Longing For ARCHITECTURE
When I was a child, I saw beautiful stairs of the hotel. Since then, I am interested in Architecuture. I dissatisfied my home, so I paint pictures of my dream house. I checked many house advirtisements and drew imitated drafts from them. My dream has been to be an architect scinse 5 years old and I will make it come true. I will do it for cities, people, and future.
by TOMOKO SUGA
PORTFOLIO 2014-2022
Contents
01. Profile
02. Works -Architecture 02 03
みずのはたアートサイト 03
愛知県豊橋市のシンボルであり、用水路を暗渠して建 てられた「水上ビル」はいずれ解体される。水上ビルの 賑わいと記憶を継承し、用水路開渠後の親水空間、そし て「アートの拠点」という新しい価値を創出する。
Profile 菅 智子 Tomoko Suga
豊橋技術科学大学大学院工学研究科
建築・都市システム学専攻
建築都市設計研究室 防災士
二級建築士試験合格(2021.12)
Policy
えいがしま市場の家 05
兵庫県明石市の江井ヶ島地区にある衰退傾向の市場を 再整備し、市場と児童養護施設の複合施設にする計画。 市場の人とまちの人、子どもたちが中庭を介して程よく 繋がる。
湖畔の家 07
静岡県湖西市で浜名湖の湖畔にたつ住宅。時間に追わ れる現代の生活に疑問を呈し、潮汐や日の移り変わり、 風向で季節・時間を知る。住居にはゆったりとした時間 がながれ、豊かなひとときが流れる。
PLAT-HOME
周りの環境や歴史・人の暮らしを読み解き、 その場所にふさわしい建築を設計する。
ソフトウェア
Adobe Illustrator, Photoshop, Indesign Archi cad, Vector Works, Rhinoceros+Grasshhopper, Fusion 360, 特技
レーザー加工機, UVプリンタ, 3Dプリンタを 使ったものづくり, 編み物, 色鉛筆イラスト, 水泳
Awards + study abroad experiences
2016 第7回高校生の建築甲子園 兵庫県大会 奨励賞 「ものづくりするShare House」
2017 ペナン 研修 @マレーシア 2 weeks
2018 アデレード高校留学 @オーストラリア 1 month
2019 第73回近畿地区卒業設計コンクール 短大・高専・専修学校の部 入選
「えいがしま市場の家-明石市の児童養護施設-」
2021 卒業設計学内一位 全国大学・高専卒業設計展 学校代表出展
ものづくりするShare House アデレードにてホストファミリーと ペナン 研修で高専について発表
土に還る 09
10 03. Digital Fablication
11 12
04. Projects
あきち活用空想 09 01 Contents Profile 02
学部卒業設計 学内1位/全国大学・高専卒業設計展 代表出展
みずのはたアートサイト
敷地 愛知県豊橋市
まちのシンボルの活用と解体、そして親水空間までの変遷と新しい価値の創出
用途 複合施設(商業施設/アートティスト・イン・レジデンス/親水空間) 01. 敷地概要 02. 水上ビルの概要と問題点 04. コンセプト
03. 水上ビルの現状
水上ビルは1階が店舗、 2階から上が店主の住居 になっている、「縦割り 長屋」である。独特な形 状をしているため、まち のシンボルになっている
1.既存不適格建築物であるため、改修不可
2.水路の上に建つため、解体後の再建は不可
3. 1階の店舗はほとんど空きはないが、上階の 住居部分に空き(図の白い部分)が目立つ 水上ビルが解体され、豊橋のシンボルが なくなると、水上ビルを中心に起こって きた活動や賑わいがなくなってしまう。 近年、アート活動が盛ん 北側ビルの再開発 解体に予想される風景 05. 変遷の過程
FASE 01. 住居と店舗の分離
店舗を介さず、空き住居に直接入れるように、2,3階 にテラスを架け、階段で地上と繋ぎ、窓に「アトリエ 箱」をはめる。1階から3階までつながっていた内部 が各階で分離でき、貸し出しやすくなる。
アトリエ箱 窓にぴったりはまるサイズ
FASE 02. アートサイト建設
(a)小上がりで子どもが絵本を読む (b)用水路の水面まで降りることができる
各階平面図 S=non scale
A-A'断面図 S=non scale 2,3階には店舗の中にある階段から上がる。また、両面には大 きな開口が設けられている。
FASE 03. 最終形態 水上ビル解体と親水空間創出。北側の再開発ビルと繋がる アートサイト 水上ビルとテラス 橋
(c)アクリルに映画を投影し幻想的な映画祭
水上ビル向かい側にアートサイト ができる。テラス とアートサイトは橋で繋がる。
商業の中心からアートの中心へ。
水上ビルの活用から牟呂用水開渠への変遷を まちの人とともに。
「水上ビル」の 記憶と賑わいを 継承
ちょっと変わった お店が来たくなる 環境 開渠後も まちの中心で あり続ける場所 よく知っている建物が なくなると寂しい。まち のシンボルを留めるこ とで賑わいも留める。
少し前の水上ビルは、変 わったお店が多かった という。特殊なお店が来 たくなるここにしかな い場所作りをする。 現状だけでなく、開渠後 も考える。用水路に戻る だけでなく、みんなの憩 いの場所になる親水空 間を創出する。 アーティスト・イン レジデンス 創作の場 商店街 まちの憩いの場
(e)展示や演奏が行われる
ビル跡地のテラスと親水空間
絵本ゾーン
えほん図書館&カフェ 託児所,ワークスペース
絵本作家を招聘する。子どもと まちの人のための場所
服飾ゾーン
ショーウインドウ デザイナーアトリエ
主に服飾デザイナーを招聘し、 コレクションを展示。
商業ゾーン
CDショップ
布屋, 画材屋, 印刷所など
アーティストに関連した専門店 を誘致する。
音楽ゾーン
音楽テラス
スタジオ
音楽家を招聘する。スタジオは まちの人にも貸し出す。
03 Works -Architecture Works -Architecture 04
まちなか図書館 PLAT芸術劇場 用水路(暗渠化されてない)
(c) (a) (b) (e)
再開発ビルと広場
高専卒業設計 AIJ主催 第73回近畿地区卒業設計コンクール 短大・高専・専修学校の部
えいがしま市場の家
敷地 兵庫県明石市
用途 複合施設(市場/児童養護施設/子ども食堂) -明石市の児童養護施設01-1. 敷地概要
低層住宅地
江井ヶ島総合市場 江井ヶ島駅
対象敷地
江井ヶ島総合市場正面
低層住宅地
江井ヶ島海岸
兵庫県 明石市
02. 江井ヶ島総合市場 現状
Before 江井ヶ島総合市場 旧配置図
1階は店舗、2階は住居の形態で、54 店舗中12店舗が営業中。そのほかは シャッターで閉ざされている。
江井ヶ島総合市場内部 04. えいがしま市場の家
家前の壁には絵や写真が飾られる。
子どもの動線 まちの人の動線 市場の人の動線
みんなの家
中庭は市場と児童養護施設の程よい
距離感を保つ役割をはたす。
畑は一部まちのひとに貸し出す。
一緒に畑を耕して汗を流す。
古い市場を再編成し、「市場×児童養護施設」でみんなで子どもを育む 01-2. 明石市の児童福祉の現状
明石市では現在(※)、全小学校区に子ども食堂を配備、児童相
談所を新設するなど子どものための施策を行っている。また、里 親委託率100%政策を行っている。しかし、実際の里親委託率は 8.9%、里親家庭は22家庭に留まっている。
今すぐ全ての子どもたちに対して、里親家庭での「家庭的な養護」 は難しい。
小規模ユニットケア(少ない人数での養護)でまちと 関わる場所がいいのではないか?
ふんわりと交差する動線で、市場の人・ま ちのひと・子どもたちの関係性を育む。
みんなの家(事務所)=家型
市場=三角形
活気をイメージ
二階のテラス
子どもたち専用のテラス は二階を一周する。それ ぞれ居場所を見つける
みんなの畑 裏の畑 駐車場
(管理棟) 市場
子どもの家 子どもの家 子どもの家 子ども食堂
学校から帰ってきたら、それぞ れの家でお勉強をする。
駐車場 北の庭
子どもの家=四角形
住宅の家の窓
市場は全面道路沿いに 集約する。
前面道路
子ども食堂=アーチ型
用途別に壁の意匠を変える
みんなを包むイメージ 中庭
子どもの家 ”小規模ユニットケア”で、各家に は5~6人の子どもが住う。
みんなの家(管理棟) 子ども食堂 職員の宿直室や全体で集ま れるリビングがある。
子どもたちだけでなく、まち に住む人びとも一緒にご飯を 食べる。
市場 前面道路に全ての店舗を配置
店の間の通路から子どもたちが登校する。
市場の人と挨拶を交わす。
ご飯の時間。まちのひとも集まってきた。 子どもたちが壁を使ってかくれんぼしている。
05 Works -Architecture Works -Architecture 06
中庭
しまちに対して開いた市場に。 10m 5 3 1 配置図兼一階平面図
S=non-scale
03. コンセプト
木の家設計グランプリ2020 自然を身方にする
湖畔の家
敷地 静岡県浜松市西区白洲町 用途 住居 /共同設計 -朝日から始まるだいたいの暮らし-
潮の満ち引きで感じる時刻、太陽で感じる季節感 窓から吹き抜ける風。私たちが提案するのは現代人が忘れ かけている、そんな些細な自然との関わり。慌ただしい日々 から抜け出して自然な時の流れに身を委ねてみませんか。
03. 1日の潮汐と断面図
側から西側にかけては小山を臨む自 然豊かな土地である。浜名湖の潮汐 は1日の間に変化していく。
時計を見なくても、自然が時間を教えてくれる。時計からの解放を目指した。
04. 風向きと太陽の動きから開口・室配置を決定する
05. 1日の生活
満ち引きで時間を知る。
1日の潮位変化によって、中庭の浸水域が変化する。こ
れがだいたいの時間がわかる目安になる。季節によって も最大潮位と最小潮位が変化するため、カレンダーと時 計両方の役割を果たすとともに、生活範囲を伸縮させる 役割を持つ。
中庭の潮汐を眺めゆっ たりとした時間が流れ るリビング
寝室は東側と西側両面 に廊下を設け、朝日と 夕日を調整する。
ワークスペース
西側のワークスペースに は終業の時間を告げる西 日が差し込む
中庭
朝日が差し込む東向き のダイニングで朝食を とる。
寝室 ダイニング・キッチン
夜は湖に迫り出し たテラスで晩酌。
07 Works -Architecture Works -Architecture 08
第7回POLUSコンペ 地球につながる新しい風景の街
土に還る
-茅葺き屋根と土壁で暮らし・つながる家-
人の暮らしも資材も循環する集合住宅。茅葺き屋根と土壁の家で人と地球と繋がる
敷地 東京某所 用途 低層集合住居
住戸 伍・陸
住戸 参・肆
住戸 壱・弐
刈ってきた茅や茅葺道具を保管しておく他、 入居者のワークスペースの役割も担う。茅場
防火水路 万が一に備えて、 延焼を防止する。
住戸には、いろり がある。 煙で屋根を虫害から守る。
防火水路にかかる橋を渡って敷地内に入る。 中庭では不耕作農業が行われる。
あきち活用空想
豊橋の空地を勝手に活用空想してみたスケッチです。
駅のプラットフォームのように、人びとと文化が行き交う場所
建物内や商店街に自然光を取り入 れ、互いの活動がよく見えるように ライトチューブが最上階から1階ま でつながる。1階は人々が行き交う 場として解放され、2,3階は表現者 が集い、4,5階にはアトリエを設ける。 パフォーマンスステージは、町に開 かれた舞台である。
あきちはそらち/色鉛筆, ペン キッチンカーがくるあきち /色鉛筆, ペン
オブジェがあるのにもったい ないあきち。水盤を作って空 を写してみたら、そらちにな る。
キッチンカー が来やす いようにポリカや簡単な 木材で壁を組み立てて、 強い風を防ぐ。
Light tube restroom infomation center cafe studio restaurant library tenant t class room c atelier A hotel hall h F c c A A A A アトリエ 4 F 共有キッチン フリースペース テナント 3 F 教室 インスタレーション ポップアップショップ 2 F カフェ フリースペース ピロティ 1 F インフォメーションセンター フリースペース c c c A h ホテル 8,9 F レストラン 7 F 料理教室 アトリエ 6 F スタジオ 和室 屋上庭園 ちいさなホール 5 F 図書館分館 スタディースペース 教室 ISOMETRIC= 1:800
常時解放され、人びとがブースで展示する。
PLAT-HOME ヒューリックデザインコンペ 新しい文化国際都市の建築 敷地 東京都豊島区 用途 文化施設・商業施設 /共同設計
1階の文化の駅
2階 ピアノや作品が置かれ、表現者が集う
屋上庭園前
09 Works -Architecture Works -Architecture 10
Digital Fabrication
建築設計の作品以外に、ものづくりにも挑戦しています。
さらにデジタル工作機械(レーザー加工機,UVプリンタ,3Dプリンタなど)を 用いて、ワークショップを実施してきました。その一部をご紹介します。
スライド式ペンケース
使用機材:レーザー加工機, UVプリンタ ソフトウェア: Adobe Illustrator
Fab施設のものづくり講座の題材として設計。
鞄の中で蓋が取れない、かつスタイリッシュな留め具の 設計に力を入れた。
Projects
高専・大学を通して様々な改修プロジェクトや開発に関わってきました。
活動を経て仲間と共同して何かを成し遂げる面白さを知りました。 ここでは主要なものを紹介します
竪穴式住居復元プロジェクト
コロッセウムリング
使用機材:Form2(3Dプリンタ)
ソフトウェア;Fusion360
Fusio360で設計し、3Dプリンタで型を生成後、鋳造 業者に依頼し、真鍮で鋳造。
コロッセウムの古い独特な風合いが出るように、劣化す
る真鍮を材料に選んだ。
大中遺跡に竪穴住居を復元するプロジェクト。建築学科に入って 最初に関わったプロジェクト。近隣のため池や山からアシや木材 を調達するところから、穴を掘って骨組みを組み上げ、茅葺をす るまでの過程に携わった。
明延「オモイデ」改修プロジェクト
レンチキュラー レンズ
使用機材:UVプリンタ, レーザー加工機 ソフトウェア:Adobe illustrator, Photoshop
見る方向で絵柄が変わるレンチキュラー レンズを論文 を参考にしながらUVプリンタで作成した。試行錯誤 した期間は2ヶ月。作品は現在Roland.DGに展示され ている。
閉山した鉱山、明延鉱山の集落の川縁に立つ空き家を、鉱山最盛 期の色(みずいろ、ピンク、緑青、白)で塗装し、思い起こさせ るもの。奇抜な色に塗ることを最初は反対されていたが、プレゼ ンをしに行き、施工に至った。
レーザー加工機の模型
使用機材:レーザー加工機 ソフトウェア:Fusion360, Adobe illustrator
科学館の展示のために作成。 レーザー加工機をモデリングし作成。上面と正面の蓋が 開く作りになっている。
明石高専防災団に所属し、「防災ゲーム」の開発、そして2021 年からは大阪防災プロジェクトに所属し「クラフト防災パーク」 の企画運営を行った。どちらも、「防災に興味がなかった人でも 防災を楽しく学んで欲しい」という思いを込めている。
2014-2017年
2018年
防災ゲーム開発と防災イベント企画運営
2015年-現在
11 Digital fabrication Projects 12