







今月号の「INFORMATION FROM JAF」では、 2013年の国内競技車両規則概要の他、日本レ ース選手権規定、日本ラリー選手権規定、日本 カート選手権規定が公示されています。
また、2013年のFIA国際スポーツカレンダー登 録申請一覧、全日本ジムカーナ/全日本ダートト ライアル選手権カレンダーおよびJAFカップカレ ンダーの他、2012年全日本F3選手権第14戦・ 第15戦開催についてなども、併せて公示されて いますので、関係の方々は、ご留意ください。
日本最大級のモータースポーツの祭典「モータ ースポーツジャパン」。今年もお台場・シンボル プロムナード公園を中心とした特設会場で、10月 20日~21日、入場無料で開催されます。
今年はより競技性を増したデモランや、日本 のモータースポーツ50年を振り返る「歴史映像 館」の設置など、さらに見ごたえ満点の内容に。 また、VIP気分を味わえると好評の有料エリア「プ レミアム・パドック」は、前売り券が販売中です。
イベントの詳細や、プレミアム・パドックの購 入については公式ホームページをご覧ください。
豪華なゲストドライバー陣にも注目です。
10月はFIAインターナショナルレースが3週連続で開催されます。
10月は、秋の深まる日本に世界トップクラス のモータースポーツが続々と上陸します。5日~7
日は、その先陣を切ってF1第15戦日本GPが鈴 鹿サーキットで開催。自己最多獲得ポイントを更 新中の、小林可夢偉選手のアグレッシブなオー バーテイクに、期待が集まります。
翌週の12日~14日は富士スピードウェイでト ヨタTS030ハイブリッドの凱旋レースとなる、 WEC第7戦・富士6時間耐久レースが開催。
そして20日~21日にはWTTC日本ラウンドが 鈴鹿サーキットで開催。この一戦がデビュー戦と
なるホンダ・シビックにも注目が集まります。各 レースの詳細情報や、チケットについては、各開 催サーキットのホームページをご覧ください。
鈴鹿サーキット( F1、WTTC)HP http://www. suzukacircuit.jp/ 富士スピードウェイ(WEC) http://www.fsw.tv/
今年の小林選手がどんな力走を見せて くれるか、注目です。 全日本F3最終大会も併催されます。
アジアクロスカントリーラリーで 今年も日本人クルーが活躍しました
アジア最大級の規模を誇るFIA公認クロスカ ントリーラリー、「アジアクロスカントリーラリー」
が8月12日~16日に開催され、総合2位を獲得 した森川金也組をはじめ、日本人クルーたちが快 走を見せました。
タイのパタヤをスタートし、カンボジアのアン コールワットまで総走行距離1,510kmを走ると いうこのラリーには、俳優の哀川翔選手をはじめ 13の日本人クルーが参戦。時には道無き道を走 る、過酷な5日間を駆け抜け、森川組が2年連 続で総合/T1D(改造車ディーゼル)クラス2位、
伊藤芳朗組がT2D(量産車ディーゼル)クラスで
日本人最上位となる総合2 位を獲得した森川金也組。
今年で90回めを迎えたアメリカンモータース ポーツ伝統の一戦、「パイクスピークインターナ ショナルヒルクライム」で奴田原文雄選手がEV クラス優勝を達成しました。TOYOTA MOTORS PORT GmbHが開発した「TMG EV P002」をド ライブした奴田原選手は、初参戦ながら総合で も6位に入る10分15秒380というタイムをマー クしました。EVクラスでは増岡浩選手が2位、昨 年までのコースレコード所持者である塙郁夫選 手も5位と日本勢の活躍が目立ちましたが、総
合優勝を狙った田嶋伸博選手はマシントラブル のため、残念ながらリタイヤに終わりました。
EVクラスコース レコードを塗り替 えた奴田原文雄 選手。右は昨年 までのEVクラ スレコードホル ダーの塙選手。
白熱の「ガチンコバトル」に今年の鈴鹿 も盛り上がりそうです。
今年の全日本F3選手権の第14戦・第15戦 は、富士スピードウェイにて10月13日~14日に 開催される、WEC(世界耐久選手権)第7戦富士 6時間耐久レースと併催されることが、本誌21 ページで公示されました。
未来のトップドライバーを目指す若手ドライバ ーたちが展開する手に汗握るバトルは、最新技 術を駆使した世界最高峰の耐久レースとともに、 見逃すことができない白熱したレースとなること が期待できそうです。
日本のトップフォーミュラの名称が来年から 「全日本選手権スーパーフォーミュラ」シリーズへ と変更されることになりました。1996年から17年 間にわたって親しまれてきた「フォーミュラ・ニッ ポン」の名称は今年を以て最後となり、「SF」の略 称を持つ新たな全日本選手権レースが始まるこ とになります。スーパーフォーミュラシリーズの カレンダーについては44ページで掲載していま すので、ご参照ください。
全日本F3選手権 第14戦・第15戦は WEC第7戦と併催されます
「モータースポーツジャパン2012」は今年も お台場が舞台!10月20日~21日に開催です
奴田原文雄選手がパイクスピ―ク ヒルクライムでクラス優勝
2012.9/22 ~ 10/14
全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第6戦 全日本F3選手権第11戦&第12戦&第13戦 スポーツランドSUGO
9月22~23日 スポーツランドSUGO(宮城県)
開催概要
●スケジュール/22日(土) FN予選
F3第11戦&第12戦&第13戦予選 第11戦決勝
23日(日) FN決勝 F3第12戦&第13戦決勝
●観戦料金/◆前売券(2日間有効) 大人5,000円 ペア9,000円 トリプル
12,900円 4名グループ16,000円 レディース4,000円
◆当日券/大人 土曜1,500円 日曜6,000円
中学生以下無料 高校生以上学割半額
パドックパス(ピットウォークパス込み) 大人 土曜4,000円
日曜6,000円 4歳~小学生半額
ピットウォークパス 大人 土曜1,000円 日曜2,000円
同伴の中学生以下無料
●駐車料金/1日 4輪1,000円 2輪500円
●問合せ先/SSC TEL0224-83-3111
●ホームページ/http://www.sportsland-sugo.co.jp/
※2012 FIA World Endurance Championship 6 hours of FUJIで併催
10月12~14日 富士スピードウェイ(静岡県)
開催概要
●スケジュール/13日(土) F3第14戦&第15戦予選 第14戦決勝 14日(日) F3第15戦決勝
●観戦料金/◆前売券(3日間有効) 大人7,500円 ペア13,500円
中学生以下保護者同伴時無料 パドックパス・ピットウォークパス込み18,500円
◆当日券/大人 12日2,000円 13・14日8,500円(2日間通しのみ) 中学生以下保護者同伴時無料 パドックパス(ピットウォークパス込) 大人 12,000円 小中学生6,000円 ピットウォークパス 1日 大人2,000円 中学生以下保護者同伴時無料
●駐車料金/1日 4輪 1,500円 2輪750円
●問合せ先/富士スピードウェイ㈱ TEL0550-78-2340
●ホームページ/http://www.fsw.tv/
10月12~14日 岐阜県
サービス会場はモンデウス飛騨位山スキー場で、ここでセレモニアルスタートを 見てから、ギャラリーステージのあるひだ舟山スノーリゾート・アルコピアに移動 することをオススメします。
ギャラリーステージ観戦会場では土曜2本、日曜2本のターマックSSが観戦が できます。今回は40回記念イベントとして、ヒストリック・カーの走行もあります のでご期待下さい。
●観戦料金/大人2,000円(2日間有効) 中学生以下無料 プログラムとステッカー500円
●駐車料金/無料
●問合せ先/M.C.S.C. TEL0263-71-2505
●ホームページ/http://homepage2.nifty.com/mcsc/
SUPER GYMKHANA IN IOX-AROSA
10月13~14日 イオックスアローザスポーツランド(富山県) 開催概要
●スケジュール/13日(土)ゲートオープン8:00~
14日(日)ゲートオープン8:00~ 第1ヒート8:30~ ●観戦料金/◆当日券 大人 2,000円 JAF会員証提示で500円引き ●駐車料金/無料
●問合せ先/AND TEL0763-32-7052
●ホームページ/http://2012jgc9.car.coocan.jp/
NANO TOP CUP ダートトライアル in タカタ
10月6~7日 テクニックステージタカタ(広島県)
開催概要
●スケジュール/6日(土)公開練習
7日(日)ゲートオープン7:30~ 第1ヒート8:30~ ●観戦料金/
◆前売券(ローソンチケット) 大人1,500円
◆当日券 大人 2,000円 中学生以下無料
●駐車料金/無料
●問合せ先/ZIP'S TEL082-264-7710
●ホームページ/http://www.jmrc-chugoku.gr.jp/
全日本カート選手権KF1部門第9戦/ KF2部門第5戦/FS-125部門東西統一競技会 ジュニアカート選手権Fp-Jr部門/ Fp-Jr
10月13~14日 鈴鹿サーキット国際南コース(三重県) 開催概要
●スケジュール/13日(土)練習走行&車検
14日(日)予選&決勝
●観戦料金/モートピア入園券 大人1,600円 小学生800円 3歳~未就学児600円
●駐車料金/1日 4輪1,000円 2輪500円 駐車場から国際南コースまでシャトルバス
●問合せ先/SMSC TEL059-378-3405
●ホームページ/http://www.suzukacircuit.jp/
酷暑が続いた今年の夏も、全国のサーキットでシリーズの行方を大きく左右する 国内ビックレースの熾烈な真夏の決戦が繰り広げられた。 灼熱の炎天下の戦いを勝ち抜き、 チャンピオンを照準に捉えたドライバーは果たして誰だったのか! レポート/貝島由美子(Fニッポン)、はた☆なおゆき(スーパーGT)、田口朋典(F3) フォト/服部真哉、鈴木紳平
全7戦のうち、すでに5レースを終えたフ ォーミュラ・ニッポンだが、今季のタイトル 争いは依然として混沌としている。5月の第 3戦以降、7月までインターバルがあったが、 そこからの中盤の2レースで、勢力図にも動 きがあったためだ。
その中盤、最初のレースとなったのは、7 月中旬の富士。まだ梅雨明け前ということ で、週末を通じて雨交じりとなり、それがレ ース展開を読めなくした。
ここで勢いを取り戻したのは、ディフェン ディング・チャンピオンのアンドレ・ロッテ ラー選手。予選では、Q2敗退と不本意な結 果になったが、得意のスタートを決めると、 オープニングラップには早くも3番手までポ ジションアップする。
その後は、こう着状態となったが、レース 終盤、小雨が降り続き、セミウェットのコン ディションになると持ち前のコントロール能 力をいかんなく発揮。第3戦でのリタイヤと いう悪い流れを吹き飛ばし、今季2勝めを飾 った。
これに続いたのは、ポールポジションから スタートした中嶋一貴選手。一貴選手はスタ ートで大嶋和也選手の先行を許したが、ピッ ト作業を終えたところで大嶋選手を逆転。最 後は僚友・ロッテラー選手にかわされたが、 ランキングではトップに再浮上した。
一方、ここでトップを狙いながら、それを 果たせなかったのがインパルのJ.P・デ・オ リベイラ選手と松田次生選手。予選では雨の 降り出すタイミングを見逃し、決勝も完全ド
ライセットでの走行が裏目に出てしまった。
だが、8月上旬にツインリンクもてぎで行わ れた第5戦では、そのチーム・インパルが、 巻き返しに成功する。土曜日朝の練習走行か ら、オリベイラ選手、松田選手ともに好調な 滑り出しを見せていたが、予選ではついにフ ロントロウを独占。復活ののろしを上げた。
決勝でも、インパル2台の強さは変わら ず。オリベイラ選手と松田選手がスタートで もポジションを守り、そのままレースは進ん で行った。ピット作業後には、すでに独走状 態。このまま久々の1-2フィニッシュかと
1. 大嶋和也選手は第4戦で今季初表彰台を獲得。開幕4戦連続ポイントと今年は安定感がある一人だ。2. ランキング首位に 立つ一貴選手。もう1勝がほしいところ。3.6.V奪回のために負けられない一戦を制したオリベイラ選手。終盤戦の台風の目と なりそうだ。4. もてぎで今季3度めの表彰台獲得の塚越広大選手。ランキングも3番手とタイトルは射程距離内だ。5. 富士優 勝、もてぎ2位とポイントを稼いだロッテラー選手。チャンプの速さは衰えていない。
ところが、ゴールまで残り3周余りという ところで、松田選手がまさかのミッショント ラブルに見舞われて、突如スローダウン。そ れでも松田選手は諦めることなく、4速にス タックした状態のまま最後まで走り切った が、表彰台に上がることは叶わなかった。 これに対して、オリベイラ選手は危なげな く走り切り、今季初優勝。松田選手の脱落に よって、ロッテラー選手が2位、塚越広大選 手が3位、一貴選手が4位と、ランキング上 位者がこれに続いた。
その結果、一貴選手は何とかランキングト ップの位置をキープ。だが、その一貴選手を 1ポイント差でロッテラー選手、6ポイント差 でオリベイラ選手が追っている。ここからの 終盤2戦の結果次第で、誰がタイトルを獲っ てもおかしくない状況になってきた。
ドライバー部門ポイントランキング(第5戦終了時)
鈴鹿に到っては、4年ぶりに1000km レースが復活し、優勝すれば25ポイ ントの加算が可能と、全体的に他の レースより多めの設定となっている だけに、絶対に落とすことは許され なかった。
第3戦を終えた段階で、GT500のト ップには、ZENT CERUMO SC430 の立川祐路/平手晃平組がつけていた が、この2戦を5位、9位と厳しいハン
第4戦SUGOでGT500クラスを制したのは伊藤大輔/大嶋和也組ENE OS SUSTINA SC430。チームとしては9年ぶりの優勝を果たした。
全8戦で争われるスーパーGTは、シリー ズの中盤戦に山場を迎える。単に折り返しと いう意味だけでなく、ランキング上位陣には ウエイトハンデがずっしりと積み重ねられて いるからだ。これが第7戦で半減、最終戦で 全車ゼロとなるから、様子もまた変わってく るのだが……。
しかも第4戦はSUGO、第5戦は鈴鹿と いった、特に重さが走りにも影響を及ぼすテ クニカルコースが舞台。ハンデを多く背負っ
ているチームなら、この2戦を手堅く戦っ て、1ポイントでも多く獲得する。そうでない チームは、いかに多くのポイントを稼ぐか。
デなりの善戦を果たし、ランキングの 死守に成功している。そして、この2 戦で大量得点を獲得したのが、S Road REITO MOLA GT-Rの柳田真孝/ロ ニー・クインタレッリ組。3位と優勝で、実に36 ポイントの加算を果たし、第3戦終了時の11位 から2位にまで躍進。しかもトップと4ポイント 差にまで肉薄し、連覇に希望をつないだ。
逆にRAYBRIG HSV-010の伊沢拓也/ 山本尚貴組は、第4戦で8位に入るに留ま り、2位から4位まで後退したのが痛い。な お、第4戦での優勝はENEOS SUSTINA SC430の伊藤大輔/大嶋和也組だが、第5 戦でのリタイアが響き、躍進を果たすまでに は至っていない。
一方、GT300では激動が。第3戦までトッ プのエンドレスTAISAN 911の峰尾恭輔/
横溝直輝組、そして2位のGSR初音ミク BMWの谷口信輝/片岡龍也組が第4戦こ そ、それぞれ5位、6位でポジションをキー プしていたものの、第5戦で揃ってリタイア を喫したため、ランキングも5位、6位と急 降下。特に谷口組はトップとの差が12ポイ ントと、連覇に黄信号が灯ってしまう。 躍進を遂げたのは、いずれも優勝を飾った チームだ。第4戦を制したS Road NDDP GT-Rの関口雄飛/千代勝正組は、第5戦で も2位につけ、ランキングは8位から2位へ と急浮上。そして第5戦を制したtriple a va ntage GT3の吉本大樹/星野一樹組は、第2 戦からの連続2位とも相まって、ついにラン キングのトップに躍り出た。
車両違反で予選タイムが抹消、最後尾スタ ートを強いられながら、たった15周でトッ プに立つなど、圧倒的な速さが光った吉本 組。しかしながら、関口組が僅差の1ポイン トで続き、トップ5が8ポイント差で並んで いるため、予断はまだまだ許されない。終盤 戦の展開が注目されるところだ。
2.6.SUGO・GT300ク ラスはFIA GT3仕様のS Road NDDP GT-R(関口/千代組)が初優勝。
1.SUGOから2台めのハイブリッドマシン、MUGEN CR-Z GTが参戦。鈴鹿では11位完走を果たす。
3. 鈴鹿で開催の第5戦は4年ぶりに1000kmが復活。 恒例の花火がサーキットを彩った。4.5. その復活の1000kmを制したのは昨年のチャンプ、S Road REITO MOLA GT-R。一 時は7番手まで順位を落とすも見事な逆転優勝を飾った。
7. 鈴鹿GT300クラスを制したのは、最後尾からスタートしたアスト ンマーチンのFIA GT3仕様マシンであるtriple a vantage GT3。スーパーGT初優勝をゲットした。
ント差。早くもタイトル獲得の可能性を手に 岡山での第9/10戦に臨んだ。
路面温度が60℃近い猛暑の中で行われた 第9戦。PPを奪った平川選手は、予選2番手 の野尻選手の追撃をかわすと、難なくポー ル・トゥ・ウイン。これで早くも今季7勝め を飾る。山内選手はラファエル・スズキ選手 の後塵を拝して5位。第10戦での平川選手 の王座獲得がいよいよ現実味を帯びた。
シリーズを占う富士、もてぎ、岡山の3大会を席巻した平川亮選手。9月のSUGOでチャンプ確定の可能性が高くなってきた。
ルーキー平川亮選手の連勝という驚きのシ ーズンスタートとなった、2012年の全日本 F3選手権。第2ラウンドのもてぎでは山内 英輝選手、中山雄一選手がそれぞれ凱歌を上 げるも、平川選手は第3/4戦ともに2位を獲 得。ポイントリーダーとして第3ラウンド富 士での第5/6戦に臨んだ。
迎えた富士の週末は、やや不安定な天候。
予選も未明の雨の影響でセミウェットとなっ たが、ここでもPPは平川選手。中山選手が 2番手につけるが、第5戦決勝でもスタート でトップを守った平川選手が独走で3勝めを マーク。
翌日の第6戦ではセミウェットの予選でス リックを履くというギャンブルを成功させ、 ギャリー・トンプソン選手が見事総合での初 PPを奪うも、決勝のスタートでは今季のニ ューマシンであるF312勢の加速に歯が立た
ず、ホールショットを平川選手が奪う。これ に中山、山内両選手が続くが、好調スズキ選 手が山内選手を攻略。結局第5戦に続いて平 川選手が逃げ切った。
今季2度めの開催となったもてぎでの第 7/8戦は、前回のもてぎで未勝利に終わった 平川選手にとって雪辱を果たす絶好の機会と なった。土曜の予選で連続PPを手にした平 川選手は、2戦ともに好スタートを決めてト ップに立つと、そのまま危なげなく逃げ切っ て連勝してみせたのだ。平川選手の快進撃に 歯止めを掛けたかった山内、中山両選手に代 わって、第7戦ではリチャード・ブラッドレ ー選手、第8戦では野尻智紀選手が2位を奪 ってみせた。
富士、もてぎを4連勝した平川選手はシリ ーズポイントを85に伸ばし、38ポイントで ランキング2位の山内選手とは実に47ポイ
しかし、平川選手の6連勝とタイトル決定 を阻んだのは自身初のPPを奪った野尻選 手。野尻選手はスタートから猛ダッシュし約 4秒のマージンを稼ぐと、中盤以降は2番手 平川選手の追い上げを受けたものの、見事ポ ール・トゥ・ウインで初優勝。ランキングで も2位に浮上することとなった。
山内、中山選手に代わって野尻選手が台 頭、さらにスズキ選手が速さを見せるなど、 興味深い展開となったシリーズ中盤戦だが、 シリーズの行方は残る5戦で僅か2ポイント を獲得しさえすれば、自動的に平川選手が王 座に就くことに。
驚異のルーキーが安定した強さを発揮し続 け、他を圧倒した中盤戦だったとも言えるだ ろう。
ドライバー部門ポイントランキング(第10戦終了時)
8. 富士では2戦連続2位と平川選手に喰らいついた中山雄一選手だが、勝利は果たせず。9. 中盤戦を締め括る岡山ラウンドを前にシリーズ2 位についていた山内英輝選手だが、岡山では表彰台を奪えず。10. 日本F3協会が独自に設定しているF3-Nクラスでは佐々木大樹選手がポイ ントリーダーに立って終盤戦に突入。11. 岡山で今季3度めの表彰台に上がったラファエル・スズキ選手。12.13. 岡山ではもてぎから調子を
上げてきた野尻智紀選手が第10戦で平川選手の連勝を阻止。初の優勝を飾った。
2012.OCTOBER
JAFMOTORSPORTS
監修/一般社団法人 日本自動車連盟
〒105-0012 東京都港区芝大門1-1-30 ☎0570-00-2811(ナビダイヤル)
発行所/(株)ジエ エー エフ出版社 〒105-0012 東京都港区芝大門1-1-30 ☎03-5470-1711 発行人/茂木淳一
振替(東京)00100-1-88320 印刷所/凸版印刷株式会社
表紙/ソーラーカーレース鈴鹿 2012
撮影/益田和久
デザイン/鎌田僚、(株)スタジオーネ63
編集/(株)JAF出版社JAFスポーツ編集部 ☎03-5470-1712
●JAFからの公示・お知らせ●
12 2013年JAF国内競技車両規則の制定(改正概要)
19 2013年日本レース選手権規定
21 2012年全日本フォーミュラ3選手権について
22 2013年日本ラリー選手権規定
24 ラリー競技開催規定の一部改正について
24 2013年日本ジムカーナ/ダートトライアル選手権規定の一部改 正について
25 2014年日本サーキットトライアル選手権規定
43 2013年全日本ジムカーナ選手権カレンダー
43 2013年JAFカップオールジャパンジムカーナカレンダー
43 2013年全日本ダートトライアル選手権カレンダー
43 2013年JAFカップオールジャパンダートトライアルカレンダー
44 2013年FIA国際スポーツカレンダー登録申請一覧
44 2013年「JAFモータースポーツ専門部会」委員候補者の公募につ いて
45 国内スピード競技コースの新規公認について
45 車両公認一覧
45 登録車両一覧
46 海外競技会出場証明書(サーティフィケイト)発行件数一覧と申請 方法
46 Aライセンス講習会日程
46 公認審判員講習会日程
51 2013年日本カート選手権規定
56 カート競技会組織に関する規定の一部改正について
56 国内カートコース公認規定の一部改正について
57 カートライセンス発給規定の一部改正について
57 カートクラブおよび団体の登録規定の一部改正について
38
47 JAFMOTORSPORTSCALENDAR(10月〜11月)
58 JAFカートカレンダー(10月〜11月)
4
5
[RACE]
28 FIAALTERNATIVEENERGIESCUP
ソーラーカーレース鈴鹿 2012
[RALLY]
32 2012年全日本ラリー選手権第5戦
モントレー2012in渋川
2012年全日本ラリー選手権第6戦 第48回大阪電通大チャリティラリー
丹後半島ラリー2012
[GYMKHANA]
34 2012年全日本ジムカーナ選手権第5戦 NRC鈴鹿BIGジムカーナ
2012年全日本ジムカーナ選手権第6戦
震災復興「ともに、前へ仙台」
オールジャパンジムカーナ イン 仙台ハイランド
2012年全日本ジムカーナ選手権第7戦
がんばれ日本!チャリティスラローム INもてぎ
[DIRTTRIAL]
31 2012年全日本ダートトライアル選手権第5戦
2012年東北ダートトライアル IN KIRIYANAI
60 2012年JAF関東ダートトライアル選手権第6戦
JMRC関東ダートトライアルシリーズ
JMRC全国オールスター選抜戦
CCCRダートトライアル2012
[RACING KART]
61 2012鈴鹿選手権シリーズカートレース第5戦 KARTRACEIN SUZUKA
* 年号の修正については省略 Ⅰ.第1編 レース車両規定:
第1章 車両の分類 1.第1条「国内競技車 両」の「部門Ⅱ 競技専用車両(ナシ ョナルフォーミュラ)」の「FN:フォーミュラ・ニッポン」 を「SF:スーパーフォーミュラ」に改める。
2.第2条「国際競技車両」の「部門Ⅰ」から、「グループB: グランドツーリングカー」、「グループSP:スーパープロダ クションカー」、「グループT2:量産クロスカントリーカー」 を削除する。「部門Ⅱ」から、「グループT1:改造クロスカ ントリーカー」、「グループT3:進化クロスカントリーカー」 を削除し、「グループR-GT:GTプロダクションカー」を追 加する。「部門Ⅲ」から、「グループT4:クロスカントリー トラック」を削除する。
第2章 レース車両の排気音量規制
改正なし
第3章 公認車両および登録車両に関する一般規定
改正なし
第4章 公認車両および登録車両に関する安全規定
1.6214)「ガセット」を以下の通り改める。
U型に湾曲した金属板による湾曲部または連結部の補強 (第4−5図)。その厚さは10mm以上なければならない。
このガセットの端(E 点)は、角の頂点(S点)から測 って、連結される最も太いパイプ外径の2倍から4倍の距 離に位置しなければならない。
2013年1月1日以降に公認または登録された車両につい ては、角(S点)の頂点に切り抜きが許されるが、その半 径は連結される最も太いパイプの外径の15倍を超えてはな らない。ガセットの平坦な面には穴1つを設けることがで きるが、その直径は連結される最も太いパイプの外径を超 えてはならない。
[公示No2012−079]
2.第8条「けん引用穴あきブラケット」を以下の通り改める。
すべての車両はすべての競技に際し、前後にけん引用穴 あきブラケットを備えなければならない。このけん引用穴 あきブラケットは、車両をけん引して移動するのに取り付 け部分も含め十分な強度を有していなければならない。車 両が砂地に停車したときでも使用が可能な位置に取り付け られていなければならない。また、これらは明確に視認で き、黄色、オレンジ色、あるいは赤色に塗装されているこ と。
金属製のけん引用穴あきブラケットは下記の要件を満た すこと。
①材質は、スチール製でなければならない。
②最小内径:50mm(車両に装着した状態で直径50mm および長さ50mmの丸棒が通ること)。
③内径の角部はRを付けて滑らかにすること。
④板製の場合、最小断面積(取り付け部分も含む): 100mm2
⑤丸棒の場合、最小直径:10mm
なお、可倒式、およびケーブルフープ式(上記②を満た すこと)も許される。
3.12.1)「安全燃料タンク」を以下の通り改める。
(略)
コンテナは、厚さ10mm以上のスチール、または厚さ 1.6mm以上のアルミニウム、あるいはそれらと同等以上の 強度を有することを証明できる不燃/不浸透性の材質で作 られており、燃料ブラダーに記載されている表示項目(製 造者名、型式、製造に用いられた基準、製造年月日、製造 番号)を判読できる窓または表示項目内容の証明書類を備 えていなければならない。なお、ブラダーの表示項目内容 の証明書類を備えられない場合に、ブラダーの表示項目を 判読するためのコンテナの窓が車体により直接確認できな い状態に限って、車体に穴をあけて表示項目を確認するた めの窓を設ける必要最小限の改造は許される。
摩擦や異物混入による燃料ブラダーの損傷を避けるため、 コンテナと燃料ブラダーとが密接していなければならず (付属品取り付け部を除く)、コンテナの内側に突起や鋭 利な箇所があってはならない。
(略)
第5章 量産ツーリングカー(N1)
改正なし
第6章 特殊ツーリングカー(N2)
改正なし
第7章 グランドツーリングカー300(JAF−GT300) 1.212)「制御機能の制限」1)を以下の通り改めるととも に、2)を削除する。
基本車両に設置されている制御機能であっても、オート マチックまたは電子式のシャシーコントロールシステムあ るいは機能は、トラクションコントロールシステムを除き、 いずれも禁止される。これには本章別表1に列記したシス テムが含まれる。
ただし、ドライバーが作動させ、システムに作用する単 純なオープンループ電動スイッチは電子式の制御とは見な されない。
2.313)「最低地上高」を以下の通り改める。
空気圧160kPaのタイヤを取り付けた状態で車両のすべて の外縁から測定し、少なくとも45mmの地上高が確保され なければならず、懸架されているあらゆる車両の部分はこ の高さより下側に位置してはならない。
3.3334)「4ドア車の後部ドアの開口」を以下の通り改める。
3.3.3.4)後部にエンジンが移動された場合の車体側面の開口 後部にエンジンが移動されている場合に、ヒートエク スチェンジャーの冷却用等の外気の導入のため、4ドア 車両の場合は後部ドアに、2ドア車両の場合はドア後方 のボディサイドパネルに、以下の条件で開口部を設置す ることができる。
1)①4ドア車両の場合:
後部ドア外周見切り線の内側で、フラットボト ム底面から770mm上方を通過する平行な面の下側 の範囲(7-2図斜線部)とする。
②2ドア車両の場合:
フラットボトム底面から770mm上方を通過する 平行な面の下側で、ドア後端見切り線、ドア下部 見切り線の後方延長線および後輪車軸中心を通り フラットボトム底面に垂直な面により囲まれた範 囲内(7-3図斜線部)とする。
2)開口部は側面、上面より内部が見える構造であっ てはならない。
3)ルーバー形状は禁止され、開口部には最大突出量 50mmまでのエアスクープを設置することが許され る。ただし、競技車両の最大幅を越えてはならない。
形状:自由。
材質:堅固で防火性に富んだ材質により構成されて いなければならない。
①基本車両のモノコックを形成する素材と同一素 材、同一以上の厚さを持つ材料。
②10mm以上の厚さのハニカム構造を持つカーボ ンファイバー材。
③35mm以上の厚さを持つカーボンファイバーコ ンポジット。
5.337)「フラットボトム、床」1)および7)を以下の通 り改める。
1)前部車輪回転軸中心線と後部車輪回転軸中心線の間 の車両下面に、いかなる状況においても堅固な平面を 持つ不浸透性の連続した固体を、しっかりと固定しな ければならない。
材質は自由。
フラットボトムは、最小幅950mmで車両の前後方向 中心線に対し対称であること。
この面は、複数枚で構成されてよいが各々の隙間は 1mm以内であり、平面全域に渡り平面公差は垂直方 向に最大で5mmとする。
7)フラットボトムは、フランジを除いたサイドシル下 面の直線部を最上部として設置することが許される。 ただし、フラットボトムが、基本車両の床と干渉する 場合、元の床を改造すること、あるいは3391)2) 「形状と材質」に規定される材質により新たな平板状 の床を形成することが許される。
6.341)「前部空力装置」①および⑥を以下の通り改める。
①車体下部には、左右前輪車軸中心を結ぶ線から最大 950mmまでの前方の平行線上で、前後方向中心から左 右460mmの点で30゜の角度を持って交差し、競技車両 の前後方向中心と平行に引かれる最外側線の交わる線 の内側でフラットボトム底面から130mmの範囲に、前 部空力装置を設置することが許される。
第7−3図
4.3352)「後部隔壁」3)を以下の通り改める。
3)後部隔壁、3.3.3.1)3)の開口部の接続構造、または当 初から存在する開口部を塞ぐ素材の形状と材質
⑥フラップ(カナー ド)は、以下の範囲内に取り付ける ことができる。(第7−17図)
(ⅰ)車両のフラットボトム底面の250mm上方を通る 平行面より下。
(ⅱ)前部コンプリートホイールより前で、P1、P2 点の外側。
(ⅲ)左右前輪車軸中心を結ぶ線から最大950mmまで の前方の平行線上で、前後方向中心から左右
460mmの点で30�の��を持って��し、競技車 両の前後方向中心と平行に�かれる最外側線の� わる線の内側。
(ⅳ)車体外縁から120mm以内。
パドルシフトシステムの使用は認められる。
10.1111)「コンプリートホイール最大径、最大幅」を以下の通 り改める。
最大径:28インチ
最大幅:14インチ
なお、コンプリートホイール最大幅が12インチを超え る場合は以下を条件とする。
1)材質はアルミニウムに限定する。
2)最低重量は10kg/本とする。
ただし、エアバルブを含み、バランスウェイトは 除く。
11.別表1「第2条212)『制御機能の制限』による禁止項目の 具体的事例」を以下の通り改める。
第7−17図
7.342)「後部空力装置」2)を以下の通り改める。
2)翼の枚数は1枚であり、翼断面の何れの部分も 400mm×150mmの長方形に収まること(ガーニーフラ ップを含むが支持体と翼端板は除く)。
8.343)「後部床下の空力装置」を以下の通り改める。
以下に従い完全にフラットで開口部のない傾斜のあるプ レートを追加することが認められる。
後部車輪回転軸の中心より後方の床下で、車両の前後方 向の中心線から左右650mmまでの範囲には、基本車両に設 定されている空力部品、もしくは以下に従った完全にフラ ットで開口部のない傾斜のあるプレート(傾斜プレート) のみ設置することが認められる。なお、当該空力部品また は傾斜プレートの何れも装着しないことは認められるが、 併設は認められない。
ただし、傾斜プレートの前端を移動することにより、車 両の構造物が傾斜プレートに干渉する場合は当該部位をフ ラットボトム面に平行な直方体形状で突出することが許さ れる。
材質は自由。
傾斜プレートの有無に関わらず、車両の前後方向の中心 線から左右650mmを超える部分で、後部車輪回転軸の中心 線を通過するフラットボトム底面に垂直な面より後方、か つフラットボトム底面から300mm上方を通過する平行面よ り下については自由とする。
1)〜9)(略)
9.83)「トランスミッションおよびコントロールレバー」を 以下の通り改める。
最大6速および後退ギアで構成されていなければならな い。取り付け位置は自由。
アンチロックブレーキシステム 1 セミオートマチックおよびオートマチックギアボックス 2 動力作動式クラッチ 3 電動または自動調整のファイナルドライブディファレンシャルシステム (例えば、電子制御および/または外部ポンプ等を持つ気圧式あるい は油圧式のスリップコントロールを備えたディファレンシャル等) 4 電動または自動調整のショックアブソーバー、サスペンションあるいは 車高調整 5 四輪操舵 6 可動バラスト 7 エンジン以外のクローズドループ電子制御システム
8 走行中に運転席からショックアブソーバー、サスペンションスプリング の調整を行う装置 9 テレメトリーシステム 10 スロットルペダルとエンジン間を機械的に直接連動させる方法以外の スロットルコントロールシステム 11 アクティブサスペンション 12
12.別表2「最低重量とエアリストリクター」を以下の通り改 める。 *上記表中の過給装置付きエンジンの排気量は換算係数17を 乗じない数値。
第8章 グランドツーリングカー500(JAF−GT500) 1.5312)「エアリストリクター径」を以下の通り改める。
以下に規定されたエアリストリクター径を競技会期間中 いかなる時でも遵守しなければならない。
第7−18図
第9章 競技専用車両(ナショナルフォーミュラ)に関する定義 改正なし。
第10章 フォーミュラJ1600(FJ1600) 改正なし。
第11章 スーパーFJ(S−FJ)
1.422)「排気管」を以下の通り改める。
排気マニホールドは防熱措置を施すことは許されるが、
確認作業のため全面的に覆うことはできない。排気マニホ ールド後方部分は自由、ただし、サイレンサーを除き材質 は鉄系で磁力に反応すること。
排気管の出口は、それが水平に、かつ後方に向けられて いる場合、地面から400mm以下の高さでなければならない。
走行中の可変装置は禁止される。
触媒装置の装着を義務付ける。装着する触媒装置はJA Fに申請し承認を受けたものとする。取付け位置は排気管 最後端とし、取外しにより触媒装置内部を前後から容易に 視認できる方式としなければならない。
2.123)「側面防護体」を以下の通り改める。
ドライバーを防護するために、車両の両側に側面防護体 を設けなければならない。
側面防護体の構造は、車両の中心線から最小550mmのと ころに高さ300mm以上、前後長さは第2ロール構造体の前 端から燃料タンク後端までを覆うもので、外径25.4mm以 上、肉厚12mm以上のパイプで四角い構造とし、角は半径 100mm(外Rで測定し1127mmの円弧に対し て±5mm) 以内で曲げることが出来る。
この四角い構造材とメインフレーム間は、上下各2本の 外径254mm以上、肉厚12mm以上のパイプを水平な配置で 繋げなければならない。
この水平に配置されたパイプの取り付け高さは、側面防 護体の半径100mm以内とする。
パイプ同士の取付け間隔は上下が最低140mm、上側同士 および下側同士は350mm以上離れていなければならない。
側面防護体およびこれを構成する取付け水平パイプは、 上面および車体側面から見てすべて側面防護体カウルにて 覆われていなければならない。
側面防護体カウルは車体側面から見て側面防護体をすべ て覆わねばならず、かつ側面には穴やスリット等の空気が 通過できる構造であってはならない。ただし、側面防護体 の最後端より後方はこの限りではない。側面防護体カウル の材質はFRPに限定する。
第12章 フォーミュラ4(F4)
1.2.5.5)を以下の通り改める。
フロントホイール軸より前方と車両の縦方向軸の中心線 から200mm以上離れたすべての車体構造は、“フラットボ トム”により形成される平面と25mm以上車両上方に離れて いなければならない。
2.256)を以下の通り改めるとともに、26)「空気力学的装置」 を追加する。
2.5.6)上記フラットボトムの後端より後方において地表と 車両の主要部分との間を全面的あるいは部分的に遮断す るような空気力学的構造物は一切禁止され る。(ディフ
ューザー構造等の禁止)
26)空気力学的装置
車両の空気力学的性能に影響する車両の他のすべての 特定の部分は、本条文に関連する規定を遵守していなけ ればならない。例えば、前部ウイング末端の板状部(翼 端部)は、柔軟であってはならず、かつ1枚の平板であ っても空気力学的性能に影響を及ぼすいかなる部品も追 加することを禁止する。
車両の空気力学的影響を有する特定の部分は: ‐車体に関する規則に合致していなくてはならず、 ‐車体の主要部分に完全に取り付けられていなくては ならず(しっかりと取り付けられるとは、固定され ていない部分があってはならないという意味であ る。)
‐車体の突出部と固定されていなくてはならない。 車両の主要部と地表との間隙を連結するいかなる装置 あるいは構造体は、あらゆる状況下でも禁止される。 いかなる状況下にあっても本条によって規定される表 面によって生ずる幾何学平面より下部に位置してはなら ない。
第13章 スーパーフォーミュラ(SF)
1.281)を以下の通り改める。
後方視界用のミラーとその取り付け部を除き、フロント ホイールの中心線より330mm以上後方、およびリアホイー ルの中心線より330mm以上前方にあり、基準面から高さ 600mm以上にある車体のいかなる部分も、車両の縦方向の 中心線から310mm以上離れてはならない。
2.2.8.2)を削除する。
3.1331)を以下の通り改める。
すべての車両には、ドライバーが後方および車両の両側 を見ることができるよう、車両の両側に各々1つ以上のミ ラーを装備しなければならない。
各ミラーは、その取り付け部を含み、平面に見て 12,000mm2、側面から見て14,000mm2を超える面積を有し てはならない。
第14章 リブレ(その他の車両)(NE)
1.「シングルシーターの強度」b)を以下の通り改める。
b)チューブとブレース(支柱)の直径は少なくとも 35mmで、肉厚は少なくとも2mmなければならない。 その材質は、モリブデンクロムSAE4130または SAE4125(あるいは、DIN、NF等と同等なもの)。 ロール構造体の頂点から水平に対し60°を超えない 角度で後方に少なくとも1本の支柱を取り付けること。 この支柱の直径および材質はロール構造体と同じでな ければならない。2本の支柱を取り付ける場合は、外 径26mmで肉厚3mmのパイプを用いてもよい。メイ ンフープと支柱との間の取り外し可能な連結部は付則 J項第253-37図から第253-46図に合致していなくては ならない。支柱は前方に取り付けてもよいが、転倒し た際、ドライバーが脱出できる構造とすること。
第1章 一般規定
1.2.4)「ラリーAE車両(AE車両)」として以下を追加する。 電気モーター、または電気モーターとエンジンを併用し て動力とする車両で、道路運送車両の保安基準(昭和26年 運輸省令第67号)に適合し、かつメーカーラインオフ時の 諸元が変更されていないもの(当該自動車の自動車検査証
の型式�定�号�に型式�定�号が記載されているもの。 ただし、本�第5章の規定に��く改造についてはこの� りではない。また、1997�以後のJAF国内競技車両規則 に��き、ロールバーの装着に�う乗車定�変更のための 構造等変更��手�きを行った車両は� く。)で、第5章 AE車両用改造規定に従った�路運�車両法による自動車 ���号標(車両�号標)を�し、運行の用に�すること ができる(自動車��証の���間内)車両。
参加者は、車両の主要諸元を証明するための当該自動車 製造者発行のカタログ、パンフレット等(新型車解説書、 整備解説書等を含む)を常に携帯することが義務付けられ る。
2.73)を以下の通り改める。
RF車両およびAE車両についてはカタログに記載され
た車両重量から当該車両の燃料タンク容量に比重0.74を乗 じた値(小数点以下切り捨て)を減じ、これに安全装備(ロ ールケージ等)の重量として35kgを加えた値とする。ただ
し、本章第5条に従い換算した後の気筒容積が2,000cc以下 の車両については、上記35kgを加えない値とする。
同一車両型式に複数の車両重量が設定されている場合は、 その最小値を当該車両の車両重量として適用する。また、 同一車両型式に過給器付と過給器なしの両仕様が存在する 場合は、各々に設定されている車両重量の最小値を適用す る。
3.74)④「スペアホイール」を以下の通り改める。
・RN車両については、最大1本までのスペアホイールを 搭載する(スペアホイールを2本搭載している場合は、 計測前に1本を取り外す)。
・RJ車両、RF車両およびAE車両については、スペア ホイールの重量は含まない。
第2章 安全規定
1.第3条「消火装置」を以下の通り改める。
手動消火器または自動消火装置を装備することが義務付 けられる。これらの消火装置はFIAの認定を受けたもの であることが望ましい。ただし、第1種ラリーに出場する AE車両については消火装置を装備することを推奨とする。
2.315)「仕様」を以下の通り改める。
1つあるいは2つの消火剤容器とする。粉末2.0kg以上 (AE車両はABC消火器を推奨する)、または、FIA 国際モータースポーツ競技規則付則J項第253条に記され た消火剤および内容量を装備すること。
3.326)「放射時間」を以下の通り改める。
車室内 :最短30秒/最長80秒
エンジン(AE車両については電気モーターを含み):最短 10秒/最長40秒
両方の消火装置が同時に作動しなければならない。
4.4.2)を以下の通り改める。
すべてのRF車両およびAE車両は、下記のロールケー ジを装着すること。ただし、第1種ラリーに出場するAE 車両についてはロールケージを装着することを推奨とする。
5.423)「遵守事項」に以下を追加する。
⑦AE車両については、高電圧部位およびその配線などに 接触の恐れがないように取り付けること。
6.第5条「サーキットブレーカー」を以下の通り改める。
また、運転席および車外から操作できるすべての回路を 遮断する各々独立した放電防止型のサーキットブレーカー
(主電源回路開閉装置)を装備しなければならない。これ らはすべての電気回路を遮断できるものであり、エンジン を停止することができるものであること。その場所は外部 から容易に確認できる位置とし、赤色のスパークを底辺が 最小12cmの青色の三角形で囲んだ記号で表示すること。引 くことにより機能する車外操作部を持つサーキットブレー カーを運転席の反対側のフロントウインドシールド支持枠 の下方付近に設置すること。ただし、車両の構造上フロン トウインドシールド支持枠の下方付近に設置することが不 可能な場合、運転席の反対側のセンターピラーあるいはク ォーターピラーの外部から操作可能な位置に装着すること が許される。AE車両にサーキットブレーカーを装着する 場合は、高電圧系の回路を改造することは許されない。装 着するサーキットブレーカーは、運転席および車外から操 作できる12V電気回路を遮断する各々独立した放電防止型 のサーキットブレーカー(12V電源回路開閉装置)とする。 これらは12V電気回路を遮断できるものであり、エンジ ン・電気モーターを停止することができるものであること。
第3章 RN/RJ車両用改造規定
1.39)「インジェクション」を以下の通り改める。
当初の方式を変更することは許されない。エアフローメ ーターの下流に取り付けられている燃料を調整するインジ ェクションの構成部品は、いかなる条件においても吸気量 に影響を与えないことを条件に改造することができるが、 他のものとの交換は認められない。また、インジェクショ ン用の電子制御装置は自由である。電子制御装置への入力 側(センサー、アクチュエーター等)はその機能を含み、 標準のままでなくてはならない。電子制御装置とセンサー および/またはアクチュエーターの間にある当初のハーネ スにスイッチを追加することは禁止される。電子制御装置 からの出力は、当初の機能を保持していなければならない。 インジェクターは、作動原理および取り付け方法を保持 していれば流量を変更するための変更は認められる。
第4章 RF車両用改造規定
改正なし。
「第5章 AE車両用改造規定」を以下の通り追加する。
第5章 AE車両用改造規定
第1条 一般改造規定
第1章一般規定、第2章の安全規定および本章の一般改 造規定で課せられている以外、すべての改造は禁止される。 車両の構成要素は当初の機能を保持しなければならない。 本規定によって許可されていないすべての改造は、明確に 禁止される。
改造の範囲や許可される取付けは下記(第2条〜第8条) に規定される。
第2条 電気モーター、エンジン
21)電気モーターおよびエンジンのマウント:電気モーター、 エンジンおよびミッションの取付けマウントのラバー部 材は同一材質で形状・硬度を変更することは自由。
第3条 シャシー
31)最低地上高:9cm(アンダーガードを含む)とする。 また、車両の1つの側面のすべてのタイヤの空気が抜け た場合であっても、車両のいかなる部分も地表に接して はならない。このテストは出走状態で(ドライバーが搭 乗し)平坦な面上で行われる。
第4条 駆動装置
41)シフトレバー:シフトノブの変更は許される。
42)ディファレンシャル:フロント・センター・リアディ ファレンシャルは、数を変更しなければボルトオンで取 付けられるリミテッドスリップデフ(ビスカスカップリ ングを含む)を取付けることができる。ただし、元のケ ースを使用すること。また、これに関連するドライブシ ャフトは、同一車両型式内に使用されているものであれ ば変更することができる。
第5条 サスペンション
材料の追加によるサスペンションおよびその取付け部の 補強を認める。サスペンションの補強部が、中空体を作る ことになってはならない。部分的であっても、全体的であ っても複合素材(カーボンコンポジット)から成るサスペ ンション部材は禁止される。
51)スプリング:数は、スプリングを連続して取付けるこ
とを条件として自由。
長さ、コイルの巻数、ワイヤーの直径、外径、スプリ ングの種類も自由。ただし、下記に従うこと。
スプリングの形状は、調整できる構造部分がスプリン グシートの一部で、当初のサスペンション部分または車 体部分から分離している(取外せる)場合、スプリング シートは調節できるものであっても良い。
①ばねに損傷があり、左右のばねのたわみに著しい不 同がないこと。
②溶接、肉盛または加熱加工を行わないこと。
③ばねの端部がブラケットから離脱しない(遊びがな い)こと。
④切断等によりばねの一部または全部を除去しないこ と。
⑤ばねの機能を損なうおそれのある締付具を有さない こと。
⑥ばねの取付け方法はその機能を損なうおそれのない こと。
52)ショックアブソーバー:材質を含み自由。ただし、カ
ーボン材は使用できない。車高調整機構(ネジ式、Cリ ング等)を伴うものに変更(使用)することができる。
ただし、それらの数、形式、作動原理は変更してはなら ず、別タンクの車体への取付けを含み、別タンク式のも のに変更(使用)することができる。
遠隔操作による減衰力調整機構への変更は許されな い。
第6条 制動装置
61)ブレーキパッド:ブレーキシュー、ライニングパッド
材質変更を含み交換、変更は許される。ただし、カーボ ン材(カーボン含有率がすべてを占めるもの)は使用で きない。
第7条 タイヤおよびホイール
71)ホイール
下記条件を満たしたホイールの使用が許される。
①AE車両に装着するホイールは、車両の総排気量に 従って定められる下記の最大直径および最大幅を超 えていないこと。ただし、同一車両型式のカタログ に記載されているホイールの直径および幅が下記の 数値を超えている場合は、カタログに記載されてい る数値を最大値とすることができる。
−総排気量が1,400cc以下の車両:最大直径14インチ、 最大幅6インチ
−総排気量が1,400ccを超え2,000cc以下の車両:最大 直径16インチ、最大幅7インチ −総排気量が2,000ccを超える車両:最大直径17イン チ、最大幅7.5インチ
②部分的であっても複合素材から成るホイールの使用 は禁止する。
③ホイールの材質はスチール製またはJWLマークの
ある軽合金製(アルミ合金製、マグネシウム合金製 など)とする。
④ホイールナットの材質および形状の変更は許される が、ホイールスペーサーの使用は認められない。 ホイールに間隔保持のための部材を溶接することは ホイールスペーサーの使用とみなされる。また、ア クスルハブに間隔保持のための部材を取り付けるこ とは、その取り付け方法の如何にかかわらずホイー ルスペーサーの使用とみなされる。
⑤ホイールの寸法を小さくすることは許される。 ⑥いかなる場合にも、車両のトレッドを拡大すること は認められない。ただし、ホイールの変更に伴う最 小限のトレッドの変化は許される。
⑦ホイールに追加される排風装置の装着は認められな い。
72)タイヤ
前項規定に合致したホイールを適用リムとし、これに 装着できるタイヤとしてJATMA YEAR BOOKに記載さ れているもの、またはこれと同等なものであり、かつ下 記の条件を満たしていなければならない。
①公道走行が認められている一般市販タイヤに限られ、 競技専用タイヤの使用はいかなる場合でも認められ ない。
②タイヤおよびホイールは、いかなる場合も他の部分 と接触しないこと(ステアリングを左右に最大に操 作した場合等に、タイヤおよびホイールが他の部分 と接触しないこと)。
③タイヤおよびホイールは、フェンダーからはみ出さ ないこと。
④タイヤの溝は常に1.6mm以上あること。 ⑤いかなる場合であっても、タイヤに対する加工は許 されない。
⑥タイヤのウォームアップ、溶剤塗布などは認められ ない。
⑦スパイクタイヤの使用は認められない。 ⑧タイヤ内部に空気以外のものを充填することは禁止 される。
73)スペアホイール 車両には1本または複数のスペアホイールを搭載しな ければならない(ただし、当初の車両に搭載されていな い場合はこの限りではない)。スペアホイールは必ずし っかりと固定されていなければならない。
第8条 車体
車体まわりおよび車室内に追加・変更等する蓋然性が高 く、安全の確保および公害の防止上支障がない第4編付則 に定める「アクセサリー等の自動車部品」の取付け、取外 し、変更が許される。
81)車体外部
81.1)空力装置
第4編付則「アクセサリー等の自動車部品」に示され た空気流を調整するための前後スポイラーを新たに装着、 交換することができる。ただし、何れの場合でも下記事 項に留意すること。
①堅ろう(亀裂がない)で運行に十分耐えるものであ ること。 ②装着部位の車幅を越えてはならず、当該車両の車体 最高部位を越えないこと。
③新たに装着、交換する前のオーバーハングを越えて はならない。
④鋭い突起を有していないこと。
⑤振動、衝撃等により緩みを生じないこと。 ⑥第4編付則に定める「エア・スポイラの構造基準」 を参照すること。
また、内部構造が剥き出しにならないことを条件にフ ロント・リアスポイラー、サイドスカート(フロントフ
ェンダーアーチ後端からリアフェンダーアーチ前端まで のサイドステップ部分)およびリアスカートの部品を取 外すことができる。
8.1.2)フロントスポイラー:装着・変更が許される。ただし、 一体型を含みバンパーの変更は許されない。
81.3)リアスポイラー:装着・変更が許される。ただし、ト ランクおよびリアゲートとの一体型は許されない。
81.4)サイドスカート:装着・変更が許される。(フロント フェンダーアーチ後端からリアフェンダーアーチ前端ま でのサイドステップ部分)
81.5)マッドフラップ
マッドフラップは以下の条件の下で装着することがで きる。
−柔軟な材質で作られていなくてはならない。
−排気管等に干渉してはならず、車体外側表面部位は外 側に向けて尖っていたり、鋭い部分がないこと。
−それらは各ホイールの少なくとも全幅を覆っていなく てはならないが、前輪、後輪の後方ではマッドフラッ プに覆われていない部分が車両の幅の1/3以上ある こと(第5−1図を参照)。
82.5)ステアリングホイール:外径(最大径)350mm以上 のもので、下記の条件を満たしたものと交換することが できる。
①スポーク部とボス部は堅固な取付け構造とし、衝撃を 受けた場合に容易に脱落する恐れのないこと。
②計器盤の視認性を阻害しない形状をしていること。
③光の反射による運転の妨げとなるような部分がないこ と。
④ステアリングホイールの変更により、かじ取装置の衝 撃吸収装置に影響を与えるものでないこと。
⑤クイックリリースタイプでないこと。
82.6)フットレスト・ペダルカバーおよびヒールプレート等: 装着することができる。ただし、確実に取付けること。
82.7)追加アクセサリー:車両の美観または居住性に関する 付属品(照明、暖房、ラジオ等)といった、車両の動き にいかなる影響も及ぼさないものはすべて、制限なく認 められる。ただし、これらの付属品が、例え間接的であ っても、エンジン、ステアリング、強度、トランスミッ ション、ブレーキ、ロードホールディングの効率に影響 を及ぼすことがないという条件の下に限る。
グローブボックスに追加区画を設けたり、ドアにポケ ットを追加することができる。ただし、オリジナルのパ ネルを使用すること。
82.8)一般消耗品:次の消耗品は、変更(同等品)が許され る。
12Vバッテリー、オイルフィルター、エアフィルター、 ワイパーブレード、バルブ等。
第5−1図
−リアホイールの前方のマッドフラップの左右の間には、 少なくとも20cmの隙間がなくてはならない。
−これらのマッドフラップの底部は、車両に誰も乗車せ ず、停止した状態で、地表から10cm以上の所にあって はならない。
−垂直投影面にあって、これらのマッドフラップは車体 から突出していてはならない。
前方へのはねを防ぐためのマッドフラップは、柔軟な 材質で作られ、競技の特別規則書がそれらを認めるか、 要請する時に車両の前部へ取付けることができる。それ らは、車両の全幅より突出していてはならず、また当初 の全長より10cm以上長いものであってはならない。また、 フロントホイールの前方ではマッドフラップに覆われて いない部分が車両の幅の少なくとも1/3以上なければ ならない。
81.6)アンダーガード
車体下部を保護することを目的とした空力効果を生じ ない取り外し可能な保護体を取付けることが許される。
82)車体内部
82.1)コクピット:次の付属品のみ取付けが許される。スペ アコンプリートホイール、工具、安全装置、通信装置。
コクピット内に位置するヘルメットと工具の収納容器 は、非可燃性の材質で作られていなければならない。そ
れは火災の場合に有毒ガスを発生してはならない。
8.2.2)換気装置:オリジナルの換気装置(デフロスター、ヒ
ーター)を保持しなければならない。
82.3)エアコン:全車標準装備とされているエアコンについ ては、取り外しは認められない。
82.4)内装:車室内の見える範囲のすべての部品は削除する ことができない。ただし、下記に記載されたものを除く。
①フロアマット類およびアンダーコート
②ネジ等のカバー類
③元の座席位置に隔壁(8.2.11)を設置することにより 運転席と空気の流入が遮断された車室外となる内装。
④ロールバーの装着に伴う最小限の内装切除。
⑤2ボックス車の着脱式リアシェルフは取外しても良 い。
82.9)障害者用操作装置:障害者用操作装置を装着すること ができる。ただし、健常者は使用しないこと。
82.10)座席:運転席に限り変更することが許される。変更 する場合は下記の規定を満たすこと。変更の有無に拘わ らず乗車定員分の座席を有すること。
①座席の幅×奥行は400mm×400mm以上確保するこ と。
②座席面上で座席前端より200mmの点から背もたれに 平行な天井までの距離は800mm以上確保すること。 ③座席および当該座席の取付け装置は衝突時等に乗員 から受ける衝撃力、慣性力等の荷重に耐えるもので なければならない。
④座席の後面部分(ヘッドレストを含 む)は、衝突等 で当該座席の後席乗員の頭部等が当たった場合に衝 撃を吸収することができる構造でなければならない。 ⑤追突等の衝撃を受けた場合に乗員の頭部が過度に後 傾するのを抑止することができる装置(ヘッドレス ト)を備えるかまたは座席自体が同等の効果を有す る構造でなければならない。
なお、変更する座席および座席取り付け装置は、上記 のほかにFIA国際モータースポーツ競技規則付則J項 第253条を満たしたものであることが望ましい。
82.11)隔壁:ロールバーの装着による乗車定員変更に伴い 後部座席を除去した場合、難燃性の隔壁板を溶接、リベ ットおよびビスにより取付けることができる。ただし、 隔壁板は後方視界に支障が出ない範囲に設置され、ロー ルバーやタワーバーと連結されてはならない。
第3章 スピードPN車両規定 1.31)を以下の通り改める。
エンジンマウント:エンジンおよびミッションの取付け マウントのラバー部材は同一材質で形状・硬度を変更する ことは自由。
2.62)を以下の通り改める。
ショックアブソーバー:材質を含み自由。ただし、カー ボン材は使用できない。車高調整機構(ネジ式、Cリング 等)を伴うものに変更(使用)することができる。ただし、 それらの数、形式、作動原理は変更してはならず、別タン ク式のものに変更(使用)することは許されない。
遠隔操作による減衰力調整機構への変更は許されない。
第4章 スピードN車両規定
改正なし。
第5章 スピードSA車両規定
改正なし。
第6章 スピードB車両規定
改正なし。
第7章 スピードSC車両規定
1.3119)「排気系統」を以下の通り改める。
エキゾーストマニホールド、パイプ、マフラーについて は自由。ただし、触媒装置を装着しなければならない。
また、オーガナイザーは、排気音低減等に関し、特別規 則書で規定することができる。
第1章 総 則
第8章 スピードD車両規定
1.113)「排気系統」を以下の通り改める。
エキゾーストマニホールド、パイプ、マフラーについて は自由。ただし、触媒装置を装着しなければならない。
また、オーガナイザーは、排気音低減等に関し、特別規 則書で規定することができる。
第9章 スピードAE車両規定
1.第3条として以下を追加し、以後条文番号を繰り下げる。 第3条31) 「電気モーター、エンジン」
3.1) 電気モーターおよびエンジンのマウント:電気モー ター、エンジンおよびミッションの取付けマウントの ラバー部材は同一材質で形状・硬度を変更することは 自由。
2.第5条「駆動装置」に以下を追加する。
52)ディファレンシャル:フロント・センター・リアデ ィファレンシャルは、数を変更しなければボルトオン で取付けられるリミテッドスリップデフ(ビスカスカ ップリングを含む)を取付けることができる。ただし、 元のケースを使用すること。また、これに関連するド ライブシャフトは、同一車両型式内に使用されている ものであれば変更することができる。
3.62)を以下の通り改める。
ショックアブソーバー:材質を含み自由。ただし、カー ボン材は使用できない。車高調整機構(ネジ式、Cリング 等)を伴うものに変更(使用)することができる。ただし、 それらの数、形式、作動原理は変更してはならず、別タン ク式のものに変更(使用)することは許されない。
遠隔操作による減衰力調整機構への変更は許されない。
[公示No2012−080]
手権を与える。
2.地方選手権
第1条 目的
一般社団法人日本自動車連盟(以下「JAF」という。)は、 2013年(以下「当該年」という。)のレース競技会において優 秀な成績を収めた者の栄誉をたたえるため、これを認定する日 本レース選手権規定を制定する。
第2条 選手権の区分
日本レース選手権は次の通り区分する。
1.全日本選手権
2.地方選手権
地方選手権の呼称は、1サーキットで1シリーズを構成 するものについては、開催されるサーキット名を付し、ま た、複数のサーキットで1シリーズを構成するものについ ては当該地方名を付する。
第3条 選手権の構成 1.全日本選手権
全日本選手権は、次の2部門で構成される。
1)全日本選手権スーパーフォーミュラ(以下「SF」 という。)
ドライバーおよびチームに選手権を与える。
2)全日本フォーミュラ3選手権(以下「F3」という。) ドライバー、チームおよびエンジンチューナーに選
地方選手権は、国内スポーツカレンダー登録規定の別表 による各地方で、次の3部門で構成され、地方および部門 毎にドライバーに選手権を与える。
1)フォーミュラ4地方選手権(以下「F4」という。)
2)スーパーFJ地方選手権(以下「S−FJ」という。) 3)ツーリングカー地方選手権(以下「ツーリングカー」 という。)
ツーリングカーは、各オーガナイザーによりJAF 国内競技車両規則第3章公認車両および登録車両に関 する一般規定第1 条1.9)気筒容積別クラス(16クラ ス)から任意に最大5クラスの設定を行うことができ る。
ただし、設定されたクラス区分は当該年中に変更す ることは許されない。
第4条 レースの走行距離
1.選手権レースの最長走行距離および最短走行距離は次の 通りとし、レース毎に競技会特別規則書でレース距離(以 下「当初のレース距離」という。)を定める。
2.競技会審査委員会は、保安もしくは不可抗力のため、レ ースがスタートする前迄に当初のレース距離を短縮するこ とができる。
短縮された距離が前項に定める最短走行距離に満たない 場合でも、選手権レースとして認定される。
第5条 選手権レースの成立
1.各部門の選手権は、部門毎のレースが当該年度でそれぞ れ3回以上開催されなければ成立しない。
2.各部門のレースは、5台以上の車両がスタートしなけれ
ば成立せず、選手権得点は与えられない。
ツーリングカー地方選手権は、当該クラスが5台以上の 車両がスタートしなければ成立せず、選手権得点は与えら れない。
3.不可抗力によりレースが中止された場合の取り扱いは次 の通りとする。
1)先頭車両が2周回を完了する前にレースが中止された 場合、レースは成立せず、選手権得点は与えられない。
2)先頭車両が2周回を完了し、かつ走行した距離が当初 のレース距離の75%未満でレースが中止された場合、レ ースは成立し選手権得点の半分が与えられる。
3)先頭車両が当初のレース距離の75%以上を走行した後 でレースが中止された場合、レースは成立し選手権得点 はすべて与えられる。
4.前条2項により当初のレース距離が短縮された場合、前 項の2)および3)の75%の計算は短縮された距離に基づ く。
第6条 適用規則
1.全日本選手権および地方選手権のレースには、次の規則、 規定が適用される。
1)国際モータースポーツ競技規則およびその付則 2)国内競技規則およびその付則 3)本選手権規定
4)競技会特別規則
2.全日本選手権のレースには、前項の規則、規定のほか、 各部門毎に別に定める次の統一規則が適用される。
1)全日本選手権スーパーフォーミュラ統一規則
2)全日本フォーミュラ3選手権統一規則
第7条 競技の格式および認定
1.全日本選手権および地方選手権は、自動車競技の組織に 関する規定第3条「競技会」に従った格式の競技とする。
2.全日本選手権または地方選手権のレースとして申請され
たものの中からJAFが認定したレースのみが、選手権タ イトルの使用を許される。
3.JAFは、レース終了後、選手権レースとしての要件を 満たさなかったと判断したレースを選手権から除外し、そ のレースからタイトルを取り消すことがある。
第8条 選手権の登録申請
日本レース選手権の登録申請を行うオーガナイザーは、国内 スポーツカレンダー登録規定に従い、所定の書式により次の事 項を記載しJAFに申請書を提出すること。
1.選手権レースの開催月日、区分、部門 2.開催場所、1周の距離 3.レースの走行距離(周回数) 4.その他、必要記載事項
第9条 組織許可
日本レース選手権として認定されカレンダー登録が認められ たレースのオーガナイザーは、下記の期日までに所定の書式に より当該レースの組織許可申請書をJAFに提出しなければな らない。
1)全日本選手権(国際格式) :開催日の4ヶ月前 2) 〃 (国内格式) :開催日の3ヶ月前 3)地方選手権 :開催日の2ヶ月前 第10条 日本レース選手権の公示
JAFは、各年度の初めまでに日本レース選手権として認定 したレースを公示する。
第11条 日本レース選手権の延期、中止、非開催
1.日本レース選手権として認定されたレースの開催を延期 し、または開催が不能となった場合、当該レースのオーガ ナイザーは、その開催予定日の2ヶ月前までに、その理由 を付してJAFに届け出を行い承認を得た上、必要な公示 を行わなければならない。
2.日本レース選手権として認定されたレースを、正当な理 由なく、中止または開催しなかったオーガナイザーは、次 年度の選手権レースの開催を認められない。
第12条 賞の授与
JAFは、第17条および第21条に定める得点基準に基づき、 選手権の各部門の最高得点者をその部門の日本レース選手権保 持者として認定し、「JAFモータースポーツ賞典規定」による 賞典を与える。
第13条 規則違反
1.JAFは、日本レース選手権に適用される規則または規 定に重大な違反を犯した者を選手権から除外することがあ る。
2.JAFは、競技会審査委員会により国内競技車両規則違 反に起因する失格を宣告された者が当該年度に獲得した選 手権得点を遡及して無効とすることがある。
第14条 本規定の特例
やむを得ない事情により本選手権規定を適用できない場合、 JAFがその処置を決定する。
第15条 参加車両
選手権に参加できる車両は、部門毎の選手権統一規則にこれ を定める。
第16条 ドライバーの参加資格
1.SF
1)国際ドライバーライセンスB以上の所持者が参加で きる。
2)上記1)以外の参加資格は、当該選手権統一規則に 従うこと。
2.F3
国内競技運転者許可証A以上の所持者または、限定国内 競技運転者許可証A所持者の内、JAFスポーツ資格登録 規定第2条2.8)に該当する者が参加できる。
国際格式競技の場合は、国際競技運転者許可証B以上の 所持者とする。
ただし、次のいずれかに該当する者は参加できない。
1)当該選手権統一規則に定める当連盟への公式登録申 請時にFIAスーパーライセンスを所持している者。
2)2011年〜2012年のGP2、フォーミュラ・ニッポン またはFormulaRenault35Seriesにおいて、シリーズ ランキング上位8位までの者。
第17条 得点基準 1.全日本選手権の得点は、所定の書式によりあらかじめJ AFに登録されたドライバー、チームおよびエンジンチュ ーナーを対象とする。
2.得点の基準および複数の者が同一の得点を得た場合の上 位者の決定方法は、各部門の選手権統一規則でこれを定め る。
第3章 地方選手権
第18条 参加できる車両
1.F4:
当該年のJAF国内競技車両規則に定めるフォーミュラ 4(F4)とし、本選手権に使用するタイヤは、JAFの 承認のもとでオーガナイザーによって指定されたものを使 用しなければならない。
2.S−FJ:
当該年のJAF国内競技車両規則に定めるスーパーFJ (S−FJ)とし、本選手権に使用するタイヤは、JAF の承認のもとでオーガナイザーによって指定されたものを 使用しなければならない。
3.ツーリングカー:
オーガナイザーからの申請に基づきJAFが承認した技 術規則に定める車両とする。
第19条 ドライバーの参加資格
1.F4
限定国内競技運転者許可証Aを含み、国内競技運転者許 可証A以上国際ドライバーライセンスB以下のライセンス 所持者で、次のいずれかの条件を満たす者が参加できる。
1)過去のレース出場実績が3回以上。
2)過去のレース出場実績が2回以上で、かつJAF公 認レーシングコースにおけるスポーツ走行の経験時間 が4時間以上あってその証明を有すること。
3)過去にレースの出場実績が1回で、かつJAF公認 レーシングコースにおけるスポーツ走行の経験時間が 6時間以上あり、その証明を有すること。
4)JAF公認レーシングコースにおけるスポーツ走行 の経験時間が9時間以上あり、その証明を有すること。 2.S−FJ
限定国内競技運転者許可証Aを含み、国内競技運転者許 可証A以上国際ドライバーライセンスB以下のライセンス 所持者で、上記1.1)〜4)に定めるいずれかの条件を満 たす者が参加できる。
ただし、2010年〜2012年にGP2、フォーミュラ・ニッ ポン、F3のいずれかのレースにおいて3位以内に入賞し た経験を有する者は、参加できない。
3.ツーリングカー
国内競技運転者許可証A以上の所持者が参加できる。
第20条 公式予選
1.公式予選は、最少15分(赤旗による中断時間は除く)と
する。
2.公式予選は、少なくとも決勝レーススタートの2時間前 までに終了していなければならない。
3.ただし、競技会審査委員会がやむを得ない状況であると 判断した場合は、この限りではない。
4.公式予選通過基準タイムは、公式予選で達成されたタイ ムの上位3位までのタイムを平均し、その130%以内とす る。
1.次の得点基準表に基づき、各選手権レースにおける上位 10位までのドライバーに得点を与える。ただし、得点を得 る車両は、当該レースにおける同一部門の優勝車両が走行 した周回数の90%(小数点以下切捨て)以上の周回数を走 行していなければならない。
●
2.ドライバーは、選手権レースによって異なった車両で参 加しても、その車が当該部門の参加車両の規則に合致して いれば、年間を通してその部門の得点は加算される。
3.ドライバーは、複数の選手権レースに出場して得た得点 のうちから、高得点順に次項に定めるレース数の得点を合 計して選手権得点とすることができる。
4.選手権得点の対象となるレース数は、以下の通りとする。
1)F4およびS−FJ:
選手権レースとして成立した当該部門のレースの合 計数の80%(小数点以下四捨五入)とする。
2)ツーリングカー:
選手権レースとして成立した当該部門のレースの合 計数の70%(小数点以下四捨五入)とする。
ただし、開催された当該部門のレースの合計数が5回に 満たない場合、開催された当該部門のレースのすべてが選 手権得点の対象となる。
5.同一部門で、複数のドライバーが同一の選手権得点を得 た場合、次の基準に基づき上位者を決定する。
1)有効得点(上記4 .による選手権得点の対象レース で得た得点)の範囲内で高得点を得た回数の多い順に 順位を決定する。
2)上記1)の回数も同一の場合、当該競技者が獲得し た全ての得点の内、高得点を得た回数の多い順に順位 を決定する。
3)上記1)および2)の方法によっても順位が決定で きない場合は、最終戦における得点をもって決定する。
最終戦の得点によっても順位が決定できない場合は、 最終戦の前の競技会における得点というように遡って 順位が決まるまで続ける。
第22条 本規則の施行
本規則は、2013年1月1日より施行する。
[公示No2012ー081]
標記の件、下記の通り追加申請が承認されましたので、お知 らせいたします。
なお、本大会は、「FIA世界耐久選手権(WEC)第7戦 6 hoursofFUJI」併催レースとして開催されます。
記
・選 手 権 名:2012年 全日本フォーミュラ3選手権 第7大会(第14戦・第15戦)
・開 催 日 程:2012年10月13日(土)〜10月14日(日) ・開 催 場 所:富士スピードウェイ ・格 式:国 内 ・オーガナイザー:富士スピードウェイ(株)、FMC
2012年 全日本フォーミュラ3選手権について
第1条 目的 一般社団法人日本自動車連盟(以下「JAF」という。)は、 2013年(以下「当該年」という。)のラリー競技会において優 秀な成績を収めたドライバーおよびナビゲーター(ラリー競技 開催規定に定めるスペシャルステージラリーにおいてはコ・ド ライバー。以下総称して「ナビゲーター」とい う。)の栄誉を たたえるため、これを認定する日本ラリー選手権規定を制定す る。
第2条 日本ラリー選手権の区分
本選手権は次の通り区分し、それぞれにドライバー部門およ びナビゲーター部門を設ける。
・全日本ラリー選手権(以下「全日本選手権」という。なお、
英語表記はJapaneseRallyChampionshipとする。) ・地方ラリー選手権(以下「地方選手権」という。)
第3条 タイトル
JAFは、国内競技規則とその付則、ラリー競技開催規定お よび本規定に基づいて組織し、開催されるラリー競技会のうち から、第2条に基づき次の2タイトルを付す。
ただし、競技会終了後、選手権競技としての要件を満たさな かったと判断した場合、JAFは当該競技会のタイトルを取り 消す場合がある。
1.全日本選手権として申請された国内格式以上の競技会の うちから、3戦以上10戦以内を「全日本ラリー選手権競技 会」として認定する。
2.各地域から地方選手権として申請された準国内格式以上 の競技会のうちから3戦以上10戦以内を当該地域の「地方 ラリー選手権競技会」として認定する。
第4条 選手権競技および選手権シリーズの成立 1.選手権クラスの成立
全日本選手権は、各クラス5台以上の参加出走台数を以 て、選手権クラスとして成立する。
地方選手権は、各クラス3台以上の参加出走台数を以て、 選手権クラスとして成立する。
2.選手権競技会の成立
全日本選手権、地方選手権の何れも選手権対象全クラス 合計10台以上の参加出走台数を以て、選手権競技会として 成立する。
なお、全日本選手権と地方選手権が併催される場合は、 それぞれ選手権対象全クラス合計10台以上の参加出走台数 を以て、選手権競技会として成立する。
全日本選手権、地方選手権の何れも選手権として成立し た競技会数3戦以上を以て、選手権シリーズとして成立す る。
第5条 適用規則
1.全日本選手権および地方選手権のラリーには、次の規則、 規定が適用される。
1)国際モータースポーツ競技規則およびその付則 2)国内競技規則およびその付則
3)本選手権規定 4)競技会特別規則
2.全日本選手権のラリーには、前項の規則、規定のほか、 別に定める「全日本ラリー選手権統一規則」が適用される。
第2章 全日本選手権
第6条 競技形式および走行距離
1.競技形式はラリー競技開催規定に定めるスペシャルステ ージラリーとする。ただし、JAFが特に認めた場合はこ の限りではない。
2.スペシャルステージの総走行距離は50km以上設定され ていること。
3.やむを得ない理由により競技が短縮された場合において、 それまでに終了したスペシャルステージの総距離が30km を超えており、かつ競技会審査委員会が適当と認めた場合、 当該競技会は選手権として成立したものとする。
第7条 参加車両
1.クラス1(JN−1)およびクラス2(JN−2)に参 加する車両:
1)当該年のJAF国内競技車両規則第2編ラリー車両規 定に定めるラリーRN車両(RN車両)、ラリーRJ車両 (RJ車両)、ラリーRF車両(RF車両)またはラリー AE車両(AE車両)に適合した車両とする。
2)参加車両は、自動車製造者が当該車両(同一車両型式) の生産を中止(終了)した10年後の当該年末まで参加車 両の資格を有する。
3)参加車両には4点式以上のFIA公認安全ベルトを装 備しなければならない。
4)ラリーRF車両(RF車両)で参加する場合、ホイー ルおよびタイヤについては、当該年のJAF国内競技車 両規則第2編ラリー車両規定第3章第6条RJ車両規定 に従うこと。
2.クラス3(JN−3)およびクラス4(JN−4)に参 加する車両:
1)当該年のJAF国内競技車両規則第2編ラリー車両規 定に定めるラリーRN車両(RN車両)またはラリーR J車両(RJ車両)に適合した車両とする。
2)参加車両には4点式以上のFIA公認安全ベルトを装 備しなければならない。
3.過給器付き車両に関しては、当該年のJAF国内競技車 両規則第2編ラリー車両規定第3章第3条3.17)に定められ たエアリストリクター装着に際し、最大内33mm(外径: 39mm未満)とすることが許される。
第8条 クラス区分
参加車両は気筒容積に基づき下記の通りクラス区分される。 クラス1(JN−1):気筒容積が1400cc以下の車両、お よびAE車両(気筒容積別区分な し)
クラス2(JN−2):気筒容積が1400ccを超え1500cc以 下の2輪駆動車両
クラス3(JN−3):気筒容積が1500ccを超え3000cc以 下の車両
クラス4(JN−4):気筒容積が3000ccを超える車両 第9条 参加資格
全日本選手権競技に出場するものは、参加申し込み締め切り 時点において、参加車両を運転するのに有効なる運転免許を取 得後1年以上経過していなければならない。
第10条 得点基準および選手権順位の決定 1.得点基準 1)クラス別得点
選手権として成立した各競技で完走したドライバーお よびナビゲーターに対し、競技結果成績に基づき、第8 条に定めるクラス別の順位に従って下記の表による得点 を与える。
ただし、不成立となったクラスの車両が参加出走した 場合において、隣接する上位クラスが成立しているとき は、そのクラスは当該車両を含んだ順位に基づいて得点 が与えられるものとする。
2)得点係数
にJAFに申請し承認を得ることを条件に下記の措置を講ず ることが出来る。
1.クラス毎にエアリストリクターの装着を義務付けること、 または任意とすること。
クラス別得点には、実際に行われたスペシャルステー ジの総距離および路面に従って以下の係数を乗じる。な お、小数点以下の得点も全て生かすものとする。
8位 7位 6位 5位 4位 3位 2位 1位 順位 1点 2点 3点 4点 5点 6点 8点 10点 得点 グラベル MIX ターマック スペシャルステージの距離 0.8 0.8 0.8
1.2 100㎞~150㎞未満
MIXとは、スペシャルステージの総距離の50%以上 90%未満がグラベル路面であることとする。
3)デイ別得点
選手権として成立した各競技の各デイにおける第8条 に定めるクラス別の順位に従って上位3位のドライバー およびナビゲーターに対し、デイ毎に下記の表による得 点を与える。
なお、当該得点には、上記2)の得点係数は乗じない。
2.選手権順位の決定
1)選手権として成立した競技会数が8戦以上の場合は高 得点順に7戦を、7戦以下の場合は全戦を得点合計の対 象とする。
2)上記1)に従って各競技者のクラス別得点を合計し、 その合計得点が多い順にクラス別選手権順位を決定する。
JAFは、このクラス別選手権順位において第1位とな ったものを、クラス選手権者として認定する。
3)上記2)において、クラス別得点の合計が複数の競技 者について同一となった場合は、上位得点の獲得回数が 多い順に順位を決定する。
4)上記3)によっても順位が決まらない場合は、当該競 技者が得たすべての得点のうち、上位得点の獲得回数が 多い順に順位を決定する。
5)上記4)によっても順位が決まらない場合は、下記の 通りとする。
(1)1位が複数存在する場合は、上位得点を獲得した 競技会の総出走台数または各クラスにおける出走 台数の多い順、次に当該年に全日本選手権競技に 出場した回数の多い順に順位を決定する。
(2)上記(1)以外の場合は、同順位として認定する。
ただし、下位の者の順位は繰り上げない。
全日本選手権競技会を開催するオーガナイザーは、競技会特 別規則書に記載された参加受付日から競技会終了までの間事務 局を設置し、かつ担当の事務局員1名以上を常駐させなければ ならない。
参加できる車両は、当該年のJAF国内競技車両規則第2 編ラリー車両規定に定めるRN車両、RJ車両、RF車両ま たはAE車両とする。
ただし、RF車両のホイールおよびタイヤについては、当 該年のJAF国内競技車両規則第2編ラリー車両規定第3章 第6条RJ車両規定に従うこと。
なお、過給器付車両のエアリストリクターについては、開 催地域毎に当該地域の地方選手権を構成するオーガナイザー のすべての同意を得たうえで、当該年の前年の11月15日まで
2.エアリストリクターの装着を義務付ける場合、そのサイ ズは、クラス毎に最大内径32mm(外径:38mm未満)また は最大内径33mm(外径:39mm未満)の何れかを設定する こと。
第13条 クラス区分
参加車両は気筒容積に基づき下記1.または2.のいずれか の方法によりクラス区分される。
1.全日本選手権と同クラス区分
2.開催地域別に任意に設定されるクラス区分:
次の1)〜3)の要件すべてを満たすことにより、クラ ス区分を任意に設定することができる。ただ し、1)〜 3)の要件のいずれかでも満たすことができない場合は、 上記1.の全日本選手権と同一クラス区分とする。
1)クラス区分は、当該年のJAF国内競技車両規則第2 編ラリー車両規定第1章一般規定第5条に基づき、最大 4区分以内とすること。
2)当該地域の地方選手権を構成するオーガナイザーすべ ての同意を得ること。
3)上記1)および2)について、当該年の前年の11月15 日までにJAFに申請すること。
第14条 参加資格
1.地方選手権に出場するものは、参加申し込み締め切り時 点において、参加車両を運転するのに有効なる運転免許を 取得後1年以上経過していなければならない。
2.地方選手権の地域区分は、下記の5地区に分割する。
JAF北海道ラリー選手権:北海道
JAF東日本ラリー選手権:青森、秋田、岩手、山形、 宮城、福島、新潟、長野、 山梨、群馬、栃木、茨城、 埼玉、東京、神奈川、千葉 JAF中部・近畿ラリー選手権:静岡、富山、石川、 福井、岐阜、愛知、 三重、大阪、兵庫、 滋賀、京都、奈良、 和歌山 JAF中四国ラリー選手権:岡山、鳥取、島根、広島、 山口、香川、徳島、高知、 愛媛 JAF九州ラリー選手権:福岡、大分、佐賀、長崎、 熊本、宮崎、鹿児島、沖縄 3.各地方選手権は原則として、上記に区分された当該地区 内にすべての行程が設定されなければならない。
第15条 得点基準および選手権順位の決定
1.得点基準
選手権として成立した各競技会で完走したドライバーお よびナビゲーターに対し、競技結果成績によ り、第13条に 従って設定されたクラスごとに、下記の表による得点を与 える。
ただし、不成立となったクラスの車両が参加出走した場 合において、隣接する上位クラスが成立しているときは、 そのクラスは当該車両を含んだ順位に基づいて得点が与え られるものとする。
8位 7位 6位 5位 4位 3位 2位 1位 順位 1点 2点 3点 4点 5点 6点 8点 10点 得点
1)選手権として成立した競技会が7戦以上の場合は高得 点順に6戦を、6戦以下の場合は全戦を得点合計の対象 とする。
2)上記1)に従って各競技者の得点を合計し、その合計
得点が多い順にクラス別の選手権順位を決定する。JA Fは、この選手権順位において第1位となったものを、 当該地区における各クラスの選手権者として認定する。
3)上記2)において、得点の合計が複数の競技者につい て同一となった場合は、上位得点の獲得回数が多い順に 順位を決定する。
4)上記3)によっ ても順位が決まらない場合は、当該競 技者が得たすべての得点のうち、上位得点の獲得回数が 多い順に順位を決定する。
5)上記4)によっ ても順位が決まらない場合は、下記の 通りとする。
(1)1位が複数存在する場合は、上位得点を獲得した 競技会の各クラスにおける出走台数の多い順、次 に当該年に当該クラスの地方選手権競技会に出場 した回数の多い順に順位を決定する。
(2)上記(1)以外の場合は、同順位として認定する。 ただし、下位の者の順位は繰り上げない。
第16条 ブリーフィング
すべてのクルーおよび競技参加者は、必ずブリーフィングに 出席し、かつ出席表に署名しなければならない。
ただし、ブリーフィングを実施しない場合、オーガナイザー はすべてのクルーおよび競技参加者に対する指示事項を公式通 知にて発行し、参加確認時に書面にて配付するものとする。な
お、当該指示事項に追加/変更を生じた場合には、当該競技会 審査委員会の承認のもと再度、公式通知にて発表する。
第17条 保険
1.オーガナイザーは保険に関し、ラリー競技開催規定第6
条に定める措置を講じること。 2.オーガナイザーは上 記1.の保険に加え、当該競技会の 参加者に対して傷害保険を付保すること。ただし、参加者 自身が傷害保険(または共済等)に加入しており、かつそ の事実が書面等の確実な手段によって証明される場合はこ
の限りではない。
第18条 参加申し込み者に対する参加拒否
オーガナイザーは国内競技規則により、参加者に対して理由 を示すことなく参加を拒否することが出来るが、この場合3日 以内に当該理由を付してJAFに報告しなければならない。
第19条 選手権競技の延期、中止、非開催
標題の「ラリー競技開催規定の一部改正につい て」は、誌面 の都合上、次月号掲載とさせていただきます(付則4項を含む)。 なお本改正は、JAFモータースポーツホームページにおいて、
1.オーガナイザーは、選手権競技会の延期、または開催不 能の場合、その開催予定日の2ヵ月前までに、JAFにそ の理由を付して届け出を行い承認を受けたうえ、必要な公 示を行わなければならない。
2.正当な理由なく、認定された選手権競技会を延期もしく は中止した場合、または当該競技会を開催しなかった場合、 そのオーガナイザーに対しては、翌年の選手権競技の開催 を認めない。
またJAFは、組織許可申請以前の開催中止であっても、 規則違反とみなし、罰則を適用することがある。
第20条 競技規則違反
1.道路運送車両の保安基準(昭和26年運輸省令第67号)ま たは国内競技車両規則に起因する失格を決定された競技者 は、当該年の全得点が無効となる場合がある。
2.オーガナイザーに規則違反または著しい競技運営の不備 があったとJAFが判断した場合、そのオーガナイザーに 対しては、翌年の選手権競技の開催を認めない。
第21条 オブザーバーの派遣
1.JAFは、選手権競技会の運営状況を確認するため、必 要に応じてオブザーバーを派遣し、その報告に基づき必要 な措置を講じることができる。
2.翌年に新たな全日本選手権競技会(申請時点で当該年の 全日本選手権カレンダーに登録されていない競技会)の開 催を計画しているオーガナイザーは、カレンダー申請前に 候補競技会(原則として地方選手権競技会であること)の 運営状況についてオブザーバーによる確認を受けていなけ ればならない。
3.過去3年以内(3年前の年の1月1日から本選手権カレ ンダー登録申請締切日までの間)に全日本選手権競技会を 開催した実績のあるオーガナイザーは、上記2.は適用さ れない。
第22条 本規定の特例
やむを得ない事情により、本選手権規定を適用できない場合 は、JAFにおいて、その処置を決定する。
第23条 本規定の施行
本規定は、2012年9月1日から施行する。 以上
[公示No2012−083]
既に2012年8月10日付「JAFモータースポーツニュースNo233」 により発表しておりますので、ご参照ください。
[公示No2012−084]
JAFモータースポーツ審議会(7月26日開催)の審議結果 に基づき、2012年JAFモータースポーツ誌6月号にて公示し た標記選手権規定を一部改正しましたので、お知らせいたしま す。
2013年日本ジムカーナ/ダートトライアル選手権規定
第12条 選手権の部門およびクラス区分
1.日本ジムカーナ選手権
1)全日本ジムカーナ選手権:
(1) (略)
(2)クラス区分:
PN、N、SA、SC、D、AEの各部門は、参 加車両の気筒容積に基づき、下記の通りクラス区 分される。
スピードPN車両部門:
2013年日本ジムカーナ/ダートトライアル選手権規定の一部改正について
クラス1:気筒容積1600cc以下の2輪駆動(FF、 FR)のPN車両。
クラス2:気筒容積1600ccを超える2輪駆動(F F、FR)のPN車両。
クラス3:気筒容積1600ccを超える2輪駆動(F F、FR)のPN車両のうち、FIA /JAF公認発行年またはJAF登録 年が2012年1月1日以降の車両。
クラス4:クラス1、クラス2およびクラス3に 該当しないPN車両。
(以下略)
2)地方ジムカーナ選手権:
(1)(略)
(2)クラス区分:
下記①または②の何れかのクラス区分とする。
①全日本選手権と同クラス区分
②開催地域別に任意に設定されるクラス区分 ※次のa.〜c.の要件全てを満たし、JAFの 承認を得ることを条件として、クラス区分を任 意に設定することができる。ただし、a.〜c. の要件の何れかでも満たすことができない場合 は、上記①の全日本選手権と同一クラス区分と する。
a.クラス区分は最大14区分以内とすること。ク ラス区分に際しては、単一部門内でクラス区分 を組み合わせるのみでなく、異なる部門(PN、 N、B、SA、SC、D、AE)を合体してク ラス区分を組み合わせることも認められ、また、 駆動輪別(前輪駆動、後輪駆動、2輪駆動、4 輪駆動等)によるクラス区分を組み合わせるこ とについても認められる。
さらに、それらのクラス区分毎に国内競技車 両規則第3編スピード車両規定第3章〜第6章、 第9章に対し、選手権シリーズを通じて特定の 制限を加えることも認められる。
b.同一地域の地方選手権を構成するオーガナイ ザー全ての同意を得ること。
c.上記a.およびb.について、当該年の前年 の11月15日までに、その内容を記した書面をJ AFに提出すること。
2. (略)
第13条〜第37条 (略)
第38条 本選手権規定の施行
本選手権規定は2012年9月1日から施行する。 以上
一般社団法人日本自動車連盟(以下「JAF」とい う)は、 2014年(以下「当該年」という。)のサーキットトライアル競 技会において優秀な成績を収めた者の栄誉をたたえるため、こ れを認定する日本サーキットトライアル選手権規定を制定する。
日本サーキットトライアル選手権競技は「FIAの国際モー タースポーツ競技規則に準拠したJAFの国内競技規則とその
付則(本選手権規定およびスピード行事競技開催規定を含む) ならびに当該選手権競技会特別規則」に従って開催される。
第1条 選手権の区分
日本サーキットトライアル選手権は次の通り区分する。
地方選手権
地方選手権の呼称は、1サーキットで1シリーズを構成す るものについては、開催されるサーキット名およびオーガナ イザー名を付し、また、複数のサーキットで1シリーズを構 成するものについては当該地方名を付する。
第2条 選手権競技会の格式
準国内競技または国内競技とする。
第3条 選手権競技会の数 各々最大開催数を10大会とする。
第4条 オーガナイザー
公認団体、加盟団体または公認クラブが組織できる。
第5条 選手権の申請資格
第4条の団体またはクラブのみ申請することができる。
ただし、申請資格を満たさない加盟クラブとの共催による 申請は3クラブ以内であれば認められる。
第6条 選手権の登録申請
選手権の登録申請は、国内スポーツカレンダー登録規定に 従いカレンダー登録申請し、同時にJAF所定の申請書に従 って以下の事項を記載ならびに添付して提出すること。
1.選手権の開催月日
2.選手権の開催場所
3.コース公認申請者の同意:
カレンダー登録申請時点で当該選手権開催に有効なコー ス公認許可証を所持しているコース公認申請者の同意を必 要とする(カレンダー登録申請者の競技会開催日に関する 同意欄を使用することとする)。
4.その他必要事項
第7条 選手権開催日程
当該年の1月1日〜10月第4日曜日
第8条 選手権の認定
JAFは、当該選手権として申請された中から日本サーキ ットトライアル選手権競技会に適合する競技会を当該選手権 競技会として認定する。
当該選手権競技会として認定を受けるオーガナイザーは、 選手権競技会に関するJAFからの指示事項に従わなければ ならない。
JAFは、競技会終了後選手権競技会としての要件を満た さなかったと判断した場合には、当該競技会のタイトルを取 り消す場合がある。
第9条 選手権競技会の公示
JAFは、認定された選手権競技会を、当該年度の始めま でに公示する。
第10条 選手権競技会の組織許可申請
選手権として認定された競技会は以下の期日までにJAF 所定の書式により組織許可申請書類を開催日の2ヶ月前まで にJAFに提出しなければならない。
第11条 参加車両
1.B部門:
B部門に参加する車両は、当該年度車両規則第3編スピ ード車両規定に定めるスピードB車両(B車両)に適合し たものとする。
2.AE部門:
AE部門に参加する車両は、FIA公認車両、JAF公
認車両またはJAF登録車両で、当該年度車両規則に定め る当該車両規定に適合したものとする。
第12条 選手権の部門およびクラス区分
1.部門:
第11条「参加車両」の分類に基づき、B部門およびAE 部門により構成される。
2.クラス区分:
1)B部門
最大3クラスとし、次 の(1)〜(3)の要件全て を満たすことを条件にクラス区分を任意に設定する。
(1)気筒容積別、または駆動輪別(前輪駆動、後輪 駆動、2輪駆動、4輪駆動等)に区分する。さら に、特定の制限を加えることができる。
(2)当該シリーズを構成するオーガナイザー全ての 同意を得ること。
(3)上記(1)および(2)について、当該年の前 年の11月15日までに、その内容を記した書面をJ AFに提出すること。よるクラス区分を組み合わ せることについても認められ、最大3クラスをオ ーガナイザーが設定すること。
2)AE部門
クラス区分なし
第13条 参加資格
当該年度有効なJAF競技許可証所持者とする。
第14条 参加台数
各選手権競技会の参加台数は原則として制限しない。
第15条 選手権シリーズおよび選手権競技の成立
1.選手権シリーズの成立
第12条で定められた各選手権競技会が当該年度で本条2. に従って3回以上開催されなければ当該各部門各クラスの 選手権シリーズは成立しない。
2.選手権競技の成立
各競技会において各部門各クラス3台以上の出走を以っ て成立する。
第16条 選手権競技会の延期、中止、非開催 オーガナイザーは、登録された選手権競技会が延期、中止、 開催不能の場合、その開催日の2ヶ月前までに理由を付して JAFに届出を行い、承認を得たうえで、必要な公示を行わ なければならない。
正当な理由なく認定された選手権競技会を中止、または開 催しなかったオーガナイザーに対しては、次年度の選手権の 登録申請を認めない場合がある。
また、JAFは組織許可申請以前の中止であっても、規則 違反とみなし、罰則を適用することがある。
1.選手権競技会に適用されるすべての規則または規定に対 する違反があった場合、JAFは当該違反者に対し罰則を 適用する。
2.道路運送車両の保安基準(昭和26年運輸省令第67号)ま たは国内競技車両規則に起因する失格を決定されたドライ バーは、当該年度の全得点が無効となる場合がある。
第18条 選手権保持者の認定
1.JAFは第12条の各部門各クラスの最高得点者を地方選 手権保持者として認定する。
2.得点合計の対象は、選手権として成立した当該クラスの 競技会の70%(小数点以下四捨五入)とし、高得点順に合 計する。ただし、開催された当該選手権クラスの競技会の 合計数が5競技会に満たない場合は、開催されたすべての 競技会が得点の対象となる。
3.複数の競技者が同一得点を得た場合は、下記に従い順位
1)有効得点(選手権として成立した当該クラスの競技会 数の70%(小数点以下四捨五 入))の範囲内で高得点を 得た回数の多い順に順位を決定する。
2)上記1)の回数も同一の場合、当該競技者が獲得した すべての得点のうち、高得点を得た回数の多い順に順位 を認定する。
3)上記2)の方法によっても結果が出ない場合には、同 順位として認定する。
ただし、下位の者の順位は繰り上げない。
例)2位が複数の場合:1位、2位、2位、4位
第19条 得点基準
各選手権競技会の各クラスごとに競技結果成績に基づき下 記の得点を与える。
得点基準表:
10位 9位 8位 7位 6位 5位 4位 3位 2位 1位 順位 1点 2点 3点 4点 6点 8点 10点 12点 15点 20点 得点
第20条 賞の授与
日本サーキットトライアル選手権保持者として認定された 者に対し、JAFは資格認定証およびJAFが別に定める 「JAFモータースポーツ賞典規定」による賞典を与える。 第2章 競技に関する規定
第21条 順位の決定
原則として競技は2ヒートで行う。2ヒートのうち良好な ヒートのタイムを採用し最終の順位(競技結果)とする。同 タイムの場合は下記に従い順位を決定する。
1.セカンドタイムの良好な者。
2.排気量の小さい順。
3.競技会審査委員会の決定による。
第22条 競技会の成立、延期、中止、短縮
1.保安上または不可抗力のため競技会実施あるいは続行が 困難になった場合、競技会審査委員会の決定により競技会 の成立、延期、中止、短縮を行う場合がある。
2.競技は第1ヒートが終了した時点で成立する。
3.オーガナイザーは、競技会の延期のため参加者が出場で きない場合、または中止の場合は参加料を返還すること。 ただし、天災地変の場合はこの限りでない。
第23条 保険
オーガナイザーは保険(共済制度を含む)に関し、自動車 競技の組織に関する規定第8条2.に定める措置をとること。
第24条 競技会特別規則
オーガナイザーは、JAFの承認を得て当該選手権競技会 の特別規則を発行すること。
第4章 選手権規定の施行に関する規定
第25条 本規定の特例 やむを得ない事情により、本選手権規定を適用できない場 合には、JAFがその処置を決定する。
第26条 選手権規定の変更
JAFは年度途中においても本選手権規定を見直す場合が ある。
第27条 本選手権規定の施行 本選手権規定は2013年1月1日から施行する。
[JAF公認No.2012-0009] 開開催日:8月3~4日 開催場所:鈴鹿サーキット 格式:国際 主催:㈱モビリティランド[団体登録No.公認13001]、一般社団法人日本自動車連盟 フォト/益田和久 レポート/JAFスポーツ編集部
今年も「ソーラーカーレース鈴鹿」がFIA ALTERNATIVE ENERGIES CUPの一戦 として、8月3日~4日に鈴鹿サーキットで 開催された。
5時間耐久レースへと大きな変革を遂げた 昨年は、トップカテゴリーであるドリームク ラスの芦屋大学ソーラーカープロジェクト (A)と大阪産業大学(OSU)がともにバッテ リー切れで一時ストップしてしまう、という
激戦の末に、芦屋大Aチームが総合優勝のタ イトルを手に入れた。
5時間耐久2年めの今年は、「レースが変 わって、コース半周分のエネルギー計算な ど、さらに綿密なマネジメントが必要になり ましたが、しっかり対策は立ててきました」 (村上雅享マネジャー)と王座奪回を虎視眈々 と狙うOSUを筆頭に、各チームとも5時間 を走り抜く準備は万端。
王者、芦屋大Aチームも「昨年のレースで バッテリーの底とペース配分も把握して、見 えなかった部分も全て把握できています」と
スをリードしたい、と万全の態勢でライバル たちを迎え撃つ。今年も“静かで熱い戦い”が 期待された。
3日午後に行われた、事実上の予選となる フリー走行は、90分ある走行時間の中、多く のチームが序盤でタイムアタックを敢行。残 りの時間をマシンのチェックとレースシュミ レーションに費やす、という戦略を取る。こ の中、OSUのエース、三浦愛選手が2周めに コースレコードとなる3分36秒362を叩き 出し、ポールポジションを獲得した。
2番手は約7秒差で芦屋大Aチームがつ け、約30秒差の3番手は、インホイールモ ーターに変更し、大きく戦闘力が上がった、 というドリームクラスのアステカ・レーシン グチームが獲得。
その直後につけたのは、昨年のFIAオリ
1. 今年もOSUとのマッチレースでサーキットを沸かせた芦屋大Aチームだが総合2位に終わり、連覇ならず。
2. 総合19番 手スタートから追い上げたteam miyakouはドリームクラス初参戦で3位獲得。3. オーストラリアでのレースで好走したマ シンを投入した芦屋大学ソーラーカープロジェクト(C)。太陽電池からの電力供給が途絶えるトラブルを抱えたまま、ドリ ームクラス4位と実力の片鱗を見せた。
ソーラーカーレース鈴鹿を共催するJAFは、 インターネット動画共有サービス『Ustream』 で今回の一戦の模様を生放送する、という初 の試みを、JAF電気・ソーラーカー部会および ㈱モビリティランドの協力を得て行った。
鈴鹿サーキットの大型スクリーンで流れる 決勝レースの映像と実況を共有し、4時間耐久 はゴールまでの1時間半、5時間耐久はスター トからゴールまで、独自に制作したトップチー ムのインタビューやチーム紹介などのサブコ ンテンツを織り交ぜて生放送した。
様々な番組が乱立し、激戦区となるUstre amの週末の放送ながら、視聴者数によるラン キングで29位を獲得。「“ソー シャルストリーム”でコメントを 投稿することで、視聴者も番組
11.12. 初の試みを成功裏に収めた今回 の生放送。来年の生放送に向けて、サ ブコンテンツや予告放送の拡充など、 パワーアップすべく企画中、ということ で、来年はさらに見ごたえのある番組 が期待できそうだ。
ら1回に変更。対するOSUは三浦愛選手の走 行を終盤まで延ばす、という作戦に変更した。
芦屋大Aチームは38周めに右フロントタ イヤが限界に達してパンクを喫するも、大事 に至らず走行を続行、その翌周に作戦通りの ピットインでドライバーとタイヤを3本とも 交換。一方、4輪でタイヤに優しいOSUは残 り1時間半ほどとなった47周めにピットイ ン。ドライバーとフロントタイヤのみを交換 して、トップを守ってコースに戻った。 その時点でトップのOSUと芦屋大Aチー
に参加できることもUstreamの魅力のひとつ です。現場と視聴者、あるいはサーキットに 行けないチーム関係者の方々がコミュニケー ションを取れる場を作ることで、よりリアルな 大会の魅力を伝えていきたいです」(JAF広報 部・柏倉保職員)と、初の試みながらJAFとし ても手応えを感じる結果となった。
なお、今回のレースの模様は、下記の番組 で現在録画放送中だ。見逃した人は是非、ア クセスしてみよう。
URL http://www.ustream.tv/
番組名 Solar Car Race Suzuka2012 JAF
の可変界磁機構の動きに不調をきたし、得意 のスピードが活かせなくなった芦屋大Aチー ムは、OSUのペースに付いていくことがで きなくなり、勝負あり。最終的には65周を 周回したOSUが、5時間耐久での初優勝を飾 った。
ンピアクラスチャンピオンである、芦屋大学 ソーラーカープロジェクト(B)。兄貴分のA チームと同じ太陽電池を搭載し、発電量が 1.5倍になったという効果を発揮、昨年から 20秒近くもタイムアップし、4番グリッドを 確保と好位置に着けて翌日の決勝を迎えた。
快晴となった4日の正午にスタートが切ら れた決勝レースは、OSUがホールショット を決め、芦屋大Aチームがピタリと背後につ ける。アステカもこの2台に食らい付いて行 くも、前の2台との差は徐々に広がってい き、30分ほどで周回遅れとなってしまう。
序盤は4分台前半のラップタイムで、抜き つ抜かれつの攻防を繰り広げた2台だが、開 始1時間半ほどで、天気予報より1時間ほど 早く雲が出てきたことによってレースが動き 始める。雲によってペースを落とさざるを得 なくなった分、タイヤに余裕ができた、と判 断した芦屋大Aチームはタイヤ交換を2回か
フリー走行から芦屋大Bチームが頭ひとつ 抜け出た感のあったFIAオリンピアクラス は、その芦屋大Bチームがトップを一度も譲 ることなく、クラス3連覇を達成。 総合でも 3位表彰台を獲得するという速さを披露し、 オリンピアクラスマシンの可能性を示した。 2位は金沢工業大学夢工房が獲得。「途中、 順位を争うような状況になって、ドライバー
実力が拮抗するチャレンジクラスは、市立堺高校が終盤の逆転劇で2度めの栄冠に輝いた。5. ニューマシン2年め、完走を 勝利の目前でパンクに泣いた柏会はチャレンジクラス3位となった。 ていましたが、想像以上で驚いています」と語る速さを見せた芦屋大Bチームが圧勝でオリンピアクラスV3。
18歳以下の高校生を中心としたエンジョイⅠ クラスと、年齢制限が無いエントリークラスのエ ンジョイⅡクラスの混走となった4時間耐久レー ス。昨年のこのクラス総合2位でⅡクラスのチャ ンピオン、オリンパスRSをはじめに各チームが 王座を狙う。
一方、昨年のエンジョイクラス総合王者、Ⅰク ラスの平塚工科高校社会部は顧問の白澤敏広教諭 が他校に転任。長年、白澤教諭とともに部を率い
た小澤健人教諭が引き継いだ。「チャンピオンを 引き継いだプレッシャーはありますが、配線など を見直してリフレッシュしたマシンとともに、良 い結果を目指します」と心機一転、総合2連覇を 目指す。
早朝7時、快晴の下スタートした決勝レース。
千葉黎明高等学校工学部が4番手から抜群のスタ
ートで抜け出し、ホールショットを決める。しか し、3番手スタートの平塚工高も2番手に上げて 黎明高校を追い、2台による抜きつ抜かれつの攻 防を繰り広げるも、4周めにトップに立った平塚 工高が5分30秒前後のタイムを並べ、黎明高校 を大きく突き放す。
しかし、10周めに黎明高校、パンダサンチーム との2番手争いを制したオリンパスが追撃開始。 13周め、周回遅れの処理の間隙をついて、つい にトップを奪取。その後は20秒前後のマージン を保ちながら、レースをリードする。
レース半分を迎えた2時間後の22周めにオリ ンパスが、26周めに平塚工高がドライバー交代で ピットイン。いよいよ勝負を決する後半に突入す る。残り30分を切ったところで、3位を好走して いたパンダサンチームがスローダウン、13番手か ら着実に順位を上げてきた神奈川工科大学ソーラ ーカープロジェクトにその座を明け渡すと、つい にS字でマシンを止めてしまう。
お互い5分10秒前後のラップタイムを刻み、手 に汗握る攻防を展開する。しかし、残り時間もあ と僅かとなった43周めのバックストレートで差 を詰めた平塚工高は、迎えた44周め、ホームス トレートでオリンパスに並び、1コーナーで一気 にトップに浮上する。 「実は、抜かれる前の周にパンクしていたんで す。幸いタイヤに空気が残っていたので、走り続 けることができました」(ドライバーの関博之選 手)というオリンパスには再び追撃する力は無く、 平塚工高が4時間耐久の新記録となる45周を周 回、力強い走りで2連覇のチェッカーフラッグを 受けた。
15. 目標の42周にあと1周届かなかった神戸高専ソーラー カーチームはⅡクラス3位。16. 大分工業高校自動車部は総 合22番手スタートからジャンプアップ、総合7位/Ⅰクラ ス3位でフィニッシュ。17.4時間耐久レース総合表彰台の 皆さん。左から2位オリンパス、優勝の平塚工高、3位神奈 川工大。18.19. 貫録のレース運びで総合2連覇、Ⅰクラス 3連覇を果たした平塚工高の皆さん。20. 総合2位/Ⅱクラ ス連覇を果たしたオリンパスは「目標達成の45周は満足だ けど最後、パンクで勝負出来なかったのは悔しいです」(山 本武氏)と来年の雪辱を誓った。21. 昨年に続きⅠクラス2 位となった千葉黎明高校は「新装したバッテリーなどの良い データもとれました。来年こそは頂点を獲りたいですね」 (石井弘教諭)とさらなる飛躍を目指す。22. 目標だった完走 と、40周越えの43周を走り抜き、総合3位/Ⅱクラス2位 となった神奈川工大。
が熱くなりそうな時でも我慢してもらって、
自分たちで決めたペースで走り切れたので、 良い結果になりました」(エントラントの内山 翔太さん)と、トラブルで結果が残せなかっ た昨年の雪辱を果たした。
力のあるベテランチームが集い、接戦が期 待されたチャレンジクラスはスタートで一歩 飛び出した昨年のチャンピオン、Team MA XSPEEDが序盤をリードするも、リアタイ
ヤにトラブルを抱えて緊急ピットインし、優 勝戦線から脱落してしまう。
代わってトップに立った柏会は一時、総合 3位に上がる快走でリードするが、残り10 分を迎えるという52周めに痛恨のパンクを
で走ることを徹底しています。だから参戦以 来、必ずクラストップ3に入り続けているん です」(エントラントの山田喜夫教諭)という 市立堺高校が、2005年以来という2度めのク ラス優勝を果たした。
5時間耐久レース2年めを迎えた今回の一 戦は、刻々と変化する天候や、ライバルチー ムの動向にも動じず、自分たちで決めた作戦 を忠実に守り、実行できたチームが結果的に 好成績を収める形となった。
この2年間で教訓を得たライバルたちが、 どんなストラテジーを立てて挑んでくるの か、来年の「ソーラーカーレース鈴鹿」も見ど ころが多い、楽しみなレースとなりそうだ。
13. 予報より1時間程早く出た雲の影響もあり、多くのチームが急 遽作戦を変更。今年もレースマネジメントの難しさを痛感させるレ ース展開となった。14.5時間耐久レース総合表彰台の皆さん。左 から2位芦屋大Aチーム、優勝のOSU、3位芦屋大Bチーム。
D部門は谷田川敏幸選手がク ラス移籍後初の1勝を飾った。
全日本ダートトライアル選手権は7月の青森 切谷内の一戦から後半戦に突入した。例年より 1戦減って今年の全日本ダートラは全7戦の開 催。前半取りこぼしたドライバー達は、もう後 がない。
そんな起死回生の走りを見せたのがSA2ク ラスの荒井信介選手。1本めの5位から見事な 逆転を見せて今季2勝めをゲット。北村和浩選 手の4連勝を阻止して、タイトルレースに踏み とどまった。「今日勝たないと終わっちゃうから ね(笑)。1本めが悪すぎたから、2本めはその修 正はできたかな。超硬質路用の036を履いて コーナリングスピードをどこまで上げられるか の勝負だったと思うけど、抑えなきゃいけない
所もあって難しい路面でした」と、北村選手と の激闘を振り返った。
一方、N1クラスは内藤聡選手が2本ともベス トを獲って快勝。ポイントリーダーの児島泰選 手に2ポイント差に詰め寄った。こちらも超硬 質路面用の91で勝負に出たのが報われた。 「91ならこうすれば速いはずだ、という走り だけをイメージして走りました。ここで勝た ないと児島さんに追いつけないと思ってたん で嬉しいです」と胸をなでおろしていた。 N4クラスは佐藤隆行選手が、地元東北勢 の一人、星盛政選手をコンマ1秒抑えて優 勝。一カ月前の第4戦門前で転倒、ギリギリ で修復なったエボで臨んだ佐藤選手は「正
2.SC1は地元の小笠原善雄シビックがチャンプ工藤清美選手を 破って優勝。
IN KIRIYANAI[JAF公認No.2012-6021] 開催日:7月22日 開催場所:サーキットパーク 切谷内 格式:国内 主催:MSCはちのへ[クラブ 登録No.加盟02024]、AKITA[クラブ登録 No.加盟05026]、S.S.C[クラブ登録No.加 盟04033] フォト/水野文幸、JAFスポーツ編集部 レポート/JAFスポーツ編集部
直、いつもの走りの感覚がまだ戻りきらなかっ たですが、北村さんの“気持だけは攻め続けろ” というアドバイスを守ろうと思って走ったら勝 てました」と北村選手に感謝しきり。ポイントリ ーダーの座を守った。
D部門では1本め、4番手と出遅れた谷田川 敏幸選手が逆転優勝。待望のD部門初ウィン を飾った。「ここまで遠かったなぁ(笑)。軽量 化したのを意識しすぎて、セットがチグハグに なっていたので、自分の走りができるマシンに セッティングを見直したのが良かった」と谷田 川選手。タイトルは開幕4連勝の炭山義昭選手 が確定済みだが、残る2戦、タイトルレースと はまた別のガチンコ勝負が注目を集めそうだ。
3.SC3平塚忠博選手は今季最上位の2位を獲得。
4.14.SA2荒井信介選手は背水の陣となった一戦を制して タイトルへ望みを繋げた。
5.N1今隆志選手は地元で大健闘の2位獲得。
6. 東北の名手、星盛政選手も堂々の2位入賞。
7.D 部門初優勝の谷田川敏幸選手。待望の勝利に笑顔がほころんだ。
8. 切谷内出身のSA1関澤直人選手は金星にあと一歩の2 位。
9. 切谷内で優勝経験を持つN2三上満宏選手は2位に入って“続投”を宣言。10. 門前に続くPN2連勝でランキングも3 位浮上の佐藤卓也選手。11.SC3吉村修選手は3連勝でタイトルレースを独走。12. 前戦の転倒を払拭する走りで3勝めマ ークのN3佐藤隆行選手。13.N1内藤聡選手はタイトル奪回に弾みをつける3勝めをゲット。16.SC2で今季、全日本初優勝 を果たした宮木健郎選手はN2初優勝も勝ち取った。
全日本ラリー選手権第5戦 モントレー2012in渋川[JAF公認No.2012-1119]
開催日:7月27~29日 開催場所:群馬 格式:国内 主催:TAG[クラブ登録No.加盟10030] 全日本ラリー選手権第6戦 第48回大阪電通大チャリティーラリー
全日本ラリー選手権は、本格的な夏の訪れと ともにターマックラウンドに突入した。7月末には、 実に9年ぶりに伝統の一戦、モントレーが開催さ れ、1カ月後には丹後半島を舞台とする全日本戦 としては初となる丹後半島ラリーが行われた。
新生モントレーは群馬県渋川市に拠点が置か れた。ヘッドクォーターを構える渋川総合公園 ではサービスのほか、無料でギャラリーステー ジも観戦できるラリーパークが設けられ、2日間 で約20,000人もの人々が訪れ、賑わった。コ
丹後半島ラリー2012[JAF公認No.2012-3307]
丹後半島ラリー2012
開催日:8月24~26日 開催場所:京都 格式:国内 主催:OECU-AC[クラブ登録No.加盟27019] フォト/中島正義(PLATZ)、山口貴利、JAFスポーツ編集部 レポート/JAFスポーツ編集部
ースは榛名、赤城と群馬スペシャリストを育ん だお馴染みのフィールドが舞台に。中低速から 高速まで様々なスピードレンジのステージが待 ち受けた。
一方、丹後半島ラリーはセンターラインによ って片側一車線がしっかりと確保されている道 が中心という高速ラリーとなった。こちらも丹 後半島のど真ん中に位置するスイス村で見応え
のあるダブルヘアピンのギャラリーステージが 設定されたほか、サービス会場では飲食ブース 等も設けられ、賑わった。 因みに今回のラリーが行われた丹後半島を含 む山陰海岸は、ユネスコが支援する世界ジオパ ークに認定されたエリア。“大地の遺産”を意味 する世界ジオパークには、7月に全日本戦が行 われた洞爺湖も認定を受けており、今年の全日 )は柳澤宏至組(2.)との群スペ対決を制して、2位入賞を果たした。3.DAY1を首位で折り 4. 舗装でも速さを見せたJN1葛西一省組は2位ゲット。5. 関東のベテラン青柳 勉組は波乱の展開となったJN3クラスを制し、全日本初優勝。6.“オーバー100エイジ”を感じさせない走りでJN2快勝を飾っ JN1は葛西組とのホットバトルを制した篠原正行組が全日本初優勝。
モントレーⅡ/8.ターマックの全日本は 初という青柳選手。全日本3戦めで快 挙を達成。9. 若き日に全日本ジムカーナ 表彰台の経験を持つ篠原正行選手も全 日本初の勝利の美酒を味わった。10. 真 夏の酷暑の中にも関わらず、土曜日は 10,000人のギャラリーで渋川総合公園 ラリーパークは埋め尽くされた。
本戦はジオパークと縁の深いシリーズになって いる。
注目の勝負の行方は、全クラスとも連勝を果 たしたクルーはなしと混戦の様相を呈してきた。 JN2クラスに至っては、開幕から6戦すべてウ ィナーが違うという展開。高ポイントが見込め るラリー北海道がひとつのヤマ場になりそうだ。
2戦続いて激しいマッチレースが展開された JN1クラスは、モントレーでは九州のベテラ
ン、篠原正行組がラス前のSSで葛西 一省組を逆転して、初の全日本制覇を 達成。続く丹後半島では一進一退の攻 防の末、松岡竜也組が小泉茂組を最終 SSで逆転して今季2勝めを上げた。
JN2クラスでは今年からデミオに乗 る岡田孝一組がモントレーでDAY1か らライバルを大きく引き離して今季初 勝利。続く丹後半島でもトップを快走 したが、最終SSで無念のマシントラ ブル。モントレーに続いて2番手につ けていた川名賢組が待望の全日本初勝利をゲ ットしている。
JN3クラスは本命、眞貝知志組がモントレ ーで、コースアウトにより、まさかのリタイヤ。 いぶし銀の走りを見せた同じ神奈川の青柳勉イ ンテグラに全日本初優勝をプレゼントするが、 丹後半島では全SSベストとライバルに付け入 る隙を与えず快勝。タイトルへの可能性をつな げた。このクラス注目のトヨタ86勢はモントレ
丹後半島ラリー/11. セレモニアルスタートが行われた京丹後市役所には多くの地元の人々が訪れ、歓声を送っ た。12.“天才”粟津原豊選手が12年ぶりに復帰。今年はターマックラリーに86で継続参戦する。13.14.JN2クラ スはアグレッシブな走りで注目を集めていた川名賢選手(左)がナビの小坂典嵩選手とともに全日本初優勝を達成。 15.JN2天野智之組はしぶとく走り切り、2位を守った。16.JN1小泉茂組は逆転を許し、悔しい2位。17.JN3筒井 克彦組は86で初の表彰台を獲得。18. モントレーに続いて速さをアピールしたJN4高山仁組は3位をゲット。19. 眞 貝知志組は前戦の鬱憤を晴らす走りでJN3を完全制覇。20. 大接戦を制して今季2勝めをマークしたJN1松岡竜也 組。21. 勝田VS奴田原のマッチレースとなったJN4は勝田組がDAY2で逆転。モントレーのリベンジを果たした。
ーで三好秀昌組が一時トップを快走。丹後半 島では筒井克彦組が2位入賞と、優勝争いに 絡む速さを見せ始めている。
JN4クラスではモントレーで久々ターマック での速さが戻ってきた奴田原文雄組がDAY2で 勝田範彦組を逆転して今季2勝めをマーク。し かし丹後半島では勝田組が奴田原組をうっちゃ って優勝と五分の勝負を見せた。残り3戦、ま だまだ予断を許さないバトルが続きそうだ。
第5戦鈴鹿南/1.4.N4は金本辰也選手が0.06秒の僅差で名 手、菱井選手を抑え、涙の全日本初優勝。2.SA3は茅野成樹 選手がスナガワに続いて連勝。3.SA2では若杉将司選手が遂 に柴田エキシージの連勝を阻止。5.PN1喜多治人選手はスイフ トデデヒューウィンを狙う西野洋平選手を僅差で抑え、2勝め獲 得。6.N2朝山崇選手はDL移籍後初の勝利をマーク。7. 前戦 名阪で全日本初優勝のN1鎌尾邦彦選手はその勢いを駆って連 勝。8.SC3牧野タイソン選手は得意の鈴鹿で3勝めをマーク。
今年の全日本ジムカーナ選手権は全9戦。 長丁場のシリーズとなったことに伴い、7,8月の 2カ月で3戦が組まれるスケジュールだ。もて ぎ北ショートコースでの夏場の開催はここ数年 の傾向だが、昨年、中止を余儀なくされた鈴鹿 南の一戦は春から夏へと移り、5,6月に開催され ることが多かった東北ラウンドの一戦も真夏へ 変更、場所もSUGOから仙台ハイランドでの 開催に変わった。
その仙台ハイランドはレーシングコースの一 部を使っての開催。かつて旧MINEサーキット で行われた全日本戦同様、ピットロードから順 走で本コースに入り、数コーナー先でターンを こなして戻ってくるという設定だ。
最終戦まで混戦模様が続きそう だ。鈴鹿では喜多治人選手が開 幕戦に次ぐ2勝めを上げ、首位 固めに入ると思われたが、同じ くZC32スイフトスポーツを駆 るひでき選手が仙台、もてぎと2連勝し、猛追 を開始。このクラス、昨年のチャンプ西野洋平 選手も鈴鹿からスイフトにスイッチと、スイフ
ト増加傾向の流れが止まらない。終盤戦、誰が 飛び出すかが注目だ。
前半戦はフェアレディZ、シビックそして
全日本ジムカーナ選手権第5戦 NRC鈴鹿BIGジムカーナ[JAF公認No.2012-2116]
開催日:7月14~15日 開催場所:鈴鹿サーキット国際南コース 格式:国内 主催:NRC[クラブ登録No.公認23001] 全日本ジムカーナ選手権第6戦 震災復興「ともに、前へ仙台」
オールジャパンジムカーナイン仙台ハイランド[JAF公認No.2012-6011]
開催日:8月4~5日 開催場所:仙台ハイランドレースウェイレーシングコース 格式:国内 主催:奥州VICIC[クラブ登録No.公認04001] 全日本ジムカーナ選手権第7戦
チャリティースラロームinもてぎ[JAF公認No.2012-1338]
開催日:8月25~26日 開催場所:ツインリンクもてぎ北ショートコース 格式:国内 主催:SHAKE DOWN[クラブ登録No.加盟09020]、 NUVOLARI[クラブ登録No.加盟09036]、㈱モビリティランド[団体登録No.公認13001] フォト/友田宏之、JAFスポーツ編集部 レポート/JAFスポーツ編集部
BRZが三つ巴に近い接戦を展開したPN2は、 河本晃一Zが3連勝。チャンピオンの名にふさ わしい走りでライバルを突き放した。松本敏選 手が移籍、シビックで3戦して2度の表彰台と
賑やかしてくれたが、ちょっと登場が遅かった か。後半戦のライバル勢の巻き返しが楽しみ だ。PN3の山野直也選手も盤石の走りで第2戦 から6連勝と、チャンプ返り咲きをたしかなも のにしている
N部門では夏場に入って調子を落としていた N1平田裕三、N4菱井将文の両チャンピオンが ともに、もてぎで復活を告げる勝利を獲得して
第7戦もてぎ北/19.N3は西森顕選手がゲンのいいもてぎで 今季3勝め。20.SA2柴田優作選手はぶっちぎりのタイムで快 勝。21.N1はチャンプ平田裕三選手が開幕戦に次ぐ2勝めをゲ ット。22. 夏に入っても付け入る隙はなし。PN3は山野直也選 手が6連勝。23.4戦ぶりに表彰台の頂点奪回のN4菱井将文 選手。24.N2は両角賢一郎選手が制して今季7戦連続のポティ ウムに。25.SC野中信宏選手は仙台に続く連勝で牧野選手を追 撃開始。26.SA3天満清選手は開幕戦以来の2勝めを獲得。
第6戦仙台ハイランド/10. 今年のN1は初優勝ラッシュ。土手啓 二朗選手が見事な逆転勝ちを見せた。11.N4は野尻隆司選手が今 季2勝めを獲得。12.SA1斉藤邦夫選手は得意のサーキットで鈴鹿 に続く連勝。13.D部門は小林キュウテン選手がぶっちぎりのタイム でオーバーオールウィン。14.N2は高速コーナーを踏み切ったユウ 選手が2勝めをマーク。15.18.PN1はいち早くスイフトにチェンジ のひでき選手が待望の全日本初優勝。16.SA3は津川信次選手が2 勝め獲得。17.N3のサーキット決戦は小林辰朗RX-7に軍配。
終盤戦に弾みをつけたが、N2は毎戦ウィナーが 入れ替わる接戦が展開。この中、開幕から一度 も表彰台を外さない両角賢一郎選手が一歩リー ドする。N3クラスは小林辰朗選手と西森顕選 手が勝ち星を取り合っているが、ラス前のおお むたが天王山になりそうだ。
SA部門はSA1で斉藤邦夫選手が3連勝と、 形勢を逆転。ディフェンディングチャンプの貫 禄を示したが、SA2でも柴田優作選手が鈴鹿こ そ不覚を喫すも、仙台、もてぎとぶっちぎりの 速さを見せて自身のV4へ向け盤石の構えだ。 津川信次、茅野成樹両選手が第2戦から星 を分け合ってきたSA3はもてぎで天満清選手 が2勝めをマーク。ダンロップ勢の2強を ADVANのエースがどう切り崩せるかが、注目 を集めそうだ。SC部門はシリーズ前半で飛び出 した牧野タイソン選手を、仙台、もてぎを制し た野中信宏選手が射程距離に捉え始めた。D部 門では小林キュウテン選手が負けなしの6勝め をもてぎで獲得、タイトルをたしかなものにし ている。
いまモータースポーツ界で話題を集めつつあるのが、 高性能GPS技術を用いたタイマー、QSTARZだ。
任意に設定したセクタータイムのアップ&ダウンが走行中にリアルタイムに判るほか、 高機能満載の解析ソフトとの組み合わせでスキルアップは必至。 この必勝アイテムでライバルに差をつけよう。
高性能GPSで知られるブランド、QSTARZが 画期的なドライビング解析ツールを誕生させた
ムアップ/ダウンを知りたい。
モータースポーツドライバーのそんなニーズに 対応してくれるのが、QSTARZ LT-Q6000だ。タ イムアップはグリーンで、ダウンはレッドで2.4イ ンチのカラーディスプレイの画面表示が変わる。 コクピットの中で、瞬時に自分の走りを解析するこ とをサポートしてくれるのだ。
QSTARZは台湾にあるGPSとBluetooth製品 の開発で知られるメーカー。その高いGPS技術は 世界50カ国以上で取引・ 販売の実績があり、高い 評価を得ている。その技 術はこのLT-Q6000にも 存分に生かされており、
10Hzログにより1秒で10 回記録が可能と高精度の 測定がOKだ。
セクターを自分で設定 できるのもLT-Q6000のセ ールスポイントのひとつ。
これにより、自分だけのセ
タイムアップは緑で表示。
クター(区間)/スプリット(累積区間)の比較分析 ができる。またGセンサーを内蔵しているためG 値をディスプレイ上で確認もOK。さらにカレンダ ーから同じコースでの履歴データも検索できるな ど、限られた時間の中で必要な情報をコクピット にいながら引き出せるのが最大のメリットだ。 そしてLT-Q6000との組み合わせでさらなるタ イムアップのためのヒントをもたらしてくれるのが、 解析ソフト、Q Racingだ。最大3ラップの表示と 比較できるほか、走行軌跡を自動描画。加速、減
タイムダウンは赤で表示。
速(アクセル&ブレーキライン)をトラックマップで 表示する。
ラップに複数のビーコンを付けることで自分が 知りたいセクターのタイムの分析も可能だ。さら にビデオと分析データの同期もできるほか、他の Q Racingユーザーとのパフォーマンス比較ももち ろん可能だ。
この画期的なドライビング解析ツール、QSTA RZをフルに活用して、キミもドライビングのスキ ルアップを実現しよう。
G値もコクピットで分かる。
ラップタイムの比較もOK。
G Racingを使えば様々な角度から解析が可能だ。
LT-Q6000 48,800円(税込) ⇒ いまなら初回限定100個まで モニター価格42,000円(税込)
QSTARZに関する詳細は、右記のホームページをご覧ください。WWW.QSTARZ.JP
愛知県名古屋市天白区井口1-1709 TEL.052-803-7055
Impression by 柴田優作
昨年までロータスエキシージで全日本ジムカー ナ選手権V3という圧倒的な速さを見せている柴田 優作選手はQSTARZユーザーの一人。1/1000秒 を競うジムカーナの世界で、高精度ラップタイマ ーはどんな力強いサポートをしてくれるのだろうか。 「凄く使いやすいな、というのがLT-Q6000の第 一印象ですね。色んな機能を持っているのに、欲 しいデータがすぐにLT-Q6000なら引き出せる。し かも、それがコクピットの中にいながらできるの で、助かります」
リアルタイムにラップタイムを表示してくれるの も、大きなメリットだという。
「タイムアップ・ダウンが色分けしてくれるのはモ
チベーションが上がりますよ(笑)。もちろんアタッ ク中は細かい数字を見る余裕はないわけですが、 例えばセクターごとに色んな走り方を試した結果 が瞬時に分かるというのはいい。練習会で連続走 行しながら、“正解”の走りを見つけたいような時 は凄く役に立ってくれると思いますよ」
走りの分析もしたいが、ある程度の距離も今日は 走り込みたい。そんな時も、しっかりとドライバーの ニーズに応えてくれるはずだと柴田選手は言う。 「ゴールした後に、いちいちピットに戻らなくても、 次の走行を待つ間に、コクピットの中でも色々と 分析ができる。しかも感覚を体が覚えている間に、 それをフィードバックできるわけだから、結果的に 効率的な練習ができるはずですよ」
さらにQ Racingの活用でタイムアップ のヒントが掴めるという。「ジムカーナコ ースって、コースが設定するセクターは 細かく区切るということはできないので、 自分の方で知りたいセクタータイムを設 定できるのは助かりますね。走行中もLTQ6000でできるわけですが、データを持 ち帰ったあとに、気になるセクターをQ Racingでまた新たに設定してタイムを見 ることができる。これは大きいですね」 もちろん1秒間で10回タイムが測れる という高精度もオススメだという。「パイ ロンなんかは、なかなか細かいデータの 裏づけがないと、本当に速い走りって分
Impression by 石川京侍
2010年、全日本カート選手権最高峰のスーパー
KFクラスのチャンピオンを獲得した石川京侍選手 はいま高校2年生。今年から本格的にフォーミュラ に軸足を移し、スーパーFJを中心に戦っている。
シリーズを追っている鈴鹿では現在ポイントリーダ ーだが、SUGO、岡山といった遠征先のレースでも 優勝を飾るなど、その速さが注目を集めている。 「QSTARZはやっぱりセクターを自分で区切れる所 が気に入ってます。Q Racingを使えば、セクターご とのベストタイムを足した“仮想ベストラップ”も出し
「ただ実際は、練習走行枠で走るような時は、な かなかクリアラップを取ることは難しいので、空い てるセクターでは思いっきり攻めて、混んでるセク ターでは無理せず、色んな走りを試してみてピッ トで分析するんです。限られた時間の中でもQ Ra cingがあれば、色んなことが学べるんですよ」
もうひとつのお気に入りはライン取りが正確に 分かること。パソコンの画面上で拡大すれば、か なり細かいラインの違いも分かるという。 「すんごい拡大して見てみると分かりますよ(笑)。 速度はしっかり出てても、どこ走ったらええねん、 という時もあるんですが、そういう時にラインを見 れると参考になる。そのラインを走るためには走り 方自体を変えなければいけないということも分かる。 それと“このポイントでの速度を知りたい”という 時も、そのライン上のポイントにカーソルを置くだ けで分かるので、助かりますよね。だから速度の 伸び方が違ってたら、違う走りを試すようなことも
いしかわ けいし
かんないと思うんですよ。それがパイロンワークを 細かく区切れば、どの部分でロスしてるかという のが判るはずですよね。これは特にビギナーのス ラローマーにはオススメじゃないかな」と太鼓判を 押してくれた。
気になるセクターの走りを瞬時に分析して、次のトライへフ ィードバック。セットアップのために欲しい情報も、すぐに 手に入れることができる。
限られた練習走行枠の中では、スピーディな走りの分析が 不可欠。Q Racingを使用して、直前の走りを解析し、次の セッションに生かす。
やれます。パソコンの画面を見て初めて気づくこ とって、結構あるんですよ」
自分達の世代のドライバーはパソコンは扱えて 当たり前、と石川選手は言う。データロガー等を 使った練習も、たしかに若いドライバーの間では 珍しくない。そんな環境で、ライバルにアドバン テージを取るための方法とはどういうことになるの だろう。
「ベテランの先輩ドライバーの方が真剣にロガー 見てるなぁ、という時もありますけどね(笑)。僕の 場合はチームの人とか、ほかのQ Racingのユー ザーの人にも見てもらってます。違う見方がある というのを知るだけでも凄い勉強になるからです」 走りのスキルアップとともに、その解析の方法 も貪欲に吸収中。頂点を目指すヤングドライバー 達にとっても、このQ Racingは必須アイテムのよ うだ。
沖縄のジムカーナがいま、盛り上がっている。本州のジムカーナに果敢に挑戦し、
その経験を持ち帰った先輩ドライバーに続けとばかりに、切磋琢磨するドライバーが急増中。
凄腕スラローマー養成所が出来上がりつつあるのだ。
レポート/鈴木和夫 フォト/JAFスポーツ編集部
沖縄の人気ジムカーナイベントは 日本一の闘牛場を舞台に開催中
-残念なお知らせをしなきゃなりません。浦
添商業、負けちゃいました。4対1。これで沖縄 の夏も、終わったか
MC を務める久野アナウンサーの声がパドッ クに伝わると、悲鳴にも似た喚声が、そこかし こから聞こえてきた。
沖縄県名護市にある“ゆかり牧場”といえば、
日本一の規模を誇る闘牛場で有名。だが、この 日、ここの駐車場で勝負に挑んでいたのは、ご つい頭を持った闘牛ではなく、スラローマー達 だ。高校野球の夏は終わったが、ジムカーナの 方は、時まさに決勝第2ヒートの真っ最中。一
瞬の失望を掻き消すように、皆、自分のクルマ
の準備に取り掛かり始める。
誰が決めたか、もう誰も覚えていないが、沖 縄ではもうずっと前から、第3日曜日と言えば、 ジムカーナが行われる日だ。8月の第3日曜に当 たるこの日も、ここゆかり牧場では、沖縄でいま
人気上昇中のジムカーナシリーズ、エキサイテ ィングジムカーナが開かれた。
このイベントは公認競技会ではない。ただし 付け加えるなら、いま沖縄ではジムカーナに限 らず、公認競技会はまったく開催されていない。 JAF加盟の登録クラブは僅かひとつ。Bライセン ス所持者は 45人。その講習会も最近は行われ ていない。
そんな現状となれば、“モータースポーツ鎖国 状態”と自嘲気味に語る人もいないわけではな い。だが、いまそんな閉塞状況に楔が打たれつ つある。その最前線が、このエキサイティング ジムカーナなのだ。
JAF カップへの道が多くの若者を モータースポーツの世界へ導いた
沖縄のジムカーナが大きな盛り上がりを見せ たのは、本土同様、1980年代後半、バブルの 頃だ。200台近いエントラントが集まることも珍 しくなかったという。この頃は、JAF の登録クラ ブも複数、存在し、沖縄ジムカーナ連盟(OGF)
という組織も立ち上がった。
当時、JAF の沖縄支部は関東本部の管轄とい う形を取っていた。それに倣い、関東地区の推 薦枠で JAF カップに出場できるという特例があ り、当時の A車両部門とC車両部門から1名ず つが本土のジムカーナを体験できることになっ ていた。多くのドライバーがそれを目標にライセ ンスを取得した。
「当時は、皆、当然JAF カップという照準に合 わせて走っていたわけです。だから、いきなり 本土の大会に出ても戸惑わないように、レギュ レーション等も本土に合わせるような方向で調 整をしました。それを担ったのが OGF だったん です」
当時、自らもライセンスを所持し、加盟クラ ブに所属、ジムカーナに参加していた當間秀文 は振り返る。現在も、エキサイティングジムカ ーナでは強豪として知られる一人だ。 「あの頃は Bライを持っているのが、沖縄のク ルマ好きの中ではステイタスでした。沖縄はサ ーキットがなかったからAライと言ってもピンと
こない。いわゆる飲み屋で自慢できるくらいの
格はあったと思う」と當間は苦笑しながら、教え てくれた。
しかしバブルが弾けるとともに、沖縄のジム
カーナ界は勢いを失ってしまう。時代背景があ
ったことはもちろんだが、コースが閉鎖されるな
ど、走る場所がなくなっていったことも大きかっ
た。
新たな場所を探してジムカーナを続けようと
した関係者もいたが、コース使用料等で問題が
起きたりと長続きはしなかった。JAF カップへの 派遣も1993年を最後に途絶えてしまう。すで に沖縄を代表するコースのひとつだったゆかり
牧場でのジムカーナも、2000年代に入ると、衰
退の一途を辿った。
ジムカーナと高校野球の 2元中継(!)を見事
にこなした久野は振り返る。
「自分自身も前から運営を手伝ってはいたんだ
けど、ともかく誰かがやらなければ、もう終わっ てしまうくらいの感じはあったと思う。気が付い
たら、自分が何から何まで一人で仕切るような 状態になっちゃって。そんな状態が 2年くらい
続いたかな。
要するに、もう皆、僕を頼り切っちゃって、
自分はただ走って帰れればいい、というような
状態なんですよ。でもそれじゃ、何のアイデア
も生まれないし、競技会として発展するわけが
ない。だから、一度、俺はもう降りるから、とい
うことで手を引いたんです」
慌てたのは、もちろん選手たちだった。昨年
のシリーズチャンピオン、名嘉晋一郎はちょう
ど、その頃、ゆかりでジムカーナを始めた。
2007年のことだ。
「当時のエキサイティングジムカーナは沖縄の 凄腕ドライバーが集まるというイメージ。コテン パンに負けるのは分かってたけど、出たかった んですよ。ただパドックはもう皆、ピリピリして
て、うかつに何か話をするなんていう雰囲気じ ゃなかった。“無言の大会”でした」
久野を失った選手達は自分達で競技会も運 営する立場になった。いやが上でもそうしなけ れば競技会自体がなくなってしまうのだから、 仕方がない。だがその中、少しずつではあるが、 選手間のコミニュケーションが生まれ始めてい った。
そんな選手達の中で、まとめ役を買って出た ドライバーがいた。高江淳だった。高江はバブ ル華やかなりし頃にジムカーナを始めた一人だ った。当然のようにライセンスを取得し、JAF カ ップを目標に腕を磨いたが、5年ほど活動したの ち、結婚を機にきっぱりとジムカーナをやめた。
JAF カップには出られなかったが、やめる前 にどうしても本土の競技会に一度出たかったの で、当時乗っていたSW20 で千葉浅間台の競 技会に遠征した。
「沖縄からはるばる来たということで特別賞をも らいました。沖縄に帰ってきたら、SW だけが残 った(笑)」
高江がジムカーナに戻ってきたのは、世紀が 変わってからだ。 「戻ってみたら、ゆかりのジムカーナもひどい 有様でした。20~30台集まればいい方で、ひ
と桁という時もあった。ジムカーナのことを思い 出したくなかったので、モータースポーツ専門 誌も読まないようにしていたけど、その雑誌もい つのまにかなくなっていた。時代が変わったも のだと思いました。でも正直、走ってても楽しく はなかった。ここしか走る所がないから走って いたという感じでした」
高江が提案したのは、選手達がルールを決め て、それを久野に示すということだった。了解 をもらえればそのルールでやる。そのためには 選手達の本音をまず聞かなければならない。
まずは集まろうじゃないか、が合言葉になっ た。居酒屋や焼肉屋で、リラックスしながら話 をしようじゃないか。
その中からいくつかのアイデアが早速、実行 に移された。慣熟走行を入れた3本の走行とし て、参加者にお得感を感じてもらう。楯やトロ フィーをなくして、表彰のみにするが、その分、 浮いたお金で、入門者向けのクラスであるチャ レンジクラスに賞品をつけることにした。
その賞品も自分達で選手の目線から選ぶよう にした。さらに当日の大会の DVDを製作し、 その収益も賞品に回すことにした。大会の様子 を伝えるホームページも立ち上げた。
選手達にとって心強かったのは、こうした姿 勢をゆかりのオーナーが評価してくれたことだ った。オーナー自身が賞金を出してくれたほか、 エントリーフィーを下げることを最初に提案した のもオーナーだった。
1~3. エキサイティングジムカーナの舞台となるのは日本一の大きさを誇る闘牛場を持つゆかり牧場の駐車場だ。屋 根付きの闘牛場の中から見るのが一番の観戦方法になる。4~8. 広場の端には1本、奥へと続く3速に入るストレー トがあり、ハイスピードの設定も可能。久野MCの軽快なアナウンスで会場はいつも和やかな雰囲気に包まれる。
いまは夫婦でエキサイティングジムカーナに 参加している石原昌行は自らホームページの製 作を請け負った。長くランエボに乗り続けてき
た石原は、クラス不成立の間も我慢し、一貫し てエキサイティングジムカーナにエントリーし続 けてきた一人だ。会社の若手を誘って、仲間を 増やしてきた。
「選手達の運営になって、あとに引けなくなっ たというのもあるんですが、あの頃の苦労を思 うと、いまこれだけの台数が集まってくれている というのは、感無量ですね。結局は勝負なんだ けど、参加者同士のコミニュケーションが格段
に増えたことが大きいと思う。ゆかりは勝負に 行く場であり、ストレス発散の場であり、仲間 に会える場所でもあるんです」
若手代表の名嘉は夜な夜な、走り好きの若者
が集まる場所に出向き、勧誘した。
「一度でいいから走ってみてくれ、と頼むとほ とんどの子は来てくれました。やっぱり皆、腕
試ししたいんですよ。で、大抵、勝てない。そ
こで悔しいと思った子は続けてくれる。そしてそ
の子に刺激された仲間も来てくれるようになる」
名嘉が率いる若手チーム、“EMOTION”は、
名嘉は25歳の時にエキサイティン グジムカーナに初参加。昨年、シリー ズチャンピオンに輝き、初めて本土の ジムカーナを経験した。「難しかったで すね。特に微妙にスピードを殺しなが ら、狭い幅のコースに入っていくよう
な所は経験がなかったので、戸惑いま した。いまは練習会などで、苦手だっ
メキメキと腕をつけて、エキサイティングジムカ ーナを掻き回し中だ。
、さらなる活性化につながる
いまエキサイティングジムカーナに参加して いるドライバーにとって、大きな目標になってい るのが「本土派遣制度」だ。
これは各クラスのシリーズチャンピオン1名
が、本土で開催される競技会に参加できるとい うもの。
最初の派遣は、2010年のシリーズチャンピオ ンを対象として昨年3月に行われたが、東日本 大震災が発生、参加する予定だった競技会が 急遽、中止となったため、昨年12月、福岡の モビリティおおむたで行われた JMRC九州フェ スティバルが派遣第1号となった。
この企画を打ち出したのは、JAF カップ推薦 の時代を知る高江たちだった。高江は 2008年、 これに先立つ形で、本土の競技会へ遠征を始め た。2010年からは九州地区戦のシリーズを追 い、JAF カップにも参戦を果たした。それは17 年ぶりの沖縄ドライバーの JAF カップジムカー
ナ参戦として、ちょっとした話題を集めた。 遠征費用はすべて自腹。クルマは北九州のシ ョップに預かってもらい、競技会の前日はネット カフェに寝泊まりして、おおむたに通った。 「最初はドライバーとして自分がどの辺のレベ ルにいるのかを知りたいというのが、一番の動 機だったんですが、実際に参加すると、ドライ ビングのテクニックだけじゃなくて、本土の競 技会は運営面でも凄くしっかりしていて勉強に なることが多かった。だから自分のその経験を 沖縄にフィードバックすることも目的になりまし た。経験したことを話した方が、分かってくれ るし、説得力もある」 昨年、九州地区戦の N部門がローコストの市 販スポーツラジアルタイヤ限定へ移行すると、 高江は自分の SA車両を N車両に戻して参戦し た。これもスポーツラジアルで競うエキサイティ ングジムカーナに合わせたものだ。結果はシリ ーズ 2位を獲得。沖縄の後輩達には大いに励み となる順位だった。 「“沖縄で一番になってもどうするんか、まずは 見てこいやー ”、って若い子には常々言ってます。 もうガミガミおじさんって煙たがれているのは分
た設定をパイロンで再現したりして、 若い子達と一緒に走る時もあります。 正直、以前は走りがダメでも相手がミスしてくれて勝てたりしましたが、最近はそう いうのはない。コンマ秒の戦いに、いい意味で皆慣れてきてるんでしょうね」
ジムカーナ歴20年の喜友名は、沖 縄ではリア掻きのスペシャリストとし て知られる一人。昨年の九フェス参戦 を機に今年は九州地区戦を追っている。 「おおむた初めて走った時はどこ見て走 ったらいいか分からなくて(笑)。新品 のホイールも削っちゃいましたが、面 白くて、ジムカーナの世界が一気に広 がりました。速い人が一杯いる中で走 りたいと思って、地区戦を追ってます けど、高江さんがやってきたように、色んなことを経験して沖縄に持って帰りたい。 それがエキサティングがもっと盛り上がることにも繋がると思っています」
諸見里は、昨年、チャンピオンは獲 れなかったが、友人のクルマでダブル エントリーさせてもらう形で九フェス に参戦した。「一度、コースを走りたか ったんで参加したんですが、初めての コースジムカーナはやっぱり刺激的で したね。アプローチの仕方とか分から ないところもあったし、縁石は乗りま したけど、使い方はまだまだなんでし ょうね。コースはコースなりにまた色
んな小技が身に着けられそうだと感じました。今はまずこっちで腕を上げていきたい ですけど、将来的にはPNとかでまた本土で戦いたいですね」
2リッター4WDターボの王者として V9の実績を持つ石原だが、2010年は タイトルを逸して本土遠征は果たせず。
昨年、チャンプ返り咲きを果たして九 州行きを果たした。奥さんも86で男 勝りの走りを見せている。「おおむたは グリップがいいので、まずその違いに 戸惑いましたね。実はその前に出張と 重なったので、名阪のJAFカップも見 に行ったんですけど、川脇さんの走り やコメントとか鳥肌が立つくらい感動しました。九フェスもそうでしたが、あれだけ の台数がいるのにちゃんと競技会が進行する。運営面でも学ぶものがありました」
“本土への道”が再び拓かれた ことが
コンマ秒のシビアな戦いが当たり前になってきた
コースジムカーナの楽しさが分かりました
ゆかりサーキットは海が望める。本州でも知られるようになった辺野古の海だ。そのせいか、コースには晴れても消えることのな い水たまりがいつもある。「グリップは本州のコースに比べればたしかに比べれば高くないけど、その中であれだけのマシンコン トロールができていることには驚いた。高江君が教えたことをしっかりやってるんやなぁ、ってことが手に取るように分かりまし た」。今年1月、ゆかりを訪れた昨年の全日本チャンプ、川脇一晃氏はそう印象を語った。
かっているから(笑)、何でも言ってやる、って気 持ちです」と高江。
その一方で、本土派遣はご褒美ではない、と 高江は言う。本土派遣の費用は、シリーズに参 加する者達の DVD購入代金が充てられる形に なっている。だから、そこには参加者皆の気持 が入っているのだ、と。
「皆のお金で行ってるんだってことは、チャン ピオン達ももちろん身に沁みて分かっているん
ですよ。だからこそ、何かを持ってきて帰って ほしい」
昨年、晴れてチャンピオンとしてモビリティ
おおむたの土を踏んだ名嘉は、1800ccに換装 していたシビックのエンジンを今年、1600ccに
戻した。
「フェスティバルで、普通の1600 のエンジン
を積んだクルマに負けたのが、悔しいというか、
恥ずかしかったんですよ。沖縄って、クルマは
イジって遊ぶもんだという意識が若い子は高い。 僕も腕を磨こうという意識は 3割くらいしかなか った気がします。でも、本土のジムカーナを体 験して、意識が変 わった。一年間修 業して、今度は腕 で同じ1600 のクル マに勝ちたいんです よ」 チャンピオンが普 通の競技車に乗っ ている。それに勝て ないで、どうする。 でもクルマをイジっ て勝ったところで、 そのさらなる上のレ ベルが本土に行け ば、ある。
じゃあ、いま本当に自分がやるべきことは何 なのか。名嘉の姿を見た後輩達は、腕=スキル というものに目を向け始めている。
「結局は競技性ってことになるんでしょうけど、 やっぱりそういう所に目を向けてほしい。こっち ではまだ練習会ではノーヘルとか窓開けっ放し ってのがあるんです。なぜルールというのがし っかりなければいけないのか、安全性も含めて、 本土の競技会に直接触れることでそれが分かる はずなんです。
もちろん、闇雲に本土に倣おうといっても、 すぐにできるものでないのは分かっている。ま ずはもっと台数を増やしていきながら、もう少し しっかりしたルール作りも進めていきたい。その ためにも、若い人にももっと入ってきてもらっ て、しっかりと土台を作りたいんですよ」
バブルは夢と消えたが、そのバブルの下、全 盛期を迎えた沖縄ジムカーナでモータースポー
ツの入口に立った高江にとっては、“あの頃”は 夢ではなく、いま到達すべきひとつのステップ
高江の直近の目標のひとつは、JAF登録クラブをここからまず立ち上げることだ。将来的には公認 競技会の主催も見据えている。「ここでいつか全日本を主催できたら、最高」と思いを馳せる。
なのだ。
今回の取材で印象に残ったことがあった。と かく若者のクルマ離れを嘆く声が多い中で、こ こ沖縄では、彼らを見限ったような声が、まっ たく聞かれなかったことだ。そのことを後日、前 述の石原に電話で伝えると、「若い子を引っ張り 込むことを誰もあきらめていないからでしょう」 ときっぱりと答えた。
“沖縄はジムカーナしかない”と思ってる人が やっているのがエキサイティングジムカーナなん だと、高江は言う。ただしそれはサーキットが ないからジムカーナを走るしかない、というのと はちょっと違う。サーキットがないということと、 ジムカーナがあるということがイコールでつなが るのが沖縄という場所なのだ。
この日の参加者は約50名。参加台数は増える傾向にあったが、昨年あたりからその勢いが増した。以前は12月までシリーズが 組まれていたが、本土派遣の制度ができてからは、チャンピオンを早めに決定する必要上、3月に開幕し、10月にはシリーズが 閉幕する形に変更されている。この日も大会が終わってから、来年以降のシリーズについての意見交換会が開かれた。皆で作っ ていくジムカーナイベントとして参加者の信頼も厚い。
だから、走り好きな人がいつか辿り着く場所 があるとすれば、それはここゆかり牧場をおい てない。エキサイティングジムカーナが沖縄モ ータースポーツの熱きメッカとなる日も、そう遠 くはないはずだ。
たった一日で、キミも確実にタイムアップ! ADVANジムカーナミーティングで、腕を磨こう!
アドバンジムカーナミーティングは、ヨコハマタ イヤがサポートする全日本ジムカーナのチャンピオ ンドライバーを講師陣として招き、ジムカーナのイ ロハをアドバイスしてくれる、スラローマーにとっ ては非常に有意義なイベントだ。
今年3回めとなるミーティングが8月19日に群 馬県の関越スポーツランドで開催された。岡野博 史、斉藤邦夫、柴田優作、天満清と豪華な顔ぶ れを誇るのがアドバンミーティングの特長だが、 今回、講師を務めたのは岡野博史、柴田優作の 二人。
このミーティングでは、講師陣が助手席から受
講生へのアドバイスを行うのが基本だが、参加者
のマシンを講師が ドライブしてその ドラテクを指南す ることもある。セ ッティングについ
てのアドバイスを
もらうことも、もちろんOKだ。トップドライバー との交流を通して、“自分のマシンがこんなに速く 走れるんだ”ということを実感できることも大きな メリットと言えるだろう。
「ビギナーの方には、純粋に楽しんで帰ってもら いたいですね。“ジムカーナってこんなに楽しいん だ”っていうことを、肌で感じてほしい」と柴田講 師。一方、岡野講師は「自分が担当したグループ の中には、地区戦でバリバリ走ってる人もいまし たが、そういう人でも、まだまだ伸び代はあるん です。自分のアドバイスが何かひとつでもヒント になってくくれれば嬉しいですね」と 語ってくれた。
このミーティングは、講師のアド バイスを受けられる、今回紹介した 「インストラクターレクチャー付きコ ース」のほかに、通常のジムカーナ 練習走行を行う「通常練習走行コー ス」も設定されている。参加費も1台
ビギナーもベテランも、参加すれば確実に何か がプラスになることは間違いなしのアドバンジム カーナミーティングに、キミも参加してみないか?
Rd.4 9/23(日) イオックスアローザスポーツランド Rd.5 10/27(土) 本庄サーキット
申し込み方法等の詳細は、下記ホームページをご覧下さい。 参加申込書のダウンロードもできます。 ※申し込みの締切は原則1週間前までとなります。 http://www.advan.com/japanese/ motor_sports/news/2012/02/index.html
柴田選手の全日本V4を支 えたのがこのA050。G/2S、 G/S、M、MHと4種類のコ ンパウンドを揃える。
岡野選手が全日本で使用。華 麗なパイロンワークを支える。 ADVAN最強のストリートス ポーツタイヤだ。
ADVANジムカーナミーティングは、ここがオススメです!
細かい動かし方が分かりました
遠藤延哉さん/アルテッツァ
遠藤さんは新潟県シリーズでフレッシュマンクラスに出 場している新人ドライバーだ。これまで3位表彰台を2 回ゲットしている。「昨年、モータースポーツ専門誌でこ のミーティングのことを 知ったのがきっかけで す。昨年もここで、柴田 講師にコースの攻略法を 教えてもらったので、今 年はクルマの細かい動か し方も教えてもらおうと 思って参加しました。柴 田講師のアドバイスは本 当に今回も的確で、もの 凄くこれからの実戦で役 立つと思います。ぜひま た参加したいですね」
丸橋洋介さん/インプレッサ
今回は息子さんの碧人(あおと)くんと一緒に参加して いた丸橋さん。「ジムカーナは今回がまだ2回めです。ま だ実戦は出たことはないんです。以前からサーキットを走 っていましたが、もっと 速く走れるようになりた いなって思って参加しま した。このイベントはや っぱりトップドライバーの 方に色々と教えてもらえ るのがいいですね。やっ ぱりターンを決めたいと 思ってるんですが、まだ できません(笑)。もっと 楽しんで操れるようにな ったら実戦にも出てみた いと思ってます」
木原幸一さん/ランサー・エボⅥ ジムカーナ歴は20年以上という地区戦ドライバーの木 原さん。ここ2年ほどお休み中だが、やはり走るのはやめ られない?「昨年は参加しましたが、やっぱり改めてアドバ イスしてもらうと凄く新鮮 ですね。最初の振り出し
が甘いとダメだしされま したけど(笑)、エボⅩとエ ボⅥの違いや、サブロク とかで大回りにならない
走り方、ターン中はアク セルでコントロールする ということを的確にアドバ イスしてくれました。地区
戦に復活した時に今回の アドバイスを必ず生かす ようにします」
トスポーツクラブアツタ ビワコテクニカルスポーツクラブ
2013年J AF 全日本ジムカーナ選手権第1戦 AL L J APAN GYMKHANA I N SUZUKA 3月9日 〜3月10日
T Sタカタサーキッ ト ヒノデクラブ カークラブ錦 チームテスタスポーツ
2013年J AF 全日本ジムカーナ選手権第2戦 ジムカーナ i n タカタ 4月13日 〜4月14日
名阪スポーツランド C コース モータリス トクラブレィジィーダ ブリュエス
2013年J AF 全日本ジムカーナ選手権第3戦 AL L J APAN GYMKHANA i n 名阪まほろば決戦
5月18日 〜5月19日
オー トスポーツラン ド スナガワ カースポーツクラブコクピッ ト AG. メンバーズスポーツクラブ 北海道
2013年J AF 全日本ジムカーナ選手権第4戦 オールジャパンジムカーナ
6月16日 〜6月16日
仙台ハイランド
㈱岡山国際サーキッ ト AC 2013 SUPE R GT Se r i e s Ro u n d 1 OKAYAMA GT 300KM RACE (J AFGT ) 4/6~7 1
鈴 鹿 国際 GSS、SMSC ㈱モビリティランド
富 士 国際 富士スピー ドウェイ㈱ F MC
ツインリンク もてぎ 国際 M.O.S.C. ㈱モビリティランド
オー トポリス 国際 APC ㈱オー トポリス
2013 全日本選手権スーパーフォーミュラ 鈴鹿サーキッ ト (SF ) 4/13~14
2013 SUPE R GT Se r i e s Ro u n d 2 富士GT 500k mレース (J AFGT )
4/28~29
2013 全日本選手権スーパーフォーミュラ ツインリンクもてぎ (SF ) 5/11~12
2013 全日本選手権スーパーフォーミュラ オー トポリス (SF )
国際 富士スピー ドウェイ㈱ F MC 2013 全日本選手権スーパーフォーミュラ 富士スピー ドウェイ (SF )
JAFは2013年の「JAFモータースポーツ専門部会」10の 内、7つの部会について、登録クラブの推薦を受けたJAFモ ータースポーツライセンスの所持者の中から委員候補者を公募 いたします。
応募資格、応募方法などは下記のとおりですので、奮って応 募いただきますよう、ご案内いたします。
記
1 公募の内容
(1)JAFは、JAF会長の諮問機関として10の専門部会を 設け、モータースポーツに関する専門的な事柄について諮 問し、その意見の具申を受けてモータースポーツの業務を 行います。
(2)このような専門部会の中で、2013年の委員候補者を公募 する部会は次の7部会です。
s Ro u n d 6 富士GT 300k mレース (J AFGT )
ドウェイ㈱ F MC 2013 As i a n L e Ma n s Se r i e s Ro u n d 5 富士チャンピオンレースシリーズ (L MP2, L M GT E 等)
スポーツランド SUGO 国際 ㈱菅生 S.S.C
北海道 国際 AG. MSC北海道
オー トポリス 国際 APC ㈱オー トポリス
鈴 鹿 国際 SMSC
富 士 国際 富士スピー ドウェイ㈱ F MC
鈴 鹿 (東) 国際 SMSC
2013 全日本選手権スーパーフォーミュラ スポーツランドSUGO (SF )
2013 F I A ASI APACI F I C RAL L Y CHAMPI ONSHI P 「RAL L Y HOKKAI DO」 (F I A Gr A, N)
2013 SUPE R GT Se r i e s Ro u n d 7 スーパーGT i n 九州 300k m (J AFGT )
2013F I A フォーミュラ1 世界選手権シリーズ日本グランプリ (F 1)
2013F I A世界耐久選手権シリーズ
6 h o u r s o f F UJ I (L MP1, 2、GTE n d u r a n c e )
2013F I A世界ツーリングカー選手権 (F I AS2000)
(3)JAFの複数の役員で構成する「モータースポーツ委員 選考会」が、各専門部会について応募者の中から2名以内 の委員候補者を選考し、JAF会長が理事会の承認を得て 委員を委嘱しま す。(各部会の定員は9名、レース部会及 びカート部会は11名)
選考結果は、「JAFモータースポーツ」誌2013年3月号
12
9/21~22 13
9/27~29 14 *1
9/28~29 15
10/11~13 16 *2
10/18~20 17 *3
10/25~27 18 *4
「競技会名称」欄に記載されている( )内の記号は、競技車両を指します。 *1 〜*4 は、F I A 世界モータースポーツ評議会にて最終決定となります。 ◆「全日本選手権フォーミュラ・ニッポン」は、2 0 1 3 年より「全日本選手権スーパーフォーミュラ」に選手権名称が変更となります。
(2月10日発行)で発表する予定で す。(選出された方に は、12月中にお知らせする予定) (4)各専門部会の任務などについては、「JAFモータースポ ーツイヤーブック」掲載の「JAFモータースポーツ専門 部会規定」をご参照ください(JAFモータースポーツH Pにも掲載しています)。
(5)なお、特に専門的な知識や経験 を必要としたり、又はそ の構成員の資格が限定されている部会(安全部会、メディ カル部会、マニュファクチャラーズ部会)については、今 回は公募を行いません。
(6)応募資格及び条件に合致しない応募については選考の対 象外とし、関係書類は返却させていただきますので予めご 了承ください。
2 応募者の資格(以下のすべての条件を満たすこと) (1)JAFモータースポーツライセンス(カート部会への応 募者はJAFカートライセンス)を現在まで連続して10年 以上所持していること。
(2)レース部会への応募者は、現在、競技 運転者許可証国内 A以上、又は公認審判員許可証A1級を所持していること。 (3)2013年1月1日時点での年令が満65才以下であること。 (4)年間数回開催される会議(原則、東京で)に出席可能な こと。(交通費はJAF負担)
(5)所属する登録クラブ(カート部会についてはカート登録 クラブ)の推薦を受けた上、他の5以上の登録クラブの推 薦を受けること。
なお、ひとつの登録クラブが推薦できる候補者の数は、
2013年「JAFモータースポーツ専門部会」委員候補者の公募について [公示No2012−091]
当該クラブの所属員について1名、他のクラブの所属員に ついて1名の、最大2名までとします。それぞれについて、 2件以上の推薦があった場合は、その推薦は無効とします (いずれか1件を活かすことはしません)ので、ご注意く ださい。
※ 後述の《推薦を受けるにあたっての注意事項》参照 3 応募方法
(1)「①応募用紙」に必要事項をすべて記入し、「②所属クラ
ブからの推薦状」及び「③他のクラブからの推薦状」を添 付の上、書類一式を下記送付先まで、直接郵送してくださ い。
①~③の用紙はJAFホームページからダウンロードしてください。
http://www.jaforjp/msports/msinfo/fr/findexhtm
◆送付先:一般社団法人日本自動車連盟 モータースポーツ部
「委員候補者公募係」
〒105-0012 東京都港区芝大門1−1−30
日本自動車会館 13階
TEL03-3578-4936
ご不明の点がありましたら上記の係に問い合わせてください。
(2)締切は2012年10月31日JAF本部モータースポーツ部必 着とします。
(1)登録部会、技術部会、レース部会、ラリー部会、スピー ド行事部会、電気・ソーラーカー部会については、四輪登 録クラブからの推薦のみが有効です。
また、カート部会については、カート登録クラブからの 推薦のみが有効です。
いずれも、登録団体からの推薦は無効となりますのでご 注意ください。
(2)用紙「③他のクラブからの推薦状」は2枚以上になって も構いません。
(3)応募が無効となるいくつかの事例:
・応募者が登録クラブに所属していない。
・応募者は登録クラブに所属しているが、当該所属クラブ からの推薦が無い。
・所属する登録クラブが複数の所属員を推薦している。
・他の登録クラブからの推薦の一部が重複(重複すると推 薦が無効となる)し、推薦数が5件に満たない。
「JAF国内スピード行事コースの公認に関する規定」に基 づき、下記のとおり、2012年度のコース公認をいたしましたの でお知らせいたします。
・仙台ハイランドレースウェイ レーシングコース
コース所在 地:宮城県仙台市青葉区新川早坂12
コース申請 者:株式会社青葉ゴルフ
宮城県仙台市青葉区一番町4番24号 TEL:022-395-2120
コースの種 別:ジムカーナコース
公認の種 別:常設1級
公認有効開始:2012年6月26日~
[公示No.2012−092]
・舞洲スポーツアイランド
コース所在 地:大阪府大阪市此花区北港緑地2 コース申請 者:ちーむ時間割
大阪府堺市南区高倉台2−32−18
TEL:072-296-6886
コースの種 別:ジムカーナコース
公認の種 別:準常設2級
公認有効開始:2012年6月29日~
[公示No2012ー093]
※上記の車両公認申請は、現在、FIAへ申請中です。有効日等のお問い合わせはJAFモータースポーツ部までお寄せ下さい。
VF:供給変型、VO:オプション変型、VP:プロダクション変型、ET:正常進化、ES:スポーツ進化、ER:誤記訂正、 VK:キットカー変型、WR:ワールドラリーカー変型、VR:グループR変型
※上記は2012年8月21日付で承認されました。2012年8月22日より国内格式以下の競技に有効です。
国際モータースポーツ競技規則第18条、第70条およびJAFスポーツ資格登録規定第7条2に基づき、JAFが「海外競技会出場証明書(サーティフィケート)」を発行した件数です。
開催日
6月9日~6月10日
6月17日
7月6日~7月8日
3 2012SuperGTRd3"Sepang"
2 FormulaPilotaChinaSeries
1 LeMansClassic
9 52 ADAC Reinoldus-Langstreckenrennen 7月7日 7 MalaysianRally2012 7月14日~7月15日 1
7月20日~7月22日
TouringCarSeriesinAsiaRd3&4
7月14日~7月15日 1
MaseratiTrofeoGranturismoMC
一競技会において同一人が競技運転者用と参加者用を申請し承認された場合、発行件数は2件としています。 ●サーティフィケート申請方法
海外競技会出場証明書(サーティフィケー ト)は、以下の競 技に参加する際に必要になりますので、出発日の2週間前まで に所定の申請書に申請料を添えてJAFへ申請してください。
1FIA国際スポーツカレンダーに記載されている国際競技 2海外で開催される国内格式競技で、開催国のASNが参加を 認めた競技
注:上記2.については当該証明が必要な場合に申請してください。
【必要書類】
所定の申請書はJAF窓口で入手するか、JAFホームペー ジ(http://www.jaforjp/→モータースポーツ→データ室→各種 申請書等)からダウンロードすることができます。
1回用:1競技会限定のサーティフィケートです。 数次用:当該年度中、複数の競技会に有効なサーティフィケートです。 3競技会以上出場のご予定があればこちらをお薦めします。 【申請受付】
JAF地方本部・支部で受付しています。持参または郵送(現金 書留)にてご申請ください。
お問い合わせ先(JAF地方本部モータースポーツ窓口) 参加者用 競技運転者(コドライバー含む)用
・ 海外競技会出場に関する証明申請書 写真(3cm×3cm、無帽、無背景) ※髪などで顔が隠れていないもの 申請料 1回用 ¥8,100(税込) 数次用 ¥23,400(税込)
・ 海外競技会出場に関する証明申請書 申請料 1回用 ¥8,100(税込) 数次用 ¥23,400(税込)
北海道本部 ☎ 011-857-7155
東北本部 ☎ 022-783-2820
関東本部 ☎ 03-6833-9140
中部本部 ☎ 052-872-3685
関西本部 ☎ 072-645-1300
中国本部 ☎ 082-272-9967
四国本部 ☎ 087-867-8411
九州本部 ☎ 092-841-7672
・受講資格をお持ちの方のための講習会です。詳しくは当ページに掲載のJAF地方本部モータースポーツ窓口までお問い合わせください。
・規定上、受講料は受講時点で有効な国内Bライセンスをお持ちの方は20,300円以内、国内Bライセンスをお持ちでない方は24,000円以内となっております。 ・上記以外の講習会日程はJAFホームページに掲載しています。
・お申し込みや、受講料および教材費等のお問い合わせは、直接主催者(申込先電話番号)へお願いします。
・身体に障がいのある方は、事前に当ページに掲載のJAF地方本部モータースポーツ窓口までお問い合わせください。
認審判員講習会受講申込票も同ホームページからダウンロードできますのでご利用ください。
■開催場所の略号:AP オートポリス AS 阿讃サーキット CE セントラルサーキット EB エビスサーキット東 F=富士スピードウェイ HR=仙台ハイランドレースウェイ MO=ツインリンクもてぎ O=岡山国際サーキット S=鈴鹿サーキット SG=スポーツランドSUGO SN=スパ西浦モーターパーク T 筑波サーキット TIS 十勝インターナショナルスピードウェイ
■格式の略号:A=国際 C=国内 D=準国内 E=地方 太字は全日本選手権,世界選手権,国際競技及びそれに準ずる競技会・下線付き細字は地方選手権 ●このカレンダーは8月22日までに本部にて受付したものです。
14日
JAF筑波スーパーFJ選手権シリーズ 第5戦
JAF筑波ツーリングカー選手権シリーズ TTC1400/TTC1600第5戦
2012SCCN OCTOBERRACEMEETING inTSUKUBA
2012鈴鹿クラブマンレース Round6
2012FIA世界ツーリングカー選手権シリーズ 第19戦・第20戦
OSCC、SMSC(06-6771-5237)
SMSC(059-378-3405)
S-FJ,FJ1600,N1,NE D
14日 S東
20日~21日
21日
21日
21日
スーパー耐久シリーズ2012第5戦
スーパー耐久 鈴鹿
2012北海道クラブマンカップレース第4戦
JAF東北スーパーFJ選手権 2012ゴールデンカップレース第2戦
2012ゴールドカップレース第5戦
2012SUPERGTシリーズ 第8戦 もてぎ GT250㎞レース 27日~28日
2012富士スーパーFJ選手権シリーズ 第5戦 2012富士チャンピオンレースシリーズ 第5戦
2012F4選手権東日本シリーズ
JCCAクラシックカーフェスティバル エンデュランス筑波ミーティング
2012OKAYAMAチャレンジカップレース第5戦
11(NOV)
2012年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第7戦 鈴鹿サーキット
2012もてぎチャンピオンカップレース第5戦
スーパー耐久シリーズ2012第6戦
JAF筑波スーパーFJ選手権シリーズ 第5戦
JAF筑波ツーリングカー選手権シリーズ TTC1400/TTC1600第5戦
筑波エキサイティングディ
JAFGrandPrix
SUPERGT&FormulaNIPPON FUJISPRINTCUP2012
2012SCCN NOVEMBERRACEMEETING inTSUKUBA
2012鈴鹿クラブマンレース FinalRound
NRC、SMSC、㈱モビリティランド (059-378-3405)
MSF㈱、TOSC(0155-52-3910)
㈱青葉ゴルフ、 奥州VICIC(022-395-2120)
APC、㈱オートポリス (0973-55-1111)
㈱モビリティランド、 M.O.SC.(0285-64-0001)
富士スピードウェイ㈱、FMC、SMC (0550-78-2340)
JCCA(048-458-6660)
㈱岡山国際サーキット、 AC(0868-74-3311)
NRC、SMSC、㈱モビリティランド (059-378-3405)
VICIC、M.O.SC.、 ㈱モビリティランド(0285-64-0200)
APC、㈱オートポリス (0973-55-1111)
B-Sports(03-5487-0735)
富士スピードウェイ㈱、 ㈱GTアソシエイション、
㈱日本レースプロモーション、 FMC(0550-78-2340)
SCCN(03-3763-8010)
ARC、SMSC(0566-82-3535)
FIA S2000 A
NE(スーパー耐久) C
N1,NE,NR-A D
TIS
HR S-FJ,N1,N2,NR-A D
AP S-FJ,FJ1600,NR-A D
JAF-GT N1 A C
MO
F F4,S-FJ,FJ1600,N1,N2,NE,NR-A D
JAF-GT,FN F4,N1,N2,NE,NR-A A C
N1,NE
JAF国内モータースポーツカレンダーはJAFホームページでも公開しております。(http://www.jaforjp/msports/)
13日〜14日
14日
2012年JAF北海道ラリー選手権第7戦
2012年JMRC北海道ラリーシリーズ第7戦
2012JMRC ALLSTARRALLYFESTIVALinHOKKAIDO
2012年JAF全日本ラリー選手権第8戦 第40回M.C.SC.ラリーハイランドマスターズ2012
2012年JAF中四国ラリー選手権第4戦
2012年JMRC中国・四国ラリーシリーズ第6戦 第22回チェリッシュつちの子ラリー inにいみ2012
2012年JAF中部・近畿ラリー選手権第5戦 2012年JMRC中部ラリーチャンピオンシリーズ第2戦 シロキヤラリー'12
2012年九州ラリージュニアシリーズ第3戦 RALLYofV2012in山苞の道
TCHERISH(086-485-1866)
SHIROKIYA,SOMOS (0565-28-6524)
V,洞海ASC(0942-22-0009)
RN,RJ,RF,RB E
2012年JAF東日本ラリー選手権第8戦 第31回八子ヶ峰ラリー2012
TR-8(03-3643-5783)
RN,RJ,RF
20日〜21日 九州 大分(150)
RN,RJ,RF,RB D D
21日
2012年JAF九州ラリー選手権第7戦 JMRC九州ラリーchシリーズ第7戦 EAST九州2012
2012JMRC近畿アベレージラリーシリーズ第7戦 2012パナサスラリー秋
RC大分(0972-63-6695)
PANASUS(06-6831-8024)
RN,RJ,RF RB D D
RN,RJ,RF,F E
21日 兵庫(70) 京都(30)
JMRC関東イーストラリーツアー2012第7戦 JMRC関東チャレンジカップシリーズ第6戦 「第28回光圀ナイトラリー」
27日〜28日
2012年JMRC東北ラリーシリーズ最終戦 2012年モータースポーツクラブあきたターマックラリー
JMRC関東コミュニケーションシリーズ第7戦 JMRC長野県ラリーシリーズ第5戦 FRC RallyMountainCross2012
RC.G.M(050-5539-8711)
AKITA(018-839-0834)
FRC(0265-76-8162)
チームキャッスル(079-253-8201) 2012山陰海岸ジオパークラリー in豊岡
2012年JAF全日本ラリー選手権第9戦 2012年JAF中部・近畿ラリー選手権第6戦 2012年JMRC中部ラリーチャンピオンシリーズ 新城ラリー2012
RN,RJ,RF,RB,F D
RN,RJ,RF D
RN,RJ,RF,RB D
D
茨城(150) 栃木(30)
27日〜28日 秋田(120)
長野(150)
2012年JMRC九州ラリージュニアシリーズ第4戦 ACK・KITナイトラリー
3日〜4日 群馬(150) 長野(150)
9日〜10日 九州 宮崎(150)
RN,RJ,RF,RB,F D MSCC(03-3701-8425) レジェンド・オブ・ザ・ラリー
2012年JAF九州ラリー選手権第8戦
2012年JMRC九州チャンピオンシリーズ第8戦 ひむか秋のラリー'12in美郷
JMRC関東イーストラリーツアー第8戦 第29回RBACサンデーラリー
チームモアラリー in滋賀2012
RN,RJRF RB D
RN,RJ,RF,RB D TEAM-MORE(0749-48-0515)
競技会名 開催日 新協和カートランド PPN,N,SAB SC,D E TARONPE(018-873-3966) JMRC東北ジムカーナ南北統一戦 たろんぺ王座決定戦ジムカーナ
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号
10月 7日 エビスサーキット東コース B E JARAC RC(043-266-3703)
11月 4日
ジャラックサーキットトライアル INエビス Rd-Ⅱ 13日 仙台ハイランドレースウェイ ジムカーナコース
マルイコンタクトレンズカップ 2012’宮城・福島3トライジムカーナシリーズ第6戦 (一日で取得Aライ講習会も有り)ATクラスも有り
=サーキットトライアル
競技会名 開催日
10月 13日
21日
21日
21日
P,N,SA,B,SC,D E NC(080-3192-8147)
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号
N,B D PMC・S(03-3863-3378) PMC・S本庄サーキットトライアルR2
2012クレバーサーキットトライアル in筑波 第3戦-Aライ講習会付-
2012JMRC埼群ジムカーナシリーズ第8戦 ボレロハイスピードスラローム
2012JMRC新潟ジムカーナシリーズ第6戦 R-SPECジムカーナ
CLEVER(03-3766-3312)
B E
本庄サーキット
筑波サーキット
関越スポーツランド N,B E BOLERO(0270-25-8866)
R-SPEC Kakizaki N,SABSC,D E ㈱古田組、TASK (025-536-2721)
28日
11月10〜11日
TMAC Aライセンス講習会用サーキットトライアル
JMRC関東ジムカーナフェスティバル
2012年JAFカップオールジャパンジムカーナ
2012年JMRC全国オールスタージムカーナ
筑波サーキット B E TMAC(03-3611-6687)
24日 関越スポーツランド PN,N,SA,SC,D, AE D HORMS(055-232-4171)
C RRC群馬(027-388-2295)
JAF カップ 本庄サーキット PN,N,SA,SC,D, AE N,B
筑波エキサイティングディ
2012筑波サーキットトライアル第3戦
筑波サーキット N,B E B-Sports(03-5487-0735)
17日
11日 筑波サーキット B E TMAC(03-3611-6687) 東関東サーキットトライアル in つくばフェスティバル&Aライ
センス講習会
DUNLOPスカラシップ杯・タイヤセレクト小平店CUP6
=サーキットトライアル
オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 富士スピードウェイ B E RTSONIC(055-967-8878) SONICサーキットトライアル(A級講習会付き)
選手権地区 開催場所 競技車両 格式
10月 6日 中部 キョウセイドライバーランド PN,N,SA,B,SC, D D SOMOS(052-798-5621) 2012年JAF中部ジムカーナ選手権第8戦 JMRC中部ジムカーナ選手権第8戦 JMRCオールスター選抜第8戦 SOMOSハイスピードジムカーナ
8日
13〜14日
14日
20日
21日
11月 10日
10日
2012FISCO SPECIALSTAGETRIALシリーズ第3戦
7日 富士スピードウェイ B E 富士スピードウェイ㈱、FMC (0550-78-2340)
2012年JAF全日本ジムカーナ選手権第9戦 SUPERGYMKHANA IN IOX-AROSA
2012年JMRC中部ジムカーナ東海シリーズ第8戦 LIMITチャレンジジムカーナ
2012TMSC富士ジムカーナシリーズ第4戦
2012JMRC神奈川ジムカーナシリーズ第 戦 ベイサイドIEDチャレンジカップ
2012FISCO SPECIALSTAGETRIALシリーズ第4戦
2012TMSC富士ジムカーナシリーズ第5戦
=サーキットトライアル
C AND(0763-32-7052)
LIMIT(052-353-7335)
TMSC(03-3221-9950)
IED(042-799-4238)
PN,N,SA.SC,D, AE B
全日本 イオックスアローザスポーツランド
幸田サーキットYRP桐山 N,SA,B E
N,B,SC E
N,B E
B E 富士スピードウェイ㈱、FMC (0550-78-2340)
TMSC(03-3221-9950)
N,B,SC E
富士スピードウェイジムカーナコース
富士スピードウェイジムカーナコース
富士スピードウェイ
富士スピードウェイジムカーナコース
10月 7日
2012年JAF近畿ジムカーナ選手権第8戦
2012年JMRC近畿ジムカーナチャンピオンシリーズ第8戦
2012年JMRC全国オールスター選抜第8戦 BTSCハイスピードジムカーナ
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号
競技会名 開催日 近畿 名阪スポーツランドCコース PN,N,SA,B,SC B D BTSC(077-573-2851)
14日
21日
27日
11月 3日
18日
2012ポルシェクラブ大阪ジムカーナ
PCOS(06-6981-9800)
名阪スポーツランドEコース B E
名阪スポーツランドCコース N,B E RC NARA(0742-32-0100) 2012年JMRC近畿ジムカーナミドルシリーズ第8戦 オール関西ジムカーナ
2012年JMRC西日本ジムカーナフェスティバル in近畿
2012関西活性化プロジェクト“Cartolive”杯 カルチャー・TJマイカージムカーナ In舞洲
名阪スポーツランドCコース N,SA,B,SC,D D LAZYW.S(072-944-8600)
舞洲スポーツアイランド N,B,AE E TJ(072-296-6886)
姫路セントラルパーク第5駐車場 B E OCCK(06-6843-4350) 2012姫路セントラルパークジムカーナシリーズ最終戦 OCCKテクニカルジムカーナNo2
※10〜11月に中国、四国地方で開催される競技会はありません。
10月 7日
競技会名 開催日 九州 モビリティおおむた PN,N,SA,B,SC, D D RTCR(093-591-9377) 2012年JAF九州ジムカーナ選手権第8戦 JMRCオールスター選抜第8戦 スプラインチャレンジジムカーナ2012
10(OCT)~11(NOV)
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号
●ダートトライアル●オートクロス
以下のカレンダーは、開催場所を基準に、カレンダー登録規定の「行政区画における地域別」毎にまとめて掲載しています。 ※10〜11月に北海道地方で開催される競技会はありません。
10月 21日
競技会名 開催日 サーキットパーク切谷内 PN,N,SA,SC,D E MSCはちのへ (0178-28-0075)
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号
2012JMRC北東北ダートトライアルサーキットパークシリーズ 秋のダートトライアル in切谷内
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 モーターランド野沢 N,SA,B,SC,D E ROAD-KNIGHT (0263-26-2545)
長野県ダートトライアルチャンピオンシリーズ第5戦 ロードナイト・ダートトライアル.Ⅱ
野沢オートクロスシリーズ第3戦 ロードナイト・オートクロス.Ⅱ
※10〜11月に中部地方で開催される競技会はありません。
11月 3〜4日
2012年JAFカップオールジャパンダートトライアル
JMRC全国オールスターダートトライアル
ダートラ 京都
開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号
競技会名 開催日 JAF カップ コスモスパーク
PN,N,SA,B, SC,D,AE C THUNDERS(072-822-3346)
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 全日本 テクニックステージタカタ
2012年JAF全日本ダートトライアル選手権第7戦
NANO TOPカップ ダートトライアル inタカタ
2012JMRC西日本ダートフェスティバル in中国
PN,N,SA,SC,D, AE C CCN、TTS、TEAM INDY (0827-84-2900)
PN,N,SA,B,SC, D,AE C TTS(082-929-0888)
※10〜11月に四国地方で開催される競技会はありません。
2012年JMRC九州ダートトライアルジュニアシリーズ第5戦
CRMCジュニアダートトライアル2012
第1章 総則
第5条 選手権競技の成立要件
[公示No2012−K010]
第1条 目的
一般社団法人日本自動車連盟(以下「JAF」とい う。)は 2013年(以下「当該年」という。)のカート競技会において優 秀な成績を収めた者の栄誉をたたえるため、これを認定する日 本カート選手権規定を制定する。
第2条 日本カート選手権の区分 日本カート選手権は次の通り区分される。
1 .全日本選手権
2 .地方選手権
3 .ジュニア選手権
※全日本選手権およびジュニア選手権については夫々の 地域シリーズ終了後、最終競技会として東西統一競技 会を開催する。
第3条 日本カート選手権の部門
日本カート選手権は以下の選手権別に制定する。
1 .全日本選手権
全日本選手権は以下の3部門に区分する。
1)KF1部門
2)KF2部門
3)フォーミュラスーパー125(FS−125)部門
2 .地方選手権は以下の5部門に区分する。第1種コースで 開催される1つのシリーズ(第38条の2「競技の構成」参 照)は3部門以内、第2種コースで開催される1つのシリ ーズ(第38条の2「競技の構成」参照)は1部門で構成さ れる。
1)フォーミュラピストン2(FP−2)部門
2)フォーミュラピストン3(FP−3)部門
3)フォーミュラスーパー4(FS−4)部門
4)フォーミュラスーパー125(FS−125)部門 5)フォーミュラC−2(FC−2)部門
3 .ジュニア選手権
ジュニア選手権は以下の2部門に区分する。
1)フォーミュラピストンジュニア(FP−Jr)部門
2)フォーミュラピストンジュニアカデット(FP−Jr
Cadets)部門
第4条 日本選手権競技の走行距離または時間
走行距離または時間(各ヒートの合計)
第3条に規定する部門毎にそれぞれ5台以上の車両の出走を もって成立とする。5台に満たない場合は、第6条に定める選 手権得点は与えられない。
第6条 得点基準
日本カート選手権として認定された各競技会において、第3 条に規定する部門毎に第2章全日本選手権、第3章地方選手権 または第4章ジュニア選手権で定める基準により得点が与えら れる。
第7条 選手権保持者の認定
JAFは第6条に基づき各選手権の各部門で最高得点を得た 者を当該部門の選手権保持者として認定する。
複数のドライバーが同一の得点を得た場合は、下記に従い順 位を決定する。
1 .有効得点の中で高得点を得た回数の多い順に順位を決定 する。
2 .上記1の回数も同一の場合、当該部門の最終競技会(「最 終競技会」とは、全日本選手権KF1部門、KF2部門、 地方選手権およびジュニア選手権FP−Jr Cadets部門コ ースシリーズにおいては各シリーズ最終競技会を、全日本 選手権FS−125部門およびジュニア選手権(FP−Jr Cadets部門コースシリーズを除く)においては東西統一競 技会を、それぞれいう。)で上位順位を得た者を上位とす る。
なお、当該部門の最終競技会に参加しなかった場合は、 有効得点のうち最終競技会により近い競技会において高得 点を得た者を上位とする。
3 .上記1および2の方法によっても結果が出ない場合は、 同順位とする、ただし、下位の者の順位は繰り上げない。
例)2位が複数の場合:1位、2位、2位、4位 第8条 賞の授与
日本カート選手権保持者として認定された者に対して、JA Fが別に定めた「JAFモータースポーツ賞典規定」による賞 典を与える。
全日本選手権は国内格式以上、地方選手権は準国内格式以上、 ジュニア選手権競技会は準国内格式以上とし、夫々の選手権と して申請された競技会の中からJAFが認定したものに対して のみタイトルの使用が許可される。
30kmまたは30分
最長 最短 90kmまたは90分
50kmまたは50分 30kmまたは30分
JAFは競技会終了後、選手権競技会としての要件を満たさ なかったと判断した場合には、当該競技会を選手権から除外す る場合がある。
第10条 カレンダー登録
日本カート選手権競技会のカレンダー登録は、別に定める 「JAFカートカレンダー登録規定」による。
第11条 組織許可
30kmまたは30分
20kmまたは20分 FP-Jr Cadets
50kmまたは50分
40kmまたは40分
JAFは、オーガナイザーが本規定およびJAFによる付帯 条件等を遵守することを条件として、日本カート選手権競技の
組織許可を与える。
第12条 組織許可申請の手続き
日本カート選手権競技会のカレンダー登録が認められた者は、 開催日の2ヵ月前までに所定の書式により当該競技会の組織許 可申請書類をJAFに提出すること。
第13条 参加者名簿のJAFへの提出
オーガナイザーは、国内競技規則4−28に基づき競技会開催 日の7日前までに参加者名簿の写しをJAFに提出すること。
第14条 JAFオブザーバーの派遣 日本カート選手権競技会にはJAFからオブザーバーを派遣 する場合がある。
第15条 参加台数の制限
日本カート選手権競技会の参加台数は、当該競技開催場所の パドック、駐車場の面積によりJAFが参加台数を制限する場 合がある。
第16条 参加申込の拒否
オーガナイザーは、国内競技規則4−19に基づき、参加申込 の拒否を行った場合は、速やかにその理由を付してJAFに報 告すること。
第17条 日本選手権競技の延期、中止、非開催
オーガナイザーは、日本カート選手権競技会の延期または中 止とする場合、開催予定日の2ヵ月前(天災地変またはこれに 準ずる理由があるときを除く)までに、JAFに理由を付して 届出を行い、承認を受けたうえ、必要な公示を行うこと。
正当な理由がなく、認定された日本選手権競技を中止または 開催を行わなかったオーガナイザーに対しては、次年度の日本 選手権競技の開催を認めない。
1 .日本カート選手権競技に適用される規則に違反した者に 対し、JAFは罰則を課する場合がある。
2 .年齢、ライセンス等、出場資格に制限のある日本カート 選手権競技で、その資格に違反してエントリーしたことが 競技会開始後に判明したドライバーについて、JAFは当 該年度の選手権の全得点を無効とする場合がある。
第19条 本規定の特例
やむを得ない事情により、本規定を適用できない場合はJA Fがその処置を決定する。
第22条 ドライバーの出場資格
全日本選手権競技に出場するドライバーは、各部門毎に以下 の条件を満たしていること。
ドライバーが出場できる地域および参加部門は何れかの地域 ならびに部門に限定され、シリーズの途中で変更することはで きない。
1 .KF1部門:
1)国際Bドライバーライセンス以上の所持者。
2)国際Cおよび国内Aドライバーライセンス所持者につ いては、下記の何れかの実績を満たす者。
(1)当該年の前年の全日本選手権の同部門に出場した 実績のある者。
(2)過去の全日本選手権SuperKF部門あるいは KF1部門で、年間総合順位が10位以内であった者。
(3)当該年の前年の全日本選手権のいずれかの部門で、 年間総合順位が10位以内の者。
(4)JAFによって特に認められた者(海外での実績 等)。
2 .KF2部門:
1)国内Aドライバーライセンス以上の所持者。
2)ジュニアAまたはジュニア国際ドライバーライセンス 所持者(満14歳以上または当該年に満14歳となる者)で、 当該年の前年の地方選手権シリーズ(地域・コース)の FS−125部門で3位以内となり、かつJAFによって 特に認められた者。
3 .FS-
125部門:
1)国内Aドライバーライセンス以上の所持者
2)ジュニアAまたはジュニア国際ドライバーライセンス 所持者(満14歳以上または当該年に満14歳となる者)で、 下記の何れかの実績を満たし、かつJAFによって特に 認められた者。
(1)当該年の前年の地方選手権シリーズ(地域・コー ス)のFS-125部門で5位以内となった者。
(2)当該年の前年のジュニアカート選手権シリーズの FP−Jr部門で1位となった者。
4 .東西統一競技会(東西統一競技会の構成については、第 27条2「競技の構成」参照)FS−125部門: 1)当該年の東地域、西地域(第27条1「地域区分」参照) 夫々で開催された全日本選手権の地域シリーズ競技会の 何れかの部門に出場した実績を有する者。
2)出場できる部門は、ドライバーが当該年に出場した部 門に限定する。
第23条 開催資格
全日本選手権を開催するオーガナイザーは、以下の条件を満 たしていること。
第20条 適用規則
全日本選手権競技は、JAF国内カート競技規則とその付則、 本規定、全日本カート選手権統一規則および競技会特別規則が 適用される。
第21条 競技車両
全日本選手権に参加が認められるカート競技車両は、「JA F国内カート競技車両規則」の第2条に定める第1種競技車両 に限定し、各部門により以下の通りとする。
1 .KF1部門:
JAF国内カート競技車両規則第45条に定めるKF1車 両とする。
2 .KF2部門:
JAF国内カート競技車両規則第44条に定めるKF2車 両とする。
3 .FS−125部門:
JAF国内カート競技車両規則第41条に定めるFS− 125車両とする。
1 .カレンダー登録申請締切日前にJAFによって開催され る「全日本カート選手権カレンダー登録申請に係る説明会」 に出席すること。
※開催日時、開催場所等の詳細は別途公示される。
2 .カレンダー登録申請時点で過去に単独で準国内格式以上 の公認競技会を5回以上(内1回以上の国内格式競技会を 含む)開催した実績を有する加盟または公認カートクラブ、 若しくは公認カートコース団体とする。
第24条 開催場所
全日本選手権の開催場所は、カレンダー登録申請時点で同選 手権開催に有効なコース許可証を所持している公認カートコー スであること。KF1部門およびKF2部門の開催場所につい ては、以下のいずれかの条件を満たした公認カートコースとす る。
1 .現行(または過去に)国際格式を取得しているカートコ ース。
2 .全日本選手権東西統一競技会を開催した実績を有するカ ートコース。
3 .JAFが特に認めたカートコース。
1 .全日本選手権は、原則として1コース1競技会開催とす る。
2 .JAFは、全日本選手権KF1部門およびKF2部門と してオーガナイザーから申請された競技会の中から、3競 技会以上5競技会以内の競技会を選手権競技会として認定 する。
3 .JAFは、全日本選手権FS−125部門としてオーガナ イザーから申請された競技会の中から、東地域、西地域夫 々3競技会以上5競技会以内の競技会を選手権競技会とし て認定する。
4 .KF1部門ならびにKF2部門最終競技会およびFS− 125部門東西統一競技会は、同日開催とし、オーガナイザ ーからの申請に基づき、JAFが指定し、認定する。
第26条 審査委員会の認定
全日本選手権競技会における審査委員会は3名で構成し、審 査委員長および審査委員1名はJAF派遣とする。
第27条 開催地域区分と競技の構成
1 .KF1部門およびKF2部門
1)地域区分:設けない。
2)競技の構成:KF1部門は1競技会2レース制とする。
ただし、最終競技会は、1レース制とする。
KF2部門は1競技会1レース制とする。
2 .FS−125部門
1)地域区分:東地域および西地域の2つの地域シリーズ
東西統一競技会は、2つの地域シリーズ終了後、開催 される。
東地域:北海道、青森、秋田、岩手、山形、宮城、
福島、新潟、長野、山梨、群馬、栃木、茨城、 埼玉、東京、神奈川、千葉
西地域:静岡、富山、石川、福井、岐阜、愛知、三重、 大阪、兵庫、滋賀、京都、奈良、和歌山、
岡山、鳥取、島根、広島、山口、香川、徳島、
高知、愛媛、福岡、大分、佐賀、長崎、熊本、 宮崎、鹿児島、沖縄
2)競技の構成:1競技会1レース制とする。
各部門毎に以下の通り得点が与えられる。ただし、競技会出 場台数に応じて下表aの通り得点の対象となる順位が制限され る。
ドライバーは、年間の各競技会を通じ、第21条の規定に合致 する同一部門の車両であれば異なる車両で参加しても得点が加 算される。
得点対象順位 出場台数 得点対象順位 出場台数
20位まで 40台以上
19位まで 38~39台
18位まで 36~37台
11位まで 22~23台
10位まで 20~21台
9位まで 18~19台
8位まで 16~17台 17位まで 34~35台
得した得点のうち、高い得点の順に選手権として成立した レース数の75%(小数点以下四捨五入)を集計し、その得 点合計により決定する。
得点対象となるレースがKF1部門においては6回に満た ない場合、KF2部門においては4回に満たない場合は、 全得点を合算する。
4 .FS−125部門のシリーズの順位は各地域での競技会お よび東西統一競技会で獲得した得点のうち高い得点の順に 選手権として成立したレース数の75%(小数点以下四捨五 入)を集計し、その得点合計により決定する。
得点対象となる競技会が4回に満たない場合は、全得点を 合算する。
表b(KF1/KF2/FS−125部門)
①決勝結果成績に付す得点
10位 9位 8位 7位 6位 5位 4位 3位 2位 1位 順位
11点 12点 13点 14点 15点 16点 18点 20点 22点 25点 得点
20位 19位 18位 17位 16位 15位 14位 13位 12位 11位 順位
1点 2点 3点 4点 5点 6点 7点 8点 9点 10点 得点
②予選結果成績に付す得点(10位まで)
10位 9位 8位 7位 6位 5位 4位 3位 2位 1位 順位
1点 2点 3点 4点 5点 6点 7点 8点 9点 10点 得点
第29条 競技番号の指定
前年の全日本選手権の各部門1位から10位の者に対して、順 位と同一の競技番号を与える。これを適用できない場合、ドラ イバーの実績を勘案し、オーガナイザーが競技番号を指定する。 なお、前年の全日本選手権の各部門で1位から10位となった 者以外はこの競技番号を使用することはできず、この者が不出 場の場合、当該競技番号は空番号となる。
1 .KF1部門およびKF2部門については、当該年に3回 以上のレースが開催されなければ、全日本選手権は成立し ない。
2 .FS−125部門については、第27条に定める東・西何れか の地域で当該年に夫々3回以上の競技会が開催されなけれ ば、全日本選手権は成立しない。
第31条 適用規則
地方選手権競技は、JAF国内カート競技規則とその付則、 本規定、地方カート選手権統一規則および競技会特別規則が適 用される。
第32条 競技車両
地方選手権に参加が認められるカート競技車両は、「JAF 国内カート競技車両規則」の第1条に定める第1種競技車両に 限定し、各部門により以下の通りとする。
1 .フォーミュラピストン2(FP−2)部門: JAF国内カート競技車両規則第41条に定めるフォーミ ュラピストン2(FP−2)車両とする。
7位まで 14~15台
16位まで 32~33台 6位まで 12~13台 15位まで 30~31台
10~11台 14位まで 28~29台 4位まで
1 .KF1部門、KF2部門、FS−125部門得点基準表は 表b①と②による。
2 .KF1部門、KF2部門の最終競技会およびFS−125 部門東西統一競技会の得点は得点基準表b①の1.5倍とする。
3 .KF1部門、KF2部門シリーズの順位は各競技会で獲
2 .フォーミュラピストン3(FP−3)部門: JAF国内カート競技車両規則第42条に定めるフォーミ ュラピストン3(FP−3)車両とする。
3 .フォーミュラスーパー4(FS−4)部門:
JAF国内カート競技車両規則第45条に定めるフォーミ ュラスーパー4(FS−4)車両とする。
4 .フォーミュラスーパー125(FS−125)部門:
JAF国内カート競技車両規則第46条に定めるフォーミ ュラスーパー125(FS−125)車両とする。
5 .フォーミュラC−2(FC−2)部門:
JAF国内カート競技車両規則第44条に定めるフォーミ ュラC−2(FC−2)車両とする。
第33条 ドライバーの出場資格
地方選手権競技に出場するドライバーは、各部門毎に以下の 条件を満たしていること。
なお、一つの競技会における同一ドライバーの参加できる部 門は一部門のみとする。
1 .FP−2/FP−3/FS−4/FS−125部門 1)国内Bドライバーライセンス以上の所持者。
2)ジュニアAまたはジュニア国際ドライバーライセンス
所持者(満13歳以上または当該年13歳になる 者)で、下 記の何れかの条件を満たす者。
(1)当該年の前年ジュニア選手権競技会に出場した実 績のある者。
(2)参加申込時点において過去12ヵ月以内にクローズ ド格式以上の競技会に3回以上出場した実 績 (ラ イセンス取得後の実績)のある者。
3)第38条2.1)に定める地域シリーズとして開催される
FP−3部門は、満18歳以上の国内Bドライバーライセ ンス以上の所持者とする。
2 .FC−2部門 国内Bドライバーライセンス以上の所持者。
第34条 開催資格
地方選手権を開催するオーガナイザーは、下記の何れかの条 件を満たした加盟または公認カートクラブ、若しくは加盟また は公認カートコース団体とする。
1 .カレンダー登録申請時点で過去に単独で制限付格式以上 の公認競技会を5回以上開催した実績を有する者。
2 .上記1を満たしていない場合は、過去に全日本選手権競 技会を3回以上開催した実績のあるクラブ若しくは団体と の共催により開催することをJAFが認めた場合。
第35条 開催場所
地方選手権の開催場所は、カレンダー登録申請時点で同選手 権開催に有効なコース許可証を所持している公認カートコース であること。
FC−2部門の開催場所については、第2種カートコース (準国内)に限定する。
第36条 申請と認定
1 .FP−2/FP−3/FS−4/FS−125部門 1)地方選手権(FP−2/FP−3/FS−4/FS− 125部門)は、第38条2に定めるシリーズ毎に第3条2で 規定する4部門から、何れか3部門以内をオーガナイザ ーが選択し、JAFに申請する。
2)JAFは、地方選手権(FP−2/FP−3/FS− 4/FS−125部門)として申請された競技会の中から、 東地域、西地域(第38条1「地域区分」参照)および各 カートコース毎に夫々3競技会以上6競技会以内の競技 会を選手権競技会として認定する。
2 .FC−2部門
1)地方選手権(FC−2部 門)は、第38条2.2)に定め るシリーズ毎にオーガナイザーが選択し、JAFに申請 する。
2)JAFは、地方選手権(FC−2部門)として申請さ れた競技会の中から、各カートコース毎にそれぞれ3競 技会以上6競技会以内の競技会を選手権競技会として認 定する。
第37条 審査委員会の認定
地方選手権競技会における審査委員長は、オーガナイザーが 「1級」のオフィシャルライセンス所持者またはエキスパート ライセンス所持者の中から選出しJAFの承認を受けた者とす る。なお、JAFが特に指名する場合もある。
他の審査委員はオーガナイザーが指名した者をJAFが承認 する。
第38条 開催地域区分と競技の構成
1 .地域区分:
1)東地域:北海道、青森、秋田、岩手、山形、宮城、 福島、新潟、長野、山梨、群馬、栃木、茨城、 埼玉、東京、神奈川、千葉
2)西地域:静岡、富山、石川、福井、岐阜、愛知、三重、 大阪、兵庫、滋賀、京都、奈良、和歌山、 岡山、鳥取、島根、広島、山口、香川、徳島、 高知、愛媛、福岡、大分、佐賀、長崎、熊本、 宮崎、鹿児島、沖縄
2 .競技の構成:
地方選手権は、次の2つのシリーズから構成される。
1)地域シリーズ:
地域シリーズは、全日本選手権競技会との併催により、 前項1の東地域および西地域の2つの地域シリーズとし て構成する。この場合の呼称は、当該地域名(東地域、 西地域)を付す。
2)コースシリーズ:
コースシリーズは、1つまたは複数のカートコースに おいて1つのシリーズを構成する。この場合の呼称は、 開催されるカートコース名を付す。
第39条 得点基準
1 .各シリーズの各部門毎に以下の通り得点が与えられる。 ただし、出場台数に応じて下表aの通り得点の対象となる 順位が制限される。
2 .ドライバーは、年間を通じて第38条の異なるシリーズに 出場することができる。出場するシリーズ毎に第3条の2 に規定する部門を任意に選択することができる。
3 .ドライバーは、年間の各競技会を通じ、第32条の規定に 合致する車両であれば異なる車両で参加しても得点が加算 される。
得点対象順位 出場台数 得点対象順位 出場台数 11位まで 22~23台 20位まで 40台以上
FP−2/FP−3/FS−4/FS−125/FC−2部門: 得点基準は表bによる。
得点合計の対象となる競技会は、選手権競技会として開 催されたシリーズ毎の当該部門競技会の合計数の80%(小 数点以下四捨五入)とし、その得点合計によりシリーズ順 位を決定する。
ただし、開催された競技会の合計数が5競技会に満たな い場合は、開催されたシリーズ毎の当該部門競技会のレー スのすべてが得点合計の対象となる。
表b(FP−2/FP−3/FS−4/FS−125/FC−2部門)
10位まで 20~21台 19位まで 38~39台 9位まで 18~19台 18位まで 36~37台 8位まで 16~17台 17位まで 34~35台 7位まで 14~15台 16位まで 32~33台 6位まで 12~13台 15位まで 30~31台 5位まで 10~11台 14位まで 28~29台 4位まで 8~9台 13位まで 26~27台 3位まで 5~7台 12位まで 24~25台 10位 9位 8位 7位 6位 5位 4位 3位 2位 1位 順位 11点 12点 13点 14点 15点 16点 18点 20点 22点 25点 得点 20位 19位 18位 17位 16位 15位 14位 13位 12位 11位 順位 1点 2点 3点 4点 5点 6点 7点 8点 9点 10点 得点
前年の当該地域の地方選手権の各部門1位の者に対して、順 位と同一の競技番号を与える。これを適用できない場合、ドラ イバーの実績を勘案し、オーガナイザーが競技番号を指定する。 同競技番号は、シリーズ1位を得た地域ならびに当該部門での み使用が認められ、他地域ならびに他部門での使用は認められ
なお、前年1位となった者以外はこの競技番号を使用するこ とはできず、この者が不出場の場合、当該競技番号は空番号と する。
第41条 地方選手権の成立
第38条に定める何れかのシリーズで、第32条に定められた各 部門の競技会が当該年度で夫々3回以上開催されなければ、当 該シリーズは成立しない。
2)年齢制限
10歳(10歳の誕生日を迎える当該年)以上13歳未満の 者。
なお、当該年に13歳に達しても、その年のジュニア選 手権競技に出場することが認められる。
3)出場できる地域シリーズは、東地域または西地域(第 49条の1「地域区分」参照)の何れかに限定され、シリ ーズの途中で変更することはできない。ただし、地域シ リーズとコースシリーズに重複して出場することは認め られる。
4)東西統一競技会:
第42条 適用規則
ジュニア選手権競技は、JAF国内カート競技規則とその付 則、本規定、ジュニアカート選手権統一規則および競技会特別 規則が適用される。
第43条 競技車両
ジュニア選手権に参加が認められるカート競技車両は、「J AF国内カート競技車両規則」の第1条に定める第1種競技車 両に限定し、各部門により以下の通りとする。
1 .フォーミュラピストンジュニア(FP−Jr)部門:
第39条に定めるフォーミュラピストンジュニア(FP− Jr)車両とする。
2 .フォーミュラピストンジュニアカデット(FP−Jr Cadets)部門:
第40条に定めるフォーミュラピストンジュニアカデット (FP−JrCadets)車両とする。
第44条 ドライバーの出場資格 ジュニア選手権競技に出場するドライバーは、以下の条件を 満たしていること。
ドライバーが出場できる地域は東地域または西地域(第49条 1「地域区分」参照)何れかに限定され、シリーズの途中で変 更することはできない。
1 .フォーミュラピストンジュニア(FP−Jr)部門
1)ライセンス
JAFが発給するジュニアドライバーライセンス所持 者とする。
ただし、ジュニアBカートドライバーライセンス所持 者は、参加申込時点において、ライセンス取得後クロー ズド格式以上の競技会に3回以上出場した実績を有する こと。
2)年齢制限
12歳(12歳の誕生日を迎える当該年)以上15歳未満の 者。
なお、当該年に満15歳に達しても、一般ライセンスを 取得しなければ、その年のフォーミュラピストンジュニ ア(FP−Jr)部門に出場することが認められる。
3)東西統一競技会:
(1)当該年の東地域、西地域(第49条の1「地域区分」 参照)夫々で開催されたジュニア選手権の地域シリ ーズ競技会の何れかの部門に出場した実績を有する 者。
(2)出場できる部門は、ドライバーが当該年に出場し た部門に限定する。
2 .フォーミュラピストンジュニアカデット(FP−Jr C adets)部門
1)ライセンス JAFが発給するジュニアドライバーライセンス所持 者とする。
ただし、ジュニアBカートドライバーライセンス所持
者は、参加申込時点において、ライセンス取得後クロー ズド格式以上の競技会に3回以上出場した実績を有する か、JAF公認カートコースにおけるスポーツ走行の経 験時間が20時間以上あり、その証明を有すること。
(1)当該年の東地域、西地域(第49条の1「地域区分」 参照)夫々で開催されたジュニア選手権の地域シリ ーズ競技会、またはコースシリーズ競技会に出場し た実績を有する者。
(2)出場できる部門は、ドライバーが当該年に出場し た部門に限定する。
第45条 開催資格
ジュニア選手権を開催するオーガナイザーは、カレンダー登 録申請時点で過去に単独で準国内格式以上の公認競技会を5回 以上(内1回以上の国内格式競技会を含む)開催した実績を有 する加盟または公認カートクラブ、若しくは加盟または公認カ ートコース団体とする。
第46条 開催場所
ジュニア選手権の開催場所は、カレンダー登録申請時点で同 選手権開催に有効なコース許可証を所持している公認カートコ ースであること。
1 .ジュニア選手権は、コースシリーズとして開催されるフ ォーミュラピストンジュニアカデット(FP−Jr Cad ets)部門を除き、原則として1コース1競技会開催と する。
2 .JAFはジュニア選手権としてオーガナイザーから申請 された競技会の中から、東地域、西地域および各カートコ ース毎に夫々3競技会以上5競技会以内の競技会を選手権 競技会として認定する。
3 .ジュニア選手権東西統一競技会の開催は、原則として、 全日本選手権東西統一競技会との併催とし、オーガナイザ ーからの申請に基づき、JAFが指定し、認定する。
第48条 審査委員会の認定
コースシリーズを除くジュニアカート選手権競技会における 審査委員会は3名で構成し、審査委員長および審査委員1名は JAF派遣とする。
ただし、コースシリーズにおける審査委員長は、オーガナイ ザーが「1級」のオフィシャルライセンス所持者またはエキス パートライセンス所持者の中から選出しJAFの承認を受けた 者とする。なお、JAFが特に指名する場合もある。他の審査 委員はオーガナイザーが指名した者をJAFが承認する。
第49条 開催地域区分と競技の構成
1 .地域区分:
1)東地域:北海道、青森、秋田、岩手、山形、宮城、 福島、新潟、長野、山梨、群馬、栃木、茨城、 埼玉、東京、神奈川、千葉
2)西地域:静岡、富山、石川、福井、岐阜、愛知、三重、 大阪、兵庫、滋賀、京都、奈良、和歌山、
岡山、鳥取、島根、広島、山口、香川、徳島、 高知、愛媛、福岡、大分、佐賀、長崎、熊本、 宮崎、鹿児島、沖縄
2 .競技の構成:
ジュニア選手権は、次の2つから構成される。
1)地域シリーズ:
地域シリーズは、前項1.の東地域および西地域の2 つの地域シリーズとして構成する。
東西統一競技会は、上記の選手権競技会終了後、開催 される。
2)コースシリーズ:(FP−Jr Cadets部門のみ)
コースシリーズ、1つまたは複数のカートコースにお いて1つのシリーズを構成する。この場合の呼称は、開 催されるカートコース名を付す。
第50条 得点基準
1 .選手権競技会として認定された各競技会において、出場 台数に応じて下表aの通り得点の対象となる順位が制限さ れ、下表bの通り得点が与えられる。
2 .ドライバーは、年間の各競技会を通じ、第43条の規定に 合致する車両であれば異なる車両で参加しても得点が加算 される。
3 .東西統一競技会の得点は得点基準表bの1.5倍とする。
4 .地域シリーズの順位は東・西夫々の地域における得点お よび東西統一競技会で獲得した得点のうち、高い得点の順 に選手権として成立した競技会数の75%(小数点以下四捨 五入)を集計し、その得点合計により決定する。得点対象 となる競技会が4回に満たない場合は、全得点を合算する。
5 .コースシリーズの順位は各競技会で獲得した得点のうち、 高い得点の順に選手権として成立した競技会数の75%(小 数点以下四捨五入)を集計し、その得点合計により決定す る。得点対象となる競技会が4回に満たない場合は、全得 点を合算する。
表a(得点対象)
得点対象順位 出場台数
11位まで 22~23台 20位まで 40台以上
10位まで 20~21台 19位まで 38~39台
18位まで 36~37台
9位まで 18~19台
8位まで 16~17台 17位まで 34~35台
7位まで 14~15台 16位まで 32~33台
6位まで 12~13台 15位まで 30~31台
14位まで 28~29台
13位まで 26~27台
5位まで 10~11台
4位まで 8~9台
3位まで 5~7台 12位まで 24~25台
10位 9位 8位 7位 6位 5位 4位 3位 2位 1位 順位 11点 12点 13点 14点 15点 16点 18点 20点 22点 25点 得点 20位 19位 18位 17位 16位 15位 14位 13位 12位 11位 順位 1点 2点 3点 4点 5点 6点 7点
本年度のジュニア選手権各部門各シリーズ1位から10位の者 に対して、翌年も本ジュニア選手権の同一部門同一シリーズに 出場する場合には、順位と同一の競技番号を与える。
第52条 ジュニア選手権の成立
1 .地域シリーズについては、第49条1に定める東・西何れ かの地域で、第3条3に定めるフォーミュラピストンジュ ニア(FP−Jr)部門、フォーミュラピストンジュニア カデット(FP−Jr Cadets)部門毎に、競技会が 当該年度に夫々3回以上開催されなければ、その部門のジ ュニア選手権は成立しない。
2 .コースシリーズについては、競技会が当該年度に3回以 上開催されなければ、その部門の当該ジュニア選手権は成 立しない。
第53条 本規定の施行
本規定は、2013年1月1日より施行する。
第1条〜第9条(略)
第10条 クローズド競技の開催
クローズド競技の開催については以下の通り取り扱う。
1)競技会開催の届出:
所定の届出書により開催日の14日前までにJAFに届出 ること(本規定第7条に示すカレンダーの登録、第8条お よび第9条に示す組織許可は免除される)。 2)出場実績:
クローズド競技会に1回以上出場した者は、カート国内
Bライセンス/ジュニアBライセンスの取得資格を有する ものとする。ただし、JAFは競技結果成績を記録しない (本規定第29条に示すJAFへの報告義務は免除される)。
第11条〜第30条(略)
第31条 本規定の施行
本規則は2013年1月1日から施行する。
標題の「国内カートコース公認規定の一部改正について」は、 誌面の都合上、次月号掲載とさせていただきます。
なお本改正は、JAFモータースポーツホームページにおいて、
既に2012年8月10日付「JAFモータースポーツニュースNo233」 により発表しておりますので、ご参照ください。
カート競技会組織に関する規定の一部改正について
国内カートコース公認規定の一部改正について
第7条 カートドライバーライセンスの新規申請
1 .新たにドライバーライセンスを取得しようとする者は、次
の条件のいずれか1つを満たさなければならない。
身体の障害のある者は、ライセンスを取得する適性につい
てJAFの審査を受け、承認を得なければならない。
1)クローズド競技参加によるもの:
JAF登録カートクラブ・団体が開催するクローズド競 技会に1回以上出場した者はカート国内Bライセンス/ジ
ュニアBライセンスを申請することができる。
ただし申請の際に当該主催カートクラブ・団体の代表者 の証明を必要とする。
2)講習会受講によるもの:(略)
3)推薦によるもの:(略)
4)(略)
2 .〜3 .(略)
第8条〜第25条(略)
[公示No2012−K014]
第1条〜第2条
②所属クラブ会員のうち5名以上がJAFのカートドライ バーライセンスもしくは カートオフィシャルライセン ス所持者であること。一人で両方のライセンスを所持し ているものについては、どちらか一方のライセンスでの み、所属クラブの会員としてJAFに届出ることができ る。また、カートライセンス所持者の定数は、すでに他 のクラブ、団体からJAFへ登録されているものは除か れる。
③ (略)
<申請手続き>(略)
<特典>
①〜⑦ (略)
⑧クラブ代表者は、当該クラブ名称の国内エントラントラ イセンスを申請し、取得できる。
⑨JAFへ格式制限付までのカートコースの公認申請を行 うことができる。
2 .加盟カートクラブ
<申請資格>
① (略)
②所属クラブ会員のうち10名以上がJAFのカートドライ バーライセンスもしくはカートオフィシャルライセンス 所持者であること。一人で両方のライセンスを所持して いるものについては、どちらか一方のライセンスでのみ、 所属クラブの会員としてJAFに届出ることができる。 また、カートライセンス所持者の定数は、すでに他のク ラブ、団体からJAFへ登録されているものは除かれる。
③(略)
<申請手続き>(略)
<特典>
①〜⑤ (略)
⑥JAFへ格式準国内までのカートコースの公認申請を行 うことができる。
<更新の成立>(略)
3 .〜7 .(略)
以上
カートライセンス発給規定の一部改正について [公示No.2012−K013]
格式A−国際/C−国内/D−準国内/E−制限付 ●太字は全日本選手権,世界選手権,国際競技及びそれに準ずる競技会・下線付き細字は地方選手権 ●このカレンダーは8月22日までに本部にて受付したものです。
競 技 会 名
FC-2リブレ E VICIC(0465-83-4702) WAKO'Sスーパーカートカップ第6戦 10月
7日
2012トヨタSLカートミーティング SUGOカートレースシリーズ第5戦
競 技 車 両 格式 オーガナイザー/電話番号
FS-125 E SSC(0224-83-3111)
開 催 場 所
催 日 SUGOインターナショナルレーシ ングコース
スポーツランドSUGO西コース
全日本カート選手権KF1部門第9戦/KF2部門第
5戦/FS-125部門東西統一競技会
ジュニアカート選手権FP-Jr部門/FP-JrCadets部 門東西統一競技会
KARTRACEIN SUZUKA
SMSC(059-378-3405)
KF1,KF2,FS-125
FP-Jr,FP-JrCadets C D
13〜14日 カートソレイユ最上川
鈴鹿サーキット国際南コース
21日
2012トヨタSLカートミーティング
カートソレイユ最上川シリーズ第5戦
2012もてぎカートレース第5戦
AKCS(0234-43-3390)
FS-125 E
21日 ツインリンクもてぎ北ショ トコース
FS-125 D 株式会社モビリティランド (0285-64-0200)
大井松田チャレンジカップ2012第6戦
リブレ E ㈱大井松田カートランド (0465-81-2557)
大井松田カートランド
21日 オートパラダイス御殿場
28日
WAKO'Sスーパーカート 岡山国際サーキットシリーズ第5戦
11(NOV)
11月 3〜4日
WAKO'Sスーパーカートカップ第7戦
FS-125 D APG(0550-75-6138)
2012APG CUP第6戦 28日 岡山国際サーキット
FC-2リブレ E VICIC(0465-83-4702)
FC-2リブレ E VICIC(0465-83-4702)
ツインリンクもてぎ
NTC CUPRd5
FS-125 D NTC(0436-36-3139)
新東京サーキット
11日 瑞浪レイクウェイ
FS-125 D MLKC(0572-63-3178) 瑞浪選手権シリーズ第8戦 TOYOTASLカートミーティング
11日 筑波サーキット
FC-2リブレ E VICIC(0465-83-4702)
WAKO'Sスーパーカート筑波選手権シリーズ第4戦 17日 スポーツランドSUGO西コース
2012トヨタSLカートミーティング SUGOカートレースシリーズ第6戦
FS-125 E SSC(0224-83-3111)
18日 榛名モータースポーツランド
2012HARUNACUPKARTRACERd7
FS-125 D HMSL(0279-54-8199)
18日 幸田サーキットYRP桐山
2012TOYOTASLカートミーティング 幸田シリーズ第6戦
FS-125,FS-125リブレ E TKR(0564-63-0840)
18日 ツインリンクもてぎ北ショ トコース
25日
2012もてぎカートレース第6戦
大井松田チャレンジカップ2012第7戦
FS-125 D 株式会社モビリティランド (0285-64-0200)
25日 大井松田カートランド リブレ E ㈱大井松田カートランド (0465-81-2557)
2012TOYOTASLKARTMEETING 石野カートMシリーズ Rd7
第6戦
2012SL中日本カートミーティングシリーズ第6戦
2012アドバンパンサーツアー 新東京大会(秋) 11月
トヨタSLカートミーティングつま恋大会 第6戦
F MSL(0743-87-0007)
NTC(0436-36-3139)
HKC(059-375-6856)
BRC(03-6452-4584)
TMSC(0537-24-9820)
TOYOTASLカートミーティング2012レインボーシリーズ 第6戦 18日 琵琶湖スポーツランド F BSL(077-598-2888)
2012TOYOTASLカートミーティング ビワコシリーズ 第7戦
2012SLたからづかシリーズ第9戦 カートレース
2012SL大阪シリーズ 第6戦
レインボースポーツカートコース (0594-31-5333)
TKF(0797-84-9113)
大阪スポーツ株式会社(0722-97-1156)
開催日:7月15日 開催場所:丸和オートランド那須 格式:準国内 主催:CCCR[クラブ登録NO.加盟13029] レポート&フォト/JAFスポーツ編集部
2012年JAF関東ダートトライアル選手権第6戦 JMRC関東ダートトライアルシリーズ JMRCオールスター選抜戦 CCCRダートトライアル2012[JAF公認No.2012-1709]
全9戦で王座を争うJAF関東ダートトライアル 選手権。そのシリーズ後半戦を迎えた第6戦が、7 月15日に丸和オートランド那須で開催された。
午前中は小雨が降ったり止んだり、という空模 様も2本めが競われた午後は小雨も止み、時折日 射しが差すまでに回復。路面はその天候とともに
予定していたコース一番奥の“象の鼻”の一部が 水没して使用不能に。これを受けて急遽、その内 側の2つの島を2周する、丸和では珍しいレイア ウトに変更して競われた。
PN1クラスでは、ここまで優勝は無いものの、 コンスタントにポイントを稼ぎ、ポイントリーダ ーに立つ松栄吉彦選手がついに今年初優勝をあ げ、王座に向けて大きなリード拡大に成功した。
N1クラスは「2本めの前に硬い路面が出ている のを見て心が決まりました」とドライタイヤに交換 した熊川嘉則ストーリアが1分59秒台に乗せて 優勝。1本めトップの原靖彦選手は2本めもウェッ トタイヤでタイムアップを果たしたが、2分の壁は 破れず、逆転を喫して2位となった。
パルサーを駆るN2クラスの北原栄一選手は今 年3勝めをゲット。2位にも北原選手とダブルエン トリーする大橋邦彦選手が入り、初のワン・ツー フィニッシュを果たした。
N3クラスでは鈴木良信選手が「2度めの慣熟歩 行で見た路面と、スターレットの軽さを考慮して ウェットタイヤにしました」と2本め、約5秒タイ ムアップして逆転優勝。元全日本ドライバーの実 力を発揮した。
N4クラス移籍2年めの菅原英剛選手は、「勝 負どころの島回りで無駄にスピードを落とさず、 回りきれたことが大きかったです」という気迫の走 りで、念願のクラス初優勝を果たした。
2WD車では唯一となる、2分の壁を破った小山 健一選手はS1クラスで優勝。「ストレートでスピ ードに乗せるために、しっかりコーナーを立ち上 がれる走りの組み立てが大事。今日もそれができ ましたね」とチャンピオンの貫録を見せつけた。 S2クラスは、2本めのドライタイヤがクルマと 路面にマッチした、という林軍市選手が今年3勝 めをあげて、王座防衛へのリードを広げた。 Dクラス期待の22歳、目黒亮選手は「丸和はラ イン上の土が掃けたらドライタイヤです」と履き換 えた2本め、1本めでハーフスピンを喫した島回り も豪快に駆け抜け、今年2勝めをあげた。
1.リアの足回りをオーバーホールして、クルマの動きが軽くなったという林軍市選手がS2クラスを制した。2.Dクラスはポイン トリーダーの目黒亮選手が2勝めをあげてリードを拡大。3.S1クラスでFTOを駆る飯島勲選手は2戦連続で2位入賞。4. 水野 喜文選手はS1クラス3位を獲得。5.N4クラス星野悟選手は3位入賞でポイントリーダーに立った。6.S1クラスの小山健一選手 は先週シェイクダウンしたばかり、というシビックのデビューウィンを飾った。7.Dクラスの大塚賢治選手は0.1秒差で悔しい2 位に。8. 菅原選手とともにシード勢の壁を破った蛭田英輝選手がN4クラス2位を獲得。9.S2クラスの王座を林選手と争う中澤 康治選手は2位入賞。10.N1クラスはチャンプの熊川嘉則選手が制した。11.N2クラス優勝の北原栄一選手は「島回りをインに ついてコンパクトに回れたことが大きかったです」と好調をキープ。12.「練習量の増加が好調につながっています」。N1500ク ラスは松栄吉彦選手が優勝。13. クルマの特徴を活かした走りでN3クラスを制した鈴木良信選手。14. 星野伸治インプレッサは Dクラスの3位を獲得。15.S2クラス3位の森正選手は、優勝した第2戦以来のポイントを獲得。16.N4クラス入賞の皆さん。 17.S1クラス入賞の皆さん。18.S2クラス入賞の皆さん。19.Dクラス入賞の皆さん。20.N4クラス初優勝を果たした菅原英剛 選手は「シード勢の壁は高いですが、切り崩していきます!」と次戦以降の活躍を誓った。
今大会一番の激戦区となったRMC クラスは今年は欧州のレースにも参 戦する福住仁嶺選手が優勝。
徐々にリードを広げ、西野選手を突き放す展開に。
カーが振られ、福住選手が今季3勝めを獲得した。
方がペースがいいのは分かっていたので冷静にパ スできました。ただ最後の方でミスって追いつか れたのは反省点ですね」と福住選手。これでタイ トルをグッと引き寄せた。
一方、37台とこちらも大人気クラスとなった J-RMCは序盤、フロントローの2台がアクシデ ントで消える波乱の展開の中、9周めにトップに立
鈴鹿サーキット国際南コースを舞台とするお馴 染みのカートシリーズ、鈴鹿選手権の第5戦が8 月11〜12日の2日間、行われた。お盆直前とい うタイミングにも関わらず、夏休みを利用して遠 征してきたカーターも加わり、各クラスとも台数 アップ。3つのクラスでは予選落ちも生まれるとい う大量エントリーを記録した。
今大会最多の47台がエントリーしたRMCクラ スはラス前の一戦を迎えた。公式予選でただ一人、 50秒を切ったポイントリーダー、福住仁嶺選手
手だったが、続く3〜4コーナーで巧みなライン 取りを見せた3番手スタートの西野和善選手が福 住選手をかわしてトップに躍り出る。
しかし2周めの最終コーナーで福住選手が西野 選手のインを突いて首位を奪還。シリーズランキ
1. 西野和善選手はRMC2位にとどまった。2.J-RMC2位獲得の新田悠森選手。3.RMC乾 博貴選手は3位に入賞。4.J-RMC3位入賞の石田ジョー選手。5.SFC藤森翔選手は僅差 の3位に甘んじた。6.SFC根本潤選手は最終ラップの最終コーナーで2位をもぎ取った。
7.8.「ちょっとずつ走り方を変えたことが結果的にタイヤをうまく使えるレース運びにつな がりました」。SFCは岡本孝之選手が苦手な夏に今季初優勝。9.SFC4位入賞の坂井敏広 選手。10.RMC4位入賞の牧野任佑選手。11. 村富飛鳥選手はJ-RMC4位に入賞。12.13. 「落ち着いてトップを狙うという思った通りのレースができました。予選でクラッシュした マシンを直してくれたチームに感謝したいです」。J-RMCは7番手スタートの佐藤万璃音選 手が優勝を飾った。14.SFC5位入賞の野田卓司選手。15.SUN YUE YANG選手はJ-R MC6位に入賞。16.RMC5位入賞の西尾和早選手。17. 清水寿昭選手はSFC6位に入賞。
18. 鈴木海南斗選手はRMC6位に入賞。19. 遠藤照剛選手はJ-RMC5位に入賞。
地元、長野県では“県チャン”という愛称で 呼ばれている『長野県ダートトライアルチャ ンピオンシリーズ』は、今もなお、数多くのダ ートトライアラーたちを上位シリーズに輩出 している、登竜門シリーズだ。
その歴史はダートトライアルという競技の 創生期の頃にまで遡る。「経験が浅くて、ま だラリーの実戦に出られないような若手が、
1. コントロールタワー前に設置されているモーターランド野沢の全体図。競技会当日は、写真のように競技コースがテープで 示される。2.4. メインパドックとなるAパドックからは、バックストレートを除くコース全体を見渡すことができる。3. 大規模な 復旧作業が進む、バックストレート部分。今年中に完了の予定だ。
何とか真剣勝負の中で砂利道を走る経験が積 めないか、とダートラが始まったんです。当 時は日曜日に休みの採石場を借りて、砂山を 島に見立てたり、パイロンを置いたりしてコ ースを作りました」と語るのは、その当時す でに、現役ドライバーとして活躍していた、 というJMRC関東長野県支部ダートトライ アル部会長の宮入忠氏だ。
“県チャン”出身で、かつては全日本ダート ラにも参戦、現在は自身が製作したクルマを 数多くこのシリーズに送りこんでいる小林初 男氏は「採石場はストレートがない、曲がり くねったコースばかりだったから、長野出身 のドライバーはクルマの細かい操作が上手い、 テクニシャンが多かったですね」と振り返る。
6月3日に遅めの開幕を迎えた今年のシリーズは、 全5戦でタイトルを争う。全戦モーターランド野沢 が熱戦の舞台となる。残すは10月21日に開催され る最終第5戦だ。
ほぼ月イチと余裕のある開催スケジュールで、次 戦に向けての練習やクルマの整備など、参戦準備を 整える期間がしっかり確保できることもありがたい。
クラス区分は、右下の区分表の通り、3クラスに 分かれる。
主な参戦車両は、クラス1はHT81S型スイフトス ポーツやデミオなど、いわゆる「スーパー1500」 に該当するクルマが参戦。
クラス2はスターレットやミラージュ、ブーンX4 などのコンパクトカーを中心に、バラエティー豊か な顔ぶれが揃う。
そしてクルマのパワーが最も大きいクラス3では、 新旧のランサーエボリューションやインプレッサ WRX STI等の2リッターターボ4WDのクルマたち がしのぎを削っている。
クラス2とクラス3についてはN車両からD車両ま でOKと、車両規定範囲が広くとられているが、ナ ンバー付きのN・B・SA車両を中心に競われている。
クローズドクラスも設けられているので、参戦に 先立ち、シリーズの雰囲気を掴みたい、というドラ イバーにはおすすめだ。
クラス区分表
クラス1 気筒容積1,500cc以下のNAエンジン搭 載、2WDのN車両で、平成12年以降の排ガ ス規制適合車両
クラス2 気筒容積2,500cc以下のN・B・SA・SC・D 車両
クラス3 気筒容積2,500ccを越えるN・B・SA・SC・ D車両
クローズドクラスもあり。
※過給装置付エンジン搭載車両は、もとの排気量を1.7倍し た数値を気筒容積別クラスとする。
その後、スポーツランド信州、モーターラン ド野沢と専用コースがオープン、2会場での 開催に移り、現在では全戦、モーターランド 野沢で開催されている。
温泉やスキー場など、観光地として名高い 野沢温泉村にある、モーターランド野沢は
完全復活の日も間近! 多彩なレイアウトを攻略し、
創生期から脈々と続いている
の登竜門シリーズが今回の訪問先。
タースポーツ関係者からの要望が高かった、 ダートトライアル専用コースとして造られた。
山を切り開いて造成したという、総面積 12万㎡という広大な土地は、大小数多くの 島と、マシンによっては150km/hに迫る スピードが出るという、2本のストレートを 備える。そのストレートを活かして豪快な走 りができるハイスピードレイアウトから、島 を多用したテクニカルな低速レイアウトまで、 オールラウンドな設定が可能だ。また、国内 唯一となる“オートクロス”を開催できるほど のコース幅の広さも、特徴のひとつになる。
「高速レイアウトでも低速レイアウトでも、 コーナーやターンの立ち上がりでしっかり加
速してスピードを乗せるために、アクセルを 踏むべき時に、しっかり踏むことができる、 走りの組み立てが大事になりますね」とは昨 年3クラスのランキング2位で関東地区戦 のDクラスにも参戦中、という中島伸一選手。
1クラスに参戦する若手の大西弘晃選手も 「コーナーの攻め方など、課題が多く経験が 浅い自分ですが、コース幅が広いことが安心 感につながって、恐れずにどんどんアクセル を踏んでいけるんです。やっぱり沢山踏める 走りの方がタイムを出しやすいと思いますし、 気持ちいいですよね!」と語ってくれた。
中島選手をはじめ、地区戦を主戦場とする 地元のドライバーや、野沢での地区戦を控え、 テストも兼ねて参戦する他県の地区戦ドライ バーなど、上位シリーズで戦う熟練のドライ バーと競うことで、彼らの高度なテクニック を間近で学べることも、このシリーズの大き な魅力。競技会によっては、競技終了後に開
昨年、参戦4年めにして3クラスのチャン ピオンを獲得した北村利浩選手も、このシリ ーズで先輩ドライバー達に揉まれてウデを磨 いたひとりだ。
「5年前、知っている人が誰もいないこのシ リーズに飛び込んだ時は正直、心細かったで すね。でも、勇気を振り絞ってパドックで隣 になったドライバーに声をかけたら、走り方 をアドバイスしてくれたり、他のドライバー を紹介してくれたりと面倒をみてもらえるよ うになったんです。」
その経験のおかげで今の自分がある、とい う北村選手は「勝負の世界なんで、厳しい時 もありますが、声をかけてくれれば皆、親切 にしてくれますよ」とも語ってくれた。
モーターランド野沢は、昨年3月に起きた 長野県北部地震で被災、バックストレートの ほとんどが崩落した。コースに向かう取り付 け道なども被害を受け、今もなお、取り付け 道からコントロールタワーがあるAパドッ クに向かうには、被災箇所を避けて、コース の中を通らなければならないという状態だが、 現在は建設重機も導入し、復旧作業が進んで いる。
「復旧に併せてもっと多くの皆さんが楽しく 走れるように、クルマを置ける場所を増やせ ないかなど、色々考えているところです。今 年中には作業を完了できると思います」とコ ースを管理する平田速雄氏は力強く語ってく れた。完全復旧したモーターランド野沢を真 っ先に走れるであろうことも、“県チャン”の 新たな魅力のひとつかもしれない。まずは完
シリーズを主催する JMRC関東長野県支部ダートトライア
ル部会のホームページでは、シリーズ規則書や参加申込書な
ど、参戦に必要な情報掲載や、部会からの情報発信を行って
いる。また、直近に開催されたシリーズ戦のフォトレポートも掲
載されており、そこからシリーズの様子を掴むこともできるので、
是非アクセスしてみよう。
JMRC関東長野県支部ダートトライアル部会公式ホームページ http://jmrc-nagano.org/dirt/
友人の大西弘晃選手に誘われて、ダートトライアルの世界に飛 び込んだ、という近藤選手。「昨年の開幕戦で初めてダートラを 生で見たんです。舗装されていないコース、そこを全開で駆け抜 けていくクルマ、見たもの全てに衝撃を受けて、“自分も走ってみ たい”と思いました。運良くすぐに乗れるクルマも手に入って、次の 第 2 戦でデビューした
んですが、実際走
みると、外から見
は 全然違うスピード
に心臓 バクバクでした
(笑)。初級者 の にアドバイスもしてくれる 先輩達 の 走りをどんど ん学んで、早くクルマを 自分の手足のようにコン トロールできるようになり たいですね」
ダートトライアルでは珍しい、アルテッツァを駆る三浦選手。「最 初は会社の同僚とアルトワークスで走ってたんですが、ここ野沢を 海外メーカーの FR セダンが走っている姿を見て、街乗りにしていた アルテッツァでやってみよう、と。いざ作り始めたら、ダート用のパー ツが少なくて、色々
苦労した 分、
への愛着はたっぷり きました(笑)。自分
ダートを走って
を削っていく楽
わいたくて走っています
が、上を目指す ら自分 のような
様々な目的を持
イバーが 参戦
も、このシリーズのいい
所ですね」
ダートトライアル歴はランサー一筋で 10 年超、という柳澤選手。 「モータースポーツを始めた頃は、CR X でジムカーナを走って たんですが、豪快
りに憧れて、追
ろうと大人しい
前 のように、
アクセルを踏
することが 今
す。初心者
とって、コース
く、スピード感
に、踏んで走
は向いていると
よ。あと、走
らすぐ近くの レッシュできるのも
な魅力ですね
今回の訪問先は 長野県
非日常の世界の魅力に、 虜になりました
拠点クラブ/ラリーチーム.カンサー [クラブ登録No.加盟49003]
国井代表
今年10月に開催されるJMR Cオールスターラリーを主催す る北海道を代表する老舗クラ ブ、RTCことラリーチームカン サーで競技長を務める同クラブ の國井長助氏が、7年前に帯広 市でオープンしたショップがこ のクニイカーズだ。すでに40年の歴史を持つ RTCの創設メンバーである國井氏のモータースポ ーツのキャリアは半世紀に達する。「自分が若い頃 は冬はスノートライアルに出て、暖かくなったらラ リーというのが定番。一年中、走ってました」と國 井氏。RTCの事務局 兼倉庫(!)であるお店 にはラリーが近づく と多くのクラブ員が 出入りして準備に奔 走する。現在も舗装、 グラベルと路面の違
札幌のレース系ショップ として知られるペイントボッ クスマージナルだが、元々 はラリーショップとして設立 された。創設者の佐藤悦久 氏はKP61スターレットで 北海道チャンピオンを獲得 したこともある元ラリースト。北海道スピードパー クが誕生したことに伴い、レースにも参戦、現在の 場所に移転した。いまは同じくレース経験者の弟の 悦之氏がお店を切り盛りし、悦久氏はブレーキパッ ドメーカーであるIDI北海道の代表を務めている。
うラリーを年1回ずつ主催と精力的に活動中だ。 「昔から、クルマ作りについては自分でやれる所は やろうというクラブなので、うちの店は技術的な ことはもちろんですが、ラリーに関する色々な情 報交換の場所という感じです。ラリーが好きな人 は気軽に立ち寄ってほしいですね」とラリーの仲間 を募っている。
拠点クラブ/チームアウトバーン [クラブ登録No.準加盟01034]
トだ。「Nゼロ志望のドライバーさんも歓迎ですが、 ここ数年は成立していない十勝のN1のツーリング カーレースをまた盛り上げたいですよね。シビック などでレースを始めたい人も気軽に門を叩いて下 さい」と悦久氏。事務局を務めるJAF登録クラブ、 アウトバーンはほとんどがAライ所持者ということ だから、レースに関わりたい人にはオススメだ。
営業時間:9:00〜17:00
定休日:不定休。
〒005-0832 北海道札幌市南区北の沢1728番地
TEL:011-571-2556 FAX:011-571-2678
十勝24時間や、N1 シビック、マーチレ ースなどの参戦経験 から得られた豊富な ノウハウが何と言っ てもマージナルの大 きなセールスポイン
全日本ダートラPN部門にヴィ ッツで参戦する岩崎健二氏のお 店がワークスイワサキだ。岩崎 氏は20代の頃にSUGO、筑波
でKP&EPスターレット、86で レースに参戦、ドライバーのほ かメカニックも務めた。「免許取 ってすぐに転倒させてしまった」苦い思い出のあるダ ートラに戻ってきたのは30歳を過ぎてからだ。自
身はアルト、ブーンと小排気量の4WD車を乗り継 いできたが、現在のお客さんはFFが中心。ミラー ジュ、レビン/トレノ、セリカ、DC5インテグラとバ ラエティに富む。「他 と違うことをやりたい
拠点クラブ/チーム.ジェネシス [クラブ登録No.準加盟09049]
ッツのような最新車種の傾向も掴んでますよ」との ことだ。鈑金、フレーム修正を長く手掛けてきたこ ともあってボディについては特に豊富なノウハウを 持つ。「N車では勝てない古いクルマでも、SA仕様 にすることで勝負できたりしますよね。どんなこと でも言ってくれれば対応しますので、気軽に寄って ください」と土系ドライバーにエールを送っている。
営業時間:9:00〜19:00
定休日:不定休。イベント開催日は休。
〒326-0321 栃木県足利市梁田町150-4
TEL&FAX:0284-71-0321
HP http:www.wims-pro.com
という僕の性格を見 透かしてか、人とは 違うクルマでやりた いという人が多いで す(笑)。もちろんヴィ
営業時間:10:00〜20:00(土日祝〜19:00)
定休日:水曜。
〒252-0801 神奈川県藤沢市長後617-7
TEL:0466-45-7020 FAX:0466-45-7037
HP http://www2.odn.ne.jp/newtonland/index.html
ニュートンランドは今年、全 日本ジムカーナで初優勝を飾っ たユウ選手や、天才と謳われた 2006年全日本チャンプ、黒岩 誉広選手など若手スラローマー の育成では特に定評のあるショ ップだ。NEWTONとは「NEW Technical Opinion Notes」の略称。実戦を通し て培った技術や経験を活かして、ドライバーが安 心して乗れるクルマを作るという目標が託されて いる。佐藤代表自身は香港-北京ラリーなどのイン ターラリーにも参戦してきたラリーストだが、グル ープA時代のJTC やスパ24時間にチ ームとして参戦する など、舗装系のノウ ハウも豊富に蓄積し てきた。「ドライバ ーがモータースポー
岡山県倉敷市の静かな田園地 帯に立つのが舗装系ショップの フォーチュンだ。代表の小田雅 史氏はGA2シティで全日本ジ
拠点クラブ/チーム.ニュートンランド [クラブ登録No.加盟14055]
ツを長く、楽しく上達し続ける環境を作れるため のサポートをすることを第一に考えてます。最近 は復活してくる人も多いですが、そういう人は、 ずっと心に持っていたパワーと意欲があるので刺 激になりますね」と佐藤代表。現在でも、月1回、 富士スピードウェイで開催される練習会で多くの ドライバーが腕を磨いている。
定休日:不定休。
〒710-0027 岡山県倉敷市西田493-4
TEL:086-429-0165 FAX:086-429-0415
HP:http://4-tune.jp/
ムカーナを戦い、2002年には 優勝も飾っているスラローマー。 戸田レーシングでダンパーの開 発やレーシングメカニックを経験したのち、9年前 に独立した。独立と同時にスラローマーとしての活 動は中断、軽自動車の耐久を専門に活動していた が、4年前からジムカーナ車両の扱いも始めた。 「乗るのをやめたら、走りの良し悪しが初めて分か るようになりました (笑)。戸田さんの所 で色んなクルマに乗 れたことも大きな財 産です。ジムカーナ は人間のギリギリの 操作で勝負するスポ
松山市に接する松前町に居を 構えるのがこのEQUIPMENT R。地上を走る2本足の動物の 中では最速といわれる、鵞鳥の イラストがトレードマークとい うことからも分かるように、常
拠点クラブ/チームフォーチュン [クラブ登録No.準加盟33023]
ーツ。だから人間のそんなアナログな力を残せる クルマ作りをしたい」と小田代表。そのために走り やセッティングは、ユーザーと、とことん話し合っ て決めるという。ショップのロゴは“早送りマーク”。 正攻法でスキルアップの最短距離を目指すという コンセプトが隠されている。走りのスペシャリスト を目指す若者に特にオススメのショップだ。
営業時間:9:00〜21:00
定休日:不定休。但しイベント開催日は休。
〒791-3164 愛媛県伊予郡松前町中川原425
TEL:089-984-6007 FAX:089-984-8552
HP http://mser.web.fc2.com/
に最速のマシン作りを目指すの がポリシーだ。谷敏秀代表は元々はダートラのド ライバーだが、昭和62年にショップをオープンさ せてからは競技車両製作の傍ら、全国のサーキッ トやラリーの最前線でサポートメカも務めてきた。 全日本ラリーではアグレッシブな走りで知られた同 じ愛媛の岡崎恵一選 手や、2000年に全日 本2駆部門でチャンピ オンに輝いた長岩信 二選手のマシンを手 掛けたほか、過去には 綾部美津雄、西尾雄
拠点クラブ/瀬戸風モータースポーツクラブ愛媛 [クラブ登録No.加盟38023]
次郎といったトップドライバーのサービスも担当し てきた。「足回りについてはワンオフで作ることの 方が多いですね。そのせいか、回りからは本気系 ショップと言われてます。まぁどっちかと言えば体 育会系かもしれませんね。でもやる気のある人に はとことん付き合いますよ」と谷代表。野心に溢れ た若者を募集中だ。
そんな〝強運〟の持ち主は、どんな思いで鈴鹿を駆け抜けたのだろうか。なんと決勝当日が誕生日だったという、ルーキードライバーが登場。静かで熱いバトルを繰り広げた「ソーラーカードライバー」から 第18回
今回は、夏真っ盛りの鈴鹿サーキットで
やぱり
χのメンバーから熱心な誘いを受けた 彼は、今年のはじめ、チームを見学す ることになった。 「マシンは見慣れた二輪の部品が多く使われていて、自分も力になれそうだと思ったんです」と趣味が高じてマシンの整備を手伝うようになり、チーム の一員としての一歩を踏み出した。
になると早速免許を取得。資金を貯めて手に入れたクルマに乗ると、操る楽しさと、興味深いメカニズムは憧れをはるかに上回り、すっかり虜になった中橋は、四輪・二輪車共に所有し、整備も自分で行うほどの腕前となった。 そんな中橋の噂を聞きつけた、彼が 勤務する会社の同僚の
「この偶然には運命を感じます。今ま でで一番印象に残る、忘れられない誕生日になりました」 クルマ好きだった父の運転するクル
(エントラントの小俵敦史氏)とスター ティンググリッドについた中橋。緊張した、というスタートに出遅れ、必死で前を追うが、雲が出てきたことで、 チームは作戦の変更を迫られ、中橋も 電力をセーブして走ることとなった。「ピットから指示されたタイムより速く走ってしまうことが多くて、難しかったです。コースも混んでいたし、一 した」と振り返った中橋は、約
「勝負がかかる後半は慣れたドライバーが走って、中橋君はスタートから思いっきり走ってこい、という作戦です」
その後クラス 4 番手をキープした
りました。コクピットはサウナ状態になる、と聞いていたのですが、思っていたほどでもなくて、決勝に向けて良い感触を掴めました」という中橋。チームも先輩ドライバーがベストタイム を更新し、クラス 3 番手を獲得と、決
できる、巧みな走りができるドライバーに早くなれるように、先輩たちからどんどん学んでいきたいです。来年は表彰台、そして次は真ん中に上りたい。 それまで走り続けますよ」と語ってくれた中橋。ひと回り成長した彼の姿を来年の夏、また鈴鹿で見たいものだ。
勝への期待が高まった。
をできるとは思っていなかったので、びっくりしました」という中橋だが、「みんなで一生懸命作りあげたマシンで頑張って走って、
鹿攻略の教えを請うなど、ドライバーとしての準備も進めて迎えたフリー走行では「試走会での経験と、教わったイメージトレーニングの成果もあって、 3 周ほどで走ることへの不安がなくな
たい」とソーラーカードライバーになることを決意した。 鈴鹿のレースに参戦する知人から鈴
小俵氏は「ぶっつけ本番で、電力をセーブする難しい走りを頼むことになりましたが、よく走ってくれたと思います。どんどん経験を積んで、チームをリードできる人材になってほしいですね」とまずは、合格点を与えてくれた。 「ドライバーは、チームで力を合わせて作りあげたマシンに乗って、みんなの思いとともに鈴鹿を走るという、責任重大な役割ですけど、その分、とてもやり甲斐を感じました。 今回はできなかった、電力をセーブ
時間を走りきり、チェッカーを受けた。 ルーキーのデビュー戦を振り返って
を強いられてしまう。「初めてだったとはいえ、自分が電力をセーブできなかったわけですから、連絡を聞いた時は、無力感と責任感が襲ってきて、自己嫌悪になりました」とピットから見守るしかなかった中橋はその時を振り 返った。結局、再び走り出した
5 時間を完走させ
E M A X
χはクラス 4 位を守って
グリッドに向かう直前、小俵氏と最後の確認を行う中 橋。「ヘルメットを被ってシートに座った途端に、緊張 がどんどん高まってきちゃって。来年はガチガチにな らずに、上手くスタートしたいです」と振り返った。
ソーラーカーで駆ける喜びと 難しさを知ったルーキーはさらなる飛躍を誓う