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G1254669

木津川遊歩空間整備事業

「トコトコダンダン」


大阪駅 毛馬桜の宮公園 堂島川 中之島公園

土佐堀川 大阪城 安治川

靭公園

東横堀川

木津川 木津川遊歩空間

京セラ ドーム

心斎橋駅

道頓堀川 難波駅

尻無川

0

0.25

0.5

鶴橋駅1km

N

防潮堤のリノベーション  木津川遊歩空間整備事業 「トコトコダンダン」は一級河川木津川の松島橋から大渉橋の延長 240m 区間 の左岸沿いの遊歩道と、その中間付近に位置する広場空間(旧入堀)を併せた約 4300m2 にわたる河川区 域における護岸整備事業である。カミソリ型の巨大な堤防を階段状に分節し、また小さなスーパー堤防の ようにスロープ状に盛土するなど、水とまちを面的につなぐやわらかな境界を実現している。  通常建築家が土木インフラの設計業務に関わる機会は少ないが、本事業では大阪府が推進するプラット 水都大阪 ロの字型の河川 木津川は西側に位置する 近世の材木浜の様子 当時の水とまちの境界の様子がわかる

フォーム形成支援事業により、住民と産官学が一体となり、当時先進的であった参加資格を問わない土木 インフラのデザインコンペ(大阪府文化課・西大阪治水事務所共催、2013 年度)を経て、2017 年春に全 面供用を開始した。

所在地

大阪市西区立売堀六丁目地内外 

主要用途

河川敷地内の遊歩道および広場空間

規模   建主  

4,300m2

堤防をまちから見る(2013 年撮影)

整備前の堤防を川側から見る(2013 年撮影)

大阪府 都市整備部 河川室 河川環境課 西大阪治水事務所 水都再生課

府民文化部 都市魅力創造局 文化・スポーツ課 設計

岩瀬諒子設計事務所


土木インフラの設計業務における公募デザインコンペの実現 水都大阪での位置づけ

アイディアやデザイン性を問う公募スキームの構築

徹底的に地域ニーズを反映した公募づくり

 水都大阪では、水の回廊と呼ばれる一周 13km におよぶ、河川が

 本作品は、大阪府が主催するデザインコンペによって選定された。

 デザインコンペに先立ち、3 つのチームが形成され(行政のタスク

都市内を巡っている。その河川沿いを歩いて散策できる遊歩道が計

コンペは特殊な構成となっており、プラットフォーム形成支援事業

フォースチーム、専門家審査会チーム、市民参画推進チーム)、共有す

画され、整備が徐々に進められている。今回、対象になった木津川

【※】の協力を得て、木津川の松島橋~大渉橋区間における遊歩空間

るプラットフォームを enoco が運営する方法で進められてきた。 (図

もその一部。木津川は、大阪市の西部を流れる河川であり、堤防が

整備に対するアイディアを募集し、最優秀デザイナーを選定した。

 

高く親水性に乏しい河川であった。そこに計画される遊歩道及び広

-2) 市民への徹底したヒアリングの上 、その意見を審査会、要綱に反映さ

場を、デザイン面を重視した新しい公共空間整備とするための社会

 コンペの特徴としては、2段階審査と応募者サポートシステムを

せた。コンペで提案された段々畑を持つ遊歩道を市民に説明し、その

実験として大阪府の河川室と文化課、そして、大阪府立江之子島文

セットにした公募スキームとした(図 -1) 。一般的な公共施設の設

場所の管理をする仕組みづくりまで、建設をしながら同時に進めていっ

化芸術創造センター(通称 enoco)が協働して展開した。

計は入札で選ばれた設計コンサルタント業者のみで実施していくが、

た。(図 -3)

今回は設計コンサルタント業者及びエンジニア・アーキテクトが 2

遊歩道の完成前に仕組みを構築することで、併用開始直後から地域に

次審査前のコンペ案をサポートし、審査後はコンサルタント業者が

よる管理や遊歩道を使いこなす企画を実行していくことができるよう

最優秀デザイナーとともに詳細設計を進める方式である。

にした。

大阪駅 毛馬桜の宮公園

 ※】プラットフォーム形成支援事業: 単独の部局だけでは対応が

堂島川 中之島公園

難しい複雑化、多様化する行政課題に対し、住民、専門家、企業、大学、 行政など多様な立場の組織や人が集まり、アートやデザインを手法

土佐堀川

として対等な立場で課題検討、事業推進が可能となるプラットフォー

大阪城 安治川

ムを形成する支援事業。

靭公園

  「木津川遊歩空間整備事業」では河川室と文化課が連携し、新しい 木津川遊歩空間

京セラ ドーム

公共事業の実施体制を作り出すため、文化課が大阪府立江之子島文

東横堀川

木津川

心斎橋駅

化芸術創造センター(enoco)の指定管理者 “ 長谷工コミュニティ・ E-DESIGN プラットフォームグループ ” とともに実施する体制で取り

道頓堀川 難波駅

0

0.25

0.5

鶴橋駅1km

組んだ。 N

尻無川

水都大阪 ロの字型の河川 木津川は西側に位置する

図 -1 公募コンペのスキーム


親水護岸の一部は高潮時には一部浸水する. 日常的に潮位の変化が可視化される設え※ ※現行の一般的な河川区域のルールでは、 親水護岸の一部は高潮時には一部浸水する. 計画高潮位以下に人が立ち入ることが制御されいてる。 日常的に潮位の変化が可視化される設え※

水勾配1% H.H.W.L. OP+3.50 OP+3.58 ※現行の一般的な河川区域のルールでは、 計画高潮位以下に人が立ち入ることが制御されいてる。 ▽ 計画高潮位 水門制御をおこなう水位 ▽ 自然潮位による水位 水勾配1% H.H.W.L. OP+3.50 OP+3.58 ▽ 計画高潮位 水門制御をおこなう水位 ▽ OP+2.30 自然潮位による水位 H.W.L. OP+2.10 ▽ 砕石 ▽ OP+2.30 H.W.L. OP+2.10 ▽ 砕石 ▽ 軽量盛土 L.W.L. OP+0.50 ▽ L.W.L. OP+0.50 ▽

軽量盛土

将来的には、民地と河川区域を 横断的に整備する計画が進行中

OP+5.00 ▽

OP+4.64 ▽

管理用通路 管理用通路

H.W.L. OP+2.10 ▽

管理用通路

S.42 S.30 1967 1955 S.42 S.30 計画高さ上げ 埋め立て 1967 1955

OP+5.00 ▽

OP+5.06 ▽

540

OP+5.06 ▽

500

540

H.H.W.L. OP+3.50 ▽

1,100

H.H.W.L. OP+3.50 ▽ 鋼矢板Ⅳw型 l=13.00m

ポーラス コンクリート 立壁  救命浮き輪 t=100mm ポーラス OP+4.55 ブラケット SUS ホース巻き取り機 コンクリート ▽ h=800mm 立壁  救命浮き輪 t=100mm 軽量盛土材 OP+4.55 ブラケット SUS ▽ OP+3.50 OP+3.526 ▽ ▽ 軽量盛土材 OP+3.50 OP+3.526 ▽ ▽ ホース巻き取り機 h=800mm

計画高さ上げ 埋め立て

OP+1.50捨石 ▽ 捨石

転落防止柵 ワイヤーロープ h=1,200mm

500

耐震化

裏込工

H.W.L. OP+2.10 ▽

OP+5.00 管理用通路 ▽

裏込工

H.21 2009 H.21 耐震化 2009

管理用通路 OP+3.30 ▽

ひな壇状のランドスケープがまちと水辺をつなぐ

OP+3.50 ▽ OP+3.50 ▽

H.H.W.L. OP+3.50 ▽

1,100

OP+1.50 ▽

H.29 2017 H.29 トコトコダンダン 2017 (本事業) トコトコダンダン (本事業)

OP+5.00 ▽

OP+4.64 ▽

転落防止柵 注意喚起サイン ワイヤーロープ ターポリン h=1,200mm 注意喚起サイン ターポリン

管理用通路 管理用通路

H.W.L. OP+2.10 ▽

鋼矢板Ⅳw型 l=13.00m

H.W.L. OP+2.10 ▽

 SECTION DD’ 1:150 新設 既存

シームレスな境界

2,810

1,030 新設

2,370

2,810

1,030

転落防止の機能を担う プランター 不織布 t=10mm メッシュプランター 転落防止の機能を担う ひし形金網に丸棒溶接 プランター 不織布 t=10mm メッシュプランター ひし形金網に丸棒溶接 OP+3.56

読み込み設計した.

H.H.W.L. OP+3.50 ▽ H.H.W.L. OP+3.50 ▽

OP+3.56 ▽

1,100

2,370

1,100

生松丸太 末口 6寸長 18尺 既設矢板(P-P型) φ=1,219.2mm l=28.00m 橋梁と河川の管理境界を 既存鋼矢板(Ⅲ型) 生松丸太 l=13.0mm 末口 6寸長 18尺 既設矢板 (P-P型) はじめ、水辺をとりまく φ=1,219.2mm l=28.00m 既存鋼矢板(Ⅲ型) さまざまな境界を丁寧に l=13.0mm

既存

OP+5.06 ▽ OP+5.06 ▽

OP+4.28 ▽

管理用通路

OP+4.28 軽量盛土材 ▽

管理用通路

軽量盛土材

H.W.L. OP+2.10 ▽ H.W.L. OP+2.10 ▽

将来用の船着き場

 SECTION CC' 1:150

開閉式の門扉を計画し、 河川の将来活用に備えている.

ちらみえする化粧護岸

新設

既存

新設

既存

現役の堤防の構造にすわることもできる.

まちの輪郭を描く

治水工事の歴史がわかるようにサイング

 現代の水辺にはさまざまな境界が存在している。堤防の計画ラインや治水計画と護岸レベルの関係、河川と民地の敷地

ラフィックを施した.

水位の観測地点

境界、道路と河川で異なる管理区分など、目に見えないルールや制度によっていつのまにか風景がかたちづくられている

高潮位には敷地内に

場所が少なくない。こうした境界の背後に潜む条件やルールに学び、丁寧に読み替えていくことにより、人と人、環境と人、

川の水が入ってくる

まちと水、水辺をとりまくあらたな関係のありかたについて再考する。

親水護岸 (OP+2.3)

 計画地は、江戸時代に大阪城築城のための材木運搬を運搬する運河として掘削された2本の堀川が木津川へ合流する地 OP -25.00 ▽ OP -25.00 ▽

ストランドロープの転落防止柵 つりばしに使用されるワイヤーロープを 使い、最大 100 mの調スパンを飛ばして いる.P 種でありながら透明性の高い柵を 設計した.

点を埋め立てた場所であり、かつては材木浜として栄え、人の営みと水辺という環境が密接に関わっていた地域であったが、 整備前は歪な平面形状の周りをなぞるように防潮堤が囲み、まちから眺めるとその高さは 1.5m ~ 4.0m ほどの壁として水 辺を街区の「裏側」たらしめていた。


堤防断面にあらわれる「治水の歴史」に上書きする 止水ライン 2009~

5,500

H.H.W.L. OP+3.50 ▽ 計画高潮位 水門制御をおこなう水位 自然潮位による水位

H.W.L. OP+2.10 ▽

水勾配1%

OP+3.58 ▽

OP+5.00 ▽

将来的には、民地と河川区域を 横断的に整備する計画が進行中

管理用通路

H.H.W.L. OP+3.50 ▽

OP+3.50 ▽

H.29 2017

L.W.L. OP+0.50 ▽

トコトコダンダン (本事業)

耐震化

管理用通路 OP+3.30 ▽

維持管理には、隣接するマンショ が関わってくれている.

OP+5.00 ▽

裏込工

H.21 2009

盛り土によりレベル差を解消し、 転落防止柵を不要とした。

ンの住民のボランティアの方々

砕石

軽量盛土

OP+4.00 ▽

AP マンション

H.W.L. OP+2.10 ▽

管理用通路

OP+2.30 ▽

マンションの個室を目隠しとして植樹

1,030

1,710

1,950

OP+5.00 ▽

OP+4.64 ▽

※現行の一般的な河川区域のルールでは、 計画高潮位以下に人が立ち入ることが制御されいてる。

2,760

民地

マンション

仮設フェンス: 背後地の将来利活用のため 仮設置としている 930 3,000

2,920

親水護岸の一部は高潮時には一部浸水する. 日常的に潮位の変化が可視化される設え※

敷地境界 河川区域(管理:大阪府)

S.42 1967

転落防止柵 ワイヤーロープ h=1,200mm

S.30 1955

計画高さ上げ 埋め立て

H.H.W.L. OP+3.50 ▽ 鋼矢板Ⅳw型 l=13.00m

OP+4.55 ▽

540

捨石

1,100

OP+1.50 ▽

OP+3.526 ▽

ポーラス コンクリート 立壁  t=100mm

OP+5.06 ▽

注意喚起サイン ターポリン

500

救命浮き輪 ブラケット SUS

ホース巻き取り機 h=800mm

軽量盛土材 OP+3.50 ▽

ホースリール

管理用通路

維持管理をしている人の気配が 感じられるように

H.W.L. OP+2.10 ▽

ホースりールや清掃用具 を常設・可視化している

生松丸太 末口 6寸長 18尺

新設 2,370

既存鋼矢板(Ⅲ型) l=13.0mm

 SECTION BB' 護岸の時代による変遷を示す 1:100

転落防止の機能を担う プランター 不織布 t=10mm メッシュプランター ひし形金網に丸棒溶接

 「カミソリ堤防」型の既存護岸を見てみると、実は区画整理による堀川埋立て(1955) 、嵩上げ(1967)や耐震化(2009) といった改修工事が半世紀にわたり断続的に繰り返されてきていることがわかる(断面図) 。先人たちが水害を乗り越え てきた歴史が護岸の断面に層状に残っているように、あたらしい層としての地形を断面図に描き加えることによって、現

H.H.W.L. OP+3.50 ▽

代社会にふさわしい新しい水と人との関わり方や、身の回りの環境を認知し、体感するきっかけについて再考した。 H.W.L. OP+2.10 ▽

 堤防の履歴の可視化

1,100

既設矢板(P-P型) φ=1,219.2mm l=28.00m

OP+3.56 ▽

2,810

既存

1,030

OP+5.06 ▽ OP+4.28 ▽

管理用通路

軽量盛土材

座れる堤防 階段上の段差は 舗装材を積層させている。 180mm,360mm,540mm

 このような治水の歴史を体感できるように、層状にあらわれている堤防に各時代の年号を振り、また建設途中で発掘さ れた旧堤防を東側のエントランスに遺構として残すなどの計画を行った。

の身体スケールの段差. 新設

既存

手入れの出来るハタケ 敷地内の緑地は一部、住民が 手を入れることのできる花壇と なっている. 任意団体のトコトコダンダン会 OP -25.00 ▽

を中心に維持管理をしている.


「隣人の気配」のデザイン

あらたな「境界」のありかた

「従来土木」の更新

 ひとりでも多くの人が公共施設を「自分の場所」と思っ

 水辺をとりまくさまざまな境界のありかたを丁寧に分析

 様々な土木メーカーとのコラボレーションにより、従来

てもらえるように、人の気配のするデザインを試みた.

し、読み替えることであたらしい関係を構築する試み.

土木の価格帯の中で汎用性の高いあらたな製品を開発した.

従来地下に埋設される散水栓を常設デザインとして開発.

マンションの公開空地を経由するアクセス(WS により実現)

柵をピクチャーレールに見立てたタープ素材のルール表示

掃除用具も可視化.プランターとおそろいのデザイン

多種の照明器具による周囲の風景と一体化する照明計画

P 種基準を確保したワイヤーロープによる透明度の高い柵

マンション敷地への侵入防止を兼ねたコミュニティ掲示板

木津川の水位が「1段目、2段目」と可視化される護岸

素材開発による土木素材のあらたな表現


堀 旧立売

OP+2.3

旧防潮堤 遺構 (1955)

材木商店

ねじ工場

商店倉庫

マンション (建設中)

W

S

産業機具 配送センター

旧防潮堤 遺構(1967) 隣接地の敷地には,

精機会社

高低差を活かし,外部階段有する

建築など、まちと水辺を結ぶ建物が建てば,

W

遊歩道がより立体的な広がりを持つ. 重要である.

OP+3.9

人びとが手を入れる花壇

S

サイン 注意喚起やルールを伝える

ノバナ

蜂や蝶などを招き 受粉を促す地域の野花

W

ホースリール 散水栓

シバ

座れるみどり

G

門扉 

河川区域と民地の境界

E

救命浮環

止水境界

B

掃除用具入れ

埋め立てられた堀川

保育園 保育園

計画には遊歩道に落とす影への配慮が,

ハタケ

N

立売堀 エントランス

園庭があまり広くないため

トコトコダンダンのハタケの活用に協力的。

土を残した小さな広場.

日常的にトコトコダンダンにおさんぽに来てくれている。

川からの直接風があまりこないゾーン

この保育園所有のバギーにあわせて

エントランスゲートの幅を広げるなど

OP+3.0

社員寮 青空駐車場

ここで止水機能を担う

大阪府の堤防管理用用地

OP+5.2

S

広場に大きな影をつくり 人気スポットになている

W

ション

OP+4.7

OP+4.2

S

C

O+P 2.3 EGGE

OP+3.5

マンション 定期的に協議を重ねてきた.

トコトコダンダン会メンバーも

マンションの 公開空地を貸与

G

木津川の水が入ってくる.

将来的には小型船の船着き場としての 活用も視野にいれている.

SS

転落防止機能 う プラ ンタ ーを担 EE C

転落防止機能を兼ねる

W W

O+P 5.0 GG

SS

OP+4.3 OP+4.3 GG

プランターを設置

「 大阪市 」 が管 理す る 高 欄の一 部を 撤去 して 大阪府 」 の 遊歩道 を接 続 D 「

松島橋の防潮高欄を一部解体して 遊歩道をへのアクセスとした.

W

B

O

P+4.0

S

木津 津川 木川

A

W

A

設計されている.

大渉橋エントランス 公開空地を経由して遊歩道へアクセスする OP+4.1

平面図 1:500 大渉橋

W W

SS OP+5.1 OP+5.1

止水境界が管理境界を越境して

マンションとの協定を結び、

P+5.0 S +5.0O OP

E

多く居住する.

B

高潮位の際には敷地内に

S

D

W OP+O4P.1 W +4.1

親水護岸 親水護岸 潮の満 ち引 きに 応じ て 川の水 が遊 歩道 内に 入っ て く る. OP+2.3 高潮 位の時 には 船着 き場 と して の利 用も 可能 .

W

コンペ時から建設段階においても

OP+2.7

C

特区指定もふくめて将来活用したい

S

トコトコダンダン会の拠点などとして

OP+1.5 OP+1.5

河川の清掃船を管理する 河川事務 所 船を 管理 する ため の施 設で あり , 所 作業員の詰所として使用されている 河川事務 唯一遊歩道側 へエ ン トラ ンス 向け てい る建 物. 将来 的に 遊歩 道と 連帯 した 施設 と した い. 大阪市所有の建物。 B

B

将来的には園芸センターや

D

タイロッド用地

OP+1.4 OP+1.4

C

旧百間堀川

隣地のクスの大木が

D

W

ミニスーパー堤防のように

B

社員寮

OP+1.7

OP+4.1 松島橋 エントランス 松島橋 エン トラ ンス OP+4.1 OP+5.0


旧堤防が遺構としてのこされる東側エントランス。ユニバーサルゲート等のデザイン開発を行った.

設計者・行政担当者・各種メーカの協働による設計と施工監理体制の実現

 施工時の段階においてもデザイン責任者が継続的に関与することで、設計提案を現場レベルで精査し、また現場条件の変更にともなう設計変更を柔軟かつ一貫したデザイ ンの考え方の下に実行した。予算と工期の限られた工事であること、適宜建築的な施工精度や考え方を共有する必要があること等から①デザイン責任者と行政担当者の協働 による現場監理②現場状況にあわせて設計変更がしやすい条件設定や工法の選択③メーカー協力によるフェンス、舗装材、プランター等各種構造物の製品開発と設計協力(通 常景観製品予算の範囲におけるオリジナルデザインを実現)などの工夫により、設計提案を施工レベルで実現するに至った。 これらの工夫は、行政担当者、デザイン責任者、施工会社、メーカー等、分野の異なる関係者が各々前向きに知恵を出し話し合うプロセスの中で発見的に見出されていった。


トコトコダンダンを舞台とした人々の活動  供用開始時に愛称を募集し、113 案の応募の中から「トコトコダンダン」に決定した。リズミカルで子どもから大人まで幅広く愛着を持って使えること、“ トコトコ ” が歩く様や、川側の遊歩道部分の床状の張り出しを、“ ダ ンダン ” がデザインコンセプトであるだんだん畑や、物理的形状、前向きな印象等を想像させることから選定され、ロゴは段々・木津川・カモをイメージしたデザインとした。  地域の方たちの中では “ トコトコダンダンの会 ” が発足し、日常的な植物の手入れや園芸講習会、ミニピクニックや「あおぞらヨガ」等のイベントを開催するなど、この場所をきれいに、楽しく活用していきたいとの想いで 活動を行っている。  2018 年夏には、シェアリングピクニックというイベントも行った.  「シェアリングピクニックは、この場所の緑の管理をしているトコトコダンダンの会が開催する、誰でも自由に参加できるイベントです。 自分で作ってきたものやパフォーマンス、清掃活動など、様々な ” モノ ” や ” コト ”、楽しい時間と素敵な空間をみんなでシェアしていきたいと思っています。(金銭の授受を伴う一切の商行為は禁止です!) テントやサンベッドも、トコトコダンダンの会の活動への参加(今日でなくても大丈夫です!)と交換でレンタルすることが出来ます。 ぜひ、周りの人との様々なシェアを楽しみながら、ピクニックを楽しんでください!」


イベント開催時の様子

日常の清掃・維持管理活動

地域の人々による使いこなし

青空ヨガ①遊歩道にて

近隣の保育園の子供たちはこの場所の常連さん

犬の散歩が多く、しつけ教室も行われている様子

青空ヨガ②広場にて

地域の緑化事業経由で花苗をもらうことも多い.

この場所ができたので、第一回消防出初式が開催された。

シェアリングピクニックという催し時にテントを貸し出した.

上流から流れ着いたごみを清掃するトコトコダンダン会.

利用者のマナー向上を促すため、腕章をつける住民があらわれた。

トコトコダンダン  

概要冊子@A3

トコトコダンダン  

概要冊子@A3

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