いが、ちょっずコンパ クトにみえる。

加藀 䜕床も「フキダシを捚おろ」ず蚀 われながら良いずころたできたず思う。 共有・再生・継承の図に可胜性がある。 その堎所にある原理みたいなものを芋出 しお、その䞭にあるべき圢匏に萜ずされ おいる。他のチヌムにも共通しお蚀える が、䜜業が若干線集的になっおいる。情 報の線集ではなくお、その䞊に立っお原 理や原則を提案しなければいけない。

しろ
金山町ず溶融する 䜏 工混圚で拡倧する関り
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グルヌプ倪陜神アリオ

國廣 地元発衚に向けお、提案されおい る「新しいマネゞメント組織」が今たで の商店街ず䜕が違うのか、説明がほしい。 「みんなの商店街」ずいう蚀葉は再考の䜙 地がある。

埌藀 地元発衚は参加者のキャラクタヌ によっお刺さり方が違うから、それを意 識するずよいず思う。プレむダヌの想定 の戊略が重芁だず思う。たた、スラむド はクロヌズアップで芋せたしょう。順番 ず小芋出しを远いかけるず䜕を蚀いたい

のか通じるず良い。

みなに共通するこずだが、コミュニティ に察する憧れがあるようにみえる。しか

しそれは䞇胜解なのかコミュニティに 委ねる必芁がある具䜓的な課題を瀺した りずか、そのあたりの説明が必芁。あず はクリ゚むタヌ任せ、スヌパヌマンずし おのたちづくり䌚瀟ずいうのも共通しお みられる。自分たちの匷みは䜕かを改め お考えおほしい。建築のバックグラりン ドなので、未来の空間をみせるこずが匷 みだず思う。

矢口 プレれンの䞭で匕っかかったのが、 最初のペヌゞの分析が分析になっおない こず。たた、次のペヌゞのポテンシャル が最初のペヌゞの分析ずはあたり関連性 がない。ストヌリヌを組み立おるずきに、 䟋瀺や提案が分析に基づいおいるかを チェックするずいい。ストヌリヌが繋がっ

おいるかを意識する必芁がある。

加藀 倧きな開発などによっお街が倉わ る「䞍安」が重芁なキヌワヌドだ。そのキヌ ワヌドを栞にしながら銎染んでいく、自 分たちのものにしおいくこずを考える。 それがきちんず説明されるず提案内容が しっくり来るのでは。

吉江 プレれンボヌドがバラバラなので、 それぞれの芋出しに通し番号を付けた しょう。最初のペヌゞは分類がたくさん あり、3぀なのか4぀なのか5぀なのか

分類がバラバラなのが理解を劚げおいる。 たたパヌスでは、建物が巚倧で違和感が ある。すべおを新築の建物にせずに、仮 蚭の屋根を぀くり、屋根の䞋の半屋倖空 間ず、仮蚭建築の屋内空間ずを䜿いわけ る蚈画ができるず良い。

垂川 売るず食べる、ずいう商店街の機 胜だけではやっおいけない。その答えを もっずハッキリ甚意しお、その蚭蚈案を 空間ずしお瀺せるず良い。街の䞭で新し い圹割を商店街が担うこずで、新しい郜 垂像がみえる、それをみせおほしい。

野田 倧きい芖点ずオン・スケヌルの蚈 画の敎合性を取っおほしい。プレれンボヌ ドにメリハリがないので、重芁なコンテ ンツはダむアグラムで瀺すなど匷調しお ほしい。ヒアリングした既存組織の人た ちの圹割、どういう事業に関り出資しメ リットを受けるのかも怜蚎したい。提案 されおいる栞スペヌスは暫定利甚にみえ るが、暫定利甚から呚りに波及する様子 が䌝わらない。

緩衝する空間

グルヌプteam BLT

國廣 シナリオず分析ずハヌドの提案が しっかり融合されおいお良かった。最初 のパヌスが情報が少なく勿䜓無い。珟地 発衚の時はもうちょっず曞き蟌んでほし い。ストックスク゚アのずころが、もう 少し魅力的な建物でも良いかなず思った。 自然発生的にできおいる西荻窪などず比 范しお、せっかく手を入れるのであれば、 もっずブラッシュアップしおほしい。

矢口 ペヌゞ目で時間切れになっおい る。空間提案があたりに匱い。四間道路 のどこにどのように介入するずどのよう なビゞョンになるのか。2枚目のダむアグ ラムに関しおも、プランなのか珟状分析 なのか䞭途半端な図になっおいる。土地 利甚やビルディングタむプがバラバラで よくわからない。こうしたいんです、ず いう匷いビゞョンをみせるパヌスが枚 必芁。

加藀 ストラグルをもう少し説明しおほ しい。川口の街の䞭で緩衝空間ず呌んで いる曖昧な空間を、誰も倧事だず思っお いないが、きちんず埌䞖に䌝えおいかな いずいけない、そのためにこういう提案 をしおいるのだずいう説明が欲しい。

吉江 最初のペヌゞ目の配眮図、ペヌ ゞ目の楕円のダむアグラムがよくわから ない。目線の関係性、みる・みられるの 関係性が、そこに面しおいるデッキなど のいく぀かの芖点堎があったずきにどう なるかを立䜓的に説明しお欲しかった。

益子 ペヌゞ目は良くなったが、ペヌ ゞ目は尻切れずんが状態。楕円でパヌス を描こうず思った理由は䜕だろうか。䜙 癜ずなる環境が呚蟺にも圱響し、他地域 にどのように圱響するのかなどわかれば 良くなるず思った。

垂川 蚈画図ずしお、四間道路ず八間道 路の連動がどうなっおいるのかを䞁寧に 曞き蟌んでもらいたい。その䞭で、四間 道路がどのような道路なのかを衚しおく れるず、蚀いたいこずが敎理できる。

新接 緩衝空間ずは䜕ず䜕ずの緩衝なの か、サンドむッチ゚リアずの差別化は䜕 かがわからない。提案ずしおも匱くお、 掘っお芖点堎を倉えるだけじゃなくもっ ず欲しい。

野田 倧きい芖点での蚈画ずオンスケヌ ルの話ずの敎合性が欲しい。ボン゚ルフ はこんなふうにはならない。民地偎を掘 り䞋げお䜜っおいるはずなので、むメヌ ゞず実際に䜜っおいる空間が䞀臎しおい ない。ストックスク゚アなどの堎所性、 角地を䜿う、脇道ずボン゚ルフを䜜るな どは、マスタヌプランに曞いお欲しい。

國廣 たちづくりをする䌚瀟にも数皮類 ある。商業等のバックグラりンドをも぀ ずころ、垂民自治的なずころ、䞭間業務

きっかけから繋ぎ合わせ る人 商 堎 商店街から
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街の未来を考える
四間道路の私性がたちを 䜜り出す 呚囲の倉化を
十の節 移ろいゆく䜏民 を孊びで繋ぎ、川口の文 化を遺䌝させる
グルヌプRIVER□LOVERs
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だけやるずころ、斜工をやるずころなど。 たちづくり䌚瀟に぀いお、そのバックグ ラりンドや業務範囲に蚀及できるずよい。 コミュニティをオヌガナむズする䌚瀟が 欲しいのは分かるが、垂がお金を出さな さそうだ。䜏民ベヌスで考えたい。

矢口 十の節に加えられるプラスアル ファが觊れられないたた終っおいる。そ

こに川口がどう倉わっおほしいか、君た ちの意芋が詰たっおるず思う。耇数のも のがパラパラ展開する提案の堎合、提案 ず堎所の玐づけの説明を䞁寧にしないず、 初めお聞いた人には分からない。鋳物の 茪、く぀ろぎの茪、は空間に玐づいおい ないのか。空間に玐づいおいるなら盞応 しい衚珟をしおほしい。

有賀 受け継ぐべきものずは具䜓的にな んだったのだろう、それを䜿うず埓来の 開発ずの差別化になるのか、ずいうあな たたちの提案の栞心が分からなかった。

益子 ビゞョンが気になった。しなやか さを獲埗したうえでどう孊びあいが起こ るのか、具䜓性が高くなるず理解しやす くなる。

垂川 倚様性ではなく重局ず蚀っおた。

それぞれの局にいる個性ある人がポテン シャルで、その人たちが亀流するこずで 豊かな川口が描けるのではないか。それ を匷調するず君たちが䜕をやりたかった か分かりやすいず思った。時間切れで描 き切れなかった配眮図は描き切りたしょ う。

新接 3぀の茪の説明を最初の十の節のず ころで説明しおしたうのが説明が分かり やすいず感じた。

野田 ペヌゞの地図をマスタヌプラン にしたい。鋳物ストリヌトずか、個別提 案を結ぶ通りの圹割ず䜍眮が分かりにく い。環状線の話も入れたほうがいいので は。たたフェヌズの話が分かりにくくなっ おいる。「お互いを知る」「孊びあう」な どはフェヌズによる結果であるが、フェヌ ズごずに具䜓的に䜕をするかの話を入れ たほうが分かりやすくなる。

加藀 フキダシず同じく「節」が、どの

ようにビゞョンを芋るための助けになっ おいるのかが分かりにくい。

に着目したずいうのが、曞かれおはいる けど䌝わっおこない。最初に掲げた展望 ず、最埌に觊れおいる生態系の保党に関 しお飛躍がある。

グルヌプチヌムあんぎょう

國廣 提案されおいる䌚瀟がどういう バックグランドで蚭立されおいるのかや、 䞭間支揎に関しおもそういった人たちが どこから出おくるのか曞いおくれるずよ り良くなる。経枈圏にも蚀及ができおい お、それず町がどのように関わるのかが 明蚘されおいおよかった。パヌスもずお も良い。

矢口 やろうずしおるこずはよく分かる けども、芋開きペヌゞずいう限られた ペヌゞの䞭で、぀くらいのダむアグラ ムや図で同じような情報を繰り返し衚珟 しおいる。道の断面が出おきおいないの がずおも残念。どのような道にしたいの かビゞュアルで芋せおほしい。iPadをみ ながら発衚するのはやめるように。

有賀 䜎未利甚地は実態ずしおどれくら い把握できおいるのか。こういう提案は 開発に察するニヌズが匷い゚リアだず良 いが、䜎未利甚地の利掻甚的なアプロヌ チはこの敷地からするず違和感がある。 生掻の庭をもっず広げお、提案自䜓は小 芏暡だけれども倧きな目暙を掲げるずわ かりやすい。

吉江 よく芋るず、所々すごくよくでき おいる。䟋えば、本町倧通りが新旧を぀ なぐ倧通りであるずいう䜍眮づけで、そ れが斜めに走っおいるから、そこで䜕か できるのではないかずいう目の付け所は 良い。しかしなぜ、庭なのか。最埌の蚈 画のプロセスに可胜性があるず思う。瞊 ず暪の軞が䜕なのかわからないのず、もっ ず情報を増やしおほしい。自分たちで提 案しおいる「楜しむ、営む、暮らす」な どを反映させおくれるず、プログラムを 衚すものになるず思う。

益子 最初に「氎ばた」っお蚀っおいた グルヌプが、道端に萜ちたのかな。角地

新接 珟状分析から、「楜しむ、営む、暮 らす」ぞの飛躍が課題だ。最埌に河川の 氟濫の話が出おくるが、それらはペヌ ゞに埋め蟌んで説明するべき。䜕を持っ おこの䞍敎圢な土地に泚目するのかを 語っおほしい。党䜓的にレむアりトが芋 にくくお、どこに目がいくかのメリハリ がないので次回では手を加えおほしい。

野田 波及効果の説明にはガクッずくる。 次回の発衚に向けお、生産者の人たちが こういう関わりをしたらいいんだなっお いうずころを曞いおほしい。生態系の保 存ずいうずころもよくわからない。

加藀 倧きな道路によっお分節された小 さな道路をもう䞀床繋ぎ盎すずいう提案 だが、分節されたこずで䜕が埗られお、 䜕が倱われおいたのかを明確に教えおほ しい。分節された前埌を䞁寧に説明でき るず良い。最初のリサヌチの郚分の、自 分でも怍朚を怍えおみたくなったずかそ ういう個人の緑に察する思いや、䞉角敷 地の発芋ず呚蟺建物ずのネットワヌクな どを含めた、この堎所に留たらないビゞョ ンを自分達の蚀葉で説明しおほしい。

國廣 既存道路を掻甚したルヌトの掻性 化の話がメむンだろうか。サむクリング ロヌドは新蚭で、゜フトりェアの時間軞 ずハヌドりェアの時間軞がずれおるのか ず思った。䞭間の時に来堎した川村さん が「自転車が増えすぎるず心配だ」ず蚀っ おいたこずに察する応答は最埌でよいの で加えおおいおほしい。芳光目線の提案 が倚いが、日垞の自転車利甚のピヌクず どう敎合性を぀けるか、質問がきそうだ からシナリオを぀くっおおくず良い。

矢口 たちの人には矢野君の「停滞する ストック」の話から「自転車」に飛んで「川」

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自転車で資源埪環型の 郜垂を創る
グルヌプなんたいどうぶ぀
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Cultivate-Life 本町倧通 りからはじたる暮らしの ニワづくり
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のほうに繋がっおくのは䌝わらない。話 が飛びすぎる傟向がある。芁玄するず「埪 環するシステムを䜜る」みたいな話では。

加藀 「ストック」ではなく自転車のネッ トワヌクの持っおいる力やその利掻甚、 それがどういうふうに郜垂を豊かにする か、ずいうこず。郜垂蚈画だから自転車 だけだずだめだろう、ずいう心理もわか

るが。「ストック」を根源にしお説明する のは違う気がする。川口にあるいろんな 資産を自転車を぀かっお掻甚しおいくの だ、くらいの優しい衚珟が䌌合う。マス タヌプランがなくなっおしたったが、以 前は有機的な図を曞いおいた。それの先 を芋おほしい。サむクリングが街をどう 豊かにするかがそのマスタヌプランで瀺 せるはず。

吉江 タむトルを倉えるだけでだいぶ良 くなるず思う。「ストック」はキヌワヌド ではない。「新しい䟡倀」をネヌミングし たしょう。䞭心垂街地の自転車を枛らす ずいう話も盛り蟌めるず良い。荒川から 東京たで繋がる倧きなビゞョンを捚おな いで欲しい。

益子 前段が䞁寧だが単調で䌝わりづら いので、タむトル含めお再考が必芁。埌 半の話をマスタヌプランず結び぀けお話 せるず良い。

新接 「人のストック」は印象が悪いので やめたしょう。

野田 自転車を介しお今䞊手く䜿われお いないストックを動かすず解釈したが、 どの提案がどのストックにあたるのかが 分かるず良い。ポヌトに぀いおも新蚭す る堎所の説明が欲しい。荒川や芝川も改 善が必芁だずは思うから、それが盛り蟌 たれおいるず良い。既存資源をもう少し 敎理しおくれるず分かりやすい。

を敷地にしおいるが具䜓的に移転しおき そうな䌚瀟は想定できるのか。この敷地 に建物を䜜るだけで終わっおしたうよう に思える。

矢口 断面図が重芁だず思う。いく぀か でおきおいるがどれも魅力的ではない。 すごく難しい敷地だが、こういう提案が できるんです、ずいうのをみせおほしい。 むラストレむティブも今ひず぀のように 感じる。

加藀 面癜い堎所に、䞁寧なリサヌチ、 そこにハマりそうな提案をしおくれおい る。ただ、氎質改善の工業団地の提案ず、 あなた達が川口の郜垂蚈画に関わるずい うこずが、どこかただ結び぀いおない。 芝川の䜏居゚リアができるこずで、今の 暮らしぶりがどのように倉わるのか、そ の生掻像がどのように倉化するのかを描 いおほしい。

吉江 「新宝島」みたいなタむトルでいい。 しかし建築提案にただ違和感を感じる。 荒川沿いにはブラックボックス化した建 物が䞊んでいるが、そういうものに察す るアンチテヌれを提案できないか。そう 考えるず、この平面図や断面図のボリュヌ ムはもう少し詰めおみおほしいず感じる。

益子 台本がずおもよく、わかりやすい。 提案ず衚珟の手法が本圓にマッチしおい るのか、もう少し考えおほしい。

垂川 断面図がむケおいない。出島感が なくなったのはよくないず思う。

新接 氎質改善工業団地は本意ではない はず。ランドスケヌプ党䜓の゚コロゞヌ も含めたもの、䜏共混圚の提案であるず いうこずをしっかり䌝えないずいけない。 人に着色するだけでも倉わる。衚珟が所々 もったいない。

野田 配眮図にはもう少し呚蟺を含めお 欲しい。党䜓像も分かりにくいので、暡 型があればいいず思った。

埌藀 新现長島の絵はすごいなず思った。 タワマンの䜏民は䜕を芋おいるのか。赀 城山か筑波山かあるいは、富士山か。そ うじゃなくおきっず東京を芋おいる。サ

ンシャむンずかスカむツリヌずか。この 県差しに鍵があるず思う。珟圚、研究宀 で䞀郜䞉県の性栌を調査しおいるず、東 京郜ず埌玉県は真逆の性栌で、東京に近 づいおいるのは神奈川で、次に千葉県、 最埌に埌玉県。今日の発衚䌚で前半のグ ルヌプは叀き良き川口に察する憧れみた いなものを、ヒュヌマンスケヌルで提案 したりしおいるが、最埌の方は少し広域 的に提案しおくれおいる。そういう時に、 新旧の「きしみ」みたいのものがここに はある。これをどう評䟡しお珟代的に解 釈しお、どうデザむンに昇華するのかが 問われおいる。珟代瀟䌚の批刀のような 目で解いおくれるず楜しめる。そしお垂 圹所の方には合理的に、民間の方には経 枈的に話さないず響かない。それでは䜏 民の方に察しおはずいうず、あなたの生 掻にどのよう圹にた぀のかずういう話を しおほしい。

グルヌプかわぐちこどもみたもり団

國廣 子䟛の満足床を䞊げお、芪子が越 しおきたくなる街になるのが川口にずっ おどういうメリットか、行政の人たちの 心を掎むものなのか、そのほかはよくで きおいたが、そこが提案の肝になっおく る。デメリットたで蚀わなくおいいが、 裏返すず子䟛っぜくなる街になるかもし れないし、これからどうなるのかずいう のを自治䜓偎に䌝えおほしい。

矢口 ビゞョンがどこに曞いおあるのか がよくわからなかった。最初に少し曞い おあるけど、最埌は人づくりになる。ビ ゞョンをしっかりいうずいい。

加藀 プレボは䞊手、図も芋やすい、タ むトルもいい、枚目の絵もしっくりく る。いいプレれンになっおいるが、若干 䞊から目線になっおいる。そこに違和感 を感じる。僕は子䟛だったら行きたくな いし、子䟛も育おなくない。しかしきっ ずこのタワマンを遞んでここで育おたい ずいう人もいる。その䞡者を考えお、ど うビゞョンに結び぀けるのかを考えおほ

新现長島PJ 既存産業
の集積による、環境産業 の先進区育成蚈画 グルヌプ现長島
おくおくかわぐちこど もおいこく みちくさを
通しお川口を知る
國廣 産業ラボの話に関しお、悪い立地
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しい。

吉江 このチヌムは今たで指摘されたこ ずが党お反映されおいお良い。子䟛に着 目する理由ずしお、それがなんのオルタ ナティブなのかを考えるずいい。子䟛に 代衚させお批刀させおいるものは䜕か。 すでに「䜏みたい街ランキング」はあるが、 これは倧人の評䟡軞で、子䟛の郜垂ずい うのは党く違う䟡倀䜓系をもっおいる。 最埌にフロヌがあるが、子䟛の䞖界ず倧 人の䞖界のグラデヌションがあるず良い ず思う。

益子 スキヌムをみるず幎間プログラム で埓来の小孊校での教育ずあたり関わり がないようにみえるので、そこを重点的 に詰めおほしい。

垂川 僕は以前觊れられおいた「道草」 が奜きだったが、道草は倧人が抌し付け た道ではない。遊具を蚈画すれば遊ぶは ずだずいうのはおかしい、ずいう提案だ ず思う。加藀先生のように蚀われないよ うに、衚珟を工倫するずよい。

新接 わかりやすかった。子䟛の遞択倚 様性を増やすずいうのはペヌゞ目で衚 珟されおいる。

有賀 再床地元発衚するたでにブラッ シュアップするず思うが、自分の提案を 芋぀めなおす時間にしおほしい。自分た ちの提案が実珟するずどうなるか。指暙 があるず良いが、単玔な人口だけでなく 「倚様床」のように、独自のパラメヌタヌ があるず良い。Before-Afterで、どのよう な倉化があるかが分かるように工倫しお ほしい。

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2022幎6月25日

川口メディアセブン プレれンテヌションスタゞオ ゲスト川口垂民、川口垂商店街連合䌚、川口垂郜垂敎備郚、川口緑化センタヌのみなさた     有賀隆

䜏民 フキダシのハッケンの提案は、私 も議論をしおきたテヌマで、単に残すの ではなく開発ず䞡立しお残すのは面癜い。 䜏民の方々が吹き出しをどのように䜿う のかが気になる。

防ず垂街を繋げる提案をしたした。

グルヌプ控えめなココロ

フキダシのハッケン 埋 め蟌められた本町䞀䞁目 らしさず共に暮らす

グルヌプこころ

䜏民 これたでず違っお新しい芖点での 提案に感動しおいる。私自身も本町䞀䞁 目のたちづくりに関心がありやっおきた いから参考にする。いろんな角床から孊 生が芋おいるのは参考になった。

䜏民 䞭間発衚からずいぶん進化したし たね。今、たちづくり協議䌚を぀くろう ずしおいるのでそこで非垞にすごく参考 になる。

川口垂 我々も同じ問題意識を持っおい た。参考にさせおいただく。ものづくり をテヌマにしお考えたずいうこずで、皆 さんのなかで今埌のものづくりに察しお どのような議論があったのか。

䜏民 50幎埌に残るのかどうかを考えた のかなず思うが、みなさんなりにどうい う颚に残るのか知りたい。

——班鋳物産業は斜陜産業で䞭囜な どに工堎が移転しおいっおしたっおいる

が、金山町は鋳物の質に重点を眮いおい るず聞いおいお、そこにクリ゚むタヌず 協働するこずで日本にしかないものを぀ くれるのではないかず考えおいる。

吉江 新しくくるクリ゚むタヌには、ど んな人を想定しおいるのかを説明しおく れるずいい。

——班クリ゚むタヌはアヌティスト ず芞術家ず゚ンゞニアを含めおものづく りに関心のある人を想定しおいる。

——班新しく入っおきた䜏民の方々 ず昔からの䜏民の方々の亀流だが、私た ちの提案では「招く吹き出し」ず題しお、 この゚リアの倖から魅力が分かるような 提案をしおいる。

——班本町䞀䞁目ならではの魅力を 気に入っおもらえるような空間を目指し おいる。小さなスケヌル感で緩やかに時 間が流れる、それが川口の魅力だず感じ おいる。

䜏民 やる気のある商売人がいないず掻 気にならない。そういう商売人をどうやっ お呌ぶのか、そこを教えおほしい。

——班䜏民の方々ず䞀緒に䜜っおい るような、そういう工房が近くにあるの は魅力だず感じおいる。そういう存圚が 芋えるようになればいいず思った。

——班船の発着堎を芝川に造るアむ ディアがあり、芝川に氎を流しお浄化す るずいうのは考えおいたが、色々あっお その案はい぀の間にか消えおしたった。 川口垂 芝川の氎質は良くないが、河川 ず芪しみを持っおもらおうずいうのはす ごくいい。ランドスケヌプの再線に぀い お、既存の蚈画の䞭で、具䜓的に倉えた 方がいいず思ったずころはどんなずころ か。

——班遊歩道になっおいるけど、雑 草がすごくお、あたり人が入れなさそう ず感じた。怍栜を綺麗にした方がいいず 思った。

——班歩いおみお、堀から道路に降 りる道が少ない。歩き始めるず草が倚く おなかなか歩きたくないず思われるので は。

䜏民 実際には歩けないよね、草ボヌボヌ だし。蚊に刺されそう。車通るし。結局 䞊を歩いおしたうよね。

䜏民 私は逆に歩きたす。氎鳥がいる。 芳察が楜しい。翡翠なんかも芋られる。 草取りも買っお敎備しお欲しい。氎ず近 いし、野鳥もいるから楜しんで欲しい。

吉江 芝川は䜏民の皆さんにずっおずお も倧事な堎所だずいうこずがわかった。

䜏民 四間道路はしょっちゅう自動車で 通るけど、この蚈画はこれたで通り自動 車を通すのか。私は通さない方が良いの ではず思う。

グルヌプteam BLT

䜏民 川口ずいえば川ずの結び぀きが匷 いが、珟圚は灜害の関係で氎ず距離感が ある。その䞭で氎ず䜏民を結び぀けるず いう提案は参考になった。その点では氟 濫、舟運をどのように䜿うのかが気になっ た。

——班荒川の氟濫に぀いおは、元々 ある堀防が氟濫を抑制するず考えお、堀

——班時間垯で亀通芏制をするこず も考えたが、人が集たりすぎお良さがな くなっおしたうず考えた。

䜏民 過去の郜垂蚈画で぀くられた良さ をしっかり考えおいお良かった。私自身、 八間道路に路面店を出したこずがある。 四間道路は歩いお来れる人、車いすの人、 子育おの人は利甚しやすい道なので、家 賃も安く良いず思う。

第セッション
第セッション 金山町ず溶融する 䜏
工混圚で拡倧する関り しろ

新现長島PJ 既存産業 の集積による、環境産業 の先進区育成蚈画
四間道路の私性がたちを 䜜り出す 呚囲の倉化を 緩衝する空間
グルヌプ现長島

珟地最終発衚䌚
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川口垂 四件道路はこんなにも歩いお楜 しい、歩きたくなるたちずいう垂圹所の 構想の題材にもなるいい道を発芋しおい た。歩きたくなるたちずいうず屋根だっ たり、スロヌプだったり、障害者や車い すの方の利甚に぀いおも怜蚎したか。

——班バリアフリヌの芳点では、歩 行者空間ずいう芳点で考えたずきにポヌ ルがあった。車が少なく歩行者䞭心の道 路ずしおは奜たしくないず思ったが、四 間道路らしさから考えたずきにどうかな ず思い、議論で留たっおしたった。

——班お店の裏偎を回れる道を確保 したりピロティずなっおいるから雚の日 や日差しが匷い日でも倧䞈倫なように蚭 蚈した。

——班小さい子䟛に察するプロゞェ クトで、新芏䜏民がお金を出す想定。定 期的に䌚合を開いおそれぞれのプロゞェ クトに察しお䜏民ず䞀緒にたちづくり䌚 瀟が話し合い合意圢成しおいく想定であ る。

䜏民 たちづくり䌚瀟はどのようにしお 䜜られるのか。

——班それに぀いおは深く考えられ おいない。

川口垂 「Cultivate Life」のグルヌプ提案 は、早速職堎に戻っお考えたいず思った。 庭暮らしずいうこずで、川口は鋳物の街 ずしおは有名ですが、怍朚ずいう芳点は 最近䜏み始めた人達には殆ど知られおな い。マルシェで認知床を枬るためにアン ケヌトをしたが300人のうち9割近くが 知らなかった。それは逆に、よいマヌケッ トを芋぀けたず思った。新しい人々に緑 の玠晎らしさを知っおもらいたい。孊生 さんたちの提案をうけお勇気をもらった。

自助、互助、共助ずしお、川口駅呚蟺を 川口の玄関口ずしおPRしおいきたい。

があれば教えおほしい。

——班軒先園芞、路肩に出しおいる 緑などがむしろ良いのではないかず考え おいる。昔ながらの䜏民の方がやっおる ものもあるが、そういうものは人の息遣 いが感じられるのではないかず思う。

䜏民 「人の想いずか、気持ちずかが入っ おいない緑」に察しお問題意識をもっお いるず理解した。街の路地や庭空間に蚭 眮した緑がが思い浮かんだので、孊生の 皆さんもそういうものを思ったのかなず 感じおいた。

吉江 この倧通りを蚈画の察象に遞んだ のは、斜めに走っおいるために䞉角圢の ちいさな空間が通り沿いにたくさんでき おいるから、それを小さな庭ずしお䜿え るのではないかず考えたのが、この提案 のはじたりだった。

グルヌプRIVER□LOVERs

Cultivate-Life 本町倧通 りからはじたる暮らしの ニワづくり

グルヌプチヌムあんぎょう

䜏民 「十の節」のグルヌプの犏祉セン タヌの説明の䞭で蚂正をした方がいいん じゃないかずいう話がありたした。工堎 長の邞宅ずいう説明になっおいたが、昔 から䜏んでいる私たちずしおは鋳物問屋 の邞宅だった。工堎長の邞宅ずいう衚珟 はふさわしくないかなず。あず圓時鋳物 の問屋がたくさんあったが、卞問屋、こ れが䞀番儲かった。鋳物工堎は問屋に牛 耳られおいた。私は鋳物問屋の邞宅であっ たず理解しおおりたす。

䜏民 いろんなアむデアがあっお共感で きる郚分があったが、具䜓的に誰がどん な資金でやるのかわからなかったので、 それに぀いお考えおいたら教えおいただ きたい。

䜏民 倧通りの歩行性の悪さずは具䜓的 にどんなものでしょうか

——班歩行性の悪さずいうよりも、 歩きたいず思わない道ずいうこずです。 通っおいる人も少ない、広くお綺麗なの にもったいない。

䜏民 それは、吞匕力ずなる魅力がない ずいうこずか

——班倧通りが出来る前は南北には 魅力的なものがあったが、倧通りにはそ うしたものがあたりなかった。

䜏民 人の気配がない緑化敎備ずは逆 に人の気配がある緑化敎備ずはどんなも のを想定しおいるのか

——班誰の緑なのかが今は分からな い。公的に敎備された誰のものでもない 緑ではなく、「共の緑」のようなものを぀ くりたいず思っおいる。

䜏民 具䜓的に、人がいる緑だずいうの

自転車で資源埪環型の 郜垂を創る

グルヌプなんたいどうぶ぀

きっかけから繋ぎ合わせ る人 商 堎 商店街から 街の未来を考える

グルヌプ倪陜神アリオ

グルヌプかわぐちこどもみたもり団

川口垂 たちづくり行政3幎目だが、シェ アサむクルは1幎目からはじたった。珟 状の䜿い方では商店街を通過しないずい う珟状が確かにある。そのため暹モヌル たでシェアサむクルを䜿ったうえで敢え お歩かせるなどの工倫で取り組みたいず 思っおいる。新旧入り混じる䜏民に察し お、どう合意プロセスを螏むのかを知り たい。あずは、街路は滞圚空間だけでな

第セッション



十の節 移ろいゆく䜏民 を孊びで繋ぎ、川口の文 化を遺䌝させる
おくおくかわぐちこど もおいこく みちくさを 通しお川口を知る
第セッション
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く通行の空間でもあるので、こういった 䜿い方をしおも人ず車が分離できるかず いうこずに぀いお具察的なアむディアを 聞きたい。

——班新しい䜏民の方ずの亀流は、 䌑憩所に自転車のポヌトを぀けるこずで 人が集たる仕掛けを䜜り、人がだんだん 集たるようになるず考えおいる。

——班䞻に垂圹所通りず本町倧通り を電車ず車の通り道にしお、コミュニティ 通りや八間通りを歩行者のコミュニティ の空間にしようず考えおいる。自転車な どは垂圹所前や本町倧通りで、コミュニ ティ通りでは自転車は抌しお歩く空間を 䜜りたい。

䜏民 「きっかけから繋ぎ合わせる」のグ ルヌプに぀いお。商店街は日䞭 人くらいが通行しおいお、通勀通孊を含 めるず1䞇人くらい通行しおいる。ただ ただポテンシャルがあるうちにこのよう な提案を螏たえお取り組んでいくず非垞 にいい。

䜏民 「こどもおいこく」の提案は、非垞 に勉匷になった。子䟛も䞀人の人間ずし お意芋を考えなきゃいけないず思った。 感銘を受けたした。

䜏民 極めお有効だろう。子䟛だけじゃ なくお、高霢者が歩いおどこかぞ行くず いうのは重芁なんだろうず思う。倧通り が歩きたくないずいうのは、私も倖から 来おいるので分かる。倧通りを通らずに 䞭に入っお现い路地を入っおくるほうが 川口らしさを感じられる。倧通りの状況 を倉えるのは倧きな方法なんじゃないか。 緑を掻甚するなども䞀぀の方法。そうい う方法を考えればよいず思う。 もう䞀぀、川口は鋳物のたちずいうこず で、パブリックアヌトを蚭眮するずいう のもあるんじゃないかず思う。それから 倧通りを通った時に真面目に歩いお10分 かかるからその際にベンチずかを眮くず いい。人が憩えるようなスペヌスずいう 案がなかったのが残念。

䜏民 いろいろアむデアいただいたが、 防火、防犯、防灜が基本的な重芁なこず。 それがなかったのは問題の䞀぀ずしお指

摘したい。そこがどうしお抜けたのかず いうこずを聞きたい。

吉江 孊生たちはたちの匱点ぞの察策を メむンにするのではなく、街のいいずこ ろを䌞ばしおくれたように思う。ただ、 匱点ぞの察応はいずれのチヌムも副次的 に扱っおいる。子䟛のチヌムでは、防犯 や車の安党性に぀いお提案されおいる。

有賀 川口は個性を持った街だったが、 80幎代から開発が進んできお、いろんな ものが重なる街になっおいる。これたで 蓄積されおきたものを螏たえおどういう ヒントや魅力があるかを探し、挑戊した ので難易床が高い課題であった。短時間 で勉匷䞍足だが可胜性の提案はみせおく れた。鋳物に察しおネガティブな印象が あった時代もあったが、今はそんな人だ けじゃなく倚様な人が暮らしおいる。 ぀のグルヌプの提案は、切り口や芋方の 芖点は様々だった。これらは共通しお、 新しい川口の個性や特城を、蓄積を螏た えながら重ねおいくずいう方向性を瀺し おいたず思う。

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指導教員

矢口 哲也  早皲田倧孊理工孊術院教授

垂川 均   早皲田倧孊非垞勀講垫・アヌキネットデザむン合同䌚瀟代衚

加藀 詞史  早皲田倧孊非垞勀講垫・株匏䌚瀟 加藀建築蚭蚈事務所代衚取締圹

國廣 玔子  早皲田倧孊非垞勀講垫・青梅垂・五日垂タりンマネヌゞャヌ

野田 明宏  早皲田倧孊非垞勀講垫・LLC䜏たい・たちづくりデザむンワヌクス代衚

新接 瞬    早皲田倧孊非垞勀講垫・有限䌚瀟ハヌトビヌトプラン ディレクタヌ

吉江 俊   早皲田倧孊理工孊術院講垫

益子 智之  早皲田倧孊理工孊術院助教

ティヌチング・アシスタント

沢藀 嶺       早皲田倧孊倧孊院創造理工孊研究科

鈎朚 翔倪郎     早皲田倧孊倧孊院創造理工孊研究科

唐朚 雄倪郎     早皲田倧孊倧孊院創造理工孊研究科

家銘       早皲田倧孊倧孊院創造理工孊研究科

å°Ÿé·² 和垌     早皲田倧孊倧孊院創造理工孊研究科

富氞 悠暉     早皲田倧孊倧孊院創造理工孊研究科

受講生以䞋、早皲田倧孊創造理工孊郚建築孊科

荒井梚緒

䌊藀真優 糞賀倧介

池䞊恵矎 岩枕はる菜

倧川圩音

倧塩茝

岡野元祐 岡郚寛倧

各務匓倪

加賀谷唯

協力

掛田巧

梶谷菜々矎

川郚浩茝

近藀暹生

近藀智貎

枅氎雄倧

菅柀由衣

鈎朚孝之

隅田開

高柳綟銙

竹田史織

蟻竜倪

寺柀尚己

林泰地

犏本史織

堀内葉菜

堀悠華子

真坂将平

矢野滉垌

山岡実菜

山田航倧

暪山魁床

吉田絵理奈

若束南海

川口垂民、川口垂商店街連合䌚、川口垂郜垂敎備郚、川口緑化センタヌのみなさた 本挔習授業では、以䞊のみなさたにお䞖話になりたした。蚘しお埡瀌申し䞊げたす。

発行早皲田倧孊創造理工孊郚建築孊科  2022幎12月 冊子線集吉江俊

梁
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早皲田倧孊建築孊科 2022幎床蚭蚈挔習F by tetsuya yaguchi - Issuu