2017JAFモータースポーツ表彰式 ~2017全日本選手権初チャンピオンインタビュー~ [モータースポーツ情報] 1967年3月20日 第3種郵便物認可 FIA 頂点への、アプローチ 特集 2018 FEBRUARY MARCH 2 3
今年最後のWMSCが12月上旬に開催され、2018年の世界選手権のカレンダーが承認された。 3週連続の開催が話題となっているF1は21戦のシリーズとなる。 まる一年をかけて行われる新たなWECのカレンダーも注目だ。
規定変更を受ける2018 年の全日本 F3 の動きに注目
ヨーロッパに先駆けてエンジン、シャシーの改良が認められることに
去る 12 月 6 日、2017 年最後となる世界モー タースポーツ評議会(WMSC)が、フランス・パ リのFIA本部で開催され、2018 年の世界選手権 カレンダーなどが承認された。
まずフォーミュラ 1 だが、2018 年は 3 月のオー ストラリアを皮切りに、11 月のアラブ首長国連邦 まで、2017 年より1 戦増の 21 戦で争われること となり、日本では 10 月 7 日に鈴鹿サーキットで 第 17 戦として開催されることとなった。
安全性とイコールコンディションの向上を目的 とした、いくつかの競技規則と技術規則の改定 も承認された。主な項目としては、セーフティ カーの後方でレースをスタート、また再開する ための手順に関する規則。エネルギー貯蔵(バッ テリー)の最小重量および容量。ハロ(Halo)に対 応するためのカメラとウイングミラーの変更など が挙げられる。
また、パワーユニットペナルティシステムの 変更も承認され、ドライバーが 15 グリッドを超 えるペナルティを受ければ、グリッド最後尾から レースをスタートすることに。複数のドライバー がペナルティを受けた場合は、違反を起こした 順にグリッドの後尾に配置されることとなった。
WRC(世界ラリー選手権)は、全 13 戦で争わ れる。なお、2018 年以降は、プライベートチー ムまたは個々のドライバーは、製造者によりエ ントリーする義務を負うことなく、2017 仕様の ワールドラリーカーをエントリーすることが許可 された。ただし、エントリーに際してはFIAラ リー部門の承認を条件とし、テストには特定の 制限が適用される。また、2016 仕様のワールド
ラリーカーはWRCトロフィーの対象となるもの の、2018 年からはタイトルが廃止されることと なった。
WEC(世界耐久選手権)は、既報の通り、年を 跨ぐ全 8 戦での開催となる。世界選手権タイト ルは、LMPドライバー、LMP1 チーム、LMGTEド ライバー、LMGTE製造者の4部門に授与される ほか、FIA耐久トロフィーがLMP2 チーム、LMG TE AMチーム、LMP2ドライバー、LMGTE AMド ライバーにも授与される。
いくつかの競技規則と技術規則の変更が承認 されたが、主な項目としてはLMP1 のハイブリッ ドと非ハイブリッドの混走、ならびに性能の均 衡化の提案。またポイント配分が変更され、 ル・マン 24 時間は 50 から 38 ポイントに減少と なる。さらに今後は世界選手権のタイトルは、 製造者ではなく、LMP1 チームに与えられること となった。
WTCC(世界ツーリングカー選手権)は 2017 年 で終了。新たにTCR車両によって争われる、 WTCRことワールドツーリングカーカップが開催 されることとなった。これは従来から行われて いるTCRインターナショナルシリーズに代わる ものでもあり、製造者のエントリーは禁止され、 プライベートチームだけがエントリー可能。1 チーム 2 台以上のエントリーが義務づけられ、 最大のエントリー台数は 26 台(これに 2 台のワイ ルドカード)とされている。なお、2018 年のカレ ンダーは改めて発表される予定だ。
長らく技術規則に不変が貫かれたF3 にも、変 化が生じることとなった。新しく開発された安全
2018全日本選手権インフォメーション
RALLY
要件を満たすことを条件に、ヨーロッパシリー ズは 2019 年から、日本を含む各国シリーズでは 2018 年からシャシー、エンジンの改良が承認さ れたからだ。また、シリーズごと独自の公認規 定の採用も可能となったが、そのことによる、 ワールドカップとして開催されるマカオGPにお ける規則対応などが特に触れられていないのは、 少々気になる点ではある。なお、世界的に成功 を収めているFIA-F4 の規定変更は、2023 年末ま で行われないことも改めて発表された。 また、ヒストリックモータースポーツコミッ ションは、新たにFIAヒストリックF3 ヨーロッパ カップの開幕を承認した。オランダのザンド ボールトで 8 月 31日~ 9 月 2 日に開催される単 独競技会には、1971 年から 1984 年に生産された F3 車両でのエントリーが可能で、1971 ~ 78 年 と 79 ~ 84 年の2クラスに分けられる。 最後に世界評議会は、新しい高性能ヘルメッ ト規格の発表を承認した。従来の最高規格を上 回る安全面の改善が図られており、特徴として 挙げられるのは、高度弾道保護、エネルギー吸 収の増加、より厳しい衝撃試験、拡張された保 護領域の4項目。新規格はまずF1 で 2019 年か ら適用され、その後にFIAの主要選手権でも実 施されることとなっている。
なお、次回のWMSCは 3 月 9 日に、スイス・ ジュネーブで開催される予定だ。
2018.1&2
2018FIA International Rally/2018年全日本ラリー選手権第1戦/ 2018年JAF東日本ラリー選手権第2戦/2018日本スーパーラリーシリーズ第1戦 Rally of Tsumagoi 2月2日~4日 群馬県
観戦情報 2月2~4日の3日間、4つの観戦ステージが設定されます。
2日(金)レイクサイド観戦ステージ SS1/18:30頃~ SS4/20:20頃~。
3日(土)パルコール観戦ステージ=SS9/11:20頃~。
大前須坂線観戦ステージ=SS8/11:00頃~。 SS10/14:00頃~。
プリンスランド観戦ステージ=SS13/15:30頃~。
4日(日)パルコール観戦ステージ=SS17/10:20頃~。
大前須坂線観戦ステージ=SS16/10:10頃~。 SS18/12:20頃~。
プリンスランド観戦ステージ=SS21/15:00頃~。
観戦料金 レイクサイド、大前須坂線=大人2,000円(小学生以下無料、シャトル バス代含む)。 パルコール=駐車料、観戦料無料。プリンスランド=無料。特別観戦 エリアのみ有料。大人2,000円。
観戦の詳細については下記大会ホームページをご覧下さい。 https://rally-tsumagoi.com/
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FIA便り VOL.12
INFORMATION OF JAF NATIONAL CHAMPIONSHIP EVENTS
※12月25日現在、JAFがこれまでに公示した情報を中心に構成しています。変更、追加される場合がありますので、最新の情報はWEBやJAFスポーツ誌、主催者HP等でご確認ください。
2018年全日本選手権/FIA選手権ほか主要モータースポーツカレンダー 月 日 2018年全日本レース選手権 2018年主な国際&国内格式シリーズ 2018年全日本選手権 2018年全日本カート選手権 WEC WRC APRC 月 日 スーパー フォーミュラ F3 スーパーGT S耐 Formula 1 ラリー ジムカーナ ダートトライアル OK FS-125 東 FS-125 西 3 11 ※暫定 ①嬬恋 S 2/4 ①筑波 1000 (茨城) ③メキシコ 3 11 18 ①丸和オートランド那須(栃木) ① 1/28 モナコ 18 25 オーストラリア ② 2/18 スウェーデン 25 4 1 鈴鹿 ② TAMADA (広島) ①琵琶湖 4 1 8 ①岡山国際 バーレーン ②佐賀T ④フランス 8 15 中国 ②恋の浦(福岡) 15 22 ①鈴鹿 鈴鹿 ③エビス西(福島) ①②もてぎ ①もてぎ 22 29 SUGO アゼルバイジャン ③京都 T ⑤アルゼンチン 29 5 6 ② 3 ~ 4 富士 ③切谷内(青森) ①スパ ① NZ 5 6 13 ②オートポリス スペイン 13 20 ③鈴鹿 ④愛媛 G ④名阪 C (奈良) ②中山 ⑥ポルトガル 20 27 ③SUGO SUGO モナコ ④ ASL スナガワ(北海道) 27 6 3 富士 ③④本庄 ②本庄 ②豪州 6 3 10 カナダ ⑤群馬・長野 G ⑦イタリア 10 17 ⑤ ASL スナガワ(北海道) ⑤門前 MS 公園(石川) ③御殿場 ②ル・マン 17 24 フランス 24 7 1 ④タイ オーストリア ⑥北海道G ⑤⑥茂原 ③茂原 7 1 8 ④富士 富士 イギリス ⑥モーターランド野沢(長野) 8 15 オートポリス ⑥みかわ(愛媛) ④瑞浪 15 22 ドイツ ③マレーシア 22 29 岡山国際 ハンガリー ⑦コスモスパーク(京都) ⑧フィンランド 29 8 5 ⑤富士 ⑦ SUGO (宮城) ④最上川 8 5 12 12 19 ⑤もてぎ もてぎ ③シルバーストン ⑨ドイツ 19 26 ベルギー ⑦福島 G ⑧イオックス(富山) ⑤神戸 26 9 2 イタリア ⑧オートパーク今庄(福井) 9 2 9 ⑥岡山国際 岡山国際 ⑦⑧ SUGO ⑤ SUGO 9 16 ⑥ SUGO シンガポール ⑧北海道G ⑨恋の浦(福岡) ⑩トルコ ④日本 16 23 もてぎ 23 30 SUGO ロシア ⑩鈴鹿南(三重) 30 10 7 日本 ⑨テクニックステージタカタ(広島) ⑪英国 10 7 14 ⑦オートポリス ⑨岐阜T 14 21 富士 アメリカ ④富士 ⑤中国 21 28 ⑦鈴鹿 メキシコ JAF カップ 新千歳(北海道) ⑫スペイン 28 11 4 岡山 ⑩愛知T JAF カップ 恋の浦(福岡) 11 4 11 ⑧もてぎ ブラジル 11 18 ⑨⑩鈴鹿 東西統一競技会 鈴鹿 ⑤上海 ⑬豪州 18 25 アブダビ S:スノーアイス T:ター マック G:グラベル 2019 年 3 戦開催 を以って終了。 ⑥ 12/2 インド 25 全7大会 全8大会 全8大会 全21戦 全10戦 全10戦+1 全9戦+1 全10戦 各5戦+1
©JAF2018 5 2018 2/3 JAF MOTOR SPORTS
「ドライバーは女性限定」のラリーが岐阜県恵那市を舞台に初開催
Women's Rally in 恵那 [JAF 公認 No.2017-2307]
開催日 : 11 月 25~26 日 開催場所 : 岐阜 格式 : 準国内 主催 : MASC[クラブ登録 No. 加盟 23011]、 CMSC 岐阜[クラブ登録 No. 加盟 21016]、LOVE DRIVE[クラブ登録 No. 加盟 23086] レポート/若槻幸治郎 フォト/中島正義、山口貴利、JAF スポーツ編集部
日本から世界へ。画期的な 女子ラリーが遂に誕生 11
月下旬、女性ドライバーだけ が参加できる「L1ラリー・ in・恵那2017」が、岐阜県恵 那市で開催され、多くのエントラントで賑わ いを見せた。
JAFはここ数年、女性のモータースポー ツへの参加を推進するJAFウィメン・イン・ モータースポーツというプロジェクトを進め ている。このプロジェクトを率いるのはレー シングドライバーでもある井原慶子氏だ。
井原氏自身はフォーミュラや耐久レースで 男性にも劣らない実績を誇ってきたモーター スポーツ女子の先駆者だが、女性が男性とま ったく互角に戦えるかというと現実は厳し い。単に一般道でクルマを運転するというこ
とであれば男女の性差はまったく問題はない と言えるが、モータースポーツで運転すると なると体力的なハンデが出てしまう。
だが、そんなことを言っていたら、いつま で経っても女性はモータースポーツには進出 できない。それゆえ、女性でもモータースポ ーツに参加できる環境を整えていこうという のが「ウィメン・イン・モータースポーツ」の 主旨でもあるわけだが、井原氏は2017年、 その試みのひとつして、富士スピードウェイ
で女性だけが参加できるワンメイクレース、 L1レースを開催した。
そのL1レースのコンセプトを受け継いで開 催されたのが、今回のL1ラリーということに
なる。日本はもちろん、世界でも初と言われ る女性ワンメイクラリーの開催は日本のモー タースポーツ界にとっても非常にエポックメ イキングなイベントになったと言えるだろう。 今回、主催を担当したのは、全日本ラリー の一戦、新城ラリーを主催する愛知県長久手 市に本拠地を置くモンテカルロオートスポー ツクラブ(MASC)。地元のコルトモーター
1.~4. 今回のラリーは江戸時代の街並みの面影を残す恵那市岩村地区のメインストリートをセレモニアルスタートで出発する形で始 まった。HQ が置かれた岩村振興事務所庁舎ではライブビューイングも行われ、ラリーの臨場感を味わえる演出も用意されるなど、 ギャラリーへのサービスも好評を博した。サービス会場にも多くの人々が訪れ、声援を送っていた。
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レーシングドライバー今橋彩佳組86が総合優勝
ラリーは岐阜県恵那市の岩村振興事務所庁舎をスタート&ゴールとするおよそ92kmのコースで開催された。ラリーは2ステージ制で、 SSは2本の林道を2回ずつ走る計4本、トータル約15kmで争われた。L1-2クラスは、上村梢(大井こずゑ)/松本優一組WRXが「もう 8年ぶりのラリーなので」と言いながらも、SS1でベストタイムをマークするが、SS2ではレーシングドライバーの今橋彩佳/保井隆宏 組86がベストタイム。2ステのSS3で上村組、SS4では今橋組がベストとシーソーゲームを繰り広げたが、今橋組が上村組に4秒差を つけ、歴史的なラリーで総合優勝。今橋選手は「つい運転に集中してしまってペースノートが耳に入らず、うまく走れないこともありまし たが、何とか無事に走り切れました」と振り返った。
また、L1-1クラスでは群馬県戦などで男性ドライバー を相手に優勝を飾ることもあるベテラン栗原智子/山田 真記子組シティが、「一応順調でしたが、このクルマ小さ いのでギヤ選択を間違えるとあっという間に置いていかれ るので最後まで気を抜かずに走りました」と快走。毛受広 子/赤木弥生組ヴィッツに6秒差をつけて優勝を飾った。
5.12.L1-2 クラス優勝の今橋彩佳/保井隆宏組は総合ベストタイムをマ ーク。6. 村木佐千子/佐々木康行組は L1-2 クラスで 3 位入賞。7.11.L1-1 クラスは東日本チャンピオンの実力者、栗原智子/山田真記子組が前評 判通りの速さを見せて優勝。8.L1-1 クラス 3 位にはヴィッツを駆った小松
寛子/竹原静香組が入賞。9.L1-2 クラスの 2 位には上村梢/松本優一組
が入賞。10.L1-1 クラス 2 位にはともにラリー経験者として知られる毛受広 子/赤木弥生組が入賞した。
スポーツクラブ岐阜(CMSC岐阜)とLOVE DRIVEが共催という形でサポートした。
参加台数は39台。参加者の顔ぶれを見る と、86/BRZレースをはじめとするナンバー 付レースの経験者や、現役のラリードライバ ーから、十数年ぶりに競技に復活したドライ バーまで様々。もちろん今回がラリーそして モータースポーツ競技は初参加という女性ド ライバーも揃って実にバラエティに富んだエ ントラントが集まった。
女性が頑張っている姿を見ると、つい応援 したくなるのが男心というもので、ラリーに
大学の同級生コンビです
ピンクの 86 が一際、目を引いた 1 号車を ドライブした古本舞桜/三浦由衣組は大学 の同級生コンビ。「ラリーはアクアで TGR (トヨタ・ガズー・ラリーチャレンジ)にコ・
ドライバーで出ていたので基本的なルール は分かっていましたが、ドライバーで出た のは初めてでした。けど、怖さはなかった し、全然楽しかったです」」(古本選手)。
「普段は古本さんと一緒にジムカーナに出 たりしてますが、ラリーも、コ・ドラも初め てです。でも同級生なので息も合ってやり やすかったです(笑)。ジムカーナもラリー も続けていきたいですね」(三浦選手)
は欠かせないサービス隊はほとんど男性陣で 固められていたのも印象的な風景だったが、 女性だからといってサポートが縮小されると
いうことはなく、ひとたび競技車が戻ってく れば、どのチームも、全日本同様の、真剣な サービス作業に取り掛かる姿が見られた。 クラス分けは1,500ccを境に2クラス。 L1-1クラスにはヴィッツをはじめ時代を反映 してか、アクアなどのエコカーも参戦。L1-2 クラスはインプレッサやインテグラ、86、 BRZなどが参戦した。当日は沿道にも多くの ギャラリーが詰めかけ、WRCラリー・ジャパ
来年はラリーに参加します
千葉から参加のダートラドライバー藤澤 久美子選手は同じクラブの蔭山恵ナビのサ ポートを得て出場。「ラリーは以前から出た いなって思ってたんで、最初はどうしよう かなって迷いましたが、女性だけのラリー だったら出やすいかなと思って出場を決意 しました。女性だけの勝負だと却ってピリ ピリ感もあるかなって思われるかもしれま せんけど、自分はそこまで勝負できるほど 速くないので大丈夫でした(笑)。コースも 怖くなかったですけど、ライン取りはちょ っと迷うところもありました。18 年は群馬ラ リーシリーズに出たいと思っています」
今回のラリーに参加した JAF ウィメンインモータースポーツアン バサダーの辻田慈さんと蓬茨夕美さん(左から)。彼女達の参戦 記は JAF モータースポーツ Facebook で公開中だ。
17年ぶりに復活しました
ベテランの丸山保幸ナビと組んだ太田直 美選手は旧姓、倉持。全日本ダートラで唯 一女性として優勝を果たした元凄腕レディ スだ。「結婚してからは(ご主人は全日本ダ ートラドライバーの太田延昭選手)専業主 婦でしたし、ライセンスも切っていたので、 17 年ぶりに取り直して出ました。昔は桜井 幸彦さんのチームにいたんですけどラリー は良く分からないままでしたね。ペースノ ートも初めてだし、数字を言われても分か らないので『行ける』とか『きつい』とかって いう表現でした(笑)。タイムも全然ダメだ ったけど、楽しかったですよ」
ンも思い起こさせるほどの賑わいを見せた。 ともにJAFウィメン・イン・モータース ポーツのアンバサターを務める辻 田慈/蓬茨夕美選手のコンビは今 回がラリー初参加だったが、「ラ リーのルールって難しいというイ メージだったんですが、実際に参 加して見ると奥が深い競技だな、 と実感しました。競技だけど、一 般の車両と同じ道を走るという経 験もなかなか新鮮でした」(蓬茨選 手)とラリーへの理解を深めた様 子だった。
L1ラリーはまだスタートした ばかりだが、次回以降はさらなる スケールアップが確実な気配が漂 っていた。次回はどんな盛り上が りを見せてくれるのか、期待は膨 らむばかりだ。
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JAFMOTORSPORTS
監修/一般社団法人 日本自動車連盟
〒105-0012東京都港区芝大門1-1-30 ☎0570-00-2811 (ナビダイヤル)
発行所/(株)JAFメディアワークス 〒105-0012東京都港区芝大門1-9-9
野村不動産芝大門ビル10F ☎03-5470-1711
発行人/山口真人
振替(東京)00100-1-88320 印刷所/凸版印刷株式会社
表紙/2017F4マスターズレース
撮影/吉見幸夫 編集長/田代康 副編集長/佐藤均 デザイン/鎌田僚、(株)スタジオーネ63
編集/(株)JAFメディアワークス JAFスポーツ編集部 ☎03-5470-1712
12 2018年全日本ラリー選手権統一規則の制定
13 2018年全日本ジムカーナ選手権統一規則
13 重複参加と最出走の場合の作業について
13 2018年全日本レース選手権および国際格式レースの日程変更・ 追加について
14 2018年JAF東日本ラリー選手権第10戦開催日程の変更について
14 2018年JAF地方ラリー選手権のクラス区分および過給器付車両 のエアリストリクターについて
15 2018クラブ・団体更新のご案内
16 モータースポーツ審査委員会裁定
17 Aライセンス講習会日程
17 公認審判員講習会日程
18 海外競技会出場証明書(サーティフィケート)申請について
19 JAFマイページのご案内
43 2018年全日本カート選手権統一規則
43 2018年ジュニアカート選手権統一規則
44 2018年地方カート選手権統一規則
45 JAF指定カートタイヤについて
46 2018年全日本/地方/ジュニアカート選手権統一規則に定める 各部門使用タイヤについて
47 2018カートクラブ・団体更新のご案内
48 JAFカートカレンダー(1〜4月)
20 JAFMOTORSPORTSCALENDAR(1〜4月)
特 集
24 2017年JAFモータースポーツ表彰式 32 51 頂点への、アプローチ
〜2017全日本初チャンピオンインタビュー〜
6 Topics 日本から世界へ。画期的な女子ラリーが 遂に誕生
56 Topics 千葉・東京戦でスタートする「ノーサイド クラス」とは?
57 輝け、モータースポーツ女子のチカラ! 第7回 4 FIA便り
4 2018全日本選手権インフォメーション
49 CLUB MEETING
[
ChristmasRallyNo31
2//3 3 2018.FEBRUARY/MARC 018.FEBRUARY/MARCH H I I I I I IN N N N N NF F F F F FO O O O OR R R R R RM M M M M A A A A A AT T T T T TI I I I IO O O O O ON N N N N INFORMATION f f f fr r r r r ro o o o o om m m m from J J J J JA A A A A AF F F F F JAF ●JAFからの公示・お知らせ●
[RACE] 36
画 企 載 連
2017鈴鹿クラブマンレースFinalRound F4・S-FJマスターズレース
RALLY] 55
関東デイラリーシリーズ
E E E E E EV V V V V VE E E E E E EN N N N N NT T T T T T R R R R RE E E E E EP P P P P PO O O O O OR R R R R R EVENTREPORT T T T T T R R R R R RA A A A A A AC C C C C CI I I I I I IN N N N N NG G G G GK K K K K K KA A A A A AR R R R R RT T T T T I I I I I I IN N N N N N NF F F F F F FO O O O O OR R R R R RM M M M M A A A A AT T T T T TI I I I I IO O O O O RACINGKARTINFORMATION N N N N
INFORMATION FROM
●JAFからの公示・お知らせ
2018年全日本ラリー選手権統一規則の制定
�����全日本ラリー����一規則を以下の通り定める。
�����会��
����競技会����
○競技会の定義および組織
�����JAF全日本ラリー������「[競技会の��]」 は、一般社団法人日本自動車連盟(以下「JAF」という)の 公認のもとに国際自動車連盟(FIA)の国際モータースポー �競技規則に��したJAFの国内競技規則とその付則、����
�日本ラリー���規定、�����全日本ラリー����一規則、 ラリー競技開催規定および本競技会特別規則に従い国内競技と して開催される。
○プログラム
�.��.(略)
�.各レグのスタートリスト発表日時および場所:
��.(略)
��.�定結果の発表日時および場所:(予定)
��.表�式の開催日時および場所:(予定) [※タイムスケジュールの詳細を記載する場合は、上記または 別途記載すること]
○競技会の名称~○その他(略)
○付則
オーガナイザーは、必要に応じ以下の付則を発表しなければ ならない。
付則�.アイテナリー
[※�.本付則のアイテナリーはあくまでも予定である旨 記載すること。
例)Ver.��、V�l.���]
[※�.最終のアイテナリーの発表は、参加確認受付時に 配布するか、公式通知にて告知すること]
付則�.�付則�(略)
�)JAFが指定した競技番号(ゼッケン)および広告は 公式車両検査前までに参加車両の両�面と前面の��所 に貼付されていなければならない。前面の競技番号はオ ーガナイザーが別途指定するものに代えることが認めら
れる。
なお、競技中に外部から視認できるよう維持されてい ること。
�)���)(略)
�����������グ
当該�の日本ラリー���規定���条に従う。
ただし、ブリーフィングを実施の有無に関わらずオーガナイ ザーは、クルーに対する指示事項を公式通知にて発行し、参加 確認時に書面にて配付しなければならない。当該指示事項に追 加/変更が生じた場合は、当該競技会審査委員会の承認のもと 再度、公式通知にて発表される。
��������������
天候の急変による路面状況の変化ならびに車両がコースを逸 脱した場合に重大な危険を招くことがないようクルーの安全性 を考慮した適切な場所に設定すること。競技会審査委員会が危 険と判断した場合、当該スペシャルステージの走行を中止する 場合がある。
なお、ラリー競技開催規定付則:スペシャルステージ開催規 定���条��.に該当する事象が発生した場合、競技長の指示に より赤旗を提示する。
����~����(略)
����������
各レグにおいて競技から離脱した参加者は以下を条件に次レ グへの出走が許される。
�)オーガナイザーが指定する時�までに再出走の��を行 うこと。
�)オーガナイザーが指定する時�までに再車両検査に合� すること。
�)当該競技会審査委員会の承認を�ること。
�����競技��
競技結果は、スペシャルステージで記録された所要時間とロ ードセクション、その他で課されたペナルティタイムを合計し て決定する。
なお、オーガナイザーは各スペシャルステージ終了後に速報 タイムを発表しなければならない。
また、オーガナイザーはレグ毎の競技成績を発表しなければ ならない。
����~����(略)
12 2018・2/3JAFMOTORSPORTS J A F か ら の 公 示 ・ お 知 ら せ
����
���~���(略)
�.書類検査:(略) �.車両検査: �)��) (略)
以上
[公示No2018ー006]
2018年全日本ジムカーナ/ダートトライアル選手権統一規則
����年全日本ジムカーナ�ダートトライアル選手権統一規則 を以下の通り定める。
第�� �会�知
第�� 競技会特別�� 本選手権競技会のオーガナイザーは当該競技会の特別規則に 本統一規則第��の���を�記すること。 また、特別規則の内容は本統一規則の内容に相反したり、ま た重複しないこと。
○競技会の定義および組織
����年JAF全日本[ジムカーナ�ダートトライアル]選
手権第 戦「[競技会の名 称]」は、一般社団法人日本自動 車連盟(以下「JAF」という)の公認のもとにFIA国際 モータースポーツ競技規則およびその付則に準拠したJAF の国内競技規則およびその付則、����年日本ジムカーナ�ダ ートトライアル選手権規定、����年全日本ジムカーナ�ダー トトライアル選手権統一規則、スピード競技開催規定および 本競技会特別規則に従い国内競技として開催される。
○競技会の名称~○諸施設の見取り図(略) 第��~第���(略)
����年全日本ジムカーナ�ダートトライアル選手権競技会お よび����年JAFカッ�オールジ��ンジムカーナ�ダートト ライアル競技会における「再出 走」と「同一車両による重複参 加」による車両に対する作業内容について
標記について、本年に限り、以下の通りとして取り扱うこと となりましたので、お知らせします。
� 対�:
「����年全日本ジムカーナ�ダートトライアル選手権競技会 および����年JAFカッ�オールジ��ンジムカーナ�ダー トトライアル競技会における「再出走」による車両に対する 作業内容と「同一車両による重複参加」による前走者から後 走者へ交代する際の車両に対する作業内容
� 内容:
「再出走」による車両に対して認められる作業内容:
ジムカーナ:「ボンネットの開閉のみとし、その他の作業は 一切禁止される。」
ダートトライアル:「ボンネットの開閉、水による冷却のみ とし、その他の作業は一切禁止される。」
「同一車両による重複参加」による前走者から後走者へ交代 する際に車両に対して認められる作業内容:
ジムカーナ:「ボンネットの開閉のみとし、その他の作業は 一切禁止される。」
ダートトライアル:「ボンネットの開閉、水による冷却のみ とし、その他の作業は一切禁止される。」
2017年12月6日開催の世界モータースポーツ評議会で決定さ れた2018年FIA国際選手権カレンダーの発表を受け、すでに 公示している2018年全日本レース選手権カレンダー(公示 No2017-092)、および2018年FIA国際スポーツカレンダー(公示 No2017-068)について、開催日程が一部変更となりましたので お知らせいたします。
� ����年全日本��ー��ラ�選手権日程変更
��月��日(�)~��日(日) 富士スピードウェイ ↓
���������������� 富士スピードウェイ
� ����年全日本��ー��ラ�選手権日程�加
��������������� スポーツランドSUGO
� 2018SUPER GT SeriesRound7SUPER GT IN KYUSHU 300KM(国際格式)
日程変更
��月��日(�)~��日(日) オートポリス ↓
���������������� オートポリス 以上
13 2018・2/3JAFMOTORSPORTS J A F か ら の 公 示 ・ お 知 ら せ
以上
[公示No2018ー007]
以上
重複参加と再出走の場合の作業について
[公示No2018ー008]
2018年全日本レース選手権および国際格式レースの 日程変更・追加について [公示No2018ー009]
2018年JAF東日本ラリー選手権第10戦開催日程の変更について
������年������������������にてお知らせしました、 ����年JAF�日�ラリー��������M�CCラリー�� MIKABO」につきまして、以下の通り開催日程が変更とな りましたので、お知らせいたします。
[公示No2018ー010]
変更�)����年�����日(土)~��日(日)
変更�)����年�����日(土)~��日(日)
2018年JAF地方ラリー選手権のクラス区分および過給器付車両の エアリストリクターについて [公示No2018ー011]
����年日�ラリー���規定����および����に��き、
����年JAF��ラリー���クラス区分および過給器付車両 のエアリストリクターについて、下記の通りお知らせします。
�����ラリー選手権
�)クラス区分について
RA��クラス��気量�����ccを超える車両。
RA��クラス��気量�����cc以下の車両。
RA��クラス��気量�����cc以下の����車両およ びAE車両。
RA��クラス��気量�����ccを超えるRPN車両。
RA��クラス��気量�����cc以下のRPN車両。
※RPN車両は同一車両型式の最も古いJAF登録年が ����年���日以�の車両とする。
�)エアリストリクターについて RA��クラス�装着を��付�る。
RA��クラス�装着を任意とする。 RA��クラス�装着を任意とする。
RA��クラス�装着を任意とする。
RA��クラス�装着を任意とする。
※エアリストリクターのサイ�は����(��������) とする。
�����ラリー選手権
�)クラス区分について
BC��クラス������cc以下の車両。
および�����cc以下のRPN車両。
BC��クラス������ccを超え�����cc以下の車両。
および�����ccを超え�����cc以下のRP N車両。
BC��クラス������ccを超える車両。
※AE車両はBC��クラスに��。
※RPN車両の年式は問わない。
�)エアリストリクターについて エアリストリクターの装着は全クラス任意とする。
�����近畿ラリー選手権
�)クラス区分について
�E��クラス�気筒容積�����cc以下のRN、RJ、R PN、RFまたはAE車両。
�E��.�クラス�����で、気筒容積が�����ccを超 え�����cc以下のRN、RJ、RPN またはRF車両。
����で、気筒容積が�����ccを超 えるRN、RJ、RPNまたはRF 車両、RR車両。
�E��クラス�����で、気筒容積が�����ccを超え るRN、RJまたはRF車両。
※PE�クラスRPNおよび�E�、�クラスRPNの 年次制限については、同一車両型式の最も古いJAF
登録年が����年���日以�の車両の���が認めら れる。
�)エアリストリクターについて
エアリストリクターの装着は全クラス任意とする。
ただし、エアリストリクターを装着する場合、そのサイ �は最�������(���������)とする。
�らに、�E��クラスにおいてエアリストリクターを 装着しない場合は、エンジンコントロールユニット(EC U)の変更、改造を認めない。
�����ラリー選手権
�)クラス区分について
F���クラス�気筒容積区分なしのRPN車両および 気筒容積区分なしのAE車両。
F���クラス�気筒容積が�����cc以下の車両。
F���クラス�気筒容積が�����ccを超え�����cc以下の 車両。
F���クラス�気筒容積が�����ccを超える車両。
※PRN車両の年次制限を行わない。
�)エアリストリクターについて
エアリストリクターの装着は全クラス任意とする。
����ラリー選手権
�)クラス区分について R���クラス�気筒容積区分なしのA�のラリー車両 およびAE車両。
R���クラス�気筒容積�����cc以下の����のRP N車両。
R���クラス�気筒容積�����cc以下のラリー車両。
R���クラス�気筒容積�����ccを超える����のR PN車両。
R���クラス�気筒容積�����ccを超え�����cc以下のラ リー車両。
R���クラス�気筒容積�����ccを超えるラリー車両。
※年次制限は行わない。
�)エアリストリクターについて
過給器付車両のエアリストリクターの装着は任意とする (エアリストリクターを装着しない場合はエンジン、EC Uはノーマルとする)。
エアリストリクターを装着する場合は最�������と する。
�)その�
R���クラスの車両重量について�
��ラリー���にお�るR���クラスに��する車 両の最低重量は、�����cc~�����ccの車両についてはラリー 車両規定に定める最低重量に���gを足した重量とする。
�����cc以下の車両はラリー車両規定に定める最低重量と する。
14 2018・2/3JAFMOTORSPORTS J A F か ら の 公 示 ・ お 知 ら せ
以上
以上
2018年のJAF登録クラブ・団体の更新申請受付は2017年12月1 日から開始しておりますので、下記の通りご案内いたします。
●取扱期間 2017年12月1日(金)〜2018年4月2日(月)* *3月31日が土曜日の為
●必要書類
(法人の場合)
※印:JAF所定の用紙を使用してください。
・従来どおり、「クラブ・団体登録申請書」の記載内容のうち登録番 号、クラブ・団体名称、略称、代表者氏名、連絡担当者氏名・住
所・電話番号は「JAFモータースポーツイヤーブック」等に掲載いた します。
△印:前回の提出内容に変更がある場合のみ必要です。
●申請料
●その他必要なもの 旧(2017年)登録印
●更新申請の受付場所 1月号14ページに掲載のJAF各支部。
受付時間:土日祝日と年末年始(12
月30日(土)〜1月3日(水))を除く9:00
〜17:30。
【JAF登録クラブの代表者の皆様へ】
●更新条件
準加盟クラブ:所属会員のうち7名以上が国内B以上もしく は公認審判員許可証B3級以上の所持者であ ること。(1人で両方を所持している者は、どち らか一方の許可証でのみ、所属クラブの会員 としてJAFに届け出ることができる。)
またクラブ代表者は国内B以上もしくは公認 審判員許可証B3級以上の所持者であること。
加盟クラ ブ :所属会員のうち15名以上が国内B以上もしく は公認審判員許可証B3級以上の所持者であ ること。(1人で両方を所持している者は、どちら か一方の許可証でのみ、所属クラブの会員と してJAFに届け出ることができる。)またクラブ 代表者は国内B以上もしくは公認審判員許可 証B3級以上の所持者であること。
公認クラブ :�)所属クラブの会員のうち50名以上がJAF の国内競技運転者許可証B以上または公 認審判員許可証B3級以上の所持者で、 そのうち40名以上は、JAFの国内競技運 転者許可証A以上もしくは公認審判員許 可証A2級またはA1級の所持者であるこ と。(1人で両方を所持している者は、どち らか一方の許可証でのみ、所属クラブの会 員としてJAFに届け出ることができる。)
またクラブ代表者は国内A以上もしくは公 認審判員許可証A2またはA1級の所持者 であること。
�)前年度(2017年1月〜12月)、準国内格式 以上の公認競技会の単独主催、もしくは全 日本レース選手権競技会の主催(注)の、合 計2回開催の実績があること。(注:当該クラ ブを含む3つ以内の登録クラブ・団体が共催 した公認競技会に限り、実績として認める。) 準加盟団体 :責任者はJAF個人会員であること。
加盟団体 :国内B以上または公認審判員許可証2級以 上の所持者が1名所属していること。また責 任者はJAF個人会員であること。
公認団体 :前年度(2017年1月〜12月)、準国内格式以上 のJAF公認競技会を1回以上主催していること。
また国内A以上または公認審判員許可証Aの 所持者が1名所属しており、責任者はJAF個人 会員であること。
公認審判員B3級は、JAFの個人会員で、所定の申請条件を満たしていれば、自動車運転免許証を持っていなくても取得できます。
15 J A F か ら の 公 示 ・ お 知 ら せ 2018・2/3JAFMOTORSPORTS
特別 団体 公認 団体 加盟 団体 準加盟 団体 公認 クラブ 加盟 クラブ 準加盟 クラブ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ※JAF登録申請書 ○ ○ ○ ※クラブ員登録申請書 ○ ○ ※経歴書 △ △ △ △ △ △ △ 会則または定款 ○ ○ ○ ○ 役員名簿 △ △ △ 法人登記簿謄本の写し
年度登録申請料 加盟申請料 クラブおよび団体 18,800円 8,300円 準加盟クラブ 18,800円 8,300円 加盟クラブ 136,300円 昇格申請料 94,300円 公認クラブ 157,300円 104,800円 準加盟団体 188,600円 104,800円 加盟団体 366,900円 209,600円 公認団体 733,900円 209,600円 特別団体 注:更新時に格式変更(降格、昇格)を申請する場合は、年度登録申請料 のほかに別途加盟申請料が必要です。
2018年クラブ・団体更新のご案内
[公示No2018−012]
JAFモータースポーツ審査委員会は、スーパー耐久シリー ズ�������(��������日、�山��サーキット)において 出された控訴を審査し裁定しましたので、その裁定書を公示し ます。
裁 定 書 控訴人 D'stationRacing 代 表 星 野 敏 殿 同 KONDO RACING
代 表 河 野 初 樹 殿
一般社団法人日本自動車連盟 モータースポーツ審査委員会 委員長 岩 井 重 一 委員 佐久間 豊 同 眞 田 裕 一 同 園 高 明 同 高 橋 利 昭
主 文 本件控訴を棄却する。
控訴料はそれぞれ半額を返還するものとする。
理 由 � 事�の�要
����������日、�山����の�山��サーキットで�� されたスーパー耐久シリーズ�������の公式予選後に、�� 車(車名 ARN Ferrari��� G��)の使用燃料が、本大会特別 規則書����に規定された燃料と�なることが�明した。
このため、大会審査委員会は、��車に対し、罰則として、 予選タイムを全て抹消とする処分を行った。
その後、��車より、決勝レース出走の嘆願書が提出された ため、大会審査委員会は、��車に対し、決勝レースの���グ リッド(最後尾)からの出走を許可した。
������日、決勝レースが行われ、��車も出走したが、レ ース終了後、控訴人両名が、大会審査委員会に対し、燃料違反 という重大な規則違反について、予選タイムを抹消したにもか かわらず、嘆願書の提出により、��車の決勝レースの出走を 許可したことは認められないとして、決勝レースの順位に関す る抗議として抗議が提出された(以下「本件抗議」という)。
大会審査委員会は、本件抗議を却下したが、控訴人両名は、 これを不服として、本件控訴を行った。
� 当審査委員会の��
(�)当審査委員会は、控訴人 D'stationRacing 代理人米山 昇氏、控訴人 KONDO RACING 代表河野初樹氏から 事情を聴取したほか、大会オーガナイザーより関係書類 を取り寄せて、慎重に審理した。
(�)本大会特別規則書����で、使用できる燃料を�山�� サーキットBパドック内ガソリンスタンドで販売する無 鉛ハイオク(商品名 出光スーパーゼアス)と規定して いる趣旨は、競技参加者全員が、同一の燃料を使用する ことにより、公平にレースを行うためである。
従って、��車が規定された燃料以�の燃料を使用し たことは、重大な違反である。
(�)しかしながら、燃料違反があった場合の罰則については、 本大会特別規則書及びシリーズ規則書では規定されてい ない。
また、��車は、予選タイムを全て抹消されたため、 本来であれば決勝レースに出走できないところ、どのよ うな場合に決勝レースの出走が認められるかその要件を 定めた規定は、本大会特別規則書及びシリーズ規則書で 定められておらず、シリーズ規則書����(��)で、「前 項までの規定にかかわらず、公式予選及び決勝スターテ ィンググリッドに対する最終的な決定は、当該大会審査 委員会が決定する。」旨が規定されているだけである。
なお、�山��サーキット一般競技規則書����は、 予選出走台数が最大決勝台数に満たなかった場合に、公 式予選通過基準未達成者の決勝出場について、暫定結果 発表後��分以内に大会事��に嘆願書を提出すると、大 会審査委員会は、決勝レースの出走を認めることができ る旨規定している。
(�)以上のとおり、本件違反は、重大な違反であるが、燃料 違反に対する罰則が規定されておらず、決勝レースの出 走が、大会審査委員会の裁量に委ねられている。
従って、本大会審査委員会が、��車に対して、予選 タイムを抹消しながら、嘆願書の提出により決勝レース の出走を許可したことを不当と評することはできない。
よって、主文のとおり裁定する。
なお、今後、同一の違反が発生することを防止するた めに、シリーズ規則等で、燃料違反があった場合の罰則 を定めておくことが望まれる。
また、本件のように、本来であれば、決勝レースに出 場できない場合に、どのような要件を充たせば、決勝レ ースの出走が認められるかについても、シリーズ規則等 で定めておくことが望まれる。
16 2018・2/3JAFMOTORSPORTS J A F か ら の 公 示 ・ お 知 ら せ
����������日
以上
[公示No2018ー013]
モータースポーツ審査委員会裁定
Aライセンス講習会日程
開催日
2月4日
2月11日
2月23日
3月14日
3月21日
4月7日
4月14日
5月6日
5月12日
8:45~17:00
9:00~16:30
11:30~17:45
8:45~17:00
9:00~16:30
8:45~17:00
9:40~17:00
11:00~17:00
9:00~16:30
チームマグナスオートクラブ 筑波サーキット 茨城県下妻市村岡
筑波サーキット 茨城県下妻市村岡
チームクレバーレーシング
稲村 政幸 03-3611-6687
平塚 由紀人 03-3766-3312
星 忠 0285-64-0200 (株)モビリティランド ツインリンクもてぎ 栃木県芳賀郡茂木町
チームマグナスオートクラブ 筑波サーキット 茨城県下妻市村岡
チームクレバーレーシング 筑波サーキット 茨城県下妻市村岡
筑波サーキット
茨城県下妻市村岡
富士スピードウェイ
静岡県駿東郡小山町
十勝インターナショナルスピードウェイ 北海道河西郡更別村
筑波サーキット 茨城県下妻市村岡
チームマグナスオートクラブ
稲村 政幸 03-3611-6687
平塚 由紀人 03-3766-3312
稲村 政幸 03-3611-6687
栗田 吉晴 055-967-8878 ソニックレーシング
十勝スピードウェイクラブ
チームクレバーレーシング
実費 ¥20,000/ ¥24,000
実費 ¥20,000/ ¥24,000
詳細は主催者に お問い合わせください。
実費
実費 ¥18,000/ ¥23,000
実費 ¥20,000/ ¥24,000
実費 ¥20,000/ ¥24,000
実費 詳細は主催者に お問い合わせください。
実費 ¥20,000/ ¥23,000 小谷 泰寛 0155-52-3910
平塚 由紀人 03-3766-3312
稲村 政幸 03-3611-6687 チームマグナスオートクラブ 筑波サーキット 茨城県下妻市村岡 8:45~17:00
実費 ¥20,000/ ¥24,000
実費 ¥18,000/ ¥23,000
989-1301 宮城県柴田郡村田町菅生6-1 菅生スポーツランド事務局 菅生スポーツクラブ
*2科目以降の受講料は、1件につき¥4,100が加算されます。
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17 2018・2/3JAFMOTORSPORTS J A F か ら の 公 示 ・ お 知 ら せ 教材費 受講料 上段:B 所 持 者 下段:B非所持者 主任講師 TEL 申込先 開催場所 時間
5月16日
[公示No2018ー014] 教材費 受講料(1科目) 主任講師 申込先 種別 開催場所 時間 開催日 実費 ¥12,000 大谷 保志
0224-83-3111 コース・計時・技術 A1/A2/B1/B2 SUGOインターナショナルレーシングコース 宮城県柴田郡村田町 9:00~ 18:00 2月25日 公認審判員講習会日程 [公示No2018ー015]
衛 疫
海外競技会出場証明書(サーティフィケイ ト)は、JAF 発行のライセンスを所持する方が、海外で開催されるASN 公認の四輪またはカートの競技に参加・出場する際、競技会 の格式が国際または国内を問わず必要な証明書です。
出発�の����までに所定の申請書に�入の�え、申請 料を添えてJAF支部に申請してください。
所定の申請書はJAF窓口で入手するか、JAFホームペ ージ(http://jaf-sportsjp/→各種情報→各種申請書→海外競技 会出場証明書)からダウンロードすることができます。
��用:�競技会限定のサーティフィケートです。
数次用:当該年度中、複数の競技会に有効なサーティフィケ ートです。
3競技会以上出場のご予定があればこちらをお薦め します。
【申請受付】
JAF地方本部・支部で受付しています。持参または郵送(現 金書留)にてご申請ください。
【必要書類】
競技運転者(コドライバー含む)用
海外競技会出場に関する証明申請書 ・ 写真(3cm×3cm、無帽、無背景) ※髪などで顔が隠れていないもの 申請� ��用 ¥8,300(税込) 数次用 ¥24,100(税込)
お問い合わせ先(JAF地方本部モータースポーツ窓口) 参加者用
海外競技会出場に関する証明申請書 ・ 申請� ��用 ¥8,300(税込) 数次用 ¥24,100(税込)
北海道本部 ☎ 011-857-7155
東北本部 ☎ 022-783-2826
関東本部 ☎ 03-6833-9140
中部本部 ☎ 052-872-3685
関西本部 ☎ 072-645-1300
082-272-9967
087-867-8411
092-841-7731
「JAFデジタル会員証」 こんなに便利!
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たとえば、こんな時に・・・
・まさかのバッテリー上がり ・遠征前にガソリン給油
・ファミリーレストランで打ち上げ
・カフェで反省会
・競技会帰りに温泉でひと風呂
※優待の詳細はJAFホームページ「JAFナビ」でご確認ください。
JAF会員証として使える公式無料アプリ 「JAFデジタル会員証」
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JAFデジタル会員証アプリ(無料)は、AndroidはGoogle Playから、iOSはApp Storeから、「JAFデジタル会員証」 で検索し、インストールしてください。
※機種によってはご利用できない場合があります。デジタル会員証は個人会員、家族会員向けのサービスです。
18 J A F か ら の 公 示 ・ お 知 ら せ 2018・2/3JAFMOTORSPORTS
海外競技会出場証明書(サーティフィケート)申請について
中国本部 ☎
四国本部 ☎
九州本部 ☎
「JAFデジタル会員証」はこんなに便利!
などなど
安 心 簡 単 便 利
ライセンスは「 」で 更新! ライセンスは「 」で 更新 ラクラク
※2018年ライセンスに更新がお済みでない方は、マイページのご利用もぜひご検討ください。
JAFと会員の皆様のコミュニケーションサイト《JAFマイページ》。それはJAF会員が無料で登録できる 個人専用ページです(法人会員を除く)。ライセンス更新、住所の変更、会員継続やご家族の入会、会費の自動 振替登録等の手続きがカンタンにでき、登録していただいた皆様一人ひとりへの耳よりなお知らせなどもあり ます。すでに250万人を超える皆様が登録されています。この機会にぜひ、ご登録ください。
JAFマイページ
検索 検索 お手続きは コチラから
JAFマイページをご利用いただくにはカンタンな登録手続きが必要です。
JAFマイページ http://jaf.jp/ ※パソコン・スマートフォン・携帯電話共通
「JAFマイページ未登録の方はこちら」をクリック→「通常登録はこちら」をクリック→利用規約に 同意のうえ、メールアドレスを送信後、画面の指示に従ってご登録ください。
※登録には会員番号が必要です。JAF会員証をご用意のうえ、アクセスしてください。※法人会員はJAFマイページの登録はできません。
登録完了後、すぐにライセンス更新等の各種サービスがご利用になれます! ライセンスの更新手続きは、下図のJAFマイページ内「モータースポーツライセンス」のページからアクセスし てください。仮ライセンスの印刷もできます(パソコンのみ)。
①モータースポーツライセンスの更 新手続き ②JAF会員の継続手続き ③会員登録情報の確認 ④住所・電話番号の変更 ⑤JAFマイページ登録会員限定の 情報提供
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※必ずお読みください
・ライセンス更新料、JAF継続会費および家族会員会費のお支払方法は、ご本人名義のクレジットカー ドのみとなります。
・クレジットカードをお持ちでない方は、お手数ですが従来の手続き方法にてライセンスを更新してくだ さい。
・更新条件の確認が必要な国際Aまたは国際Bライセンスの更新、18歳未満の方のライセンス更新、およ びライセンス写真の変更または婚姻等の理由によりライセンスの表示氏名の変更を希望される場合は、 従来の方法にてお手続きください。
19 2018・2/3JAFMOTORSPORTS
マイページでできる手続き等
JAF●JAF国内モータースポーツカレンダー
MOTORSPORTS CALENDAR 1-4
■開催場所の略号:TIS=十勝インターナショナルスピードウェイ SG=スポーツランドSUGO MO=ツインリンクもてぎ T=筑波サーキット SO=袖ヶ浦フォレストレースウェイ F=富士スピードウェイ S=鈴鹿サーキット O=岡山国際サーキット AP=オートポリス ■格式の略号:A=国際 C=国内 D=準国内 E=地方 太字は全日本選手権、世界選手権、国際競技及びそれに準ずる競技会・下線付き細字は地方選手権 ●このカレンダーは12月18日までに本部にて受付したものです。 *�:�日間開催�なります�、�曜日は�����の�式��の�で�り、��の���の��は���り�曜日�日 曜日になります。
2018ゴールドカップレース第1戦
スーパー耐久シリーズ2018第1戦 鈴鹿ラウンド 31日
2018VITAFC SUPERRACE
2018SUPERGTRound1OKAYAMA GT300KM RACE (岡山GT300KMレース)
(0973-55-1111)
NRC、SMSC、㈱モビリティランド (059-378-3405)
C
7日~8日
2018富士チャンピオンレースシリーズ第1戦
2018年JAF筑波スーパーFJ選手権シリーズ第1戦 2018年筑波ツーリングカーシリーズ第1戦 筑波チャレンジクラブマンレース第1戦
2018もてぎチャンピオンカップレース第2戦
JCCA富士ジャンボリー
2018年JAF全日本スーパーフォーミュラ選手権第1戦 鈴鹿2&4レース
2018OKAYAMAチャレンジカップレース第2戦
㈱岡山国際サーキット、AC、 ㈱GTアソシエイション (0868-74-3311)
富士スピードウェイ㈱、FISCO-C (0550-78-1234)
VICIC(0465-22-9346)
㈱モビリティランド、
M.O.SC.、SCCN(0285-64-0200)
JCCA(048-458-6660)
GSS、SMSC、㈱モビリティランド (059-378-3405)
㈱岡山国際サーキット、AC (0868-74-3311)
S-FJ,N1,N2,NE,NR-A, D
S-FJ,N1,N2,NE,NR-A D
27日~29日
スーパー耐久シリーズ 2018 第2戦 SUGOスーパー耐久3時間
レース
2018SUGOチャンピオンカップレースシリーズRd1
JAF菅生スーパーFJ選手権第1戦、第2戦
㈱菅生、SSC(0224-83-3111)
20 2018・2/3JAFMOTORSPORTS C AL E ND AR 14
●レース RACE 1(JAN) 場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 S東 NE D NRC、KSCC、SMSC (052-792-2031) 新春鈴鹿ゴールデントロフィーレース 1月 21日 2(FEB) S東 S-FJ,NE,N1,NE D AASC、SMSC(079-565-7808) 2018鈴鹿クラブマンレースRound1 2月 18日 O S-FJ,N2,NE,NR-A D ㈱岡山国際サーキット、AC (0868-74-3311) 2018OKAYAMAチャレンジカップレース第1戦 25日 3(MARCH) MO S-FJ,NE,N1,NE D ㈱モビリティランド、 M.O.SC.、BSC(0285-64-0200) 2018もてぎチャンピオンカップレース第1戦 3月 11日 S F4S-FJN1NENR-A D KRHC、SMSC(075-865-1502) 2018鈴鹿クラブマンレースRound2 EnduranceStage 17日 ~18日 AP S-FJ,NE,NR-A D APC、㈱オートポリス
25日 S NE,NR-A
SO NE D
4月~1日 4(APRIL)
SCCN(03-6421-7967)
4月 6日 O
JAF-GT,FIA-GT3 FIA-F4,NE A D
F
6日~8日 *
T
8日 MO S-FJ,NE,N1,NE D
15日 F NE D
15日 S SF F3,NR-A A C
20日~22日 * O F4,S-FJ,N2,NE,NR-A D
21日~22日 SG N1,N2,NE S-FJ,NR-A C D
18日
2018年JAF東日本ラリー選手権第1戦
御岳 SNOW LAND RALLY2018
2018年JAF北海道ラリー選手権第1戦
2018年JMRC北海道MARUIラリーシリーズ第1戦 TOYOTAGAZOORacingRallyChallenge2018Jointcup北
海道シリーズ第1戦
2018年北海道スノーチャレンジカップ第1戦
第32回 EZO ENDLESSRALLY
JMRC東北ラリーシリーズ ハチ公ウインターラリー in大館
2018FIA InternationalRally
2018年JAF全日本ラリー選手権第1戦
2018年JAF東日本ラリー選手権第2戦
2018日本スーパーラリーシリーズ第1戦 RALLYofTSUMAGOI
2018年JAF北海道ラリー選手権第2戦
2018年JMRC北海道MARUIラリーシリーズ第2戦
TOYOTAGAZOO RacingRallyChallenge2018Jointcup北
海道シリーズ第2戦
2018年TRDラリースノーミーティング
(011-822-0610)
DSCC-A (0186-43-3481)
AG.MSC北海道、JAC、ASAMA (0277-20-4633)
D
2018年JAF九州ラリー選手権第1戦 JMRC九州ラリーチャンピオンシリーズ第1戦
JMRC九州ラリーチャンピオンシリーズチャレンジ部門第1戦 TOYOTAGAZOO RacingRallyChallenge2018jointcup MCACAPRICCIO 2018
25日 4(APRIL)
2018年JAF中四国ラリー選手権第1戦 2018年JMRC中国・四国ラリーシリーズ第1戦 TOYOTAGAZOO RacingChallege2018Cupin安芸高田 2018ラリーin安芸高田
AG.MSC北海道 (011-864-2003)
D
RR,RN,RJ,RPN, AE,RF RRRN,RJRPN, AE,RF,RB
MCA (090-8914-9795)
D
RRRN,RJRPN, AE,RF
RCH (0834-28-4632)
D
広島(50) RR,RN,RJ,RPN, AE,RF
中四国
4月 6日 ~8日
2018年JAF全日本ラリー選手権第2戦 ツール・ド・九州2018in唐津
GRAVEL (0940-62-1018)
C
全日本 佐賀(350) RR,RN,RJ,RPN, AE, RF,RB
15日
2018年JAF東日本ラリー選手権第3戦 JMRC関東ラリーシリーズ群馬ラリーシリーズ第1戦 ネコステ山岳ラリー2018
2018年JMRC近畿アベレージラリーシリーズ第1戦
2018キャッスルラリージュニア
ネコステ (049-277-2005)
TEAM CASTLE (079-253-8201)
RR,RN,RJ,RPN, AERFRB C
14日~15日 兵庫(120)
E
東日本 群馬(170) 埼玉(50)
21日~22日
27日~29日
2018年JAF九州ラリー選手権第2戦 JMRC九州ラリーチャンピオンシリーズ第2戦 JMRC九州ラリーチャンピオンシリーズチャレンジ部門第2戦 TOYOTAGAZOO RacingRallyChallenge2018jointcup九
州シリーズ
ひむかラリー2018
TOYOTAGAZOORacingRallyChallenge2018in八ヶ岳 茅野
2018年JAF全日本ラリー選手権第3戦 2018年JAF中部・近畿ラリー選手権第1戦 2018年JMRC近畿SSラリーシリーズ第1戦 「ラリー丹後2018」
R-10-N (0982-37-0253)
AE,RF RF,RB D
21日~22日 長野(110)
九州 宮崎(150)
KAPS (0493-61-1185)
SYMPHONY,OECU-AC (0771-63-6363)
C
C D
RR,RN,RJ,RPN, AE, RR,RN,RJ,RPN, AE,RF
京都(350)
全日本 中部・ 近畿
21 2018・2/3JAFMOTORSPORTS C AL E ND AR 14 ●ラリー RALLY 1(JAN) 選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 東日本 長野(100) RR,RN,RJ,RPN, AE,RF,RB D FRC (0265-76-8162)
1月 13日 ~14日 北海道 北海道(12) RR,RN,RJ,RPN, AE,RF RR,RN,RJ,RPN, AE,RF,RB D EZO
14日 秋田(100)
RN,RJ,RPN,AE,RF
27日 ~28日 2(FEB) 全日本 東日本 群馬(400) Gr-A,Gr-N
RR,RN,RJ,RPN, AE, RR,RN,RJ,RPN, AE,RF,RB A C
2月 1日 ~4日 北海道 北海道(13)
2018年北海道スノーチャレンジカップ第2戦 北海道ブリザードラリー 3(MARCH) 九州 福岡(120)
RF,RB
3月 24日 ~25日
RR,RN,RJ,RPN, AERFRB
RR,RN,RJ,RPN, AE,RF,F
RR,RN,RJ,RPN,
RR,RN,RJ,RPN, RB,AE,RF
RR,RN,RJ,RPN, AE,RF
GYMKHANA,CIRCUITTRIAL,DRIFT 1(JAN)~4(APRIL)
本カレンダーは、開催場所を基準に、カレンダー登録規定の「行政区画における地域別」毎にまとめて掲載しています。
北海道地方
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日
4月 8日
2018年JAF北海道ジムカーナ選手権第1戦
2018年JMRC北海道ジムカーナシリーズ第1戦
2018年JMRC北海道オールスター選抜第1戦 スーパースラローム in千歳 Rd17
東北地方
PN,N,SA,SAX, B,SC,AE D NC.ASC(0123-23-5115)
北海道 新千歳モーターランド アクティブ・セーフティ・パーク
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日
2018年JAF東北ジムカーナ選手権第1戦 2018年JMRC東北ジムカーナシリーズ第1戦 2018年JMRC全国オールスター選抜第1戦 ENDLESSCUPジムカーナシリーズ
PN,N,SA,SAX, SC,AE D SSC(0224-83-3116)
東北 スポーツランド SUGO 西コース
4月 8日
3月 25日 東北 エビスサーキット 西コース PN,N,SA,SAX, SC,AE D KO.S、奥州VICIC (022-225-5037)
2018年JAF東北ジムカーナ選手権第2戦 2018年JMRC東北ジムカーナシリーズ第2戦 2018年JMRC全国オールスター選抜第2戦 ノックアウトジムカーナ イン エビス DIREZZACUP
21~22日
関東地方
1月 13日
2018年JAF全日本ジムカーナ選手権第3戦 オールジャパンジムカーナ イン エビス
PN,SA,SC,AE, D C 奥州VICIC (022-225-5037)
全日本 エビスサーキット 西コース
競技会名 開催日 筑波サーキットコース2000
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号
B E TMAC(03-3611-6687) TMAC Aライセンス講習会 サーキットトライアル付き①
2月 4日 筑波サーキット
11日
25日
3月 4日
B E TMAC(03-3611-6687) 東関東サーキットトライアルinつくばSr1 DUNLOPDXLスカラシップ タイヤセレクト 足立加平① TMAC Aライセンス講習会 サーキットトライアル付き②
B E CLEVER(03-3766-3312) 2018クレバーサーキットトライアル in筑波 第1戦 -Aライ講習会付-
ACTIVE(070-6644-1348) 2018JMRC栃木・茨城ジムカーナシリーズ第1戦 アクティブアタックジムカーナ
2018年JAF関東ジムカーナ選手権第1戦 2018JMRC関東オールスターシリーズ第1戦 2018JMRC全国オールスター選抜1戦 TMSC&T1P&SPHEREスーパースラローム in浅間台
TMSC,T1P、SPHERE (03-3221-9950)
筑波サーキットコース2000
10-11日
14日
17-18日
21日
25日
2018年JAF全日本ジムカーナ選手権第1戦 TAKUMIOILCUPGYMKHANA IN TSUKUBA
TMAC Aライセンス講習会サーキットトライアル付き③
ドリフトマッスル2018Rd1 日光サーキット大会
(DriftMuscle2018Rd1)
2018クレバーサーキットトライアル in筑波 第2戦 -Aライ講習会付-
2018年JAF関東ジムカーナ選手権第2戦 2018JMRC関東オールスターシリーズ第2戦 2018JMRC全国オールスター選抜第2戦 ICCスパークリングジムカーナ
T-SPIRIT,KSC,THE MC (049-235-4886)
TMAC(03-3611-6687)
TDMC(0550-78-6784)
CLEVER(03-3766-3312)
ICC・S(0299-43-6391)
ツインリンクもてぎ南コース PN,N,SA,B,SC, D,AE E
関東 浅間台スポーツランド PN,N,SA,SAX, SC,D,AE D
PN,SA,SC,AE, D C
B E
B,D D
全日本 筑波サーキットコース1000
筑波サーキットコース2000
日光サーキット
筑波サーキット B E
PN,SA,SAX, SC,D,AE D
関東 茨城中央サーキット
22 2018・2/3JAFMOTORSPORTS C AL E ND AR 14 ●ジムカーナ●サーキットトライアル●ドリフト
23 2018 2/3 JAF MOTOR SPORTS
主催者を代表して、JAF矢代会長による挨拶から始まった表彰式の第一部。集合写真撮 影の後には恒例の第二部が行われ、JAF杉山雅洋副会長による乾杯でパーティがスター ト。JAF久米正一専務による一本締めで、2017年の栄光の宴は幕を閉じた。
第一部の司会進行は、レースアナウンサ ーのピエール北川さん、そしてフリーアナ ウンサーの竹内香苗さんが担当。第二部 では、ものまねタレントのホリさんが登 場。表彰対象者も登壇して、場内が一体 となったモノマネライブを披露してくれた。
200名を超える表彰対象者の他、招待されたモー タースポーツ関係者が一堂に会した会場。ステー ジ中央には特大スクリーンを配して表彰対象者の 氏名や写真が大写しされた。また各カテゴリーを 代表する参戦車両の迫力の映像も上映された。
10月に東京・台場で開催されたFIAインターコン チネンタル・ドリフティング・カップで優勝した川 畑真人選手の他、2位のA.サレグラセブ選手、3位 の齋藤太吾選手が特別に表彰された。写真は代理 で登壇したプロモーターの齋田功氏。
24 2018 2/3 JAF MOTOR SPORTS
第二部では、井原慶子氏を始めとしたJAFウィメン・イン・モ ータースポーツのアンバサダーの4名がステージに登場。
2017年から新アンバサダーに就任した飯田裕子氏、辻田慈 氏、蓬茨夕美氏と一緒に、2017シーズンの活動報告を行った。
この瞬
間
の ために
一年を締めくくる栄光の式典を目指し、 日本のトップ選手が東京・渋谷に集結。
JAF MOTOR SPORTS AWARD 2017
2017年JAFモータースポーツ表彰式
開催日:11月24日 開催場所:セルリアンタワー東急ホテル ボールルーム
2017年も、国際格式及び全日本選手権を 舞台に熱き戦いが繰り広げられてきた。激動 の年も残り少なくなった11月。国内四輪モー タースポーツを統轄するJAFが主催する「JAF モータースポーツ表彰式」が開催された。
今回の表彰式では、全国各地で展開され た接戦を勝ち抜いて好成績を修めた選手に 対して、シリーズの成績の認定と各種賞典 の授与が行われた。
東京・渋谷に用意されたこの名誉ある場 には、全日本スーパーフォーミュラ選手権、 FIAインターナショナルシリーズ・スーパー GT、全日本フォーミュラ3選手権、全日本
JAFモータースポーツ 名誉委員の称号を 高橋国光氏に贈呈
この賞典は、JAFモータースポーツ関係委員 会の経験者や、モータースポーツの発展へ特 に貢献が著しい個人の中からモータースポーツ 審議会に諮り、名誉委員の称号が贈呈される もの。今回は二輪から四輪に転向して以来、レ ース部会委員、レース部会副部会長、安全部 会委員、JAF理事等、多くの役職を歴任してき た高橋国光氏に贈呈された。
ラリー選手権、全日本ジムカーナ/ダートト ライアル選手権、全日本カート選手権等の 成績優秀選手が招待された。
また、FIA-F4のシリーズ上位選手を始め、 FIAエレクトリック&ニューエナジー選手権 やFIAインターコンチネンタル・ドリフティ ングカップ、JAFカップオールジャパンジム カーナ/ダートトライアルのウィナーも招待 され、各種賞典が授与された。
この表彰式に名を連ねる事は、1年の集 大成とも言える栄誉。各カテゴリーで受賞し た選手達は、築いた栄光と共に、国内モー タースポーツの歴史に名を刻むことになった。
INDY500制覇の 佐藤琢磨選手に 特別賞を贈呈!
2017年5月に開催された第101回インディ アナポリス500マイルレースで日本人初のチ ャンピオンに輝いた佐藤琢磨選手にJAFモー タースポーツ特別賞が贈られた。佐藤選手に はJAF矢代会長から、表彰状と特製の鏡面プ レートが贈呈された。「JAF表彰式のご招待は 2001年の英国F3チャンピオン獲得以来、16 年ぶりなので光栄です」とは佐藤選手。
JAFカップオールジャパンジムカーナ/ダートトライアルに新 設された「PN部門クラスWomen」。栄えある初代ウィナーにも JAFカップが授与された。写真はJAF矢代会長とダートラ優 勝者の石垣晴恵選手、ジムカーナ優勝者の東方紀美恵選手。
25 2018 2/3 JAF MOTOR SPORTS
と
き
日本最高峰のレースカテゴリーである全
日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)。 2016年シーズンを戦ったストフェル・ バンドーン選手がF1にステップアップする等、 世界的な注目を浴びるレースとなっている。
今シーズンはピエール・ガスリー選手が参戦 して、日本のレーシングドライバーがどう迎え 撃つのかに注目が集まった。
タイトル争いはガスリー選手と2015年チャ ンピオン石浦宏明選手による最終戦勝負となっ たが、僅か0.5ポイント差で石浦選手に軍配が 上がる薄氷を踏むタイトル確定劇となった。そ んな2017シーズンを、自身2度めの戴冠と なった石浦選手が語ってくれた。
「スーパーフォーミュラは表彰の最後に行われ ますから“トリ”という感じがしますし、その真 ん中に呼ばれる事はやっぱり嬉しかったですよ
ね。前回の初めて獲った時は、緊張していて、 『どこでお辞儀をするんだろう』なんて感じでし たけど(笑)、2回めの今回は会場の様子や雰囲 気も感じる事ができました。
今シーズン、周りからは“大事に行っている” ように見えたかも知れませんが、1戦1戦勝つた めに必死でした。終わってみれば、すべての結 果が積み重なってタイトルに繋がっただけで、 たくさん勝てたワケではない。逆に言うと、“勝 てなかった悔しさ”の積み重ねでもありました。
タイトル獲得のキーポイントは、もてぎとオー トポリス。2スペックのタイヤで行われた2戦で ちゃんと戦えた事が大きかったと思いますね。
長くやっていると、どこのコースでどのチー ムが速いという傾向も分かりますし、ライバル 勢のセットアップの方向性も予想できる部分が あります。今シーズンで言えば、ソフトタイヤ で一撃のタイムが出るチーム、出にくいチーム、 ミディアムだとタイムが出るチーム等と色々分 かれましたが、そうした周りの状況を観察しな がら、なるべく両方のタイヤでしっかりタイム を出せて、決勝ラップが速く走れるように…… そこを多分一番真剣に考えていたので、決勝で 速かったのかなと思いますね。
今のSFって、クルマのセットアップとして触 れる箇所や、チーム独自でできる要素は、実は それほど多くないんです。状況に合わせるとか、 タイヤを上手く使うとか、そういう領域でやっ ていて、抜け出す事はなかなか難しい。シーズ
2年連続チームチャンピオンを獲得したINGING MOTOR SPORTは石浦宏明選手と国本雄資選手の2台態勢。2015 ~2016年のタイトルホルダーを擁する強豪だけに、一糸乱れ ぬチームワークの高さが証明された年となった。
ン中はいかに読みを外さず、コンディションに 正確に合わせられるかという細かい部分でやっ ていて、一人だけブッちぎってシーズン通して 速いなんて、昔と違って難しいんですよ。 その分、エンジニアといっぱい考えて、1戦1 戦を集中してやっていかないと、点を獲ること すら難しいカテゴリーなんです。全力でやって も『何でこの1000分台のタイムが足りないん だ』っていう戦いなので、常に100%ですよ。 また、レースウィークの金~日曜、あるいは 予選のQ1~Q3と、どこかで一つミスをする と、そのレースウィークが台無しになりかねな いという難しさもあります。でも、チームの雰 囲気や監督にも助けられて、今まで以上に自分 の力を出せているという感じはしますね。 来シーズンもまた、1レース毎に勝ちを狙って いく以外ないですし、まずは開幕戦で勝てるよ うに準備して、やるだけだと思っています」
26 2018 2/3 JAF MOTOR SPORTS
チームワークの“強さ”とベテランの“風格”が紡いだ2度めの栄冠 石浦宏明選手 全日本スーパーフォーミュラ選手権ドライバーチャンピオン
RACE
全日本スーパーフォーミュラ選手権 FIAインターナショナルシリーズスーパーGT 全日本フォーミュラ3選手権
全日本スーパーフォーミュラ選手権のドライバーチャ ンピオンは石浦宏明選手、チームチャンピオンはINGI NG MOTORSPORTが獲得。メカニック賞もINGING MOTORSPORTSが受賞した。
全日本フォーミュラ3選手権は高星明誠選手がドライ バーチャンピオンを獲得した。チーム部門はカローラ 中京kuo TEAM TOM'S、エンジンチューナー部門は株 式会社トムスがタイトルを獲得。
表彰式第二部では GTアソシエイショ ンと日本フォーミュ ラスリー協会によ る賞典の授与式が 行われ、F3Nチャン ピオンを獲得した DRAGON選手も マカオ帰りで元気に登壇した。
スーパーGTシリーズGT500クラスは、LC500の37号 車を駆る平川亮選手とN.キャシディ選手がドライバー チャンピオンを獲得。チーム部門のタイトルはLEXUS TEAM KeePer TOM'Sが獲得した。
スーパーGTシリーズGT300クラスのドライバーチャ ンピオンの座は、共に3度めの獲得となる谷口信輝選 手と片岡龍也選手に輝いた。チーム部門はGOODS MILE RACING & Team UKYOが戴冠。
強いライバル勢の隙を突いて 冷静に掴み獲った初タイトル
「N クラスでチャンピオンを獲った時に続いて、今回はチャンピオンクラス での表彰でしたが、 " 上には上がある " という気持ちでした。嬉しかったですけ ど、次はスーパーフォーミュラで、という気持ちです。ただ、B-MAX としては (関口)雄飛さんが獲った 2011 年以来でしたし、チーム代表でもある N クラ スチャンピオンの DRAGON(組田龍司)さんと一緒にタイトルを獲れた事に関 しては“記念すべき年”とも言えますね。自分が獲れた事以上に、その事が 嬉しかったです。
今季は、 2 回目の鈴鹿で坪井翔選手がブッちぎりで初優勝しましたが、そこ で『え?』って。相手は F3 を知り尽くした常勝軍団トムスなので、シーズン前 半のままでいる事はないと注意してましたけど、速過ぎるぐらい速くなって きて、これからどうやって戦って行こうか、となりました。
『ここからトムスが連勝してくる』という思いもあったので、絶対に表彰台や ポイント獲得を逃さないように戦って、それが実現できたのが良かったと思 います。もし 2 位とか 3 位でも、ファステストラップ(のポイント)は獲らなく ちゃいけない。リタイヤはいけないけど、ファステストを獲るまでプッシュ するというせめぎ合いで、だいぶ追い詰められてました(笑)。現在は SF や GT500 といった日本のトップカテゴリーに参戦することが目標。その舞台に まず立ちたいと思っています」
表彰式第一部では、ソーラーカーレース鈴鹿2017の優 勝者にJAF電気・ソーラーカー部会の生方聡部会長か ら賞典が授与された。写真はクラス制覇9回めで4時 間耐久レース総合優勝のオリンパスRS・山本武監督。
開催3年めのFIA-F4で
宮田莉朋選手が初の連覇を達成! 表彰式第一部で行われたFIA-F4表彰式。「目標のFIA-F4連覇を 達成できたので、次のステップに繋げられると思います」と語る チャンピオン宮田莉朋
選手を始め、2位笹原右
京選手、3位角田裕毅選
手、4位大湯都史樹選
手、5位大滝拓也選手、
6位澤田真治選手に賞
典が授与された。チー
ム部門はHondaフォー ミュラ・ドリーム・プロ ジェクトが獲得。
スーパーGT史上初! 23歳・最年少チャンピオンコンビ誕生 平川亮選手/
ニック・キャシディ選手
FIA インターナショナルシリーズ スーパーGT GT500 クラスドライバーチャンピオン
平川亮選手:「F3でタイトルを獲って表彰式に出た 時には、『まだまだ上で獲るぞ』と思ってましたし、今 回GT500チャンピオンとして出席した時も『もっと 上を目指したい』という気持ちでした。
ウエイトが重く、燃料リストリクターも絞られて厳し い時に、2人で頑張って確実にポイントを重ねられた 事が良かったですね。
2017シーズンからレッ ドブルカラーに彩られ ることになった37号車 LC500。開幕戦でいきな り優勝する完成度の高さ を見せた車両で、LC500 勢による今季快進撃の礎 を作った。
“史上最年少チャンピオン”に対しても特別な思い はなかったです。参戦初年度のデビュー戦がポー ル・トゥ・ウィンだったので、その時から『タイトル を獲れる』と思ってましたので、『結構時間が掛かっ たな』っていう思いですね(苦笑)。
新たにコンビを組んだニックとタイトルが獲れた 要因としては、お互いの速さはもちろん、共にミス がないという事があったと思います。特に中盤戦、
年齢が同じなので、ほぼ毎日メッセージをやり取 りし、仲良くやれたのも良かったと思います。
今季は、僕がAドライバーとしてコントロールで きた部分もありましたが、それにニックが『僕はBド ライバーじゃない、Aドライバーだ!』という勢いで頑 張ってくれたので切磋琢磨できました。コンビとして は良かったと思いますね。
ただ、タイトル決定戦のもてぎの後半は、自分の スティントをミスなく終えるだけだったんですけど、
27 2018 2/3 JAF MOTOR SPORTS
高星明誠選手 全日本フォーミュラ3 選手権ドライバーチャンピオン
B-MAX RACING TEAM with ND DPから参戦した高星明誠選手。車 両はVW製エンジン搭載のF312。
『めちゃめちゃイヤ』でした。毎戦少しでも前を目指し て攻めて走っているのに、あの時はただ守りの走り だったので、集中を保つのが難しかったですし、デ ブリやポストの旗にもいつも以上に気を遣って、ヘ ンな緊張感がありました。
クルマを使うスポーツなので、いつトラブルが起 こるか分からないですし、GT300は僕らに関係なく レースをしています。だから最終ラップの最終コー ナーでアクセルを踏んで4速ぐらいに加速するまで は気を抜けなかった。同時にそこで『チャンピオンに なった』事を実感しました。
今後もレーシングドライバーとして更なる速さを 追究していきます。一つ一つの予選アタックや、決 勝のセットアップでも、見返すと『こうすれば良かっ たな』という部分がまだまだあるので、そういう部分 を詰めて行きたいですね。
ライバルたちもタイトルを狙っているので、ここで は大きなことは言いません。でも、こっそり連覇を目
ニック・キャシディ選手:「前回、F3チャンピオンと して表彰式に出た時、記念撮影でSFチャンピオンの 石浦サンの隣に座りましたが、今回も同じく石浦サ ンの隣でした。でも、今回はGT500のチャンピオン として。だから、とても特別でしたし、信じられない 気持ちでした。
僕らは“史上最年少チャンピオン”ということです が、僕を“リョウ”より数か月後に産んでくれた両親 には感謝しています。僕の方が若いってことですか ら(笑)。それは冗談ですけど、今後出てくるドライ バーにとって、僕らの記録は目標になるでしょうし、 素晴らしいですよね。
僕にとって今季は2年めのGT500でしたが、こ れまで以上に高いレベルで戦えたと思いますし、 チームもいい仕事をしてくれました。僕もチームメイ トと一緒に仕事をするという部分では、昨シーズン より経験を持って臨めたと思います。
ベテランが臥薪嘗胆で掴んだ3度めのチームタイトル
谷口信輝選手/片岡龍也選手
FIA インターナショナルシリーズ スーパーGT GT300 クラスドライバーチャンピオン
谷口信輝選手:「JAF表彰式では、改めてタイトル
獲得の実感が湧きましたし、3回めとなる今回は『ホッ とした』という思いが正直な所です。
2017年は横浜ゴムが100周年、チームが10周年、 AMGが50周年というアニバーサリーイヤーでした。
僕自身に変なプレッシャーはなかったですが、皆 さんに勝てる材料と環境を揃えて頂いている中で、 僕らが頑張ってタイトルを獲れた事で、少し恩返し できたかなと思っています。
GT300の場合、開幕戦で勝ったチームがタイト ルを獲るというジンクスがあるので、岡山で勝った 後で『今年は獲れるかも』と思っていました。その後、 少し流れが悪い時期はありましたが、クルマにパ フォーマンスがあって、最後には流れを引き戻せた と思います。
最もツラかったのは、100kgウェイトでノーポイン トに終わった鈴鹿。一番のライバルもリタイヤした ので、その分はツキがあったと思います。
また、最終戦前のタイを2位で終えて、ポイント リーダーに立てたのも良かったですね。ただ、タイ
からもてぎまでの間は『こんなチャンスを逃すなんて 耐えられない』というプレッシャーが大きくて精神的 に参ってました(笑)。寝ても醒めても最終戦の事ば かり考えてましたから。
46歳でチャンピオンというのは最年長じゃないか と思いますが、まだ周りの期待も感じるので、モー タースポーツを盛り上げる1人として、もう少し頑張 りたいですね。これまで同一パッケージで2連覇した チームはいないと聞いているので、来シーズンは連 覇に向けて全力を尽くします」。
片岡龍也選手:「今シーズンはチームと"初音ミク" が10周年で、AMGが50周年、横浜ゴムが100周 年と、皆が結果が欲しい状況でした。また、これま でチームが2011年、2014年とタイトルを獲っていて 『3年周期だから2017年は獲れる年だ』という、何の 根拠もない流れもありました(笑)。
ただ、開幕戦でかなり手応えのある内容で優勝で きたんですよね。ここ何年か横浜ゴムさんと開発し てきたものが、やっと実を結んできたという感触が あったので『チャンピオンを獲れるんじゃないか』とい
KART
全日本カート選手権
スーパーGTは8戦すべてが大切ですが、中でも 2回の優勝はタイトル獲得のために大きかった。特 に、第7戦タイで優勝してポイントリーダーになり、 プレッシャーなく最終戦のもてぎに行けたのは良かっ たですね。ただ、最終戦の予選後は、凄くプレッ シャーを感じました。ニスモがあれほど速いとは予 想していなかったので(苦笑)。
不思議なことに、決勝の朝、サーキットに着いた ら「今日は人生の中で偉大な1日になる」という予感が しました。レースに向けて完全に集中できてました し、自らの仕事をこなす事だけを考え、すべてに冷 静に対処できましたね。
僕は、スーパーGTより大きな選手権はF1だけだ と思ってます。だから日本でレクサスのドライバーと して走れているのはとても嬉しい事なんです。だか ら、今後も日本でのキャリアを積み重ねて行きたい ですし、F3、GT500に続いて、次はSFのタイトル を獲得したいですね」。
それまでのBMW Z4からメ ルセデスにスイッチして3 シーズンめとなった2017 年。GT300ではAMG勢の 速さが際立ったが、ベテラ ンらしい粘りの走りでタイ トルを獲得した。
うイメージでスタートしました。
でも、やっぱりライバルたちがかなり手強くて。最 終戦では、予選でのPPを加えて、僕らは2位に対し て10ポイントの差がある状態でスタートしましたけ ど、最後まで全然気が抜けない戦いだったなと思い ます。だから、チャンピオンを獲れて嬉しいのは嬉 しいんですけど、それ以上に『守り切れて良かった な』という感じでしたね」。
圧倒的な速さで駆け抜けたOK部門。
そして群雄割拠を勝ち抜いたFS-125部門。
ドラゴ・コルセが2017年の両部門を完全制覇した。
佐藤蓮選手
全日本カート選手権 OK 部門チャンピオン
2年間戦った全日本カート選手権FS-125部門では2016年に タイトルを獲得して、今シーズンはOK部門にステップアップ した佐藤蓮選手。開幕戦では24番手スタートからの優勝とい う衝撃的なデビューを飾り、怒涛の開幕3連勝で周囲を突き放 す。速さと強さを兼ね備えた圧倒的なペースを披露して10戦 6勝を挙げ、OK部門初年度でタイトルを獲得した。
澤龍之介選手
全日本カート選手権 FS-125 部門チャンピオン
ジュニアカート選手権FP-Jrから2017年に全日本FS-125部 門にステップアップした澤龍之介選手。祖父も応援するカー ト一家で将来を嘱望されたドライバーだ。今季のFS-125部門 東地域は多数の勝者が生まれ白熱のシーズンとなったが、2勝 を挙げた澤選手がポイントリーダーで東西統一戦に挑み、決 勝中止ながらも予選6位でタイトルを獲得した。
28 2018 2/3 JAF MOTOR SPORTS
指したいと思います(笑)」。
RALLY
全日本ラリー選手権
14年ぶりにスノーラリーが復活した2017年全日本。
天王山・ラリー北海道を経ても決まらない 熾烈なタイトル争いは終盤戦まで白熱した。
2年連続8回め
未舗装2戦+舗装路7戦の高速ラリー 天王山はサバイバル‶ラリー北海道”!
スノー路面の嬬恋ラウンドが開幕戦と して新たに加わった全9戦の全日本ラ リー選手権。実質的な開幕戦は第2 戦佐賀となったが、各クラスとも前半の舗装で ポイントを重ねた選手が、中盤のグラベル2戦 で大量得点してタイトルを決めた格好だ。
第7戦北海道ではJN5小濱勇希/馬場雄一 組とJN3天野智之/井上裕紀子組、JN1新井 正和選手が決め、第8戦岐阜ではJN4曽根崇 仁/桝谷知彦組、JN2北田稔選手、JN1須藤 浩志選手が確定。最終戦新城ではJN6勝田範 彦/石田裕一組、JN2猪股寿洋選手がタイトル を確定させている。
コンパクトマイスター天野智之 選手のナビを務める井上選手。 マシンはヴィッツRS。
JN3ナビゲーター 井上裕紀子選手 8年連続10回め
JN6ナビゲーター 石田裕一選手 2年連続5回め
全日本ラリー最多記録に並ぶ獲得10回めのメモリアル! 井上裕紀子選手 全日本ラリー選手権 JN3 ナビゲーターチャンピオン
豊田自動織機ラリーチームを結成して全日本 JN3 に参戦する天野智之選手。 そのナビゲーターを務める井上裕紀子選手は、前人未到のナビゲーター部門 10 回めのタイトルを獲得した。ドライバー部門で最多の奴田原文雄選手による 10 回にも並び、来季以降は更なる金字塔を打ち立てる勢いだ。 「ラリーを始めて 20 年ですが、こんな記録は当初想像も付きませんでした。学 生ラリーから始めて、ドライバーからナビに転向して 15 年になります。色々な 方々のご縁でここまで来られました。天野選手と出るようになってからは『この 領域の走りはできないな』とか、ラリーの準備を見て『ここまで色々な事をやりな がら参戦するのはムリ』と感じて、自分にもチャンスがあると思ったナビゲータ ー業に専念しました。参戦歴は長いんですが、ドライバーのコントロールや、本 番での出走順など、ラリー特有の攻められる環境作り等、未だうまくできていな い事も多いので、自分を高める余地はまだまだ沢山あると思っています。それ と、新たにラリーを始める人のお手伝いもしていきたいんですよね。全日本にフ ル参戦していると、なかなか難しいんですけど」。
29 2018 2/3 JAF MOTOR SPORTS JN1ドライバー 須藤浩志選手 初タイトル JN4ドライバー 曽根崇仁選手 2年連続2回め JN2ドライバー 猪股寿洋選手 初タイトル JN5ドライバー 小濱勇希選手 初タイトル
新井正和選手 2年連続3回め
桝谷知彦選手 2年連続3回め
北田稔選手 10年ぶり3回め
馬場雄一選手 2年連続2回め
天野智之選手 4年連続9回め
勝田範彦選手
JN1ナビゲーター
JN4ナビゲーター
JN2ナビゲーター
JN5ナビゲーター
JN3ドライバー
JN6ドライバー
GYMKHANA
全日本ジムカーナ選手権
若手ドライバーの台頭、そしてベテラン達が 成し遂げた快挙。クラス統合初年度の 全日本ジムカーナは新たな勢力図に塗り替えられた。
PN1チャンピオン 斉藤邦夫選手 3年ぶり10回め
PN2チャンピオン 山野哲也選手 2年ぶり17回め
PN3チャンピオン ユウ選手 初タイトル
PN4チャンピオン 茅野成樹選手 10年ぶり9回め
SA1チャンピオン 若林拳人選手 初タイトル
SA2チャンピオン 朝山崇選手 3年連続5回め
JAFカップオールジャパンジムカーナ優勝者の皆さんには、JAF久米正一専務から「JAFカップ」 が授与された。PN1深川敬暢選手、PN2河本晃一選手、PN3西野耕司選手、PN4石原昌行選手、 PN Women東方紀美恵選手、SA1一色健太郎選手、SA2佐藤巧選手、SA3安部洋一選手、SA4金本 辰也選手、SC野原博司選手。
N+SA部門統合で変わる勢力図
シビアな戦いは“チーム力”で制する
8戦の全日本ジムカーナ選手権は 2017年からN部門とSA部門が統合 され、SA車両を主体としたクラスに 再編された。改造範囲の拡大により動力性能が 大きく向上するため、適応力の高さと、激変す
る環境をまとめ上げるチーム力が肝となった。
今季は第6戦タマダが天王山で、PN2山野 哲也選手とPN4茅野成樹選手、SC西原正樹 選手が決め、第7戦恋の浦ではPN3ユウ選手 が確定。最終戦鈴鹿南ではPN1斉藤邦夫選 手、SA1若林拳人選手、SA2朝山崇選手、SA3 小俣洋平選手、SA4津川信次選手がタイトル を確定させた。
SA3チャンピオン 小俣洋平選手 2年連続2回め
SA4チャンピオン 津川信次選手 4年連続7回め
クラス統合で競争が激化! 辛くも掴んだ7回めのタイトル
津川信次選手 全日本ジムカーナ選手権 SA4 チャンピオン
ナンバー付き最高峰クラスで 3 年連続チャンピオンを獲得している津川信次 選手が 4 連覇を達成した。今季は N 部門の強豪である菱井将文選手と同じ SA4 で戦う事になり、周囲からは苦戦が予想されていた。また、今季から活動を開 始した「全日本ジムカーナ選手会」の代表を務めレースウィークは多忙を極めた。 「菱井さんと自分にとっては『楽しい 1 年が始まった』という認識でしたね。『ど っちが速いのか白黒付けようじゃないか!』って感じで、本番での相手の走りの 分析や自分の戦略の立て方には、今まで以上に気合が入りました。今季はシー ズン中盤で菱井さんが王手をかける展開になってしまいましたが、後半 3 戦で 連勝して僅差の大逆転でタイトルを防衛できました。統合初年度ということで SA 車両での戦い方の煮詰めが深かった点が勝因ですかね。『周りの予想を裏切 ってやった』という意味でもいいシーズンになりました(笑)。選手会でもギャラ リーサービスや参加選手のモラルアップをテーマに、来季も様々なトライをし ていく事を選手の皆で話し合っています。気持ち的には来季 8 勝を目指してま すので(笑)、気合が入る年になりますね」。
SCチャンピオン 西原正樹選手 5年ぶり8回め
熟成が重ねられ、もはや完成の 領域にある津川信次選手のSA 車両のランサー・エボⅩ。
30 2018 2/3 JAF MOTOR SPORTS
全
DIRT TRIAL
全日本ダートトライアル選手権
各クラスでシリーズ後半まで激戦の火花が散った 2本のトライにすべてをかけるグラベル日本一決定戦。
センス溢れる若手の猛攻にベテラン勢が意地を見せた。
PN1チャンピオン 宝田ケンシロー選手 2年連続2回め
PN2チャンピオン 川島秀樹選手 2年連続5回め
N1チャンピオン 細木智矢選手 初タイトル
N2チャンピオン 黒木陽介選手 3年連続4回め
SA1チャンピオン 工藤清美選手 2年ぶり6回め
SA2チャンピオン 北村和浩選手 2年連続15回め
JAFカップオールジャパンダートトライアル優勝者の皆さん。「JAFカップ」を授与された表彰 対象者は、PN1山崎利博選手、PN2櫻井貴章選手、PN
Women石垣晴恵選手、N1細木智矢選手、 N2北條倫史選手。SA1外山嘉賢選手、SA2北村和浩選手、SC1山崎迅人選手、SC2上村智也選 手、D亀田幸弘選手。
若手もベテランも各クラスで白熱! 後半の中日本ラウンドが天王山に
内のダートコースを転戦した全8戦 の全日本ダートトライアル選手権。
直前までの雨により大荒れとなった
第4戦スナガワを除いては、晴天に恵まれた良 好なドライコンディションでの戦いとなった。
今シーズンは中部地区で行われた後半2戦 でシリーズが決し、第6戦門前ではN1細木 智矢選手とD谷田川敏幸選手が決め、第7戦 今庄ではPN1宝田ケンシロー選手とSA1工 藤清美選手、SC1山崎迅人選手、SC2梶岡悟 選手が確定。最終戦タカタでは、N2黒木陽介 選手、SA2北村和浩選手がタイトルを確定さ せている。
道産子ドライバー宝田ケンシ ロー選手はオクヤマ謹製のス イフトでPN1連覇を達成。
SC1チャンピオン 山崎迅人選手 初タイトル
SC2チャンピオン 梶岡悟選手 3年ぶり7回め
Dチャンピオン 谷田川敏幸選手 5年連続14回め
苦手を克服して駆け抜けた!道産子ドライバーの注目株 宝田ケンシロー選手 全日本ダートトライアル選手権 PN1 チャンピオン
オクヤマワークスのスイフトスポーツを駆り 2016 年に PN1 で初タイトルを獲 得した宝田ケンシロー選手。北海道在住で全国を転戦し、今季は 8 戦中 4 勝を 挙げて第 7 戦今庄で自身 2 度めの PN1 タイトルを確定させた。
「元々ウェット路面が得意な方だったので、超硬質ドライ路面でのタイヤ選択 等が課題でしたが、昨年後半でアシのセットアップを変更していい感触が得ら れてきたので、今季はミスなくタイヤ選択を行えばソコソコ走れる状況でした。 自信があった第 2 戦恋の浦と第 4 戦スナガワ、横浜ゴムと相性のいい第 7 戦今 庄で勝てればタイトルを狙えると思っていたので、その戦いに集中しました。 普段本番車に乗れない環境なのでイメージトレーニングは人一倍やっているつ もりです。一週間前から本番のイメージを描いてますから(笑)。ダートラでは 2 本走るとクタクタで。大会後には毎回 2kg ぐらい体重が落ちるんですよ。でも、 ダートラはメンタル面の究極を鍛えられる競技なのでやり甲斐がありますよ。 今季は第 6 戦門前で勝てた事がターニングポイントになりました。野沢や切谷 内など苦手意識の高いコースがあるので、その攻略が今後の課題です」。
31 2018 2/3 JAF MOTOR SPORTS
国
全日本選手権初チャンピオンインタビュー
彼らの多くがその前年にあと一歩まで迫りながらも、〝登頂〞を果たせなかったということ。リベンジを果たしたサミッター達の軌跡を振り返ってみたい。フォト/小竹充、滝井宏之、友田宏之、中島正義、吉見幸夫、
昨年の全日本選手権で初の栄冠を勝ち得た ドライバー達の声を、今年もお届けする。
スポーツ編集部
スポーツ編集部
32 2018 2/3 JAF MOTOR SPORTS 特 集 2017
頂 サミット 点 へのアプローチ
2017
年のルーキーチャンピオン達の特長は、 J A F
J A F
レポート/水谷一夫、
激戦区で探求を続けた9年掛かりの初タイトル
タチでジムカーナに飛び込んで、いき なり全日本を目指したドライバーがい る。「ユウ」。神奈川のニュートンラン ドを拠点に、PN車両の86で全日本に参戦する 33歳だ。N2では5年、PN3に移行して4年。激 戦クラスを戦い抜いて、念願の初タイトルを獲 得した彼に、”長い道のり”の軌跡を聞いた。
「最初は神奈川県シリーズを戦いましたが、県 戦を追い出してすぐに全日本に出たいなと思い
ました。土台として練習も必要なんですが、自 分の中には『競技に出ないと得られないものがあ る』という肌感覚があったんですよね。
小4から20歳まで、競技スキーやマウンテ ンバイクをやってたんです。スキーでは国体や インターハイにも出ましたが大した成績は残せ ず、トレーニングとして始めたMTBでは、年1 回の全日本選手権に出られました。18歳以下の ジュニアクラスで優勝して、高校3年の時には 世界選手権にも出場することができました。
こういう競技生活が長かったので『試合にた くさん出ることが必然』という感覚が刷り込まれ てました。なので、モータースポーツでも、一 刻も早く全日本に行かないと始まらないし、全 日本を獲らないと先もないと思ってました。
クルマは昔から猛烈に大好きで、ラリーや レースが好きだったので、いつかモータース ポーツをやりたいと思ってました。そんな時に、
知り合いがニュートンランドの佐藤社長に自分 の存在を伝えて『そういうコならきっと速くなる から連れておいでよ』となって、練習会に行くよ うになったのが最初のコンタクトでした。
ジムカーナはローコストだし運転の基礎も学 べるという事でこの世界に入りました。山野哲 也さんのように、ジムカーナ出身でレーシング ドライバーになった先輩もいましたからね。
2009年には購入したDC2インテグラで全日 本N2を追いました。周りには無謀だと思われ てたでしょうけど、佐藤社長はそれでいいとい う考え方でした。全日本を目指すならその空気 感に早く慣れるべきだ、というコトですよね。
でも、初年度はぜんぜんポイントが獲れなく てビビりました(笑)。やっぱり全日本は凄いし、 自分が余りにもショボいなとも。それでも、全 日本にはタイム向上のヒントが沢山あったので、 活動の場は全日本にこだわりました。
当時のN2は飯島賢治選手が圧倒的に速かっ たわけですが、同じクルマで同じタイヤなのに 何でこんな差が付くんだろうって興味が湧いて。
クルマのセッティングも好きだったので、その 探求にどんどんのめり込んでいったんです。
ゆう■幼少期からスキーやマウンテンバイクの競技に打ち込 み、20歳でモーターレーシングへ転向。飛び込んだジムカーナ では2006年に神奈川県戦でチャンピオンを獲得。翌年から全 日本ジムカーナに上がり、現在まで激戦区クラスで戦い続けて いる。2017年は念願のラリー参戦も叶い、86で挑んだTGR開
幕戦裾野ではデビューウィンを飾った。
成績が出ない時期が長かったですが、一度4 位に入ったりして、少しずつ成長してる感触も ありました。上手い人からワザとかを盗みた かったので、なかなか勝てないなと思いながら も、その探求が面白くてハマってました」
5年続けたN2のチャレンジは2013年を最後 に卒業。全日本ジムカーナの新カテゴリーとして 2012年から加わったPN部門に挑む事になった。 「N2のレジェンド的な存在の飯島選手がPN 部門に移ってしまったので、ホントはN2で チャンピオンを獲ってから、と思ってましたが、 山野さんがBRZに乗り換えた事もあって『86 だったら買える。同じステージに行けば絶対勉 強になる』と思ってPN3に挑む事にしたんです。
初年度はボロボロになるんだろうなと思ってま したが、意外と入賞圏内に絡めました。だから、 最初にN2を選んだことは間違いではなかった、 ちゃんと基礎は学べていたと思いました。
でも、セッティングの考え方がガラッと変わ りました。インテの時に『勝つためには理論や物 理を学ばないとダメだ』と思って色々な本を読 んだんです。でも、FFでは全然リンクしなかっ た。それが、86ではバシッと合ったんです。
FFのジムカーナ車両の作り方って、ターンを 回れるようにした上で、他をどうバランスさせ るかというアプローチですよね。だから、自動 車操安の基礎からは外れていて、普通のコーナ リングの理論が通用しない部分があるんです。
86では、そういう今まで読んだ文献に書いて ある内容とリンクしてきたので、『こりゃ、乗り 換えて良かったわ~』と思いました(笑)。
2015年は、ジムカーナを始めるきっかけにも なった山野さんと、それっぽく勝負できてる状 態が最高に楽しかったです。クルマ作りをうま くやれば同じタイムが出るはずなので、自分と 何が違うんだろうという探求でしたね。
山野さんは走りもセッティングも引き出しが
多かった。『そういう手があるのね』と思って次 戦までに真似して挑むと、また違う事をやって くる(笑)。さすが、凄い量の引き出しがあるん だなと、かなり勉強になりました」
開発にも関わったブリヂストンの新作タイヤ が登場して「今年獲らなかったら、いつチャンピ オン獲るの?」という状況で迎えた2017年。開 幕2戦は勝利したものの、第6戦タマダの直前 にはテスト中に本番車をクラッシュさせるなど、 シーズン中盤は思わぬ足踏みが続いた。
しかし、チーム員のマシンを借りて参戦した タマダは見事優勝。第7戦恋の浦でも優勝し て、有効では満点となる年間6勝を獲得して、 全日本初チャンピオンを決める事ができた。 「自分の出せる力しか出せませんし、今季はや るべきことをやるしかないという心境でした。メ ンタルの鍛錬は小さい頃からやってきたので、 プレッシャーは意識してませんでした。むしろ 表彰台でのスピーチが今でも緊張します(笑)。
ジムカーナはセッティングの探求ができない と厳しいですよね。そういう意味でも、今後は クルマの動きを感じる部分を磨いていきたい。 悪い部分があってもアジャストしちゃうんで、 それを見抜くチカラが欲しいんですよね。
来季は86継続だと思います。目標は2連覇 です。それと、モータースポーツにおけるジム カーナのプレゼンスを高める活動もしていきた い。その具体的なプランはまだありませんが、 ラリー参戦もその手段の一つだと思ってます」 2009年から全日本に挑んで9年め。無謀な 挑戦を支えてくれた皆さんにユウから御礼だ。 「9シーズンも掛かりましたけど、大変お待た せ致しました。もちろん、これがゴールではあ りませんし、意識高く活動を続けていきたいの で、今後ともご支援よろしくお願いします!」
2017全日本ジムカーナ選手権 PN3クラスチャンピオン ユウ
ハ
「全日本に出ないと、始まらないし次もない」
pro le
シリーズ序盤、ライバルが得意とするコースを 制して先行できたことが、タイトルに繋がった
馬でもなければ、四万十川でもない。 いま南国土佐といえば、“仁淀ブ ルー”なのだという。その清流、仁 淀川の流れを汲む渓流の傍らに立つのは細木 智矢。生粋の土佐っ子は、昨年、全日本ラリー の奴田原文雄以来となる、高知出身の全日本 チャンピオンに輝いた。
細木にとって今回のチャンピオンは、“三度目 の正直”だった。2015年はクラス最多の3勝を 上げながらも坂井義浩、岡翔太との三つ巴に敗 れ、岡とのマッチレースとなった2016年は僅か 1勝と調子を崩し、涙を呑んだ。2017年も、岡 との再戦が多くの人々の注目を集めた。
「2017年のシリーズは、僕と岡君が得意とす るコースが半々、4戦ずつあったんです。岡君は 恋の浦、切谷内、野沢、今庄という、どちらか というとテクニカルなコースが得意。僕は高速 コースとなる残り4戦のコースが、走りもクル マのセッティングも合っていたんです。だから 相手が得意とする所を取った方がチャンピオン に近付くだろうと思ってました」
テニスでいうところのブレイクポイントを先 に取ったのは細木だった。第2戦恋の浦で開幕 戦丸和に続く連勝を飾ったのだ。 「ドライタイヤの87Rを選択してそれを生かせ る走りができたのが勝因です。岡君はじめほと んどのドライバーはウェットタイヤの74Rを選
2017全日本ダートトライアル選手権 N1クラスチャンピオン
細木智矢
択して、もちろんそれはそれで理由があったと は思いますが、僕は色々と考えた上で、74Rは バーストの危険性が高いと判断して、完走でき る可能性の高いタイヤを選択したんです。実 際、岡君はバーストしてしまった。第2戦とい う早い時期に行なわれた恋の浦で勝てたこと が、チャンピオン獲得の決め手になりました」
第3戦切谷内は岡がリベンジ。続くスナガワ は絶対の自信を持つ細木が獲る。そして第5戦 野沢は再び岡と、細木の目論見通りにシリーズ は展開した。そして第6戦門前を迎える。
「門前も皆がウェットを選択する中、僕はドラ イで行ったんです。ドライの稼ぎ所の前半を思 いっきり行ったんですが、これは凄いペースで 来てる、ウェットタイヤを少なくとも1秒はちぎ れてると走りながら体感で分かったんですよ。
クレストのジャンプを越えてからの後半は、そ れがあったので、コンマ5秒捨ててもいいと、 走りを切り替えられたんです。
踏みちぎる走りをしつつ、その中で一歩引い て落ち着いて攻める。2016年の自分はただガム シャラに行くだけで、それができなかったんで すが、そういう成長が門前でできたというのが 自分でもびっくりでした」
結果は狙い通りの勝利を得てシーズン4勝め をマーク。Dクラスの谷田川敏幸とともに全日 本チャンピオン確定一番乗りを果たした。
「恋の浦の岡君のバー ストがなければ門前で は決められなかった。 もし今庄で負けて精神 的にちょっと厳しく なったところでタカタ にもつれていたら、得 意なコースではあるけ れど、どうなっていた
か分からない。やはり 最初から先行できたこ とが大きかったと思い ます」
細木のセールスポイ ントは、その惚れ惚れ するほどの踏みっぷり の良さだ。コーナリン グも躊躇なく一発でス
テアリングを決めると 誰よりも速くアクセル を開ける。その源流
pro le
は、最強のFFドライバーとして知られた石井 淳に遡る。
「僕自身は石井さんの走りを生で見たことはな いんですけど、師匠の藤井さん(※藤井博樹。 四国を代表するグラベルドライバーで、細木の マシンメンテナンスも担当)が以前一度だけ、 石井さんの横に乗せてもらったことがあって、 凄いオーバースピードでコーナー入ってもマシ ンをコントロールする技術に驚いたらしいんで す。石井さんはサイドブレーキを使ったんです が、藤井さんは左足ブレーキでそれをやった。 僕もその技を受け継いでいるわけです」 細木の全日本への挑戦が本格化するのは 2012年からだ。
「その前年、タカタで開催された四国地区戦の 最終戦で、あれくらいのブレーキングができる んなら全日本に行け、と小清水さん(※小清水 昭一郎。四国を代表するトップチューナー。 2017年全日本ジムカーナチャンプの朝山崇らを 鍛え上げた)に言われたんですよ。タカタで覚 えたブレーキングはどこでも通用するから、と」 同じ四国の先輩、黒木陽介が2011年に全日 本を制したチャンピオンカーのDC2インテグ ラを駆った細木は、早くもその年のタカタで全 日本初優勝をもぎ取る。
「実績のあるクルマで勝てないと、自分には何 が足りないのかと自問するしかない。自分を追 い込めたからこそ勝てたんです。アクセルを踏 みちぎるだけだった自分に藤井さんがまず抑え ることを教えてくれて、黒木さんからは全日本 で勝てる技術を学んだ。そして最後に小清水さ んが押し出してくれた。四国の先輩達に結果で 報いたいというのが、僕の原動力です」 今年はマシンもクラスも変える予定。その先 に見据えるのは現在最強のFFドライバー、“店 長”こと工藤清美との直接対決だ。 「勝った時でも店長だったら何秒で走ったろう かとはよく考えますね。僕から言わせると店長 は全然攻めてないのに速い(笑)。走り方がきれ いなんです。だから自分の踏みっぷりと店長の 走りを足したら、たぶんもっといいタイム出る んじゃないか、と。2018年はチャンピオン取っ ても挑戦者です。自分の理想の走りに近づける よう、頑張ります」
ほそき ともや■高知出身の細木は30歳。実家は坂本龍馬像のある桂浜に歩いて行ける距離 にある。ダートラドライバーの父親の影響で、免許取得後すぐに競技の世界へ。「最初出たダー トラはともかく滑るのが怖くて1本めは全然ダメで。“壊してもいいからもっと踏め。それが できないんだったらダートラなんかやめてしまえ”と父に言われたら、ちょっと気が楽になって (笑)、踏んでみたら7位でした。そこからハマってしまった」とは本人の回想だ。
龍
2017年の全日本ラリー選手権JN5クラ スは、シトロエンDS3 R3T-MAXとい うヨーロッパ生まれの純ラリーカー2台 が真っ向から激突する、骨軋むハードバトルと なった。
2016年のチャンピオンに輝いた柳澤宏至か ら名門キャロッセワークスのステアリングを継 いだ2013年の全日本チャンピオン川名賢に挑 んだのは、前年、JN2クラスで5戦4勝という圧 倒的な戦績を残しながらもシリーズ2番手に甘 んじた小濱勇希。所属するMATEX-AQTEC ラリーチームは前年、終盤2戦を新井大輝に よって連勝で締め括るという新興チームらしか らぬ強さを見せていた。
JN5の事実上の開幕戦となった第2戦唐津は DAY2までベストタイムの応酬となる大激戦と なったが、川名のスピンにより、決着。小濱が シトロエンでのデビュー戦を勝利で飾った。
「SS1はやっぱり探りながらの運転になって負 けたんですけど、想定の範囲内のタイム差だっ たので、川名さんも探ってるんだな、と。だっ たら川名さんが探り終える前にこっちから仕掛 けるしかない。SS2からは、まくりました。この まま帰ったらサービスで何言われるか分からな かったですから(笑)」
小濱にとって、唐津は絶対に勝たなければな
pro le
こはま ゆうき■大学自動車部でラリーを 始め、サイグンこと埼玉群馬シリーズで頭 角を現し、同シリーズとJAF東日本ラリー 選手権でチャンピオンを獲得。大学の先 輩でもある竹内源樹が全日本チャンピオ ンを獲得したBRZを駆って2015年から全 日本へステップアップした。
ンカーで見返すと、道からはみ 出さんばかりの勢いで走ってる。 よくあんなスピードでコーナー 入れてるな、って感じでしたね。
ただ勝てても、ホッとできた のは一瞬だけでした。あのキャ ロッセがこのままでいるはずが ないので。でも唐津で勝ったこ とで、こいつは勝てるドライ バーだなとある程度は認められ たのか、チームのモチベーショ ンが劇的に上がったように僕自 身は感じました。テストもかな りやってくれるようになりました し、やっぱり先に流れを作った 方がチャンピオンを獲るのだと 思ってましたから、まだまだ勝 ち続けなければならないと思っ てましたね」
その言葉通りに第3戦、第4 戦も連勝。第5戦モントレーで
らない一戦だった。勝たなければ先が見えてこ なかったからだ。
2016年最終戦を終えて、AQTECの代表、 辻井利宏に自分を売り込みに行った小濱に対し て、辻井はこう言い放った。
「チームで面倒見る方向で考えてみるが、その 代り、勝て。結果が出なければシーズン途中で も切る。シトロエンに乗ったら総合3位で上 がってこい」
総合3位というのはその年の新城で大輝が残 したリザルトだった。
「勝てるクルマだというのは大輝君が証明して くれたわけだから、後はドライバーの腕だとい
うことです。もちろん自分もそう思ってました。 自分で左ハンドルの練習車を買ってオフの間は 走り込みましたが、正直、唐津の時点では、シ トロエンというクルマを十分に理解した上で臨 んだわけではなかった。
ただしそれを言い訳にすることはできない。 だから本番では極限まで集中しました。DAY1
最後の林の上のSSは、霧が出たんですが、イ
は川名が遂にその本領を発揮し、ラリーをリー ドするがマシントラブルでリタイヤしてしまう。
川名はグラベル初戦となる洞爺でクラス初優勝 を手にするものの、続くラリー北海道で、ラ リーをリードしつつも再びリタイヤを喫したこと で、チャンピオンはあっけなく小濱のもとへ転 がり込んだ。
「グラベルで連敗してシリーズリーダーの座を 一旦は明け渡すが、最後の舗装の2戦で再逆 転する、というのが僕のシナリオだったので、 北海道で決まってしまったというのは予想外で した」と小濱。
モントレーでは川名が図抜けた速さを見せた だけに、ラリー北海道の結果次第では大きくも つれる可能性は高いと思われたが、小濱がそれ でも自信を持てたのは、2016年の終盤2戦で大 きく成長できた思いがあるからだ。
「あの2戦は例え2連勝しても、自力タイトル の可能性はなかったんです。でも、だからこそ、 絶対フルポイントで明治さんに勝つんだという 強い意思を持って臨んだラリーだったんですよ。 チャンピオンが獲れなくても、そこで結果を残 せば、どこかで繋がっていくんじゃないか、と。
実際、そこで結果を出したからこそ、辻井さん に認めてもらったわけです。
練習でできないことは絶対、本番ではやらな かった自分がやらない領域まで行ってしまった ラリーだったんですが、結果的にはそれが正解 で、一気に運転が進化した。タイム出るけど余 裕ある運転スタイルを身につけられたんです。 気持があったから自分を超えられた」
その修羅場の経験が唐津でのシトロエンデ ビューウィンに繋がったのかもしれない。
第7戦で早々とタイトルを決めた小濱は、そ のご褒美として第8戦ではWRXでJN6クラス へスポット参戦した。衝撃の体験だったという。 「それなりに場数を積んできたつもりの自分が、 全然まだまだ足りないと思い知られされた。技 術の差はもちろんですが、厳しい修羅場を何度 も超えてきたトップの人達の精神的なタフさが 何よりも伝わってきたラリーでした」
今季の参戦計画はまだ決まってはいないが、 すでにボロボロのGC8インプレッサを購入。 この冬は4WDターボの練習に勤しむ予定だ。 そう遠からぬ時期に、その成果を試す場が到来 することを、願っていきたい。
35 2018 2/3 JAF MOTOR SPORTS
2017全日本ラリー選手権 JN5クラスドライバー部門チャンピオン 小濱勇希
勝たなければ何も見えてこない。必死で 臨んだシリーズ初戦が、すべてだった
(特集は51ページへ続きます)
最終ラップまで息詰まる
ホットバトルを制した名取鉄平選手が S-FJ 日本一の座を獲得!
2017 鈴鹿クラブマンレース
Final Round
F4・S-FJ マスターズレース
[JAF 公認 No.2017-3004]
開催日 : 12 月 9~10 日
開催場所 : 鈴鹿サーキットフルコース
格式 : 準国内
主催 : OCCK[クラブ登録 No. 加盟 27003]、 SMSC[クラブ登録 No. 公認 24001] レポート/はた☆なおゆき フォト/吉見幸夫、 JAF スポーツ編集部
シーズンの終わりを告げる「スーパーFJ日 本一決定戦」が、2017年は鈴鹿サーキッ トを舞台に、12月9~10日に開催され
た。FJ1600の時代から含めると、ちょうど20回目
となる記念すべき大会は、久々にファイナルで激 しいトップ争いが繰り広げられた。
今回も予選、6周の第1レグ、10周のファイナル というトーナメント方式で争われ、42人のエントリ ーを集めたこともあり、第1レグまでは2グループ に分けられることとなった。予選は土曜日の早朝、 凍てつく寒さの中、前日の雨の影響で路面に一部 ウェットパッチを残した状態からのスタートとなっ た。Aグループのトップは、鈴鹿チャンピオンの山 内飛侑選手とシリーズでも最後まで競い合った鈴 木智之選手。2年連続で第1レグをポールポジショ ンからスタートすることとなった。2番手が山内選 手で、3番手は吉田宣弘選手で、4番手は菅生と富 士の二冠王、大草りき選手が獲得。一方、Bグル ープではもてぎチャンピオンの小倉祥太選手がト
左から 2 位小倉、優勝名取、3 位山内の 3 選手。4. 九州の吉田宣弘選手が 5 位に食い込んだ。5. 太田格之進選 手は 6 位まで挽回した。6.トップ 2 のバトルに食らいついた山内飛侑選手は 3 位入賞を果たした。
2017 年は全日本カートでも活躍した名取選手。フォーミュラへ のステップアップが濃厚だ。
ップで、これに続いたのは岡山チャンピオンの岡 本大地選手、そして名取鉄平選手、太田格之進選 手だった。
土曜日の午後に行われた第1レグ。スタートを 鈴木選手が決めるも、1周めのスプーンで山内選手 が逆転。しかし、2周めの1コーナーで鈴木選手が、 3周めの1コーナーでは山内選手が抜き返すという
36 2018 2/3 JAF MOTOR SPORTS
S-FJ 日本一決定戦/1. もてぎチャンピオンの速さを見せ付けた小倉祥太選手だったが、2 番手に甘んじた。2. 鈴鹿がホームコースの鈴木智 之選手は 4 位に入賞した。3.
1 2 4 6 5 3
バトルが展開された S-FJ は名取鉄平選手が優勝。
F4 日本一決定戦/7. 里見乃亜選手は 2 位に入賞。
8.F4 日本一決定戦は予選から桁違いの速さを見せた
角田裕毅選手がポールトゥウィンを飾った。9. 佐藤セ ルゲイビッチ選手は 3 位争いを制して表彰台をゲッ ト。10.H クラス表彰。左から 2 位金井亮忠、優勝早坂 公希、3 位佐藤健介の 3 選手。11. 僅差の戦いとなっ た H クラスは早坂公希選手が優勝。12.H クラスにエン トリーの金井亮忠選手は 2 位に入った。13.F4 西日本
最終戦で 2 位入賞の大原佳祐選手。14.F4 日本一決定 戦。表彰台を射止めた里見、角田、佐藤の 3 選手。
目まぐるしい展開とな ったものの、その後は 山内選手が逃げ切ることとなった。「だんだん(調 子が)上がってきました。ただ、もうちょっと足り ないというか、ファイナルにはセットを変えて、攻 めていこうと思っています」と山内選手。
大波乱が起こったのは、第1レグのBグループ だった。小倉選手を抑えて、好スタートを切った はずの岡本選手が、その直後に失速!ギヤトラブ ルが発生し、2コーナー立ち上がりでクルマを止め てしまったのだ。ここまで岡山シリーズは出場した
4戦、さらにF1日本GP前座のドリームカップも 制して全勝だったドライバーが、まさかファイナル に残れないとは……。
これでトップを守った小倉選手は、後続を一切 寄せつけずに独走。ファイナルのポールポジショ ンも獲得した。「スタートは思ったよりホイールス ピンしてしまいました。それでも2コーナーをトッ プでクリアできてからは、しっかり自分の走りがで きましたし、ファステストラップを狙い続けました」 と小倉選手。一方、その後方では名取選手と太田 選手が2番手を激しく争う。だが、最終ラップの シケインでショートカットしたことがペナルティと なり、太田選手は13番手に降格してしまう。
そして、迎えた日曜日のファイナルは、完全なド ライコンディションで争われた。ここで好スタート を決めたのは名取選手で山内選手をかわして2番 手に浮上。トップを守った小倉選手は早々に逃げ の構えに入る。ところが、1周めのヘアピンで接触 があったことから、セーフティカーがコースイン。
先導は1周に留まったが、SCランはスーパーFJル ーキーの小倉選手にとって初体験。「カート時代の ローリングスタートや、テレビで見たリスタートを
思い出して」、なんとか後続の逆転を防いだものの、 4周めのスプーンで痛恨のシフトミスが。僅かに失 速した隙を名取選手は逃さず捉え、スリップストリ ームを使い続けて接近した5周めの1コーナーで、 トップに躍り出る。
この頃、トップ争いは三つ巴で、後続は遥か彼 方。名取選手と小倉選手に唯一食らいついていた、 山内選手ですら「手も足も出ず、波乱を待つしかな かった」という。8周めの130Rでアウトから、小倉 選手が前に出るも、9周めのスプーンで名取選手が 再逆転。最終ラップはいたるところで逆転を試み た小倉選手であったが、鈴鹿をホームとし、さら にSRS-Formulaを首席で合格している名取選手 は、コースを知り尽くしている強みで要所をしっか りとガード。ゴール前で名取選手に並びかけた小 倉選手であったが、コンマ2秒及ばず。
「昨日まで速さが今イチ欠けていましたが、思い 切って変えてみたセットがうまくいって、トップに 立つことができました。セット変更は僕の判断で す。そういう意味では、ドライビング以外のスキ ルも上がったということなのでしょう」と、優勝の 名取選手は満足そうだった。2位は小倉選手、3位 は山内選手が獲得。7周めの130Rで吉田選手を抜 いてきた鈴木選手が4位に続いた。
F4日本一は東日本王者、 角田裕毅選手の独壇場に
鈴鹿クラブマンシリーズと併せて、西日本シリ ーズの第7戦を12月9日に、日本一決定戦を10日 に、決勝を開催する変則スケジュールとなったF4。
「学校の試験で、金曜日の練習を走れなかったので、 少し不安でしたが、気持よく走れました」と語る角 田裕毅選手が、両レースともにPPを獲得。まず
第7戦では、西日本チャンピオンの大原佳祐選手 さえ、一歩も寄せつけずに圧勝。10周で約15秒の 差をつけたばかりか、レース中にレコードタイムを 塗り替える。
それだけに、日本一決定戦ではどれだけの差を つけるか、そして再びレコード更新なるか注目され ていた。ここでは大原選手が4番手に留まり、間 に割って入ったのは、里見乃亜選手と久保宣夫選 手だ。しかし、決勝では角田選手がスタートに出 遅れてしまう。その脇をすり抜けていったのが里 見選手だった。とはいえ、大きく遅れることなく続 いていた角田選手は、早々に勝負をかける。1周め のヘアピンで襲いかけられた里見選手は、抗う術 もなくトップを明け渡す。そこから先は、もう角田 選手のひとり舞台。「コースコンディションが何か 変わっていたようで……」と、第7戦のような2分1 秒台への突入は果たせずとも、2分3秒台での正確 無比な周回を重ねて、再び逃げ続けていった。 里見選手に続いていたのは、予選5番手から絶 妙のスタートを切っていた、佐藤セルゲイビッチ 選手だ。しかし、中盤に入ると里見選手、佐藤選 手ともに単独走行に。8周めのデグナーで4番手を 走行していた大原選手が痛恨のスピン。このハプ ニングで漁夫の利を得ることになったのは、Hパタ ーンミッションの車両で争われるHクラスの早坂
37 2018 2/3 JAF MOTOR SPORTS
日本一の座を獲得!
7 8 9 10 12 11 13 14
38 2018 2/3 JAF MOTOR SPORTS
4月 1日
開催日 ツインリンクもてぎ マルチコース
競技会名
2018JMRC栃木・茨城ジムカーナシリーズ第2戦 アクティブアタックジムカーナ
2018年JAF筑波サーキットトライアル選手権第1戦 8日
7日
東関東サーキットトライアル inつくば Sr2 DUNLOPDXLスカラシップ タイヤセレクト足立加平②
TMAC Aライセンス講習会サーキットトライアル付き④
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号
PN,N,SA,B,SC, D,AE E ACTIVE(070-6644-1348)
筑波 筑波サーキット PN,SA,B,D,AE, BD D VICIC (0465-22-9346)
B E TMAC(03-3611-6687)
筑波サーキットコース2000
2018JMRC関東チャンピオンシリーズ第1戦
2018JMRC千葉東京ジムカーナシリーズ第2戦 ラッテストーンハードスラローム第2戦
浅間台スポーツランド P,PN,N,SA, SAX,B,SC,D D Narashino(047-407-6050)
8日 関東 ツインリンクもてぎ マルチコース PN,SA,SAX, SC,D,AE D SHAKEDOWN、 ㈱モビリティランド (0287-96-4505)
2018年JAF関東ジムカーナ選手権第3戦 2018JMRC関東オールスターシリーズ第3戦 2018JMRC全国オールスター選抜第3戦 もてぎチャレンジ2017
14-15日 本庄サーキット N,B D
PMC・S(03-3863-3378) PMC・SスーパートライアルR-1
21日 袖ヶ浦フォレスト・レースウェイ B E JARAC・RC (043-266-3703)
22日 =サーキットトライアル
AllPrimaryCircuitTrialRd1 国内A級ライセンス講習会付
中部地方
1月 21日
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 鈴鹿サーキット東コース N,SA,B D NRC,KSCC,SMSC (052-792-2031)
新春鈴鹿ゴールデントロフィーサーキットトライアル
2018年JMRC中部 ジムカーナ東海シリーズ第1戦 602PTGジムカーナ
美浜サーキットクニモト PN,SASAXB SC E PALM TOWN (080-5168-5417)
2月 18日 鈴鹿サーキット 東コース N,SA,B D チーム淀 (079-565-7808)
3月 4日
18日 中部 美浜サーキットクニモト
10日
18日
18日
4月 8日
14日
15日
鈴鹿クラブマンレース R2併設 サーキットトライアルシリーズ第1戦
2018年JAF中部ジムカーナ選手権第1戦 JMRC中部ジムカーナ選手権第1戦 JMRC全国オールスター選抜第1戦 FASC・MMSC美浜ジムカーナ
2018FISCO SPECIALSTAGETRIALRound1
PN,SA,SAX,B, SC,D D FASC、MMSC (090-2685-2944)
B E 富士スピードウェイ㈱、 FISCO-C(0550-78-1234)
P,PN,N,SA, SAXBSC,D D TMSC(03-3221-9950) TMSC富士ジムカーナシリーズ2018第1戦
2018年JMRC中部ジムカーナ東海シリーズ第2戦 MASC HIGHSPEED GYMKHANA
2018年JAF中部ジムカーナ東海シリーズ第3戦 M-1Pleasureテクニカルジムカーナ
SONICサーキットトライアル① (Aライ講習付)
2018年JAF中部ジムカーナ選手権第2戦 JMRC中部ジムカーナ選手権第2戦 JMRC全国オールスター選抜第2戦
リミット ハイスピード ジムカーナ
29日 =サーキットトライアル
2018年JMRC中部ジムカーナ北陸シリーズ第1戦 KRMスラロームアタック
富士スピードウェイ
富士スピードウェイ ジムカーナコース
キョウセイドライバーランド PN,SA,SAX,B E MASC(0561-63-0101)
キョウセイドライバーランド PN,SA,SAX,B E M-I,Pleasure (090-8151-5407)
富士スピードウェイ B E RTSONIC(055-967-8878)
LIMIT(0566-83-0030)
中部 キョウセイドライバーランド PN,SA,SAX,B, SC,D D
大日スポーツランド PN,SA,SAX,B, SC E KRM(076-237-4727)
39 2018・2/3JAFMOTORSPORTS C AL E ND AR 14
3月 11日
競技会名 開催日 E 姫路セントラルパーク 第5駐車場 B D KSCC(06-6327-6522)
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号
2018姫路セントラルパークジムカーナシリーズ第1戦 KSCCジムカーナNo1
2018年JAF近畿ジムカーナ選手権第1戦
2018年JMRC近畿ジムカーナチャンピオンシリーズ第1戦
2018年JMRC全国オールスター選抜第1戦 DIREZZACUPジムカーナ
D LAZYW.S(072-936-8700)
近畿 名阪スポーツランドCコース PN,N,SA,SAX, B,SC,AE SAX,B
18日
18日 名阪スポーツランドCコース N,SAX,B E R-7,LAZYW.S (072-936-8700)
21日
30日
~4月1日
4月 15日
22日
29日
2018年JMRC近畿ジムカーナミドルシリーズ第1戦 DIREZZACUPジムカーナ
2018年"Cartolive"杯舞洲スポーツアイランドシリーズ
TJマイカージムカーナNo1
2018D1グランプリシリーズ第1戦大阪大会
2018姫路セントラルパークジムカーナシリーズ第2戦 OCCKテクニカルジムカーナ
N,B,AE E Tj(072-296-6886)
株式会社サンプロス (03-5287-2939)
D D
B E OCCK(090-8880-4933)
E 舞洲スポーツアイランド
舞洲スポーツアイランド
特設コース
E 姫路セントラルパーク 第5駐車場
名阪スポーツランドEコース N,SAX,B E ORCC(072-963-6138) 2018年JMRC近畿ジムカーナミドルシリーズ第2戦 ORCCジムカーナ
2018年JAF近畿ジムカーナ選手権第2戦 2018年JMRC近畿ジムカーナチャンピオンシリーズ第2戦 2018年JMRC全国オールスター選抜第2戦 PROXESスーパーGスラローム
D TSC.O(0798-52-1950)
近畿 名阪スポーツランドEコース PN,N,SA,SAX, B,SC,AE SAX,B
3月 11日
競技会名
2018年JAF中国ジムカーナ選手権第1戦 2018年JMRC中国チャンピオンシリーズ第1戦 2018年JMRC全国オールスター選抜戦第1戦 2018年中国フレッシュマンシリーズ第1戦 2018スピリットジムカーナ
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号
D SPIRIT(090-4666-9063)
開催日 中国 スポーツランド TAMADA PN,N,SA,SAX, BSC,D,AE
31日 ~4月1日
4月 15日
四国地方
3月 18日
2018年JAF全日本ジムカーナ選手権第2戦 広島マツダカップ inTAMADA
2018年JAF中国ジムカーナ選手権第2戦 2018年JMRC中国ジムカーナチャンピオンシリーズ第2戦 2018年JMRC全国オールスター選抜第2戦 2018年JMRC中国フレッシュマンシリーズ第2戦 CMSC島根チャレンジカップ2018
全日本 スポーツランドTAMADA PN,SA,SC,AE, D,B C FULLHOUSE (082-877-6773)
備北サーキット PN,N,SA,SAX, B,SC,D,AE D CMSC島根(0852-23-1511)
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 四国 瀬戸内海サーキット PN,N,SA,SAX, B,SC,D,AE
4月 8日
22日
九州地方
D DCR(089-924-0220) 2018年JAF四国ジムカーナ選手権第1戦 2018年JMRC全国オールスター選抜ジムカーナ第1戦 DCRジムカーナ'2018
2018年JAF四国ジムカーナ選手権第2戦
2018年JMRC全国オールスター選抜ジムカーナ第2戦
2018年OWLほのぼのジムカーナ
2018年JAF四国ジムカーナ選手権第3戦 2018年JMRC全国オールスター選抜ジムカーナ第3戦 POTENZAカップ'18 スピードマスター杯SMCスラローム アタック
OWL(087-813-8371)
TEAM SM.C (088-828-4858)
B,SC,D,AE
PN,N,SA,SAX, B,SC,D,AE D
四国 モーターランドたぢかわ
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号
競技会名 開催日 九州 スピードパーク恋の浦 ジムカーナコース
11日
2018年JAF九州ジムカーナ選手権第1戦 2018年JMRCオールスター選抜第1戦 グラベルマインドジムカーナ2018
Aライ ジムカーナ inオートポリス2018Round1
2018年JMRC九州ジムカーナジュニアシリーズ第1戦 RC熊本 春一番ジムカーナ2018
2018年JAF九州ジムカーナ選手権第2戦 JMRCオールスター選抜第2戦 スーパートライアル IN 恋の浦 2018
2018年JAF九州ジムカーナ選手権第3戦 JMRCオールスター選抜第3戦 マーブルジムカーナ
2018D1グランプリシリーズ第2戦オートポリス大会
PN,N,SA,SAX, B,SC,D,AE D GRAVEL (0940-62-1018)
3月 4日 オートポリスレイクサイドサーキット コース B,D E APC (0973-55-1111)
PN,N,SA,SAX, SC E RC熊本 (096-381-6475)
PN,N,SA,SAX, B,SC,D,AE D RC大分 (0972-63-6695)
T-OM(0957-25-8360)
株式会社サンプロス (03-5287-2939)
B,SC,D,AE
HSR九州ドリームコース
40 2018・2/3JAFMOTORSPORTS C AL E ND AR 14 近畿地方
中国地方
中国
四国
D
徳島カートランド PN,N,SA,SAX,
九州 スピードパーク恋の浦 ジムカーナコース
18日
4月 1日 九州 スピードパーク恋の浦 PN,N,SA,SAX,
D
22日 オートポリス D D
14-15日
DIRTTRIAL,AUTO CROSS 1(JAN)~4(APRIL)
本カレンダーは、開催場所を基準に、カレンダー登録規定の「行政区画における地域別」毎にまとめて掲載しています。
北海道地方
1月 27日 ~28日
●ダートトライアル●オートクロス
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号
2018年JAF北海道ダートトライアル選手権第1戦
2018年JMRC北海道WinmaXダートトライアルシリーズ第
1戦
2018年JMRCオールスター選抜第1戦 第40回糠平湖氷上タイムトライアル
D TEAM-OSC(0155-58-2208)
競技会名 開催日 北海道 糠平湖氷上コース PN,N,SASAX B,SC,D,AE
4月 15日
2018年JAF北海道ダートトライアル選手権第2戦
2018年JMRC北海道WinmaXダートトライアルシリーズ第
2戦
2018年JMRCオールスター選抜第2戦 コクピットチャレンジダート
D C.SC.C(011-873-2072)
PN,N,SA,SAX, B,SC,D,AE
北海道 新千歳モーターランド ダートコース
29日
2017年JAF北海道ダートトライアル選手権第3戦
2017年JMRC北海道WinmaXダートトライアルシリーズ第
3戦
2017年JMRCオールスター選抜第3戦 ASL砂川オープニングトライアル
東北地方
競技会名 開催日
4月 1日
2018年JAF東北ダートトライアル選手権第1戦
2018JMRC東北ダートトライアルチャンピオンシリーズ第1戦
2018JMRC全国オールスターダートトライアル選抜第1戦 東日本FRダートトライアルシリーズ 福島県ダートトライアルシリーズ
ダイヤスターダートトライアル2018inEBISU
AG.MSC北海道 (011-864-2003)
PN,N,SA,SAX, B,SC,D,AE D
北海道 オートスポーツランドスナガワ ダー トトライアルコース
オーガナイザー/電話番号
選手権地区 開催場所 競技車両 格式
PN,N,SA,SAX, SC,D,AE D CMSC福島(090-1379-3773)
東北 エビスサーキット西コース
22日
2018年 JAF東北ダートトライアル選手権第 戦
2018年 JMRC東北ダートトライアルチャンピオンシリーズ
第 戦
2018JMRC全国オールスターダートトライアル選抜第 戦 長芋争奪戦サンケーダートトライアル 2018
関東地方
3月 4日
東北 サーキットパーク切谷内 PN,N,SA,SAX, SC,D,AE D MSC-TOWADA (0176-25-3020)
開催日 関東 丸和オートランド那須 PN,N,SA,SAX, SC,D,AE D FSC (042-560-9667)
2018年JAF関東ダートトライアル選手権第1戦 JMRC関東ダートトライアルシリーズ
<JMRC全国オールスター選抜戦> FSCダートトライアル
競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号
17~18日
4月 8日
2018年JAF全日本ダートトライアル選手権第1戦
DIRT-TRIALinNASU
2018年JAF関東ダートトライアル選手権第2戦
JMRC関東ダートトライアルシリーズ
<JMRC全国オールスター選抜戦>
MARC SuperPerformanceDIRTTRIAL2018
全日本 丸和オートランド那須 PN,N,SA,SC, D,AE C FSC,MSCうめぐみ,360R (0287-73-5028)
MARC、TWS (090-3045-3394)
PN,N,SA,SAX, SC,D,AE D
関東 オートランド千葉 第1コース
29日
2018年JAF関東ダートトライアル選手権第3戦 JMRC関東ダートトライアルシリーズ
PN,N,SA,SAX, SC,D,AE D CD-1(0256-38-4755)
関東 トライアルゾーン新潟
競技会名 開催日 中部 輪島市門前モータースポーツ公園 PN,N,SA,SAX, B,SC,D,AE D
M.SC.MONZEN (0768-42-2025)
22日
2018年JMRC中部ダートトライアル北陸シリーズ第2戦 2018年ザ・イゴのダートラ卯月
2018年JMRC中部ダートトライアル選手権第2戦 2018年JMRC全国オールスター選抜第2戦 2018年JMRC中部ダートトライアル東海シリーズ第1戦
2018CCSTダートトライアル
URARA(0776-78-5821)
CCST(0572-55-5201)
中部 池の平ワンダーランド PN,N,SA,SAX, B,SC,D,AE D
41 2018・2/3JAFMOTORSPORTS C AL E ND AR 14
選手権地区
開催場所
競技会名
<JMRC全国オールスター選抜戦> CD-1SuperSprint2018 中部地方
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号
4月 1日 オートパーク今庄 N,SA,SAX,B, SC,D E
2018年JAF中部ダートトライアル選手権第1戦 2018年JMRC中部ダートトライアル選手権第1戦 2018年JMRC全国オールスター選抜第1戦 MONZEN M.SPCUP2018
15日
2018年JAF中部ダートトライアル選手権第2戦
近畿地方
3月 25日
2018年JAF近畿ダートトライアル選手権第1
2018年JMRC近畿ダートトライアルチャンピオンシリーズ
第1戦
2018年JMRC全国オールスターダートトライアル選抜第1
2018年JMRC近畿ダートトライアルジュニアシリーズ第1戦
2018'サンダース春
4月 22日
2018年JAF近畿ダートトライアル選手権第2戦
2018年JMRC近畿ダートトライアルチャンピオンシリーズ
第2戦
2018年JMRC全国オールスターダートトライアル選抜第2戦
2018年JMRC近畿ダートトライアルジュニアシリーズ第2戦
D
PN,N,SA,SAX,
BSC,D,AE
格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 中国
選手権地区 開催場所 競技車両
2018年JAF中国ダートトライアル選手権第1戦
2018年JMRC中国ダートトライアルチャンピオンシリーズ
第1戦
2018年JMRC全国オールスター選抜第1戦
クルマスターカップCCNエキサイトダート
4日 中国 テクニックステージタカタ
0
2018年JMRC中国ダートトライアルチャンピオンシリーズ
第2戦
2018年JMRC全国オールスター選抜第2戦
グラベルスピリット2018
2018年JMRC中国ダートトライアルチャンピオンシリーズ
第3戦
2018年JMRC全国オールスター選抜第3戦 MCCSスプリングトライアル
四国地方
PN,N,SA,SAX, SC,D,A
8日 中国 楠ハイランドパーク PN,
N,SA,SA
格式
選手権地区 開催場所 競技車両
2018年JAF四国ダートトライアル選手権第1戦
開催日 四国 香川スポーツランド PN,N,SA,SAX, SC,D D TSURUGI (090-3988-5116)
徳島工業短期大学CUP つるぎアルペン
018年JAF四国ダートトライアル選手権第2戦 2018年JMRC全国オールスター選抜ダートトライアル第2戦
2018チーム玉藻アドバントライアル
RASCALSPRING TRIALIN KYUSHU 4月 1日 14~15日
2018年JAF九州ダートトライアル選手権第3戦
CRMCダートトライアル 2018年JAF全日本ダートトライアル選手権第2戦
D C CRMC (09496-2-0252) RASCALFMSC,RC-大分 (092-621-0664)
N,
PN,N,SA,SAX, B,SC,D,AE
PN,N,SA,SC, D,AE
ドパーク恋の浦
トコース
42 2018・2/3JAFMOTORSPORTS C AL E ND AR 14
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 近畿 コスモスパーク PN,N,SA,SAX, B,
AE
SC D THUNDERS(072-822-3346)
戦
SC,D,
N,SA,SAX,B,
戦
近畿 コスモスパーク
N,SA,SAX,B, SC AGSC(072-695-8491)
AGSCハイスピードダートトライアル
D CCN(0827-84-2900)
中国地方
テクニックステージタカタ PN,N,SA,SAX, SC,D,AE
E
RCH(082-962-6692)
3月
D
2
18年JAF中国ダートトライアル選手権第2戦
X
C,
E D MCCS(0836-31-4741)
4月
, S
D,A
2018年JAF中国ダートトライアル選手権第3戦
29日
オーガナイザー/電話番号 競技会名
3月 11日 四国 香川スポーツランド PN,N,SA,SAX, SC,D D TT(0879-52-5413) 2
徳島工業短期大学CUP
4月 22日 九州地方 選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 九州 スピー
ダー
P
AX B,SC,D,AE D RASCAL (092-621-0664) 2018年JAF九州ダートトライアル選手権第1戦 JMRCオールスター選抜第1戦 RASCALDIRTTRIAL2018 2月 18日 九州 スピードパーク恋の浦 ダートコース PN,N,SA,SAX, B,SC,D,AE D FMSC (092-980-7412) 2018年JAF九州ダートトライアル選手権第2戦 JMRCオールスター選抜第2戦 FMSC桜吹雪ダー
2018年JMRC全国オールスター選抜ダートトライアル第1戦 11日 九州 全日本
トライアル スピードパーク恋の浦 ダートコース スピードパーク恋の浦
N,SAS
トトライアル2018
3月
JMRCオールスター選抜第3戦
RACING KART INFORMATION
2018年全日本カート選手権統一規則
本選手権競技会は、一般社団法人日本自動車連盟(以下「J AF」という)の公認のもとにFIA国際モータースポーツ競 技規則/国際カート規則およびその付則に準拠したJAF国内 競技規則/JAF国内カート競技規則およびその付則、����年 (以下「当該年」という。)日本カート選手権規定、本統一規 則、および競技会特別規則に従って開催される。
���������������
����������(略) ��
��.(略)
��.ドライバーの出場資格:
全日本選手権競技に出場するドライバーは、部門毎に以下 の条件を満たしていること。
ドライバーが出場できる地域および参加部門は何れかの地 域ならびに部門に限定され、シリーズの途中で変更すること
2018年ジュニアカート選手権統一規則
�������������������
FP-Jr、FP-JrCadets部門
本選手権競技会は、一般社団法人日本自動車連盟(以下「J AF」という)の公認のもとにFIA国際モータースポーツ競 技規則/国際カート規則およびその付則に準拠したJAF国内 競技規則/JAF国内カート競技規則およびその付則、����年 (以下「当該年」という。)日本カート選手権規定、本統一規 則、および競技会特別規則に従って開催される。
���������������
ジュニアカート選手権競技に出場するドライバーは、部門 毎に以下の条件を満たしていること。
ドライバーが出場できる地域および参加部門は何れかの地 域ならびに部門に限定され、シリーズの途中で変更すること はできない。
�)��ー�ュラ�ストンジュニア(F��J�)部門
(�)ライセンス
ジュニアA、国際Cジュニアドライバーライセンス所 持者とする。
はできない。
�)OK部門:
(�)国際Bドライバーライセンス以上の所持者。
(�)国際Cセニアおよび国内Aドライバーライセンス所持 者については、下記の何れかの実績を満たす者。
①当該年の前年の全日本選手権のOK部門に出場した実 績ある者。
②��の全日本選手権���e�KF部門、KF�部門 あるいはKF部門で、年�����が���以内であっ た者。
③当該年の前年の全日本選手権F�����部門で、年� ����が���以内の者。
④JAFによって特に認められた者(海外での実績等)。 �)F�����部門:
(�)国内A以上または国際Cリストリクティッドドライバ ーライセンス以上の所持者。
[公示No2018ーK004]
または、ジュニアBカートドライバーライセンス所持 者で、参加申込時点において、以下の何れかの実績を満 たす者。
①ライセンス取得後ク�ーズド格�以上の競技会に�� 以上出場した実績を有する者。
②JAFによって特に認められた者(海外での実績等)。 (�)�(�)(略)
�)��ー�ュラ�ストンジュニアカ�ット(F��J�C adets)部門
(�)ライセンス ジュニアA、国際Cジュニアドライバーライセンス所 持者とする。
または、ジュニアBカートドライバーライセンス所持 者で、参加申込時点において、以下の何れかの実績を満 たす者。
①ライセンス取得後ク�ーズド格�以上の競技会に�� 以上出場した実績を有する者。
②ライセンス取得後JAF公認カートコースにおけるス ポーツ��の��時�が��時�以上あ�、その��を 有する者。
③JAFによって特に認められた者(海外での実績等)。
(�)年��限
��(��の��日を��る当該年)以上����満の 者。
なお、当該年に���に�しても、その年のジュニア選 手権競技に出場することが認められる。
43 2018・2/3JAFMOTORSPORTS
������������������ OK、FS-
[公示No2018ーK003]
���部門
�����������
�)(略) ��.(略) �����������(略)
��
��.(略)
����������(略)
�����������
��.ドライバーの出場資格:
��.競技に使用するタイヤは次の条件に��したものとする。
FP-Jr部門およびFP-JrCadets部門で使用す
るタイヤは、下記�)に定�る��ストリ�ュー��ン�と する。
�)�部門に使用で�るタイヤは、JAFによって指定され
2018年地方カート選手権統一規則
本選手権競技会は、一般社団法人日本自動車連盟(以下「J AF」という)の公認のもとにFIA国際モータースポーツ競 技規則/国際カート規則およびその付則に準拠したJAF国内 競技規則/JAF国内カート競技規則およびその付則、����年 (以下「当該年」という。)日本カート選手権規定、本統一規 則(FC-�部門は�用しない)、および競技会特別規則に従っ て開催される。
���������������
����������(略)
��.(略)
当該年度有効なるエントラントライセンスの所持者
た単一製造者のJAF指定タイヤとし、次の通りとする。
・東/西地域:ブリヂストン株式会社
<ドライ用>YNL(SL��)
<ウエット用>YFD(SL��)
●FP-JrCadets部門:
・東/西地域:横浜ゴム株式会社
<ドライ用>ADJ
<ウエット用>�L��
��.ドライバーの出場資格:
地方選手権競技に出場するドライバーは、部門毎に以下の 条件の何れかを満たしていること。
なお、��の競技会にお�る�一ドライバーの��で�る 部門は、�部門の�とする。
�)国内�以��たは国際Cリストリ���ッドドライバー ライセンス所持者。
�)ジュニアA�たは国際Cジュニアドライバーライセンス 所持者(満���以��たは当該年に満���になる 者)で、 下記の何れかの条件を満たす者。
(�)当該年の前年のジュニア選手権競技会に出場した実績 のある者。
(�)������において����か�以内に��ー�ド格 式以�の競技に��以�出場した実績(ライセンス�� 後の実績)のある者。
�)(略)
����������(略)
44 2018・2/3JAFMOTORSPORTS (�)(略) ��.(略) �����������(略) �������� (略) ��.���.(略)
●FP-Jr部門:
(略) ��.���.(略) �����������(略)
[公示No2018ーK005] ����������������� FP-��F������
�������������
JAF指定カートタイヤについて
�����ラス�����
銘柄 クラス
FS-125
FP-Jr
FP-Jr Cadets
FP-2
製造者
㈱ブリヂストン YNC (ドライ)
住友ゴム工業㈱ SL9 (ドライ)
住友ゴム工業㈱ SLW2 (ウエット)
横浜ゴム㈱ SL03 (ウエット)
㈱ブリヂストン SL07 (ドライ)
住友ゴム工業㈱ SL83 (ドライ)
㈱ブリヂストン
横浜ゴム㈱
住友ゴム工業㈱ SLFD (ドライ)
住友ゴム工業㈱ SLJ (ドライ)
横浜ゴム㈱ AAE(SL07) (ドライ)
(MOJO)D2 (ドライ)
ReifenwerkHeidenauGmbH&CoKG
㈱ブリヂストン YNC (ドライ)
YNL(SL17) (ドライ)
㈱ブリヂストン
住友ゴム工業㈱ SL9 (ドライ)
ADJ (ドライ)
(MOJO)W2 (ウエット)
YFD(SL94) (ウエット)
横浜ゴム㈱
ReifenwerkHeidenauGmbH&CoKG
㈱ブリヂストン
住友ゴム工業㈱ SLW2 (ウエット)
横浜ゴム㈱ SL03 (ウエット)
住友ゴム工業㈱
銘柄 クラス
SL07 (ドライ)
[公示No2018ーK006]
製造者
㈱ブリヂストン
住友ゴム工業㈱ SL6 (ドライ)
住友ゴム工業㈱ SL9 (ドライ)
住友ゴム工業㈱
SL83 (ドライ) ㈱ブリヂストン
横浜ゴム㈱
FP-3
SLFD (ドライ)
AAE(SL07) (ドライ)
(MOJO)D2 (ドライ)
SL98 (ドライ&ウエット)
(MOJO)W2 (ウエット)
YNC (ドライ)
YNL(SL17) (ドライ)
YFD(SL94) (ウエット)
SLW2 (ウエット)
SL03 (ウエット)
SL07 (ドライ)
SL6 (ドライ)
SL9 (ドライ)
AAE(SL07) (ドライ)
住友ゴム工業㈱
横浜ゴム㈱
ReifenwerkHeidenauGmbH&CoKG
住友ゴム工業㈱
ReifenwerkHeidenauGmbH&CoKG
㈱ブリヂストン
㈱ブリヂストン
㈱ブリヂストン
住友ゴム工業㈱
横浜ゴム㈱
㈱ブリヂストン
住友ゴム工業㈱
住友ゴム工業㈱
横浜ゴム㈱
FA-2
(MOJO)D2 (ドライ)
ReifenwerkHeidenauGmbH&CoKG
SL83 (ドライ)
㈱ブリヂストン
横浜ゴム㈱
住友ゴム工業㈱ SLFD (ドライ)
住友ゴム工業㈱ SLJ (ドライ)
AAJ(SLJ) (ドライ)
(MOJO)D2 (ドライ)
横浜ゴム㈱
ReifenwerkHeidenauGmbH&CoKG
横浜ゴム㈱ ADJ (ドライ)
住友ゴム工業㈱ SL98 (ドライ&ウエット)
㈱ブリヂストン SL94 (ウエット)
(MOJO)W2 (ウエット)
ReifenwerkHeidenauGmbH&CoKG
住友ゴム工業㈱ SLW2 (ウエット)
SL03 (ウエット)
SL07 (ドライ)
SL6 (ドライ)
横浜ゴム㈱
㈱ブリヂストン
住友ゴム工業㈱
住友ゴム工業㈱ SL9 (ドライ)
SLFD (ドライ)
AAE(SL07) (ドライ)
住友ゴム工業㈱
横浜ゴム㈱
ReifenwerkHeidenauGmbH&CoKG (MOJO)D2 (ドライ)
YNC (ドライ)
YNL(SL17) (ドライ)
㈱ブリヂストン
㈱ブリヂストン
ReifenwerkHeidenauGmbH&CoKG (MOJO)W2 (ウエット)
YFD(SL94) (ウエット)
SLW2 (ウエット)
SL03 (ウエット)
㈱ブリヂストン
住友ゴム工業㈱
横浜ゴム㈱
FR-2
SL03 (ウエット)
SL94 (ウエット)
(MOJO)W2 (ウエット)
SLW2 (ウエット)
SL07 (ドライ)
SL6 (ドライ)
SL9 (ドライ)
AAE(SL07) (ドライ)
(MOJO)D2 (ドライ)
SL03 (ウエット)
SL94 (ウエット)
(MOJO)W2 (ウエット)
SLW2 (ウエット)
横浜ゴム㈱
㈱ブリヂストン
ReifenwerkHeidenauGmbH&CoKG
住友ゴム工業㈱
㈱ブリヂストン
住友ゴム工業㈱
住友ゴム工業㈱
横浜ゴム㈱
ReifenwerkHeidenauGmbH&CoKG
横浜ゴム㈱
㈱ブリヂストン
ReifenwerkHeidenauGmbH&CoKG
住友ゴム工業㈱
45 2018・2/3JAFMOTORSPORTS
オーガナイザーは、競技会のクラス毎に製造者を限定し、競技会特別規則書に記載して下さい。
[公示No2018ーK007]
標記について、概要以下の通りお知らせします。なお、詳細
は各統一規則をご確認ください。
全日本カート選手権
-OK部門:
①当該年に有効なCIK-FIA公認タイヤを製造している 製造者によって製造されたタイヤとし、銘柄は自由。
②ドライとウエットの銘柄は同一とする。
③タイヤの銘柄は、当該ドライバーが当該年に最初に使用し た銘柄に限定する。
④ドライバーは、予めエントリー申込書に使用するタイヤの 銘柄を記入する。エントリー受付締め切り後の銘柄の変更 は認められない。
エントリー受付締め切り前の銘柄の変更はオーガナイザー が指定する所定の用紙にて行うことができる。
例)銘柄とはBridgestone、Dunlop、Yokohama/Advan等 を指す
-FS���部門:
①JAFによって指定された単一製造者の当該年に有効なC IK-FIA公認タイヤを製造している国内タイヤ製造者 のCIK公認タイヤを使用しなければならない。
・東/西地域:住友ゴム工業株式会社
<ドライ用>DF� <ウエット用>K�������
地方カート選手権
-FP-�部門:
・東/西地域:株式会社ブリヂストン
<ドライ用>YNL(SL��) <ウエット用>YFD(SL��)
-FS���部門:
・東/西地域:住友ゴム工業株式会社
<ドライ用>�L� <ウエット用>�L��
ジュニアカート選手権
-FP-Jr部門:
・東/西地域:株式会社ブリヂストン
<ドライ用>YNL(SL��) <ウエット用>YFD(SL��) -FP-JrCadets部門:
・東/西地域:横浜ゴム株式会社
<ドライ用>ADJ <ウエット用>�L��
46 2018・2/3JAFMOTORSPORTS 住友ゴム工業㈱ JAF指定№ サイズ 適用 銘柄 JAF指定№ サイズ 適用 銘柄 JAF-023 10×360-5 FRONT SLJ JAF-001 10×360-5 FRONT SL83 11×500-5 REAR 11×600-5 REAR JAF-029 (JAF-017) 10×450-5 FRONT SL9 JAF-007 10×450-5 FRONT SL98 11×710-5 REAR 11×650-5 REAR JAF-030 (JAF-024) 10×450-5 FRONT SLW2 JAF-015 10×450-5 FRONT SL6 11×650-5 REAR 11×710-5 REAR JAF-022 10×450-5 FRONT SLFD 11×600-5 REAR ㈱ブリヂストン JAF指定№ サイズ 適用 銘柄 JAF指定№ サイズ 適用 銘柄 JAF-027 (JAF-026) 45/100-5 FRONT YNL(SL17) JAF-004 36/100-5 FRONT SL83 71/110-5 REAR 60/110-5 REAR JAF-028 (JAF-006) 40/100-5 FRONT YFD(SL94) JAF-016 45/100-5 FRONT SL07 60/110-5 REAR 71/110-5 REAR JAF-025 45/100-5 FRONT YNC 71/110-5 REAR ����� 横浜ゴム㈱ JAF指定№ サイズ 適用 銘柄 JAF指定№ サイズ 適用 銘柄 JAF-031 36×100-5 FRONT ADJ JAF-008 36×100-5 FRONT SL83 50×110-5 REAR 60×110-5 REAR JAF-032 (JAF-014) 40×100-5 FRONT SL03 JAF-020 45×100-5 FRONT AAE(SL07) 60×110-5 REAR 71×110-5 REAR JAF-021 36×100-5 FRONT AAJ (SLJ) 50×110-5 REAR ������
以上 ReifenwerkHeidenauGmbH & CoKG JAF指定№ サイズ 適用 銘柄 JAF指定№ サイズ 適用 銘柄 JAF-019 45/100-5 FRONT (MOJO)W2 JAF-018 45/100-5 FRONT (MOJO)D2 60/110-5 REAR 71/110-5 REAR
2018年全日本/地方/ジュニアカート選手権統一規則に定める 各部門使用タイヤについて
以上
2018年カートクラブ・団体の更新のご案内
2018年のJAF登録クラブ・団体の更新申請受付は2017年12月1 日から開始しておりますので、下記の通りご案内いたします。
●取扱期間 2017年12月1日(金)〜2018年4月2日(月) ※3月31日が土曜日の為
●必要書類
(法人の場合)
※印:JAF所定の用紙を使用してください。
・所定用紙は全てA4サイズに統一しましたので、用紙がない場合は
各支部へご請求ください。
・従来どおり、「カートクラブ・団体登録申請書」の記載内容のうち登録
番号、クラブ・団体名称、略称、代表者氏名、連絡担当者氏名・住
所・電話番号は「JAF国内カート競技規則集」等に掲載いたします。 △印:前回の提出内容に変更がある場合のみ必要です。
●申請料
[公示No2018−K008]
●その他必要なもの 旧(2017年)登録印
●更新申請の受付場所 1月号14ページに掲載のJAF各支部。
受付時間:土日 祝日と年末年始 (12月30日(土)〜1月3日(水))を 除く9:00〜17:30。
●クラブ代表者のエントラントライセンス申請方法
準加盟・加盟・公認カートクラブは、無償で国内エントラン トライセンスの発給を受けることができます。
なお、本取扱いにつきましては、クラブ登録申請と同時に所 定のカートライセンス交付申請書の提出を必要とし、発給する ライセンス表記名はJAF登録のクラブ名称に限りま す。(新規 申請の場合は、クラブ登録承認後に発給いたします。) また、国際エントラントライセンスの取得を希望する場合は、 国内エントラントライセンスとの差額の発給料を必要とします。
ご注意:既にエントラントライセンスをJAF登録のクラブ名で 取得されている場合、そのライセンス更新手続きにつ きましては、必ずJAF窓口で行ってください。
JAFマイページでお手続きいただくと、全額有料とな ってしまいます。
【お知らせ】※必ずお読みください。
2018年からのカートライセンス発給規定の改正に伴い、カートドライバーライセ ンス発給基準の一部が変更されておりますのでご注意ください。詳しくは、
JAFスポーツ誌6月号およびJAFホームページのお知らせ(2017年5月9日付
公示)に掲載のカートライセンス発給規定をご参照ください。
注:更新時に格式変更(降格・昇格)を申請する場合は年度登 録申請料の他に別途加盟申請料が必要です。
47 2018・2/3JAFMOTORSPORTS
公認 カート コース 団体 加盟 カート コース 団体 特別 カート 団体 加盟 カート 団体 公認 カート クラブ 加盟 カート クラブ 準加盟 カート クラブ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ※JAF登録申請書 ○ ○ ○ ※クラブ員登録申請書 △ △ △ △ △ △ △ 会則または定款 ○ ○ ○ ○ 役員名簿 △ △ △ △ 法人登記簿謄本の写し
年度登録申請料 加盟申請料 クラブおよび団体の区別 18,800円 8,300円 準加盟カートクラブ 18,800円 8,300円 加盟カートクラブ 104,800円 52,400円 公認カートクラブ 104,800円 52,400円 加盟カート団体 209,600円 104,800円 特別カート団体 94,300円 31,400円 加盟カートコース団体 188,600円 52,400円 公認カートコース団体
JAFカートカレンダー (1〜4月)
2(FEB)
KARTRACEIN SUZUKA 2月
2018年鈴鹿選手権シリーズ カートレース第1戦
SMSC(059-378-3405)
3(MARCH)
2018年鈴鹿選手権シリーズ カートレース第2戦
KARTRACEIN SUZUKA
2018もてぎカートレース第1戦 18日
31日
~4月1日
2018年全日本カート選手権FS-125部門西地域第
1戦
2018年地方カート選手権FP-3部門/FS-125部
門西地域第1戦
2018年ジュニアカート選手権FP-Jr部門/FPJrCadets部門西地域第1戦
4(APRIL)
4月 15日
21日
~22日
2018TOYOPETSLカートミーティング SUGOカー トレースシリーズ第1戦
2018年全日本カート選手権OK部門第1・2戦
2018年全日本カート選手権FS-125部門東地域第
1戦
2018年地方カート選手権FP-3部門/FS-125部
門東地域第1戦
2018年ジュニアカート選手権FP-Jr部門/FPJrCadets部門東地域第1戦
SMSC(059-378-3405)
格式A−国際/B−準国際/C−国内/D−準国内/E−制限付 ●太字は全日本選手権、世界選手権、国際競技及びそれに準ずる競技会・下線付き細字は地方選手権 ●このカレンダーは12月18日までに本部にて受付したものです。
FS-125 KZリブレ D E
FS-125 KZリブレ D E
FS-125 D ㈱モビリティランド (0285-64-0200)
BSL(077-598-2888)
C D D
FS-125
FP-3,FS-125
FP-Jr,FP-JrCadets
鈴鹿サーキット国際南コース
琵琶湖スポーツランド
SSC(0224-83-3116)
㈱モビリティランド (0285-64-0200)
FS-125
FS-125
FP-3,FS-125
FP-Jr,FP-JrCadets
スポーツランドSUGO西コース
28日
2018鈴鹿選手権シリーズ カートレース第3戦
SMSC(059-378-3405)
FS-125
~29日 ※1月に開催される競技会はありません。
KARTRACEIN SUZUKA
KZリブレ D E
鈴鹿サーキット国際南コース
48 2018・2/3JAFMOTORSPORTS
開 催 場 所 競 技 車 両 格式
競 技 会 名 開 催 日 鈴鹿サーキット国際南コース
オーガナイザー/電話番号
18日
17日
3月 17日 18日
ツインリンクもてぎ北ショ トコース
E
ス OK
ツインリンクもてぎ北ショートコー
C C D D
CLUB MEETING LUB EETING
クラブミーティング
Vol.289
公認競技会や各種セミナーなどの開催告知や、ク ラブ員募集のお知らせなど、JAF登録クラブから ライセンス所持者の方々に発信したい情報をお待 ちしております。
〒105-0012 東京都港区芝大門1-9-9 野村不動産芝大門ビル10F (株)JAFメディアワークス JAFスポーツ編集部
TEL03-5470-1712 FAX 03-5470-1716
※本ページ掲載の告知内容について問題が生じても、JAFは責任を負いかねますのであらかじめご了承ください。また内容によっては、掲載できない場合もありますのであらかじめご了承ください。
2017年JMRC北海道シリーズ モータースポーツ表彰式
●開催日:2017年12月2日 ●開催場所:札幌コンベンションセンター(北海道札幌市)
レースシリーズTOYOTAGAZOORacingNetzCupVitzRace北海道入賞の皆さん。 レースシリーズN1-1000北海道入賞の皆さん。 レースシリーズVITA-01北海道入賞の皆さん。 レースシリーズSAURUS Jr北海道入賞の皆さん。 ラリーシリーズチャンピオンRA1クラス入賞の皆さん。 ラリーシリーズチャンピオンRA2クラス入賞の皆さん。 ラリーシリーズチャンピオンRA3クラス入賞の皆さん。 ラリーシリーズチャンピオンRA4クラス入賞の皆さん。
ラリーシリーズチャンピオンRA5クラス入賞者の皆さん。 ラリーシリーズジュニアRA3クラス入賞の皆さん。 ラリーシリーズジュニアRA4クラス入賞の皆さん。 ラリーシリーズジュニアRA5クラス入賞の皆さん。
ラリーシリーズK-Carクラス入賞の皆さん。
ラリーシリーズスノーチャレンジ2WDクラス入賞の皆さん。
ラリーシリーズスノーチャレンジAWDクラス入賞の皆さん。 ジムカーナシリーズチャンピオン部門PN-1クラス入賞の皆さん。
ジムカーナシリーズチャンピオン部門SH-1クラス入賞の皆さん。 ジムカーナシリーズラジアル部門R-ECOクラス入賞の皆さん。 ジムカーナシリーズラジアル部門R-1クラス入賞の皆さん。 ジムカーナシリーズラジアル部門R-2クラス入賞の皆さん。 サーキットトライアルシリーズTB-1クラス入賞の皆さん。 サーキットトライアルシリーズTB-4クラス入賞の皆さん。 ダートトライアルシリーズチャンピオンFF-1クラス入賞の皆さん。 ダートトライアルシリーズチャンピオンFF-2/4WD-1クラス入賞の皆さん。
北海道では全6戦のオートテストシリーズを開催! AT/MTクラス合計62名がポイント表に名を連ねる
ダートトライアルシリーズチャンピオンRWDクラス入賞の皆さん。
ダートトライアルシリーズチャンピオン4WD-2クラス入賞の皆さん。
ダートトライアルシリーズジュニアJ-1クラス入賞の皆さん。 ダートトライアルシリーズジュニアJ-2クラス入賞の皆さん。
オートテストシリーズATクラス入賞の皆さん。 シリーズ優勝は清野断選手、2位は小野寺浩史 選手、3位は帷子浩義選手、4位は沓澤大祐選 手、5位は末富達彦選手。
オートテストシリーズMTクラス入賞の皆さん。 シリーズ優勝は小野圭一選手、2位は中野貴人 選手、3位は大貝進一選手、4位は小野寺由起 子選手、5位は荒井弘幸選手。
49 2018・2/3JAFMOTORSPORTS
報告:JMRC北海道
Bライセンスモータースポーツは JAF 動画サイトで チェックしよう!
すべての全日本選手権をカバーするモータースポーツ月刊番組
スーパーフォーミュラからレーシングカートまで、国内で開
催されるJAF全日本選手権等のイマを伝える、インターネ
ット配信を利用した国内モータースポーツニュース情報番組 が4月からスタートしました。これは今年開催される全日本選手権の 競技結果等を、日本を代表するキャスター、ピエール北川さんがスタ ジオからレポートする新しいニュース番組で、毎月20日頃の配信を 予定しています。
JAFモータースポーツホームページの特設ページ、You Tubeの JAF公式アカウント「jafchannel」から無料で視聴が可能です。ぜ ひ、ご覧下さい。
全日本選手権や地方選手権など、JAF公認のモータースポーツ活動を戦う上で必要な情報を満載した『JAFモー タースポーツホームページ』がリニューアルされました。
このインターネットサイトは、国内競技規則の制定や施行、改正、追補並びに廃止に関する公示を行う媒体とし てJAFが監修しているもので、これら公示情報の他、国内レースやラリー、ジムカーナ、ダートトライアル、レー シングカートの競技結果や獲得ポイントが検索できるようになっていて、国内競技のデータベースとしても活用でき るサイトになっています。
他にも競技ライセンスや公認コース、登録クラブに関するページも併せてリニューアルしており、今回の刷新に 合わせて、全日本選手権の競技結果レポートを中心としたモータースポーツニュースも文字情報と映像番組で新た に配信する予定となっています。
最新公示をより詳しく 競技レポートも新掲載 競技参戦に欠かせない データ資料も全面刷新 スマートフォンでも 大きく見やすく
JAF モータースポーツホームページも大幅リニューアル!
NEWS! ス
「
JAF モータースポーツホームページ http://jaf-sports.jp/
JAF モータースポーツニュースダイジェスト」好評配信中!
2017全日本選手権初チャンピオンインタビュー 頂点へのアプローチPART.2
ドハートさん。トップ選手の方々はスーツに沢 山ワッペンが付いてますよね。それは相当重た いんだろうなと感じるようになりました。
若獅子・小武拓矢&若林拳人とベテラ
ン・志村雅紀による三つ巴のタイト ル争いとなったSA1。序盤は優勝者 が分かれたが、第5戦みかわで今季2勝めを挙 げた若林が一歩リード。第6戦タマダでは若林 が連勝して首位に立ち、志村が第7戦恋の浦で 優勝して首位を奪還。今シーズンはポイント リーダーが入れ替わる激戦となった。
最終戦の鈴鹿南にはシリーズ2位で挑んだ若 林だったが、今季は生活環境の変化からスポッ ト参戦となっていたため、第7戦を欠場して、 後がない状況で最終戦へ挑む事になっていた。
「鈴鹿南は、過去にないぐらい緊張しました。 パドックにいたときが一番ヤバかったですね。
でもスタートラインに近付くほど、落ち着いて いったんです。恋の浦は出られ ませんでしたが、幸いにも上に いたほうがチャンピオンという状 況で、勝ったほうが勝ち、でし たからね。
自分が最終走者で、志村さん が前。小武さんもチャンピオン の可能性がありましたけど、
待っている間に「後は志村と若林 の一騎打ち!」というアナウンス を聞いて、自分の中で不思議と 安心感が湧きました。この日は1 本めでタイムが出せていたことも 大きかったですね。
わかばやし けんと■1994年群馬県生ま
れ。関東ジムカーナ界きっての若手有望 株として知られる若林隼人/拳人兄弟。 群馬・若林自動車商会の隠し玉として活動 を始め、兄の隼人はEF8 CR-Xで2016年 全日本SA1チャンプを獲得。弟の拳人は 所属クラブ「チームボレロ」のチーム員か ら受け継いだ“相棒”のCR-Xで全日本SA1
に挑戦。3年めとなる2017年は8戦中4 勝して初タイトルをモノにした。
2017年の全日本ラリーJN2クラスのタ
イトル争いは最終戦にもつれ込んだ。 有効戦数より1戦少ない舗装6戦に 絞ってタイトル防衛を狙った明治慎太郎は5勝 を上げる横綱相撲を見せたが、タイトルは雪の 開幕戦とグラベル2戦で高ポイントを稼いだ猪 股寿洋の下に転がり込んだ。
明治にとっての誤算は圧倒的な速さを見せた
ジムカーナは、最終的には自分の技量を出し 切れるかどうかですよね。自分はずっと1本め でタイムを出せないタイプでしたが、全日本で 戦うようになって、それも克服できるようになっ てきました。膨大な練習もしてきましたから、 出走前には「後は自分を出し切るしかない」と いった境地になれたのかも知れません。
元々チームスポーツのプレッシャーが苦手で。 バレーボールを6年間やってましたが、高校の 3年間は結構強いチームだったので、自分のミ スが凄く嫌だったんですよ。免許を取ってジム カーナをやり出してからは、自分のミスは自分 しか痛くなかった。でも、今年になって自分の ミスを痛がるのが自分だけじゃない事を感じる ようになってきました。横浜ゴムさんやスピー
最終戦の優勝とSA1のタイトル獲得は家族 や兄(若林隼人)がいてこそでした。兄が先にジ ムカーナを始めて、兄のステップアップにつら れて、県戦等で成績を出さないままここまで来 ちゃいました。関東地区のタイトルも2016年に 初めてでしたから。これまでずっと兄の走りを ベンチマークにしてきたので、兄がいなかった ら、全日本で結果は出せなかったと思います。 最近は練習量が減ってきている事を不安に感 じてます。下手になっている感覚はないんです が、自信は練習量で担保されていた部分もある ので、このままでは『スタート前に不安を消す要 素』が消えてしまうかも、と焦っています」
若林は社会人となってもジムカーナ参戦を続 けてゆく。だが、今までのようにはいかない。 兄・隼人の後を追いかけてきた道筋を、自分の 人生として敷き直す正念場を迎えている。
最終戦ショートSSに賭けた執念。最初で 最後のタイトル獲りを、土壇場で達成
最終戦新城のDAY2でDAYベストを取り逃が したことだった。代わりに猪股がDAYベストを 取ったことがタイトルを呼び込んだからだ。
「2位以上に入ればタイトルは獲れたんですが、
優勝は明治さんには届かないと分かったDAY1 であきらめました。2位も、勝負を賭けた長篠設 楽原の2本めのSS13で鈴木尚さんに負けて厳 しくなったのでDAYベストのことはまったく
51 2018 2/3 JAF MOTOR SPORTS
CR-Xで兄・若林隼人の跡を追いかけて3年 追い込まれた最終戦で認識した確かな自信 若林拳人 2017全日本ジムカーナ選手権 SA1クラスチャンピオン
pro le
思ってもいなかった」と猪股は今でも半信半疑 の表情で振り返る。DAYベストの伏線になった のは、長篠設楽原の1本めのSS11で本人も予 想外のベストが取れたことと、最終のSS14鬼 久保で明治を10秒差で下したことだった。
「SS11は、敢えて肩の力を抜いて走ってみた のが良かったのかもしれませんが、インカーも SS11だけ撮り逃したので分析できないんです (笑)。ただ鬼久保は、速い人のインカー動画を 見てライン取りを徹底的に研究しました。イン カーを後で見返してもレーサーみたいな走りで、 全然、自分の走りはしてなかったです」
代のジムカーナの経験を生かしたんです」
アクセル踏みっ放しの全開率の高いSSにな ればなるほどタイムが出せるという猪股。鬼久 保、公園という車速の乗る道で見せた、コンマ
1秒でも削り取るという執念にも似た強い意思 が、タイトルを手繰り寄せたのだ。
猪股は自分の競技車を持ったことがない。一 度だけ、中古の競技車を手に入れたことがある が、購入した翌日に横転させてしまい、全損 に。以来、ラリーの門を叩いたK's FACTORY が所有する競技車をレンタルしてきた。
スポーツじゃない、もっと人と協力しなければ ダメなんだということが分かってきた。そう考 え直せたらタイムも上がってきたんです」 自宅のある新潟からK'sのある伊那市までは 決して簡単に通える距離ではない。しかし通っ た分だけの財産を猪股はしっかりと持ち帰って いたようだ。
40秒にも満たない新城総合公園でのギャラ リーSSは4本すべてベストを奪った。
「レキの代わりの慣熟歩行の際に逆走してコー ナーの出口側からラインを考えてみた。学生時
2016年最終戦。苦しかった激闘の記憶が 今年の戦いに、余力を与えてくれた
017年の全日本ラリーJN1クラスの本
命と見られていたのは、前年の最終 戦でチームメイト、鈴木尚との熾烈な バトルの末に敗れた須藤浩志だった。しかしこ のクラスの事実上の開幕戦となった第2戦唐津 を制したのは地元九州の小川剛。続く第3戦も 同じく2016年まで九州を拠点に活動してきた 古川寛が制する。須藤は、ともに全日本ピッカ ピカの新人二人に、立て続けに初優勝をプレゼ ントするという何とも苦々しい役どころを強いら れて、絶対獲らなければいけないシーズンのス タートを切った。
「自分のミスで負けたのならまだしも、頑張っ
て走ったのに勝てなかった。非常にマズいなっ ていう、かなりの危機感を感じました」
「始めた数年は、ともかく自分が頑張ればいい んだと遮二無二走ってクルマ壊してということ ばかりを繰り返して、今から思うと完全に病ん でました(笑)。でもそういう経験を重ねていく 内に、ラリーって自分だけ頑張ればいいという 2
特にダートの速さには定評のあった、新しく チームメイトとなった古川が舗装で見せた速さ は、須藤のみならず周囲を驚かせるに十分なも のがあった。鈴木とともに前年まで煮詰めてき た仕様を、そのまま与えられたスイフトを駆っ た古川は、いきなり“恩人”を出し抜いたのだ。 「妥協しない完璧な戦いをしないと古川とは勝 負できないと思ったので、第4戦若狭は敢えて 古川と同じタイヤを選択したんです。腕なの か、クルマなのかをまず見極めないと、何も始 められないと思ったんですよ」
タイトルが決まった新城のセレモニアルフィ ニッシュでコメントを求められた猪股は、ある 女性に感謝を述べた。大学の自動車部の後輩 で、誰よりも熱心にドリフトに打ち込むその姿 に打たれた猪股が、社会人になってもドライビ ングを教え、妹のように可愛がっていた後輩 だった。だが、若くして病に倒れた。茫然自失 となり、好きなドライビングさえもやめようと思 い詰めた猪股を立ち直らせたのは、生前、彼女 がいつも発していた言葉だった。
“先輩は何でもっと上を目指さないんですか。 競技とかやってみたらいいのに”
「せめて何かに没頭しなければと探していた時 に、K'sの鈴木社長が声を掛けてくれたんです。 ラリーをやってみないか、と」
それから僅か6年で全日本の頂点を極めた猪 股は、引退の覚悟で臨んだ2017年できっぱり とラリーからは手を引くつもりだったという。し かし、今は気持が揺れている。
「やめなきゃいけないという気持の一方で、あ のラリーのあの道、もっとやれたなと思うと、ど うしても続けたくなってしまうんです」 2018年はスーパーラリーシリーズを追う。と りあえず引退は延期された。さらなる上を目指 す戦いは、まだ終わらない。
pro le いのまた としひろ■仙台で大学時代を送ったこともあり、猪 股のドライビングの基本はスノーロードで培われた。卒業 後は、K'sが運営に関わる御岳スノーランドを愛車のロードス ターで走り込み、低ミュー路でのスキルを磨いたことが、昨年 の雪の開幕戦での初優勝に繋がった。
結果は須藤が勝利する。ここでチャンピオン への戦略をリセットできたのだという。 「やっぱり古川の方がセンスがあるし、一発の 速さでは適わない。僕は元々、“凄いタイムを出 せる人”ではないんですよ(笑)。だから同じ道 を3回使われたら、3本めは勝てない。ならば1 年先にシリーズを追った経験で1本めは勝っ て、2本めは同タイムで最後、逃げ切ればいいと いう戦い方が見えてきたんです。要は古川が道 を覚える前に勝ってしまおう、と」
「でもそのためには絶対に1本めのSSは獲らな ければいけない。でも恐らく、皆そう思ってた と思う。その気になればベストを獲れる4、5人 がそう思って走ってたわけだから、厳しかった けどエキサイティングな一年でした」
第5戦モントレーを制した須藤は続く洞爺、 ラリー北海道のグラベル2連戦を連勝。完全に 流れを引き寄せた。しかしラリー北海道は勝ち
52 2018 2/3 JAF MOTOR SPORTS
2017全日本ラリー選手権 JN2クラスドライバー部門チャンピオン
猪股寿洋
に行ったわけではなかったという。
須藤浩志
2017全日本ラリー選手権 JN1クラスドライバー部門チャンピオン
「仮に負けたとしても、最後の2戦に持ち込め れば行けるという思いがあったんですよ。去年、 尚とあそこまでハイレベルな戦いができたのだ から、絶対に経験値では有利だと。あの2戦を ひとつ上の“ゾーン”で走れたという経験が自
信を与えてくれたんです」
4位以上で自力タイトルという条件で臨んだ ラス前の第8戦はきっちり2位を守ってゴール。
苦難の船出となった2017シーズンだったが、1 戦を残して初のタイトルをものにした。 「シリーズ半ばからは自分の描いたストーリー
ホームコースで徹底的にテストした
GPSも使って区間タイムを測りました
2016年。絶対王者、工藤清美が抜けた SC1クラスは群雄割拠の一年を迎えた。
ただ、最もタイトルに近いドライバー がいるとしたら、それは山崎迅人(はやと)だと
いうのは衆目の一致するところだった。
山崎は2015年に初めてフル参戦に近い形で シリーズを追った、経歴から言えばまだ全日本 ではキャリアの浅いドライバーだったが、工藤 に初優勝の機会をことごとく潰され続けたライ バル達の中にあって、山崎はすでに2勝を上げ ていた。“店長”(工藤の愛称)さえいなければ、 勝てるドライバーの筆頭格だったのだ。
だが6人ものウィナーが生まれる大混戦を制
したのは、山崎の近畿地区戦時代からのライバ ルである西尾忠だった。最終戦勝てば逆転チャ ンピオンが転がり込む山崎は、1ヒートをトップ で走りながらも地元の伏兵、一柳豊に逆転を許 し、4ポイント差で2位に甘んじた。
「ひょっとしたら獲れるかなとは思ってたけど、 まさか西尾さんに負けるとは思わなかった(笑)。
やまざき はやと■近畿地区戦で勝ち取った幾多のタイトルを 手土産に2015年から全日本を追い始めた山崎は改造車一筋で 四半世紀を超えるキャリアを誇る。自宅も1Fがすべて作業場と いうガレージハウスにした根っからのクルマ好き。撮影は長年 にわたって重整備を担当している天理市のガレージゲンシンで。
地区戦の実績では僕の方が上でしたから。最終 戦は2本め、無難に走ってしまったんですよ。
第5戦切谷内(2016年ワーストの6位)も途中で ターンで失敗して、あきらめモードで走ってる んです。だから、その辺は反省しました。やっ ぱり、最後まであきらめちゃいけない、と」
しかし2017年も初っ端から苦戦を強いられ
pro le
すどう ひろし■2000年を挟んだ数年間は、全日本ラリー選 手権2輪駆動部門の主力選手として活躍。その後はグループ N仕様のEP4シビック等で国内開催のインターラリーにも参 戦した。北島広実、鈴木尚と近年、全日本チャンピオンを立て 続けに輩出した千葉の老舗クラブ、レインボーオートクラブ の代表を務める。
にすべてがハマってくれたという思いが強いで すけど、ライバルの自滅にも助けられた。運や ツキがあったということでしょうね」
長くラリーはスポット参戦が続いた須藤だ が、ラリーの勘が戻らないはずのフル参戦開始 直後から結果が出せたのは、ダートラを続けて きた経験が大きいと振り返る。
「ダートラをやることで競うモチベーションを 維持できた気はします。それとラリーは実戦 じゃないと本当のスピードは出てこないので、 実戦の中で詰めて行くしかない。競争を続ける ことの大切さを改めて思い知りました」
50歳を過ぎて、最後のチャンスと賭けた全 日本獲りを成就した今後は、後輩を育てていき たいと語る。
「若い人がラリーに入ってきた時に、ちゃんと 受け止める人がいるべきなんです。だから絶 対、ベテランもいなきゃいけない。地元千葉の ラリーも盛り上げたいし、どんな形でもラリー には関わり続けたいと思っています」
る。前半4戦で2勝を上げて星を分け合ったの は、東北の名手、佐藤秀昭と、第2戦で全日本 初優勝を上げた坂田一也。山崎のシーズン初 優勝は第5戦野沢、と遅れに遅れた。 「なんで勝てないんだろう、と悩みましたね。 特に坂田選手の速さには驚いた。走り方も変え たように見えたので、手強いなと思ってました。 だから野沢で勝てたのは大きかった。野沢は数 年前、店長にコンマ差で負けたけど、自分の中 では勝てた一戦だったんで、行けるかなという のはあったんです。周りがタイムダウンする中 で2本めもタイムアップできたことで、自分の
山崎迅人
2017全日本ダートトライアル選手権 SC1クラスチャンピオン
53 2018 2/3 JAF MOTOR SPORTS
pro le
走りでいいんだと納得できた。あれで勢いづい たんで、2連勝できたんだと思います」
このクラスのターニングポイントとなったの は続く第6戦門前。最も苦手とするコースを山 崎が制した一方で、坂田はジャンプの着地で姿 勢を乱し、クラッシュ。次の天王山、今庄でマ シン変更を余儀なくされた。
「門前は坂田選手のリタイヤで再出走になった のでタイヤを暖められたことはやはり大きかっ
た。何となく彼が塩を贈ってくれたのかな、と 思ったけど(笑)、今庄で彼が乗ったクルマは僕 も乗ったことがあってポテンシャルがあるのは
知っていたので、油断はしなかったです」
だが結果は、鬼神の走りを見せた坂田を下し た山崎が初のタイトルを決めることになった。 「今年は今庄で車高やバネを色々変えたり、区 間タイムを取ったりと色々テストしたんです。 それがプラスに出たから獲れた」と勝因を振り 返った山崎は、同時に貴重なアドバイスをくれ た二人の先達に感謝した。
「ドライビングの面では太田雅文選手にハイパ ワーターボ+2WDの走らせ方を教えてもらっ た。やっぱり店長に勝ったドライバーだから説 得力が違いました。もう一人はやっぱり店長で
すね。エンジンをはじめとするクルマ作りにつ いて色々教えてもらいました」 2018年はより軽量化を図ったニューボディの ミラージュで連覇を狙う。
「ハイパワーターボ2WDという、誰もやってな いことを突き詰めるというのがやっぱり楽しいん ですよね。できれば次はエボⅦ、Ⅷの代のFF ランサーに2リッターターボを載せたいんです が、登録がないのでSC1ではできないんです。 ぜひJAFさんにその辺を変えて頂きたい(笑)。 もしくは2WDのD部門を作ってほしいですね。 モチベーション、絶対上がると思います」
半信半疑で始まったレーシングカート人生 “一発の速さ”でフォーミュラ制覇を目指す!
のないレースをしていましたが、2016年には落 ち着いて戦えるようになりました。バトルの強 さは、FP-Jrで身に着いたと思います」
澤龍之介が初めてカートに乗ったのは、 小学5年生の時。現在では決して早 いデビューではない。しかも、その 感想は「怖かった」だ。
中学1年生になる年にジュニアカート選手権 FP-Jr部門へ参戦を始めたのも、何か特別な思 いがあってのことではなかった。この頃の澤の 印象からは、全日本チャンピオンとなる現在の 姿を想像することはいささか難しい。
「初めて一人乗りのカートに乗った時は、最初 の1周で4~5回もスピンして。でも、だんだん 楽しくなってきて、自分から家族に『カートをや りたい』って言いました。2014年にFP-Jrに参加
を始めたのは、その頃のチームから『出てみない か?』って勧められたからで、特別なレースだと いう気持ちはありませんでした。そのため『一番 上を目指すんだ!』っていう気持ちは、まだな かったと思います」
体を固くしながらも、穏やかでニコニコとイ ンタビューに答える澤。そのキャラクターと同 様に、カート活動のスタートも、ジュニアドラ イバーの日本一決定戦ともいえるジュニア選手 権への参入も、“自然体”での成り行きだった。
ところが、そこで澤の才能が開花する。激戦 区のFP-Jrクラスで、デビューウィンを飾った のだ。
「FP-Jrのデビュー戦は、うまく行き過ぎました
ね。(抽選で支給される)エンジンが速くて、 『あ、勝っちゃった』って感じでした(笑)。最初
の2年は抜いたらすぐ抜き返すような落ち着き
FP-Jrには3年間参加を続け、最後の2016 年は3勝を挙げてシリーズ2位になった。こう して結果が上がっていく中で、澤の中に『頂点 を目指したい』という気持ちが湧き始めた。 「どんどん上に行きたいって意識が出てきたの は2015年くらいから。2016年にはフォーミュラ にも乗りたいと思うようになりました。それで 2017年は、限定Aライセンスを取得するため に、全日本に参加することにしたんです。だか ら、今季の最初の目標は(限定Aライの発給資 格となる)シリーズ6位以内でした」
東西両地域の計10戦で9人のウィ ナーが乱立した2017年の全日本FS125部門で、東地域を戦う澤選手は5 戦中2勝を挙げてポイントレースを リード。最後の東西統一競技会では 苦戦を強いられたが、台風接近のた め決勝がキャンセルされ、無事チャ ンピオンを手に入れた。
「最終戦は支給されたタイヤに問題 があって、決勝が行われていたら チャンピオンは難しかったかもしれま せん。予選で終わったのはラッキー でしたね。チャンピオンになれたの は、チームが毎回速いマシンを用意 してくれた事が大きかったと思いま す。マシンにはいっさい不安を感じ
ず、走ることに専念できました」
そんな澤がこだわるのは、速さだ。 「自分の長所は、一発のタイムを出す ことができる点だと思います。全日本
さわ りゅうのすけ■小学5年生で踏み入れたカートの世界。最初の印象は「怖かった」という現在からは想像もつ かないレース人生の開始となった澤。ジュニアカート選手権FP-Jr.では3年間戦い、2017年には全日本FS-125部 門に挑戦。今シーズンは優勝者が多数現れる激戦だったが、最終的には2勝で初タイトルを獲得した。
のタイムトライアルは、ほとんど単独走行でタイ ムを出しました。速さには自信があります。どち らかというと、大勢でバトルするよりは、一人で 走ってベストタイムを追及する方が好きですね」 2017年には鈴鹿サーキットレーシングス クール(SRS)フォーミュラチャレンジに入校し ており、澤はすでにフォーミュラへの第一歩を 踏み出している。2018年は、その歩みを本格化 させる年になるという。
「2018年はSRSフォーミュラアドバンスに参 加して、スカラシップを獲れるよう頑張ります。 カートは体力作りでたまに乗るくらいでしょう か。自分の将来が決まる年なので、SRSに専念 したいと思います。目標はF1レーサーです!」。
2017全日本カート選手権 FS-125部門チャンピオン
54 2018 2/3 JAF MOTOR SPORTS
澤龍之介
pro le
人気の関東デイラリーシリーズは
長野 X マスラリーでシーズン終了
こ数年、関東では「関東デイラリーシリ ーズ」が開催されており人気を博してい る。いわゆる「計算ラリー」で、SSなど速 く走る区間がないリライアビリティランと言われる ローアベレージラリーだ。指示速度もおおむね20 ~40km/h程度で誰でも気軽に参加できるのも特 徴だ。2017年シリーズは全11戦が開催され、11月 25日に長野県安曇野市で開催された最終戦をもっ て無事に終了した。
元々は茨城デイラリーシリーズとして2012年に スタートしたこのシリーズの特徴のひとつが、「ラ リーコンピューターなしクラス」が設定されたこと だろう。
現代のSS中心のラリーでは極端な話、ラリコ ンがなくてもラリーはできるが、過去に多かった SSとアベレージが指示されるラリー区間が混在す るラリーでは、ラリコンなしではラリーにならない、 とまで言われてきた。特にまだラリコンが開発され
大変だけど楽しいです
ルノーサンク:塩原/山崎組
「このルノーサンクは偶然修理工場に並 んでいるのを見て買いました。クルマは 古いですけど、今も新品パーツがほとん どあるんですよ。インジェクションがボッ シュの機械式でそこは壊れやすいけど、 メンテナンスもそれほど難しくないです し。全然普通に走れますよ。今はこうい う計算ラリーばかりに出ています」(塩原 選手)。「自分はダートラをやっているん ですが、クルマをメンテナンスしてくれる ショップの社長と塩原さんが知り合いで、 その関係でコンビを組みました。塩原さ んも自分もこのあたりが地元ですし。普 段は TC ラリーのコドラもやってるんです が、こういう計算ラリーは 20 数年ぶりな ので大変ですね(笑)。でもこういうラリ ーも楽しいですね」(山崎選手)
る前のラリーを知っている年配のラリーストにとっ ては、前出のラリコンなしクラスにこぞって参加す るほどの人気を保っている。
ここ数年はラリコンなしクラスのレベルが相当ア ップしており、中には4名乗車でドライバー以外の 全員がラリコンを使用し、それぞれが地図見や計 算を分担して参加する強者クルーもいる。ラリコ ンなしクラスでも総合優勝争いに加わることもある ほど。だが、ラリコンなしクラスとラリコン使用可 能クラスとの差が少なくなり、クラス内でのレベル の差も大きくなってきたこともあって、2018年シリ ーズよりラリコンなしクラスは廃止。「エキスパー ト」「ベーシック」「チャレンジ」の3クラスとし、参加 者のレベルによってクラス分けすることになった。
これまでラリコンなしクラスを戦ってきた参加者 には多少物足りなさを感じるかもしれないが、エキ スパートクラスではよりハイレベルな争いが見られ るという期待もある。2018年シリーズは全9戦で開
どっぷりハマってしまいました
アクア:奥田/大柿組 「最初は SW20 の MR-2 に乗っていたんで すが、元々こういう計算ラリーに興味があ って、3 年前に見学させてもらったのがきっ かけです。茨城が地元でパープルという クラブに入っているんですが、そこで入夏 さんとかベテランの方にいろいろ教えても らいました。クルマは TGR のラリーに出た くて乗り換えましたが、デイラリーシリー ズは全日本戦にも出ている方たちともお話 しできますし、すごく身近な感じがするの でいいですね」(奥田選手)。「ナビは 3 年 前からやっていますけど、昔から WRC が 好きで 3 年前に喜連川で開催されたアベレ ージラリーを見に行って、その時に栃木の 室田さんに勧められて始めました。最初は ドライバーで出たかったんですけど、ナビ をやっているうちにどっぷりとハマってし まいましたね(笑)。ただ、今は自分もスイ フトを作っているので、そのうちドライバ ーで出たいと思っています」(大柿選手)
ナビの役割も重要です
コペン:關口/廣井組 「デイラリーシリーズに出るようになっ たのは、チームの先輩でチャンピオンの 細井さんに誘われたからです。シリーズ にはもう5 年前から出ています。自分はラ ンサーも持ってるので、それで出たりもし たんですが、廃線を見に行くのが趣味で、 山に入るとランサーじゃ大きすぎるのでコ ペンを買いました。デイラリーシリーズは 自分でも勝てるっていうところがいいで すね」(今回 A 優勝:關口選手)。「ラリー は 40 年ほど前にナビをやっていたんです が、だんだん速いラリーが主流になって きて、速いラリーはドライバーの能力で 勝負が決まってしまうので、ラリーそのも のに興味がなくなってしまったんです。
当時は TE27 とか PF60 ジェミニが主流で したけど、自分は怖がりなので横に乗っ てるのも辛かったですしね(笑)。でも、 こういう計算ラリーならナビの比重も高く なるし、楽しいですね」(廣井選手)
関東デイラリーシリーズ
Christmas Rally No.31
[JAF 公認 No.2017-1129]
開催日 : 11 月 25 日
開催場所 : 長野 格式 : 地方
主催 : MCSC[クラブ登録 No. 加盟 20002] レポート/若槻幸治郎 フォト/滝井宏之
催される予定だ。
2017年シリーズの最終戦は安曇野スイス村を スタート&ゴールとし、毎年全日本ラリーの1戦で あるハイランドマスターズも開催するMCSCの主 催により、トータル約100kmのコースで開催され た。コースは安曇野市東部の林道が舞台となった が、第1ステージに5ヵ所のCP、第2ステージに 4ヵ所のCPを設定。ラリコンを使用するAクラス ではコペンを駆る關口勝/廣井久雄組がトータル 10点という驚異的な減点で総合優勝を飾った。ラ リコンなしのBクラスでは、チャンピオン細井元/ 小平耕司組は不参加だったが、ベテランの福井一 郎/箕作裕子ストリームが総合でも3位に入る減 点15で優勝。レベルの高さを見せつけた。
2.B クラス 2 位 には古川嘉彦/丸山國義/浦野智秋/石井洋組が入賞。
1.A クラス 2 位入賞は飯田好範/黒澤清二組。
3.A クラスは減点 0 を 4ヶ所でマークした關口勝/廣井久雄組が 優勝。4.B クラスは福井一郎/箕作裕子組が優勝した。 1 3 4
2018 年度 ワーク・モータースポーツ ユーザーサポートシステムのご案内
株式会社ワークでは、モータースポーツ競技参加者の皆様に対して、対象 イベントごとの成績に応じて獲得したポイント数によってホイールを提供 する、ユーザーサポートシステムを 2018 年度も実施いたします。
対象カテゴリーは、JAF モータースポーツカレンダー内で公示される日 本選手権(JAF 全日本選手権・JAF 地方選手権)の 4 輪自動車競技でワーク
が供給可能な競技及び TGR 86/BRZ レース、TGR ラリーチャレンジです。
サポートシステムへの登録申請締切は 4 月28 日(当日消印有効)となります。
登録条件、参加登録方法等の詳細は、下記ホームページでご確認下さい。
2
https://www.work-wheels.co.jp/topics/news/54/
こ
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ジムカーナ“原点回帰”の新たな試み 千葉・東京戦でスタートする 「ノーサイド」クラスとは!?
全日本 PN3 を戦う大江光輝選手 (左)の車両で参戦した奥様の美由 希選手。「競技をしばらく休んで いたので、B ライを再取得するため に参加しました。走りもすっかり 忘れてしまって、今日は 2 速ホー ルドで走れって言われて、何とか 帰って来られました」と安堵の表 情。ブランクを感じさせない丁寧 な走りで完走印もゲットした。
月に開催されたJMRC千葉・東京ジムカー ナフェスティバルで、いわゆる”サイドブレ ーキ”を引かなくても戦えるジムカーナの可 能性を検証する「ノーサイド」クラスが新設された。
これはジムカーナ競技の今後の在り方に危機感を持つ JMRC東京、千葉ジムカーナ部会が試験的に始めたもので、 初回となる今大会には噂を聞き付けた14名が参加した。 「大昔はレオーネのようにパーキングブレーキがフロント
に付いてたクルマもあったから、ジムカーナのコース作り はグリップだけで走れる事が基本ではあるんだよね。使え る人はサイドを引いて、そうじゃない人はラインを考えて 攻めるっていうアプローチ。電気式パーキングブレーキの 新型車も増えてきたから、オートテストとジムカーナの”間” を埋めるような存在にもっていけるといいよね」と語るのは JMRC東京ジムカーナ部会の中村誠司氏。
今回はあえて他クラスと同じルートを走る設定となって おり、慣熟歩行ではタイトターンのライン取りに頭を悩ま せる姿も。判定方法やクラス分けなど煮詰める要素はある が、まずは試そう!という精神での開催となった。ここで は新設クラスに参加した選手達の声を聞いた。
14 台が出走したノーサイド表彰式。優 勝の大江美由希選手、2 位中村聡一選 手、3 位相馬直孝選手、4 位松本浩選手、 5 位もあ選手、6 位横溝隆司選手。
アウディS1 スポーツバックで参戦し
た松本浩選手。「草ジムカーナを 10 年以上やってますが、5ドアハッチバ
ック車が好きで乗り継いできました。 パーキングブレーキはレバー式です が、走行中に引いても制御されて何 も起きないんです。そのため他のシ リーズに出ても勝負にならないので、 このクラスはありがたいですよね」。
視力に障害を抱えて通常のジムカー ナ参戦を諦める事になった西上伸二 選手が、講師役のベテラン改造車乗 り・もあ選手と AT 車の BMW Z4 で参 戦。「今回のコース設定は十分楽しめ ました。Z4 は電子制御をカットすると フツーのタイヤでは手に負えない動 きになるので(笑)、現在は制御を効 かせてグリップ走行に徹してます」。
ジムカーナ歴 40 年の加藤政幸選手が レクサス IS350 で参加。「S2000 でジ ムカーナをやってますが、今回は足踏 み式の IS で試しに参加しました。この 新しい試みは価値があると思います。 ボクが始めた当時は S54B スカイライ ン等で走ってましたが、当時はサイド なんて使えませんでしたし、練習する 場所もありませんでしたからね」。
年 JMRC 千葉・東京ジムカーナフェスティバル
全日本 PN2 を戦う河本晃一選手が普 段乗りのスカイラインで河野真利選 手と参戦。「オートテストからステッ プアップしたい人向けに”ノーサイ ド”クラスは最適だなと思って、初 心者の彼女と偵察に来ました。現状 のジムカーナはサイドが使えないと 楽しめない感じですから、この試み には凄く可能性を感じてます」。
中学時代からの友達である多田司選 手と藤崎優寿選手が Kei ワークスで 参戦。「2016 年の君津オートテスト で初めて競技を体験して、自分らで も出られそうな大会がある事を知っ て参加しました。これまで速いクル マに乗ってきたんですが、腕を磨く 必要性を感じてオートテストやジム カーナでテクニックを学びます」。
中学時代にクルマに触れ、だいぶ早いうち からジムカーナ走行に目覚めたという奥井優 介選手(右)。ようやく免許を取得して、父・ 奥井毅選手とS4 に参戦した。「幼い頃から ゲームをやったり、父の横に乗ってたので 『いずれは俺もやるな』と感じて、早くやりた かったんですよね。父のエボⅩしか乗ったことがなくて、最初は見よう見まねでしたが、 今では少し考えて運転できるようになってきました。2018 年は関東地区戦に出る予定で すが、免許費用も父から借りたままなので、もう少しお世話になります(笑)」。
2.U29 優勝は早稲 田大学自動車部・山本太郎選手。3.U29 の 2 位は遠藤貴郁選手。4.17 台参加の NT1500 優勝は山口晃一選手。 5.NT1500 の 2 位は深沢希選手。6.S タイヤが装着可能な S4 優勝は石黒義弘選手。7.NTF 優勝は島貫輝選手。8. 東 北名物のフライングスターター、奥州 VICIC・軽部和志氏が日章旗を振った。9.16 台参加の PN3 クラス表彰台の皆 さん。優勝は西野洋平選手。10. 濃いメンバーが勢揃いの S2 優勝は梅澤高志選手。11.NT4 クラス表彰台の皆さん。 優勝は高橋成晴選手。12.NTR1 優勝は JAF カップウィナー石原昌行選手。13.NTR2 優勝は齋藤重伸選手。14. 特設 「ローリング」クラス表彰台の皆さん。優勝は JAF カップを制した野原博司選手。 2 位は“パイロンちゃん”で登場の飯 島かつこ選手。15. 初心者向け JOY 優勝は西一美選手。
1. 最多 24 台が参加した、今大会の名物である“平成生まれ”限定「U29」クラス表彰台の皆さん。
JMRC 千葉ジムカーナ部会 フォト&レポート:JAF スポーツ編集部
12
2017
開催日:12 月 2 日 開催場所:浅間台スポーツランド 主催:
エボⅩしか知らない18歳! 父とダブルで本格活動開始
1 2 6 7 8 9 3 4 5 11 12 15 10 13 14
今回はスーパー
注目を集めたドライバーといえば、記 憶にある方も少なくないのでは? かつて牧野任祐選手や石川京侍選手 らを走らせ、ドライバー育成に実績の あるルーニースポーツよりシリーズ第
戦からの出場で、いきなり
けられ、大いに話題を集めたが、その開幕より僅かに早く、免許を取得したばかりの村松日向子選手が、岡山スー
女性ドライバーによるレースとして、
にフォーミュラデビューを果
速く走っている自分を思い描きながら、ただ今激走中だ。
位入賞を 果たし、後半の
たしていた。 2014
年に全日本カート
ルマ好きで、レースにも出ていたんですが、連れて行かれたスクールのようなところで、乗ってみたら私が怖がっていなかったらしくて、「じゃあ、始めるか」って、半ば強制的に(笑)。最初は電動カートだったんですが、周り
3 年生の時です。父がク
第7 回
「どうせ女の子だか
なんか「自分、才能ないかな」と思ったり、正直その頃は
村松日向子レーシングドライバー
すが、壁にぶつかったことはけっこう
(笑)。
ているのが聞こえて、 それで火がついた感じです。負けず嫌いだったのかもしれませんね。 最初からトン トン拍子に? :いえ、始めて 2 年ぐらいは、
って。すごく環境はいいですね。毎回、 京侍くんが指導してくれて、一対一で全部見てくれるので、自分で走るだけでは分からないところも、無線ですぐ指摘してくれますから、すごく勉強に なります。
ように感じますが……。
:今は本当に走るのが楽しいんで
ここまで、すごく順調にきている
:難しいなぁ、なんでしょう。あ、
ています。だからもう
をやって、 F 3
校
1 年生の時から、そう思っています。そのためには……。
F
村松 G T 5 0 0
1 年、スーパー
F I A - F 4
2018 村松 :小学校
年より K Y O J O - C U P が設
F J
2017
選手権 F S - 125
2
4
クラスで優勝を飾り、 2 3 2 位と続
3
はみんな男の子で、
ら、速くないよ」って、こそこそ話し
ずっとビリの方で、
解決するには? :うん ? 、なんでしょう……。難
村松
3
です。それはもう、高
までは絶対乗りたいと思っ
FJ をやって、その次に
FJ
F J
彼女、村松日向子選手は 2014 年の全日本カート選手権 F S - 125 クラスで優勝経験を持つ元トップカーター。免許を取得し、 スーパー F J
G T 5 0 0 。それはもう 1 年生の時から!
を目指していきたいと フォト/吉見幸夫
思っています。そのためにも、今は体力的に問題はないんですが、今後は絶対にきついのは分かっているので、トレーニングもしっかりやっていきたい と思っています。 最後に、自分の強みを。
に参戦中のスーパーガールをご紹介。
にデビューした彼女の目標は
レポート/はた☆なおゆき
女子 の 輝け、
さん
12月には鈴鹿で行われたスーパーFJマスターズレースにも出場 した。2018年の日本一決定戦では一段と成長した姿を見せてく れるはずだ。
チカラ!
1
楽しくもなかったりしたんです。それが、たまたま最終戦の東西統一戦でポール獲れたのがすっごい嬉しくて。そこから伸びるようになって楽しくなって、速く走れることがこんなに楽しいんだ、と思いましたね。周りの見る目が変わってきたのも、感じるようにもなりましたし……。 フォーミュラを意識し始めたの は? 村松 :カートは趣味でやっていました が、全日本で優勝した時が高校
だったんですけど、学校でも進路選択
J A F M O T O R S P O R T S 1967 年 3 月 20日 第 3 種郵便物認可(毎月 1 回 1 日発行)第 52巻 第 2号 2018 年 2月 1 日発行 発行人 山口真人 03 ( 5470 ) 1711 (代) 一般社団法人 日本自動車連盟 東京都港区芝大門 1 1 番 30号 0570 ( 00) 2811 (総合案内サービスセンター) 発行所 東京都港区芝大門 1 9 番 9 号 ㈱ J A F メディアワークス 143 円+税 2018 2 / 3