Presentation Materials [Kaneko Laboratory Seminar: FY2023]

Graduate Studies

修了制作

樹木の 再盛 001

TITLE(JAP).

002

TITLE(ENG).

The Second Peak Season of Trees

芸術の森キャンパスで伐採された樹木を用いた休憩施設の木質化 Wooden Renovation of Pavilion Using Harvested Trees in Geijutsu-no-mori Campus

003

PDF(JAP).

004

PDF(ENG).

S. Kaneko Lab.

2023 年度 金子研究室 ゼミ内提示資料集 ( 抜粋 ) Presentation Materials [Kaneko Laboratory Seminar: FY2023]

kansuke ito

2024

Graduate Studies

Type:A No-1 L=500 T.E. min.φ300 max . φ 3 2 0 B.E. min.φ280 max . φ 3 4 0

S. Kaneko Lab.

修了制作

Type:A No-2 L=760 T.E. min.φ340 max . φ 3 6 0 B.E. min.φ340 max . φ 3 6 0

kansuke ito

Type:A No-3 L=1,200 T.E. min.φ320 max . φ 3 6 0 B.E. min.φ360 max . φ 3 8 0

Type:A No-4 L=2,550 T.E. min.φ360 max . φ 3 8 0 B.E. min.φ360 max . φ 3 8 0

Type:A No-5 L=2,400 T.E. min.φ240 max . φ 2 6 0 B.E. min.φ280 max . φ 3 4 0

2023.05.18

Type:A No-6 L=2,450 T.E. min.φ360 max . φ 3 8 0 B.E. min.φ400 max . φ 5 0 0

P

2

Graduate Studies

Type:B No-1 L=2,600 T.E. min.φ680 max . φ 7 2 0 B.E. min.φ800 max . φ 9 0 0

S. Kaneko Lab.

修了制作

Type:B No-2 L=2500 T.E. min.φ600 max . φ 7 0 0 B.E. min.φ660 max . φ 7 6 0

kansuke ito

Type:B No-3 L=3,150 T.E. min.φ440 max . φ 5 2 0 B.E. min.φ560 max . φ 6 0 0

Type:B No-4 L=2,550 T.E. min.φ640 max . φ 6 8 0 B.E. min.φ640 max . φ 6 8 0

2023.05.18

Type:B No-5 L=1,750 T.E. min.φ580 max . φ 6 0 0 B.E. min.φ580 max . φ 6 0 0

P

3

Graduate Studies

Type:C No-1 L=2,000 T.E. min.φ300 max . φ 3 0 0 B.E. min.φ300 max . φ 3 0 0

S. Kaneko Lab.

修了制作

Type:C No-2 L=1,450 T.E. min.φ300 max . φ 3 0 0 B.E. min.φ280 max . φ 3 2 0

kansuke ito

2023.05.18

Type:C No-3 L=2,200 T.E. min.φ320 max . φ 3 2 0 B.E. min.φ320 max . φ 3 2 0

P

4

Graduate Studies

Type:D No-1 L=500 T.E. min.φ150 max . φ 1 5 0 B.E. min.φ150 max . φ 1 5 0

S. Kaneko Lab.

修了制作

Type:D No-2 L=500 T.E. min.φ200 max . φ 2 0 0 B.E. min.φ200 max . φ 2 0 0

kansuke ito

Type:D No-3 L=1,000 T.E. min.φ250 max . φ 2 5 0 B.E. min.φ250 max . φ 2 5 0

Type:D No-4 L=1,000 T.E. min.φ300 max . φ 3 0 0 B.E. min.φ300 max . φ 3 0 0

Type:D No-5 L=1,500 T.E. min.φ350 max . φ 3 5 0 B.E. min.φ350 max . φ 3 5 0

2023.05.18

Type:D No-6 L=1,500 T.E. min.φ400 max . φ 4 0 0 B.E. min.φ400 max . φ 4 0 0

P

5

Graduate Studies

修了制作

2023.05.18

kansuke ito

Type:A No-1 L=500 T.E. min.φ300 max . φ 3 2 0 B.E. min.φ280 max . φ 3 4 0

Type:A No-2 L=760 T.E. min.φ340 max . φ 3 6 0 B.E. min.φ340 max . φ 3 6 0

Type:A No-3 L=1,200 T.E. min.φ320 max . φ 3 6 0 B.E. min.φ360 max . φ 3 8 0

Type:A No-4 L=2,550 T.E. min.φ360 max . φ 3 8 0 B.E. min.φ360 max . φ 3 8 0

Type:A No-5 L=2,400 T.E. min.φ240 max . φ 2 6 0 B.E. min.φ280 max . φ 3 4 0

Type:B No-1 L=2,600 T.E. min.φ680 max . φ 7 2 0 B.E. min.φ800 max . φ 9 0 0

Type:B No-2 L=2500 T.E. min.φ600 max . φ 7 0 0 B.E. min.φ660 max . φ 7 6 0

Type:B No-3 L=3,150 T.E. min.φ440 max . φ 5 2 0 B.E. min.φ560 max . φ 6 0 0

Type:B No-4 L=2,550 T.E. min.φ640 max . φ 6 8 0 B.E. min.φ640 max . φ 6 8 0

Type:B No-5 L=1,750 T.E. min.φ580 max . φ 6 0 0 B.E. min.φ580 max . φ 6 0 0

Type:C No-1 L=2,000 T.E. min.φ300 max . φ 3 0 0 B.E. min.φ300 max . φ 3 0 0

Type:C No-2 L=1,450 T.E. min.φ300 max . φ 3 0 0 B.E. min.φ280 max . φ 3 2 0

Type:C No-3 L=2,200 T.E. min.φ320 max . φ 3 2 0 B.E. min.φ320 max . φ 3 2 0

Type:D No-1 L=500 T.E. min.φ150 max . φ 1 5 0 B.E. min.φ150 max . φ 1 5 0

Type:D No-2 L=500 T.E. min.φ200 max . φ 2 0 0 B.E. min.φ200 max . φ 2 0 0

Type:D No-3 L=1,000 T.E. min.φ250 max . φ 2 5 0 B.E. min.φ250 max . φ 2 5 0

Type:D No-4 L=1,000 T.E. min.φ300 max . φ 3 0 0 B.E. min.φ300 max . φ 3 0 0

Type:D No-5 L=1,500 T.E. min.φ350 max . φ 3 5 0 B.E. min.φ350 max . φ 3 5 0

Type:A No-6 L=2,450 T.E. min.φ360 max . φ 3 8 0 B.E. min.φ400 max . φ 5 0 0

Type:D No-6 L=1,500 T.E. min.φ400 max . φ 4 0 0 B.E. min.φ400 max . φ 4 0 0

※

S. Kaneko Lab.

L=length/ 長さ T.E.= Tip End/ 末口 B.E.= Bottom End/ 元口

P

6

Graduate Studies

修了制作

kansuke ito

2023.05.25

Wood Conversion- A [Timber] 大引 (���x���) No-�

間柱 (���x��) No-�

貫板 (��x��) No-�

桟木 (��x��) No-�

胴縁 (��x��) No-�

貫板 (��x��) No-�

桟木 (��x��) No-�

胴縁 (��x��) No-�

貫板 (��x��) No-�

桟木 (��x��) No-�

胴縁 (��x��) No-�

貫板 (��x��) No-�

桟木 (��x��) No-�

胴縁 (��x��) No-�

貫板 (��x��) No-�

桟木 (��x��) No-�

胴縁 (��x��) No-�

貫板 (��x��) No-�

桟木 (��x��) No-�

胴縁 (��x��) No-�

間柱 (���x��) No-�

大引 (���x���) No-�

間柱 (���x��) No-�

間柱 (���x��) No-�

S. Kaneko Lab.

P

7

Graduate Studies

S. Kaneko Lab.

修了制作

kansuke ito

2023.05.25

P

8

Graduate Studies

修了制作

Wood Conversion- A [Timber]

kansuke ito

2023.05.25

Wood Conversion- B [Flooring]

Source : https://woodplaza.or.jp/products/products-����/

S. Kaneko Lab.

P

9

Graduate Studies

S. Kaneko Lab.

修了制作

kansuke ito

2023.05.25

P

10

Graduate Studies

S. Kaneko Lab.

修了制作

kansuke ito

2023.05.25

P

11

Graduate Studies

修了制作

kansuke ito

2023.06.01

���

-��

���

蓄 積 ( 十 万 m �)

人工林 ��％

-��

カラマツ

針葉樹計

���

�

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エゾマツ類

ミズナラ

シナノキ

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天然林 ��%

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カンバ類

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トドマツ

その他

���

蓄 積 の 変 化 ( 百 万 m �)

ニレ類

����

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天然林

����

����

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����

人工林

����

����

����

その他

図 � 北海道の天然林と人工林の木の量の変化

S. Kaneko Lab.

ヤチダモ

����

合計

図�

イタヤ類

ブナ

ハリギリ

カツラ

広葉樹計

����-���� 年の北海道の木の種類別の量の変化

���

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面積 ( 千 ha)

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齢級

��

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�� 以上

図 � 北海道の齢級 (� 年ごと ) の人工林の面積

P

12

Graduate Studies

Type:A ニオイヒバ / 匂檜葉 Scientific Name: Family Name: Distribution: Specific gravity: Height: Diameter:

修了制作

※ヒバ Thuia occidentalis Linn. ヒノキ科 ( クロベ属 ) 常緑針葉樹 北アメリカ北部からカナダ 0.37-0.52 15-20m 100-150cm

2023.06.01

kansuke ito

性質 人工乾燥 : 加工性 : 保存性 : 割裂性 : 表面仕上 :

容易 容易 高い 容易 良好

耐久性が高く水にも強い、針葉樹の良材。アスナロの名でも知られる木。

※ヒバ

概要 ヒノキアスナロはアスナロの変種で日本のみ自生する。林業上、両者を「ヒバ」と呼ぶ。ヒノキアスナロはアスナロより分布域 が北方で、渡島半島南部を北限、日光付近を南限とする。耐陰性が強く、暗い林内でも実生や伏状による更新を行う。昔から東北 や北陸地方では建築材として重用されており、平泉の金色堂はヒバ材が大量に使われている。道内に自生するヒノキ科の樹種では 唯一の高木。道内での蓄積は �� 万 m� ほど。小規模ながら樹下植栽を主体に更新が図られている。

生態・形態 高さ ��m、太さ �m 近くになる。樹冠はきれいな円錐形。樹皮は紫褐色から灰褐色で、縦に浅くて長い裂け目ができ繊維状に 薄くはげる。はげた樹皮は樹幹上に残る。枝はわん曲する。葉は光沢のある緑色で、鱗片状。十字対生に密生する。葉の裏は白い 気孔線が目立つ。

心材は淡黄色、辺材は黄白色で、色の差が少なく心材・辺材の境は不明瞭である。通常では、年輪の幅が狭くはっきり見えない。 ほぼ真っすぐな木目で、目が詰んでいる。年輪内の細胞の形の違いが小さく肌目は精とされる。材の木理は通直。均質で仕上がり の 良 い 上 品 な 材 面 と な り 、古 来 高 級 材 と さ れ る 。 針 葉 樹 の う ち で は 軽 軟 と さ れ る が 強 度 は あ る 。 切 削 で も ロ ク ロ で も 加 工 し や す い 。 ヒノキチオール等の成分による独特の強い香気があり耐久性や保存性が高い。材中に抗菌成分を持つヒノキ科樹種のうちでも特に 保存性が高く、耐久性や耐水性、耐蟻性が高い。建築土台とするのに防腐処理がいらない、総ヒバ造りの家には蚊も入らない、と まで言われる。

主な用途 建築内・外装、フローリング、土木、家具、建具、器具、風呂桶、漆器木地など用途は広い。水湿に耐えることでは、ヒノキに まさるとされ、強度が大きく保存性が高いので、土台、根太によく使われる。浴槽や風呂桶などの、水回りに使う材などがある。 ヒノキが生えていない東北地方では、仏像の素材にも重用された。産地近くではヒバの柱にこだわる民家も多いと言う。古くは、 松前城や中尊寺などの大建築物に使われた。橋梁材にも適した。精油は、防腐・防虫目的の食品添加物や養毛剤等の原料となる。

Source : https://www.hro.or.jp/list/forest/research/fpri/gijutsujoho/doumoku-db/doumoku/hiba/hiba.htm 西川栄明 (����).『種類・特徴から材質・用途までわかる 樹木と木材の図鑑ー日本の有用種 ���』. 株式会社 創元社 .

S. Kaneko Lab.

木口面

板目面

柾目面

P

13

Graduate Studies

修了制作

性質

Type:B+C トドマツ / 椴松 Scientific Name: Family Name: Distribution: Specific gravity: Height: Diameter:

2023.06.01

kansuke ito

Abies sachalinensis マツ科 ( モミ属 ) 常緑針葉樹 北海道 0.32-0.48 20-30m 50-60cm

人工乾燥 : 加工性 : 保存性 : 割裂性 : 表面仕上 :

容易 容易 低い 大 中庸

北海道で最も多く生えているポピュラーな木。材はあらゆる用途に利用される。

概要 エゾマツと共に北海道を代表する針葉樹。植林が盛んに行われてきたこともあって北海道で最も多く生えている木である。地域 によるが、海岸近くから高標高まで分布し、道内の山地や林の中の多くではエゾマツなどの針葉樹、ミズナラなどの広葉樹と共に 針広混交林を形成する。北海道において最も蓄積の多い樹種であり、人工林、天然林あわせて道内総蓄積の ��%、針葉樹蓄積の ��% を占める。人工林は �� 万 ha ほどあり、道内人工林面積の約 � 割を占める。マツ科に属するが、モミの仲間である。

生態・形態 真っすぐな木目で、年輪がはっきりしている。心材と辺材の区別はつかず、全体的に白色に近いクリーム色をしている。材質は 軽 く て 柔 ら か く 、切 削 加 工 や 鉋 掛 け は や り や す い 。ロ ク ロ 加 工 に は 不 向 さ だ が 、切 削 や 鉋 掛 け な ど の 加 工 は し や す い 。モ ミ と 同 様 に 、 匂いは特に感じない。樹皮は灰白色で、ほぼ滑らか。樹齢を重ねても避けることはほとんどない。ただし、厳冬期、縦に長く凍裂 することがある。あまり保存性はよくないが、北海道では一般用材としてあらゆる用途に使われてきた。

高 さ � � m 、太 さ � � c m ほ ど に な る 。 枝 は � 、� 本 が 輪 生 状 に ほ ぼ 水 平 か や や 斜 め 上 に 出 る 。 耐 陰 性 が 強 く 、葉 の 寿 命 は � 年 程 度 。 植物学上は球果の形態変異からアカトドマツ（北東部に多い）とアオトドマツ（南西部に多い）に分けられるが、連続的な変異で あり明確な分布域の区分はできない。材利用上の区分点もない。ただし、寒風害・雪害・一部病害に対する抵抗性等に産地間差が 見られることから、北海道では造林用苗木の需給区分（移動規制）の対象となっている。 エゾマツとの見分け方は容易で、薬を触ってみるとすぐわかる。トドマツの葉先は丸いので、触った時に痛くない。エゾマツは 葉先が尖っており触ると痛い。トドマツの球果 ( 松ぼっくり ) は上に向いて枝につく。熱して種子を散布すると球果はバラバラに 分解してしまうので、松ぼっくりの形で地面に落ちない。

主な用途 建築材料、パルプ材が主体である。土木用材、器具材、包装用材としても一般的で、以前は魚箱としての使用が多く、白い色が 好 ま れ た こ と か ら 卒 塔 婆 （ そ と ば ）、 お 棺 の 材 料 に も よ く 使 わ れ た 。 桶 や 浴 槽 の よ う に そ れ ほ ど 適 し て い る と は 思 え な い も の に も 使用された。クリスマスツリーや門松にも利用される。最近では燃料（ペレット）使用も増えている。生産される丸太のほとんど が道内で加工される。北海道では、昔からエゾマツとともに建築の主材料として使われ、本州のスギ、ヒノキのように取り扱われ てきた。日本産のモミ類の中で建築の主材料として扱われているのはトドマツにほぼ限られる。

木口面

Source : https://www.hro.or.jp/list/forest/research/fpri/gijutsujoho/doumoku-db/doumoku/todomatu/todomatu.htm 西川栄明 (����).『種類・特徴から材質・用途までわかる 樹木と木材の図鑑ー日本の有用種 ���』. 株式会社 創元社 .

S. Kaneko Lab.

板目面

柾目面

P

14

Graduate Studies

修了制作

Type:D カラマツ / 唐松 , 落葉松 Scientific Name: Family Name: Distribution: Specific gravity: Height: Diameter:

Larik kaempferi マツ科 ( カラマツ属 ) 落葉針葉樹 北海道 ( 造林 ) 0.45-0.60 15-30m 50-100cm

2023.06.01

kansuke ito

性質 人工乾燥 : 加工性 : 保存性 : 割裂性 : 表面仕上 :

容易 中庸 中庸 大 不良

黄葉が美しく、落葉する針葉樹。材は暴れやすいが、乾燥技術の進歩で克服された。

概要 カラマツは日本に自生する針葉樹の中で、唯一落葉する木である。秋には黄葉しその後散ってしまうことから、ラクヨウショウ ( 落葉松 ) とも呼ばれる。高標高や寒冷によく耐え、成長が早く火山灰地や溶岩地など劣悪な土壌にも生育し、乾燥にも強いため、 北海道や東北において、第二次大戦後の復興造林によく使われた。���� 年現在の面積は全国で約 ��� 万 ha である。北海道では 現在、一般民有林を主体に総人工林面積の約 ��%、�� 万 ha がカラマツ林となっている。� ～ �� 齢級の林分が多く、全体の約 ��% を占める。蓄積は、北海道の総人工林蓄積の ��％、�,��� 万 m� である。針葉樹のなかでは最も進化した種とされる。木目 の細かさが際立つ天然林材 ( 天カラ ) は現在、入手することが難しい。材としては天然林材と人工林材ではかなりの質の差がある。 樹齢を重ねた天然林材は、目が細かく硬さもあり良材として建築材に重用された。現在、���� 年代に植えた木の伐期を迎えて盛 んに伐採が行われ、材に加工されている。植林が追い付かず、将来のカラマツ材の供給が危惧される状況だ。 生態・形態 寿 命 は お よ そ � � � 年 。幹 は 通 直 で 高 さ � � m 、直 径 � m ほ ど に な る 。樹 皮 は 灰 褐 色 で 、古 く な る と 網 目 状 ま た は う ろ こ 状 に 縦 に 裂 け 、 長めの鱗（りん）片となってはがれ落ちる。鱗片のはがれた樹皮は赤みが強い。主枝はほぼ水平に伸びあまり太くならない。先へ 行くと小枝が垂れ下がる。 春～夏期と秋期とでは形成される細胞の形態が大きく違うことから年輪がはっきりしている。肌目は粗めとされる。辺材、心材 の色の違いがはっきりしており、辺材は黄白色、心材は褐色で年数を経て大径になるほど色の深みが増す。割裂性は良いが、針葉 樹材としては重厚で硬く加工しにくい部類に入れられる。仕上がり面も粗くなりやすいとされる。強度は優れているが、樹心近く では外側に比べて劣る。腐朽菌への抵抗性は中庸だが、水中での耐久性は高いとされる。

属 名「 L a r i x 」は 樹 脂 の 意 味 で 、未 乾 燥 材 か ら は ヤ ニ が し み 出 る こ と が あ る 。 幹 の 中 心 か ら 数 年 輪 は 材 の 繊 維 傾 斜 度 が 大 き い の で 、 心持ち材では適正な乾燥を施さなければ割れや狂いが出ることがある。乾燥させて脱脂した材はほとんど匂いを感じない。人工林 材 で は ヤ ニ や 節 が 多 い 、ね じ れ や す く 暴 れ る な ど の イ メ ー ジ が 強 か っ た が 、人 工 乾 燥 の 技 術 が 進 み 、集 成 材 な ど の 需 要 が 増 え て い る 。 主な用途 建築材、パルプ材、梱包・輸送用材、土木材、合板用材、家具材、工芸材などとして広く使われる。戦後は炭鉱の坑木、その後 は梱包材の需要が多かった。近年では乾燥技術が進み、集成材や合板などの用途に広がっている。間伐材は耐水性や強度が必要で あ っ て も 見 栄 え を 必 要 と し な い 場 面 で よ く 使 わ れ た 。 住 宅 建 築 で は 、土 台 ま わ り な ど 表 に 出 な い 部 材 と し て の 扱 わ れ 方 を し て き た 。 北 海 道 に お け る 用 途 は 、エ ゾ マ ツ・ト ド マ ツ 材 の 色 の 白 さ に 慣 れ 親 し ん で き た こ と で 、最 近 ま で 梱 包・輸 送 用 か パ ル プ 用 が 主 体 で あ っ た。しかし昨今、乾燥技術の進歩により、欠点の少ない製材品や加工品が流通するとともに、狂わない集成材の利用が一般化する ようになり、カラマツ材への評価やし好性は上向いてきた。カラマツ材を内・外装にふんだんに取り入れた住宅が道内全域で見ら れるようになった。端材等のペレット燃料化、チップの農業用暗渠 ( あんきょ ) 疎水材・家畜敷料利用も行われている。

Source : https://www.hro.or.jp/list/forest/research/fpri/gijutsujoho/doumoku-db/doumoku/karamatu/karamatu.htm 西川栄明 (����).『種類・特徴から材質・用途までわかる 樹木と木材の図鑑ー日本の有用種 ���』. 株式会社 創元社 .

S. Kaneko Lab.

木口面

板目面

柾目面

P

15

Graduate Studies

Type:A ニオイヒバ / 匂檜葉

※ヒバ

Type:B+C トドマツ / 椴松

Type:D カラマツ / 唐松 , 落葉松

S. Kaneko Lab.

修了制作

kansuke ito

建築外装

建築内装

構造用合板

構造用集成材

建築構造材

浴槽

風呂桶

精油

ペレット

チップ (パルプ)

建築外装

建築内装

構造用合板

構造用集成材

建築構造材

浴槽

風呂桶

精油

ペレット

チップ (パルプ)

建築外装

建築内装

構造用合板

構造用集成材

建築構造材

浴槽

風呂桶

精油

ペレット

チップ (パルプ)

建具用材

家具用材

器具用材

2023.06.08

包装用材

土木用材

その他 ( 仏像 , お棺 , 門松 , 卒塔婆 , クリスマスツリー )

建具用材

家具用材

器具用材

包装用材

土木用材

その他 ( 仏像 , お棺 , 門松 , 卒塔婆 , クリスマスツリー )

建具用材

家具用材

器具用材

包装用材

土木用材

その他 ( 仏像 , お棺 , 門松 , 卒塔婆 , クリスマスツリー )

Source : https://www.hro.or.jp/list/forest/research/fpri/gijutsujoho/doumoku-db/doumoku/doumoku-index.htm 西川栄明 (����).『種類・特徴から材質・用途までわかる 樹木と木材の図鑑ー日本の有用種 ���』. 株式会社 創元社 .

P

16

Graduate Studies

修了制作

kansuke ito

2023.06.08

外樹皮 コルク形成層 師部 ( 内樹皮 ) 維管束形成層 木部 ( 辺材 ) 木部 ( 芯材 ) Source : http://www.mizukino-chonaikai.org/Shizen/����/��������Mizukino-no-shizen��.pdf

S. Kaneko Lab.

P

17

B’

Graduate Studies

修了制作

kansuke ito

2023.06.22

8,270 Y9 300 Y8

910 Y7

2,695 x 1,820

2,730 x 1,820

2,695 x 1,820

910 Y6

910

Turnbuckle Brace [Y-2]

Turnbuckle Brace [Y-4]

A Y5

A’

Turnbuckle Brace [X-4]

Turnbuckle Brace [X-2]

6,670

910

105 x 105

Y4

910 Y3

Turnbuckle Brace [X-1]

Turnbuckle Brace [X-3]

910

Turnbuckle Brace [Y-1]

Turnbuckle Brace [Y-3]

Y2

910

S. Kaneko Lab.

75 X1

420 X2

455 X3

455 X4

455 X5

455 X6

455 X7

455 X8

455 X9

455 X10

455 X11

B

Y1

455 X12

455 X13

455 X14

455 X15

455 X16

455 X17

455 X18

札幌市立大学 �� 周年記念 休憩施設 平面図

420 X19

75 X20

S=�:��

X21

P

18

Graduate Studies

修了制作

2023.06.22

kansuke ito

8,285

462

53 45 214＊ 150 45 x 45 38 x 214＊ 105 x 150

2,050

1,985

Turnbuckle Brace [X-4]

Turnbuckle Brace [X-2] 2,730 x 2,200

Turnbuckle Brace [Y-2]

Turnbuckle Brace [Y-4]

18 65 150 968

800 150 50 150 75

A

S. Kaneko Lab.

X1

420 X2

455 X3

455 X4

455 X5

455 X6

455 X7

455 X8

455 X9

455 X10

455 X11

455 X12

455 X13

455 X14

455 X15

455 X16

455 X17

455 X18

札 幌 市 立 大 学 � � 周 年 記 念 休 憩 施 設 A - A ’断 面 図

420 X19

75 X20

S=�:��

X21

A’

P

19

Graduate Studies

修了制作

2023.06.22

kansuke ito

478

53 45 230 150

45 x 45

105 x 150

Turnbuckle Brace [X-2]

2,050

1,985

Turnbuckle Brace [X-1]

1,820 x 2,200

18 65 150 968

800 150 50 150 910

B

S. Kaneko Lab.

Y1

910 Y2

910 Y3

910 Y4

910 Y5

910 Y6

910 Y7

300 Y8

Y9

札 幌 市 立 大 学 � � 周 年 記 念 休 憩 施 設 B - B ’断 面 図

B’

S=�:��

P

20

Graduate Studies

修了制作

2023.06.22

21

kansuke ito

17 10 5 0

12

[B] 5

21.9

21.9

[B]

50

0

12 5

r=6

.5

19

19

25

50

25

r=5

5

.5

r=7

2 18

.5

0

r=9

18

.5(

r=5

.5

[A]

50

27

9.0

.5

) 14

r=7 .5

5

27 50 16

0

60

[C]

[B]

.5

r=6 .5 r=1 2

0

50 5

90

50

10 0

65

0

[C]

63

0

1 8 9

10

19

16

8

[A]

[A]

[C]

M12 六角ナット

1 8

7

[B]

M12 六角ボルト + M12 ワッシャー

21.9

[A]

M12 袋ナット + M12 ワッシャー

5

45

50

S. Kaneko Lab.

P

21

Graduate Studies

修了制作

kansuke ito

2023.06.22

製作できそうなものリスト

・アプローチ階段 ・フローリング ・個人作業スペース ( 半屋外アトリエ ) →スツールやデスク等 →簡易的な壁面 ( 可動式 ?) →簡易的な照明 ( 木製シェード )

S. Kaneko Lab.

P

22

Graduate Studies

S. Kaneko Lab.

修了制作

kansuke ito

2023.06.22

P

23

Graduate Studies

No.�

修了制作

kansuke ito

2023.06.29

No.�

No.�

No.�

No.��

No.��

No.�� C

S. Kaneko Lab.

No.��

No.�� No.�

No.�

No.�

No.�

No.�

C’

P

24

Graduate Studies

修了制作

2023.06.29

kansuke ito

構

造

構

造

構 垂

造

木

垂

木

垂

木

梁 梁

柱

梁

(��

�x

梁

��

�)

ス

梁

ラ

ブ

接

ブ

レ

合

S. Kaneko Lab.

レ

金

物

(梁

)

接

合

金

物

(柱

ー

ス

ー

ス

(X)

ブ

(t=

A(�

��

x�

B(

��

�x

��

C(

��

�x

D(

��

E(�

垂 �x

木

-)

A(�

�x

B(

��

x�

C(

��

x�

D(

��

x�

�)

用

合

板

A(t

用

合

板

B(

用

合

板

C(

t=�

�)

t=�

�)

=�

�)

�)

�)

��

)

x-)

��

�)

�)

��

)

��

�)

(Y)

)

P

25

Graduate Studies

修了制作

kansuke ito

2023.06.29

No.�

No.� Flooring/Fabric Wall No.� フローリング / ファブリック

S. Kaneko Lab.

P

26

Graduate Studies

修了制作

kansuke ito

No.�

2023.06.29

No.�

No.� Approach Sleeper, No.� Approach Stairs No.� アプローチ枕木 , No.� アプローチ階段

S. Kaneko Lab.

P

27

Graduate Studies

修了制作

No.�

kansuke ito

No.�

2023.06.29

No.�

No.� Desk A, No.� Desk B, No.� Desk C No.� デスク A, No.� デスク B, No.� デスク C

S. Kaneko Lab.

P

28

Graduate Studies

修了制作

kansuke ito

No.�

No.�

No.�

2023.06.29

No.��

No.� Bench A, No.� Bench B, No.� Bench C, No.�� Stool No.� ベンチ A, No.� ベンチ B, No.� ベンチ C, No.�� スツール

S. Kaneko Lab.

P

29

Graduate Studies

修了制作

No.��

kansuke ito

No.��

No.��

2023.06.29

No.��

No.�� Partition + Private Room, No.�� Mini Rack, No.�� Bird Feeder, No.�� Ceiling Light No.�� 間仕切り + 個室 , No.�� ミニラック , No.�� バードフィーダー , No.�� シーリングライト

S. Kaneko Lab.

P

30

Graduate Studies

修了制作

kansuke ito

2023.06.29

8,285

462

53 45 214＊ 150

2,050

1,985 18 65 150

968

800 150 50 150 75

C

S. Kaneko Lab.

X1

420 X2

455 X3

455 X4

455 X5

455 X6

455 X7

455 X8

455 X9

455 X10

455 X11

455 X12

455 X13

455 X14

455 X15

455 X16

455 X17

455 X18

札 幌 市 立 大 学 � � 周 年 記 念 休 憩 施 設 C - C ’断 面 図

420 X19

75 X20

S=�:��

X21

C’

P

31

Graduate Studies

[a-�

修了制作

2023.07.13

木材 ]

ヒバ集成材 (���×���)

[a-�

kansuke ito

WW 集成材 (���×���)

SPF 材 (��×���)

垂木材 (��×��)

構造用合板 (t=��)

金属 ]

鋼製ブレース (φ��)

ボルト・ナット (M��)

梁受金物

柱脚金物

屋根鋼板

[a-� その他 ]

コンクリート (Fc=��N/mm�)

S. Kaneko Lab.

スタイロフォーム (t=��)

P

32

Graduate Studies

修了制作

2023.07.13

kansuke ito

[b-� 断面 ] S=�:�

��×��� ( 柱ラミナ )

��×��� ( 梁ラミナ )

��×�� ( 枠材 )

���×��� ( 柱脚 )

���×��� (柱)

���×��� (梁)

φ�� ( ボルト・ナット )

φ�� ( ブレース )

φ�� ( Pコ ン 跡 )

φ��� ( 端部金物 )

�( 目地 : 幅 + 金物 : 厚 ) ��( 柱脚 : 高 ) ��( ピッチ )

���( 基礎 : 厚 + 梁せい ) ���( 垂木 : 高 ) ���( ピッチ ) ���( ピッチ ) ���( ピッチ )

[b-� 長さ ] S=�:��

�,���( 梁 -X: 長 ) �,���( スパン X) �,���( 柱 : 高 )

� , � � � ( C H ) ※土間 - 梁上端

�,���( ブレース -X: 長 ) �,���( 梁 Y- 外 : 長 ) �,���( 梁 Y- 内 : 長 )

�,���( スパン Y- 外 ) �,���( スパン Y- 内 )

�,���( ブレース -Y: 長 ) �,���( 土間 X: 幅 ) �,���( 垂木 : 長 )

�,���( 土間 Y: 幅 )

S. Kaneko Lab.

P

33

Graduate Studies

修了制作

2023.07.13

kansuke ito

No.��

No.�

No.��

No.�

No.�

No.�

No.��

No.� No.��

No.�

S. Kaneko Lab.

No.�

No.�

No.�

No.��

P

34

Graduate Studies

修了制作

kansuke ito

札幌市立大学 �� 周年記念 休憩施設 詳細断面図

天井：構造用合板 (t=��)

屋根下地：スタイロフォーム (t=��)

2023.07.13

S=�:�

屋根：屋根鋼板

枠材：垂木材 (��×��)

垂 木 ： S P F 材 ( � � × � � � ＊)

梁：WW 集成材 (���×���)

S. Kaneko Lab.

P

35

Graduate Studies

修了制作

kansuke ito

2023.09.27

No.��

No.��

No.�

No.�

No.�

S. Kaneko Lab.

No.��

P

36

Graduate Studies

修了制作

kansuke ito

2023.10.06

[MT-���]

Wood Moisture Tester/ 木材水分計

S. Kaneko Lab.

P

37

Graduate Studies

S. Kaneko Lab.

修了制作

kansuke ito

2023.10.06

P

38

Graduate Studies

修了制作

2023.10.20

kansuke ito

Approach Stairs for Pavilion SPF: 45x60x3,640 Abies sachalinensis: t30 Aluminum Flat Bar: t2 Bolt,Nut,Washer: M12 1,815

805[45x60x3] 725[45x60x4] 455[45x60x8] 450[45x60x2] 240x910[t30x8] Bolt L200[M12x16] Nut[M12x16]

390[45x60x2] 320[45x60x2] 210[45x60x2] 100[45x60x2] 20x910[t2x4] Plain Washer[M12x32] Spring Washer[M12x16]

Top

Isometric

Front

Side

S=1 : 10

0

100

200 300mm

910

730

Rise 180

730

Pavilion

G.L.

S. Kaneko Lab.

P 910

1,815

39

Graduate Studies

修了制作

2023.10.27

kansuke ito

Pillar

2,400

Flooring for Pavilion Abies sachalinensis: t30 Aluminum L-Angle: t2 130-270x2,400-975[t30x13] L-Angle L518[t2x1] L-Angle L1,445[t2x1] L-Angle L2,212[t2x1]

Pillar

Top

Front 2,400

S. Kaneko Lab. W：230

39

F.L.

W：150

W：210

W：125

W：220

W：145

W：250

W：205

2,400

W：270

W：130

W：220

W：210

W：215

Isometric

S=1 : 10

0

100

200 300mm

P

40

Graduate Studies

修了制作

2023.11.10

kansuke ito

125

Louver for Pavilion

2,580 Pillar

Pillar

Abies sachalinensis: t30 Abies sachalinensis: t45 Thuja occidentalis: t45 2×4: L3,640 5-55x2,185[t30x17] 11-72x2,185[t45x8] Top

Front

3-87x2,185[t45x8] L2,580[2×4x2]

Isometric

S=1 : 10

0

100

200 300mm

2,185 F.L.

S. Kaneko Lab.

P 2,580

41

Graduate Studies

修了制作

2023.11.17

kansuke ito

Table for Pavilion Abies sachalinensis: 105〼 Thuja occidentalis: 45〼 Thuja occidentalis: t42 Thuja occidentalis: t60 Bolt, Nut, Washer: M12

Stools Created for a Class Assignment Class: Furniture Interior Design

2,275

596[105〼x4] 2,135[45〼x1] Bolt L190[M12x2] Bolt L130[M12x4] Nut[M12x6]

363x105[t42x2] 2,275x472[t60x1] Plain Washer[M12x12] Spring Washer[M12x6]

Natural Wood Finishing

Top

Isometric

Front

Side

S=1 : 10

0

100

200 300mm

485

677

677

Average Chair Seat Height: 397

F.L.

S. Kaneko Lab. 485

P 2,275

42

Graduate Studies

修了制作

kansuke ito

Stool for Pavilion

2023.11.24

Stool for Pavilion

243

Abies sachalinensis: 105〼 Thuja occidentalis: t21 Bolt, Nut, Washer, Spacer: M12

243

386[105〼x4] Bolt L240[M12x4] Nut[M12x4] Spacer[M12x4] Type A

Natural Wood Finishing

210x210[t21x1] Plain Washer[M12x8] Spring Washer[M12x4]

Top

Isometric

Front

Side

S=1 : 10 Type B 0

100

200 300mm

397

397 F.L. 243

S. Kaneko Lab.

243

P

43

Graduate Studies

修了制作

2023.12.01

kansuke ito

Ceiling Light for Pavilion Thuja occidentalis: t30 Thuja occidentalis: 45〼 Needle-leaved Tree Plywood: t9

105

1,125x30-52.5[t30x2] 1,107[45〼x1] 87[45〼x2] 25[45〼x2]

1,125

Top

Isometric

Front

Side

129x1,125[t9x2] 87x1,125[t9x1] 87x120[t9x2]

S=1 : 10

0

100

200 300mm

Natural Wood Finishing

150

150 1,125

S. Kaneko Lab.

105

P

44

Graduate Studies

修了制作

kansuke ito

2023.12.08

Birdhouse for Pavilion 128

Abies sachalinensis: 105〼 Abies sachalinensis: t26-37 23[105〼x1] 432[105〼x1]

168 Pillar

Natural Wood Finishing

Top

Isometric

Front

Side

S=1 : 10

0

100

200 300mm

455

455 168

S. Kaneko Lab.

105x282[t26x1] 105x282[t34x1] 105x282[t37x1]

122

P

45

Graduate Studies

修了制作

kansuke ito

2023.12.15

Table Tray for Pavilion

173

173

280

Thuja occidentalis: t30 Abies sachalinensis: t30

173

Type A

107

Type B

Type C

173

107

280

Top

Isometric

Front

Side

S=1 : 10

0

100

200 300mm

29

173

27

173

27

29

27

27

F.L.

173x280[t30x1] 173x173[t30x1] 107x173[t30x1]

173

173

Bookstand for Pavilion 107 100

Thuja occidentalis: t30 Abies sachalinensis: t30

100

107x172[t30x1] 107x172[t30x1]

172

172

Top

Isometric

Front

Side

S=1 : 10

0

100

200 300mm

F.L. 100

S. Kaneko Lab.

100

107

P

46

Graduate Studies

修了制作

kansuke ito

木材の乾燥工程

木材は時間が経過するとともに水分が蒸発し、収縮する。乾燥の工程を経ていない材のサイズは大きく変化する。 乾燥の工程を経ることで折れや曲がりに強くなる。また、腐朽菌 ( ふきゅうきん ) の発生を抑えることができる。

2023.12.29

木材の含水率の表し方 ( 乾量基準 )

完全に乾いた木材の重量 ( 全乾重量 ) に対して、含まれている水分の重量割合を示す。 このため、���％の値を越えることがある。 ( 単純に水分の含まれている率を示す方法は「湿量基準」と呼ばれる )

木部 ( 辺材 )

辺材には水分が多く含まれる。 主に水を通すのは外側の部分のみ。 木材の重量

( 水分を含んだ木材の重量 )

木部 ( 心材 ) 細胞部分の拡大

ex.

主に心材には水分が少ない。 スギは代表的な例外である。

��kg

全乾重量

＝

木材中の水分の重量

( 完全に乾いた木材の重量 )

ex.

��kg

+

ex.

��kg

木材の含水率 ＝ 木材中の水分の重量 ÷ 全乾重量 × ��� ex.

内腔

���％

＝

ex.

��kg

÷

ex.

��kg × � � �

多くの細胞は死滅し、内部は空洞になっている。

自由水

内腔を通過する、液体状の水。 含水率約 ��% 以上の状態でのみ存在する。

樹種

細胞壁

トドマツ

内腔を取り囲んでいる、細胞の壁。

結合水

針葉樹の生材平均含水率

細胞壁の小さな隙間に入り込んだ、分子状の水。

カラマツ ヒノキ

辺材 (％)

心材 (％)

���

��

���.� ���.�

��.�

��.�

※生材：原木から製材したばかりの材

Source : http://www.mizukino-chonaikai.org/Shizen/����/��������Mizukino-no-shizen��.pdf

S. Kaneko Lab.

P

47

修了制作

ある 飽和

結合水

しない

縮

繊 維 飽 和 点 ※�( 約 � � % )

なし

なし

平 衡 含 水 率 ※�( 約 � � % )

半分程度

飽和

しない

�.�-�.�%

半年 -� 年程度

天然乾燥：

乾燥期間

� 週間程度

人工乾燥：

※�

自由水が消失した時の木材の含水率で、細胞壁が結合水で満たされている状態。 全ての木材で、含水率約 ��％の状態が繊維飽和点に値する。 繊維飽和点を境界線として水分の存在状態が大きく異なる。 細胞壁の結合水が減ると、それに従い細胞壁自体も徐々に薄くなる。 これが、木材全体が乾燥の工程で痩せていく (= 収縮 ) 要因である。

※�

木材がある温度と湿度の環境に置かれ、その環境とバランスがとれた含水率になること。 季節や地域により異なるが、日本の屋外の平均的な平衡含水率は約 ��％である。 また、エアコンが効いた室内の平衡含水率は �� ～ ��％程度になる。

S. Kaneko Lab.

�.�-�.�%

�� �� ��

��

�

�� �� ��( 日本の屋外の平均値 ) �� ��

�

�� ��

��

�

��

��

関係湿度 [％]

※水

平衡含水率

なし

�� �� �� �� �� �� �� �

�� �� �� �� �� �� ��

��

図

繊維飽和点

なし

���

��

��

�

�

�� ��

�

��

�

�

��

�

�� ��

�

��

�

��

�

平衡含水率 [%]

生材 (��％↑)

自由水

収

平衡含水率表

気圧

木材中の水分状態 含水率

2023.12.29

kansuke ito

���mmHg

Graduate Studies

�

�

�

� �

�

��

��

��

��

��

�� �� �� 温度 [℃]

�� ��� ��� ��� ���

※� を元に筆者作成

Source : https://www.oin-s.co.jp/dry/basic/��.html https://www.hro.or.jp/list/forest/research/fpri/manual/karamatsu/�.�.pdf https://www.farc.pref.fukuoka.jp/ffrec/fukyu/hinokikansou.pdf h t t p : / / m a r u h o . e c - n e t . j p / y o u g o - h e . h t m l ※�

P

48

Graduate Studies

修了制作

��.�

含水率の推移 ( トドマツ・原板 t=��mm) ��

��

��.�

��

��.�

��.�

端部

��.� ��.�

含水率 [％]

��.�

��.�

��

��.�

��

��.�

��.�

��

��.�

��.�

��

��.�

��

��

��.�

平均値 ( スムージング )

��.�

平衡含水率 ( 各測定日 )

��.�

��.�

��.�

� � �

��.�

��.�

��.�

中央

端部

��.�

��

��.�

��.�

��.�

��.�

��.�

��.� ��.�

��.�

��.�

��.�

�� ��

��.�

��.� ��.�

��.�

��

��

� �

��.�

��

��.� ��.�

��.�

中央

繊維飽和点

�� ��.�

��

��

�� ��

��.�

��

��

��

繊維飽和点

��

��

含水率の推移 ( トドマツ・角材 ��×��mm)

含水率 [％]

��

2023.12.29

kansuke ito

��.� ��.�

平均値 ( スムージング ) ��.�

平衡含水率 ( 各測定日 )

��.�

�

��.�℃

��.�℃

��.�℃

��.�℃

��.�℃

��.�℃

��.�℃

��.�℃

-�.�℃

�.�℃

-�.�℃

�.�℃

��％

��％

��％

��％

��％

��％

��％

��％

��％

��％

��％

��％

��/��

��/��

��/��

��/��

��/��

��/��

��/��

��/��

��/��

��/��

��/��

��/��

� � � �

��.�

��.�℃

��.�℃

��.�℃

��.�℃

��.�℃

��.�℃

��.�℃

��.�℃

-�.�℃

�.�℃

-�.�℃

�.�℃

��％

��％

��％

��％

��％

��％

��％

��％

��％

��％

��％

��％

��/��

��/��

��/��

��/��

��/��

��/��

��/��

��/��

��/��

��/��

��/��

��/��

Source : https://www.data.jma.go.jp/stats/etrn/index.php?prec_no=&block_no=&year=&month=&day=&view=p�

S. Kaneko Lab.

P

49

kansuke ito

含水率の推移 ( ニオイヒバ・原板 t=��mm)

含水率の推移 ( ニオイヒバ・角材 ��×��mm)

��

��

��

含水率 [％]

��

��

��.�

中央

��.�

��.� ��.� ��.�

��.�

��.�

��.�

��.�

��.�

端部��.�

��.�

��

��.�

��.�

��.�

��.�

��

��

��.�

平均値 ( スムージング )

��.�

��.�

��.�

� � �

��

��.�

中央

��.�

端部��.�

��.�

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繊維飽和点

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含水率 [％]

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2023.12.29

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平衡含水率 ( 各測定日 )

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Source : https://www.data.jma.go.jp/stats/etrn/index.php?prec_no=&block_no=&year=&month=&day=&view=p�

S. Kaneko Lab.

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