Discover New Asia Issue #5

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沸騰・ロン島 ようこそカンボジアのニューパラダイスへ ASEANでもっとも熱い島

2015.03


26 30

Discovery View グラビア

Discovery series NEO 自然派宣言 Ⅱ

沸騰・ロン島 36 ロン島のアクティビティー 37 ロン島のお勧めバンガロー 38-39 ロン島詳細地図 付

Travel Triangle/定点観測

41 73 97 62 64 65 66 71 76 88 121

・プノンペン ・シェムリアップ ・シハヌークビル

寄稿:つぼ草子 第5回 寄稿:Dr.シゲタの歯のはなし 寄稿:医療コラム 第5回 寄稿:カンボジアンナ 第2回 寄稿:遺跡と暮らす 第五便 寄稿:遺跡を守る国際協力-その04 寄稿:Fish Eye File 4 寄稿:海便り 続・第5便


カンボジア全図 17-18 アンコール遺跡群地図 21-22 プノンペン国立博物館案内図 23-24 沸騰・ロン島中心地図 38-39 ロン島全図 プノンペン市街図 51-57 シェムリアップ市街図 83-86 アンコール国立博物館 & 90 シハヌーク・アンコール博物館-案内図 ポイペト/アランヤプラテート図 91 シハヌークビル地図 102-104 コーストライン地図 105-106 レアム国立公園 107 シハヌークビル市街図 108-109 ロン島、ロン・サムレム島図 110 カンポット市街図 114 ケップ地図 117 コ・コン州ラグーン地帯図 120 コ・コン市街図 *プノンペン市場案内図(P60-61) *シェムリアップ市場案内図(P77) *プノンペン発・バス料金&時刻表、サービス等(P124-125)

126-131

旅の基本情報 134 安全情報

読者の皆様へ 情報誌:D.A.C.が25号を迎えたのを機会に新たな年の衣替えと 2014年3月に「New Asia」を創刊しました。 カンボジアをベースとしながらも成長著しい沸騰アジアの熱 い息吹を伝えたいと新発行に漕ぎ着けました。自在な視点での びやかに、時に鋭く貪欲に沸騰アジアの魅力を伝えながら、新 興国のビジネスにも眼を凝らしていきたいと思っています。 「New Asia」では、D.A.C.でご好評を得た毎号の新たな地図の 追加、いずれも本邦初公開(日本語)という地図で、吹き出し 等で「お勧め情報」を記載しています。ぜひ、お役立て下さい。 なお、本誌「New Asia」と連携する旅行部門は、引き続いて D.A.C. travel、New Sai Travel が取り扱っております。 *旅に関するお問い合わせは、Tel:+855(0)23 991 651 E-mail:dac_travel@online.com.kh *新たにWebサイト「New Asia」を立ち上げました。本誌も5号目を迎え、 Webの内容充実に努めています。 www.discovernewasia.com ー編集子ー 本書掲載内容(写真・地図・記載等)の無断転載・複製を禁じる This book may not be reproduced, in whole or in part, in any form, except by reviewers for the public press, without written permission from the publisher.


NEO 自然派宣言 Ⅱ 本誌の前身・D.A.C.No.16 で「今、カンボジアの島が熱い!」と 報じたのが 2011 年、それから 4 年、唯一の外港:シハヌークビル 沖の列島に欧米系を中心とした観光客が続々と渡航している。中 でも島々への中継点であるロン島のコ・トゥーチビーチの付近は、 「今や沸騰中!」といったポップな様相を呈している。お蔭でシハ ヌークビルのビーチや街中では欧米系旅行者は閑散、身近なセレ ンディピテイやオーチティールビーチに見られるのは中高年か ファミリーの欧米人、わずかにオートレスビーチがマリンスポー ツで気を吐いている程度である。 *NEO 自然派宣言は本誌前身 D.A.C. でご好評をいただいた企画シリーズ: 自然派宣言を引き継いだものです。

このまったり感がリゾートの醍醐味、エメラルドの海の向うはロン・サムレム島

沸騰・ロン島 島への桟橋は、朝から満員状態 かつてロン島への定期船は街の西、経済特区の南にあった漁港から出 ていた漁船レベルの定期船であったが、今はセレンディピテイの桟橋に スピード感のある双胴船が横付けされている。船内は 3 人掛けシートが 3 列、優に 100 人ほどの乗客が見込まれる。朝 8:30 の出向予定に 8 時 段階で既に待合室は満員状態である。乗船客は、海のレジャーの醍醐味 を味わいたい若年層が大半である。2 月 1 日現在、ロン島へのスピード ボートの定期船は、2 社共に一日各 3 便で所要 40 分程度、帰りの最終 便はロン島発 16:00 だから日帰りの海のレジャーも可能となった。ボー トには欧米系従業員がガイドや介添えがあり、ファミリーでの渡航も安 心。ボートは滑るように進む、そのスピードもあって波しぶきが凄い。 4 年前とは隔世の感、海のホット・スポットは島に移った。が、注意し てほしいのは、同時刻発の便でも、ロン島直行とロン・サムレム経由が ある。KOH RONG DIVE CENTER*でのチケット予約時の確認は必須である。 *KOH RONG DIVE CENTER 本誌掲載地図参照

賑やかなコ・トゥーチビーチはリゾート感が満載


穴場的リゾートのロン島は、今が旬!

コ・トゥーチビーチは沸騰状態 船がロン島の桟橋に近づくやその盛況に驚 く、人の数はもちろん集落も様変わり。桟橋 は3か所になっている。集落の左右へ、また 背後の山腹を登るようにバンガロー群が立地 している。2011 年当時、2 つの桟橋、小さな 集落、右手の海岸線にツリーハウスの樹上バ ンガロー、ビーチ際から斜面に立地するパラ ダイス・バンガロー、バックパッカー中心の モンキーハウスが眺められる程度であった。 桟橋が一つ増えたのは、観光と漁業の棲み 分けが必要となったからであろうが、停泊す る漁船も多くはレジャーに転用されている。 その分、桟橋周りの海は透明度が落ちている。 かつてはエメラルドの海を真っ暗の龍がのた うつかのような魚群が見られたものだが、今 や魚影は少ない。桟橋横が初級ダイビングの 練習場だったとは信じがたい思い出となって しまった。


ロン島は、独り占め‟極上ビーチ”の宝庫?! (ロング・セットビーチ 本誌掲載地図を参照)

集落は全て食堂付宿泊所に変貌 かつて集落は、端から端まで歩いて5分程、ロー カルな食堂が3か所のみ、それが軒並み改造食堂や 新設のレストラン、マッサージ、カフェに変わり、 元々の家は2階や奥に伸びた所に宿泊部屋を設けた 簡易旅館の趣、家々の間の空間には新たなレストラ ン、カフェ、バーがオープンしている。ビーチにふ さわしいカラフルでポップな立看がところ狭しと並 び、道路替りの砂浜にオープンレストラン、カフェ が林立する。バンコクの路上で見られる果物ジュー ス屋が盛況で、プノンペンより清潔感がある。また、 人気はココナツ・オイルのようで求める人も多い。 集落での宿泊は棲み分けのように南端桟橋付近はド ミトリーのある格安である。

カヤックをレンタルして珊瑚に囲まれた小島(別称:パゴダ島)へ


個性的なバンガロー群が 集落の周囲に立地する 集落の北、コ・トゥーチビーチ沿いには バンガロー群が続き、北端の小さな岬を横 切ってツリーハウス・バンガローに到る。 集落端のビーチに流れ込む小川の汚れは ひどいが、コ・トゥーチビーチの白砂は健 在、遠浅の海はエメラルドの輝き。やはり ここが、一番人気。このビーチ、4年前ま では無名の浜、沖にコ・トゥーチという名 付けの小島があるが、かつてはパコダ島(寺 の島)と呼ばれていた。4年前、ビーチの 眺望はパラダイス・バンガローがダントツ であったが、直ぐ横に質の良いホワイト ビーチ・バンガローが立地した。また集落 背後の斜面中腹の高台にスカイ・バーが登 場、ここが島一番の眺望を誇る。 集落の南には山腹の段差を利用したバン ガロー群が建設中で既に付属レストランが 麓にオープンしている。ここは桟橋を望む 眺望を誇るが、難点はコ・トゥーチビーチ から離れていることである。

喧騒を離れるなら、 ホワイトビーチ・バンガローから先へ 一番人気のコ・トゥーチビーチ、日光浴を楽しむ 欧米系の若い女性たちが所狭し居並ぶ。ビーチ北、 ホワイトビーチ・バンガロー辺りまで来ると喧騒か ら離れたリゾート気分が味わえる。このバンガロー、 ビーチ際のロケーションでワンランク上の瀟洒な造 り。深夜まで大音響で盛り上がる桟橋近くの喧騒も ここではかなり和らぐ。 小さな岬の樹林帯の奥が老舗のツリーハウス・バ ンガロー、樹上のバンガローと樹林内にバンガロー 群。小さなビーチに面したレストランの売りは竈を 備えた美味しいピザ、静けさのなかまったりと寛げ る。宿泊は樹上のバンガローがお勧めであるが、早 目の予約が必要だ。この先の樹林帯、プチ・ジャン グルトレッキングが味わえる。10 分ほどで樹林を 縫けるや2㌔余の弓なりの白砂のビーチ(ロング セットビーチ)、ビーチの遠浅と眺望の広がりはコ・ トゥーチビーチを超える。ビーチは手前のビーチと 汽水湖を囲むビーチ(砂州)よりなり、砂州中央に 新設のバンガロー(プラヴィダ・リゾート)、桟橋 も設けられている。汽水湖にはマングローブの樹林、 コ・トゥーチビーチからカヤックを駆って来るのが お勧めのアクティビティーである。

お得、情報 スパ・マッサージは パラダイスバンガロー、コ コバンガローリゾート内やビーチ沿いで数店舗あ るのみ。 オーガニックなココナッツ•オイルが大人気!!!

ロン島のビーチを歩くと所々でココナッツ・オイ ルの看板を目にする。 そう、日本でも流行のオーガニックなココナッツ・ オイルがロン島では格安で買う事ができるのだ。 ミランダ•カーも愛用しているココナッツオイルだ が、使い方は多様だ。ここで売られているものは 主にマッサージで使うボディーローションや日焼 け止めなどだそうだが、興味ある人は購入してみ るとよい。 欧米人は主に日焼け止めで使っていたが、お土産 用に購入する旅行者も多いとの事。 値段:$2~3。

SKY BAR からの眺望


ワイルドなアクティビティー High Point の登場 冒険派にもってこいのアクティビティーが登場し た。集落南の斜面に建造中のバンガロー横の道を辿 り熱帯雨林の中、High Point と名付けたフィールド・ アスレチック。 密林の樹上を渡り歩くかなり高度なアスレチック 施設。ポイントは樹上に 21 ポイント、出発点は5 mほどの高さだが、すぐに 10mを超え、最高地点は 20m程の高さの樹上に到る。ここまで渡ると濃緑の 密林越しに東海岸の眺望が開ける。最初の階段を登 るや樹上のポイント間はロープに頼るという本格派、 それは空中ブランコの連なりであったり、2 本のロー プに手を掛け、一本のロープを渡るという代物、途中 には傾斜と手動で樹上間を滑走する Flying Barrel、 Flying seat、Zip-line、Flying Board など、趣向 を凝らして仕掛けが設けられている。 初めての者には足がすくみ、へっぴり腰のおっか なびっくりで先導をガイドについて行くことになる が、慣れて来ると樹上間を渡るスリルと滑走の爽快 感に魅せられてくる。が、これは 16 歳以上、体力 と敏捷性に富んだ青少年男女向き、良くて自称若年 の 40 歳代前半までの冒険である。若くとも日頃ス ポーツに無縁な女性にはお勧めできない上級者向き である。 先ずは High Point 入り口の事務所を兼ねた建物 でガイドより本格的な岩登り装備のハーネス、ザイ ル、カラビナにヘルメットといった安全装置の装着 の仕方や用具の扱いをしっかり学ぶことが必須であ る。万が一、樹上間でロープに釣り下がったりした 時には待機する救助隊員が駆けつけるが、それとて 自力で出発点に戻ることの手助けか、樹上ポイント から身体にロープを巻いて降ろすしか方法はない。


夜はパーティーか夜光虫鑑賞ツアー 夜ともなれば集落から大きなサウンドが流れるが、本格的な パーティーを楽しみたいならダイブセンター主催のビーチ・ パーティー(参加費一人5㌦)がお勧め。パーティー会場は集 落から南へ徒歩⒖分程度のポリス・ビーチ、名前の如くかつて の警察署の建物が残っている。ここにはファイアーストームに 電飾の設備がある。ビーチへの道は途中に樹林帯もあるので、 一人での行動は禁物、また懐中電灯も必携である。その他にも ジャングル内で行なわれるジャングル•パーティーもあるよう だが、開催場所は前日まで未定、興味ある人は現地で情報収集 すべし!また、ここロン島、知る人ぞ知る神秘的な夜光虫の無 数の光が輝くところ。身近なコ・トゥーチビーチでも日によっ て青白い無数の光の点滅が見られる。ビーチ沿いに Plankton の看板があったなら、夜光虫鑑賞のショート・ツアーが行われ ているのでお試しあれ。この夜光虫などの発光プランクトンは 刺激を与えられると発光する性質を持っているため、夜釣りの 航跡やビーチの波うち際、磯に見られることが多い。ショート・ ツアーでは発光がよく見られる磯浜潜りの鑑賞という。

島には毒蛇や体長 1.75cm にもな る大トカゲも生息しているとか。 (写真:バタフライガーデンより) バタフライガーデン付近でウツボ カズラを見つけた。

多彩な海のリゾートシーンであるが、 冒険心はほどほどに ここロン島、23 もあるビーチでの海水浴はもちろんシュノー ケリング、ダイビング、カヤック、ヨットといったレジャー、 さらに豪快な海釣りなどが楽しめる。が、島は香港島に匹敵す る大きさ、中央部に山岳が走り、島の大部分は未踏の熱帯雨林 に蔽われており、数か所のビーチを除き他は無人のビーチか磯 や崖である。樹林には一抱えもある大蛇や大型蜥蜴、巧みな保 護色の毒蛇、サソリ、世界最大級の蛾:ヨナグニサンを亜種と する大型の蛾も生息している*。雨季ともなれば林道は無数の 蛭である。従って集落から離れた場所での単独行動は避けるべ きこと。特に島を縦断する踏み分け道はグループであっても、 ガイド無くしては禁物。現に集落からロングビーチへ島を横断 したアメリカ人が行方不明となっている。情報をしっかり集め、 使うべき時にお金を使う大人の旅行者にこそ、ポップでワイル ドな島での行楽が相応しい。

ロン島にはコアな DJ が世界中から集まっている

*島の自然環境については、「バタフライ・ガーデン」(ロシア人自然愛好家経営) でその一端に触れられる。(本誌掲載地図参照)

夜明けまで盛り上がるフルムーン•パーティー

ファイヤーワークで盛り上がるフルムーン•パーティー

平日の夜でもこの賑やかさ

ボート・トリップツアーは現地申し込みで可能


ロン島のアクティビティー シュノーケリング•ツアー 料金 : $25.00 マスクシュノーケルレンタル費 : $2.00 フィン : $2.00 ロン島周囲にはダイビングやシュノーケリングポ イントが沢山ある。本格的なシュノーケリングを楽 しみたいなら KOH TOUCH BEACH の桟橋からボートで 20 分程行った所にある小島(パゴダ島)がお勧めだ。 ツアーは桟橋にある KOH RONG DIVE CENTER 主催ツ アーがお勧め。他にもツアーではビーチ沿いに出て いる看板を頼りに気に入ったところで申し込むこと ができる。また、マスクやシュノーケルだけレンタ ルして岩場や珊瑚礁を見つけて潜るのも面白い。 TREE HOUSE、POLICE BEACH 付近は岩場も多く珊 瑚礁も見られるので慣れている人はレンタルでも十 分楽しめるだろう。(本誌掲載地図を参照)

ダイビング 料金 : $65.00∼

カヤック 料金 : $15.00/ 一日

KOH RONG DIVE CENTER でファン•ダイブ、体験 ダイビング、リフレッシャーコース(長い間潜っ てないダイバー用のプラン)や PADI コースを取 得する本格的なダイビングが楽しめる。ファンダ イブは朝 11 時に出発して 15 時頃に帰港。ランチ、 ソフト•ドリンクは無料でお勧めだ。

コ•トゥーチ•ビーチ沿いでレンタル可。

釣り 料金 : $15.00∼ ロン島では釣りが気軽に楽しめる。ビーチ沿いに 出ている売店などで一般的な底釣りからナイト• フィッシングも楽しめる。が、釣具について期待し ない方がいいだろう。何とか竿とリールが用意され ている様なレベルだ ($25.00)。道具を持参する場合 には TREE HOUSE BUNGALOW の先や POLICE BEACH 周 辺に岩場があり、ここではルアー釣りが面白い。トッ プウォーター、ミノーやワームを投げればポンポン 釣れるだろう。餌釣りなもっと釣れるはずだ。

ミノーは万能 海に浸かりながら釣るのが面白い

ワームを投げれば何かしら釣れる

ハイ•ポイント 料金 : 外国人 $25.00 カンボジア人 $15.00 新たなアクティビィテーとして注目を浴びている High Point。言わば中・上 級者向けのフィールドアスレチックで、熱帯雨林の森をロープ頼りに樹上間を 渡り歩く冒険派向きのスポーツ施設である。最初は 5m程の樹上から出発して 最も高い所は 20m弱の高さに到る。樹木ポイントは 21、その間、タイトロープ や ブ ラ ン コ の 連 な り、傾 斜 と 手 動 で 樹 上 間 を 滑 る Flying Barrel、Flying seat、Zip-line、Flying Board など趣向を凝らして仕掛けが設けられている。 途中の樹木から降りることもできないといったもので、アスレチックを楽しむ 前に入口にある事務所兼用具室でガイドよりしっかり装備の装着や使い方を学 ぶことは必須である。所要 2 時間のコース。

夜光虫プランクトン 料金 $10.00 モルディブの夏の風物詩でもある夜光虫 (プランクトン)がロン島でも見られる事は あまり知られていない。日によっては無数の 青い光が海に反射しているような幻想的な景 色が楽しめる。ツアーはビーチ沿いに出てい る看板で Plankton の文字を頼りに気に入っ たところで申し込むのが一般的。月の明かり がポイントで満月は明る過ぎて見られない、 新月の方が見えやすい。夜間にシュノーケリ ングをしながら観察する、夕方にボートで岩 場に移動して見るのが一般的である。

事前に係員からレクチャーを受ける

波が穏やかならトップが面白い

バタフライ&アロマ•ガーデン 見学料$1∼2程 桟橋の集落南から徒歩 15 分のポリス・ビーチ手前にある。蝶の看板が目印の、向かって右手の民家。こ こはロシア人の自然愛好家オルガさんがロン島の自然に魅せられて住み付いた自宅の庭園を開放した所。名 称の如く蝶の自然飼育場ほかアロマのように香菜栽培園や熱帯花卉が観られる。また、自宅前のテラスには、 一抱えもある大蛇、黄緑の毒蛇、栗鼠、モモンガ、大型の蜥蜴など、自宅近くの森で得た動物が飼育されている。 また、蝶・蛾やサソリの標本、頼めばオルガさんが気軽に案内・解説してくれる(英語)。見学後に漢方薬 の様な椰子の実を使ったお茶かコーヒーを振るまってくれる。オルガさんは知的な優しい女性で商売っ気は 全くない。島の情報に精通しているので気軽におしゃべりでもする気持ちで訪ねて見るのが面白いだろう。 $1〜2 ドル程度の謝礼は必要。

大きな蛾の標本を手にするオルガさん

大蜥蜴

モモンガ

島で取れた昆虫の標本

”蝶々”のロゴを目印に

幻想的な夜光虫の輝き (イメージ)

サンセット•トリップ&ロングビーチ 料金 : $10.00 夕日を見に行くツアー。他にも7 km も続く外洋に臨む通称ロングビーチが旅行 者に人気、ここは絶好のサンセットポイントだ。 *ロングビーチまでは林道を徒歩でも行けるが 2013 年にアメリカ人がトレッキング時に不審な死を遂げている。また、 イタリア人がトレッキング中に行方不明となり、後に遺体が発見され自殺死として処理されているが、確かな死因は 不明である。日本人は単独行動を控える方が無難だろう。


ロン島お勧めバンガロー ココ•バンガロー•リゾート / COCO BUNGALOW RESORT ロン島のもっとも賑やかな場所に位置するココバンガローは パーティ好きな若者が集うバンガローリゾート。その分料金は安 めで併設するレストラン&バーは常に混み合っている。全てのバ ンガローはハンモックのあるプライベートバルコニー付き。レス トランに WIFI は付いていたが滞在中は残念ながら繋がらなかっ た。あまり期待はしない方が無難。電気は 24 時間使用可能。 静かに過ごしたい方には不向きなバンガローです。お勧めは $30 以上のバンガローです。 料金:$18〜

ツリー•ハウス•バンガロー / TREE HOUSE BUNGALOW ロン島の最も賑やかなコ•トゥーチ•ビーチの外れに位置したバ ンガロー。静かな環境でバンガローの目の前でシュノーケルや釣 りが楽しめ、賑やかさと静けさの 両方を求める旅行者にお勧めの バンガローです。名前の通りツリーハウスは立ち木を利用して、 その上に作った小屋(バンガロー)でお勧め、ここからの眺めは 最高の一言。併設しているレストランでは本格的な釜焼きピザが 楽しめ、島内で最も人気があるレストランのひとつで、ここの WIFI は島内でもっと良く繋がる。 料金:ツリーハウス $45、バンガロー $35〜

ホワイト•ビーチ•バンガロー / WHITE BEACH BUNGALOW ロン島の KOH TOUCH BEACH 周辺ではもっとも快適に過ごせるバンガロー。元々 数が少なかったバンガローは人気に伴ってドンドンと増えている状況だ。 以前は電気が夜になると使えなくなるなど不便だったが現在電気は午後 6 時か ら 11 時まで使えるようになっている。ビーチ際のバンガローでレストランは無い が、隣設する同系列のツリー•ハウス•バンガローのレストランを利用する事がで きる。島内でもっとも WIFI が繋がり、使い勝手も良い。バンガローではツアーデ スクを併設しているため、カヤック、シュノーケルのレンタルも可能で各種ツアー の相談にものってくれる。直ぐ目の前がシュノーケリングポイントなのも嬉しい。 金銭的に余裕があればここが最もお勧め。 料金;ビーチフロント $70、シービュー $55

KOH RONG:Untouched Paradise in Southeast Asia 急がない、 何もしない、 ロン島の完璧スロ∼ライフ

スーツ•ケースでの島への上陸は NG !!!

「フルーガル•フロリッカー•アウト•ドア•トラベラー」から東 南アジアでもっともホットな島に選ばれたロン島、日本人(ア ジア人)にとってはまだまだ未知な島だがロン島は今が旬!しっ かりと情報収集して次の休みはロン島でスローステェイを楽し もう!

隠れ家的なロン島には今回紹介している宿泊施設がもっとも快適 に過ごせます。が、外資系やお洒落なリゾートが誕生するにはまだ まだ時間が掛かるでしょう。事前に予約を入れてもスタッフが迎え に来て荷物を持ってくれるなどとは期待しない方がいいだろう。体 力に自信が無い人は荷物を最小限にして持ち運びしやすい鞄で行き ましょう。桟橋からツアー•ハウスまでは徒歩 15 分、砂地を 15 分歩 くのは結構疲れます。

ロン島には高速船で快適に!!! シハヌークビルのセレデピティー•ビーチ横の桟橋から出発 できるロン島、ロン•サムレム島への高速船はたった40分で 到着できるため従来バックパッカーが使用するポンポン船で行 くよりも移動時間を1時間30分程短縮でき、気軽に島を訪れ る事が可能になりました。高速船の運行によりロン島、ロン• サムレム島に気軽に日帰りでも行けるようになりました。 注意!:帰りには各自リコンファームが必要です。通常、リコ ンファームは到着する桟橋(真中の桟橋)にあるコ•ロン•ダイ ブ•センターで行います。 (写真)日帰りの場合は到着後すぐに リコンファームすることを強くお勧めします。TBC 社を利用し た場合は桟橋が異なります。到着時にすぐに確認しましょう。

リコンファームは桟橋にある黄色の小屋で行ないます

体力勝負になるので スーツケースは NG !

ロン島では事前予約は当たり前 ロン島の最も賑やかで最もアクセスが良い KOH TOUCH に泊まるなら宿泊先は事前に予約しよ う。ロン島は今が旬!いきなり宿を探しても気に入った宿を見つけるのは至難の業。まだまだ 宿泊施設が少ないロン島、泊まるならボートのチケットと同時に宿も予約しておきましょう。 お問い合わせ:dac_travel@online.com.kh ( 日本語 )

電波が殆ど通じない島―WIFI もあるが、 場所によって繋がらないー 高速船も充実し始め今では日帰り行楽も可能となったロン島だが、島での滞在はまだまだ自 己責任が伴う観光地だということを肝に銘じておく必要はあるだろう。と、言うのは未だ電波 が不安定な上、電話会社によっては全く通じない。(お勧めは MET FONE,SMART ,MOBITEL は全く 繋がらない)電話が通じないと言う事は緊急時に連絡が取れない事を意味する。怪我、病気になっ てもロン島はようやく薬局ができたくらいで、頼りになる医者など皆無。ようは何かあったら 高速船を手配して市内に戻るしか“手”は無いと言う事だ。WIFI はあるが殆ど通じない、年内 には改善されるだろうが、困った時はツリーハウスへ、WIFI が最も繋がる場所だ。


疎林帯

プラヴィダ・リゾート

熱帯雨林 →

桟橋 潟湖 (汽水湖) 1.5㌔先まで白沙のビーチ

Long Set Beach

熱帯雨林の中の道、 ガイド同行でグルー プ行動以外での単独 行動は危険。

潟湖の入口を挟んで全長2㌔以上 続く弓なり白の沙のビーチ

マングローブ林 汽水湖であるため、 希少動・植物の宝庫

約0.5㌔超の白砂のビーチ

熱帯雨林

ここから先にビーチは 独り占めの感がある

磯浜

ツリーハウス

小島

イタリアン・レストランはお勧め (ピザ窯有り)

パラダイス

眺望の良いレストラン有り モンキーアイランド

Koh Touchi (別称:パコダ島) Koh Pagoda

磯浜

ホワイトビーチ

寺院のある島で無 人島、周囲は磯浜・ 岩礁である。

ビーチ際で上質のバンガロー

レストラン・バー有り

R

スマイル ココ 夜も盛り上がりたい 若者むき宿

磯浜

R

岩礁 岩礁

小島へ・釣り船 チャータ可

岩礁

R

小滝

Koh Touch Beach

マウント・ハウス R

第二桟橋付近が集落の中心、 砂浜が道代わりになっている

R

コ・ロン・ダイブセンター 船便のリコンファームは 忘れずにここで!

R

至セレンディピテイ・ビーチの桟橋

R

整備中のバンガロー群

小学校

バタフライ ・ ガーデン

民家改造宿泊 ・ 商店

ロシア人女性自然愛好家が自庭を開放 ロン島・自然環境の一端が解る

ダイブセンター主催のパー ティーが開かれる。参加費 が必要。参加費5㌦

Police Beach

橋 学校

R S

S

R

S

砂浜

レゲーバー イタリアン

桟橋

R

S M

砂浜

S

新 CoCo レストラン建設中

桟橋

R Kong Rong Dive Center S

レンタル (シュノーケリング用具)

桟橋

リコンファームはここ

B 宿泊施設 G ゲストハウス

S B R B M B R T

M

砂浜

B

S

S

B R

R

B S S

S

B

レンタル (カヤック シュノーケリング用具)

バンガロー・ヴィラタイプの宿泊施設 R レストラン S 店舗

R B

磯浜

Tree House

Happy

B

喧騒を離れた宿泊ならここ!

KOH TOUCH BEACH

ツーリストセンター B

B

Smile

B

Elphant

Ashia Bong

Nam Nam

B

B S B

Island Place

S B S

N

S

G Bunnas Palace

G S

CoCo B

ロン島・KOH TOUCH BEACH

随一の眺望を誇る

B

Island

Ponleu Pich

Maunt House B

BamBoo

G

G

Vana G

Rising Sun

S G G S B

R Sky Bar

夜も盛り上がりたい若者向き

Three Brother

R

PLX

R

Dream Catch in

TyTy

HIGH POINT

White Rose

SiGi’ n 整備中 Haln Haln Neng’ s G G B

至タイ湾側のロングビーチへ

人気のタイ料理屋台

疎林帯 代表的バンガロー名

磯浜 *赤字は広告を本誌に掲載

ナイト ・ パーティー会場

熱帯雨林

熱帯雨林帯

砂浜(遠浅のビーチで安心)

Police Beach

磯浜

釣りポイント

R 高床ゲストハウス ・ レストラン

White Beach

新警察署

バンガロー

ハイポイント

磯浜

チャーター ・ ツアー船

Paradise

至ロン・サムレム島経由で セレンディピテイ・ビーチ の桟橋

樹上間を渡るスリリングな フィールドアスレチック

HIGH POINT

Monkey Island

磯浜

ダイビング ・ スポット シュノーケリング ポイント

定期船 (スピードボート)


ロンリービーチ ロンリービーチ

コ・ロンビーチ

パームビーチ 3ストーン

アンコールチュム

ソクサンビーチ

ココナツ ボリヴァード 熱帯雨林の中の道、ガイド同行 ソクサンビーチ リゾート でのグループ行動以外での単独 行動は危険。

ロン島 KOH RONG

ココナツビーチ

潟湖(汽水湖)

ロンドゥール

プラヴィダ・リゾート

ボエン・コ・トゥーチ

ロングビーチ ロングセットビーチ BHGH

沸騰・ロン島 ツリーハウス 小島への舟手配が可 ホワイトビーチ 寺のある島 ココ コ・トゥーチビーチ コ・ロン ダイブセンター ポリスビーチ

小島 KOH TOUCH (旧称:寺島) KOH WAT

シハヌークビル・セレンディピテイビーチ桟橋から定期船 2社・1日3便のスピードボート(約40分)

カンボジアのコーストラインの情報についてはニュー•サイ•トラベル•サービスにご相談下さい。カンボジア の日系旅行会社では群を抜く情報量と行動力、豊富な経験であなたの旅を徹底サポート致します! シハヌークビルでの手配内容 □ 大人気の各種釣りツアー(底釣り、サヨリ釣り、ルアー•フィッシング) □ ロン島&ロン•サムレム島へのスピード•ボート、宿泊手配 □ レアム国立公園でのマングローブ•クルーズ&トレッキング•ツアー □ プライベート•シュノーケリング•ツアー □ 大型ヨット•クルーズ(SEA CAMBODIA 主催 X-CAT)手配 □ パーティー•ボート(SEA CAMBODIA 主催 PARTY BOAT)手配 □ TV ツアー(孤児院訪問、工場見学 etc) □ 他で紹介されていないマニアックなツアー体験 (要相談:完全プライベートです) □ 釣具レンタル(竿、リール) □ お荷物・貴重品のお預かり □ ボコール山へのバイク•ツーリング•ツアー(要予約)

シハヌークビル支店(Cafe sushi 内 )

□ バイク•レンタル( □ カンボジアの免許証取得代行サービス ( 要:顔写真 7 枚、パスポート、ビザ•カラーコピー )

dac_travel@online.com.kh http://discovernewasia.com/


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