PORTFOLIO CALM DIGITAL ARCHITECTURE INOUE GORO
PROFILE
私は情報技術による建築の可能性の拡張とそこで生み出される新しい空間体験に興 味があります。建築計画研究室では、毎年国際コンペに取り組み、2021年にはファ イナリスト4選に選出されました。ここで得た知見をいかしながら、自主的に情報 技術についても学び、インスタレーションの設計/施工や、建築情報学会Fesへの 参加など、建築と情報の間で制作活動を行ってきました。
これまでの制作活動では、以下の3つを大切にしてきました。今後も様々な分野の 人々と共に挑戦的なプロジェクトに取り組んでいきたいと考えています。
穏やかな情報技術- CALM DIGITAL TECHNOLOGY:
-建築に溶け込み、空間の背景に佇むような在り方での情報技術* 未知への挑戦 - CHARENGING THE UNKNOWN:
-人々に発見や気づきを与える未解決の課題や未踏領域への挑戦 共同制作 - CHARENGING THE UNKNOWN:
-多様な視点を統合する分野横断的な共同制作
WORK EXPERIENCE
SKILLS
• 3Dモデリング, 建築ビジュアライゼーション , コンピューテーショナルデザイン , 3D プリンター
• チームマネジメント
• グラフィックデザイン, ウェブデザイン , 動画編集
• 英語リスニング+リーディング
(TOEIC L&R Score : 765)
SOFTWARES
• Adob e : Ai / Ps / Id / Ae / Pr
• Rhino ceros + Grasshopper
• T winmotion / Lumion /Enscape
• P ython
2022-2024
*Weiser, M.
Brown,J. S. (1996)
The coming age of calm technology.
Xerox PARC
組織設計事務所 アルバイト[2年] モデリング、Grasshopper、ビジュアライゼーション
TeamLab 長期インターンシップ[2週間]
プロジェクター投影設計、アートディレクション、工程管理
SMA アルバイト[2年半]
モデリング、ビジュアライゼーション、模型制作
立命館大学大学院 理工学研究科 環境都市専攻
建築都市デザインコース 博士前期課程 修了
建築計画研究室所属(指導教員:宗本晋作)2022-2024
修士論文: 傾斜の負荷を取り入れた避難シミュレーションに関する研究
2018-2022
EDUCATION --- p.17
立命館大学 理工学部 建築都市デザイン学科 卒業
建築計画研究室所属(指導教員:宗本晋作)2021-2022
卒業設計: Drone Nest
ACTIVITY
• 研究室プロジェクト 2021-2023
インスタレーション設計・施工/まちづくり/美術館展示協力/茶室設計・施工
• ワークショップ 2020-2023
ランドスケープファニチャー設計・制作/エクスペリエンスデザイン提案/ デジファブ×コンピューテーショナルデザイン提案
@Gi_ArchDesign gi.goro 2022 2023 SEP. 2022 AUG. 2021
INOUE GORO 井上 悟郎 56ingr@gmail.com
AHA インターンシップ[2週間] 施工補助、建築スタディ
POJECT EXPERIENCE
2023 インスタレーションプロジェクト [他研究室、他学部学生との共同制作]
ーCyber Rippleー
• デザインチームリーダー、モックアップ実験、設計、図面、Grasshopperスタディツールの開発、 工程管理、案内グラフィックデザイン、動画編集を担当。
• 構造と施工性を両立するディテールの検討、前年に実施したインスタレーションの投影設計や吸排 気システムの知見を活かした設計を行ないました。
• 情報理工学部の学生や教員、学園祭実行委員との打ち合わせを重ね、技術的課題や運営上の課題な どを解決していきました。
建築情報学会Fes 2023 [VUILDチーム/他大学建築学生との共同制作] ー森と共に育ち朽ちる集合住宅ー
• Grasshopperを用いた形態スタディ、動画編集を担当。
• VUILDの方々やチームで議論しながら、1週間で作品制作とプレゼンテーションを行いました。
• CNCを用いたデジタルファブリケーションを前提とし、モジュールを用いて段階的に建築スケール まで発展させるための形態スタディと付随するストーリー作りを行いました。
2021 国際コンペ「COLD WAR VETERANS MEMORIAL COMPETITION」(アメリカ) [研究室プロジェクト] ーEternal Circulationー ファイナリスト4選選出
--- p.33
• モデリング、Grasshopperのスタディツール開発、ビジュアライゼーション、風や音の解析を担当 し、2次では一部のメンバーとして計約1年間プロジェクトに参加。
• 一次審査時のメインビジュアルを作成し、一次から二次までのモデリングチームのリーダーとして、 構造家や海外の施工業者の方とのミーティングや施工を見据えた設計、マテリアル検討などに参加 しました。
その他の活動
2023 国際コンペ「JINJU NATIONAL MUSEUM」[研究室] モデル/ビジュアルチームリーダー
2022 国際コンペ「COAF SMART CAMPUS ARMAVIR」[研究室] リーダー
2021 卒業設計展覧会Diploma x Kyoto’22 幹部 書籍班班長
2021 京都世界遺産PBL「清水寺ワークショップ」 リーダー
2
---
p.7
2023 ---
p.41
RESUME
CALM DIGITAL ARCHITECTURE
3
ABOUT
CALM DIGITAL ARCHITECTURE
私は、未だ味わったことのない体験を探すことが好きです。建築にはそうした未知なる体験を創出する可能性があり、 また人々の感情を動かすことができると信じています。
情報技術は、それ自体がテクノロジーと認識されないくらいに環境に溶けこみ
空間体験と一体化することで、建築の可能性を拡張すると考えています。
私は、この情報技術と建築と人々とが隔てなく存在する空間を「CALM DIGITAL ARCHITECTURE」と呼びます。
そのようなデジタルと建築のあり方を追求することで、新しい空間体験の創出を目指しています。
4
STATEMENT
TABLE OF CONTENTS
5 TABLE OF CONTENTS
DIGTAL ARCHITECTURAL
Cyber Ripple
2023 - BKC学園祭 インスタレーションプロジェクト インスタレーション/立命館大学 BKC 01 -
Drone Nest 02 -
2021 - 卒業設計 都市公共空間 / 大阪駅周辺
OUR SIGNAGE
2023 - 第11回ヒューリック学生アイデアコンペ アートギャラリー複合施設/新宿 0305 - OTHERS
Eternal Circulation
04 - ファイナリスト4選 選出
2021 - COLD WAR VETERANS MEMORIAL COMPETITION 2次 メモリアル / ウィスコンシン州
建築情報学会Fes / DAKIYA - スタジオ演習 / GH PYTHON STUDY / WEB SITE
6 CONTENTS
CYBER RIPPLE
電脳漣漪
Cyber Rippleは、透明スクリーンとスマートフォンから のインタラクションを用いたプロジェクションマッピン グによるインスタレーションである。水面に浮かぶ映像、 風で水面に揺らぐ映像、WEBインタラクションによる映 像変化などの無数のさざ波が、一つの流れとなり、絶え 間なく変化し続ける多元的な光の空間体験を創り出す。
デザインから施工までを学生が行い、インタラクティブ な体験によって、参加者全員で作る空間を目指した。
昼間は風で波打つ太陽光がスクリーンに浮かび、夜には 周囲の人々の作用によって変化する光が浮かぶ。DJステー ジも開催し、音楽とともに躍動する光と一緒に人々を巻 き込み、光を中心として人々が繋がり合うインスタレー ションとなった。
7 CYBER
立命館大学学園祭 BKC祭典 インスタレーション 2023 / インスタレーション / 立命館大学
れんい
8 RIPPLE 2023 / インスタレーション / 立命館大学 BKC / 共同制作 建築情報研究室/情報理工学生/建築学科教員
光に隠れる 立体フレーム
丸太に投影光が干渉する部分は スタック投影によって影を消し、 細く少ない部材で構成すること で、見えない立体フレームを目指 した。
Grasshopperを用いた
高精度のスタディ
丸太を材料とする一方で、投影設計は精度が求め られるため、Grasshopperでスタディツールを開 発した。
水面反射による 映像のオーバーレイ
プロジェクターからの直接光と、 水の反射で変換された光がスク リーン上でオーバーレイするよう に、プロジェクターとスクリーン の距離と角度を設計した。
CYBER 9 DIGITAL
DESIGN
投影光の水面反射
スタック投影
10 ARCHITECTURAL RIPPLE plan
0 1 3 6M
1/100
適正投影範囲
section 1/100
SELF CONSTRUCTION
ディテールと構造
学生が主体となって施工するため、ディテールには、構造 的に必要な力のみを担保するように検討し、接合部には事 後調整や簡易な取り付けが可能な、低コストかつ施工性の 高いものを選定した。
丸太とワイヤーで構面を作り、五角形状に回してレシプロ カル構造を構成している。構面にかかる法線力には、土台 とその上の角材で対応している。またプロジェクターボッ クスの重みによって、レシプロカル構造の強度が高まる。
11 ARCHITECTURAL CYBER � � � �
スラスト 構面
ボックスの重み レシプロカル構造 法線力
12 ARCHITECTURAL RIPPLE 1 2 4 3
0 100 300 600MM section 1/20 plan 1/20
13 ARCHITECTURAL CYBER プロジェクターの吸排気システムと雨水対策
雨水対策
雨水対策
SYSTEM DESIGN
本システムは前年度に行った同様の プロジェクトにおける実験成果をい かして設計した。プロジェクター ボックスはミラーの素材、庇は黒と することで、コンセプトに合わせた デザインを目指した。
エアフローはプロジェクターの ファンで空気を誘導してお互いに 排気熱の影響を受けないシステム とし、各プロジェクターに対して は、仕切りで吸気と排気を空間的 に分けることで冷却効率を高めた。
排気口には互い違いに板を配置し、 庇を長めに出すことで雨水対策も 行っている。
14 ARCHITECTURAL RIPPLE
QRコードから 映像にコメント やリアクション
を送信!
WEBインタラクション 異分野コラボレーション
本プロジェクトは、建築情報研究 室による私が担当したデザイン チームと、インタラクション/映 像チーム、情報理工学研究科によ るwebアプリケーションチームで のコラボレーションにより実現し た。 INTERACTION
映像にはWEBアプリケーションを 通してスマートフォンからインタラ クションできる。テキストやシンボ ル、抽象的なグリッチエフェクトな どのパターンを実装した。システム 開発は情報理工学研究科の学生が担 当した。当日は参加者が多く、一体 感のある体験となった。
15 DIGITAL CYBER
DIGITAL 16 RIPPLE
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PROJECT MOVIE [YouTube]
DRONE NEST
Drone Nestによるビル同士の ネットワークが空中都市を形成する
建築におけるドローンの活用は、今や空撮や点検のみに限 らず、施工をも変化させつつある。ドローンと繊維を用い ることで、足場を必要としない空中での施工を実現させた 例がある。本計画では、オフィスビルの空室増加という都 市課題に対して、ドローンによる空中建築「Drone Nest」 によってビル同士をつなぐことで、梅田スカイビルにおい て原広司氏が試みた「空中都市」を構想する。
Drone NestはGFRPとCFRPの繊維複合材で作られる。
繊維配置は生体模倣により決定され、構造解析によって合 理的な形態をとる。ドローンによる建設は、この図面表記 に縛られない複雑な形態を実現させる。こうしてできる Drone Nestは、ときに空中避難路となり、ときに空中庭 園となり、都市の安全性や利便性、公共性を向上させる。 そこにある都市風景と体験は、人工の対としての自然に近 づいていくだろう。
17 DRONE
卒業制作 2021 / 都市公共空間 / 大阪駅周辺 / 個人制作 OPEN OPEN
Drone Nest
CONNET INFRA
18 DRONE NEST
NETWORK
ドローンのネットワークはこれまで の交通網をはるかに凌駕する密度で ある。この一部をDrone Nest によっ て人が利用可能になることで、建物 の新たな避難経路として、緑のネッ トワークとして、また新たな公共空 間として機能し、都市の安全性や利 便性、公共性が向上する。
Drone Nest Network
空中避難路、空中通路、 空中庭園
空中運送、点検、 空撮、警備 Drone Network
Traffic Network
道路、鉄道、歩道
19 ARCHITECTURAL DRONE
接続タイプ
オフィスビル
商業施設
広い面積
長距離
20 ARCHITECTURAL DRONE NEST
EDGE REINFORCE MESH MAIN ROBOT ARM TENSION CONTROL DRONE
ドローンによる施工 DroneNestは、GFRP(ガラス繊維強 化プラスチック)とCFRP(炭素繊維 強化プラスチック)を材料とする。 施工はドローンに加え、ロボット アームと張力コントロール機構を用 いて行う。張力コントロール機構は 繊維をドローンに渡し、ネストの形 態に沿って繊維が配置されるように 張力を制御する。**
21 DIGITAL DRONE
FABRICATION
Karamba3Dによる 面内応力の解析 構造解析によってそれぞれの状況に 合わせた繊維配置を取ることで、蛾 の幼虫の巣のような ** 構造合理性の ある形態を目指している。
** ICD/ITKE Research Pavilion 2016-17
https://www.archdaily.com/869450/icd-itkeresearch-pavilion-2016-17-icd-itke-universityof-stuttgart
DIGITAL 22 DRONE NEST
DIGITAL WORK
Grasshopperを使用して、ビル 同士の距離と機能に基づいて、異 なる形態のDroneNestを自動配 置した。
23 DIGITAL DRONE
DIGITAL 24 DRONE NEST CLICK QR LINK
PROJECT MOVIE [YouTube]
OUR SIGNAGE
新宿を大きなひとつの アートギャラリーへ
新宿は歴史的にも多種多様な人々が行き交う街だが、そ の多様性は一方的な広告ビル群に埋もれており、人々と まちとのつながりを感じられない。OURSはその解決を 目指す自立分散型組織(DAO)である。OURSにはNFT やOURSが発行する仮想通貨WEを所有する事で誰もが メンバーとなることができ、誰もが意思決定に参加する ことができる。
OURSのビジョンは、「人と新宿を繋げ、新宿を"私た ちのまち"へ」である。OURSはデジタルサイネージを 一括管理してネットワークを作り、そこにNFTアート を表示することで人々の多様性をまちへと引き出し、新 宿をアートギャラリーへと変化させる。また、新宿に存 在する無数のデジタルサイネージをネットワーク化する ことで災害時の避難誘導やイベント情報提供などが可能 となる。
25 OUR SIGNAGE
第11回ヒューリック 学生アイデアコンペ 2023 / アートギャラリー複合施設 / 新宿 / 4人共同制作 所属研究室学生
gallery shop coworking atelier gallery hotel bar自己表現エリア 人流エリア
26 SIGNAGE 2023 / アートギャラリー複合施設 / 新宿 / 4人共同制作 所属研究室学生
27 DIGITAL OUR SIGNAGE
DAO SCHEME
OURSの投票やプロジェクトの提案 OURSのメンバーは誰で もアプリ経由でプロジェ クトの提案やDAOの意 思決定の投票を行うこと ができる。
アプリ経由で世界中から WE/NFTを購入できる。 所有している NFTはサイ ネージ事業に提供したり、 建築空間に表示できる。
投票権 x � 報酬など 運営・作品 x � 保有 スマートコントラ クトで報酬のやり 取りを自動化
CRYPTO ECONOMY
購入 売買
管理権
報酬
スキャンしたNFTはコレ クションでき、OURS管 轄の空間でNFTアートを 使用できるようになる。 また、スポンサー広告リ ワードとしてWEを受け取 る。
WE1枚につきOURSのプロ ジェクト実行などの意思決定に 対する投票権1票が付与され、 誰でも意思決定に参加できる
サイネージ提供者
企業連携
作成
運営協力
ユーザー 提供 限定サービス or or 運営
サービス提供
コラボ スポンサー表示 広告料 NFT発注料 データ提供 サイネージ提供 (災害/イベント) 災害対策費 イベント料 購入でメンバーに
自治体
サービス料
投資家 空間/システム 提供
サービス利用 アクセスデータ サービス提供 or 運営協力
: ICOで初期の資金調達
企業
DIGITAL 28 SIGNAGE OURS APP OURS INVITE TO NEO SHINJUKU
サイネージへのARアクセス 仮想通貨 WE/NFTの購入 PROJECTS 02 PJ A RANK 54 WE VOTING Workshop ... Collabo ... Design the ... Workshop ... Studing ... Shinjuku ... Restaurant ... Lesson ... 10 VOTES Music of ... AR SCAN Holder: Shin Artist: Juku Support: HULIC Title Sponsered by HULIC 20 WE Title Juku 35 WE OURS member OURS 建物事業 サイネージ事業 アート事業 フランチャイズ DAO(自律型分散組織)
NFTアート
OURS
ART SPACE ARTIST MEDIATE SINAGE BUSSINESS OURS BUILDING SHINJUKU 保有者 アーティスト :独自発行の仮想通貨WE :法定通貨
member 自律分散的に成立するDAOの組織形態 HOTEL ATELIER COWORKING SHOPPING GALLERY DIGITAL ART DIGITAL INSTALARION MUSIC OURS
5F COWORKING SPACE
4F COWORKING / CAFE
3F SHOP
展示ディスプレイ ARアクセスで購入したり、 収集できる。
インタラクティブティスプレイ アクセシブルディスプレイ 携帯端末から自分が所有する NFTアートを表示できる。
人の動きに映像が反応する。
NFT NFT
NFT AR AR AR
1F ENTRANCE / GALLERY
B1F ENTRANCE / GALLERY
2F SHOP +17000 +13000 +9000 +0 -7000 +5000
ショップやコワーキングスペース、 アトリエ、ホテルなどの一般的な機 能を持つ空間が、自己表現につなが るディスプレイを持つことで建築全 体がアートギャラリーとなる。
29 ARCHITECTURAL OUR SIGNAGE
30 ARCHITECTURAL SIGNAGE NFT NFT NFT AR AR AR 6F INSTALLATION GALLERY 1 7F INSTALLATION GALLERY 2 9F ATELIER 12F HOTEL 13F BAR / TERRACE 11F HOTEL 10F ROBBY / RESTAURANT 8F ATELIER / STAGE +21000 +26000 +35000 +47500 +51000 +44000 +39000 +31000
PLANNING
31 ARCHITECTURAL OUR SIGNAGE 1F ENTRANCE
32 ARCHITECTURAL SIGNAGE
13F BAR
1 EXPERIENCE
6F INSTALLATION GALLERY
ETERNAL CIRCULATION
FUTURE FUTURE
冷戦退役軍人の精神を 伝え続ける永遠なる循環 PRESENT
PAST PAST
FUTURE PRESENT ARCHIVE CENTER
COLD WAR ERA
FUTURE to PRESENT
ARCHIVE CENTER
MEMORIAL tangible intangible
PAST to PRESENT
歴史は地表の下にある。 地表は、現在の平和を勝ち取っ た人々の努力を隠している。 この地表の層を持ち上げて、 過去を露出させその過去を映し出す鏡張りのボウルを創 る。 このボウルの下には、過去の空間、ボウルの内側に は未来に向かう現在の空間が創出される。
鏡張りのボウルは、水と鏡の組合せにより、時の流れや環 境の変化を捉え、その下の歴史の層を私たちに映し出すと 共に、過去の空間と現在の空間を循環する動線のシンボル となり、その循環自体がメモリアルとなる。メモリアルは、 ウィスコンシンの人々、軍隊のメンバー、諜報機関、外交 団、技術経済への市民の過去の貢献を思い出させる。
33 ETERNAL CIRCULATION
COLDWAR VETERANS MEMORIAL COMPETITION 2021 / メモリアル / アメリカ合衆国
PRESENT
PAST
34 CIRCULATION COMPETITION 2021 / メモリアル / アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 / 研究室/国際コンペ ファイナリスト4選 入選
マテリアルによる 永遠なる意味の循環
聖火台の火は、冷戦時代を戦い抜けた平 和の火を意味し、国民の献身的な精神を 表す。聖火台の足元には、コンペティショ ンの到達目標から引用した図式に基づい て、4つのキーワード(軍隊、諜報機関、 外交団、技術経済)とBOWLを構成する 4つの材料との対応関係を示す。
35 ARCHITECTURAL ETERNAL CIRCULATION site plan 1/750 0 10 20 40m N
TITANIUM GREEN STEEL
0 5 10 20m section 1/500
MILKY GLASS WHITE MARBLE
アーカイブ
36 ARCHITECTURAL CIRCULATION
TITANIUM - ECONOMIC
GREEN STEEL - MILITARY
MILKY GLASS - INTELLIGENCE
MATERIAL
WHITE MARBLE - DIPLOMATIC
CIRCULATIONS
永遠なる時の循環
このメモリアルにおける時間軸は、動線の高さで決まる。「過去」の地中へ向 かう動線では、アーカイブを背にし て「過去」へ、アーカイブに向かうように「現 在」へと動く。BOWL上のスロープでは、現在から未来へ向かってBOWLの 上を登ることで、全体として循環可能な動線とする。
<INTEREST>
Wow ‒ the way the water cuts into the ground seems as if this path takes us down the past!
永遠なる火の循環
イベント時は、参加者がステージの火を共有することで冷戦時代に対する意 識を高め、冷戦時代の人々の精神を何世代にも受け継いでいく。キャンドル
などを通した寄付を募り、メモリアルの火と冷戦時代の精神を永遠に灯し続 けることを可能にする。
<INTEREST>
Hmm… the circles are made of the same material as the bowl… I wonder if thereʼs any relevance to that?
<ATTENTION>
We can see the archive center behind the 4 keywords and aperture
<INTEREST>
The way the surrounding landscape is open gives me the sense of peace…
<ATTENTION>
The space is made to be accessible! How thoughtful to let everyone be able to have the same experience!
<MEMORY>
You know, everyone on American soil supported each other during the Cold War era
<MEMORY>
“Honoring the lessons of history to create positive change” Very meaningful…
<ACTION>
We should build a better future learning from the Cold War era
<INTEREST>
The countless pebbles from Wisconsin in the pool of water look beautiful in its reflection…
<INTEREST>
I also want to join! Could I also have a candle please?
<ACTION>
Iʼm back again! Never gets old!
<INTEREST>
Look at this crowd! The Cold War era must mean a lot to everybody…
<SHARE>
<INTEREST>
Ooh take
Iʼm gonna share this to my friends at school tomorrow!
37 ARCHITECTURAL ETERNAL CIRCULATION
イベント時は、参加者がステージの火を共有することで冷戦時代に対する意 識を高め、冷戦時代の人々の精神を何世代にも受け継いでいく。キャンドル などを通した寄付を募り、メモリアルの火と冷戦時代の精神を永遠に灯し続
永遠なる水の循環
夏期は入水可能なプールとして利用できるようにする。冬期は雨水が枯渇し 水盤の凍結が予想されるので水盤の水は抜かれる。これにより、水盤の利用 もMIRROR BOWLに映し出される環境も変化する。こうしてTIMELESSなメ モリアルにする為の季節ごとに変化する景色と体験をつくりだす。
50州から集められた様々な石 過去:全国民の貢献と記憶
ウィスコンシン州の黒い石 現在:ウィスコンシンの地層
38 ARCHITECTURAL CIRCULATION Not enough but not used for basin Drain water below 0℃ Water table volume : 0㎡ Freezing Season Dry Season ※1(Required amount of water)=(Water table volume)+(Evaporation amount) -50 0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 500 550 600 650 [㎥] 25 30 [℃ ] -5 0 5 10 15 20 Temperature Jun Jun Jul Aug Sep Oct Nov Dec Jan Feb Mar Apr May Temperature Required amount of water Amountofwatercollected ※1
Ooh is there an event going on there? Letʼs take a look! The flame makes the landscape look beautiful… This will be unforgettable… <INTEREST> Setting the candle down the pool was unforgettable! Good thing I joined!
invite our friends along next time.
my tomorrow!
gonna share this to my friends at school tomorrow!
<ACTION>
Letʼs
<Share> <MEMORY>
Iʼm
<Share>
01 形態スタディ
BOWLの形のスタディを行うために、 Grasshopperで誰でも使えるようなスタ ディのツールを作成した。
02 音のシミュレーション
滝から発生する水の音がBOWL裏面で反 射され、PASTの空間全体に響き渡ること を示す。
39 DIGITAL ETERNAL CIRCULATION 01 04
03 風のシミュレーション BOWLの曲面により、屋外空間をメモリ アルにとって大切な静寂で落ちついた安 定した環境とする。
04 一次のメインビジュアル 雲がかかった暗い空と、メモリアルの背後 から覗く太陽の構図により、過去から未来 に向けた永遠の循環を表現した。
DIGITAL 40 CIRCULATION 0 16 8 Number of sound reflections(times) 03 02
DIGITAL WORK
AIS Fes2023
VUILDチームから与えられた「デジタルファブリケー ションによる集合住宅の可能性」をテーマに、1週間で スタディからプレゼンまでを行った。私たちは、樹木を 避けるように建てられた立体ボロノイの面を、可搬の平 面ボロノイパネルで構成し、周辺の樹木の間伐サイクル に合わせて成長し、朽ちていく集合住宅を提案した。
41 DIGITAL OTHERS
建築情報学会Fes2023 / 集合住宅/形態スタディ / VUILDチーム 5人共同制作 他大学建築学生 除伐/間伐 形成 開拓 成長 主伐 下刈り 植栽 解体/再利用 回帰 森と共に育ち 朽ちる集合住宅
パネルの パターンの限定を 利用したスタディ
VUILDの方からご提供いただい た資料から、三角パネルで割っ たメッシュのパネルの種類を限 定する際に起こる、メッシュの 収縮を利用して空間化すること を試みた。
プラグイン を用いたスタディ
プラグインのFoxを用いて、樹 木を避けて増殖する正四面体ユ ニットのスタディを行なった。
DIGITAL 42 OTHERS
MODULE 1 MODULE 2 MODULE 3 CLICK QR LINK 最終成果動画 [YouTube] 集合住宅/形態スタディ / VUILDチーム 5人共同制作 他大学建築学生
GRASSHOPPER STUDY
DAKIYA
改修+デジタルコンテンツの導入
改修+デジタルコンテンツの導入
PC情報教育
DAKIYA
デジタル寺子屋
PC情報教育
体験型情報教育
デジタル寺子屋による 未来のライフスタイル
茨木市の空き家問題と、退職プログラマーの行き先の課 題、多様な子どもの居場所と教育の必要性に対して、デ ジタル寺子屋「DAKIYA」として空き家の改修をする提 案を行なった。
DAKIYAの教育
DAKIYAの教育
DAKIYAでは、訪れた小中学生が退職プログラマーの指 導員のもとで空間やモノを使ってプログラミングを行う 体験型の情報教育を受ける。複数のDAKIYAは市内にネッ トワークを形成し、多様な子どもたちが自由に選択でき る居場所となる。
体験型情報教育
DAKIYAの教育
多様な居場所のあり方 空 き 家 の 認 知 度 向 上
DAKIYAのネットワーク
体験型情報教育
DAKIYA
デジタル寺子屋
DAKIYAのネットワーク
多様な居場所のあり方
SDPスタジオ演習(都市デザイン+建築情報課題)
43 DIGITAL OTHERS
2023 / 空き家改修+デジタル寺子屋 / 茨木市 / 2人共同制作 建築情報研究室学生
デジタル コンテンツ改修 増加する 空き家 デジタル寺子屋 DAKIYA
PCを使う
改修に用いる デジタルコンテンツ
01 モノリスと畳パズルの空間 会話が液体としてモノリス溜ま り、畳配置によってデジタル掛 け軸が変化する。
02 足跡階段 通ると自分の足跡が好きな形で 残る。
03 神棚3Dプリンター 拝むことで始動する3Dプリン ター
04 木漏れ日照明 外の木漏れ日と天井照明の模様 が連動する。
DAKIYA デジタル寺子屋
PC情報教育
情報教育
PC情報教育 改修+デジタルコンテンツの導入
DAKIYA デジタル寺子屋 モノや空間を使う
体験型情報教育
体験型情報教育
体験型情報教育
DAKIYAの教育
2023 / 空き家改修+デジタル寺子屋 / 茨木市 / 2人共同制作 建築情報研究室学生
DAKIYAの教育
最終成果動画 [YouTube] CLICK
DAKIYAのネットワーク
DAKIYAのネットワーク
多様な居場所のあり方
多様な居場所のあり方
DIGITAL 44 OTHERS
QR LINK 01 03 02 04 DIGITAL RENOVATION
GH PYTHON STUDY
import rhinoscriptsyntax as rs import scriptcontext as sc import Rhino.Geometry as rg import ghpythonlib.components as ghc
np = sc.sticky[‘numpy’]
sk = sc.sticky[‘sklearn.cluster’]
def cluster_curves_dbscan(curves, eps, min_samples, dist_threshold): points = [] curve_parameters = [] sample_points = [] for curve in curves:
curve_length = curve.GetLength() num_samples = int(curve_length / dist_threshold) t_values = curve.DivideByCount(num_samples, True) for t in t_values: point = curve.PointAt(t) points.append(point)
curve_parameters.append((curve, t)) sample_points.append(point)
points_np = np.array([[pt.X, pt.Y, pt.Z] for pt in points])
dbscan = sk.DBSCAN(eps=eps, min_samples=min_samples).fit(points_np) labels = dbscan.labels_
n_clusters = len(set(labels)) - (1 if -1 in labels else 0) clusters = {i: [] for i in range(n_clusters)} for i, label in enumerate(labels): if label != -1: clusters[label].append(curve_parameters[i])
return clusters, sample_points
def create_curves_from_clusters(clusters): result_curves = [] for cluster in clusters.values(): if len(cluster) > 1: sorted_curve_parameters = sorted(cluster, key=lambda x: x[1]) sorted_points = [x[0].PointAt(x[1]) for x in sorted_curve_parameters] result_curves.append(rg.Curve.CreateInterpolatedCurve(sorted_points, 3)) return result_curves
eps = 3200
min_samples = 20 clusters, sample_points = cluster_curves_dbscan(curves, eps, min_samples, d) result_curves = create_curves_from_clusters(clusters)
A = result_curves
B = sample_points
教師なし機械学習のDBSCANというク ラスタリングを用いて、設定距離に応 じた曲線の分割点を数個のクラスタに 分類し、各クラスタの点を曲線でつな げた。意味的な数量もクラスタに含む ことで立体空間におけるデザインへの 応用可能性がある。
45 DIGITAL OTHERS
DIGITAL 46 OTHERS PORTFOLIO WEBSITE CLICK QR LINK
CALM DIGITAL TECHNOLOGY CHALLENGING THE UNKNOWN COLLABORATION