JAFスポーツ 2009年 1/2月号(第43巻 第1号 2009年1月1日発行)

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JAFスポーツ[モータースポーツ情報] JAF MOTOR SPORTS 第43巻 第1号 2009年1月1日発行 (毎月1回1日発行) 1967年3月20日 第3種郵便物認可

FIA

2009年ライセンスへの更新はお早めに!

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2009. JANUARY & FEBRUARY



2 0 0 8 J A F モ ー タ ー ス ポ ー ツ 表 彰 式

勝者に栄光あれ!

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激闘の主役達が勢揃い!戦いの熱き余韻を 楽しみつつも、 想いは早くも来たる2009シーズンへ 2008年のJAFモータースポーツ表彰式は、11月28日、前年と同じ東京港区の東京プリンスホ テル鳳凰の間で開催された。全日本選手権の激戦を勝ち抜き、優勝な成績を収めた選手、チー ムに加え、関係者ら約430名が一同に集い、その栄誉を称えあった。 各選手権の表彰に先立ち、日本のモータースポーツ界に長きにわたって貢献された方に贈ら れるJAFモータースポーツ名誉委員の称号が、有村純徳氏、三井平八郎氏に贈呈された。 表彰は全日本カート選手権からスタート。チャンピオンは栄冠を獲得した者のみに許される レッドカーペットをゆっくり歩みながら登場。チャンピオンのみに与えられるVトロフィーを受け 取った。 会場では全日本選手権フォーミュラ・ニッポンの松田次生選手、全日本ラリー選手権の勝田 範彦選手がドライブしたチャンピオンマシン2台が会場内に展示され、表彰に華を添えた。

乾杯の音頭を取る長江啓泰JAF副 会長。

ジムカーナ、 ダートトライアル、 ラリーと続いた表彰はいよいよレース部門へ。F3のカルロ・ヴァ ン・ダム選手そして2年連続でフォーミュラ・ニッポンを制した松田選手が栄えあるVトロフィー を手にした。ステージ上では、松田選手と司会を務めたフジテレビ本田朋子アナウンサーによ るショート・トークショーも行われ、 日本一速い男 の強さの秘密が語られるひと幕もあった。 最後はチャンピオン全員、つづいて入賞者全員による恒例の記念撮影が行われ、約2時間半 にわたった盛大な宴は幕を閉じた。

岩見道生JAF副会長による中締め で式は終了。

式の冒頭で挨拶する田中節夫JAF会長。

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JAF モータースポーツ名誉委員 称号贈呈の方々

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有村純徳氏

1.シリーズチャンピオンには07年表彰式から復活したVトロフィーが贈られた。 2.チャンピオンは 思い思いのガッポーズを決めて登場。 3.司会進行役は07年に続いてピエール北川さんが担当。 フジテレビアナウンサーの本田朋子さんがアシスタントを務めた。 4.その本田アナウンサーが松田 選手にインタビューするスペシャルコーナーも設けられた。 5.チャンピオンマシンの展示はともに2 年連続でチャンピオンを決めた松田車&勝田車。2007年表彰式と同じ組み合わせとなった。

1978年から1995年まで18 年間にわたり、JAFスピード行 事小委員会、JAFスピード行事 部会で委員及び副部会長を歴 任、1996年から2年間、JAF登 録部会委員を務められた。現 在は 九 州 のJAF公 認クラブ APC(オートポリス倶楽部)代 表としてご活躍中である。

三井平八郎氏

1966年から1997年まで実 に31年間の長きにわたり、JAF 技術小委員会、JAF技術部会 の委員及び部会長を歴任と、 技 術部門ひと筋にご活躍された。 また、JAFの元公認クラブであ るSCCJ(日本スポーツカーク ラブ) の会長を長年にわたって 務められた。

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RACE

全日本選手権フォーミュラ・ニッポン ドライバー部門チャンピオン

松田次生選手 トップを維持することの 難しさを痛感しました

全日本選手権フォーミュラ・ニッポン

「タイトルを獲った瞬間は、あまり実感があ りませんでしたが、改めて表彰を受け、 2年 連続 という言葉を聴くと、やっぱり感動し ますね。去年とは全く気分も違います。去年 は未勝利だということが引っ掛かっていたん ですが、今年は誰にも文句を言わせないよう なチャンピオンを獲ることができましたから。 今年はマシンの方向性が見えて、その方向 に向けてセットアップを実行できたことが大 きかったと思います。ただ、その中で大変だっ たのは精神面のコントロール。トップを維持 することの難しさを痛感しました。そんな1年の中で、最も印象に残っているのは 最終戦。難しいコンディションの中、最後のレースを優勝で締めくくれて良かった と思っています」

フォーミュラ・ニッポンドライバー部門入賞の皆さん。左から5位小暮卓史選手、チャンピオン松田次生 選手、 2位ロイック・デュバル選手。

チーム部門チャンピオンのチーム・ インパル。松田選手を囲んで星野 一義監督とメカニック賞受賞の岡 田淳さん。

全日本F3選手権 全日本F3選手権ドライバー部門チャンピオン

カルロ・ヴァン・ダム選手 この素晴らしい一年を 皆とともに喜び合いたい

チーム部門、エンジンチューナー部 F3ドライバー部門入賞の皆さん。左から2位国本京佑、3位井口卓人、4位安田裕信、門はいずれもチーム・ トムスが受賞。 チャンピオンカルロ・ヴァン・ダム、 5位山本尚貴の各選手。 左から礒部淳一氏と前田光彦氏。

「すでにシーズンが終わってから時間 は経っていますが、この1年間、チー ムの皆とともに一生懸命頑張って、 素晴らしいシーズンにできたことを 僕は今も誇りに思っています。今日、 この表彰式でチームのメンバーとと もに賞を授与されたことで、改めて ハッピーだと感じましたよ。 去年はドイツ、今年は日本と、2年 連続でF3のタイトルを獲得できたこ とももろちんですが、僕のキャリアの中でも特に日本のF3は最もレ ベルが高いシングルシーターのシリーズでしたから、その中で18レー ス中13回も表彰台に上れたことは満足しています。シリーズの最初 は難しい部分もありましたが、自分自身も努力したし、チームととも に諦めずにやってきたことがこの結果を生んだのだと思いますね」

RACING KART

全日本カート選手権

全日本カート選手権KF2部門チャンピオン

大津弘樹選手 開幕戦で優勝できて いい流れが作れました 全日本カート選手権KF2クラ スでルーキーながらチャンピオン に輝いた大津選手は、伸び盛りの 14歳だ。 「1年めからチャンピオ ンを獲ると決めてやってきました から、本当に嬉しいです。開幕戦 は何も分からない状態だったんで すが、優勝できました。あれで今 年のいい流れを作れたと思いま す。来年はKF1クラスに上がる予 定です。そこでも1年めでチャン ピオンになりたい。将来の目標は F1のチャンピオン。先は長いです が頑張ります」

KF1部門入賞の皆さん。左から3位大谷涼選手、チャンピオン佐々木大樹選手(代理のモータース ポーツ審議会真田座長) 、饗庭カート部部長、4位勝田貴元選手 (代理・父親の勝田範彦選手) 、5位前 原佳明選手。

KF2部門入賞の皆さん。左から3位野田樹弘、 チャンピオン大津弘樹、 5位清原章太の各選手。

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RALLY

全日本ラリー選手権クラス4&総合ドライバーチャンピオン

勝田範彦選手 まだクルマは80%の仕上がり 2009年はさらに速くなります

全日本ラリー選手権

クラス1.5ナビゲーター部門チャンピオン 井手上達也選手

クラス3ナビゲーター部門チャンピオン 藤綱和敏選手

クラス2ドライバー部門チャンピオン 山口清司選手

クラス3ドライバー部門チャンピオン 森博喜選手

ランサーvsインプレッサのNEWモデル対決が話題を呼んだクラス4ド ライバー部門入賞の皆さん。

2008年より新設のスー パー1500マシン対象の クラス1.5は参加者が増 加中。ドライバー部門入 賞の皆さん。 同じくクラス1.5ナビゲー ター部門入賞の皆さん。

ターマックキング 勝田範彦選手は2年連続で総合チャ ンピオンを獲得。 「今年はクルマもGRBに変わったので、 もっと苦戦するかな と思ったんですが、何とか獲れて ホッとしています。まぁヌタさんのリタイヤなどに助けら れたラッキーな面はありますけどね。もっとも自分も第3 戦京都では、いきなりリタイヤしたのでお互いさまです が(笑) 。でも、マシンの仕上がり具合が順調だったので、 その京都のあとも焦らず戦うことができたことが今年の 勝因だと思いますね。クルマもまだ80%程度の仕上がり なので、来年はもっと速くなります。期待して下さい」

全日本ラリー選手権JN4クラス&総合ナビゲーターチャンピオン

澤田茂選手 ラリー北海道でコンビネーションの 大切さが分かりました ラリー歴33年という大ベテランがついに初の全日本タイト ルを獲得した。 「凄く嬉しいです(笑) 。今まで何度もシード権 は獲ってるけどチャンピオンは初めてですから。まぁ勝田君 がナビを変えたからっていうのもあるけど、今年はいつもの 自分は捨てて運転手が気分良く走れるようにサポートしたつ もりだったので(笑) 、それが良かったのかな。でも特に今年 は、ラリー北海道で改めてコンビネーションの大切さが分かっ たっていうか、自分達が何をやったらいいのかが分かった気がしました。来年はぜひ正史 にもタイトルを獲らせたいですね」

全日本ラリー選手権クラス1ナビゲーターチャンピオン

全日本ラリー選手権クラス2ナビゲーターチャンピオン

中村信博選手 勝てるドライバーでしたから、 今年は行けると思ってました

奥村久継選手 トラブルが出ても何とか走り 切ることを心がけた一年でした

痛車 で一躍、有名になった廣瀬康宏シティのコ・ドライ バー、中村信博選手も初タイトルだ。 「嬉しいですよ。実は一 般企業をスポンサーに走るのが夢だったんですが、それがメ ロンブックスさんの協力で実現できてチャンピオンを獲れた んですから、 最高です。ドライバー も優勝争いができる実力がありま したから、 今年は行ける と思っ てました。ただ最終戦はシリー ズ上位の2台が続けてリタイヤと なって有利になりながらも、危 機一髪という状況になってしまっ て。そんな中で完走できたのは ラッキー以外の何物でもなかった ですね (笑) 」

福永修選手のコ・ドライバーを務めた奥村久継選手が、 念願だったという初の全日本タイトルを手にした。 「06 年の後半から、それまでのランサーからブーンに換えた んですが、ドライバーも、クルマが軽くなって運転に余 裕が出たみたいですし、何よ りブーボーのクルマ造りや体 制がしっかりしていたのが良 かったんだと思います。ラリー 中にメカニカルなトラブルが 発生しても、何とか走り切っ て少しでもポイントを稼ぐこ とを心がけたましたが、それ がこの結果につながったんだ と思います」

GYMKHANA

全日本ジムカーナ選手権

全日本ジムカーナ選手権N1クラスチャンピオン

喜多治人選手 勝とうという気持ちを敢えて 捨てて走ったことが良かった

N2クラスチャンピオン 飯島賢治選手

N3クラスチャンピオン 山野哲也選手

SA1クラスチャンピオン 森田陽介選手

SA2クラスチャンピオン 森嶋昭時選手

04年以来2度めの全日本タイトルを獲得したのが、ベテラン喜 多治人選手だ。 「4年に一度なのでオリンピック並みですね(笑) 。 でも、嬉しいですよ。今年は最後までもつれたし、厳しかったで すからね。ただ、勝とう と思って走るとどうして もミスしやすくなるので、 最近は 2位でもいいや っ て思いながら走るように してるんです。その方が プレッシャーなく走れま すからね。逆にそれが良 かったのかもしれません ね。特にジムカーナはい かにミスを少なくするか が勝負ですから。まぁや れる範囲でできるだけ長 く続けたいと思っている ので、来年も同じクルマ、 同じ体制で挑みますよ」

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全日本ジムカーナ選手権N4クラスチャンピオン

菱井将文選手 勝てなかったけど、開幕戦 で手応えは感じていました N4王者茅野成樹選手の5連覇を阻止し、03年以来通 算6度めの全日本タイトルをもぎ取った菱井将文選手。 「あ まりにも早く獲れたので正直、あんまり実感がないんで す(笑) 。ただ開幕戦では勝てなかったけどクルマも仕上 がってない様子見の状態で 2位だったから、 今年は行 けるかもしれない とは思っ てました。それに今年はい つになくクルマに乗ったか ら、それが良かったんでしょ う。毎週のように走ってま したから (笑) 。でもこのクラ スは実力は横並びですから、 最後は完走率の問題だった かな(笑) 。来年もまたN4で 連覇を目指します」

SA3クラスチャピオン 川脇一晃選手

D部門チャピオン 小林キュウテン選手

SC部門チャピオン 谷森雅彦選手

ウィナーが入れ替わる接戦が続いたN1クラス。ヴィッツを駆る強 豪達が覇を競い合った

DIRT TRIAL

全日本ダートトライアル選手権 08年も伏兵が活 躍を見せたN1ク ラスだが終わっ てみれば河石選 手が V2を見事に 達成。

N1クラスチャンピオン 河石潤選手

N2クラスチャンピオン 原宴司選手

全日本ダートトライアル選手権SA1クラスチャンピオン

柴田一洋選手 クルマの大きさに戸惑いましたが 自分好みのクルマになりました

N3クラスチャンピオン 吉村修選手

SA2クラスチャンピオン 荒井信介選手

2006年のN1チャンピオン柴田一洋選手は07年よりSA1に移籍 し、2年めで再び王座を獲得した。 「クラスもマシンも換えて、特に DC5インテグラの大きさに慣れるのに苦労したので、チャンピオンを 獲得できたのは凄く嬉しいです。 乗り換えた当初は不安もありまし たけど、セッティング自体のノウ ハウはお世話になっているDソル ジャーにありましたので、問題あ りませんでした。ようやく自分好 みのクルマになってきた、という 感じですね。来年も同じマシン、 体制で挑みたいと思っています」

全日本ダートトライアル選手権SC1クラスチャンピオン SC2クラスチャンピオン 小清水昭一郎選手

SC3クラスチャンピオン 谷田川敏幸選手

アルトが速さを垣間見せたSC2クラス。2009年はダイハ ツvsスズキのホットバトル勃発か? ! D部門チャンピオン 河内渉選手

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2009・1/2 JAF MOTOR SPORTS

笹本俊選手 プレッシャーがなかったので 自分のやりたい走りができました 05年から3年ぶり2回めのSC1タイトルを獲得したのが笹本俊選 手だ。 「正直、最初はチャンピオンは目指してなかったんですが、途 中から獲れそうになったんで頑張りま した(笑) 。もちろん嬉しいですけど、 獲れてホッとしたという気持ちが強い ですね。今年は獲らなければというプ レッシャーもなかった分、自分の好き な走りができたのが良かったんだと 思います。切谷内でライバルの工藤 さんがミスしてくれたのもラッキーで した (笑) 。思い切って走れた最終戦も いい思い出になりそうです」


第 回F3マカオグランプリ

開催日 月 〜 日 開催場所 マカオ・ギアサーキット レポート/諸星陽一 フォト/諸星陽一︑鈴木悦夫

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マカオ初参戦の 国本京佑選手が 史上最年少で 見事︑ 栄冠獲得!

SPECIAL REPORT

佐藤琢磨選手による日本人初優勝から7 年。マカオの表彰台に再び君が代が響いた。 今回で55回を迎えた伝統の一戦、マカオグ ランプリで、国本京佑選手が堂々の優勝を 飾ったのだ。 2008年のマカオグランプリには、全日本 チャンピオンのカルロ・ヴァン・ダム選手、2 位の国本京佑選手、6位のケイ・コッツォリー ノ選手、7位の嵯峨宏紀選手、ナショナルク ラス3位の松下昌揮選手、そしてユーロF3シ リーズに参戦した大嶋和也選手と、6名の日本 に関係のあるドライバーが参戦した。この6名 の内、マカオ経験者は昨年、3位表彰台を手 にしている大嶋選手とヴァン・ダム選手の2名 のみ。残る4名は今回がマカオデビュー戦だ。 第1ヒートのグリッドは、PPにヴァン・ ダム、2番手に国本、3位にユーロF3・2位 のエドアード・モルタラ選手のオーダーで始 まった。マカオF3の第1レースはとにかくク セ者。前日の予選から24時間以上経過して のスタートにも関わらず、ウォームアップは

なし。コースイ ン、フォーメー ション、そして 一気に「よーい 日本人ドライバーのマカオ勝 利は2001年の佐藤琢磨選手 ドン!」だ。 以来、 2人めとなる快挙だ。 毎年のことだ が、第1レーススタート直後のリスボアベン トは最大の鬼門。しかし国本選手は、スター ト直後にトップに立つと、無事にリスボアを 通過。その背後では数台のマシンがクラッ シュといつものマカオの展開となる。 トップに立った国本選手だったが、レース 中にモルタラ選手にその座を明け渡し、2位 でゴールする。結局、翌日曜日のグリッドは PPがモルタラ、2位に国本というポジショ ンとなった。 WTCCの2レース分を受け止めた路面が、 ラバーグリップも十分に効いた状態となっ た、迎えた決勝のマカオ、ギヤサーキット。 午後3時30分にフォーメーションラップがス タートした。しかしその決勝レースも荒れ、

同時開催のWTCC最終戦では 織戸学選手が日本人初ポイント獲得 マカオGPでは10月に岡山国際サーキットで日本初 開催されたばかりのWTCC(世界ツーリングカー選手

岡山に続きシボレーのステアリン グを握った織戸選手。日本人とし て初となるWTCCポイントを獲得。

オープニングラップのリスボアでクラッシュ が発生。SCカーが導入される。 その後のリスタートで国本選手は決めた。 一気に加速し、マンダリンストレートでモル タラ選手をパス。その後は淡々とした走りで トップのままチェッカーを受けた。 「マンダリンでトップに立ってからは、絶対 に抜かせないと思っていました。でも気持ち の上では最後まで練習のつもりで、平常心で 走るようにしました。マカオという大舞台で 表彰台の真ん中に立てるなんて、出来すぎで す (笑) 」と国本選手。 19歳10カ月での勝利は史上最年少。マカ オ初参戦で金字塔を打ち立てたその偉業は賞 賛に余りあるものだ。なお大嶋選手は15位、 コッツォリーノ選手は19位でチェッカーを 受けたが、ヴァン・ダム、松下、嵯峨の3選 手は残念ながらリタイヤに終わっている。 ワンチャンスを生かしてトップに立つと最後までそのポジションを譲 らず、 見事トップチェッカー。波乱相次ぐマカオを制した国本選手。

権)の最終ラウンドも行われ、日本からも織戸学、青 木孝行、加納政樹の3名がエントリーした。3名中、 織戸選手のみが第1レースを16番手で完走。第2レー スは荒れに荒れ、11台がリタイヤする事態となった が、16番手スタートの織戸選手はその混乱をくぐ り抜け、見事7位でゴール。日本人として初となる WTCCのポイントを手に入れた。

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2009・1/2 JAF MOTOR SPORTS


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2009.JANUARY&FEBRUARY J AFMOT ORSPORT S

監修/社団法人日本自動車連盟 〒1050012 東京都港区芝大門1130 ☎0570002811 (ナビダイヤル) 発行所/ (株) ジエ・エー・エフ出版社 〒1050012 東京都港区芝大門1130 ☎0354701711 発行人/平澤英資 振替 (東京) 00100188320 印刷所/凸版印刷株式会社 表紙/松田次生選手 (2008全日本選手権フォーミュラ・ニッポンドライバー部門チャンピオン) 撮影/友田宏之 デザイン/鎌田 僚、 (株) スタジオーネ63 編集/ (株) ジエ・ エー・エフ出版社J AFスポーツ編集部 ☎0354701712

I NF ORMAT I ON from J AF ●JAFからの公示・お知らせ●

12 国内競技規則の一部改正 18 JAFスポーツ資格登録規定の一部改正 19 2009年JAF国内競技車両規則 第1編レース車両規定の一部改正 20 2009年全日本ラリー選手権統一規則 23 2009年JAF近畿ジムカーナ選手権の日程変更について 23 2009年JAF近畿ダートトライアル選手権の日程変更について 24 2009年全日本ジムカーナ/ダートトライアル選手権統一規則 44 レース競技におけるドライバーの装備品に関するご注意 44 2009年国内競技車両規則の誤記訂正 45 競技用シートのFI A公認取得品について 45 耐火災レーシンググローブのJAF公認/FI A認定取得品について 45 JAF公認ロールケージ一覧 45 車両公認一覧 46 CERTI FI CATE発行件数一覧と申請方法 46 Aライセンス講習会日程 47 社団法人自動車技術会シンポジウム参加者募集のお知らせ

RACI NGKARTI NF ORMAT I ON 52 2008年全日本カート選手権&ジュニアカート選手権ポイント表 53 2009年全日本カート選手権統一規則概要 57 JAF指定カートタイヤについて 58 JAFカートカレンダー (1月〜3月) 48 JAFMOTORSPORTSCALENDAR (1月〜3月)

インターネット JAFモータースポーツ ホームページ 開設中 ! ! ht t p: / / www. j af . or . j p/ mspor t s/ i ndex. ht m

03 2008年JAFモータースポーツ表彰式 38

サーキットをレーシング カートで突っ走れ! 〜気分はもうフォーミュラ。最速レーシング カートに挑戦しませんか?〜 SPECI ALREPORT

A Worl dRal l yChampi onshi p 28 2008FI RALLY JAPAN

60 JAFカップ オールジャパンジ ム カーナ

JMRCオールスタージムカーナ ウルトラ ハイスピードアタック2008

62 JAFカップ オールジャパンダートトライア ル JMRC全国オールスターダートトライア ルi n関東

「今月のヘッドラインニュース」、 「JAF加盟準加盟クラブガイド」、 「CLUBMEETI NG」 「連載企画/踏んでますか! 、 ?〜全国モーター スポーツシリーズ訪問」 は誌面の都合により休載とさせて頂きます。

EVENTREPORT [RACE] 30 2008年SUPERGTシリーズ第9戦 富士GT300k mレース 32 スーパー耐久シリーズ2008第7戦 もてぎスーパー耐久500k mスペシャルレース &スーパー耐久オーバルバトル [ RALLY] 34 全日本ラリー選手権第10戦 新城ラリー2008 59 第3回JMRCオールスターラリー 2008年JMRC中国・四国ラリーシリーズ第6戦 「2008オールスターラリー i n四国」 64 2008TRDヴィッツチャレンジRound. 6i n中部 [ GYMKHANA] 65 JMRC神奈川ジムカーナシリーズ第7戦 ベイサイド2008I EDチャレンジカップ 66 JMRC関東ジムカーナフェスティバル 第20回アクティプアタックジムカーナ

2009年ライセンス更新申請受付中 2009年ライセンスへ更新されていない方には、更新するまでの間、 JAFスポーツ誌をお届けすることができなくなりますので、早めの更 新手続きをお願いいたします。


J A F か ら の 公 示 ・ お 知 ら せ

I NFORMATI ON FROM

●JAFからの公示・お知らせ

国内競技規則の一部改正 国内競技規則の一部を下記のとおり改正し、20 0 9年1月1日 より施行しましたのでお知らせします。 なお、本改正に伴い、JAFスポーツ誌 公示No 9 . 6−1 1 0(競 技会審査委員会が宣告した裁定や決定に関し不服のある競技参 加者は抗議を提出するか控訴を提出することができるとした抗 議・控訴手続きに関する統一解釈)は廃止します。 2 0 0 8年1 2月5日改正 2 0 0 9年1月1日施行 ※下線部分: 変更箇所

[公示No. 2009−001]

参加することを認める場合がある。ただし、参加を認める競技 および条件は別途本連盟が決定する。(FIA国際競技規則第 1 8条および第1 1 1条参照) 2-1 2 ~

2-1 3 (略)

1-3 自動車競技の国内的統轄 FIAに加盟する国内クラブ(Nat i o na lCl ub)または国内団 体( Na t i o na lFe de r a t i o n) は、いずれもこのFIA国際競技規則を 承認し、かつ、それによって規制されるものとみなされる。こ の加盟および義務を条件として、FIAは、一国につき唯一の クラブもしくは唯一の団体(以下ASNと略称)が、自国の権 限下にある地域の全域において、FIAの国際競技規則を施行 し、かつ、自動車競技を統轄する資格を有する唯一のスポーツ 権能者であることを認める。

2-1 4 ラリー ラリーには2種類ある。 1)第1類ラリー(スポーツ競技会と見なされるもの) 各チェックポイント間を指示された平均速度または所要時 間に従って走行し、所定の到着時刻に対する早遅誤差の少な さをもっぱら順位判定の要素とする形式のもの(アベレージ ラリー) 、または、1つ以上のタイムトライアル区間(スペシ ャルステージ)を設定し、当該区間における速さを順位決定 の主たる要素とし、それ以外の区間は主として移動を目的と する走行に充てる形式のもの(スペシャルステージラリー) 、 あるいは、これら2つの形式を組み合わせて実施しその総合 成績により順位を決定する形式のものとがある。 ラリー競技には、全車両がそこを走行しなければならない 単一ルートからなるものと、あらかじめ指定された単一の集 合地点(ラリーポイント)に集まる複数のルートからなるも のとがあり、後者には、その後さらに共通のルートが続くも のとそうでないものとがある。

1-4

2)

1 1-1 ~

1-2

(略)

1-6(略)

1-7 国内競技規則の制定および施行 本連盟は、前条の権限を正当かつ公正なる方法で行使するた めにFIAの国際競技規則に準拠して国内競技規則およびその 付則(以下本規則と略称)を制定し、施行する。本規則は四輪 車以上の自動車が参加し、日本国内で組織され、本連盟が公認 する競技のすべてに適用される。 本規定の制定、施行、改正、追補ならびに廃止に関する公示 は、JAFが監修する「JAF MOTOR SPORTS」誌お よびインターネットサイト(www.j a f .o r .j p/ms po r t s )に おいて行われる。 2 2-1

用語および定義

2-10 (略)

2-1 1 国内競技 その競技が本連盟統轄下で開催され、本連盟発給の競技許可 証(8−7参照)を所持する競技参加者および競技運転者に限 って参加が許される場合は国内競技である。 本連盟公認の下に開催される国内競技は、その年度のJAF のスポーツカレンダーに登録されなければならない。 また、本連盟は、本連盟以外のASN発給の競技許可証を所 持する競技参加者または競技運転者が本連盟公認の国内競技に

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2009・1/ 2J AFMOT ORS PORT S

(略)

2-1 5 ~

2-1 7 (略)

2-1 8 オーガナイザー(主催者) 競技会またはその他の大会の開催を発起し、競技等を組織・ 運営するJAF登録クラブ・団体をいう。 2-1 9 (略) 2-2 0 組織委員会 その競技の実質的組織、ならびに特別規則の実施のために必 要なすべての権能を競技会のオーガナイザーにより委任され、 スポーツ権能の保有者である本連盟によって承認された3名以 上よりなる集合体。 組織委員会の委員は、その競技会において競技参加者あるい は競技運転者となることはできない。 2-2 1 ~

2-3 0 (略)

2-3 1 フィニッシュライン (略) 2-3 2 ~

2-3 7 (略)


2-3 8 競技許可証所持者登録名簿 本連盟は、競技参加者許可証または競技運転者許可証を発行 する際は、個々に番号を付して本連盟に登録した上で発行する。 2-3 9 ~

2-46 (略) 3

競 技-総 則

3-1 国内競技規則適用の一般的条件 本規則は、国内で開催される本連盟公認の競技に適用される。 ただし、国際競技にはFIA国際競技規則および本規則が適用 される。 3-2

3-3

(略)

3-4 公式文書に記載されなければならない条文 競技会の特別規則書、公式プログラム、参加申込用紙などの すべての文書に、明確に、国際競技の場合は『FIAの国際モ ータースポーツ競技規則ならびにそれに準拠した日本自動車連 盟(JAF)の国内競技規則に従って開催』の条文を記載しな ければならない。 国内競技の場合は、『FIAの国際モータースポーツ競技規 則に準拠した日本自動車連盟(JAF)の国内競技規則に従っ て開催』の条文を記載しなければならない。 3-5

3-7

(略) 4

競 技-組 織 細 則

4-1 オーガナイザーの責任 オーガナイザーはその権限と義務を組織委員会に委託するこ とができるが、その場合でも最終的な責任はオーガナイザーが とらなければならない。 4-2 クラブおよび団体の登録 公認競技を開催しようとする各クラブおよび団体は、所定の 登録申請用紙によって申請料を添えて、本連盟に登録を申請し なければならない。 4-3 関係官庁による承認 競技が道路あるいはトラックのいずれかで開催される場合で も、オーガナイザーは必要な場合にはあらかじめ関係官庁から 承認を得ていなければならない。競技が道路上で行われる場合 には道路交通法が遵守されなければならず、競技参加者が競技 中に交通法規に違反すれば本規則違反とみなされる。 4-4

4-7

(略)

4-8 特別規則の内容 競技会の特別規則は次の事項を内容とする。 1) (略) 2)競技会の名称、競技種目および格式。 3)オーガナイザーの名称、所在地、代表者氏名。 4)〜1 4) (略) 15)スタートおよび競技中における競技運転者の反則等に対し て課せられる罰則規定。 16)〜2 1) (略) 4-9 特別規則の変更 競技会の参加申込の受付後は特別規則の変更は認められない。 ただし本連盟または競技会審査委員会とすでに参加を申請した 競技参加者全員がその変更に同意した場合、あるいは競技会審 査委員会が保安もしくは不可抗力のために決定した時には変更 が可能である。 4-1 0 公式プログラムの内容 競技会の公式プログラムには明瞭に「公式プログラム」と表 記し、次の事項を記載するものとする。

1) (略) 2)オーガナイザーの名称および組織委員の氏名。 3) (略) 4)競技のタイムスケジュールおよび簡単な説明文。 5)〜7) (略) 8)競技会審査委員の氏名(本連盟により指名された審査委員 がいる場合はその点を明記) 、競技長および競技役員の氏名、 審判員のいる場合はその氏名。 4-1 1 (略) 4-1 2 出場に関しての紛糾 競技参加者とオーガナイザーの間にすでに受理された参加、 または競技運転者の登録に関して、抗議以外の紛糾が起こった 場合は、本規則13に規定されている控訴権に従い、その裁定を 本連盟のモータースポーツ審査委員会(本連盟がオーガナイザ ーの場合は本連盟のモータースポーツ中央審査委員会)に申し 込む。競技開催日までに裁定ができない場合であっても、競技 参加を受理されている競技参加者、または競技運転者として登 録されている者がその競技に出場しない場合は、本規則の違反 とみなされる。ただし、モータースポーツ審査委員会またはモ ータースポーツ中央審査委員会がそのような不出場に対して正 当なる理由があることを証明し、これを了承した場合はこの限 りではない。(8−1 4参照) 4-1 3 ~

4-1 6 (略)

4-1 7 ファクシミリ等による参加申込 参加登録の申込は、ファクシミリまたはその他の電子的通信 手段によって行うことができる。ただしその場合は、それが参 加登録の申込の締切のため定められた時間以前に発せられ、か つ、それが同時に発送される参加申込書によって確認され、必 要とする参加料が添付されることを条件とする。当該電子的通 信手段(ファクシミリ、eメールなど)に記載されている発信 の時間をもって日時の証拠とする。 4-1 8 ~

4-2 6 (略)

4-2 7 保 険 オーガナイザーは、自動車競技の組織に関する規定に基づい て保険をかけなければならない。本連盟または競技会審査委員 会はオーガナイザーに対して保険証書の提示を求めることがで きる。 4-2 8 競技参加者の公式名簿 オーガナイザーは、遅くとも競技開始前までに競技参加者お よび競技運転者の公式名簿を本連盟または競技会審査委員会に 提出し、各競技参加者にこれを公表しなければならない。 4-2 9 成績発表 オーガナイザーは、競技終了後できるだけ速やかに競技結果 成績を各競技参加者に発表するものとする。また競技会終了後 1 4日以内に本連盟に正式競技結果成績表を提出するものとする。 4-3 0 (略) 5 5-1

5-8 6

競技コース

(略) スタートおよびヒート

6-1 スタート 1)スタートとは、単独の競技運転者または同時に出発する複 数の競技運転者に対し、出発の合図が与えられた瞬間をいう。 計時を行う場合には、スタートをもって開始する。 スタートには3種類ある。 1.ランニングスタート 2009・1/ 2J AFMOT ORS PORT S

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2.ローリングスタート 3.スタンディングスタート 2)〜3) (略)

7 7−1

6−2 スタートライン 1)記録挑戦およびランニングスタートならびにローリングス タートによる競技については、そのスタートラインは車両が 通過することをもって計時が開始される基準線をいう。 2) (略)

8−1

6−3

9−1

(略)

6−4 ランニングスタート ランニングスタートとは、計時が開始される瞬間において車 両がすでに走行状態にある場合をいう。 6−5 ローリングスタート ローリングスタートとは、計時が開始される瞬間において車 両がすでに走行状態にある場合をいう。特別規則に別途規定さ れていない限り、車両はグリッドの順番を保ったままオフィシ ャルカーによりスターティンググリッドから先導される。オフ ィシャルカーがトラックから退去した際も、スタート合図が出 されるまで全車両は先頭車両の後方に整列していた順番を維持 する。スタート合図が出された時点でレースはスタートしたも のとみなされる。 6−6 スタンディングスタート スタンディングスタートとは、スタート合図が出される瞬間 において車両が静止の状態にある場合をいう。 1)〜3) (略) 4)スタートラインの位置にかかわりなく、特別規則で各競技 運転者のスタート位置を規定した場合であっても、計時はス タートの合図が行われた瞬間に開始される。 クローズドサーキットにおいては、各競技運転者のスター ト位置に関係なく、第1周目終了時より各車両がコントロー ルラインを横切るときに計時が行われる。 5) (略) 6−7 スタート合図員の命令 競技運転者および自動車は、スタート旗が上げられる瞬間か ら振りおろされる瞬間までスタート合図員の命令下におかれる。 スタート旗の上げ下げは他の適当な信号を伴ってもよく、ある いはそれに代えても差し支えない。その車両と共にスタート合 図員の命令下に入るのに遅れた競技運転者は、いずれもスター トを行わなかったものとみなされる。 6−8 反則スタートに対する罰則 スタート合図員の命令下に入っている競技運転者が、所定の スタート合図以前に自己に割り当てられた位置から前進した場 合には反則スタートとなる。 1)同時スタートの場合には、反則スタートを行った競技運転 者はいずれも、その者がその競技コースを完走するのに要し たタイムに対し、罰則として1分が加算されるものとする。 その罰則はただちにその反則者のピットに通告されなければ ならない。(10−20−1参照) 2)自動計時装置によらない単独スタートの場合には、反則ス タートを行った競技運転者は所定の競技コースを完走するに 要したタイムに対し、罰則として1秒が加算されるものとす る。 3)特別規則に規定されている場合には、競技会審査委員会は、 前記の罰則をより重くすること、または他の罰則(例えば、 ストップアンドゴーやドライビングスルーなど)を課すこと ができるが、その限度は同規則書に予め定められている範囲 内に限られる。 6−9

6−10 (略)

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競技参加者および競技運転者

8−1 4 (略) 9

録−総

7−1 0 (略) 8

9−3

(略)

9−4 防 火 競技に出場するすべての自動車は、出火の際、火災がコック ピットに侵入することを防止するため、エンジンおよび燃料タ ンクとコックピットとの間に有効な防護壁を設けていなければ ならない。 9−5

9−8

(略) 1 0競 技

役 員

1 0−1 競技役員の構成 次の者は競技役員として任命され、かつ、補助員によって補 佐させることができる。 競技会審査委員 競技長 レースディレクター 競技会事務局長 計時委員 技術委員 車両検査委員 補給監察員 コース委員 信号員 スタート審判員 決勝審判員 審判員(j udge so ff a c t ) スタート合図員 救急委員 1 0−2

(略)

1 0−3 競技役員の組織構成 1)最小限必要役員 競技会においては、少なくとも競技会審査委員2名、競技 長、およびコース・計時・技術の各委員、ならびに競技会事 務局長を置かなければならない。 2)レースディレクター 同一タイトルまたは同一内容で開催されるレースには、そ の全開催期間をとおしてレースディレクターを任命すること ができる。任命する場合には、当該レースディレクターの義 務と権限を関連競技規則中に明示すること。 1 0−4

(略)

1 0−5 必要な資格 監督役務を行う競技役員または判定権をもつ審判員は、その 任務について資格を有する者の中から選ばれることを要す。こ れらの競技役員は、競技の成績から直接または間接に利益をう ける立場にある商業または産業と係累をもつものであってはな らない。 1 0−6

〜 1 0−9

(略)

1 0−1 0 競技会審査委員会の権限


競技会審査委員会は、FIA国際競技規則、本規則、特別規 則ならびに公式プログラムの施行について最高権能を有する。 競技会審査委員会は、本規則に定めた控訴権の留保( 1 3参照) に 基づき、競技会の際、生ずるすべての抗議を裁定するものとす る。 競技会審査委員会は、特に次のことを決定することができる。 1)〜4) (略) 5)競技車両および競技運転者の変更を許可すること。(4− 2 5、8−1 2参照) 6)〜1 1) (略) 12)不可抗力の場合、あるいは保安上緊急の事情のある場合、 競技を延期すること、またはコースの一部を変更あるいは取 り消すこと。 13)競技運転者および公衆の最大の安全を確保するため、競技 長またはオーガナイザーより要求があった場合、スタートラ インまたはフィニッシュラインの位置につき、またはその他 の一切の問題につき、公式プログラムに変更を加えること。 14)競技中止の決定をすること。 15) (略) 16)レースディレイターが職務を遂行する競技においては、上 述の罰則を課すにあたり、レースディレクターからの状況報 告を受けることができる。 10−11 (略) 10−12 競技会審査委員会の報告に基づく本連盟の権限 競技会審査委員会の報告、あるいはその他によって、規則違 反や競技結果の不適正または過誤、条件もしくは許可について の不履行、不備、侵害、排除または他の不整合が生じたことを 本連盟が知った場合、たとえこれに対する抗議または控訴がな されていないときでも、本連盟はその事情について質す権限を 有し、かつ当事者に弁明の機会を与えた後、これを適正化する ものとする。また、それに規則違反があると結論づけられると きは、JAFは、モータースポーツ審査委員会に諮り適正とさ れる罰則を課すものとする。なお、当該事件の当事者は、これ についてモータースポーツ中央審査委員会に控訴することがで きる。ただしその審間は、当該結果の公表後、60日の期限を超 えてはならない。 このような審間に関わる裁決に対する控訴は、つぎに該当す る場合についてのみ、有効とされる。 (1)重大な誤審があったとされるとき。 (2)その事項が、将来モータースポーツの根幹に関わるもの とされるとき。 10−1 3 競技長の任務 (略) 。 1)〜7) (略) 8)競技会審査委員会に対しプログラムの変更についての提案、 ならびに競技参加者の不正行為、規則違反、または競技参加 者からの抗議についての提案を行うこと。 9)抗議を受理した場合は、それに対し必要な裁定を下す競技 会審査委員会に遅滞なく引き継ぐこと。 10) (略) 11)競技結果成績を発表すること。 12) (略) 10−14 〜 1 0−1 5 (略) 10−16 技術委員の任務 技術委員は、自動車の機械装置に関するすべての審査を担当 する。技術委員は、競技長の指揮下に入り次のことを行う。 1) (略) 2)本連盟が指定した場合、その検査器具を使用すること。 3) (略)

1 0−1 7 車両検査委員の任務 (略) 1) (略) 2)本連盟が指定した場合、その検査器具を使用すること。 3)〜4) (略) 1 0−1 8 (略) 1 0−1 9 コース委員および信号員の任務 1)コース委員は、競技会審査委員会もしくは組織委員会によ って定められたコース上の部署につくものとする。コース委 員は競技会開始後競技長の指揮下に入り、各自の部署が監視 する区域において生ずる一切の事故を、利用し得る方法(電 話・信号・伝令・その他)によって直ちに競技長に通報しな ければならない。 各競技終了後、コース委員は自己が確認した事故について 文書による報告を競技長に提出しなければならない。また、 競技中コース委員は競技長の指示があった場合は、自己の監 視部署の前を通過する競技車の順位について、またクローズ ドサーキットの場合は、周回ごとの順位について、できるだ け速やかに管制室に報告しなければならない。 2)信号員は、特に信号旗(FIA国際競技規則付則H項参照) の操作を担当するものとする。信号員は同時にコース委員を 兼ねることができる。 1 0−2 0 審判員の任務 1)スタート審判員・ ・ ・ ・ ・ ・ 競技の組織委員会は、スタートを監視 するために、1人または数人の審判員を指名することができ る。スタート審判員は、反則スタートを確認した場合は直ち にそれを競技長に報告するものとする。 2)決勝審判員・ ・ ・ ・ ・ ・ 競技運転者がフィニッシュラインを通過す る順序を決定する必要がある競技においては、その決定を行 うことを担当する決勝審判員を任命する。 3)審判員(j udge soff ac t )・ ・ ・ ・ ・ ・ 競技運転者が競技中に、あ らかじめ定められたラインに接触またはそれを越えたか否か を判定する必要がある競技、あるいは特別規則に定められた その他の事実について判定する必要がある競技においては、 1名もしくは複数の審判員(j udge so ff a c t )がそれらの1つ あるいはいくつかの判定を行う。それらの判定を行う審判員 (j udge so ff a c t ) の氏名は公式通知掲示板に掲載されなければ ならない。 4)補助審判員・ ・ ・ ・ ・ ・ 各審判員に補佐が必要な場合または審判員 を代行させねばならない場合には、そのために1名の補助審 判員を任命することができる。ただし、審判員間に意見の不 一致が生じた場合には、その最終判定は正式の審判員によっ てなされるものとする。 5)ビデオあるいは電子システム・ ・ ・ ・ ・ ・ 競技会審査委員会は、裁 定を下すための一助としてビデオあるいは電子システムを使 用することができる。競技会審査委員会は審判員の判定を覆 すことができる。 6)抗議・ ・ ・ ・ ・ ・ 決勝審判員または審判員(j udge so ff a c t )が公式 に担当命じられている問題に関し、これらの審判員が行った 判定に対しては、いかなる抗議も許されない。したがって、 これらの判定は絶対的なものであるが、競技運転者がコース を完走した条件を考慮に入れられているものではないので、 そのまま競技の正式な成績となるものではない。 7)誤審・ ・ ・ ・ ・ ・ 審判員は誤審を犯したと思った場合はそれを訂正 することができるが、競技会審査委員会にそれを提出し承認 を得ることが必要とされる。 8)判定されるべき事項・ ・ ・ ・ ・ ・ 審判員(j udge s o ff a c t )によ って判定されることを要する事項は、特別規則に明示しなけ ればならない。(上記3)参照) 9)報告書・ ・ ・ ・ ・ ・ 競技会終了後、各審判員はその判定についての 報告書を競技長に対し提出すること。

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11 罰 11−1

(略)

11−2

非公認競技会参加の罰則

(3−6参照)

11−3 罰 則 競技会のオーガナイザー、競技役員、競技参加者、競技運転 者、同乗者、整備員、助手その他の何人であっても、もしFI A国際競技規則、同付則および本規則、同付則、競技会特別規 則、本連盟の機関紙にて随時公布または改正する本連盟の告示、 競技会組織許可付帯条件、公式通知、ならびに特別トラック規 定のいずれかに違反するときには、本規則1 1−4の罰則を課す る。(FIA国際競技規則第15 2条参照) ドライビングスルーペナルティまたはピットストップペナル ティに対する抗議・控訴は認められない。 11−4 罰則の種類 1)罰則は、その軽重に従って次の通りとする。 ただし、罰金と他の罰則は重複して課すことができる。 − 訓戒(叱責) − 罰金 − タイムペナルティ − 出場停止(失格)(11−9参照) − 資格停止(11−1 1参照) − 資格取消(11−1 3参照) 上記のタイムペナルティは、分または秒で表示されるペナ ルティを意味するほか、ドライビングスルーペナルティ、ピ ットストップペナルティ、あるいは競技結果に対する周回数 減算などを含むものとする。 2)罰則を課する前に、競技会審査委員会または本連盟のモー タースポーツ審査委員会は、必要に応じて関係者を召喚する。 召喚状は各関係者に直接配布するかまたは所定の宛名に郵送 する。(14−4参照) 競技会審査委員会またはモータースポーツ審査委員会によ る最初の審問は、本規則12−6の規定(抗議の審問)に従う。 モータースポーツ審査委員会またはモータースポーツ中央審 査委員会の控訴審査の際の審問は、本規則13−7の規定(控 訴の審問)に従って行われる。 11−5 訓戒(叱責)または罰金宣告 訓戒(叱責)または罰金は、競技会審査委員会、モータース ポーツ審査委員会、またはモータースポーツ中央審査委員会に よって決定される。ただし罰金の場合、本規則の付則、自動車 競技に関する申請・登録等手数料規定に規定する最高額以内と する。 11−6

〜 11−9

(略)

れを保管する。 3)〜4) (略) 1 1−1 3 (略) 1 1−1 4 資格取消の宣告 1)資格取消の宣告は、モータースポーツ審査委員会またはモ ータースポーツ中央審査委員会のみが宣告できるものであり、 特別に重大な違反に対して課せられる。 2)資格取消の宣告があった場合、競技参加者、競技運転者、 または公認審判員許可証所持者は、直ちに許可証を本連盟に 返上しなければならない。(FIA国際競技規則第16 2条参 照) 1 1−1 5 〜 1 1−2 1 (略) 1 2 抗

1 2−1 抗議権 抗議権は、競技参加者のみが有するものとする。競技役員は 抗議がなされた場合でも抗議がない場合と同様に自己の権限に おける公式な行動を正当に遂行しなければならない。 複数の競技参加者に対して抗議を行いたい競技参加者は、該 当する行為に関係する競技参加者全員について抗議を提出しな ければならない。 1 2−2 抗議の提出 競技参加者の抗議は、抗議の趣旨および理由を示す文書に署 名の上(宛先は競技会審査委員会) 、本連盟が規定する抗議料を 添えて当該競技会競技長に提出しなければならない。競技長が 不在の場合には、競技会事務局長に提出することができる。 抗議が正当と裁定された場合抗議料は返却される。 1 2−3 抗議の対象および時間制限 競技参加者が抗議できる事項は次の各号のみとし、特別規則 または競技会審査委員会が特に指定する場合を除き、各々に指 定された時間内に提出しなければならない。 1)競技参加者、競技運転者の参加資格の有効性あるいはコー スの長さに関する抗議は、その競技のスタートの1時間前ま でとする。 2)ハンディキャップまたはヒートの編成に対する抗議は、そ の競技のスタートの1時間前までとする。 3)自己の車両に関する技術委員または車両検査員の決定に対 する抗議は、決定直後とする。 4)競技中の過失または反則に対する抗議、あるいは車両規則 違反に対する抗議は、その競技の終了後3 0分以内とする。 5)競技の順位に関する抗議は、その成績発表後30分以内とす る

11−1 0 出場停止(失格)処分の宣告 出場停止(失格)処分の宣告は、競技会審査委員会、モーター スポーツ審査委員会、またはモータースポーツ中央審査委員会 のいずれかが行い、かつ遡及して施行される。

1 2−4 抗議の裁定 競技に関する抗議は、競技会審査委員会が裁定する。その裁 定に不服な場合は、本規則によって本連盟のモータースポーツ 審査委員会あてに控訴することができる。

11−1 1 (略)

1 2−5

11−1 2 資格停止の宣言 1)資格停止の宣告は、モータースポーツ審査委員会またはモ ータースポーツ中央審査委員会のみが行うものであり、重大 な反則に対して課せられる。 2)国内資格停止処分を受けた場合、競技参加者、競技運転者、 または公認審判員許可証所持者は、許可証を本連盟に返納し なければならない。もし国際競技許可証を所持している場合 は、本連盟がそれに「日本国内において無効」と記入し、資 格停止期間満了の際これを新しい許可証と交換する。許可証 が国内許可証である場合は資格停止期間満了まで本連盟がこ

1 2−6 受け付けられない抗議 本規則10−2 0に掲げる審判員がその役務遂行中に行った判定 に対しては、いかなる抗議も受け付けられない。 複数の競技参加者に対する単一の抗議も受け付けられない。

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1 2−7

(略)

〜 1 2−1 0 (略) 1 3 控

1 3−1

権限の範囲


本連盟は、本規則14−2に規定する国内裁定機関としてその 所管する許可証所持者のために、自動車スポーツ全般もしくは 特定の競技に関して、日本国内で発生した一切の紛争を審査、 決議をするモータースポーツ審査委員会、および諸規則の施行 および競技により発生した紛争の最終的な裁定を行う機関とし てモータースポーツ中央審査委員会を置く。 13−2 控訴権 1)競技参加者は、競技会審査委員会による決定や裁定に不服 の場合、本連盟のモータースポーツ審査委員会に控訴する権 利を有する。ただし、次のいずれかの場合に限られる。 (1)自らに課された罰則または決定に不服の場合 (2)自ら提出した抗議の裁定に不服の場合 なお、本連盟自体が主催する競技会の場合は、 本連盟のモ ータースポーツ中央審査委員会によって審問され、裁定され る。 控訴を行う者(以下「控訴人」という。)は、競技会審査 委員会の裁定宣告から1時間以内にその意思を文書をもって 競技会審査委員会に通告しなければならない。この手続きを 行わない場合は控訴権を失う。(控訴の手続き13−3、1 3− 4、控訴時間制限13−5を参照) 2)当該控訴人は、モータースポーツ審査委員会に対し行った 控訴の裁定に不服の場合は、あらためて本規則13−5−3) に従い本連盟のモータースポーツ中央審査委員会に控訴する 権利をもつ。 3)本規則1 1−1−3)あるいは4)等の規則違反によりモー タースポーツ審査委員会により罰則を課された者がその罰則 を不服とする場合は、本規則13−5−3)に従いモータース ポーツ中央審査委員会に控訴することができる。 4)国内で行われる競技会については、本連盟の許可証所持者 に対するモータースポーツ中央審査委員会の裁定を最終のも のとする。 5) (略) 13−3 国内控訴の手続 本連盟のモータースポーツ審査委員会に対し控訴する場合は、 控訴人または資格ある代理人の署名した控訴の趣旨および理由 を示す文書、および本連盟が定める控訴料を添えて1 3−5に定 める時間内に競技会審査委員会に提出しなければならない。 控訴料は、控訴を断念した場合は一切返還されない。 13−4 国際控訴の手続 1) (略) 2)13−2−4)によりFIAに控訴する場合は、控訴人また は正当な代理人の署名した、控訴の趣旨および理由を示す文 書、およびFIAの定める国際控訴料金を添えて規定の時間 内に競技会審査委員会に提出しなけばならない。 FIAに国際控訴するか否かは本連盟のみが決定する。 13−5 控訴の時間制限 1)競技会審査委員会が行った抗議の裁定あるいは決定した罰 則等を不服として本連盟のモータースポーツ審査委員会に控 訴する場合は、その裁定または決定の告知より1時間以内に、 モータースポーツ審査委員会あてに控訴する意思を示す文書 に控訴料を添えて当該競技会審査委員会に提出しなければな らない。 2)13−3の控訴の理由を示す文書については、競技会審査委 員会に規定の時間内に控訴の意思表示および控訴料の納付を 行ったことを条件に、当該告知日より2日以内に直接本連盟 に提出することができる。 この手続きは同期間内に本連盟あてのファクシミリ、eメ ールまたは郵送で行うことができる。 3)提出した控訴が本連盟のモータースポーツ審査委員会によ って裁定された後、それを不服として本連盟のモータースポ ーツ中央審査委員会に控訴する場合は、当該控訴人は、その 裁定告知日より7日以内に、あらためて控訴の趣旨および理

由を示す文書ならびに控訴料を本連盟モータースポーツ中央 審査委員会あてに提出しなければならない。 4)国外での競技参加でFIAに国際控訴する場合は、FIA 国際控訴審判所(ICA)規則に従い、競技会審査委員会の 裁定が公表されてから4 8時間以内に本連盟からICA事務局 に控訴する旨の通知を送付するものとする。その際、ICA に対して控訴料が支払われたことを証明する書類を添付する。 この手続きがとられたことを条件に、当該通知を送付した日 から起算して8日以内に控訴趣意書をICA事務局に送付す る。それを考慮して本連盟に手続きをしなければならない。 1 3−6 控訴中の資格の効力 モータースポーツ中央審査委員会に控訴が行われた場合でも、 資格停止または資格取消の裁定は控訴とは関係なく効力を発揮 し実施される。 1 3−7 控訴の審問 本連盟のモータースポーツ審査委員会またはモータースポー ツ中央審査委員会による控訴の審査は、受理された日からレー スの場合は30日以内に、その他競技の場合は90日以内に審問が 行われ裁定される。(FIA国際競技規則第1 8 2条参照) 審問の通知は関係者に対し的確に行われ、関係者は審問に応 じなければならないが、必要な場合は証人を同行することがで きる。 モータースポーツ審査委員会およびモータースポーツ中央審 査委員会は、通告した関係者が出席しない場合でも審議を行い その裁定をすることができる。 また、モータースポーツ審査委員会およびモータースポーツ 中央審査委員会は、当事者とは無関係に全日本選手権競技会の 競技参加者のうちから、本審問の裁定結果次第では直接かつ重 大な影響を被る可能性のある者を要請に応じて事情聴取するこ とができる。また、そのような可能性のある者は、自らの責任 で、当該告知日より7日以内に書面により本連盟に対して事情 聴取を要請するものとする。 1 3−8 控訴に対する裁定 モータースポーツ審査委員会およびモータースポーツ中央審 査委員会は、控訴された罰則または裁定を取消し、またはあら ためて異なる罰則を課することができるが、再競技を命ずるこ とはできない。 1 3−9 控訴料および経費 控訴に対して裁定を下す時、モータースポーツ審査委員会お よびモータースポーツ中央審査委員会は事情に応じて控訴料の 返還または没収、または、とくに審査で必要が生じた経費の負 担について決定することができる。 1 3−1 0 (略) 1 4 規則の施行 1 4−1

(略)

1 4−2 本連盟の権限行使 1) (略) 2)本連盟理事会は、日本国内における自動車競技で発生した 紛争で、本連盟理事会が審議すべき問題を処理するため5名 以上のモータースポーツ中央審査委員を指名することができ る。モータースポーツ中央審査委員会の司法権または機能は、 本規則に基づく控訴による場合、最終的決定権をもつものと して行使される。 3)モータースポーツ審査委員会、モータースポーツ中央審査 委員会もしくはJAFのモータースポーツ関係委員会の委員 であっても、当該競技会で競技参加者、競技運転者または競 技役員として参画した者、または当該諸紛争の決定に、すで に関係している者は司法的決定に参画することはできない。 2009・1/ 2J AFMOT ORS PORT S

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14−3

〜 14−4

(略)

1 4−5 本規則の発効日 本規則は国際モータースポーツ競技規則第7条に基づき、 2 0 0 9年1月1日より施行する。

JAFスポーツ資格登録規定の一部改正

[公示No. 2009−002]

ただし、JAFは、上記①から③の条件に準ずる者か らの申請について、審査のうえ認める場合がある。

標記規定の一部を下記の通り改正しましたのでお知らせいた します。 2 0 0 8 年1 1 月2 7 日改正施行 ※下線部分: 変更箇所 第1章および第2章

第3章 競技許可証 第1条 競技許可証の種類と有効な競技会 1.競技許可証の種類は、次の通りとする。 1)国際許可証 (1 )国際競技運転者許可証(A、B、C、ドラッグレー ス、ソーラーカー) (2 )国際競技参加者許可証 2)国内許可証 (1 ) 国内競技運転者(兼参加者)許可証(A、B) (2 ) 限定国内競技運転者許可証A (3 ) 国内競技参加者許可証 なお、許可証上の所持者名は、国際許可証の場合はロ ーマ字を用い、国内許可証の場合はカタカナを用いる。 ただし、国内競技参加者許可証を団体名で取得する場 合は、ローマ字も認める。 また、競技運転者許可証について、国内競技規則8− 1 1により仮名の使用が認められた場合でも、本名を併記 する。 以下、第2条 1.まで略 第2条 2.限定国内競技運転者許可証A 1)年令が満16歳以上1 8歳未満で、次の(1 ) 、 (2 )および(3 ) の条件を満たす者は、以下の競技車両によるJAF公認 の国内格式以下の競技会のレースのみに参加できる限定 国内競技運転者許可証A(以下「限定Aライセンス」と いう。)を申請することができる。 ① フォーミュラJ16 0 0(FJ1 6 0 0) ② フォーミュラ4(F4) ③ 上記①または②と同等性能であるとJAFが特に認 めたフォーミュラカー (1 )限定Aライセンスを取得しようとする者は、申請する ライセンス有効年の前年または前々年に、次のいずれ か1つ以上の実績を満たしていること。 ① 全日本カート選手権において、年間総合順位6位以 内に入賞 ② 日本国内において開催された国際格式のカート競技 会において、6位以内に入賞 ③ 国内外を問わず、CIK−FIAのタイトルのかけ られた国際格式のカート競技会において、6位以内に 入賞

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(2 )JAF認定のAライセンス講習会の座学を受講し、か つその筆記試験に合格すること。 (3 )限定Aライセンス取得に関する親権者の同意を得るこ と。

2009・1/ 2J AFMOT ORS PORT S

以下、第4章

第4章

第9条まで略

公認審判員許可証

第1 0条 公認審判員許可証の新規申請 新たに公認審判員許可証を申請する者は、次の条件のいず れかを満たした者で、所定の申請書に必要事項を漏れなく記 入してJAF各地方本部事務局あて提出するものとする。 1.B3級への新規申請 1)JAF競技運転者許可証の所持者。 2)JAF認定のB級ライセンス講習会を受講した者。 3)JAF準加盟、加盟、公認クラブおよび加盟、公認団 体の代表者の推薦を受けた者。 4)JAF公認競技会において公認審判員役務の補助員を 務めた者。 ただし、その競技会主催クラブ代表者の証明を必要と し、申請できる分類は、補助員を務めた役務に限る。 *ただし、2) 、3) 、4)の資格を満たした者については 資格取得後30日以内に所定の申請書に必要事項を漏れな く記入してJAF各地方本部事務局あてに提出しなけれ ばならない。

以下、略

限定国内Aライセンスの発給対象について 限定国内Aライセンスは導入当初の目的が若手日本人選手 の育成であったため、その発給対象を満16歳から1 8歳未満の カートで所定の条件を満たした日本人選手に限る運用を行っ てきましたが、2 0 0 9年からは、限定国内Aライセンスの申請 条件を満たした16歳から1 8歳未満の外国籍の者、または、す でに海外で外国ASN発給によるレース用の競技ライセンス を取得している1 6歳から1 8歳未満の者についても、所定の手 続をとることにより限定国内Aライセンスを発給することと しましたのでお知らせします。 なお、外国ASN発給の国際ライセンスを所持している場 合でも、JAFで発給するライセンスは限定国内Aとします。


2009年JAF国内競技車両規則 第1編レース車両規定の一部改正 標記規定の一部を下記の通り改正し、20 0 9年1月1日に施行 しましたのでお知らせいたします。 (下線部分:改正箇所) 記 第 4章

公認車両および登録車両に関する安全規定

(略) 第 1条〜第 5条 (略) 第 6条 ロールケージ 6. 1)〜6. 2) (略) 6. 3)仕 様 6. 3. 1)基本構造 基本構造は、以下の設計のうちの一つに従い製作され なければならない: (中略) メインロールバーの垂直部分は、ボディシェルの内部 輪郭にできるだけ近接したものでなければならない。 オープンカーの場合、メインロールバーの高さは、ド ライバーの脊柱に沿って座席の座面からメインロールバ ーの上部までを測定して少なくとも92 0 mmなければなら ず、かつ、通常に着座したドライバーのヘルメットから 5 0 mm以上上方になければならない。 フロントロールバーあるいはサイドロールバーのフロ ント支柱は、ウインドスクリーンピラーに沿わなければ ならず、2 0 0 7 年1 月1 日以降に公認または登録された車両 については、そのウインドスクリーンピラーの底部に相 当する高さに1ヶ所のみ湾曲があるものでなければなら ない。 (略) 6. 3. 2)〜6. 3. 5) (略) 第 7条〜 第 22条 (略) 第 5章

量産ツーリングカー(N1)

第 1条〜第 4条 (略) 第 5条 車体 5. 1)〜5. 9) (略) 5. 10)補助的付加物 補助的付加物の取り外しは、その配線も含み許される (例えば、マッドガード、アンダーガード、ストーンガ ード、オープン車両の幌およびその取り付け具、室内照 明、ラジオ、ヒーター、エアコン、モール類、エアバッ グ、ホーン、リアワイパー等) 。 計器類(データロガー、センサー、配線を含む)の取 り付け、または取り外しが認められる。 絶縁材を車両の床下、エンジン室、トランク内やホイ ール格納アーチ部から除去することは許される。シャシ ー/車体部にあって、ボルトオンで取り付けてある使用 していない支持体は取り外すことができる。 ヒールレストや消火器の取り付けブラケットおよび類 似目的の部品を新たに室内に設置することは許されるが、 難燃材質であることおよびボルトなどで確実に車体に固 定されていなければならない。 5. 11) (略) 第 6条 (略) 第 7章

グランドツーリングカー3 0 0(J AF−GT300)

第 1条〜第 2条 (略) 第 3条 車体および外部寸法

[公示No. 2009−003]

3. 1)〜3. 4) (略) 3. 5)空力装置 空力装置は、車体に対して非可動であり堅固に取り付 けられていなければならない。 3. 5. 1)前部空力装置 1)次の条件に従うことにより前部空力装置を取り付け ることができる。 ①上から見た車両の車体輪郭外縁の内側に位置するこ と。ただし、当初の形状を保持しているバンパーの 場合は、3 . 4 . 1 0 . 2 )「フェンダーの拡幅に伴うバンパ ーの形状変更」に規定されるバンパー形状を変更で きる範囲(第7 6 図 各々の基準点P1およびP2を基 点として3 0 °の角度を持つ直線と、車両の前後方向 中心線に平行で車体最外側に接する直線がそれぞれ 交差する範囲の内側)を車体輪郭の外縁と見なし、 その輪郭から突出しないことを条件に、上記前部空 力装置を設置することが許される。 ②〜⑥ (略) (以下略) 第13章

JAFフォーミュラ3 0 0 0(JAF−F3 0 0 0)

第 1条 (略) 第 2条 車体と寸法 2. 1)〜2. 11) (略) 2. 12)地面に面した車体部分 2. 12. 1)〜2. 12. 4) (略) 2. 12. 5)フロントホイールの中心線より3 3 0 mm後方にある地 点より後方にあり、車両の下から見ることができ、車 両の中心線から2 5 0 mm以上離れた所にあるすべての懸 架部分( 2 . 1 2 . 6) に従い装着された懸架部分を除く)は、 基準面から高さ2 0 mm以上になくてはならない。 2. 12. 6) (略) 2. 13)〜2. 17) (略) 第 3条 重 量 3. 1)最低重量 大会期間中、常に6 9 0 kg未満であってはならない。 3. 1. 1)〜3. 1. 2) (略) 3. 2)〜3. 3) (略) 第 4条〜第 9条 (略) 第 10条 制動装置 10. 1)〜10. 3) (略) 10. 4)エアダクト フロントおよびリアのブレーキ周辺のエアダクトは、 制動装置の一部分と見なされ下記を超えてはならない。 ‐ホイールの水平中心線上3 1 0 mmの位置にあって、地面 と平行な面。 ‐ホイールの水平中心線下1 6 5 mmの位置にあって、地面 と平行な面。 ‐前部リムの内側面に平行に車両の中心線に向かって 1 2 5 mm移動した面。 ‐車両の側面から見た時、前輪用の前方についてはタイ ヤの外縁、後方についてはリムの外縁。 後輪用の前方についてはタイヤの外縁、後方について は後輪中心線に平行で後方3 4 0 mmの位置にある基準面 に直角な面。 ‐すべての計測はホイールを水平面に対し垂直位置に保 ったままで行われなければならない。 10. 5)〜10. 6) (略) 第 11条〜第 19条 (略) 以上

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2009年全日本ラリー選手権統一規則 2 0 0 8年1 1 月2 7 日制定 2 0 0 9年1月1日施行 第1章

大会告知

第1条 競技会特別事項 本選手権競技会のオーガナイザーは当該競技会の特別規則に 本統一規則第1章の各項目を明記すること。 また、特別規則の内容は本統一規則の内容に相反したり、ま た重複しないこと。 ○競技会の定義および組織 200 9年JAF全日本ラリー選手権第○戦「[競技会の名称]」 は、社団法人日本自動車連盟(以下「JAF」という)の公認 のもとに国際自動車連盟(FIA)の国際モータースポーツ競 技規則とその付則、それに準拠したJAFの国内競技規則とそ の付則、2 00 9年日本ラリー選手権規定、20 0 9年全日本ラリー選 手権統一規則、ラリー競技開催規定および本競技会特別規則に 従い国内競技として開催される。 ○プログラム 1.参加申込の開始日時: 2.参加申込の締切日時: 3.レッキの受付日時および場所: 4.参加確認の日時および場所: 5.公式車検の日時および場所: 6.第一回審査委員会の日時および場所: 7.ブリーフィングの日時および場所:[開催する場合は記載す ること] 8.各デイのスタートリスト発表日時および場所: 9.スタートの日時および場所: 1 0 .暫定結果の発表日時および場所: (予定) 1 1 .表彰式の開催日時および場所: (予定) [※タイムスケジュールの詳細を記載する場合は、上記または 別途記載すること] 例)○月○日(○) [※別途定める場合] 00:0 0〜00:00 項目

○競技会の名称 200 9年JAF全日本ラリー選手権第○戦

○○ラリー2 0 0 9

○競技の格式 JAF公認:国内競技、JAF公認番号 2 0 0 9年○○○○号 ○競技種目 ラリー競技開催規定の付則「スペシャルステージラリー開催 規定」に従ったスペシャルステージラリー [※ロードセクションにスペシャルステージが含まれる場合 はその旨記載すること] ○開催日程および開催場所 200 9年○月○日(○)〜○月○日(○)の○日間 ○○県○○郡○○町周辺 ラリースタート: ラリーフィニッシュ: ○競技会本部(HQ) [※1.レイアウト図は、付則にて記載すること] [※2.未定にて記載できない場合、確定後公式通知にて告知 すること]

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[公示No. 2009−004]

○コース概要 スペシャルステージ:[舗装(ターマック)/非舗装(グラ ベル)] 総走行距離:○○○km(予定) スペシャルステージの合計距離:○○○km(予定) ※スペシャルステージの数: ※セクションの数: ※デイの数: [※競技会までに変更が生じた場合は、公式通知にて訂正す ること] ○オーガナイザー オーガナイザーの名称: 代表者名: 担当者名: TEL: FAX: e ma i l : [公開できる場合には記載すること] [共催の場合3クラブまでの名称を記載すること] ○組 織 1)大会役員 [ 必要に応じて記載] ・大会会長: 大会副会長: 2)組織委員会 ・組織委員長: 組織委員: 組織委員: 組織委員: 3)競技会主要役員 (1)競技会審査委員会 ・競技会審査委員長: (JAF派遣) ・競技会審査委員: (JAF派遣) ・競技会審査委員: (組織委員会任命) (2)競技役員 ・競技長: ・副競技長: ・コース委員長: ・計時委員長: ・技術委員長: ・救急委員長: ・医師団長: ・事務局長: (3)コンペティターリレーションオフィサー(CRO): ○参加申込受付期間 ・受付開始:[ ※プログラムと同様] ・受付締切:[ ※プログラムと同様] ○参加申込および問い合わせ先(大会事務局) ・事務局:[※20 0 9年日本ラリー選手権規定第11条に従うこ と] ・所在地:〒 TEL: FAX: ・提出書類:[※参加申込書、車両申告書、サービス員登録 書等の必要な書類を記載すること] 所定の用紙に必要事項を記入し、それぞれ署名捺印の上、 以下の参加料を添えて参加受付期間内に上記までに申し込 むこと。 ・参加料: ・レッキの参加料: ・サービスカー登録料: ・サービス員登録料: ・その他(任意保険代、宿泊料等):[※エントリー拒否に 伴い事務手数料を差し引く場合、参加車両やコ・ドライバ ーの変更、再車両検査等により事務手数料を徴収する場合


は、該当する項目および料金を記入すること] ・支払い方法: [※振込みの場合は、銀行名、支店名、口座番号、口座名 義を記載] ○保険 20 09年日本ラリー選手権規定第18条に基づき、ラリー競技に 有効な対人賠償保険(無制限/○○○万円以上)および搭乗 者保険(または共済)(無制限/○○○万円以上)に加入し ていること。[※上記金額を決定し明記すること] ○音量規制 [※オーガナイザーがマフラーの音量を制限する場合、 「マフ ラーは当該車両の純正品とする。」等を追記すること] ○参加台数 総参加台数:

台[90台を上限とする]

○レッキの実施方法 [※1.具体的な実施方法が記載できない場合は、「レッキの タイムスケジュール、実施の詳細はコミュニケーショ ンにて示す。」を必ず記載すること] [※2.レッキに使用する車両、タイヤを制限する場合はその 旨記載すること] ○タイヤ 本競技会で使用できるタイヤの本数は、 本までとする。 [※1.舗装(ターマック)スペシャルステージを有する競技 会の場合、以下の条文を追記すること] ・急激な天候の変化等により路面状態が変わった場合、競技 長の宣言により規定本数に追加して2本使用することがで きる。本項に従ってなされた競技長の宣言に対して抗議す ることはできない。 [※2.競技会で使用できる最大本数の算出方法] ・舗装(ターマック)スペシャルステージの距離が50km〜 100kmの場合、10本とし、1 0 0kmを超す場合、20km毎に2 本追加。 ・非舗装(グラベル)スペシャルステージの距離が50km〜 10 0kmの場合、12本とし、1 0 0kmを超す場合、20km毎に2 本追加。 ○セレモニアルスタート [※セレモニアルスタートを設定する場合はその旨記載する こと]

○タイムコントロール 公式時刻は、日本標準時を基準とした競技会計時委員の時計 による。 [※各デイの最後のコントロール(その直前にサービスパー クがある場合はその出口のコントロール)について、タイ ムペナルティを与えない場合は、その旨記載すること] ○スペシャルステージ 1)計測は、印字機能を持つクロノメーターにて1/10秒ま で計測する。 2)スタートは、スタートリスト順または直前のTC通過順 に1分間隔とする。 [※1.1分以上設ける場合はその旨記載すること] [※2.観客対応等の観点から、競技の一部区間について特 別な出走順とすることが必要と判断した場合はその旨記 載すること] 3)スタートの方法および合図は、ラリー競技開催規定付則: スペシャルステージラリー開催規定2 6条5.に従って行う。 [※スタート灯火信号を使用する場合は、故障時の対応も 含め詳細を付則5.にて記載すること]

○整備作業 1)整備作業の監督を担当する競技役員名: 2)整備作業を行うことができる場所: 3)サービスカーの管理方法: ○賞

典 総合1位 JAF楯 J N−1クラス 1位〜3位 JAF楯 J N−1.5クラス 1位〜3位 JAF楯 J N−2クラス 1位〜3位 JAF楯 J N−3クラス 1位〜3位 JAF楯 J N−4クラス 1位〜3位 JAF楯 [※1.副賞がある場合はその旨記載すること] [※2.副賞を制限する場合、「JAFの賞典を除き、参加 台数の…を超えない範囲で賞典を制限する」等を記載す ること。この場合、正式な数を記載した公式通知を発行 し、参加受理書に同封すること]

○その他 1.全日本ラリー選手権対象外の車両を参加させる場合には、 下記事項の何れかに従うこと。 1)当該特別規則に追加する場合には、以下の項目を必ず 記載すること。 ①参加料等: ②参加車両: ③音量規制:[規制する場合のみ記載すること] ④クラス区分: ⑤参加資格: ⑥賞典: 2)当該特別規則に追加しない場合には、別途特別規則を 作成すること。 2.その他[必要に応じ記載すること] ○付則 オーガナイザーは、必要に応じ以下の付則を発表しなければ ならない。 付則1.暫定のラリー行程表 [※1.本付則の行程表はあくまでも予定である旨記載するこ と 例)Ve r .1…、Vo l .1…等] [※2.最終の行程表の発表は、参加確認受付時に配布するか、 公式通知にて告知すること] 付則2.レッキのスケジュール 付則3.コンペティターリレーションオフィサー(CRO)[※顔 写真、行動予定表等を記載すること] 付則4.HQレイアウト、サービスパークのレイアウト等 付則5.信号灯によるスタート手順 付則6.ゼッケンおよび広告[※未定にて記載できない場合、確 定後公式通知にて告知すること] ○○ラリー 2 0 0 9 大会組織委員会 第2章 競技参加に関する基準規則 第2条 参加車両 当該年の日本ラリー選手権規定第7条に従う。 第3条

クラス区分

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1)当該年の日本ラリー選手権規定第8条に従う。 2)参加申込締め切り時点において、当該クラスの参加台数 が5台に満たない場合は、当該年の日本ラリー選手権規定 第9条に基づき、隣接する上位クラスでの参加を認める。 第4条 参加資格 当該年の日本ラリー選手権規定第9条に基づき以下に従うこ と。 1)参加申し込み締め切り時点において、参加車両を運転す るのに有効なる運転免許を取得後、1年以上経過している こと。 2)参加者は、有効なJAF発給の競技参加者許可証の所持 者でなければならない。ただし、競技運転者は参加者を兼 ねることができる。 3)競技運転者は、有効な自動車運転免許証と有効なJAF 発給の競技運転者許可証の所持者でなければならない。 4)満2 0才未満の競技運転者は、参加申込に際し、親権者の承 諾書を提出しなければならない。 5)1台の車両に乗員する人員は、ドライバーおよびコ・ ドライ バーの2名とする。 第5条 参加申込方法および参加受理 1)所定の参加提出書類に署名捺印の上、参加料等を添えて、 大会事務局まで送付すること。 2)参加車両名は必ず車両名(型式ではなく通称名:ヴィッ ツ、 マーチ等)を入れること。 3)組織委員会は国内競技規則4−19に従い、参加申込者に 対し理由を示すことなく参加を拒否した場合は、速やかに その理由を付してJAFに報告しなければならない。この 場合の参加料等は返金される。 なお、正式受理後の参加料は、オーガナイザーの都合で 競技会を中止した場合を除き、返金されない。 4)参加受理の諾否は参加受理書の郵送にて通知する。 5)参加申込書発送の証明は受理の証明としては認められな い。 6)参加者は、参加申請が受理された後、不可抗力により参 加できない時は、参加確認受付終了までにオーガナイザー にその旨を連絡しなければならない。 第6条 参加者に対する指示および公示 1)競技会審査委員会は国内競技規則4−9および10−1 0に 従って、公式通知をもって参加者に指示を与えることがで きる。 2)当該競技会に関する公示、JAFが行う指示事項および 暫定結果を含む競技結果成績は、公式通知掲示板に公示さ れる。 3)競技会審査委員会および組織委員会の決定事項または公 示、あるいは参加者に関する特別事項も書面をもって参加 者に伝達される。 第7条 参加確認 下記の書類を参加確認受付時に提示すること。 1)ドライバーおよびコ・ ドライバーの自動車運転免許証 2)ドライバーおよびコ・ ドライバーの競技運転者許可証 3)競技参加者許可証 4)自動車検査証 5)自動車損害賠償責任保険証 6)ラリー競技に有効な自動車保険証券 第8条 乗員および車両の変更 正式参加受理後のクルーの変更は認められない。ただし、コ ・ ドライバーについては、参加確認受付終了までに理由を付し た文書が提出され、競技会審査委員会が認めた場合はこの限り ではない。車両については、参加確認受付終了までに理由を付 した文書が提出され、競技会審査委員会が認めた場合は変更が 認められるが、参加クラスの変更を伴う車両変更は認められな

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い。 第9条 安全装備 1)クルーが着用するもの: 2 0 0 9年国内競技車両規則第4編付則ラリー競技に参加す るクルーの装備品に関する付則に従ったヘルメットおよび レーシングスーツを着用すること。 2)競技車両に搭載するもの: (1)非常用停止表示板(三角)2枚 (2)非常用信号灯 (3)赤色灯 (4)牽引用ロープ (5)救急薬品 (6)各車両規定に定められている仕様の消火器 第10条 車両検査 1)競技会技術委員長は、公式車両検査を実施する。 また、公式車両検査に車両を提示することは、当該車両 がすべての規則に適合し参加申告したものとみなされる。 2)参加者は出走可能な状態で特別規則書または公式通知に 示されるタイムスケジュールに従い指定の場所で公式車両 検査を受けなければならない。公式車両検査で不合格の場 合、公式車両検査を受けない場合、または競技会技術委員 長の修正指示に従わない場合は当該競技に参加できない。 3)すべての参加者は公式車両検査と同時にラリー競技開催 規定に従った服装、装備、備品について検査をうけること。 4)指定される競技番号(ゼッケン)および広告は公式車両 検査前までに車両の指定された場所に貼付されていなけれ ばならない。なお、競技中に外部から視認できるよう維持 されていること。 また、競技期間中に、競技役員から競技番号についての 修正指示が出た場合は、これに従うこと。 5)競技会技術委員長は、車両の改造等が不適当と判断した 箇所について修正を求めることができる。修正を命じられ た車両は、修正の後再度車両検査を受けなければならない。 6)競技会技術委員長は競技期間中いつでも参加車両および ドライバーの参加資格について検査することができる。 7)競技会審査委員会の承認のもと、競技会技術委員長は、 競技終了後上位入賞車両に対し最終車両検査を実施する。 当該検査の対象となった参加者はその指示に従うこと。 8)競技会技術委員長が行う検査および再車両検査の分解お よび組み付けに必要な工具、部品、必要経費はすべて参加 者の負担とする。 万一、当該検査を受けない場合または検査の結果不合格 の場合は、競技会審査委員会の裁定により失格となる場合 がある。 9)参加者は、技術委員の求めがあれば各自の参加車両が車両 規定に適合している旨を証明するため、車両規定に定める 証明資料等を提示し証明しなければならない。 1 0 )参加者は、当該年の日本ラリー選手権規定第5章第3 2条2. に基づき、公式車両検査合格後に競技会技術委員長の許可 を得て車両の調整、変更、交換作業を行った場合は、作業 が終了した後に競技会技術委員長に申告して車両の規則適 合性について再確認を受けること。 1 1 )参加者は、競技走行中に車両の安全性が損なわれたと判断 した場合は、競技会技術委員長に申告してその安全性につ いて確認を受けること。 第3章 競技に関する基準規則 第11条 ブリーフィング 当該年の日本ラリー選手権規定第1 7条に従う。 ただし、ブリーフィングを実施しないオーガナイザーは、ク ルーに対する指示事項を公式通知にて発行し、参加確認時に書 面にて配付しなければならない。当該指示事項に追加/変更が 生じた場合は、当該競技会審査委員会の承認のもと再度、公式


通知にて発表される。 第12条 燃料 オーガナイザーが指定した給油場所以外での給油は認められ ない。 第13条 整備作業の範囲 整備作業の範囲は、以下の通りとする。 1)タイヤの交換 2)ランプ類のバルブ交換 3)点火プラグの交換 4)Vベルトの交換 5)各部点検増締め 6)上記以外の整備作業を行う場合、競技会技術委員長の許 可を得て、所定の申告書を必ず提出すること。 第14条 リタイヤ 競技会の途中で競技を棄権する場合、また以降競技に出場し ない場合、その旨を書面にて競技役員に申し出て棄権しなけれ ばならない。 第15条 スーパーラリー 当該競技会が2デイ制の場合、デイ1において競技から離脱 した参加者は以下を条件にデイ2への出走が許される。 1)オーガナイザーが指定する時刻までに再出走の申請を行 うこと。 2)オーガナイザーが指定する時刻までに再車両検査に合格 すること。 3)当該競技会審査委員会の承認を得ること。 4)スタート順は競技を離脱していないすべての競技車両の 後方とする。 5)タイムは、計時されるが正式結果には反映されない。 第16条 競技結果 競技結果は、スペシャルステージで記録された所要時間とロ ードセクション、その他で課されたペナルティタイムを合計し て決定する。 なお、オーガナイザーは各スペシャルステージ終了後に速報 タイムを発表しなければならない。 第4章 抗

第17条 抗議 1)参加者は、自分が不当に処遇されていると判断した場合、 国内競技規則第12条に従い、抗議する権利を有する。 (1 )抗 議 を 行 う 場 合 は、必 ず 文 書 に て 理 由 を 明 記 し、 5 09 , 00円を添えて競技長に提出すること。 (2 )抗議が正当と裁定された場合抗議料は返却される。 (3 )抗議により車両の分解検査に要した費用は、その抗議 が正当と裁定されなかった場合は、抗議提出者、正当と 裁定された場合は抗議対象者が負担する。その際に要し た分解整備等の費用は競技会技術委員長が算定する。 (4 )審判員の判定、計時装置、舗装(ターマック)スペシ ャルステージを有する競技会において急激な天候の変化 等に伴うタイヤの追加に関する競技長宣言に対して抗議

することはできない。 (5 )競技会審査委員会の裁定は、抗議者に宣告される。 2)抗議の制限時間 (1 )競技会技術委員長の決定に関する抗議は、決定直後に 提出しなければならない。 (2 )成績に関する抗議は、そのクラスの暫定結果発表後3 0 分以内に提出しなければならない。 第5章 競技会の成立、延期、中止、または短縮 第18条 競技会の成立、延期、中止、または短縮 1)保安上または不可抗力のため競技会実施あるいは続行が 困難になった場合、競技会審査委員会の決定により競技会 の延期、中止または短縮を行う場合がある。 2)競技会の延期のため参加者が出場できない場合、または 中止の場合は参加料を返還する。ただし、天災地変の場合 はこの限りではない。 第6章 賞

第19条 賞典 1)JAF賞:総合1位および全クラスの1位〜3位に対し てJAF楯が授与される。ただし、当該年の日本ラリー選 手権規定第4条1.および2.に従い当該クラスが成立して いること。 2)オーガナイザー賞:オーガナイザーが独自に設定する副 賞を指し、当該競技会の特別規則に内容を記載すること。 3)表彰対象者が表彰式に欠席した場合には、表彰を放棄した ものとして、オーガナイザーの用意した副賞は授与されな い。 第7章

本統一規則の解釈および施行

第20条 本統一規則の解釈 競技会中に本統一規則および競技に関する諸規則の解釈に疑 義が生じた場合は、競技会審査委員会が決定する。 第21条 罰則 1)ラリー競技開催規定付則:スペシャルステージラリー開 催規定第2 9条に従う。 2)規則違反、または競技役員の指示に対する不遵守は、国 内競技規則に記載されている条項に従って罰則が適用され る。 3)本規則に関する罰則および本規則に定められていない罰 則の選択については、競技会審査委員会が決定する。 第22条 本統一規則の施行ならびに記載されていない事項 1)本統一規則は、本競技会に適用されるもので参加受付と 同時に有効となる。 2)本統一規則に記載されていない事項については、JAF 国内競技規則とその付則、およびFIA国際モータースポ ーツ競技規則とその付則に準拠する。 3)本統一規則発行後、JAFにおいて決定され公示された 事項は、すべての規則に優先する。 以上

2009年近畿ジムカーナ選手権第8戦の日程変更について

[公示No. 2009ー005]

鈴鹿サーキット国際南コースで開催予定の標記競技会は、 「1 0 月4 日」 から 「9月27日」 への変更が承認されましたので、お知らせします。

2009年近畿ダートトライアル選手権第4戦の日程変更について

[公示No. 2009ー006]

コスモスパークで開催予定の標記競技会は、 「5 月1 0 日」から「5月17日」への変更が承認されましたので、お知らせします。 2009・1/ 2J AFMOT ORS PORT S

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2009年全日本ジムカーナ/ダートトライアル選手権統一規則 2 0 0 8年1 1 月2 7 日制定 2 0 0 9年1月1日施行 第1章

大会告知

第1条 競技会特別事項 本選手権競技会のオーガナイザーは当該競技会の特別規則に 本統一規則第1章の各項目を明記すること。 また、特別規則の内容は本統一規則の内容に相反したり、ま た重複しないこと。 ○競技会の定義および組織 200 9年JAF全日本[ジムカーナ/ダートトライアル]選手 権第 戦「[競技会の名称]」は、社団法人日本自動車連盟(以 下「JAF」という)の公認のもとに国際自動車連盟(FIA) の国際モータースポーツ競技規則とその付則、それに準拠した JAFの国内競技規則とその付則、2 0 0 9年日本ジムカーナ/ダ ートトライアル選手権規定、2 0 0 9年全日本ジムカーナ/ダート トライアル選手権統一規則、スピード行事競技開催規定および 本競技会特別規則に従い国内競技として開催される。 ○競技会の名称 20 0 9年JAF全日本[ジムカーナ/ダートトライアル]選手 権 第 戦「[競技会の名称]」 ○競技種目 [ジムカーナ/ダートトライアル] ○競技の格式 JAF公認:国内競技、JAF公認番号 年 号 ○開催日程 20 0 9年 月 日( )〜 月 日( ) 日間 ○競技会開催場所(コース公認№ −[Ⅰ/Ⅱ]− ) 名 称 : 所在地 : 担当者名: TEL : FAX : ○オーガナイザー等 オーガナイザーの名称: 代表者名 : 所在地 :〒 TEL : FAX : [共催の場合3クラブまでの名称を記載] ○大会役員[必要に応じて記載] ・大会会長 : ・大会副会長: ○組織委員会 ・組織委員長: ・組織委員 : ・組織委員 : ・組織委員 : ・組織委員 : ○競技会主要役員 1)競技会審査委員会(※JAF派遣を含めて3名以内で構 成すること) ・競技会審査委員長: (JAF派遣) ・競技会審査委員 : (JAF派遣) ・競技会審査委員 : 2)競技役員 ・競技長 : ・コース委員長 : ・計時委員長 : ・技術委員長 : ・パドック委員長 :

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2009・1/ 2J AFMOT ORS PORT S

[公示No. 2009−007]

・救急委員長 : ・医師団長 : ・事務局長 : ○参加申込および参加費用 1)参加申込場所および問い合わせ先(大会事務局) 所在地 :〒 クラブ、団体名: 担当者 : TEL : FAX : 2)参加受付期間:受付開始 2 0 0 9年 月 日 締切日 2 0 0 9年 月 日必着 3)提出書類:所定の参加申込書、車両申告書、選手紹介書 等に必要事項を記入し、競技参加者、競技運転者、サービ ス員が誓約文へ、それぞれ署名のうえ、以下の参加料を添 えて参加受付期間内に上記まで申し込むこと。 4)参加料:¥ 5)その他:[有料の場合にはすべて記載] [宿泊料、昼食代、パドックパス、駐車料、サービス員・ サービスカー登録料、その他] ○サービス員、サービスカー 競技参加者は、パドックサービス員およびパドックに持ち込 むサービスカーについて競技参加申込と同時に登録を必要とす る。 登録したサービスカーは、パドック内のオーガナイザーが指 定した駐車スペースに置くこと。登録以外の車両積載車等の車 両は、オーガナイザーが指定する駐車スペースに置くこと。 ○競技のタイムスケジュール ・ゲートオープン [時刻を記載] ・参加確認受付 [時刻を記載] ・公式車両検査 [時刻を記載] ・慣熟走行(歩行) [時刻を記載] ・開会式 [時刻を記載] ・ドライバーズブリーフィング[時刻を記載] ・第1ヒート [時刻を記載] ・慣熟走行(歩行) (第1ヒート終了後 分後) ・第2ヒート (第1ヒート終了後 分後) ・表彰式(閉会式) [予定時刻を記載] [※公式練習、公式予選等を設ける場合は、その詳細を記載 すること。] ○その他の事項 1)慣熟走行(歩行):[走行か歩行かを記載] 2)賞典 :国内競技規則4−8 1 9 )に基づく賞 の細目。 3)[選手権対象外で併催するクラスがあれば記載] 4)[第2 3条(統一規則)競技上のペナルティー以外にペナ ルティーを規定する場合は、JAFの承認を得て記載] ○諸施設の見取り図 下記諸施設の位置を明示した見取り図を特別規則または公 式通知にて示す[参加受理書と共に発送すること] 。 1)パドック 2)参加受付場所 3)車検場 4)競技会事務局 5)審査委員会室 6)公式通知掲示板 7)ブリーフィング会場 8)医務室 9)計時・コントロール室 1 0)表彰式会場


第2章 競技参加に関する基準規則 第2条 参加車両 当該年の日本ジムカーナ/ダートトライアル選手権規定第11 条に従う。 第3条 競技クラス区分 当該年の日本ジムカーナ/ダートトライアル選手権規定第12 条に従う。 第4条 参加者および競技運転者(ドライバー) 1)参加者は、有効なJAF発給の競技参加者許可証の所持 者でなければならない。ただし、競技運転者は参加者を兼 ねることができる。 2)競技運転者は、有効な自動車運転免許証と有効なJAF 発給の競技運転者許可証の所持者でなければならない。 3)満20才未満の競技運転者は、参加申込に際し、親権者の 承諾書をオーガナイザーに提出しなければならない。 第5条 参加受理優先基準 1)シードドライバー。 2)前年および当該年度の全日本および地方選手権の上位入 賞者。 第6条 同一競技会の参加制限 1)同一運転者は1つの競技会で1つのクラスのみ参加でき る。 2)同一車両による重複参加は、同一クラス内に限り認めら れる。 第7条 参加申込方法および参加受理 1)所定の参加提出書類に参加料等を添えて、大会事務局ま で送付すること。 参加料は現金書留の他振り込み等も認められる。 2)参加車両名は15字以内とし、必ず車両名(型式ではなく 通称名:ヴィッツ、 マーチ等)を入れること。 3)組織委員会は国内競技規則4−19に従い、参加申込者に 対し理由を示すことなく参加を拒否した場合は、速やかに その理由を付してJAFに報告しなければならない。この 場合の参加料等は返金される。 なお、正式受理後の参加料は、オーガナイザーの都合で 競技会を中止した場合を除き、返金されない。 4)参加受理の諾否は参加受理書の郵送にて通知する。 5)参加申込書発送の証明は受理の証明としては認められな い。 6)参加者は、参加申請が受理された後、不可抗力により参 加できない時は、参加確認受付終了までにオーガナイザー にその旨を連絡しなければならない。 第8条 参加者に対する指示および公示 1)競技会審査委員会は国内競技規則4−9および10−1 0に 従って、公式通知をもって参加者に指示を与えることがで きる。 2)当該競技会に関する公示、JAFが行う指示事項および 暫定結果を含む競技結果成績は、公式通知掲示板に公示さ れる。 3)競技会審査委員会および組織委員会の決定事項または公 示、あるいは参加者に関する特別事項も書面をもって参加 者に伝達される。 第9条 車両の変更 当該年の日本ジムカーナ/ダートトライアル選手権規定第25 条に従う。 第10条 車両検査 1)競技会技術委員長は、公式車両検査を実施する。

また、公式車両検査に車両を提示することは、当該車両 がすべての規則に適合し参加申告したものとみなされる。 2)参加者は出走可能な状態で特別規則書または公式通知に 示されるタイムスケジュールに従い指定の場所で公式車両 検査を受けなければならない。公式車両検査で不合格の場 合、公式車両検査を受けない場合、または技術委員長の修 正指示に従わない場合は当該競技に参加できない。 3)すべての参加者は公式車両検査と同時にスピード行事競 技開催規定に従った服装、装備、備品について検査をうけ ること。 4)競技番号(ゼッケン)は公式車両検査前までに車両の左 右に貼付すること。 競技期間中に、競技役員から競技番号についての修正指 示が出た場合は、これに従うこと。 5)競技会技術委員長は、車両の改造等が不適当と判断した 箇所について修正を求めることができる。修正を命じられ た車両は、修正の後再度車両検査を受けなければならない。 6)競技会技術委員長は競技期間中いつでも参加車両および ドライバーの参加資格について検査することができる。 7)競技会審査委員会の承認のもと、競技会技術委員長は、競 技終了後上位入賞車両に対し最終車両検査を実施する。当 該検査の対象となった参加者はその指示に従うこと。 8)競技会技術委員長は、N部門、SA部門各クラス上位入 賞車両に対する最終車両検査として、当該車両が装着した タイヤ2本(ホイールは含まない)の提出を求めることが ある。当該検査の対象となった参加者はその指示に従って タイヤを提出しなければならず、これに対する抗議は認め られない。尚、提出したタイヤは返還されないものとし、 オーガナイザー発行の受領証と引き換えに同一モデル・サ イズの未使用新品タイヤが提供される。 9)競技会技術委員長が行う検査および再車両検査の分解お よび組み付けに必要な工具、部品、必要経費はすべて参加 者の負担とする。万一、当該検査を受けない場合または検 査の結果不合格の場合は、審査委員会の裁定により失格と なる場合がある。 1 0 )参加者は、技術委員の求めがあれば各自の参加車両が車 両規定に適合している旨を証明するため、車両規定に定め る証明資料等を提示し証明しなければならない。 1 1 )競技車両は、公式車両検査終了後から正式結果発表まで の間は、指定駐車待機場所で保管されているものとし(コ ース走行中または走行のための移動を除く)、車両保管解 除もしくは正式結果の発表があるまでは、オーガナイザー の管理下に置かれる。 1 2 )参加者は、当該年の日本ジムカーナ/ダートトライアル 選手権規定第5章第3 2条2.に基づき、公式車両検査合格 後に競技会技術委員長の許可を得て車両の調整、変更、交 換作業を行った場合は、作業が終了した後に競技会技術委 員長に申告して車両の規則適合性について再確認を受ける こと。 1 3 )参加者は、競技走行中に転倒等により車両の安全性が損 なわれたと判断した場合は、競技会技術委員長に申告して その安全性について確認を受けること。 第3章 競技に関する基準規則 第11条 競技コース 1)競技コース(公式練習、公式予選を含む)は、競技会審 査委員会に承認されたものが、公式通知掲示板に掲示され た上、参加確認受付時に公式通知として参加者に配付され る。 2)競技コース図に記載される事項は、以下の通りとする。 (1 )スタート・走路・決勝の各審判員の判定場所(ポスト) (2 )救急・消火・レスキュー等の車両待機場所 (3 )医師(看護師等の有資格者配置の場合、同資格者も含 む)待機場所 (4 )技術委員長待機場所 2009・1/ 2J AFMOT ORS PORT S

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J A F か ら の 公 示 ・ お 知 ら せ


J A F か ら の 公 示 ・ お 知 ら せ

(5 )重複参加者(Wエントリー)交代場所 (6 )排出ガス測定場所・タイヤ申告場所 (7 )停止線(パドック導入路前) (8 )出走前のサービス可能な最終地点 3)公開練習のコース設定は、競技コースと異なる設定にて 行われる。 第12条 ドライバーズブリーフィング 当該年の日本ジムカーナ/ダートトライアル選手権規定第26 条に従う。 第13条 慣熟走行または慣熟歩行 当該年の日本ジムカーナ/ダートトライアル選手権規定第28 条に従う。 第14条 スタート スタート前、コース査察車(マーシャルカー)は、赤旗また は赤色ライトを表示しながら最終点検走行を実施しなければな らない。 1)スタートは原則としてゼッケン順に行うものとする。 2)スタートは、スタート位置よりエンジンを始動した状態 でスタートし、コントロールラインを通過するスタート方 法とする。 3)保安上もしくは不可抗力により、当初定められたクラス ごとのスタート順を変更する場合は、競技会審査委員会承 認のもと、その内容を公式通知で示す。 第15条 リタイヤ 競技会の途中で競技を棄権する場合、また以降競技に出場し ない場合、明確に意思表示を行いその旨を書面にて競技役員に 申し出て棄権しなければならない。 第16条 一般安全規定 1)全ての車両は、当該車両に適用される国内競技車両規則 に基づくロールバーを装着しなければならない。 2)オープンカーは乗員保護のため、ジムカーナ競技につい ては4点式以上、ダートトライアル競技については6点式 以上のロールバーを装着しなければならない。 3)全ての車両は、適用車両規則に応じた4点式以上の安全 ベルトを装着すること。 4)競技走行中は運転者側の窓およびサンルーフを全閉しな ければならない。 競技会場内に限り、運転席側の窓内側にネットを装着す ることができる。 ダートトライアル競技についてはネットの装着を強く推 奨する。 その場合、ネットは以下の仕様でなければならず、窓の 開口部をステアリングホイールの中心まで塞がなければな らない。

・材質:耐摩耗性のあるもの ・帯の最小幅:19mm ・網目の最小サイズ:25×2 5mm ・網目の最大サイズ:60×6 0mm ・装着要領:脱着可能であること。 ロールバーにネットを装着する場合、ロール バーに加工を施してはならない。 取付具を用いて装着する場合、取付具が突起 物とならないこと。 5)パドック内での移動は、最徐行で運転し、ウォームアッ プランやブレーキテストを禁止する。

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6)ゴール(フィニッシュライン)後の直線区間(減速レー ン)では一旦停止せずに最徐行にて移動し、当該区間(減 速レーン)通過後のパドックへの導入路にて一旦停止後、 パドックへ移動すること。 7)エンジン始動中にジャッキアップを行う場合は、リジッ トジャッキ(通称ウマ)を用いドライバーまたはメカニッ クが乗車すること。それ以外のエンジン始動中のジャッキ アップは禁止する。 8)パドック内に燃料を保管する場合は、消防法に適合した 金属製の携行缶に保管することとし、総量20リッター以上 の燃料を持ち込んではならない。 9)パドック内で給油する場合は、粉末消火器(国家検定合 格済の薬剤質量3kg以上)を準備し、給油すること。 第17条 タイヤ スピードN車両部門およびスピードSA車両部門に参加する 車両のタイヤについては、ジムカーナ/ダートトライアル競技 別に下記事項が適用される。また、競技期間中、機材等を用い てタイヤを意図的に加熱、保温することは禁止される。 1)ジムカーナ競技: (1 )1つの競技会で使用できるタイヤの本数は1セット (4本)のみとする。 (2 )第1ヒートのスタート前に競技会技術委員長により、 装着しているタイヤ1セット(4本)がマーキングさ れる。 (3 )マーキングされたタイヤは、車両保管解除もしくは正 式結果の発表があるまでは変更、交換および/または 裏組みをすることは許されない。 2)ダートトライアル競技: (1 )1つの競技会で使用できるタイヤの本数は1セット (4本)毎に溝のパターン(銘柄)が異なる最大2セ ット(8本)のみとする。 (2 )第1ヒートのスタート前に競技会技術委員長により、 装着しているタイヤ1セット(4本)がマーキングさ れる。 (3 )マーキングされたタイヤを第2ヒートに使用しない場 合は、最終車両検査または車両保管もしくは正式結果 の発表があるまでは参加者が保管する。 (4 )第1ヒートでタイヤがバースト、またはトレッド部の 欠損が著しく交換を要する場合は、次の事項を条件に 最大2本まで同一溝パターン(銘柄およびサイズ)の タイヤに交換することができる。 ①自車の第1ヒート走行終了直後に競技会技術委員長 (または技術委員)に口頭で申告するとともに交換 を要するタイヤの確認を受ける。 ②競技会技術委員長(または技術委員)の確認を受け た後、速やかに交換するタイヤに書面(参加部門ク ラス、参加者名および参加車両の型式、交換するタ イヤのサイズ、理由)を添えて申告する。 ③競技会技術委員長(または技術委員)は、交換した タイヤにマーキングを行う。 第18条 競技運転者の装備 1)競技中はレーシングスーツ、レーシングシューズ、レー シンググローブの着用を義務付ける。当該年の国内競技車 両規則 第4編「レース競技に参加するドライバーの装備 品に関する付則」の耐火炎レーシングスーツ、耐火炎レー シングシューズ、耐火炎レーシンググローブの着用を推奨 する。 2)競技ヘルメットは、JAF「スピード行事競技用ヘルメ ットに関する指導要綱」に適合するものの着用を義務付け る。この適合性は、ラベルで表示されるかまたは証明でき なければならない。 第19条 信号表示 ドライバーへの指示は以下に示す国内競技規則付則「スピー (P. 43へ続きます)


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WRC

SPECIAL REPORT

ヒルボネン組が2連覇 3位入賞のセバスチャン・ローブ選手は 5年連続のドライバーズチャンピオンを決定

2008 FIA World Rally Championship RALLY JAPAN[JAF公認No.2008-0022] 開催日: 10月31日〜11月2日 開催場所: 北海道 主催: AG.MSC北海道[クラブ登録No.公認01001] フォト/中島正義 (TPJ) 、 水野文幸、 山口貴利、 JAFスポーツ編集部 レポート/JAFスポーツ編集部

道央圏で初開催となった2008年ラリー・ジャパ ン。札幌ドームのスーパーSSを走るM・ヒルボ ネン組は2年連続でラリー・ジャパンを制した。

5回めを迎えたラリー・ジャパンは10月31日〜

用意されたSSは29本で総距離343.69km。ラ

11月2日の3日間、舞台を新たに道央圏に移して開

リーの総走行距離は1316.28km。07年までドラ

催された。今回のラリーの拠点となったのは札幌

イバーにやや不評を買っていたリエゾン区間が大

ドーム。ヘッドクォーター、サービスパークなど

幅に短縮されたため、総走行距離は約250km、

主要な施設が集約されたほか、ドーム内では3日

前回よりも短くなっている。ただし懸念されてい

間ともにスーパースペシャルステージが行われ、

た天候の影響が現実のものとなってしまい、ラ

多くの観客で賑わった。因みに全天候型のドーム

リー直前に降った雪のために路面が悪化、夕張

施設でのスーパーSS開催は、WRC史上初とな

方面に用意された1本のステージがキャンセルと

る試みである。

なったのは残念だった。

ラリールートもこれまでに比べ、コンパクトに

結果はレグ1で首位に立ったフォード・ワーク

まとめられた。レグ1は、夕張方面がメインとなり、

スのミッコ・ヒルボネン組が、チームメイトのヤ

レグ2、レグ3は札幌から南に下りるルートを採用。

リ-マティ・ラトバラ組の追撃を最後まで抑えて

恵庭から苫小牧までの間にバラエティに富んだグ

シーズン3勝めを獲得。同時にラリー・ジャパン2

ラベルロードが待ち構えるという設定だ。

連覇を達成した。

日本の地でチャンピオンを決めたのは2005年以来2度め。すっ かり定番となった鉢巻を巻いて観客の声援に応えるローブ、ダ ニエル・エレナの両選手。

11月という冬の到来を告げる時期にも関わらず、今回も多くのラ リーファンが道央の地に駆け付けた。

一方、3位以上のフィニッシュでド

新千歳モーターランドが舞台となったSS 「イメル」 を疾走するS・ロウブ選手。タイ トル獲得条件だった3位を守り抜いた。

ライバーズタイトルが決まる条件で 日本に乗りこんできたシトロエンのセ バスチャン・ローブ選手は、チャンピ オン獲得を最優先させ無理なアタッ クは控える作戦を選択。SS6でそれ PWRCはトップ 3が10秒の間にひしめく接戦と なったが、 J・ハニネン組が3勝めを飾った。

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まで2番手を走っていたフォードのフ ランソワ・デュバル組がクラッシュで

スズキはP-G・アンダーソン組が自身のベストリ 今回も多くのファンが声援に駆け付けたスバル ザルトとなる5位でフィニッシュした。 はクリス・アトキンソン組の4位が最上位だった。


マシンの熟成も進んだ 新井敏弘組はPWRC3 位。GRBインプレッサ の初勝利は2009シーズ ンに持ち越された。

全日本でもお馴染みの香川秀樹組はインテグラ ラリージャパンの常連の一台、天野智之組ヴィッ を駆ってA7クラス優勝を飾った。 ツはA5クラス優勝を果たした。

俳優の哀川翔組フィエスタは初挑戦のラリー・ インターラリーに参戦を続けてきた入夏高志組シ ジャパンでN3クラス1位を獲得。 ビックはA6クラス1位という結果でフィニッシュ。

2008年はAPRCに参戦した鎌田卓麻組はPWRCレギュラー勢と エボⅩデビュー戦はマシントラブルが続くなど苦闘を強いられた奴 PWRC7位完走を果たした田口勝彦組エボⅩ。2009年に向けてた 遜色のない走りを見せて5位をもぎとった。 田原文雄組だが、 完走を果たしポイント獲得。 しかな手ごたえを掴んだ一戦となった。

総合17位でフィニッシュの岩下英一 組はPWRC部門を除くグループNクラ スで首位を獲得。スポット参戦組とし て最高の結果を残した。

果敢な攻めの走りを見せた原宴司組は総合 30位。念願のN1クラス優勝を果たした。

T・ガルデマイスター組も6位に入賞。スズキは2台と ロングステージでベストタイムを奪うなど速さを見せ GRBで初のラリージャパン挑戦となった北村和浩組 ベテラン大嶋治夫組は初日、札幌ドームでクラッ もにポイントを獲得する好結果でラリーを終えた。 つけたP・ソルベルク組は8位でフィニッシュした。 は総合20位でフィニッシュした。 シュを喫するも走り切って総合19位でフィニッシュ。

戦列を離れたため、希望順位の3位に浮上すると、

またスズキSX4も明らかなポテンシャルアップ

また田口組に続く総合17位に入った岩下英一

最後までその順位を守り抜いてWRC史上新記録

を見せ、レグ2までパー・ガンナー・アンダーソ

組は自身、目標としていたというPWRCを除くグ

となる5連覇を成し遂げた。

ン組がスバル、ストバード・フォードら 2番手

ループN車トップとなる好成績を収めた。その他、

グループ に割って入る速さを見せた。しかしな

大嶋治夫組が19位、北村和浩組も20位に続き、

活躍が期待された日本勢はスバルのクリス・ア トキンソン組の4位が最上位。また、ペター・ソ

がら、12月、相次いで日本のワークスはWRCか

日本人ドライバーはトップ20に7台のマシンを送

ルベルグ組が2本のロングステージでベストタイ

らの撤退を表明、その勇姿を来たる2009シーズ

り込んでいる。

ムを奪い、インプレッサ復活の手応えを感じさせ

ンで見ることができないのは寂しい限りである。

なおドライバーズチャンピオンを決めたシトロ

PWRC(プロダクションカー世界選手権) 部門

エンは最終戦グレート・ブリテンでローブ選手が

る走りを見せた。

では新井敏弘組がGRBインプレッサでシーズン

年間最多勝記録を更新する11勝めを獲得。3年ぶ

最上位となる3位をマーク。また鎌田卓麻組も5

りにマニュファクチャラーズタイトルを奪還した。

位に入り、スバルファンの声援に応えた。 一方エボⅩのデビュー戦となった三菱勢は奴田

セレモニアルスタートも札幌ド―ムが舞台となった。写真はス タートフラッグの日の丸を振る田中節夫JAF会長。

2009年からWRCがローテーション開催となる ため、今年はWRCの日本開催はない。ただしヨー

原文雄組がレグ2でマシントラブルが相次いで後

ロッパで高い観客動員数を誇るIRC(インターラ

退、レグ3もフロアに穴が開くという満身創痍の

リーチャレンジ) の一戦として、10月にラリージャ

ラリーを強いられたが8位でフィニッシュし、ポイ

パンは開催が予定されている。札幌ドームでの

ントを獲得、同じくエボXを駆った田口勝彦組も7

スーパーSSはない模様だが、ラリールートは再

位に食い込んだ。

び道央圏に置かれる形になる見込みだ。 2009・1/2 JAF MOTOR SPORTS

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REPORT

2008年SUPER GTシリーズ第9戦 富士GT300kmレース[JAF公認No.2008-0023] 開催日: 11月8〜9日 開催場所: 富士スピードウェイ 格式: 国際 主催: 富士スピードウェイ㈱ [団体登録No.公認13003] 、 FMC [クラブ登録No.公認13008] レポート/はた☆なおゆき フォト/森山良雄、鈴木紳平

S U P E R

GT Round.9

IMPUL GT-Rが 2勝め獲得!

Gt500クラスは本命の本山/トレルイエ組のXANAVI NISMO GT-Rが初チャンピオン奪取

れまで行われてきた8戦中、3戦を制

ション、しかもGT300クラスとの混走で

し、ランキングトップで富士スピード

コースが混雑する状況の中、わずかに雨

ウェイに乗り込んできたのはXANAVI

NISMO GT-Rを駆る本山哲選手とブノア・トレ

足が弱まったタイミングをトレルイエ選 手が捕らえ、8番手に浮上する。

ルイエ選手。すでに2位との差は14ポイントに達

続くスーパーラップでは、ひとつ順

していたから、よほどのことがない限り、逃げ切

位を落とすも、最もマークすべき相手の

りは濃厚だ。

ランキング2位、道上龍/小暮卓史組の

しかしレースに限らず勝負の世界に“絶対”と

TAKATA童夢NSXが8番手、その他にも

いう言葉は存在しない。ましてウエイトハンデが

逆転の権利を残すチームはすべて中団に

80kgにも達していることもあり、すんなりチャン

いるから、そう大きな問題にはなり得な

ピオンを決められるかどうかが11月8〜9日に行わ

かった。ポールポジションは金石勝智/

れたスーパーGTシリーズ最終戦の焦点だった。

金石年弘組のREAL NSXが獲得した。

実際、XANAVI GT-Rは練習から苦戦を強い

スタート直前に降った雨は、すぐにや

られ、予選1回めもしばらくはトップ10につけるこ

んだものの、GT500クラスの大半はレイ

とさえ許されない。だが雨に見舞われたこのセッ

ンタイヤを選択。その中でドライタイヤ

GT500クラスでシーズン2勝めを飾り、 ポディウムで歓喜の表情を見せる松田 次生、 セバスチャン・フィリップの両選手。

に賭けた1台が予選12番手のカルソニッ クインパルGT-Rだった。星野一義監督 の読みは的中し、18周めにトップに浮上。 途中の天候変化にも的確に対応し、松田 次生選手からセバスチャン・フィリップ 選手への完璧なリレーで逃げ切って、鈴 鹿1000kmに次ぐシーズン2勝めをマーク した。 一方、そのカルソニックGT-Rに次ぐ位

GT300クラスのポディウム。左から2位黒澤、 柴原、 優勝谷口、 ファーンバッハ、 PPから、第4戦マレーシアセパンサーキットに続くシーズン2勝めを ヴァン・ダムの各選手。 狙ったクスコDUNLOPスバルインプレッサだったが3位に甘んじた。 置に立川祐路/リチャード・ライアン組 3位山野、

のZENT CERUMO SC430がつけたのは48周 め。この時、GT-Rは12番手。XANAVIがそのま まの順位でもしZENT SC430がもうひとつ順位 を上げられれば、ZENT SC430に奇跡の逆転タ イトルが転がり込む。 結果的にZENT SC430の逆転はなかったも のの、まさに王者になるべきコンビの意地が垣 間見えた瞬間だった。なおチームタイトルは脇 伊藤大輔選手の復帰第1戦となったENEOS SC430は刻一刻と状 WILLCOM ADVAN VEMAC 408RがGT300クラス2位を獲得。 況が変わる中、 3位に入賞と表彰台の一角を獲得した。

阪寿一選手とアンドレ・ロッテラー選手を擁する PETRONAS TOYOTA TEAM TOM’ Sが獲得 した。

GT500、 トヨタ勢最上位は2位に入っ たZENT CERUMO SC430。

一方、GT300クラスでは山野哲也選手のパー トナーとなって2戦めのカルロ・ヴァン・ダム選 手がアタックしたクスコDUNLOPスバルインプ レッサが予選でトップに。しかし、決勝はレイン ホンダ勢最上位は4位入 賞のEPSON NSXだった。 DOUBLEHEAD avex apr MR-S はGT300クラス4位に入賞。

タイヤの選択が裏目に出てしまい、3位に留まっ てしまう。 微妙なコンディションをものともせず、優勝を 飾ったのはユンケルパワータイサンポルシェを駆 る谷口信輝選手とドミニク・ファーンバッハー選 手。19周めに谷口選手がトップに立つと、ファー ンバッハー選手に代わった直後の3周のみその座

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GT500はドライタイヤで勝負に出 たカルソニックIMPUL GT-Rが作 戦的中。シーズン2勝めを上げた。

を譲るも、その後はライバルを寄せつけない圧勝 で08年のラストを締めくくった。

しかしレース後、AR TAが一部車両の行為に

注目されたタイトル争いの行方はまさに激動の

対して抗議を提出、審

展開となった。オープニングラップでチャンピオ

査委員会が却下したた

ン最有力候補の星野一樹/安田裕信組のMOLA

め、それを不服とした

レオパレスZが後続車両に追突されてコースアウ

ARTAがJAFに控訴。G

ト。さらに18周めには直接タイトルを争い合う

T300クラスの結果は保

ARTA Garaiyaとの接触もあり、一旦は順位を

留されることとなった

大きく落とす。

GT300クラスは終始、トップを快 走のユンケルパワータイサンポル シェがシーズン初勝利をあげた。

が、その後、ARTAが

それでも終盤には7番手まで返り咲いたMOLA

この控訴を取り下げた

Zだったが、その位置では10番手を走る新田守

ため、MOLAレオパレ

男/高木真一組のARTA Garaiyaが凱歌を揚げ

スZ のドライバー、チー

る。ところが最終ラップに6番手を走行する車両

ム両部門のタイトルが

がガス欠で失速したため、MOLA Zがひとつポ

後日、正式に決定する

ジションをアップしてチェッカーとなった。

こととなった。

2008 TOYOTA MOTORSPORTS FESTIVAL

併催のマーチカップ日本一決定戦は菅原高明選手が優勝を飾った。 併催のシビックインターシリーズ最終戦はイチモリ友明選手が優勝。

マーチ3位入賞の相良栄作選手。マーチ2位入賞の太田光紀選手。シビック3位入賞の和田則久選手。シビック2位入賞の松井隆幸選手。

11月23日開催のトヨタモータースポーツフェスティバルで行われた ヴィッツ2008グランドファイナルレースは大西隆生選手が優勝。

2位入賞の沖井宣隆選手。

3位入賞の松原亮二選手。

2009・1/2 JAF MOTOR SPORTS

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7戦で争われる、スーパー耐久シリーズ

の最終戦が11月13日、ツインリンクも

てぎで開催された。翌14日にスーパー

スピードウェイを用いたオーバルバトルを控えて いるため、予選と決勝は1日でスケジュールがこ なされる慌ただしいスケジュールとなった。 4クラスのうち、チャンピオンが決まっている のは、STクラス1とSTクラス3だ。PETRONAS

ST2クラス3位入賞の阪口/谷口/小川組の ST3クラス3位入賞の前嶋/佐々木組のエク ST4クラス3位入賞の玉本/小林/古橋組の Racing Modulo ADVAN Type-R。 RSオガワADVANランサー。 セディH.I.S.イングスZ。

SYNTIUM Z4M COUPEの谷口信輝/片岡龍也 /ジョハン・アズミ組が、そしてエクセディH.I.S.イ ングスZの前嶋秀司/佐々木雅弘組が、それぞれ 初の栄冠を獲得。それぞれ最終戦で有終の美を飾 れるかも注目された。もちろん、それ以上に話題 を集めていたのが、残る2クラスの動向だ。 まず、STクラス2には権利が6チームに残って

すでにチャンピオン決定済みの谷口/片岡/アズミ組 のPETRONAS Z4は逆転を許し、 2位でチェッカー。

いたが、どこが逆転できるかというより、シーケ

の服部組は、DIXCEL☆新菱オートEVO

ンシャルエンドレスアドバンランサーの和田久/

IX MRを駆る冨桝朋広/関豊組のチャー

砂子塾長/HINOKI組がそのまま逃げ切れるかど

ジを最後までしのいで2連勝。 「空気読ま

最終戦を前にシリーズチャンピオン確定済みのST3クラスは小林且雄/村田 信博/井上貴志組FINA ADVAN M3がシーズン2勝め獲得。

うかが最大の関心事に。というのも長年S耐を戦

ずにすいません (笑) 」と服部選手。一方、シーケ

い続けてきた名物ドライバー、砂子選手が引退を

ンシャルランサーの砂子組も5位に入って、無事

/小林正吾/古橋譲組。インテグラVSシビック、

表明しており、 “有終の美を!”と本人のみならず、

に王座を獲得する。

同じホンダのタイプR同士ということも、注目す

誰もが思うようになっていたからだ。 そんな中、予選でトップにつけたのは、眠眠打 破ランサーの服部尚貴/松本達哉/白坂卓也組。

レース後には砂子選手の引退セレモニーが行わ れ、回りを囲んだ仲間のドライバー、ファンの祝 福に涙する様子が印象的だった。

Racing Module ADVAN Type Rの玉本秀幸

べきポイントになった。 しかし予選トップから決勝でも、AGYイン テグラの井尻組はトップを譲らず。中盤までは

王座獲得の権利を残していないだけに、砂子組と

もうひとつのタイトル争奪戦は、STクラス4

J-WAVEエンドレスYH DC5の渡辺明/ピスト

しては自らは4番手から挑むとあって、むしろ逃

において行われた。AGY ingsインテグラの井

ン西沢組に迫られたものの、終盤にはじわじわ引

げてほしいところだ。決勝でも眠眠打破ランサー

尻薫/黒木英春/黒木健次組を追いかけるのは、

き離し、 5勝めをあげてチャンピオンに輝いた。 「今

REPORT

S耐 Round.7

スーパー耐久シリーズ 2008第7戦 もてぎスーパー耐久500km スペシャルレース スーパー耐久オーバルバトル[JAF公認No.2008-1051]

開催日: 11月14〜16日 開催場所: ツインリンクもてぎ 格式: 国内 主催: M.O.S.C [クラブ登録No.公認09001] 、 ㈱モビリティランド [団体登録No.公認13001] レポート/はた☆なおゆき フォト/颯田浩重

PETRONAS Z4クーペが有終の美

タイトル争いがもつれ込んだSTクラス2は和田/砂子/HINOKI組ランサーがチャンピオン獲得!

最終戦の総合優勝を飾ったファリーク・ハイル マン/柳田真孝/吉田広樹組のPETRONAS 2009・1/2 JAF MOTOR SPORTS 32 SYNTIUM BMW Z4M COUPE。


井 入 / 赤 鮫 /宮 城 組 のTRACY SPORTS eeiA ST4クラス2位入賞の渡辺/西沢組のJ-WAVEエン NSXはST3クラス2位入賞。 ドレスYH DC5。 最終戦、 ST1クラス表彰。左から2位片岡/谷口/アズミ組、 優勝柳田/吉田/ハイルマン組、 3 位藤井/荒組の皆さん。

ST2クラス2位入賞の冨桝/関組のDIXCEL☆新菱 ST1クラス3位 入 賞 の 藤 井 / 荒 組 のENDLESS オートEVO IX MR。 ADVAN Z。

はただただ、ホッとした気分です」と井尻選手は 振り返っていた。

STクラス1ではレースの 大半をPETRONAS Z4の 谷口組が支配したが、 ラスト5周で「若手育 成のため」と、アズ ミ選手に交代。1分 タイトル争いが今回の最終戦にもつれ込んだST4クラスはシリーズ 5勝めを飾った井尻薫/黒 のマージンがあった

前戦に続き、連勝を飾った服部尚貴/松本達 哉/白坂卓也組の眠眠打破ランサー。

木英春/黒木健次組のAGY ingsインテグラがチャンピオンを決めた。

から計算上では逃げ切れたものの、交代に

そして、STクラス3ではエクセディZの前嶋組

手間取る間にもう1台のPETRONAS Z4

がミッション不調に苦しんだのとは対照的に、終

のファリーク・ハイルマン/柳田真孝/吉

盤の逆転でFINA ADVAN M3の小林且雄/村

田広樹組が逆転。なお、PETRONAS Z4

田信博/井上貴志組が2勝めを獲得。一矢報いて、

は2台でシリーズ完全制覇も成し遂げた。

ランキングも2位を得ることになった。

S耐史上初のオーバルバトルはギリギリの接近戦で迫力十分!

スーパー耐久初の試みとなったスーパーオーバルバトル。あいにくのウェットの中でのス タートとはなったが、 ロードコースとは違った迫力に満ちたバトルは観客を魅了した。

もてぎのスーパースピードウェイを用いて、スーパー耐久では初の試みと

らハッキリ譲るという姿勢を見せました」とSTクラス4の井尻選手が語るよ

なる「オーバルバトル」が最終戦の翌日、14日に開催された。第1ターンと

うに、マナー重視の様子が全体に見られたため、アクシデントは発生せずに

第3ターンにシケインを置くレイアウトは、97年に行われたGTオールスター

済んだ。ただし、 「ポイントのかかったレースが終わって、なおかつ慣れてき

にも共通。レースは50周×2ヒートのセミ耐久で、途中1回ずつのドライバー

た時の気の緩みが心配」という声もあったことも加えておこう。

交代が義務づけられている。当日はあいにくの雨模様で、第1ターンと第2

それでも「スタジアムみたいに、レース全体が見渡せた」 (引退直後の砂

ターンの間に、もうひとつシケインが追加。せっかくの迫力がやや損なわれ

子選手)や、 「普段と違うものがお客さんも見られて、喜んでくれたんじゃな

てしまったのと、 「水しぶきでパイロンが見えにくい」と予選の段階では、ド

いですか」 (田中哲也選手)という声の通り、初の試みは成功裡に終わったと

ライバーからは不評の声も上がっていた。

言っても良い。

だが、決勝までにはその雨も上がり、第1ヒートは1台を除いてレインタ

レースはポールシッターでもあるPETRONAS Z4の谷口組がヒート1序

イヤを装着したが、より雨足が強くなった場合は中止もやむなしとされてい

盤をリードしたが、中盤でチームメイトのハイルマン組が逆転。そのままヒー

ただけに、無事スタートが切られ、ひと安心。いざレースが始まってみると、

ト2でも逃げ切り、初のオーバルバトルで総合優勝を獲得。また、チャンピ

一列に連なってオーバルコースを駆け抜けていく様子は迫力に満ちていた。

オンを決めたばかりのシーケンシャルランサー、AGYインテグラがそれぞれ

また、心配された横一列でシケインに飛び込んでいく際の接触は、 「正直

クラス優勝を飾り、STクラス3ではTRACY SPORTS eeiA NSXが、ラン

言って、速いクルマにシケインで抜かれる時は怖いです。だから、こっちか

キング上位に一泡吹かせることとなった。

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JRC 小泉茂組が全日本でラリー初優勝! 全日本ラリー選手権第10戦 新城ラリー2008[JAF公認No.2008-2305]

開催日:11月21〜23日 開催場所: 愛知 格式:国内 主催: MASC [クラブ登録No.加盟23011] フォト/中島正義 (TPJ) 、水野文幸、山口貴利、JAFスポーツ編集部 レポート/JAFスポーツ編集部

2年めの全日本戦を迎えた新城ラリーは、2008 年も内閣府認定事業である新城市DOS地域再生 プランを担う一大イベントとして開催された。雨 が定番だった新城ラリーだが、今回は晴天に恵ま れ、メイン会場の新城市桜淵公園には多くのギャ ラリーが詰めかけた。 サービスをこの桜淵公園1カ所のみに集約した ほか、同公園から徒歩で移動できる場所にギャラ リーステージが設けられた。こうしたスタイルは 最近の国内ラリーでも増えつつあるが、ラリーの

前戦に続き、 速さを見せつけて2連勝の村瀬太/宮部弘陽組。

第2戦に次ぐエボX2勝めをあげた奴田原文雄/小田切順之組。

PRという意味でも有効な手段になるはずだ。 競技は4カ所のステージに2日間で約80kmの SSを配するという設定で行われた。元有料道路 の高速ステージが新設されたほか、地区戦開催時 に使用されたステージも復活している。 チャンピオン争いが持ち込まれたのは4クラス。 まずクラス1は西山敏組シティがSS1でコースオ フからリタイヤという波乱の展開でスタート。こ れで幾分かは楽になると思われたシリーズリー

クラス2は舗装で頭抜けた速さを見せた山口清司/島津雅彦組が 出場したラリーはすべて優勝。新設のクラス1.5は圧倒的な速さ 3勝めを飾り、 ドライバーズタイトルを決めた。 を見せた榊雅広/井手上達也組が制した。

ダー明治慎太郎組スターレットも、 何とギャラリー

全日本に参戦を続けてきた小泉茂/由起組スター

シリーズリーダー大庭誠介組は当然ながら失速。

ステージのSS3でリタイヤとなってしまう。

レット。 ラリー初優勝を全日本という大舞台で飾っ

ここで18秒のマージンを築いた榊雅広組がその

てみせた。

リードを守り切って逆転タイトルを手にした。

ライバルの相次ぐリタイヤで、シリーズ3番手 の広瀬康宏組シティは完走さえすれば逆転タイト

新設のクラス1.5はSS1のG林道14kmが明暗を

クラス2では、優勝がチャンプ獲得の最低条件

ルが転がり込む展開となるが、その廣瀬シティも

分けた。森の中を縫うこの林道は日中でも陽が届

だったため、SS1でフルアタックを敢行した山口

レグ2でコースアウト。しかし満身創痍となった

かず、普段からウェット気味の路面となるが今回

清司組レビンが総合でも6番手となるクラスベス

シティを辛うじてゴールに運び込み、念願のチャ

は晴天が続き、前日までは完全に乾燥。だが前夜

トをマーク。その後もドライに転じた路面を味方

ンピオンを獲得した。優勝は夫婦で2駆時代から

僅かに降った雨がいつものG林道に戻してしまう。

につけてブーンX4勢を抑え続けて3勝めをマー

ドライタイヤで勝負に出た

ク。チャンピオンをもぎ取った。 クラス3は優勢のまま最終戦に臨ん だ森博喜組が着実にポイントを積み 重ねて2度めのタイトルを決めている。 なおクラス4はチャンプ確定済みの勝 田範彦組がトップでフィニッシュする も、SSでのフライングペナルティを

ラリーショーでは篠塚建次郎、新井敏弘、田口勝彦 セレモニアルフィニッシュではこの一戦をもって現役から 待望の初優勝に笑顔の小泉組。 といった錚々たるメンバーがデモランを披露した。 の引退を表明した大庭選手に花束が贈呈された。

石田雅之組はシーズン最上位の2位に入賞。

2位入賞の田中伸幸組はランキングも4位獲得。

取られて後退、奴田原文雄組がシーズ ン2勝めを飾った。

4度めの2位獲得の天野智之組。09年は勝利がほしい。レンタルマシンで参戦の高田修組は堂々の2位入賞。

サバイバルラリーとなった クラス1は小泉茂/由起組 が全日本初優勝を飾った。

石田正史組は3位に入り、 6度めの表彰台獲得。ヴィッツラリー出身のみつなり組が3位を獲得。初V獲得で喜びの廣瀬/中村組

仲鉄雄組はシーズン3度めの表彰台獲得。 岩井謙治組はクラス2で2位に入賞。

高橋悟志組は3位でフィニッシュ。


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を ト ッ キ サー 特集

レーシング カートで

! れ 走 っ 突

しませんか?~ 戦 挑 に ト ー カ シング ュラ。最速レー ミ ー ォ フ /h に近い う も なく 200km ~気分は り きや、 限 、 で 高 車 険も一杯と思い ギリの

くらいのギリ 満点けれど危 お尻が擦れる トカート。迫力 ッ キ い。 ー サ る き みない手はな を体験で ならば体験して 超高速の世界 。 る え 揃 を 口 ”と参加者は “意外と安全 てみよう。 をちょっと覗い 界 世 の ト ー カ 最速 英、水野文幸 ォト/上尾雅 谷英樹 フ

レポート/大

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レーシングカートは、全日本カート選手権を頂点

同等か、あるいは速いものだった。

とした地方カート選手権、ジュニアカート選手権と

本格的なロードコースをクラッチ

いったJAFの選手権から、サーキットやクラブが独

とミッションをダイレクトに操作

自に主催するシリーズまで、全国各地で様々なカテ

しながら高い車速で周回するこ のサーキットカートというカテゴ

ゴリーの競技会が開かれている。 一般的なレーシングカート (スプリントカート) は、

リーは、レーシングカートの中で

アクセルとブレーキ操作だけで走らせるタイプ。手

も最もフォーミュラに近いカテゴ

軽なホビーレースとしてはもちろん、フォーミュラへ

リーと言っていいだろう。

の登竜門としての位置づけともなっているのは周知

現在開催されているサーキッ トカートのシリーズ戦は、JAF地

の通りだ。 一方でサーキットカートと呼ばれるカテゴリーが

方選手権と、各サーキットを舞

ある。使用されるシャーシや大きさなどは通常のレー

台とする独自のシリーズに分かれ

シングカートと同じであるものの、その名の通り、4

る。JAF地方選手権のかかるサー

輪のレースが行われる本格的なサーキットで行われ

キットカートは、フォーミュラC-2

るのが最大の特長だ。こちらはミッションが付き、

(FC-2) クラスと呼ばれる車両で

バイク用のエンジンをカート用に改造したマシンで

行われる。搭載エンジンは単気筒

競われるのが主流となっている。

125cc、最低車両重量は165kg、

当然、マシンのスピードも相当のもので、例えば

JAF地方カート選手権のかかるサーキット カートは、JAFのFC-2車両によって競われ る。エンジン関係の改造は基本的に不可で、 排気チャンバーの交換のみが許されている。 カウルはフロントフェアリングとサイドボッ クスをそれぞれ独立させたセパレートタイプ を使用することとなっている。タイヤは最大 6インチまでのリム直径のホイールに、タイ ヤ外径はフロントが最大28cm、リヤが最大 30cmと定められている。

シャシーの前部を覆うフロント

今回は岡山国際サーキットと東北の福島県にあるエ

フェアリングと、サイドボックスという、それぞれ独

ては改造は排気チャンバーの交換が許されている程

ビスサーキットで行なわれたレースを取材したが、

立したカウルの装着が義務付けられている。エンジ

度であり、ほぼイコールコンディションとなる。

どちらのレースも、参加者のラップタイムは同じコー

ンは、6速ミッションとの組み合わせとなる水冷式の

一方、各サーキットで行われるシリーズは、基本

スを走る2リッタークラスのツーリングカーと比べて

2サイクルであるYZ125が主流。FC-2クラスについ

的にはFC-2と同じミッションカートとなるが、こち

PART.1 WHAT’ S サーキットカート

ホビーカートから純然たるチューニングマシンまで。 サーキットカートといえど、 その世界は意外と広い らはエンジンの改造を自由に行なえたり、搭載エン

あり、ある程度の実戦経験が求められる。

には十分維持できる範囲内でレースを楽しめるので

ジンが4サイクルの250ccでも可能とするなどの違

逆にいえば、レーシングカート経験者が揃ってい

いがある。例えば全国の複数のサーキットでシリー

るため、 「レース運びやレース中のマナーがよく、安

また、クラスによってはエンジンの改造が許され

ズ戦が行われているスーパーカートシリーズは3クラ

心してレースを楽しめるので安全にサーキットを走

ないこともあり、メンテナンスの面においてもコスト

はないだろうか。

スに分かれており、ミッション付きのSK1とSK2の

れる」と答えるエントラントは今回の取材でも多かっ

パフォーマンスに優れている。フォーミュラへの登

うち、SK1がエンジンの改造を自由に行なえる。ま

た。スピードこそ高い領域にあるものの、安心して

竜門としてだけでなく、コストパフォーマンスの高さ

た、サーキットカートはブレーキがフロントとリヤに

エントリーできる環境が整っているのがサーキット

から、趣味でサーキットカートを楽しむ人も多い。

備わっている点も特色で、リヤだけのスプリントカー

カートだと言えるだろう。

トとの違いとなっている。

モータースポーツを長く楽しめる点もサーキット

気になるコストについては、新車で始める場合は、

カートの魅力のひとつ。実際、 30代、 40代のカーター も数多く参戦している。ナンバー付きの車両にはな

サーキットカートの出場資格については各レース

マシン購入費等を含めた準備費用が、およそ100万

とも15歳以上という年齢制限があり、JAFカートド

円ほど。中古で半額が相場になるという。レースに

いカート独特の走りを味わいたいなら、まずはレー

ライバーライセンス国内B以上を取得していること

参加する場合は1レースで5万円が目安となる。サー

シングカートを経験して、サーキットカートへステッ

が最低条件。国内Bに加えて諸条件を満たす必要が

キット走行専用車両であることを考えれば、費用的

プアップしてみるのもいいかもしれない。

フロントにもブレーキを使用するのもサーキット スプロケットという歯車の大きさの組み合わせを カートの特長のひとつ。高速からのブレーキング 変えることで、最もコースレイアウトに適したギア 時などでも安定したブレーキ操作が可能になる。 比を選択して行くことになる。

サーキットカートの主流はやはりミッション付きカート。コースに合わせた 高速域を走るサーキットカートでは空力パーツのマッチングが大きくタイムに影響する。形状によっ コースの特性に合わせた選択が重要。 レギュ ギヤ比や空力パーツを適切に選択することが好結果を出すためには重要。 ては逆にコーナリング時に抵抗となることもあるだけに、 レーションで許された範囲内でオリジナルのカウルを自製するエントラントもいる。

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PART.2 サーキットカートのドライビング&セッティングの基本とは?

サーキットでのベストセットをどう見つけるか? ブレーキバランスの調整も重要になってくる

ツーリングカーやフォーミュラのレースが開催さ

150km/hを優にオーバーする速度域となることもあ

れるサーキットで競われるだけに、サーキットカート

るため、空力性能がレース結果に大きく影響するの

の舞台はカートコースと比較しても当然コース幅が

だ。

して加わってくる。 さらに通常は右側のシフトレバーを使ってのシフ ト操作となるが、いっそうロスの少ないシフト操作

広く、コース全長そのものも2km以上と長い。しか

このため参加者達は各マシンとも重量とのバラン

を追求すべくパドルシフト化というチューニングも

もミッション付きが主流なのでトップスピードだけ

スを考慮しながら空力性能が高いカウルを装着して

ある。そしてシートの位置決めもセッティングを出

を見ればカートコースの比ではない。それゆえ一見

いる。JAF地方選手権はセパレートタイプのカウル

す重要な手段。サーキットごとにシート位置を変更

するとレースの内容は過酷とイメージされがちだ。

のみとなるが、改造の範囲が広い他のクラスのマシ

してマシンバランスを調整することも多くの参加者 が行っている。

たしかにスピードレンジそのものは高いところに

ンではフルカウルも多く存在するので、その形状や

あるが、総体的にコーナーのRが大きく、カートコー

装着の有無の判断がタイムを出す上でポイントにな

スのような強烈な横Gが発生することが少ないため、

る。

レーシングカートの中では案外、楽にドライビング

パワー面については、FC‐2クラスだと改造で

できるとサーキットカートの参加者は口を揃える。

きる範囲が厳しく制限されているものの、前述のよ

カートの大きさに対して、ランオフエリアが広いの

うに他のシリーズではクラスによってはエンジンの

も安全面では大きい。

フルチューンも行なえる。そのほか改造できる範囲

空力パーツがものを言うのもサーキットカート

はクラス毎で変わるものの、ファイナルギアの変更、

の特長のひとつだ。例えば岡山国際サーキットは

アライメント調整、キャブ調整、2サイクルなら排気

スーパーカートシリーズのSK1クラスで180km/h

チャンバーの変更も可能。そして、前後のブレーキ

台のトップスピードとなるし、他のサーキットでも

バランスの調整もセッティング面では重要な要素と

パッシングポイントの前に、いかにスリップストリームに入れる位 置につけるかが、サーキットカートのレース戦略では重要。また4 輪レース同様に仕掛けるタイミングも結果を大きく左右する。

PART.3 サーキットカートならではのレーシングテクニックは存在するか?

やっぱり基本はスリップストリームを使うこと。 あとはサーキットカートならではのラインを探ること サーキットカートではコースの大きさをいかに自

とが理想的だからといってコース幅を目一杯使うラ

ナーから車速を乗せてスリップストリームに入れれ

分に有利となるように味方につけられるかが、レー

インでは、コースの大きさからタイムロスにつなが

ば理想だ。60m超というコースの高低差を考慮した

シングテクニックの重要なポイントとなる。

る場合もあるのだという。どのラインが最速となる

マシンセッティングも重要なポイントになるという。

参加者が口を揃えるのは、とにかく「スリップス トリームを有効に使う」ということ。長いストレート

のか、上級者の走りを参考としながら把握しておき たい。

区間を利用して、スリップストリームで前車より前

因みに今回取材した岡山国際サーキットだと、タ

に出るのが有効なパッシング方法になる。実際、ス

イムを縮めるポイントとなるのが2コーナー (ウィリ

リップストリームが生かせるか否かで勝敗が左右す

アムズコーナー) だ。下りのホームストレートから右

る場合は多い。反対に前を走る場合は、 いかにスリッ

の1コーナーを経て、その次にあるこの左コーナーを

プストリームを使わせない距離を保って走れるかが

いかにタイムロスの少ないライン取りで走れるかが

重要となる。

キモとなるようだ。

またコース幅の広さを日頃からしっかりインプット

エビスサーキットは1コーナーから先が下りで、最

することも重要。基本は最短距離となるラインで走

終コーナーからホームストレートまでが14%という

ること。ファーストアウトでコーナーを立ち上がるこ

上りになる。ポイントはホームストレート。最終コー

全国サーキットカートシリーズガイド JAF地方カート選手権エビス (FC-2) シリーズ 等間隔の開催のため、じっくり腕を上げられる JAF地方カート選手権には2008年より、サーキットカートのクラスが加わった。 今年は本文でも紹介している福島県二本松市のエビスサーキットで計4戦のシリー ズが組まれる。エビスは全長2km、コース幅10〜12mのテクニカルコース。67m という高低差のアップダウンに富んだレイアウトを持つ。今年の開幕戦は4月29日 に行われ、最終戦は11月8日。シリーズは約2カ月のインターバルを置いての開催 となるため、じっくりとスキルアツプを計りながら追えるシリーズだ。

スーパーカートシリーズ スーパーGTとの併催で気合もヒートアップ!? 国内で最も参加台数を集めているスーパーカートシリーズは、2008年も東日本 シリーズ7戦、富士シリーズ6戦、岡山国際シリーズ6戦が行われた。今年も3シリー ズともほぼ同じ大会数で行われる予定。東日本シリーズは筑波サーキット、ツイン リンクもてぎ、富士スピードウェイを転戦する。いずれのシリーズもスーパーGTシ

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ギアシフトも通常のレバーシフトからパドルシフトを採用する参 加者も増えてきた。コンマ以下の戦いを続ける世界だけに有効 な武器となるかもしれない。

リーズと同時開催の一戦があり、参加者達にも好評だ。クラスも08年同様、SK1、 SK2、SK3の3クラスとなる予定。SK2、SK3は15歳以上のJAFカートライセン ス所持者が対象。SK1はチューニングエンジンによる最速のクラスであるため18 歳以上の所持者が対象になる。各クラスのライセンス・実績条件や車両規則などの 概要は下記のホームページで参照できるので気軽にアクセスしてほしい。 スーパーカート協会HP http://www.japan-racing.jp/sk/skindex.htm

ダイナマイトカート・イン・セントラル 毎回、スペシャリスト達が熱いバトルを展開中 兵庫県にあるセントラルサーキットで開催されるダイナマイトカートも根強い ファンを持つサーキットカートシリーズだ。鈴鹿同様、立体交差となる同サーキッ トは右回りの2.8kmで幅員は11〜15m。こちらも最大高低差20mとアップダウ ンに富む。一番のパッシングポイントは677mを誇るメインストレートエンドだ。 2008年はセルオープンクラスとミッション付きのSFC1、SFC2の計3クラスが開 催された。セントラルを知り尽くすスペシャリスト達と遠征組が毎回、ホットバト ルを繰り広げている。今年の詳細については近日中に同サーキットのホームページ に掲載の予定なので、そちらを参照してほしい。 セントラルサーキットHP http://www.central-circuit.jp/


の ト ー カ ト ッ キ サー

楽しさ、 !

さい 教えてビ下 スの参加者の 〜岡山、エ てみました〜 皆さんに聞い

神戸に本 拠を置くKiKi レーシングはサーキット カートに力を注ぎ始めて kikiレーシングの皆さん 10年 の キャリア を 誇 る、 岡山国際では常連のチーム だ。SK1クラスは2サイク ルと4サイクルのエンジン が混在するが、KIKIレーシ ングでは一昨年あたりから 250ccの4サ イクル エン ジンをメインにチューニン グ、メンテナンスするよう になっているとか。エンジ ンのフルチューンが可能な ど改造範囲の広いクラス ならではのメリットを生か せるのが、排気量でアドバンテージがある4サイクルエンジンだというわけだ。 「サー キットカートの魅力は、比較的リーズナブルなランニングコストで、本格的なレーシン グマシンの走りを楽しめるところですね。レースには参加しないけど、趣味としてサー キットを走るチーム員も多いですよ」と谷岡幸治代表は教えてくれた。

4サイクルエンジンで 新たな可能性を探索中です!

スーパーカートシリーズの フォーミュラへの SK2クラスは、ノーマル状態の エンジンで戦うクラス。前田選 ステップアップを狙っています 前田純志さん 手は現在20歳。レースが大好 きで16歳からカートに乗り始め た。スプリントカートに2年間 エントリーし、08年からサー キットカートへ転向。フォーミュ ラドライバーになる夢を実現す べく、サーキットカートでテク ニックを磨いている。 「SK2は イコールコンディションですか ら、ドライバーの技量が問われ るんです。僕が常に心がけてい るのは、ていねいなマシン操作 です。無理をすると失速のもと になりますから。サーキットカートはセッティング面で難しい部分があり、またGTレー スのあとなどはコースにラバーグリップができてタイヤのグリップが良すぎたりと、マ シンだけでなくコースコンディションをしっかり把握することが必要です。まだ1年め ですが、最近は余裕をもって走れるようになりました。優勝目指して頑張ります」

スプリントカートと同じギア操 ミッションがない分、 作が不要なマシンで競われる岡 山スーパーカートシリーズのSK3 リーズナブルに楽しめます 中谷臣希さんと渋野知典さん にエントリーした中谷選手と渋野 選手は、ともにカート歴は10年ほ ど。サーキットカートを始めて3年 のキャリアだ。 「乗った瞬間にスプ リントカートとは違うなと思いまし た。スピード域がまるで違います。 それにGがそれほど加わりません からドライビングも楽ですね」 (中 谷選手・右) 。 「スプリントカートと 比べてポジションが寝ます。しば らく慣れませんでしたが、サーキッ トカートはスリップストリームが使 えますし、レース中のバトルが楽しいんです」 (渋野選手・左) というお二人は好敵手。改 造が厳しく制限されているSK3は、エンジンのセッティングではキャブレターのジェット 交換がメインとなる。外装はフルカウル、セパレートのどちらでも装着が可能だが、フ ルカウルではタイムが伸びなかったそうで、今回はセパレートに変更してのエントリーと なった。ミッション付きではないため、ランニングコスト面でさらにリーズナブルだとか。

岡山開催のスーパーカートSK1クラス で見事、優勝を飾った岡崎選手はカート 歴が15年というベテランだ。趣味のバ イクと同じエンジンを積んでいるところ からレーシングカートに興味を持ち、ス プリントカートのレースに参加するよう になったという。サーキットカートへは 7年前に転向した。 「身体が外へ露出し ていますし、走った感覚はバイクと同じ で楽しいです。それにサーキットカート なら今回のレースのように、大きなサー キットのロードコースを走れるところが 魅力ですね。マシンのセットアップに関 しては、セパレートとフルカウルの違い だけでも動きが変わるなど、シビアな面 があります。タイヤこそ毎戦交換します が、費用がエントリー代とタイヤ代、そ れにプラスα程度で済むのも長く楽しめ るポイントだと思います」とサーキット カートの魅力を語ってくれた。

エビス東コースで行なわれた JAF地方選手権では、惜しくも 2位に甘んじてしまったものの、 一時はトップに立ち、スリップ 石井啓友さん ストリームを使ってのバトルを 繰り広げた石井選手。カート歴 は10年で、自宅の近くにレンタ ルカート場ができたことがカー トを始めたキッカケとなった。 「友達に誘われてレンタルカート に乗ったらとても面白くて。そ れからハマってしまいました。 東コースは10年走ってます。こ のコースのポイントは最終コー ナーを立ち上がってからの登り のホームストレートにセッティ ングを合わせることですね。ドリブン、ドライブスプロケットの丁数、キャブのセッティ ングがポイントになると思います」と、10年のキャリアとなる東コーススペシャリス トならではのセッティングノウハウの一例を紹介してくれた。ちなみにフレームは13 年め。長持ちする秘訣はしっかりとしたメンテナンスがあればこそといえる。

カート歴が10年という笹野 速さだけじゃ 選手は、父親に勧められて10 歳からカートを始めた。カー 勝てないところが楽しいです トコースでミッションカートの 笹野翔大さん レースに参加。スポーツランド SUGOで行なわれた全国大会 で優勝するなどの戦績を残して いる。 「サーキットカートは5年 前に始めました。レース中の駆 け引きとスリップストリームを 使って抜くところなど難しさも ありますが、これが魅力ですね。 ラップタイムが速いだけでは勝 てないんです」とコメントする。 笹野選手のマシンセッティング は、ブレーキバランスをリヤ寄 りにするなどリヤで曲がって行く、カートコースでの走りに近いところを目指すのだと か。 「トラクション重視でコーナーの立ち上がりがよくなるタイムを求める方向にセッ ティングすると、乗りづらくなるという側面があるようです。やはりトータルバランス が大切ですね」とマシンセッティングのポイントを解説してくれた。

元国際A級ライダーを父にも つ 鈴 木 陵 司 選 手は 弱 冠16歳。 コースに合わせたセッティングの変 父親と一緒にサーキットでカー 更も楽しさのひとつです トレースを見たのがキッカケと 鈴木陵司さん なり、幼稚園に通っていた5歳 からカートを始めた。 「このシ リーズはギア操作があって、ス ピードが出るから楽しいです。 それに、エントリーしているド ライバーのレベルが均衡してい るのでハイレベルなバトルがで きる点も魅力ですね。コースに 合わせてファイナルを変更した りとセッティングも楽しいです よ。レースではコース幅をしっ かり使ってキレイに回る走りを 心がけています」と語る鈴木選 手。マシンのメンテナンスやセッティングなどを自分でも積極的に行なうなどレーシ ングカートに関する知識も豊富だ。2歳年上の兄である鈴木彰吾選手も同じクラスに 参加しており、よきライバルとしてレースを戦っている。

カウルひとつで動きが 大きく違ってきます

岡崎圭吾さん

しっかりメンテすれば 長く楽しめます

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ド行事における旗信号に関する指導要項」に定められた信号に よって伝達される。 なお、灯火信号等の本統一規則に定めていないものを使用す る場合は、バックアップ体制を含めて特別規則に記載される。 国旗またはクラブ旗:スタート合図 黄旗 :パイロン移動、転倒、脱輪 黒旗 :ミスコース 赤旗 :危険有り直ちに停止せよ 緑旗 :コースクリア チェッカー旗 :ゴール合図 第20条 競技の中断 1)事故、故障車等によってコースが閉鎖された場合、また は天候その他の理由で競技を継続することが不可能となる ような事態で競技を中断する必要が生じた場合、競技長は 赤旗表示を決定し、同時にオブザベーションポストにおい て赤旗が表示される。 2)競技中断の合図と同時に走行中の車両はただちに競技走 行を中止し、オフィシャルの指示に従わなければならない。 第21条 計時 1)計測は、競技車両が最初のコントロールラインを横切っ た時より開始し、最終のコントロールラインを横切った時 に終了する。 2)計測は、自動計測機器にて1/10 0 0秒以上まで計測し、 その計測結果を成績とする。 3)自動計測機器は、独立した自動計測器によるバックアッ プ体制をとり、センサー等はコントロールライン上に設置 し、位置や高さを統一するとともに外的要因による影響を 受けることがないように保護すること。 4)万一自動計測機器による計測不能等が発生した場合に限 り、2個以上のストップウォッチにて1/10 0 0秒以上まで 計測し、その平均タイムを成績とする。 5)所定の時間までに参加確認受付の手続きを怠った参加者 は、結果成績表からその名前が抹消される。 第22条 順位決定 当該年の日本ジムカーナ/ダートトライアル選手権規定第30 条に従う。 第23条 競技上のペナルティー 1)スタート指示に従わない場合は当該ヒートの出走の権利 を失うものとする。 2)スタート合図後速やかにスタートしない場合は、当該ヒ ートの走行タイムに5秒を加算する。 3)反則スタートは、当該ヒートの走行タイムに5秒を加算 する。 4)コース上のマーカー(パイロン)の移動、または転倒と 判定された場合は、当該ヒートの走行タイムにマーカー1 個につき5秒を加算する。 5)コースから脱輪した場合、1輪につき1回5秒を走行タ イムに加算する。 6)4輪がコースから脱輪した場合(コースアウト)は、当 該ヒートを無効とする。 7)ミスコースと判定された場合は、当該ヒートを無効とす る。 8)走行中に他の援助(オフィシャルを含む)を得た場合、 当該ヒートを無効とする。 9)ドライバーズブリーフィングに欠席の場合罰金3万円、 遅刻の場合1万円とする。 10)第1 7条に反してタイヤを変更、交換および/または裏組 みをした場合、その本数に拘わらず、当該ヒートの走行タ イムに2秒を加算する。 11)コントロールラインに設置してある計測機器に車両が接 触した場合、接触した車両の当該ヒートを無効とする。

第24条 審判員 1)国内競技規則10 −2 0 に基づく審判員の判定事項は、本統 一規則第2 3条1)〜8)および1 1)とする。 2)審判員の氏名は、公式プログラムまたは公式通知で示さ れる。 第4章 抗議 第25条 抗議 参加者は、自分が不当に処遇されていると判断した場合、国 内競技規則第1 2 条に従い、抗議する権利を有する。 1)抗議を行う時は、必ず文書により理由を明記し、国内競 技規則に規定する抗議料を添えて競技長または競技長補佐 に提出すること。 2)抗議が正当と裁定された場合抗議料は返却される。 3)抗議により車両の分解検査に要した費用は、その抗議が 正当と裁定されなかった場合は抗議提出者、正当と裁定さ れた場合は抗議対象者が負担する。 その際に要した分解整備等の費用は技術委員長が算定す る。 4)審判員の判定、および計時装置に関する抗議はできない。 5)競技会審査委員会の裁定は、抗議者に宣告される。 第26条 抗議の制限時間 1)技術委員長の決定に関する抗議は、決定直後に提出しな ければならない。 2)成績に関する抗議は、そのクラスの暫定結果発表後30分 以内に提出しなければならない。 第5章 競技会の成立、延期、中止、または短縮 第27条 競技会の成立、延期、中止、または短縮 当該年の日本ジムカーナ/ダートトライアル選手権規定第31 条に従う。 第6章 儀典および賞典 第28条 儀典 1)オーガナイザーは、優秀な成績を収めた者の栄誉を称え、 全日本選手権競技会として相応しい設営と運営を行うこと。 2)参加者および競技運転者は、オーガナイザーの指示に従 い遅滞なく行動しなければならない。 第29条 賞典 1)JAF賞:全部門・全クラスの1位〜3位に対してJA F楯が授与される。 ただし、当該年の日本ジムカーナ/ダートトライアル選 手権規定第1 5 条2.に従い当該クラスが成立していること。 2)オーガナイザー賞:オーガナイザーは当該競技会の特別 規則に内容を記載すること。 3)表彰対象者が表彰式に欠席した場合には、表彰を放棄し たものとして、オーガナイザーの用意した副賞は授与され ない。 第7章 参加者および競技運転者の遵守事項 第30条 遵守事項 1)競技に参加する個人、団体はそれがいかなる理由によっ て起こったものであるにせよ、本統一規則の下で開催され る競技会、行事中に生じた事態について本連盟ならびにそ の所属員および競技役員に対していかなる責任も追及しな いこと。 2)参加者は、当該選手権に係わる全ての者に全ての法規お よび規則を遵守させる責任を有する。 3)参加者およびドライバー等のチーム関係者は、オーガナ イザーまたは競技会審査委員会によって事情聴取を受けた 2009・1/ 2J AFMOT ORS PORT S

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J A F か ら の 公 示 ・ お 知 ら せ


J A F か ら の 公 示 ・ お 知 ら せ

場合は、指示が�るまで会場を�れない�と。 4)参加者およびドライバーは、競技期間中競技会場におい て薬物等によって精神状態を繕ったり、飲酒してはならな い。 第8章 本統一規則の解釈および施行 第31条 本統一規則の解釈 競技会中に本統一規則および競技に関する諸規則の解釈に疑 義が生じた場合は、競技会審査委員会が決定する。 第32条 罰則 1)規則違反、または競技役員の指示に対する不遵守は、国

内競技規則に記載されている条項に従って罰則が適用され る。 2)本統一規則に関する罰則および本規則に定められていな い罰則の選択については、競技会審査委員会が決定する。 第33条 本統一規則の施行ならびに記載されていない事項 1)本統一規則は、本競技会に適用されるもので参加受付と 同時に有効となる。 2)本統一規則に記載されていない事項については、JAF 国内競技規則とその付則、およびFIA国際モータースポ ーツ競技規則とその付則に準拠する。 3)本統一規則発効後、JAFにおいて決定され公示された 事項は、すべての規則に優先する。

レース競技におけるドライバーの装備品に関するご注意

[公示No. 2009ー008]

2 00 9年1月1日より、FIA国際カレンダーに登録された全ての競技において、一部の例外を除き、頭部の動きを抑制する装置(FI A8 85 8-2 002に合致したHANS)の装着が義務付けとなりますのでご注意下さい。 詳しくは最新の国際モータースポーツ競技規則付則L項をご確認ください。 国際モータースポーツ競技規則付則L項

抜粋

3.3)頭部の動きを抑制する装置の使用義務付けに関する将 来的な要求事項 FIAが承認した頭部の動きを抑制する装置の着用は、 2 00 9年1月1日から、FIA国際スポーツカレンダーに登 録されたすべての競技において、すべてのドライバーと コ・ドライバーに対し義務付けられる。* *例外的に、FIAが承認した頭部の動きを抑制する装 置の着用は、 a)サラブレッドグランプリおよびピリオドG以降のフォ ーミュラ1 車両においては、車両の構造上、着用が可 能であるならば、義務付けられる。 その他のヒストリック車両については推奨される。 b)オフロードのFIAヨーロッパ選手権競技において は、以下の通り義務付けられる。 −Di vi s i o n1 (ラリークロス) :2 0 0 9年1月1日から −Di vi s i o n1 (オートクロス) :2 0 0 9年1月1日から −ラリークロスカップ :20 0 9年1月1日から −Di vi s i o n1 A(ラリークロス):2 0 1 0年1月1日から −Di vi s i o n2 (ラリークロス) :2 0 1 0年1月1日から FIAヨーロッパ選手権Di vi s i o n3(オートクロス) においては、20 10年1月1日から、適合するヘルメッ トとともに使用することが強く推奨される。 c)代替エネルギー車両の次のカテゴリーについては義 務付けられない:Ⅰ、Ⅲ、ⅢA、Ⅳ、Ⅴ電気カート、Ⅶ、 Ⅷ d)2 0 0 6 年1月1日以前に発行されたテクニカルパスポ ートを有するカテゴリーⅡ、Ⅴ四輪、Ⅵの代替エネル ギー車両については、推奨される。 e)2 0 0 8 年1 2 月3 1 日までは、FIA地域ラリー選手権競 技に参加するものの、得点を得るための登録をしてい ないドライバーおよびコ・ドライバーについては義務 付けられないが、強く推奨される。 f)2 0 0 8 年1 2 月3 1 日までは、FIA世界ラリー選手権に 参加するノン・プライオリティドライバーとそのコ・ ドライバーについては義務付けられないが、強く推奨 される。 g)2 0 0 8 年1 2 月3 1 日までは、FIAヒルクライム選手権、 FIAヒルクライムチャレンジ、あるいはFIAヒル クライムカップに参加するドライバーについては義務 付けられないが、強く推奨される。

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2009・1/ 2J AFMOT ORS PORT S

他の車両について、技術的な理由により、FIAが承認 した頭部の動きを抑制する装置の着用が不可能な車両につ いては、FIA安全委員会に対し特例を申請することが可 能である。

2009年国内競技車両規則の 誤記訂正

[公示No. 2009ー009]

2 0 0 9 年国内競技車両規則 第1 編レース車両規定 第8 章 グラン ドツーリングカー5 0 0 (J AFGT5 0 0 )の「第8 −1 0 図」中の寸法 に誤記がありましたので、下記の通り訂正いたします。 (下線部分:改正箇所) 記

以上


競技用シートのFIA公認取得品について

[公示No. 2009ー010]

以下の競技用シートが、FIA基準8 8 5 5 1 9 9 9 に基づき、FIAの公認を取得しましたので、お知らせします。 製造者名

製品名

FIA公認番号

ムーンクラフト㈱

GTCOMPTETI TI ONV

CS. 220. 08

耐火炎レーシンググローブのJAF公認/FIA認定取得品について

[公示No. 2009ー011]

以下の耐火炎レーシンググローブが、FIA基準8 8 5 6 2 0 0 0 に基づき、JAFの公認/FIAの認定を取得しましたので、お知らせし ます。 製造者名

製品名

FIA認定の有無

JAF公認番号

5ZI GENインターナショナル㈱

ARD270(Pr oRacer300X)

認定済

JAFSPEQ17808

ARD270D(Pr oRacer300DX)

JAFSPEQ17908

ARD272(Pr oRacer300R)

JAFSPEQ18008

ARD272D(Pr oRacer300DR)

JAFSPEQ18108

JAF公認ロールケージ一覧 会 1

JAF公認№

㈱キャロッセ

JRH00908

[公示No. 2009ー012]

申請分類 グループ

ランサーエボリューションⅩ (CZ4A) 用ロールケージ

国際N

FI A公認車両(FI A公認№N5718) 用

※上記は2 0 08年1 2月17日付で承認されました。 20 0 8年12月31日より、ASN公認ロールケージとして有効です。(但し、該当する車両規定がその使用を認めている場合)

車両公認一覧 会

[公示No. 2009ー013]

申請分類 グループ

JAF公認№

三菱自動車工業㈱

ランサーエボリューションⅨ

CT9A

FI A・ N VO

走行装置

FN080 VO 15/ 7

ランサーエボリューションⅩ

CZ4A

FI A・ N ER

エンジン リストリクターの誤記訂正

FN086 ER 6/ 1

車体

FN086 ER 7/ 2

燃料ポンプの最大流量、ピストン部品番号の 誤記訂正

FN086 ER 8/ 3

FI A・ N VO

駆動系、走行装置、ターボチャージャー

FN086 VO 9/ 5

トヨタ自動車㈱

トヨタランドクルーザー

KDJ120

FI A・ T2 VO

ルーフベンチレーション

FT089 VO 5/ 2

富士重工業㈱

スバルインプレッサWRX STI( 2005)

GDB

FI A・ A VF

フライホイール

JA212 VF36/ 6

スバルインプレッサ 20S ( 2007)

GH7

FI A・ A VO

サスペンション

JA216 VO 10/ 8

スバルインプレッサWRX STI( 2007)

GRB

FI A・ N VF

ピストン

FN085 VF9/ 1

※上記の車両公認申請は、現在、FIAへ申請中です。有効日等のお問い合わせはJAFモータースポーツ部までお寄せ下さい。 会 1

スズキ㈱

SX4 LX

RW

申請分類 グループ FI A・ A VO

安全シート用ブラケットについてのオプション 変形

JAF公認№ JA217 VO 10/ 8

※上記は、FIA承認済みです。有効日等のお問い合わせはJAFモータースポーツ部までお寄せ下さい。 VF:供給変型、VO:オプション変型、VP:プロダクション変型、ET:正常進化、ES:スポーツ進化、ER:誤記訂正、 VK:キットカー変型、WR:ワールドラリーカー変型、VR:グループR変型 2009・1/ 2J AFMOT ORS PORT S

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CERTI FI CATE発行件数一覧と申請方法

[公示No. 2009ー014]

国際モータースポーツ競技規則第7 0条およびJAFスポーツ資格登録規定第7条2に基づき、JAFが「海外競技会出場証明書(サーテ ィフィケート)」を発行した件数です。 2008年1011月受付分 競技会名 発行件数 DTM Fi nal eHock enhei m -VW Pol oCup1 UAEDeser tChal l enge2008 1 V8Super carChampi onshi pSer i es-DESERT400Bahr ai n 1 A1Gr andPr i x2008-2009 1 FI AAsi aPaci f i cRal l yChampi onshi p-CHI NARALLY2 MacauGr andPr i x-FI AFor mul a3I nt er cont i nent alCup9 FI AWor l dTour i ngCarChampi ons hi pRd. 23&24 1 MacauGr andPr i x 3 A1Gr andPr i x2008-2009 1 CHPTASI EPACI FI QUECI KFI AKFMacauI nt er nat i onalKar tGP 13 As i anKar t i ngOpenChampi ons hi p 20 Rot axMaxChal l engeGr andFi nal s -I t al y11

開催日 10月24日~1 0月2 6日 10月24日~1 0月3 1日 11月6日~1 1月8日 11月7日~1 1月9日 11月8日~1 1月9日 11月13日~1 1月1 6日 11月13日~1 1月1 6日 11月13日~1 1月1 6日 11月21日~1 1月2 3日 11月27日~1 1月3 0日 11月27日~1 1月3 0日 11月27日~1 1月3 0日

一競技会において同一人が競技運転者用と参加者用を申請し、承認された場合、発行件数は2件としています。 ●CERTI FI CATE申請方法 CERTI FI CATE(海外競技会出場証明書)は海外で開催され るFI A公認の国際格式の競技会に参加する際に必要となります。 必ず出発日の2週間前までにご申請ください。(郵送の場合は2 週間前に必着) ※ご申請いただけるのは、FI A公認の国際格式の競技会です。

1回用:1競技会限定のCERTI FI CATEです。 数次用:当該年度中、複数の競技会に有効なCERTI FI CATEです。 3競技会以上出場のご予定があればこちらをお薦めします。 【申請受付】 J AF地方本部・支部で受付しています。持参または郵送(現金 書留)にてご申請ください。

【必要書類】 競技運転者(コドライバー含む)用

参加者用

お問い合わせ先

・ 海外競技会出場に関する証明申請書 ・ 海外競技会出場に関する証明申請書 ・ 写真(3cm×3cm、無帽、無背景) ・ 申請料 1回用 ¥8, 100 (税込) ・ 申請料 1回用 ¥8, 100 (税込) 数次用 ¥23, 400 (税込) 数次用 ¥23, 400 (税込)

北海道本部 ☎ 0118577155 東北本部 ☎ 0227832820 関東本部 ☎ 0368339140 中部本部 ☎ 0528723685

関西本部 中国本部 四国本部 九州本部

☎ 0726451300 ☎ 0822729967 ☎ 0878678411 ☎ 0928417672

J AFホームページ(ht t p: / / www. j af . or . j p/ ms por t s / ) で、申請書のダウンロードができますのでご利用ください。

Aライセンス講習会 日程

[公示No. 2009ー015]

開催日

時間

開催場所

申込先

TEL

主任講師

受講料

教材費

1月10日

10: 00~17: 00

筑波サーキット 茨城県下妻市村岡

TMAC

0336116687

稲村 政幸

¥20, 000

実費

1月17日

10: 00~17: 00

筑波サーキット 茨城県下妻市村岡

チーム・スターダストレーシ ング

0286435444

伊賀上

¥20, 000

実費

10: 30~17: 30

筑波サーキット 茨城県下妻市村岡

チームクレバーレーシング

0337663312

平塚

由紀人

¥20, 000

実費

2月24日

10: 00~17: 00

筑波サーキット 茨城県下妻市村岡

TMAC

0336116687

稲村 政幸

¥20, 000

実費

3月20日

10: 00~17: 00

筑波サーキット 茨城県下妻市村岡

TMAC

0336116687

稲村 政幸

¥20, 000

実費

11: 10~17: 50

筑波サーキット 茨城県下妻市村岡

オートライフクラブ(ALC)

0427064964

茶木

寿夫

¥20, 300

実費

10: 00~17: 00

富士スピードウェイ 静岡県駿東郡小山町

ソニックレーシング

0559678878

栗田

吉晴

¥20, 000

実費

2月7日

3月28日 3月29日

講習会日程はJ AFホームページでも掲載しています。当日の受付時間等詳細については申込先に電話でご確認ください。 公認審判員講習会は2008年1 2月2日現在、1~3月開催の講習会はございません。

お詫びと訂正 ※本誌2 0 0 8 年1 2 月号P. 5「J AF加盟・準加盟クラブガイド」で掲載しました「ラリークラブぐるーぷ光圀」のホームページのアドレスが 間違っていました。 ht t p: / / www. h2 . di o n. ne . j p/ ~ t a i s e t s u/が正しいアドレスです。関係の方々にお詫びしますとともに、ここに訂正とさせて頂きます。

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2009・1/ 2J AFMOT ORS PORT S


社団法人自動車技術会シンポジウム

「モータースポーツ技術と文化 −レースビジネス−」 参加者募集 さてこの度、自動車技術会モータスポーツ部門委員会におきまして「モータースポーツ技術と文化」と題しまして以下 の要領にてシンポジウムを開催する運びとなりました。 本シンポジウムは、今回で第6回目となりモータースポーツを技術面からだけでなく、文化として多角的に捉えた際 のモータースポーツの一面と、「ルマン」の持つ魅力をドライバー、チーム、コンストラクターのそれぞれの立場から描 きだしたいと企画しました。 モータースポーツへの理解を深める絶好の機会ですので皆様の積極的なご参加をお待ちしております。 モータスポーツ部門委員会委員長 木村隆昭 幹事 小俣雅史 幹事 田中尋真 幹事 山根健 開催日:2009年3月2日(月) 会 場:工学院大学新宿校舎3階 URBAN TECH HALL (新宿区西新宿1242) 会場案内図は、本会ウェブサイト「イベントカ レンダー」より「シンポジウム会場一覧」をご 参照下さい。 主 催:社団法人自動車技術会 (企画)モータスポーツ部門委員会 協 賛:(社)日本機械学会・(社)日本自動車タイヤ 協会・(社)日本自動車連盟 定 員:150名 参加費:(消費税込・テキスト1冊込み) 一般 31, 500円 正・準会員 15 , 750 円 学生会員 3, 15 0円 賛助会員 2 2, 0 50 円 協賛学協会会員 22 , 0 50 円 申込方法:次のいずれかの方法でお申込み下さい。 ①本会ウェブサイト「イベントカレンダー」よりお申 込み下さい。 【URL】 ht t p: //www. j s a e. o r . j p/ c a l endar / ②シンポジウム名・参加者名・連絡先住所・電話番 号・会員番号(該当者のみ)を明記の上,Emai l , Faxまたは郵送にて下記へお送り下さい。 申込先:1020076 千代田区五番町102 (社)自動車技術会イベントチーム Emai l : s ympo @j s ae. or . j p Fa x. 0 33 261 22 04 参加証:①のウェブサイトより申込まれた方は, 「参加 証」が返信メールで届きます。 ②の方法で申込まれた方は, 「参加証」を郵送 にてお送りいたします。 申込締切日:2009年2月1 6日(月) 申込締切日以降も空席がある場合は受付 けます。 申込キャンセルについて: 申込締切日当日まで受付けます.2月1 7日 (火)以降は,出欠に関わらず返金いたし ません。 問合せ先:イベントチーム 石神・大平・山内 Tel . 0332628 214 Fa x. 0 332 61 22 04 【URL】 ht t p: / /www. j s ae. o r . j p/ Emai l : s ympo@j s a e. or . j p テキストのみの販売も致しております。 定価:3, 675円(消費税込・送料別) 会員価格:2, 9 40円(消費税込・送料別) 申込先:Emai l またはFax. にてお申込み下さい。なお、 発送はシンポジウム終了後となります。 販売チーム Emai l : boo k@j s a e. or . j p Fax. 03 32 612 20 4

プログラム 司会:小俣雅史氏(東京都立総合工科高等学校) 1 0 : 0 0 開会の挨拶 モータスポーツ部門委員会委員長 ヤマハ発動機㈱ 木村隆昭氏 1 0 : 0 5 NASCARでの成功とアメリカ市場 トヨタ自動車㈱ 杉浦靖彦氏 1 0 : 4 0 プラモデル業界とモータースポーツ ㈲エムエムピー 木谷真人氏 1 1 : 1 5 日本自動車レース工業会発足 ㈱童夢 林みのる氏 1 1 : 5 0 昼休み(講演者との交流会) 司会:田中尋真氏(㈱本田技術研究所) 1 3 : 0 0 東海大学ルマン チャレンジ 東海大学 林義正氏 1 3 : 3 5 ルマン車両の空力 ㈱童夢 奥明栄氏 1 4 : 1 0J UDDルマン エンジン エンジニアス 金田博行氏 1 4 : 4 5 GTドライバー生理の分析と対策 西台整形外科 高橋規一氏 1 5 : 2 0 休憩(講演者との交流会) 司会:山根健氏(ビー・エム・ダブリュー㈱) 1 5 : 4 0 【パネルディスカッション】ルマンの魅力 コーディネータ:両角岳彦氏 パネリスト:ゴウオフィス 郷和道氏 ㈱ACO J APAN 寺田陽次郎氏 ㈲エムアール 関谷正徳氏 ㈲プラスデー 伊藤大輔氏 東海大学 柿元邦彦氏 1 6 : 5 0 閉会の挨拶 モータスポーツ部門委員会オブザーバー 東海大学 柿元邦彦氏

*プログラムは講師,会場の都合などにより予告なく 変更となる場合があります。 以上

2009・1/ 2J AFMOT ORS PORT S

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J A F か ら の 公 示 ・ お 知 ら せ


J AF MOTORSPORT S CAL ENDAR

●J AF国内モータースポーツカレンダー

■開催場所の略号:AP=オートポリス AS=阿讃サーキット CE=セントラルサーキット EB=エビスサーキット東 F=富士スピードウェイ HR=仙台ハイランドレースウェイ MO=ツインリンクもてぎ O=岡山国際サーキット S=鈴鹿サーキット SG=スポーツランドSUGO T=筑波サーキット TI S=十勝インターナショナルスピードウェイ

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■格式の略号:A=国際

C=国内

D=準国内

E=地方

太字は全日本選手権,世界選手権,国際競技及びそれに準ずる競技会・下線付き細字は地方選手権 ●このカレンダーは12月15日までに本部にて受付したものです。

JAF国内モータースポーツカレンダーはJ AFホームページでも公開しております。 (ht t p: / /www. j af . or . j p/ms por t s /)

CALENDAR 13

RACE 1(JAN) 開催日

●レース 競技会名

1月 18日 新春鈴鹿ゴールデントロフィーレース

オーガナイザー/電話番号

NRC、 KSCC、 SMSC

格式

競技車両

場所

D

NE

S西

D

F4, N2, NE, NRA

O

D

F4, SFJ , FJ 1600, N1, NRA

MO

AASC、 SMSC (0582668647)

D

SFJ , FJ 1600, N1, NE

S西

㈱岡山国際サーキット、 AC

A

JAFGT

O

(0868743311)

D

N1

SCCN (0337638010)

D

SFJ , FJ 1600, N1, NE, NRA

T

M. O. S. C. 、 ㈱モビリティランド

C

N1, NE, NRA

MO

(0527922031)

3(MARCH) 3月 1日 2009OKAYAMAチャレンジカップレース第1戦

㈱岡山国際サーキット、 AC (0868743311)

8日 2009もてぎチャンピオンカップレース第1戦

M. O. S. C. 、㈱モビリティランド、 BSC (0285640200)

8日 2009鈴鹿クラブマンレース Round1 21日〜22日 2009年 SUPERGTシリーズ第1戦 OKAYAMA GT300㎞ RACE 22日 2009SCCN SPRI NG RACEMEETI NG i nTSUKUBA 27日〜29日 スーパー耐久シリーズ2009第1戦 もてぎスーパー耐久

RAL L Y ( J A N) 1 開催日

(0285640200)

●ラリー 競技会名

1月 2 5日 2009年J MRC北海道ラリーチャンピオンシリーズ第1戦

オーガナイザー/電話番号

格式

競技車両

開催場所

AG. MSC北海道(0118641101)

D

RN, RJ , RB, RF

北海道 (150)

EZO (0117745557)

D

RN, RJ , RB, RF

北海道 (100)

CRMC (0948426271)

D

RN, RJ , RF

福岡 (160)

T. ARTAS (0432933370)

D

RN, RJ , RF, RB

千葉 (200)

選手権地区

2009年J MRC北海道ラリージュニアシリーズ第1戦 北海道ブリーザードラリー

2(FEB) 2月 1 5日 2009年J MRC北海道ラリーチャンピオンシリーズ第2戦 2009年J MRC北海道ラリージュニアシリーズ第2戦 第23回 EZO ENDLESSRALLY

3(MARCH) 3月7〜8日 2009年J AF九州ラリー選手権第1戦 J MRC九州ラリーチャンピオンシリーズ第1戦 CRMCラリー i n九州 2009 14〜15日 J MRC関東イーストラリーツアー第1戦 第25回アルタスラリー2009

48

2009・1/ 2J AFMOT ORS PORT S

九州


GYMKHANA,CI RCUI TTRI AL 1(JAN)~3(MARCH)

●ジムカーナ●サーキットトライアル●他

以下のカレンダーは、開催場所を基準に、カレンダー登録規定の「行政区画における地域別」毎にまとめて掲載しています。 12月15日現在、1〜3月のカレンダーが登録されていない地区については掲載していません。

関東地方 開催日

競技会名

1月 10日 東関東Jr サーキットトライアル i nつくばSr 第1戦&A級講習会付

オーガナイザー/電話番号

格式

競技車両

開催場所

TMAC (0336116687)

E

SA, B

筑波サーキット

17日 TSRサーキットトライアルi n筑波第1戦&A級講習会付

TEAM. S・ R (0286435444)

E

SA, B

筑波サーキット

2月 7日 2009クレバースーパーアタックTC2000シリーズ第1戦

CLEVER (0337663312)

E

B

筑波サーキット

TMAC (0336116687)

E

SA, B

筑波サーキット

K・ S・ C (0273474050)

D

N, SA, SC, D, N

関越スポーツランド

K・ S・ Cハイスピードスラローム 15日 2009J MRC埼群ジムカーナシリーズ第1戦

RRC群馬, KSL

E

N, SA, B, SC

関越スポーツランド

RRC群馬タイムアタック i n関越 15日 J MRC千葉ジムカーナシリーズ第1戦

(0273883195) Nar as hi no (0474076050)

E

P, N, SA, B, SC, D 浅間台スポーツランド

TMAC (0336116687)

E

SA, B

筑波サーキット

22日 2009J MRC神奈川ジムカーナシリーズ第1戦

For ce (0427632269)

E

N, B

相模湖リゾートプレジャーフォレスト

テクニカルチャレンジジムカーナ i nさがみ湖 22日 J MRC山梨ジムカーナシリーズ第1戦

HORMS (0552324171)

E

N, SA, B, SC, D

関越スポーツランド

TSUKUBA (0335556051) ALC (0427064964) RRC群馬(0273882295)

E E D

P, N, SA, B P, N, SA, B N, SA, SC, D, N

筑波サーキット ジムカーナ場 筑波サーキット ジムカーナ場 関越スポーツランド

オーガナイザー/電話番号

格式

選手権地区

マグナストライアルミーティング

Aライ講習会付24日 Enj oy サーキットトライアルA級用 i nつくば A級講習会付2 3月 8日 2009年J AF関東ジムカーナ選手権第1戦

関東

J MRC関東チャンピオンシリーズ第1戦 J MRC全国オールスター選抜第1戦

ラッテストーンハードスラローム 20日 東関東ジュニアサーキットトライアル i nつくばSr 第2戦&A級講習会付 MRP@HOTEL&SPAミーティング②

J MRC長野県ジムカーナシリーズ第1戦 HORMSエキサイティングジムカーナ 22日 2009筑波サーキットビギナーズジムカーナシリーズ第1戦 28日 第17回ALCジムカーナ i n筑波 (Aライ講習会併設) 29日 2009年J AF関東ジムカーナ選手権第2戦

関東

J MRC関東チャンピオンシリーズ第2戦 J MRC全国オールスター選抜第2戦 RRC群馬タイムアタックI N関越 =サーキットトライアル、ツイントライアル

中部地方 開催日

競技会名

1月 18日 新春鈴鹿ゴールデントロフィーサーキットトライアル

NRC, KSCC, SMSC

競技車両

開催場所

D

P, N, SA, B

鈴鹿サーキット 西コース

SOMOS (0527985621)

E

N, SA, B, SC, D

キョウセイドライバーランド

PALM TOWN

E

N, SA, B, SC, D

キョウセイドライバーランド

D

N, SA, SC, D, N, 幸田サーキットYRP桐山

選手権地区

(0527922031) 25日 2009年J MRC中部ジムカーナ東海シリーズ第1戦 SOMOSテクニカルジムカーナ 2月 22日 2009年J MRC中部ジムカーナ東海シリーズ第2戦 明京産業カップジムカーナ 3月

8日 2009年J AF中部ジムカーナ選手権第1戦

(0566981961) ZEST (0527985621)

2009年J MRC中部ジムカーナ選手権第1戦

中部

SA

2009年J MRCオールスター選抜第1戦 ZESTハイスピードジムカーナ 15日 2009年J MRC近畿ミドルシリーズ第1戦

OSCC (0667715237)

E

N, SA, B

鈴鹿サーキット 国際南コース 富士スピードウェイジムカーナコース

OSCCハイスピードジムカーナ 29日 富士チャレンジジムカーナ①(A級ライセンス講習会付)

RT. SONI C (0559678878)

E

B

29日 2009年J AF中部ジムカーナ選手権第2戦

PALM TOWN

D

N, SA, SC, D, N, キョウセイドライバーランド

2009年J MRC中部ジムカーナ選手権第2戦

(0566981961)

中部

SA

2009年J MRCオールスター選抜第2戦 明京産業カップジムカーナ =サーキットトライアル、ツイントライアル

2009・1/ 2J AFMOT ORS PORT S

49

CALENDAR 13

マグナストライアルミーティング②


近畿地方 開催日

3月

競技会名

1日 2009年J AF近畿ジムカーナ選手権第1戦

オーガナイザー/電話番号

格式

競技車両

T. S. C. O (0648695883)

D

N, SA, B, SC, B

名阪スポーツランドCコース

開催場所

REK (0787362131)

D

N, B

姫路セントラルパーク第5駐車場

LAZYW. S (0729448600)

D

N, SA, B, SC, B

名阪スポーツランドCコース

選手権地区

近畿

2009年J MRC近畿ジムカーナチャンピオンシリーズ第1戦 J MRCオールスター選抜第1戦 PROXESスーパー Gスラローム 8日 姫路セントラルパークジムカーナシリーズ' 09第1戦 REKテクニカルジムカーナ' 09 22日 2009年J AF近畿ジムカーナ選手権第2戦

近畿

2009年J MRC近畿ジムカーナチャンピオンシリーズ第2戦 J MRCオールスター選抜第2戦 DI REZZACUPジムカーナ 1、2月のカレンダーは登録されていません。

CALENDAR 13

中国地方 開催日

競技会名

3月14〜15日 2009年JAF全日本ジムカーナ選手権第1戦 EXCI TEGYMKHANA i n備北 29日 2009年J MRC中国ジュニアシリーズジムカーナ第1戦 フルハウスジムカーナ' 09ファースト

オーガナイザー/電話番号

格式

競技車両

NOBLE,RCY,HI NODE. C

C

N, SA, SC, D

備北サーキット

開催場所

(0862371210) FULLHOUSE

D

N, SA, B, SC

スポーツランドTAMADA

選手権地区

全日本

(0828776773)

1、2月のカレンダーは登録されていません。

九州地方 開催日

3月

競技会名

1日 2009年J AF九州ジムカーナ選手権第1戦

オーガナイザー/電話番号

格式

競技車両

GRAVEL (0940621018)

D

N, SA, B, SC, D

モビリティおおむた

開催場所

RC-大分 (0972636695)

E

N, B

モビリティおおむた

APC, ㈱オートポリス

E

P, N, SA, B, SC, D オートポリスレイクサイドサーキット

D

N, SA, B, SC, D

選手権地区

九州

J MRCオールスター選抜第1戦 グラベルマインドジムカーナパートⅠ 15日 J MRC九州ジムカーナジュニアシリーズ第1戦 スーパートライアルi n三井2009 15日 2009Aライジムカーナ

(0973551111) 29日 2009年J AF九州ジムカーナ選手権第2戦

RTCR (0935919377)

モビリティおおむた

九州

J MRCオールスター選抜第2戦 スプラインチャレンジジムカーナ2009 1、2月のカレンダーは登録されていません。

DI RTTRI AL ,AUTO CROSS 1(JAN)~3(MARCH)

●ダートトライアル●オートクロス

以下のカレンダーは、開催場所を基準に、カレンダー登録規定の「行政区画における地域別」毎にまとめて掲載しています。 12月15日現在、1〜3月のカレンダーが登録されていない地区については掲載していません。

北海道地方 開催日

競技会名

1月24〜25日 2009年JMRC北海道ダートトライアルチャンピオンシリーズ第1戦

オーガナイザー/電話番号

格式

競技車両

開催場所

TEAMOSC (0155582208) D

N, SA, B, SC, D

糠平湖氷上コース

C. S. C. C(0 . 118732072)

E

N, SA, B, SC, D

新千歳モーターランド ダートコース

オーガナイザー/電話番号

格式

競技車両

開催場所

選手権地区

2009年JMRC北海道ダートトライアルジュニアシリーズ第1戦 2009年J MRCオールスター選抜 第31回糠平湖氷上タイムトライアル 2月 2 2日 2009年JMRC北海道ダートトライアルチャンピオンシリーズ第2戦 2009年JMRC北海道ダートトライアルジュニアシリーズ第2戦 2009年J MRCオールスター選抜 コクピットチャレンジトライアル 3月のカレンダーは登録されていません。

東北地方 開催日

競技会名

1月 2 4日 09' 南東北ダートトライアルジュニアシリーズ第1戦 今年もナイタートライアル大会

NC (08031928147)

大寒トライアル

2、3月のカレンダーは登録されていません。

50

2009・1/ 2J AFMOT ORS PORT S

E

P, N, SA, B, SC, D 仙台ハイランドレースウェイ テクニカルコース

選手権地区


関東地方 開催日

3月

競技会名

8日 千葉県ダートトライアル&フレッシュマンシリーズ第1戦 MASCEASTダートトライアル2009 15日 2009年J AF関東ダートトライアル選手権第1戦

オーガナイザー/電話番号

MASCEAST

格式

競技車両

開催場所

選手権地区

D

P, N, SA, B, SC, D オートランド千葉 第1コース

T. W. S (0432427365)

D

N, SA, SC, D

オートランド千葉 第1コース

関東

Mt hr ee (0287680345)

C

N, SA, SC, D

丸和オートランド那須

全日本

オーガナイザー/電話番号

格式

競技車両

開催場所

選手権地区

E

N, SA, B, SC, D

(0473242451)

J MRC関東ダートトライアルシリーズ第1戦 <J MRCオールスター選抜戦> 第43回T. W. Sダートトライアル 21〜22日 2009年JAF全日本ダートトライアル選手権第1戦 KEN MI LLENNI UM CUPTRI ALi nMARUWA 1、2月のカレンダーは登録されていません。

開催日

3月

競技会名

8日 2009年J MRC中部ダートトライアル東海シリーズ第1戦

TTR. M (0596520099)

山室山ダート

ロッキーダートトライアル 1、2月のカレンダーは登録されていません。

近畿地方 開催日

競技会名

2月 2 2日 2009年J AF近畿ダートトライアル選手権第1戦 J MRC近畿チャンピオンシリーズ第1戦

オーガナイザー/電話番号

TEAM FLEET,WHI TE

格式

競技車両

開催場所

選手権地区

D

N, SA, SC, D, SA プラザ阪下

近畿

D

N, SA, SC, D, SA コスモスパーク

近畿

(0789672641)

J MRCオールスター選抜第1戦 J MRC近畿ダートトライアルジュニアシリーズ第1戦 スプリングダートアタック i n阪下 3月 1 5日 2009年J AF近畿ダートトライアル選手権第2戦 J MRC近畿チャンピオンシリーズ第2戦

RC NARA,SYMPHONY (0771636363)

J MRCオールスター選抜第2戦 J MRC近畿ダートトライアルジュニアシリーズ第2戦 コスモススプリングトライアル2009 1月のカレンダーは登録されていません。

中国地方 開催日

3月

競技会名

8日 2009年J AF中国ダートトライアル選手権第1戦

格式

競技車両

TTS (0829290888)

オーガナイザー/電話番号

D

N, SA, SC, D

テクニックステージタカタ

開催場所

MCCS (0836314741)

E

N, SA, SC, D

楠ハイランドパーク

SPI RI T (0822525023)

E

N, SA, SC, D

テクニックステージタカタ

選手権地区

中国

2009年J MRC中国チャンピオンシリーズ第1戦 2009年J MRCオールスター選抜第1戦 チームテスタスポーツダートトライアル' 09 15日 2009年J MRC中国ジュニア楠シリーズダートトライアル スーパートライアル・8 29日 2009年J MRC中国ジュニアタカタシリーズダートトライアル ' 09SPI RI Tチャレンジダートトライアル 1、2月のカレンダーは登録されていません。

九州地方 開催日

2月

競技会名

8日 J MRC九州ダートトライアルジュニアシリーズ第1戦

オーガナイザー/電話番号

格式

競技車両

洞海ASC (0936425990)

E

N, SA, SC, D

モビリティおおむた

開催場所

選手権地区

RASCAL (0926210650)

D

N, SA, SC, D

モビリティおおむた

九州

FMSC (0929521360)

D

N, SA, SC, D

モビリティおおむた

九州

洞海土系自動車運動会 atモビリティおおむた 22日 2009年J AF九州ダートトライアル選手権第1戦 J MRCオールスター選抜第1戦 RASCALWi nt erI N Omut a 3月 1 5日 2009年J AF九州ダートトライアル選手権第2戦 J MRCオールスター選抜第2戦 FMSC桜吹雪ダートトライアル2009 1月のカレンダーは登録されていません。

2009・1/ 2J AFMOT ORS PORT S

51

CALENDAR 13

中部地方


RACI NG KART I NF OR MA T I ON

2008年全日本カート選手権ポイント表 [KF1部門 最終得点表]

[KF2部門 最終得点表]

有効得点 第1戦 第2戦 第3戦 第4戦 第5戦 第6戦 最終戦 合計得点 (ベスト5戦) 1 佐々木 大樹 25 16 25 25 25 18 134 118 2 井上 寛之 20 15 18 22 37. 5 112. 5112. 5 3 大谷 涼 18 22 22 18 12 27 119 107 4 勝田 貴元 25 18 22 16 16 97 97 5 前原 佳明 22 20 16 16 13 8 95 87 6 堀 直高 10 15 14 14 14 30 97 87 7 高星 明誠 16 18 20 12 20 86 86 8 鈴木 侑也 13 15 25 21 74 74 9 五十嵐 勇大 12 11 9 9 12 24 77 68 10 TI N SRI TRAI 11 13 9 33 66 66 11 石井 一也 20 22 20 62 62 12 川口 慶大 14 14 11 15 54 54 13 佐藤 奨二 15 11 13 12 51 51 14 綿谷 浩明 13 10 9 15 47 47 15 白岩 弘之 9 12 8 18 47 47 16 中村 純 14 8 19. 5 41. 5 41. 5 17 小林 弘直 11 13 10. 5 34. 5 34. 5 18 藤木 駿 8 10 15 33 33 19 飯島 宗一郎 9 10 10 29 29 20 瀬川 侑子 8 16. 5 24. 5 24. 5 21 原田 稔一 10 13. 5 23. 5 23. 5 22 松崎 俊祐 12 11 23 23 23 松尾 健太郎 22. 5 22. 5 22. 5 24 中山 郁也 8 8 8

順位

[公示No. 2009ー K001]

ドライバー

順位 地域

ドライバー

第1戦 第2戦 第3戦 第4戦 第5戦 最終戦 合計得点

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 17 19 20

大津 石川 野田 川端 清原 中野 黒澤 澤部 立石 吉田 小嶋 山下 武田 小河 窪田 沼島 浅野 宇井 大内 見田

25 20

東 西 西 西 東 西 東 西 東 西 東 東 西 東 東 東 東 西 東 西

弘樹 京侍 樹弘 伸太朗 章太 貴功 駿斗 耕大 燎汰 明生 大作 恭平 淳 諒 善文 吟 悠 健剛 良宰 達哉

25 22 22 16 20

20 22 25 22 20 18 25

16

18 18

18 22 25 25 20 22 16 18

25 16 18 25 22 20 16 18 22 20

20

18

15

2008年ジュニアカート選手権ポイント表

25 30 143 25 33 138 18 37. 5 98. 5 22 97 18 24 133 16 15 113 20 21 79 22. 5 72. 5 63 20 60 22 16. 5 58. 5 16 27 43 15 31 20 19. 5 19. 5 18 18 18 18 18 15

有効得点 (ベスト4戦) 105 102 98. 5 97 93 82 79 72. 5 63 60 58. 5 43 31 20 19. 5 18 18 18 18 15

[公示No. 2009ー K002]

[FPJr 部門 最終得点表] 順位 地域

ドライバー

第1戦 第2戦 第3戦 第4戦

最終戦

合計得点

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34

平川 亮 坪井 翔 湯川 成美 菅波 冬悟 行 和久 笹原 右京 朝日 ターボ 菊地 晃功 和田 賢志郎 鈴木 天真 山田 秀輝 清原 亮太 堤 優威 篠原 悠之介 山下 健太 笠井 崇志 椎野 拓磨 山内 飛侑 林 周平 齋藤 嵩 松本 祥人 佐伯 新 里見 乃亜 森 拓馬 田辺 翔 菊池 渉太 鶴田 剛士 篠谷 大幹 兒島 弘訓 森戸 亮生 志賀 瑠大 山田 竜輝 有川 大輔 平木 湧也

26 21 23

19 26 10 26 15 17 12 23 21 16 15 14 21 1 12 9 19 1 11 13

38. 5 1 34 22 25 17. 5 31 14. 5 13 20. 5 11. 5 8. 5 1 16 28 19 1 23. 5 1 1

13 1 8 16 17 14 1 23 1

1 10 1 1 1 1

7 1

1 1

118. 5 97 103 88 88 100. 5 82 78. 5 80 78. 5 64. 5 56. 5 55 52 50 50 48 47. 5 45 43 40 41 37 37 36 34 30 27 23 23 20 19 20 19

西 東 西 西 西 東 西 東 西 西 東 東 東 西 東 西 東 西 西 東 東 西 東 西 東 西 西 西 西 東 東 西 西 東

52

1 26 19 1 13 12 23 1 1 1 10 12 21 15 16 1 1 14 17 17 1 1 1 19 1 1 15

21 26 23 17 26 14 1 19 16 15 1 16 17 8 10 1 15 1 9 12 23 10 21 1 1 14 13 12

14 23 13 23 21 26 19 21 17 15 14 17 15 26

1

1 19

19 1 1

11 1 1 9 1 16 16 1 1 1 1 1 12

10 1

1

有効得点 ベスト4戦 104. 5 96 93 88 87 86. 5 81 77. 5 67 66. 5 63. 5 55. 5 54 51 50 49 47 46. 5 44 42 40 40 37 36 35 33 29 26 23 22 20 19 19 18

2009・1/ 2J AFMOT ORS PORT S

順位 地域

ドライバー

第1戦 第2戦 第3戦 第4戦

35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 67

津守 貴裕 玉川 涼多 阿部 拓馬 小此木 裕貴 小原 侑己 松原 源 Shot ar o 松崎 暁 石坂 瑞基 前川 慶紀 高野 祐太 御園 友樹 楢崎 裕白 伊藤 巧作 中村 空斗 佐藤 聡 米川 真之介 国本 裕人 糸谷 涼 菅 智好 鈴木 玲 山浦 聖人 山口 和善 尾中 裕輔 山本 拓哉 高柳 文哉 大木 圭 大島 良介 佐野 拓未 丹羽 龍馬 吉田 恭 中川 達哉 吾妻 大地 松岡 大輝

16 14 13 1 1 1 1 11 10 9 11 9 1 1 1 1 1 1 1 1

西 西 東 東 東 西 東 西 東 西 東 東 東 西 西 西 西 西 東 東 東 東 東 西 西 東 東 西 西 西 西 西 西 西

1 1 1

1 1 13 11 11 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1

1

1 13 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1

1

1 1 1 1

1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1

1 1

1 1

1 1 1

最終戦

1

1 1 1

合計得点 16 16 17 14 14 14 14 14 14 12 11 9 4 4 4 4 4 4 3 2 2 2 2 2 2 2 1 1 1 1 1 1 1 1

有効得点 ベスト4戦 16 16 16 14 14 14 14 14 13 12 11 9 4 4 4 4 4 4 3 2 2 2 2 2 2 2 1 1 1 1 1 1 1 1


2009年日本カート選手権統一規則概要 誌面の都合により、2008年統一規則からの主要変更箇所のみ 抜粋して掲載いたします。 ※下線部分:変更箇所 2009年JAF全日本カート選手権統一規則 KF1、KF2部門 前文、第1条〜第14条

(略)

第15条 シャシー、エンジンおよびタイヤの登録 競技に使用するシャシー、エンジンおよびタイヤは、車両 申告書に登録済みのもののみとする。登録できる個数は1競 技会につき下記の通りとする。 KF1

KF2

シャシー

1台

1台

エンジン

2基

1基

タイヤ

2セット (ドライ・ ウェット)

1セット (ドライ・ ウェット)

但し、タイヤについては1レースにつき1セットのみ使用可 能とし、する(下表の通り)。公式練習の際は、登録していな いものタイヤを使用することができる。 KF1

KF2 登録していな いタイヤを使 用することが できる

公式練習 タイムトライアル 第 1 レ ー ス 第 2 レ ー ス

第16条

予選ヒート セカンドチャンスヒート

公式練習

登録していな いタイヤを使 用することが できる

タイムトライアル 1セット

決勝ヒート

予選ヒート セカンドチャンスヒート

1セット

決勝ヒート

予選ヒート セカンドチャンスヒート

1セット

決勝ヒート

(略)

第17条 カート 1.〜5. (略) 6.チェーンガードは必備としその取り付け方および形状に ついては「J AF国内カート競技車両規則」第8条17.による。 1)〜4) (略) 露出しているチェーンとスプロケットの上部と両側の有効 な防護物を構成しており、少なくともリアアクスルの水平面 下面まで伸びていることが推奨される。 7.〜13. (略) 第18条〜第23条

(略)

第24条 選手権競技の方式 1.KF1部門: 競技は2レース制(第1レース:公式練習・タイムトライアル・ 予選1ヒート・決勝1ヒート→第2レース:公式練習・タイム トライアル・予選1ヒート・決勝1ヒート公式練習・タイムト ライアル・第1レース予選1ヒート・第1レース決勝1ヒート→ 第2レース予選1ヒート・第2レース決勝1ヒート)、最終競技 会のみ1レース制(公式練習・タイムトライアル・予選1ヒート・ 決勝1ヒート)とし、決勝ヒートの結果により最終順位を決定 する。 出場台数によっては、予選ヒート終了後セカンドチャンス

[公示No. 2009ー K003]

ヒートを実施する。 2. (略) 第25条 予選ヒート 1.予選ヒートのグリッドポジション 1)〜4) (略) 5)なお、KF1部門においては、最終競技会を除き、それぞ れの予選ヒートに上記が適用される。 2.〜5. (略) 第26条〜第27条

(略)

第28条 スタート進行 スタートは「カート競技会運営に関する規定」第28条2. に基づくローリングスタートとし、次の事項が適用される。 1. (略) 2.スタート進行は以下に従い行われる。 1)競技会特別規則書または公式通知により指定された時間 に所定の待機場所に着くこと。このとき合図音およびア ナウンスが放送される。 2)フォーメーションラップの開始は、以下のボード提示に 続いて行われる。これらのボードの提示は合図音ととも に行われる。 3mi n 1mi n 30s ec 3)「3mi n」ボードが示される時点で、ドライバーおよび 当該ピット要員1名、オフィシャルを除くすべての者は 当該エリアから離れなければならない。 4)「1mi n」ボードが示される時点で、ピット要員は当該 エリアから離れなければならない。また「1mi n」ボード が示された時点からフォーメーションラップ開始時まで の間であればいつでも、ドライバーはエンジンを始動す ることができる。「1mi n」ボード提示後は、ピット要員 による援助は一切認められない。 5)「30s ec」ボードが提示された30秒後に担当オフィシ ャルにより緑旗が提示され、カートはフォーメーション ラップを開始する。 6)エンジン不動等によりスタートが困難なドライバーは、 両手または片手を頭上に高く上げ、合図をしなければな らない。この場合、黄旗を持つ担当オフィシャルが当該 カートの直近に立ち、フォーメーションラップ中のドラ イバーに警告する。担当オフィシャルは、フォーメーシ ョンラップ開始後、スターティンググリッド上に留まっ ている全てのカートを所定の位置に移動する。 7)カートは、所定の位置にてピット要員の援助(介入)を 受けエンジンを再始動することができる。次いで担当オ フィシャルの指示に従いフォーメーションラップの隊列 の最後尾に加わり出走できる場合がある。 23.〜1112. (略) 第29条 その他競技に関する一般事項 1.〜13. (略) 14.パドックエリア、ウェイティンググリッドおよびオーガ ナイザーが指定したエリアにおけるエンジンの始動および 作動については、カートが走行可能な装備等を具備し、リ アタイヤが地面に接地した状態(リアタイヤが地面に常に 接触した状態)でのみ認められる。 ただし、オーガナイザーが指定したウォーミングアップ エリアにおいては、リアタイヤが地面に接地しない状態で エンジンの始動および作動が認められる。 15.〜17. (略) 第30条〜第49条

(略)

2009・1/ 2J AFMOT ORS PORT S

53


2009年全日本カート選手権KF1部門適用車両規定 KF4で公認したエンジンに以下の改造が加えられる。 (1)〜(9) (略) (10)最大直径30mmの2本の調整用スクリューを備える公認 バタフライタイプキャブレター。厳密に当初の形状を保 持すること。吸気ダクトの形状を検査するために製造者 によって寄託された工具に適合していなければならない。 (11)〜(17) (略) 2009年全日本カート選手権KF2部門適用車両規定 KF4で公認したエンジンに以下の改造が加えられる。 (1)〜(4) (略) (5)最大直径24mmの2本の調整用スクリューを備える公認 バタフライタイプキャブレター。厳密に当初の形状を保 持すること。吸気ダクトの形状を検査するために製造者 によって寄託された工具に適合していなければならない。 (6)〜(10) (略) 以上

2009年JAF地方(ゾーン、リージョン) カート選手権統一規則 FP2、FP3、FS125部門 前文、第1条〜第16条

(略)

第17条 カート 1.〜4. (略) 5.チェーンガードは必備としその取り付け方および形状に ついては「J AF国内カート競技車両規則」第8条17.による。 1)〜4) (略) 露出しているチェーンとスプロケットの上部と両側の有 効な防護物を構成しており、少なくともリアアクスルの水 平面下面まで伸びていることが推奨される。 6.〜8. (略) 9.競技に使用するタイヤは次の条件に合致したものとする。 1)FP−2、FP−3 各地域(開催場所)において、オーガナイザーによって 指定された単一製造者のJAF指定タイヤを使用しなけれ ばならない。 2)FS−125 各地域(開催場所)において、オーガナイザーによって 指定された単一製造者のタイヤを使用しなければならな い。 10.〜11. (略) 第18条 ボディワーク 「J AF国内カート競技車両規則」第11条に従ったサイドボ ックス、フロントフェアリング、フロントパネルを必備とす る。 FS−125部門については、「J AF国内カート競技車両規則」 第7条3.お よ び 第11条 に 従 っ た、CI K−FI A公 認(2003− 2008、2006−2011)サイドボックス、フロントフェアリン グ、フロントパネル、リアプロテクションは、ステー等の公 認部品を含み必備とする。尚、異なる銘柄またはモデルの構 成部品による3つのボディワークによる組み合わせが認めら れる。但し、2つのサイドボックスはセットで共に使用する こと。 1. (略) 2.全ての部門の車両は、「J AF国内カート競技車両規則」に 従ったフロントフェアリングを装着しなければならずCI K −FI A (FMK)公認フロントフェアリングの取付け方式が義 務付けられる。 3.リアプロテクションの取り付け方については「J AF国内カ ート競技車両規則」第7条による。

54

2009・1/ 2J AFMOT ORS PORT S

第19条〜第27条

(略)

第28条 スタート進行 スタートは「カート競技会運営に関する規定」第28条2. に基づくローリングスタートとし、次の事項が適用される。 1. (略) 2.FS125部門に限りスタート進行は以下に従い行われる。 1)競技会特別規則書または公式通知により指定された時間 に所定の待機場所に着くこと。このとき合図音およびア ナウンスが放送される。 2)フォーメーションラップの開始は、以下のボード提示に 続いて行われる。これらのボードの提示は合図音ととも に行われる。 3mi n 1mi n 30s ec 3)「3mi n」ボードが示される時点で、ドライバーおよび 当該ピット要員1名、オフィシャルを除くすべての者は 当該エリアから離れなければならない。 4)「1mi n」ボードが示される時点で、ピット要員は当該 エリアから離れなければならない。また「1mi n」ボード が示された時点からフォーメーションラップ開始時まで の間であればいつでも、ドライバーはエンジンを始動す ることができる。「1mi n」ボード提示後は、ピット要員 による援助は一切認められない。 5)「30s ec」ボードが提示された30秒後に担当オフィシ ャルにより緑旗が提示され、カートはフォーメーション ラップを開始する。 6)エンジン不動等によりスタートが困難なドライバーは、 両手または片手を頭上に高く上げ、合図をしなければな らない。この場合、黄旗を持つ担当オフィシャルが当該 カートの直近に立ち、フォーメーションラップ中のドラ イバーに警告する。担当オフィシャルは、フォーメーシ ョンラップ開始後、スターティンググリッド上に留まっ ている全てのカートを所定の位置に移動する。 7)カートは、所定の位置にてピット要員の援助(介入)を 受けエンジンを再始動することができる。次いで担当オ フィシャルの指示に従いフォーメーションラップの隊列 の最後尾に加わり出走できる場合がある。 23.〜1112. (略) 第29条 その他競技に関する一般事項 1.〜13. (略) 14.パドックエリア、ウェイティンググリッドおよびオーガ ナイザーが指定したエリアにおけるエンジンの始動および 作動については、カートが走行可能な装備等を具備し、リ アタイヤが地面に接地した状態(リアタイヤが地面に常に 接触した状態)でのみ認められる。 ただし、FS−125部門については、オーガナイザーが指 定したウォーミングアップエリアにおいては、リアタイヤ が地面に接地しない状態でエンジンの始動および作動が認 められる。 15.〜17. (略) 第30条〜第49条

(略)

地方カート選手権FP−2部門適用車両規定 2009年地方カート選手権FP−3部門適用車両規定 【ヤマハ KT100S】 1.〜6. (略) 7.その他 純正部品以外の使用が認められる物は以下の通り。 プラグ、エギゾーストジョイント(ジャバラ) 、エギゾース トガスケット、ボルト/ナット(キャブレターインレット 部品を除く) 、ワッシャー、スプリング、キー(ローターキ ー除く)ブラケット、ワイヤー、ホース、ホースクリップ、 バンド


2009年地方カート選手権FS125部門適用車両規定 【 PARI LLALEOPARD 125ccRLTaG 】 【 ROK(ROKJ UNI OR) 】 【 ROTAXFR125MAX(ROTAXFR125J UNI ORMAX) 【 PARI LLAX30125ccRLTaG 】 1.〜2. (略)

部門に限定する。 3.同一競技会へのタブルエントリーは禁止される。 】

以上

2009年JAFジュニアカート選手権統一規則 FPJr 、FPJrCadet s部門

第14条

(略)

第15条 シャシー、エンジンおよびタイヤの登録 競技に使用するシャシー、エンジンおよびタイヤは、車両 申告書に登録済みのもののみとする。公式練習は登録したタ イヤを使用すること。登録できる個数は下記の通りとする。 シャシー エンジン

前文、第1条〜第4条

(略)

第5条 競技の種別、区分と格式 1.種 目:スプリントレース 2.区 分:フォーミュラピストンジュニア(FP−J r )部門 フォーミュラピストンジュニアカデット(FP− J rCadet s )部門 3.格 式:準国内格式 第6条〜第12条

(略)

第13条 エントリーの資格 1. (略) 2.ドライバーの出場資格: ジュニアカート選手権競技に出場するドライバーは、部 門毎に以下の条件を満たしていること。 ドライバーが出場できる地域および参加部門は何れかの 地域ならびに部門に限定され、シリーズの途中で変更する ことはできない。 1)フォーミュラピストンジュニア(FP−J r )部門 (1)ライセンス J AFが発給するジュニアドライバーライセンス所持者 とする。 ただし、ジュニアBカートドライバーライセンス所持 者は、参加申込時点において、ライセンス取得後クロー ズド格式以上の競技会に3回以上出場した実績を有する こと。 (2)年齢制限 (略) (3)東西統一競技会 ①当該年の東地域、西地域夫々で開催されたジュニア 選手権の地域シリーズ競技会の何れかの部門に出場 した実績を有する者。 ②出場できる部門は、ドライバーが当該年に出場した 部門に限定する。 2)フォーミュラピストンジュニアカデット(FP−J rCadet s ) 部門 (1)ライセンス J AFが発給するジュニアドライバーライセンス所持者 とする。 ただし、ジュニアBカートドライバーライセンス所持 者は、参加申込時点において、ライセンス取得後クロー ズド格式以上の競技会に3回以上出場した実績を有する か、J AF公認カートコースにおけるスポーツ走行の経験 時間が20時間以上あり、その証明を有すること。 (2)年齢制限 当該年で満10歳以上13歳未満の者。 なお、当該年に13歳に達しても、その年のジュニア選 手権競技に出場することが認められる。 (3)東西統一競技会 ①当該年の東地域、西地域夫々で開催されたジュニア 選手権の地域シリーズ競技会の何れかの部門に出場 した実績を有する者。 ②出場できる部門は、ドライバーが当該年に出場した

タイヤ

FP-Jr

FP-JrCadet s

1台

1台

2基(ワンメイクデリバリーエンジン)1基(ワンメイクデリバリーエンジン) 1セット (ドライ・ウェット)

1セット (ドライ・ウェット)

第16条 エンジン 1.エンジン 1)FP−J r 部門:「J AF国内カート競技車両規則」および当 該年のジュニア選手権FP−J r 部門適用車両規定に合致し たピストンバルブ方式のJ AF公認エンジンで、オーガナ イザーによって配付されるワンメイクエンジンとする。 2)FP−J rCadet s 部門:「J AF国内カート競技車両規則」 および当該年のジュニア選手権FP−J rCadet s 部門適用 車両規定に合致したピストンバルブ方式のJ AF公認エン ジンで、オーガナイザーによって配付されるワンメイク エンジンとする。 2.変更(交換) FP−J rCadet s 部門の登録済みエンジンが故障、破損等 した場合には、審査委員会の承認のもとに、以下を条件に 1回のみ変更(交換)することができる。 1)変更(交換)後のヒートのグリッドポジションは、最後 尾(複数名の場合、最も遅く申告した者を最後尾とする) とする。 2)再登録料(特別規則書にて示す) 23.封印 1)〜2) (略) 3)公式練習開始前までは、技術委員長の承認のもとにエン ジンおよびマフラーの封印の解除、および再登録または 再封印が認められる。 尚、エンジンについては、公式練習開始後から決勝終了 までの間、技術委員長の承認のもとに封印の解除および 再封印が認められる。 34.〜56. (略) 第17条 カート 前条で規定する当該エンジンを搭載し、 「J AF国内カート競 技車両規則」に合致する第1種競技車両で、かつ次の条件を満 たさなければならない。 1.FP−J rCadet s 部門で使用するシャシーは、ボディワーク を含み、 「J AF国内カート競技車両規則」第19条に従い、 J AFに申請されたものでなければならない。 12. (略) 23.ナンバープレートは前後に必備とする。その取り付け方 および形状については「J AF国内カート競技車両規則」第9 条 お よ び 第11条3.に よ る。側 方 の ナ ン バ ー は 最 小 高 15cmとする。なお、前方にはフロントパネルを装着しな ければならない。ナンバープレートの色は次の通りとする。 部門

ナンバープレートの色

文字の色

FP-Jr

FP-JrCadet s

34.〜45. (略) 56.チェーンガードは必備としその取り付け方および形状に ついては「J AF国内カート競技車両規則」第8条17.による。 1)〜4) (略) 露出しているチェーンとスプロケットの上部と両側の有 2009・1/ 2J AFMOT ORS PORT S

55


�な���を構成しており、�なくともリアアクスルの� �面下面まで�びていることが推奨される。 67. (略) 78.排気装置については「JAF国内カート競技車両規則」第 8条20.による。使用できるマフラーは封印されたものの みとする。FP−J r 部門およびFP−J rCadet s 部門で使用す るマフラーは、当該エンジン指定のメーカー純正マフラー のみとする。 89. (略) 910.競技に使用するタイヤは次の条件に合致したものとする。 FP−J r 部門およびFP−J rCadet s 部門で使用するタイヤ は、下記5)に定めるディストリビューション制とする。 1)各部門に使用できるタイヤは、オーガナイザーによって 指定された単一製造者のJ AF指定タイヤ(ドライタイヤ: SL02、ウェットタイヤ:SL03)とし、 次の通りとする。 ●FP−J r 部門: (未定) ●FP−J rCadet s 部門: (未定) ●セット数 1)全部門とも、スリック、レインとも各1セットのみとす る。但し、技術委員長の承認のもとに、1本のみの交換 が認められる。 2)〜3) (略) 4)タイヤにはオーガナイザーが指定したゼッケン番号を技 術委員によってタイヤの両側面に記入される。文字の字 体は幅3mm以上の字画で高さ30mm以上とする。 部門

FP-Jr

白黄

FP-JrCadet s

5) (略) 1011.〜1112. (略) 第18条 ボディワーク 1.FP−J r 部門:「J AF国内カート競技車両規則」第7条3.お よ び 第11条 に 従 っ た、CI K−FI A公 認(2003−2008、 2006−2011)サイドボックス、フロントフェアリング、 フロントパネル、リアプロテクションは、ステー等の公認 部品を含み必備とする。尚、異なる銘柄またはモデルの構 成部品による3つのボディワークによる組み合わせが認め られる。但し、2つのサイドボックスはセットで共に使用 すること。 2.FP−J rCadet s 部門:「J AF国内カート競技車両規則」第 11条に従ったサイドボックス、フロントフェアリング、フ ロントパネルを必備とし、かつ同第19条に従いJ AFに申請 されたものでなければならない。異なる銘柄またはモデル の構成部品による組み合わせは認められない。尚、リアプ ロテクションの装着を強く推奨する。 リアプロテクションに関しては、20 0 9年は装着を強く 推奨、201 0年からは必備とする。 3.〜5. (略) 第19条 重 量 最低重量は次の通りとする。 部門

最低重量

FP-Jr

133kg

FP-JrCadet s

113kg

最低重量を満たすためバラストを積む必要がある時はすべ て固形材料を用いボルト・ナットで取付けなければならない。 第20条〜第27条

(略)

第28条 スタート進行 スタートは「カート競技会運営に関する規定」第28条2.

56

2009・1/ 2J AFMOT ORS PORT S

に基づくローリングスタートとし、次の事項が適用される。 1. (略) 2.スタート進行は以下に従い行われる。 1)競技会特別規則書または公式通知により指定された時間 に所定の待機場所に着くこと。このとき合図音およびア ナウンスが放送される。 2)フォーメーションラップの開始は、以下のボード提示に 続いて行われる。これらのボードの提示は合図音ととも に行われる。 3mi n 1mi n 30s ec 3)「3mi n」ボードが示される時点で、ドライバーおよび 当該ピット要員1名、オフィシャルを除くすべての者は 当該エリアから離れなければならない。 4)「1mi n」ボードが示される時点で、ピット要員は当該 エリアから離れなければならない。また「1mi n」ボード が示された時点からフォーメーションラップ開始時まで の間であればいつでも、ドライバーはエンジンを始動す ることができる。「1mi n」ボード提示後は、ピット要員 による援助は一切認められない。 5)「30s ec」ボードが提示された30秒後に担当オフィシ ャルにより緑旗が提示され、カートはフォーメーション ラップを開始する。 6)エンジン不動等によりスタートが困難なドライバーは、 両手または片手を頭上に高く上げ、合図をしなければな らない。この場合、黄旗を持つ担当オフィシャルが当該 カートの直近に立ち、フォーメーションラップ中のドラ イバーに警告する。担当オフィシャルは、フォーメーシ ョンラップ開始後、スターティンググリッド上に留まっ ている全てのカートを所定の位置に移動する。 7)カートは、所定の位置にてピット要員の援助(介入)を 受けエンジンを再始動することができる。次いで担当オ フィシャルの指示に従いフォーメーションラップの隊列 の最後尾に加わり出走できる場合がある。 23.〜1112. (略) 第29条〜第49条

(略)

2009年ジュニアカート選手権FP−J r 部門/FP−J rCadet s 部門 適用車両規定 1.ワンメイクエンジンの機種: ヤマハ発動機株式会社KT100SEC 2.配付されるエンジンの範囲: 1)配付されるもの ・エンジン(セル付、クラッチ組込み済) FPJ rCadet s 部門のエンジンには、シリンダーヘッドガ スケットが3枚装着される。 ・キャブレター周辺部品 キャブレターガスケット ジョイントキャブレター FPJ r 部門:26. 0φmm(7871358600) FPJ rCadet s 部門:14. 5φmm(7YU1358609) マニホールド 7YA1358500 ジョイントエアクリーナー1 7YF1445303 ・吸気消音器取り付け用フランジ。 ※配付されるエンジンは、予め封印が施されており、分 解等は行ってはならない。 ※ドライブスプロケットの変更、点火時期の変更、クラ ッチの脱着も禁止する。 2)〜3) (略) 3.配付されるエンジンの数 FPJ r 部門:ドライバー1名につき2基 FPJ rCadet s 部門:ドライバー1名につき1基 4.〜5. (略) 以上


JAF指定カートタイヤについて

[公示No. 2009ー K004]

20 0 9年JAF指定カートタイヤについて、下記の通りお知らせいたします。 1.適用クラスおよび銘柄 クラス

製造者

・SL07 (ドライ)

㈱ブリヂストン

・SL6 (ドライ)

住友ゴム工業㈱

・SL9 (ドライ)

住友ゴム工業㈱ 住友ゴム工業㈱

FA2

・SL02 (ドライ)

クラス

・SL83 (ドライ)

㈱ブリヂストン 横浜ゴム㈱

FPJ rCadet s

・SL03 (ウェット) ・SL94 (ウェット)

横浜ゴム㈱

横浜ゴム㈱ 住友ゴム工業㈱ ㈱ブリヂストン

横浜ゴム㈱

・SL98 (ドライ&ウェット)

住友ゴム工業㈱

・SL07 (ドライ)

㈱ブリヂストン

㈱ブリヂストン

・SL6 (ドライ)

住友ゴム工業㈱

・SL07 (ドライ)

㈱ブリヂストン

・SL9 (ドライ)

住友ゴム工業㈱

・SL6 (ドライ)

住友ゴム工業㈱

・SL9 (ドライ)

住友ゴム工業㈱

・SL94 (ウェット)

・SL02 (ドライ)

・SL02 (ドライ)

㈱ブリヂストン 横浜ゴム㈱

㈱ブリヂストン

・SL03 (ウェット)

横浜ゴム㈱ ・SL03 (ウェット)

住友ゴム工業㈱

住友ゴム工業㈱ FP2

住友ゴム工業㈱ FR2

製造者 住友ゴム工業㈱

㈱ブリヂストン

・SL03 (ウェット)

・SL94 (ウエット)

横浜ゴム㈱

横浜ゴム㈱ 住友ゴム工業㈱ ㈱ブリヂストン

住友ゴム工業㈱

・SL07 (ドライ)

㈱ブリヂストン

㈱ブリヂストン

・SL6 (ドライ)

住友ゴム工業㈱

・SL07 (ドライ)

㈱ブリヂストン

・SL9 (ドライ)

住友ゴム工業㈱

・SL9 (ドライ)

住友ゴム工業㈱

・SL94 (ウェット)

住友ゴム工業㈱

住友ゴム工業㈱ ・SL02 (ドライ)

・SL02 (ドライ)

㈱ブリヂストン 横浜ゴム㈱

FPJ r

横浜ゴム㈱ FP3

住友ゴム工業㈱

住友ゴム工業㈱ ・SL83 (ドライ)

㈱ブリヂストン

・SL83 (ドライ)

・SL03 (ウェット)

住友ゴム工業㈱

・SL94 (ウェット)

㈱ブリヂストン

・SL03 (ウェット)

㈱ブリヂストン 横浜ゴム㈱

横浜ゴム㈱ ・SL94 (ウェット)

㈱ブリヂストン

横浜ゴム㈱

横浜ゴム㈱ 住友ゴム工業㈱ ㈱ブリヂストン

・SL98 (ドライ&ウェット)

住友ゴム工業㈱

サイズ

JAF指定№

2.諸元表 製造者

住友ゴム工業㈱

製造者

㈱ブリヂストン

製造者

横浜ゴム㈱

SL83

FRONT

10×3. 60-5

SL83

REAR

11×6. 00-5

SL02

FRONT

10×4. 50-5

SL02

REAR

11×7. 10-5

SL94

FRONT

10×4. 00-5

SL94

REAR

11×6. 50-5

SL98

FRONT

10×4. 50-5

SL98

REAR

11×6. 50-5

SL6

FRONT

10×4. 50-5

SL6

REAR

11×7. 10-5

SL9

FRONT

10×4. 50-5

SL9

REAR

11×7. 10-5

FRONT

3. 6/ 10. 0-5

SL83

REAR

6. 0/ 11. 0-5

SL02

FRONT

4. 5/ 10. 0-5

SL02

REAR

7. 1/ 11. 0-5

SL94

FRONT

4. 0/ 10. 0-5

SL94

REAR

6. 0/ 11. 0-5

SL07

FRONT

4. 5/ 10. 0-5

SL07

REAR

7. 1/ 11. 0-5

J AF-012 J AF-003 J AF-007 J AF-015 J AF-017

サイズ

SL83

J AF-001

J AF-004 J AF-011 J AF-006 J AF-016

サイズ

SL83

FRONT

3. 6×10. 0-5

SL83

REAR

6. 0×11. 0-5

SL02

FRONT

4. 5×10. 0-5

SL02

REAR

7. 1×11. 0-5

SL03

FRONT

4. 0×10. 0-5

SL03

REAR

6. 0×11. 0-5

JAF指定№

3.留意事項 オーガナイザーは、競技会のクラス毎に製造者を限定し、競技会特別規則書に記載して下さい。

JAF指定№ J AF-008 J AF-013 J AF-014

2009・1/ 2J AFMOT ORS PORT S

57


JAFカートカレンダー (1月〜3月) 1(JAN) 開催日

競技会名

格式A−国際/C−国内/D−準国内/E−制限付 ●太字は全日本選手権,世界選手権,国際競技及びそれに準ずる競技会・下線付き細字は地方選手権 ●このカレンダーは1 2月1 5日までに本部にて受付したものです。

オーガナイザー/電話番号

1月 25日 2009HARUNACUPKARTRACE第1戦 2 5日 TOYOTASL カートミーティング瑞浪シリーズ第1戦

格式

競技車両

開催場所

HMSL (0279548199)

D

FS125

榛名モータースポーツランド

MLKC (0572633178)

E

FS125 リブレ

瑞浪レイクウェイ

TMSC (0537249820)

E

FR2 リブレ

つま恋カートコース

TKR (0564630840)

E

FS125, FS125 リブレ

幸田サーキットYRP桐山

2(FEB) 2月 8日 トヨタSL カートミーティングつま恋大会第1戦 8日 TOYOTATDPチャレンジSL カートミーティング 2009SL幸田シリーズ第1戦 2 2日 TOYOTASL カートミーティング瑞浪シリーズ第2戦

MLKC (0572633178)

E

FS125 リブレ

瑞浪レイクウェイ

2 8日 2009鈴鹿選手権シリーズ第1戦

SMSC (0593783405)

D

FS125

鈴鹿サーキット国際南コース

E

FCリブレ

D

FS125

E

FS125

〜3月1日 カートレース I N SUZUKA

3(MARCH) 1日 2009NTC CUPシリーズ Rd. 1

3月

NTC (0436363139)

8日 2009もてぎカートレース第1戦

新東京サーキット

㈱モビリティランドTRM、 RTA

D

FS125

(0285640200)

E

FS125

㈱大井松田カートランド

E

FP3 リブレ

大井松田カートランド

MLKC (0572633178)

D

FP3, FS125

瑞浪レイクウェイ

1 5日 2009HARUNACUPKARTRACE第2戦

HMSL (0279548199)

D

FS125

榛名モータースポーツランド

1 5日 2009APG CUP第1戦

APG (0550756138)

E

FS125

オートパラダイス御殿場

TMSC (0537249820)

C

KF2

つま恋カートコース

D

FS125

D

FPJr , FPJrCadet s

D

FS125

8日 大井松田チャレンジカップ2009第1戦

ツインリンクもてぎ北ショートコース

(0465812557) 1 4日 2009年地方カート選手権瑞浪シリーズ第1戦 瑞浪選手権シリーズ第1戦

21〜22日 2009年全日本カート選手権KF2西地域第1戦 2009年地方カート選手権西地域第1戦 2009年ジュニアカート選手権FP-Jr西地域第1戦/FP-JrCadets西地域第1戦 28〜29日 2009鈴鹿選手権シリーズ第2戦

SMSC (0593783405)

鈴鹿サーキット国際南コース

カートレース I N SUZUKA

に ●新機能

近くのJAF会員優待施設が 探せます。

災害通報メール配信サービスに新機能追加!

追加! JAFホッ!とマップメー ルに、もしもの際の救護 などに役に立つ機能が プラスされました。

JAFのモバイルサイト(http: //jafmbl.jp/)に、今いる地点 周辺のJAF会員優待施設が検 索できる機能が追加。

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安否確認・ 現在地周辺の災害拠点 安否確認 病院を検索し、地図に表 避難所 確認機能 示します。 災害拠点病院とは、 「災害時に おける初期救急医療体制の充 実強化を図るための医療機 関」で、全国で550近い病院 が指定されています。

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お詫びと訂正 ※本誌2 0 0 8 年1 2 月号P. 5 8 「クラブミーティングVo l . 2 5 0 」で掲載しましたALCジムカーナ・ ●クラス5 Pos. Name フェスタi n筑波結果報告の記載に間違いがありました。正しくは右記の通りとな ります。 1位 川越浩人 関係の方々にお詫びしますとともに、ここに訂正とさせて頂きます。

58

2009・1/ 2J AFMOT ORS PORT S

CarName コンイロ・マーチイチゴウキ

BestTi me 56. 26


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地元の意地!?堀川竜二ランサー が1秒差の大接戦を制し、 優勝

たくの同秒で並び、1秒差でベテラン手塚清明組

第3回JMRCオールスターラリー 2008年JMRC中国・四国ラリーシリーズ第6戦 「2008オールスターラリーin四国」[JAF公認No.2008-7020]

でベストを奪った堀川/加藤克也組に軍配が上

そして今回、最も熾烈な戦いとなったのが最 速のC1クラス。最終のSS7を前に地元四国の堀 川竜一組、東北から遠征のアヤベマサシ組がまっ

開催日: 11月15〜16日 開催場所: 愛媛 格式: 準国内 主催: MAC [クラブ登録No.加盟38022] フォト/小坂和生、 JAFスポーツ編集部 レポート/JAFスポーツ編集部

2006年に始まったJMRCオールスターラリー

リタイヤに終わった07年のリベンジ

は、11月中旬、九州から四国に舞台を移して第

を果たした。

3回大会が行われた。舞台となったのは全日本ラ

「そこそこ攻めきれたとは思います。

リーの開催で知られる愛媛県久万高原町を中心

今までなら2速のまま行ってた危ない

としたエリア。ただし今回は舗装ではなく、オー

所も、ちゃんと1速に落として回りま

ルグラベルのラリーだ。

した (笑) 。ダートのラリーはまだ4戦

スタート会場である美川スキー場のゲレンデ

めですが、今までの経験は生かせた

内のショートステージ1.16km、フラットダート

と思います」と中井選手。現在は群

が続く5.92km、対称的にラフな路面が待ち受け

馬の某ファクトリーに勤務しながら、

る7.9kmの計3本がSSとして用意され、それぞ

レベルアップに励んでおり、今回が

れを複数回走るという設定で行われた。 まずAクラスはフラットダートで速さを見せた 地元四国の清水順司/岡田哲弥組のストーリア

が続くという三つ巴のバトルは、このステージ がった。 「回りに若い人が多かったので今日は負けられな

最終SSでは猪に行く手を遮られるというトラブルにも関わらず、 見事、 C1クラス優勝を果たした堀川竜二/加藤克也組ランサー。

2WD車では最後のラリーになる予定 だという。今後が楽しみな一人である ことは間違いない。

が優勝を飾った。SS4までトップを快走してい

リストリクターなしの2リッター4WDターボ

いという気持ちで走りました (笑) 。古いクルマ

た近畿の徳田恒行組はSS5で突然エンジンがス

が揃うC2クラスも池町佳生組と小村健司組の

でACDもありませんが、煮詰められている分、

GC8インプレッサ2台によるデッドヒートとなっ

いい動きをしてくれるので助かりました」と堀

トップ。無念のリタイヤとなった。 Bクラスは07年近畿チャンプの中井育真ミ

たが、最終のSS7で小村組を9秒ちぎった池町

川選手。過去、全日本組に伍した活躍を見せた

ラージュと、全日本ダートトライアル選手権にも

/高橋巧組が土壇場で逆転に成功。 オールスター

RALLY JAPANへの復活が当面の目標だ。

参戦する四国の黒木陽介インテグラという、と

挑戦3年めで初の栄冠を獲得している。

アヤベ組は僅か1秒のビハインドで泣き、2位。

もに20代の若者の対決で盛り上がったが、7秒

手塚組はデフのトラブルでコー

差で黒木組を下した中井/馬瀬耕平組が優勝、

スアウトしたのが響き、8位ま で順位を下げてゴールとなった。 代わって東日本チャンプの堀江 正敏組が苦手のグラベルを克服 九州の後藤照尚組はBクラス4位獲得。

中四国シリーズ Aクラス優勝の速水直樹組。

して3位に入っている。

「昨日初めて乗ったクルマでしたが、勝ててよかったです」 。オー ルスターの常連、 池町佳生組はC2クラスを制す。 中四国シリーズBクラス優勝の冨谷利幸組。中四国Cクラスは石田隆三組が優勝。

「生き残ったら、この位置にいました (笑) 」 。Aクラスは中四国の 第一人者、 清水順司組が優勝を飾った。

全日本ダートラドライバー黒木陽介組はB2位。

小舘優貴組はC1クラス5位獲得。

中四国期待の一人、 小村健二組はC2で2位入賞。 1秒差に泣いたC1クラス2位のアヤベマサシ組。

大ベテラン松井繁住組はBクラス3位入賞。 Aクラスで2位入賞の北峰伸治組。

「道の悪い所も違和感なく走れました」 と若手ながらグラベルを苦にしない中井 育真組が接戦となったBクラスを制す。 九州の若手、 牟田周平組はC1で4位獲得。

東日本チャンプ堀江正敏組はC1で3位入賞。

今回の大会では新井敏弘選手がゼ ロカーを担当。奴田原文雄選手も デモランを披露した。翌日にはラ リーセミナーも開催され、講師を務 めた2人が様々な側面から受講者 にアドバイスを行った。 59


SPECIAL REPORT

JAF CUP ALL Japan Gymkhana 中部を代表するラン サー乗りの一人、吉 野正則選手は接戦 となったSA3クラス の戦いを制した。

地区戦チャンプ本領発揮! 注目の新チャンピオン森田陽介、森嶋昭時の両選手は貫録の走りで有終の美を飾る

JAFカップオールジャパンジムカーナ JMRC全国オールスタージムカーナ ウルトラハイスピードアタック2008[JAF公認No.2008-6011]

開催日: 11月1〜2日 開催場所: SSパークサーキットターマックコース 格式: 国内 主催: SiF [クラブ登録No.加盟07055] レポート/加藤卓哉 フォト/颯田浩重

全日本ジムカーナ選手権と全国各地方選手権

1996年以来!会場に姿を見せたベテラン選手達

の上位入賞者が一堂に会する、JAFカップオール

の口からも「久しぶりに来たから、途中で道を間

雨は降らなかったものの、11月の東北という気

ジャパンジムカーナ2008が11月1〜2日に福島県

違っちゃったよ」など、 12年ぶりに使用されるコー

温の低い中でのイベント。土曜日の公開練習では、

二本松市にあるSSパークサーキットコースにて

スに経験値も鈍りがち? サービスカーを出して

西日が差し込む頃には路面温度も上がったが、決

開催された。

いたタイヤメーカー各社も過去のデータを洗い直

勝当日は12〜13度という極低温度域で競技がス

すことが困難と、選手たちが横一線でスタートを

タートした。

SSパークでJAFカップが開催されるのは何と

切れる状況が出来上がっていた。

N1クラスでは、全日本シリーズで5位の亀山伸 一選手がチャンピオン喜多治人選手に走り勝って 優勝。SA1クラスでは、CRーXを駆る全日本チャ ンピオンの森田陽介選手が勝利を収める。 「SS パークはホームコースなんですよ。いつもここで 練習していますから、負けられません。テクニカ ルで速いCRーXの特性が生きましたね」と冷静な コメントを残してくれた。 スタート順の速いこの両クラスはともに1本め 08年もJAFカップ連覇に成功。N3クラス小林辰朗選手。

ホームコースは譲らず。SA1はチャンプ森田陽介選手が貫録勝ち。

のタイムで勝敗が決した。しかし、ここから昼の 太陽が路面温度とタイムを上げて行く。そして N2クラスでは有力選手たちが2本めにタイムアッ プを果たした。ここで全日本の借りを返したのが、 SA1の森田選手と同じエグゼ軍団の佐川和良選 手。チャンピオン飯島賢治選手をかわし、このク ラスただ一人の1分23秒台までタイムを上げて優 勝。 「09年はチャンピオンを目指して頑張ります」 と力強く語った。

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N4クラスは今回も大本命の宮嶋一人選 手がぶっちぎりのタイムで優勝。

N2は佐川和良選手が09年に向けて弾みをつける勝利を獲得。


オールスターLクラスは関東の合田恵子選手がRX-7対決を制して優勝。2本め、 きっちりタイムを詰めてチャンプの貫録。SA2森嶋昭時選手。 N1クラスは近畿の亀山伸一選手が全日本のトップ 2を抑える金星獲得。

N2飯島賢治選手は無念の2位。

SC部門2位入賞の野中信宏選手。

岡部隆市選手はN4クラス2位に入賞。

関口大悟選手はN1クラス2位入賞。

Lクラス2位は森嶋由紀子選手が獲得。

SA3クラス2位入賞の広瀬献選手。

岡村貴之選手はD部門2位に入賞。

N3クラス2位入賞の中島聡選手。

SA1クラス西野洋平選手は僅かに及ばず、 2位。地元東北の佐藤宏明選手はSA2で2位。

! D部門はチャンプ小林キュウテン選手がライバルを寄せ付けず快勝。

09年からエボXに乗る谷森雅彦選手が現行ランサーでの有終の美。

JMRCオールスター地区対抗戦は関東地区が優勝を果たした。

SA2クラスは、全日本チャンピオンの森嶋昭時

の注目の選手がいる。01年の浅間台から5連覇。

開幕戦からエボⅩで参戦するので、今回がこのマ

選手が奥さんとダブルエントリー。2本めにしっ

06年こそ優勝を逃したものの、翌年には取り返

シンのラストランでした。新しいエンジンもベン

かりとタイムアップして逆転優勝を飾る。 「JAF

して6個のJAFカップを持つ関東の宮嶋一人選手

チでいいデータが獲れたみたいで、今から期待し

カップでは1本めと2本めでタイヤを交換できるん

だ。 「JAFカップマニアじゃなくてコレクターです

ています」と心は早くも09年に向かっている。

ですが、本番走行は4本めとなる、朝装着したフ

から (笑い) 」 。そう語る宮嶋選手が2位に1秒以上

D部門も常勝ドライバー小林キュウテン選手が

レッシュタイヤでも最後まで不安なく走れました。

の差をつける圧倒的な強さを見せ、08年も優勝。

優勝。 「D車は原因と結果がはっきりタイムに現れ

もっと強いドライバーになるためにも09年も同じ

「みんな僕に勝たないとJAFカップに勝ったこと

るし、走れば間違いなく楽しい。これから環境を

SA2クラスで走ります」とこちらも決意を語って

にならないって言うんで、出られる限り出続けま

気にしたクルマが増えてきたら、どうせならDを

くれた。

すよ!」とニッコリだ。

やろうって人が出てくるかもしれないよね」とい

N3クラスは、全日本からの出場がエグゼスポー

SC部門は、全日本不動のチャンピオンの谷森

ツ代表の中島聡選手ただ一人。ここで速さを見せ

雅彦選手がライバルを寄せ付けず優勝。 「09年は

う小林選手。D車の灯を消さないためにも09年も 頑張ると鼻息も荒く語ってくれた。

たのが関東地区チャンピオンの小林辰朗選手だ。 1本め、中島選手を抑えてトップに立つと、その まま逃げ切って2年連続のJAFカップを獲得した。 08年は浅間台の全日本でも優勝を飾るなど、活 躍が期待される選手だが、 「09年は全日本にシリー ズ参戦します」とのこと。今から活躍が楽しみだ。 SA3クラスは中部地区チャンピオンの吉野正則 選手が優勝。 「最後の270度ターンが回せなかっ たんで、そこさえ回せれば勝てると思って2本め は集中して走りました。回った〜と思ったら、ア

勝者に聞いてみました 今回のSSパーク攻略のポイントとは? 今回設定されたコースはスタートしてすぐの池を

もしれないですね。タイムを聞いてビックリでしたか

オーバルコースのように2周してインフィールドに突

ら」とのこと。宮嶋選手のタイムは、ハコ車最速の谷

入。細かな島周りから、 後半はパイロンの8の字とゴー

森選手に次ぐものだっただけに、運転スタイルと設定

ル前の270度ターンという後半にテクニカルがある

がマッチした好例だったかもしれない。

設定だった。ウィナー達に攻略法を聞くと、最初の オーバルの高速区間か、最後のテクニカルセクショ ンがポイントという声に分かれた。森嶋選手は、 「最 初に池の周りを失敗すると、もう1周同じ場所を走

クセルを踏み込んで斜めになってゴールを切っ

らなければならない。いやなイメージを残しちゃ

ちゃって (笑) 」 。ジムカーナは趣味と位置づけ、

うと、その後のテクニカルに切り替わるとリズムま

地区戦を追い、楽しんでいるという吉野選手。2

で狂ってしまいかねない。だから今回は1コーナー

回めの出場となるJAFカップでの優勝は、本人も 仲間も嬉しかったに違いない。 N4クラスは、全日本組の出場はなかったもの

がポイントになったと思いますね」とコメント。一 方、宮嶋選手は、 「後半のテクニカル区間は積極的 にスライドさせて行く僕のスタイルがハマったのか

2009・1/2 JAF MOTOR SPORTS

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SPECIAL REPORT

JAF CUP All Japan Dirt Trial N2はストーリアで全 日本を追う中嶋ケンタ ロー選手が大金星。

中嶋ストーリアが大金星! SA1でも旧車が大活躍!山下貴史FTOが初走行の丸和を制してJAFカップ初優勝

JAFカップオールジャパンダートトライアル JMRC全国オールスターダートトライアルin関東[JAF公認No.2008-1739] 開催日: 11月8〜9日 開催場所: 丸和オートランド那須 格式: 国内 主催: MSCうめぐみ [クラブ登録No.加盟10024] 、 T.PRIME [クラブ登録No.加盟11041] フォト&レポート/JAFスポーツ編集部 お隣、福島県を舞台に開催のJAFカップジム

N1クラスはシリーズ2位に甘んじた児島泰選手

カーナから1週間。栃木県の丸和オートランド那

が「最終戦とここは土日ともに全部ベストを取る

須でJAFカップオールジャパンダートトライアル

つもりで来ました」と気合十分の走りを披露。2

N3クラスは1本め、山野光司選手がベスト。ス

が行われた。7名の全日本チャンピオンを含む131

本ともぶっちぎって溜飲を下げた。チャンプ河石

マッシュ軍団の2クラス連覇に注目が集まったが、

台が2008年最後の大一番に挑んだ。 注目のコースレイアウトは前半は 象の鼻 か

全日本初優勝を飾った過去を持つ。ゲンのいいク ルマで09年はさらなる上位を伺う気配だ。

潤選手は逆転を賭けた2本めに大きなミスを犯し、

2本めはベテラン赤羽政幸選手が、熟成進むエボ

JAFカップ2連覇は果たせなかった。

Ⅹの吉村修選手をコンマ3秒凌いで逆転勝ち。

らヘアピンまで一直線に飛び込む超高速設定。し

N2クラスは千葉の中嶋ケンタロー選手が、原

「2本めは これで負けたら仕方ない くらいの

かし後半は一転してタイトなセクションが続き、

宴司選手をはじめとする全日本シード陣を抑えて

ベストな走りでした。来年はチャンピオン争いに

最近の全日本でもよく使われる左回りのフルター

優勝を飾る大金星を獲得した。 「1本めでベストが

最後まで絡みたいですね」と静かな闘志を燃やし

ンを経た後にはゴール直前、270度の島回りが待

取れて気持ち的にも乗れました。 ストーリアでブー

ていた。

ち受けた。鬼門とも言われたこのセクションでは、

ンを喰うのは快感なので、またやりたいです (笑) 」

SA1クラスは中国地区の山下貴史FTOが強豪

名手谷田川敏幸選手が餌食となってしまい、壮絶

と喜ぶケンタロー選手。ドライバーはビックイベ

揃う地元勢を凌いでビッグイベント初制覇を達成

なクラッシュを喫してしまった。

ント初勝利だが、クルマは五味真一選手がここで

した。 「勝因は最後の島回りを2速で行けたことで

D部門佐藤史彦選手はJAFカップ連覇ならず、 2位。N1クラス2位に食い込んだ関東の吉田眞康選手。

吉村修選手はエボⅩでは過去最上位の2位獲得。 鈴木良信セリカはSA1クラスで2位入賞。

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N3は赤羽政幸選手が会心の走りで2003年第4戦以来のビックイベント制覇達成。


SA1は山下貴史選手が本命の関東勢を抑えてJAFカップ初優勝を達成。

SC3は関東勢が1-2。2位入賞の星野伸治選手。

波乱のSC3クラスは地元関東の金枝宣孔選手が優勝をさらい、 こちらもJAFカップ初制覇。

SC2の2位には東北の野口誠選手が入賞。

チャンプ原宴司選手は2位と有終の美は飾れず。

SC1工藤清美選手は僅差の2位に甘んじた。

SC1は08年3度めの挑戦で丸和を制した笹本俊選手が優勝。 SA2クラスは荒井信介選手が 2本ともベストを奪い、 貫録勝ち。

D部門は宮入友秀選手が1本めのタイムでJAFカップ初制覇。

SC2は08年開幕戦の覇者、 青木辰之選手がぶっちぎった。

全日本最終戦に続く連勝を飾ったN1児島泰選手。

関東の中村智祐選手はSA2クラスで2位入賞と大健闘。

す。FTOはV6で下のトルクがあるので行け るんですよ」としてやったりの山下選手。丸 和は今回が初走行だが、スキーの国体選手で もあるだけに「下見して走るのはスキーと一

緒なんで、初めての所は強いんです」と意外な秘

SC3参戦時に乗ったインプレッサを駆る金枝選手

密を明かしてくれた。

は「まだ、そのままの状態で乗ってますが、来年

順当勝ちでJAFカップ初制覇を成し遂げたが、 「2

SA2クラスはチャンプ荒井信介選手が「2本と

はドライビングのレベルを上げて、クルマのポテ

本めにタイムダウンしてしまっては、嬉しさも半

もミスしてしまいましたが、勝ててよかった」と

ンシャルをもっと引き出したいですね。この勝利

分」と苦笑いを見せていた。

貫録勝ち。関東地区戦3位の中村智祐選手が北

で弾みをつけたいと思います」と笑顔を見せた。

村和浩選手を抑える殊勲の2位を獲得している。

D部門は最終戦でマシンを大破させてしまった

SC1クラスもチャンプ笹本俊選手が工藤清美選 手を僅差で抑え、面目を保った。 SC2クラスは青木辰之選手がシーズン2度めの 丸和制覇を達成。 「全般にソツなくこなした感じ ですが、ここはドライバーもクルマも合うという か、いつも走り切れる感じがあるんです。路面も 勝った開幕戦とよく似た感じで走りやすかったで すね」と振り返った。 SC3クラスは前述の通り、谷田川選手が2本 めにリタイヤ。1本め、谷田川選手にコンマ8秒 差の2位に食らいついていた金枝宣孔選手が2本

チャンプ河内渉選手は不参加。宮入友秀選手が

なおJMRCオールスター地区別対抗戦は東北 地区が優勝を飾った。

勝者に聞いてみました 今回の丸和攻略のポイントとは? 今回のコース攻略のポイントは最後の島回り、とい

小回りです」とコメント。児島選手は「リズミカルに

うのがウィナー達の一致した意見だった。赤羽選手に

姿勢をコントロールしながら入って、インを離さない

よれば、この島回りだけで最大 3 秒の差がついたと

コーナリングが基本」とアドバイスしてくれた。

いう。その赤羽選手は「スムーズに進入す れば速いタイムが出るようだったので、緩 いラインで入れるように手前からラインを 守った」という。ケンタロー選手も「進入 でアウトに行きすぎないように、踏んで回っ て行けるラインを取りました。基本的には

め、ベストを奪って優勝をさらった。北村選手が 2009・1/2 JAF MOTOR SPORTS

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シリーズ3勝めの柿澤/山崎組が 逆転でシリーズチャンピオンも決定 2008TRDヴィッツチャレンジRound.6in中部[JAF公認No.2008-2003] 開催日:11月2日 開催場所:愛知 格式:準国内 主催:RTB [クラブ登録No.加盟23001] 、 SOMOS [クラブ登 録No.加盟23056] フォト&レポート/安達正男

序盤こそ出遅れたものの、終盤追い上げて終わっ てみれば何と優勝を飾る大逆転劇を見せ、シリー ズチャンピオンも獲得した。 「地元なので絶対、 自信はありました」と得意のグラベルでトップタ イムを叩きだした佐々木康行/村木佐千子組が 0.1秒差という僅差で2位に入った。 柿澤選手は「佐々木さんに幸田の攻略法を教 えてもらったのが効きました」と苦笑い。 「いやな

ヴィッツのみのワンメイクラリーとして行われ

淳組が獲得。ベテラン齋藤幹男/鈴木段組が「歳

予感がしたんですよ (笑) 」と言う畠山貴之/石倉

ているTRDヴィッチャレンジ。全6戦が組まれる

にはちょっと勝てないね (笑) 」と言いいつつも2

せいじん組は3位に入ったが、シリーズは柿澤組

08年のシリーズも今回で最終戦を迎えた。舞台は

位に入った。

に逆転を許し、2位に甘んじることになった。

愛知県幡豆町内をスタートして、幸田サーキット、

クラス2はこちらもチャンピオン確定の松木秀

クラス4は「今日は負ける気がしなかった」と

砕石場の特設会場、T林道を使用するルートで、

樹選手がラリージャパンへの観戦旅行で不参加。

絶好調の辻泰明/石川恭啓組が優勝。 「辻君には

昨年とほぼ変わらない設定となった。エントリー

「いつか絶対に優勝すると決めて続けてきました

信州以外負けたことなかったのに…」と悔やんだ

は41台。SSは7本で計10km。グラベルが30%含

が、4年めでようやくその夢が果たせました」と

山岸健/二木雅斗組が2位。桒村浩之/平野拓司

まれるため、 タイヤのセッティングが重要となった。 クラス1はすでに野村長選手がシリーズチャン

振り返った安貴志/菅敏幸組が念願の初優勝を

組が3位に入った。勝利は逃したが、山岸選手は

果たした。

ドライバー部門のシリーズチャンピオンを獲得。

ピオンを決定済みだが、 「ナビの森脇君もチャン

クラス3は「今日は全く乗れていません」とお

ピオンがかかっているので今日は3位狙いです。

得意の牽制作戦に出た柿澤廣幸/山崎哲郎組が、

コ・ドライバー部門は辻選手とコンビを組んだ石 川選手がチャンピオンを獲得した。

ただグラベルは苦手なんですよ」とやや不安を残 すスタートに。コメント通り、SS1からライバル 達にジリジリと差をつけられて得意のターマック でも精彩を欠く走りとなってしまい、 「完全にセッ ティングミスでリアが流れてしまいました」と5位 に終わった。 優勝は1年ぶりの復帰となった斉藤邦夫/松岡

クラス4入賞の皆さん。

クラス3入賞の皆さん。

クラス2で優勝の安貴志/菅敏幸組。

クラス1入賞の皆さん。

畠山貴之/石倉せいじん組はクラス3で3位。 岩波敏樹/山岸佑也組はクラス1で3位入賞。

クラス4で5位入賞の中村祐太/今井敦志組。クラス4で4位入賞の小林直広/鈴木歩組。

0.1秒差という大接戦となったクラス3は柿澤廣幸/山崎哲郎組が優勝。クラス4は5連続ベストと速さを見せた辻泰明/石川恭啓組が優勝。

クラス2で優勝を飾った安貴志/菅敏幸組。

クラス1は1年ぶりの参戦となった 斉藤邦夫/松岡淳組が快勝した。

64

2009・1/2 JAF MOTOR SPORTS

クラス3で2位入賞の佐々木康行/村木佐千子組。

桒村浩之/平野拓司組はクラス4で3位入賞。

クラス4で2位入賞の山岸健/二木雅斗組。

クラス1で2位入賞の齋藤幹男/鈴木段組。


G Y M K H A N A

森好寿MR2、 激戦区のBNT2 クラスを制してシーズン初優勝 2008JMRC神奈川ジムカーナシリーズ第7戦 ベイサイド2008 IEDチャレンジカップ[JAF公認No.2008-1393]

B2クラスを制した金原俊一選手。

開催日: 11月2日 開催場所: 富士スピードウェイジムカーナコース 格式: 地方 主催: IED [クラブ登録No.加盟14107] フォト/野澤廣幸 レポート/JAFスポーツ編集部

2008年のJMRC神奈川ジムカーナシリーズも

決めている。また、すでに茶太郎選手がタイトル

11月2日、いよいよ最終戦を迎えた。会場は富士

決定済みのB2クラスは、有終の美を狙う茶太郎

スピードウェイジムカーナコース。8月の第5戦に

MR2を、唯一FF車を駆った金原俊一選手が0.16

続き、シーズン2度めの開催だ。

秒凌いで勝利をさらった。

コースはスタート直後にまず8の字をクリア。

ラジアルタイヤ限定のBNT1クラスはシリーズ

その後はコース幅を目一杯使った中速のターンが

上位に食い込んでいる藤澤雅敏、はやとの両選

待ち受け、最後は再びタイトなパイロンスラロー

手が大ブレーキ。その隙を突いた豊田紀之選手が

ムをこなすという設定。小技、大技ともに求めら

2本ともただ一人、1分を破るタイムを上げて優勝。

れる好レイアウトだ。

シリーズチャンピオンは僅か1ポイント差で藤澤

まず、シビック、CR-Xが鍔迫り合いを演じた

佐々木亮司選手はBNT3クラスを制した。

選手のもとへ転がり込んだ。

B1クラスは第2戦以来の参戦となったかまにゃん

18台が参加と今回最大の激戦区となったBNT2

選手が2本ともぶっちぎって優勝。今回も3位を

クラスは第4戦からシリーズに参戦を始めた森好

と圧倒的な戦績を残した。一方、テクニシャン達

確保した吉川和彦選手がシリーズチャンピオンを

寿選手が、こちらもただ一人、2本とも59秒台

がスポット参戦してきたN2クラスは、1本めベスト

に入れてシーズン初優勝。

の和田安広選手を芋高茂夫選手が打っちゃって優

BNT1クラス入賞の皆さん。

BNT2クラス入賞の皆さん。

BNT1クラスを制した豊田紀之選手。

59秒台のせめぎ合いとなっ

勝。DC2インテグラながら、 見事に今回のオーバー

た続くBNT3クラスは佐々

オールウィンをさらっている。チャンピオンは5度

木亮司選手が、ラストゼッ

の表彰台と抜群の安定感を誇った上原将幸選手が

ケンの貫録を見せて最後に

獲得した。

58秒台に叩き込み、第3戦 以来の2勝めを飾った。

またN3クラスはチャンピオンを争う坂本智一、 磯野剛治両選手の2台を尻目に、2本め、58秒台

SCP10ヴィッツが集った

にタイムを入れた星野浩一選手のS15シルビアが

N1クラスは、伊東俊幸選手

シーズン初優勝を獲得。チャンピオンは磯野選手

が優勝、シーズン3戦3勝

を5ポイント上回った坂本選手がゲットしている。 5戦全勝でチャンプ確定の宇野善雄選 手が欠場したN4クラスは、苦杯をなめ続 けたドライバー達が鬼の居ぬ間の1勝を 狙ったが、スポット参戦組の中原憲久選

BNT2クラスで優勝の森好寿選手。

手が1本めのペナルティを帳消しにする見 事な走りを見せて逆転優勝を飾っている。

N2クラス入賞の皆さん。

B1クラス優勝のかまにゃん選手。

N1クラス優勝の伊藤俊幸選手。

BNT2クラス2位の吉田紀夫選手。

中原峰彦選手はN4クラスで2位。

中島憲久選手はN4クラスを制す。

内藤学武選手はN2クラス2位。

磯野剛治選手はN3クラスで2位。

星野浩一選手はN3クラスで優勝。

BNT1クラス2位の齋川隆史選手。

BNT3クラス2位の蕪山義智選手。

B2クラス2位の茶太郎選手。

芋高茂夫選手はN2クラスで優勝。


G Y M K H A N A

最大の激戦区NTFクラスは平澤直人 選手が16年ぶりの関東フェス勝利達成 2008JMRC関東ジムカーナフェスティバル 第20回アクティブアタックジムカーナ[JAF公認No.2008-1397]

開催日:2008年11月9日 開催場所:ツインリンクもてぎ北ショートコース 格式: 準国内 主催: ACTIVE [クラブ登録No.加盟09013] フォト&レポート/鈴木あつし

を切り替えるのが難しいコース。地元栃木勢が圧 倒的に有利に思われたが、テクニカルセクション の僅かな傾斜と雨がその経験値をゼロにした。 最も盛り上がったクラスは最多出場台数の38 台を記録したNTFクラス。完全ウェットの1本め を制したのは埼群のいながわひろゆき選手。2番 手の大原史行選手を1秒近く引き離す圧倒的な速 さを見せて2本めに臨む。 しかし、この日の天候は猫の目のようにめまぐ

コース、ツインリンクもてぎ北ショートコースだ。

るしく変化した。2本めに入り、ライン上は完全

よ一年をしめくくるフェスティバルがやってくる。

秋雨に見舞われた大会当日はあいにくの天候の

にドライ。しかし、少しでもラインを外せば、ま

もちろん、1都8県で形成されるC地区も例外では

中、1号車はスタート。熱戦の火蓋が切って落とさ

だまだ濡れた路面が牙を剥く。ここまでで、すで

ない。計8つの各シリーズを代表する腕利きのド

れた。

に20番手以降に蹴落とされた、いながわ選手も

各地でシリーズ最終戦が開催されると、いよい

コースは基本的には左回りで1周する設定だっ

賭けに出るしか術はない状態。勇猛果敢なそのア

そんなJMRC関東フェスティバルの舞台は全

たが、最後に180度のフリーターンと折り返しの

タックは成功。最後のテクニカルをきっちりまと

日本選手権も開催される関東屈指のハイスピード

180度ターンが待ち構えるシンプルだが速度感覚

めてここまでのトップタイムをマークする。

ライバーたちが集結し、その頂点を争う。

しかし、最終ゼッケン平澤直人選手がいながわ 選手に待ったをかける。ジムカーナ歴では今大会 最長の部類に入る平澤選手。 雨からの切替も完璧。 平均台の上を全力疾走するかのように、限られた ラインをマージンを削りながら走り抜ける。最後 のターンもきっちりきめて逆転。コンマ1秒と僅か にいながわ選手をかわしての優勝となった。 またB部門の最多エントリークラスとなったB2 クラスはMR2やインテグラを押さえ込んだシビッ クの成田久郎選手が優勝。またN部門最大の激戦 区となったN2クラスはインテグラの小林裕也選 手がぶっちぎりのタイムで優勝を果たした。注目 のLクラスはJMRCオールスター、JMRC関東L クラス、神奈川シリーズの3冠を達成している合 田恵子選手がここでもその実力を発揮して4冠め となる優勝を成し遂げた。

当日の参加者の皆さん。

N4は長野のドライバ―石黒義弘選手が順当勝ち。 東京シリーズを制した小林裕也選手がN2を制す。 B4は2年連続2位の市川尚彦選手が嬉しい初優勝。 N3クラスは木村天治選手が快勝。

N2+クラスは小林圭司選手が優勝。

LクラスはRX-7ラストランの合田恵子選手が優勝。 RX-7を駆った野島範雅選手がNTRクラスを制す。 N1クラス優勝は神奈川代表の伊藤俊幸選手。

今回、 大活躍の東京勢の一人、 成田久郎選手がB2を制す。 NT4は井邊博之選手が念願のフェスティバル優勝を手にした。

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2009・1/2 JAF MOTOR SPORTS

NTFは平澤直人選手が関東フェス第1回の大会以来の勝利。


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︵毎月一回一日発行︶ 第四三巻 第一号 二〇〇九年 一月一日発行 発行人 平澤英資 〇三 ︵五四七〇︶ 一七一一 ︵代︶ JAF MOTOR SPORTS一九六七年三月二十日 第三種郵便物認可 監修︵社︶ 日本自動車連盟 東京都港区芝大門一丁目一番三〇号 〇五七〇 ︵〇〇︶ 二八一一︵総合案内サービスセンター︶発行所 東京都港区芝 大門一丁目一番三〇号 ︵株︶ ジエ・エー・エフ出版社

定価一五〇円

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