Dynamo 基礎
目次 1
2
事前設定 ......................................................................................................................................1 1.1
Dynamo インストール ..........................................................................................................1
1.2
Dynamo 起動 .......................................................................................................................3
画面構成 ......................................................................................................................................4 2.1
3
画面構成 ..............................................................................................................................4
Dynamo プログラム事例 .............................................................................................................7 3.1
ノード配置 図形配置 (Point) ..............................................................................................7
3.2
図形作成（Circle） ............................................................................................................... 11
3.3
EXCEL 取り込み 図形作成(Circle) ................................................................................16
3.4
図形情報リンク（単一選択)................................................................................................22
3.5
図形情報リンク(複数) EXCEL に出力 ............................................................................27
3.6
部屋面積出力作成.............................................................................................................31
3.7
壁作成 ................................................................................................................................37
1 事前設定 1.1 Dynamo インストール Dynamo の最新版は以下のサイトからダウンロードすることができます。 https://dynamobim.org/ 操作説明 ① ホームページを開き、画面右上の「GET DYNAMO」をクリックします。
② 次のページから「DOWNLOAD」をクリックしてダウンロードします。
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③ ウィザードに従いインストールを実行します。
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1.2 Dynamo 起動 操作説明 ① Revit を起動し「管理」タブ>「ビジュアルプログラミング」>「Dynamo」を選択します。
② Dynamo が複数インストールされている場合、新しいバージョンを実行します。
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2 画面構成 2.1 画面構成
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① ライブラリを開いてノードを選択すると、ワークスペース内にノードを配置できます。
② または、検索フィールドから検索してノードを配置します。
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※ノードは、マウスオーバーすることで簡単な説明を見ることができます。
③ 実行バーを手動に切り替えておき、プログラムを実行ボタンにより実行します。
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3 Dynamo プログラム事例 3.1 ノード配置 図形配置 (Point) 演習：Dynamo 上にノードを配置し、点（Point）を作成します。
操作説明 ① Revit を起動し、「新しいコンセプトマス」から、 「マス（メートル単位).rtf」テンプレートを開きます。
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② 「管理」タブ>「ビジュアルプログラミング」パネル>「Dynamo」を選択します。
③ Dynamo メニューから「ファイル」>「新規作成」を選択します。
④ 「検索フィールド」>「Point」>「ByCoordinates(x,y,z)ノード」を 選択します。
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⑤ X,Y,Z 座標を入力させるには、以下の入力用ノードを使用します。 「Number」 「NumberSlider」 「Code Block」
※「CodeBlock」は、ワークスペース上でダブルクリックをすることでも配置できます。
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⑥ CodeBlock ノードに「0；」の値を入力します。
⑦ ノードを配置し、「>」をクリックして図のように接続します。
⑧ ワークスペース上に点が配置されます。
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3.2 図形作成（Circle） (1) 演習：Dynamo 上にノードを配置し、図形(Circle)を作成します。
操作説明 ① 以下のノードを配置し、実行します。 「Circle.ByCenterPointRadius」 「Number」 「Number Slider」 「Point.ByCordinates」 「CodeBlock」
②
「CodeBlock」の値は「0；」と「10；」です。 11
(2) 演習：Code Block の記述により、図形(Circle)を作成します。
操作説明 ① 以下のノードを配置し、実行します。 「Number」 「Number Slider」 「Point.ByCordinates」 「Circle.ByCenterPointRadius」 「CodeBlock」 「CodeBlock」の値は「0；」と「10；」です。 ② 接続先の「CodeBlock」に以下のように入力します。 X; Y; Z; Rad; CenterPT=Point.ByCoordinates(X,Y,Z); Cir=Circle.ByCenterPointRadius(CenterPT,Rad);
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(3) 演習：Python スクリプトの記述により、図形(Circle)を作成します。
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操作説明 ① 検索フィールドから「Python Script」を選択します。
② 「Python Script」のノード上で右クリックし、「編集」を選択します。
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③ 以下のようにコードを入力し、実行します。
import clr clr.AddReference('ProtoGeometry') from Autodesk.DesignScript.Geometry import * output = [] centerPt = Point.ByCoordinates(IN[0],IN[1],IN[2]) cir = Circle.ByCenterPointRadius(centerPt,IN[3]) output.append(cir) OUT = output
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3.3 EXCEL 取り込み 図形作成(Circle) (1) 演習：EXCEL から中心値、半径を取得し Circle を作成します。 操作説明 ① Excel で下図の表を作成し、任意の場所に保存します。
② 以下のノードを配置します。 「File Path」 「File From Path」 「Import Excel」 「Point.ByCordinates」 「Circle.ByCenterPointRadius」 「CodeBlock」×3
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③ 「File Path」ノードに、作成した Excel ファイルを読み込みます。
④ 3 つの「CodeBlock」にそれぞれ以下のように入力します。
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⑤ ノードを以下のように接続し、実行します。
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(2) 演習：EXCEL から中心値、半径を取得し Circle を複数作成します。 操作説明 ① Excel で下図の表を作成し、任意の場所に保存します。
② 以下のノードを配置します。 「List.Transpose」 「File Path」 「File From Path」 「Import Excel」 「Point.ByCordinates」 「Circle.ByCenterPointRadius」 「CodeBlock」×2
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③ 「File Path」ノードに、作成した Excel ファイルを読み込みます。
④ 2 つの「CodeBlock」にそれぞれ以下のように入力します。
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⑤ ノードを以下のように接続し、実行します。
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3.4 図形情報リンク（単一選択) (1) 演習：図形を単一選択し、プロパティ情報(高さ等)を取得します。 操作説明 ① 情報を取得するための図面を開きます。 Revit を起動し、「開く」>「プロジェクト」から、 「C:¥Program Files¥Autodesk¥Revit 2017¥Samples¥rme_basic_sample_project.rvt」 を読み込みます。 ② いままでの Dynamo ファイルを一度閉じ、 「管理」タブ>「ビジュアルプログラミング」パネル>「Dynamo」から 新規ファイルを開きます。 ③ 以下のノードを開きます。 「Select Model Element」 「Element.GetParameterValueByName」 「Watch」 「Code Block」
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④ 「Code Block」に「 “高さ”； 」と入力します。
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⑤ 「Select Model Element」>「選択」の操作をとり、 Revit から赤枠内のモデル要素を選択します。
⑥ 以下のようにノードを接続します。
Watch ノードで選択した要素の高さを見ることができます。
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(2) (1)で取得した情報を図形のコメント欄に書き込みます。 ① 以下のノードを開きます。 「String from Object」 「Select Model Element」 「Element.GetParameterValueByName」 「Element.SetParameterValueByName」 「Code Block」×2
② 「Code Block」に「 “高さ”； 」「 “コメント”； 」と入力します。
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③ 以下のようにノードを配置し、接続します。
④ Revit で選択した要素のプロパティから、コメントが追加されたか確認します。
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3.5 図形情報リンク(複数) EXCEL に出力 演習：FamilyTypes から特定のファミリのプロパティ情報を取得し EXCEL 出力します。 操作説明 ① 3-4(1)と同様の手順で Revit プロジェクトを読み込みます。 ② 以下のノードを開きます。 「Family Types」 「All Elements of Family Type」 「Export Excel」 「List Create」 「Boolean」 「Element.GetParameterValueByName」×2 「File Path」 「Code Block」×4
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③ 図を参考に、Revit プロジェクトで選択したファミリを 「Family Types」に設定します。
④ 4 つの「CodeBlock」にそれぞれ以下のように入力します。 「"総接続負荷"；」 「"推定総需要"」 「"Sheet1"；」 「0；」
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⑤ Excel ファイルを新規作成し、任意の名前と場所に保存し、 「File Path」に読み込みます。 ⑥ 「List Create」は＋で項目を増やすことができます。
⑦ 以下のように接続して実行し、Excel ファイルを確認します。
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3.6 部屋面積出力作成 演習：エリアを設定し、面積情報を Excel 出力します。 操作説明 ① Excel を起動し、ファイル名「部屋面積」として任意の場所に保存します。 ② Revit を起動し、「新規作成」>「プロジェクト」>「建築テンプレート」を開きます。 ③ 「建築」タブ>「部屋とエリア」パネル >「面」>「エリアプラン」を選択します。
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④ 「レベル１」を選択します。
⑤ 「自動的にすべての外部壁に関係したエリア境界線を作成しますか？」 では 「いいえ」を選択します。
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⑥ 「建築タブ」>「部屋とエリア」パネル>「エリアの境界」を選択し、 任意の大きさでエリア境界線を作成します。
※境界線を作成している際に警告が表示される場合は、無視して構いません。
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⑦ 「建築タブ」>「部屋とエリア」パネル>「エリア」>「エリア」を選択し エリアを作成します。
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⑧ 4 つのエリアを作成したら、Dynamo を開きます。 ⑨ 以下のノードを開きます。 「Categories」 「All Elements of Category」 「Export Excel」 「List Create」 「Boolean」 「Element.GetParameterValueByName」×2 「File Path」 「Code Block」×4
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⑩ 以下のように接続して実行し、Excel ファイルを確認します。
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3.7 壁作成 演習：線分から壁を作成する。 操作説明 ① 3.6 にて作成した図面を使用します。 ② 以下のノードを開きます。 「Wall.ByCurveAndHeight」 「Wall Types」 「Element.Geometry」「Levels」 「Categories」 「All Elements of Category」 「Code Block」
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③ 「Categories」は「線分 - <エリア境界>」を選択します。
④ 「CodeBlock」には「 4000; 」と入力します。
⑤ レベル１を選択します。
⑥ 「Wall Type」は「標準-200mm」を選択します。
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⑦ 以下のように接続します
⑧ Revit で 3D ビューを開き、壁が作成されたことを確認します。
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Dynamo 基礎
2019 年 5 月
第 2 版 発行
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編集・作成
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