2022

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ûn-der-cùr-rent [ʌndərkəːrent/-kʌr] 1 2 䞋局の氎流,底流 ((衚面の思想や感情ず矛盟する))暗流 「講談瀟 英和䞭蟞兞」 ア ン ダ ヌ カ レ ン ト
01
1995 宮城県仙台垂生たれ 2014 仙台向山高等孊校          卒業 2022 京郜工芞繊維倧孊倧孊院建築孊専攻  卒業 【 】 2020 竹䞭工務店 蚭蚈郚・ビゞュアラむれヌション郚むンタヌン 2020 AMAA Collaborative Architecture Venice むンタヌン 2021 株匏䌚瀟XNOVAIT系スタヌトアップ 創業・蚭立・技術開発提案に携わる 2022 畑友掋建築蚭蚈事務所 むンタヌン 【 】 【 】 読曞、運動 【 】 ★★★★☆ Vector Works ★★★★★ Photoshop/illustrator ★★★☆☆ Rhinoceros ★★★☆☆ Rhinoceros V-ray  -日本建築孊䌚 子どものたち・いえワヌクショップ提案コンペ     1䜍→実斜WS -建築新人戊100遞 -卒業蚭蚈 孊内7遞 -桜門建築䌚 特別賞(今村氎玀賞 -卒業蚭蚈せんだいデザむンリヌグ100遞 -第15回ダむワハりスコンペ 䜳䜜 02
c  o  n  t  e  n  c  t  s プロフィヌル 修士蚭蚈 『雪解けず建築 -小さな所䜜の繋がりを甚いた新たな共生の圚り方-』2022 瀟内コンペティションプロゞェクト 『軜井沢のセカンドハりス』2020 卒業蚭蚈 『垂迹ず歌枕 -数奇な郜垂颚景を唄う-』2019 ルツェルン共同プロゞェクト 『スむス ルツェルン湖 土朚ず建築のあいだ』2019 孊郚幎生蚭蚈課題 『南青山コンプレックス』2018 その他 『広島県空き家改修プロゞェクト』2021 その他コンペティション・むンタヌン課題など 修士蚭蚈 週間むンタヌンシップ 卒業蚭蚈 ルツェルン課題 孊郚課題 コンペティション
M a s t e r ÊŒ s D e s i g n 03 建築の䞭に雪の時間的遷移を取り入れる こずはできないだろうか。 むヌむット語族は『雪』や『冬』を意味 する単語が100以䞊あるず蚀う。そのこ ずから私たちの想像以䞊に、圌らは冬の 埮现な倉異に倚角的な芖点を持っおい る。日本の季節は春倏秋冬の4぀だずさ れおいるが、歳時蚘を考慮すれば、日本 の季節も200皮類以䞊あるず蚀われおい る。  雪はある時代を境に単なる障害物ず芋 なされおきた。それ以前の䞖界では、雪 が降るこず、雪の解けた様子に思いを銳 せながら、和歌を読んだり、たたは蟲䜜 物や照明代わりずしお甚いられた。そし おその雪が少しず぀解けるこずで、知ら ず識らずのうちに、人ず人、人ずモノを 繋いできた。  この修士蚭蚈では、か぀おの雪が降る こず、少しず぀解けるこずで䜏人同士を 些现な関係で結び぀ける新しい共生の圚 り方を䜜れないかず考えた。 春の気配が人々の垌望ずずもに歩み寄っ おくる集合䜏宅。 栗原由子「朚のたわりのあな」 第䞀章 雪解けず建築 -小さな所䜜の繋がりを甚いた新たな共生の圚り方修士蚭蚈・研究 プログラム集合䜏宅( 4,5戞建おの分譲型 ) 制䜜時期2021.06- 2022.03
敷地新期県十日町垂小脇集萜 積雪量2mほどのちいさな集萜である。ここは、積雪2mほどの日本屈指の雪囜地域である。たた、アヌトビ゚ンナヌレの開催など、䞖界から泚目されおいる地域でもある。 この地域においお調査するポむントずしお、①人ず自然ずの共生のカタチ ②人のどんな動䜜から雪を溶かしおいるか ③雪が振った時に起こる珟象に぀いお   この぀の芳点から垂街のフィヌルドワヌクを行い、人間ず自然の新たな距離に぀いお暡玢するこずを目暙ずする。 人間ず自然の関係に぀いお暡玢する。 頻繁に起こる異垞気象は幎々深刻床を増しおきおいる。 埓来の自然灜害察策ずしお、 工孊的なハヌドシステムを甚いるこずで 半氞久に灜害を封じ蟌めおきた。 しかし、皮肉にも昚今は自然ずは関係なく、 ハヌドシステムによる損害が増倧しおいる。 動的で予枬䞍可胜な郜垂に察しお建築はどうあるべきか。 ハヌドシステムのような氞久性や均質性ではなく、 様々な時間や尺床や速床を取り入れながら 察策するべきではないだろうか。 背景  自然ず人間の間に倉数をもたらせるこずで、自然ず人間の間に新しい関係性を構築 できるのでは無いか。本修士蚭蚈では、自然環境ず建築の盞互の関係性を捉えながら 居䜏者の意向が反映されやすい境界に぀いお光、熱、颚、陰圱、匂いなどの自然環境 の面から分析するこずで、珟代においお最小の建築で最倧限の自然環境を埗られ、か ぀敷地倖ずの関係性を統合的に捉える生掻環境領域、぀たり自然環境だけでいいギリ ギリの状態ず 建築ずの距離を芋぀けるこずを目的にする。今回は日本の自然の脅嚁の䞭でも代衚的 な雪囜の集萜を察象にしお、調査を行う。 目暙 01 03 ●道路陀雪費ず垂の䞀般䌚蚈予算の掚移 300 250 200 150 100 50 0 115 115 115 114 115 8,098 8,128 7,935 7,840 7,756 H15 H16 H17 H18 H19 (幎床) 垂の䞀般䌚蚈予算 道路陀雪費 1903 1972 1978 1983 1989 1992 1995 2002 ●垂民䞀人圓たりの道路陀雪費 120 100 80 60 40 20 0 150円 箄660円 箄1630円 箄2660円 箄4470円 箄5300円 箄6150円 箄4410円 陀雪費を蚈䞊垂で初めお札幌オリンピック 家の前など生掻道路の陀雪開始 スパむクタむダ など察策匷化流雪溝が完成垂内最初の陀雪パヌトナヌ シップ制床を開始 道路排雪率が 7割を超える 防止剀散垃者歩道甚の凍結 (幎床) (億円 ▲ 春時、陀雪機によっお穎がこだらけになっおしたった路面 ▲ 前時代のDanger ず 受容 ▲ 珟圚のDanger ず 受容 新期県十日町垂
05  自然の脅嚁から逃れるために、 建物の領域を匷固なものにしおきたず思われた。 しかし明治以前の人の生業が感じられる地域では、雪が降るこずで、 人ず人が結び぀いたり、 建築ず呚りの関係性は浞透し合ったり、 領域が壊れ新しく関係を埗るこずができる。 自然の脅嚁ずは、決しお善悪を぀けられるものでは無く、䜏人も呚蟺も倉化を受容し おいく。 構想 䞊埓来型の雪解けの認識 䞋未来型の雪解けの認識 02 コンセプト 0 雪が埐々に降る・解けるこずで、 その埮现な倉異を感じ取ったり、 環境ぞ還元いくこずで人ず人、 人ずモノを結び぀ける建築を考える。 雪があるorない 雪がある悪い、雪が無い良い等の 二項察立で季節を捉えるのではなく、 雪の埮现な倉化から、 倚矩的な意味を持぀ 空間の圚り方を目指しおいく。
Here! 察象敷地 䜏む人、呚りの人ずの関係が反転する。 ■人ず人の動的な関係 蚈画1 芋る・芋られるの関係が反転する家 集萜における集合䜏宅でもささやかな、芋る/芋られるずいう関係性の構築からの蚭蚈。冬になるず、倖の通行が億劫になり、䜏宅呚囲ずの接続の機䌚や空間を 倖郚に持぀こずが難しい。その問題を解消するために、隣に䜏む人やこの呚蟺を通り過ぎる人が、䞀方的にこの䜏宅を芳察し、䜏人もそのこずを意識しお暮らす ような、物の可芖化ができる空間を䜜った。 開口のずれた二重の壁によっお、芖線を遮りながらも物を収玍するたびに倖郚の生掻の痕跡を可芖化し、建物呚りを巡回しやすい動線蚈画にした。冬の日に、建 物の明かりを目印に目的地に蟿り着くずいう動䜜の延長線䞊にこの䜏宅を配眮し、この地域を通り過ぎただけの人々が、この䜏人の生掻を意識し、䜏人ず呚囲の人々 がささやかに接続しはじめる。 䜏人の生掻が可芖化する二重壁のおうち 䜏人の郚屋 GL3700 玄関 叀本や私物が立ち䞊ぶ陳列棚 曞宀に合わせた小物が倖に可芖化される。 通り抜け られる 小道 䞻芁道路 物を収玍するこずが生掻を可芖化 するこずになる。 䞋の階から立ち蟌める料理の銙りが カヌテン越しに感じられる 棚の延長ずしおの家具や諞宀 Fのキッチン N0 0.5 5(M)
玄関土間 リビング キッチン 济宀 物干し テラス 駐車 玄関 共有庭 隣の䜏宅蚈画䞻芁道路 䞋の蒞気からカヌテンを揺らす 雪解け氎が隣ずの庭を育おる 䜏人の些现な掻動お颚呂に入る、料理をする、暖を取るこずで生じる蒞気や熱を呚囲に䌝え、呚囲に寄䞎する空間を䜜る。颚掞実隓のような圢態で ,䞀階の暖炉から䞊空の屋根 たで蒞気を䌝える。そのこずで、内郚にはカヌテンが揺れたり、隣ず教習しおいる庭を雪解け氎で育おる。ここで発生した蒞気や熱をささやかなコミュニケヌションを取る堎に倉化 させる。 物質を䌝達する。 蒞気によっおふわっず揺れるカヌテン 暖炉の熱気 济宀の湿気 キッチンの熱気 ダむニング ■人ず人の動的な関係 Here! 察象敷地 蚈画2 動䜜の連鎖によっお物質を䌝達する
■人ず人の動的な関係蚈画3 呚囲ず芖芚的・觊芚的察話で繋がる家 同じ空間、目線に入り蟌む 玄関 隣の畑ず呌応する構え 隣地 蚈画 この䜏宅は、芖芚以倖の知芚を共有するための貫通したスラブず窓を蚭蚈した。ずなりずの芖認性を担保する窓ずワンルヌムの内郚空間に加え、倖郚の振動を内郚に䌝えるスラブを 挿入、匂いを生み出し目を安らげる庭が倖郚に広がる。隣に田んがが隣接するこずから、ささやかに育おた野菜を売り出す堎所ずしお営業し、䜏民ず倖郚ずのやりずりは、ここでは 觊芚や嗅芚、芖芚を通したコミュニケヌションぞ倉化する。 隣地や呚蟺ず芖芚的・觊芚的に繋がりを生み出すプラン 芖線が通るワンルヌム 来客や人の振る舞いを 振動するスラブ 芖線や匂いを 通す窓 隣の畑で育おた野菜を 提䟛するキッチン 断面図a-a’ Here! 察象敷地
360床 領域の広がりず瞮小 ■人ず人の動的な関係蚈画4 雪解け時ずずもに内郚空間が拡匵しおいく家 玄関 雪解けずずもに 赀タむルの反射が 入り蟌むリビング 隣の食堂ず぀ながる キッチン 隣の土間ず぀ながる 隣の土間に拡匵する颚呂 間仕切り線 呚囲のタむルが家の内偎に滲み出した䜏宅である。300mmの厚い壁に挟たれたこの建築は、雪の降り方や解け方によっお、内ず倖の距離感が調節され、䜏人は 自分の居心地の良い空間を探しながら過ごしおいく。呚囲の芝生や怍栜郚分は春先になっおも雪が残るので、この隣人にずっお倧きなオブゞェクトずしお感じる。 赀タむルは、熱を吞収しやすく、すぐに雪が溶けるので、雪解け時は家前面に空間が広がっおいくように感じる。 Here! 察象敷地

内郚からの庭ぞの眺望を確保するずい う倚様な圹割をも぀倧きな窓。ここで は窓枠の銙りの匷いヒノキの無垢材に しお、あえお厚く䜜るこずで、ただ平 滑にするだけの芋た目でなく、土間偎 のディテヌルがやさしく際立぀ような 存圚感を䜜った。

窓の倖郚は手すりの機胜も果たしお おり、倖来者、隣人がしっかり぀かめ るようにディテヌルを蚭蚈するこで、 呚瞁ずの䞀䜓性匷調した。

蚈画2 平面図 2F 1:100 蚈画2 平面図 3F 1:100 蚈画2 平面図 1F 1:100 蚈画 A-A’断面図 Scale=1:200 2100 2500 780 5380 倖来者ず䜏人が同じ目線になる F平面図 Scale=1:100 斜めに壁、テラスが配眮されるこずで、 冬の雪の配眮ずずもに呚囲ず曖昧な領域 を䜜っおいく。 蚈画 PLAN 蚈画 PLAN 蚈画4 PLAN 3 4 5 6 7 8 1.玄関 2.玄関土間 3.リビング 4.個宀 5.共有庭 6.ダむニング 7.バス・トむレ 8.キッチン 巊図『田畑偎のマド』 窓枠詳现図
1  0 2.07.0(M)
蚈画雪解け時に、家の内郚にたでのびた赀タむルが顔を衚す。倩井をほんのり赀く染たっお、 春のおずずれを実感する。じぶんの居堎所が、雪が溶けるずずもに、もっず倖ぞ、遠くたで、䌞び やかに広がっおいく感芚。 蚈画隣の畑で育おた野菜を䜿っおごはんを䜜る。やかんや炊飯噚からこがれた湯気は、蒞し暑さを連れお、窓の倖ぞ ひろがる。窓先の土間には、その暖かさを求めお集たる人たちがいたり、隣人はごはんの匂いに目を芚たしお朝を迎える。
軜井沢 高床地区(けんぺい率20、容積率20 敷地面積689㎡ 蚭蚈の芏暡感ずプラむバシヌの問題からマッスなボリュヌムを 䜜るアむディアず朚を避けるための離散型のボリュヌムを䜜る アむディアが生たれた。これら2぀の芳点を同時に䞡立する プランを暡玢するこずになった。 敷地呚蟺の写真 敷地は軜井沢の奥地。 朚を高くそびえ立ち、呚囲には別荘が点 圚しおいる。 この地で䞖襲制の䌚瀟を経営されおいる 斜䞻さんのセカンドハりスを蚈画する。 斜䞻さんの求める条件は以䞋の通り。 ・リビング、キッチン、ダむニング 各25㎡ ・和宀、寝宀、子䟛郚屋 各10-15㎡ ・ゲストハりス25㎡ 2個以䞊 ・ゎルフ宀30㎡、ゞム宀40㎡ ・朚の䌐採本数を少なめに ・プラむバシヌ重芖 鬱蒌ずした森林のコントロヌルず、党延 床面積300㎡の豪邞を蚭蚈するにあたっ お、浮かんだアむディアずしお、アルド ファン・アむクの察珟象が思い浮かんだ。 第Ⅱ章 軜井沢の家 『茪郭の家』アルドファン・アむクの察珟象を通しお 蚭蚈事務所むンタヌン/実斜蚭蚈・瀟内コンペ参加アむディア プログラム䜏宅( 豪邞芏暡 ) 制䜜時期2022.7-8 長野県軜井沢町

アルドファン・アむク

開-閉の関係 閉-閉の関係

/ 閉じる、高い / 䜎い・・・で空間を構成する手法である。ファン・アむクは察珟象によっお "in-between" を䜜り 出すず述べおいる。䟋えば普通、閉じる空間ず開く空間の線匕きのために空間の茪郭は぀くられる。しかしファンアむクは逆にその茪郭を空間化するた めに閉じるこずず開くこずを結果ではなく手法ずしお甚いた。それが察珟象である。぀たり "in-between" を぀くりだすこずは茪郭を空間化するこずであ り、茪郭が線ではなく空間になるこずで空間の絶察的な線匕きがなくなる。だから、このあいたいな空間をどう知芚するかは個人の感芚に因るのである。 私はこのあいたいな "in-between" を「茪郭の空間」ず呌ぶこずにする。  この茪郭の空間では個人の欲求に合わせお行為が誘発される。呚囲が自然で溢れ、十分に倖郚空間を掻甚するためにこの茪郭の空間は掻甚できるので はないかず考えた。

A B

A B

䜕もないずころにAずBの空間 を䜜るために間に線を匕き 意図的に『茪郭』を䜜る。

事前に『茪郭』を䜜り、 その隙間に生じた空間が AずBになる。

提案 02
察抂念の空間の茪郭化による倖郚空間の掻甚 䞀般的な建築操䜜 察珟象による建築操䜜 開-開の関係
察珟象ずは、察ずなる性質開く
開 開 開 開 開 閉 閉 閉 閉 開 開 開 閉 閉 閉-閉の関係 閉
提案 03 察抂念を甚いたスタディモデル スタディの䞀郚 これらの宀から生たれた空間のダむアグラム スタディ 04  察珟象による茪郭の空間の立䜓モデルのスタディである。ファン・アむクは 察珟象を平面的な操䜜ずしお甚いたのに察しお、私はこの察珟象を立䜓的に 甚いお応甚する。「高い䜎い」ずいう察が立䜓化に有効であるず考え、茪郭の 空間のスタディを行った。単䜓モデルの連続の仕方で぀のモデルから異なる 性質をも぀空間が生たれるこずがわかる。このスタディをベヌスずしお自身の プロゞェクトぞず進む。 Model A Model B Model C
ダむアグラム 04 茪郭の空間゚レメント 敷地条件やプログラムから、察抂念の空間モデルスタディをベヌスに空間の䜿われ方を決定する。 【 】 䜏宅の圢匏 容積率盞圓のボリュヌムを蚭定 【 】 ボリュヌムを分割 南北の道路を繋ぐように ボリュヌムを分割する 【 】 察抂念の断面化ず茪郭の 空間化 【 】 断片の適合化 これたでの建築の圢匏が 歪められる
a aÊŒ b bÊŒ d dÊŒ 1 2 3 4 5 6 7 8  10 11 1 Scale1:200 0N 2.57.5(M) c cÊŒ 1.コヌトダヌド 2.リビング 3.寝宀 4.ワヌクスペヌス 5.バス・トむレ 6.アトリ゚・ギャラリヌ 7.ギャラリヌ 8.ゎルフスペヌス 9.スタディスペヌス 10.ナヌティリティ 11.ゞムスペヌス 12.りォヌクむンクロヌれット
PLAN 2F PLAN 3F 5500 2500 2500 5000 25002500 5400 25900 10000 7500 5000 22500 8750 6250 15000 1 2 4 3 5 6 7 8 1.テラス 2.ダむニング 3.キッチン 4.リビング 5.ナヌティリティ 6.ゲストルヌム 7.キッチン 8.屋根裏スペヌス 2500 2500 5000 10000
䞊から a-aʌ断面 b-bʌ断面 c-cʌ断面 d-dʌ断面 宀内に庭が入り蟌む 䞊空の空間をゆるやかに分ける 円匧壁によっお南北を緩やかに分ける 光に導かれる動線 颚景の切り取り 個宀のような窓 スタディスペヌスず 母の䌑憩スペヌスが屋根䌝いに繋がる 䌑憩スペヌスで独占 できる颚景 南北で空間をわける スロヌプで䞊がるデッキ 䞋の空間に光が導かれる 䞊空から朚挏れ日萜ちおくる庭 斜面の屋根によっお東偎奥に誘導する 東偎の朝日がゲストルヌムの差し蟌む 前面道路から北偎道路ぞ 芖線が通る リビング 曞斎 庭 ダむニング 応接スペヌス キッチン スペヌスパントリヌ 䌑憩スペヌス ギャラリヌ スタディ スペヌス キッチン スペヌス テラス 子䟛郚屋 アトリ゚ スペヌス アトリ゚ スペヌス ギャラリヌ キッチン 䌑憩スペヌス リビング ゲストルヌム 氎回り 玄関 吹き抜けの開攟感あるギャラリヌ
茪郭の空間が連続するこずで空間に差 異が生たれ、建築の圢態・空間の性質が 人間個人の知芚・心理に働きかけるこず で最埌に機胜が決定する。人間の知芚に よっお機胜が配眮されおいくため、この 個人に還元する䜏宅では぀の空間でも パブリックずプラむベヌトが共存するこ ずが可胜ずなる。このような䜏宅は機胜 論からは生たれるこずはない。このプロ ゞェクトの目的は「建築に瀟䌚性を保っ たたた、個人に還元する」こずであった。 その䞀぀の解ずしお導き出したのが「茪 郭の空間」である。そしお「個人に還元 する」こずが「瀟䌚性を保ち続ける」こ ずになるのではないか。芏制を持たず、 人間個人に察しお誘発を行う茪郭の空間。 それは時代や文化、人皮を超えお共有で きる建築ずなるのである。

「聖地巡瀌」ずいう蚀葉がある。 郜垂䞊の颚景をアニメや挫画を甚いおト レヌスし、物語を重ねたり埮现なタッチ で颚景を描くこずで、「聖地」ずしお芋立 お、実際に蚪れ、物思いを銳せるこずで ある。この珟象からみるに、人々にずっ おの愛着のある堎所ずいうのは、デザむ ンの良し悪し以䞊に 自分の過去の思い出や奜きな映像䜜品の 投圱によっお生たれるのではないか。

し、こちら偎の䜜った物語に人々を誘匕 し、郜垂にコミットしおもらうこず。こ

メディアによっお名もなき颚景を矎化
れが建築メディアの効胜ではないかず考 えた。写真やリアルに忠実した建築パヌ スだけでは出しえない、フィクションだ からこそ出来る䞖界。 そういった目論芋を実隓的に制䜜したも のが今回の卒業蚭蚈である。郜垂䞊に点 圚する名状し難い颚景を 察象ずした玀行文を䜜り、冊の本ずし お纏めた。普段芋過ごされおいる通孊颚 景を1぀の壮倧な旅ず芋立お、物語を重 ね、建築の操䜜で堎所の蚘憶を 顕圚化するこずで、人々の原颚景をドラ スティックに倉化させ、「聖地巡瀌」化す る。 第章 垂迹ず歌枕  数奇な日垞颚景を唄う 卒業蚭蚈・研究 プログラムホテル、歩道橋、電車、雑居ビル 制䜜時期2018.04- 2019.03 D i p l o m a D e s i g n 2018.04- 2019.03 垂迹ず歌枕 数奇な日垞颚景を唄う
01 02 03 04 ラブホテルず神殿建築ずの盞関 ラブホテル装食の蒐集調査 分析 装食の類䌌ず盞䌌の関係はじめに  䞋校途䞭に迷い蟌んだ颚倉わりな建物矀を芋お、私は党身から奇劙な感情が湧き起こった。蚀葉では蚀い衚せない、 名状し難い感情。独特な装食を身に纏ったラブホテル街から発せられる磁堎は、どこか教䌚建築の神域ず䌌たような 皮を感じた。プログラムの芳点から芋れば、迷惑物件のラブホテルず、神を祀る高尚な神殿ずは察比関係にあるけれ ど、モダニズム隆盛埌の珟代で、建物に豪勢な装食を纏う点や、その装食が人間の心に蚎えかける点では䞡者は非垞 に䌌おいるず思った。  枋谷の円山町のラブホテルの倖装を調査察象ずし、ラブホテルの装食を 1個ず぀パヌツに分解し、分類分けするこずで、装食1぀1぀の盞関性を 可芖化した。 神域の装食の根本は、人間の心に蚎えかけるものである。プログラムの芳点から芋るず、迷惑物件のラブホテルず、 神を祀る高尚な神殿ずは察比関係にある。しかし、私たちはラブホテルを芋お神殿を象る䜕かず認識するこずができる。 極端に異なる぀のビルタむプの぀ながりは、玔粋な圢態の比范から生たれるものでないかず仮説立お、ラブホテルの ファサヌドの蒐集調査から装食のみの分析を行う。 類䌌の関係 本物ずは、姿圢はほが䌌おいるが、本物ずの差異にはっきり序列がある。         あたり䌌おいないものは劣化版や停物ず評䟡される。類䌌は䜕を暡倣した のか、本物がどういうものかはっきり芋える。    盞䌌の関係 本物ず䜕かしらの共通点を持っおいる。序列はないが、䜕を暡倣したのか、 母型が芋えにくく、無名なものだけで成り立぀。 本物 神 本物,䞖界の裏偎 侖界 神 ex) ○息子は父に䌌おいる     ×父は息子に䌌おいる→父が先行するため、逆は蚀わない。 ex) 星座、民家 色が倉わっおも、根本の圢が同じであれば、類䌌ず盞䌌の関係に圓おはたるので、 人間は装食を䜕かず関連させおしたう胜力が備わっおいるのだず考えた モノずモノの関係性 圢態のみの着県点
05 07 物語ず建築 06 敷地 ルネ・マグリット「むメヌゞの裏切り」 これは パむプ ではない 絵画的衚象 蚀語的衚象 衚象 representation 䜕かを、別の䜕かで代理させお衚すこず 「䌌おいる」ずいう刀断力だけを頌りに、お互いに異質なもの、別䞖界のものであっおも次々に橋 をかけ、仲間にしおいく。集めた仲間に倚少の埮差があっおも察しお構いはしないし、最終的に、 終わりの歯車をかける持っおいたい機構を持っおいない。「盞䌌ず偏差の海」 「怅子」ず指名されるものず「キリン」ず指名されるものが、「䌌おいる」ず絵画的刀断が蚀い始める、 するず排陀される、蚀語的刀断力は、「君が蚀いたいのは本足っおこずだね」ず括りを持ち蟌み、 するずクレヌン車は排陀される。括りによっお排陀する力のある刀断力。 フヌコヌのパむプのように、人間の認識力である぀の衚象に誀差 を䞎える手法を甚いお、俳諧垫が思わす詩を謡っおしたうような数 奇な空間を、私が日垞的に利甚する颚景から構想する 怅子ずキリンは䌌おいる ナポレオンずナポレオンの肖像画EX) 「君ず僕はお互い䌌おいる」は成り立぀が、友達の友達の友達になるず䜕か違う 「この絵はナポレオンに䌌おいる」ずいうず、ナポレオンが排陀される Project01 歩道橋 孊校から埒歩分の歩道橋。 電車や車、自転車や歩行者など様々な移動颚景で 溢れおいる。 Project02 屋根裏 亡くなった知り合いのおばあちゃんの家。䜜業スペヌス ずしお䜿っおいた屋根裏には数々の遺品が眮いおある。 䜏み手はただ芋぀かっおいない。 Project03 電車 私が普段から乗る電車。車窓は東京の䞭心、千代田区の 超高局ビル郡から東京郊倖の䜏宅地ぞ、ドラスティック な倉化を富む。 Project04 トマ゜ンテランノァヌグ 駅から埒歩分、雑居ビルの狭間にある人々から 忘れ去られた庭。増改築の圱響か、元々既存の建物に 利甚されおいたドアの砎片や、階段がトマ゜ンずしお 取り残されおいる。 Project05 ラブホテル 私の家のすぐ近くにあるこのホテルは、数幎前から閉 業しおいる。呚蟺は宅地開発が進む䞭、そこだけ時間 が止たっおいるように䜏宅地の真䞭に聳え立っおいる。 人々から忌み嫌われ぀぀も、か぀おの隆盛を誇った蚘 憶の砎片が散りばめられたホテル。 å­Šæ ¡ 歩道橋 屋根裏 電車 トマ゜ン ラブホテル 自宅 「聖地巡瀌」ずいう蚀葉がある。 郜垂䞊の颚景をアニメや挫画を甚いおトレヌスし、物語を重ねたり 埮现なタッチで颚景を描くこずで、「聖地」ずしお芋立お、 実際に蚪れ、物思いを銳せるこずである。 この珟象からみるに、人々にずっおの愛着のある堎所ずいうのは、デザむンの 良し悪し以䞊に 自分の過去の思い出や奜きな映像䜜品の投圱によっお生たれるのではないか。 メディアによっお名もなき颚景を矎化し、こちら偎の䜜った物語に人々を誘匕し、 郜垂にコミットしおもらうこず。これが建築メディアの効胜ではないかず考えた。 写真やリアルに忠実した建築パヌスだけでは出しえない、 フィクションだからこそ出来る䞖界。 そういった目論芋を実隓的に制䜜したものが今回の卒業蚭蚈である。 郜垂䞊に点圚する名状し難い颚景 歩道橋、電車の車窓、屋根裏、トマ゜ン、ラブホテル を 察象ずした玀行文を䜜り、冊の絵本ずしお纏めた。 普段芋過ごされおいる通孊颚景を1぀の壮倧な旅ず芋立お、物語を重ね、 建築の操䜜で堎所の蚘憶を 顕圚化するこずで、人々の原颚景をドラスティックに倉化させ、「聖地巡瀌」化する。 これは、聖地巡瀌化の䞀助ずなし埗る建築メディアの提案である。 法則化 絵画的衚象ず蚀語的衚象を狂わせる蚭蚈
@Route to School @Route to SchoolATTIC [     ] [ ] 01 Project 私の䞋校颚景 Project 道続く      街の情景  倩にもうねる 近くにある歩道橋。 私の孊校のすぐ々な移動颚景で溢や歩行者など。様電車や車、自転車 れおいる。組んだ道のように、この歩道橋は入り ぐねぐね道路方向めおしたいたす。ある地点で足を止沿っお歩くず私は緑色のフェンスにを倉えおいる。 おいる。垃の深いシミ、座垃裏には、様々な遺品が残されペヌスずしお䜿っおいた屋根ちは眮き去りにされ、䜜業スた。急なこずなので。遺品たばあちゃんはこの前亡くなっあちゃんの家がある。このお間くらいに、知り合いのおば 駅たでの道のりのちょうど 団など。頌りに、囲たれた獣道のようんの背䞭を象った癜い円柱をど、私が芋おいたおばあちゃう䜿われたのか知らないけれ 私はその遺品が具䜓的にどうに芋られおいたのだろうでどのように扱われ、どのよ遺品は、おばあちゃんの日垞け継がれおいる䜿い叀されたあちゃんよりも遥か昔から受 ここにある、おそらくおばな空間を衚象させる。 恐ろしや      語る跡  モノの履歎がSITE å­Šæ ¡ 屋根裏 自宅  本来の歩道橋を特城付ける゚レメント である手すりを歩道の手すりに倉化させ るこずで、道行く人が無意識の間に歩道 橋の䞊の眺望ぞ誘う。 简 行 SITE START 歩道橋 自宅 2015.04-2019.03 ] 甚     途      歩道橋,歩道 面     積      22.5㎡ 操 䜜 察 象      手摺 çµµ 画 的 衚 象      入り組んだ道、連続した道 蚀 語 的 衚 象      歩道橋手摺 SITE CONCEPT 歩道の手すりから 歩道橋の䞊ぞ延長 されたフェンス 歩道橋の眺望するための アむストップずしお 点字ブロック 芖線を操䜜する ためにフェンス の金網の密床を 操䜜する TITLE [  ] 絵画的衚象[   ] ヌ敷地の朜圚的可胜性ヌ 入り組んだ道を進むず䟋の歩道橋に蟿り着き、歩道橋を枡った䞭倮にお 眺望を埗る。 [ ] 简 行 絵画的衚象[   ] ヌ敷地の朜圚的可胜性ヌ Pedestrian Bridge 歩道橋    連続した道 02 Project 私の䞋校颚景 2015.04-2019.03 ] 甚     途      歩道橋,歩道 面     積      22.5㎡ 操 䜜 察 象      手摺 çµµ 画 的 衚 象      入り組んだ道、連続した道 蚀 語 的 衚 象      歩道橋手摺 屋根裏の遺品 PERSPECTIVE [     ]  屋根裏にある叀い遺品の蚘憶を建築の゚レ メントを甚いお蟞曞的に説明する。か぀おの おばあちゃんが過ごした1階の家事動線を元 に、装食の円柱を立おる。䞋は公共スペヌス ずなり、人は円柱を蟿りながら、遺品の蚘憶 を蟿るだろう。 SITE CONCEPT TITLE [  ]     遺品の远憶 屋根に登っおみるず数々の叀い遺品が芋えた 獣道のような癜い円柱に沿っお蟿っおみる おばあちゃんを象った癜い円柱ず叀いシミだらけ の遺品はおばあちゃんの日垞でどのように扱われ どのように芋られたのだろうか。    階のおばあちゃんの家事動線ず おばあちゃんずおばあの物ぞの アクティビティのスケッチ 既存の屋根裏の朚組み おばあちゃん の動線を象った䞞柱 アクリル板 遺品を眮く スペヌス 既存の䜏宅の 基瀎から 持ち䞊げた擁壁
@Route to School @Route to School 蚀語的衚象 モノクロ フィルタヌ車窓 絵画的衚地 実際の颚景 [     ] [ ] 03 Project 私の䞋校颚景 道続く      街の情景  倩にもうねる 简 行 [ 2015.04-2019.03 甚     途      歩道橋,歩道 面     積      22.5㎡ 操 䜜 察 象      手摺 çµµ 画 的 衚 象      入り組んだ道、連続した道 蚀 語 的 衚 象      歩道橋手摺 SITE CONCEPT TITLE [  ] 電車の車窓 04 Project 私の䞋校颚景 2015.04-2019.03 ] 甚     途      歩道橋,歩道 面     積      22.5㎡ 操 䜜 察 象      手摺 çµµ 画 的 衚 象      入り組んだ道、連続した道 蚀 語 的 衚 象      歩道橋手摺 っきりしない郜䌚の建物が映しがないのだ。さらに、茪郭のは車窓から映し出される颚景に色ず違う異様な颚景が広がっおいず顔をあげるずそこにはい぀も蟌み、座垭に腰をおろした。ふい぀もず倉わらず、電車に乗り 私が普段乗る電車颚景。る。扉が閉たりたたモノクロの建物の茪郭にはっず気づかされ初めお街の颚景の色鮮やかさや次の駅に到着し、扉が開いお出されおいたのだ。 䞖界に倉容する。 この繰り返し。眺め、自分の予想ず答え合わせに到着しお扉の向こうの颚景を郜垂の様盞を想起する。次の駅車窓から芋える癜黒の颚景から なっおいた。    颚景に昇華する車窓 物語のシヌク゚ンス モノクロで建物の茪郭が芋えない異様な車窓 䞀䜓この電車はどこを走っおいお、この街䞊 みの本物の姿はなんだろうか。 扉が開いお、本圓の郜垂の姿が芋える。 次の駅に到着するたで本物の郜垂の姿が芋えない。   普段䜕気なく芋過ごしおいる車窓 に癜黒のフィルタヌをかざすこず で、い぀もず違う颚景を衚出し、 普段眺めおいる郜垂ずのギャップ に楜しむこずができる車窓。 日和の車窓 郜䌚の颚景の倧郚分は灰色で芆われおいるこずから、 車窓に癜黒のフィルタヌをかざすず癜黒が建物ず同化し、 建物の茪郭が芋えなくなる。 テランノァヌグトマ゜ン Project 造䜜に蚭眮された階段や躯䜓のろうずむメヌゞを想起させる無空間は、か぀お䜕があったのだ 忘れ去られた庭のようなこのノァヌグにトマ゜ンを発芋した。雑居ビルの間から珟れるテラン 通孊路を歩いおいるず、突劂された小屋は、昔の建物の断片たのか。ポツンず躯䜓の䞊に残階段の先には、䜕か建物があっ トマ゜ンドアから䌞びた断片が取り残されおいる。 なのだろうか空間は、たた郜垂の顔ずしお埩せるべきものなのか。か぀おのどの時代にあった建物を連想さ これらトマ゜ンは䜕を瀺し、掻する。 絵画的衚象 トマ゜ン(ドア 蚀語的衚象 蚘憶の階段 蚀語的衚象 眺望のための蚘憶の小屋 物語のシヌク゚ンス 通孊路を歩いおいるず突劂珟れたテランノァヌグ か぀お䜕があったのだろうか・・無甚なドアや コンクリヌト躯䜓 トマ゜ンは䜕を瀺し、どの時代にあったのだろうか    コンセプト このテランノァヌグを特城付ける゚レメント であるトマ゜ンドアの存圚を助長させる 蚭蚈を行う。ドアに階段を付加し、以前の小 屋の断片ず繋ぐこずで、時間の積局を想起する。 ダむアグラム テランノァヌグを特城付ける゚レメント トマ゜ン [ ] 简 行 TITLE [  ]  郜垂の蚘憶の断片 [     ] SITE CONCEPT
05 Project 私の䞋校颚景 [ 2015.04-2019.03 ] NEXT Project 異界の入り口 で䞍気味なラブホテ取り残された退廃的目の前には時代から 最寄駅に着くず、るたた、走っおいた。界の入り口ぞ導かれ私はい぀の間にか異おいるず知らずに。テルの入り口ぞ䌞びた。そのタむルはホずのうちに歩いおいルの䞊を知らず知ら䞭に配眮されたタむ私は、通孊路の真ん がんやりしおいたがっおいるようだっ瞁にだけ異䞖界が広たるでその建物の呚がそこにはあった。、理屈を超えた恐怖は䞀線を画しおおり気は、呚りの建物ず 建物が身に纏う空ルが建っおいる。 蚀語的衚象 建物ぞ導くタむル 絵画的衚象 異界のような雰囲気 のラブホテル コンセプト Project 俗䞖ず異界の狭間 長い塀の䞭を歩かねばの内郚ぞ蟿り着くには壁のように、この建物囲んで建蚭された防埡 たるで、城の呚囲を ならない。その塀は、俗䞖ず建物の内郚ぞ導くのか倖なのか圓惑しを芋お、ここが内なれた空ず流れ行く雲入り蟌み、切り取ら 私はその塀の䞭にり、介圚地である。異界の狭間であ おしたう。 絵画的衚象 塀に包囲された内ず倖の 狭間の空間 蚀語的衚象 既存の塀に付加された塀 ダむアグラム 建物のアプロヌチ郚分の壁にさらに、空隙を持った壁を付加する こずで、壁面の高さが増し、䞊郚の空を察象化し、喧隒な郜垂から 切り取られお空を眺めるこずができる。 異䞖界の雰囲気を纏うラブホテルぞ誘うためのアプロヌチ蚭蚈 ダむアグラム 元々の玄関アプロヌチを道路ぞ拡匵し、 知らず知らずのうちに、建物の内偎ぞ 迷い蟌んんでしたう仕掛けを䜜る 06 Project 私の䞋校颚景 [ 2015.04-2019.03 ]
絵画的衚象 無限に続くように錯芚しおしたう階段宀 蚀語的衚象 手すりに付随 する鏡板 コンセプト  氞遠に䞊り続けおも䞊ぞ蟿り着けない、人々が無限階段ず錯芚しお したう蚭蚈手法 ダむアグラム  手すりに鏡板を付随し、螏板を反射させ撹乱させるこずで、階段の 奥行きや動線が増幅し、無限に階段を䞊っおいるように錯芚する。 無限階段 穿たれた壁面 誰かにみられおいる気配 円柱の蚘憶 郜䌚の街の喧隒から隔絶された 玄関ホヌル。誰もいない空間。しかし、受付のスモヌクフィルムからは 誰かがじっずこちらの顔を芋おいる 気配がする。貌られおいお倩井からも䜕らかの気配を倩井の窪みにも同じスモヌクフィルムが 感じる。よく分からないずころに忍び蟌んでしたった自動ドアからも誰かが入っお来そうだ。 私は、危険を冒しおいるような気分で 怖かった。 蚀語的衚象 誰かの芖線を感じる吹き抜け コンセプト 既存の倩井の凹みに被さったスモヌクフィルムや無人の受付。目には人 の姿が芋えないけれどもどこからか誰かの芖線を感じる玄関ホヌルから、 今にもどこからか人が珟れそうな、人の目線や気配を感じさせる蚭蚈。 ダむアグラム  元々の玄関ホヌルの倩井の凹みを掘削しお、吹き抜けにするこずで、 䞊階に居る物音が䞋に響き枡ったり、物理的に芖線を通すこずで、人の 気配を衚出させる。 ゚レベヌタヌ前に、ポツンず暡した円柱は、玄関ホヌルの ドリス匏の柱の栌奜だけを 独立しお立っおいた。 この円柱は、か぀お客人が 呚りをグルグル呚回したり、゚レベヌタを埅぀間に柱のずしお人々の蚘憶に刻み蟌ポットの分かりやすい目印ホテル内での埅ち合わせス たれたものだった。 その円柱を眺めおいるず、 男女の姿が想起される。か぀お、柱の呚りを廻る 恐怖感で身䜓が汗ばむのが分かる。 郚屋ぞ蟿り着くたでの緊匵感ずを鳎らしお、階段宀を響き枡らせ目指す。階段の螏板は䞀段䞀段音 階段宀を迂回しお、ある䞀宀をい぀もより道のりがいずっず長くを確かめるために、歩みを止めおはではないかず思っおしたい、それ足音や喋り声が玛れ蟌んでいるのたた、自分の足音の䞊に、誰かの高局たで貫く階段宀は、䜕凊かしらか誰かの芖線を感じる。 感じられる階段。い぀になったらこの階段を䞊り  たるでそこは、氞遠に䞊り続切るこずができるだろうか。 ゚レベヌタヌホヌル前には、 お穿たれた壁面があった。老朜化した建物の名残ずしたるで゚レベヌタヌから降りたしたったような かった。 絵画的衚象、蚀語的衚象 動線䞊に穿たれた壁面 蚀語的衚象 アむストップずしお のルヌム案内板 コンセプト 老朜化した既存の壁面の存圚感を際立たせるための蚭蚈 ダむアグラム ゚レベヌタホヌル手前の動線䞊に、倧きく掘削されたコ ンクリヌト壁面を配眮するこずで、人々は巚倧な化け物 の通り道ず錯芚する。たた、掘削した孔を支えるために 銅板でコヌティングされた補匷材ず、ルヌム案内板を配 眮するこずで、この壁面を際立たせ、アむストップずし お機胜する。 絵画的衚象 人々の蚘憶に刻み蟌たれた円柱 蚀語的衚象 柱を際立たせるために 十字に亀差された梁 蚀語的衚象 人の溜たりを操䜜するための LED 搭茉の゚ポキシ暹脂の床板 コンセプト  既存の円柱に刻み蟌たれた蚘憶を衚出するための蚭蚈 ダむアグラム  円柱の䞊を亀差する梁を赀色に塗りたわすこずで、円柱の 存圚を匷調する。床をLED搭茉の゚ポキシ暹脂ず赀色のゟヌン に区別化するこずで、人の溜たりを操䜜し、柱を呚回するよう にベンチを蚭けるこずで、か぀お柱呚りが人間の溜たりずしお 䜿われおいた 蚘憶を衚出さ せる。 07 Project 私の䞋校颚景 2015.04-2019.03 09 Project 私の䞋校颚景 2015.04-2019.03 10 Project 私の䞋校颚景 2015.04-2019.03 ] 08 Project 私の䞋校颚景 [ 2015.04-2019.03
倜ず昌の区別なく 剥萜した壁玙13 もちろん郚屋に陜の光などあり、窓面に板が打ち付けヌテンで芆い被さった窓が 客宀に入るず、厚手のカられおいた。 差し蟌んでこない。物の開口なのか分からない。り、䞀芋するず、どれが本れたハリボテの扉ず窓があ他にも壁面に貌り付けら  蟺りを芋枡しおみるず、がどよめく気配がした。に歩みを進めるず、空気ゆっくりず確かめるよう 客宀の䞭を䞀歩䞀歩、たれおしたう感芚があった。芋おいるこっちが吞い蟌のように奥行きがあり、壁玙の䞋は、たるで深淵剥がれかけた壁玙が静かに揺れおいた。ら逃げ出しおしたった。お、怖くなっおその堎か目があったような気がし䞭に棲み぀いた物の怪ず 蚀語的衚象、絵画的衚象 既存の剥がれかけの壁玙を䜓珟した 二重壁 蚀語的衚象 気配を衚出するためのLED コンセプト 剥萜した壁玙ずその隙間から醞し出される所䞎を䜓珟する蚭蚈 ダむアグラム Project 私の䞋校颚景 [ 2015.04-2019.03 ] 二重壁にし、壁面の端郚を反らすこずで、剥萜した壁玙を衚象 する。たた、その隙間にLEDラむトを蚭眮するこずで、隙間の 気配を感知する。 Project 私の䞋校颚景 [ 2015.04-2019.03 ダむアグラム 建物のバッハヌゟヌンである塀の道を、既存よりも長く延長し、 塀の高さを埐々に䜎くするこずで、歩を進める床に芖界を広く なる。 物語のおわりに 恐怖から開攟されるだろうか・・・・。逃げ延びたら、私はこの建物の 物の怪から逃げお、逃げお、  出口に向かっお無我倢䞭に走っ 塀の高さは埐々に䜎くなっお、おいくうちに、自分を取り囲む 橙色に照らされた空が姿を衚 しおきた。蛍のように街を照らしおいた。ネオンサむンが、暗闇を舞う来た時の颚景ずは䞀倉しお、気づけば、蟺りは陜が暮れお建物の倖を出た瞬間、通孊颚景に な颚景は、珟実の郜䌚の喧隒ぞ散りばめられおいた摩蚶䞍思議 溶けおいく気がした。 14 Project 私の䞋校颚景 2015.04-2019.03 11 床面に溶けた空  ゚レ ベヌタヌ前の廊䞋は、 ルから䞀倉しお、西日が廊暗かった階段宀や玄関ホヌ 䞋を差し蟌んでいた。床面には光がたっぷりず残ただ日暮れには間があり、 っおいた。する様子は、たるで空が床ほのかに空色が床面に反射 面に溶けおいるよう だった。 蚀語的衚象 空を反射する鏡板 絵画的衚象 陜の光 コンセプト 既存の廊䞋の床面に照らされた陜の光ずほんのり色付く 空を際立たせるための蚭蚈 ダむアグラム 倩井を匵らずに廊䞋の床面の䞀郚を倖郚化する。たた、床面 に鏡板を塗り、䞉角圢に区分けし、光を分散させるこずで、 陜の光を撹乱させ、床に空を浮かび䞊がる。 12 Project 私の䞋校颚景 [ 2015.04-2019.03 ] 私の䞋校颚景 コンセプト 倖郚ずの隔絶、実際の時間軞ずの隔絶を衚出させる蚭蚈 ダむアグラム 壁を二重にするこずで倖郚ずの隔たりを芖芚的に匷調し、 たた壁を耇数開けるこずで、真の窓ず停の窓の境界を曖昧 にする。さらに、開口の䞀郚にLEDを蚭けるこずで、実際 の時間軞を芋えにくくし、珟実䞖界ずの隔絶を䜓珟する。 蚀語的衚象 二重に蚭眮された壁 蚀語的衚象 耇数に穿たれた開口 絵画的衚象 板が打ち付けられた本物の窓 蚀語的衚象 開口郚袖に蚭眮されたLED
@Route to School @Route to School PLAN 1. ゚ントランスホヌル 2. 埅合宀 3. 事務宀 4. パントリヌ 5. 裏出入り口 6. アプロヌチ S=1:300 1 2 3 8 : : 西船橋 K-スリット HOTEL キンモクセむ 地䞊階平面図 受付モニタヌ A A’ 1 2 3 4 5 6
@Route to School PLAN : : 西船橋 K-スリット HOTEL 1. ゚レベヌタヌホヌル 2. 客宀 3. パントリヌ 4. 䞭庭 S=1:300 1 2 3 8 巊2階平面図 右3,4階平面図 1 2 3
スむス、ルツェルン湖岞沿いを察象 にし建築を考えるプロゞェクト。この 湖沿いの集萜では土砂厩れ、地すべり、 倧雚による措氎などハサヌド地域ず なっおいる。 これら灜害を防ぐ建物を䜜るず蚀っお も、土朚のような匷固なスケヌルでは、 人の所䜜の範囲を超えおしたい、人間 を寄せ付けない雰囲気を攟぀。今回の プロゞェクトでは、建築のようなヒュヌ マンスケヌルでありながら、自然灜害 を柔軟に防ぎ、尚䞔、呚囲の埮现な自 然珟象、文化・颚習を際立たせるプロ ゞェクトを行った。 第章 海倖WSプロゞェクト -土朚ず建築の境界を䜜るルツェルン応甚矎術倧孊ワヌクショップ プログラム公園 制䜜時期2019.04-10 L u z e r n W o r k s h o p 研究宀海倖WSプロゞェクト -灜害ず建築のあいだを぀なぐ 2019.04- 2019.09 察象敷地ルツェルン湖前ず呚囲の措氎ハザヌドマップ

衚珟するアヌトワヌクが行われた。普段、建築を䜜る際に構成から考えお したうが、今回のWSでは、敷地の条件から埗たメタな感芚から蚭蚈を考え るこずを目的ずしお、WSが行われた。

敷地リサヌチ氎ず建築 プロゞェクト1 敷地リサヌチ敷地呚蟺の断片 プロゞェクト2 敷地の暡型を制䜜し、斜面ず氎、敷地呚蟺に萜ちおいた物の断片の関係を
スむス,ルツェルン応甚科孊矎術倧孊にお 敷地呚蟺の断片ず実際の人間のスケヌルの関係から今回の蚭蚈を行う䞊で、 空間のおがかりを感芚的に発芋しおいく。
ルツェルン湖呚蟺で“芋぀けた人の動䜜”が介入した歪な断片

う 霊 園

倧芏暡な埋め立お工事が行われた岞蟺には、寂しく廃れた遊歩道が䌞びおいた。 自然ず人工ずの乖離がそこにはあった。

矎しい、けれどもずきには脅嚁的な存圚ずなる湖䞊の颚景 そんな颚景を少し愛らしく人間にずっお身近な存圚ぞず倉える、 ガラスブロックの霊園を提案する。 湖の䞊に氎溜りのように浮かぶガラスブロックの献花台を広げる。 来園者が蚪れる床、無機質なガラスブロックの氎溜りには草花が咲い、 それは神聖でありながらもどこか愛らしい光景であり、圢なく移ろっおいく。 故人ず生者の気配によっお、珟れる霊園

蚭蚈課題 咲
プロゞェクト
調査 -敷地ルツェルン湖の生態 スむスの墓地 氎はけの危険性2018地図1950地図 教䌚 墓地 船乗り堎 宅地開発によっお岞蟺は埋め立おられたが、氎はけが 悪いために建物を建おず遊歩道ずしお䜿われおいる。 湖岞は葊など様々な生態が生息しおいるが 宅地開発により湖底の䜎酞玠化が起こり、 持火類をはじめずする生物を脅かしおいる。 ルツェルン湖 いわゆるガヌデニング墓地で、墓石前を 花で艶やかに食り、垞日頃から墓石を綺 麗に手入れするこずで故人を偲ぶずいう 文化がある。 ゟヌニング 教䌚 墓地 教䌚ず墓地の軞ず、1950幎代に埋め立おられた敷地の軞に沿っお二皮類の道を蚈画する。 教䌚ず墓地の軞には湖ぞたっすぐ突き出た桟橋を蚈画し、その桟橋は霊柩船ずしお機胜し、 桟橋から墓地ぞ向かう動線ずなる。もう䞀぀の道は、埋め立おられた地面に察しお岞蟺を 切り、氎䞊の霊園&遊歩道を蚈画する。 1950sに 埋め立おられた 岞蟺 「霊柩船の ための桟橋」 「氎䞊の霊園  遊歩道」
蚈画 最䜎氎䜍 Plan 埋め立お工事による被害状況から、湖䞊のランドスケヌプの可胜性を探る。 教䌚ず墓地が軞線䞊にあるこずからプログラムは教䌚前を花で圩る霊園、 氎質の浄化䜜甚を保぀「葊材料」を材料ずした人工的な岞を氎䞊で構築する。 教䌚前を献花するための 「花」 人が歩く板 「ガラスブロック」 暹脂グレヌチング 氎質の浄化䜜甚を持぀、 「葊」 蓄光ガラスチュヌブ 空気配管 遊歩道を構成するナニット5000×8000mm ずし、葊が腐っおも簡単に斜工可胜ずする。 岞は固定ぞの空気ず光の䟛絊を行うず同時に 倜は蓄光ガラスチュヌブが発光するこずで 新たな颚景を䜜り出す。 ナニット断面図 「花」 「ガラスブロック」 「暹脂グレヌチング」 「葊」 甚いるガラスブロックは 200×200×200mmの小さな立方䜓に孔が 貫通した、䞀茪挿しずなっおいる。 ガラスブロック 花を生ける颚習は、墓地の呚囲で 季節毎に咲く草花を摘んで生ける こずが、珟来の様匏であった。 氎の流入口 「氎䞊の霊園遊歩道」
湖の氎がガラスブロックの䞭に入り蟌むこずで花を生ける氎に成り替わる。 人が教䌚前のガラスブロックに花を挿しおいくこずで颚景を䜜っおいく。 ガラスに反射する艶やかな花の色は教䌚前を矎しく圩っおいくだろう。 03 10 M N Scale 1:300 1. 氎䞊の遊歩道 2. 霊柩船のための桟橋  2
倪陜光によっお畜光ガラスチュヌブが 倜になるずたた新たな颚景を䜜りだす。 浮きずしおの葊束は、 湖を枅浄化させる 湖䞊に浮遊させるこず で措氎時の危険を免れ る     献花する遊歩道  遊歩道を眺める堎  霊柩船が動くずきに機胜する桟橋 3900 3900 4200 5000 â–œGL± Plan 「霊柩船のための桟橋」 SECTION 霊柩船のための桟橋 花を纏ったガラスブロックの 遊歩道を䞊から眺めるための 立䜓遊歩道 この桟橋は、墓地に至るたでの霊柩船専甚の桟橋ず しお機胜する。䞊ぞ階段を登るず、ガラスブロック の霊園を眺め、故人を偲ぶための立䜓遊歩道ずしお 機胜する。
第章 南青山コンプレックス  -ギャラリヌ×商業×集合䜏宅-
01 OUTLINE ヌ衚参道の圢に関するノヌトヌ  南青山には、miumiuやPLADAなど著名な建築家が蚭蚈した商業斜蚭が 倚く立ち䞊んでいる。どの建物も自瀟ブランドの個性を衚出するために、建 物の圢状を匷い幟䜕孊圢態ず特泚の材を甚いる事で、広告塔ずしお匷い存圚 感を攟っおいる。  䞀方で、ブランド店が立ち䞊ぶ衚参道通りから角を曲がるず、ひっそりず 倚くの集合䜏宅が立ち䞊んでいる。衚参道から察比しおいるように感じるの は、人気の少なさや道幅の狭さだけでなく、正方圢など小さな図圢の集合䜓 のファサヌドが倚いからでは無いかず考えた。 衚通りず裏通りの圢態の差異が郜垂空間を察比的に感じさせるこずに着目し お蚭蚈を進める。
0 SITE ヌ街䞊みスケッチヌ 敷地呚蟺の高玚ブランド街や䜏宅街の倖芳のスケッチを詊みた。スケッチを しおみお分かったこずは、衚参道沿いの高玚ブランド街は空䞭をリニアに切 り取る幟䜕孊圢態が倚かった。各々の商業ブランドのアむデンティティを誇 瀺する為に匷い圢態を甚いたのだろう。反察に、衚参道から䞀本退いた䜏宅 街は、ブランド街ず察比するように、矩圢や四角圢の集合䜓など自己䞻匵し ない圢状が倚かった。 建築の構成原理ずしおシュヌルレアリスムの手法であるデペむスマンの抂念を 甚いる。衚参道の特城的なファサヌドを遞び、倖圢を抜出する。そこから䞎え られた建築の機胜から抜出した簡単なキヌワヌドず圢状のむメヌゞを掛け合わ せお建築空間を構成する。 [デペむズマン] 本来の環境から別なずころぞ移動するこずで本来あるべき堎所に無いものを出 䌚わせお違和感を感じさせるこず。  PatternCircleGrometry 03 IDEA ヌデペむズマンを甚いた蚭蚈手法ヌ → 
04 DIAGRAM ヌ圢の合成ず人工地盀ヌ 衚参道はのんびり寛げる居堎所が少ないこずから 滞留するための空間を䜜る。しかし、GLず同じ レベルだず人や亀通が動的な衚参道では寛げない。 「滞留」地盀を䞊に持ち䞊げるこずで、動的な衚参 道に線を匕くのず同時に地盀䞋が屋根になり、人が 集たる。 地盀屋根䞋に人の流れを受け止めるためのボリュ ヌムを配眮する。 街䞊みスケッチの際に抜出した線を各郚門にコピヌ &ペヌストをし、衚参道にある特城的な建築に埋没 しないようなファサヌドを䜜り、人々の印象に焌き 付ける。 さらに、地盀の䞊䞋に繋がりを持たせる為に、 地盀の䞭郚を切っお、地盀䞊ず䞋の緩衝地垯を 䜜った。そこは䞉぀のプログラムず圢態が䟵食 し合う。 滞留スポット 滞留スポット 流動スポット
南青山に新しいファサヌドを䜜るずき、匷い幟䜕孊圢態を甚いるだけでは、 埓来の青山の商業建築ず倉わらない。そこで人工地盀によっお、人工地盀の 䞊䞋の圢態ずプログラムの察比を行うこずで、南青山に今たでにない新しい ファサヌドが誕生する。 05 CONCEPT ヌ圢の合成ず人工地盀ヌ 06 1F PLAN
【円圢】 甚途ギャラリヌ 隣地の安藀忠雄の「コレッツィ オヌネ」の特城である円圢のト レヌス ギャラリヌずし おモデリング化 ギャラリヌは局の吹きさらしの空間の䞭で鑑賞を楜しむ。 たた、倚皮倚様な動線が立䜓的に亀錯するこずにより、人の 動きの倉化や空間内での自分の立ち䜍眮などを可芖化する。 0 1 2 5 10(M) N 1 䜏居専甚゚ントランス 2 商業郚゚ントランス 3 ギャラリヌ   3 右、巊 ギャラリヌ内郚の暡型写真
右商業郚内郚の暡型写真 巊商業郚→人工地盀の接続郚分 商業、店舗ずし おモデリング化 安藀忠雄の「衚参道ヒルズ」の 特城である䞉角圢のトレヌス 二぀の䞉角圢を重ね、商業郚門ずしお蚭定し、亀通量が最も 倚い角地に配眮する。二぀の䞉角圢が角地に商業の顔を出す。 䞉角圢のガラスを匷調させるためにオレンゞ色に着色した。  商業郚゚ントランス  パントリヌ・店舗倉庫  カフェ 0 1 2 5 10(M) N   3 【䞉角圢】 甚途店舗 カフェ、ショップ
【小さな凞凹】 甚途集合䜏宅 山䞋和正「フロムファヌスト」の特城である 小さな凞凹圢の集合䜓のトレヌス 集合䜏宅ずしお モデリング化   
南青山には、アヌティストや自らお店を開く人が倚く䜏んでいる。 1戞に぀きガラスで仕切られた土間を䜜り、各々がギャラリヌや SOHO、倉庫にするこずが可胜。土間は、3階でありながら䞀戞 建おに䜏む心地がする。たた凞凹した圢態は豊なシヌク゚ンスを 生む。 0 1 2 5 10(M) N 1 䜏宅 2 土間 3 䜏宅アプロヌチ 右、巊人工地盀䞊の䜏宅パヌス
77202440 5640 15800 200 3800 3500 3000 3500 4700 222000 3500 â–œ3FL â–œ2FL â–œ1FL △GL=±0 隣地斜線▜最高軒の高さ B-BÊŒ SECTION S=1:400 12105 11690 7850 4680 5230 45930 A-AÊŒ SECTION S=1:400 07 SECTION
▜最高軒の高さ â–œ â–œ â–œ △ ± 5230 5890 222000 3800 3500 3000 3500 3500 4700 200
この建築は䜏人でない倖郚の者でも、人工地盀の䞊たで蚪れるこずができる。 たた、ギャラリヌず商業ず䜏居は、緩衝地垯を介しお動線が䞀続きに繋がっおいる。 そしおそれぞれの動線䞀぀䞀぀が互いに亀錯するように蚈画する。 08 CYCLE
: : 南青山 コンプレックス 芏暡----------------------------------------------------------------■階数    地䞊6階 ■延床面積  3345㎡ ■建築面積  1041㎡ ■構造    1F,2F :壁造、S造 3FS造
蚭蚈コンペ むンタヌンシップ むンタヌンシップ2 実斜蚭蚈 第章 その他 蚭蚈コンペ ダむワハりスコンペ 青朚淳 審査員長『愛の家』 むンタヌンシップ1 『竹䞭工務店 蚭蚈郚、コンセプトブック』2020 むンタヌンシップ2 『GA House 掲茉図』2019 研究宀実斜蚭蚈 『広島、空き家改修、猫カフェプロゞェクト』2019

第5章-

接波で被灜した祖母の家には、長 幎倧事に扱っおきた数々の遺品ず 建物の基瀎だけが 取り残されおいた。もずもずあっ た建物の基瀎ず圓時の祖母の遺品 ぞの振る舞いを手 がかりに、亡くなった祖母の遺品 の蚘憶をわれわれが远䜓隓するた めの建築を蚭蚈す る。遺品の蚘憶を経隓ずしお具䜓 化し共有するこずで、祖母の遺品 ぞの愛がたた別の 人ぞ䌝搬し、被灜前に倱われおし たったこの堎所の蚘憶が忘れられ るこずを克服する。

C o m p e t i t i o n of i d e a s

01 遺品の远憶 ダむワハりスコンペ『愛の家』 コンペティション プログラム䜏宅 制䜜時期2019.9.10

第5章- 02

竹䞭工務店 倧阪本店 蚭蚈郚・ビゞュアラむれヌション郚 コンセプトブック䜜成

n t e r n s h i p 空調や換気システムで名高いダむ キン工業株匏䌚瀟の断面蚭蚈のお 手䌝い、 コンセプトブックの䜜成や断面図 をPhotoshopでレタッチし、コン セプトブックの衚玙に 掲茉させお頂いた。この建物は、 建物の目䞋にある海面から背埌に ある林ぞ、颚が建物の䞭 を吹き抜けるように蚭蚈された。 そのため、この建物のコンセプト を端的に矎しく衚珟する ために、断面図で建物を貫通する ように颚の動きを描いた。たた、 雪景色にするこずで、建 物を取り巻く厳しい自然颚景ず颚 が匷く吹き抜ける音が今にも聞こ えるような気配、 たた雪が積もったこの建物が劂䜕 に矎しいかを描いた

I
むンタヌンシップ プログラムオフィス 制䜜時期2019.8-2019.11

第5章-03

GA House掲茉図 畑友掋建築蚭蚈事務所むンタヌンシップ

京郜の長屋の䞀角の構成図の䜜 画。この長屋の玄畳ほどの広さ で囲たれた鉄板のスペヌスは、長 屋の暪揺れ時に柱や梁を受け止め るスペヌスずなっおいる。鉄板の 䞭を束や梁が貫き、本の柱で囲 む様子をひず目で分かりやすく芋 せる構図のずり方を怜蚎し、たた、 長屋であるこずから、屋根の梁が 隣地ず共有しおいる様子を着色に よっお衚珟した。GA House 2023冬号に掲茉される。

むンタヌンシップ プログラム町家 制䜜時期2022.9
広島県廿日垂垂の行政が管理しお いる空き家を改修するプロゞェク ト。顧客は行政が募集し、顧客の 望むプログラムの実珟ず経営コン サルを含めたプロゞェクトである。 予算が少ないこずから、床の匵替 え、屋根のガルバニりム鋌板の匵 替え、軒板の匵替えなどが優先さ れた。提案では、猫カフェずいう プログラムから、倩井材を無くし お、梁䞊を猫の動線ゟヌンずする こずで、猫にずっお自由床の高い カフェを制䜜した。瞁偎空間ず䞋 屋空間は猫のバッファヌゟヌンや お客さんの飲食ゟヌン猫たち入 り䞍可ずしお利甚した。 第章-04 実斜蚭蚈 広島県廿日垂垂 空き家改修プロゞェクト猫カフェ 研究宀プロゞェクト プログラム実斜蚭蚈・空き家改修 制䜜時期2019.11-2021.3 改修前 改修埌

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