JAFスポーツ 2013年 7月号(第47巻 第6号 2013年7月1日発行)

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JAFスポーツ[モータースポーツ情報]

FIA
JAF MOTOR
第47巻 第6号
7 2013.JULY
SPORTS
2013年7月1日発行(毎月1回1日発行)

今月のヘッドラインニュース

ホンダが2015年からF1に参戦します

ホンダは5月16日、2015年からF1世界選手権 に参戦すると発表しました。このプロジェクトは マクラーレンチームとのジョイントによって行わ れるもので、ホンダはエンジン及びエネル ギー回生システムを開発・製造・供給し、 マクラーレンはシャシー開発・製造及びチ ーム運営を担当するというマクラーレン・ホ ンダの復活を意味するものです。

ホンダは、2014年からF1に導入されるダ ウンサイジング化で求められる技術的な課 題へ挑戦することが、将来的に技術開発、 技術者の育成において大きな意義があると 判断してこのプロジェクトを決定したと説明、 伊東孝紳代表取締役社長も「環境技術にし のぎを削る自動車メーカーにとって非常に挑 戦しがいのある、魅力的な新規定を導入す

る英断を下されたFIAに大きな敬意を表したい」と 記者会見で語りました。7年ぶりにF1に復活する ホンダの活躍が今から期待されるところです。

伝統のインディ500は T・カナーン選手が 初優勝

今年で97回めを迎えた伝統のインディアナポ リス500マイルレース(2013インディカーシリー ズ第5戦)は、5月26日に決勝が行われ、通算12 回めの参戦となったトニー・カナーン選手(KV Racing Technology)が初優勝を飾りました。 昨年のインディ500で、最終ラップ、優勝目 前に迫る活躍を見せ、シリーズ第3戦ロングビー チでの初優勝に続く快挙を狙った佐藤琢磨選手 は18番グリッドからスタート、一時は6位までポ ジションを上げましたが、レース後半、ペースが 上げられず13位でフィニッシュしました。 悲願達成は来年以降へ持ち越しとなった琢磨 選手ですが、ポイントランキングでは依然として

参戦記者会見で参戦に到る経緯を説明したホンダの伊東孝紳社長。

FIAドライバー委員会が初開催されました

5月30日、パリのFIA本 部で、「FIAドライバー委員 会」が初開催されました。こ の委員会はFIAが国際オリ ンピック委員会に加入した ことを受けて、ドライバーの 権利と利益を守るために設 立されたもので、F1ワールド チャンピオンであるエマーソ ン・フィテッパルディ氏が 代表に就任、セバスチャン・ローブ氏が副代表 を務めます。

佐藤琢磨選手は13位でフィニッシュしました。

日本からは井原慶子選 手が参加しました。

ナイジェル・マンセル、イバン・ミューラー、 マーカス・グロンホルムといったビッグネームも 参加するこの委員会には女性ドライバー代表と して日本から井原慶子氏も委員に名を連ねてい ます。

初会合では“ドライビング・スタンダード”の標 準化といった話題を中心に議論が交わされまし たが、次回のドライバー委員会は9月23日に開 催される予定です。

WTCC鈴鹿ラウンドのチケット販売が始まりました

9月21~22日の両日、鈴鹿サーキット東コー スで開催されるFIA世界ツーリングカー選手権 (WTCC)日本大会のチケットが5月22日から発 売開始となりました。シリーズ第5戦でWTCC 初優勝を飾ったホンダシビックの凱旋レースとな る今回の大会は、昨年同様、スーパー耐久シリ ーズも併催される予定となっており、国内外から ハコ使いのスペシャリストが結集するレースウィ ークとなりそうです。詳細については鈴鹿サーキ ットのホームページをご覧ください。

ホームコースでのホンダ・シビックの活躍が期待されます。

ニュルブルクリンク24時間はメルセデスが初の総合優勝を飾りました

5月19~20日に行われたニュルブルクリンク 24時間「第41回ADAC Zurich 24h Rennen」の 決勝レースは、ドイツ・ニュルブルクリンクのグ ランプリコースとノルトシュライフェ(北周回路) を結んだ1周25.378kmのコースに173台の車 両が参加して行われました。夜中に降雨と霧に よる視界不良のために9時間半の中断を挟むと いう悪天候下の一戦となりましたが、元DTMチ ャンピオンであるベルント・シュナイダー組のメ ルセデス・ベンツSLSが88周をラップしてメル セデスとしては初となる総合優勝を飾りました。

日本勢ではSP3Tクラス3連覇を狙ったSTIの SUBARU WRX STI(吉田寿博/佐々木孝太/M・ ラッセール/C・バンダム組)が2位、GAZOO RAC

INGではSP8クラス連覇を狙ったレクサスLFA(影 山正彦/石浦宏明/大嶋和也/モリゾウ組)が2 位、SP3クラスのトヨタ86(木下隆之/佐藤久実/

矢吹久/平田泰男組)が2位と、いずれも残念なが ら勝利まであと一歩及ばずという結果となりました。 なお今回のレースで完走した車両は135台でした。

SP8クラスのレクサスLFAとSP3TクラスのSUBARU WRX STIはともにクラス2位という結果に終わりました。

4 2013 7 JAF MOTOR SPORTS HEADLINE FROM JAF

全日本選手権インフォメーション

2013.6/28 ~ 7/21

RACE

全日本F3選手権第3大会

SUPER F3 RACE & GT ASIA in OKAYAMA

6月28~30日 岡山国際サーキット(岡山県)

開催概要

●スケジュール/予選・決勝のタイムスケジュールについては 下記のホームページを参照ください。

●観戦料金/◆前売券(2日間有効) 大人3,675円

保護者同伴の中学生以下無料 パドックフリー・ピットウォーク可

◆当日券 大人 土曜3,150円 日曜4,200円 保護者同伴の中 学生以下無料 パドックフリー・ピットウォーク可

●駐車料金/1日 4輪1,050円 2輪1,050円

●問合せ先/岡山国際サーキット TEL0868-74-3311

●ホームページ/http://www.okayama-international-circuit.jp/

全日本選手権スーパーフォーミュラ第3戦 富士スピードウェイ&全日本F3選手権第4大会

7月12日~14日 富士スピードウェイ(静岡県)

開催概要

●スケジュール/7月13日(土)SF予選 7月14日(日)SF決勝 F3のタイムスケジュールについては下記のホームページを参照 ください。

●観戦料金/◆前売券(2日間有効) 大人5,500円 ペア10,000円

中学生以下無料

◆当日券 大人 土曜3,500円 日曜6,500円 中学生以下無料

◆パドックパス 前売券(2日間)大人15,500円

当日券(2日間)大人11,000円 小中学生5,500円

◆ピットウォークパス 大人 土曜1,500円

日曜2,000円 中学生以下無料

●駐車料金/1日 4輪1,500円 2輪750円

●問合せ先/富士スピードウェイ 電話0550-78-2340

●ホームページ/http://www.fsw.tv/

RALLY

全日本ラリー選手権第4戦 2013ARKラリー洞爺

7月5~7日

ギャラリーステージ情報

今年も受付は洞爺湖文化センターです。ここがサービスパークになります。観 戦できるSSは土曜1本、日曜2本となります。ギャラリーステージまで車で30分 ほどです。詳細は下記ホームページをご覧下さい。

●観戦料金/大人1日券1,500円 2日券2,000円 中学生以下無料

●駐車料金/無料

●問合せ先/TEAM ARK 電話011-753-9140

●ホームページ/

GYMKHANA

全日本ジムカーナ選手権第5戦 オールジャパンジムカーナ イン 仙台ハイランド

7月13~14日 仙台ハイランドレースウェイレーシングコース(宮城県) 開催概要

●スケジュール/13日(土)ゲートオープン6:30

14日(日)ゲートオープン6:00 第1ヒート8:40 ●観戦料金/◆前売券(日曜日) 大人1,500円 小学生以下無料 ◆当日券 大人土曜1,500円 日曜2,000円 小学生以下無料 土日とも地元アイドルORI☆姫隊のミニステージがあります。

●駐車料金/1日4輪1,000円 2輪無料

●問合せ先/奥州VICIC 電話022-225-5037

●ホームページ/http://ohshu-vicic.com

DIRTTRIAL

6月30日 輪島市門前モータースポーツ公園(石川県) 開催概要

●スケジュール/30日(日)ゲートオープン7:00 第1ヒート8:25 ●観戦料金/◆前売券 大人1,200円 中学生以下無料 ◆当日券 大人1,500円 中学生以下無料  プログラム代500円(予定)

プログラム購入者には第1ヒート終了後、抽選会を予定しています。 ●駐車料金/無料

●問合せ先/ソモス 電話052-798-5621

●ホームページ/http://www.somos.jp/2013monzen.htm

RACING KART

全日本カート選手権KF1部門第3・4戦/ KF2部門第2戦/FS-125部門東地域第3戦 ジュニアカート選手権FP-Jr部門/ FP-Jr Cadets部門東地域第3戦

6月29~30日 スポーツランドSUGO西コース(宮城県) 開催概要

●スケジュール/29日(土)練習走行&車検

30日(日)予選&決勝

●観戦料金/◆当日券 土曜 大人1,000円 高校生500円 中学生以下無料  日曜 大人1,500円 高校生750円 中学生以下無料

●駐車料金/無料

●問合せ先/スポーツランドSUGO 電話0224-83-3111

●ホームページ/http://www.sportsland-sugo.jp/

全日本カート選手権KF1部門第5・6戦/ KF2部門第3戦

7月20~21日 茂原ツインサーキット(千葉県) 開催概要

●スケジュール/

20日(土)練習走行&車検 21日(日)予選&決勝

●観戦料金/◆当日券 大人1,000円 中学生以下無料

●駐車料金/1日 4輪500円 2輪300円

●問合せ先/茂原ツインサーキット 電話0475-25-4433

●ホームページ/http://www.mobara-tc.com/

5 2013 7 JAF MOTOR SPORTS INFORMATION OF JAF NATIONAL CHAMPIONSHIP EVENTS
全日本ダートトライアル選手権第4戦 ダートスプリント in 門前
今年も2日間、グラベルSSで迫力の走りが楽しめそうです。

国際カート委員会が直轄する選手権のひと つ、アジアパシフィックKF選手権の第1戦 が鈴鹿で開催された。

ここに海外から参戦してきたのは、二人の シンガポール人ドライバー。そのうちの一 人、ヨーロッパでもレース経験を積む20歳 のジュリエン・フォン選手が素晴らしいパフ ォーマンスを披露した。

大会2日めの予選日。フォン選手は計時予 選で2番手に着けると、ふたつの予選ヒート を抜群のスタートダッシュで制し、並み居る 日本勢を押し退けて決勝第1レースのポール を獲得した。

一夜明けて大会最終日。フォン選手は決勝 レース1でもスタートを決めて先頭を行く。 その背後には、4番グリッドから順位を上げ た笠井崇志選手の姿が。「予選ではジュリエ ンが最初から逃げちゃったので、そうなる前 に勝負しようと思った」という笠井選手は、 思惑通り3周めにフォン選手を下すと、リー ドを約0.8秒まで広げた。

だがレースが終盤に入ると、フォン選手が 笠井選手に再接近。両者はラスト2周でほぼ 一丸となった。ここで笠井選手は気持ちを引 き締め直し、僅差を保ったまま力走。チェッ

2. 今回のKFクラス参加者が一堂に会して記 念撮影が行なわれた。3.KFレース1で2番手 からスタートした清原亮太選手は6位に入っ た。4. 浅原悠貴選手はKFレースで6位獲得。

カーは、高々と右手を突き上げ た笠井選手の頭上に舞った。

17歳の笠井選手は、中学生時代から海外 の国際レースに参戦してきたヨーロッパ育ち のドライバー。今回もイタリアのトニーカー トからマシンとメカニックを携えてのワーク ス体制で出場してきた。「今回ヨーロッパか ら来たのは僕ひとりで、プレッシャーはキツ かった」。これは2011年のWSKワールドシ リーズKF3クラス最終戦に続く、自身2度 めの国際レース制覇だった。

続く決勝レース2ではフォン選手が逆襲、2 番グリッドからの好スタートで先頭に立つ。 対するポールの笠井選手はエンジンが不調に 陥り、ずるずると順位を下げていく。代わっ て2番手には佐伯選手が、3番手には清原選

2013 CIK-FIA ASIA-PACIFIC KF CHAMPIONSHIP

手が上がった。フォン選手と佐伯選手のギャ ップは0.5秒弱。それがレース中盤には0.8 秒に、終盤には1秒以上に広がっていく。ウ ィナーはフォン選手だ。

「日本には優れたドライバーがたくさんいる から、簡単に勝てるとは思っていなかった」 と、国際レース初優勝のフォン選手は穏やか に微笑む。「今回はマシンに問題はなかった けれど、フォン選手は僕より速かった」と語 るのは2位の佐伯選手。清原亮太選手はレー スの折り返し点でエンジンが壊れて戦列離 脱。レース1で5位の山川仁也選手が3位で フィニッシュして表彰台に立った。 この大会で同時開催されたのが、FS125ク

Round1

KART RACE IN JAPAN[JAF公認No.2013-K0001] 開催日:5月23~26日 開催場所:鈴鹿サーキット国際南コース 格式: 国際 主催:SMSC[クラブ登録No.公認82401] レポート/水谷一夫 フォト/益田和久

KART

Asia-Paci c

笠井崇志選手が凱旋のV!

1 2 3 4

手。9.KFレース2はシンガポール出身のジュリエン・フォン 選手が優勝を飾った。10.KFレース2表彰。左から2位佐 伯、優勝フォン、3位山川の各選手。11. は宮田莉朋選手が優勝。12.FS-125レース2では、阪口晴 南選手が不本意な展開となったレース1のリベンジを達成。 13.FP-Jr Div2では濱田大暉選手が優勝。 ス1入賞の各選手。15.FS-125レース2入賞の各選手。 16.FP-Jr Div1入賞の各選手。17.FP-Jr Div2入賞の各選手。

ラスとFP-Jrクラス の特別レース“チャレ ンジカートレース・ イン鈴鹿”だ。FS125 クラスでは、ふたつ の決勝を実施。その レース1では、スタ ート前に大きなハプ ニングが起きた。2番

グリッドの阪口晴南

り、ローリング中に最前列へ 復帰できないまま戦いが始ま ってしまったのだ。

スタートでは4番グリッド の三宅淳詞選手がトップを奪 ったが、ポールの宮田莉朋選 手が5周で先頭に戻るとリー ドを広げていく。10番手からの追い上げとな った阪口選手は、残り4周で2番手までポジ ションを戻したものの、 万事休す。凱歌は宮田 選手に上がった。

レース2では、スタ ートで2番グリッドか ら先頭に立った阪口選 手を、3番グリッドの中 條智裕選手が2周めに かわしてトップに。だ が、「後半に自分のペー スが上がることが分か っていた」という阪口選 手が、残り5周で再逆 転を果たし独走、レー ス1の鬱憤を晴らす勝 利を飾った。3位の井上 広海選手は9番グリッ ドからの急浮上。さら

に4位には、22番グリッドの山田遼選手が。 ポールの宮田選手はスタート直後のアクシデ ントで大きく順位を落とし、5位に終わった。 は、計時予選で参加者の上位半分をディビジ ョン1、残りをディビジョン2に分けて、そ れぞれのグループで予選と決勝が行なわれ た。ディビジョン1の決勝は、ポールの青柳 駿之介選手が6台一丸の先頭集団を牽引する 展開となった。

レース中盤、トップの座を争う青柳選手と 冨田自然選手がアクシデントで姿を消すと、 代わって武井遙斗選手が先頭に。それを残り 2周で抜き去った名取鉄平選手は、背後で過 熱する競り合いに乗じてリードを築くと、両 手を振りかざして勝利のチェッカーをくぐっ た。最後までもつれた3台による2位争い は、武井選手のものに。ディビジョン2の決 勝では、濱田大暉選手が序盤からの独走でポ ール・トゥ・ウィンを果たした。

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KFレース1で見事、優勝を飾 った笠井崇志選手。

北の伏兵が初優勝!

全日本ダートトライアル選手権第3戦 北海道ダートスペシャルinスナガワ[JAF公認No.2013-8505] 開催日:5月26日 開催場所:オートスポーツランドスナガワ 格式: 国内 主催:AG.MSC北海道[クラブ登録No.公認01001] フォト/加藤和由、JAFスポーツ編集部 レポート/JAFスポーツ編集部

全日本ダートトライアル選手権第3戦はお 馴染み北海道のオートスポーツランドスナガ ワでの開催。今年は1週間前までは桜が満開 だったという5月最終週に組み込まれた。

ここ数年は天候に恵まれなかったが今回は 雨はなし。砂塵巻き上げる豪快なスナガワ走 りをギャラリーは堪能していた。

PN部門はともにスイフトスポーツを駆る 川島秀樹、佐藤秀昭の両選手が僅差のバトル を展開したが、0.033秒差で川島選手が優勝。 「最後のギャップでちょっと飛ばされたけど、 それを除けばほぼ満足できる走り。今回から 変えたデフもコントロールしやすくて高速コ ーナーも楽に走れました」と川島選手。

一方、スナガワの上段部分の後半セクショ ンでは川島選手を上回った佐藤選手は「下段 で負けたとしたら、自分では正解と思ってた

1. 連勝を狙ったN2西田裕一選手だが、2位にとどまった。 佐藤秀昭選手は0.03秒差で2位。3. 地元で初優勝を狙ったN1 内藤修一選手だが、果たせず2位。4.5.D炭山義昭選手はオーバ ーオールウィンタイムを叩き出して今季初優勝。6.PNはスナガワ を得意とする川島秀樹選手が僅差ながら2連勝。7.SC1工藤清美 選手はヒート2でライバルを大きく引き離して今季2勝め。

走り方がちょっと行き過ぎてた所があったの かも。それとZC32に対する経験値の差かな。 でもほんのちょっとの差だから、悔しいけど 次こそ狙います」とリベンジを誓っていた。

前回、無名の伏兵、山本悠太選手が勝利を さらったN1クラスは同じく20代の竹本幸広 選手がぶっちぎりのタイムで今季初優勝。 「失敗した所もありましたけど、結構踏んで

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JDTC Round.3
1 2 3 5 7 6 4

8.N2は全日本2戦め、地元の中村慎一選手が“2強”を抑えて大金星を獲得した。 「1本めに踏めてない所で2本めはタイム を詰められた」。N3は地元の北條倫史選手が2勝め一番乗り。10.11.「仕様を変えてフロントが入ってくれるのでアクセルが 早めに踏めている」。N1は期待の若手、竹本幸広選手が今季初優勝。12.N4北島広実選手は2番手にとどまった。

丹羽政彦選手がヒート1の3位から大逆転で今季2勝め。14.SA1稲葉幸嗣選手はインテグラでは最上位となる2位獲得。 15.16.「勝てない理由は分かっていたから焦りはなかったけど、とりあえず勝ててよかった」。SA2は北村和浩選手がミッショ ントラブルを抱えながら地元の強者、松波克知選手(写真左)を僅差で下し、今季初優勝。

走れました。自分の中では調子がいいので (笑)、このまま行きたい」とタイトルレースに 意欲を見せた。地元で初優勝を狙ったシード ゼッケンの内藤修一選手は2番手に甘んじた。

N2クラスは、原宴司門下生、地元の中村 慎一選手がヒート1の4位から大逆転の離れ 業を見せて全日本初優勝を達成した。

2週間前に転倒したが、原氏や仲間の尽力 でマシンを修復しての参戦と、崖っぷちから の大金星となった。

「転倒した時は、もう終わったなと思いました

けど、今年で最後になるこのクラスを北海道 で不成立にはできないという原さんの思いに応 えるためにも、一世一代の走りをしよう、踏め るだけ踏もうと、それだけ考えて走りました」 と中村選手。ダートラを始めてから7年間、苦 楽をともにしたブーンで最高の結果を掴んだ。

17.D谷田川敏幸選手は逆転を許して今回は2位。18. スナガワ を得意とするSC1児島泰選手だが、2位に甘んじた。19.SC3吉 村修選手はタイムアップ果たせず、2位にとどまった。20.SA2 松波克知選手はヒート1の5位から2位までジャンプアップ。

21.22.SA1和泉泰至選手はインテグラで2勝めをマーク。全日 本レギュラー陣を今回も抑えきった。

そしてSA1クラスでも、過去全日本スナ ガワでは3勝をあげている強者、和泉泰至選 手が今回も全日本レギュラー陣を返り討ちに

「ヒート2で路面が荒れてタイムが上がらな

こそ成功したが、終わってみれば稲葉幸嗣、 佐藤孝の全日本勢二人にコンマ1秒内に詰め 寄られたとあって、「履きなれないドライタ イヤの走らせ方は微妙だったかも」と苦笑の ヒトコマも。いずれにしても、大舞台に強い その走りは、ぜひ本州でも披露してもらいた

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JAFMOTORSPORTS

監修/一般社団法人 日本自動車連盟

〒105-0012 東京都港区芝大門1-1-30 ☎0570-00-2811(ナビダイヤル) 発行所/(株)JAF出版社 〒105-0012 東京都港区芝大門1-1-30 ☎03-5470-1711 発行人/茂木淳一

振替(東京)00100-1-88320 印刷所/凸版印刷株式会社

表紙/全日本F3選手権

撮影/鈴木紳平

デザイン/鎌田僚、(株)スタジオーネ63

編集/(株)JAF出版社JAFスポーツ編集部 ☎03-5470-1712

INFORMATION from JAF

●JAFからの公示・お知らせ●

12 車両公認一覧

12 エンジン公認一覧

12 訃報

13 海外競技会出場証明書(サーティフィケート) 発行件数一覧と申請方法

13 Aライセンス講習会日程

13 公認審判員講習会日程

14「JAFマイページ」のご案内

15「不正改造車排除強化月間」のお知らせ

RACINGKART INFORMATION

39 JAFカートカレンダー(7〜8月)

EVENT REPORT

16 JAFMOTORSPORTSCALENDAR(7〜8月)

40 2012レーシングカート公認競技会リザルト

42 2012公認競技会リザルト

各クラブ・団体/関係者の皆様へ

「JAFスポーツ」誌の8・9月合併号について

「JAFスポーツ」誌は8月号と9月号を合併号として、7月10日に発行いたします。 従いまして「JAFスポーツ」誌8・9月合併号の発行スケジュールおよび主要掲載予 定内容は下記のとおりとなりますので、ご了承ください。

「JAFスポーツ」誌の発行スケジュールおよび

[RACE]

24 2013SUPERGTRound2

富士GT500kmレース

30 2013年全日本F3選手権第3戦&第4戦&第5戦 2013スーパーもてぎチャンピオンカップレース第3戦

52 2013富士スーパーFJ選手権シリーズ第2戦 2013富士チャンピオンレースシリーズ第2戦

54 2013ゴールドカップレース第2戦

55 2013東北スーパーFJ選手権第1戦

[RALLY]

26 2013年JAF全日本ラリー選手権第2戦

久万高原ラリー

56 2013年JAF中部・近畿ラリー選手権第1戦

2013年JMRC近畿SSラリーシリーズ第1戦

若狭ラリー2013

[GYMKHANA]

28 2013年JAF全日本ジムカーナ選手権第3戦

ALLJAPAN GYMKHANAin名阪 まほろば決戦

51 2013JMRC新潟ジムカーナシリーズ第2戦 2013エンドレスカップジムカーナシリーズ第2戦

[DIRTTRIAL]

8 2013年JAF全日本ダートトライアル選手権第3戦

北海道ダートスペシャル inスナガワ

[RACING KART]

6 2013 CIK-FIA ASIA-PACIFIC KF CHAMPIONSHIP Round1

KARTRACEIN JAPAN

32 F3全力勝負 〜 この熱き戦いをキミは 知っているか 〜 58 やっぱり、若いが、一番!NEO 第6回 4 今月のヘッドラインニュース 5 全日本選手権インフォメーション 38 JAF加盟・準加盟クラブガイド 「クラブへGO!GO!」第57回 特 集 連載 企画 2013.JULY 7
主要掲載予定内容 講習会 競技会 カレンダー 発行日 7月中旬〜10月上旬 �〜10月 8・9月号 7月10日 9月中旬〜11月上旬 10・11月 10月号  9月10日

INFORMATION FROM

●JAFからの公示・お知らせ

※上記の車両公認申請は、現在、FIAへ申請中です。有効日等のお問い合わせはJAFモータースポーツ部までお寄せ下さい。

VF:供給変型、VO:オプション変型、VP:プロダクション変型、ET:正常進化、ES:スポーツ進化、ER:誤記訂正、  VK:キットカー変型、KS:スーパー2000変型、KSR:スーパー2000ラリー変型、WR:ワールドラリーカー変型、  VR:グループR変型、EVO:進化

[公示No2013ー061] JAF公認№ 申請内容 申請分類 グループ 排気量(cc) エンジン型式 会 社 名 EJN-001-08 ER 2/1 カム計測方法 FIA N ER 1998.2 K20A 本田技研工業㈱ �

※上記の公認申請は、現在、FIAへ申請中です。有効日等のお問い合わせはJAFモータースポーツ部までお寄せ下さい。

JAFモータースポーツ名誉委員であり、JAFモータースポー ツ専門部会レース部会委員、全日本レース選手権審査委員グルー プ委員ならびにモータースポーツ審査委員会委員を歴任された 近藤��氏�、����日��されました(享年77才)。

シングクラブ(NRC)会長として、長年中部地域のモータースポ ーツ発展に貢献されました。  ここに謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

一般社団法人 日本自動車連盟(JAF)

12 2013・7JAFMOTORSPORTS J A F か ら の 公 示 ・ お 知 ら せ
近藤氏は、モータースポーツ創世記のジムカーナ競技に出場する などドライバーとしても活躍され、その後は鈴鹿サーキットを中心に オフィシャル活動に従事、またJAF公認クラブである名古屋レー 訃 報
[公示No2013ー060] JAF公認№ 申 請 内 容 申請分類 グループ 型 式 車 両 名 会 社 名 JG-005 VO 13/8 EnduranceFR AXLParts (HubBrg,CenterSft) FIA GT3 VO R35 GT-R 日産自動車㈱ � JG-005 ER 14/4 WheelSpeedSensor FIA GT3 ER 〃 〃 〃 �
車両公認一覧
エンジン公認一覧

[公示No2013ー062]

国際モータースポーツ競技������、�������JAFスポーツ�格���定����に��き、JAFが�海外競技会出場証明書 (サーティフィケート)」を発行した件数です。

4 41 ADAC Zurich24h-RennenNürburgring

同一競技会において同一人が競技運転者用と参加者用を申請し承認された場合、発行件数は2件としています。

●サーティフィケート申請方法  海外競技会出場証明書(サーティフィケー ト)は、以下の競

技に参加する際に必要になりますので、出発日の2週間前まで に所定の申請書に申請料を添えてJAFへ申請してください。

1.FIA国際スポーツカレンダーに記載されている国際競技  2海外で開催される国内格式競技で、開催国のASNが参加を 認めた競技

注:上記2については当該証明が必要な場合に申請してください。

【必要書類】

所定の申請書はJAF窓口で入手するか、JAFホームペー ジ(http://www.jaforjp/→モータースポーツ→データ室→各種 申請書等→海外競技会出場証明書申請書)からダウンロードす ることができます。

1回用:1競技会限定のサーティフィケートです。

数次用:当該年度中、複数の競技会に有効なサーティフィケートです。     3競技会以上出場のご予定があればこちらをお薦めします。 【申請受付】

JAF地方本部・支部で受付しています。持参または郵送(現金 書留)にてご申請ください。

お問い合わせ先(JAF地方本部モータースポーツ窓口) 参加者用 競技運転者(コドライバー含む)用

海外競技会出場に関する証明申請書 写真(3cm×3cm、無帽、無背景) ※髪などで顔が隠れていないもの 申請� ��用   ¥8,100(税込) 数次用 ¥23,400(税込)

海外競技会出場に関する証明申請書 申請� ��用  ¥8,100(税込)      数次用 ¥23,400(税込)

Aライセンス講習会 日程

北海道本部 ☎ 011-857-7155

東北本部  ☎ 022-783-2820

関東本部  ☎ 03-6833-9140

中部本部  ☎ 052-872-3685

関西本部  ☎ 072-645-1300

中国本部  ☎ 082-272-9967

四国本部  ☎ 087-867-8411 九州本部  ☎ 092-841-7672

上段:B 所 持 者 下段:B非所持者

十勝インターナショナルスピードウェイ 北海道河西郡更別村

8月25日

TMAC 筑波サーキット 茨城県下妻市村岡 9:00〜17:00

政幸 03-3611-6687

・上記以外の講習会日程はJAFホームページに掲載しています(http://www.jaforjp/→モータースポーツ→ライセンス→講習会スケジ ュール→Aライセンス講習会日程)。

・当日の受付時間等詳細については申込先に電話でご確認ください。

・身体に障がいのある方は、事前にJAF地方本部モータースポーツ窓口までお問合わせください。

公認審判員講習会日程

[公示No2013−064]

上記以外の公認審判員講習会日程は、JAFホームページに掲載しています(http://www.jaforjp/→モータースポーツ→ライセンス→講習 会スケジュール→公認審判員講習会日程)。

13 2013・7JAFMOTORSPORTS J A F か ら の 公 示 ・ お 知 ら せ
海外競技会出場証明書(サーティフィケート)発行件数一覧と申請方法
2013年4月発行分 発行件数 競技会名 開催日
�月��日��月��日
55
ACASH&R-Cup �月��日 2 PharaonsRally �月��日���月�日 17 数次用
2
ADAC
教材費 受講料(1科目) 主任講師 申込先 種別 開催場所 時間 開催日 実費 ¥12,000 1科目追加¥4,000 泉 直樹 205-0022 東京都羽村市双葉町2-20-40 オートライフクラブ(ALC)042-555-5598 技術・コース 計時 A1/A2/B1/B2 筑波サーキット 茨城県下妻市村岡 7:30〜 17:45 7月21日 実費 ¥12,000 栗田 吉晴 410-0317 静岡県沼津市石川359-7 ソニックレーシング 055-967-8878
計時 A1/A2/B1/B2 富士スピードウェイ 静岡県駿東郡小山町 8:30〜 15:30 7月27日 実費 ¥12,200 荒谷 嘉章 877-0312 大分県日田市上津江町上野田 1112-8 ㈱オートポリス 0973-55-1111 技術・コース 計時 A1/A2/B1/B2 オートポリス 大分県日田市上津江町 9:00〜 17:00 8月4日
技術・コース
教材費 受講料
主任講師 TEL 申込先 開催場所 時間 開催日 実費 ¥18,000/ ¥22,000 稲村 政幸 03-3611-6687 TMAC 筑波サーキット 茨城県下妻市村岡 9:30〜17:00 7月10日 実費 ¥18,500/ ¥18,500 丹野 国春 080-3192-8147 にっかわくらぶ事務局 仙台ハイランドレースウェイ 宮城県仙台市青葉区 8:00〜17:00 7月21日 実費 ¥20,000/ ¥23,000 刈屋 直樹
0155-52-3910 十勝スピードウェイクラブ
11:00〜17:00 7月21日 実費 ¥20,000/ ¥24,000 稲村
[公示No2013ー063]

ライセンスは「 」で 更新! ライセンスは「      」で  更新 ラクラク

JAFと会員の皆様のコミュニケーションサイト《JAFマイページ》。それはJAF会員が無料で登録できる 個人専用ページです(法人会員を除く)。住所の変更、会員継続やご家族の入会、会費の自動振替登録等の手続 きがカンタンにでき、登録していただいた皆様一人ひとりへの耳よりなお知らせなどもあります。すでに80 万人を超える皆様が登録されています。この機会にぜひ、ご登録ください。

JAFマイページをご利用いただくにはカンタンな登録手続きが必要です。

JAFマイページ http://jaf.jp/

※パソコン・スマートフォン・携帯電話共通

コチラから

「JAFマイページ未登録の方はこちら」をクリック→「通常登録はこちら」をクリック→利用規約に 同意のうえ、メールアドレスを送信→返信メールに記載のURLから画面の指示に従ってご登録ください。

※登録には会員番号が必要です。JAF会員証をご用意のうえ、アクセスしてください。※法人会員はJAFマイページの登録はできません。

登録完了後、すぐにライセンス更新等の各種サービスがご利用になれます! ライセンスの更新手続きは、下図のJAFマイページ内「モータースポーツライセンス」のページからアクセスし てください。仮ライセンスの印刷もできます。

マイページでできる手続き等

①モータースポーツライセンスの更 新手続き

②JAF会員の継続手続き ③会員登録情報の確認

④住所・電話番号の変更 ⑤JAFマイページ登録会員限定の 情報提供

などなど、便利なサービスをご利用 ください!!

2013シーズン、始まってます!! ライセンス更新のお手続きは こちらから。

お早めにどうぞ!

※必ずお読みください

・ライセンス更新料、JAF継続会費および家族会員会費のお支払方法は、ご本人名義のクレジットカー ドのみとなります。

・クレジットカードをお持ちでない方は、お手数ですが従来の手続き方法にてライセンスを更新してくだ さい。

・更新条件の確認が必要な国際Aまたは国際Bライセンスの更新、18歳未満の方のライセンス更新、およ びライセンス写真の変更または婚姻等の理由によりライセンスの表示氏名の変更を希望される場合は、 従来の方法にてお手続きください。

14 2013・7JAFMOTORSPORTS
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6月は不正改造車排除強化月間です。 JAFは「不正改造車を排除する運動」の����の���して この運動に協力しています。

正しいクルマの改造について熟知されている皆様から、正しい知識・情報を発信していた だくことは、本運動の目的達成はもちろん、健全なモータースポーツの発展に繋がります。

周囲の方々に対する本運動の目的のご案内や、正しい知識をお持ちでない方に対するアド バイス等により、本運動の推進にご協力ください。

本運動の目的 (国土交通省 自動車点検整備推進協議会 ホームページより)

我が国の自動車保有台数は、平成24年12月末現在で約7,997万台を超えており、自動 車が国民生活にとって欠かすことのできない移動・輸送手段となっている。一方、昨年の 交通事故による死者数は4,411人と12年連続して減少しており、負傷者数も、8年連続で 減少し、825,000人となったが、依然として厳しい状況が続いている。

このような状況の中、暴走行為、過積載等を目的とした不正改造車については、安全を 脅かし道路交通の秩序を乱すとともに、排出ガスによる大気汚染、騒音等の環境悪化の要 因となっていることから、社会的にもその排除が強く求められている。

また、最近では、部品の取付けや取外しによって保安基準に適合しなくなっても、違法 であるとの認識のないままに改造を行っている使用者も見受けられる。

このため、「不正改造車を排除する運動」を全国的に展開することにより、不正改造につ

いての認知度を高め、車両の安全確保・環境保全を図ることにより、国民の安全・安心の 確保を確実に実現する。

●不正改造とは保安基準に適合しない状態にする行為のことで、道路運送車両法で禁止さ れています。周囲へ危害を与えたり、騒音公害をもたらすことなどにより、安全面、環境 面で問題があるからなのです。

※JAFのホームページでは不正改造防止の豆知識をご案内しています。

クルマ何でも質問箱:不正改造にあたる主なケースとは?  http://www.jaf.or.jp/qa/mechanism/rule/01.htm

(JAFホームページ→クルマ何でも質問箱→メカニズムの基礎知識→保安基準→不正改造とは?) 本運動の詳しい内容は

自動車点検整備推進協議会ホームページの「不正改造防止」をご覧ください。

http://www.tenken-seibi.com

15 2013・7JAFMOTORSPORTS J A F か ら の 公 示 ・ お 知 ら せ

JAF●JAF国内モータースポーツカレンダー

MOTORSPORTS CALENDAR 7-8

■開催場所の略号:TIS 十勝インターナショナルスピードウェイ HR 仙台ハイランドレースウェイ

SG=スポーツランドSUGO MO=ツインリンクもてぎ          T=筑波サーキット SO=袖ヶ浦フォレストレースウェイ F=富士スピードウェイ          S=鈴鹿サーキット O=岡山国際サーキット AP=オートポリス ■格式の略号:A=国際 C=国内 D=準国内 E=地方 太字は全日本選手権、世界選手権、国際競技及びそれに準ずる競技会・下線付き細字は地方選手権 ●このカレンダーは5月20日までに本部にて受付したものです。 *印:3日間開催となりますが、金曜日は関係者向けの公式行事のみであり、観客の皆様への行事は従来通り土曜日と日 曜日になります。

D ARC、SMSC(0566-82-3535) 2013鈴鹿クラブマンレース Round4

Enjoy耐久レース“JOY耐”

D ㈱モビリティランド、M.O.SC. (0285-64-0200)

(0973-55-1111) 2013ゴールドカップレース第3戦

D JCCA(048-458-6660)

2013年全日本選手権スーパーフォーミュラ第3戦 富士スピードウェイ

(0550-78-2340)

㈱菅生、SSC(0224-83-3111) 2013SUPERGTRound4 SUGO GT300kmレース

8(August)

FIA ALTERNATIVEENERGIESCUP

2013

JAF、㈱モビリティランド (059-378-1111)

2日~4日

2013年全日本選手権スーパーフォーミュラ第4戦 ツインリンクもてぎ もてぎ2&4レース

2013OKAYAMAチャレンジカップレース第3戦

スーパー耐久シリーズ2013第4戦 富士

(0285-64-0200)

AC(0868-74-3311)

C 富士スピードウェイ㈱、FMC (0550-78-2340)

17日~18日

18日

2013SUPERGTRound5

第42回インターナショナル ポッカサッポロ 1000km

2013東日本F4選手権シリーズ第5戦

2013筑波スーパーFJ選手権シリーズ第4戦

2013筑波ツーリングカーシリーズ第3戦

2013筑波チャレンジカップレース第2戦

KSCC、SMSC、㈱モビリティランド (059-378-3405)

VICIC、TMSC(045-651-9119)

JAF-GT NR-A

24日~25日

25日

2013富士スーパーFJ選手権シリーズ第4戦

2013富士チャンピオンレースシリーズ第4戦

2013ゴールドカップレース第4戦

富士スピードウェイ㈱、FMC (0550-78-2340)

APC、㈱オートポリス (0973-55-1111)

D

F S-FJ,FJ1600,N1,N2,NE,NR-A

S-FJ,FJ1600,NE,NR-A D

スーパー耐久シリーズ2013第5戦

スーパー耐久レース in岡山 2013OKAYAMAチャレンジカップレース第4戦

㈱岡山国際サーキット、AC (0868-74-3311)

31日 ~9月1日 *印:3日間開催となりますが、金曜日は関係者向けの公式行事のみであり、観客の皆様への行事は従来通り土曜日と日曜日になります。

S-FJ,FJ1600,NR-A

JAF国内モータースポーツカレンダーはJAFホームページでも公開しております。(http://www.jaforjp/msports/)

16 2013・7JAFMOTORSPORTS C AL E ND AR 78
●レース RACE 7(JULY) 場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 S F4S-FJN1NENR-A
EnduranceStage 7月6日~7日 MO N1,NE
2013もてぎ
6日~7日 AP S-FJ,FJ1600,NE
APC、㈱オートポリス
7日 T NE(クラシックカー)
7日 F SF,FIA-GT3 F3,N1,N2,NE,NR-A A C 富士スピードウェイ㈱、FMC
D
JCCAクラシックカーフェスティバル 筑波ミーティングサマー
12日~14日 * SG F4 D SSC(0224-83-3111) 2013東日本F4選手権第4戦 14日 SG S-FJ D
2013東北スーパーFJ選手権第3戦 14日 SG N1N2NR-A D ㈱菅生、SSC(0224-83-3111) 2013SUGOチャンピオンカップレース Rd2 14日 MO NE N1,NE,NR-A C D ㈱モビリティランド、M.O.SC. (0285-64-0200) スーパー耐久シリーズ2013第3戦 もてぎスーパー耐久 20日~21日 SG JAF-GT N1,N2,NE,NR-A A C
SSC(0224-83-3111)
27日~28日
S ソーラーカー A
ソーラーカーレース鈴鹿
8月2日~3日 MO SF F3
A C M.O.SC.、㈱モビリティランド
* O F4,S-FJ,FJ1600,N2,NE,NR-A D
4日 F N1,N2,NE,NR-A
SUPERTEC 10日~11日 S
A C
T
D
F4,S-FJ,FJ1600,N1,NE,NR-A
AP
O NE
C D

RALLY 7(JULY)

7月5日~7日

2013年JAF全日本ラリー選手権第4戦

2013年JAF北海道ラリー選手権第5戦 2013ARKラリー洞爺

TEAM ARK(011-753-9140)

C D D

RN,RJ,RF,AE

RN,RJ,RF,AE,RB

7日

13日

ON!(059-385-4019) JMRC中部ラリーチャレンジシリーズ第3戦 いなべ福王ラリー2013

2013年JAF中四国ラリー選手権第3戦

2013年JMRC中国・四国ラリーシリーズ第 戦 第49回MCCSラリーくすのきカントリーラリー

MCCS(0836-31-4741)

RN,RJ,RF,RB D

CMSC青森(0172-82-2005) 2013年JAF東日本ラリー選手権第6戦 2013ツール・ド・東北

RN,RJRF D

東日本 青森(150)

JMRC関東イーストラリーツアー第4戦

JMRCチャレンジカップラリーシリーズ第3戦 FQRCスポーツラリー

FQRC(03-3701-8425)

13日~14日 群馬(100) 栃木(100)

13日~14日 兵庫(200)

RN,RJ,RF,F,RB D

2013JMRC近畿SSラリーシリーズ第2戦 2013キャッスルラリーinかんなべ

TEAM CASTLE(079-253-8201)

RN,RJ,RF,AE,RB D

13日~14日 九州 佐賀(150)

2013年JAF九州ラリー選手権第4戦

2013年JMRC九州ラリーチャンピオンシリーズ第4戦 第25回FMSCマウンテンラリー2013

FMSC(092-980-7412)

RN,RJ,RF AE,RB D D

13日~14日 全日本 群馬(350)

2013年JAF全日本ラリー選手権第5戦 モントレー2013in群馬

TAG(027-352-1503)

RN,RJ,RF,AE RB C C

26日~28日 群馬(300)

TAG(0493-61-1185) TRDラリーチャレンジ Rd3inモントレー

27日 8(August)

JMRC関東長野県ラリーシリーズ第2戦 はと車ラリー2013

2013年JAF中四国ラリー選手権第3戦 2013年JMRC中国・四国ラリーシリーズ第3戦 四国のてっぺんDCRラリー2013in嶺北

2013年JAF九州ラリー選手権第5戦 JMRC九州ラリーチャンピオンシリーズ第5戦 有田電器情報システム株式会社杯CRMCラリーin九州2013

2013JMRC近畿アベレージラリーシリーズ第5戦 F&K-KIOTO'13

RT-はと車(0269-85-3330)

D.C.R(089-924-0220)

CRMC(0948-42-4341)

RN,RJ,RF,AE,RB D

27日~28日 長野(200)

RN,RJ,RF,RB D

23日~25日

24日~25日

2013年JAF東日本ラリー選手権第7戦 第36回りんどうALPEN ATTACK2013 JMRC関東長野県ラリーシリーズ第3戦 第30回りんどう美ヶ原高原RALLY2013

OECU-AC(072-279-6286)

7(JULY)~8(August)

TEAM-RINDO(0263-73-4836)

GYMKHANA,CIRCUITTRIAL,DRIFT

RN,RJ,RF,AE

RN,RJRFRB D D

RN,RJ,RF AE,RB D D

RN,RJ,RF,AE,F E FERIAS,KTUAC(090-3487-2266)

中四国 高知(130)

RB D D

●ジムカーナ●サーキットトライアル●ドリフト

本カレンダーは、開催場所を基準に、カレンダー登録規定の「行政区画における地域別」毎にまとめて掲載しています。

7月 14日

選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 北海道 オートスポーツランドスナガワ PN,N,SA,B,SC, D,AE D AG.MSC北海道 (011-864-2003)

2013年JAF北海道ジムカーナ選手権第4戦

2013年JMRC北海道ジムカーナチャンピオンシリーズ第4戦

2013年JMRC北海道ジムカーナラジアルシリーズ第5戦

2013年JMRCオールスター選抜第4戦

AG.MSC北海道ハイスピードチャレンジジムカーナ

17 2013・7JAFMOTORSPORTS C AL E ND AR 78 ●ラリー
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 全日本 北海道 北海道(37945) RN,RJ,RF,AE
三重(7762) 滋賀(14)
中四国 山口(80) RN,RJ,RF RN,RJ,RF,RB D D
8月  3日 九州 福岡(145)
3日~4日 京都(100)
全日本 中部・ 近畿 京都(300) RN,RJ,RF,AE
18日
RN,RJ,RF,AE RB C D D
2013年JAF全日本ラリー選手権第6戦 2013年JAF中部・近畿ラリー選手権第3戦 2013年JMRC近畿・SSラリーシリーズ第 戦 第49回大阪電通大チャリティーラリー「丹後半島ラリー2013」 東日本 長野(260) RN,RJ,RF,AE
北海道地方

8月  11日

2013年JAF北海道ジムカーナ選手権第5戦 2013年JMRC北海道ジムカーナチャンピオンシリーズ第5戦 2013年JMRC北海道ジムカーナラジアルシリーズ第6戦

2013年JMRCオールスター選抜第5戦 コクピットチャレンジジムカーナ

東北地方

7月  7日

オーガナイザー/電話番号

選手権地区 開催場所 競技車両 格式

D C.SC.C.(011-873-2072)

競技会名 開催日 北海道 新千歳モーターランド PN,N,SA,SC,D, AE B

競技会名

2013CMSC青森ジムカーナ第2戦

オーガナイザー/電話番号

開催日 岩木山スキー場 駐車場

選手権地区 開催場所 競技車両 格式

P,N,SA,B,SC E CMSC青森(0172-97-2738)

2013年JAF全日本ジムカーナ選手権第5戦 「ともに、前へ仙台」

オールジャパンジムカーナ イン 仙台ハイランド

PN,N,SA,SC, D,AE C 奥州VICIC(022-225-5037)

13〜14日 エビスサーキット

全日本 仙台ハイランドレースウェイレーシ ングコース

21日

P,N,SA,B D JRSCC(0243-24-2972) 2013 JRSCCエビスラップタイムアタックⅡ

19日 仙台ハイランドレースウェイ ジムカーナコース

2013宮城福島3トライジムカーナシリーズ第 戦 (一日で取得Aライ講習も有り)

PN,BSC,D E ㈱青葉ゴルフ (022-395-2120)

2013年JAF東北ジムカーナ選手権第5戦 2013年JMRC東北ジムカーナシリーズ第5戦 JMRC全国オールスター選抜第5戦 DIREZZACUP

マツダファン・サーキットトライアル 宮城ラウンド 4日 =サーキットトライアル

関東地方

7月  6日

D 奥州VICIC(022-225-5037)

PN,N,SA, SC/D,AE

P,B

8月  4日 スポーツランドSUGO B E

東北 仙台ハイランドレースウェイ ジムカーナコース

B-Sports(03-5487-0735)

選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 本庄サーキット

B,SC,D D RRC群馬(027-388-2295) DriftChallenge2013(ドリフトチャレンジ2013)

JAF登録イベントシリーズ第1戦byRRC群馬

8月

RTQ(0494-22-8515) 2013年JMRC埼群ジムカーナシリーズ第4戦 クウェスト theジムカ ーナ2013

N,B E

7日 筑波サーキット

関越スポーツランド

B E TMAC(03-3611-6687) TMAC Aライセンス講習会&サーキットトライアル付き⑦ 10日 関東 さるくらモータースポーツランド PN,N,SA,SC,D, AE D N・C・S・C(0265-22-3864)

14日

2013年JAF関東ジムカーナ選手権第6戦 JMRC関東オールスターシリーズ第6戦 JMRC全国オールスター選抜第6戦 NCSCスーパージムカーナ in長野さるくら

14日

28日

28日

B,D D TDMC(03-3656-6166) ENKEIドリフトマッスル2013第4戦間瀬大会 スーパーマッスルクラス

マッスル・レディスクラス

2013年JMRC関東チャンピオンシリーズ第5戦 2013年埼群ジムカーナシリーズ第5戦 ネッツトヨタ群馬ジースパイスチャレンジ

JMRC新潟ジムカーナシリーズ第4戦 OCC新潟ダイナミックジムカーナ

2013年JAF関東ジムカーナ選手権第7戦 JMRC関東オールスターシリーズ第7戦

JMRC全国オールスター選抜第7戦

RRC群馬タイムアタック in関越

PN,N,SA,B D G'Spice(0279-25-1757)

OCC(0256-32-3042)

P,N,SA,B,SC,D E

AE,PN,N,SA, SC,D D RRC群馬(027-388-2295)

日本海間瀬サーキット *コース公認取得が条件

関越スポーツランド

胎内スキー場駐車場

関東 関越スポーツランド

10〜11日

18日

2013JAF全日本ジムカーナ選手権第6戦 第3回がんばれ日本!チャリティースラローム inもてぎ

2013筑波サーキットトライアル第1戦

SHAKE DOWN ㈱モビリティ ランド (0287-96-4505)

C

PN,N,SA.SC, D,AE

N,B,AE E VICIC(045-651-9119)

全日本 ツインリンクもてぎ北ショートコース

筑波サーキット

25日

2013年JAF関東ジムカーナ選手権第8戦

JMRC関東オールスターシリーズ第8戦

JMRC全国オールスター選抜第8戦

ワンポイント&スフィア スーパースラローム in 浅間台

Aライセンス講習会付き⑧

DUNLOP杯スカラシップ④

タイヤセレクト小平店CUP第4戦

=サーキットトライアル

AE,PN,N,SA, SC,D D T1P(048-950-1510)

25日 筑波サーキット SAB E TMAC(03-3611-6687) 東関東トライアル inつくばSr4

関東 浅間台スポーツランド

18 2013・7JAFMOTORSPORTS C AL E ND AR 78
4日

7月  7日

競技会名

選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号

開催日 中部 イオックスアローザスポーツランド PN,N,SA,B,SC, D D ABC(076-431-3674) 2013年JAF中部ジムカーナ選手権第5戦 JMRC中部ジムカーナ選手権第5戦 JMRC全国オールスター選抜第5戦 ハイスピードジムカーナ inAROSA

13日

14日

TMSC(03-3221-9950) TMSC富士ジムカーナシリーズ2013第3戦

N,B,SC E

富士スピードウェイジムカーナコース

鈴鹿サーキット 国際南コース N,B D チーム淀(079-565-7808) 2013年JMRC近畿ジムカーナミドルシリーズ第5戦 淀ハイスピードジムカーナ

2013年JMRC中部ジムカーナ東海シリーズ第7戦 RSTSUMMERGYMKHANA2013

N,SA,B D RST(052-802-0647)

美浜サーキット

28日

21日 イオックスアローザスポーツランド N,SA,B,SC,D E

2013年JMRC中部ジムカーナ北陸シリーズ第4戦

チームABCジムカーナ IN AROSA

ABC(076-431-3674)

2013年JAF中部ジムカーナ選手権第6戦

JMRC中部ジムカーナ選手権第6戦

JMRC全国オールスター選抜第6戦

シェラトンレーシングトライアル INキョウセイ

8月  4日 富士スピードウェイジムカーナコース N,B,SC E TMSC(03-3221-9950) TMSC富士ジムカーナシリーズ2013第4戦

中部 キョウセイドライバーランド PN,N,SA,B,SC, D D SHERATON(053-455-3577)

24日

近畿地方

競技会名 開催日

選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号

2013年JAF近畿ジムカーナ選手権第5戦 2013年JMRC近畿ジムカーナチャンピオンシリーズ第5戦 2013年JMRC全国オールスター選抜第5戦 DIREZZACUPジムカーナ

近畿 奥伊吹モーターパーク PN,N,SABSC B D LAZYW.S(072-944-8600)

7月  7日 近畿 名阪スポーツランドEコース PN,N,SA,B,SC B D RC NARA(0742-32-0100)

8月  4日 名阪スポーツランドEコース

2013年JAF近畿ジムカーナ選手権第6戦 2013年JMRC近畿ジムカーナチャンピオンシリーズ第6戦 2013年JMRC全国オールスター選抜第6戦 RC NARAジムカーナ

2013年JMRC近畿ジムカーナミドルシリーズ第6戦 広島高潤杯スラロームハート2013

N,B E OPUAC(080-6128-3365)

2013年JAF中国ジムカーナ選手権第5戦 2013年JMRC中国ジムカーナチャンピオンシリーズ第5戦 2013年JMRC全国オールスター選抜第5戦 ヒノデテクニカルジムカーナ 2013

D,AE D HINODEC (082-264-7710)

8月  4日

7月  7日 中国 備北サーキット PN,N,SA,B,SC, D,AE D CMSC島根(0852-23-1511)

2013年JAF中国ジムカーナ選手権第6戦 2013年JMRC中国ジムカーナチャンピオンシリーズ第6戦 2013年JMRC全国オールスター選抜第6戦 CMSC島根チャレンジカップ2013

四国地方

選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 四国 美川スポーツランド PN,N,SA,B,SC, D,AE P,B

2013年JAF四国ジムカーナ選手権第6戦 2013年JMRC全国オールスター選抜ジムカーナ第6戦 2013年JMRC四国ジムカーナシリーズ第6戦 エトワールスーパースラローム2013IN 美川

2013年JAF四国ジムカーナ選手権第7戦 2013年JMRC全国オールスター選抜ジムカーナ第7戦 '13SKMCスラロームアタック№37

D ETOILE(089-963-3884)

7月  21日 四国 モーターランドたぢかわ PN,N,SABSC, D,AE D SKMC、TEAM.MONKEY (088-875-3998)

2013年JMRC九州ジムカーナジュニアシリーズ第5戦 マーブルジムカーナ

2013年JAF九州ジムカーナ選手権第6戦 JMRCオールスター選抜第6戦 とびうめジムカーナフェスティバル '13

19 2013・7JAFMOTORSPORTS C AL E ND AR 78 中部地方
11日
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 中国 TSタカタサーキット PN,N,SA,B,SC,
中国地方
8月  25日 九州地方 選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 HSR九州 N,SABSC,PN E T-OM(090-9472-0540)
14日 九州 HSR九州 PN,N,SA,B,SC, D,AE D TOBIUME(092-925-0708)
7月
28日

2013年JMRC九州ジムカーナジュニアシリーズ第6戦 洞海G系自動車運動会AtHSR九州

開催場所 競技車両 格式

N,SA,B E 洞海ASC(093-642-5990)

オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 スピードパーク恋の浦 *コース公認取得が条件

DIRTTRIAL,AUTO CROSS 7(JULY)~8(August)

本カレンダーは、開催場所を基準に、カレンダー登録規定の「行政区画における地域別」毎にまとめて掲載しています。

北海道地方

7月  7日

2013年JAF北海道ダートトライアル選手権第6戦

2013年JMRC北海道ダートトライアルチャンピオンシリー

ズ第6戦

2013年JMRC北海道ダートトライアルジュニアシリーズ第6戦

2013年JMRCオールスター選抜第6戦

2013ラナウェイ泥苦路ポリスダートトライアル

D CCR(011-811-8186)

●ダートトライアル●オートクロス

28日

2013年JAF北海道ダートトライアル選手権第7戦

2013年JMRC北海道ダートトライアルチャンピオンシリー

ズ第7戦

2013年JMRC北海道ダートトライアルジュニアシリーズ第7戦

2013年JMRCオールスター選抜第7戦

チボーダートアタック

THIBAULT(011-864-2003)

PN,N,SA,B,SC, D,AE D

北海道 オートスポーツランドスナガワ ダートトライアルコース

8月  25日

2013年JAF北海道ダートトライアル選手権第8戦

2013年JMRC北海道ダートトライアルチャンピオンシリー

ズ第8戦

2013年JMRC北海道ダートトライアルジュニアシリーズ第8戦

2013年JMRCオールスター選抜第8戦

EZO DIRT2013

東北地方

PN,N,SA,B,SC, D,AE D EZO(011-774-5557)

北海道 新千歳モーターランド ダートコース

選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 東北 サーキットパーク切谷内 PN,N,SA,SC,D, AE D MSC-TOWADA (0176-25-3020)

28日

8月  18日

2013年JAF東北ダートトライアル選手権第4戦

2013年JMRC東北ダートトライアルチャンピオンシリーズ 第4戦

2013年JMRC全国オールスター選抜第4戦 サンケースペシャルダートトライアル in切谷内

2013年JAF全日本ダートトライアル選手権第5戦

2013年東北ダートトライアル IN KIRIYANAI

2013年JAF東北ダートトライアル選手権第5戦

2013年JMRC東北ダートトライアルチャンピオンシリーズ 第5戦

2013JMRC全国オールスターダートトライアル選抜第5戦 「ダイヤスターダートトライアル 2013inFukushima」

関東地方

PN,N,SA,SC, D,AE C MSCはちのへ、AKITA、SSC (0178-28-0075)

PN,N,SASC,D, AE D CMSC福島(024-531-4451)

全日本 サーキットパーク切谷内

東北 メーハイランドSSパークサーキット グラベルコース

選手権地区 開催場所

E HOKUSAI(026-263-2828) 長野県ダートトライアルチャンピオンシリーズ第3戦 第21回 2013北斎ダートトライアル 7月

14日

2013年JAF関東ダートトライアル選手権第6戦 JMRC関東ダートトライアルシリーズ <JMRCオールスター選抜戦> CCCRダートトライアル

D CCCR(042-676-8861)

20 2013・7JAFMOTORSPORTS C AL E ND AR 78
選手権地区
8月  18日
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 北海道 新千歳モーターランド ダートコース PN,N,SABSC,
D,AE
7月
7日
競技車両
競技会名 開催日 モーターランド野沢 PN,N,SA,B,SC, D
関東 丸和オートランド那須 PN,N,SA,SC,D
格式 オーガナイザー/電話番号
7日

ロードナイト ダートトライアル.Ⅱ 8月

4日

長野県ダートトライアルチャンピオンシリーズ第4戦

野沢オートクロス 第3戦

ロードナイト・オートクロス.Ⅱ

D E ROAD-KNIGHT (0263-26-2545)

E ROAD-KNIGHT (0263-26-2545)

25日

2013年JAF関東ダートトライアル選手権第7戦 JMRC関東ダートトライアルシリーズ <JMRCオールスター選抜戦> '13ARFAダートトライアル・ザ・お盆

PN,N,SA,SC,D D ARFA(0258-82-0207)

11日 関東

PN,N,SA,SC,D D CD-1(0256-38-4755) 2013年JAF関東ダートトライアル選手権第8戦 JMRC関東ダートトライアルシリーズ <JMRC全国オールスター選抜戦> CD-1SuperSprint2013

=オートクロス

中部地方

7月  7日

競技会名 開催日 輪島市門前モータースポーツ公園 N,SABSC,D E M.SC MONZEN (0768-42-2025)

14日

2013年JMRC中部ダートトライアル北陸シリーズ第4戦 門前町観光協会長杯ダートトライアル

2013年JAF中部ダートトライアル選手権第5戦 JMRC中部ダートトライアル選手権第5戦 JMRC全国オールスター選抜第5戦 2013年JMRC中部ダートトライアル東海シリーズ第3戦 TTRM パドック ダートトライアル 2013

選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号

中部 山室山ダート PN,N,SA,B,SC, D,AE D PADDOCK,TTRM (059-363-5356)

8月  4日

2013年JAF中部ダートトライアル選手権第6戦 JMRC中部ダートトライアル選手権第6戦 JMRC全国オールスター選抜第6戦 2013年JMRC中部ダートトライアル北陸シリーズ第5戦 R-8エキサイティングカップ '13ダート編

オートパーク今庄 PN,N,SA,B,SC, D,AE D R-8石川(090-7083-4828)

N,SA,B,SC,D E URARA(0776-78-5821) JMRC中部ダートトライアル北陸シリーズ第6戦 ザ・イゴのダートラ夏

2013年JAF全日本ダートトライアル選手権第6戦 スーパートライアル in今庄 31日 〜9月1日

25日 全日本 オートパーク今庄 PN,N,SA,SC, D,AE C SHALET、FASC、CCST (052-798-5621)

近畿地方

選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 近畿 コスモスパーク PN,N,SASC,D, AE D WHITE(072-891-0679)

2013年JAF近畿ダートトライアル選手権第6戦 JMRC近畿ダートトライアルチャンピオンシリーズ第6戦 JMRC全国オールスターダートトライアル選抜第6戦 JMRC近畿ダートトライアルジュニアシリーズ第6戦 2013ホワイトダートトライアル inコスモス

8月  25日

7月  21日 近畿 コスモスパーク PN,N,SA,SC,D, AE D THUNDERS(072-822-3346) 2013年JAF近畿ダートトライアル選手権第7戦 JMRC近畿ダートトライアルチャンピオンシリーズ第7戦 JMRC全国オールスターダートトライアル選抜第7戦 JMRC近畿ダートトライアルジュニアシリーズ第7戦 コスモス ダートトライアル

中国地方

選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日

2013年JAF中国ダートトライアル選手権第6戦 2013年JMRC中国ダートトライアルチャンピオンシリーズ 第6戦

2013年JMRC全国オールスター選抜第6戦 「'13スピリットダートトライアル」

D SPIRIT(080-3802-4132)

テクニックステージタカタ PN,N,SA,SC,D, AE B

7月  21日 テクニックステージタカタ PN,N,SASC,D, AE E TTS(082-929-0888) 2013年JMRC中国ジュニアダートトライアルシリーズ第2戦 TTSJrダートトライアル 13'

25日

2013年JAF中国ダートトライアル選手権第7戦

2013年JMRC中国ダートトライアルチャンピオンシリーズ 第7戦

2013年JMRC全国オールスター選抜第7戦 楠チャレンジトライアル

D MCCS(0836-31-4741)

8月  11日 中国 楠ハイランドパーク PN,N,SA,SC,D, AE B

21 2013・7JAFMOTORSPORTS C AL E ND AR 78 選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 モーターランド野沢 PN,N,SA,B,SC,
4日 モーターランド野沢 SC,D
関東 トライアルゾーン新潟
トライアルゾーン新潟
中部
オートパーク今庄
中国

四国地方

開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 四国 香川スポーツランド N,SA,SC,D D MAC(089-958-3089) 2013年JAF四国ダートトライアル選手権第5戦 JMRCオールスター選抜第5戦

2013MACダートトライアル

九州地方

競技会名 開催日 スピードパーク恋の浦 N,SA,B,SC,D E 洞海ASC(093-642-5990) 2013年JMRC九州ダートトライアルジュニアシリーズ第4戦 洞海土系自動車運動会七夕トライアル

選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号

7月  7日 九州 スピードパーク恋の浦 PN,N,SA,SC,D, AE B

D MSH,Desire(0968-74-0108) 2013年JAF九州ダートトライアル選手権第7戦 JMRC九州オールスター選抜第7戦 サマートライアル 2013

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22 2013・7JAFMOTORSPORTS C AL E ND AR 78
8月  25日
選手権地区
7月  14日
23 2013 7 JAF MOTOR SPORTS

「今回勝てなかったら、いつ勝てるんだというく らい完璧な週末だった」とドライバーの中嶋一貴 選手に言わしめるほど、見事な戦略で500kmと いう長丁場を走り切ったPETRONAS TOMʼS SC430。ホームコース富士で快勝を飾った。

TOM’S SC430、富士を制す!

Super GT Round.2

ゴールデンウィーク前半の4月28~29日、

富士スピードウェイで開催されたスーパーGT 第2戦は、2日間とも晴天に恵まれる絶好のレー ス日和となり、両日で約8万人もの観客が集う 盛況の中、開催された。

昨年までのスーパーラップ方式はなくなり、ノ ックダウン方式で行われた予選はQ2までのタイ

2013SUPER GT Round.2 富士GT500kmレース[JAF公認No.2013-0004] 開催日:4月28~29日 開催場所:富士スピードウェイ 格式: 国際  主催:富士スピードウェイ㈱[団体登録No.公認13003]、FMC[クラブ登録No.公認13008] フォト/野澤廣幸、鈴木紳平、服部真哉 レポート/JAFスポーツ編集部

ムでグリッドを競う。GT500クラスでは、ここ富 士を得意とするSC430勢が絶好調。Q2ではト ップ6に4台が入る速さを見せ、中嶋一貴/ジ ェームス・ロシター組のPETRONAS TOMʼS SC430がポールポジションを獲得する。

一方、GT300クラスはQ1でGT-R勢が1-2 と快調な出だしを見せるも、Q2に入るとJAFGT勢がジャンプアップ。ラストアタックで 佐々木孝太選手が2台のCR-Zをぶち抜いた SUBARU BRZ R&D SPORTが開幕戦に続

くクラスPPをもぎ取った。

ハイブリッドシステムを積むCR-Z、プリウ スにBRZが加わるJAF-GT勢は、今年、FIAGT勢のスピードとの均衡を図るため、BOP(性 能調整)により相対的にポテンシャルが上がっ

1.GT500の若手コンビ、大嶋/国本組のENEOS SUSTINA SC430はレース後半、ZENT SC430に逆転を許し、3位。

2.GT500脇阪/石浦組のDENSO SC430は想定外の早めのピ ットインを強いられ、4位に甘んじた。3. 一貴、ロシター両選手と もにGT500クラスは初優勝となった。4. 富士マイスター、立川選 手の追い上げが会場を沸かせたZENT SC430だったが、GT500 クラス2位にとどまった。5.GT500表彰。左から2位平手/立

1 2 3 5 4

ハイブリッドマシン初優勝の快挙を目前にしてタイヤトラブルに泣いたGT300武藤/中山組のMUGEN CR-Zは無念の2位に 終わった。7. 山西/細川/坂本組のクリスタルクロコ GT3はランボルギーニ勢最上位のGT300クラス3位を獲得した。8.9. ス ピンで一時は下位に沈むも怒涛の追い上げが実り、見事、歴史的勝利を飾ったGT300クラス新田/嵯峨組のPanasonic apr PR IUS GT。

10.GT300表彰。左から2位中山/武藤、優勝新田/嵯峨、3位山西/細川/坂本の各選手。11.2戦連続でGT300 トップ6入りを果たした4位の竹内/土屋組OKINAWA-IMP SLS。12.GT300開幕戦優勝の平中/ビルドハイム組GAINER DIX CEL SLSは6位。13. スシコ/井出組のOGT Bonds Racing GT-RはGT300クラス5位入賞。14.GT500伊藤/カルダレッリ 組のKeePer TOM'S SC430は6位。15.SC430勢の間に割って入った松田/オリベイラ組カルソニックIMPUL GT-Rは5位。

ており、Q2でもトップ6に4台すべてがランク イン。「決勝は未知数」と佐々木選手は慎重な態 度に終始したが、決勝ではJAF-GT勢が軸と なることが予想された。

明けた29日の決勝は午後2時、110周のロン グレースがスタートした。一貴選手かドライブ

するPETRO

NAS SC430

WAKO'Sスーパーカート第2戦SK1優勝

のYUUKA選手。17.WAKO'Sスーパーカート 第2戦SK2優勝の渡辺浩之選手。18.PCCJ 第3戦Cクラス優勝の小河諒選手。19. 田島剛 選手はPCCJ第3戦Gクラスで優勝。20. 水

は、石浦宏明選手駆るDENSO KOBELCO SC430に一時はトップを譲るも、11周めに再び 首位に立ってレース前半を快走する。 一方ライバル勢は2012チャンプコンビが駆 るMOTUL AUTECH GT-RがSC430勢に 序盤食らいつくも19周め、駆動系トラブルで マシンストップ。HSV-010勢もオープニングラ ップで2台が接触により同士討ちと、SC430勢 が1-2-3-4のまま最初のピッ トインを迎えた。

2スティントでは脇阪寿一 選手に変わったDENSO SC 430が首位を走るが、実はタ イヤの消耗で予定外の早めの ピットインを強いられていた

ため、残る2スティントは燃 費重視の走行を余儀なくさ れ、67周めという早いタイミ ングで2度めのピットイン。

PETRONAS SC430に首位 の座を渡してしまう。

一方、DENSO SC430に 代わって順位を上げてきたの

が立川祐路/平手晃平組のZENT CERUMO SC430。PETRONASと同時に78周めにピット インしたZENT SC430はピットタイムで一時 は離されるも、富士での走りには定評がある立 川選手が猛追。残り5周という所でついに1秒 を切るところまでPETRONASを追い詰める。 しかし「ソフトタイヤで勝負に行ったため最 後はフロントタイヤが厳しくなってしまった」と 立川選手の追撃はそこまで。

最後は3.3秒までリードを広げた一貴選手が トップチェッカーを受け、ロシター選手ととも に、GT500クラス初優勝をあげ、チームトムス は2010年最終戦以来となる勝利を飾った。

JAF-GT勢の躍進が注目されたGT300クラ スは序盤から波乱の展開が続いた。まずフォー メーションラップで予選3番手、ARTA CR-Z GTを駆る高木真一選手がスピン。PPのSUBA RU BRZも何と駆動系トラブルにより、僅か3 周でリタイヤとなってしまう。

この荒れた展開の中、レースの主導権を握っ たのは武藤英紀/中山友貴組のMUGEN CR-Z GTだった。予選2番手からホールショ ットを奪ったMUGEN CR-Zはその後もレース を完全に支配、独走で初勝利を飾るかと思われ たが、何と残すところ10周でタイヤが異常な バイブレーションを感じたために緊急のピット イン。約40秒のマージンを使い果たして、2位 に上がっていた新田守男/嵯峨宏紀組のPana sonic apr PRIUS GTに首位を受け渡す。 かくして栄えあるハイブリッドマシン初優勝 の栄誉は新田組のもとへ転がりこむことに。自 らのスピンで一時は18番手に沈んでの優勝に 「ミラクルとしかいいようがない」と新田選手は ゴール後も半信半疑の表情を見せていた。

25 2013 7 JAF MOTOR SPORTS
6 7 8 10 9 14 13 16 17 19 18 20 12 11 15

グラベル初戦は柳澤 インプレッサが快勝!

JRC Round.2

全日本ラリー選手権はゴールデン・ウィーク の後半となる5月3~5日、今年初のグラベル ラリーとなる第2戦久万高原ラリーが行われた。

例年同様、四国愛媛の高地に位置する美川 スキー場を拠点とした今回の一戦は、2日間、 258.66kmのルートの中に、76.33km、計15の グラベルSSを組み込むという設定。注目は DAY1に3本用意される新設の東古味西谷線。 9.1kmという今回最長のステージだ。

そしてDAY2はラフな路面が待ち受ける大 野ケ原線9.03kmが勝負どころに。ダイナミッ クな走りが観戦できるスキー場のギャラリース テージも2日間で計5本、用意された。

JN1クラスはデミオ1300を持ち込んだ宇田 圭佑組と松岡竜也組ストーリアという四国勢同 士の対決に。シェイクダウン同然の一戦とあっ

2013全日本ラリー選手権第2戦  久万高原ラリー

[JAF公認No.2013-7005] 開催日:5月3~5日 開催場所:愛媛 格式:国内

主催:MAC[クラブ登録No.加盟38022]、 ETOILE[クラブ登録No.加盟38001] 、D.C.R[クラブ登録No.加盟38009] フォト/中島正義(PLATZ)、水野文幸、JAFスポーツ編集部  レポート/JAFスポーツ編集部

て最初は様子を見たという宇田組だったが、 「DAY1のセクション2で無理をしていないの にタイムが出たので、戦闘力に確信が持てた」 とこの日の林道ステージでことごとく松岡組を リード。

松岡組はギャラリーステージで驚異的なスピ ードを見せて宇田組に食らいつくが、背後を脅 かすことはできず、DAY2も勝負どころをしっ かりベストで上がった宇田組が嬉しい全日本初 優勝を飾った。

一方、JN2クラスは川名賢組ヴィッツが DAY1セクション2まではリードをキープする も、セクション3を前にセッティングを変えた天 野智之組が徐々にペースアップ。この日のベス トは僅か1本ながら、SS9の東古味西谷線で川 名組を逆転、8.2秒差をつけ、トップで折り返す。

迎えたDAY2。天 野組は大野ケ原線で コースオフ、エンジン ストールというあわや の場面もあったが、最 後まで川名組を抑え 切って今季初優勝を 遂げた。昨年の覇者、 高橋悟志組はDAY1 で5本のベストを奪う も、DAY2、SS13で のバーストが響き、3

DAY1で築いたリードを守り抜いて今季初優勝を飾 ったJN4柳澤宏至/中原祥雅組。次戦MSCCで の走りも要注目だ。

位に甘んじた。

開幕戦の覇者、山口清司レビン がSS2でコースオフからリタイヤ と波乱の幕開けとなったJN3クラ スは、小倉雅俊ブーンX4と上原利宏シビック の2台が異次元のバトルを展開するが、セクシ ョン3で小倉組はターボトラブルに見舞われて 後退。ラフな路面で圧倒的な速さを見せる上原 組には注目の86勢もついていけず、上原組が 昨年の「頑張ろう福島ラリー」以来となる通算3 勝めをマークした。

「今年はラリー北海道に出るのが第一目標なの で、それまでにクルマを壊さないことを心がけ てます(笑)」という上原選手だが、その北海道 次第ではチャンプを狙いに行く可能性もある様 子。舗装でも速さを見せるドライバーだけに今 年の台風の目になりそうだ。横尾芳則組86と のバトルを制した香川秀樹組が昨年のラリー北

得意なステージが待つDAY2に勝負を持ち込みたかったJN4勝田範彦組だが、SS4のスピン が響き、2位にとどまった。2.「悔しいけど、ベストは尽くせた」。DAY1、先行したJN2川名賢 組だったが、2位に甘んじた。3. 満身創痍のインテグラをゴールまで運び込んだJN3香川秀樹組 は2位入賞。4. 地元で今季初優勝を狙った松岡竜也組は2位にとどまった。5.JN1はダートでの 速さは定評があった宇田圭佑組が全日本初優勝を飾った。6.DAY2、逆転を期したJN2高橋悟 タイヤバーストが2本とツキに見放されたJN4奴田原文雄組も 鷲尾俊一組はJN1クラス3位に食い込んだ。9.JN3横尾芳則組は3位。「ダート

1 3 2 4 6 8 7 9 5

まずはJN1を盛り上げたい

宇田圭佑選手(左)&石川恭啓選手(右) 今回、JN1クラスを制した2人は共に全日本初優 勝。宇田選手は大学時代を送った北海道でラリーを 始め、郷里の高知に戻ってから全日本にスポット参 戦を始めた。過去、何度か優勝まであと一歩という ラリーが続いただけに本人は「ようやく勝ててホッ としてます」と感無量。「もっともっと経験積みたい ですけど、無理せず長くラリーを楽しみたいです ね。まずはこのクラスを盛り上げたいんです」。東 京在住の石川選手は高知までペースノートの練習に 通った苦労が報われた。「今までで一番気を使わな くていいドライバーです(笑)。これからも二人でい い位置に立ちたいですね」と喜んでいた。

海道以来の2位をもぎ取った。

JN4クラスはDAY1が勝負の分かれ目とな

った直後のSS5でタイヤ2本をバーストして後 退。SS4のスピンで遅れた勝田範彦組を12.6 秒差で従えた柳澤宏至組が、これで首位に返 り咲く。

「砂利掻き役を逃れられる3番手ス タートというゼッケンがセクション1 では有利だったのはたしか」と振り返 った柳澤組だが、路面がイコールと なるセクション2、3でもこの日は好 調。明けたDAY2も不利な1番手ス タートながらも最初のSS10でベス

サトリアネオを駆ったJN3明治慎太郎組は今年の初戦を4位フィニッ 今年も地元物産展をはじめグルメコーナーも大好評。長蛇の列が できていた。12. クラッチトラブルを抱えつつも3位をキープしていたJN4 石田正史組が最終SSの痛恨のバーストで4位に。13. クラスベストも奪う 快走を見せたJN2加藤辰弥組は4位をもぎ取った。14.15. 路面を選ばぬ 速さを見せる上原利宏シビックがJN3クラスを制した。

トを奪うなど、ライバル達には隙を与えず。 「去年一年、GRBに乗って“日本の道”に合う セットが見えてきた(笑)」という柳澤インプレッ サのスピードは最後まで衰えず、昨年夏の洞爺 以来の優勝を飾った。JN4クラスのグラベルス テージは今年も毎戦、ホットバトルが展開され そうだ。

27 2013 7 JAF MOTOR SPORTS
10 14 13 15 11 12
「結果には満足してるけど、今 年はシビれるラリーが続きそう ですね」。貫禄勝ちのJN2天野 智之組だが手綱は緩めず。

PN2クラスは今年からFD2に乗り換えた 鈴木孝幸選手が全日本初優勝を達成。

3人の初ウィナーが誕生!

JGC

Round.3

全日本ジムカーナ選手権は名阪スポーツラン ドCコースを舞台に、シリーズ序盤戦を締め括 る第3戦が開催された。

2013全日本ジムカーナ選手権第3戦  ALL JAPAN GYMKHANA in名阪 まほろば決戦[JAF公認No.2013-5013] 開催日:5月18~19日 開催場所:名阪スポーツランドCコース 格式:国内 主催:LAZY W.S[クラブ登録No.加盟27022] フォト/友田宏之、JAFスポーツ編集部 レポート/JAFスポーツ編集部

公開練習の行われた土曜、そして日曜昼まで は何とか持ちこたえた天候は、PN3クラスの終 盤からポツポツと雨が降り始め、その後は残念 ながらウェット路面での勝負に。結果、PN1、 PN2を除く11クラスは1本め勝負という展開

となった。

1.PN4は今回もパイロンワークが冴えた岡野博史選手が3連勝。

2.「喜多さんに1本めちぎられたので、2本めは思い切り攻めようと開き直れたのが 良かった」。PN1クラスは鵜飼洋一選手が開幕戦に次ぐ2勝めをマーク。

4.SA1は北海道の阿戸幸成選手が全日本本格参戦2年めで初優勝。

3.PN3はまたも“トップ2対決”に。森嶋選手が逃げ切って2勝め獲得。

注目のコースレイアウトは、全日本名阪の定 番となりつつあるフリーターンが何と2回も用 意されるという斬新な設定。各選手とも、ギャ ラリースタンドの目の前という“お立ち台”で華 麗なパイロンワークを競った。 参加18台と今回も激戦区とな ったPN3クラスはスーパーGT の韓国イベントが中止となった ため急遽、参戦が決まった山野 哲也選手が公開練習ではベスト と絶好調。しかし決勝1ヒートで は森嶋昭時選手が山野選手をコ ンマ5秒差に従えるベストをマー クして、そのまま逃げ切った。 「得意なフリーターンをほぼイメ

5. 名阪と相性のいい飯塚信男選手がN3で2位入賞。6. 大橋渡選手は今季から 新投入のインプレッサでSC2位を獲得。 7.PN2松本悟選手は2位に喰いこんだ。8.4年ぶりの優勝を飾ったN2箕輪雄介選手。9. 関東の更科潤一 郎選手がSA1の2位に入る健闘を見せた。10. 併催のB1クラスは校條史典選手が優勝。
1 2 3 5 8 4 6 10 7 9

ージ通りに回せて外周でも何とか山野さんに食 らいつける走りができたのが良かったと思いま す」と、2勝め一番乗りを果たした森嶋選手は 「久々に快心の走りができましたね(笑)」と納得 の表情。一方の山野選手は「タイヤの特性をよ り生かせるヒート2で勝負したかったね」と天を 仰いでいた。

N2クラスでは箕輪雄介選手が今季好調の東 山匡志選手をコンマ13秒の僅差で抑え込み、 お馴染みのレッドインテグラに4年ぶりの勝利 をもたらした。

「今年、図抜けたタイムを出す東山君に対抗す

今日のコースに合ってました

PN2クラス 鈴木孝幸選手

鈴木選手はジムカーナ歴5年の 29歳。師匠は天才と謳われたクラ ブの先輩、黒岩誉広選手だ。「フリー ターンは2回ともうまく走れません でしたが、クルマもタイヤも今日の コースに合っていたのが勝因だと思 います。昨日もタイムが出ましたが、 土曜にピークが来ないように“今日 は金曜日だ”と自分に言い聞かせて 走ったのも良かったと思います(笑)」

12.Dでは関東のベテラン関谷光弘選手が隼勢最上位の 2位に入賞。13.SCは長くこのクラスに参戦を続けてきた桃井守選手が念願の初優勝。

11. 関東のトップスラローマー掛札雄一選手は全日本PN初戦で2位獲得。

14. 四国の笠井裕之選手はN4で2位に喰 い込んだ。15.16. 茅野成樹選手が優勝のSA3は毎回ウィナーが変わる大混戦模様に。17.Dは山口義彦選手が13年ぶりの勝利を あげた。18. パイロンに強い関東勢の面子を守った箕輪選手がN2を制した。19.SA2は柴田優作選手が僅差で川北忠選手を下して 3連勝。20.N1は公開練習で転倒したため急遽、クラブ員のヴィッツを借りた鎌尾邦彦選手がぶっちぎりのタイムで3連勝。21.N3 は若杉将司選手が今回もライバルを寄せ付けず3連勝。22.N4は菱井将文選手が1分5秒台のタイムをマークして快勝。

べく色々やってきた中で今回はちょっとセッテ ィングの面で発見があったんです。ただ東山君 のミスに助けられた所もあるので今回の成果を さらに次に繋げたい」と意欲を見せていた。

毎回、超接近戦が演じられるSA3クラスは、 茅野成樹選手が今大会ではただ一人、1分4秒 台に乗せるスーパータイムで今季初優勝。「“ケ ン・ブロックターン”を練習してきた甲斐があ

3度めなんで狙いました

SA1クラス 阿戸幸成選手

北海道を代表する全日本のトップ スラローマー田口玲選手を師と仰ぐ 阿戸幸成選手。「昨年、全日本を6戦 追ったことでセッティングが煮詰め られたことが大きいですね。ここも 昨年とは全然違うセットで今日は走 りました。名阪は3度めなんで狙っ てはいましたけど、うまく行きすぎ ましたね(笑)。田口さんを喜ばせて あげられそうで嬉しいです」

思い切り走れました

SC部門 桃井守選手

SC部門ではすっかりお馴染みの 一人、桃井守選手も待望の初優勝を ゲットした。「上がり症なせいか、ポ カミスでタイムダウンしたりが多 かったんで、今日はともかく楽しく練 習のつもりで走ったら、いいタイム でゴールできたという感じですね。 基本的にフリーターンも好きなの

りました(笑)」と快心のダブルフリーターンを振 り返った茅野選手だが、この一年で8kgもの減 量を達成。「クルマの軽量化と並行して進めて きた自身の軽量化も報われました(笑)」と完全 復活をアピールした。

そしてトリを飾ったD部門は山口義彦選手が 実に13年ぶりとなる全日本優勝を達成した。D 部門最後の年を盛り上げるべく、できるだけ今 年は参戦する予定という山口選手は「セットが 決まったのは大きかったけど、フリーターンは 270度のつもりが逆回りになってしまって420 度も回ってしまったんですよ(笑)。それでも勝 てたのは運が良かったから」と、久々の勝利に、 苦笑いを見せていた。

今回の一戦、トリッキーな設定も影響した か、3名ものドライバーが全日本初優勝を達成 した。全日本参戦19年めで初栄冠のSC部門 桃井守選手に対して、PN2の鈴木孝幸選手は全 日本5戦めでの勝利。SA1クラスの阿戸幸成選 手は2004年の沢口直弘選手以来となる、本州 ラウンドでの北海道勢の優勝と、いずれもメモ リアルな趣が強い初優勝となっている。

29
11 14 16 12 13 18 22 21 20 19 15 17

中山雄一選手が圧巻の3連勝!

F3 Round.3&4&5

全日本F3選手権の第2大会は5月11~12

の両日、ツインリンクもてぎを舞台に開催され た。全6大会13戦が組まれる今年のシリーズ は1大会2戦が原則だが、今回のみ3戦という ハードなスケジュールだ。

11日土曜の第3戦は雨に祟られたものの、12 日日曜の第4/5戦は一転してドライに。この目 まぐるしく変わるコンディションに的確な対応 を見せたPETRONAS TEAM TOMʼSの中山 雄一選手が、全戦ポールトゥウィンという強さ

2013年全日本F3選手権第3&4&5戦 2013スーパーもてぎチャンピオンカップ レース第3戦[JAF公認No.2013-0005] 開催日:5月11~12日 開催場所:ツインリンクもてぎ 格式: 国内 主催:BSC[クラブ登録No.加盟13279]、 M.O.S.C.[クラブ登録No.公認09001]、㈱ツインリンクもてぎ[団体登録No.公認13001] フォト/鈴木紳平 レポート/JAFスポーツ編集部

を見せてタイトルレースの主導権を握った。

中山選手は土曜午前、まだ雨が降り出す前に 行われた第3戦の予選で、開幕の鈴鹿ラウンド で星を分け合ったチームメイトの勝田貴元選手 を0.050秒という僅差で下してまず最初のPP を獲得。しかし野尻智紀、松下信治の両選手 もコンマ2秒内で食らいつき、第4戦の予選で 雪辱を期した。

だが同じくドライで行われた第4戦では中山 選手が「100%タイヤを使い切れた」と1回めの タイムをさらに約0.3秒更新する1分44秒078 をマーク。一方、野尻、松下両選手もタイムア

F3第5戦の表彰。今日のもてぎラウンドで3連勝の中山選手は タイトルレースを大きくリードした。

第3戦で3位についた野尻選手だが、ドライに転じた 第4/5戦では表彰台は奪えず。2. 松下選手はグリッドの 順位を守り、第4戦で3位入賞。3.3レースを重ねるごと に中山選手との差は詰めた勝田選手だったが、開幕戦 に次ぐ2勝めは果たせなかった。4.F3復帰の千代勝正 選手は第5戦で3位に喰いこんだ。 F3協会が認定す

ップするが中山選手ほどの短縮はならず、松下 選手3位、野尻選手4位と第3戦とは順位を入 れ替える形で予選は終了。勝田選 手はこの2選手は抑えたものの、タ イムアップはできず、PP奪取はなら なかった。

迎えた午後の第3戦決勝はウェッ トレースとなったが、開幕ラウンド で見せたTOMʼSのトップ2の速さ は変わらず。ホールショットを決め た中山選手が、序盤からファステス トを連発する走りで勝田選手に隙を 与えずトップチェッカー。野尻選手 が、序盤のコースオフで千代勝正 選手に詰め寄られる場面もあったも のの、3位の座はキープしてゴール した。

開けた12日の第4/5戦も中山選 手の独壇場となった。第4戦こそ勝

1 2 4 3 5
雨となった第3戦を制した中山雄一 選手は、翌12日の第4/5戦も連勝。

田選手にホールショットを決められるも3コー ナーですかさず逆転。その後は周回を重ねるご とにリードを広げて快勝。第5戦はしっかりホ ールショットを決め、2番手につけた勝田選手が マシンにバイブレーションを感じてペースアッ プができなかったこともあってまたも独走状態 に持ち込み、隙なしの3連勝を飾った。 勝田選手は3戦連続の2位。3位には第4戦 は松下信治選手が入り、第5戦では千代勝正 選手が今季2度めのポディウムに上がった。

一方、併催のスーパーもてぎチャンピオンカ ップレースも5カテゴリーの決勝が行われる賑 やかな大会となった。シリーズ3戦めを迎えた

は伊藤博之選手がポールトゥウィン。9. もてぎシビックはこのクラスの第一人者、福田秀明選手が優勝。10. もてぎ1.5チャレン ジは大谷飛雄選手がポール・トゥ・フィニッシュ。11. インテグラは2番手スタートの小松優太選手が優勝。12. もてぎ1.5チャ レンジで3位のピストン西沢選手。13.S-FJでPP奪取のクイック ヴァン選手だったが3位に甘んじた。14. 石川京侍選手はFCJ 第3戦で3位入賞。15. 江原聖洋選手はインテグラで3位。16. 蘇武喜和選手はもてぎシビックで3位。17.FCJ第4戦で3位の 藤波清斗選手。18. もてぎS-FJはレース序盤のバトルから抜け出した久保凜太郎選手が優勝。19. 古賀健二選手はもてぎシビ ック2位にとどまった。20. もてぎ1.5チャレンジで2位の渡辺圭介選手。21.FCJ第4戦で2位の道見ショーン真也選手。22. イ ンテグラ山脇大輔選手は追撃及ばず2位でゴール。23.S-FJで2位の天野翼選手。24.FCJ第3戦で2位のナニン・インドラ・ パユーング選手。25.MUGEN POWER CUPで2位の水越真一選手。26. 大西隆生選手はMUGEN POWER CUPで3位。

スーパーFJはPPのクィック ヴァン選手と2 番手の久保凜太郎選手がオープニングラップ でサイドバイサイドのバトルを展開するが、90 度コーナーで首位を奪った久保選手が、その後 はライバル達の追撃を凌いで初優勝を飾った。 またインテグラでは、前回がレースデビュー だった小松優太選手が、PPの江原聖洋選手の

スタートのミスを突いてトップに立ち、そのま ま逃げ切ってレース2戦めで初優勝という快挙 を達成している。シリーズ2年めを迎えたもて ぎ1.5チャレンジでは、PPスタートの大谷飛雄 選手が、渡辺圭介、ピストン西沢両選手のハ ードプッシュを最後までしのいでポールトゥフ ィニッシュを飾った。

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6.FCJ3戦めで初優勝を飾った山下健太選手。 FCJ第4戦は高橋翼選手が圧倒的な速さを見せた。
6 7 9 12 10 18 14 13 15 19 25 16 20 23 21 22 26 24 11 17 8

F3

全力勝負

〜この熱き戦いをキミは知っているか〜

今年、規定が大きく変わった全日本F3選手権は新たなスタートを切った。 三つ巴に相見える新エンジンウォーズを、チームの威信を担って戦うのは20歳前後の若手ドライバー達。 自らの針路も賭けた厳しい戦いに日々、全力で挑んでいるのだ。

今年からF3はエンジン規定が変更され、必 ずしも量産エンジンをベースとせずとも良くな り、また燃料の直接噴射が可能となった。さら にリストリクター径も2mm拡大され、28mmに 改められている。この新規定対応のエンジン を、トムスとM-TEC、そして戸田レーシングが 開発し、それぞれ世界に先駆け、全日本F3選 手権で実戦投入することになった。いずれも開 発期間はそう長いとは言えず、未だ発展途上で ありながら、リストリクター径の拡大だけでも、 もうすでに効果を発揮していると言えそうだ。

タイヤの変更や開催時期の違いなどもあっ て、しばらく破られずにいたレコードタイムが、 ここまで行われた鈴鹿サーキット、ツインリン クもてぎでの予選において、あっさりと更新さ

レポート/はた☆なおゆき フォト/鈴木紳平 れている。この後に行われる岡山国際サーキッ トやスポーツランドSUGOのレースは、過去 にレコードが記録されたのと同時期の開催であ るため、雨にでも見舞われない限り、引き続き レコードラッシュとなるのは必至だろう。

この規定によって、ひとつ残念なのは日本

F3協会が独自に設定した賞典対象のF3-Nに 関しては、従来のエンジン規定のまま実施され るため、大幅なスピードアップが見込めないと いうこと。鈴鹿、もてぎともに予選では3秒ほ ど差が開き、もはや昨年の最終戦で佐々木大 樹選手が見せたようなF3-Nによるポールポジ ション獲得はおろか、総合での上位進出も困難 になってしまった。まぁ、それぞれでバトルに 専念できるという考え方もできるわけだから、 すべてに「非」を唱えるつもりもなく、むしろ 「是」の要素の方が大きいのだろう。 ともあれ、このエンジン規定の変更により、 今年の全日本F3選手権で総合優勝を争い合う 「主役」たちは6人に絞られた、といっても過言 ではない。PETRONAS TEAM TOM’Sの中

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特集

第2大会もてぎラウンドで3連勝を飾り、ライバルを圧倒するスピ ードを見せた中山雄一選手。「新しいエンジンを積むことで変わった バランスに対応できるセッティングを、オフの間に探れたことが大き かった」と序盤の好成績の理由を自己分析した。

山雄一選手と勝田貴元選手、HFDP RACING の松下信治選手と清原章太選手、TODA RAC INGの野尻智紀選手、そしてB-MAX ENGIN EERINGの千代勝正選手といった面々だ。

彼ら6人に共通するのは、いずれもカートレ ースでの実績が高く評価され、自動車メーカー のサポートを受けてFCJを戦った後、F3にステ ップアップしてきたということ。しかも、やや 年上である千代選手と野尻選手以外の4人は 同世代とあって、先に述べたカートレースの頃 から相見えてきた、いわば「宿命のライバル」で もある。当然、他の3人には負けられないと絶 対に思っているだろうし、千代選手や野尻選手 には、F3でも先輩という意地もある。

したがって、例年以上に各ドライバーが「負 けられない戦い」であるのは間違いない上に、 それぞれがエンジン開発という大任を担ってい る。TOM’Sがトヨタの、HFDPがホンダのバ ックアップを受けているからには、その背後に メーカーの威信も見え隠れする。また老舗のエ ンジンチューナーでもある、TODA RACING にしても初めて一から手がける、オリジナルの エンジンだ。他には絶対負けられないというプ ライドは確実にあるはずだ。

さて、レースはまだ2ラウンド、5レースを終 えただけに過ぎないが、開幕前の公式テストも 含め、明らかになったのはTOM’S勢が確実に 優勢だということ。公式テストの頃はまだ、ル ーキーながら松下選手が、中山選手や勝田選 手に肉薄していたものの、実戦になると差があ りありと……。「新しいエンジンは重くなってい るんですけど、その分で重量バランスが良くな って、本当なら運動性能は落ちているはずなん ですけど、パワーアップの分と合わせてスピー

ドアップしている感じです。あとマシンのセッ トアップも順調に進んで、エンジンにもトラブ ルも発生せず、スムーズにテストできているの が、他との差になっているのではないでしょう か」と語るのは中山選手。逆にTODAエンジン は、富士でのテストでシリアスなトラブルが発 生。ここでしっかり走り込めなかったことが、 後にも影響を及ぼした感は少なくない 鈴鹿での開幕ラウンドでは、走り始めとなる 練習走行の1回めからレコードタイムが破られ た。もちろん更新したのはTOM’Sの二人。2回 めには松下選手もレコードを更新するが、さら に縮めた中山選手との差は1秒にも。予選では 路面状態の悪化もあって、さらにタイムアップ とはいかなかったものの、2戦とも中山選手がポ ールポジションを奪い、勝田選手が続く。決勝 でも第1戦はスタートで前に出た勝田選手が、 最後まで中山選手を抑えて、初の総合優勝に。 第2戦はスタートをそつなく決めた中山選手が、 難なく逃げ切りを果たす。

33 2013 7 JAF MOTOR SPORTS

一方、他の4人は逃げていくTOM’S勢を遠 巻きにしながら、必死に3番手を争っていた。

それでも第1戦はスタートで先行を許した松下 選手を、終盤に清原選手がかわし、チームメイ ト同士、プライドをかけた戦いが目を引いた。 第2戦ではスタートでひとつ順位を上げた千代 選手が、逆転こそ許されなかったとはいえ、終

盤に勝田選手に肉薄し、また表彰台の一角に食

い込んだ。

続くもてぎでも、中山選手と勝田選手が2回 の予選で上位を独占。特に中山選手が絶好調。 ライバルたちが2回めに伸び悩む中、ひとりタ イムアップを果たして、新たなレコードを記し たからだ。その中山選手を除けば、5人が僅差 という状況まで持ち込んではいるのだが。逆に 頭を抱えたのが勝田選手。「同じ道具、条件で あるのに……」と。雨の第3戦を含め、もてぎ では3戦すべて中山選手が圧勝となったから、 なおのこと。第5戦を終えて、「チームメイト同 士で、力量の差を痛感しました」と語る一方で、 「これからも毎レース、ワンツーで。でも残るレ ースは僕が全部勝つつもりで行きます」と勝田 選手は気持ちを新たにしていた。

3位はやはりと言うべきか、第3戦は野尻選 手、第4戦は松下選手、そして第5戦は千代選 手と、毎回入れ替わった。鈴鹿ではTOM’S勢 との差を認めようとしなかった、というか口を

F3 全力勝負

閉ざしていた野尻選手からは、「ここに来て、 ようやく追えるようになってきた」という一言 が。同じTODAエンジンを使用しても、プラ イベートとして供給される立場の千代選手は、 逆にはっきりと「マシンもエンジンもまだTOM’ Sとの差は大きく感じます」と語る。もちろん、 現状に甘んじていないのは明らかで、「3位が ベストリザルトじゃ、レースやっている意味が ないので、チームと力を合わせて、もっと頑張 らなくては!」と力強くつけ加えてくれた。 一方、「エンジンの差を言い訳にしたくない し、確かに今週はトラブルがいくつかあったん ですが、それは僕らがもっともっと成長してカ バーしなくちゃいけないこと」と、頑として敗因 はドライバーにあると強調するのは松下選手。 その思いはきっとチームメイトの清原選手にも 共通するはずだ。

さて、ここからの戦いはポイントリーダーと して、完璧に受けて立つ立場となった中山選手

開幕戦で見事な初の総合優勝を飾 った勝田貴元選手(写真左)だが、 もてぎラウンドでは中山選手に3タ テを喰らい、大きなリードを許すこ とに。だが課題としていたレース中 のタイムのバラツキを第5戦では即 座に修正するなど、その“学習能 力”が結果につながれば、中盤以 降の活躍も期待される。F3で3年め を迎える野尻智紀選手(写真右)は 移籍で多くのトップドライバーを輩 出してきたTODA RACINGのエー スに。もてぎの予選で見せたパフォ ーマンスを次に繋げたいと意欲を見 せる。「僕らが最初にトムスに勝つ。 皆、そのつもりでやっています」

7 JAF MOTOR SPORTS
特集

だが、「この後も大丈夫です!」と力強く語る。

「岡山やSUGOでは新エンジンになってからの パッケージで、まだ走っていないんですが、実 はもてぎも同じ状態だったんです。でも、チー ムとしっかり話をして走るたび、完璧にバラン スを合わせていけたから、不安はまったくない というのが本当のところです。

まだ全体的にマージンもあるから、よそに比 べてどこが詰まった、広がったというのは分か らないんですが(笑)。ただ去年の岡山のように 接戦になってくれた方が、自分のレベルも高め られるので、そうなって欲しい、それで勝ちた いという思いもありますね」と余裕も十分。

誰が最初にTOM’S勢、とりわけ中山選手に

新興勢力の雄、B-MAXのエースを託された千代勝正選 手(写真左)は、2年ぶりにF3に復帰。打倒ワークスに 挑む。一方ホンダワークス的な位置づけにあるHFPD RACINGは松下信治(写真中央左)、清原章太(同右)と いういずれもFCJからステップアップの新人を抜擢し た。すでに二人とも表彰台は獲得。トムスとの差をど こまで埋められるかが中盤以降の課題となる。

ストップをかけられるのかにも、これからのレ ースは注目してみたい。

シリーズ序盤で抜け出したトムスのトップ2に誰が 最初に追いつくのか。戦いはまだ始まったばかりだ

の戦いもホットバトルが展開中

エンジンを一世代前のトヨタ3S-GEのワン メイクとし、そのチューニングはライフ重視、 なおかつ使用できるパーツに制約を加えるなど して、コスト抑制を重視している、日本F3協 会が独自に設定したF3-N。若手ドライバーの 育成、成長を最大の主旨とするが、その一方で 最近はジェントルマンドライバー達にも、フォ ーミュラの最終目標ともなりつつある。

F3はそういうカテゴリーではないという意 見もあるかもしれないが、現在出場しているド ライバーに関しては、十分「あり」だと、筆者は 強く感じている。これが「若い芽を摘む」のが目 標と語っているなら論外だが、むしろ彼らの姿 勢は文字通り、ジェントリーで、若くて勢いの あるドライバーに追いつけ、追い越せの思いが 強い。逆に年齢的、あるいは体力的なハンデを 乗り越えて、肩を並べたいと必死に努力してい る様子は、むしろ若手にこそ学んでほしいから である。

昨年、佐々木大樹選手がF3-Nタイトルを置き土産に卒業していった NDDP RACINGのステアリングを握るのは高星明誠選手。名将、長 谷見昌弘監督の下、期待に違わぬ速さを序盤戦は見せつけた。

さて、そのF3-Nに今年も有望な日本人ドラ イバーたちが、新たに乗り込んできた。鈴鹿で の開幕ラウンドからは高星明誠選手と湯澤翔平 選手が参戦、もてぎでの第2ラウンドには武平 良介選手がスポット参戦してきた。彼らのキャ リアは実にさまざまで、高星選手はカートレー スを経てフォーミュラチャレンジ・ジャパン

(FCJ)を3年戦い、昨年は2勝を挙げてランキ ング3位。武平選手もカートレースの後、一昨

年はスーパーFJのもてぎシリーズ、そして昨年 はF4の東日本シリーズでチャンピオンを獲得し ている。この二人に対し、湯澤選手はカート歴 を持たず、スーパーFJだけを3年戦い、昨年 東北シリーズでチャンピオンとなっている。 そんな違いが正直なところ、まだ2ラウン ド・5戦を終えただけではあるが、結果に表れ ているような気がしてならない。ここまで5連 勝、すべてポール・トゥ・ウィンとしているの

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総合タイトルとは別のもうひとつ

若手の中では年長組の湯澤翔平選手はスーパーFJから飛び級でF3 にステップアップした。まだ上位陣には水を開けられているが、2年 計画で頂点を目指す(写真左)。スポット参戦ながら第5戦では一時、 首位に立つなど、ぶっつけ本番とは思えない速さを見せた武平良介 選手(写真右)。今回で得た評価を次のチャンスに繋げたいところだ。

は高星選手。

「ずっとF3は憧れのレースでしたから、チャ ンスをいただけることが決まった時は、それは もう嬉しかったですけど、チャンピオンチーム ではありますから、プレッシャーも感じました。 絶対に結果を残さなくては、という。だけど、 僕にはFCJを3年やってきて、ダウンフォース やフォーミュラの動かし方をしっかり学んでき たという思いはありましたから、それは絶対ア ドバンテージになるという自信はありました」と 高星選手は語る。

一方、駆け足のステップアップとなった湯澤

選手は、「年齢的な問題(24歳)を含めて、早く 目標とする結果に達するために、F3に進路を絞 ったわけですが、ダウンフォースの学習などを 含め、段階を踏んだ方が確実だったのかな、と は思っています。でも、今のところF3は2年 計画のつもりなので、焦ることなく確実に学習 していこうと思っています」と、気持をいい方向 に切り替えられているようだ。まだ表彰台には 手が届いていないが、徐々に近づいていこうと いう、強い思いは感じられた。

武平選手は早い段階からF3へのステップア ップを希望していたが、開幕の段階ではかなわ

2013全日本F3選手権観戦ガイド

ドライビングはもちろん、チームの総合力も問われるシリーズだ

全日本F3選手権は昨今、若手育成を主眼に置き、実戦の回数を増やそうと主に1 大会2レース制が採用されている。そのレースウィークは、金曜に練習走行が行わ れ、土曜午前に10分間の公式予選をレース毎に2回、さらに午後に第1レースの決 勝、そして日曜に第2レースの決勝が行われるというのが基本形だ。

2レース制の場合は65kmを超える最少周回数の短いレースと、最短90km〜最 長100kmの長いレースを2日に分けて行う。また、今年既に終了したもてぎでの第 2大会がそうであったように、年に1〜2大会は3レース制が採用されることもある。 いずれにせよ、比較的短い周回数でのスプリント勝負の中で実戦の場数を踏んで、 スーパーフォーミュラなどトップカテゴリーで戦えるドライバーとなるべく、切磋琢 磨する場所が全日本F3というわけだ。

F3で使用されるシャシーは、FIAのF3車両規則に則ったシャシーと定められ、現 状はイタリアのダラーラ社製を全車が使用。搭載エンジンはトヨタ、ホンダ、戸田 レーシングの3つのエンジンコンストラクターの手によるものが供給され、今季は直 噴化されるとともに吸気を制限するエアリストリクター径が拡大。約240馬力ほどと パワーアップした。タイヤはヨコハマが全車にコントロールタイヤを供給している。

このような高いイコールコンディション性もF3の特徴となっているが、それだけ に若いドライバーたちにとって重要なのは、いかに自分と同じようなマシンを持つラ イバル達に差をつけるかだ。

もちろん、その第一は「自らの腕=ドライビング技術」となる。ライバル達の多くも、 同様にレーシングカートやエントリーフォーミュラで技術を培って来た強豪揃いだが、 腕で1000分の1秒の差を生み出し、それを積み重ねて行けば自ずとライバルに先ん じることが出来る。

しかし、レーシングカートやエントリーフォーミュラとF3が大きく異なるのは、

ず、だが実力を高く評価する関係者の尽力によ り、もてぎラウンドの出場を許された。先の二 人とは異なり、十分な練習どころかレースウィ ークにぶっつけ本番。それでも3戦すべて表彰 台に。「不安は全然ありませんでした。それま でのレースも少ない練習でやってきたし、『絶 対行ける』って、むしろ思っていましたから」と 笑顔で語る。もっとも武平選手の今後は、現 時点では白紙。「かなり濃い3日間にできたから こそ、出続けられたら通用すると思っています。 特に雨はその気になっています」と言う。 奇しくもF3の理解度は「50%ぐらい」と同じ 答えが返ってきて、揃って楽しめていると語っ た3人のルーキーたち。まだ足りない部分を補 おうという努力さえ怠らなければ、どんなスタ イルで挑もうと自由なのだ、と改めて感じさせ られた。

F3 全力勝負

セットアップの自由度の高さとその難しさ。空力的に洗練されたダラーラシャシーは セットアップに敏感に反応する上、調整できる箇所、その幅ともにエントリーフォー ミュラとは比較にならないほど多様だ。同じマシンでも、セットアップ次第でそのパ フォーマンスには大きな違いが出てくる。

F3ともなればチームにはほぼ例外なくエンジニアと呼ばれるスペシャリストがお り、ドライバーからのコメント、そして各種データを駆使してシャシーをセッティン グしていくが、ドライバーがマシンのフィーリングや挙動などをいかに適切なコメン トでエンジニアに伝えるか。これがパフォーマンスの大きな違いを生む。

こうした状況を背景に、通常F3チームは金曜の練習走行で得られたデータから セットアップを修正、土曜の公式予選に臨む。イコールコンディション故に拮抗し、 オーバーテイクが容易ではないF3だけに予選では出来るだけ前のグリッドを確保し たいところだ。

この予選結果により、決勝のスタート位置が決まるが、うまく前方グリッドが獲得 できれば先行逃げ切りを意識し、後方からのスタートとなれば、オーバーテイクをし やすいようにダウンフォースを減らすなど、状況に応じてエンジニアとドライバーが ミーティングの上で方向性を決め、決勝に向けセットアップを施したマシンで決勝を 迎えることとなる。

また、こうした戦略や思惑がうまく機能するかどうかは、タイヤをいかにうまく使 えるか、さらにはポジションアップの可能性が大きなスタートを決められるか、さら にはドライバー自身のメンタルの強さなど、複合的な要素が複雑に絡み合う。

今季は岡山国際サーキット、富士スピードウェイ、ツインリンクもてぎ、そしてス ポーツランドSUGOでの大会が残っているが、テクニカルな岡山では地元TODA RACINGからエントリーの、昨年の岡山大会のウイナー野尻智紀選手に注目。夏の 富士では中山雄一、勝田貴元両選手のトムス勢が強いだろう。もてぎでは、前回も てぎ大会で初表彰台を得た、HFDP RACINGの松下信治選手に初優勝を期待。さ らにSUGOでは、一昨年のSUGOでNクラスの逆転タイトルを手にしたB-MAX ENGINEERINGの千代勝正選手が興味深い存在となるはずだ。

シリーズ前半戦ではトムスの中山と勝田両選手が大きなリードを築いたが、中盤戦 以降にどのような展開となるか。若手ドライバーたちの成長とともに、シリーズの行 方も興味深い。

2013全日本F3選手権スケジュール

第1戦&第2戦 4/12-14 鈴鹿サーキット

第3戦&第4戦&第5戦 5/10-12 ツインリンクもてぎ

第6戦&第7戦 6/28-30 岡山国際サーキット

第8戦&第9戦 7/12-14 富士スピードウェイ※

第10戦&第11戦 8/3-4 ツインリンクもてぎ※

第12戦&第13戦 9/27-29 スポーツランドSUGO※

※全日本選手権スーパーフォーミュラと併催。 ※本年から全日本F3選手権3日間開催となりますが、金曜日は関係者向けの公式行事であり、 観客の皆様への行事は従来通り、土曜日と日曜日となります。

特集
解説/田口朋典 (日本フォーミュラスリー協会)

2013

全日本F3選手権 ドライバー名鑑 19

F3・2年めの昨年、初優勝 を飾った野尻選手は今年、 TODA RACINGに移籍、開発 ドライバーの重責も担う。「エ ンジンについてはトップと肩 を並べられていると思います が、うちは今年からシャシー が変わったので、一年遅れている分を取り返すべく、 チームと力を合わせてやっているところです。次の 岡山はチームの地元でもあるし、僕自身、得意でゲ ンもいいサーキットなので、結果を出したいですね」

F・トヨタの経験がある小泉選 手だが、その後はスーパーGT に参戦。昨年からF3フル参戦 を始めた。「GTもいいなと思 いますが、フォーミュラに戻 ると、すべて自己責任で言い 訳できない環境が少ないのが 却っていいですよね。年齢に関係なく、集中してき ちんとやればそこそこ結果はついてくるものなんだ、 というのは去年見せられたかなと思っているので、 今年中に何とか1勝が今年の目標です」

昨年、F3王者の平川亮選手を 抑えてFCJチャンプとなった 松下選手は今年からF3にス テップアップ。「FCJは基本、 セットをいじれないので、今 年はすべて勉強という感じで す。新エンジン、シャシーの 開発と大変ではあるけど、それは他のドライバーも 同じ。その中でいかに早く適応できて速さを見せら れるかだと思っています。まだトップに追いつけて ないですが、岡山で何とか流れを変えたいですね」

F3デビュー戦で3位を獲得 した清原選手だが、今回はポ ディウムは奪えず。「開幕戦は 表彰台に上がれて正直、ホッ とした部分もありましたが、 予選の速さや、ドライバーと してチームに的確にフィード バックすることなど、まだまだ課題はあります。た

だし、それを克服できれば結果は自ずとついてくる と思っているので、トップの2人に早く追いつける よう、勝つための努力を続けていきたいですね」

2010年からスーパーFJもて ぎシリーズ、同富士シリーズ に参戦を始めた湯澤選手は スーパーFJ3年めの昨年、東 北シリーズのチャンピオンを 獲得。ミドルフォーミュラを飛 び越して今年、F3デビューを 果たした。「今年の目標はF3-Nでシリーズ3位以上 に入ることです。ドライビングについてはまだ未熟 だなと痛感していますが、どんどん吸収して来年は 上のクラスに上がれるよう頑張りたいですね」

30代の頃にヒストリックカー レースでモータースポーツの 門を叩いた吉田選手は4年前 にスーパーFJを始め、F4、 F3とステップアップしてきた。 「今年は土屋武士さんにエン ジニア兼ドライビングアドバ イザーとしてついてもらっているので、確実に成長 できてる実感はありますが、年齢的には落ちて行く だけなので(笑)そことの鍔迫り合いという感じです。 F3は自分との戦い。それに尽きると思います」

武平良介 20歳 東京都出身

昨年、F4東日本チャンピオン を獲得した武平選手は、今回 のもてぎラウンドでスポットな がらF3ドライブのチャンスを 得た。一瞬ではあったがF3-N トップも奪った。「最後のレー スでは、F3というマシンを慣 性で曲げて行くというドライビングが掴めてきたの で、次にチャンスがあれば繋げたいですね。3位、 2位と取れたので、次はもう1位しかない。それく らいの気持で走りたいと思います」

TODA RACING

NDDP RACING

野尻智紀

24歳 茨城県出身 2

23

小泉洋史

44歳 神奈川県出身

清原章太

20歳 茨城県出身

湯澤翔平

24歳 神奈川県出身

吉田基良

57歳 東京都出身

2012年FCJシリーズ3位の 成績を評価されて今年からF3 にステップアップした高星選 手はF3-N開幕5連勝と文句 なしの滑り出しを見せている。 「チャンピオンはもちろんです が、全勝するという目標に向 かって今年は走っています。結果的には全勝できて いますが、まだスタートで失敗したり、追いつかれ たりと、そのつど課題はあるので、今後も継続して 勝てるよう努力していきたいですね」

B-MAX ENGINEERING 30 スーパーFJ富士シリーズを 戦っていたDRAGON選手は 今年からF3にステップアッ プ。「序盤の2大会を戦って感 じたことはF3は完全に“アス リートの領域だな”ってことで すね。ドライバーのレベルは もちろん車両性能、競技レベルすべてが高いと感じ ました。でも百戦錬磨の若い選手達と戦う上で、挑 戦する気持や努力は負けないように頑張っていま す。実力でもう一度表彰台に上がりたいですね」

もてぎ大会で3連勝とダント ツの速さを見せた中山選手は 3年めのシーズンを迎える。 「去年後半5連勝できました が惜しくもチャンピオンが獲 れなかったので、今年は頂い たチャンスを必ず生かしてス テップアップしていきたいですね。この2大会とも コースレコードも更新できているし、マシンも自分 も乗れているので、このポテンシャルを今後も皆さ んに見せていければと思っています」

勝田選手は昨年のF3-Nから ステップアップし、F3・2年 めを戦う。「今年は全勝するつ もりでシーズンに臨んだんで すが、今回はCクラスでは1 年先輩の中山選手との経験の 差を思い知らされたというと ころですね。F3はスタートで前に立つことが特に重 要だと思うので、色々な条件をしっかり合わせ込ん で予選で一発の速さを出すという課題をクリアして、 次からは勝負できるよう頑張ります」

タイ出身のパユーング選手 は4年間、日本でレーシング カートに参戦、今年は2年め となるFCJと掛け持ちで参戦 する。「今はフォーミュラの経 験の差があるのでまだ勝てて はいませんが、勝利を考え過 ぎてもいいレースはできないと思うので、まず自分 のベストを出すことを心がけています。体力やメン タルのトレーニングも欠かさずに続けているので、 その成果をレースの結果に繋げたいですね」

千代勝正

一昨年のNクラスチャンピオ ンの千代選手は今年、F3に復 活。GT、S耐にも今年は参戦 の予定だ。「今なかなかフォー ミュラに乗れる機会が難しく なっている中で、B-MAXさん にチャンスを頂けたので、今 は苦戦していますが、チームと力を合わせてタイト ルを狙っていきたいですね。新エンジンの開発など をはじめ考えることが多いですが、F3で経験できる ことは凄く大きいと改めて実感しています。

2013 7 JAF MOTOR SPORTS
KCMG
36
PETRONAS TEAM TOM'S
中山雄一
37
PETRONAS TEAM TOM'S 勝田貴元
38
50
B-MAX ENGINEERING HANASHIMA RACING
6
松下信治 20歳 埼玉県出身 7
HFPD RACING HFPD RACING
8
TEAM NOVA WITH NIPPON IMM
11
B-MAX ENGINEERING
13

JAF加盟準加盟クラブガイド

クラブ情報大募集

JAFスポーツ誌では、現在「加盟」及び「準加盟」クラブの情報 を募集しています。モータースポーツを楽しむ上で必要不可欠なクラ ブへの加入。とはいえそのクラブの情報もなかなか得られない。そん な実情を踏まえ、このページでは、情報を頂いた各クラブの魅力を紹 介していきます。「加盟」及び「準加盟」クラブの皆さん、是非このペー ジを活用してください。

Vol. 57

JAFホームページにて登録クラブ・団体のご案内をしています。是非ご覧ください。

T-SPIRIT

★連絡先「JAFスポーツ編集部」TEL.03-5470-1712

各マークはクラブ員が参戦しているカテゴリーを表しています。

家族みんなで、モータースポーツを目いっぱいエンジョイしよう!  現在は、JAF関東ジムカーナ選手権やJMRC埼群ジムカーナシリーズの一戦も主催する T-SPIRITは、JMRC埼玉ジムカーナ部会長を務める熊倉俊夫会長が、1988年にモータース ポーツショップ「テクノ・プロ・スピリッツ」をオープンした翌年、ショップに集うドライバーた ちとともに創立したクラブだ。当初からクラブ員にスラローマーが多かったこともあり、ジム カーナのイメージが強いが、熊倉氏はWRC参戦経験もある某ファクトリーを経て独立、ニュ ルブルクリンク24時間耐久レースにドライバーとして参戦するなど多彩な経歴の持ち主だ。 以前は全日本ダートトライアル選手権の主催も務めるなど、四輪モータースポーツ全般に深 い造詣を持つクラブだ。「欧州では週末、地域の人たちがピクニックがてら、サーキットに遊 びに行くんです。だから日本のモータースポーツも、そんな身近なものにしたいというのが 僕の理想なんですよ」と熊倉会長。「そのためにまずは家族みんなで走って、観てモータース ポーツを楽しめる環境づくりにいまは取り組んでいます」と、クラブでは練習会や走行会での 同乗体験走行や、親睦バーベキュー大会なども開催するなど、積極的な活動を行っている。 ●クラブの設立/1989年 ●代表者/熊倉俊夫 ●クラブ員数/20名 ●入会資格/モータースポーツ愛好 家。 ●入会金及び年会費/入会金、年会費ともになし。 ●クラブに入ることで得られる特典/モータースポー ツ活動全般の相談及び情報交換、車両パーツやグッズ等の優待購入、他。 ●主催する代表的な競技会/ JAF関東ジムカーナ選手権、JMRC埼群ジムカーナシリーズ ●主な定例活動行事/走行会、バーベキュー大 会(不定期)、他。 ●連絡先/〒350-0022 埼玉県川越市小中居945-1 TEL.049-235-4886 Eメール info@tp-spirit.co.jp

ローカルラリーから、ニッポンのラリーを盛り上げたい同志よ、集え!  今年、創立30年を迎えたT.ARTASは、兄弟でクルーを組み、香港・北京ラリーなどに参戦 していた前会長の小川克彦氏と現在、事務局を務める小川利彦氏によって、もっとラリーを突 き詰めていきたい、という想いとともに創立された。JAF東日本ラリー選手権チャンピオン 経験を持つ千葉丈司現会長をはじめ、クラブ員にはベテランラリーストが揃うことから、ラ リー初心者でもイロハから深く学ぶことができるのが、このクラブの特長のひとつ。また、「ラ リーは地域から信頼を得なくては、自分たちが走る場がなくなってしまう。だから競技会の 主催を続けることも、走り続けることと同様に重要視しています」(千葉会長)と、地元千葉県 で主催するJMRC関東イーストラリーツアーの一戦、『アルタスラリー』の開催はすでに29回 を数える。JMRC千葉ラリー部会長も務める千葉会長は「やっぱり楽しくラリーをすること が一番。そのためには、ローカルラリーが元気じゃなきゃイカンのです」とラリーに寄せる想 いは人一倍、熱い。ラリーを愛し、盛り上げよう、という同志はいつでも大歓迎、ということだ。

●クラブの設立/1983年 ●代表者/千葉丈司 ●現在のクラブ員数/30名 ●入会資格/モータース ポーツをこよなく愛する人。 ●入会金及び年会費/入会金3,500円。年会費3,500円。 ●クラブに入るこ とで得られる特典/各種競技会参加へのアドバイスやサービス等の支援、練習会への参加、他。 ●主催す る代表的な競技会/JMRC関東イーストラリーシリーズ「アルタスラリー」 ●主な定例活動行事/バーベ キュー大会(夏)、練習会(不定期)、他。 ●連絡先/〒264-0025

長・小川利彦) TEL.090-3317-7272(代表・千葉丈司) Eメール dai-dai@mvd.biglobe.ne.jp ホームペー ジ http://artas.web.fc2.com/index.html

T.ARTAS

舞洲スポーツランドを拠点に、積極的なモータースポーツ活動を展開中! 「ちーむ時間割」。印象的なその名前は、学習塾を営む設立者の橋本道彦代表が“珍しいけど親 しめる名前にしよう”、という想いから名付けたという。幼い頃からレーシングドライバーに憧 れていた橋本代表が、同じような憧れを持つ人々とともにその夢を実現させるステップに、と設 立したTJは、現在、大阪の舞洲スポーツアイランドを舞台に、さらなる大きな夢に向かってい る。昨年から始まったジムカーナシリーズ「TJマイカージムカーナ」はトップスラローマーによ るレッスンも開催されて、好評を博しているほか、平日のモータースポーツ教室では、初心者で も橋本代表からドライビングの基礎からのレッスンを受講できる。現在所属する約40名のク ラブ員の多くは、こうしたイベントを経て集まってきた。「欧州のように、クルマ文化をもっと生 活に根付いたものに発展させたいんです。クラブを誰でも気楽に入会できる『クルマの塾』の ようなものにできれば」と橋本代表。その試みのひとつとしてUstreamで隔週水曜18:00~ に放送の「Cartolive.TV」からもモータースポーツ情報を発信中なので、チェックしてみよう。 ●クラブの設立/1983年 ●代表者/橋本道彦 ●クラブ員数/40名 ●入会資格/18歳以上で運転免 許証所持の男女。 ●入会金及び年会費/入会金5,000円、年会費6,000円。 ●クラブに入ることで得ら れる特典/モータースポーツ活動全般の相談、舞洲スポーツアイランドで開催の競技会などへの会員価格での 参加、コンサート等イベントチケットの割引販売、他。 ●主催する代表的な競技会/舞洲スポーツアイラン ドシリーズ”Cartolive”杯 TJマイカージムカーナ(年5戦) ●主な定例活動行事/Ustream「車とくらす” Cartolive.TV”」放送(隔週水曜)、モータースポーツ教室「Cartolive Club Sport」(不定期)開催、他。 ●連 絡先/〒590-0117 大阪府堺市南区高倉台2-32-18 TEL.072-296-6886 Eメール info@teamj.co.jp  ホームページ http://teamj.co.jp /motorsports/、http://www.cartolive.tv/

38 2013 7 JAF MOTOR SPORTS
モータースポーツサークルスピリッツ(埼玉県)
TJ
千葉県千葉市若葉区都賀1-20-30(事務局
クラブ登録No.加盟12023
チームアルタス(千葉県)

RACING KART INFORMATION

JAFカートカレンダー

2013鈴鹿選手権シリーズ第4戦 カートレース IN SUZUKA

2013もてぎカートレース第3戦

スーパーカートナショナル選手権

(7〜8月)

格式A−国際/C−国内/D−準国内/E−制限付 ●太字は全日本選手権、世界選手権、国際競技及びそれに準ずる競技会・下線付き細字は地方選手権 ●このカレンダーは5月20日までに本部にて受付したものです。

FS-125 D ㈱モビリティランド (0285-64-0200)RTA

FC-2リブレ D VICIC(0465-83-4702)

20日

〜21日

21日

21日

21日

27日

2013年全日本カート選手権KF1部門第5・6戦

2013年全日本カート選手権KF2部門第3戦

2013トヨタSLカートミーティングカートソレイユ最上

川シリーズ第3戦

2013HARUNACUPKARTRACERd4

WAKO'Sスーパーカート筑波シリーズ第2戦

2013年全日本カート選手権FS-125部門西地域第 4戦

2013年ジュニアカート選手権FP-Jr部門/FPJrCadets部門西地域第4戦

2013年地方カート選手権FP-3部門/FS-125部門

西地域第4戦

KF1、KF2 FP-2 C E MTC(0475-25-4433)

FS-125 E AKC.S(0234-43-3390)

FS-125 D HMSL(0279-54-8199)

FC-2リブレ E VICIC(0465-83-4702)

㈱山陽スポーツランド (0869-93-2333)

C D D

FS-125

FP-Jr,FP-JrCadets

FP-3,FS-125

茂原ツインサーキット東コース

カートソレイユ最上川

榛名モータースポーツランド

筑波サーキット

中山カートウェイ

27日

2013年地方カート選手権FS-125部門/FP-3部門 本庄サーキットカートシリーズ第5戦

RTA(03-5793-1466) 本庄サーキット(0495-72-9611)

FS-125,FP-3 D

〜28日 新東京サーキット

28日

NTC CUPRd3

8(AUG)

8月 3日

2013年全日本カート選手権FS-125部門東地域第

4戦

2013年ジュニアカート選手権FP-Jr部門/FPJrCadets部門東地域第4戦

2013年地方カート選手権FP-3部門/FS-125部門

2013瑞浪ROTAXMAXCHALLENGEシリーズ 4日

2013鈴鹿選手権シリーズ第5戦 カートレース IN SUZUKA 10日 〜11日

FS-125 D NTC(0436-36-3139)

AKC.S(0234-42-2282)

C D D

FS-125 FP-Jr,FP-JrCadets FP-3,FS-125

FS-125 リブレ D E フェスティカサーキット (0282-25-1500)

FS-125 D SMSC(059-378-3405)

カートソレイユ最上川

鈴鹿サーキット国際南コース

スーパーカートナショナル選手権 17日

〜18日

25日

31日

〜9月1日

2013もてぎカートレース第4戦

2013年全日本カート選手権FS-125部門西地域第

5戦

2013年ジュニアカート選手権FP-Jr部門/FPJrCadets部門西地域第5戦

2013年地方カート選手権FP-3部門/FS-125部門

西地域第5戦

FS-125 D APG(0550-75-6138)

2013APG CUP第4戦 11日 筑波サーキット

FC-2リブレ FC-2リブレ D E VICIC(0465-83-4702)

FS-125 D ㈱モビリティランド (0285-64-0200)RTA

BSL(077-598-2888)、ING

C D D

FS-125

FP-Jr,FP-JrCadets

FP-3,FS-125

オートパラダイス御殿場

ツインリンクもてぎ北ショ トコース

猪名川サーキット

39 2013・7JAFMOTORSPORTS
7(JULY) 開 催 場 所 競 技 車 両 格式 オーガナイザー/電話番号 競 技 会 名 開 催 日 鈴鹿サーキット国際南コース FS-125 FCリブレ
SMSC(059-378-3405)
7月   6日 〜7日
D E
ツインリンクもてぎ北ショ トコース
7日
富士スピードウェイ
13日 〜14日
〜28日 本庄サーキット
東地域第4戦 〜4日 フェスティカサーキット瑞浪

FR勢の白熱したタイムアップ 合戦は、板垣信MR2が制覇!

2013 JMRC新潟ジムカーナシリーズ第2戦 2013 エンドレスカップジムカーナシリーズ第2戦[JAF公認No.2013-1321]

開催日:5月26日 開催場所:スピードパーク新潟 格式:地方 主催:VICIC新潟[クラブ登録No.加盟15017] フォト&レポート/JAFスポーツ編集部

今年は全7戦で王座を争う、JMRC新潟ジム カーナシリーズ。その第2戦が5月最後の週末 に、胎内市にあるスピードパーク新潟にて開催 された。

レイアウトは、コースを設定した全日本ドラ イバー、岡村貴之選手の「ブレーキを強く踏ん で荷重変化させて曲がるだけじゃなく、スピー ドを落とさないように曲がることも体験してほ しい」という狙いから、コース中央に置かれた

パイロンターン以外は全般に速度が乗るハイス ピードな設定。アクセルコントロールでスピー ドをキープできる度胸とテクニックが問われる コースとなった。

若手をはじめ、初級者が対象のFクラス。ヒ ート1は僅差で2番手だった遠藤延哉選手が「2

本めの慣熟歩行の時に、ブレーキングやアクセ ルを踏む所を組み立て直したんです。それが上 手くいってスピードに乗って踏みちぎれました」 とヒート2で2秒近くタイムアップして逆転。 嬉しい公認競技会初優勝を飾った。

ヒート1トップで同じく初優勝を狙った関根 準選手は、序盤で喫したシフトミスが響き、タ イムアップならず、2位に終わった。

インテグラ、シビックのホンダ車が上位を占 めたNTFクラスは、地区戦ドライバーの渡辺 直幸選手が貫録勝ち。

「コーナリングの適正速度にスムーズに合わせ 込むブレーキングが今日のコースのポイントで、 自分が苦手な所でもあるんですが、比較的上手 くできました」と勝因を振り返った渡辺選手だ

S2クラスの高橋聡選手はオーバーオールタイムで優勝。

新潟での地区戦に向けて気を引き締めていた。

FR車が競ったNTRクラスでは、2本めで上 位陣が続々と1分29秒台前半にタイムアップ。 目まぐるしく順位が変わる中、1本めは5番手だ った板垣信選手が唯一1分28秒台を叩き出し て優勝。

「今日はコーナーをクリアできるギリギリの速 度を維持する走りに集中して走りました。今ま ではスピードを緩めていた所も踏んで行けたこ とで、新しい世界も見えてきた気がします」と 勝利とともに確かな手ごたえも掴んだようだ。

2位入賞は1分28秒台を狙って走ったとい う、RX-7を駆る富田智選手。気迫ある走りを見 せたが、「ターンの立ち上がりで、車速を乗せ 切れなかったです」と目標に僅か0.004秒届か

1.NT1500クラスは1本めはパイロンタッチに泣いた伊藤貴雄選手が優勝。

2.NTFクラスの2位は小川茂夫シビックが入賞。3. ーンはよく決まってました」と振り返ったFクラスの関根準シルビアだったが、2位となった。4.NTRクラスの富田智選手は愛車 RX-7のラストランで2位をゲット。5.NT4クラスはベテランの五十田英雄選手が1本めのタイムで優勝。6. 滝沢一夫RX-7はNTR クラス3位入賞。7. 表彰台にはエンドレスレディーの麻倉はるなさんも登った。Fクラス表彰台の皆さん。8.NTRクラス表彰台の 皆さん。9.NT1500クラス優勝の伊藤貴雄選手。10.NTFクラス表彰台の皆さん。11.NT4クラス優勝の五十田英雄選手。12. クラス優勝の高橋智選手。13.NTFクラスは地区戦を控えた渡辺直幸インテグラが優勝。14.Fクラスは大学生の遠藤延哉アルッ テッツァが初優勝。 平松純也S2000はFクラスで3位入賞。 カーナの新境地が見えたと振り返った板垣信MR2が逆転優勝。

2 3 4 5 1 6 9 10 11 15 17 16 12 13 14 7 8

富士チャンピオンシリーズ第2戦が、5月19日に 開催された。午前中の富士は青空で覆われていた が、天気は午後から下り坂に。だが雨がコースを 濡らすまでには至らなかった。

今年から地方選手権としても開催されることと なったスーパーカートがこの日の第1レース。セル モーター付きのヤマハWR250エンジンのワンメ イクであるのは、スーパーカートはもちろん、通 常のカートレースでは行われないスタンディング スタートを実現させるためだ。特にエンジンとマ フラーがノーマルのSK2クラスには10代のドラ イバーが多く、将来フォーミュラにステップアッ プした時に戸惑わないようにという配慮でもある。

エンジンやマフラーの改造が許されるSK1クラ スでは、クラッチトラブルでクラス最後尾スター トとなった桜井晋吾選手が、いきなりスパートを かけ、1台また1台と抜き去って、1周めのダンロ ップコーナーでトップに浮上。その勢いを最後ま で保ち、開幕戦に続く2連勝とした。桜井選手か らは「トラブルさえなければ、全勝します!」との 宣言も。一方、SK2クラスでは18歳になったばか りのショウタ選手が、予選、決勝と他を圧倒。 「実は今まで富士は苦手だったんです」と言うが、 今後は好きなコースになるに違いない。

もうひとつの地方選手権として開催されたのは、 スーパーFJ。開幕戦ウィナーの太田達也選手が 「いいスリップストリームが使えました」というこ

[JAF公認No.2013-1008] 開催日:5月19日 開催場所:富士スピードウェイ 格式: 準国内

主催:富士スピードウェイ㈱[団体登録No.公認13003]、FMC[クラブ登録No.公認13008] レポート/はた☆なおゆき フォト/服部真哉

1. スーパーカートSK1クラスは最後尾スタートの桜井晋吾選 手が大逆転で優勝。2. デミオレースは西山隆選手が快勝。

3. ロードスターカップNCでは芝本淳選手が初優勝を飾っ た。4. スーパーカートSK2クラスを制したショウタ選手。5. ポ ルシェトライアルクラスで連続2位入賞のKENJI NAKAHA RA選手。6. 菊池聡選手はロードスターNCで2位入賞。7. ロ ードスターカップNA8クラスで2位入賞の山田健介選手。

ともあり、2番手以下にコンマ5秒差をつけポール を奪う。しかも、本来2〜3番手だったはずの上 別府将司選手と石坂瑞基選手は、黄旗中の減速 義務違反によって4グリッド降格。優勝経験も持 つドライバー二人が離れて、一気に楽になったの か、太田選手は好スタートを切って1コーナーへ。 赤星憲臣選手をかわして2番手に今井龍太選手が つけるも、太田選手は1周ごとに差を広げていく。 もちろん上別府選手と石坂選手も徐々に順位 を上げていくが、上別府選手は5周めの1コーナ ーでスピン。しかし、今井選手には続いて石坂選

太田達也選手が開幕2連勝

2013富士スーパーFJ選手権シリーズ第2戦 2013富士チャンピオンレースシリーズ第2戦
1 3 6 7 5 2 4
スーパーFJで独走。ライバルに付け入る 隙を与えなかった太田達也選手。

ポルシェCUP-Ⅰで2連勝のMUSASHI選手。 ラスは柿島昭一選手が優勝。10. ロードスターカップNB8ク ラスで2位の芹澤祥宏選手。11. ポルシェオープンクラスで連 続2位入賞のアラチ ギョウザ選手。12. ドスターカップ最大の激戦区NB8クラスを制した。 る攻防を見せてくれたロードスターN1は雨宮恵司選手が僅 差で優勝。14. ロードスターカップNA6クラスで優勝の茂木 文明選手。

すでに太田選手は5秒も先に。逃げ切りを果たし た太田選手は「この2連勝は大きいですね!」と快 勝に満足そうな表情を浮かべていた。

ナンバー付き車両によるロードスターカップは、 今年も2クラスで開催。まずNCクラスとデミオ クラスの混走レースでは、それぞれ芝本淳選手と 西山隆選手が他を寄せつけず。芝本選手は初優

勝、西山選手は実に足掛け3年、今回で7連勝を 達成した。この強さの秘訣は「練習の量ですね」と 西山選手。次戦の走りも注目だ。

そしてNB8、NA8、NA6のロードスター3クラ ス混走レースは、ポールの芹沢祥宏選手を1周め のダンロップコーナーでかわした戸田 裕一選手が、そのまま逃げ切り、総合

とNB8クラス制覇を果たした。「予選はトラブル があったんですが、決勝までに解消できたのが勝 因ですね」とは、まさにチャンピオンならではの言 葉。NA8クラスでは石渡幸治選手が、NA6クラ スでは茂木文明選手が、それぞれ連勝を果たした。

15. スーパーカートSK1クラス入賞の皆さん。16. スーパーカートSK2クラ ス入賞の皆さん。17. ロードスターN1クラス入賞の皆さん。18.FJ1600ク ラス入賞の皆さん。19.86&BRZクラス入賞の皆さん。20. スーパーFJ入 賞の皆さん。21. 大野俊哉選手はロードスターN1で2位入賞。22. ロード スターカップNA6クラスで2位入賞の山川穣選手。23. ポルシェトライア ルクラスで2連勝の星野敏選手。24. 滝澤智幸選手はポルシェオープンク ラスで2連勝。25. ロードスターカップNA8クラスで優勝の石渡幸治選手。 26.86&BRZクラスはポールシッターの山内正義選手が快勝した。27. スー パーFJ石坂瑞基選手は追い上げ及ばず、2位。 2位入賞の金子和郎選手。29. スーパーカートKF2クラス2位には長谷川綾哉選手が入賞。

23 24 25 27 26 29 28 30 8 9 11 13 14 10 12 15 18 16 19 17 22 20 21

吉田宣弘選手が貫禄の2連勝

2013ゴールドカップレース第2戦[JAF公認No.2013-5017]

開催日:5月5日 開催場所:オートポリス

格式:準国内 主催:APC[クラブ登録No.公認44001] レポート/園田明子 フォト/西野キヨシ

真っ青な空に心地よい暖かさ。オートポリス・ ゴールドカップレース第2戦は、絶好のレース日

和となった。少し高い場所に上がれば、遠く雲 仙・普賢岳も眺められる。GWということもあって、 ギャラリーの数も多く、賑やかな一日となった。

今回の一戦ではNetz Cup Vitz Race 2013

西日本シリーズが開幕を迎えた。橋本元選手がポ ールポジションを獲得した決勝では、その橋本選 手が、オープニングラップをトップで帰ってくる が、2番手スタートの和泉孝司選手が背後に迫り、 その後ろにも堀川康祐選手、野田浩介選手と、 序盤は予選順位のまま、僅差のレースが続く。

そこに3番手の堀川選手も追いついて、やがて三 つ巴の争いと化していく。レース終盤、1コーナー で橋本選手が一瞬、失速、和泉選手がトップに 浮上するが、橋本選手は「次の2コーナーのブレ ーキングで勝負しようと思っていた」と、和泉選 手の横に並び、再びトップの座を奪い返す。 その後8周めに和泉選手が第2ヘアピン出口で シフトミスを犯し、その隙に堀川選手が2位に浮

1.SS1植尾勝浩選手は2番手に甘んじた。2. 岩松 俊希選手はSS4クラス2位入賞。3.S-FJ2位入賞 の福田詩久選手。4. ヴィッツ西日本2位入賞の堀 川康祐選手。5. 中山正年選手はSS3クラスで2 位。6.SS1Bクラス2位入賞の新垣浩選手。7.SS2 倉野尾雄一選手は2位獲得。8. ツーリングカー決 勝で総合首位でチェッカーを受けたSS1クラス山 口博子選手。9. シルビア勢が集ったSS2クラスは 野々英喜選手が優勝。10. シビックの三つ巴とな

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
オートポリスS-FJは吉田宣弘 選手が開幕戦に続いて連勝。

12. ロードスターが競い合ったSS4クラス では永野太地選手が優勝。13.S-FJ3位には吉元陵選手が入賞。14. ヴィッツ西日本和泉孝司選手は3位入賞。 15.SS1クラス入賞の皆さん。16. ヴィッツ西日本開幕戦は遠征組の一人、橋本元選手が優勝を果たした。17.SS1B クラス入賞の皆さん。18.SS2クラス入賞の皆さん。19.SS3クラス入賞の皆さん。20.SS4クラス入賞の皆さん。

上。結局、独走こそ許されなかったものの、橋本 選手がトップチェッカーを受け、地元の堀川選手、 和泉選手という結果となった。 「出来すぎです。最初は逃げようと思いましたが、 タイヤの温存を考えてコントロールしながらの走 りに変えました」と振り返った橋本選手は「勝って しまったので、次戦も出なくちゃなあ(笑)」と最後 は笑顔を見せていた。

S-FJ/FJ1600は、開幕戦の覇者、吉田宣弘選 手が予選でコースレコードを更新、初の1分56 秒台を叩き出し、堂々のポールシッターに。「今 年は何もかも不調。原因も不明」と悩む福田詩久 選手は、それでもフロントロウを獲得した。

決勝でも吉田選手は序盤から福田選手にリード を広げていき、独走状態となる。ペースが上がら

も、単独走行状態。これと対照的だった のが、4位争いの川地欽也選手、池田雄太 郎選手、田崎貴英選手のチームメイト同

士の三つ巴バトルだ。最後は川地選手が 4位を確保したが、「タイヤはきつかったし、水温 も余裕がなくて、中盤まで見ていませんでした (笑)」と苦笑していた。

レースはそのままチェッカーとなり、吉田選手 は開幕2連勝を達成。23歳の吉元選手がベテラン の2人に続く3位表彰台に輝いた。「今日のレー スに関しては、全く不安要素はなかったです」と 吉田選手。王者の風格を見せた。

ツーリングカークラスは、最終ラップ、植尾勝 浩選手の一瞬のミスの隙をついた同じSS1クラ

東北初戦は湊雅之選手がV

2013東北スーパーFJ選手権第1戦 [JAF公認No.2013-6002]

開催日:5月20日 開催場所:スポーツランドSUGO 格式:準国内

主催:S.S.C.[クラブ登録No.加盟04033]

レポート/はた☆なおゆき フォト/野澤廣幸

2年めを迎えた東北のスーパーFJが、4月20日 にスポーツランドSUGOで幕を開けた。

予選でレコードタイムを更新し、ポールポジシ ョンを獲得したのは、これが初レースという小原 侑己選手。2011年に全日本カート選手権FS125 クラスを戦っていた17歳のドライバーは、「練習 中から好タイムが出ていたので、自信はありまし

たが、少しミスがあったから、もう少し出たかも」 とコメント。

その一方で、「決勝はスタートが……。本番で は(スタンディングスタートを)やったことがない し、練習も3、4回しかやっていないので」と自信と 不安の両方をコメント。その小原選手にコンマ3 秒差で、湊雅之選手が2番手に続いた。

決勝では絶妙のダッシュとまではいかなかった ものの、小原選手が湊選手を抑えて1コーナーに

スの山口博子選手がトップチェッカーを受けて総 合首位でゴール。S14、S15の両シルビアがしの ぎを削ったSS2クラスは野々英喜選手が、AE111 レビンの同門対決となったSS3クラスは佐藤正 弘選手が優勝。そしてロードスターの三つ巴バト ルとなったSS4クラスは永野太地選手がライバ ル達を抑えて優勝を飾った。

クラッシュもなく、無事に幕を閉じたゴールド カップ2戦。ギャラリー、スタッフ、選手、関わ る全ての表情が爽やかな日となった。

トップで進入。1周だけで1秒の差をつけ、スタン ド前に戻って来る。2周めの馬の背コーナーでダー トにタイヤを落として、湊選手に近づかれたが、 その次の周にはまた差を広げる。

そのまま逃げ切るものと思われた小原選手だっ たが、4周めに入ったところでドライビングスルー を命じる黒旗が。「動いちゃったんです、スタート 前に」とレース後に語った小原選手。その後はフ ァステストラップを連発するが、5位でゴールする のが精一杯だった。

労せずしてトップに立った湊選手は、続く佐藤 祐希選手を振り切り、初めてトップでチェッカー を受けることに。「色々ありましたが、僕自身もプ ッシュしましたんで。開幕戦を制したからには、 この勢いでシリーズを戦い抜きます!」と湊選手は 胸を張って、表彰台の中央に立っていた。

55 2013 7 JAF MOTOR SPORTS
21. 東北S-FJ開幕戦は2番手スタートの湊雅之選手が優勝。 22.3位入賞のファン・ドユン選手。23. 東北S-FJ入賞の皆さん。 11.AE111レビン勢の戦いとなったSS3クラスは佐藤正弘選手が制した。
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東北S-FJ2位入賞の佐藤祐希選手。

2013年のJAF中部・近畿ラリー選手権は快晴 となった5月11日、福井県小浜市と若狭町を舞 台とする「若狭ラリー」で開幕を迎えた。

初開催となったこのラリーは中部・近畿戦では 久々となるグラベルラリー。未知のコースをいち 早く走ろうと、遠く関東や四国などからも遠征組 が集い、計34台が参加しラリーを盛り上げた。

SSは5本、合計約45kmで設定。16.71kmの 道を約10kmと約6kmに分割、それぞれを2回づ つ走り、最終のSS5で全長を通しで走るコースに 設定された。路面は基本的にグラベルだが、途中 に舗装も点在しているという珍しい路面。グラベ ルタイヤで舗装を走ることも相まって、走りのリ ズムが掴みにくい、難易度が高いコースとなった。

DE-4クラスでは、SS1で2番手の池窪佐敏組、 3番手の手塚清明組がともにSS2でスリッピーな 舗装に足元を獲られてコースアウト。優勝候補の グラベルラリーのスペシャリストが相次いで戦線 を離脱するという、波乱の展開で始まった。

SS1を制した四国地区から遠征の堀川竜二組 がSS2、4も制してラリーをリード。SS3のトッ プを獲った、全日本ドライバーの堀田信組が2番 手で喰らいつくも、5番手と出遅れたSS1のタイ ムが響き、8.8秒差で最終SSを迎えた。

「路面にも慣れてきて、今日一番の走りができて いた」という堀川組だったが、後半でまさかのタ イヤバーストを喫する。何とかフィニッシュした

堀川組だったが、大きくタイムロスしてしまった ことで逆転を許し、堀田組が13.5秒のリードで 優勝を飾った。

しかし、堀田組にとっても「実は、中盤頃から ブレーキがフェードし始めてしまっていたんです」 と苦しい最終SSだった様子。「そんな中でも、攻 めるところはしっかり攻めて、スリッピーで危険 な舗装面は手堅く走れたことが勝因ですね」と振 り返った堀田選手は、この日が誕生日というご子

2013年JAF中部・近畿ラリー選手権第1戦 2013年JMRC近畿SSラリーシリーズ第1戦 若狭ラリー2013[JAF公認No.2013-3303]

開催日:5月11〜12日 開催場所:福井 格式:準国内  主催:SYMPHONY[クラブ登録NO.加盟26010] フォト/安達正男、JAFスポーツ編集部 レポート/JAFスポーツ編集部

位となった。3.DE-4クラスの8位は関東 地区から遠征の大橋正典組。4.DE-2クラ スは中国地区の安藤恭平/田代啓之組が 酒井了誠組はDE-3クラス6位入 賞を果たした。6.DE-4クラスの林和宏組 は7位で完走した。

息に、優勝という最高のプレゼントを贈った。 大川学組と板元敬二組がトップ争いを繰り広げ たDE-3クラスも、大川組が9.9秒差のトップで 迎えた最終SSでドラマが待っていた。 グラベルラリーは3年ぶり、という大川選手は グラベルの走りの感触が戻ってきた、というSS3 で板元組を12.5秒差に下して逆転。続くSS4で もトップタイムを奪取し、リードを広げることに 成功した。

大川選手は最終SSでも、クルーを組む山田真 記子ナビが「今回、一番乗れていたと思います」と 語ったように、アグレッシブな走りを見せるが、 「後半はもうタレてきていた」(山田ナビ)というタ イヤが最後の舗装のコーナーで踏ん張りきれずに オーバーラン。コースには戻れたものの、ドライ

全日本戦のラリー洞爺を見据えて参戦し た、という堀田信/森博則組。「高速コー ナーの攻略やブレーキなどに課題も見つか りました」と成果を振り返った。

中部・近畿戦にグラベルラリーが復活!

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前で万事休すとなった。

板元組は終盤でタイヤバーストを喫しながらも 最終SSを走り抜き、逆転優勝を果たしたが、自 分たちができるベストを尽くしただけ、と謙遜し きり。

「スタートでは、フロントに新品タイヤを、リア に1回使ったタイヤを履いたんですが、舗装で上 手くクルマが動いてくれなかったんで、サービス で前後を入れ替えてみたんです。そうしたら思い のままにクルマが動くようになりました。ラリー は、先ずフィニッシュすることが大事だと思って いるんで、今日は最後まで走り切ったご褒美で、 優勝できたと思っています」と振り返った。

「最後は得意な下りの後半で勝負を賭けて、せめ て2位は獲ろう、という作戦だったんです」とは最 終SSを板元組から21.3秒差の3位で迎えた岩 井謙治組。しかし、その下りでブレーキフェード が発生し、苦しい走りを強いられて作戦は失敗。

それでも後続の追撃を何とかかわした岩井組は、 大川組の脱落もあって2位入賞を果たした。 DE-2クラスは「地元の中国・四国とは違うダー

JAF中国・四国選手権 チャンピオンの腕前を見 せつけた。地元・近畿 勢の武内洋信組も、上 位クラスを上回るペース を見せたが安藤組には 及ばず、2位に留まった。 「ダートから舗装に替 わる時、ダートの走りの まま入ってしまうとオー バースピードになってし まうんです。これはオー ルダートには無い難しさ でしたね。最後のロン グSSは人もクルマも疲 れてくる後半にハイスピ ードになるんでキツかっ たですが、走り応えが

海も見えるギャラリーステージも大好評!

小浜市と若狭町が後援した今回のラリー。そのスタート&ゴールやサービスは、小浜湾沿 いに建つ「御食国若狭おばま食文化館マーメイドプラザ」前の広大な駐車場が会場となった。 そして競技終了後にはマーメイドプラザ前に設置されたスタートゲートをバックに、各クラ ス優勝クルーが記念撮影に収まった(写真左上・下)。

ギャラリーステージは、若狭湾を背景に駆けるラリーマシンが望める展望台が観客席とな った。地元新聞などでの開催直前のPRも実って、地元の人々を中心に約200人が観戦に 集まり、グラベルロードを全開で駆け抜ける、ラリーの非日常の雰囲気を満喫した(写真右)。

ある面白いコースでした」とはDE-4クラスを制し た堀田選手。堀川選手も、「ダートの路面は地元 の久万高原のコースにも似た土質だったんで、気 持ち良く走れました」と語るなど、今回の一戦は 参戦したクルーからも好評を博していた。

若狭ラリー準備委員会代表の寺井藤一郎氏は 「このラリーを継続・発展させて、小浜・若狭地 区をもっと元気に、活性化させたいんです」と想 いを語ってくれた。よりスケールアップするであ ろう次回の開催が、今から楽しみだ。

昨年のDE-3クラス王者の柴田哲郎組は、グラベルが不得手なMR-Sで5位と健闘。8.DE -4クラスの高田敬蔵組は5位入賞を果たした。9.DE-4クラスの6位は、青野亘組が獲得し た。10.DE-4クラストップ3のクルーの皆さん。11.DE-3クラストップ3のクルーの皆さん。 12.DE-2クラス優勝の安藤恭平/田代啓之組。13.SS1からトップを守ったDE-4クラス堀川 竜二組だが、最後に逆転を喫し2位となった。14.DE-3クラスの岩井謙治組は得意の下りが ブレーキトラブルで踏めず、2位に留まった。15.DE-2クラス2位の武内洋信組アルトは、総 合12位に食い込む好走を見せた。16.DE-3クラスを制した板元敬二/鹿肝利明組は“20歳” を迎えたという、愛車シビックの健在ぶりを見せた。 んだDE-3クラスの寺島信也組は3位入賞の目標を達成した。 は、近畿勢トップの3位入賞。 ダートトライアルでも活躍する藤田哲也組はDE-4クラス

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やっぱり やっぱり

若いが、 一番!NEO vol.6

フォト/鈴木紳平 レポート/鈴木和夫

ソーラーカーの名門として知られ る大阪産業大学在学中は、ドライ バーとして幾多の栄冠を手にした 実力の持ち主。鈴鹿はそのソーラ ーカーでコースを覚えた。10代の 頃はヨーロッパのカートレースも 転戦した。場数は踏んでいる。

FCJの紅一点はソーラーカーの トップレーサー。フォーミュラでも頂点を狙う。

を 1 年経験したとは言え、予想通り、

に移った。フォーミュラ

を一年追ったが、最初

FJ の時もそ

から中団のポジションで走れた。予選 で 4 番手を獲得したこともある。 シングルポジションも何度か得たが、 昨年は F C J

に転じた午後の決勝では終盤、ベストラップをマークした翌周にコースアウトを喫してしまい、完走は果たせず。 翌日の第

ず鈴鹿で

ュラチャレンジジャパン(

日、ツインリンクもてぎ で行われた

ている。フォーミュラというマシンへ の理解を少しでも深めたいからだ。 成果は徐々にだが現れつつある。

ストでは、セッショントップタイムをマークした。皆がユーズドタイヤで走た。気がつくと F C J では最年長だが、

く上の存在だったので、 そこで女の子だから仕方ないね、と言われるのだけは嫌だったんです。たしかに体力がな くて結果出せない時もあったけど、それは女だからじゃなくて、トレーニングしてなかったから。それは男の子も一緒じゃないですか」 今年は勉強のため、

月にもてぎで行われた

F C J の合同テ

ができた時は、速く走れたと思ってるんです。だから、フォーミュラも色々と経験を積んで、〝いまの走り方で間違いないんだ〞って思える時が来るのを信じて、いまは走り続けたい。フォーミュラをステップアップすることし か考えてません」 今年から社会人。多くの人々に支え られてレースに出ることができている。 親に助けてもらっていたカート時代と は違う。

プロのトレーナーについてもらい、筋トレに励んでいるが、それでもきつかったという。「カートやってた頃か ら F C J は私にはすご

F 4 で練習もし

レーシングドライバー

愛 23歳

察済み。

思ってます。目

いつか走りた

三浦 愛データベース

目標とするドライバー:フェルナンド・アロンソ。レースに強いから。ダニカ・パトリッ ク。私と身長がほとんど変わらないのにトップレーサーでいるのは凄い。 走りたいサーキット:モナコ。ソーラーカーの表彰式に行った時に、今度来る時はこ こを走りたいと思いました。

レースに関するジンクス:レーシンググローブは左手から。右手は何か気持ち悪い(笑)。 好きな言葉:何も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ。やがて大きな花が咲く。

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F 1 です」 いモナコのコースは、すでにソ ーラーカーの F I A 表彰式で視
今年の F C J
「モナコって滅茶苦茶いいとこなんですけど、やな〞、って(笑)」
5月 11
2013
フォーミ
F C J )第 3 F C J 2 年めの三浦愛は予選で 自己最上位の 7 番手を獲得したが、雨
4 戦も 12 位に終わり、ポイン ト獲得はならなかった。 「 1 回めの予選がトップからコンマ 5 秒落ちだったので、 2 回めはもうちょ
っと行けると思ったら力が入りすぎてしまって。やっぱりクルマをコントロールしきれてなかった。でも今回、予選である程度のタイムが出せて、乗れてる時の感覚が掴めてきたので、それに近づけていければ表彰台も狙えるんじゃないかと、初めて思えました」と、 結果とは別の収穫が得られたレースだったことを明かしてくれた。 フォーミュラは 2011 年から。ま S | FJ
甘い世界ではなかった。ノーポイントのまま、一年を終えた。「ホント言うとスーパー
テストではベストも マークしました。 本番での走りに 注目して下さいネ!
若いが、 一番!
59 2013 7 JAF MOTOR SPORTS
JAF MOTOR SPORTS 一九六七年三月二十日 第三種郵便物認可(毎月一回一日発行)第四七巻 第六号 二〇一三年 七月一日発行 発行人 茂木淳一 〇三(五四七〇)一七一一(代) 一般社団法人 日本自動車連盟 東京都港区芝大門一丁目一番三〇号 〇五七〇(〇〇)二八一一 (総合案内サービスセンター) 発行所 東京都港区芝大門一丁目一番三〇号 ㈱ J A F 出版社 定価一五〇円 2013 / 7

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