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風
生
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季
節
美
學
雜煮(年糕湯) ( 1 月 1 日 元旦) 撰文/ 井戶理惠子,攝影/ 渡邊肇
將根菜加進用雞肉燉煮的 高湯, 再加上烤過的麻糬 與鴨兒芹所製成的雜煮。 写真の雑煮は、親鳥の出汁 に根菜類をメインに具材を 煮て、焼いた と三つ葉を 加えたものです。
こ よ み を 楽 し む
在日本的新年第一天,家家戶戶都有吃雜煮的
可以帶來能量。此外,年神的地位與祭祖的重要性
古人は雑煮という様々な多様性の中にあっても、自らを
習慣。所謂的雜煮是,將年糕餅加入日本清湯或是
擁有同樣地位,可見在這天食用雜煮有深遠的意義。
生きながらえさせるような知恵と体づくりを、この小さな宇 宙の中に込めたに違いありません。
醬油口味、味噌口味、白味噌口味等湯底而成的年 糕湯,依各地風俗民情與農穫不同,日本各地皆發
雑煮は正月元旦に食べる餅の入った汁のことです。
正月早々、年神様の篭る餅を食べることは、エネルギ
展出屬於地方性的獨特風味,但即使各地的雜煮
具材はさまざまで、汁もすまし汁、醤油汁、味噌仕立て、
ーをいただくということ。日本人の考える年神様とはご先
口味有所不同,加入多樣蔬菜的習慣則未曾改變。
白味噌仕立てと地域によって大きな差があります。とは
祖さまの集約された形に相違ないのです。
其實 1 月 1 日吃的食物,原本應該要在 12 月 31
言え、なにかしらの出汁に、野菜が数種類入った汁仕
日準備的,因為每個月的第一天是從晝夜開始,經
立てのものであることに違いはありません。
過夜晚的重置,在隔天一早以雜煮作為第一餐,為
本来、正月は大晦日からその準備が始まります。一日
的是讓身體容易吸收。雜煮中所含的大量蔬菜含
を「月立ち」 (つきたち)と発したことを思えば、真っ暗な
井戶理惠子
有多元接納的意義,從食用雜煮的習慣,便可發現
月のない夜はすべてがリセットされる意味で重要だった
前人早就懂得如何取用多樣性的素材與生活結合,
のです。すべてがリセットされた翌日の朝に雑煮を食す。
畢業於國學院大學。研究領域為日本傳統風俗及知識在 現代生活中的應用。現為多摩美術大學兼任講師。
注重飲食與健康的智慧呢。
これは体が多くのものを受け入れる準備をしていることで
在新年的第一天食用年神所隱藏的年糕,據說
もあります。一年という多様性の中に自らを埋没させる。
國學院大學卒業。日本古来の知見を工学的に検証し次世代に 繋がる「技術」を模索、現代の衣食住を発展させる提案をしてい る。多摩美術大学非常勤講師。
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