























































































































FIA(国際自動車連盟)の毎年恒例の年末 行事、FIA総会/世界評議会とFIA表彰式 は、昨年 11 月 30 日から 12 月 4 日、フラン スのパリで開催された。直前にパリで発生 した同時多発テロを受けて、一時は開催の 是非も検討されたが、決してテロに屈しな いFIAと加盟各国の団結を再確認し、厳重 な警戒の下、予定通り開催されることに なった。
同期間に開催された世界モータースポー ツ評議会では、暫定となっていた 2016 年 のフォーミュラ 1 カレンダーが決定した。
昨年 9 月に発表された暫定カレンダーより、 第 19 戦メキシコGPの日程が 1 週間早まっ
て 10 月 30 日(決勝、以下同様)に変更され ている。また日本GPは第 17 戦として 10 月 9 日に鈴鹿サーキットで開催される。
フォーミュラ 1 のカレンダーが決定した ことにより、他の世界選手権のカレンダー も併せて正式発表された。日本ではWEC (世界耐久選手権)第 7 戦として 10 月 16 日 に富士スピードウェイで、またWTCC(世界 ツーリングカー選手権)第 9 戦として 9 月 4 日にツインリンクもてぎでの開催が告知さ れた。(※右ページ参照)
昨年 10 月号の「FIA便り」VOL.1 でお伝え
競技ライセンスにも、この本の表紙にも、さりげなく描かれているFIAのマークロゴ。 そんなFIAからの話題を紹介する連載の第3回! 毎年恒例の年末行事、FIA総会/世界評議会、
および FIA表彰式がフランス・パリで開催された。
したとおり、ドリフト競技が世界的にも認 知される日が近づいてきたようだ。
今回の評議会では、JAFが“ドリフト競技 発祥国”として、コーディネーターという 立場で参加しているワーキンググループで 検討を重ねてきたガイドラインが承認され た。これにはドリフト競技の定義、開催場 所、判定方法、順位の決定方法などが盛り 込まれており、公に国際的なモータース ポーツとして認知される第一歩を歩み出し たと言っていいだろう。もちろんこのガイ ドラインはJAFのドリフト競技開催要項が 大いに参考にされている。
今後も競技コースの設定や審判員の統 一した判定方法などが、更に深く突き詰め られて、FIAガイドラインとして世界的に展 開されていくことになっている。今後が楽 しみだ。
昨年 12 月号の「FIA便り」VOL.2 において、 昨年 7 月と 9 月の世界評議会で「自国にFIA -F4 国内選手権を持たないドライバーに関 しては、世界中のあらゆるFIA-F4 国内選手 権に自国の国内ライセンスに参加できる」こ とが承認されたとお伝えしたが、最終的に は「FIA-F4 競技を自国内で開催するサー キットが無い(とFIAが認める国の)ASNは、 自国の国内ライセンスホルダーが共通の国 境を有する国のASN管轄のFIA-F4 選手権 に参加することを認めることができる」と変 更された。
ASN本位の書き方で分かりにくいかもし
JAFは 1月、国内ラリー界において長く指導者的 な立場で活躍されてきた寺尾慶弘氏に、JAFモー タースポーツ名誉委員の称号を贈呈した。
FIA表彰式の招待状とIDカード。 表彰式のドレスコードは「Dark suit and cocktail dress」。
れないが、ドライバーにとっては、自国で FIA-F4 選手権が開催されない場合は「どこ の国でも参加可」から、「国境を有する隣国 で参加可」と選択肢が狭められた形だ。た だしこの場合、選手権得点の取得は認めら れることになった。
また海上に国境を有する場合は、地理的 な関係からFIAが「隣国」と判断する場合があ る。海上にしか国境を有しない日本のFIA-F4 選手権に、今後は周囲の諸外国のエントラン トからの注目が集まることは必至だろう。
JAFより委員を派遣
2016 年のFIA専門委員会の委員が、世 界評議会での審議を経て承認された。 JAFからは電気・新エネルギー選手権委員 会、サーキット委員会、車両公認委員会、シ ングルシーター委員会、国際カート委員会、 ドライバー委員会、Women in Motorsport委 員会の 7 つの委員会への委員候補が承認さ れている。
FIA の WEB サイト
JAF本部で行われた贈呈式で、矢代JAF副会長(右) より記念の楯を受け取る寺尾慶弘氏。
寺尾氏は 1960 年代からダイハツのモータース ポーツ活動を担い、JAF加盟クラブDCCSの代表と して全日本ラリー選手権、全日本ダートトライアル 選手権を主催する一方、長年に渡りJAFのモーター スポーツ委員を務めるなど、指導者的な立場で国内 ラリー界を牽引した。
FIAのWEBサイトにはFIA表彰式の動画 や、FIA総会のニュースレターなど、今回お 知らせした内容に関連する資料がたっぷり 掲載されている。興味ある方は是非アクセ スしてみて欲しい。
http://www.fia.com/
寺尾慶弘氏にJAFモータースポーツ 名誉委員の称号を贈呈
※変更される場合がありますので最新のカレンダーはJAFモータースポーツHPまたはJAFスポーツ誌、主催者HP等でご確認ください。
2015.12.5. 札幌コンベンションセンター(札幌市白石区)
JAF北海道ラリー選手権入賞の皆さん。
ラリー A-Bドライバー 武田豪 選手/ブーン 十勝に栄冠運びました
「やっと道東 にタイトルを持 ってこれまし た。十勝の仲 間とともにチャ ンピオンになれ たのが何より 嬉しい」と語る
のは帯広在住の武田選手。「毎年、 シーズン後半が仕事と重なるので、
タイトルは考えずに“出れるイベント は勝つ”を目標にやってきましたが、 今年はコ・ドラに助けられました。総
合戦闘力による栄冠だと思ってます」
ラリーA-A ナビゲーター 小池征寛 選手/スイフト
ラリーA-B ナビゲーター 中田康伸 選手/ミラージュ
ラリーA-C ドライバー 山田健一 選手/ランサー
ラリーA-C ナビゲーター 伊勢谷巧 選手/ランサー
ジムカーナ PN-1 依田秀臣 選手/スイフト
ジムカーナ SA-1 阿戸幸成 選手/シビック
ダートトライアル PN-RWD 和泉泰至 選手/86
ダートトライアル N-SA2 島部亨 選手/ランサー
JAF北海道ラリー選手権入賞の皆さん。
ダートトライアル H1.5+PN1 中村尚人 選手/ヴィッツ
ヴィッツで獲りました
スイフト優 勢の中、ヴィッ ツでタイトル獲 得の中村選手。 「初めて地区戦 をフルに追った ので、ここまで 来れるとは思っ てなかったです(笑)。負けたら後が ないラス前の第8戦で集中できてい い走りができたことが勝因ですね。 100ccの差はありますが、軽いし扱 いやすいのでヴィッツは乗ってて楽 しいです。オススメですよ」
JAF北海道ジムカーナ選手権入賞の皆 さん。
ダートトライアル N1 星野幹男 選手/インテグラ 冷静な走りが勝因です
2013年、18 年ぶりに復活 の星野選手は 3年めで初タイ トル。「50歳か らのチャレンジ です(笑)。踏 むことに関して は誰にも負けないつもりだったけど、 “勝てたらいいなぁ”くらいの気持でニ コニコ冷静に走れたのが良かったん でしょう。でも自分一人の力じゃな い。サポートしてくれた方々に恵まれ たので獲れたタイトルなんです」
JAF北海道ダートトライアル選手権入賞 の皆さん。
ダートトライアル SA1 川口昭一 選手/インテグラ 仲間の気持に感謝です
ダートラ歴は 30年を超える 川口選手。「ず っと2番が続い てたんで、その 内獲れると余裕
かましてたんで すが、今年は本 気で狙いました(笑)。でも第6戦で 転倒してしまったので、引退しようと 思ってたら、練習仲間がすぐ直せと 僅か2週間の突貫工事に協力してく れた。その気持に応えたい思いがタ イトルに繋がったと思います」
JAF北海道ダートトライアル選手権入賞 の皆さん。
ダートトライアル N-SA1 小野洋嗣 選手/ストーリア 次は86で挑戦かな!? 小野選手も 20年を超える ブランクから復 活した一人。 「実は86も買っ たんですが、 ストーリア持っ てるのに競技 出ないのはもったいない、と皆から言 われたので出てみたんです。クルマ を労わりつつの走りでしたがパワーも あるし面白かったです。2016年は86 でジムカーナに出ようかな、と(笑)。 まあ、マイペースでやりますよ」
2015.12.6. ホテルニュー水戸屋(宮城県仙台市)
ジムカーナ PN-1 巻口洋平 選手/スイフト
ジムカーナ PN-2 藤原雄司 選手/BRZ
ジムカーナ N-FWD 黒沢克彦 選手/インテグラ
ジムカーナ SA-2 佐藤拓也 選手/インテグラ
ジムカーナ SA-3 佐柄英人 選手/ランサー
ダートトライアル N-2 浅沼賢志 選手/ランサー
JAF東北ジムカーナ選手権入賞の皆さん。
ジムカーナ SA-1
下河辺友貴 選手/シビック リラックスできたことが勝因です
東北大学自動車部 に所属する若手期待
の下河辺選手は唯一 人、2勝を挙げて初タ イトルを獲得。「2014 年は他人の走りを気 にしすぎる一方で、自 分の限界を求めすぎ て走りが粗くなってい たみたいなんです。で
JAF東北ジムカーナ選手権入賞の皆さん。
JAF東北ダートトライアル選手権入賞の皆さん。
ダートトライアル S-1 小畑智弘 選手/インテグラ メンタルを鍛え直してV2を狙います
も今年はリラックスして走るようにしたらタイムが出せて、生タイ ムでもベストが獲れたので、“自分の走りができれば勝てる”という
自信がついたのが大きかったですね。2016年はもう一つ上のステ ージでの勝利を目指して頑張りたいと思っています」
タイトル争いが最 終戦でも同点に並ん だS1クラスは優勝 回数の差で勝った小 畑選手に軍配が上 がった。「やっと獲れ たというのが正直な 気持です。本番では かなり緊張するタイ プなんですが、6月の 切谷内が今季初勝利で、7月には子供が生まれたので、今年の中 盤は、だいぶフワフワしてましたね(笑)。でも、この時は緊張せ ずにいつも通りに走れてタイムも出たので、この感覚を忘れない ように、しっかりメンタル面を鍛え直してまた頑張りたいですね」
JAF東北ダートトライアル選手権入賞の皆さん。
秋間忠之 選手/ランサー 新コースを走るのが今から楽しみです
ダートラ界のおし
どり夫婦として知ら
れる小出久美子選手
とアベック受賞とな
った秋間忠之選手。
「今年の東北戦は全
日本が開催される丸
和と切谷内がメイン
だったので、練習の
つもりで出たんです
が、お陰で久々に晴れの舞台に上がることができました(笑)。来 年も出るつもりですがエビスも楽しそうですよね。今のご時世、 新しいコースができるなんて凄いことじゃないですか。そういった 試みを応援する意味でも、来年も走りたいと思っています」
東日本ラリー BC-4 ナビゲーター 山田一成 選手/インプレッサ
ジムカーナ PN-1 大脇理 選手/スイフト
ジムカーナ PN-3 大江光輝 選手/BRZ
ジムカーナ N-2 安田慎 選手/MR2
ジムカーナ N-3 井上究 選手/ランサー 筑波サーキットトライアル B2 森田正穂 選手/エリーゼ
筑波サーキットトライアル B3 大沢良明 選手/GT-R
東日本フォーミュラ4 牧野任祐 選手 早々のタイトル獲得でした
東日本F4シリーズで 開幕から4連勝を果た
し、5月にして早々にチャ ンピオンを決めた牧野
任祐選手は、西日本F4
とFIA-F4にも同時参戦
するという多忙な1年間 を送った。「東日本チャ ンピオンを決めた時点
では、西日本F4シリーズはまだ1戦を終えたと ころで、FIA-F4でも戦いが始まったばかりだっ たので、まだ東のチャンピオンを実感する心境 ではありませんでした」
ダートトライアル N2 影山浩一郎 選手/ランサー
もてぎスーパーFJ 川合孝汰 選手 同じミスは繰り返しません
初めての四輪レース フル参戦で、徐々に調 子を上げた川合選手。 「開幕戦のミスで同じ 失敗はしないように注 意したのと、序盤はス タートがうまくいかな い事が続いたんです が、シフトが入りづら かった機械的な原因をシーズン中に見つけ て修正してからはうまくいきました。ホーム コースを離れた時でも速く走れるよう、2016 年は努力していきます」
ジムカーナ SA-1 松瀬篤弘 選手/CRX
ジムカーナ SC/D 小泉博司 選手/隼
筑波サーキットトライアル B1 吉崎久善 選手/カプチーノ
ダートトライアル S1
富士スーパーFJ
深村匠 選手
ダートトライアル S2 中澤康治 選手/ランサー
4年めのスーパーFJ で初めてのタイトルを 獲得した深谷選手。 「ライバルも速かった し、とても厳しい1年 でした。中盤戦で勝て ないレースが続いた時 は焦りもありました。 最終戦で(ノーポイン トだったにも関わらず)チャンピオンを獲れた ことで、シーズンを狙うということが一つ一 つのレースの積み重ねだという事を実感しま した」
筑波スーパーFJ 山浦聖人 選手 安定したシーズンでした スーパーFJでシリー ズを追うのは2年めの 山浦選手。「1年を通し て、安定したシーズンを 過ごすことができまし た。最終戦は(5位以上 でチャンピオン決定だっ たので)展開次第では無 理しないで行こうと冷静 でしたが、スタートで前に出たので、あとは落 ち着いて走り切るだけでした。2016年はスポン サー次第ですが、JAF-F4に参戦できたらと考 えています」
地方カート選手権入賞の皆さん。
富士スーパーFJ選手権入賞の皆さん。
JAF東日本ラリー選手権入賞の皆さん。
地方カート東地域 FP-3 山下優 選手
“大人のカート選手権”
FP-3部門を制したのは 20歳の山下選手。「2 年めなのでチャンピオン 狙いでした。順調な一 年を過ごせたと思いま す。これを機に、行っ たことのない全国のサ ーキットを走りたいとい う気持ちになりました。今後の目標は、関東の 全てのサーキットで1勝ずつしてみたいですね。
四輪レースと並行してカートも続けていきたい です」
東日本ラリー BC-3 ナビゲーター 林浩次 選手/インプレッサ
リラックスを心掛けました
「冨澤拓也選手とは今 季初めてシリーズを追 いました。彼は速く走 りたい欲求が強くて、 集中すると周りが見え なくなるタイプです。
上位とのタイム差をか なり気にしていたので、
ラリー中はどうやってリ
ラックスしてもらうかに注力しました。序盤で 大きく離されることもあるので、2016年はそん な課題をつぶして、2人でもっと成長していき たいですね」
ジムカーナ PN-5 中村光範 選手/ランサー 最後の挑戦で願いを成就しました
「ジムカーナを始めて 20年で、体力や反射神 経も落ちて『戦うジムカ ーナ』に限界を感じてま した。そこでCZ4Aラン サーRSの最終仕様を新 車で購入して、最後の 挑戦として2015年の PN5チャンプ獲得を目 指しました。CT9Aと比べてCZ4Aのシャシー性 能が想像以上に高く、あらゆるシーンで救われ
ました。最後の関越全日本でも3位入賞できた し、まさに有終の美でしたね!」
JAF関東ジムカーナ選手権入賞の皆さん。
筑波サーキットトライアル選手権入賞の皆さん。
地方カート東地域 FS-125 徳永紀京 選手 練習で気持ちを上向きに! フルエントリー初年度の徳永 選手。「茂原大会で接戦を制した 事が自信に繋がりました。初めて のコースが3つあって、チームが 練習の機会をたくさん与えてくれ たり、いいセッティングを見つけてくれたのも良かったと 思います。シーズン中に落ち込んだ時期があったんです が、練習で他の選手とバトルを楽しんで気持ちが上向 きになりました」
東日本ラリー BC-2 ドライバー 伊藤隆晃 選手/ヴィッツ
追い込まれて本気を出しました
「クルマが舗装仕様な のでターマック3戦で 勝負するつもりでした。 今季は高低差のある道 を使ってくれたので、上 位クラスとの勝負も楽 しめました。追い込まれ ないと本気になれない 性分なので、ナビの大 高徹也選手がすごくアオってくれたおかげで成 績が出ました(笑)。2016年は全日本にスポット 参戦したいので現在新しいクルマを探してま す」
東日本ラリー BC-4 ドライバー 唐沢徹夫 選手/インプレッサ
運転に集中できる体制でした
「シーズン途中でGDB からGRBに乗り換えて、 ターマックの第3戦でい きなり成績を出せたの で、今季はイケるなと 思いました。ナビの山 田一成さんがうまく自分 をコントロールしてくれ て運転に集中できたこ
とが勝因ですね。第7戦ではグラベルでの速 さも実感したので、クルーとしてのパフォーマ ンスをより高めて、今後は全日本に挑戦したい と思います」
ジムカーナ N-1 幅信太郎 選手/インテグラ 強さを身に付けたいです
「今季はライバル柳和 典選手が得意な“さるく ら”で勝てた事、そして 茨城中央サーキットで念 願の初勝利を挙げられ
た事が有利に働きまし た。でも、無敵の佐藤 浩選手が抜けて2014 年のリベンジを果たせな かったことが心残りです。ミスしやすいところで 失敗したりと経験不足が目立ちましたので、今 後は速さはもちろんですが強さも身に付けたい ですね」
坪井翔 選手
JAF関東ダートトライアル選手権入賞の皆さん。
プレッシャーから開き直りへ
“記憶に残る”レースが繰り広げられたFIA-F4 シリーズで初代チャンピオンに輝いたのは坪井翔 選手。「最終戦では予選9番手から(チャンピオ ンの確定条件だった)“3位以内に入らないとい けない”というプレッシャーがきつかったです。で も当日の朝、4位でも5位でもチャンピオンになれないなら思いっきりやる しかないって開き直る事ができて、その結果(ライバルの)牧野くんといい 戦いができました。2016年はチャンピオンのスカラシップを受けて全日本 F3にチャレンジします。今はシーズン開幕が楽しみで仕方ありません!」
東日本ラリー BC-2 ナビゲーター 大高徹也 選手/ヴィッツ 100%の力を出してもらいました 「関東の地区戦ダートラ でライバルだったのが きっかけで、3年前から 伊藤隆晃選手と組んで います。伊藤選手は気 合というよりは上手なタ イプで、グラベルでも 速いんです。ノッた時 はかなりの速さを持って いるので、100%の力を出してもらえるように、 どうサポートするかが課題でしたね。2016年は 全日本にスポットで挑戦して、優勝を狙いたい ですね」
ジムカーナ PN-2 松本悟 選手/シビック
「一定の速さを安定して 出せるように、高い次元 で戦える全日本と地区 戦の両方を追って勝負 強さを磨いています。自 分は走りをまとめちゃう タイプなんですが、なか なかその先の領域には 到達できません。2016 年はFK2シビックを狙ってましたが、抽選に外 れたので千葉順一選手のFD2を買い取って、 再び全日本と地区戦で技量を高めていこうと思 います」
ジムカーナ SA-2 神山剛 選手/インテグラ まとめる走りができました 「子供が生まれたり海 外出張が多かったりで、 今季はあまり集中できま せんでした。成績も2 位ばかりでミスも多かっ たので、反省材料だら けです。でも、ダメなり にもまとめられたことが タイトル獲得の要因で しょうか。関東では初めてのチャンプですが、 長年乗ったDC2とも今季限りでお別れして、 新たなチャレンジのために次期マシンを探して います」
東日本ラリー BC-3 ドライバー 冨澤拓也 選手/インプレッサ 我慢の走りで初タイトルです 「速さを求めて一発勝 負の走りを重ねてきまし たが、仲間から『シリー ズ争いを意識した走り をしろ』と指摘されて、 今季は他車とのタイム 比較をしながらペースを 調整するなど、我慢の 走りを覚えました(笑)。 2016年は全日本戦にステップアップしたいの ですが、せっかく作ったクルマ(NAのGD9)が 10年規制で走れなくなったので、すごく悩まし いです…」
ジムカーナ PN-4 志賀野浩 選手/フェアレディZ 関東を応援しています
「今季は全日本の河本 晃一選手らと共に、関 東PN4クラスを応援す
るために出ました。関東 は2003年以来で、皆 さん仲良くしてくれて (笑)。今回のチャンピオ ン獲得で、ようやく全日 本戦と県戦のチャンピ
オントロフィーの間が埋まりました。テクニカ ルな関東のコース設定が、Z34の苦手なセクシ ョンの攻略に意外に役立ったので2016年も出 ようと考えています」
ダートトライアル N1 古沢和夫 選手/ミラージュ 諦めない走りで好成績! 「苦手意識があった新 潟や千葉でメリハリあ る走りをできたことがタ イトル獲得の要因です。 以前はミスして諦めて いた場面でも『表彰台 に上がる』『ライバルよ り上に行く』と頭を切り 換えて好成績を残せま した。2016年はいい路面で走れるのでA036 をもっとうまく使えるでしょうね。全日本にも 挑戦してCJ4A乗りの励みになるよう頑張り ます」
JAFMOTORSPORTS
監修/一般社団法人 日本自動車連盟
〒105-0012 東京都港区芝大門1-1-30 ☎0570-00-2811 (ナビダイヤル)
発行所/(株)JAF出版社 〒105-0012 東京都港区芝大門1-1-30 ☎03-5470-1711
発行人/望月均 振替(東京)00100-1-88320 印刷所/凸版印刷株式会社
表紙/2015S-FJ&F4日本一決定戦ウィナー 2015FIA-F4シリーズチャンピオン
ン/鎌田僚、(株)スタジオーネ63
12 2016年全日本ジムカーナ/ダートトライアル選手権競技会およ び2016年JAFカップオールジャパンジムカーナ/ダートトライア ル競技会における「再出走」と「同一車両による重複参加」による 車両に対する作業内容について
12 国内スピード行事コースの公認について
12 JAF登録車両「JY-155」のラリー車両規定およびスピード車両規 定におけるロールケージおよびロールバー装着に伴う車両部品の 取り外しについて
13 Aライセンス講習会日程
13 公認審判員講習会日程
13 JAF登録車両(車両型式別)カタログ記載重量・タイヤ一覧
22 ダートトライアル用タイヤ最大負荷能力一覧(参考) 39 自動車技術会シンポジウム
6
画 企 載 連
特 集 29 輝け、モータースポーツ女子 第5回
画 企 載 連
4 FIA便り Vol3
4 TOPICS
25 全日本選手権インフォメーション
27 東京オー���ン���イ�日�
[RACE]
51 2015鈴鹿クラブマンレース FinalRound
2015S-FJ&F4日本一決定戦
57 新春鈴鹿ゴールデントロフィーレース
[RALLY]
55 2015年JMRC近畿SSラリーシリーズ第4戦
チームモアラリーin滋賀 ’15
[CIRCUIT TRIAL]
57 SUZUKAサーキットトライアルシリーズ第1戦 新春鈴鹿ゴールデントロフィーサーキットトライアル
[GYMKHANA & DIRTTRIAL]
54 2015年JMRC東北モータースポーツフェスティバル
[DIRTTRIAL
56 2015年JMRC関東ダートトライアルフェスティバル
�/������ージからの��「ローカル�から��い」の 文中に誤記載がありました。
誤記載の場�は���ージの���行��
誤 「ちなみにノートニスモは、福岡日産の製作によるもので……」
正 「ちなみにノートニスモは、日産プリンス福岡の製作によるもの で……」 に訂正いたします。
福岡日産様、日産プリンス福岡様のご関係者の皆様、読者の 皆様に、多大なご迷惑をおかけしましたことを心からお詫び申 し上げあげます。大変申し訳ありませんでした。
今後このようなことが無きように、充分注意を払って記事の 作成を行ってまいります
標記について、本年に限り、以下の通りとして取り扱うこと となりましたので、お知らせします。
� 対�:
「����年�日本ジムカーナ/ダートトライアル���競技 会および����年JAFカップ�ールジ��ンジムカーナ/ ダートトライアル競技会における「再出走」による車両に 対する作業内容と「同一車両による重複参加」による前走 者から後走者へ交代する際の車両に対する作業内容
� 内容:
「再出走」による車両に対して認められる作業内容:
「JAF国内スピード行事コースの公認に関する規定」に基 �き、下記のとおり、����年度のコース公認をいたしましたの でお知らせいたします。
・宝台樹スキー場駐車場 (新規)
コース���:������みなかみ���������� コース申請者:関越スポーツクラブ
ジムカーナ:「ボンネットの開閉のみとし、その他の作業 は一切禁止される。」
ダートトライアル:「ボンネットの開閉、水による冷却のみとし、 その他の作業は一切禁止される。」
「同一車両による重複参加」による前走者から後走者へ交 代する際に車両に対して認められる作業内容:
ジムカーナ:「ボンネットの開閉のみとし、その他の作業 は一切禁止される。」
ダートトライアル:「ボンネットの開閉、水による冷却のみとし、 その他の作業は一切禁止される。」
[公示No2016ー017]
�E�:������������、 �������������(�当:��) コースの種別:ジムカーナコース
公認の種 別:�����
公認����:����年���日� 以上
標記について、以下の通りとして取り扱うこととなりました ので、お知らせします。
当該自動車製造者からの下記申告により、シートバックバー を取り�して国内競技車両規����ラリー車両規定(ラリー �J/�PN/�F/F車両規定)および���スピード車両 規定(スピードP/PN/N/SA/SAX/B/AE車両規
定)に定めるロールケージおよびロールバーのバックステーを 装着することは、最小限の改造として認められる。
当初から装着されているアルミ製の逆U字形状の「シートバ ックバー」は車体強度性能には影響しない。
【お詫び】JAFスポーツ誌1/2月号に誤記載がありました。
JAF登録車両「JY-155」のラリー車両規定およびスピード車両規定における ロールケージおよびロールバー装着に伴う車両部品の取り外しについて [公示No2016ー018]
TEL 申込先 開催場所 時間 開催日
2月20日
3月16日
3月20日
3月21日
4月16日
4月17日
4月17日
筑波サーキット 茨城県下妻市村岡 9:30〜17:00
筑波サーキット 茨城県下妻市村岡 9:30〜17:00
オートポリス
大分県日田市上津江町 9:00〜17:00
筑波サーキット 茨城県下妻市村岡 9:00〜16:30
9:40〜17:00
9:30〜17:00
8:00〜14:00
富士スピードウェイ 静岡県駿東郡小山町
筑波サーキット
茨城県下妻市村岡
徳島県三好郡東みよし町
TMAC
TMAC
実費 ¥20,000/ ¥24,000 稲村 政幸 03-3611-6687
稲村 政幸 03-3611-6687
荒谷 嘉章 0973-55-1111 オートポリス倶楽部
チームクレバーレーシング
平塚 由紀人 03-3766-3312
栗田 吉晴 055-967-8878 ソニックレーシング
稲村 政幸 03-3611-6687 TMAC
ドライバーズ・クラブ・ルーキー 阿讃サーキット
大西 周 089-924-0220
実費 ¥19,000/ ¥23,000
実費 ¥20,000
実費 ¥20,000/ ¥24,000
実費 ¥20,000/ ¥24,700
実費 ¥20,000/ ¥24,000
実費 ¥20,900/ 受講対象外
技術・コース 計時 A1/A2/B1/B2
技術・コース 計時 A1/A2/B1/B2
989-1301宮城県仙台市柴田郡村田町菅生6-1 菅生スポーツクラブ 0224-83-3111
877-0312大分県日田市上津江町上野田1112-8
0973-55-1111
「2015年JAF地方選手権チャンピオンおよび上位入賞者」は4月号で掲載する予定です。ご了承ください。
���������������������������� JAF MOTORSPORTS����������公示�����(公示 No����������������������
�)記載��の��
①タイヤサイズ(カタログ):
当該自動車製造者発行の量産車カタログに記載された主要諸 元一覧表の同一車両型式に設定されている全てのタイヤサイ ズを掲載。ただし、同一車両型式に過給器付(ターボチャー ジャー、スーパーチャージャー等)と過給器無の両仕様が存 在する場合、並びに前後でタイヤサイズの設定が異なる場合 は、それぞれの設定状況が分かるように掲載を区分している。
②車両重量(カタログ):
当該自動車製造者発行の量産車カタログに記載された主要諸 元一覧表の同一車両型式に設定されている車両重量の内、最
[公示No2016ー021]
小値を記載。ただし、同一車両型式に過給器付(ターボチャ ージャー、スーパーチャージャー等)と過給器無の両仕様が 存在する場合は、各々に設定されている車両重量の最小値を 記載。
③参考:
・燃料タンク容量:
当該自動車製造者発行の量産車カタログに記載された主要 諸元一覧表の燃料タンク容量を記載。
・基準重量:
下記により算出された数値を記載。(※算出された数値の 小数点以下は切り捨て)
「基準重量」=「車両重量(カタログ)」-(「燃料タン ク容量」��.��)
・JAF登録番号:
当該車両のJAF登録№を記載。
55R15 ターボ
スバルインプレッサセダンWRXRA2. 04WD
J I P016 1323 90 1390
J I P017 1334 89 1400
285/ 30ZR18 前) 235/ 40ZR18 NA
295/ 30ZR18 前) 235/ 40ZR18 NA
911 GT 3 99663
911 GT 3 99679
[公示No2016ー022] ����、���������、��タイヤ���������る(�た�����を含む)、ダートトライアル(ラリーを含む)タイヤの 最大負荷能力を一覧に取り纏めたものである。
2016.1.9. 鈴鹿サーキットホテル(三重県鈴鹿市)
ラリーDE-5 ドライバー 西村修 選手/インテグラ
ラリーDE-6 ドライバー 宮本雅彦 選手/ランサー
ラリーDE-6 ナビゲーター 前田健吾 選手/インプレッサ
鈴鹿スーパーFJ選手権入賞 の皆さん。
地方カート選手権入賞の皆さん。
ジムカーナPN-1 星野潤 選手/スイフト
ジムカーナPN-2 下原幸登 選手/シビック
ジムカーナSA-2 大須賀義外 選手/インテグラ
ジムカーナSC・D 村上仁 選手/YT41
ダートトライアルN2 村松俊和 選手/ランサー
中部・近畿ラリー選手権入賞の皆さん。
中部ダートトライアル選手権入賞の皆さん。
「2014年の年末に初めて フォーミュラに乗って2月に は開幕戦と結構ドタバタで した。練習量が少ない中で いいパフォーマンス出さな きゃというプレッシャーはあ りましたが、中盤戦の連勝 が効きましたね。ただ自分 の中ではシリーズ前半戦の方がスピードがあった と思うのでもっとフォーミュラを知り尽くしたいと 思っています」
ダートトライアルS3 松原実 選手/ランサー
初 初
西日本フォーミュラ4 牧野任祐 選手 常に眼の前のレースを見据えていました 西日本シリーズだけでな く、東日本シリーズにもダ ブル参戦し、開幕から優勝 を重ねて2015年のJAF-F4 を席巻した牧野選手。「西 日本だからとか、東日本だ からとか、特に別のシリー ズとして意識することなくシ ーズンを戦いました。並行して参戦していたFIA -F4もありましたし、眼の前のレースを見据えて 戦ったシーズンでした」
中部ジムカーナ選手権入賞の皆さん。
中部ジムカーナ選手権入賞の皆さん。
地方カート西地域 FP-3 奥村一修 選手
悩みや苦労が 報われた結果です
カートを始めて 4年めの奥村 選手。「これま
ではSLシリー
ズ等に参戦し てきて、初めて
のJAF選手権
を楽しもうと挑
戦したんですが、初めて走るサーキ ットでセッティングに悩んだり、いろ
いろ苦労したこともあって、それが 報われて結果的にチャンピオンを獲 得できたことは本当に嬉しいです」
ジムカーナB
地方カート西地域 FS-125
山田杯利 選手
激戦クラスを 制した山田選 手。「ステップ アップした最初 のシーズンで、 開幕戦では気 持ちに余裕は無 かったんですが 4位に入れて、第2戦で3位、第3戦 で優勝と、だんだん調子と順位を上げ てポイントを稼ぎました。ただ後半戦で いいところを見せられなかったので、そ れを反省材料にして今年も頑張ります」
中部・近畿ラリーDE-3 ドライバー 五十嵐貴充 選手/フィット
「ドラゲーター」として頑張ります 「いつものドライバーが出られず、 今季はドライバーとして参戦し、す ごくいい経験になりました。絶対完 走が目標でしたが、毎戦いい位置に いられたのでタイトルを獲れました。
コドラの安田暢明選手と一緒にタイ トルを獲れなかったことが心残りで すね。今後も『ドラゲーター』として 経験値を上げていきたいと思います」
中部・近畿ラリーDE-3 ナビゲーター
中根秀之 選手/ヴィヴィオ
1戦ごとに進化していきました
「チームの若 い選手をバッ クアップするた めに最近はナ ビで出てまし
て、開幕戦で 勝利したので シリーズを追う ことになりました。1戦ごとに走らせ方
がどんどん進化していったので、シ リーズを追って正解でしたよ。でも 毎戦メカニカルトラブルが起きて、 ノートラブルだと思ったら落ちたりし たので波瀾万丈でしたが(笑)」
中部・近畿ラリーDE-5 ナビゲーター 坂口進 選手/インテグラ 毎戦着実に上位を目指しました 「西村修選手
と組んで5年め
になりますが、 そろそろ私も、 なんて意識して ました。でも、 ステージ1本め
で若い選手に やられて、そこでリズムを崩す傾向が あったんですが、何とか踏ん張って毎 戦着実に上位にいられたことが勝因 でしょうね。今後は序盤からペースを つかめるように、ナビとしても精進した いと思ってます」
ジムカーナPN-4 江口裕史 選手/ランサー 初めての中部で先入観なく走りました
ジムカーナSA-1
ジムカーナSA-3
石崎聖 選手/フィット 走り込みでウデが向上しました
「予算の都合 でコンパクトカ ーにスイッチし、 合うタイヤが選 べなかったので S1500を戦っ てます。4駆時 代に比べて走 り込めているので、ウデの向上を実 感しています。開幕戦からライバル にいきなり2勝されたので、タイヤも
新品を選ぶなど取り組み方を見直し て反撃しました。おかげでシリーズの 戦い方を学べた1年になりました」
「初めて地区 戦に挑んだ 佐々木雄史選 手と一緒に、 戦い方を考え ながら参戦しま した。中部は初 めてでしたが先 入観なく走れたので、運良くタイトル を獲れましたね。実は近畿も追ってま したが、車両トラブルでダブルチャン ピオンを獲れなかったことが残念で す。地元近畿ではまだ無冠なので、 2016年はタイトル獲得を目指します」
ジムカーナN-1 水野俊亮 選手/インテグラ 中盤にセッティングが決まった結果です 「DC2に乗り 換えて序盤は 苦労しました。 でもセッティン グが決まって 操れるようにな ってからは3連 勝することがで きて、何とかタイトルを獲得できまし た。中部のN1は毎年接戦なんです が、今まで敵わなかった人とも競える ようになりました。2016年は全日本戦 へのステップアップを考えていますの で、全戦追えるよう頑張ります!」
ダートトライアルPN・S1500 深谷文彦 選手/ヴィッツ
ダートトライアルN1
5勝を挙げ安 定した強さを見 せた近藤選手。
「乗りやすい車
両を製作してく れたショップの お陰です。ま
た、自分のダ ートラ人生の中で一番練習した一年 でした。それにカートを始めたので、
腰で横Gを感じる感覚を養うことが できて、『走りの引き出し』が増えた 事も大きかったと思います」
9年めで初タ イトルの深谷 選手。「クルマ を換えたばかり の開幕戦で初 優勝して勢い づきました。こ こ数年エントリ ーしていたクラスではクルマの関係で かなり苦しい思いもしたんですが、ク ラスを換えてやっと勝負ができた感じ です。クルマを譲ってもらったタイミ ングやいろんな巡り合わせがあって の初チャンピオンです」
6年前にジム カーナから転身 し初タイトルの よしかわ選手。 「多少の転倒の リスクを背負っ てでも攻めて いこうと誓った 一年で、苦手と思っていた今庄で2 勝できたことが、ポイントで優位に 立てた要因だと思います。もちろん 練習も今まで以上にやって、攻めの 走りに徹したことが、とてもいい結 果を生みました」
INFORMATION OF JAF NATIONAL CHAMPIONSHIP EVENTS
全日本ジムカーナ選手権第1戦
全日本ジムカーナin岡山国際サーキット supported by EXEDY
3月5〜6日 岡山国際サーキット(岡山県)
開催概要
スケジュール/5日(土)ゲートオープン 未定
6日(日)ゲートオープン 未定 第1ヒート 未定
観戦料金/●前売券(2日間有効) 大人2,700円 中学
生以下無料●当日券 大人 土曜1,100円
日曜3,250円 中学生以下無料
駐車料金/土曜 4輪2輪とも500円 日曜 4輪2 輪とも1,000円
問合せ先/岡山国際サーキット TEL0868-74-3311 ホームページ/http://www.okayama-internationalcircuit.jp/
小木曽浩之 選手/シビック
初優勝で勢いがつきました
「ダイチャレ
でスタートした
ジムカーナ人
生で、速いク
ルマが欲しいと
思って乗り換え たEG6シビッ クも15年めに なりました。地区戦は5年前からで、 楽しく走ることをモットーにしていたは ずが初優勝できて、何とタイトル争 いにまで発展しました。いつもは後半 で失速するのがお約束でしたが、こ
の成績は自分でも驚いてます!」
山田拓 選手/インプレッサ 運も自分に味方しました 「9年使って いるGDBもし っかり補強しま した。2015年 は全日本も6 戦出ましたが、 大舞台で人間 のコンディショ ンを調整するのに苦労しました。今 季の地区戦はライバルたちの態勢が 整わなくて、自分に運が向いていた 面もあります。最終戦の幸田で沈没 するのが恒例なので(笑)、その弱点 は2016年で修正したいですね」 ダートトライアルRWD
全8戦で6人 もの勝者を生 んだ激戦クラス で王者獲得の 森選手。「シー ズンは長いの で、シーズン初 めに年間の練 習スケジュールや参戦計画をしっか り立てて、計画的に取り組みました。 それで各コースでしっかりと事前練 習を出来たことが、年間を通して安 定した成績に繋がったのだと思いま す」
ダートトライアルS2 村瀬辰樹 選手/アルト 我流の走りでチャンピオン獲得です 同点で迎え た最終戦で勝 利を上げた村 瀬辰樹選手が 初戴冠。「クル マは借り物な ので、転倒だ けはさせないよ うに注意して走りました。ダートラを 始めて13年になりますが、運転に関 しては誰かに教わった事は無く、我 流で進んでこそ面白いと思っている ので、その結果チャンピオンになれ てとても嬉しいです」
2016.3
全日本ダートトライアル選手権第1戦 DIRT-TRIAL in NASU 3月19〜20日 丸和オートランド那須(栃木県) 開催概要
スケジュール/19日(土)ゲートオープン 未定 20日(日)ゲートオープン 未定 第1ヒ ート 未定 観戦料金/●当日券(日曜)大人2,000円(JAF会員証提 示で5名まで1,500円)
駐車料金/1,000円
問合せ先/丸和オートランド那須 TEL0287-68-0345
ホームページ/http://www.man-m3.com/
全日本カート選手権KF部門第1・2戦 全日本カート選手権FS-125部門東地域第1戦 ジュニアカート選手権FP-Jr部門/ FP-Jr Cadets部門東地域第1戦
3月26〜27日 ツインリンクもてぎ北ショートコース(栃木県) 開催概要
スケジュール/26日(土) 練習走行&車検 KF第1戦 のみ予選 27日(日) 予選&決勝
観戦料金/●当日券(ゆうえんち入園料) 大人1,000円 中学生以下無料
駐車料金/1日 4輪1,000円 2輪500円
問合せ先/モビリティランド TEL0285-64-0200
ホームページ/http://www.twinring.jp/
クルマを換えて自分の勝負ができました
よしかわ順一 選手/インテグラ 攻めに徹した走りが好成績を生みました
ダートトライアルS1
森大士 選手/インテグラ
事前練習が安定した成績に繋がりました
2016.1.17. 博多サンヒルズホテル(福岡県福岡市)
ラリー RH-4 ドライバー 黒原康仁 選手/シビック
ラリー RH-4 ナビゲーター 岩下知生 選手/カローラレビン
ラリー RH-6 ドライバー 城戸新一郎 選手/インプレッサ
オートポリススー パーFJ選手権入 賞の皆さん。
ジムカーナ PN2 山家丈夫 選手/BRZ
ジムカーナ N4 高山敏和 選手/インプレッサ
ジムカーナ SA1 入口学 選手/シビック
ダートトライアル FR 正代英樹 選手/シルビア
JAF九州ラリー選 手権入賞の皆さん。
JAF九州ジムカー ナ選手権入賞の 皆さん。
ダートトライアル S2 岡田晋吾 選手/シビック
ダートトライアル S3 山本厚 選手/ランサー
オートポリス・スーパーFJ 川地欽也 選手 勝負強さ、鍛えます
JAF九州ダートト ライアル選手権 入賞の皆さん。
「マシンを換えた2014年は車 両の不具合や気合いの空回りな どで表彰台争いができませんで した。S-FJも4年めになりますし、 今季は何としてもタイトルを獲り たいと思ってました。でも、序盤 では吉田宣弘選手が2勝して、後半2戦も鈴鹿からの遠征 組にやられました。何とかタイトルは獲れましたが、まだま だ勝負強さが足りませんね。2016年はそんな自分の弱さを 克服したいと思っています」
ダートトライアル C 濱田隆行 選手/ランサー
ダートトライアル D 橋本和信 選手/ランサー
ラリー RH-1 ドライバー 小川剛 選手/ヴィッツ 入れ込んでしまいました 「以前は古賀勝美さんとアジパ シのキャンベラに出たりしてまし たが、13年ぶりにラリーに復活す ることにしました。今季は地区戦 でセッティングや戦い方をリハビ リさせてもらい、全日本にも2度 挑戦しました。最初は楽しみのはずが、負けず嫌いのオジ さんなので入れ込んじゃって(笑)。GK5フィットを作って 2016年は全日本を追うつもりです。RPN車両でJN1クラス 表彰台を目指します」
初 初ラリー RH-1 ナビゲーター 新原秀直 選手/ヴィッツ 今年も新たな挑戦です
「昔はKP61でラリーやったり、小川 選手のアジパシ参戦もサービスで帯同 しました。その後ダートラをやったりし ましたがラリー参戦は久々でした。コド ラの経験はゼロでしたが、付き合いが 長い小川選手に無理矢理コンビを組ま されました(笑)。実際、車酔いとロストだらけで、彼はほぼ有視 界走行でしたから。2016年はメカニックに徹して、小川選手の新 たなチャレンジをサポートしますよ」
ラリー RH-6 ナビゲーター
紙谷孝則 選手/インプレッサ 10年ぶりの復活です
「ここしばらくは競技会の医師や救急 救命の講師などでラリーに関わってま したが、今季は土日の休みを取れる仕 事になって、城戸新一郎選手から誘わ れたので約10年ぶりにエントラントに 戻れました(笑)。何とかロストしないよ う務めましたが、いろいろドライバー任せになってしまい申し訳な かったですね。2016年は休みが限られるので、選手としての活動 は、またお預けになりそうです」
ジムカーナ N3
島田浩嗣 選手/MR2 背水の陣から逆転成功
「今季を逃すとタイトル獲得のチャン スがないと思って気合いで挑みました。
でも、前半3戦では思ったより苦労し て後がなくなり、守った走りではダメだ と思って失敗覚悟の攻めの走りに徹し
ました。後半戦ではタイヤメーカーを 替える必勝態勢を敷いたおかげで3連勝できて、何とかタイトル を獲得できた感じです。2016年はN3も激戦になりそうなので、 チャンピオンらしい走りを見せたいですね」
ラリー RH-2 ドライバー 犬丸卓 選手/デミオ 今年はGRBで勝負!
「2013年にジュニア戦チャンプを獲 って2014年から地区戦を追ってます。
今季はRH1クラスのトップ勢のタイム を目標にしていて、タイム差は少しずつ 縮んでいきましたが、結局なかなか追 いつけず反省の1年になりました。です が、どうしてもトップカテゴリーをやりたかったので、2016年はデ ミオからGRBに乗り換えることにしました(笑)。車両製作が間に 合えば、後半戦でデビュー予定です」
ジムカーナ PN1
「2013年に16年ぶりにPNで復活し てシリーズ2位を獲れたんですが、資 金が尽きて1年休みました。家族に相 談して1年限りで参戦を認めてもらえた ので、今季は何としてもチャンピオンを 獲得したかったですね。シリーズは松 本博文選手と毎戦シーソーゲームになって気の抜けない戦いに なりました。JAFカップでは師匠の阪本芳司さんを破ることもでき て、皆さんのおかげで充実した1年となりました」
ジムカーナ B1 池武俊 選手/AZ-1 パイロン特訓の成果です 「ジュニア戦でチャンプを獲って地区 戦に上がりましたが、ターンがうまくい かずに苦労しました。西フェス美川で フルパイロンを体験してからパイロンタ ーンの猛練習に励んだおかげで、今季 はシーズン始めから成績を出せるよう になりました。タイトルも獲れて最終戦では気持ち良く勝てたの で、10年乗って修理費がかさんできたAZ-1は卒業して、2016年 はNDロードスターでPNを戦う予定です」
「もともとR-10-Nでラリー主催のお 手伝いをさせてもらってましたが、弟 (久木野聖選手)の隣に乗ることになり
ラリー初体験となりました。地区戦は2 年めですが、今季も1戦限りのつもり で出たら開幕戦で勝てたのでシリーズ
を追いました。ラリー7戦めのチャンピオンなので恐縮していま す。今季は弟もやり残したことがたくさんありますが、2016年は 充電のため、活動をお休みするようです」
「中部から地元に戻って久々に九州 地区戦を追えました。ジムカーナ激戦 区で3年間修業してきたので絶対に負 けられなかったですね。初戦は緊張し ましたが、K-PLANTの奥園社長からア ドバイスをいただいたり、中部で教わっ た戦い方と鍛えた心臓のおかげで、初めてのコースも攻略できて 今季は全戦全勝できました。近年はFF系クラスの勢いが弱くな ってきてるので盛り上げていきたいですね」
ダートトライアル N1
大久保勇作 選手/インテグラ ひたすら我慢でV獲得
「競技歴はもう15年くらいなので、 今季こそタイトルを獲ろうと思って挑み ました。ひたすら我慢の走りに徹して 確実なポイント獲得を狙ったので、発 散度は低いんですけどリザルトには満 足です。実はエンジントラブルを抱え てたみたいで、修理したらクルマがえらく速くなりまして(笑)。 DC2の純正パーツも入手困難になってきたので、2016年はSA 車両にしてクラスを移る予定です」
30年以上の歴史を持ち、今でも年々イベントとしての 進化を遂げている東京オートサロン。 真冬の寒さを吹き飛ばすかのような熱気に包まれた3日間だった。
1月15日(金)から17日(日)、千葉県の幕張 メッセでカスタムカーの祭典「東京オートサロン 2016」が開催された。
幕張メッセの展示ホールを全て利用した広大 なスペースに所狭しと並べられた車両の数は、 なんと880台!カスタムカーやチューニングカ ーに加えて、今回も各自動車メーカーはスポー
ツタイプやモータースポーツベース車両の展示
を中心に、クルマの楽しみ方の提案やモーター スポーツ活動のPRを積極的に行った。
3日間の会期中に会場を訪れたのは過去最高 の325,501名と、5年連続で前年を上回る人出
を記録した。
1.ブリヂストンブースには全日本ジムカーナ選手権参戦車両のトヨタ 86が展示された。2.ADVANカラーに塗られたSF14を展示したのは、 2016年からスーパーフォーミュラにタイヤを供給する横浜ゴム。
3.2015年のスーパーGT500を制した日産GT-R。
4.2016年のモーター スポーツ体制を会場で発表したスバル。5. 三菱自動車はクロスカントリ ーラリーに出場したアウトランダーPHEV(レプリカ)を展示。6.2015年 のF1シーズンを戦ったマクラーレン・ホンダMP4-30。7. マツダ・ロー ドスターによる世界カップ「Mazda Global MX-5 Cup」仕様のマシン。
8. 市販が待ち遠しいトヨタS-FRのレーシング仕様車。
JAF四国ジムカーナ選手権入賞の皆さん。
JAF四国ダートトライアル選手権入賞の皆さん。
窪田竜三 選手/インテグラ
ジムカーナ R3 鎗内良壮 選手/MRS
ジムカーナ R4 佐伯希 選手/ランサー
JAF地方カート選手権西地域 FS-125部門2位入賞の塩津佑 介選手。
全日本カート選手権FS-125部門でチャ ンピオンに輝いた環優光選手も特別表 彰を受けた。
ジムカーナ PN 桑原義典 選手/86
ダートトライアル N2 橋本充弘 選手/ランサー
ジムカーナ NS1 田中康一 選手/シビック 乗り続けてきたEK9での初Vは最高です
地区戦参戦歴16年を誇る 田中康一選手は競技生活をと もにしてきたEK9シビックで 念願の初タイトル。「同じクル マで地区戦追い続けたという 所では四国では僕が一番長い んじゃないですかね。目標達 成というか、本当、長くやって きて良かったです。昨年は RSKさんにボディを補強して もらったことが色んな方向でうまく結果に繋がりました。正 直、体感的にはさほど違いは感じられなかったんですが(笑)、 苦手なパイロンの美川で勝てたように、思ってなかった所で 勝てたのが効きましたね。数年前にも一度チャンスがあった んですけど、気負い過ぎて逃したので、昨年は“練習も本番 も一緒なんだから”と焦らずに走ったのが良かったと思いま す。今後も好きなSタイヤで続けようと思っています」
ダートトライアル GS1
谷正史 選手/インテグラ
ジムカーナ R2
ダートトライアル GS2 梶田昌弘 選手/ランサー
金森峰史 選手/CR-X 眠っていたCR-Xとともに復活しました 10年以上ものブランクを経 て2012年から地区戦にフル 参戦を始めた金森選手は、復 活4年めで初タイトル奪取に 成功。「競技を休む前から乗 ってて、休んでる間はほったら かしにしていたCR-Xとともに 復活したんです。2014年の後 半からセッティングを変えたら 調子が良くなったので、昨年 の開幕前の手応えは正直、ありました。と言っても、セッテ ィングはクラブの先輩の桑原さんにお任せなんですけどね (笑)。バネを変えたら曲がりやすくなったので、そこはやはり 桑原さんの力かな、と。もう少しライバルの人がいてくれた らなぁという思いはありつつも、やっぱり、初チャンプは嬉し いです。いまは欲しいクルマがないので今年もCR-Xでダラ ダラやります(笑)。2000ccのロードスターに期待ですね」
シーズンオフでしばし休息のモータースポーツ界の中で、 大忙しのモータースポーツ女子を今回は紹介します! レポート/飯田裕子 フォト/友田宏之
名口香織
20 歳の女性にとって、 一般企業で働く
就職課で一台のワークス系スカイライ
O L
短大卒業後の就職先として受けた日
の写真を載せた求人ポスタ
M O
ネージャーとしてチームの細かなスケジュール管理や様々な手配、洗濯から食事の準備、テストではマシンの計測などをこなすようになる。「いくつものカテゴリーのレースを請けていたので、お休みもない状態でしたけれど戦績も良くて、これがやり甲斐や張り合いになっていたのは間違いないですね」 ところが富士スピードウエイで開催 されたレースでマシンがクラッシュし炎上。彼女も良く知る一人のドライバーが瀕死の重傷を負うアクシデントを目の当りにしてしまう。「甘かったのかもしれませんが、それがあまりにも大きなショックで…」。
主にパーツやウエア、グッズなどの製造や販売に係る数字の管理。続いてサーキットでスポンサーやメディアの対応などを行うようになるが、「若かったですね。自分の思いを上司に伝えては仕事も広がっていったのですが、もっとドップリとチームを支えられるお仕事がしたくなったんです」。サーキットに通う内に視野も広がり、本当に自分のや りたい仕事が鮮明になったのだろう。 その後、ムーンクラフトのチームマ
らこのイベントは春の開催へと変更になっている。つまり彼女はただ今このイベントに向け、大忙し。「準備も大変ですが、何よりもお天気に恵まれることを願うばかりです〜」と名口さん。 一大イベントを支えるその存在には 「ありがとう!」を、そして「お帰りなさい!」と言いたくなった。
い時間があったからこそ、彼女は自分が関わってきたモータースポーツをもう一度見つめ直すことができたのかも しれない。 今年のお台場モータースポーツジャ パンは
サーキットの現場は離れたものの、日々モー タースポーツ漬けの毎日。彼女の願い通り、 今年のMSJも晴天を期待したい!
界をお休みして現在に至る。 N I S M O
S M O
、ムーンクラフト、ちょっと業
での彼女の最初の仕事は
をしているが、そのキャリアは N I
ベント当日のみのお手伝いだったが、業界の先輩やモータースポーツファンと触れることで再び心を動かされたようだ。 「モータースポーツ文化の振興、大事ですよね。ご存知の方も多いかもしれませんが、このイベントは親子連れもとても多いんです。小さいお子さんがマシンやドライバーさん達に目を輝かせているのを見ては、充実感や満足感が得られる。最初はイベント当日だけのお手伝いを何年かしていたのですが、 本腰入れてやろうかな、と(笑)」 モータースポーツから離れていた長
たことがきっかけで、彼女は今またこの業界に戻ってきた。
全国的な傾向になりつつあるが、2015 年の全日本選手権もBライカテゴリーでは、復活組の活躍が目立つ一年となった。その 一方で地道に腕を磨いてきた中堅ドライバーが初の栄冠をもぎ取った。あきらめなかった男達の声を聞いてみよう。
2015年の全日本ラリー選手権JN3クラスのタイ トルレースは、前年のチャンピオン天野智之がJN5 クラスへ移籍したことで、シリーズ2位を争った岡田
孝一デミオ、石川昌平ヴィッツという、親子ほども 齢の違う二人を軸とした戦いになると思われた。
しかしシリーズが始まって見ると石川の名前は JN3のエントリーリストの 中にはなかった。石川が チョイスしたのはBRZ。2 年めを迎えた新興のJN4 クラスで心機一転、全日本
の頂点を狙うことになった
のだ。
「86/BRZに 関 しては 2014年のリザルトを見る
と
、タイムが出る人と出な
い人の差が大きかったの で、自分は乗りこなせるだ ろうか、という不安はあり ましたね。 2月にクルマは来 たんですが、富山なんで実
際には雪融けを待って走 らせました。でも、最初か らともかくFRの動きが楽 しくて仕方なかった。カー トをやってた時の感覚が 甦ってきて、“競技車って やっぱりこうだよなぁ” っ
間が短かったにも関わらず、4月の開幕戦唐津で石 川はあっさりとBRZのデビューウィンを飾る。自 身、全日本本格参戦5年めで掴んだ初栄冠だった。
「2014年もJN3とJN4のタイム差がない時が あったので、JN3+αくらいのスピードが出せれば 勝負できるんじゃないかと思ってたんですよ。 BRZは最初から明らかにヴィッツより速く走らせ られてる感覚があったので、ひょっとしたら唐津は イケるんじゃないかと思ってたんです。ただそれは うまく路面が乾いた時の話で、雨や泥が出るような 荒れた路面になったら、どうやって走らせようかと いう不安はありました」
続く第2戦久万高原はその不安が的中。雨となっ たDAY1でタイムを落としたことが響き、2位。第 3戦若狭ラリーでも同じくDAY1の雨に苦戦、4位 にとどまり、リザルトは下降線を辿る。対照的に速 さを見せたのが最大のライバルと目されていた番 場彬。若狭では路面コンディションを選ばぬ速さを 見せ、優勝をもぎ取った。
「若狭が終わった時点でチームからはタイトルを 狙えと言われました。可能性は十分にあるとは思い ましたが、雨が攻略できなかったこともあって、厳 しい戦いになるなと覚悟しました」
クラスの成立が予想される次の第6戦モント レーまでは約2カ月半。このインターバルを使って 石川は全日本ダートトライアル選手権にスポット 参戦する。スリッピーな路面でのBRZの走らせ方、 セッティングを身につけたかったからだ。カテゴ リーの分け隔てなく参戦できるRPN車両にしたメ リットがここで生きた。
て一人で納得してました ね(笑)」
しかしこうして準備期
pro le 1989年、栃木県生まれ。レーシ ングカートからモータースポー ツの世界に入り、免許取得後、ラ リーに転向。20代前半の若さで 北海道でのインターラリーにラ ンサーエボリューションを駆っ て参戦するなど、将来を嘱望され てきた一人だ。
モントレーはまたしても、雨。だが番場以上に強 力なライバルが現れる。2013年に86でタイトルを さらった横尾芳則が、手慣れた86を操って断トツ
ヴィッツに
っていた
、
のJN4初優勝。一方、石川はまたも番場の後塵を 拝し、3位に甘んじた。ポイント首位は守ったが番
場が肉迫する。
「番場さんはやっぱりプロのメカニックがついて
くれるチームで走っているので、対処が速いなぁっ
て感じでしたね。モントレーで最後に逆転されたこ ともあって、あのチームと戦うというのが凄いプ レッシャーになりました」
そんな石川にスキルアップのヒントを与えたの
は意外にも隣県の長野に住む横尾だった。
「第8戦MCSCの前に横尾さんの横に乗せても らったんですが、正直、いまは勝てる相手じゃない
な、と(笑)。横尾さんってブレーキの使い方が丁寧 で、操作もスムーズかつ余裕があるんです。それ
でいて車速がもの凄く高い。ただ絶対このレベルに
は一生かけても到達できないとは思わなかった。横 尾さんの走りのイメージに少しでも合わせられる
よう、もがき始めたんです」
天王山となったMCSCはやはり横尾の独り舞 台に。石川は番場と最終SSまでコンマ秒差の2位 争いを繰り広げたが、最後で岩にヒットしてホイー
ルを破損。5位まで落ちたが、2位に入った番場も 石川との限界勝負の影響でタイヤの残り溝が減っ てしまったため規定違反で無念の失格。二人の チャンピオン争いは事実上、この時点で決着した。
全日本に参戦を始めた2011, 2012年は速さを 垣間見せつつも完走率は5割。しかし2013年、現 在も所属するオートバックスラリーチームの一員と なり、社員ドライバーとしてヴィッツを駆ってから は完走率も向上。それに比例する形でスピードも身 につけてきたように見える。
「以前はタイムを出せない自分に我慢できずに、 “もっとタイム出せるはずだ”と行ってしまって、結 果リタイヤもした。でも2014年辺りから天野さん
フォト/稲田浩章、JAFスポーツ編集部 レポート/鈴木和夫
にたまに追いつけたとしても、そのレベルで走り続 けてコースアウトしたら、それは追いついてないと いうことなんだと気がついたんです。
絶対完走する、その中での一番いい結果が自分 のその時の実力なんだ、とある意味、あきらめるこ
とも必要だ、と。
でもその結果として2015年は危ないコースで も、危ない走りをしなくてもタイムが出せるように なった。唐津の勝利はまさに典型で、危ないことは 何もしてないんですよ。チームの一員である以上、 速く走りたいという願望を犠牲にしても、まずはタ イトルというつもりでやってきましたが、終わって みれば、運転もセッティングもレベルアップできた 一年でした」
確実に強さを身につけた石川が今年、より逞し い走りを披露してくれることは、まず間違いない、 と言っていいだろう。
移った後、2連勝でシーズンを締め括った。天野が 抜けた昨年は断トツのチャンピオン候補。終わって みれば9戦6勝。しかしそれは腕だけで手繰り寄せ たものではなかったようだ。
石川昌平が生まれた1989年、岡田孝一は全日本
ラリー選手権で鮮烈なデビューを見せた。地元九
州大分で開催されたACKスプリングラリーで、当
時、常勝を誇っていた“天才”粟津原豊と互角の
勝負を演じ、敗れたとはいえ僅か1秒差の2位とい
う驚くべき成績を残したのだ。
北海道で行われたツールドミカサでも粟津原に
食らいつく2位。そして続くラリースプリット広島で
は粟津原を追い詰め、遂に逆転で全日本初優勝を
飾る。齢30を過ぎていた岡田は遅れてきた大型新
人として一躍注目を浴び、その将来を嘱望される
人となったが、全日本の頂点に立つまでにはそれか
ら四半世紀という長い時間を要することになった。
「遠回りしすぎた、とデミオを作ってもらった鎌田
さん(鎌田豊。元全日本ラリーチャンピオン)からも 言われました。自分でもそう思います。去年チャン
ピオン取って初めて思いましたから。“今までは甘 かったな”と」
結局は天才肌ということなのだろう。どんなクル マに乗り換えても、すぐにそこそこ乗れてしまう。
ていた砂利の餌食になった。
2度めの本気モードはセリカから当時クラス最 速を誇っていたインテグラへのスイッチを予定し ていた2012年。しかし旧知の永田誠から乗ってく れと頼まれたデミオにあっさりと転向してJN3ク ラスへ移籍する。だが結果的にはこの転向がチャン ピオンへの伏線になった。
天野智之、川名賢といった自分より一回り、二回 りも歳の違うドライバーがライバル。しかし経験で は勝るはずの自分が勝てない。
「なんで勝てないんだろうと思って川名君に聞い たら、左足ブレーキ使ってるっていうんですよ。
“あぁ、時代はもうこうなんだな”って分かって、左 足ブレーキを使ってみたりもしました。それからで すね、荷重移動の大切さであるとかを本当の意味 で考えるようになったのは。運転ってハンドル切ら なくて済むんだというのを、50歳を過ぎてようやく 理解したんです(笑)」
2014年、タイトルを決めた天野がJN5クラスに
「絶対チャンピオンを獲るつもりだったのでクル マもちゃんと作りたかった。初めて本当の意味での ラリーマシンを持てたという気がしました。ラリー
の取り組み方も変えて、ノートもラリーに行く前に 前年の車載をチェックして改善点などを探るよう
にした。ラリー中もリエゾンで次のSSはどこがポイ ントなのかをコドライバーの鶴田君と確認し合っ たりもしました」
夢が実現した後もラリーとの付き合い方は変わ らないという。
「やっぱりクルマも、一からもう一度きちっと作り 直して、クルマ作りを含めて、ラリーをもっと勉強 したい。今まではただの運転手だったので(笑)。そ ういうことをやらないと同じような結果は出せない と思ってます。九州の若手を育てたいという気持も あるのでラリーには関わり続けていきたいですね」
オヤジ、恐るべし。還暦が間近であるにも関わら ず、ラリーへの情熱は衰える気配が微塵もない。そ のパワーの源を垣間見た気がした。
タイムも出せる。優勝もする。
「感覚だけで走ってたんですよね、要するに。た
だ、全日本に参加するだけで満足していたわけで
はないです。実際に狙いに行った年もありましたか
ら」。その2008年は最終戦新城ラリーまでチャンピ
オンを争ったが、難所雁峰林道で道に掻き出され
1957年、福岡県北九州市生まれ。1989年、アルトで全 日本ラリーにデビューし、その年、2勝をマーク。その 後マーチR、レビン、セリカと乗り継ぎ、九州を代表する トップラリーストとして活躍してきた。写真は世界遺産 に指定された故郷、北九州市の八幡製鉄所で撮影。
絶対にチャンピオンを獲るために今まで、 やってこなかったことにも取り組みました
RX-8が主力車種となった全日本ラリーJN1クラ スを制したのは、御年70歳、枯葉マークのラリース ト、松田保夫。途中ブランクはあるものの、若き日 は鈴鹿で伝説の名車マクランサを駆ったこともあ る筋金入りのモータースポーツオヤジなのだった。
4年前にミラージュを買ったんですよ。子供が独 立したんで、何か面白いことないかなってね。それ
でお遊びのつもりで関東の ラリーに出たんです。関東な ら誰も僕のことなど知らない
でしょ(笑)。25年ぶりです
よ。
でも、そこでキロ10秒離さ れちゃった。復活するつもり はなかったんだけど、それで 火が点いちゃった。キロ3秒 くらいだったら“こんなもん
か”で終わってたと思うんだ けど、CP入ったら、すぐ追 いつかれちゃうんだもの。こ れじゃマズい、ちょっとやれ
ばキロ1,2秒くらいまでは行 けるんじゃないかと本気に なったのが、きっかけですね。 やっぱりプライドかなぁ。
その後、近畿のラリーに出 たらミラージュが壊れちゃっ たんで仕方なく他の選手の 走り見てたら、すごい勢いで 中村晃規君のRX-8が走っ
キで獲ったようなもんだけど、冥土の土産はできた かなって感じです(笑)。
もうこの歳だから現役の時までは戻らないし、動
体視力も30代の頃とは違う。勘が戻っても体がつ いていかないもの(笑)。でも戻った当初はホントに つらかったけど、夜も見えるようになったし、動体 視力も少しずつ回復したかなという気はします。 やっぱり目標があるから頑張れるのがモーター スポーツの楽しいところじゃないかな。道具を使う スポーツだからジジイでも勝負はできると思ってま すよ。
でも僕はラリーは40~50代の人が一番速いと 思う。本番が練習になるし、蓄積されたものがモノ を言う。ラリーは経験で勝てるんですよ。勝つため の条件の内、3割くらいは経験だと思う。一発の速 さだけなら日本中にたくさん速い人はいると思う。 でも若い時からめげずに続けていけた人が速くな るんです。
RX-8はまだ乗りこなせてないけど、ダートを走 りたいので、もう乗りません。2016年はスポットで 2、3戦、地区戦も出たいし、オールスターラリーも 出たいなあ。年貢の納め時にはラリー北海道に出る つもりです(笑)。
全日本でも、もしかしたらジジイでもワンチャンス あるんじゃないかと思って2014年の春にSRSに RX-8持って行ったんです。
中村君とガチでやるのは無理というのは分かっ てたんで、シリーズ3位に入ってJAFの表彰式に呼 んでもらうのが目標でした。それがこの歳でチャン ピオンまで獲らせてもらったんだから有り難い。色 んな運とかもあったし、出たモン勝ちで半分インチ
スラローマー阪本芳司はPD誌で見た全日本ラ リースト羽豆宏一のジェミニの走りに憧れ、ハンド リングbyロータスで競技を始めた。S2000、NSX とRWDもドライブ。その経験がFFをドライブする 上でも財産になったという。
チャンピオンがかかった昨年の最終戦本庄は、 本番の前に2回通ってテストしました。恐らく今ま での人生の中で一番本気でセッティングしました (笑)。そこで見つけた一番おいしい所を取って本 番に臨んだので週末はまったくイジらなかった。勝 負のかかった2本めは凄く緊張しましたけど、“ここ までやったんだから、もう失うものは何もない”と いう心境でした。
フォト/JAFスポーツ編集部 レポート/鈴木和夫
それとチャンピオン争いは2001年に関東の地区 戦最終戦でも経験していて、その時は勝てなかっ
たけどチャンピオンが獲れたんですよね。だから、
“
ていった。それで調べてみた らロータリーは係数がかから ないって分かって。これなら
あの時、俺獲ったよな”って自分に言い聞かせて ました。そういう経験があったことも大きかったと 思います。
2015年の開幕前に71Rを履いたら、それまでの 11Aより1秒速かったので、これは何回かは勝てる かもしれない、と思いました。実際、開幕戦岡山国
際は最後の270度を曲がれずに撃沈したんです
が、中間もベストだったし、270度までも自分が
番だったんですよ。だから今年はタイム出せるとい
う確信が持てましたね。
でも、どこでもガムシャラに勝ちに行ったわけで
それにしても有料道路をラリーで走れるなんて いい時代になりましたよね。ああいう道はホントは 速いクルマで走りたいけど、今年はデミオでラリー 楽しみます。
pro le 1945年、愛知県生まれ。20代の 頃はレースに打ち込み、伝説の レーサー、浮谷東次郎のサービス を務めたことも。1970年代に入 り、ラリーに転向、全日本参戦の 傍ら、RACラリーにも出場した過 去を持つ。
はないです。鈴鹿南、名阪はあまり得意じゃないの で、そんなに頑張る気はなかった。お世話になって いるエリアスポーツさんのダンパーの特性と、コー スとの相性もありますから。
エビスは前年のJAFカップに出てデータが獲れ たのが大きかった。ただエビスの初優勝は“知らな いうちに勝っちゃった”という感じだったので(笑)、 嬉しさで言えば狙いに行って勝てたスナガワの方 が正直、大きかったですね。
ポイントリーダーで終盤戦を迎えたわけですが、 何度もチャンピオンを獲ってる飯島賢治選手に、 「ポイントを計算すると、“最低何位に入ればいい”
pro le 今年、50歳になる生粋の江戸っ子 は、社会人になってからジムカーナ を始め、JMRC東京シリーズ、JAF関 東ジムカーナ選手権とステップアッ プを果たしてきた。昨年、全日本参 戦22年めで待望の初優勝。その余 勢を駆ってタイトルも獲得した。
あの一戦、キロ3 秒落ちで走れてたら、
“こんなもんか ” で終わってました
2015年は東北から9年ぶりにジムカーナチャン ピオンが誕生した。雪国ゆえ勘が戻らずシリーズ で出遅れる選手が多い中で、まそにそのハンディ を逆手にとっての栄冠。全日本の戦い方を知る試 合巧者が頂点に辿り着いた。
2014年は、無冠のシリーズ2位というのが何より 悔しかったんです。せめて1勝したかった。1本め ベスト獲れても、2本めに(斉藤)邦夫さんに逆転さ れたというケースが何度かあったので、勝ちに行く タイミングでタイムが出せない自分の弱さを痛感 した年でしたね。
それと気持が急ぎ過ぎていた。プライベーターな ので基本一人で全部、準備するんですが、出走順 の早いPN時代に走ってた頃のクセが抜けず、走る 前にアレもコレも準備しなきゃと気を遣いすぎて 結果、運転に集中できなかった。どうせSAクラス なんだから、時間かけて準備すればいいんだ、と気 がついたんです。
だから2015年は日曜日はなるべくゆったりとリ ラックスしよう、走行が近づいてもテンションも上 げなくていい、くらいに考えるようにした。以前は イケイケで行った方が速いと思ってましたが、それ では行き過ぎるんですよね。雪も走ったしドリフト もカジってたのでクルマを横に曲げて入っていく 自信はあるんです。
が自信あるんですよ。2戦めの鈴鹿は低温の雨と なって、まさに最も得意とする状況で2本ともベス トが獲れた。ライバルも調子を上げてくるだろうけ ど、自分が考えた戦い方が間違ってないと確認が できた一戦でしたね。
と納得して勝利の意欲がなくなる」と忠告されたの で、本庄の土曜まで、自分がどういう状況に置か れてるか実は分からなかった。まさか勝って決めら れるとは思ってなかったので、本当に昨年は出来過 ぎです。
長く全日本を追い続けてきたので、休もうとか、 もういいかな、というのは何回もありました。今思
えば惰性で追ってた時期もあります。でもやめるの
は簡単なんですよね。続ける方が難しいんだけど、
来年もう少し練習したら、もしかしたら速くなるん
じゃないかとか、自分はこんな所でまだ終わる人間
じゃない、とか勝手な思い込みがあったので、その あきらめの悪さで続けてこれた感じですね(笑)。
昨日の自分に負けたくないという精神修業の感 じでやってきた感もあるので、その分、絶対アイツ に勝つという勝負心がないとも周りから言われた んですけど、自分の中で100%の走りをすることが 理想で、それで結果がついてくれば最高、という気 持で今まではやってきた感じです。
でもそういう気持で行くと結局、ワンミスを誘う。
2014年もスライドさせたらリアでパイロン飛ばし たこともありましたから(笑)。行けるっていう感じ じゃなくて、普通に走ればいいんだ、と2015年は 自分に言い聞かせてました。
前半戦で悪くても表彰台という走りができたこ とがタイトルに繋がったと思いますが、やっぱり前 半戦の締め括りのスナガワで勝てたのが大きかっ た。土曜は邦夫さんに秒差で負けてかなり意気消 沈したんですが、データを見ると、前半の高速は僕 が速くて後半のパイロンが邦夫さんが速い。差引き でどっちが勝つか。
シリーズについては寒い方が得意なので前半が 勝負かな、と。東北人なので路面が冷えた時の方
阪本芳司
あそこは1本めからリアタイヤが結構減るので、 その減りを見越して、前半凄く集中して自信を持っ てマシンをコントロールできたことが効いて何とか 逃げ切れた。本番に向けてセッティングも変えずに 焦らずに対応できたというところでも快心の一戦 だったと思います。
ただ最終戦で表彰台にも上がれずにチャンピオ ンが決まったのは自分の中では最悪のシナリオで す(笑)。2本めも雨が残ると踏んでG2Sを選択した ら、あっという間に乾いてしまったので、あきらめ ムードがあったのもたしかですが、やっぱり勝って 決めるのとでは達成感がまったく違ったと思うん です。だから今年はもう1回、このクラスでリベン ジしたい。勝ってチャンピオンを決めるのが今年の 目標です。
pro le 岩手県生まれの生粋の東北人である 工藤はスポーツランドSUGOに程近い 船岡町に住む。SUGOをはじめとする 東北のモータースポーツイベントでは アナウンサーも務める器用人。一貫し てホンダ車を乗り続けている。
張してます。最終ゼッケンなんて慣れてないので一 番緊張するでしょうね。そのプレッシャーとの戦い になりそうです。 P N 1 クラスチャンピオン
2015
インターラリーストとしても知られるダートラ のトップドライバー、関東の赤羽政幸率いるメー プルスポーツからは2015年、二人の全日本チャン ピオンが誕生した。稲葉幸嗣はその一人。3年連続
シリーズ3位のドライバーが“脱皮”できた理由と は何だったのか。
DC5というクルマは何かが起きた時の修正が 難しいんです。ドライ路面じゃないとポテンシャル も発揮しにくいし、進入速度の合わせ込みもCJ4A あたりは考えずにコーナーに飛び込んでも何とか なるけど、DC5はシビアなんですよ。
だからウエット傾向だった開幕2戦は何とか表 彰台に乗れた感じで。でも第3戦のスナガワは、ラ ンオフエリアも広いので『行ってしまえ走法』が通
その速さは認められながらも若手を相手に2年 連続シリーズ3位に留まってきた坂井義浩。2015 年も、一発の速さを秘めた若武者との三つ巴と なったが、まさに三度めの正直を地で行った坂井 が栄冠を手にすることになった。
毎年、チャンピオンを獲る決意はしてるんです が、なかなかうまくいかないんですよね(笑)。2014 年も第7戦今庄で頑張りすぎて駆動系トラブルで
最下位となり、タイトルを逃しました。2015年も、 開幕戦丸和で1本めにファイナルギヤを破損(笑)。
これまで予防のためのパーツ交換をしっかりしてこ なかったのも事実ですが、何年も連続3位という結 果は完全に空回りですよね。このままでは低空飛行
が定着しそうな気配を感じたので、しっかり予防整 備して走りに集中できる態勢に切り換えたんです。
用して大差で勝つことができました。
だから第4戦タカタでは『自分は何があっても大 丈夫』という過信がありました。本番1本めでアク セルを入れるか抜くかを迷った時に踏んだらイン
に引っかけて転倒です。
事前の練習会も行かず、公開練習でも途中リタ イアしてたのに、要はスナガワのブッちぎりが気持 良かったんですよ。その感触が忘れられなくて、 コースに慣れてないにも関わらず行きすぎた。それ までは『プッシュしてもクラッシュはしない』と慎 重にやってきたのにね。でも、そんなスーパーマン ではなかったんですね。
この辺りから変な邪念が入るようになったんで す。終盤戦では4位以上ならタイトル確定でしたが 『ここで攻めすぎてクラッシュしたら、皆からアホ
だって言われるよな』なんて思いが脳裏を巡りまし た。第7戦は雨だったので攻めても仕方ない部分は ありましたが、最終戦門前はモロに影響しました。
お陰で8位でしたから。正直、落ち込んで『最新の シビックタイプRを抽選で当てて、乗りこなせなく て引退する』なんてことも考えてました(笑)。
でも、2014年チャンプの佐藤孝選手に『ギャッ プもわだちも気にせず踏んでいきますよ』と言われ たことがあるんです。それを思い返して、1戦1戦
を勝とうと思ったら、朝早く行って準備したり、慣
熟歩行で走りの組み立てを考えるとか、そういう前 段階をしっかりやって、失敗したら失敗したで仕方 ないっていう感じがダートラなんだな、と思うよう
1976年、栃木県生まれ。大学の時に親戚から購入したAE91 スプリンターシエロでサーキット走行を始めたのがモーター スポーツ活動の最初の一歩。程なく オートランド千葉をホームにダート トライアルを始める。AE92カローラ FX、CJ4Aミラージュ、DC5インテグ ラと乗り継いできたFFスペシャリス トの一人だ。
クラス最終走者』という状況で出走直前に再出走 が入りました。その待ち時間に全車のタイムが聞こ えて、後は自分が20点獲るしかない状況を知っ ちゃったんです(笑)。
でも、走り出したら『ここまで来たら考えても仕方 ない』と緊張が吹っ飛んだんです。これは恐らく、自
分の練習量の多さでカバーできているんだと思いま す。コースの習熟というよりは、同じクルマに長く乗 り続けて、色々なコースを雨の日、晴れの日、暑い時、 寒い時に走ってきたことで、クルマが動き始めさえす
れば、あまり考えずに走れるのかなと思ってます。
自分が思い描いた走りにどれだけ近づけるかを 重視しているので、今回のタイトル獲得も『目標達 成! 活動終了!』という感じではないです。全日本 の成績も自分の運転技量アップのひとつのモノサ シだと思っています。
2016年は駆動方式を変えてPNのBRZに挑み ます。すべてが初めての挑戦なので、いきなり全日 本とはいきませんが、これからも自分の技量を上げ るため、日々精進していきたいと思っています。
もうひとつ課題があって、それは『タイトルを獲 るぞと意気込んで、頑張りすぎてダメになる』とい うメンタルの問題。会場では多くのチャンピオン経 験者から『平常心でいないとチャンピオンは獲れな いぞ』と言われ、メープルスポーツの赤羽さんから も『特別のことをして勝つワケじゃなく、いつも通 りに走って失敗しなければ勝てるんだ。普通に走れ ばいいんだよ』とアドバイスを頂いてました。
今まで自分のドライビングは丸和カップ、地区 戦、全日本とその都度大会の成績に置き換えて習 熟度を計ってきましたが、成績がいいから自分の運 転技量が上がった、1位になったから目標は達成と いう風には僕は考えないんです。
長岡技術科学大学自動車部時代にジムカーナ等を楽しむが、 就職とともに活動は休止。30歳を目前にランサーエボⅨMR でモータースポーツ活動再開を思い つくが、アライメントゲージ購入のた めに立ち寄ったメープルスポーツで 中古のDC2インテグラに遭遇。赤羽 の勧めもあってダートラを始めたの が今に至るきっかけとなった。
N 1 クラスチャンピオン
自分は地区戦タイトルを獲らないまま全日本に 上がったこともあって、緊張するといつも通りのこ とができないタイプなんです。昔やっていた書道で も、師範に上がる試験で緊張して自分の字が書け なくなったほどでしたから(笑)。
ダートトライアル
クラッチミートさえできれば、後は緊張してアタ フタすることはさすがに最近はなくなりつつあるん ですけどね。最終戦門前は『3人ポイント横並び&
昨年12月に行われた
母校、長岡技術科学
大学自動車部の「全 日本チャンピオン祝
勝会」で撮影。同校は
2015年、ジムカーナ
の森田陽介、ラリーの 石川恭啓そして坂井
と3人の全日本チャ ンピオンを輩出した。
2015
選手権
一戦が格好悪かった ので、すぐに引退の仕方を考えました(笑)
タイトルが懸かった最終戦。走り出したら 緊張がどこかに吹っ飛んでいきました
になりました。最終戦門前の失敗から、ダートラの 基本をまた見直せた感じですよね。
思えば、東北地区で走っていた頃に地区戦で初
優勝したら、『新星現る!』って感じで雑誌に大きく
掲載されて嬉しくなり、丸和で全日本初優勝した時 も、勝てるはずのない強敵に勝てて『俺って速いん じゃね?』なんて思ってましたから、カン違いの連 続ですよ(笑)。メープルスポーツの赤羽さんや練習 熱心な坂井さん達のお陰で、昔はあり得ないと思っ ていた全日本の転戦もできるようになりましからね。
自分がダートラをやめたとして、土日に何ができ るかを考えた時に、どうせ大したことはできないん
ですよね(笑)。人間は怠け者なので、何もしないと
体力も集中力も反射神経も衰えるし、体を保とうと する気持も落ちちゃいます。
ある程度年齢が行っても、大人が目を三角にし て戦えるフィールドって貴重ですよね。だからダー
トラをもう1年楽しむことにします。地区戦時代は 全く歯が立たなかった工藤清美店長との重量級マ シン対決が今から楽しみです(笑)。
2015年、彗星のごとく現れて全日本タイトルを 獲得した荻原だが、実は15年ぶりの全日本ダートラ 本格復帰だった。バリバリの改造車からノーマルに 最も近いPN車両と“相棒”は大きく変わったが、当 時味わった悔しい思いを繰り返さないために、今回 は万全の態勢を敷いてのチャレンジだったという。
pro le
1968年、長野県生まれ。社会人になっ た直後に、地元のスポーツランド信州 で見た全日本ダートラでモータース ポーツに目覚め、スズキカルタスでダー トラデビュー。2000年前後に当時、全 日本でも激戦区のひとつだったC1クラ スにアルトで参戦する。スイフトのワ ンメイクレースの出場経験も持つ。
ライ寄りの選択をしました。おかげで1本めから スーパードライを履くことが多くなりましたね。
2本めの勝負タイヤを1本めから履くことは、タイ ヤの感触はもちろん、足回りとのマッチングを確かめ るためにも重要でした。特にタカタでは、1本めの浮 き砂利でスーパードライを履きましたが、結構グリッ プする場所があったんですよ。この時に好感触を得 られたので、この成功体験をその後、応用できて、 後半戦の2連勝につながったんだと思っています。 実は、最終戦門前で初めてプレッシャーを感じた んですよ。門前は勝たなくても良かったのに、いつ ものように自分だけスーパードライを選んで裏目に 出ました。それで自分の首を絞める形になって (笑)、タイトルレースでも僅か2ポイント差の辛勝 になったわけです。
今回のクルマ作りは以前、全日本を追っていたC1 アルト時代に知り合った福島のショップにお願いし たんですが、社長がレース屋なのでスタンスが厳し いんです。サービスにも来てくれることになったの で、『全日本をやるならチャンピオン獲得。成績が出 なかったら1年でやめよう』という目標を掲げました。
幸いにも全日本の開幕戦丸和で3位を獲得でき ましたが、第2戦恋の浦、第3戦スナガワの結果は 散々。第4戦タカタは2位でしたが、宝田ケンシロー 選手がすでに3勝していたので、自分の捨てポイン トがなくなった形でした。
全日本のコースはどこもほぼ初体験だったので、 公開練習でデータを集めて傾向と対策を練り、本 番1本めで検証して2本めでタイムを出すという流 れを作りました。ショップの社長も外から走りを チェックしてくれて、その戦略が機能し始めたのが 第4戦タカタでした。
PNなのでクルマに差はなく戦略のポイントはタ イヤチョイスでしたが、他人と異なる常にひとつド
短期集中で目標を持って挑めたこと。自分達が 練った戦略を信じていけたこと。そして成績が出る につれ、『ライバルに負けたくない』という思いが 強くなったこと。これらのお陰で2015年は質の高 いバトルができたと思ってます。正直な所、“ちょっ と勝ち出したからって、今さら声を掛けに来るの か”とプレスの人たちにまで敵意剥き出しでしたか らね(笑)。後がないという所でテンションが上がっ てたんでしょうね。
15年前の全日本では、わざわざ遠征したのに勝 負できずに帰ってました。そんな悲しい思いは二度 としたくなかったというのはあります。だから2015 年の戦いはとても充実してました。ですが、お金を 使いすぎたので、2016年はお休みするつもりです。 クルマは売らずに持ってますけど(笑)。
レポート/佐藤均 フォト/滝井宏之、山口貴利、JAFスポーツ編集部
っても負けても一年限り。その
の戦略が実を結びました
2015年は、世界を股にかけて活躍してきたトッ
プラリースト達が、全日本でその鍛え上げてきた速
さを存分に証明してみせた年となった。
一人は言うまでもなく、2014年に全日本ラリー
選手権に復帰した世界のARAIこと新井敏弘。そ
してもう一人が、APRCアジアパシフィックラリー
選手権王者の肩書を引っ提げて2012年から全日
本ダートトライアル選手権に戦いの場を移した
KATSUこと、田口勝彦だ。
ただし正確に言えば、田口の場合も全日本ダー
トラへの参戦は復帰ということになる。1993年、若
干21歳で全日本選手権にデビューするとその年に
早くも勝利をマーク。しかし全日本ダートラへの参
戦は翌年までで、鮮烈な印象を残したまま、田口は
三菱ワークスの秘蔵っ子として海外に飛び出して いったのである。
「戻ってきたと言っても、ラリー出てた人がダート ラ来てすぐ勝てるか、というのは別の話ですよ(笑)。
僕の場合は、まず右ハンドルに慣れる必要があっ た。10年以上も左ハンドルで乗ってきて、いきなり 右ハンドルでギリギリ攻めろと言われても無理。
2012年は3戦連続表彰台と、貫禄を見せるが、 復帰後初勝利は、2013年、ちょうど復帰から一年
が経った第5戦切谷内まで待たなければならな かった。翌2014年は2勝をあげ、全開モードに入っ
たかと思われたが、この年もフル参戦とまでは至ら ず、シリーズ5位にとどまった。
田口が戦うのは改造車のスペシャリストが揃う SC2クラス。ランエボの走りのスペシャリストでは あったが、改造車ゆえのマシン作りの難しさに直面
した田口は、勝つか、壊れるかという改造車乗り特 有のジレンマに陥った。
「2015年が開幕するまでのオフは、信頼性を上 げることとスペアパーツを用意することを重点に
準備しました。クルマの調子が悪いまま、いつまで もチャンピオン獲れないというのでは、さすがに カッコ悪いな、と」
このクラス、もちろんドライバーも名うてのテク ニシャンが揃う。田口によれば、彼のいるSC2とい うクラスは、“死ぬ気で走ればトップ6に入れる人な
トルを決めた最終戦門前は、ミシュランにベスト マッチの路面になってくれたので自信を持って走 れた。何より色々なことを感じ取ってそれを次に
フィードバックできるという所で勉強になりました よね。それはまた新しいシーズンで生かせるはず」
最初から左ハンドルでダートラの改造車作って たら、すぐに勝てたかもしれないとは思いますけど
ね。新井さんがなかなか右ハンドルに乗らないのも
同じ理由だと思いますよ。乗らないんじゃなくて乗 れないんですよ(笑)」
pro le 1972年、岡山県生まれ。1994年より 海外に活動の拠点を移し、1999年、 2010年と2度のAPRCシリーズチャン ピオンに輝く。2007年のWRCラリー ジャパンではグループN優勝を飾った。 父親は幾多の全日本タイトルに輝いた トップラリースト田口盛一郎。
ら、ノーミスで走れば1番時計も出せる”クラスだ という。
「バシッとやられると一発のタイムが出てしまう クラスですね。2位以下はミスる確率をどう減らす かという勝負。だから勝ちを狙いにはいくけど、
2015年の最初の目標は3位以内を必ず獲ることで した。2位でもOK、3位ならポイントは獲れたな。
でも4位以下なら意味がない」
そんな田口に2015年、心強い味方となったのは
タイヤの選択肢が増えたこと。これまでラリーで
使ってきたミシュラン、MRFそしてADVANを路 面や天候に合わせて使い分けた。
「必ずしもいつも新品を使えたわけではないし、
何回かミスチョイスもありましたけど、例えばタイ
終わってみれば有効6戦は2勝+2位4回。その2 位も2度、コンマ1秒の僅差で負けた結果であるこ とを考え合わすと、群を抜く安定感がタイトルを引 き寄せたと言っていい。
「ただ昨年はあわよくばオーバーオールを獲ろう という所までは行ってない。クルマを壊さないこと も課題だったので、あまり攻めた走りではないで す。ラリーの走りを一年通じてやったという感じ。 でもラリーではできないギリギリのコーナリングや ブレーキングは凄く勉強になるし、それがダートラ の醍醐味でしょう。今年は狙える時はオーバーオー ルウィンも狙いたい」
次のチャンプはDクラスで?という外野の声も 聞こえているがと、振ってみると、もちろん興味は あるという答が返ってきた。
「でも、やるならDクラスに行ってもすぐに勝て るクルマじゃなければダメだと思う。一番速いクル マ、もちろん乗りたいです よ。今より200 300kgは 軽くしてWRカーくらい
の車重で造り込んでいけ ば、高速でのコーナリング でも、“飛びそうだけど飛 ばない”という動きが出せ るんじゃないか、とかよく 考えます。今のクルマだと 飛び出しちゃうけど(笑)。 そういう次元でコーナリ ングをした時にどういう
感じになるのか、乗ってみ たい」
マシンデザイナーとド
ライバーの間でブレまくっ
ている時の田口は、やはり
骨の髄からのモータース
ポーツマンである。究極の 改造車に向けた、KATSU
の途方もない挑戦が、どう やら始まったようだ。
今年は狙えるなら、オーバー オール V 狙って、攻めますよ
四国というのは面白い土地だ。カートがとりわけ
盛んなわけでもないのだが、四方を海に囲まれたこ
の地域から、優れたドライバーを次々と輩出してく
る。2013年には徳島出身の福住仁嶺が全日本KF1
部門のチャンピオンに。そして2015年、やはり徳
島生まれの環(たまき)優光が全日本FS-125部門
で王者となって、それに続いた。
「四国では皆が楽しんでカートをやってますが、
県外に出ていく四国のメンバーには『チャンスはこ
の一年しかない』っていう思いがある。気持の面で
強い人が多いのかなと思います」
四国で走ることの楽しさを覚え、本州に渡って
レースの厳しさを学んだ環は2013年、いよいよ“全
日本ジュニア”とも呼ばれるジュニアカート選手権
にフル参戦する。だがこの年の結果は、FP-Jr部門
のランキング21位に留まった。
「全日本の難しさを教えられた一年でした。この 年から努力の仕方を変えて、どういう風にしたら
レースで結果が出るか、メンタルが強くなるかを、 周りの人に聞きながら深く考えるようになりまし
た。普段も家に帰ったらちゃんと服を畳んだりして
規則正しい生活をするようにしました。バトルで荒 さがあったり落ち着きを失ったりしてたんですが、
普段の生活がレースにも出ると思うようになった からです」
さらにこの年、かつて全日本で何度も優勝を経 験している中村真志氏に出会ったことが飛躍の きっかけとなった。家族で営むファミリーチームか ら中村氏がアドバイザーを務める強豪チームへ移 籍して、2014年には地方カート選手権FS-125部 門で西地域のチャンピオンを獲得。翌2015年、満 を持して全日本に参戦する。
「2014年は、チャンピオンを獲れなかったらカー
トを辞める気持で臨みました。(新しく加入した)エ マティさんには結果を残している方々がいて、この チームなら絶対に勝てるっていう確信があったん
で。2015年も、その気持は同じでした。ただ自分 の資金だけでは全日本はできなかったんで、自分で 企画書を作って企業を回って資金援助のスポン サーになってもらうことができました。最終戦で優 勝した時は、これで次の年もレースができるって安 心して、ガッツポーズしながら涙が出てきました。 チャンピオンになれたのは、皆の応援があったか ら。スポンサーの方々や四国の方々、いつも支えて もらっている両親に、本当に感謝しています」 インタビューの最中、環がたびたび口にしたのが 「今の自分の走りが正しいとは思っていない」という 言葉だ。足りない点を磨くのはもちろん、得意な面で もさらなる改善の余地があるはずだ、と常に考えてい るのだ。その進化の旅は今年、新たな局面を迎える。 SRS-Fに入校して、自動車レースへの第一歩を踏み 出すのだ。最終目標はF1。同郷で1歳年上の福住は すでにF3で勝利を挙げ、一歩先を走っている。 「福住君は僕が追うべき存在でもあるし、ライバ
ルでもある選手です。この先は厳しいことも多いだ ろうけれど、そこであきらめたら自分はそこまでの ドライバーだってこと。
茨城県の中学3年生、上原拓和選手は自身2年めのFP-Jr部門で終盤2連勝を飾り、 大逆転で初めてのチャンピオンを獲得した。
「シーズン前半は、タイムがいいのに結果がついてこないとか、いい所でミスしてしまっ てトップ争いから脱落とか、苦しい状況が続きました。終盤の茂原大会でようやく走れ る感じになって2位、という結果に自信が生まれました。東地域最終戦のSUGOは一番 走り慣れていて、誰にも負けない自信があった ので、決勝でも思い通りに走れて初優勝できま した。東西統一戦は数字の上ではチャンピオン の可能性は残っていましたが、優勝が最低条件 で、あとはライバルの順位次第という不利な状 況だったので、全然チャンピオンは意識してい ませんでした。だからプレッシャーは無くて、い ま自分にできることを全てやろうという気持で 臨んだのが、かえって良かったのだと思います。 ドライバーとしての将来は、正直まだ考えてい ません。ようやくレースが分かり始めたところな ので、今年全日本FS-125でいい成績が出せれ ば新たな目標を立てて、それに向かって突き進 んでいきたいと思っています」
困難を乗り越えるためには、もっと自分に厳しく するべきで、今の自分を磨くことにゴールはないと 思っています。最後はやっぱり世界一速いドライ バーになりたい。速さにしてもバトルにしてもタイ ヤをもたせる走り方にしても、すべてにおいて世界 になりたいです」
pro le 1998年、徳島県生まれの高校生。4歳で カートを初体験。小学5年から本格的に カートを始めた。たからづかカートフィー ルドや北神戸サーキットに通いながらス テップアップ。昨年は最終戦東西統一戦 を制して全日本王座をもぎ取った。
松山幸生選手は大阪府在住の小学5年生。幼少の頃から 父親に連れられてカート場に通い、自分から「乗ってみたい」と 言ったのは3歳の時だったと言う。2015年はFP-Jr Cadets部 門参戦2年めで3勝を挙げて見事チャンピオンに輝いた。 「(2014年のランキング)2位がとても悔しくて、2015年は 必ずチャンピオンを獲るぞと思って頑張りました。練習もいっ ぱいしたけど、まだ足りないと思ったくらい、一生懸命走り ました。シーズンで一番 印象に残ったのは神戸の レース。一番走っている 地元なので、ここで勝て た時は、“やった!”と思 いました。将来はF1を目 指しているので、英語の 勉強もしています。今年 は(中学)受験に集中して カートは1年休んで、来 年はFP-Jrに上がりたい と思っています」
獲れなかったらともに腕を磨いた四国のカート仲 間達と。徳島カートランドで撮影。
■開催場所の略号:TIS=十勝インターナショナルスピードウェイ SG=スポーツランドSUGO MO=ツインリンクもてぎ T=筑波サーキット SO=袖ヶ浦フォレストレースウェイ F=富士スピードウェイ S=鈴鹿サーキット O=岡山国際サーキット AP=オートポリス ■格式の略号:A=国際 C=国内 D=準国内 E=地方 太字は全日本選手権、世界選手権、国際競技及びそれに準ずる競技会・下線付き細字は地方選手権 ●このカレンダーは1月22日までに本部にて受付したものです。 *�:�日間開催�なります�、�曜日は関����の�式��の�で�り、��の���の��は���り�曜日�日 曜日になります。
27日
2016年JAF筑波スーパーFJ選手権第1戦
2016筑波ツーリングカーシリーズ第1戦
2016筑波チャレンジクラブマンレース第1戦
チーム淀、SMSC(079-565-7808) 2016鈴鹿クラブマンレースRound2
4(APRIL) MO
2日〜3日
スーパー耐久シリーズ2016第1戦 もてぎ5時間耐久レース
2016インタープロトシリーズ第1戦・第2戦
2016富士チャンピオンレースシリーズ第1戦
2016ゴールドカップレース第一戦 3日
NE NR-A C D ㈱モビリティランド、M.O.SC. (0285-64-0200)
富士スピードウェイ㈱、FMC、SMC (0550-78-1234)
APC、㈱オートポリス (0973-55-1111)
S-FJ,F4,N1,N2,NE,NR-A D
S-FJ,NE,NR-A D
2016SUPERGTRound1 OKAYAMA GT300KM RACE (岡山GT300KMレース)
㈱岡山国際サーキット、AC、 ㈱GTアソシエイション (0868-74-3311)
FIA-F4,NE A D
JAF-GT,FIA-GT3
8日〜10日 * MO
2016もてぎチャンピオンカップレース第2戦
JCCAクラシックカーフェスティバル富士ジャンボリー 10日
22日〜24日 *
23日〜24日
2016年JAF全日本スーパーフォーミュラ選手権第1戦
2016年JAF全日本フォーミュラ3選手権第1戦&第2戦 鈴鹿サーキット
2016OKAYAMAチャレンジカップレース第2戦
2016年JAF菅生スーパーFJ選手権第1戦・第2戦
JMRC東北レースシリーズ第1戦
2016SUGOチャンピオンカップレースRd1
㈱モビリティランド、M.O.SC.、SCCN (0285-64-0200)
S-FJ,NE,N1,NE,NR-A D
10日 F
NE(クラシックカー) D JCCA(048-458-6660)
GSS、SMSC、㈱モビリティランド (059-378-3405)
㈱岡山国際サーキット、 AC(0868-74-3311)
SF F3,NR-A A C
F4,S-FJ,N2,NE(FJ1600),NE,NR-A D
JMRC関東ラリーシリーズ 第31回アルタスラリー2016
2016年JAF九州ラリー選手権第1戦 JMRC九州ラリーチャンピオンシリーズ第1戦 第54回ACKKITナイトラリー
RN,RJ,RF,RB, RPN,AE
RN,RJ,RR,RPN, RF,AE RB
23日〜24日
2016年JMRC近畿・SSラリーシリーズ第1戦
2016TOYOTAGAZOO Racing ラリーチャレンジカップ in南丹
2016年JAF全日本ラリー選手権第1戦 ツール・ド・九州2016in唐津 SupportedbySammy
2016JMRC近畿アベレージラリーシリーズ第1戦
2016キャッスルラリージュニア
2016年JAF中部・近畿ラリー選手権第1戦
2016年JMRC中部ラリーチャンピオンシリーズ第 戦
2016年JMRC中部ラリーチャレンジシリーズ第 戦 MASCラリーin新城2016
C GRAVEL(0940-62-1018)
兵庫(120) RN,RJ,RF,RPN, AERRF E TEAM CASTLE(079-253-8201)
MASC、TASC(0561-63-0103)
D
RR,RN,RJ,RF,AE, RPN RR,RN,RJ,RF,AE, RPN,RB
JMRC関東ラリーシリーズ
JMRC群馬ラリーシリーズ第1戦
MSCCラリー inMIKABO
MSCC(03-3414-0176)
FRC.、TMSC(0493-62-1485) TOYOTAGAZOO Racing ラリーチャレンジin木曽
2016年JAF全日本ラリー選手権第2戦 久万高原ラリー
MAC、ETOILE、DCR (089-958-3089)
RN,RJ,RF,RPN, AE,RB
RN,RJ,RPN,RF, AERB
AE RN,RJ,RPN,AE, RF,RB
群馬(180)
23日〜24日 長野(100)
●ジムカーナ●サーキットトライアル●ドリフト
本カレンダーは、開催場所を基準に、カレンダー登録規定の「行政区画における地域別」毎にまとめて掲載しています。
4月 10日
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 北海道 新千歳モーターランド アクティブ・セーフティ パーク PN,N,SASAX B,SC,AE D NC A S C(0123-23-5115)
2016年JAF北海道ジムカーナ選手権第1戦 2016年JMRC北海道ジムカーナシリーズ第1戦 2016年JMRCオールスター選抜第1戦 スーパースラローム in千歳 Rd13
4月 10日
2016年JAF東北ジムカーナ選手権第1戦
2016年JMRC東北ジムカーナシリーズ第1戦
2016年JMRC全国オールスター選抜第1戦 ノックアウトジムカーナ イン エビス DIREZZACUP
D 奥州VICIC、KO.S (022-225-5037)
AE B
23〜24日
2016年JAF全日本ジムカーナ選手権第2戦 オールジャパンジムカーナ イン エビス
PN,N,SA,SC, AE C 奥州VICIC(022-225-5037)
全日本 エビスサーキット 西コース
開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 ツインリンクもてぎ 南コース PN,N,SA,B,SC, D E ACTIVE(070-6644-1348)
2016JMRC栃木・茨城ジムカーナシリーズ 第1戦 アクティブアタックジムカーナ
3月 13日 筑波サーキット コース2000
TMAC Aライセンス講習会サーキットトライアル付き③
2016年JAF筑波サーキットトライアル選手権シリーズ 第1戦 2016JAF筑波チャレンジクラブマンレース 第1戦 19日〜20日
16日 筑波 筑波サーキット
2016クレバーサーキットトライアル in筑波 第2戦
-Aライ講習会付-
B E TMAC(03-3611-6687)
D VICIC、PMC S (03-3863-3378)
B E CLEVER(03-3766-3312)
25日〜26日
2016D1グランプリシリーズ 第1戦 お台場大会
=サーキットトライアル
D D 株式会社サンプロス (03-5287-2939)
4月9日~10日
17日
17日
23日
2016年JAF関東ジムカーナ選手権第1戦 JMRC関東オールスターシリーズ第1戦 JMRC全国オールスター選抜第1戦
東関東サーキットトライアル inつくば Sr2
DUNLOPDXLスカラシップ タイヤセレクト足立加平CUP2
TMAC Aライセンス講習会サーキットトライアル付き④
PN,N,SA,SAX, SC,D,AE D SHAKEDOWN、 ㈱モビリティランド (0287-96-4505)
筑波サーキット コース2000 B E TMAC(03-3611-6687)
浅間台スポーツランド P,PN,N,SA, SAX,B,SC,D D Narashino(047-407-6050) 2016JMRC関東チャンピオンシリーズ第1戦 JMRC千葉・東京ジムカーナシリーズ第2戦 ラッテストーンハードスラローム
本庄サーキット N D PMC・S(03-3863-3378) PMC・S本庄サーキットトライアル R1
=サーキットトライアル
3月 13日
競技会名 開催日 中部 幸田サーキットYRP桐山 PN,N,SA,SAX, B,SC,D D ZEST(0566-83-0030)
2016年JAF中部ジムカーナ選手権第1戦 JMRC中部ジムカーナ選手権第1戦 JMRC全国オールスター選抜第1戦 ZESTハイスピードジムカーナ
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号
20日
20日
21日
27日
2016年JMRC中部ジムカーナ東海シリーズ 第3戦 プレジャー、M-Iスプリングアタック2016
M-I、Plesure (053-411-8911)
キョウセイドライバーランド PN,N,SA,SAX, B E
富士スピードウェイ ジムカーナ場 P,PN,N,SA,B D TMSC(03-3221-9950) TMSC富士ジムカーナシリーズ2016第1戦
2016FISCO SPECIALSTAGETRIALRound1
SUZUKAサーキットトライアルシリーズ 第2戦
富士スピードウェイ B E 富士スピードウェイ㈱、FMC (0550-78-1234)
鈴鹿サーキット 西コース N,SA,B D チーム淀、SMSC (079-565-7808)
2016年JAF中部ジムカーナ選手権第2戦 JMRC中部ジムカーナ選手権第2戦 JMRC全国オールスター選抜第2戦
リミット ハイスピード ジムカーナ
4月 10日 富士スピードウェイ(レーシングコース) B E RTSONIC(055-967-8878)
中部 幸田サーキットYRP桐山 PN,N,SA,SAX, B,SC,D D LIMIT(0566-83-0030)
16日 大日スポーツランド PN,N,SA,SAX, B,SC E KRM(076-237-4727)
22日~24日
SONICサーキットトライアル① (Aライ講習会付)
2016年JMRC中部ジムカーナ北陸シリーズ 第1戦 KRMスラロームアタック
2016D1グランプリシリーズ 第2戦 富士大会
17日 富士スピードウェイ D D 株式会社サンプロス (03-5287-2939)
=サーキットトライアル
3月 6日
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 名阪スポーツランド Cコース N,SAX,B E OPUAC(090-1247-7592)
13日
2016年JMRC近畿ジムカーナミドルシリーズ 第1戦 広島高潤杯 スラロームハート2016
2016年JAF近畿ジムカーナ選手権第1戦
2016年JMRC近畿ジムカーナチャンピオンシリーズ第1戦
2016年JMRC全国オールスター選抜第1戦 DIREZZACUPジムカーナ
D LAZYW.S(072-944-8600)
PN,N,SASAX B,SC,AE B
近畿 名阪スポーツランド Cコース
20日
4月 3日
10日
2016年"Cartolive"杯 舞洲スポーツアイランドシリーズ TjマイカージムカーナNo1
2016年JMRC近畿ジムカーナミドルシリーズ 第2戦 ORCCジムカーナ
2016年JAF近畿ジムカーナ選手権第2戦
2016年JMRC近畿ジムカーナチャンピオンシリーズ第2戦 2016年JMRC全国オールスター選抜第2戦 PROXESスーパーGスラローム
舞洲スポーツアイランド N,B,AE E Tj(072-296-6886)
ORCC(06-6792-8454)
D TSC.O(0798-52-1950)
PN,N,SA,SAX, BSC,AE B
名阪スポーツランド
24日
2016姫路セントラルパークジムカーナシリーズ 第1戦 KSCCジムカーナ No1
第5駐車場 B D KSCC(06-6327-6522)
3月5日~6日
開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 全日本 岡山国際サーキット PN,N,SA,SC, AE B
13日
2016年JAF全日本ジムカーナ選手権第1戦 全日本ジムカーナ in岡山国際サーキット supportedbyEXEDY
2016年JAF中国ジムカーナ選手権第1戦
2016年JMRC中国チャンピオンシリーズ第1戦
2016年JMRC全国オールスター選抜第1戦
2016年中国フレッシュマンシリーズ第1戦 フルハウスジムカーナ2016
C ORANGE、 ㈱岡山国際サーキット、AC (0868-74-3311)
FULLHOUSE (082-877-6773)
中国 スポーツランド TAMADA PN,N,SA,SAX, BSC,D.AE D
4月 3日
2016年JAF中国ジムカーナ選手権第2戦
2016年JMRC中国チャンピオンシリーズ第2戦
2016年JMRC全国オールスター選抜第2戦
2016年JMRC中国フレッシュマンシリーズ第2戦
CMSC島根チャレンジカップ
CMSC島根(0852-23-1511)
備北サーキット PN,N,SASAX BSC,D.AE D
中国
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 四国 瀬戸内海サーキット
2016年JAF四国ジムカーナ選手権第1戦
2016年JMRC全国オールスター選抜ジムカーナ第1戦 DCRジムカーナ '2016
D.C.R(089-924-0220)
PN,N,SA,SAX, B,SC,D,AE
4月 10日
2016年JAF四国ジムカーナ選手権第2戦
2016年JMRC全国オールスター選抜ジムカーナ第2戦 '16TECテクニカルジムカーナ
TEC(088-636-0099)
3月 20日 四国 徳島カートランド PN,N,SA,SAX, B,SC,D,AE
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 HSR九州ドリームコース PN,N,SA,SAX, B,AE E V、洞海ASC (0942-22-0009)
2016年JMRC九州ジムカーナジュニアシリーズ 第2戦 V洞海GYMKHANAFESTIVAL2016
3月 13日 オートポリスレイクサイドレーシングコース
B,D E APC(0973-55-1111) オートポリス Aライ ジムカーナ 2016Round1 20日 九州 スピードパーク恋の浦 PN.N.SASAX BAE D T-OM(0957-25-8360)
27日 スピードパーク恋の浦 PN,N,SASAX B,AE E T-OM(0957-25-8360)
2016年JAF九州ジムカーナ選手権第2戦 JMRCオールスター選抜第2戦 マーブル ジムカーナ
4月 3日 オートポリス インターナショナルレーシングコース
24日
2016年JMRC九州ジムカーナジュニアシリーズ 第3戦 マーブルジムカーナ
B,AE E APC(0973-55-1111) サーキットトライアルINオートポリス 2016Round1 3日 九州 スピードパーク恋の浦 PN.N.SASAX BAE D RC-大分(0972-63-6695)
2016年JAF九州ジムカーナ選手権第3戦 JMRCオールスター選抜第3戦 スーパートライアルIN恋の浦2016
=サーキットトライアル
本カレンダーは、開催場所を基準に、カレンダー登録規定の「行政区画における地域別」毎にまとめて掲載しています。
●ダートトライアル●オートクロス
4月 17日
2016年JAF北海道ダートトライアル選手権第3戦
2016年JMRC北海道ダートトライアルシリーズ第3戦
2016年JMRCオールスター選抜第3戦 コクピットチャレンジダート
※3月~4月に東北地方で開催される競技会はありません。
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 関東 丸和オートランド那須 PN,N,SA,SAX, SC,D,AE D FSC(042-560-9667) 2016年JAF関東ダートトライアル選手権第1戦 JMRC関東ダートトライアルシリーズ
<JMRC全国オールスター選抜戦>
FSCダートトライアル
19日〜20日
4月 3日
2016年JAF全日本ダートトライアル選手権第1戦
DIRT-TRIALinNASU
2016年 JAF東北ダートトライアル選手権第1戦
2016年 JMRC東北ダートトライアルチャンピオンシリーズ第1戦
2016年 JMRC全国オールスターダートトライアル選抜第1戦
2016年 丸和カップダートトライアルシリーズ第1戦 WHO ISTHEFASTEST2016
PN,N,SA,SC, D,AE C FSC、MSCうめぐみ (0287-73-5028)
PN,N,SA,SAX, SC,D,AE D Team-F(022-797-1188)
10日
2016年JAF関東ダートトライアル選手権第2戦
JMRC関東ダートトライアルシリーズ
<JMRC全国オールスター選抜戦>
MARC SuperPerformanceDIRTTRIAL2016
MARC、TWS (0297-38-0088)
オートランド千葉 第1コース PN,N,SA,SAX, SC,D,AE D
24日
2016年JAF関東ダートトライアル選手権第3戦 JMRC関東ダートトライアルシリーズ
<JMRC全国オールスター選抜戦>
CD-1SuperSprint2016
関東 トライアルゾーン新潟 PN,N,SA,SAX, SC,D,AE D CD-1(0256-38-4755)
競技会名 開催日
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号
2016年JAF中部ダートトライアル選手権第1戦 2016年JMRC中部ダートトライアル選手権第1戦 2016年JMRC全国オールスター選抜第1戦 MONZEN M.SPCUP2016
中部 輪島市門前モータースポーツ公園 PN,N,SA,SAX, BSC,D,AE D M.SC MONZEN (0768-42-2025)
17日
4月 3日 輪島市門前モータースポーツ公園 N,SA,SAX,B, SC,D E Three-R(076-276-5753)
24日
2016年JMRC中部ダートトライアル北陸シリーズ第1戦 第49回 目がつりあがるよダートトライアル
2016年JAF中部ダートトライアル選手権第2戦 2016年JMRC中部ダートトライアル選手権第2戦
2016年JMRC全国オールスター選抜第2戦 2016年JMRC中部ダートトライアル東海シリーズ第1戦 2016 CCSTダートトライアル
CCST(0572-55-5201)
D
PN,N,SA,SAX, B,SC,D,AE PN,N,SA,SAX, B,SC,D
中部 池の平ワンダーランド
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 近畿 コスモスパーク PN,N,SA,SAX, SC,D,AE N,SA,SAX,B, SC,D
2016年JAF近畿ダートトライアル選手権第1戦 JMRC近畿ダートトライアルチャンピオンシリーズ第1戦 JMRC全国オールスターダートトライアル選抜第1戦 JMRC近畿ダートトライアルジュニアシリーズ第1戦
サンダース ダートトライアル
D THUNDERS(072-822-3346)
4月 24日
2016年JAF近畿ダートトライアル選手権第2戦
JMRC近畿ダートトライアルチャンピオンシリーズ第2戦 JMRC全国オールスターダートトライアル選抜第2戦 JMRC近畿ダートトライアルジュニアシリーズ第2戦 AGSCハイスピードダートトライアル
2016年JAF中国ダートトライアル選手権第1戦
2016年JMRC中国ダートトライアルチャンピオンシリーズ第1戦
2016年JMRC全国オールスター選抜第1戦 クルマスターカップCCNエキサイトダート
D AGSC(072-695-8491)
3月 27日 近畿 コスモスパーク PN,N,SA,SAX, SC,D,AE N,SA,SAX,B, SC,D
4月 3日
2016年JAF中国ダートトライアル選手権第2戦
2016年JMRC中国ダートトライアルチャンピオンシリーズ第2戦
2016年JMRC全国オールスター選抜第2戦 グラベルスピリット2016
24日
2016年JAF中国ダートトライアル選手権第3戦 2016年JMRC中国ダートトライアルチャンピオンシリーズ第3戦 2016年JMRC全国オールスター選抜第3戦 スプリングトライアル
MCCS(0836-31-4741)
開催日
3月 13日
4月 24日
競技会名
オーガナイザー/電話番号
選手権地区 開催場所 競技車両 格式
四国 香川スポーツランド PN,N,SA,SAX, SC,D D MAC(089-958-3089) 2016年JAF四国ダートトライアル選手権第1戦
2016年JMRC全国オールスター選抜ダートトライアル第1戦
2016MACダートトライアル
2016年JAF四国ダートトライアル選手権第2戦 2016年JMRC全国オールスター選抜ダートトライアル第2戦 2016チーム玉藻アドバントライアル
四国 香川スポーツランド PN,N,SA,SAX, SC,D D TT(0879-52-5413)
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日
3月 13日
FMSC(092-980-7412) 2016年JAF九州ダートトライアル選手権第2戦 JMRCオールスター選抜第2戦 FMSC桜吹雪ダートトライアル2016
スピードパーク恋の浦 PN,N,SA,SAX, B,SC,D,AE
16日〜17日
2016年JAF九州ダートトライアル選手権第3戦 JMRCオールスター選抜第3戦 CRMCダートトライアル2016
2016年JAF全日本ダートトライアル選手権第2戦 RASCALSPRING TRIALIN KYUSHU
CRMC(0949-62-0252)
スピードパーク恋の浦 PN,N,SA,SAX, B,SC,D,AE
4月 3日 全日本 スピードパーク恋の浦 PN,N,SA,SC, D,AE C RASCAL、FMSC (092-621-0664)
3(MARCH)
格式A−国際/B−準国際/C−国内/D−準国内/E−制限付 ●太字は全日本選手権、世界選手権、国際競技及びそれに準ずる競技会・下線付き細字は地方選手権 ●このカレンダーは1月22日までに本部にて受付したものです。
催 場 所 競 技 車 両 格式 オーガナイザー/電話番号 競 技 会 名
2016もてぎカートレース第1戦 3月 6日
催 日 ツインリンクもてぎ北ショ トコース
FS-125 D ㈱モビリティランド (0285-64-0200)
FS-125 D HMSL(0279-54-8199)
2016HARUNACUPKARTRACERd2 13日 オートパラダイス御殿場
榛名モータースポーツランド
2016APG CUP第1戦 13日 筑波サーキット
FS-125 D APG(0550-75-6138)
FC-2リブレ FC-2リブレ D D VICIC(0465-83-4702)
2016WAKO'SスーパーカートVICIC筑波サーキット 選手権シリーズ第1戦 19日 〜20日 新東京サーキット
FS-125 D NTC(0436-36-3139) NTC CUPRd1
KARTRACEIN SUZUKA 19日
26日
2016鈴鹿選手権シリーズ第2戦
2016年全日本カート選手権KF部門第1・2戦
〜27日 4(APRIL)
2016年全日本カート選手権FS-125部門東地域第1戦
2016年地方カート選手権FP-3部門/FS-125部門
東地域第1戦
2016年ジュニアカート選手権FP-Jr部門/FPJrCadets部門東地域第1戦
2016TOYOTASLカートミーティング SUGOカート レースシリーズ第1戦 4月 3日
2016ROTAXMAXCHALLENGESERIESRd1 3日
SMSC(059-378-3405)
㈱モビリティランド (0285-64-0200)
FS-125 FCリブレ D E
C C D D
FS-125
FP-3,FS-125
FP-Jr,FP-JrCadets
SSC(0224-83-3116)
FS-125 E
スポーツランドSUGO西コース
16日
2016年全日本カート選手権FS-125部門西地域第1戦 2016年地方カート選手権FP-3部門/FS-125部門
西地域第1戦
2016年ジュニアカート選手権FP-Jr部門/FPJrCadets部門西地域第1戦
FS-125 D E フェスティカサーキット (0282-25-1500)
FS-125
フェスティカサーキット瑞浪
2016APG CUP第2戦 10日 琵琶湖スポーツランド
FS-125 D APG(0550-75-6138)
BSL(077-598-2888)
C D D
FS-125
FP-3,FS-125
FP-Jr,FP-JrCadets
オートパラダイス御殿場
23日
2016もてぎカートレース第2戦
2016WAKO'S スーパーカートVICIC岡山国際サ
ーキット選手権シリーズ第2戦
FS-125 D ㈱モビリティランド (0285-64-0200)
17日 岡山国際サーキット
FC-2リブレ FC-2リブレ D D VICIC(0465-83-4702)
�����統一規則を�に、��以下の��変更し�定しました のでお知らせします。
※�����全日本/��/ジュニ�カート選手権統一規則(全�) につきましては、JAFホームページに掲載の「JAFモー タースポーツニュースNo.277」をご覧ください。
������������������ KF、FS�����
本選手権競技会は、一般社団法人日本自動車連盟(以下「J AF」という)の公認のもとに国際自動車連盟(FIA)のF IA国際モータースポーツ競技規則/国際カート規則およびそ の付則に準拠したJAF国内競技規則/JAF国内カート競技 規則およびその付則、�����(以下「当該�」という。)日本 カート選手権規定、本統一規則、および競技会特別規則に従っ て開催される。
�������� (略)
�������������
� (略)
� .ドライバーの出場資格:
�)KF部門: (�) (略)
(�)国際Cおよび国内Aドライバーライセンス所持者につ いては、下記の何れかの実績を満たす者。
① (略)
②過去の全日本選手権SuperKF部門、KF�部門 あるいはKF部門で、�間����が���以内であっ た者。
本選手権競技会は、一般社団法人日本自動車連盟(以下「J AF」という)の公認のもとに国際自動車連盟(FIA)の国 際モータースポーツ競技規則と国際カート規則、それに準拠し たJAF国内競技規則、JAF国内カート競技規則とその付則、 �����(以下「当該�」という。)日本カート選手権規定、本 統一規則、および競技会特別規則に従って開催される。
�������������
� .(略)
� .ドライバーの出場資格:
�)KF部門:
(�) (略)
(�)国際Cおよび国内Aドライバーライセンス所持者につ いては、下記の何れかの実績を満たす者。
① (略)
②過去の全日本選手権SuperKF部門あるいはKF �部門で、�間����が���以内であった者。
③〜④ (略)
�)〜�) (略)
� . (略)
��������
前条で規定する当該エンジンを搭載し、「JAF国内カート 競技車�規則」に��する���競技車�で、かつ�の条件を 満たさなければならない。
� .シャシーは、以下の条件を満たすこと。また、車検時にお いてシャシーにJAF指定の封印が実施される。但し、公式 練習開始時間前までは、技術委員長の承認のもとにシャシー の封印の解除、および再登録、再封印が認められる。
�)KF部門で使用するシャシーは、CIK-FIA公認ま たはJAF公認を取得している製造者によって製造された ものとする。
�)FS-���部門で使用するシャシーは、CIK-FIA公 認またはJAF公認を取得している製造者によって製造さ れたものとする。ただし、フロントブレーキの装着は禁止 する。
� .〜� .(略) ��.競技に使用するタイ�は�の条件に��したものとする。
前条で規定する当該エンジンを搭載し、「JAF国内カート 競技車�規則」に��する���競技車�で、かつ�の条件を 満たさなければならない。
� .シャシーは、以下の条件を満たすこと。また、車検時にお いてシャシーにJAF指定の封印が実施される。但し、公式 練習開始時間前までは、技術委員長の承認のもとにシャシー の封印の解除、および再登録、再封印が認められる。
�)KF 部門で使用するシャシーは、CIK-FIA公認ま たはJAF公認を取得している製造者によって製造された ものとする。
�)FS-���部門で使用するシャシーは、CIK-FIA公 認またはJAF公認を取得している製造者によって製造さ れたものとする。
� .〜� .(略) ��.競技に使用するタイ�は�の条件に��したものとする。
KFおよびF�-���部門で使用するタイヤは、下記�)に定 めるディストリビューション制とする。
�)�部門に使用できるタイヤは�の通りとする。
(�)銘柄、�イ�、�ン�ウンド
●KF部門:
①当該年に有効なCIK-FIA公認タイヤを製造して いる製造者によって製造されたタイヤとし、銘柄は自 由。
②ドライとウエットの銘柄は同一とする。
③タイヤの銘柄は、当該ドライバーが当該年に最初に使 用した銘柄に限定する。
KFおよびF�-���部門で使用するタイヤは、下記�)に定 めるディストリビューション制とする。
�)�部門に使用できるタイヤは�の通りとする。
(�)銘柄、�イ�、�ン�ウンド
●KF部門:
①当該年に有効なCIK-FIA公認タイヤを製造して いる製造者によって製造されたタイヤとし、銘柄は自 由。
②ドライとウエットの銘柄は同一とする。
③タイヤの銘柄は、当該ドライバーが当該年に最初に使 用した銘柄に限定する。
ただし、当該年において��のみ�なる銘柄に変更す ることが出来る(以後はその銘柄を使用しなければな らない)。
④ドライバーは、予めエントリー申込書に使用するタイ ヤの銘柄を記入する。エントリー受付締め切り後の銘 柄の変更は認められない。エントリー受付締め切り前 の銘柄の変更はオーガナイザーが指定する所定の用紙 にて行うことができる。
例)銘柄とはBridgestone、Dunlop、Yokohama/
Advan等を指す
●F�-���部門: (略)
④ドライバーは、予めエントリー申込書に使用するタイ ヤの銘柄を記入する。エントリー受付締め切り後の銘 柄の変更は認められない。エントリー受付締め切り前 の銘柄の変更はオーガナイザーが指定する所定の用紙 にて行うことができる。
例)銘柄とはBridgestone、Dunlop、Yokohama/ Advan等を指す
●F�-���部門: (略)
�)��) (略) ��.���. (略)
� (略)
� .全ての部門の車両は、当該CIK-FIA公認フロントフ ェアリングの取付方式が義務付けられる。ただし、KF部門 の車両は、����-����のCIK-FIA公認フロントフェア リング取付キットの使用が義務付けられる。
� (略) (略)
� .ペナルティは�の��がある。 �)警告 �)罰金
�)タイムペナルティ
�)ポイントペナルティ
�)ラップペナルティ
�)失格(当該タイムトライアル、ヒート、またはレースの 失格)
� .警告はその必要ありと認められた軽反則に対して発せられ る。
� .罰金は成績に対するペナルティには至らない違反に適用さ れる。
� .タイムペナルティは失格には至らない違反に適用される。
� .ラップペナルティは、失格には至らない違反に適用される。
� .ポイントペナルティは、失格には至らない違反に対し予選 ヒートおよび決勝ヒートに適用される。
� (略)
� .全ての部門の車両は、当該CIK-FIA公認フロントフ ェアリングの取付方式が義務付けられる。ただし、KF部門 の車両は、����-����のCIK-FIA公認フロントフェア リングの取付方式が義務付けられる。
� (略)
(略)
� .ペナルティは�の��がある。 �)警告
�)罰金
�)タイムペナルティ
�)ポイントペナルティ
�)ラップペナルティ
�)失格(当該タイムトライアル、ヒート、またはレースの 失格)
� .警告はその必要ありと認められた軽反則に対して発せられ る。
� .罰金は成績に対するペナルティ迄に至らない程度の違反に 適用される。
� .タイムペナルティは音量測定結果によりタイムトライアル に適用される。
� .ラップペナルティは、失格にならない程度の違反に適用さ れる。
� .ポイントペナルティは、失格にならない程度の違反に対し 予選ヒートおよび決勝ヒートに与えられる。
� (略)
<ペナルティの例> (�)�(�)(略)
(�)�ヒート���に��カート��車両�則に定める必�
(�)�ヒート���に��カート��車両�則に定める必� の部品が脱落の場合(後方ナンバープレートを除く) ⇒当該ヒート失格
(�)��を除く全てのヒートにおいて、�ェッカー後フィ� ッシュラインを通過したカートのフロントフェアリングが 正しい装着状態では無いと審判員が判断した場合(KF部 門のみ)
⇒当該ヒートの結果に�����
(�)�(��)(略)
本選手権競技会は、一般社団法人日本自動車連盟(以下「J AF」という)の公認のもとに国際自動車連盟(FIA)のF IA国際モータースポーツ競技規則/国際カート規則およびそ の付則に準拠したJAF国内競技規則/JAF国内カート競技 規則およびその付則、�����(以下「当該�」という。)日本 カート選手権規定、本�一規則(FC-�部�は適用しない)、 および競技会特別規則に従って開催される。
「JAF国内カート競技車両規則」���に従ったサイドボ ックス、フロントフェアリング、フロントパネルを必備とする。 「JAF国内カート競技車両規則」����.および���に 従った、CIK-FIA公認(2006-2011、2009-2014、2012-2017、 2015-2020)サイドボックス、フロントフェアリング、フロント パネル、リアプロテクションは、ステー等の公認部品を含み必 備とする。
�、�なる��またはモ�ルの�成部品による��のボ�ィ �ークによる�み合�せが認められる。�し、��のサイドボ ックスはセットで共に使用すること。
����������
��.ペナルティは�の��がある。
�)警告 �)罰金
�)タイムペナルティ
�)ポイントペナルティ
�)ラップペナルティ
�)失格(当該タイムトライアル、ヒート、またはレースの 失格) ��.警告はその必要ありと認められた軽反則に対して発せられ る。
��.罰金は成績に対するペナルティには至らない違反に適用さ れる。
��.タイムペナルティは失格には至らない違反に適用される。
��.ラップペナルティは、失格には至らない違反に適用される。
��.ポイントペナルティは、失格には至らない違反に対し予選 ヒートおよび決勝ヒートに適用される。
本選手権競技会は、一般社団法人日本自動車連盟(以下「J AF」という)の公認のもとに国際自動車連盟(FIA)の国 際モータースポーツ競技規則と国際カート規則、それに準拠し たJAF国内競技規則、JAF国内カート競技規則とその付則、 �����(以下「当該�」という。)日本カート選手権規定、本 �一規則(FC-�部�は適用しない)、および競技会特別規則 に従って開催される。
「JAF国内カート競技車両規則」���に従ったサイドボ ックス、フロントフェアリング、フロントパネルを必備とする。 F�-���部�に�いては、「JAF国内カート競技車両規則」 ����.および���に従った、CIK-FIA公認(20062011、2009-2014、2012-2017、2015-2020)サイドボックス、フロ ントフェアリング、フロントパネル、リアプロテクションは、 ステー等の公認部品を含み必備とする。
�、�なる��またはモ�ルの�成部品による��のボ�ィ �ークによる�み合�せが認められる。�し、��のサイドボ ックスはセットで共に使用すること。
��������� (略)
���������� ��.ペナルティは�の��がある。
�)警告 �)罰金 �)タイムペナルティ
�)ポイントペナルティ �)ラップペナルティ
�)失格(当該タイムトライアル、ヒート、またはレースの 失格) ��.警告はその必要ありと認められた軽反則に対して発せられ る。
��.罰金は成績に対するペナルティ迄に至らない程度の違反に 適用される。
��.タイムペナルティは音量測定結果によりタイムトライアル に適用される。
��.ラップペナルティは、失格にならない程度の違反に適用さ れる。
��.ポイントペナルティは、失格にならない程度の違反に対し 予選ヒートおよび決勝ヒートに与えられる。
�� (略) <ペナルティの例> (�)�(�) (略)
(�)�ヒート���に国内カート競技車両規則に定める必備
(�)�ヒート���に国内カート競技車両規則に定める必備 の部品が脱落の場合(後方ナンバープレートを除く) ⇒当該ヒート失格
��.��� (略)
本選手権競技会は、一般社団法人日本自動車連盟(以下「J AF」という)の公認のもとに国際自動車連盟(FIA)のF IA国際モータースポーツ競技規則/国際カート規則およびそ の付則に準拠したJAF国内競技規則/JAF国内カート競技 規則およびその付則、�����(以下「���」という。)日本 カート選手権規定、本統一規則、および競技会特別規則に従っ て開催される。
�������� (略)
��.ドライバーの出場資格:
ジュニアカート選手権競技に出場するドライバーは、部門 毎に以下の条件を満たしていること。
ドライバーが出場できる地域および参加部門は何れかの地 域ならびに部門に限定され、シリーズの途中で変更すること はできない。
�)フ�ー�ュラ�ストンジュニア(FP-Jr)部門
ジュニアドライバーライセンス所持者とする。
ただし、ジュニアBカートドライバーライセンス所持 者は、参加申込時点において、以下の何れかの実績を満 たす者。
(�)ライセンス取得後クローズド格式以上の競技会に ��以上出場した実績を有する者。
(�)JAFによって特に認められた者(海外での実績 等)。
(�)�(�) (略)
�)フ�ー�ュラ�ストンジュニアカデット(FP-JrC
adets)部門
(�)ライセンス
ジュニアドライバーライセンス所持者とする。
ただし、ジュニアBカートドライバーライセンス所持 者は、参加申込時点において、以下の何れかの実績を満 たす者。
(�)ライセンス取得後クローズド格式以上の競技会に ��以上出場した実績を有する者。
(�)ライセンス取得後JAF公認カートコースにおけ るスポーツ走行の経�時�が��時�以上��、その 証明を有する者。
(�)JAFによって特に認められた者(海外での実績 等)。 (�)�(�) (略)
�������������������
FP-Jr、FP-JrCadets部門
本選手権競技会は、一般社団法人日本自動車連盟(以下「J AF」という)の公認のもとに国際自動車連盟(FIA)の国 際モータースポーツ競技規則と国際カート規則、それに準拠し たJAF国内競技規則、JAF国内カート競技規則とその付則、 �����(以下「���」という。)日本カート選手権規定、本 統一規則、および競技会特別規則に従って開催される。
�� (略)
��.ドライバーの出場資格:
ジュニアカート選手権競技に出場するドライバーは、部門 毎に以下の条件を満たしていること。
ドライバーが出場できる地域および参加部門は何れかの地 域ならびに部門に限定され、シリーズの途中で変更すること はできない。
�)フ�ー�ュラ�ストンジュニア(FP-Jr)部門
(�)ライセンス
ジュニアドライバーライセンス所持者とする。
ただし、ジュニアBカートドライバーライセンス所持 者は、参加申込時点において、ライセンス取得後クロー ズド格式以上の競技会に��以上出場した実績を有する こと。
(�)�(�) (略) �)フ�ー�ュラ�ストンジュニアカデット(FP-JrC adets)部門
(�)ライセンス
ジュニアドライバーライセンス所持者とする。
ただし、ジュニアBカートドライバーライセンス所持 者は、参加申込時点において、ライセンス取得後クロー ズド格式以上の競技会に��以上出場した実績を有する か、JAF公認カートコースにおけるスポーツ走行の経 �時�が��時�以上��、その証明を有すること。
(�)�(�) (略) �� (略)
��������� (略)
����������� �� (略) ��.FP-JrCadets部門:
「JAF国内カート競技車�規則」��条に従ったサイド ボックス、フロントフェアリング、フロントパネルを必備と し、かつ同���条に従いJAFに申�されたものでなけれ� ならない。尚、異なる銘柄またはモデルの構成部品による� つのボデ��ークによる組み合��が認められる。�し、� つのサイドボックスはセットで共に使用すること。また、同 ��条に従ったリア�ロ�クションを必備とする。
「JAF国内カート競技車�規則」��条に従ったサイド ボックス、フロントフェアリング、フロントパネルを必備と し、かつ同���条に従いJAFに申�されたものでなけれ� ならない。異なる銘柄またはモデルの構成部品による組み合 ��は認められない。また、同��条に従ったリア�ロ�ク ションを必備とする。
��.��� (略)
(略)
��.ペナルティは�の��がある。 �)警告
�)罰金 �)タイムペナルティ �)ポイントペナルティ
�)ラップペナルティ
�)失格(当該タイムトライアル、ヒート、またはレースの
失格)
��.警告はその必要ありと認められた軽反則に対して発せられ る。
��.罰金は成績に対するペナルティには至らない違反に適用さ れる。
��.タイムペナルティは失格には至らない違反に適用される。
��.ラップペナルティは、失格には至らない違反に適用される。
��.ポイントペナルティは、失格には至らない違反に対し予選
ヒートおよび決勝ヒートに適用される。
�� (略)
<ペナルティの例> (�)�(�) (略)
(�)�ヒート���に��カート�����則に定める必�
��.ペナルティは�の��がある。 �)警告 �)罰金
�)タイムペナルティ
�)ポイントペナルティ
�)ラップペナルティ
�)失格(当該タイムトライアル、ヒート、またはレースの 失格)
��.警告はその必要ありと認められた軽反則に対して発せられ る。
��.罰金は成績に対するペナルティ迄に至らない程度の違反に 適用される。
��.タイムペナルティは音量測定結果によりタイムトライアル に適用される。
��.ラップペナルティは、失格にならない程度の違反に適用さ れる。
��.ポイントペナルティは、失格にならない程度の違反に対し 予選ヒートおよび決勝ヒートに与えられる。
<ペナルティの例> (�)�(�) (略)
(�)�ヒート���に��カート�����則に定める必� の部品が脱落の場合(後方ナンバープレートを除く)
以下のカートエンジンがJAF登録エンジンとして承認されましたのでお知らせします。
㈱タロックスジャパン
※JAFカートカレンダー(3〜4月)は45ページに掲載しています。
2015年12月18日 JAF-012FS
2015 S-FJ&F4日本一決定戦[JAF公認No.2015-3004] 開催日:12月5~6日 開催場所:鈴鹿サーキット 格式:準国内 主催:チーム淀[クラブ登録No.公認27001]、SMSC[クラブ登録No.公認24001] フォト/吉見幸夫 レポート/JAFスポーツ編集部
スーパーFJ及びF4の上位ランカーが集う
恒例の日本一決定戦が、昨年12月の第1週、 鈴鹿クラブマンレースの最終ラウンドに合わせ て開催された。
34台がエントリーしたS-FJは、5日土曜午前 に公式予選がまずA、B2グループに分かれて行 われ、午後にはそれぞれ第1レグが競われた。 各レグの上位10台と、夕方に行われた敗者復 活を勝ち上がった上位10台の計30台が翌6日 午後のファイナルに臨んだ。
Aグループ予選では全日本カート選手権の最
高峰、KF部門を10月に制した阪口晴南選手が、 S-FJはまだ3戦めながら速さを見せて、ただ 一人2分12秒台に乗せるぶっちぎりのポール ポジションタイムをマーク。
2015年、16歳になると同時に限定Aライセ ンスを取得した阪口選手は、スーパーFJのほ か、JAF-F4を2戦、FIA-F4をすでに8戦経験 済み。FIA-F4第13戦では表彰台もマークする など、フォーミュラ1年生とは思えぬ速さを見 せている一人。
第1レグでもホールショットを決めると徐々
にリードを広げ、地元鈴鹿シリーズの八巻渉選 手を5秒差に従えてチェッカーを受けた。
5番グリッドからジャンプアップを狙った鈴 鹿チャンピオン平木玲次選手はスタートで失敗 し、10番手までポジションダウン。最終的に6 位まで挽回するも厳しいレースとなった。
一方、Bグループでは鈴鹿シリーズの平優弥 選手が阪口選手を凌ぐ2分12秒586をマーク してPPを獲得。高校生ドライバー、小高一斗 選手が同じく12秒台で2番手につける。
しかし第1レグはこのフロントローの2台に は試練のレースに。ホールショットを決めた平 選手はその直後、ヘアピンでスピン。11番手ま で順位を落とす。小高選手もフライングでドラ イビングスルーペナルティーと勝負権を失って しまった。
結局、レースは4番手スタートの岡山国際の チャンピオン大湯都史樹選手が制して九州のベ テラン、吉田宣弘選手が2番手に。ファステス トをマークして追い上げた平選手は3位まで挽 回してファイナルに望みを繋げた。決勝のPP は第1レグのトータルタイムで大湯選手を上回 った阪口選手が獲得した。
明けた6日の決勝は昼過ぎに行われた。フォ ーメーションラップで11番手スタートの平木選 手がマシンストップという波乱の中、スタート
1.2. 東日本勢で健闘を見せたもてぎチャンピオンの川合孝汰選手。 5位でチェッカーを受けた。3. 鈴鹿チャンピオン平木玲次選手は不 本意な結果に終ってしまった。4. 優勝候補の一角だった八巻渉選手 は地元鈴鹿での一戦を4位で終えた。5. 大井偉史選手は6位入賞 を果たした。6.「スタートで前に出られれば勝機も…」とファイナル に臨んだ平優弥選手だったが逆転優勝は果たせなかった。
阪口晴南選手が圧勝で日本一!
が切られるが、まずはPPの阪口選手が大湯選 手を牽制しつつホールショット。その後方では 6番手スタートの平選手が4位に上がり、阪口 選手を追うがスプーンで前を走る吉田選手と接 触、マシンを傷め、無念のリタイヤとなる。
今回、タイム的に阪口選手に唯一、食らいつ
いていた平選手の脱落で、2番手を走る大湯選 手の追撃に注目が集まったが、「昨日からセッ ティングを変えてみたんですが、いい方向には 変わらなかった」と阪口選手の背後を脅かすこ
とはできず。最終ラップに再び12秒台を叩き 出してファステストももぎ取った阪口選手が独 走で優勝を飾った。大湯選手に 続く3位には21番グリットから 18台抜きの快挙を見せた小高選 手が入った。第1レグのフライン グが惜しまれるところだ。
S-FJデビュー戦となったF1日 本GPでのドリームカップから無 敵の3連勝を遂げた阪口選手は
7.F1に併催されたドリームカップに続いて鈴鹿を 制した 阪口晴南選手。ライバルに付け入る隙を 与えない見事な勝ちっぷりを見せた。8.9.レーシ ングカート時代から阪口選手のライバルだった大 湯都史樹選手は2位。岡山チャンプの速さは見せ つけた。10. 第1レグでのフライングが悔やまれた 小高一斗選手。今シーズンの活躍が楽しみだ。
「スタートさえ決められれば大丈夫と 思っていました。攻めてるつもりは なかったんですが、クルマの方が勝 手にペースが上がっていった感じで す(笑)。冷えた路面に合わせて少し セッティングも変えましたが、それ もバッチリでF1の時よりクルマの動きも良か ったです」と快心の一戦を振り返っていた。
F4日本一決定戦は5日土曜、14時過ぎに予 選、6日日曜は14時50分にファイナルというタ イムスケジュールで行われ、東西の両シリーズ を戦ってきた22台が覇を競った。
今大会断トツの優勝候補は、ふたつのシリー ズで参戦した全レースで優勝と圧倒的な強さで ダブルタイトルを決めた牧野任祐選手。2014年 のS-FJ日本一決定戦を制した牧野選手には2
年連続日本一男達成の期待もかかった。
注目の予選は、セッション前半、2分4秒台を めぐる攻防が続いたが、後半にさしかかると S-FJでPPを獲得し、波に乗る阪口晴南選手
が7周めに3秒台に叩き入れる。しかし満を持 してアタックに臨んだ牧野選手があっさりと2 秒193をマークして暫定ベストを更新。
さらに「前の周よりフロントが喰ってくれたの
で、デグナーまで攻めていければレコード(2分 1秒888)も更新できる」とアタックした牧野選 手だったが、そのデグナーで痛恨のスピン。記 録達成はならなかった。2番手は3秒702まで タイムを詰めた阪口選手。牧野選手のライバル として一年を戦った根本悠生選手が4秒091で 続いた。
今大会のトリを務めるファイナルは10周の
11.12.S-FJとの2クラス制覇を狙った阪口選手だったが過去2戦同様、立ちはだかった牧野選手の壁は高く、2位 に甘んじた。13.14.3位には鈴鹿をホームコースとしてきた加藤智選手がベテランらしいレース運びで入賞した。
19.FIT1.5チャレンジ優勝のヒロポン 選手。20.FFチャレンジは松下裕一 選手が優勝。21.FE1クラスは宮島雄 太選手が優勝。22.FE2クラスは片 寄勝政選手が制した。23.クラブマン スポーツは田幸和純選手が優勝した。
2015年はFIA-F4で速さを見せた牧野選手。今シーズンの動向が気になる所だ。
レース。抜群のスタートを決めた牧野選手に対 し、シリーズ最後の一戦でリベンジに賭ける根 本選手はスタートに失敗、大きく順位を落とし てしまう。2周めから3秒台にタイムを入れた牧 野選手は4周めには2秒台に突入。2番手につ けた阪口選手も同じ周に3秒台に入れるが、 「決勝でもレコードを更新するつもりで攻めまし た」という牧野選手との差は開く一方に。
15 16 17 18
打倒牧野の一番手と目された根本選手も6番 手まで挽回するも直後の5周めにコースオフと 再びポジションダウンして追撃はならず。結 局、レースは牧野選手の一人舞台のままで終 了。JAF-F4は全勝のまま、2015シーズンを締 め括った。
「スタートだけ凄く集中しましたけど、最近は スタートも悪くないので、その流れを持ってこ れた感じです。前回フ ルコースで走った時よ りもクルマの動きも良 くなってました」と快 心のレースを終えた牧
野選手。「今年一年、JAF-F4を追ったことでセ ッティングについて多くを学べました。アルミ マシンとカーボンマシンの特性の違いなどを掴 めたことも、いい勉強になったと思います」と JAF-F4での成果を振り返った。
単独走行を強いられた阪口選手はJAF-F4で は3戦連続となる2位を獲得、カーボンマシン クラスでは1位に輝いた。F4ではベテランの域 の加藤智選手が続いて3位に入り、アルミ部門 のA1クラスは牧野選手に続いて太田達也、久 保宣夫選手のオーダーでチェッカーとなった。 A2クラスは女性ドライバーの池島実紅選手が 優勝した。
2015年JMRC東北モータースポーツフェスティバルinエビス VICIC東北スーパースラローム2015[JAF公認No.2015-6119]
開催日:11月23日 開催場所:エビスサーキット 格式:準国内 主催:奥州VICIC[クラブ登録No.公認04001] フォト/友田宏之、JAFスポーツ編集部 レポート/JAFスポーツ編集部
東北地区のモータースポーツシーズンを締め括 るJMRC東北モータースポーツフェスティバルが、 昨年の11月23日、エビスサーキットを舞台に開催 された。
このフェスティバルはジムカーナ、ダートトライ アルの2カテゴリーに分けて行われたもので、ジ
ムカーナはエビスサーキットの南コース、西コース の2会場に設定されたコースを2回ずつトライし、 各コースのベストタイムの合計で順位を競うとい う形で行われた。またダートトライアルは昨年夏に こけら落としイベントが開催された西コースが会場 となり、慣熟走行1本の後に2本のトライを行い、 そのベストタイムを競った。
ジムカーナの南、西コー スは、昨年も地区戦と JMRCのダブルタイトル戦 が1戦ずつ開催され、多く のドライバーにとってはす でに馴染みのコースだが、 今回は午後に設定された西 コースが、これでもかとば かりにストレートにパイロン
を置き、思わず腕が上 がってしまいそうなほ どのスラロームを設定。 多くの選手は戸惑いな がらもお祭りならでは の設定を楽しんでいた。 またダートトライアル コースでの競技会は今 回が2度め。前回のオ ープニングイベントは 好天に恵まれ、ドライ 路面を各選手、存分に 走り込んだが、今回は あいにく終日、雨。前
回に続いてエビスダート ラを楽しみたいと参加し てきた選手も多かったが、初体験のウェット路面で 各選手とも悪戦苦闘を強いられることに。しかしこち らもシーズン走り収めの一戦ということで、悪天候 を振り払う豪快なドライビングを楽しんでいた。
西コースで開催されたジムカーナは ご覧のような超ロングスラロームが 用意され、盛り上がった(上)。ダー トラはこけら落としとなった昨夏の 一戦から一転。各選手、ウェットコ ンディション初体験となった。
1.R-RWDで2位入賞の藤原広征選手。2. 鈴木蓉選手はR-FWDで 2位入賞。3. 接戦となったR-FWDは黒沢克彦選手が優勝。4.「西 コースのスラロームも楽しかったです(笑)」。S-FWDは地区戦チャ ンプを決めた下河辺友貴選手が快勝。5.「思ったより舗装も気に ならないし、ハイスピードなので楽しめました」。4クラスは矢本裕 之選手が優勝をさらった。6.S2000同士によるトップ争いとなった R-RWDは阿部崇治選手に軍配。7. 佐藤良幸選手がS-FWDの2位 に入った。8.4クラス2位入賞の星盛政選手。9. 武田暢之選手は 4クラスで3位獲得。10.2クラス入賞の皆さん。11.2クラスは川 島秀樹選手が貫禄勝ち。12.S-4WDは佐柄英人選手が優勝。 13.R-FWD入賞の皆さん。14.S-FWD入賞の皆さん。15.3クラス 入賞の皆さん。16.R-RWD入賞の皆さん。17.4クラス入賞の皆さ ん。18.3クラスは2011年全日本チャンプ、市村弘義選手を父に 持つ東北大学の院生、市村友哉選手が優勝した。
2015年JMRC近畿SSラリーシリーズ第4戦 チームモアラリーin滋賀 ’15[JAF公認No.2015-3310]
開催日:11月21~22日 開催場所:滋賀 格式:準国内 主催:TEAM-MORE[クラブ登録No.加盟25002] フォト/山口貴利 レポート/JAFスポーツ編集部
2015年のJMRC近畿SSラリーシリーズの最 終戦、チームモアラリーin滋賀’15が昨年11月21 ~22日、滋賀県北部で開催された。
このラリーは「奥琵琶湖」と呼ばれる自然豊かな 地域を舞台に行われ、近畿で長い歴史を誇る伝統 のグラベルラリーだ。
コースは羽衣伝説で有名な余呉町を拠点とし、 スタート地点から程近い2本の林道を利用して、 コース全体が大変コンパクトなエリアにまとまって おり、総走行距離約37kmの6本のスペシャルス テージに挑んだ。
また、この1戦が近畿以西で開催されるグラベ ルラリー7戦を対象にした、「西日本グラベルラリ ーツアー」の最終戦も兼ねていることから、近畿以 外からのエントラントも多く、全参加者の半数近く を占めるほどだった。
土曜日にはレッキが行われ、日曜日の午前10時 にスタートが切られた。年によっては氷が張るほど
の寒さの中で開催されることもある同ラリーだが、 今回は太陽こそ顔を見せない一日であったものの、 ほとんど寒さを感じることはなく、寒さ対策を施し てきたエントラントはきっと拍子抜けしたことだろう。
13台がエントリーしたDE-6クラスは四国のベ テラン渡部洋三選手と井関美貴選手のランサーが、 前半肉迫していた堀川竜二/池田茂組を後半で引 き離して優勝を飾った。近畿勢最上位は3位に廣 瀬康宏/谷内壽隆組が入った。
渡部選手は前週のJMRCオールス ターラリーフェスティバルに続いて2 週連続優勝。「石が出ている場所が 何か所かあって、一度大きな石に乗 り上げたんですがクルマに ダメージが無くて良かっ
1.DE-6堀川竜二/池田茂組は前半好走を見せたが惜しくも2 位。2. 近畿のベテラン関根康生/走出芽美組は「全然走らな い」と言いながらもDE-5クラスで2位入賞。
また7台エントリーのDE-5クラスを制したのは、 ベテラン小倉雅俊選手と全日本ランカー漆戸あゆ み選手。初めて組んだ9月のラリー北海道では「あ まりにも早く」リタイヤしてしまったため、「このコ ンビでリベンジが果たせてよかった」と漆戸選手。 「やっと小倉選手の走りを満喫できました」と笑顔 で勝利を喜んだ。小倉選手は「また来年も全日本 のグラベルに挑戦します」と早くも翌年への意気込 みを語った。
3.DE5酒井了誠/馬瀬耕平組は4位に入ってJMRCシリーズチャンピオンに。4. 狭間重信/川村 義組はDE-6クラスで4位に入った。5.DE-5クラスを制した小倉雅俊/漆戸あゆみ組。
6.7.DE-6 クラス入賞者の皆さんと優勝した渡部組。8.9.DE-5クラス入賞者の皆さんと優勝した小倉組。10 DE-6廣瀬康宏/谷内壽隆組は3位表彰台獲得。11. 礒部清五/岡田誠組はDE-5クラスで3位に 入り表彰台へ。12. 安定した速さでDE-6クラス優勝に輝いた渡部洋三/井関美貴組。
[JAF公認No.2015-1718] 開催日:12月13日 開催場所:丸和オートランド那須 格式:準国内 主催:ROAD-KNIGHT[クラブ登録No.加盟20012] レポート/佐藤均 フォト/滝井宏之、JAFスポーツ編集部
暮れも押し迫った12月13日、栃木県の丸和オ ートランド那須でJMRC関東ダートトライアルフ ェスティバルが行われた。この大会は関東9県の JMRCが協力して毎年開催するお祭りで、今回も 地域の特色を生かしたケータリングを用意して参 加者をもてなした。天候は曇り。何とか降雨は避 けられてドライ路面の2本め勝負となった。
独自の区分で様々な車種が活躍していた関東 N1500クラスだが、PN1が追加されてスイフトス ポーツの活躍が目立ってきた。第1ヒートは ZC32Sスイフトを駆る長野の馬渡貴章選手がた だ一人の1分53秒台でトップタイムをマーク。関 東シリーズ2位、3位の松栄吉彦選手と山川弘介選 手が続いた。松栄選手は川島丈司選手にマシンを 譲り渡して新たなZC31Sで挑んでおり、山川選 手はDE5FSデミオで奮闘している。
第2ヒートはその川島選手がいきなり1分50秒
台でベストタイムをマークして仕切り直しのバトル となった。しかし、後続は自己タイムを更新するも 51秒台がやっとで、山川選手も50秒台を計測し たが届かず2番手。川島選手がスイフト乗り換え 後、雪辱の初勝利となった。「5月に転倒してこの クルマを譲ってもらい今回が初参戦でした。攻め すぎて全然乗りこなせてないのでタイムはまだま だ伸びますよ!」と川島選手。3位にはスイフトで復 活する巧者・向井冬樹選手が入賞。2016年のタイ トル争いが楽しみになる顔ぶれだ。
2015年の関東S2クラスは川村永二選手や林軍 市選手が全日本戦へステップアップしたことで中 澤康治選手の一強状態だった。今回はかつてのレ ギュラー選手やベストスポーツの中村雅幸選手や 堀之内明弘選手、そしてN2ドライバーの宮地雅 弘選手がお試し参戦してきたことで層の厚いバト ルが再燃。今大会の最速タイムが飛び出す盛り上
がりを見せた。
第1ヒートは、CZ4Aランサーで好走した林選手 がブッちぎりの1分41秒17でトップタイムをマー ク。2位は約1秒差で川村選手、3位には中村選手 がつけた。第2ヒートは各車大幅に自己タイムを更 新。宮地選手はN車両ながら1分41秒台に入れて 暫定2位につける。林選手はタイムを落としたが、 後続選手も1分42秒台がやっとでそのまま逃げ切 るかと思われた。
しかし、ここで川村選手が自己タイムを約1.5秒 更新。今大会唯一の1分40秒台というスーパーベ ストで逆転に成功。最終走者の中澤選手も及ばず、 川村選手が関東フェス連覇を果たした。 「大きなコーナーが少なく、濡れた石畳での74R が苦手だったのでドライ傾向のタイヤにしました。 気温も低かったので87RWがうまく合ったと思い ます。今回は自分でチーム賞の割り振りをしたの で、自分で足を引っ張らないようドキドキしてまし た(笑)。オーバーオールは久しぶりなので嬉しい です」と川村選手は相好を崩していた。
1.Dクラスは「今日はシーズン中にできなかったセットのテストをしてました」という星野選手が逆転優勝。2.S1で2位にとどまった稲 葉幸嗣選手。3.N1500&PN1の山川弘介は僅差の2位に。4.N2で2位入賞の足立由夫選手。
5.S1は体調不良にも関わらず第1ヒー トのミスをきっちりリカバーした小山健一選手が超絶タイムで逆転優勝。6.「今年は苦手だった千葉と新潟の勝利で、抑える走りを 学べました。今年1年の成果を出せた感じですね」。N1は古沢和夫選手が貫禄勝ち。7.S2は川村永二選手が優勝した。8. 恒例の地 区対抗戦は東京チームが優勝をさらった。9. 多彩な車種が揃ったN1500&PN1は川島丈司選手が優勝。10.N1の2位には宮川昌広 選手が入賞。11. 渋谷修一選手は1本めのタイムで2位に。12.S2林軍市選手は無念の2位に甘んじた。13. 全日本の貫禄を見せた 河石潤選手がPN2の勝者に。14.JAFカップ男、N2の影山浩一郎選手も1本めのタイムで逃げ切った。
[JAF公認No.2016-2001]
開催日:1月17日 開催場所:鈴鹿サーキット東コース 格式:準国内 主催:NRC[クラブ登録No.公認23001]、 KSCC[クラブ登録No.公認28001]、SMSC[クラブ登録No.公認24001]
鈴鹿サーキットの2016モータースポーツシーズ ンの幕開けを告げる恒例のゴールデントロフィーレ ースが、今年も1月17日、東コースを舞台に開催 された。
当日は4つの決勝レースが行われたが、大会の トリを務めたヒストリック耐久は50分のレース。 レース序盤はポールシッターの41号車チェックス ペシャル510が快走するが、4周めを過ぎるとスタ ートで出遅れた2番手の32号車アルティアZがペ ースを上げてトップ2台に急接近。
6周めに26号車シンワレーシングミニをパスし
た32号車は12周めにはバックマーカーに詰まった 41号車の背後に迫りテール・トゥ・ノーズに持ち 込む。しかし13周めのショートカットで32号車が 痛恨のスピン。サンドトラップに捕まった32号車 は脱出叶わず。41号車がそのまま逃げ切ってトップ チェッカーを受けた。
SUZUKAサーキットトライアルシリーズ第1戦
新春鈴鹿ゴールデントロフィーサーキットトライアル
ゴールデントロフィーレースと並んでお馴染みと なった感のあるサーキットトライアルも、昨年に続 いてSUZUKAシリーズの第1戦として行われ、20 台のエントラントが5クラスに分かれてベストタイ ムを競った。
1分00秒050のタイムで第1ヒートの総合首位 を奪ったのはこのイベントの常連でもある小山裕 二選手。第2ヒートで自己ベスト更新を狙った小 山選手だったが、ステアリングトラブルのため出 走できず。
しかし全般的にタイムダウン傾向となった午後 の第2ヒートは1分を切る選手は現れず、小山選 手が逃げ切った。
2WD最速タイムをマークしたのはRX-8を駆っ たB3クラスの金田明範選手。2WD勢では唯一00
50分耐久決勝表彰。左から2位宮田友市郎/柏原浩一組、 優勝加藤洋一/加藤一馬/垣内治夫組、3位板津一平/外 山雅祥組の各選手。
ってもらう作戦でした。私自身は軽量化と体力ア ップで人間のチューニングを図りましたけど(笑)、 ふたつも勝てるなんてホント人生最良の日になりま した」と笑顔で振り返っていた。
1. ネオヒストリックS-Rクラス優勝の石川雄一選手。2.50分耐久S2クラス優勝の板津一平/外山雅祥 組ミニ。3.ヒストリックPS、50分耐久と2クラスを制覇したチェックスペシャル510。4.ヒストリックTS1 クラス優勝の半田安伸サニー。5. ネオヒストリックRクラスは伊藤豊選手が優勝。6.ヒストリックS-Eク ラスは向山弘康選手が制した。7.ヒストリックP1クラスは大竹雅俊カペラが優勝。
[JAF公認No.2016-2101]
開催日:1月17日 開催場所:鈴鹿サーキット東コース 格式:準国内 主催:NRC[クラブ登録No.公認23001]、 KSCC[クラブ登録No.公認28001]、SMSC[クラブ登録No.公認24001]
同じ510で午前中のスプリントを制した加藤洋 一選手は、耐久では息子の一馬選手、垣内治夫選 手と組んでこの日、2連勝。 「510はともに初優勝です。耐久はスプリントから タイヤをローテーションしたので、序盤はアタリの つかないタイヤで息子に頑張 秒台に乗せたが、本人は「1分を切りたかったです」 と次回にリベンジを誓っていた。
8.
選手。9.B1は金森有紀選手 が優勝。10.B2は黒島由郎選 手が優勝。11. 総合表彰。左
から2位三宅洋三、1位小山 裕二、3位中村優介の3選 手。12. 中村優介選手はCク ラスを制した。13.B4を制し た小山裕二選手は「今年は全 勝します!」と宣言。
B3クラス優勝の金田明範今回ご登場頂く大ベテランは、およそ半世紀にわたって グラスルーツモータースポーツを支えてきたMr.ダンディだ。 サーキットトライアルを創設期から支えてきた アイデアマンの話に耳を傾けよう。
ードを駆り、自ら編み出したスピンターンを武器に関東ジムカーナ界を席巻 した名手なのだ。「競技をやり出したのは
競技ライセンス取得に協力してきた実績もあり、モータースポーツの世界では全国ネットの知名度を誇る人物だが、元々はドライバーの出身。
代にはナンバー付きの 510 ブルーバ
て教鞭を執る、筋金入りのベテランオ フィシャルとして知られている。 これまで様々な T V 番組で芸能人の
ド派手なワイシャツと漆黒のサングラスがトレードマークの稲村政幸。御年 72 歳にして各種講習会で特別講師とし
代表を務めるのは、ダークな背広に
25 歳と遅かっ A ライを
習会に組み合わせる稲村達の試み 「 A を
いう声が高まったことに対応するためだった。当時始まったばかりのサーキットトライアルを A ライ講
を定期的に開催しているのが東京の J A F 加盟クラブである「チームマグ
ーキットトライアル付き講習会』も盛んに開催されている。 サーキットトライアル主催の傍ら、
ナスオートクラブ(略称
関 東のモータースポーツ愛好家なら一度は行ったことがある茨城県の筑波サーキッ
1970 年
ライセンス講習会の開催を始
はもちろん、近年はサーキットトライアルのメッカとしても知られており、 A ライセンスが 1 日で取得できる『サ
年を超える歴史を持つ、この関
こんなユニークな発想の A ライ講習会
東が誇る老舗サーキットは 4 輪レース
)」だ。
ムカーナなどを開催。筑波のジムカー ナ場が現在地に移転した際には、 こけら落としの大会も主催した。 A
ウで自ら文字通り旗振り役となり、関 東各地で B
ーの中から A ライも取得したいと
した。でもエントラントチームというだけでは長く続かないだろうと思ったので、主催もやるクラブにしたんです」 稲村は
得。ラリーの主催も経験するようになる。同時に、昔から憧れだったレース でドライバーデビューも果たした。「仲間も増えてきたので
ライセンス講習会や公認ジ
めたのは 1990 年代の半ばから。
バブル期、急増した B ライホルダ
鈴木正吾代表と一緒にジムカーナ発展のために新しいことを色々と試してみ たりもしました」 やがて稲村は公認審判員の資格も取
CS (東京自動車クラブ)に所属して、
T A C S 時代に培ったノウハ
自分のクラブ( T M A C
)を立ち上げま
当時はクルマ自体が高くて改造費も高 額だったから、 B ライでできるジムカ
1983
ーナを始めたんです。ノーマル仕様でも戦えるジムカーナが流行り出してからは、いいトコまで行けるようになっ たからハマってしまった。当時は T A
にもボケ防止に役立ってくれてる
(笑)。クルマを運転できる限りはサーキットに通いたいね」 モータースポーツ入門の最初の入口 に立った受講者にとっても、この鮮烈なルックスはちょっとやそっとでは忘れない、いい思い出になるはず。まだまだ、ご活躍、期待してます。
ントに参加者を集めているという。「最近は年輩者の方の受講も増えています。子供が独り立ちして一段落した人達が昔見た夢を追いかけ始めてるん じゃないかな。いい傾向ですよね。 講師を続けるというのはね、僕自身
が減少の一途を辿った時期も稲村は一 貫して、サーキットトライアル付き
イアルは受け入れやすかったんでしょうね。結果的にレース入門への敷居を 下げた形にはなったかもしれない」
ライ講習会を開催し続けてきた。ナンバー付きレースの人気もあって、稲村 達の A ライ講習会は平日でもコンスタ
年にも渡り、ライセンス人口
かつてはシリーズ賞典でグアム旅行に行ける「TMACグアムシリーズ」も主催 し、大好評を博した。稲村は根っからのアイデアマンだ。「どうせ講師をやるの ならお洒落に決めたい」と4、5年前からはド派手なスーツ&ネクタイが定番だ。