















2016年JAFモータースポーツ表彰式
開催日:11月25日 開催場所:セルリアンタワー東急ホテルボールルーム
フォト/関根健司、友田宏之、野澤廣幸 JAFスポーツ編集部 レポート/貝島由美子、JAFスポーツ編集部
表彰式はJAF矢代会長(上写真)の挨拶に始まり、久米専務理事(下左写真)や藤井副会長(下中写 真)、杉山副会長らもステージに登壇してプレゼンターなどを務めた。
2016年は3面モニターを配した迫力 のステージに進化。司会は、レースア ナウンサーとしてお馴染みのピエール 北川さんとテレビ東京アナウンサーの 須黒清華さんが今回も担当した。
第二部ではゲストの厚切りジェイソン &井原慶子さんのトークショーが実現 (左写真)。お笑いコンビのゴールデン エイジも華を添えた。
「目指せ!渋谷」を合言葉に、全国各地のモー
タースポーツアスリート達が日本一を競い合っ
た 2016 年。彼らの華々しい活躍と、獲得した
全日本選手権の栄誉を称える「JAF モータース
ポーツ表彰式」が今回も東京・渋谷のセルリア
ンタワー東急にて開催された。
表彰式は 例年通り二部構成となっており、
第一部では、全日本スーパーフォーミュラ選
手権を頂点としたスーパー GT、全日本 F3 の 国内レース 2 カテゴリーの表彰に加え、今年 から FIA-F4 が加わり国際色豊かになった。
また、真夏 の 鈴鹿 で 開催されるソーラー カーレース鈴鹿や全日本カート選手権の表彰 も行われ、サーキットで見せる勇姿とは趣が 変わって、スタイリッシュな衣装に身を包んだ ドライバーや関係者がステージに登壇した。 そして、全日本ラリーのドライバー & ナビ ゲーター 部門、全日本 ジムカーナと全日本 ダートトライアルの各部門 & クラス表彰も行 われた。もちろん今回もシリーズ終了後に行 われる JAF カップオールジャパンジムカーナ & ダートトライアルの各クラス優勝者も招待さ
れ、栄えある JAF カップが授与された。 第二部ではそれまでの厳かな雰囲気はガラ リと変 わり、立食形式 の懇親会 が 始まった。 ステージにはシークレットゲストの厚切りジェ イソンが登場し、ウィメン・イン・モータース ポーツの井原慶子さんも乱入して楽しいトーク ショーを演じてくれた。 また、日本のレースプロモーター 3 団体によ る表彰式も展開され、2016 年のレースシーン を盛り上げたドライバーや関係者に対して、日 本フォーミュラスリー協会賞とGT アソシエイ ション賞、日本レースプロモーション賞が授与 された。
JAF モータースポーツ名誉委員の 称号は外川一雄氏と神谷和潤氏に
モータースポーツ発展に著しく貢献された個人 に贈られるJAFモータースポーツ名誉委員。今回 は外川一雄(とがわかずお)氏と神谷和潤(みたに かずます)氏にJAF矢代会長から称号が贈呈され た。外川氏はスポーツ委員会委員や法規小委員 会委員長、カート部会部会長、モータースポーツ
評議会委員、全日本レース選手権審査委員グループリーダーなどの役職を歴任。神 谷氏は、スピード行事小委員会委員、電気・ソーラーカー部会部会長、モータースポ ーツ審議会委員、全日本ジムカーナ/ダートトライアル選手権審査委員グループリー ダーなどを務めた。外川氏は欠席だったが、登壇した神谷氏は「高校を卒業してすぐこ の世界に入り、オフィシャルやラリー、ジムカーナ、レースなどをやりました。『好き』 であることが大切で、面白くやれたのでここまで長く続けられました」と喜びを語った。
FIA 代替エネルギーカップ表彰はパネルを贈呈
ムの表彰も行われた。カテゴリー1優勝のOSU大
阪産業大学、オリンピアクラス優勝のTEAM RED ZONE(欠席)、4時間耐久レース総合優勝
第二部ではレース界を支えるプロモーターによる授賞式を開催。日本フォーミュラスリー協会賞は 山下健太選手と片山義章選手に贈られ(上左写真)、GTアソシエイション賞はヘイキ・コバライネ ン選手と平手晃平選手に授与された。日本レースプロモーション賞は国本雄資選手に贈られ、チ ームマネージャーの青木朋子さんが代わって大杯を受け取った。
の平塚工科高校社会部に対し、大会の集合写真 パネルが贈られた。
厳かに、賑やかに……。1年の激戦を語らう夕べ
“遅れて来たルーキー” 関口雄飛選手が2大
関口雄飛選手/全日本スーパーフォーミュラ選手権 2016 年シリーズ 3 位
席巻!
「2016 年は、スーパー GT とスーパーフォーミュラの両カテゴリーでチャンピオン争いをすることができま
したし、2015 年、2014 年と比べて、結果としてはいい年になったと思います。スーパーフォーミュラに関
しては、2015 年末、マカオ後のテストに参加できたことに、まず大変満足しましたし、それで周りの方た
ちに認めてもらえたと思いました。2016 年にデビューするこ とが決まってからは、シーズンオフの間に、いつも以上にト レーニングを行いました。シーズン前のテストで体力的に まだ足りないと思ってましたからね。スーパーフォーミュラ の最終戦にはランキングトップで臨みましたが、最終的に シリーズ 3 位で終わってしまったことが悔しかったです。JAF 表彰式の時にも、2017 年はチャンピオンを獲りたいと改めて 思いました。ドライバーとしての今後の目標は、まず国内の 2 つのトップカテゴリーでチャンピオンを獲ること。その他 にも、例えばアジアン・ル・マンのように、声が掛かれば ドライバーとして色々な経験を積みたいと思っています」。
タイトルを獲得する者も、紙一重でそれを逃す者も、 全精力を注いだ戦いには様々な思いが隠れている。
ここでは 2016 年を沸かせてくれた選手達の声を聞いた。
土屋武士選手/松井孝允選手選手
FIA インターナショナルシリーズスーパーGT 2016 年 GT300チャンピオン 土屋武士選手「JAF 表彰式でトロフィーをもらって“デカいな”と思いまし た(笑)。お世話になった方々に挨拶するときや、居酒屋にも持って行っ てトロフィーを肴に飲んでます(笑)。24 年間レースをやってきて無冠で終わる予定でしたが、こんなご褒美 をもらえるとは思ってませんでした。少しのんびりする予定が狂いました(笑)。2016 年は、引退までの 3 年 間で突っ走ろうと思ってきた最後の年。コンビを組んだ孝允を一人前のプロに育てるのがドライバーとして 最後の仕事、レース界への恩返しだと思ってきました。任せられると思ったのは菅生テストの時。また、そ の菅生戦ではもの凄いタイムで PP を獲ったことがチャンピオンに繋がりました。チーム運営にも 2014 年か ら取り組んで最初は大変でしたけど、2015 年からリズムを掴めて 2016 年は実を結んだ1年でしたね」。
チームSARDは23年めにしてGT500初戴冠 ヘイキ・コバライネン選手/平手晃平選手
FIA インターナショナルシリーズスーパーGT
2016 年 GT500チャンピオン ヘイキ・コバライネン選手
「2015 年は残念な結果だっ
たから、チャンピオンとして JAF 表彰式に出た時はとても 満足でハッピーな気持ちだ ったよ。最終戦は優勝して タイトルを決められたし、ト ロフィーを受け取った時は 素晴らしい気分だった。実
は、僕のキャリアでこれが 2 度目のタイトルなんだ。もっと 沢山タイトルを獲りたかったけど、F1 では思い通りにはいか なかったからね。スーパーGT では当然タイトルを獲ること を目標にチームと努力してきたから、僅か 2 年めで達成で きて良かったよ。タイトル獲得のきっかけは菅生。富士に 続いて表彰台に立てたのでチャンスがあると思ったし、ウ ェイトが増えても確実にポイントを稼げた。2016 年からは日 本に拠点を設けて長期間滞在できたし、全日本ラリーにス ポット参戦してレース勘を保っていたのも良かったよね」。 平手晃平選手「タイトル獲得 1 回めの時は先輩の立川さんを 中心とした凄くいいチーム体制で、3 年めに獲らせて頂きま したが、今回は 2015 年からの新規体制で、イチから自分た ちで作らなければならなかったんですよね。チームメイト はヘイキでエンジニアは田中耕太郎さんですから、いきな りの活躍が期待されていたと思うんです。2015 年はコミュニ ケーションの問題などもあって上手く行きませんでした。で も、そこを改善して 2016 年は大逆転でチャンピオンになれ ました。皆が頑張った結果ですし、最初のタイトルとは重 みが違いましたね。サードは僕が初めて GT500 にステップ アップしたチームで当時は苦労もしました。でも、そのサー ドの参戦 23 年めにして初のチャンピオンになれたことは、 加藤眞さんの気持ちに応えるという意味でも、恩返しでき たかなと思います」。
ラリー選手権 2016 年 JN6ナビゲーターチャンピオン 中原祥雅選手/全日本ラリー選手権 2016 年 JN5ナビゲーターチャンピオン 全日本ラリー JN6 と JN5 で は 2 名の大ベテランナビゲー ターがタイトルを獲得した。
JN5 チャンピオン中原祥雅選 手(右)は御年 65 歳で、岩下良 雄選手ら往年の名ドライバー とコンビを組みサファリラリー など海外ラリーで活躍。司会
松井孝允選手
「チャンピオンという結果は嬉しかったんですが、この先、上のクラスを目指さないといけな いので、僕としては結果を受けた『その次』を考えてました。ただ、表彰式に出席したときに、スクール時 代からずっと面倒を見て頂いた武士さんには少しだけでも恩返しできたかなと思いました。2016 年はどん 底のスタートでした。開幕戦の予選で武士さんよりも 1 秒以上遅くて、何とかしないとプロになれないと 思いました。その後、菅生前のテストや F3 へのスポット参戦などで『速く走るにはこうすればいい』という のが掴めました。その後もタイヤの使い切り方やメンタル面など沢山勉強できました。今後はクルマを作 れる速いドライバーになり、プロとして生き残りたいと思います」。
菱井将文選手/全日本ジムカーナ選手権 2016 年 N3 チャンピオン 谷田川敏幸選手/全日本ダートトライアル選手権 2016 年 D チャンピオン
全日本ジムカーナ N3 チャンピオンの菱 井将文選手(右)と全日本ダートラ D チャン ピオンの谷田川敏幸選手。共に大ベテラ
ンのお二人、実は 13 回という全日本タイ トル獲得数や年齢、そして全日本選手権
の勝利数までもが密かなライバル関係にあ るのだ。2016 年末での勝利数は、菱井選 手の全日本 80 勝に対して谷田川選手は 78 勝だが、JAF カップを合わせると菱井選手 84 勝 vs 谷田川選手 85 勝。しかし、全日本 級の選手が出ている大会という意味で菱井 選手が今季挑戦した 86/BRZ レースを加えると、第 7 戦十勝の初勝利 で 85 勝で並ぶことになる。谷田川選手は「50 歳半ばでまだまだ新しい 発見があるから楽しい」とダートラ一筋を表明するが、菱井選手は「86/ BRZ レースはだいぶ苦労したんで、2017 年の”ジムカーナ代表”は替わ ってほしい(笑)」と苦笑する。菱井選手もダートラ出身ということで、 谷田川選手も違うカテゴリーへのチャレンジ、如何ですか?
のピエール北川さんも「かつて 雑誌で見た中原さんを生で見られるとは」と感動する大ベ テランだ。対する JN6 チャンピオンの石田裕一選手は 64 歳。国内を主軸にクローズドラリーから全日本まで幅広く 活躍し、ノート読みと表彰コメントの名調子”石田節”は癖 になると評判の御仁。「実は、密かに”最年長優勝記録”の 更新を競い合ってます(笑)」とは石田選手。末永く現役で!
世界を目指す後輩を見守る2人の初チャンプ
片山誠司選手/全日本ジムカーナ選手権 2016 年 PN2 チャンピオン
中島孝恭選手/全日本ダートトライアル選手権 2016 年 SA1チャンピオン
新井大輝選手/全日本ラリー選手権 2016 年 JN5シリーズ 4 位
全日本ジムカーナ PN2 チャンピオン片山誠司選手
(左)と全日本ダートラ SA1 チャンピオン中島孝恭選手 (右)は、共に 2016 年で初の全日本タイトルを獲得した
ベテラン。そして中央は、TOYOTA GAZOO Racing チャレ ンジプログラムで海外トレーニング中の新井大輝選手
で、今季は全日本ラリーにスポット参戦して JN5 シリー ズ 4 位で表彰式に出席した。一見共通点のないこの 3 人だが、実は同じ東京電機大学の卒業生(と現役)。
2015 年の全日本ダートラ N1 坂井義浩選手&全日本ラ
リー JN4 ナビ石川恭啓選手らの長岡技術科学大学自動
車部卒業生に続く、同窓チャンピオン(とシリーズ 4 位)
になったのだ。先輩である片山選手と中島選手は「自分らは今回の全日本チャンピオンですら 夢のまた夢。大輝くんはぜひ世界チャンピオンになって、FIA の表彰式に連れて行って!」と懇 願。新井選手は「皆さんの顔に泥を塗らないよう頑張ります!」と(一応)先輩を立てるオトナの 対応。在学中は接点のなかった片山選手と中島選手だが、夢を見せてくれる後輩のためなら 団結して一肌も二肌も脱いでくれるはず。繋がりは使い倒して世界を制覇してください!
「結果がすべて」と言われるモータースポーツの世界。
国本雄資選手 全日本スーパーフォーミュラ選手権2016年チャンピオン
「JAF 表彰式に初めて出たのは 17 歳で FCJ タイトルを獲った時です。その年の 国内トップフォーミュラはブノワ選手がチャンピオンで『いつか自分もあそこに立 ちたい』と思ってました。F3 時代も同じで、自分が本当に目指してきた所なので、 そこに自分が立てて誇りに思えましたし、嬉しかったですね。そして会場には若 いドライバーも大勢来ていて、自分も憧れられるようにならなきゃと思いました
ね。ここがゴールではなく、今後どれだけ活躍できるか。また新たなスタートだ と気持ちが引き締まりました。タイトル獲得の要因は年間通して安定していたこ と。多くのドライバーがハプニングに見舞われましたが、僕は大きなトラブルに は巻き込まれませんでした。最終戦も挑戦者の気持ちで集中できましたね。今 後は一貴さんや可夢偉さんのように、世界でも活躍したいと思っています」。
諦めかけた 2016 年。ステージ中央に初めて立って戴冠を実感
山下健太選手 全日本フォーミュラ3選手権2016年チャンピオン
「JAF 表彰式は 3 回めでしたが、過去 2 年はずっとランキング 2 位の場所。チャ ンピオンだけが中央から登場できるので、そこで『ああ、チャンピオンになった んだな』と実感しました。今季はこの 3 年間で一番苦労しました。VW エンジンが 入ってきて全く敵わないコースもありましたし、取りこぼしも多くて。中盤でマ ーデンボロー選手に 19 ポイント差を付けられた時は『もうムリ』とも思いました が、最後まで頑張ったことで逆転できて良かったなと思います。今季のカギは やっぱり最後の菅生。パーフェクトならギリギリ逆転できる状況でほぼ完璧な レースができました。表彰式では『浅く長く続けたい』と言ってしまいましたが、 表現が良くなかったですね(笑)。実際には『深く長く』です。今後は、スーパー フォーミュラとスーパー GT の 500 クラスで長く戦っていきたいですね」。
全日本スーパーフォーミュラ選手権は 国本雄資選手が初のチャンピオンを 獲得。チーム賞とメカニック賞はINGI NG MOTORSPORTがW受賞となり、 立川祐路監督と2号車の織田チーフメ カニックが登壇してスパナ型トロフィ ーなどを授与された。
全日本F3選手権のドライバー部門は、 ヤン・マーデンボロー選手の逃げ切り を阻止した山下健太選手が獲得。チ ーム部門は序盤から驚異的な速さを見 せたB-Max Racing TEAM、エンジン チューナー部門はSPIESS Motorenb au GmbHに贈られた。
スーパーGTのGT500クラスは、ヘ イキ・コバライネン選手と平手晃平 選手がタイトルを獲得。最後まで分 からなかった王座の行方は、シリーズ 序盤で稼いだ貯金が効いた。そして LEXUS TEAM SARDが初のチーム
部門チャンピオンを獲得した。
最終ラウンドの鈴鹿 では6名によるタイト ル争いとなったKF部 門。ラスト2周で起 きたアクシデントを 何とか切り抜けた宮 田選手だったが2位 に留まった。しかし、 この順位で2014年 以来2度めのタイト ルを獲得した。
東西統一戦を待たず に、東シリーズ5戦 全てでポールトゥウ ィンの圧勝でFS125部門タイトルを 確定させた佐藤蓮 選手。東西統一戦 では届かず2位に終 わったため悔しいシ ーズンオフとなった。
スーパーGTのGT300クラスは、土屋 武士選手と松井孝允選手がドライバ ータイトルを獲得。チーム部門のチャ ンピオンは土屋選手が指揮を執るViv aC team TSUCHIYAが獲得。来季か らエンジニアに専念する土屋選手は感 慨深い式典となった。
2016 年の勝因は「諦めないこと」 全日本カートとFIA-F4 でW戴冠!
宮田莉朋選手 全日本カート選手権KF部門 2016年チャンピオン/ FIA-F4 2016年チャンピオン
「全日本カートは茂原の 2 連勝からタイトルを意 識しましたが、準備万端で臨んだはずの菅生で 下位に沈み『今季もまた厳しいかな』と思いまし た。でも、最後の鈴鹿で頑張れば有効得点の 関係でまだ狙えたので『諦めずにやろう』と気合が入り、最終戦は自分 も含めたダンロップ勢が結果を残せたので満足です。KF という名前で は最後のレースでしたし、高木虎之介監督からも『悔いのないレース をしろ』と言われました。成績を残せなかった TT でもトップを獲れた ので内容的には満足してます。今季はフル参戦となった FIA-F4 は、最 終戦は勝てばチャンピオンが確実だったので難しい週末でした。フタ を開けたらあり得ない状況になってポイント獲得も厳しいかと思われ ましたが、自分の力をしっかり出せたという気持はあります。3 連戦の 内ドライの後半 2 戦ではファステストを獲れましたから、速さという面 では 1 年の成長ぶりを今季の最後に見せられたと思います」。
JAFカップ優勝者:(左から)PN1斉藤邦夫選手、PN2松本敏選手、 PN3角岡隆志選手、N1小林規敏選手、N3石元啓介選手、SA1服部諒 一選手、SA2葛西悠治選手、SA3高山敏和選手、SC藤井雅裕選手。
ドライバー部門 & ナビゲーター部門合わせて 5 名の初チャンピオンが誕生! 全 9 戦で争われた全日本ラリー選手権。タイト ル争いは混迷を極め、JN1 鈴木尚選手、JN2 明治慎 太郎選手、JN6 勝田範彦選手らドライバー勢とナビ ゲーターの JN1 新井正和選手、JN2 馬場雄一選手、 JN5 中原祥雅選手が最終戦新城まで僅差のバトル を演じた。JN3 は天野智之/井上裕紀子組が第 8 戦 岐阜で連続タイトルを確定。9 戦中 8 勝の圧勝だっ た。また、JN5 柳澤宏至選手と JN4 曽根祟仁/桝谷 知彦組が第 8 戦でタイトルを確定させた。
JN1ナビゲーター部門6位の表彰を受ける鈴木裕選手。 ウェット路面での戦いとなった第6戦嬬恋ではクラッシュ から負傷したが、元気な姿を見せて復活をアピールした。
後半戦で好バトルを展開した全日本ダートラ 最終戦では初チャンピオンが続々と誕生! 全日本ダートトライアル選手権は、最終戦タカ タまで 5 クラスがタイトル争いを展開し、4 名の初 チャンピオンを生み出した。天王山となったのは 第 7 戦今庄で、PN2 川島秀樹選手と若手実力派ナン バーワンの N1 岡翔太選手、N2 黒木陽介選手、D 谷 田川敏幸選手らがタイトル確定。最終戦タカタで は死闘の末に PN1 宝田ケンシロー選手、SA1 中島孝 恭選手、SA2 北村和浩選手、SC1 西尾忠選手、SC2 田口勝彦選手が王座を確定させた。
2014年全日本ダートラN1チャンプにして今季全日本ラリ ーJN2シリーズ4位の山本悠太選手(左)と全日本ダートラ D部門シリーズ4位の目黒亮選手。共に勢いと速さを見せ る期待の20歳代だけに2017年の彼らには要注目だ。
2004年以来2度め
JN2ドライバー 明治慎太郎選手 初タイトル
JN2ナビゲーター 馬場雄一選手 初タイトル
JN3ドライバー 天野智之選手 3年連続8度め
JN3ナビゲーター 井上裕紀子選手 7年連続9度め
JN5ドライバー 柳澤宏至選手 初タイトル
ジムカーナは 6クラスで初チャンピオン誕生 ベテラン勢は連覇記録を更新中! PN2 片山誠司選手、PN4 野島孝宏選手、SA1 若林 隼人選手、SA2 久保真吾選手、SC 大橋渡選手らが 最終戦イオックスでタイトルを決める激戦で幕を 閉じた全日本ジムカーナ選手権。第 6 戦もてぎ南 では PN1 ひでき選手と PN3 川北忠選手、SA3 津川 信次選手、第 7 戦恋の浦では N1 朝山崇選手と N2 小俣洋平選手、N3 菱井将文選手がタイトルを確定 させた。初タイトル獲得者は 6 名だが、若林選手 は 25 歳での初戴冠ということで、全日本ジムカー ナでは久々の若手チャンピオン誕生となった。
SC
大橋渡選手 3年連続3度め
N1 岡翔太選手 初タイトル
JN5ナビゲーター 中原祥雅選手 1985年以来2度め
JN6ドライバー 勝田範彦選手 2013年以来7度め
若手を牽引するN2黒木陽介選 手は第7戦でV2獲得。ネット生 中継のカメラにキメのポーズ!
JAFカップ優勝者:(左から)PN1宝田ケンシロー選手、PN2奥村直 樹選手、N1森大士選手、N2赤羽政幸選手、SA1工藤清美選手、SA2 大西康弘選手(代理)、SC1山崎迅人選手(欠席)、SC2吉村修選手、 D河内渉選手(代理)。
N2
黒木陽介選手 2年連続3度め
SA1 中島孝恭選手 初タイトル
SC1 西尾忠選手 初タイトル
SC2 田口勝彦選手 2年連続2度め
JN6ナビゲーター 石田裕一選手 2004年以来4度め D 谷田川敏幸選手 4年連続13度め
SA2 北村和浩選手 2013年以来14度め
監修/一般社団法人 日本自動車連盟
〒105-0012東京都港区芝大門1-1-30 ☎0570-00-2811(ナビダイヤル) 発行所/(株)JAFメディアワークス 〒105-0012東京都港区芝大門1-9-9 野村不動産芝大門ビル10F ☎03-5470-1711
発行人/望月 均
振替(東京)00100-1-88320 印刷所/凸版印刷株式会社
表紙/2016S-FJ&F4マスターズ
撮影/野澤廣幸 編集長/田代康 副編集長/佐藤均 デザイン/鎌田僚、(株)スタジオーネ63
編集/(株)JAFメディアワークス JAFスポーツ編集部 ☎03-5470-1712
12 2017年全日本ジムカーナ/ダートトライアル選手権統一規則
13 2017年全日本レース選手権カレンダーの一部変更について
13 2017年全日本ラリー選手権統一規則の制定
14 2017年JAF地方ラリー選手権のクラス区分および過給器付車両 のエアリストリクターについて
15 2017年JAF地方ジムカーナ選手権のクラス区分について
17 2017年JAF地方サーキットトライアル選手権のクラス区分について
17 2017年JAF地方ダートトライアル選手権のクラス区分について
18 JAF登録車両(車両型式別)カタログ記載重量・タイヤ一覧
18 オートテストオーガナイザーガイドライン(Ver.3)の公開について
19 登録車両一覧
19 海外競技会出場証明書(サーティフィケート)発行件数一覧と申請 方法
19 Aライセンス講習会日程
19 公認審判員講習会日程
26
特 集
〜全日本選手権初チャンピオンインタビュー〜
24 FIA便り
24 2017 全日本選手権インフォメーション
25 JAFMOTORSPORTS TOPICS
49 2017年全日本カート選手権、ジュニアカート選手権カレンダーの 一部変更について
50 JAFカートカレンダー(1月〜4月)
20 JAFMOTORSPORTSCALENDER(1月〜4月)
[RACE]
52 2016AsianLeMansSeries4HoursofFUJI
2016インタープロトシリーズ第7戦・第8戦
54 2016S-FJ&F4マスターズ
[AUTOTEST]
57 モータースポーツフェスティバルin舞洲2016
初めてのオートテスト大会
57 千葉県初の一般公募型オートテスト、君津で開催
��������������������������す� JAFMotorSports������������������ます。
3月中旬発行の「4月号」を確実にお届けするために、 2月10日ごろまでにライセンス更新をお済ませください。
※ライセンス更新手続きは、JAFマイページが便利です。詳しくはJAFホームページ(http://www.jaforjp)をご参照ください。
������日本ジム�ーナ��ートトライアル選手権統一規則 を以下の通り定める。
第�� �会��
第�� 競技会特別事項
本選手権競技会のオーガナイザーは当該競技会の特別規則に 本統一規則第��の�項�を�記すること。
また、特別規則の内容は本統一規則の内容に相反したり、ま た重複しないこと。
�����JAF�日本[ジム�ーナ��ートトライアル]選 手権第 戦「[競技会の名 称]」は、一般社団法人日本自動 車連盟(以下「JAF」という)の公認のもとにFIA国際 モータースポーツ競技規則およびその付則に準拠したJAF
の国内競技規則およびその付則、�����日本ジム�ーナ�� ートトライアル選手権規定、������日本ジム�ーナ��ー トトライアル選手権統一規則、スピード行事競技開催規定お よび本競技会特別規則に従い国内競技として開催される。
○競技会の名称〜○開催日程 (略)
・ゲートオープン[時刻を記載]
・公開練習(実施の場合は明記)
[時刻を記載]
・公式受付(参加確認受付)
[時刻を記載]
・公式車両検査 [時刻を記載]
[公示No2017ー007]
��������ys) ��������y) ��� ・ゲートオープン [時刻を記載] ・公開練習(実施の場合は明記) [時刻を記載] ・公式受付A(参加確認受付) [時刻を記載]
・慣熟走行(歩行)[時刻を記載]
・開会式 [時刻を記載]
・ドライバーズブリーフィング
[時刻を記載]
・���ート[時刻を記載]
・慣熟走行(歩行)
(���ート終了後 分後)
・���ート
(���ート終了後 分後)
・表彰式(閉会式)
[予定時刻を記載]
・公式車両検査A [時刻を記載] ・車両持出受付 [時刻を記載] ・ゲートクローズ[時刻を記載] ���
・ゲートオープン [時刻を記載] ・公式受付B(参加確認受付) [時刻を記載]
・公式車両検査B [時刻を記載] ・慣熟走行(歩行)[時刻を記載] ・開会式 [時刻を記載]
ドライバーズブリーフィング [時刻を記載]
・���ート [時刻を記載] ・慣熟走行(歩行)
(���ート終了後 分後)
・���ート
(���ート終了後 分後)
・表彰式(閉会式)
[予定時刻を記載]
※公式練習、公式予選等を設ける場合は、その詳細を記載する こと。
※�日開催の場合、公式受付A(参加確認受付)および公式車 ���Aを�則とする。�し、第��車��更��は公式受 付B(参加確認受付)を最終とする。
○その他の事項〜○諸施設の見取り図
第��〜第��� (略)
[公示No2017ー008] ����������日開催の��モータースポーツ��会で�定された�����FIA国際選手権��ン�ーの��を��、すでに公�して いる������日本�ース選手権��ン�ー(公�����������)に�いて、開催日�が一�変更と��ましたのでお知��いたします。
スーパーフォーミュラ: 開催場所 格式 オーガナイザー 競 技 会 の 名 称 開 催 日 № 鈴鹿 国際
2017年全日本スーパーフォーミュラ選手権第1戦 鈴鹿サーキット
2017年全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦 岡山国際サーキット
2017年全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦 富士スピードウェイ
2017年全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦 ツインリンクもてぎ2&4レース
2017年全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦 オートポリス
2017年全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦 第16回JAF鈴鹿グランプリ
AC
4/21-23
5/12-14
5/26-28
2017年全日本フォーミュラ3選手権第1戦、第2戦、第3戦
2017年全日本スーパーフォーミュラ選手権第1戦
2017年全日本フォーミュラ3選手権第4戦&第5戦 鈴鹿サーキット
2017年全日本フォーミュラ3選手権第6戦&第7戦 2017富士チャンピオンレースシリーズ第2戦
2017年全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦
2017年全日本フォーミュラ3選手権第8戦&第9戦 岡山国際サーキット
富士 国内 富士スピードウェイ㈱ FISCO-C
国内 ㈱岡山国際サーキット AC
国内 GSS SMSC ㈱モビリティランド
2017年全日本フォーミュラ3選手権第10戦&第11戦 鈴鹿クラブマンレース Round4
2017年全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦
6/23-25 ⑤ 富士 国内
2017年全日本フォーミュラ3選手権第12戦&第13戦 富士スピードウェイ
2017年全日本フォーミュラ3選手権第14戦、第15戦、第16戦 もてぎチャンピオンカップレース第4戦
2017年全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦
2017年全日本フォーミュラ3選手権第17戦&第18戦 オートポリス
2017年全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦
2017年全日本フォーミュラ3選手権第19戦&第20戦 スポーツランドSUGO
������日本ラリー選手権統一規則を以下の通�定�る。
����競技会����
○競技会の定義および組織
�����JAF�日本ラリー選手権���「[競技会の��]」 は、一般社団法人日本自動車連盟(以下「JAF」という)の 公認のもとにFIA国際モータースポーツ競技規則およびその 付則に準拠した日本自動車連盟(JAF)の国内競技規則およ びその付則、�����日本ラリー選手権規定、������日本ラリ ー選手権統一規則、ラリー競技開催規定および本競技会特別規 則に従い国内競技として開催される。
○プログラム~○競技会本部(HQ)(略)
○コース概要
スペシャルステージ:[舗装(アスファルト、ターマック等) /未舗装(グラベル等)/積雪(氷結 路面を含む)]
総走行距離:〇〇〇㎞(予定)
富士スピードウェイ㈱ FISCO-C
[公示No2017ー009]
スペシャルステージの合計距離:〇〇〇㎞(予定) ※スペシャルステージの数:
※セクションの数:
※デイの数:
[※競技会までに変更が生じた場合は、公式通知にて訂正す ること]
○オーガナイザー~○レッキの実施方法(略)
○タイヤ 本競技会で使用できるタイヤの本数は、 本までとする。 [※��.舗装(アスファルト、ターマック等)スペシャルス テージとして認定された競技会の場合、以下の条文 を追記すること]
(略)
[※��.未舗装(グラベル等)スペシャルステージとして認 定された競技会の場合、以下の条文を追記すること]
(略)
[※��.積雪(氷結路面を含む)スペシャルステージとして 認定された競技会の場合、以下の条文を追記するこ
と]
・スノータイヤ(「M+S」、「M・S」、「M&S」の表示が あるタイヤ)を使用すること。
�※��.競技会で使用できる最大本数の算出方法] ・舗装(アスファルト、ターマック等)スペシャルステー �の��が��������未�の��、�本(RPN車両お よ�A�車両は�本)とし、以����未��に�本�加 (�����������未�、���������未�)。
・未舗装(グラ�ル等)スペシャルステー�の��が��� �����未�の��、��本(RPN車両およ�A�車両は �本)とし、以����未��に�本�加(���������� �未�、���������未�)。
・積雪(���面を��)スペシャルステー�の��が�� ������未�の��、�本(RPN車両およ�A�車両
は�本)とし、以����未��に�本�加(������� ����未�、���������未�)。
�※��.以下の条文を記載すること。] ・本競技会では、使用する全てのタイヤのサイドウォール に競技車両番号をマーキングする。併せてスペアタイヤ については、トレッド面にもマーキングを施すものとす る。なお、当該競技会中における未使用のタイヤについ ては、技術委員長の許可を得ることにより、新たにマー キングされた他のタイヤへ交換が許される。
○セレモニアルスタート~○付則(略)
���~����(略)
����年�本ラリー���規定���条およ����条に��き、 ����年JAF�方ラリー���クラス��およ�����車両 のエアリストリクターについて、下記の通りお知らせします。 ����������� ��������������
RA��クラス:気筒容積�����cc以下のRPN車両。
RA��クラス:気筒容積�����ccを超えるRPN車両。
RA��クラス:気筒容積�����cc以下の����車両 およびAE車両。
RA��クラス:気筒容積�����cc以下の車両。
RA��クラス:気筒容積�����ccを超える車両。
※RPN車両は同一車両型式の最も古いJAF登録年が ����年����以�の車両とする。
�������������������������
RA��クラス:
RA��クラス:
RA��クラス:エアリストリクターの装着は任意とする。
RA��クラス:
RA��クラス:エアリストリクターの装着を義務付ける。
※エアリストリクターのサイ�は����(������未�) とする。
����������� ��������������
�C��クラス:気筒容積�����cc以下の車両 および気筒容積�����cc以下のRPN車両。
�C��クラス:気筒容積�����ccを超え����cc以下の車両 および気筒容積�����ccを超え����cc以下のR PN車両。
�C��クラス:気筒容積�����ccを超える車両。
※A�車両は����クラスに��。
※RPN車両の年次制限は行わない。
�������������������������
エアリストリクターの装着は任意とする。
�E��クラス:気筒容積�����cc以下のRN,RJ,RPN,RF またはAE車両。
�E����クラス:�����、気筒容積�����ccを超え����cc 以下のRN,RJ,RPNまたはRF車両。 �����、気筒容積�����ccを超えるRN, RJ,RPNまたはRF車両。RR車両。
�E��クラス:�����、気筒容積�����ccを超えるRN,R JまたはRF車両。
※RPN車両の年次制限については、同一車両型式の最 も古いJAF登録年が����年����以�の車両の� 参加が認められる。
[公示No2017ー010]
エアリストリクターの装着は任意とする。 ただし、エアリストリクターを装着する場合、そのサイズは最大 �径��mm(外径:��mm未満)とする。 ���、�E��クラス�おい�エアリストリクターを装着しない 場合は、エンジンコントロールユニット(ECU)の変更、改造を認 めない。
F���クラス:気筒容積区分なしのRPN車両および気筒容積区 分なしのAE車両。
F���クラス:気筒容積�����cc以下の車両。
F���クラス:気筒容積�����ccを超え����cc以下の車両。 F���クラス:気筒容積�����ccを超える車両。
※RPN車両の年次制限は行わない。
エアリストリクターの装着は任意とする。
R���クラス:気筒容積区分なしのATのラリー車両および AE車両。
R���クラス:気筒容積�����cc以下の����のRPN車両。 R���クラス:気筒容積�����cc以下のラリー車両。 R���クラス:気筒容積�����ccを超える����のRPN車両。 R���クラス:気筒容積�����ccを超え����cc以下の ラリー車両。
R���クラス:気筒容積�����ccを超えるラリー車両。
※RPN車両の年次制限は行わない。
※R���クラスに参加する車両の最低重量は、����cc �ら����ccの車両についてはラリー車両規定に定める 最低重量に���gを�した重量とする。����cc以下の車 両はラリー車両規定に定める最低重量とする。 �������������������������
エアリストリクターの装着は任意とする(エアリストリクターを装 着しない場合はエンジン、ECUはノーマルとする)。 エアリストリクターを装着する場合は最大�径��mmとする。
参加車両
クラス 部門
参加車両
PN��
クラス 部門 気筒容積を制限しない前輪駆動(FF)および後輪 駆動(FR)のPN車両�びAE車両 ��
クラス�
気筒容積1600㏄以下の�輪駆動(FF・FR)のP N車両 ��
PN部門 気筒容積�び駆動��を制限しないPN��以 外のPN車両 ��
PN��
2輪駆動のN、SA、B、SAX車両 �� S��� N、SA、
B部門
SC部門
4輪駆動のN、SA、B、SAX車両 �� S���
クラス区分無し SC
��の記�の�るクラスは、����年日�ジム�ーナ/ダートトライア�� ����規���� ��� �)を適用する。
��の記�の�るクラスの内、下記タイヤを含�通称Sタイヤを�用する
��は、�年のJAF�内��車両規����ス�ード車両規���� ス�ードN車両規����または���ス�ードSA車両規����� 従うこと。
タイヤ製造者
ブランド名
POTENZA ㈱ブリヂストン
DIREZZA 住友ゴム工業㈱
ADVAN 横浜ゴム㈱
PROXES 東洋ゴム工業㈱
製造者問わず
使用が認められないタイヤ銘柄
520S 540S 55S 11S
93J 98J 01J 02G 03G
021・032・038・039・048・ 050
FM9R 08R 881 888
海外タイヤ製造者製該当タイヤを含む (通称セミレーシングタイプタイヤ)等
PN部門
気筒容積1600㏄を超える�輪駆動(FF・FR)の PN車両 �� クラス� 気筒容積1600㏄超える�輪駆動(FF・FR)のP N車両のうち、FIA/JAF公認発行年または JAF登録年が����年�月�日以降の車両 �� クラス� クラス����該当しないPN車両 �� クラス�
気筒容積区分無しの前輪駆動のN車両 ���� クラス�
N部門
気筒容積区分無しの後輪駆動のN車両 ���� クラス�
気筒容積区分無しの�輪駆動のN車両 ���� クラス�
気筒容積1600㏄以下の 前輪駆動のSA車両お よびSAX車両 クラス�
SA/ SAX部門
SC/SD 部門
AE部門
気筒容積1600㏄を超える前輪駆動のSA車両 およびSAX車両
気筒容積区分無しの後輪駆動のSA車両および SAX車両 クラス�
気筒容積区分無しの�輪駆動のSA車両および SAX車両 クラス�
気筒容積・駆動区分制限無し(クラス区分無し)の SC車両およびD車両
気筒容積・駆動区分制限無し(クラス区分無し)の AE車両 ��
参加車両
クラス 部門 気筒容積1600㏄以下の�輪駆動(FF、FR)の PN車両�� PN�
PN部門 気筒容積1600㏄を超える�輪駆動(FF、FR) のPN車両�� PN� PN�クラス、PN�クラス�該当しないPN 車両�� PN�
NSA-2WD N部門・SA 部門
�輪駆動のN車両、SA車両 ��
気筒容積1600㏄以下の�輪駆動のSA・SAX
車両 SA�
SA・SAX 部門 気筒容積1600㏄を超える�輪駆動のSA・SA X車両 SA�
�気�制限なしの�輪駆動のSA・SAX車両 SA�
SC車両 区分なし SC部門
AE車両 �� 区分なし AE部門
��の記�の�るクラスは、����年�日�ジム�ーナ/ダートトライア� �����規���� ��� �)を適用する。
��の記�の�るクラスは、����年�日�ジム�ーナ/ダートトライア� �����規���� ��� �)を適用する。
��の記�の�るクラスは、下記タイヤの�用が認��れない。
POTENZA ブリヂストン
DIREZZA ダンロップ
ADVAN 横浜ゴム
PROXES 東洋ゴム
製造者問わず
使用が認められないタイヤ銘柄
520S 540S 55S 11S 05D
93J・98J・01J・02G・03G・β
02
021・032・038・039・048
050 A052
FM9R 08R 881 888 888R
ラリータイヤ/海外タイヤ製造者製 通称Sタイプ、縦溝のみのタイヤ等
��の記�が�るクラスは、����年�日�ジム�ーナ/ダートトライア� �����規���� ��� �)を適用する。
��の記�が�るクラスは、以下のタイヤ規制を適用する。
『(�)���で���ン�ウンド���内��が��サイズ以上のラインナ ップを有すること。 (�)上記(�)を�たしたタイヤで、��タイヤ����タイヤを��す る連続した複数の縦溝を有していること。 (�)上記(�)の溝はトレッドウェアインジケータ(スリップサイン)が出る まで維持されていること。』
��の記�が�るクラスは、����年のみとし、N車両部門は����年よ�� 止する。
参加車両 クラス 部門
気筒容積1600㏄以下の�輪駆動(FF、FR)の PN車両 �� クラス�
気筒容積1600㏄を超える�輪駆動(FF、FR) のPN車両 �� クラス�
PN部門
クラス�
気筒容積1600㏄を超える後輪駆動(FR)のPN 車両の内、FIA/JAF公認発行年またはJAF登録 年が2012年1月1日以降の車両 ��
クラス�、クラス��びクラス��該当しないP N車両 �� クラス�
気筒容積1600㏄以下の�輪駆動のSA/SAX 車両 クラス�
SA部門
気筒容積1600㏄を超える前輪駆動のSA/SA X車両 クラス�
気筒容積1600㏄を超える後輪駆動のSA/SA X車両 クラス�
�輪駆動のSA/SAX車両 クラス�
気筒容積1500㏄以下の�輪駆動のB車両 ��、 �� 区分なし B部門 クラス区分なしのSC車両
区分なし SC部門 クラス区分なしのD車両
区分なし D部門 ��の記�の�るクラスは、����年�日�ジム�ーナ�����規�(タ イヤ規制)を適用する。
��の記号のあるクラスは、下記タイヤの使用が認められない。 使用が認められないタイヤ銘柄
ブランド名 タイヤ製造者
DIREZZA 住友ゴム工業㈱
POTENZA ㈱ブリヂストン
PROXES 東洋ゴム工業㈱
93J98J01J02G 03G
520S 540S 55S 11S
FM9R 08R 881 888 RR
021・032・038・039・048
050 ADVAN 横浜ゴム㈱
Z214 Ventus HankookTire Co, Ltd
V710 Ecsta KumhoTire Co Ltd
製造者問わず
ラリータイヤ/海外タイヤ製造者 製該当タイヤ(通称Sタイプ)等
��の記号のあるクラスは、以下の制限が加えられる。
①排気量 :1500cc以下の自然吸気エンジン(NAエンジン) とする。上記の排気量以下であればハイブリット車 両での参加も認められる。
�駆動�式
:前輪�輪または後輪�輪のいずれ�を駆動する�輪 駆動車とする。
③車両本体価格 :�����以下とする。
当該自動車製造者発行の量産車カタログの同一車両 型式に記載される車両本体価格を基準とする。
④最終減速比 :変更は許されない。
⑤フライホイール:変更は許されない。
⑥エアコン :装着およびその機能を維持していること。
⑦タイヤ :セミレーシングタイヤの使用を禁止する。
競技に使用できるタイヤ幅は195mmまでとする。
(競技会場内) ⑧参加制限 :自動車検査証の初度登録年月より7年経過した車両 は参加できない。
※本規定に疑義が生じた場合、JMRC中部ジムカーナ部会の決定を最 終とする。
クラス 部門
PN�
気筒容積1600㏄以下の�輪駆動(FF・FR)の PN制限付車両※
PN部門 �輪駆動(FF・FR)のPN制限付車両※ PN� PN制限付車両※ PN�
�輪駆動のN車両、気筒容積1600cc以下の� 輪駆動のSA・SAX・SC車両 S�
S部門
S�
�輪駆動のSA・SAX・SC車両
�輪駆動のSA・SAX・SC車両 S�
気筒容積1500㏄以下のB車両 B�
前輪駆動のB制限付車両※ B�
B部門
後輪駆動のB制限付車両※ B�
�輪駆動のB制限付車両※ B�
気筒容積を制限しないAE制限付車両※ AE AE部門 ※の記号のあるクラスは、以下のタイヤの使用を禁止する。
使用不可タイヤ名称 ブランド名 タイヤメーカー
住友ゴム工業㈱
ブリヂストン
DIREZZA
POTENZA
93J・98J・01J・02G・03G
520S 540S 55S 11S
FM9R・08R・881・888・
R888R PROXES 東洋ゴム
021・032・038・039・048
050 ADVAN 横浜ゴム
メーカー問わず
ラリータイヤ、海外タイヤメーカー製通称Sタイ プ、縦溝のみのタイヤ等
クラス 部門 気筒容積1600㏄以下の�輪駆動(FF、FR)の PN車両 ☆ PN�
PN部門
PN��
参加車両
気筒容積1600㏄を超える�輪駆動(FF、FR) のPN車両および気筒容積2000㏄以下の後輪 駆動(FR)のN車両 ☆
ただし、N車両はJAF登録車両であり、同一 車両型式の最も古いJAF登録年が2003年の 1月1日以降の車両で、国内競技車両規則第3編 スピード車両規定第4章 第5条5.3)は適用しな い(最終減速比の変更不可)
PN�クラス、PN��クラスに該当しないPN 車両 ☆ PN�
SA�
SA部門
気筒容積1000㏄以下のN車両、気筒容積 1000㏄を超える2輪駆動のN車両、気筒容積 1600㏄以下のSA車両および、1600ccを越 える2輪駆動のSA車両
SA� 気筒容積区分なしのSAX車両、SC車両およ びD車両
気筒容積1000㏄を超える4輪駆動のN車両、 気筒容積1600㏄を超える4輪駆動のSA車両
CDX部門 軽自動車のB車両およびAE車両 ★
BR部門
CDX
BRK
BR�
BR�
気筒容積区分なしの�輪駆動のB車両およびA E車両 ★
気筒容積区分なしの�輪駆動のB車両およびA E車両 ★
★記号のあるクラスが使用できるタイヤは同銘柄(パターン)に以下の条件 を満たした、一般に市販されているタイヤでなければならない。
�)ラインナップされたタイヤサイズが����以上
�)日本自動車タイヤ�会(JA�MA)の定めるJA�MAラ�リング 規格における転がり抵抗C以上、ウェットグリップd以上、もしくは 欧州のグレーディング規格における転がり抵抗F以上、ウェットグリ ップE以上
※使用するタイヤサイズが�)の条件を満たしていなくともサイズラ インナップに�)を満たしたサイズが一つでもあれば使用できる。 ※※上記条件を満たさないタイヤを使用する場合はその本数に関わ らず、当該ヒートの�行タイムに��を加�する。
☆の記号のあるクラスは、����年�日本ジムカーナ/�ートトライアル� ���一規則第�章 第�条 �)を適用する。
クラス 部門
�輪駆動のPN車両 気筒容積2000cc以下の後輪駆動のN車両(J AF登録車両且つ同一車両型式の最も古いJA F登録年が2003年1月1日以降の車両)
PN部門 �輪駆動のN、SA、SAX、SC、AE車両 クラス�
NS部門 �輪駆動のN、SA、SAX、SC、AE車両 クラス区分無しのD車両
クラス�
クラス�
気筒容積1150㏄以下の後輪駆動のB車両 気筒容積1500㏄以下の前輪駆動および�輪駆 動のB車両
R部門 気筒容積1500㏄を超える前輪駆動のB車両 クラス� 気筒容積1150㏄を超える後輪駆動のB車両 クラス� 気筒容積1500㏄を超える�輪駆動のB車両 �輪駆動のPN車両
クラス�
※PN部門・R部門については、下記に該当するタイヤの使用を禁止す る。
住友ゴム工業㈱
㈱ブリヂストン
東洋ゴム工業㈱
横浜ゴム㈱
DIREZZA
POTENZA
PROXES
ADVAN
93J98J01J02G 03G
520S 540S 55S 11S
FM9R 08R 881 888
021・032・038・039・048・ 050
海外タイヤ製造者製を含む通称Sタイヤと判断される物 縦溝のみのタイヤ
����������ー�選手権��ラ���: 参加車両 クラス 部門 1600㏄以下の�輪駆動(FF・FR)のPN車両及
びAE車両 PN��
PN部門 1600㏄を超える�輪駆動(FF・FR)のPN車両 およびAE車両 PN��
*B部門は、下記タイヤの使用が認められない。
㈱ブリヂストン
520S 540S 55S 11S 11A 2.0/4.0
93J 98J 01J 02G 03G ZⅡ-β・α
SA��
�輪駆動のPN車両及びAE車両
PN�� 全ての�輪駆動のN車両・SA車両・SAX車両
SA部門 全ての�輪駆動のN車両・SA車両・SAX車両 SA��
全てのSC車両 SC SC部門
B部門
B��
全ての��輪のB車両
*PN部門のタイヤは2017年全日本統一規則の参加車両規則に準ずる。 *SA部門のタイヤは2017年スピード 車両規則���に準ずる。(通称S タイヤの使用可)
住友ゴム工業㈱ 021 032 038 039 048 050 A-08B
横浜ゴム㈱
東洋ゴム工業㈱
グッドイヤー㈱
FM9R 08R 881 888
RSsport-86S R2 R3 R4 Vspec
海外タイヤ製造者製を含む通称Sタイヤ及び縦溝のみのタイヤ 但し、上記タイヤがJATMAラベリング認定された場合は使用禁止 タイヤから除く。 シリーズ期間内でも、これに準ずると判断されたタイヤは使用不可に なる場合があります。
筑波サーキットトライアル選手権:
参加車両 クラス 部門 気筒容積1500㏄以下のB車両*�、*� B�
B部門 気筒容積1500㏄を超え2000㏄以下のB車両 *�、*� B� 気筒容積2000㏄を超えるB車両*�、*� B�
AE車両*� AE AE部門
*�の記�のある�ラスは、使用するタイヤを㈱ブリヂストン、住友ゴム 工業㈱、横浜ゴム㈱のいずれかが製造するスポーツラジアルとするが、 当該製造者であっても下表のタイヤの使用は認められない。
520S 540S 55S 11S POTENZA
DIREZZA
93J 98J 01J 02G 03G
*�の記�のある�ラスは、��重量を当該�動車製造者発行の�タログ に記載された主要諸元一覧上の車両重量から����量された�とする。 また、過給器付エンジンはもとの排気量の�.��の排気量�ラスとみな し、ロータリーエンジンはもとの排気量の�.��の排気量�ラスとみなす。
���������ートトライアル選手権��ラ���:
参加車両 クラス 部門
��������ートトライアル選手権��ラ���:
参加車両 クラス 部門
FF��/ �WD��
FF�� PN、N、 SA、SAX、 B、SC、 AE部門
気筒容積1500㏄以下の�輪駆動のN、SA、 SAX、B、SC車両及び、気筒容積1600cc 以下の�輪駆動のPN車両および全てのAE車 両で、����年(平成��年)��月以降に��登録さ れた車両であること
FF���ラスに該当しない�輪駆動のPN、 N、SA、SAX、B、SC車両、および気筒 容積1600cc以下の�輪駆動のN、SA、SA X、B、SC車両
排気量区分なしの後輪駆動のP N、N、SA、 SAX、B、SC車両
N1500 &PN1 N1500& PN1部門
PN�部門
PN�
N�
気筒容積1500㏄以下の �輪駆動のN車両で排 ガス規制平成12年規制以降の適合車両、および 気筒容積1600㏄以下の�輪駆動のPN車両と し、AE車両を含む。
気筒容積1600ccを超える�輪駆動のPN車両 のうち、FIA/JAF公認発行年またはJAF 登録年が2012年1月1日以降の車両とする。
N部門
�輪駆動のN車両および気筒容積1600㏄以下 の�輪駆動のN車両
気筒容積1600㏄を超える�輪駆動のN車両
RWD 気筒容積1600㏄を超える�輪駆動のN、SA、 SAX、SC車両
�WD��
��������ートトライアル選手権��ラ���:
クラス 部門
AE、PN、 N/SA/ SAX1500
部門
AE・PN・ N/SA/ SAX1500
参加車両
AE車両・PN車両・1500cc以下の�輪駆動の N/SA/SAX車両
�輪駆動のN車両と1600㏄以下の�輪駆動の N車両 N�
N部門 1600㏄を超える�輪駆動のN車両 N�
S部門
(SA、SAX、SC)
D部門
S�
�輪駆動のSA/SAX/SC車両
�輪駆動のSA/SAX/SC車両 S�
排気量区分なしのD車両
D部門
N� �輪駆動のSA、SAX、SC車両
S�
S部門 �輪駆動のSA、SAX、SC車両
S�
排気量および駆動方式による区分なしのD車両 区分なし
クラス 部門 排気量区分なしの後輪駆動のP N、N、SA、 SAX、B、SC、D車両 RWD RWD部門
PN・S1500 部門
PN・ S1500
参加車両
気筒容積1500㏄以下の�輪駆動のB車両(車両
規定は、スーパー1500車両規定で運用する)、 気筒容積1600cc以下の�輪駆動のPN車両お よび全てのAE車両 ��
参加車両 クラス 部門
N部門
排気量によるクラス区分なしの�輪駆動のN車 両 N�
気筒容積1600㏄を超える�輪駆動のN車両 N�
S�
排気量によるクラス区分なしの�輪駆動のSA、 SAX、SC車両
S部門
S�
気筒容積1600cc以下の�輪駆動のN車両およ び気筒容積3000cc以下の�輪駆動のSA、S AX、SC車両
気筒容積3000㏄を越える�輪駆動のSA、S AX、SC車両およびD車両 S�
��の記�のあるクラスの�、B車両は以下の制�が加えられる。
・参加が許される車両は、気筒容積1500㏄以下の自然吸気エンジンの 車両および気筒容積1500㏄以下の自然吸気エンジンを搭載したハイ ブリッド車両とする。
・駆動方式は、前輪�輪�たは後輪�輪のいずれ�を駆動する�輪駆動 車とする。
・当該自動車製造者発行の量産車カタログの同一車両型式に記載される 車両本体価格を基準とし、180万円(ハイブリッド車は250万円)以 下の車両とする。
・最終減速比の変更は許されない。
・フライホイールの変更は許されない。
・エアコンは装着されていなければならず、その機能を維持しているこ
と。
・自動車��証の����年�が����年��以�の車両であること。
マフラーについて、保安基準適合品への変更を認めるが、如何なる場 合においても排気ガス規制値を厳守しなければならず、経年変化・変形 の為、音量規制値を上回ることは許されない。
尚、主催者は必要に応じ、特別規則書にてメーカー純正品に規制する
場合がある。参加者は、使用するマフラーについて主催者が求めた場合、 保安基準適合品であることを証明できるように必要な処理類を完備する こと。
クラス 部門
AE・PN 部門
N部門
排気量区分なしの、全てのAE車両及び前輪駆 動のPN車両
排気量区分なしの�輪駆動のN車両 クラス�
1600㏄以下の�輪駆動のN車両 クラス�
排気量区分なしの後輪駆動のP N、N、SA、 SAX、B、SC車両 RWD クラス
排気量区分なしの�輪駆動のSA、SAX、S C車両 クラス�
S部門
1600cc超の�輪駆動のN車両及び排気量区分 なしの�輪駆動のSA、SAX、SC車両 クラス� クラス区分なし、排気量区分なしの全てのD車 両 D部門
RWD部門
RWD
気筒容積1600㏄以下の�輪駆動のPN車両
PN�� PN部門 排気量区分なしの後輪駆動のP N、N、SA、 SAX、SC、D車両
N�� N部門 �輪駆動のN及びSA及びSAX車両
�輪駆動のN車両
NS�� NS部門 �輪駆動のSA及びSAX車両
SA�� SA部門 �輪駆動のSC車両及びD車両 SCD-1
AE部門
SCD部門 �輪駆動のSC車両及びD車両 SCD-2 すべてのAE車両
AE
参加車両 クラス 部門
N部門
�輪駆動のPN車両及びN車両
気筒容積1600㏄以下の �輪駆動のPN車両及 びN車両 クラス�
気筒容積1600㏄を超える�輪駆動のPN車両 及びN車両 クラス�
�輪駆動のSA車両、SAX車両及びSC車両 クラス�
SD部門 �輪駆動のSA車両、SAX車両及びSC車両 駆動方式区分なしのD車両
クラス�
参加車両 クラス 部門
�輪駆動のN車両および1600㏄以下の�輪駆 動のN車両 N�
N部門 1600㏄を超える�輪駆動のN車両 N� 後輪駆動のP N、N、SA、SAX、B、SC 車両 FR
S部門 1586㏄以下の �輪駆動のP N、N、SA、S AX、AE車両 S� 1586㏄を超える�輪駆動のSA、SAX車両、 および排気量区分なしの�輪駆動のB、SC車 両 S� �輪駆動のSA、SAX車両 S� 排気量および駆動方式区分なしのSA X、B、 SC車両 区分なし C部門 排気量および駆動方式区分なしのD車両 区分なし D部門
2017年「JAF登録車両(車両型式別)カタログ記載重量・タ イヤ一覧」は、JAFホームページで公開中です。本誌では4月号 (3月中旬発行)に掲載いたします。
JAFモータースポーツホームページ
[公示No2017−014]
http://jaf-sportsjp/ トップページ、中ほどの「INFORMATION」をご覧ください。
[公示No2017−015]
2016年11月25日発行のJAFモータースポーツニュース No290 「オートテストオーガナイザーガイドライン改正について」を JAFホームページで公開中です。本誌では4月号(3月中旬発行) に掲載いたします。
JAFモータースポーツホームページ
http://jaf-sportsjp/
トップページ、中ほどの「INFORMATION」をご覧ください。
オートテストオーガナイザーガイドライン(Ver.3) の公開について
[公示No2017ー017]
国際モータースポーツ競技������)、����)、����)、���JAFスポーツ�格���定����に��き、JAFが 「海外競技会出場証明書(サーティフィケート)」を発行した件数です。
●海外競技会出場証明書(サーティフィケイト)申請について 海外競技会出場証明書(サーティフィケイ ト)は、JAF発 行のライセンスを所持する方が、海外で開催されるASN公認 の四輪またはカートの競技に参加・出場する際、競技会の格式 が国際または国内を問わず必要な証明書です。
ただし、国内カートライセンスでは、海外のカート競技に参 加・出場することはできません。
出発�の����までに所定の申請書に�入の�え、申請� を添えてJAF支部に申請してください。
所定の申請書はJAF窓口で入手するか、JAFホームペー ジ(http://www.jaforjp/→モータースポーツ→データ室→各種 申請書等→海外競技会出場証明書申請書)からダウンロードす ることができます。
��用:1競技会限定のサーティフィケートです。 数次用:当該年度中、複数の競技会に有効なサーティフィケートです。 3競技会以上出場のご予定があればこちらをお薦めします。 【申請受付】 JAF地方本部・支部で受付しています。持参または郵送(現金 書留)にてご申請ください。
お問い合わせ先(JAF地方本部モータースポーツ窓口) 参加者用 競技運転者(コドライバー含む)用
海外競技会出場に関する証明申請書 写真(3cm×3cm、無帽、無背景) ※髪などで顔が隠れていないもの 申請料 ��用 ¥8,300(税込) 数次用 ¥24,100(税込)
海外競技会出場に関する証明申請書 申請料 ��用 ¥8,300(税込) 数次用 ¥24,100(税込)
北海道本部 ☎ 011-857-7155
東北本部 ☎ 022-783-2826
関東本部 ☎ 03-6833-9140
中部本部 ☎ 052-872-3685
関西本部 ☎ 072-645-1300
中国本部 ☎ 082-272-9967
四国本部 ☎ 087-867-8411
九州本部 ☎ 092-841-7731
[公示No2017ー018]
チームクレバーレーシング (CLEVER) 筑波サーキット 茨城県下妻市村岡 9:00~16:30 3月20日
3月26日
4月8日
9:00~16:00
袖ヶ浦フォレストレースウェイ 千葉県袖ヶ浦市林
実費 ¥20,000/ ¥24,000 平塚 由紀人 03-3766-3312
¥17,000 北原 豪彦 043-266-3703 ジャラックレーシングクラブ (JARAC RC)
栗田 吉晴 055-967-8878 ソニックレーシング (RTSONIC) 富士スピードウェイ 静岡県駿東郡小山町 9:40~17:00
実費 詳細は主催者に お問合わせ下さい。
※2科目以降の受講料は、1件につき¥4,100が加算されます。
■開催場所の略号:TIS=十勝インターナショナルスピードウェイ SG=スポーツランドSUGO MO=ツインリンクもてぎ T=筑波サーキット SO=袖ヶ浦フォレストレースウェイ F=富士スピードウェイ S=鈴鹿サーキット O=岡山国際サーキット AP=オートポリス ■格式の略号:A=国際 C=国内 D=準国内 E=地方 太字は全日本選手権、世界選手権、国際競技及びそれに準ずる競技会・下線付き細字は地方選手権 ●このカレンダーは12月16日までに本部にて受付したものです。 *�:�日間開催�なります�、�曜日は�����の�式��の�で�り、��の���の��は���り�曜日�日 曜日になります。
(0868-74-3311) 2017OKAYAMAチャレンジカップレース第1戦
(0285-64-0200)
2017筑波ツーリングカーシリーズ第1戦 2017筑波チャレンジクラブマンレース第1戦
ARC、SMSC(079-565-7808) 2017鈴鹿クラブマンレースRound2
(0868-74-3311) 2017年JAF全日本フォーミュラ3選手権 スーパーF3レース
(0285-64-0200)
2017SUPERGTRound1OKAYAMA GT300KM RACE (岡山GT300KMレース) 7日~9日 *
8日~9日
9日
9日
15日~16日
21日~23日 *
23日
28日~30日
㈱岡山国際サーキット、AC、 ㈱GTアソシエイション (0868-74-3311)
㈱菅生、SSC(0224-83-3111) ロードスター・パーティレースⅢ北日本シリーズ第1戦&第2戦
2017GLOBALMX-5CUPJAPAN Round1
2017JMRC東北レースシリーズ ロードスターカップ第1戦 第2戦
マツダファン東北ミーティング 2017inSUGO
2017もてぎチャンピオンカップレース第2戦
JCCAクラシックカーフェスティバル富士ジャンボリー
2017富士チャンピオンレースシリーズ第1戦
2017年JAF全日本スーパーフォーミュラ選手権第1戦
2017年JAF全日本フォーミュラ3選手権
鈴鹿サーキット
2017OKAYAMAチャレンジカップレース第2戦
スーパー耐久シリーズ 2017第2戦
SUGOスーパー耐久3時間レース
2017SUGOチャンピオンカップレースシリーズ Rd1
2017年 JAF東日本F4選手権シリーズ第3戦・第4戦
2017年 JAF菅生スーパーFJ選手権第1戦・第2戦
A D
NE,NR-A D
S-FJ,NE,N1,NE D ㈱モビリティランド、 M.O.SC.、SCCN (0285-64-0200)(03-6421-7967)
JCCA(048-458-6660)
富士スピードウェイ㈱、FISCO-C、 TMSC(0550-78-1234)
GSS、SMSC、㈱モビリティランド (059-378-3405)
㈱岡山国際サーキット、AC (0868-74-3311)
㈱菅生、SSC(0224-83-3111)
NE(クラシックカー) D
S-FJ,N1,N2,NE,NR-A,FIA-GT3, FIA-GT4 D
SF F3,NR-A A C
MO
F
F
S
N1,N2,NE F4,S-FJ C D
2017年JAF東日本ラリー選手権第1戦
御岳SNOW LAND RALLY2017
2017年JAF北海道ラリー選手権第1戦
2017年JMRC北海道ラリーシリーズ第1戦 北海道ブリザードラリー
2017FIA InternationalRally
2017年JAF全日本ラリー選手権第1戦
2017年JAF東日本ラリー選手権第2戦
2017年JMRC関東ラリーシリーズ第 戦 RallyofTsumagoi
AG.MSC北海道(011-864-2003)
RR,RN,RJ,RPN,
AG.MSC北海道、JAC (0277-20-4633)
GrA,GrN,GrR, RJ
RR,RN,RJ,RPN, AE
RR,RN,RJ,RPN, AE,RF,RB
3月 18日
~19日
2017年JAF北海道ラリー選手権第2戦
2017年JMRC北海道ラリーシリーズ第2戦 TRDラリースノーミーティング 第31回 EZO ENDLESSRALLY
2017年JAF九州ラリー選手権第1戦 JMRC九州ラリーチャンピオンシリーズ第1戦 MCACAPRICCIO 2017
EZO(011-822-0610)
北海道(11) RR,RN,RJ,RPN, AE,RF
RR,RN,RJ,RPN, AE,RF,RB
19日 3(MARCH) 九州 福岡(110)
MCA(090-8914-9795)
RR,RN,RJ,RPN, AE,RF,RB D
4(APRIL) 静岡(120)
4月 2日
TOYOTAGAZOO RacingRallyChallengein富士山 すその
T-PROCREWS、TMSC、TAKE'S (0493-62-1485)
RR,RN,RJ,RPN, AE,RF,RB D
2017年JAF全日本ラリー選手権第2戦 ツール・ド・九州2017in唐津
C GRAVEL(0940-62-1018)
RR,RN,RJ,RPN, AE RF,RB
全日本 佐賀(350)
7日~9日 東日本 群馬・埼玉(200) RR,RN,RJ,RPN, AE,RF RB
2017年JAF東日本ラリー選手権第3戦 JMRC関東ラリーシリーズ 群馬ラリーシリーズ第1戦
MSCCラリー inMIKABO
D MSCC(03-3414-0176)
15日~16日 兵庫(120)
2017年JMRC近畿アベレージラリーシリーズ第1戦 2017キャッスルラリージュニア
TEAM CASTLE(079-253-8201)
E
RR,RN,RJ,RPN, AE,RF
16日 中部・ 近畿 愛知(150) RR,RN,RJ,RPN, AE,RF RB
JMRC関東ラリーシリーズ 長野県ラリーシリーズ第1戦
FRC RallyMountainCross2017
D MASC、TEAM-TASC、TAKE'S (0561-63-0103)
FRC.(0265-76-8162)
22日~23日 長野(120) RR,RN,RJ,RPN, AE,RF, RB
28日~30日
TOYOTAGAZOO RacingRallyChallengeCupin木曽 全日本
2017年JAF全日本ラリー選手権第3戦 久万高原ラリー
C MAC、DCR(089-958-3089)
愛媛(250) RR,RN,RJ,RPN, AE RN,RJ,RPN,AE, RF,RB
4月 9日
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 北海道 新千歳モーターランドアクティブ・ セーフティ・パーク
開催日
2017年JAF北海道ジムカーナ選手権第1戦
2017年JMRC北海道ジムカーナシリーズ第1戦
2017年JMRCオールスター選抜第1戦
スーパースラローム in千歳 Rd15
競技会名
PN,N,SA,SAX, B,SC,AE D NC.ASC(0123-23-5115)
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号
2017年JAF東北ジムカーナ選手権第1戦
2017年JMRC東北ジムカーナシリーズ第1戦
2017年JMRC全国オールスター選抜第1戦
PN,N,SA,SAX, SC,AE D SSC(0224-83-3111)
東北 スポーツランド SUGO 西コース
4月 8日
9日
マツダファン・サーキットトライアル(東北ラウンド) マツダファン東北ミーティング2017inSUGO
2017年JAF東北ジムカーナ選手権第2戦
2017年JMRC東北ジムカーナシリーズ第2戦 2017年JMRC全国オールスター選抜第2戦 ノックアウトジムカーナ イン エビス DIREZZACUP
SSC(0224-83-3111)
B E
3月 19日 スポーツランドSUGO インターナショナルレーシングコース
PN,N,SA,SAX, SC,AE D KO.S、奥州VICIC (022-225-5037)
東北 エビスサーキット 西コース
22日〜23日
2017年JAF全日本ジムカーナ選手権第2戦 オールジャパンジムカーナ イン エビス
本カレンダーは、開催場所を基準に、カレンダー登録規定の「行政区画における地域別」毎にまとめて掲載しています。 関東地方
PN,SA,SC,AE C 奥州VICIC(022-225-5037)
全日本 エビスサーキット西コース
競技会名 開催日 筑波サーキットコース2000
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号
TMAC Aライセンス講習会 サーキットトライアル付き①
B E TMAC(03-3611-6687)
1月 14日 筑波サーキットコース2000
2月 8日 筑波サーキット
12日
19日
3月 4日
B E TMAC(03-3611-6687) TMAC Aライセンス講習会 サーキットトライアル付き②
B E CLEVER(03-3766-3312) 2017クレバーサーキットトライアル in筑波 第1戦
-Aライ講習会付-
2017年もてぎジムカーナシリーズ第1戦
2017年JAF筑波サーキットトライアル選手権第1戦 東関東サーキットトライアルinつくばSr1
DUNLOPDXLスカラシップ タイヤセレクト 足立加平1
TMAC Aライセンス講習会 サーキットトライアル付き③
PN,N,SA,B,SC, D,AE E SHAKEDOWN (0287-96-4505)
ツインリンクもてぎ南コース
筑波 筑波サーキット B,AE PN,SA,B D TMAC、JASC (03-3611-6687)
5日
12日
20日
25日〜26日
25日〜26日
2017JMRC栃木・茨城ジムカーナシリーズ第1戦 アクティブアタックジムカーナ
2017年JMRC関東チャンピオンシリーズ第1戦
2017年JMRC埼群ジムカーナシリーズ第1戦 スピリッツテクニカルジムカーナ
2017クレバーサーキットトライアル in筑波 第2戦 -Aライ講習会付-
2017年JAF全日本ジムカーナ選手権第1戦 もてぎ20thアニバーサリースーパースラローム2017
LIFEGUARDTheDriftMuscle第1戦日光サーキット大会
ACTIVE(070-6644-1348)
T-SPIRIT(049-235-4886)
CLEVER(03-3766-3312)
SHAKEDOWN、 ㈱モビリティランド (0287-96-4505)
ツインリンクもてぎ南コース PN,N,SA,B,SC, D,AE E
B,SC E
PN,N,SASAX
筑波サーキットジムカーナ場
筑波サーキット B E
全日本 ツインリンクもてぎ南コース PN,SA,SC,AE C
日光サーキット B,D D TDMC(0550-78-6784)
31日
〜4月2日
ジャラック Aライセンス講習会 CIRCUITTRIALRd1
2017D1グランプリシリーズ第1戦お台場大会
26日 お台場特設コース D D 株式会社サンプロス (03-5287-2939)
=サーキットトライアル
袖ヶ浦フォレストレースウェイ B E JARAC・RC(043-266-3703)
39ページへ続きます。
2017年のFIA世界選手権のカレンダーが昨年11月末に開催されたWMSCで決定された。 2016年12月号で掲載した暫定カレンダーから、いくつかの変更があったため、再度、カレンダーを掲載します。 トヨタの復帰で俄然、注目の WRC(世界ラリー選手権)は暫定から1 戦増えて全 13 戦のシリーズが決定
昨年 11 月 30 日にオーストリア・ウイー ンで開催された 2016 年度 4 回めとなるFIA 世界モータースポーツ評議会(WMSC)で、 2017 年の世界選手権カレンダーが正式承 認された。
F1世界選手権は 9 月に発表された暫定カ
回 日時 開催国
1 3月26日 オーストラリアGP
2 4月9日 中国GP
3 4月16日 バーレーンGP
4 4月30日 ロシアGP
5 5月14日 スペインGP
6 5月28日 モナコGP
7 6月11日 カナダGP
8 6月25日 アゼルバイジャンGP
9 7月9日 オーストリアGP
10 7月16日 イギリスGP
11 7月30日 ハンガリーGP
12 8月27日 ベルギーGP
13 9月3日 イタリアGP
14 9月17日 シンガポールGP
15 10月1日 マレーシアGP
16 10月8日 日本GP
17 10月22日 アメリカGP
18 10月29日 メキシコGP
19 11月12日 ブラジルGP
20 11月26日 アブダビGP
レンダーからドイツGPがなくなったことで、 全 20 戦のカレンダーが決定した。ドイツGP の脱落により、暫定カレンダーではその前に スケジューリングされていた第 9 戦オースト リアGP、第 10 戦イギリスGPが 1週間後に ズレて、ドイツGPに当てられていた 7 月 30 日の週にはハンガ
世界耐久選手権カレンダー
回 日時 開催国
1 4月16日 イギリス(GB)
2 5月6日 ベルギー
3 6月17-18日 フランス(ルマン24時間)
4 7月16日 ドイツ
5 9月3日 メキシコ
6 9月16日 アメリカ
7 10月15日 日本
8 11月5日 中国
9 11月18日 バーレーン
回 日時 開催国
1 4月9日 モロッコ
2 4月30日 イタリア
3 5月14日 ハンガリー
4 5月27日 ドイツ
5 6月25日 ポルトガル
6 8月6日 アルゼンチン
7 10月1日or15日 中国
8 10月29日 日本
9 11月19日 マカオ 10 12月1日 カタール
INFORMATION OF JAF NATIONAL CHAMPIONSHIP EVENTS
2017 FIA International Rally/
2017年JAF全日本ラリー選手権第1戦
2017年JAF東日本ラリー選手権第1戦/
2017年JMRC関東ラリーシリーズ Rally of Tsumagoi
2月2~5日 群馬県
ギャラリーステージ情報
昨年同様、パルコール嬬恋、プリンスランド、大前須坂そして バラキ湖畔の4ヵ所のSSでギャラリーステージを設定する予定で
リーGPが組み込
まれた。
鈴鹿サーキット で開催される日本 GPは暫定で発表
された通り、10 月 8 日に、第 16 戦と
世界耐久選手権(WEC)は暫定カレンダー と同じく、全 9 戦のシリーズに。富士は 10 月 15 日に決勝が行われる第 7 戦として開催 される。第 3 戦ル・マン 24 時間レース以 外はすべて 6 時間耐久として行われる。世 界ツーリングカー選手権(WTCC)は 2016 年から 2 大会減って 10 大会のシリーズに。 ツインリンクもてぎは第 8 大会に組み込ま れ、10 月 29 日に決勝が行われる。
回 日時 開催国
1 1月20-22日 モンテカルロ
2 2月10-12日 スウェーデン
3 3月10-12日 メキシコ
4 4月7-9日 フランス
5 4月28-30日 アルゼンチン
6 5月19-21日 ポルトガル
7 6月9-11日 イタリア
8 6月30-7月2日 ポーランド
9 7月28-30日 フィンランド
10 8月19-20日 ドイツ
11 10月6-8日 スペイン
9 月の暫定カレンダー発表時では 5 戦が 日程未定だった世界ラリー選手権(WRC)は ポーランドが加わり、13 戦のシリーズとし て開催される。アジア・オセアニア圏では ラリー・オーストラリアが 2016 年に続いて最終戦を受け 持つ形となった。VWの突然の 撤退に大きく揺れたWRCだ が、今年はシトロエン、ヒュン ダイ、Mスポーツ(フォード)に 加え、トヨタが参戦。ヤリス WRCのポテンシャルを占う開 幕戦モンテカルロの結果にま ずは注目したい。
12 10月27-29日 イギリス(GB)
13 11月17-19日 オーストラリア
す。観戦時間&料金、アクセス方法等の詳細は下記の大会ホーム ページをご覧下さい。
HQ&サービスパークも、昨年と同じホテルグリーンプラザ軽井 沢に置かれる予定です。
ギャラリーステージ開設日(予定)
パルコール 2月4日/プリンスランド 2月4、5日
大前須坂 2月4、5日/バラキ湖 2月3日(ナイトステージ)
問合せ先/大会事務局 TEL 0277-20-4633
大会HP/ http://www.n-mosco.com/biccrally/
特集
寸暇を惜しんで練習に励んだ。セッティング変更に明け暮れた。歯を食いしばってアクセルを踏んだ。
家族の支えでここまで来られた……。様々な想いを載せて駆け抜けた 2016 年全日本選手権。
憧れの頂きを初めて極めた、初々しき王者達の肉声を聞いた。
フォト/稲田浩章、 澤田和久、滝井宏之、谷内寿隆、友田宏之、西野キヨシ、JAFスポーツ編集部 レポート/JAFスポーツ編集部、水谷一夫(全日本カート)
●全日本ラリー選手権:JN1ドライバーチャンピオン・鈴木 尚選手/JN2ドライバーチャンピオン・明治慎太郎選手/ JN2ナビゲーターチャンピオン・馬場雄一選手/JN4ドラ イバーチャンピオン・曽根祟仁選手/JN5ドライバーチャ ンピオン・柳澤宏至選手
●全日本ジムカーナ選手権:PN1チャンピオン・ひでき選手 /PN2チャンピオン・片山誠司選手/PN4チャンピオン 野島孝宏選手/N2チャンピオン小俣洋平選手/SA1チャ ンピオン若林隼人選手/SA2チャンピオン久保真吾選手
では、苦手なウェット路面に翻弄され
て6 番手に留まったが、ベテラン勢の 追撃を交わして、激戦区のSA1クラス で初の全日本チャンピオンに輝いた。
「今季は全戦勝ってやる!なんて意気 込みましたが、開幕戦の岡山で 3 位に なってコケました(笑)。でも、出るから には勝ちたかったので『チャンピオンを 獲る!』というよりは1戦1戦で勝つ事 にこだわってました。第 3 戦エビスで
は風邪を引いてしまい、勝負のステー ジにすら上がれなかったのが悔しかっ たですね。第 6 戦もてぎ南は、勝てる とは正直思ってなかったんです。初開
1991年群馬県生まれ。競技歴は18歳から7 年め。JMRC群馬戦のレンタルクラスで大会 デビュー。父・若林良峰氏に連れられて物心 付いた頃からジムカーナに親しんでおり、免 許取得後「これでやっとジムカーナができる」
と喜んだという。別のEF8 CR-Xを駆る若林
拳人選手は4歳離れた実弟で、ベンチマーク として、良きライバルとして切磋琢磨する。
2
015 年全日本ジムカーナ開幕戦岡山国際。
純白 の EF8 CR-X を 駆 る 若者 が、デ
ビュー戦でいきなり優勝して周囲の度肝 を抜いた。若者の名は若林隼人選手。群馬県を
根城にライセンス取得前からジムカーナに明け暮
れる25 歳の社会人で、2015 年第 6 戦関越ラウン ドでは、弟の拳人選手が優勝となったが、史上初
の兄弟ワンツーフィニッシュを飾っている。
結局 2015年は2 勝してシリーズ3 位を獲得。目
標を新たに2016 年は7 戦にエントリーして、序盤
では2 度の表彰台を獲得して中盤の第 5戦からは 何と3 連勝。ポイントリーダーとして挑んだ最終戦
催ということで関東地区戦にも出たんですが感触が
悪くて。3 速に入る戻りのハイスピードがどうしても
うまく行かなかったんですよ。EK9じゃなくて同じ
EF8に負けちゃって。分析しても遅い理由が分から なくて……。無策のまま全日本に出て『3 位ぐらいに
入れれば』と思ってましたが、なぜか勝てたんです。
アシをO / Hしたんですが、ギャップの乗り越え が良くなったことが効いたのかもしれませんね」
こう2016 年の戦いを振り返る若林選手だが、 元々全日本に挑戦したキッカケは少し違うところ にあった。しかし、それは次なるステージへの序 章に過ぎなかったのだ。
「2015年に関越スポーツランドが閉鎖されるという 話を聞いて、『関越最後の全日本に出たい!』となっ たのが始まりです。その時点での実績は120 台制 限をクリアするには怪しかったので『不受理にならな いためには全日本で成績を出すしかない』ということ で開幕戦から参戦したんです。でも、第 6 戦の関 越では拳人が優勝しちゃって(笑)。ワンツーでした が、当初の目標は果たせなかったんですよね。 ところが、いざ全日本を追ってみたら、SA1の 皆さんが和気藹々だったこともあって『全日本って 楽しいな』って思うようになってたんです。2016 年 は開幕戦岡山でポイントも獲れたので『これはシ リーズ争いできるかも』って思い始めたので、予定 外の恋の浦まで参戦することにしたんです」 全日本を僅か 2 年で制覇してしまった若林選 手。すでに次なる楽しみを見つけている。 「楽しくなくなったらやめちゃうかもしれません が、今は走ることが楽しくて仕方ないですし、多 分、今後もそうはならないと思います(笑)。全日 本でも、草イベントでも、走る楽しさは相変わら ず感じてます。昔に比べれば色々できるようには なりましたが、今はターンの軸をずらさないように 回るのが速いと思って試してます。でも、100% の 走りが全然できないんですよ。ジムカーナはウデ が上がれば上がるほど新たな悩みが尽きないんで すよね(笑)。
で、次はリア駆動に乗りたいんですよ。新型 ロードスターに街乗りさせてもらったとき『スゲー 楽しい♪』って思ったんです。だから、またイチか ら学び直しなんです。ウチにCA エンジンの S13 シルビアがあるので、まずはそいつで練習します。 これまで FFしか乗ってないので、ターンでクラッ チ切れるかな~ !? って状態ですから」
最速で頂点まで駆け抜けた若林選手の新たな 挑戦。一皮むけた彼との再会が待ち遠しい。
pro le
、と辛くなっ たんですよね。あと少しなのに、津川
(信次)選手に頭を押さえ付けられて勝 利に届かない。この苦しい戦いをまた来年もやる のか? と思ったんです。そこでズバッと頭を切り
替えて、奥様がエボⅩを買ったこともあり、SA3を
諦めてPNをやることに決めたんです。PNは大変
でした。クルマは回せるけどターンを続けられな い。サブロクとかどうやるんだろ? って思ってま したから(笑)。でも、イジれる要素が少ないので、 より人間同士の戦いになる。すでに茅野成樹選手
と岡野博史選手が PN4にいましたから、これは チャレンジする価値があるなと思ってました」
全日本ジムカーナSA3でベテラン津川信次選手
と死闘を演じて2015 年はシリーズ 2 位に終わった
野島孝宏選手。2016 年は心機一転、CZ4Aラン
サーを新造してPN4に移った。すると開幕戦岡山
でいきなり優勝、第 2 戦エビスも連勝して一躍
PN4 首位に躍り出たのだ。
「そこからだいぶ苦しくな
りました。クルマは重いし
ブッシュがノーマルなんで、
SA 車両との違和感が 凄
かったんです。夏場になる
と全然曲がらなくなって、
第 3 戦名阪 Cと 第 4 戦北
海道はメタメタでした。そ
れがブッシュの硬さと気温の関係なんだと気付い
たのは第 5 戦美川の前でした。ノーマルブッシュっ
て、こうまでなのかと思い知らされましたよ。
新タイヤが出たので上位争いができると思って ましたが、まさか優勝なんて予定外でした。今季 は地元の消防団長だったので本来なら活動休止す るぐらいの忙しさでした。乗りっぱなしで次の大 会に出るなんて事を久々にやりましたよ。大会に 出られない可能性もあったので1戦1戦気合を入 れましたね」
野島選手 3 勝、茅野選手 4 勝と拮抗したまま迎 えた最終戦の PN4は、勝った者がタイトルを獲 るという2016 年で大一番の勝負が展開された。 「やることをやって勝てなかったら仕方ないって開
き直り、最終戦は無理して金曜入りしました。今季 は土曜入りだったので、色々試せる金曜練習会の 有難味を痛感しました。土曜入りだと本番はバク チになるんですよね。体力的にはボロボロでした が、金曜入りのお陰で気持ち的に焦らなかったの が良かったみたいです。第 2ヒートは出走前に雨に なりましたが、正直『雨で良かった~』と思いました。 茅野選手はアシが決まってたので、ドライならやら れてたかもしれません。自分は第1ヒートと同条件 なので探りながら走らなくていいし、かなりニュー
トラルな気持ちで思い通りに走れました。でも、ラ ストゼッケンだったら……。気負うとロクな事がな いタイプなので(笑)。岡野選手の中間ベストでヒヤ リとしましたが、暫定トップのまま出走できたので 精神的 に 楽 でした。
2016 年は凄くやり切っ た 感 じがあります。
pro le
ずっと欲しかったものが手に入りましたからね」
第 2ヒートで自己タイムを約1.5 秒更新して茅 野選手のゴールを待った野島選手。結局コンマ9 秒の大差を付けて逃げ切り優勝となり、PN4 移行 初年度で初タイトルを獲得した。
「以前はレースをやっていて志半ばで諦めたんで すが、ここまでジムカーナにハマるとは思ってませ んでした。出会った頃はコースを歩く姿を見て『何 やってるんだこの人たち?』って思ってたのに(笑)。 安全に全開で走れて、レースでは得られない技術 が身に付くじゃないですか。ノーマルに近いPN 車両を思い通りに運転できることは凄く喜びになり ます。ターン つを取っても、色々考え抜いて試 さないといけませんから。そこに面白みを見出せて るので、ジムカーナはやめられませんね」
PN4 連続タイトルを狙う野島選手。今後も僅 差のバトルで観客を熱くさせてほしい。
1970年東京都生まれ。以前はN1仕様のAE92で富士チャンピオンカップレースなどを戦っ ていた野島選手。奥様の影響でジムカーナと出会い、1999年頃から埼玉群馬戦などを戦う。 その後は後輪駆動使いとしてFD3S RX-7を駆り2006年から全日本に主軸を移した。2012 年からSA車両のランサーにスイッチ。2015年はSA3クラスをシリーズ2位で終えた。
全日本ジムカーナ選手権 2016 年 PN4 チャンピオン
本芳司選手に2015年の最終戦本庄
で負けたことが転機でした。『どうせ
俺が勝っちゃうぜ~』なんて挑んだ2 本めにシフトミスして、阪本選手は優勝してタイト
ルを決めた。ゴール後はショックで体が動かなく
なって、隣のパドックでは『やったね阪本っちゃー
ん』とかお祝いですよ。もう獲った気でいた自分に
腹が立ったし、2位なんか誰も覚えてないので、勝
たないと意味がない事を痛感しました。シーズンオ
フは全くやる気が起きませんでしたが、この悔しさ
を晴らすにはもう一度やるしかないと思ったので、
気持ちを入れ替えて挑戦することにしました」
ピンクのスイフトスポーツで全日本ジムカーナPN1 を戦うひでき選手。2016年は、これまでとは一線を 画する取り組みで2015年のリベンジに邁進した。
「大学までバレーボールを やってたんですが、いきなり 上手にできちゃうタイプで、
神童だったんですよ(笑)。
元々、他人と勝負をすること
が好きで、自分は負けも楽し かった。公に一番になりたい
という思いも強かったので、 やるなら一番頂点だと思っ ていきなり全日本に行きました。だから、誰にも認 められない状況は本当に悔しかった。
そこで2016年は『できることを全てやる!』と決 めました。眠いのに土曜の朝5時に起きてコースに 行って、自分なりにメニューを決めて走って。全日
本も金曜から入りました。ちゃんと運転すれば勝て ることを2015年に確信したので、タイムを削る部 分練習と、自分のいい状態を安定して引き出す練 習を重ねました。高い感覚を鈍らせないようにする
ための確認作業ですね。
本番でも慣熟歩行は1人で歩いて、とにかく『俺 力(おれりょく)』を高めたくて、1本めの後は昼寝し てました。N車両ヴィッツ時代に他人の情報に振り
のライバル・小林辰朗選手とN2チャ
ンピオン争いを繰り広げて、2015年はシ
リーズ2位で終えた小俣洋平選手。小林
選手が活動休止となり、2016年は小俣選手の独壇 場になるかと思われたが、開幕戦岡山ではベテラン
西森顕選手が開幕2連勝で立ちはだかった。
小俣選手は連続2位で食らい付き、第3戦名阪C では今季初勝利。第4戦の不成立で約2ヵ月が空い たものの、迎えた第5戦美川ラウンドから巻き返し に転じるはずだった。しかし、その時点の小俣選手 は大きな悩みを抱えていた……。
「2015年までは小林選手や川北忠選手を見てい たので気付かなかったんですが、2016年のライバ ルたちは金曜と土曜が遅い割に、本番で結果を出
1971年神奈川県生まれ。2001年群馬戦にストーリアX4でジムカーナデビューして、02年は関 東地区戦に参戦。N車両元年の03年からはSCP10ヴィッツでいきなり全日本に挑戦して現在 まで戦ってきた。今季の愛車はクラウンピンクに全塗装したスイフトスポーツ。元アスリート としての経験を生かし、ジムカーナをスポーツと捉えて2016年を戦った。
回されて失敗しまくっ たんです。自分を失って 結果が出ないと凄く悔 しい。純スポーツは自分 を信じてやってる人が多く、ダメなら淘汰されます。
そういう厳しい世界にいた身としては、自分を信じ て突き進むという方法を、いよいよやるしかないと 思ったんです」
今季は第3戦名阪Cと第4戦スナガワ、第5戦美 川で3連勝したひでき選手。第2戦エビス西では2 位だったが敗因も分析できており、名阪Cとスナガ ワでは負ける気がしかなったという。
「それが、美川では一生懸命走っても橋本恵太選
手に届かなくて、決勝では生タイムでコンマ差で負 けました。でも、相手がパイロンタッチだったので 勝てたんです。『今年は俺なのか』と意識したのは この時でしたね。常に自分を律してないとダメなタ
イプで、帰り道では脳内の悪魔が鼻歌交じりで『も てぎで決まっちゃうよ ん』と囁きましたが、天使 が『まだ獲ってないだろ!』と戒めてくれました。
個人競技のモータースポーツは、やる事を全部 やらなくても怒られない。2015年はそこに甘えて ましたが、2016年は怒る人(=自分)ができたので、 とにかく自分の力で全部やりました。お金は掛かる し、慢心と戒めの繰り返しで。タイトルは獲れまし たが、かなり自分を磨り減らしちゃったんです」
自分を信じて全身全霊で挑んだ2016年。第6戦 もてぎ南では出走前にタイトルが決まり、2015年 のリベンジが果たされた。しかし……。
「こんな苦しい戦いを、またやる気になれるのか? と思ったので、まず1回ゼロにして、クルマもすぐ
売りました。1年後に自分がどう思うのかを確認し たいんです。『ターンが遅ければコーナーで稼げば いい』なんて、天邪鬼に自分のスタイルを貫いてき ましたが、そんな走りをクラブの町田光弘会長が やっと認めてくれるようになりました。以前は精度 が低かったって事なんですよね。初タイトルの実感 はそんなところから沸いてます」
pro le
1976年東京都生まれ。SW20 MR2使いとして県戦ジムカーナや関東地区 戦に挑んだが、余りにひどい低迷ぶりに耐え切れず逃げるように活動を休 止した。旧知のショップの勧めで復活したジムカーナはFD3S RX-7でい
きなり全日本という無謀な挑戦。同じクラブの先輩・川北忠選手の支援を 得て、挑戦4年めにして初タイトルを獲得することができた。
してくる人達でした。序盤はクルマの出来も悪かっ たので、今まで経験のない戦い方に翻弄されて、冷 静に考えればダメな事を平気でやってたんです。
そして、困るとすぐ川北さんに頼ってました。仮 に川北さんがチーム監督でも最終的に決めるのは 自分なのに。美川みたいな初めてのコースでは、走 らせ方とかセッティングとか色々な情報が飛び交 いますよね。『ふーん、なるほど』って外野の意見 にフラフラして、どんどんダメな方を選んでました。
結局、美川は勝てなかったので、立ち直れないほ ど落ち込みました。お陰で主体性のなさが一番ダ メなことに気付けました。
でも、美川の直後にあったもてぎ南のテストで は、1本めから割と速かったんです。普段あまり話 さない津川(信次)さんから『お前、違う所を走っと るやろ! お前には負けんからな!』なんて声を掛 けられて。自分は普通に走ってたんですが、後から 考えたら『俺が速いってことか?』と思った瞬間で した(笑)。力が付いてきてるのに、外野の声を
最終戦の負けがこんなにも悔しいとは!」
への甘え、主体性のない自分との決別……
たなアイテムの登場で変革の年となった
2016年の全日本ジムカーナPN2。開幕
戦岡山では、次なるPN2王者と目されて
いた松本悟選手が新作タイヤで全日本初優勝。そ
して2015年チャンプの森田陽介選手が3位に入り、
下馬評通りの展開と思われた。しかし、ダークホー
スの片山誠司選手が新作タイヤで2位、チームメイ
トの梅澤高志選手も4位に入ったことで、PN2の勢
力図がガラリと変わる様相を呈していた。
片山選手は、千葉を根城に活動する中堅ドライ
バー。当初はSW20 MR2使いだったが、近年は
奥様のFD2シビックを借りて、奥様とダブルエント
リーで関東地区戦などに参戦している。車両製作は
神奈川のベテラン・梅澤高志選手が担当し、梅澤
選手が駆る同じカラーリングのFD2の2台体制で、 2012年から全日本へのスポット挑戦を始めていた。
「昔からいくら練習してもタイムが変わらないタイプ
で、クルマと自分がマッチすると速く走れる自覚は ありました。でも、曲がらないクルマが大嫌いで、地 区戦時代はそのギャップに凄く苦労したんです。理 系の大学を出てるクセに、自分はセッティングとか 全くわからないんですよ(笑)。だから自力では解決 できない。真剣に面倒を見てもらえないと勝負にな らないんです。これまで色々なショップに行きました が、当時は凄い選手が沢山いて、誰も本気で診てく れなくて。さすがに地区戦チャンピオンを獲った辺 りからは変わってきて、現在は梅澤さんが自分の特
性とクルマの差を埋めてくれてます。テストではク
ルマを2台並べて、梅澤さんが考えた仕様を自分が
確認している間に、梅澤さんが別の車両を仕様変更
する感じです。『2台でやれば効率いいよね』って梅 澤さんが提案してくれたんですよ。だから、どっち
で走っても同じタイムが出るようになってます」
その甲斐あって、第2戦エビス西では、片山選手
が第1ヒートのミスコースから大逆転で全日本初勝
利を獲得。その後、片山選手は子供の運動会参加
ムメイトの梅澤選手が全日本初優勝。第4戦スナガ
ワでは松本選手が2勝めを挙げて首位をキープし
たが、第5戦美川から復活した片山選手は、何とこ こから3連勝を挙げる。第7戦恋の浦では第1ヒート に駆動系トラブルが起きたが、チームメイトの野口 弘毅選手の助けで修復し、午後の1本勝負で優勝す
る離れ業も披露した。
自分達は時間を掛けてコツコツと体制を積み上 げてきました。1人でやってる人や若い人たちは、タ イムは出るかもしれない。でも、1年通した強さとい うものは、しっかりと体制を作った方に分がありま す。後半戦はそういう部分の差が出たんでしょうね。
こんなに勝てるとか、チャンピオンが獲れるなん て思ってませんでしたが、まだ、何かを成し遂げた 境地には到達してないので、これを最後にジムカー ナ引退、とかいう話にもなりません(笑)。
このクルマは走行8万kmで、自分の基準では買 い替え時期をとっくに過ぎてますが、家族会議では スルーされてます。奥様には申し訳ないんですが、 全日本チャンピオンは翌年の地区戦には出られない ので、2017年も梅澤さんと全日本に出ることになる でしょう。やっぱり全日本は気合が入ります。独特 の緊張感がありますしね。『3号車』野口選手が活躍 するはずなので、3人で表彰台を目指します」
のため2戦をスキップしたが、第3戦名阪Cではチー
チャンピオン
pro le
1974年東京都生まれ。ラリー参戦を夢見 ていた大学時代に知人の勧めでダートラデ ビュー。アルバイトで買ったAE101レビン は履けるタイヤがなくてラリーを断念して 以来、名手・高橋宏尚選手にイロハを教わっ たことでジムカーナにどっぷりハマる。県 シリーズや関東地区戦に参戦し、2009年N2 +、2012年&2014年PN2チャンプを獲得。
そして松本選手との王座争いは最終戦までもつ れ込んだが、片山選手の第1ヒートは何 とパイロンタッチ。それでも第2ヒート では、タイトル確定要件の『3位』で 戻って王座を獲った。
「松本選手はPN が始まってから一緒 に戦ってきた仲間なので、互いに手の 内は知れてます。地区戦ではこっちが 舞い上がってるときに冷静にタイムを 刻むような奴でしたが、全日本では真 逆だったんです。タイヤの差がなく なって焦りに繋がったんでしょうね。
自分の方は、エビス西で初優勝した頃 からは、地区戦時代のリラックスした 気持ちに戻れてましたから。
し過ぎてたんですよね。あの時が、 初めてジムカーナを自分の戦いにで きた瞬間だったかもしれません」
初開催の第6戦もてぎ南では優勝
した小俣選手は、西森選手の失速か ら首位独走となった。自信を取り戻
して挑んだ第7戦恋の浦では、第1 ヒート、第2ヒート共にベストを刻み、
2位にコンマ7秒差を付けた快勝で 初タイトルを確定させた。
「ホッとした感じです。美川のショッ クが大きかったですし、2015年に小 林選手に競り負けてから『誰も2位に は用がない』ことを痛感してました
から。メディアの人もね(笑)。そし
て、自分はあまり裕福ではないので、 好成績を次のステップに生かさない
と、今後の活動が成り立たないと思
うようになってきたんです。なので、今回のチャン ピオン獲得で、ジムカーナを継続できる最低限の条 件がようやく揃いました。
今後の課題は、最終戦イオックスもそうでした が、悪条件でのタイムの落ち幅が大きい点。川北さ んなら極端には落とさないし、相手次第で勝てる位 置に必ずいますからね。自分の周りは一生懸命努力 する人しかいない環境も良かったですね。まだまだ 学ぶところだらけです。
そして、2017年はジムカーナと平行してレース をやろうと足掻いてます。遅咲ドライバーとしてこ れ以上ない出世街道を歩みたい。チャンピオンの肩 書きがある今しか、誰も話を聞いてくれませんから ね。勢いだけは強く持ってます(笑)」
最近は密かにメンタルトレーニングやフィジカ ルトレーニングにも励んでいたという小俣選手。ま だまだ学ぶ事は多い状況ながら、次なるステップ アップに邁進している。
全日本ジムカーナSA2の久保真吾選手が
ついに頂点に立った。2000年からシ リーズで追い始め、2015年第7戦恋の 浦で全日本初勝利。2016年にはSA2でタイトル争 いを展開し、第8戦イオックスまで引っ張った最終 決戦では、ライバル渡辺公選手の失策で出走前に タイトルが確定。参戦16年めにして、初の全日本 チャンピオンを獲得したのだ。
いで精神的な弱さが出ました。得意な鈴鹿南で、1 本めトップだったのに、欲張ってセッティングを変 えたら走りがバラバラになって負けました。それ で、走りの精度を上げる事や1本めトップでも油断 しない事を学びました。逆転優勝した川北選手に、 勝負強さの何たるかを教わったんですよ。
2016年は悔しさの塊でした。柴田優作、川北忠
て精度の高い走りができたんですね」。
大勢のサポートを受けて急成長を見せた久保選 手。実は陰で支えてくれた存在も大きかった。
「近畿ダートラチャンピオンの福塚政廣選手は自
分が勤める自動車メーカーの上司だったんです。
チーフエンジニアまで務めた人で、仕事とダートラ
の両立を間近で見せてくれました。仕事では厳しい
人でしたが、昔から自分の成績を見てくれていまし
た。現在は引退されましたが、その時に会社の席
全日本初優勝や名阪での地元初勝利では、長い トンネルから脱した苦労人の快挙に、大勢の仲間 から祝福を受けていた。しかし、久保選手のジム カーナ人生は、始めた当初は順調そのもので、近 畿フレッシュマンからミドル戦、地区戦とトントン 拍子にステップアップ。フルローンで買ったFD3S RX-7では、全日本に活躍の場を移した。
選手が抜けたら、次は自分ですよね(笑)。開幕戦 岡山の本番ではターンで大失敗したんです。ターン
の悩みが再発したんですが、藤井さんに『”形”を 忘れただけちゃうか?』って言われたんです。これ
が効いて、舞洲などで集中練習させてもらい、自分 のターンの”形”が作れたんです。
名阪ではトラブルが起きて、藤井さんと井本くん に徹夜で直してもらいました。地元初勝利はホント
嬉しかったですね。自分を育ててくれたコースの勝
利は格別で、応援に来てくれた地元の仲間にも恩 返しができました。第6戦もてぎ南を落としたので 絶望しましたが、次の恋の浦を獲れば最終戦に持 ち込めると思って諦めませんでした。
に呼ばれたんです。また怒られるのかと思いました が(笑)、言われた言葉は『後は頼むぞ』と。仕事 もモータースポーツも手を抜かずやる。これが自動 車メーカーの社員が目指す姿なんだ、と自分は解釈 しました。昔の近畿には憧れの選手が沢山いたん ですよ。自分がそういう存在になれるよう頑張らな いと、とも思うようになりましたね。
そして、母の存在です。自分は母子家庭に育っ たので、すぐにグレるだろうとか、幼い頃から色々 と言われました。親に恥をかかせるような事だけは したくないと思っていて、普通の人に対して負けた くないという気持ちも強かったんです。
そんな母も2015年は入退院を繰り返していたの で、生きている内に何とか勝利報告をしたいと思っ
てました。いろんな運もあって初勝利の報告ができ
最終戦イオックスでタイトル確定後に撮影した藤井メカ(左)と 久保選手(中央)、井本メカ。久保選手の両手には、サプライズ で駆け付けた『チームD』の仲間達が作ってくれたチャンピオン ボードが掲げられていた。
「2001年の雨の全日本備北でした。ずぶ濡れで作 業をしていたら、隣のパドックの川脇一晃選手が
『1人で大変やろ。一緒にやらへんか?』って。さす
が色男ですよ(笑)。そりゃ男でもオチますわ。その
一言でチャレンジャーさんにお世話になって全日
本を回る事を決めました。おかげで地区戦チャンピ
オンを獲れて、全日本でも鈴鹿で初入賞できて、
JAFカップ浅間台で優勝できました」
N車両元年となる2003年。下馬評では『次に来 るのは久保真吾』と言われていたが、久保選手自
身は一番沈んだ時期だったと振り返る。 「ライバルも乗り換えたのでNSXを買いました。で も、セッティングが難しくてターンができず、オレっ てアカンのかな、ホンマにやめようかなと思ったん です。ライバル達はチャンピオンを獲るなど、どん どん置いていかれてましたから。
2014年頃には勝てないけど入賞できるようにな りましたが、 1人でやるのはしんどいなと思うように なって。上位の選手は必ず誰かのサポートがありま したからね。でも、チャレンジャーの井本メカは他 の選手を見てましたので、親交のあった藤井さんに 面倒を見てもらうことになったんです。
自分みたいなヘッポコが優勝請負人と付き合え るのか不安でしたが、お互いO型でウマが合って 二人三脚が始まりました。ヘタな走りをしたらドヤ されますが、互いに意見をぶつけることもあって、 こういう戦い方が凄く有意義だったんですよね。
2015年は、大本命と言われた川北忠選手との戦
この時も皆さんから沢山の助言を頂きました。川
脇さんや小清水昭一郎さん、津川信次さん、タイ ヤメーカーの皆さんに加え、NSXの先輩である山 野哲也さんや西原正樹さんも。あまり接点がなかっ た菱井将文さんにまで。歴代のチャンピオンがそれ ぞれのアドバイスをくれたんです。
最終戦イオックスでは不甲斐ない成績で終わり
ました。もう1回、と思っていたんですが、結局、母 は10月に他界してしまいました。
負けず嫌いで粘り続けて、ここまで来られまし た。それは皆さんの支えがあったからです。ヘンな 話ですが、周りの人達のほうが久保真吾をよく知っ てるんですよ(笑)。今回のチャンピオン獲得を盛り 立てて頂いて、ホント感謝しきりです」
pro le 1969年大阪府生まれ。子供の頃に見たレーシングカートの印象から ミッドシップへの憧れが強まり、関東での大学生時代にアルバイトで 買ったAW11 MR2が、ジムカーナ車にブチ抜かれたことで競技の世 界を知る。以来、SW20 MR2やFD3S RX-7、NA1 NSXで近畿地区戦 と全日本戦に挑戦し、2015年には苦節15年で全日本初勝利、2016年 は全日本選手権を初制覇した。
ましたが、練習会を一緒にやっている
『チームD』の皆がサプライズで来てく れて、チャンピオンボードを贈呈してく れたんですよ」
苦節16年でようやく全日本を制する ことができた久保選手。これだけ長い 期間、勝ちに恵まれなかった状況をど う分析しているのだろうか?
「最初がトントン拍子だったので、最近 では、もう一生勝てないんちゃうかなと
思ってました。その理由を考えると、自
分は詰めが甘いんです。ちょっと速い と、このままイケるんちゃう? なんて
油断するんですよ。他の人はもっと気を
引き締めて、もっと攻めてるんですよ
ね。藤井さんとやり出してから、本番の
環境を想定して準備して、週末の間で
自分の最高を出していく方法に変わり
然自失。
今でこそ、微かな笑みを浮かべてカ
メラに目線をくれる柳澤選手だが、あ
の時はまさに、虚空に視線を向けるしかなかった。
そう、あの時、全日本ラリー第 2 戦久万高原ラ
リーのゴールまで100mもない所で、柳澤組のプ
ジョーは突然、止まったまま息を吹き返さなかっ たのだ。我々のメディアの問いかけにも、帰って くる言葉はなかった。
「ウソだろっ、て感じでしたね。後は流してゴー ルまで戻れば優勝というラリーでしたから。こん
な所で止まるのか、っていう」
新車投入 2 戦め、となれば想定内とも言える電 気系のトラブルだったが、取れるはずだった 30 点
を越える大量ポイントを失った代償は大きく、勝
てども勝てども勝利の女神はなかなか姿を見せて
くれないラリーがその後、続くことになる。
プジョー 208R2。黒船来襲にも例えられた、
圧倒的なポテンシャルを持つヨーロッパ生まれの
純ラリーマシンでチャンピオンを奪い取ること。そ
れが、名門キャロッセワークスのドライバーである
柳澤選手に与えられた使命だった。
「2015 年に乗った 208GTIはどちらかというと
アンダー傾向の強いクルマだったんですが、R2は
別物で、最初はオーバーステア傾向の強い、危険
な動きをするマシンでした。本庄でシェイクダウ
ンしたんですけど、2 回もスピンした。だいぶ日本
の道に合わせる必要があるなと思いましたね」
加えて難題は R2 が左ハンドルだったことだ。
APRC で海外のラリーを多く経験してきた柳澤選
手だが、左ハンドルの競技車は初めてだった。
「シフトもサイドも右にあるので、使う筋肉が違っ
てくるんですよ。咄嗟にリアが出た時にサイド引く
のが最初はかなり違和感があって難しかった。た
だシーケンシャルシフトだったことは助かりまし
た。H パターンだったら厳しかったと思います」
しかし課題の舗装のセッティングは第 3 戦若狭
ラリーでは早くも煮詰められ、初優勝。名門キャ
ロッセの面目躍如の一戦となる。懸念されたグラ
「舗装 /グラベルそれぞれにプジョー スポールの推奨セッティングがあるん ですが、舗装に比べるとグラベルはそ こを微調整する程度でいい感じで乗 れたんです。滑らせても気になる動き はなかった」と第 4 戦福島を制してグ ラベルでも初優勝を飾った。
続く第 5 戦洞爺は高速ラリーという こともあって、最大のライバル、シト ロエンDS3を駆る関根正人組に対 し、劣勢も予想されたが、関根組が リタイヤしたことで連勝。第 6 戦モン
pro le
1969年神奈川県生まれ。JAF東日本ラリー選 手権(当時の名称はBC地区戦)で活躍後、キャ ロッセに入社し、1997年、CJ4Aミラージュで 全日本初優勝。2000年代はFIAアジア・パシ フィックラリー選手権に参戦し、2009年より 全日本に復帰。2016年はプジョー208 R2を 駆り、4勝をあげてチャンピオン獲得。
トレーは 3 位に終わったが、第 7 戦ラリー北海道 で 4 勝めをマーク。タイトルを射程距離に入れた。 「後半戦に入っても、なかなか決められなかった
ので正直、守りの走りになってペース乱した時も あったんですよ。気持の切替が逆に難しいなあと 思った時に、第 8 戦、ライバルの大倉選手が凄く いい走りをした。絶対、僕の前に出るという気合 がひしひしと伝わってきたんです。それに対して 自分が守りの走りをするのは申し訳ない。きっちり 走ろうと気持を立て直せたので、大倉選手に勝て て決められたんです。やっぱり、ラリーって気持 が大きいということを再認識しましたね」
「ドライバーが N 車の経験しかないという中で獲 れたのは、本場のラリーの改造車の経験が豊富な 石井エンジニアのようなスタッフや、GT やダート ラそしてラリー北海道でデビューしたヴィッツのよ うな改造車のノウハウを蓄積しているキャロッセ の総合力が、未知のマシンを扱うためのデータを しっかり分析できたからだと思います。僕自身も 限られた時間の中で乗り慣れなければいけないと いう、かなりの集中力を要求された一年でしたが、 自分の仕事はできたという思いはあります」
2017 年の活動は未定だが、大きな注目を集め た FIA-R 車両のプロジェクトでは今後も中心的な 役割を受け持ちそうだ。
「208R2は音もいいし、シーケンシャルもレー シーで面白い。見てる人も楽しめたと思います。
JN5 って凄く話題性があったと思うので、日本の ラリーも新しいことをやっていった方がいいですよ ね。当面はドライバーの立場で、そうした動きに 関わっていきたい」
最終戦ではナビの中原選手もチャンピオンを決 め、W チャンプを決定と、最高の結果を残した。
“黒船”のリーダーとしての今後の活躍を、大いに 期待したいところだ。
言われたんですよ。あの言葉は結構、響いた。た しかに2015 年は不甲斐ない結果に終わっていたわ けですけど、2016 年に賭ける彼の強い思いを感じ ました」
016 年の全日本ラリー選手権 JN4クラス
前半戦は、開幕から4 戦すべてウィナーが
入れ替わる大接戦となった。このホットバ
ベルでの仕様も、テスト1回のみで本番に臨んだ が、違和感なくドライブできたと柳澤選手。 2
トルから頭ひとつ抜け出して見事にチャンピオンに 輝いたのが、スーパーフォーミュラも制したお馴染
みインギングカラーを纏った曽根崇仁/桝谷知彦
組の86だった。
最終戦新城ラリーを残しての王座獲得とあって、
第 8 戦 MCSC ハイランドマスターズのセレモニア
ルフィニッシュでは大勢のギャラリーの歓声で迎え
られた曽根組だったが、ひと際印象的だったのは、 普段は寡黙で表情を崩さない桝谷選手が、満面の 笑みで喜びを爆発させていたことだ。 実はこのコンビ、桝谷選手は一足お先に2009 年にチャンピオンは獲得済み。だが 2016 年は、W チャンピオンに賭ける桝谷選手の熱い思いが、曽 根選手の初チャンプを呼び込んだとも言える。
「年の初めに毎年、桝谷君と参戦計画を詰めるん ですけど、2016 年は会うなり、いきなり“曽根さん、 僕は負けるためにラリーに出てるわけじゃない”と
その際、桝谷選手は前年の石田雅之選手と曽根 選手のグラベルでの比較動画を持参し、改善点を 具体的に指摘することまでしたという。
「ラリー始めた頃はFR でグラベルばっかり走って いたので苦手意識は全然なかったんですけど、86 に乗り換えてからうまく走らせられなかったので、
2016 年はグラベルで結果を出したかった。その気 持を分かってたんでしょうね。冬は一旦グラベル仕
様にして徹底的にテストしてセッティングも変えな がら、走りも合わせていった。セリカの時のように
課題だったグラベルでの速さを開幕前に掴めたことが チャンピオンを手繰り寄せる原動力になってくれた
ステアリングを忙しく回さなくても走れる、いい セットが見つけられたんです」
迎えた2016 年。序盤の舗装 3 連戦は3 位、 3 位、 2 位と表彰台を確保し、まずまずの滑り出し。そし てオフの成果を試す第 4,5 戦のグラベル 2 連戦を 連勝。シリーズを首位で折り返したことが初タイト ルへの伏線となった。
この2 戦、曽根組は第 4 戦では13.5 秒、第 5 戦 でも15.5 秒のDAY1でのビハインドをひっくり返 しての連続逆転優勝。流行の言葉で言えば“神っ
てる”走りはなぜ 2 戦も続けて可能だったのか。
「序盤の3 戦で、狙えるという手応えが掴めたの で、走るたびにテンションとモチベーションが上 がっていったのはたしかです。第 4 戦も、これだけ 差あるけど絶対あきらめない、必ず逆転できると信
じてDAY2は走りました。流岡田のSSをゴールし
て逆転できたと分かった時はホント涙が出て止まら なかった。これ、桝谷君にも言ってないです(笑)」
第 6 戦雨のモントレーはタイヤ選択を外したこと もあって表彰台を逃すが、過去完走した経験がな かった鬼門の第 7 戦ラリー北海道で 2 位を獲り、 リードを広げた。最大のライバル、石川昌平組は いずれも高い係数がついた第 2 戦、第 7 戦でポイ ントが稼げなかったことが響き、曽根組を追い詰め られなかった形だ。
曽根選手は2009 年、2011年と2 度、チャンピオ ンに手が届く所までポイントを稼いだ過去がある が、いずれもタイトルが懸かった大一番でマシント ラブルに見舞われ、苦杯をなめた。ラリーを始めた
頃から、もう30 年以上の付き合いになる徳尾ワー クスにメンテナンスを一任したのも勝因のひとつだ。
「慶チャン(徳尾ワークスを率いる徳尾慶太郎選
1962年、福岡県生まれ。19歳よりラリーを始 め、現在の勤務先であるトヨタカローラ山口 に入社後、本格的にラリーに打ち込む。1988, 1989年と2年連続でJAF九州選手権チャン ピオンを獲得し、全日本にステップアップ。 レビン、セリカ、86とトヨタ車を一貫して乗り 継いでいる。
手)はじめ、回りの人達の助けを受けら れたからこそのチャンピオンという気 持です。普通、これだけ歳を取ると頭 が固くなって、あまり人の話って聞か ないじゃないですか。でも回りに言っ てくれる人がいるというのは有難いこ とだということを痛感した。何くそと 思っても一旦受け入れてやってみて、 どっちが正しかったのかを判断すれば いい。素直さって大事ですよ」
今から10 年以上も前の話になるが、 モータースポーツの腕を買われて、曽 根選手は近所の子供達にカートを教え たことがある。そして、その時に子供 たちに約束したのだという。“オジサン は絶対全日本ラリーのチャンピオンに
2
なる”、と。
「言わないと多分、実現できないと思って言ったん ですよ。子供達はもう高校生だから、覚えてない かもしれない。忘れているでしょう。でも自分は覚 えている。だから約束事が果たせたなって、ホッと
今年 55 歳を迎える86マイスターは、また若人 達の挑戦を受けて立つ。その結果はいかに。
016 年の全日本ラリー選手権は 4 名ものド ライバーが初チャンピオンの栄冠に輝いた
が、ナビゲーター部門は冒頭の表彰式ペー ジでも紹介している通り、石田裕一、中原祥雅の2 大超ベテランをはじめとする、熟練の腕を持つ選 手達がタイトルをさらった。その中、唯一、初の V 字トロフィー受賞者となったのが JN2クラスの馬 場雄一選手だ。
ドライバーチャンピオン明治慎太郎選手と最終
戦までガチンコ勝負を続けた小濱勇希選手のナビ として、5 戦 4 勝と高いリザ ルトを残した馬場選手は、 全日本フル参戦はまだ 2 年 めという“新人”の部類に入 る選手。しかし赤マル急上 昇中の小濱選手とピッタリ
全日本ラリー選手権 2016JN2 ナビゲーターチャンピオン
のコンビネーションを見せて、ドライバーより一足 お先にチャンピオンを手にした。
「2015 年に、舗装は小濱君と、グラベルは堀田
(信)さんと組んで結果的に全部追ったんですが、
2016 年はその経験を凄く生かせました。同じ道を 使う場合は、その道を知っているというのは、やっ ぱり大きなアドバンテー ジになりますから」
当然、同じステージ を使うとなれば、ペース ノートが事前に用意でき るかどうかも大きくス ピードを左右することに なる。
pro le
1972年、茨城県生まれ。32歳 の時にたまたま立ち寄った自宅 近くのショップがラリーショッ プだったことから、ナビゲー ターの道へ。イーストラリーツ アー、JAF東日本ラリー選手権 を経て、2012年から、全日本選 手権へスポット参戦を開始。フ ルシーズン2年めの2016年は シリーズ4勝をあげて初のチャ ンピオンを獲得。
「ラリーに行く前に去年 の車載を見ながらまず僕
が気づいた所を修正し て、それを小濱君に送っ
て、彼が修正したものを また反映して持っていく。
だからレッキでは作ると 言うよりは確認するとい
う感じになりますが、去
年は大雑把だった所も本 当に必要な情報を入れられるようになったんです。 それと一年経験してラリー前の段取りもうまくや れるようになったので、現地で余裕が出ました。そ
2015 年一年間追った経験を生かして、 余裕ができた時間でペースノートを見直せました
の空いた時間でまたノートを見直すことができたの で、かなりノートの精度も上げられましたし、タイ ムに繋げられたと思います」
自動車メーカーの技術者である小濱選手は、職 業柄、理路整然と物事を考えるタイプ。我々メ ディアにも、ドライビングやセッティングについて 実に明確に、いつもコメントしてくれる。
「それは僕に対しても一緒なんですが、僕も彼に 対してコメントできるように、セッティングテストの 際には必ず立ち会っているんです。クルマの動きに ついての共通認識を持ってほしいというのが彼の 考え方なので、クルマが速い時と遅い時の状態を 一緒に体感してもらえれば、本番の時に例えばド ライバーが気づかないことでも、コ・ドライバーが 気づくこともあるんじゃないかということなんです」
その成果が結実したのが第 3 戦の若狭ラリー。 SS2でトップから20 秒もちぎられ、意気消沈した 小濱選手の気持を的確なアドバイスで立ち直らせ、 見事な逆転勝利を導いたのだ。
「どんな打開策も見つけられないほどドライバーが モチベーションを失うことってあると思うんですよ。
あの時は、まだ 2 本しか終わってないんだから大丈
夫だ、と励ましつつ、走り方について思うことを
言ったら、すぐそれをSS3から反映させてくれたん
です。あのSS3までのリエゾン区間での会話が負
け試合を勝ち試合に変えたと思います。2016 年で 一番印象に残った出来事でした」
終盤の2 戦も連勝した小濱選手だったが 2ポイ ント及ばずシリーズは2 位。だがこの2 戦で小濱選 手は確実に速くなったと馬場選手は言う。
「2015 年はできなかったSS1から勝ちに行く走り ができるようになった。人間ここまで追い詰められ るとやれるもんだなっていうくらい集中力が凄かっ たんですよ。
同時に自分も、自分なりにやってきたつもりだっ たけど、追い詰められて、やっぱり今まで甘かった なって部分も見えてきたラリーでした」
2017 年の参戦計画は未定だが、小濱選手から はすでにオファーが来ているという。
「コ・ドライバーがドライバーの速さを引き出せる としたら、ノート半分、メンタル半分くらいだと思 います。だから苦境に陥った時に抜け出せる術の 引き出しを、とにかく今はいっぱい持ちたい」
今年のターゲットはやはり小濱選手との Wタイ トルか !?。そのコンビネーションに期待したい。
本番だけなので、凄く貴重な機会でした。
レッキで後追いした平塚さんの走りをナビシート で目の当たりにしたら『アレコレ考えてコーナリング
に備えるんじゃなくて、コーナーに入ってみてから
誌で見た AE82カローラFX の走りに 憧れてラリーの門を叩いた鈴木尚選手。
現在は、そのカローラFX を全日本 2 駆 部門で走らせた須藤浩志選手率いるレインボー オートクラブに所属し、ラリースト平塚忠博選手に
指導を受けている若手ラリーストで、2016 年は全
日本ラリー JN1をZC31Sスイフトスポーツで戦 い、初のドライバーチャンピオンに輝いた。
鈴木選手は2002 年にSCP10ヴィッツでワンメ イクラリーにデビュー。その後は関東の県戦を中心 にDC2インテグラで参戦し、2007 年には全日本に ステップアップ。以降、スポット参戦を続けてきた。
「全日本に出始めた頃は、環境に慣れる事や体制
の作り方、お金の回し方など、参戦しないと得られ ない事を学ぶ期間と捉えてました。ナビを受けてく
れた山岸典将さんには『お前の走りには光るモノを 感じない』とか言われてましたが、それでも、全日 本で1位を獲る事を目標にしてました。 どうせやるなら頂点で学ぶほうが上達の早道だ し、ラリーは完走したら優勝みたいな事があるの で、長い間出ていれば1回ぐらい勝てるだろうっ て。好きな事がラリーしかなかったので、精力を傾 ける事に何の疑問もなかったですからね。
でも、色々な努力をしてきたつもりなんですが、 全く実を結ぶ感じがしなくて。普段できることが本 番でできない、なんて悩む状態が続いてました」 そんな悶々としたラリー生活を続けてきた鈴木選 手だったが、ある時に転機が訪れた。
pro le 1980年愛知県生まれ。2004年からDC2 インテグラで関東のラリーシリーズを戦 い始める。2007年から全日本ラリーを追 い始め、2015年にはRPN車両のZC31Sス イフトで参戦。第8戦岐阜では全日本初 勝利を飾る。2016年はハードクラッシュ に見舞われながらも師匠の須藤浩志選手 と最終戦新城までタイトル争いを展開。 僅差の勝利で初チャンピオンを獲得した。
「2010 年頃からスマッシュの平塚 さんが見てくれるようになったんで
すが、2014 年は平塚さんが全日本 に出ていたので、レッキで平塚さん
の後を走ってライン取りの考え方と かを勉強させてもらいました。それ から走りが変わってきて、何だかモ ヤモヤが晴れてきたんですよ。第 8 戦岐阜では平塚さんのナビをやれた
んです。平塚さんが林道を走るのは
の対応でも間に合うんじゃないか?』って思えたん です。後ろから見てたラインが、どういう運転でそ うなっていたのかがよく分かって、言葉では上手く 言えないんですが、何かが見えたんですよ」
86/BRZ の台頭もありDC2に限界を感じた鈴 木選手。ラリーを応援してくれる父親からZC31S スイフトスポーツを提供された事もあり、2015 年か ら参戦クラスを下げることに決めた。
「クルマに掛かるコストを減らして、出る大会を増 やそうと思ったんです。RPN 車両のクラスが狙い 目だったのも本音です。そしたら師匠の須藤さんも 同じ事を考えてて(笑)、何と新車を作ってきたんで すよね。2015 年は一緒に戦う事になりましたが、第 6 戦からスマッシュ連勝記録が始まって、須藤さん が 2 勝して、第 8 戦岐阜は須藤さんが出なかった ので、自分が全日本初優勝できたんです。
この時は、滅多な事では褒めない平塚さんが『普 通に勝つ事は誰でもできるけど、全 SSベストはさ すがに嬉しい』と喜んでくれました(笑)。
目標の『全日本1勝』が達成したので、自分の精 神面を鍛えるために、翌年から平塚さんの正ナビ である鈴木裕さんと組ませてもらえることになりま した。鈴木さんが作ったノートで、運転まで指導し てもらいました。そのことで、間接的に平塚さんの 走りを学ばせてもらおうという魂胆でした」
鈴木ナビの実戦指導は効果的で、第 2 戦久万高 原から2 連勝を挙げた。ここでタイトル獲得を考え るようになり、グラベルでの大量得点を狙って第 4 戦福島に参戦。第 6 戦嬬恋を勝利して第 7 戦ラリー 北海道でタイトル獲得という青焼きを描いていた。 「嬬恋では鈴木さんの指示通りの走りに持ってい けなくてコースアウトしました。鈴木さんに後遺症 がなかったことは不幸中の幸いでしたが、このまま ラリーをやめようと思ってました。そしたら、平塚 さんに『はあ? 運ちゃんが無事なんだから走れ』っ て言われて。急遽クルマを探して突貫で作っても らい、第 8 戦岐阜に出ました。ラリーの車検直前に 仕上がったのでシェイクダウンもありませんでした が、本番なんだから、もうヤルしかないという状況 は、かえって集中できました」
尊敬する先生達に受けた特等席でのレクチャーが 敬愛する師匠との1 秒差のバトルを生んだ!?
須藤選手も当初は鈴木選手のタイトル獲得を支 える予定だったが、第 6 戦嬬恋の勝利でタイトル
争
いに目覚め、鈴木選手との師弟対決へと発展し
た。2 人のタイトル争いは最終戦新城までもつれ込 み、近年稀に見る超接近戦の末に、何と1秒差で
鈴木選手が優勝して、初の全日本タイトルをモノ にした。
「須藤さんにあと1回でも勝たれると自力獲得の目 がなかったんで、ハイランドは歯を食いしばって走
りました。鈴木さんの教えを元に自分でノートを作 りましたが、ナビをお願いした山岸さんにはノート
の精度が上がったと言ってもらえました。
最終戦新城は、2日めには自分も須藤さんもおか
しくなってました(笑)。最終サービスで、須藤さん
が軽量化のためにスペアタイヤを捨てると言うの で、自分も外したんです。でも、2 人とも外すなら2 人とも戻せばいいじゃないですか(笑)。あの時はガ
ムテや携帯までサービスに置いて行きましたから。
だいぶテンパってましたよね(笑)」
プライベーターとしてラリーを楽しむ須藤選手。
自分が成長するために欠かせない平塚選手。鈴木
選手はこの両人を『師匠と先生』と表現する。彼ら の経験が注入され鈴木選手は成長を遂げている。
「自分は相変わらずヘタクソなんですが、下手でも
タイムを稼げる所があることを教わりました。自分
が二流だからこそ、周りを一流で固めないといけな
年は何としてもチャンピオンが獲りた かったんです。最近では色々なイベン トにお手伝いに行く機会も増えてきた んですが、そこで聞かれる経歴に『全日本チャンピ オン』って答えるのと『イーストのチャンピオン』と答 えるのでは大分違いますよね(笑)。実は、今まで JAFタイトルを獲れてないんです。やはり肩書きが あると色々と広がる実感があったので、どんなに泥 臭くても獲りたかった。シリーズ 2 位は誰の記憶に も残りませんから」
こう語るのは神奈川のラリースト明治慎太郎選 手。2002 年に埼玉群馬ラリーで公式戦デビューし、 翌年にはEP82スターレットで全日本にステップアッ プ。以降 EP82 使いとして勢いのある走りを披露し つつ、全日本ラリーをスポット参戦を続けていた。
「2008 年にチャンピオン争いをしてたんですが、
最終戦では完走すればチャンピオンだったんです
が、その年は一度も勝てなかったので、勝ってチャ ンピオン決めよう!って頑張ったらコースオフし ちゃったんです。それもあって、2009 年はチャンピ オンを狙いました。お陰で全日本初優勝できました がシリーズは獲れなくて。この経験から、チャンピ オンを獲るためには、しっかり計画を練らないとい けないことを思い知らされたんです」
EP82は年次規制から使えなくなり、縁あって 2011年はクスコジュニアラリーチームのドライバー として参戦することができた。サトリアネオに初優 勝をもたらすなど活躍を見せたが、2013 年に活動 が終了したため、ラリー活動を休止することになっ てしまった。
「休みの日も寝てばかりになって(笑)。これじゃイ カンと思ってラリーのオフィシャルやナビをやった りしてたんですが、ある時、BRZ のテストをする機 会があって、乗った印象が自分にマッチしてたん ですよね。それでキャロッセの長瀬務社長に86を 見付けて頂いて、RPN 車両を制作してもらい購入 したんです。コーナリングスピードも高いしトラク ションもあって、自分としてはかなり勝負になるク ルマだという印象がありましたね」
結局2年休んだ後に、2015 年の最終戦新城から 86で全日本ラリーに復活した。 「2016 年は始めからシリーズを獲るにはどうすれば
いいかを考えてました。横浜ゴムの新タイヤが出る のは夏以降だったので、前半をどう戦おうかと思っ たんですが、フタを開けたら現行タイヤでも小濱勇 希選手が速くて。16インチか17インチか、みたいな データもしっかり持ってなかったので引き離されまし た。第 3 戦若狭もリタイアしてしまったので、その ポイントを埋めるために第5戦洞爺を狙ったんです が、不成立になったので、今年はもうダメだと思っ たんですよ。ここで頭を切り換えて、JAFタイトルを 獲るために地区戦に出たら勝てたんです。
そして第 6 戦嬬恋にも出てみたんですが、優勝は できませんでしたが小濱選手には勝てました。それ
pro le 1979年神奈川県生まれ。高校時代に 1997~1998年全日本ラリーチャンプ重 田雅彦選手と出会ったことでラリーの世 界に入る。2003年からEP82スターレッ トで全日本に挑戦し、2009年に全日本初 優勝を遂げる。2011年にはクスコジュニ アラリーチームに抜擢される。約2年の活 動休止を経て、2015年末から86で全日本 ラリーJN2に復活。車両メンテは長年お 世話になっているガレージO.K.U.が担当。
で気を取り直して、第 7 戦ラリー北 海道に申し込んでみたんです。そし たら、何と成立したので、慌てて準 備しました(笑)」
第 7 戦で大量得点を獲得して余
裕ができたことで、残り2 戦の戦い 方も変わってきたという。
「ポイントを計算したら残り2 戦は2
位で大丈夫な事が分かったので、
第8戦岐阜で大きく離されたときも
無理して追い掛けませんでした。最
終戦新城も序盤はいい勝負でした
が、途中で離されました。今回は
い。スマッシュでは2 位は残念賞ですから。サービ
スでも、信じた人たちが構えてくれているので、 ちょっとしたトラブルでも踏めるようになってきまし た。悪い状況でも最善を尽くす、という走りができ るようになってきたのかもしれません。
2017 年は、仕事との兼ね合いもあるので何とも 言えないですが、やっぱり今回みたいに競争した い。鈴木さんの復活を待ちます。この体制で出る なら、鈴木さんの力を借りないと上には行けません から。もっと上手くなりたいですし、凡人の限界が どこにあるのかを試してみたいんですよね」
鈴木選手にとっては、全日本タイトルを獲れても なお正念場。W鈴木の早期復活に期待したい。
2008年の反省を生かして、何とかこの位置でゴー ルしようと考えてました。最終 SSでは頼むからクル マが壊れないでくれとか、別の意味で早くラリーが 終わってくれって思ってました(笑)」
JN2のタイトル争いは、気鋭の小濱選手と明治 選手の一騎打ちとなったが、最終戦新城では、小 濱選手が優勝しても明治選手が 2 位なら逃げ切り チャンピオン確定という状況だった。明治選手は 得意な新城ながら確実な走りでゴールして、念願 のタイトルを獲得した。
「86はハイスピードで凄く安定してるので、高速 ステージでの伸び代はまだまだありそうです。もち ろんグラベルでも煮詰めが足りないのでもっと速く なります。自分はハンドルをガッと切ってアクセル で滑らせる”昭和の走り”なので、タイヤのグリップ 限界を使った今どきの走りも練習しないとと思って ます。シーズンオフで 86のデータ収集もしっかり 行って、2017 年はもっと攻めて勝負して、勝ちにこ だわっていこうと思ってます」
結局、JAF中部近畿シリーズでもチャンピオンを 獲得した明治選手。喉が出るほど欲しかった初め ての JAFタイトルを全日本戦と地区戦で一気に2 つ獲得する驚きの1年となった。
2016年の全日本ダートトライアル選手権で 最も話題をさらったドライバーと言えば、 やはり岡翔太選手の名前を挙げないわけ にはいかないだろう。若干25歳、全日本本格参戦 2年めで、強者揃うN1クラスの頂点に立った。優 勝4回、 2位3回とその勝ちっぷりも文句なし。ダー トトライアルの次代を担う天才に、最短距離で駆 け上がった王座への道のりを聞いてみた。
2015年開幕戦の初優勝(※全日本参戦4戦め) は、“一生の内に一度勝てればいいな”くらいの意気
込みで丸和行ったら勝てたんですよ。その後も、2 位、2位、優勝と続いて、自分でも、何でこんなタイ ム出せるんだろう、何かうまくハマってんだろうな、っ
て感じで正直、訳が分からなかったですね(笑)。
シリーズ3位で終わりましたが、2015年は実力を
出し切れたと思うし、完璧に走れてたらチャンピオ
ンが獲れたかもとも思いましたが、冷静に考えれ
ば、やっぱり一杯一杯でした。ただ、自分の走りが
ある程度できればタイムが出せる、という自信を持
つことができたので、2016年はもう勝つ気マンマ ンで最初から行きましたよ(笑)。
やっぱり一番マークしたのは細木さんです。細木 さんはどこでも来るという感じで怖いドライバー。 特に最終戦タカタは速いので、できるならチャンピ オン争いをタカタまで持ち込みたくはなかった。そ
の意味ではラス前の今庄で勝って決められたのは 良かったと思っています。 今庄の前戦の丸和の2本めで細木さんがスピン して、あれで事実上、決着がついた形ですけど、自 分も、いつスピンしてもバーストしてもおかしくな
い運転をしてました。第5戦切谷内ではギャップに 入れてしまって、危なかったし、2度めの丸和の2 本めは、僕も1コーナーでいき なりホイール曲げてしまって るんですよ。ホイールバランス
が滅茶苦茶になって大変だっ たけど、何とかバーストせずに ゴールできた。ラッキーだった と思います。
第4戦門前で7位に終わって、今にして思えば一
番沈みましたが、2016年から体制が変わって、チー ムの皆さんから色々なアドバイスを頂けるように なったんです。そこで立ち直れたのも大きかったと 思います。
年連続で王座に君臨した絶対王者、工藤 清美選手がSA1クラスに移籍したSC1 クラス。本命なき覇権争いが勃発するか と思われたが、開幕戦を制した西尾忠選手が終始 タイトルレースをリード。有効6戦はすべて表彰 台獲得という抜群の安定感を見せ、終盤、猛烈な 追い上げを見せた同じ近畿の山崎迅人選手を抑 え、初のチャンピオンに輝いた。
シリーズ追い始めた2013年からの3年間で表彰 台を2回しか取ってないのに、2016年は劇的に成 績上がりましたよね。これ、きっかけは2015年の
タカタなんです。車載撮ったら、自分ではきれいに 乗ってたつもりが、凄く修正しとるんですよ。同じ 走りを外撮りしてくれたのを見たら、ストレートで 自分だけ斜め向いてる(笑)。それで足がおかしいと 気がついた。 とりあえずリアを落ち着かせないと、と思ってリ アのサスペンションを大きく変えたら、もの凄く乗 りやすくなって、クルマの動きが全然変わったんで す。その仕様で最終戦門前走ったら、2位。店長 (工藤選手)が最終コーナーでミスったので、“も らった!”と思ったけど、そこはさすが店長やね。
2016年の1月に同じSC1の仲間と新年会やっ
、次の切谷内で勝てたの が本当に大きかった。たださっきも言ったように、 ギャップの一件で悪い方向に行ってたらどうなっ ていたか分からない一戦でした。最終戦を残して 決められたといっても、楽に獲れたとは全然思って ないですね。
走りについては舗装育ちなので、硬い路面が 番好きです。ミニサーキットも走っていたので、速 度でビビって悔しい思いをしたというのもありませ ん。ドライビングスタイルは竹本先輩とちょっと 違って、竹本先輩はモーションつけて突っ込む感じ ですが、僕は徐々にアングルつけていく感じです。 高い速度からでもブ レーキ詰める練習は結 構やったので、ギリギリ まで我慢するという感 覚は身についているか もしれません。昔はカウ ンター当てるような運転 もしてましたが、今はハ ンドルはずっとイン側に 切って行く意識でコー ナーは走ってますね。
pro le 1991年、兵庫県生まれ。大学 で自動車部に入部後、先輩であ る竹本幸広選手らの勧めによ りダートラを始める。在学時 にJAF近畿地区戦チャンピオ ンを獲得。2015年より全日本 選手権にステップアップした。
タイヤもスーパードラ
イの92を履いた時が 番自信あります。逆に87 が苦手。ウェット用の74 も92と同じように走れるので好きです。自分の中で は92の横に逃げやすいリアのグリップ感が、74で 砂利走った時のリアの動きと同じイメージでコント ロールできるので、同じ走らせ方ができるんです よ。逆に87は頑張ってくれるので苦手なんです。
シリーズで4勝できたことは満足ですけど、まだ “地元のドライバーには勝てなかったチャンピオン” です。なので2017年は、どこでも勝てるドライバー になりたい。ボディも大きく進化するので、今から どんな動きをしてくれるのか楽しみです。
て、そこで皆で“今年の目標言おう”となったんで、 僕はとりあえず初優勝したいと言ったんです。それ がいきなり開幕戦丸和で勝てて、また仲間が祝勝 会やってくれたんで、じゃあ目標は、チャンピオン と輪島塗(門前の優勝者に与えられる特製カップ) や、と宣言し直したんです(笑)。
僕は丸和みたいなブラインドの緩いコーナーを 踏んでいくのが一番得意なんですわ。それに2016 年の丸和は最後の島回りが2回ともなかったで しょ。あれが良かった。細かい所が苦手なんで180 度以上曲がるとダメなんです(笑)。過去の丸和のよ うな270度とか360度がなかったので、最後でロス しなかったのが勝因だと思ってます。
高速コーナーが得意というのは、例えば丸和の 象の鼻の手前の高速コーナーでアウトのフカフカ に行きそうになった時に、僕はアクセル踏んだまま
目標がいきなり初戦で達成されたので、 チャンピオンと輪島塗に、次の目標を変えました(笑)
pro le
1957年、滋賀県生まれ。ダートラは免許取 得と同時に始め、基本、改造車ひと筋。自宅 ガレージでコツコツと作り上げてきた。競 技歴は途中ブランクがあるがその間は鈴鹿 でオフィシャルを務め、モータースポーツと の関わりは40年に及ぶ。
サイド引いてちょっとリ
アを出すんです。皆、そ んなことできないという
けど、アンダーパワーの EP71スターレットに
乗
ってた時に、それしか
勝負する方法がなかっ たんですね。
でも改造車というの は闇雲にパワーを上げ ればいいってもんじゃ
ないんですよ。今のクル マもエボⅢのエンジン
載せてますけど、ノーマ ルの270PSで十分。あ
SA1クラスのチャンピオン争いも、合計得 点で見れば11ポイントの中に上位4人が ひしめく力のこもった戦いとなった。ディ フェンディングチャンプ稲葉幸嗣選手の猛追撃を
pro le
る程度までやったら、後はやっぱり乗り やすさを追求するしかないんです。
結局、2016年で、勝てたのは丸和の 2勝だけだけど、2勝したら獲れるかな
と思っていたので、その通りになったと いう感じですよね。皆に速いと思われた ことないから、プレッシャーなく気楽に 走れたのも良かったんでしょう。あんな 古いクルマで、大したウデもないのに チャンピオン獲れるんだ、と逆の意味で ね、若い人に励みになれたらいいなと 思ってるんです。僕はBライ競技という のは参加する競技だと思っているので、 若い人が続けられなくなるのが、一番残 念で仕方がないですね。
SC1というクラスは、全員リタイヤもあり得るク ラスなんです。だからまずその場所にいてるのが大 事やと思うとるんです。出ることに意義があるとい うか、オリンピック精神みたいなもんですわ。でも ただ参加すればいいというものでは勿論ない。僕は 毎回、“今日も優勝や!”と言ってます。口に出す ことが大事。言わないと身が入らないでしょう。今 日は6位に入れればいいなんて人がいるけど、そん なこと言ってたら6位以上は行けないですよ。
Ⅳのエンジン載せたクルマ 作ってますが、ちょっと難しそうです。2017年中 にできるかどうかというところですけど、今まで通 り、お金かけずにコツコツとクルマ作りながら、長 く続けていければと思ってます。
2016年は丸和が2回ありましたよね。稲葉選手 の地元だし、小山さんというスペシャリストもいる
抑えてチャンピオンに輝いたのは同じDC5インテ グラに乗る中島孝恭選手。2015年、地元門前で迎 えた最終戦でタイトルを取り逃した男が、1年越し でリベンジを果たして初の王座を手に入れたのだ。
1971年、岐阜県生まれ。社会人になってからダートラを始め、長くJAF中部地区戦のトップドラ イバーとして君臨する。2005年より全日本選手権に活動の軸を移し、2011年最終戦で初優勝。
2016年はシリーズ3勝をあげ初のチャンピオンを獲得した。
んで厳しいなとは思いましたけど、自分も2014年 には勝っているコースなんです。だから、この2戦 を何とか頑張って、地元の門前、今庄を獲れば、 チャンピオンが見えてくるかなというのがシーズン
前の目論見でした。
結果的には、2度めの丸和はギリギリで2位取れ ましたけど、1度めの開幕 戦は6位ですから、2度めも 同じ順位だったら、2016 年は終わってたと思いま す。逆に2016年に勝てた 恋の浦、スナガワは元々期 待してなかったコースでし た(笑)。ただ 恋 の 浦 は 2015年、2本めにベスト取 れていたので、勝負はできるはずだと一生懸命走っ たら勝てた。
スナガワも、4位、3位、2位と来てたので、じゃ あ今年は勝てるでしょ、と明るい気持で北海道へ 乗り込んでいったら勝てたんです。地元の人にも “あのタイムは出せない”って言われたので、ちょっ と自信がついた一戦にはなりましたね。
やっぱり、2015年あっての2016年というか、
2015年にほとんど表彰台に行けたという実績が あって、ベースが高い所にあるという自信を持って 臨めたシーズンだったので、そんなに無理しないで 済んだという思いはあります。それはやっぱり事前
のテストや練習を2015年くらいから、しっかり真面 目にやるようになったから。それ以前はタイムが良 ければそれで良しって感じだったんですけどね (笑)。ダンパー、空気圧、車高とちゃんとデータを 取ってセッティングを詰めるようにしたんです。
2014年に2勝できて、そろそろ狙えるだろうと思っ たから始めたんです。
そういう中で今庄で北村さんの横に乗せても らって、例えばアウト側に散水されたような場合は こういうラインもある、と教えてもらった。“こうい
う走りもアリだ”というアドバイスは、走りの幅を 広げる上で凄く参考になりました。
門前や今庄って意外と地元中部のドライバーっ て速くない。恐らく、いつもの地区戦のイメージだ
けで走ってしまうから対応できないんです。いつも の路面と違った、というけど、そのいつもって、い つなんだということですよね。
パッと遠征で行ってもタイム出せるというのは、 そのコースに合わせ込めたというより、見たそのイ メージで走れたということかなという気もします。
その時にどれだけ走りの幅を持っているか、それが あれば逆に自分の地元を走る時も対応できるはず ですよね。地元のラインが分かってその通り走れた としても結局はその人達と同じタイムしか出せな い。じゃぁ、あと何ができるかと言ったら、もう根 性入れて走るしかないんです。
FTOからDC5に乗り換えて自分としてはゼロ からのスタートだったけど、運転もクルマも進化で
きたという実感が持てたから楽しかったし、それが
次の年のモチベーションに繋がったと思います。
チャンピオンが獲れたので、2017年はまた変 わったクルマでやる予定です(笑)。やっぱり理想は 店長のように、FFならこの人、といわれるようなド ライバーになりたい。昔の石井淳さんのようなね。
FFでもアホみたいにアクセル踏むと、こんな風にも 動くのかという走りを見せたい。
石井さんの昔の車載を見ると、結構ミスしてる し、決して上手じゃない。でもそれ見た後に自分の 車載見ると、ミスしてる次元が違う(笑)。でもそ れって自分にもまだまだ伸び代があるってことで すよね。改造車のレベルを底上げするためにも頑 張っていきたいです。
ルマになったんです。そこで初めてドライを走るの が好きになりました(笑)。
2015年、第2戦で全日本初優勝を飾った
宝田選手はその後、3連勝。一気に勢い に乗ってそのまま王座奪取かと思われ たが、後半失速、失意の2位に。2016年は勝利 数は減ったが、表彰台の登壇数は2倍の6回。大 崩れしないという、チャンピオン獲得の常道を 踏んで、父、宝田芳浩氏も果たせなかった20代 での栄冠獲得の快挙を遂げた。
2015年の3連勝は、、今思い返せば完全にたまた までしたけど(笑)、終わってみれば「チャンス逃し たな」という気持もありました。PN1クラスはベテ
ラン揃いで皆さん、安定して速いタイム出してく
る。コンマ5秒落ちただけで優勝から6位、という
世界ですから、地元のスナガワで勝つのさえ、凄い
大変なんです。なので、次のチャンスが来るまでし ばらくかかるかな、惜しいことしたなって気持で
シーズン終えた感じでしたね。
2016年は開幕から3連続で表彰台乗れたし、第
3戦の地元も勝てたので行けるかなと思いました が、第4戦門前は中間ベストだったのにゴール前で シフトが入らなくなって6位。続く切谷内もウェット の1本めはベスト取れたけど結局7位だったので、 正直、今年は終わったな、と(笑)。
特に切谷内の2本めは036履いたんですけど全 然踏めなかったんですね。親父が“1本めベスト取 れたら2本めも取れるだろう。何で踏めねぇんだ” っ ていうんで、“踏めないものは踏めねぇし”ってケ ンカになるし、一時は最悪だったんですよ(笑)。で も、そこでやっぱりクルマかもしれないって気がつ いて。第6戦丸和の前に関東の地区戦に参戦がてら 次の日に、オクヤマのメカニックの方に来て頂いて もらって徹底的にテストしたんです。
そうしたらクルマの動きが見違えるように変 わってよくなった。タイムも出るし、何より、こん なにドライ路面って楽しいのかって感じで(笑)。 ちょっと走らせ方を変える部分もあるんですが、 ウェットタイヤを履く1本めのイメージで走れるク
父親はランエボマイスターとして1990年代に活躍した宝田芳浩氏。芳浩氏も纏った名門オク ヤマカラーのマシンで2014年より全日本にフル参戦を開始。試合巧者ひしめく激戦区PN1を 若干28歳という若さで制した全日本ダートラ界期待の若手の一人。
クルマが凄くよくなったので、あとはタイヤに合 わせて走ればいいんだと、ある意味吹っ切れたの は大きかったですね。その後の2度めの丸和は勝て なかったんですけど、3位。036がいまひとつ路面 に合わなかったんですけど、タイムが出ない理由を 見極めることはできた。今庄で、苦手だった036で 2本めタイム更新できて優勝できたので、もうここ
で完全に足の良さを確信できた感じでした。 チャンピオンを獲れる所に戻ってこれて、絶対勝 たないと獲れないという位置でもなかったことで、 むしろ勝たなくともチャンピオン獲ればいいんだ、
という感じで最終戦に臨めたのも良かったと思い ます。それとメンタル的にも強くなれた気はします。
2015年は3連勝しても、「俺の走りは本当に全日本 で通用するんだろうか」という不安がありました が、今年はなかった。回りの人からも、去年のケン シローは目が泳いでたけど、今年は落ち着いてたと 言われました。
でも、やっぱり2016年はドライ路面に強くなれ たことが一番ですね。“2本めの壁”を越えられた から獲れたチャンピオンだと思ってます。北海道の ドライバーは地元でドライタ イヤ履くなんて考えられな いんで、全日本の2本めのド ライの壁は余計、高い。僕も 全日本上がってからは、1本 だけで終わってくれればい いのに、ってずっと思ってま したから(笑)。
でも越えられない壁じゃ ない。北海道の後輩には、全 日本行きたかったら舗装走れって、いまは言ってま す。方法はあるんですよ。チャンピオンが獲れな かったとしても、2本めの壁を越えられたと思うの で、いまはダートラのもうひとつの走り方が見えて きた感じはありますね。
2017年もスイフトでPN1追います。081つけた ドライバーは結果が出せないというジンクスがあ るみたいなので、まずはそれを打破しないと。
その後はやっぱり速いクルマに乗りたい。同じ北 海道の卓麻さんのようなステップアップが憧れで す。親父がやったようにラリーも出たいし、色々な 競技に出たい。いまはそんな気持です。
“2 本めの壁”を越えられたからこそ、タイトルを 掴めた。掴んだその走りを 2017 年、結果に繋げたい
イバルたちは彼の後姿を、何度ほぞを噛
む思いで眺めさせられたのだろう。シ
リーズ全6戦中5戦でポール・トゥ・ウィ
ン。2016年の佐藤蓮の強さは圧倒的だった。この
年に限った話ではない。2012年にジュニア選手権
FP-Jrカデット部門で王座に就くと、毎年ひとつず
つ階級を上げ、2014年まで3年連続でチャンピオ
ンに。佐藤は常に際立つ存在だった。
そんな佐藤が初めてつまずいたのが2015年の こと。全日本FS-125部門にステップアップするも、 トラブルやミスに祟られ優勝は1回のみ、ランキン
グは5位に留まった。2年めの同部門に挑む2016 年、佐藤は屈辱を晴らすべく万全を期してシリーズ 開幕戦に臨んだ。
「まず2015年に学んだタイヤの使い方を生かし て、タイヤをもたせるように意識しました。タイヤ が減ってきた時のマシンの走らせ 方が分かったので、最後までタレ ずに走れるようになりました。チー ムの面でもメカニックを増やして、 みんなで何回も確認をして絶対に マシントラブルを起こさないよう にしました」
その甲斐あって佐藤は開幕戦 を快勝、ここから連勝街道を突き 進んでいく。
「開幕戦までは2015年の嫌なイメージを少し引 きずっていたんですが、自分の力でそれを払拭する ことができました。一年を通して冷静に走ることが できたのは、(全日本FS-125部門の)2年めで余裕 があったことが大きいですね。2015年は周りがみ んな年上で緊張もありましたから。チームも全勝す るぞっていう思いでまとまって、いい雰囲気でし た
開幕4連勝で迎えた東地域第5戦SUGO大会。
佐藤は雨中のマッチレースで背後のライバルを抑
え切り、5戦連続ポール・トゥ・ウィンを達成、最
終戦を待たずしてチャンピオンを確定させた。
2016シリーズの中でもっとも気持ちのよかった勝
利は、この一戦だという。フィニッシュの瞬間、い
つもは素っ気ないガッツポーズしか見せない佐藤
が、ピットで見守る仲間に向かって何度も拳を振り かざしてみせた。
「SUGOではあまりペースがよくなかったし、(2
位の選手に)ずっと後ろにいられて、気持ちの面で
も辛かったですね。その分、優勝の達成感があり ました。2015年の苦しい思いがすべて報われたと 思いました。いつもは“勝って当然のレースをしよ
う”と思っているので大きなガッツポーズはしない んですが、チャンピオンを決めた時には両手でする んです」
シリーズ最終戦となる東西統一競技会は、 6戦全 勝の大目標が懸かった一戦だった。ここで佐藤は 支給されたタイヤの不具合に悩まされ苦戦。それ でも順位交替の激しいバトルを乗り越え、この状況 下で最善の結果とも思える2位を得た。だが、佐藤 に笑顔はなかった。
「ここまで5つ勝っているので、最終戦も絶対勝 ちたいって気持ちがあったけれど、一番速かった小 川(颯太。この大会の勝者)君を止められませんで した。2位以下は負けです」
2016年の佐藤は機を待って勝ち、逃げて勝ち、 抑えて勝ち、実に多彩なパターンの勝ち方を見せ
てきた。そんな彼に自らの“佐藤蓮評”を聞くと、 明瞭な言葉が返ってきた。
「一発のタイムを出すこともバトルも、両方でき るドライバーだと思っています。苦手なサーキット がないことも強みです。人より勝ちへの執着心はす
ごいと思います」
自分の速さや強さは堂々と口にする。だが、それ は奢りでも慢心でもない。誰にも負けない実績をき
ちんと残してきたからこその、自信の表れだ。そん
な佐藤は2017年、国内カートレースの最高峰たる
pro le
全日本OK部門に参戦する。ここまで日本カート選
手権の6部門中4部門でチャンピオンを獲ってきた “タイトルハンター”の、カート時代の集大成となる 戦いだ。
「一年めからチャンピオンを狙います。これまで 3回(OK仕様のカートに)タイヤテストで乗って、3 回ともトップタイムでした。シリーズ全勝も狙って いくつもりです」
最終目標はF1。それに向けて、2016年には鈴鹿 サーキットのSRSフォーミュラチャレンジに入校 し、すでに4輪レースへの第一歩を踏み出している。 将来どんなドライバーになりたいか。そうたずねる と、佐藤はこう答えた。
「僕の名前を聞いた人に『アイツは速い』って言 われるようなドライバーになりたいです。絶対に(頂 点まで)上がっていけるドライバーだということを 証明したいです」
その名が周囲に脅威を与えるほどの強さを目指 し、夢は世界へ。佐藤蓮、15歳。彼の名前を今か ら覚えておいても損はないはずだ。
4歳の時にモータースポーツ好きの父親に連れられて中井インターサーキットでカー トを初ドライブ。2012年にFP-Jr Cadets、翌年はFP-Jrで2年連続ジュニアカート選 手権チャンピオン。2014年はJAF地方カート選手権FS-125東地域のタイトルを獲り、 翌年から全日本へステップアップ。2001年、神奈川県生まれ。
4月 1日
東関東サーキットトライアル inつくば Sr2
DUNLOPDXLスカラシップ タイヤセレクト足立加平2
TMAC Aライセンス講習会サーキットトライアル付き④
格式 オーガナイザー/電話番号
競技車両
競技会名 開催日 筑波サーキットコース2000 B E TMAC(03-3611-6687)
選手権地区 開催場所
2日 浅間台スポーツランド P,PN,N,SA,SAX,B,SC,D D Narashino(047-407-6050)
15日
2017年JAF関東ジムカーナ選手権第1戦 JMRC関東オールスターシリーズ第1戦 JMRC全国オールスター選抜第1戦 ICCスパークリングジムカーナ
関東 茨城中央サーキット PN,N,SA,SAX, SC,D,AE D ICC・S(0299-43-6391)
9日 本庄サーキット N,B D PMC・S(03-3863-3378) PMC・S本庄サーキットトライアルR-1
2017JMRC関東チャンピオンシリーズ第2戦 JMRC千葉東京ジムカーナシリーズ第2戦 ラッテストーンハードスラローム
D N・C・S・C(0265-22-3864) 2017年JAF関東ジムカーナ選手権第2戦 JMRC関東オールスターシリーズ第2戦 JMRC全国オールスター選抜第2戦
NCSCスーパージムカーナ inさるくら
16日 =サーキットトライアル
2017JMRC栃木・茨城ジムカーナシリーズ第2戦 アクティブアタックジムカーナ
1月 22日
3月
16日 ツインリンクもてぎ マルチコース
関東 さるくらモータースポーツランド PN,N,SA,SAX, SC,D,AE
ACTIVE(070-6644-1348)
PN,N,SA,B,SC, D,AE E
競技会名 開催日 鈴鹿サーキット東コース B D NRC,KSCC,SMSC (052-792-2031)
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号
2月 26日
新春鈴鹿ゴールデントロフィーサーキットトライアル
鈴鹿クラブマンレース併設 鈴鹿サーキットトライアルシリーズ第1戦
鈴鹿サーキット 西コース B D チーム淀、ARC、SMSC (079-565-7808)
P,PN,N,SA,B D TMSC(03-3221-9950) TMSC富士ジムカーナシリーズ2017 第1戦
富士スピードウェイ ジムカーナコース
5日
5日 美浜サーキットクニモト PN,N,SA,SAX, B E PALMTOWN (080-5168-5417)
2017年JMRC中部ジムカーナ東海シリーズ第1戦 602PTG CUPジムカーナ
2017年JAF中部ジムカーナ選手権第1戦 JMRC中部ジムカーナ選手権第1戦 JMRC全国オールスター選抜第1戦 FASC MMSC美浜ジムカーナ
中部 美浜サーキットクニモト PN,SA,SAX,B, SC,D D FASC、MMSC (090-2685-2944)
20日
12日 富士スピードウェイ
2017FISCO SPECIALSTAGETRIALRound1
B E 富士スピードウェイ㈱、FISCO-C (0550-78-1234)
4月 8日
9日
16日
富士スピードウェイ B E RTSONIC(055-967-8878) SONICサーキットトライアル① (Aライ講習付)
2017年JMRC中部ジムカーナ東海シリーズ第2戦 LUCKHIGHSPEED GYMKHANAinApril
2017年JAF中部ジムカーナ選手権第2戦 JMRC中部ジムカーナ選手権第2戦
JMRC全国オールスター選抜第2戦 リミット ハイスピード ジムカーナ
キョウセイドライバーランド PN,N,SA,SAX, B E LUCKSPORT (0561-63-0103)
中部 キョウセイドライバーランド PN,SA,SAX,B, SC,D D LIMIT(0566-83-0030)
23日
KRM(076-237-4727) 2017年JMRC中部ジムカーナ北陸シリーズ第1戦 KRMスラロームアタック
=サーキットトライアル
3月 5日
12日
2017年JMRC近畿ジムカーナミドルシリーズ第1戦 広島高潤杯スラロームハート2017
2017年JAF近畿ジムカーナ選手権第1戦
2017年JMRC近畿ジムカーナチャンピオンシリーズ第1戦
2017年JMRC全国オールスター選抜第1戦 DIREZZACUPジムカーナ
20日
26日
2017年"Cartolive"杯舞洲スポーツアイランドシリーズ TJマイカージムカーナNo1
2017姫路セントラルパークジムカーナシリーズ第1戦 KSCCジムカーナNo1
PN,N,SA,SAX, B,SC E
N,SAX,B E OPUAC(090-1247-7592)
D LAZYW.S(072-944-8600)
PN,N,SA,SAX, B,SC,AE SAX,B
大日スポーツランド
Tj(072-296-6886)
KSCC(06-6327-6522)
近畿 名阪スポーツランドCコース
舞洲スポーツアイランド N,B,AE E
B D
姫路セントラルパーク
第5駐車場
4月 2日
2017年JMRC近畿ジムカーナミドルシリーズ第2戦 ORCCジムカーナ
オーガナイザー/電話番号
開催場所 競技車両 格式
競技会名 開催日 名阪スポーツランドEコース N,SAX,B E ORCC(06-6792-8454)
選手権地区
23日
2017年JAF近畿ジムカーナ選手権第2戦
2017年JMRC近畿ジムカーナチャンピオンシリーズ第2戦
2017年JMRC全国オールスター選抜第2戦 PROXESスーパーGスラローム
2017姫路セントラルパークジムカーナシリーズ第2戦 KSCCジムカーナNo2
D TSC.O(0798-52-1950)
9日 姫路セントラルパーク 第5駐車場 B D KSCC(06-6327-6522)
近畿 名阪スポーツランドEコース PN,N,SA,SAX, BSC,AE SAX,B
30日
3月 12日
2017年JAF近畿ジムカーナ選手権第3戦
2017年JMRC近畿ジムカーナチャンピオンシリーズ第3戦
2017年JMRC全国オールスター選抜第3戦 プレジャーテクニカルジムカーナ inOKUIBUKI
2017年JMRC近畿ジムカーナミドルシリーズ第3戦 プレジャーテクニカルジムカーナ inOKUIBUKI
D Pleasure(0584-87-0687)
30日 奥伊吹モーターパーク N,SAX,B E Pleasure(0584-87-0687)
近畿 奥伊吹モーターパーク PN,N,SA,SAX, B,SC,AE SAX,B
2017年JAF中国ジムカーナ選手権第1戦
2017年JMRC中国ジムカーナチャンピオンシリーズ第1戦
2017年JMRCオールスター選抜第1戦
2017年JMRC中国フレッシュマンシリーズ第1戦
2017年・チェリッシュテクニカルジムカーナ in 備北サー キット
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号
競技会名 開催日 中国 備北サーキット PN,N,SA,SAX, B,SC,D,AE D ORANGE、TCHERISH (086-241-0156)
4月 9日
2017年JAF中国ジムカーナ選手権第2戦
2017年JMRC中国ジムカーナチャンピオンシリーズ第2戦
2017年JMRC全国オールスター選抜第2戦
2017年JMRC中国フレッシュマンシリーズ第2戦 CMSC島根チャレンジカップ
D CMSC島根(0852-23-1511)
PN,N,SA,SAX, B,SC,D,AE
中国 備北サーキット
30日
2017年JAF中国ジムカーナ選手権第3戦
2017年JMRC中国ジムカーナチャンピオンシリーズ第3戦
2017年JMRC全国オールスター選抜第3戦 2017年JMRC中国フレッシュマンシリーズ第3戦 クルマスターカップCCNスーパージムカーナ
中国 TSタカタサーキット PN,N,SASAX SC,D,AE D CCN(0827-84-2900)
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 四国 瀬戸内海サーキット PN,N,SA,SAX, B,SC,D,AE
D MAC(089-958-3089) 2017年JAF四国ジムカーナ選手権第1戦 2017年JMRC全国オールスター選抜ジムカーナ第1戦 2017年MACジムカーナ
4月 16日
2017年JAF四国ジムカーナ選手権第2戦
2017年JMRC全国オールスター選抜ジムカーナ第2戦
POTENZAカップ'17 スピードマスター杯SMCスラローム アタック
競技会名 開催日
3月 5日
2017年JAF九州ジムカーナ選手権第1戦 2017年JMRCオールスター選抜第1戦 グラベルマインドジムカーナ2017
TEAM SM.C (088-828-4858)
D
3月 19日 四国 モーターランドたぢかわ PN,N,SA,SAX, B,SC,D,AE
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号
PN,N,SA,SAX, B,SC,AE D GRAVEL(0940-62-1018)
九州 スピードパーク恋の浦
2017年JMRC九州ジムカーナジュニアシリーズ第1戦 RC熊本春一番ジムカーナ2017
PN,N,SAX,B, AE E RC熊本(096-381-6475)
HSR九州ドリームコース
Aライ ジムカーナ inオートポリス2017Round1
19日 オートポリスレイクサイドサーキット コース
19日 九州 スピードパーク恋の浦
BD E APC(0973-55-1111)
23日
2017年JAF九州ジムカーナ選手権第2戦 JMRCオールスター選抜第2戦 スーパートライアル IN 恋の浦2017
PN,N,SA,SAX, B,SC,AE D RC大分(0972-63-6695)
4月 2日 オートポリスインターナショナルレー シングコース
2日 九州 スピードパーク恋の浦
B,AE E APC(0973-55-1111) サーキットトライアル inオートポリス2017Round1
2017年JAF九州ジムカーナ選手権第3戦 JMRCオールスター選抜第3戦 マーブルジムカーナ
=サーキットトライアル
T-OM(0957-25-8360)
PN,N,SA,SAX, B,SC,AE D
本カレンダーは、開催場所を基準に、カレンダー登録規定の「行政区画における地域別」毎にまとめて掲載しています。
1月 28日 〜29日
4月 16日
2017年JAF北海道ダートトライアル選手権第1戦
2017年JMRC北海道ダートトライアルシリーズ第1戦
2017年JMRCオールスター選抜第1戦
第39回糠平湖氷上タイムトライアル
2017年JAF北海道ダートトライアル選手権第2戦
2017年JMRC北海道ダートトライアルシリーズ第2戦
2017年JMRCオールスター選抜第2戦 コクピットチャレンジダート
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号
D TEAM-OSC(0155-58-2208)
競技会名 開催日 北海道 糠平湖氷上コース PN,N,SASAX B,SC,D,AE
D C.SC.C(011-873-2072)
PN,N,SA,SAX, B,SC,D,AE
北海道 新千歳モーターランド ダートコース
30日
2017年JAF北海道ダートトライアル選手権第3戦
2017年JMRC北海道ダートトライアルシリーズ第3戦
2017年JMRCオールスター選抜第3戦 ASL砂川オープニングトライアル
競技会名 開催日
4月 2日
2017年 JAF東北ダートトライアル選手権第1戦
2017JMRC東北ダートトライアルチャンピオンシリーズ第1
戦
2017JMRC全国オールスターダートトライアル選抜戦 東日本FRダートトライアルシリーズ 福島県ダートトライアルシリーズ ダイヤスターダートトライアル2017in EBISU
AG.MSC北海道 (011-864-2003)
PN,N,SA,SAX, BSC,D,AE D
北海道 オートスポーツランドスナガワ ダートトライアルコース
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号
東北 エビスサーキット西コース PN,N,SA,SAX, SC,D,AE D CMSC福島(090-1379-3773)
23日
2017年 JAF東北ダートトライアル選手権第2戦
2017年 JMRC東北ダートトライアルチャンピオンシリーズ 第2戦
2017JMRC全国オールスター選抜第2戦 サンケーダイナミック in切谷内2017
東北 サーキットパーク切谷内 PN,N,SA,SAX, SC,D,AE D MSC-TOWADA (0176-25-3020)
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 関東 丸和オートランド那須 PN,N,SA,SAX, SC,D,AE D FSC(042-560-9667)
3月 5日 全日本 丸和オートランド那須 PN,N,SA,SC, D,AE C FSC、MSCうめぐみ (0287-73-5028)
4月 9日
2017年JAF関東ダートトライアル選手権第1戦 JMRC関東ダートトライアルシリーズ <JMRC全国オールスター選抜戦> FSCダートトライアル
2017年JAF全日本ダートトライアル選手権第1戦 DIRT-TRIALinNASU
2017年JAF関東ダートトライアル選手権第2戦 JMRC関東ダートトライアルシリーズ
<JMRC全国オールスター選抜戦>
MARC SuperPerformanceDIRTTRIAL2017
2017年JAF関東ダートトライアル選手権第3戦 JMRC関東ダートトライアルシリーズ <JMRC全国オールスター選抜戦>
CD-1SuperSprint2017
MARC、TWS (090-3045-3394)
CD-1(0256-38-4755)
D
PN,N,SA,SAX, SC,D,AE
PN,N,SASAX SC,D,AE D
2017年JAF中部ダートトライアル選手権第1戦 2017年JMRC中部ダートトライアル選手権第1戦
2017年JMRC全国オールスター選抜第1戦 MONZEN M.SPCUP2017
2017年JMRC中部ダートトライアル北陸シリーズ第1戦 門前町観光協会長杯ダートトライアル
M.SC MONZEN (0768-42-2025)
23日
2017年JAF中部ダートトライアル選手権第2戦
2017年JMRC中部ダートトライアル選手権第2戦
2017年JMRC全国オールスター選抜第2戦
2017年JMRC中部ダートトライアル東海シリーズ第1戦
2017 CCSTダートトライアル
D THUNDERS(072-822-3346) 2017年JAF近畿ダートトライアル選手権第1戦
JMRC近畿ダートトライアルチャンピオンシリーズ第1戦
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 近畿 コスモスパーク PN,N,SA,SAX, B,SC,D,AE N,SA,SAX,B, SC
4月 23日
JMRC全国オールスターダートトライアル選抜第1戦
JMRC近畿ダートトライアルジュニアシリーズ第1戦
サンダース ダートトライアル
D AGSC(072-695-8491) 2017年JAF近畿ダートトライアル選手権第2戦
3月 26日 近畿 コスモスパーク PN,N,SA,SAX, B,SC,D,AE
JMRC近畿ダートトライアルチャンピオンシリーズ第2戦
JMRC全国オールスターダートトライアル選抜第2戦
JMRC近畿ダートトライアルジュニアシリーズ第2戦 AGSCハイスピードダートトライアル
オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日
3月 5日
2017年JAF中国ダートトライアル選手権第1戦 2017年JMRC中国ダートトライアルチャンピオンシリーズ
第1戦
2017年JMRC全国オールスター選抜第1戦 クルマスターカップCCNエキサイトダート
4月 9日
2017年JAF中国ダートトライアル選手権第2戦
2017年JMRC中国ダートトライアルチャンピオンシリーズ
第2戦
2017年JMRC全国オールスター選抜第2戦 グラベルスピリット2017
N,SASAXB
SC
選手権地区 開催場所 競技車両 格式
D CCN(0827-84-2900)
中国 テクニックステージタカタ PN,N,SA,SAX, SC,D,AE
中国 テクニックステージタカタ PN,N,SA,SAX, SC,D,AE D RCH(082-962-6692)
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 四国 香川スポーツランド PN,N,SA,SAX, SC,D D CMSC香川、TSURUGI (090-2824-5692)
4月 23日
2017年JAF四国ダートトライアル選手権第1戦
2017年JMRC全国オールスター選抜ダートトライアル第1戦 つるぎアルペントライアル
3月 12日 四国 香川スポーツランド PN,N,SA,SAX, SC,D D TT(0879-52-5413)
2017年JAF四国ダートトライアル選手権第2戦 2017年JMRC全国オールスター選抜ダートトライアル第2戦 2017チーム玉藻アドバントライアル
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 九州 スピードパーク恋の浦 PN,N,SA,SAX, BSC,D,AE D RASCAL(092-621-0664)
2017年JAF九州ダートトライアル選手権第1戦 JMRCオールスター選抜第1戦 RASCALDIRTTRIAL2017
2017年JAF九州ダートトライアル選手権第2戦 JMRCオールスター選抜第2戦
FMSC桜吹雪ダートトライアル2017
2017年JAF九州ダートトライアル選手権第3戦
JMRCオールスター選抜第3戦 CRMCダートトライアル2017
2017年JAF全日本ダートトライアル選手権第2戦 RASCALSPRING TRIALIN KYUSHU 15日〜16日
D FMSC(092-980-7412)
2月 19日 九州 スピードパーク恋の浦 PN,N,SA,SAX, B,SC,D,AE
CRMC(0949-62-0252)
RASCAL、FMSC、RC大分 (092-621-0664)
������������������ OK、FS-�����
本選手権競技会は、一般社団法人日本自動車連盟(以下「J AF」という)の公認のもとにFIA国際モータースポーツ競 技規則/国際カート規則およびその付則に準拠したJAF国内 競技規則/JAF国内カート競技規則およびその付則、����年 (以下「当該年」という。)日本カート選手権規定、本統一規 則、および競技会特別規則に従って開催される。
���������������
���������(略)
���������、�����
��.種目:スプリントレース
����������(略) �������������
��.(略) ��.ドライバーの出場資格:
全日本選手権競技に出場するドライバーは、部門毎に以下 の条件を満たしていること。
ドライバーが出場できる地域および参加部門は何れかの地 域ならびに部門に限定され、シリーズの途中で変更すること はできない。
�)OK部門:
(�)国際�ドライバーライセンス以�の所持者。
(�)国際Cおよび国内Aドライバーライセンス所持者につ いては、下記の何れかの実績を満たす者。
①当該年の前年の全日本選手権のKF部門に出場した実 績ある者。
���の全日本選手権�����KF部門、KF�部門 あるいはKF部門で、年��合��が���以内であっ た者。
�当該年の前年の全日本選手権F�-���部門で、年� �合��が���以内の者。
④JAFによって特に認められた者(海外での実績等)。 �)��)(略)
����(略)
���������、�������������
競技に使用するシャシー、エンジンおよびタイヤは、車両申 ��に登録��のものの�とする。登録できる��は�競技会 につき下記の通りとする。
[公示No2017ーK003]
�し、タイヤについては�レースにつき�セ�トの�使用� 能とする(下表の通り)。公式練習は、登録していないタイヤを 使用することができる。
OK
公式練習
登録していないタイヤを使用する ことができる。
�セット
���ース セカンド チャンスヒート
決勝ヒート
�セット
公式練習
タイムトライアル 予選ヒート
セカンドチャンスヒート
決勝ヒート
FS-���
登録していないタイヤを使用する ことができる。
�セット
���������
��.エンジン
�)OK部門:
「JAF国内カート競技車両規則」および当該年の全日 本選手権OK部門適用車両規定に合致したCIK-FIA またはJAF公認エンジン。
�)(略)
��.(略)
��.封印(マーキング)
封印(マーキング)が外れそう(消えそう)な状態になっ た場合は、事前に技術委員長に申し出ること。
封印(マーキング)に関する故意の違反があった場合には 当該競技会は失格とする。
なお、違反の内容によっては当該年度の選手権の全得点を 無効とする場合がある。
�)OK部門
(�)車検時においてエンジン(エンジン・クランクケース 下部���およびシリン�ー)のマーキングが実�さ れる。
(�)��レースの公式練習開�時�前までは、技術委員長 の承認のもとにエンジンの再登録またはエンジンへの 再マーキングが認められる。
�)(略)
��.(略)
��������
前条で規定する当該エンジンを搭載し、「JAF国内カート 競技車両規則」に合致する��種競技車両で、かつ�の条件を 満たさなければならない。
��.シャシーは、以下の条件を満たすこと。また、車検時にお
いてシャシーにJAF指定の封印が実施される。但し、公式 練習開始時間前までは、技術委員長の承認のもとにシャシー の封印の解除、および再登録、再封印が認められる。
使用するシャシーは、CIK-FIA公認またはJAF公 認を取得している製造者によって製造されたものとする。た だし、フロントブレーキの装着は禁止する。
��.ナンバープレートは前後に必備とする。その取り付け方お よび形�については「JAF国内カート競技車両規則」第� ���.および第���による。側方のナンバーは最�����mと する。なお、前方にはフロントパネルを装着しなければなら ない。
ナンバープレートの色は次の通りとする。
�)OK部門およびF�-���部門で使用するタイヤのディスト リビューションは、特別規則書又は公式通知にて示される時 間帯にオーガナイザーが指定した場所にて、競技会審査委員 ��の�ち会いのもと次の要領で行うものとし、����は 特別規則書又は公式通知に示す。
但し、ウェットタイヤおよび�換タイヤ��は除外する。 (�)OK部門
①ドライバー(またはタイヤ製造 者)は、エントリーの 際に申告した当該競技会で使用する銘柄の未使用ドラ イタイヤ(例:パッケージ済)をオーガナイザーが指 定した場所に預け入れ、受領書を受け取る(ドライバ ーに引き換え証を発行する)。
②オーガナイザーは、同一の銘柄、モデルおよびコンパ ウンド毎にシャッフルを行う。
③オーガナイザーは、提示されたタイヤの両側面にマー キングする。
��.���.(略)
��.排気装置については「JAF国内カート競技車両規則」第 ���による。
OK部門で使用するマフラーは、���に��した単一排気 装置とする。
F�-���部門で使用するマフラーは、当該年の���カ ート選手�F�-���部門�用車両規定に示すものとする。
なお、登録するマフラーの公認書は参加者が用意すること。
��.(略)
��.競技に使用するタイヤは次の��に��したものとする。 OKおよびF�-���部門で使用するタイヤは、�記�)に定 めるディストリビューション制とする。
�)各部門に使用できるタイヤは次の通りとする。
(�)銘柄、�イ�、コンパウンド ●OK部門:
①当該年に有効なCIK-FIA公認タイヤを製造して いる製造者によって製造されたタイヤとし、銘柄は自 由。
②ドライとウエットの銘柄は同一とする。
③タイヤの銘柄は、当該ドライバーが当該年に最初に使 用した銘柄に限定する。
④ドライバーは、予めエントリー申込書に使用するタイ ヤの銘柄を記入する。エントリー受付締め切り後の銘 柄の変更は認められない。エントリー受付締め切り前 の銘柄の変更はオーガナイザーが指定する所定の用紙 にて行うことができる。
例)銘柄とはBridgestone、Dunlop、
Yokohama/Advan等を指す
●F�-���部門:
①JAFによって指定された単一製造者の当該年に有効 なCIK-FIA公認タイヤを製造している国内タイ ヤ製造者のCIK公認タイヤを使用しなければならな い。
・東/西地域:住友ゴム工業株式会社 <ドライ用>CIKオプション<ウエット用>CI
�部門とも、ドライ、ウエット各�セットのみとする。
但し、技術委員長の承認のもとに、各��のみの�換 が認められる。
�)タイヤにはオーガナイザーが指定した�ッケン��を技 術委員によってタイヤの両側面に記入される。
��の��は��mm��の��で�さ��mm��とす る。
④オーガナイザーは、受領書(引換証)と引き換えに当 該ドライバー(またはタイヤ製造者)が預け入れた同 一の銘柄、モデルおよびコンパウンドのタイヤ(両側 面および接地面裏面マーキング済)を手渡す。
⑤タイヤのリムへの取り付けは、各自のパドックで行う こととする。
⑥分配されたタイヤをパドック外へ持ち出すことは認め られない
(�)F�-���部門
「JAF国内カート競技車両規則」第��および第��に従 った、CIK-FIA公認(���������、���������、���������、 ���������)�イドボックス、フロントフェアリング、フロント パネル、リアプロテクションは、ステー等の公認部品を含み必 備とする。
�、�なる銘柄またはモデルの��部品による�つのボディ �ークによる�み���が認められる。但し、�つの�イドボ ックスはセットで共に使用すること。
��.�イドボックスはシャシーに最���所で�固に固定され なければならない。その取り付け方は、「JAF国内カート 競技車両規則」に従うものとする。
��.�ての部門の車両は、����-����のCIK-FIA公認フ ロントフェアリング取付キットの使用が義務付けられる。 ��.(略)
�������
最低重量は次の通りとする。
最低重量を満たすためバラストを積む必要がある時はすべて 固形材料を用いボルト・ナットで取付けなければならない。
�������������
��.OK部門:
競技は�レース制(公式練習・タイムトライアル・第�レ ース予選�ヒート・第�レース決��ヒート�第�レース予 選�ヒート・第�レース決��ヒート)とし、決�ヒートの 結果により最終順位を決定する。
出場台数によっては、予選ヒート終了後セカンドチャンス ヒートを実施する。
����������
��.予選ヒートのグリッドポジション
�)�ースA:
タイムトライアルでグループ分けが無かった場合、各ド ライバーが記録した最速タイムの順番による。
�)�ース�:
タイムトライアルでグループ分け(��)があり、一� の�の最速タイムと別の�の最速タイムの�が����を� えない場合、出走したグループに関わらず、各ドライバー が記録した最速タイムの順番による。
�)�ース�:
タイムトライアルでグループ分け(��)があり、一� の�の最速タイムと別の�の最速タイムの�が����を� える場合、��は���の最速タイム(�合最速タイム) とし、��は���の最速タイム、��は���で�番� に速いタイム、��は���で�番�に速いタイム、�� は���で�番�に速いタイム、以下��に決定する。
�)�ース�:
�にタイムトライアルでのグループ分け(��以上)が あった場合、上記�)および�)の�則に従い、決定する。
�)なお、OK部門においては、夫々の予選ヒートに上記が 適用される。
��.���.(略)
��.予選ヒートの走行距離は次の通りとし、周回数は競技会毎 に示す。
�)OK部門:
����(または��分)以上����(��分)以内。
�)F�����部門:
����(または��分)以上����(��分)以内。
車両保管場所(パルクフェルメ)に移動しない場合には、 黒旗(当該ヒート失格)の対象となる。
(略)
��.(略)
��.�)��)(略)
�)「����」�ードが示される時�で、ピット��は当 該エリアから離れなければならない。F�����部門では、 「����」�ードが示された時�からフォーメーション ラップ開始時までの間であればいつでも、ドライバーはエ ンジンを始動することができる。
「����」�ード提示�は、ピット��による��は 一切認められない。
ただし、OK部門においては、フォーメーションラップ 開始までに�録されたピット����までの��を認める。
�)��) (略)
��.����.(略)
������������������
��.���.(略)
��.工具の持込みおよび工具を用いた修理等は、指定されたエ リア(ピットおよびパドック)を除き、一切禁止される。
��.����.(略)
�����������(略)
���������������
����������
��.���.(略)
<ペナルティの例>
(�)�(��)(略)
��.決勝ヒートの走行距離は次の通りとし、周回数は競技会毎 に示す。
�)OK部門:
����(または��分)以上����(��分)以内。
�)F�����部門:
����(または��分)以上����(��分)以内。
��.青・赤旗の採用
OK部門の決勝ヒートにのみ次の通り適用される。
�)周回�れのドライバーおよび周回�れにな�うとしてい るドライバーに対し、�青・赤旗(��対��で�分)�が 示され、決勝ヒートから除外される。
�)青・赤旗は競技長の指示によりコントロールライン上で 示される。旗の提示を受けたドライバーは、その周回で車 両保管場所(パルクフェルメ)に移動し、ラップされた周 回のコントロールライン通過までで、レースを終了したも
�����������������
FP-��F�-�����
本選手権競技会は、一般社団法人日本自動車連盟(以下「J AF」という)の公認のもとにFIA国際モータースポーツ競 技規則/国際カート規則およびその付則に準拠したJAF国内 競技規則/JAF国内カート競技規則およびその付則、����年 (以下「当該年」という。)日本カート選手権規定、本統一規 則(F���部門は適用しない)、および競技会特別規則に従っ
(��)公���およびタイムトライアルを除き、�ェッカー� フィニッシュラインを通過したカートのフロントフェアリ ングが正しい装着状態でなかった場合
⇒タイムに�����
(��)フロントフェアリング装着に関する�正行�
⇒レース失格
����������
��.���.(略)
��.「JAF国内競技規則」�����に従ってなされた���の �定、�時装�および���定��、����(��)および(��) により課されたペナルティに対する抗議は認められない。
�.(略) 以下(略)
て開催される。
[公示No2017ーK004]
地方選手権競技に出場するドライバーは、部門毎に以下の 条件の何れかを満たしていること。
なお、�つの競技会における�一ドライバーの��できる 部門は、�部門のみとする。
�)国内�ドライバーライセンス以上の所持者。
�)ジュニアA�たはジュニア国際ドライバーライセンス所 持者(満���以上�たは当該年に満���になる 者)で、下 記の何れかの条件を満たす者。
(�)当該年の前年のジュニア選手権競技会に出場した実績 のある者。
(�)���込��において過���か�以内にクロー�ド格 式以上の競技に��以上出場した実績(ライセンス取 得後の実績)のある者。
�)地域シリー�として開催されるFP-�部門は、国内� ドライバーライセンス以上の所持者とする。
�����������(略) ��������������������
���������
�.エンジン
�)FP-�部門:
「JAF国内カート競技車両規則」および当該年の地方 選手権FP-�部門�用車両規定に合�したピストンバル ブ方式のJAF公認エンジンとし、下記開催場所別にJA Fが指定したワンメイクエンジンとする。
・東/西地域:ヤ��K�����EC、
ヤ��K������
�)F�-���部門:
「JAF国内カート競技車両規則」および当該年の地方 選手権F�-���部門車両規定に合�したJAF�たはC IK-FIAに登録されたエンジンとし、下記開催場所別 にJAFが指定したワンメイクエンジンとする。
・東/西地域:IAME PARILLA ���
�.��.(略)
��������
(略)
�.��.(略)
��.競技に使用するタイヤは�の条件に合�したものとする。
JAFによって指定された単一製造者のJAF指定タイヤ を使用しなければならない。
�FP-�部門:
・東/西地域:株式会社ブリヂストン <ドライ用>��L <�エット用>�L�� �F�-���部門:
・東/西地域:住友ゴム工業株式会社 <ドライ用>�L� <�エット用>�L�� (略)
�����������
「JAF国内カート競技車両規則」��条に従った�イド� ックス、フロントフェアリング、フロントパネルを必備とする。 「JAF国内カート競技車両規則」��条�.および��条に 従った、CIK-FIA公認(���������、���������、���������、 ���������)�イド�ックス、フロントフェアリング、フロント パネル、リアプロテクションは、ステー等の公認部品を含み必 備とする。
�、�なる���たはモ�ルの��部品による�つの��ィ ワークによる�み合��が認められる。�し、�つの�イド� ックスはセットで共に使用すること。
�.�イド�ックスはシ�シーに����所で��に�定され なければならない。その取り付け方は、「JAF国内カート 競技車両規則」に従うものとする。
�.FP-�部門の車両は、CIK-FIA公認フロントフェ アリングの取付け方式が義務付けられる。
�.F�-���部門の車両は、����-����のCIK-FIA公 認フロントフェアリング取付キットの使用が義務付けられる。 �.リアプロテクションの取り付け方については「JAF国内 カート競技車両規則」��条による。
�.��.(略)
�.工具の持込みおよび工具を用いた修理等は、指定されたエ リア(ピットおよびパドック)を除き、一切禁止される。 �.���.(略)
�����������(略) ���������������
���������� �.��.(略) <ペナルティの例> (�)�(��)(略)
(��)公式��およびタイムトライアルを除き、�ェッカー後 フィニッシュラインを通過したカートのフロントフェアリ ングが正しい装着状態でなかった場合 ⇒タイムに�����
(��)フロントフェアリング装着に�する�正�� ⇒レース失格
�.��.(略)
�.「JAF国内競技規則」��-��に従ってなされた���の �定、��装�および���定��、���条(��)および(��) により課されたペナルティに対する抗議は認められない。 �.(略)
[公示No2017ーK005]
�������������������
FP-Jr、FP-JrCadets部門
本選手権競技会は、一般社団法人日本自動車連盟(以下「J AF」という)の公認のもとにFIA国際モータースポーツ競
技規則/国際カート規則およびその付則に準拠したJAF国内 競技規則/JAF国内カート競技規則およびその付則、����年 (以下「当該年」という。)日本カート選手権規定、本統一規 則、および競技会特別規則に従って開催される。
2017年ジュニアカート選手権統一規則
(略)
��.���.(略)
���.競技に使用するタイヤは次の条件に合致したものとする。
FP-Jr部門およびFP-JrCadets部門で使用す るタイヤは、下��)に定める�ィストリ�ューション�と する。
�)�部門に使用できるタイヤは、JAFによって指定され た単一製造者のJAF指定タイヤとし、次の通りとする。
●FP-Jr部門:
・東/西地域:ブリヂストン株式会社
<ドライ用>��� <�エット用>����
●FP-JrCadets部門:
・東/西地域:横浜ゴム株式会社
<ドライ用>��J <�エット用>���� (略)
���.����.(略)
�����������
��.FP-Jr部門:
「JAF国内カート競技車両規則」��条に従った、C� �-F�A公認(���������、���������、���������、�����
����)�イドボックス、フロントフェアリング、フロントパ ネル、リアプロテクションは、ステー等の公認部品を含み必 備とする。
尚、�なる���たは��ルの��部品による�つのボ� ィ�ークによる�み合��が認められる。�し、�つの�イ ドボックスはセットで共に使用すること。 ��.FP-JrCadets部門:
「JAF国内カート競技車両規則」��条に従った�イド ボックス、フロントフェアリング、フロントパネルを必備と し、かつ����条に従いJAFに申請されたものでなければ ならない。
尚、�なる���たは��ルの��部品による�つのボ� ィ�ークによる�み合��が認められる。�し、�つの�イ ドボックスはセットで共に使用すること。 �た、���条に従ったリアプロテクションを必備とする。
��.�イドボックスはシ�シーに�����で��に�定され なければならない。その取り付け方は、「JAF国内カート 競技車両規則」に従うものとする。
��.�ての部門の車両は、����-����のC��-F�A公認フ ロントフェアリング取付キットの使用が義務付けられる。
��.リアプロテクションの取り付け方については「JAF国内 カート競技車両規則」��条による。
������������������
��.���.(略)
��.工具の持込みおよび工具を用いた修理等は、指定されたエ リア(ピットおよびパドック)を除き、一切禁止される。
��.����.(略)
������������(略)
����������
��.���.(略)
<ペナルティの例>
(�)�(��)(略)
(��)公式��およびタイムトライアルを除き、�ェッカー� フィニッシュラインを通過したカートのフロントフェアリ ングが正しい装着状態でなかった場合
⇒タイムに�����
(��)フロントフェアリング装着に関する�正行�
⇒レース失格
����������
��.���.(略) ��.「JAF国内競技規則」��-��に従ってなされた���の �定、��装�および���定��、���条(��)および(��) により課されたペナルティに対する抗議は認められない。
����������
��������������������
ライセンスの種別により次の通り発給年齢を区分する。
ライセンスの発給申請を行う際には、年齢(生年月日)を 証明できる公的機関が発行する書類を提示すること。
��.�ュニアBライセンスは、���(���の�生日を��る
��年)から�����の者に発給する。
��.�ュニアAライセンスは、���(���の�生日を��る
[公示No2017ーK006]
��年)から������の者に発給する。
��.�ュニア国際ライセンスは、���(���の�生日を�� る��年)から�����の者に発給する。
��.カート国際 A、B、Cライセンスおよびカート国内A、 Bライセンスは、���(���の�生日を��る��年)以 上の者に発給する。
��������(略)
�����ラス�����
銘柄 クラス
製造者
㈱ブリヂストン ・SL07 (ドライ)
住友ゴム工業㈱ ・SL6 (ドライ)
住友ゴム工業㈱ ・SL9 (ドライ)
・AAE(SL07)(ドライ)
横浜ゴム㈱
銘柄 クラス
・SL83 (ドライ)
・SLFD (ドライ)
[公示No2017ーK007]
製造者
住友ゴム工業㈱
㈱ブリヂストン
横浜ゴム㈱
住友ゴム工業㈱
FA-2
ReifenwerkHeidenauGmbH&CoKG (MOJO)D2(ドライ)
・SL03 (ウエット)
SL94 (ウエット)
横浜ゴム㈱
㈱ブリヂストン
ReifenwerkHeidenauGmbH&CoKG ・(MOJO)W2(ウエット)
SLW2 (ウエット)
・SL07 (ドライ)
住友ゴム工業㈱
㈱ブリヂストン
住友ゴム工業㈱ ・SL6 (ドライ)
住友ゴム工業㈱ SL9 (ドライ)
・AAE(SL07)(ドライ)
横浜ゴム㈱
FP-Jr Cadets
SLJ (ドライ)
・AAJ(SLJ) (ドライ)
(MOJO)D2(ドライ)
・SL03 (ウエット)
SL94 (ウエット)
・SL98 (ドライ&ウエット)
・(MOJO)W2(ウエット)
住友ゴム工業㈱
横浜ゴム㈱
ReifenwerkHeidenauGmbH&CoKG
横浜ゴム㈱
㈱ブリヂストン
住友ゴム工業㈱
ReifenwerkHeidenauGmbH&CoKG
住友ゴム工業㈱ SLW2 (ウエット)
・SL07 (ドライ)
㈱ブリヂストン
FR-2
ReifenwerkHeidenauGmbH&CoKG (MOJO)D2(ドライ)
・SL03 (ウエット)
横浜ゴム㈱
㈱ブリヂストン SL94 (ウエット)
・(MOJO)W2(ウエット)
・SLW2 (ウエット)
・SL07 (ドライ)
ReifenwerkHeidenauGmbH&CoKG
住友ゴム工業㈱
㈱ブリヂストン
住友ゴム工業㈱ ・SL9 (ドライ)
住友ゴム工業㈱
FP-2
住友ゴム工業㈱ SL6 (ドライ)
・SL9 (ドライ)
住友ゴム工業㈱
住友ゴム工業㈱ SLFD (ドライ)
・AAE(SL07)(ドライ)
・(MOJO)D2(ドライ)
・SL03 (ウエット)
・SL94 (ウエット)
横浜ゴム㈱
ReifenwerkHeidenauGmbH&CoKG
横浜ゴム㈱
㈱ブリヂストン
ReifenwerkHeidenauGmbH&CoKG (MOJO)W2(ウエット)
FP-Jr
・SL83 (ドライ)
・SLFD (ドライ)
㈱ブリヂストン
横浜ゴム㈱
住友ゴム工業㈱
住友ゴム工業㈱ SLJ (ドライ)
・AAE(SL07)(ドライ)
・(MOJO)D2(ドライ)
SL94 (ウエット)
・SL03 (ウエット)
横浜ゴム㈱
ReifenwerkHeidenauGmbH&CoKG
㈱ブリヂストン
横浜ゴム㈱
ReifenwerkHeidenauGmbH&CoKG (MOJO)W2(ウエット)
・SLW2 (ウエット)
YNC (ドライ)
・YNL (ドライ)
住友ゴム工業㈱
㈱ブリヂストン
㈱ブリヂストン
FP-3
・SLW2 (ウエット)
YNC (ドライ)
住友ゴム工業㈱
㈱ブリヂストン
㈱ブリヂストン ・YNL (ドライ)
SL07 (ドライ)
・SL6 (ドライ)
・SL9 (ドライ)
㈱ブリヂストン
住友ゴム工業㈱
住友ゴム工業㈱
住友ゴム工業㈱
・SL83 (ドライ) ㈱ブリヂストン
横浜ゴム㈱
FS-125
・YNC (ドライ)
㈱ブリヂストン
・SLFD (ドライ)
住友ゴム工業㈱
横浜ゴム㈱ AAE(SL07)(ドライ)
・(MOJO)D2(ドライ)
・SL03 (ウエット)
・SL94 (ウエット)
・SL98 (ドライ&ウエット)
ReifenwerkHeidenauGmbH&CoKG
横浜ゴム㈱
㈱ブリヂストン
住友ゴム工業㈱
ReifenwerkHeidenauGmbH&CoKG (MOJO)W2(ウエット)
・SLW2 (ウエット)
住友ゴム工業㈱
㈱ブリヂストン YNC (ドライ)
・YNL (ドライ)
㈱ブリヂストン
ReifenwerkHeidenauGmbH
オーガナイザーは、競技会のクラス毎に製造者を限定し、競技会特別規則書に記載して下さい。
����年�����日��の���ー�ース�ー���会��定さ �た����年�����選手権カレンダーの��を��、全日本
カート選手権、ジュニアカート選手権カレンダー(公示No.���� -K����に�いて、��日��一部変更���ましたの��� らせいたします。
・変更箇所
2017年全日本カート選手権カレンダー/
2017年ジュニアカート選手権カレンダー
・・・2017年全日本カート選手権OK部門 第9/10戦
2017年全日本カート選手権FS-125部門 東西統一競技会
2017年ジュニアカート選手権FP-Jr部門 東西統一競技会
2017年ジュニアカート選手権FP-JrCadets部門 東西統一 競技会
��日�の変更�����日��日 → �����日���日
一部変更について
2017HARUNACUPKARTRACERd1 2月
2017年鈴鹿選手権シリーズ カートレース第1戦
KARTRACEIN SUZUKA
HMSL(0279-54-8199)
SMSC(059-378-3405)
格式A−国際/B−準国際/C−国内/D−準国内/E−制限付 ●太字は全日本選手権、世界選手権、国際競技及びそれに準ずる競技会・下線付き細字は地方選手権 ●このカレンダーは12月16日までに本部にて受付したものです。
FS-125 FS-125 D
FS-125 KZリブレ D E
鈴鹿サーキット国際南コース
4日 〜5日
12日
12日
18日
2017WAKO'SスーパーカートVICIC地方選手権 岡山国際サーキットシリーズ第1戦
2017年CarXS本庄カートシリーズ第1戦
2017APG CHALLENGE第1戦
2017WAKO'SスーパーカートVICIC地方選手権 筑波サーキットシリーズ第1戦
VICIC(0465-83-4703)
SPH(0495-72-9611)
APG(0550-88-8246)
VICIC(0465-83-4703)
FC-2リブレ FC-2リブレ D D
D D D
OK
FS-125
FP-Jr,FP-JrCadets
FS-125 KZリブレ D E
FC-2リブレ FC-2リブレ D D
本庄サーキット
オートパラダイス御殿場 小山町大御神サーキット
筑波サーキット
26日
4月 2日
2017年全日本カート選手権FS-125部門西地域第
1戦
2017年地方カート選手権FP-3部門/FS-125部門 西地域第1戦
2017年ジュニアカート選手権FP-Jr部門/FPJrCadets部門西地域第1戦
2017もてぎカートレース第1戦
2017TOYOTASLカートミーティング SUGOカートレースシリーズ第1戦
2017ROTAXMAXCHALLENGESERIESRd1 2日
22日
2017年全日本カート選手権OK部門第1・2戦
2017年全日本カート選手権FS-125部門東地域第
1戦
2017年地方カート選手権FP-3部門/FS-125部門 東地域第1戦
2017年ジュニアカート選手権FP-Jr部門/FPJrCadets部門東地域第1戦
BSL(077-598-2888)
㈱モビリティランド (0285-64-0200)
C D D
FS-125
FP-3,FS-125 FP-Jr,FP-JrCadets
琵琶湖スポーツランド
25日 〜26日 ツインリンクもてぎ北ショ トコース
FS-125 D
FS-125 E SSC(0224-83-3116)
22日 〜23日
29日
〜30日
30日
2017WAKO'SスーパーカートVICIC地方選手権 岡山国際サーキットシリーズ第2戦
2017年鈴鹿選手権シリーズ カートレース第2戦
KARTRACEIN SUZUKA
2017もてぎカートレース第2戦
2017年CarXS本庄カートシリーズ第2戦 30日
1月に開催される競技会はありません。
FS-125 D E フェスティカサーキット (0282-25-1500)
SSC(0224-83-3116)
FS-125
VICIC(0465-83-4703)
SMSC(059-378-3405)
㈱モビリティランド
(0285-64-0200)
SPH(0495-72-9611)
C C D D
FS-125
FP-3,FS-125
FP-Jr,FP-JrCadets
FC-2リブレ FC-2リブレ D D
FS-125 KZリブレ D E
FS-125 D
FS-125 D D
岡山国際サーキット
鈴鹿サーキット国際南コース
ツインリンクもてぎ北ショ トコース
本庄サーキット OK
第 7 戦・第 8 戦
[JAF 公認 No.2016-0027]
開催日:12 月2~4日 開催場所:富士スピードウェイ
格式: 国際 主催:
No. 公認 13003]、FISCO-C[クラブ登録 No. 公認 13008] フォト/野澤廣幸 レポート/はた☆なおゆき
回めの開催となるアジアン・ル・マン・ シリーズの日本ラウンド、「4H of FUJI」 が2016年12月2~4日に、富士スピー ドウェイで行われた。
4
初年度のみスーパーGTのGT300車両も参加 可能で10台を加え、20台とそれなりに賑わいを見 せたものの、過去2年間は9台、13台と明らかに盛 り上がりを欠いていたこのレース。だが、近年の アジアにおけるモータースポーツ熱の上昇、さら にシリーズ運営を直接ACO(フランス西部自動車 クラブ)が行なうようになり、必ずしもアジアのド ライバーを含めずとも、欧米のチームでも参加で きるようにした結果、一気にエントリーが27台に 増加。日本人ドライバーも13名が参加した。
予選はLMP2とLMP3、GTとGT Cupに分か れるものの、15分間の一発勝負で、ドライバー1人 がアタックを担当。ポールポジションを獲得した のはAlgarve Pro Racing。GT500のテスト経験 を持つAndrea PIZZITOLA選手が1分32秒 646を記し、「このコースは大好きなんだ。最後の 周にトラフィックに巻き込まれず、最高の走りがで
1.Team AAI の 91 号車
GT3 が GT クラス 2 位に入賞。2.LMP2 クラス 3 位には Algarve Pro Racing の 25 号車が入賞。3.4.GT クラスは DH Racing の 5 号車、Stephane/Michele/Mattieu 組の Ferrari 488 GT3 が総合でも 5 位に入る活躍を見せて優勝した。
5.GT クラスは Team BBT が 2 位に入り、Ferrari 488 GT3 が 1-2。6. 総合 &LMP2 クラス 2 位には Nissan エンジンを積む Jackie Chan DC Racing の 35 号車が入った。
きた。本当に嬉しいよ」と上機嫌。
LMP3クラスのトップはTockwith Motorspor tsで総合5番手、GTクラスのトップはTeam BBT で総合11番手、そしてGT Cupクラスは日本から 孤軍奮闘のTKSが27番手となった。ちなみに、 TKSの車両は青木琢磨選手が走行することもあっ て、ハンドドライブ装置が備えられている。
決勝スタートの後、1コーナーにトップで飛び込 んだのは、Jackie Chan DC RacingのHo-Pin
総合&LMP2クラス優勝の2冠達成のRace Performanceチーム、Giorgio/Struan/Fa bian組のOreca 03R Judd。
TUNG選手。その直後のヘアピンでクラッシュが あり、いきなりセーフティカーが入る波乱の幕開け に。SCランは8周、約20分間にも渡った。そのま ま逃げ続けたTUNG選手は、約20秒のリードを 築くも、再びクラッシュがあり、31周めからSCが。 間も無く1時間経過というタイミングとあって、 ほぼ全車がピットイン。39周めからのバトル再開 後、Jackie Chan DC Racingはせっかくのリード を失ったばかりか、交代したThomas
選手のペースが今ひとつ。Race Performanceの Fabien SCHILLER選手の急接近を許し、45周め にはトップを明け渡してしまう。
その後はドライバー交代のたび、トップを入れ 替え合っていた両チームだが、残り1時間を切る 頃にはRace Performanceのトップが盤石に。 最後は全車を周回遅れとし、日本でのF3経験も 持つSturuan MOORE選手が、トップでチェッカ ーを受けた。
「Giorgio(MAGGI)がいいスタートを切ってくれて、 Fabienがトップに立ったばかりか、リードも広げて くれたから、僕はコースに留まることだけを注意すれ ば良かったよ」とMOORE選手。一方、4台が出場 したLMP2クラスに続く、総合5位を獲得したのは GTクラスのDH Racing。続く総合6位が、LMP3 クラス優勝のTockwith Motorsportsだった。
日本人ドライバーの最上位は、VS Racingのケ イ・コッツォリーノ選手と関口雄飛選手で、総合 では10位、GTクラスで4位。唯一、表彰台に上 がったJackie Chan DC Racingの吉田広樹選 手はLMP3クラス3位。
「連続で2時間15分も走って大変でしたが、僕の 乗った後にギヤが壊れて、他の二人は4速だけで 走っていたので、この結果には満足しています」と 吉田選手。また、青木選手と佐野新世選手、斎藤 重登選手を擁したTKSは完走を果たし、GT Cup クラスの優勝を飾った。
併催されたのはロータスカップジャパン、スー パーカート、FCR-F、そしてインタープロトシリー
ズ。ロータスカップジャパンは加藤寛規選手がポ ールポジションを奪うも、前回のレースですでに チャンピオンを決めている長谷川憲幸選手が、わ ずかコンマ2秒差で続く。決勝でも長谷川選手は、 加藤選手に食らいついて離れない。
その後方で激しく競われていたのは、3番手の座 だ。スタートでひとつ順位を上げた滑川真央選手 と荒田良浩選手、大澤明仁選手が一線で並ぶ。だ が、3周めに5番手に退いた滑川選手は、その後も 一台にかわされてしまう。一方、トップ争いも8周 めには「最後はタイヤもタレたし、自分もミスして 離れてしまった」長谷川選手ながら、加藤選手は賞
典外のため、4勝めを挙げることとなった。
「最低限の目標が加藤選手に着いていくこと。勝 ちたかったから、すごく悔しいです。プロを相手に いつかは勝ちたいので、またチャレンジします」と 長谷川選手。混走のクラス2では川端聖史選手、 クラス3では秋葉有一選手が優勝を飾っている。
旧F4規定で争われるFCR-Fは里見乃亜選手が ポール・トウ・ウィンで3戦2勝とし、チャンピオ ンを獲得。そして、インタープロトシリーズのプロ フェッショナルクラスでは、平手晃平選手とロニ ー・クインタレッリ選手が優勝を分け合い、中山 雄一選手がチャンピオンに輝いた。
7.8.LMP3 クラスは総合 6 位でゴールした Tockwith Motorsports、Nigel/Phil 組の Ligier JSP3 が 優勝。9. 同クラス 2 位には ARC Bratislava チームの 4 号車が入賞。10.11.GT CUP クラスは青木 琢磨選手がチーム一員としてドライブした TKS チームの Porsche 911 GT3Cup が優勝。12. 吉田 広樹選手がドライブした Jackie Chan DC Racing の 1 号車が LMP3 クラスの 3 位に入った。 13.
14.Lotus クラス 2 優勝の川端聖史選手。15.CCS-R Pro クラスで連勝を飾った脇坂薫一選手。16.FCR-F クラスは里見乃亜選 手がポール・トウ・ウィンでチャンピオン獲得。17.SK1 クラス優勝の岡島秀章選手。18.SK1 クラス上位入賞の 3 選手。19.Lotus クラス 1 優勝の長谷川憲幸選手。 20.IP Gen クラスで連勝の渡邊久和選手。21.IP Pro クラス第 7 戦で優勝の平手晃平選手。22.IP EX クラス第 7 戦で優勝の長谷川伸司選手。23.24.CCS-R Gen ク ラス第 8 戦優勝の卜部治久選手(24.)と表彰台獲得の 3 選手。25. ロニー・クインタレッリ選手は IP Pro クラス第 8 戦で優勝。26. 伊藤正浩選手は SK2 クラスで優 勝。27.FLYING RAT 選手は IP EX クラス第 8 戦で優勝。28. 秋葉有一選手は Lotus クラス 3 で優勝。
決勝日は雨が降っては止む不安定なコンディシ ョン。きまぐれな天候がレースの展開も左右す ることに。写真はスーパーFJのファイナル。
[JAF 公認 No.2016-1026]
開催日:11月27日 開催場所: ツインリンクもてぎ
格式: 準国内 主催: ㈱モビリティランド[団体登録 No. 公認 24001]、M.O.S.C[クラブ登録 No. 公認 09001] フォト/野澤廣幸 レポート/JAF スポーツ編集部
末の恒例イベント、「スーパーFJ&F4 日本一決定戦」が、2016年11月27日に ツインリンクもてぎで開催された。
今回のレースウィーク、木曜日は季節外れの降 雪で走行できなかったが、金曜日と土曜日はドラ イコンディションでの練習が可能に。しかし本戦 が行われる日曜日は、終日ウェットコンディション
と目まぐるしく天候が変わったため、遠征組には厳 しい戦いが強いられると思われた。
しかし、スーパーFJの予選ではAグループでは 浦田裕喜選手、Bグループでは鈴木智之選手と、 ともに鈴鹿をホームコースとするドライバーがトッ プに。「昨日まであまり調子良くなかったんですが、 雨で流れを取り戻せたようです」と浦田選手が語れ ば、鈴木選手も「先週、雨の鈴鹿を走っていたの が良かったのかもしれません」と、実はともに恵み の雨となっていたのだ。逆に、もてぎ勢ではチャ ンピオンの伊藤鷹志選手がAグループの5番手、 ランキング2位の鶴賀義幸選手がBグループの3 番手に甘んじていた。
だが、第1レグのAグループでは、ポールの浦
田選手がスタートに出遅れ、岡山チャンピオンの 兒島弘訓選手に抜かれたばかりか、2周めの4コー ナーでスピンし、大きく順位を落としてしまう。こ れで一時は独走ムードもあった兒島選手だったが、 中盤になって迫ってきたのが、予選4番手の角田 裕毅選手。
ファステストラップ連発の後、兒島選手を5周 めの1コーナーでアウトからかわして、トップに立 つと、最後は4秒差でゴールする。「やっと予定通 りになりました。予選は内圧調整に失敗したので、 今度はしっかり合わせられたのが良かったんだと 思います」と角田選手。兒島選手に続く3位は、最 終ラップに伊藤選手を抜いていた山内飛侑選手が 獲得した。
1.2. スーパーFJ を制した角田裕毅選手。10 月の F1 日本 GP の前座として 行われたドリームカップレースに続いてビッグレースを制した。
S-FJ/3. 表彰。左から 2 位山内 飛侑、優勝角田裕毅、3 位名取 鉄平の 3 選手。4.PP スタートの 名取選手だったが、3 位という結 果に甘んじた。5. もてぎチャン ピオンということで優勝候補の 一人に上げられた伊藤鷹志選手 だったが、6 位にとどまった。
6. 怒涛の追い上げを見せた浦田 裕喜選手は 5 位までジャンプア ップ。7. 遠征組の大原佳祐選手 は 4 位に食い込んだ。8. 予選は PP を奪った鈴木智之選手は 7 位 でフィニッシュ。9. 九州のベテ ラン吉田宣弘選手は 8 位に入っ た。10. 元全日本カートチャンプ の山内飛侑選手は現役全日本カ ーター達に割って入る 2 位入賞。
Bグループではポールの鈴木選手が好スタート を切って、1周めを終えた時点で1秒3の差をつけ るも、スタートに出遅れていた予選2番手の名取 鉄平選手が、2周めには真後ろに。その勢いで3周 めの130Rで逆転に成功。そのまま逃げ切りを果 たした。一方、鈴木選手は最終ラップで大原佳祐 選手の逆転を許し、3位でゴール。これに鶴賀選手 が続いた。なお、フィニッシュタイムはBグループ の方が優っていたため、続くファイナルのポール ポジションは、名取選手が獲得する。
「予選では悔しい思いをしましたが、第1レグは思 っていた通りの展開にできました。裕毅とはカート でも一緒なら、スクールでも一緒。お互い手の内 は知り尽くしているので、いいレースができると思 います」と名取選手が語る通りに、フロントローに はともに全日本カート選手権KFクラスを戦った、 16歳の新鋭二人が並ぶこととなった。
注目のファイナルでは角田選手がトップで1コー ナーに飛び込み、名取選手を従えると、そのまま リードを広げ続ける。一方、2列めでは大原選手が 好スタートを切ったのとは対照的に、兒島選手が 出遅れ、さらに3コーナーで接触も。これで大きく 順位を落としてしまう。そして、大原選手も2周め に山内選手の逆転を許す。
その勢いで、山内選手は名取選手も迫っていく が、しっかりガードを固められてしまう。しかし、 「第1レグで僕のBグループの方が、少し路面状態 が良かったせいで、タイヤを使いすぎたかもしれ
ませんね」と後で振り返った名取選手は、7周めに3 番手へと後退する。その時点で山内選手に8秒も の差をつけていた角田選手は、ラスト2周でペー スを押さえる余裕さえ見せて、難なく逃げ切りを 果たし、S-FJ日本一の座に就くこととなった。 「イン側グリッドからのスタートだったので、水も 多く、少し不安もありましたが、トップに立ったか らには早く逃げようとプッシュしました。大きく差 F4の予選では、東西両シリーズのチャンピオン、 大湯都史樹選手が貫禄のポールポジションを奪い、 2番手の一條拳吾選手に1秒7もの差をつける。
がついてからは、ブレーキングで新たに試せたこ ともあったので、今後に繋がるいいレースになっ たと思います」と角田選手。
これに山内選手、名取選手、大原選手と続き、5 位でフィニッシュしたのは、なんと20番手スター トの浦田選手だった。そして伊藤選手が6位でフ ィニッシュ。もてぎの全勝チャンピオンだっただけ に、最も悔しそうな表情を見せていた。
てフィニッシュ。3位は飛田選手、4位は一條選手 となった。
セミファイナルでも大湯選手はスタートを決めて、 トップで1コーナーに飛び込み、2コーナーでは一 條選手と予選3番手の飛田陽宏選手の接触があっ たことから、オープニングの1周だけで7秒もの差 をつけていた。
その混乱を巧みに回避し、予選8番手から一気 に2番手まで上がってきたのが柴田隆之介選手だ。 しかし一人逃げる大湯選手とは対照的に、柴田選 手には金井亮忠選手や飛田選手がピタリと着いて 激しいバトルが繰り広げられる。ブレーキ不調を 来したこともあり、4周めには5番手にまで柴田選 手は後退する。その後、上位には順位の変動はな く、大湯選手は金井選手に27秒もの大差をつけ
ファイナルの直前には天候も回復し、ようやく スリックタイヤが装着されるが、グリッドについて 間も無く雨が再び降ってきたから堪らない。やむ なく全車が再びレインタイヤに履き直すことに。ス タートを決めた大湯選手は、変化する路面状態に 序盤こそ探りながらの走りだったが、中盤からは
F4
/11.12.2 週間前に同じもてぎで行われた FIA-F4 では王座を逃 した大湯選手だが、JAF-F4 では、前年同じマシンを駆った牧野任 祐選手に肩を並べる見事な成績で一年を締め括った。13. 東日本 の F4 を代表する一人、金井亮忠選手は 2 番手に甘んじた。14.4 輪 テビューレースが F4 という大型新人、一條拳吾選手は表彰台ゲ ットの快挙達成。15. 柴田隆之介選手は 5 位に入った。16. 順位を ひとつ落とした飛田陽宏選手は 4 位でチェッカー。17. 総合 6 位で ゴールの里見乃亜選手が H クラスで優勝を飾った。
一気にスパートをかけて、2番手の金井選手を引き 離していった。
その金井選手に続いていたのは加藤智選手で、 スタートで3ポジションアップに成功。徐々に差を
18.FIT1.5 チャレンジカップ GE8 クラス表彰獲得の 2 位松永大祐、1 位江原聖洋、3 位イノウエコ ウイチ、の 3 選手。19.JAF 地方選手権のかかる FIT1.5 チャレンジカップ最終戦はもてぎスペシャ リストの福田秀明選手が優勝。20.3 位入賞の太田 侑弥選手。21. 海老澤紳一選手は 2 位に入り、シリ ーズ 3 勝めをマーク。22. 左から 2 位海老澤、優勝 福田、3 位太田の 3 選手。
詰めていったものの、7周めのビクトリーコーナー でスピンし、大きく順位を落としてしまう。これで 金井選手も単独走行となり、一條選手が3番手に 浮上する。その間にも難なく逃げ切りを果たした 大湯選手は「できれば ドライ路面か、ある いはスリックでも行け るぐらいで走りたかっ たですね。そういうコ ンディション、すごく 得意なので(笑)。途中
までは大事に行って、後半になってもう大丈夫と、 プッシュしました。
今年はチャンピオンを取れたこと以上に、シー ズン途中からはセットの出し方などを学べたので、 自分でもすごく成長できた一年間だったと思いま す」と2016シーズンを振り返ってくれた。 「これが現状ベスト」と語る金井選手が2位で、3 位の一條選手は、今回が4輪初レース。またHパ ターンミッション装着車両を対象とするHクラスで は、里見乃亜選手が総合でも6位に入って、優勝 を果たすこととなった。
In 舞洲 2016 初めてのオートテスト大会
[JAF 公認 No.2016-3129]
開催日:12 月18 日 開催場所:舞洲スポーツアイラ ンド 格式:地方
主催:Tj[クラブ登録 No. 加盟 27056]
フォト/中島正義 レポート/JAF スポーツ編集部
全国各地で開催が広がっているJAF新 種競技オートテスト。これまでの大 会はクローズド競技会として開催さ れていたが、去る12月18日に競技ライセンス所 持者を対象とした日本初の地方格式オートテス トが舞洲スポーツアイランドで開催された。
「舞洲ではすでに複数回のオートテストが開催 されていますが、今回は日本初を狙って地方格 式の大会を開催しました。クローズドクラスを 併設していますが、コースは同じレイアウトを走
ります」とは主催・ちーむ時間割の橋本道彦氏だ。 オートテストは競技を知らない層を主な対象 としているが、実は現役の競技参加者達からも 「意外に面白い」という声が挙がっている。また 「ライセンスを切らずに持っているが、気軽に出 られる大会がない」という競技リタイア層の復活 の場としても注目されつつある。そのため、今 回の試みは現状のニーズに近いものと言えるた め、今後どのようなポジションを確立していくか 見守っていきたい大会となった。
スタート直後に後退のガレージとパイロンスラロームを経て、後 退のラインまたぎを通過。1本パイロンの 270 度ターン後に規制 パイロンをよけてゴールする構成だ。今回のハイライトは中盤に 現れるラインまたぎ。この S 字を描いて後退するセクションは、 競技経験者でも一筋縄では行かなかったため、競技ライセンス 所持者にとっても、挑み甲斐のある設定だったと言えるだろう。
ウイメン・イン・モー タースポーツの井原慶 子氏も愛車の BMW i3 でデモ走行。表彰式で はプレゼンターを務め てくれた。
今回のカギはスタート直後の後退 ガレージと後退のラインまたぎ。
今回は初開催ということで事前申 し込みだけだったが、エントリー 43 台を数えた。写真は AT 車、CVT 車対象の C1クラス表彰。優勝は フィットを駆る坂西聖二選手(中
央)、2 位はアルファMito を駆る池 田雅人選手、 3 位はフィットで舞洲 初体験だった、ちまき選手。
MT 車を対象とした C2 クラス14 台 の頂点に立ったのは中部のベテラ ン「妖怪 J 清本」選手。今回は後進 の育成のため初心者を連れて参 加した。「自分はそろそろ身を引く 時期なので、競技の楽しさを知っ てもらうための活動をしてます。 その舞台としては最適ですよね」。
24 台の参加が集まったクローズド クラス。優勝はドリフト仕様風味 のマークⅡを駆る廣地凌太さん。 トヨタ神戸自動車大学校の職員 で、今回は学生を連れてエントリ ーした。「オートテストは初めてで したが、見た目よりも、意外に奥 が深くて楽しかったです」。
実況アナウンスは全日 本ジムカーナの小林キ ュウテン選手が担当。 鈴鹿サーキットでおな じみの花崎阿弓さんも 登場した。
平成28年度『交通安全フェスタinきみつ』オートテスト 開催日:12月10日 開催場所:君津市民文化ホール駐車場
優勝は綿引康男さん、 2 位は 塚越重則さん、3 位は中野 研一さんが表彰された。10 位上條徹郎さん、15 位渡邊 啓磨さん、20 位齋藤崇さん、 25 位櫻澤秀樹さん、30 位桑 田法彰さん、35 位佐藤亮一 さんには飛び賞が贈られた。
写真は優勝した綿引康男さ ん。サーキットトライアルな ども経験しており、程よく 車高の下がったデミオで丁 寧な走りを披露。ジムカー ナでも通用しそうな正確さ で第 1ヒート、第 2ヒート共 に最少減点でゴールした。
全日本ジムカ ーナを戦う河 本晃一選手が インストラクタ ーを担当。
実況アナは全 日本ジムカー ナを戦う大原 史行選手。講 師も担当した。
千葉県警音楽 隊の演奏やき みつ少年少女 合唱団の歌唱 も併催された。
12 月10 日、千葉県君津市にある君津市民文化ホール駐車場で、一般公募型 としては千葉県初となるオートテストが開催された。この大会は JAF 千葉支部と 君津市共催の「交通安全フェスタ inきみつ」の一環として行われ、隣接会場では 千葉県警白バイ演舞やシートベルト体験、衝突被害軽減ブレーキ体験なども併 催された。オートテストは JAF 公認クラブの習志野レーシングクラブが主催。「年 始から開催の可能性を協議してきて、ようやく一般公募型の大会を開くことがで きました」と語るのは競技長の星洋磁氏だ。初心者から経験者まで 53 台もの参加 者が集まった今回。各車のゴール後には観客から拍手が起きるという心温まるシ ーンが印象的な大会だった。
タイトな S 字と4 本パイロンの狭路 通過を経て、前進及び 90 度後退の ダブルガレージが本コースのハイラ イト。その後は 270 度、パイロンス ラロームを経て、360 度ターンでゴ ール。最後のサブロクでは入口を 見誤るミスが多発し、ミスコースに 気付いた参加者には、実況アナの 大原選手が優しく道案内していた。