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ARCHITECTURE PORTFOLIO

SELECTED WORKS 2014-2018

神戸大学大学院

工学研究科建築学専攻 遠藤秀平研究室

米倉 良輔

選抜作品集


DESIGN VISION

「人の生活・行動を広げる」 


PROFILE

SKILLS

米倉 良輔 Yonekura

Ryosuke

神戸大学大学院工学研究科建築学専攻 建築設計・環境デザイン 遠藤秀平研究室 r.yone46.76@gmail.com 1994.08.06 Kobe.JAPAN 1994-1995 1995-1998 1998-2001 2001-2003 2003-2004 2004-

大阪府松原市 愛知県尾西市 Malaysia Kuala Lumpur Singapore 大阪府箕面市 兵庫県神戸市

EDUCATION 2010.4-2013.3

兵庫県立神戸高等学校

2014.4-2018.3

神戸大学工学部建築学科

2018.4-

神戸大学大学院工学研究科建築学専攻博士課程前期課程

WORKING EXPERIENCE 2017.3-

株式会社大林組模型アルバイト

・ティーチングアシスタント 2018.4-6 設計演習Ⅰ課題 「事務所ビル」 2018.9-11

設計基礎A課題 「デザイン基礎」

2018.11-

計画演習Ⅰ課題 「駅前大学キャンパス」

Adobe

3D Soft Sketch up Rhinocerous Grass hopper

Microsoft

Render CINEMA 4D LUMION

2D Soft Auto CAD

Others 3Dpriner Razer cutter

illustrator Photoshop Indesign

Word Excel Powerpoint

HONOR 2016.9

建築新人戦2016 100選入選

2017.8

JR元町駅東口前「まちなか拠点」整備イメージ提案 最優秀賞

2017.11

京都ランドスケープデザイン展2017 ランドスケープデザイン賞

2018.2

神戸大学建築卒業設計賞 佳作(5位)

2018.3

平成29年度神戸大学優秀学生団体受賞

EXHIBITION 2016.9

「建築新人戦2016」 スタッフ(広報)

2017.4

「日本設計学会ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展2016帰国展」 設営

2017.9

「日本設計学会アジールフロッタン再生展 大阪展」 設営

2018.2

「Diploma×KYOTO’18」京都建築学生之会 合同卒業設計展 学校代表 

2018.5

神戸大学建築卒業展2018『結』 副代表

2018.6

「神戸大学×天津大学 合同設計展2018」 スタッフ(会場設営)

2018.7-8

「みんなの建築ミニチュア展 in中之島図書館」 会場統括

2018.10

「イケフェス特別連携企画 -続-みんなの建築ミニチュア展」 総合統括 

INTERNSHIP/WORKSHOP

OTHERS

2018.9.18-22

株式会社類設計室

2018.3

「建築の日本展 ミニチュア」 模型3Dデータ作成検討

2018.6.10-15

神戸大学×天津大学国際ワークショップ

2018.10

「鯖江市空き家調査」 現地測量

2018.10

「-続-みんなの建築ミニチュア展」 大阪市中央公会堂モデル(1/200)出力


WORKS インテリアでつながる空間

のぼり くだり

学部2年 「阪急六甲駅付近に建つ小事務所」課題 学内保存作品

学部3年 「近畿圏の大学のためのセミナーハウス」課題

都市の潜窟

   

作品製作・展示とともに地域に向けたイベントが行 われるインテリア会社の事務所を提案しました。

坂道の多い神戸をデザインに取り込み、2枚の屋 根スラブの間にバッファーゾーンスペースを設 けて、気軽なコミュニケーションを取れるよう にしました。

学部4年 卒業設計 神戸大学建築卒業設計「佳作」

「食」 を開く家

神戸大学卒業設計展’18「結」 学部2年

最終プレゼン作品

「住宅設計」課題

静と動

選抜プレゼンテーション/学内保存作品

1階ボリュームを雁行に配置することでオープンな 空間をつくり、そこでの活動が地域に開くような 住宅を設計しました。

学部3年 「建築のための建築」課題

YANE-KABE

選抜プレゼンテーション/学内保存作品    

地下に球体の構造によってできた空間の中に植物工場をはじめとした複合施設 をおき、それらが非常時には避難シェルターとして機能する避難施設の提案を 行いました。    

MOBILITECT CITY

学部2年

修士1年

「地域の図書館」課題

「FUTURE FRONT CITY」課題

選抜プレゼンテーション/学内保存作品

共同設計(7人)

壁と屋根を単純なスラブによって構成しました。 立体的な空間の中で、自然と壁にもたれるような 図書館をデザインしました。         

駅の利用者と学生が相互に影響を与えあうよう、学生の空間をオープンスペー スをまたぐように配置し、「静」と「動」が交じり合い、駅前の活性化が促さ れるよう設計しました。

Jungle street

2025年の大阪万博にむけた夢洲の開発を提案しま した。島内の交通に自動運転を導入し、新交通を 中心とした発展計画、都市デザインを共同でデザ インしました。

WELLNESS CITY 学部3年

修士1年

「都賀川沿いに建つ<子育てスクエア>」課題

「神戸大学×天津大学合同WS」

選抜プレゼンテーション/学内保存作品

共同設計(7人)

Mt.Kobe pier

木材のグリッドで構成された構造体の中を子供が 走りまわり、その目下に引き込んだ動線を配置し て、活動的な施設をデザインしました。    

   

学部4年 「神戸ウォーターフロント  ランドスケープ」課題 選抜プレゼンテーション/学内保存作品 京都ランドスケープ展2017 「ランドスケープデザイン賞」

その流れのさきに、 学部3年 「面構造によるメモリアル空間」課題 選抜プレゼンテーション/学内保存作品

突堤というスケールの大きな場所に対して、地面をめくり、中に機能を配置す ることで神戸の玄関となる新たなターミナルとオープンスペースをデザインし ました。

200年都市 

建築新人戦2016 100選    

かたどるすみか、重なる暮らし 修士1年 「2018年度日本設計学会設計競技」 『住宅に住む、そしてそこで稼ぐ』 共同設計(3人)

かつて城下町として栄えた姫路に、姫革産業と城 郭構成システムを用いたこれからの生活に対応し た集住体を提案しました。

TIME WAS MONEY 学部3年

修士1年

「神戸ウォーターフロント

「HULIC学生アイデアコンペ」 『HULIC & GINZA6』 共同設計(5人)

マスタープラン」課題    

ルービックキューブを発明した人物のメモリアル空間を、観光拠点としてハーバー ランドに提案しました。一体に新たな人の流れを誘発するように設計しました。    

開港180年の神戸をイメージしたウォーターフロ ントを計画・設計しました。都市に健康なライフ スタイルを提供する施設計画、マスタープランを 提案しました。

開港150年を迎えた神戸に、次の開港200年に向け たこれからのマスタープラン計画を行い、京町筋 を軸とした国際化のまちづくりを提案しました。    

時間的貧富に主眼を置き、代謝(サイクル)の速度 に応じたプログラムを配置して、銀座の永続的な 価値を持たせました。


04 05 06 07 08 09 10 11 12 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11

設計課題 児童館

設計課題 図書館

トレース課題 「軽井沢の山荘」

設計課題 セミナーハウス

建築新人戦2016

Endo Shuhei Studio 遠藤秀平研究室

B3

学部4年

学部4年 JR元町駅東口前広場『まちなか拠点』 整備イメージ提案 共同設計(4人)

神戸が発展した要素である「神戸港の潮流」と「六甲山系の稜線」をモチーフ に、人が滞留する「よどみ」空間を提案しました。今後も市の要望に対応しつ つ、長期的な整備を行っています。

『EBRAIC MUSEUM』 共同設計(5人)

2つのチューブ空間を通る体験を通して、ユダヤ 人への迫害の核心に迫り、真の共生を提唱するミ ュージアムを提案しました。

研究室関連プロジェクト

みんなの建築ミニチュア展 in 中之島図書館

修士1年 プロポーザル(教授との共同)    

緑豊かで魅力的な都市景観を形成し、2つの大き な球体の間によって駅やターミナルからの人を受 け止め、海へと誘うアリーナを提案しました。    

イケフェス特別連携 -続-みんなの建築ミニチュア展 修士1年(研究室プロジェクト) 総合統括・3Dデータ作成・モデル作成    

修士1年    

某化学工業会社の既存建物を現地で測量し、今後 の調査のために図面化する作業を担当しました。 建物の構成や詳細の収まりを実際に見ることがで きました。

「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪」の大阪市中央公会堂での展示 の一部の統括を行いました。また、展示物の模型を3Dプリンターを活用してデ ータ作成、モデル出力を行いました。

江市空き家調査業務 修士1年

3Dデータ作成・モデル作成

「広島学生チャレンジコンペ2018」

個室ごとに異なる眺望を持ち、その隙間のスリッ トから入る光が、流れの激しい瀬戸内の潮流のよ うに抜ける「オモテ」をもたないトイレをデザイ ンしました。

実施コンペ・プロポーザル

TAKAMATSU AREANA

修士1年 共同設計(3人)

鯖江市空き家調査

中之島図書館にて行われた展示会の運営に携わり ました。WSの企画や準備、設営撤収の段取りを統 括しました。   

「建築の日本展」3Dモデル製作

オモテナシトイレ

既存建物図面化業務

京丹波の魅力の再発見につながる家並を連想とし た分棟庁舎とし、コミュニティ形成の場としての 利用性の高い庁舎を提案しました。  

修士1年 「ARCHICONTEST(国際コンペ)」

ヒューリック学生アイデアコンペ

修士1年(研究室プロジェクト)

   

既存建物図面化業務

THE INTEGRATION

in 中之島図書館

プロポーザル(教授との共同)

最優秀賞 実施設計(2018.4.26竣工)

みんなの建築ミニチュア展 -続-みんなの建築ミニチュア展

M1

アイデアコンペティション

京丹波町新庁舎建設プロポーザル

広島学生チャレンジコンペ

Kobe University 神戸大学大学院

B4

設計課題

元町泊(もとまちのとまり)

天津大学交流WS

3Dモデル作成

2017

B2

設計課題 マスタープラン

高松アリーナプロポーザル

京丹波町新庁舎プロポーザル

JR元町駅東口前まちなか拠点整備提案

2016

B1

設計課題 メモリアル空間

設計課題 住宅

2015

2014

設計課題 事務所ビル

Kobe University 神戸大学工学部建築学科

設計課題 ランドスケープ

設計課題 大学キャンパス

No Image

国際コンペ「EBRAIK MUSEUM」

設計演習特論B

2018

造形演習Ⅰ

日本建築学会設計競技

卒業設計

トレース課題 「神戸大学自然科学総合研究棟3号館」

   

展覧会「建築の日本展」にて販売する商品の企画 、提案を行いました。3Dデータを作成するとと もに、実際に3Dプリンターを操作してモデルを 作成しました。

修士1年(研究室プロジェクト) 空き家測量・図面作成 プロジェクト統括

鯖江市より依頼を受け、市内の空き家の測量及び 図面情報化を行いました。空き家のうちの一軒は 改修の提案を今後行う予定です。


01 01

01 都市の潜窟 学部 4 年 卒業設計 2017.9-2018.2

2017 年度神戸大学建築卒業設計 佳作 (第 5 位) 京都建築学生之会 合同卒業設計展「Diploma×KYOTO’18」  出展 卒業設計日本一決定戦 せんだいデザインリーグ 2018 出展 神戸大学卒業設計展’18「結」  最終プレゼン作品


Background Background 自然災害のみならず、私たちが引き起こかねない人為災害にも備えた都市へ 有事に備えたものであるシェルターが、負の側面のみを抱えてしまったただの使われない施設となっている現状 a. 災害大国日本

日本は元来、 地震、 豪雨災害、 火山、 といった災害大国として名をはせてきまし た。 多くの災害とともに生活することで、 人々の生活にはそのノウハウが反映さ れ、 おのずとその現象に対応した暮らし を送ってきたといえます。

b. 人為災害の危機

c. 忍び寄る脅威

しかし、 自然災害ではなく、 人為災害に 関してはどうでしょうか。 NBC (核 nuclear、 生物 bio、 化学 chemical) 兵 器と呼ばれる、 人為的な危機に対しては 未だ認識が薄く、 現状は私たちの身の安 全は保障できているとは言い切れません。

d. 求められるシェルターの普及

e. 現存するシェルターの課題

2016 年 2 月 7 日 朝日新聞

NPB 法人 核シェルター協会調べ

参考:https://www.gizmodo.jp/2017/03/nuclear-bunker-thousands-of-weed-plants.html

隣国の軍事実験の報道が連日取り沙汰さ れているように、 人為災害の危険は決し て関係のない話ではありません。 自然災 害と同様に、 これらの危機とも共存できる ような都市形成していく必要があります。

人為災害に対処する方法として、 シェル ターが挙げられます。 しかし、 人口当た りのシェルターの普及率は、 日本は0.0 2%と他国と比べ、 著しく低い値となって います。 韓国では 300%を超えているこ とからも、 日本の公共シェルターの整備 が遅れていることを示しています。

 普及が進む海外に注目しても、 すべてが正 しく運用されているとはいえません。 維持管 理不足で使用不可能なものや、 大麻の製造 がおこなわれている場が検挙されたりと、 そ の非日常性が負の側面を担保してしまってい ます。  非常時のみ需要が存在するものは、 時代 の変化に取り残され、 本来の役目を全うでき ない状態となってしまっています。

Proposal Proposal 一般生活では使用されることのない「非日常施設」の都市に対する新たなあり方 複数のプログラムの転用による「非日常」と「日常化」の共存する公共シェルターの提案 a. 非常時施設

 シェルターのみならず、 津波非難タワーなどの非常時にのみ需要が存 在する施設は、 日常ではほとんど価値を見出せないものとなっています。 都市に迫る危機に対処するこれらの施設は、 もっと日常的な付加価値を 持つべきではないでしょうか。

b. 都市における新たなあり方

そこで、 普及の求められる公共シェルター を都市部に提案します。 そして非常時だけ ではなく、 日常的に都市に還元されるよう なシェルターを目指します。

c. 複数プログラムの転用

 日常に落とし込む手段として、 複数の日常プログラムを配置させます。 日常時にはそれ ぞれの機能としてはたらき、 非常時にはそれぞれが不足する機能を補い合うことで、 シェ ルターとしての機能を担保します。、 またこのシステムによって、 シェルター内で生産、 消 費を行う自己完結型の施設とします。

01

都市の潜窟


Site Site 計画敷地は、典型的な都市部をモデルケースとして選定しました。 

選定敷地 : 兵庫県神戸市中央区八幡 通2丁目1 神戸の中心である三宮に位置しており、 JR 線、 阪急線、 阪神線をはじめとした交通が周辺を めぐっている。 三宮センター街、 旧居留地と いった商業施設からビジネス街まで、 多くの要 素が存在するエリアといえる。

現状用途 : 磯上公園 敷地である磯上公園は 1000 ㎡を超える広大な 面積を持ちながら、 周辺を事務所ビルやオフィ スに囲まれていることもあり1日を通して人が多 く立ち入る場所ではない。 同じく三宮の都市部 に位置する 「東遊園地」 とは対照的に、 人のアクティビティを作りにくくなっている。

Program Program

Design concept Design concept

非常時、 周辺の施設の立地からこのシェルターにはおよそ 11000 人、 長期的な滞在では 3000 人 ほどがが避難してくると想定する。 この規模の人数を許容できる非常時のプログラムを配置する。 日常の際はシェルターとしての機能は各々が別のプログラムとなっている。

アプローチ

ホテル

ホール

研究所

電力施設

倉庫

植物工場

非難動線

避難所

避難所

防災拠点

発電施設

食糧庫

〇「内外の反転」を表現した地下空間 

食糧庫

地上部のオープンスペースを地下に引き込むことで、 地と図が反転します。 さらに内部にボリュームを設けることで複雑 化する内外の反転によって、 シェルターという本来閉じられた空間に対して公共性や空間の多様性を付加させます。

〇球体による空間構成 

それぞれの球体ボリューム に対し、 ゾーニングを施し ます。

スラブを貫入させ、 外側 に空間をつくります。

内外をつなぐボリュームによって、 反転を活性化させ多様な導線を 生み出します。


地上部

ホール

内部空間

研究拠点

食糧庫 植物工場

非常時のための複数プログラムの配置が、地下空間をより賑わいのある場所とさせる。 日常的な施設利用が、シェルターの非常にの認識を自然と植え付け、都市へ還元された施設となる。 01

都市の潜窟


Hall/Hotel

Factory Laboratory Storage


ホール・ホテル 非常時には避難所として機能する。ホールという日 常生活の中でも非日常といえる行為をシェルター内 で行うことで、人々にその空間を強く印象付ける。

植物工場 非常時には食糧庫として機能する。常に新鮮な食糧 をストックできる生産施設を設けることで非常時に も有効に食糧を提供する。また栽培室を躯体全体の 各所に整備することで、それが地下空間における視 覚的ランドスケープのような位置づけともなる。

研究拠点 医療系や災害研究といった分野の研究拠点を整備す る。非常時には情報を管理、統括するとともに、医 療行為を行う場として機能することが出来る。

食糧庫・発電施設 都市型大深度地熱発電施設を設ける。電力の地産地 消を助長するとともに、これはこの提案を自己完結 プログラムとして成立させている。

01

都市の潜窟


球体によって覆われた地下空間が、安全を担保しながらも地上とは異なる空間体験を利用者に感じさせる。 それはそこが非日常施設であることを日常的に都市に訴えかける。

断面図 1:500


01

断面図 1:500 都市の潜窟


地上の水盤は地下との境界を明確づける

地面をおりるシークエンスを演出するアプローチ


平面図 1:2000  1 エントランスホール 9 客室

14 栽培室

24 換気ダクト

2 パーティーホール

10 ホテルロビー

15 育成室

25 空調維持管理室

3 大ホール

11 レストラン

16 梱包室

26 機械室

17 常温室

27 WC

18 保冷室

28 倉庫

19 事務室

29 発電室

4 客席 5 控室 6 音響管理室

12 ワークスペース 13 会議室

7 空調管理室

20 管理室

8 ホワイエ

21 資材室 22 洗浄室 23 水・養液タンク室

球体がつくる平空間の中に生まれる解放的な空間

01

都市の潜窟


現代の都市の取り巻く環境や情勢が 刻々と変化している中、 いつ必要とされるかわからない 、 どこにあるかわからない ようなかつての非常時施設は、その転換期を迎えつつある。 日常の中に点在する非日常を感じながら、 それ自体が都市に対する啓蒙施設として働きかけるシェルターを提案した。


02 02

02 静と動 

- 公共空間へ行為を発信する大学キャンパスの提案 -

学部 3 年「建築のための建築」 2016.11-2017.1

学内最終講評プレゼンテーション作品 学内優秀保存作品


Site Site

兵庫県神戸市灘区宮山町 東西を阪急電鉄が、バスターミナルやタクシー乗り場が隣接し、敷地北側の道路はその抜け道となっている。 さらに阪急六甲駅は複数の大学、高校の最寄り駅となっており、朝、夕方は多くの学生で混雑する。 このように、多種にわたる交通機関の導線の起点となっている点が挙げられる。

Concept Concept

Analysis Analysis

「静」と「動」の2つの要素の融合 異種の空間を共生させることで、お互いに要素を付加させて 駅前を再構成し活性化を促す。

ACTIVE

×

×

STATIC

建築学生にとって建築を学ぶ環境は、外と隔たれ

2 要素を接続させることで、学生には外に対して

敷地周辺は駅を中心に様々な交通が入り混じり、

 建築学科という静的=Static な要素を置き、周辺

た壁にこもりイメージを具体化する、「静」の場所

発信する機会をつくり、駅前利用者には足を止め

人々の動きが活発で収まることはない。

の動的=Active な要素と接触の機会をつくり、

に過ぎなくなっている。

る場、新たな発見を得る場を作る。

Static+Active 、Active+Static な空間が生まれ、

対して、移動する場所でしかない「動」の場所で

学生の活動はより活発に、駅前利用者にとっては足

ある駅前は、人が足を止める場所を必要としてい

を止めるきっかけになる。

る。

02

静と動


Diagram Diagram a. Site

b. Volume

c. Separate

d. Trim

敷地アプローチ

ボリューム立ち上げ

分節・外的アプローチ

敷地と整合

e. Bridge

接続

f. Tilt

g. Rendering

傾斜

方向性のあるデッキ内部は、活動に上下の移

2 本のデッキの間を通る動線で

動が加わり、学生の主体的行動を誘発します。

動に囲まれ、ふと足を止めるき 前公共空間となります。


棟を結ぶデッキからは学生のアクティビティが街に溢れ出す。

では、学生の活

きっかけとなる駅

既存駅に存在している阪急オアシスを敷地内に移 動し 1 階レベルでのアプローチを可能とします。

断面図 1:250 02

静と動


2 本のヴォリュームに挟まれた 2 階デッキ

は、「静」の要素と「動」の要素が交じり 合う象徴的な場所になります。

西側に大きく開くことで、周辺

への圧迫感を軽減し、街にひら

くキャンパスを提案します。

駅からの人の流れは、西側へ抜けます。

通り道として敷地内に入り、キャンパスに目を向 ける機会が多くなります。

                電車やホームからは、ライブラリーを通して中の

アクティビティが感じられます。


既存改札と同じレベルからデッキを通じて敷地へ

と人を呼びこみます。

エスキススペースを 2 階の動線と接続させま

す。一般者への発信が可能となります。

平面図 + 6300 1:500

02

静と動


動線を引き込むことで、学生と駅前利用者が活発に交じり合う

ボリューム間にできたオープンスペー スは、狭かった駅前通路に人の滞留す る場を生み出します。

モックアップスペース

サンクン状に形成されたランドスケー プは、北側道路と歩行者を緩やかに分 断し、人の賑わいを生み出します。

既存駅校内にあった阪急オアシスを 1 階に誘致します。人の流れがキャンパ ス内へ向かいます。

地上からはモックアップスペースや木 工室の学生の活動が間接的に垣間見え ます。 平面図 + 断面図 1:500 1500 1:500


ワークスペースは、学生の交流と活動の可能性を広げる

中心のデッキ部分は静と動が接する場所であり、駅前のオープンスペースとなる

講義棟と作業棟にまたがるワーク スペースは、アクティブな設計活 動を誘発させます。

駅のホームからは、図書館を利用する様子 が目に入ります。

デッキ状の居室がつくる方向性は、学生の 活動をより活発なものにします。 平面図 +10300 1:500

02

静と動


03 03

撮影協力:Akeda Masashige

03 元町泊 

- 行為を受け止め、 人々の拠り所となる滞留空間の提案 -

JR 元町駅東口前「まちなか拠点」整備プロジェクト 共同設計(4 名) 計画補佐、監理統括(基本計画検討、プレゼンテーション、実施設計検討) 2017.5-

JR 元町駅東口前「まちなか拠点」整備イメージ 提案 最優秀賞 実施設計作品 平成 29 年度神戸大学優秀学生団体表彰


About About コンペ概要

竣工とこれから

2017 年 4 月、神戸市建設局より「JR 元町駅東口前まちなか拠点整備イメージ提案」

2018 年 3 月に工事が着工し、4 月末に整備を終えてオープンしました。現在は実際に

として提案募集の発表がありました。応募登録数は 62 件、うち 47 件が審査の対象

利用される様子を観察しながら、細かい調整や要望を神戸市と協議を重ねて、神戸の

となり、私のチームの 1 案が最優秀賞作品に選出され、同案をベースとした実施案

ランドマークとしてより人々に親しまれるように改良、情報発信に取り組んでいます。

の詳細設計がなされました。 2017.4 神戸市より提案の募集開始

2017.7.1 提案提出

2017.8.11 結果発表

2017.9 基本設計

2017.11 実施図面完成・入札

2017.3 工事着工

2018.4.26 竣工

2018.6 舗装デザイン検討・のぼり防止策検討

竣工

提出シート

新聞掲載

詳細検討

実施図面

現場の様子

現在の元町駅前 撮影日 2018.10.26

Design concept Design concept 敷地 神戸市中央区 JR 元町駅東口前広場

背景 瀬戸内海を流れる激しい潮流が大阪湾に流れ込

コンセプト 「神戸港の潮流」と「六甲山系の稜線」という神戸

対象となったエリアは、日陰空間や座る場所もなく、

むなか、和田岬の地形が生み出す「よどみ」が、

の街の 2 つの要素を用いて、駅前に人々の「よどみ」

多くの駅利用客が通過するだけで人々の滞留空間と

港町神戸を良港として現在まで発展するに至り

を生む空間をデザインしました。

しては機能していません。神戸市の再整備構想から

ました。

も、歩行者の滞留空間が必要となることが予想され ます。

和田岬

03

元町泊


Competition Competition

元町駅の新しいシンボルオブジェ

三宮・ハーバーランドエリアからの人々を迎える 元町駅の新たなシンボルとして元町の特徴的デザ

インであるアーチを用いたオブジェを設置します。

全体計画図

電光掲示板、太陽光発電パネル 既存施設・システムを移設します。

石柱

既存の石柱を移設します。

Kobelin サイクルポート

コミュニティサイクル「Kobelin」のサイク ルポートの機能を継続します。

石像

既存の石像を移設します。

インフォメーションディスプレイ

両面ディスプレイによって、外側では周辺マッ プや観光情報などを、内部では元町、神戸の歴 史や発信します。夜間には周辺を映像によって 照らすイルミネーションの役割を果たします。

舗装・ペイブメント

既存の道路タイルに人々に「よどみ」( 滞留 ) を喚起させるデザインをプリントします。

郵便ポスト

既存の郵便ポストを移設します。

瀬戸内の潮流がつくりだした神戸港をモチーフにした曲線からなる平面形状と、六甲山系を思い起こす立面形状を、 透過性のあるウッドスラブによってデザインし、人々の滞留を生みだす新たな駅前空間のランドスケープを提案しました。


平面図  1:200

立面図  1:200

断面詳細 / detail section S : 1 / 30

椅子取付詳細図 / chair detail S : 1 / 10

審査員評

応募 47 作品中 1 位に

応募登録数は 62 件、うち 47 件が審査の対象と なり、私のチームの 1 案が最優秀賞作品に選出

『全体のイメージとしては曲線を用いた一般的なデザイン要素ではあるが、それに対して新しいテイストを取り入れ ている。またベンチとしても利用できるプレートがブラインドのような”空間を持った層”になっており、駅側か らの視界はベンチの奥の景色(植栽等)が見え、圧迫感を抑える工夫がなされている。また、層状のため時間によ り影の情景が変化すること、夜間では照明の広がりにも期待でき、限られたスペースでの広く見せる工夫とその効 果が非常に良い。』

されました。神戸市長より表彰をいただき、メ ディアにも取り上げられました。

『JR元町駅東口「まちなか拠点」整備イメージ提案 作品集』より引用

03

元町泊


Process Process 実施設計(基本設計) 2017 年 9 月より実施に向けた基本設計を行いました。限られた予算の中で、コンセ プトデザインを実現させるための構造、ピッチ、日照、材料などの検討を、神戸市 役所と何度も打ち合わせを行い、11 月末に実施図面が完成しました。

初期模型

照明検討

スラブ形状の検討

構造検討

打合せ資料

ジオメトリー検討

事例調査

立面検討

舗装検討

階段検討

スラブ木材の検討

スタディ模型

割付検討

予算調整


03

元町泊


Project Project

撮影協力:Akeda Masashige

Model (Scale 1/50)


撮影協力:Akeda Masashige

03

元町泊


04 04

04 Mt.Kobe Pier 学部 4 年「神戸ウォーターフロント ランドスケープ課題」 2017.5-2018.7

京都ランドスケープデザイン展 2017 ランドスケープデザイン賞 学内最終講評プレゼンテーション作品 学内優秀保存作品


Site Site

Master plan Master plan  2017 年、 神戸は開港 150 周年を迎えた。 高度経済成 長期から 50 年が経過した現在、 かつての物流の拠点とし て栄えたこの港は、 大きな転換期を迎えようとしている。 開港 200 年へ向け、「京町筋」 を中心の軸とした 『自然』、 『歴史』、 『観光』、 『交流』 の 4 つの軸から派生した、 50 年先を見越した都市デザインを提案する。  新港第一突堤では予測される外国人観光客の増加に伴 うホテル不足や、 観光形態の変化をふまえ、 宿泊機能を 兼ねたクルーズ船の観光拠点を付随させる。 クルーズ船による外国人入国者数(概数) (万人)

(目標) 500

500

199.2

200

111.6 100 41.6 17.4

計画敷地 神戸市中央区 新港第一突堤

2013

2014

2015

2016

2020

注1) 法務省入国管理局の集計による外国人入国者数で概数(乗員除く)。

(年)

注2) 1回のクルーズで複数の港に寄港するクルーズ船の外国人旅客についても、(各港で重 複して計上するのではなく)1人の入国として計上している。

Analysis Analysis 敷地の現状

眺望の分析

新港第一突堤は京町筋と呼ばれる道路の延長線上に

 神戸を特徴づける要素の一つとして、 ウォーターフロントの他に六甲山系が挙げられる。 オープンスペースをデザイン

位置し、 海を挟んんでハーバーランドやオリエンタル

するうえでまず最初に、 三宮駅から第一突堤までの京町筋六甲山系の見え方に注目した。

ホテルを望むことができる好立地である。 かつて物流

 以下のダイアグラムが示すように、 京町筋の都市部ではほとんどの地点で六甲山系がインフラや建築物によって遮られ

拠点として機能し、 敷地周辺にはJR神戸臨港線が

ており、 第一突堤でも六甲山系が見えないポイントが存在することがわかった。 結果、 図版のような境界を抽出できた。

走っていた面影を垣間見ることができる。

京町筋の軸線 ハーバーランド

防潮堤 神戸臨港線跡 突堤部分

神戸大橋

04

Mt.Kobe pier


Design concept Design concept 突堤という海に突き出した非日常なスケールの空間を、地面をめくり、開く操作を加えることで均質な場 所に影や視界の変化が生まれる。 都市部では感じられなくなった空間体験ともに神戸の魅力を再発見できるオープンスペースを創出する。 1.軸線を抽出

分析によって抽出し た軸線の他に、京町 筋、臨港線跡の軸を 用いてランドスケー プをデザインする。

2.分割

3.地形の変化

4.オープンスペースが創出

 敷地情報、視覚情報のプロットによ

 3 つのエリアの地面に変化を加える。

 躯体に切れ目を入れ、内外につなが

り、6 つのエリアに分けることが出来

山系エリアは突堤の先端部分の非日常

りをつくる。クルーズ船で神戸へ訪れ

る。それぞれに周辺の眺望の良し悪し

性を生み、非山系エリアは地面が上昇

た観光客と地元市民との接点が作られ

の優劣が生まれる。ここでは、六甲山

することで眺望面での欠点を補う。

る。上下の地形操作により、非日常な

系への視界が確保されているエリアを

 同時に均質であった空間に影が生じ

スケールの空間が創出される。

山系エリア、そうでないものを非山系

ることで人の滞留スペースが生まれる。

エリアと定義する。

海に突き出た新たなオープンスペースは、神戸の人々と観光客の両者にとっての憩いの場となる


ポートタワーに向かって下がるシークエンスは京町筋から続く軸線へむかう

防潮堤

地形の操作で生まれた影は様々なアクティビティをつくる

海面におりる親水エリアは、対面のメリケンパークを巻き込んだ新しいオープンスペースとなる

04

Mt.Kobe pier


Program Program 海外文化の交流の場国際ターミナルをランドスケープと一体化させる。 日中は街へ出て沿岸部、都市部へ観光を楽しみ、夜は船に戻り船を宿泊施設として利用 するという新しい宿泊形態を空間として神戸に提案する。

緑化屋根

国際ターミナル

地盤の操作を加え、都市によっ て遮られていた六甲山系を一望 できる緑化屋根

3F 休憩スペース、展望スペース、 屋上面へのアプローチ

2F

展望スペース

出入国ロビー、受付カウン ター、待合スペース、店舗

神戸の港に面した展望スペース

1F バス、タクシー乗り場、駐車 スペース

プロムナード 京町筋の軸線をおり、ポートタ ワーを背後に屋上面へとつなが るプロムナード

デッキの屋上からは神戸の海が一望でき、均質だった空間にオープンスペースが生まれる。 防潮堤 沿岸に続く既存の防潮堤に配慮し た計画敷地

屋外ステージ 山系エリアに生まれた影に設け られた屋外ステージ

フィルター層

デッキ

土壌

排水層

保護層 防根層

親水デッキ

水盤

ハーバーランドを向かいに望み、日影空間

雨水を管理し、水質を維持 する水盤

を確保した海へと続く階段状の親水デッキ       

防水層 断熱層 コンクリート躯体


断面図 1:2000

04

断面図 1:800 Mt.Kobe pier


親水デッキは、京町筋を下ってき た人をゆるやかに向かえ入れ、都 市の水の憩いの場となる。

バス・タクシーの乗り入れ たロビーから、各々の場所 へ向かう。 ターミナルのロビーは、ス リットから差し込む光によっ て明るい空間を演出する

ターミナルから出た観光客 は、変化した地形を目の前 に捉える

京町筋より続く軸線は、屋 上の展望スペースへと続く

平面図 +2000 1:500

平面図 +7000 1:500

立面図 1:1000


中央に設けられた水盤は雨 水を集め、自然生物の拠り 所となる。

展望スペースから屋上へ出 られる。神戸港、メリケン パークを一望できる。

イベント開催可能な屋外ス テージを地上に設ける。 影のできた場所は突堤の憩 いの場となる。

レベルの変わる場所は、釣 り、ランニング、散歩など の用途を緩やかに分ける。

防潮堤

平面図 +12000 1:500

平面図 +2000 1:500

断面図 1:1000 04

Mt.Kobe pier


05 05

05

Theme / 概要

THE INTEGRATION 修士 1 年 ARCHICONTEST( 国際コンペ )「PRAGUE EBRAIC MUSEUM」 2018.6-2018.8 共同設計(5 名) 計画統括 ( 基本設計、コンセプト立案、プレゼンテーション )

 ユダヤ人収容区をはじめとした、多くの遺産が 残るプラハの地に、地域の文化拠点となるユダヤ ミュージアムを計画しました。

Prague is a city with many myths and innumerable legends but it is also a place with a strong historical cultural ferment. The Jewish quarter represents the soul of the city, for many centuries it has been the place where the persecuted people took refuge. The Astronomical Clock in the Old Town and the Dancing House along the banks of the Vltava River are some of the most recognized symbols of the Czech capital which sees the Mala Strana district, a narrow alley that leads to the Castle and San Vito Cathedral, one of the oldest districts of the city. In a district of many stratifications where the first Jewish persecutions started during the XIV century, we want to imagine the new Ebraic Museum of Prague, a place of memory that might became a contemporary symbol of rebirth. Exhibitions, events, debates, will make this pole for culture an element of necessary renewal. An architecture that will trasformer the ghetto in a new social integration area.


か。

EXTERIOR(MUSEUM IN PRAGUE)

ランドマークとなる入り口がここを訪れる人を中へ迎える

Main concept / コンセプト

Having overcome the severe repression and persecution of the past, have all the  

Exibition route / 展示空間

things that bother the Jews have been solved? 私たちの中に無意識のうちに出来上がってしまった「見えない理不尽」を 空間によって表現し、そこから脱却する体験をデザインのコンセプトとした。 Amaong Narrow Streets and Old Area

Open Space and Landmark - for anyone to relax

The Entrance- another world

A Room under the Wather - origin of life

The Forming of the Jew Tube

The Dark Space - despairing memory of the Jew

- ups and downs of the Jew in the history in prague

The Raising Flow Line - continuous development of history

05

under the daily living world

Go through onto the water - to the bright future

THE INTEGRATION


ENTRANCE;

JEWISH EXIBITION (JEWISH TUBE)

入口の階段を進むと、地下のホワイエに降り立つ

変化するチューブは、「見えない迫害」を体験させる

Site Plan

(S=1/300)

N

01. Foyer 02. Permanent exibition 03. Temporary exibition 04. Coffe-bar 05. Public WC

06. Staff office 07. Dressing room 08. Storage equipment 09. Plant room 10. Green terrace

Underground 1st Floor Plan (S=1/300)

1st Floor Plan (S=1/300)


UNDER THE WATER / THE START OF TUBE 揺らぐ水盤を天井に見上げながら、展示空間がはじまる

GREEN 地上のランドスケープはプラハの町にとっての憩 いの場であり、地下の展示空間との明確な対比を 強調する。

WATER 中心の水盤は歴史を見届け続けたヴァルダヴァ川 の水面であり、地下へ揺らぐ光が差し込む。チュ ーブを抜けると、地上から流れる水に囲まれ、日 常から切り離された空間が広がる。

EXHIBITIONS

AA’Section (S=1/400)

地上から地下へと降り、展示空間を通って地上に 上る経路は、繰り返された過去の輪廻からの解放 を表す。

INNER TUBE ユダヤの歴史をかたどった展示がされている。空 間体験を通してユダヤ人が受け続けた「見えない 迫害」を来訪者が体験する。

OUTSIDE VOLUME 内側の主観的な空間に対して、プラハ、チェコや 他民族からの客観的な体験を追う空間となってい る。 常に内側のチューブのボリュームが認識され、そ れ自体がユダヤの存在を来訪者に訴えかける。

BB’Section (S=1/400)

05

THE INTEGRATION


06 06

06 Jungle street 学部 3 年 「子育てスクエア」 2016.4-2016.6 学最終講評会プレゼンテーション作品 学内優秀保存作品

Design Design

Proposal Proposal 3つの敷地を一体として子育てに重点を置いたエリアを形成する。 人を呼び込み、子供にとって刺激のある学び舎を提供する。 Structure

Deck Floor

敷地:神戸市灘区水道筋 1 丁目

Street 敷地北西に位置する水道筋商店街の導線を、敷地に引き込む。商店街の賑わいを 取り込むことで、敷地だけでなくその先のスクエアにも賑わいが生まれる。

Site


商店街から続いた導線を敷地に引き込むことで、児童館に地域性を生み出します。 道を覆う木の構造体は、地域の人をいざない、相互に刺激が得られる空間となります。

東側立面図 1:500

3 階平面図 1:500

06 Jungle street

断面図 1:500


07 07

07 その流れのさきに、 学部 3 年 「面構造によるメモリアル空間」 2016.5-2016.7 建築新人戦 2016 100 選 学最終講評会プレゼンテーション作品 学内優秀保存作品

ドナウ川の水の流れからルービックキューブを発明した、ルビク・ エルネーのメモリアル空間 ルービックキューブの動作から着想を得た空間は、観光拠点とし て「流れ」をつくり、周辺とのつながりを形成する


Profiele Profiele

Site Site 敷地

ルビク・エルネー

Erno Rubik

ハンガリー出身。発明家であり彫刻家。ブダ ペスト芸術工科大学を卒業。1974 年に立体パ ズル「ルービックキューブ」を発明する。そ の後、1984 年に家具とゲームの設計を目的と した「ルービック・スタジオ」を設立。現在 はビデオゲームの開発に取り組む傍らで、 ルービック・スタジオの運営を続けている。

兵庫県神戸市中央区弁天町  神戸の観光スポットが集中し、神戸のいわば「顔」 ともいえる場所である多くの観光客でにぎわう。  ハーバーランドでは再開発も盛んに行われている が、その抜群の立地とは対照的に、周りを海や高速 道路に囲まれ、実際は周辺から孤立しがちであると いう難点がある。

Proposal Proposal

Design Design

 メモリアル空間をつくることで、ハーバーランドの

彼の発明したルービックキューブに注

次にこのパズルの基本動作である「回

そうしてできたユニットを連続させる

アクセス難の課題を解決させることを提案する。

目。パズルが完成されるまでの過程を

転」により帯をねじらせることで 3 次

ことで面構造の基本空間を構成する。

 アクセス自体を改善するのではなく、メモリアル空

一筋の帯ととらえる。

元的な動きを加える。

間を通して周辺の観光スポットと緩やかな結びつきを 形成することにより、ハーバーランドの枠をこえ、港 町神戸に新たな結びつきを醸成させる。

07

その流れのさきに、


展望台 レストスペース

水盤

展望デッキ

事務室

メモリアルスペース

面構造によって構成された多様な表情をみせる空間は、訪れる観光客にとっての玄関口となる

展示空間 常設展示 企画展示室

レストスペース

カフェ

カフェ、テラス

テラス

観光拠点 インフォメーション、案内、両替

アトリウム

エントランス ショップ

平面図 +2000 1:1000

平面図 +7000 1:1000


上下左右に連続する曲線がつくる空間は、光が入ることで象徴的な体験を提供する

メモリアル空間はハーバーランドに新しい人の「流れ」を生む

GL

断面図 1:500

GL

平面図 +12000 1:1000

平面図 +17000 1:1000

07

立面図 1:500 断面図 1:800

その流れのさきに、


08 08

 かつての城下町としての「余白」を今なお残した発展した姫路 の街に、城郭をかたどった姫革産業のコミュニティを提供し、 経済と住の共存したくらしを形成する。

家族形態の多様化による、労働と余暇の変化と地元産業に注目した。

姫路城の独自の城郭構成と、敷地周辺に残る城下町がつくる「余白」を抽出した。

08 かたどる 「すみか」、 重なる暮らし 修士 1 年 2018 年度日本設計学会設計競技「住宅に住む、そしてそこで稼ぐ」 共同設計(3 名) 計画統括 ( 基本設計、コンセプト立案、プレゼンテーション ) 2018.4-2018.6

それぞれのライフスタイルで生活しながら、部分的に姫革に携わることで、姫革 が地域の新たな価値観を共有する媒介となる。


石垣のレベル差が新たな導線をつくり、人々の多様な行動を受け止める

中心の広場は、点となる賑わいを外から取り込む

市民ホールは、姫革を通した交流の拠点となる

城郭をかたどるように住居が配置されている

 各住宅に貫入した石垣が、住居部分 を明確に隔てる。異なるマテリアルで 用途を分けることで、住居に経済を緩 やかに参入させる。

08

かたどるすみか、重なる暮らし


09 09

10 大阪市中央公会堂3D モデル作成 修士 1 年 - 続 - みんなの建築ミニチュア展

2018.10 概要 /‐続‐みんなの建築ミニチュア展

 毎年大阪で行われている「生きた建築ミュージアムフェス ティバル大阪」の展示におきまして、今年で竣工 100 周年と なる大阪市中央公会堂のモデルを3D プリンターを使用して再 現しました。改修図面を参考に、モデル出力のためのデフォ ルメ作業や近代建築独特のディティールの再現に取り組みま した。

会期:2018 年 10 月 27 日 ( 土 ) ー 28 日 ( 日 ) 会場:大阪市中央公会堂 3 階中集会室 ( 大阪市北区中之島 1-1-27) 主催:みんなの建築ミニチュア展実行委員会 ( 一般社団法人日本建築設計学会 ) 共催:生きた建築ミュージアム大阪実行委員会 / 大阪市中央公会堂指定管理者サントリーパブリシティ サービスグループ / 大阪府立大学観光産業戦略研究所 ( 開設 10 周年記念事業 ) プロデュース:橋爪紳也 ( 大阪府立大学大学院教授 )+ 遠藤秀平 ( 神戸大学大学院教授 ) 協力:海洋堂 / 大阪府立中之島図書館指定管理者・アスウェル / 芸術新聞社 / 神戸大学大学院遠藤秀 平研究室

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大阪市中央公会堂3D モデル作成


Models &

Study

模型・スタディ


ARCHITECTURE PORTFOLIO SELECTED WORKS 2014-2018

米倉 良輔 選抜作品集 神戸大学大学院 工学部研究科建築学専攻 遠藤秀平研究室 r,yone46.76@gmail.com

Profile for Ryosuke Yonekura

Yonekura Ryosuke SELECTED WORKS&PROJECTS 2014-2018  

Published on Dec 2018 for Job hunting

Yonekura Ryosuke SELECTED WORKS&PROJECTS 2014-2018  

Published on Dec 2018 for Job hunting

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