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XfrogPlants | Prehistoric



XfrogPlants PREHISTORIC Contents : 60 3D Models: in Maya, 3ds Max, Vue, Lightwave, Cinema 4D, .OBJ, modo, .3DS .tgo or MicroStation formats. 60 800 x 800 Billboard Renders 60 1600 x 1600 Perspective Renders Xfrog inc: Xfrog User Forum: Xfrog Support:

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XfrogPlants Development: Orio Menoni : Modeler, Documentation

Jan Walter Schliep : Modeler

Jan Heuschele : Modeler

Tany Heider : Rendering

Karin Rudokas : Research and Development

Peter Fantke : Research and Development

Bernd Lintermann : Research and Development

Oliver Deussen : Research and Development

Stewart McSherry : Product Manager


PREHISTORIC

Prehistoric library (先史時代の植物) について 私たちは、古生代デボン紀の初め(4億1,000万年前)から中生代の終わり(白亜紀、6,500万年前まで)にかけて、地球に生息した陸上 植物の中で最も重要な多くの種を、このライブラリに取り上げた。 ライブラリをこの時代に限定したのは、デボン紀以前の地上植物は視覚的にあまり魅力がなく、また新生代(6,500万年前から現在まで) は現在の種にとても似ており、他の XfrogPlants librariesにも含まれているため、ここで繰り返すことにあまり意味がないと考えたからだ。 そのような基準から、代表的な20種類をこのライブラリに選んだ。また私たちは、中生代にすでに出現して広まっているが現在も生息してお り、既に XfrogPlants librariesに含まれている種(イチョウ、ジャイアントセコイヤなど)は選ばず、未だライブラリに含まれない絶滅種を常に 優先した。 もちろん3億年以上の地上植物をわずか20種に要約することはできない。しかし、他の XfrogPlants librariesに含まれる先史時代に既 に存在していた種で、先史時代の景色を埋めることができる。利便 性を考え、先史時代の景色に科学的にも正しく利用できる、他の XfrogPlants librariesに含まれる 最も重要な種を載せた一覧表を、このドキュメントの終わりに掲載している。 このライブラリを使いやすくするため、地質時代を色分けし、各植物の名前の横に生息時期に対応す る色のアイコンをつけた。恐竜のシー ンをつくりたい多くの人のために、いわゆる「恐竜時代」(白亜紀後 半から三畳紀にかけて)に生息していた植物の名前の隣には、小さな 恐竜アイコンをつけた。また、3D で先史時代の景色をつくり始めるために必要な、基本的な天気、植物相、動物相の情報を色分けし た クイックレファレンスも提供している。 XfrogPlants Prehistoric library(先史時代の植物)を購入して頂き感謝します。

XfrogPlants


先史時代クイックガイド

PREHISTORIC

注:このガイドはこのライブラリに掲載される範囲のみを含む。また、大部分は地上の「植物相」「動物相」のみに言及している。

古生代

紀 (単位:百万年)

デボン紀 (417-354)

気候:概して暖かい。 植物相:植物が水辺の地面を征服し始める。多くの原始品種の中には、地球上で最初の樹木と思われるものがあった(アルカエオ プリテス)。内陸は巨大な砂漠が支配していた。 動物相:おそらくいくつかの両生類をのぞいて、まだ本当の陸上動物はいない(この仮説はいまだ議論中である)。海には多くの魚が いた。

石炭紀 (354-290)

気候:前半は高温多湿。後半はより寒く乾燥しており、激しい季節的変化と、終わりには二畳紀前半まで続く長い氷河期があっ た。 植物相:地球史のうちで最も青々とした緑の時代。巨大なヒカゲノカズラ、エクイセチテス(初期針葉樹)、現在では消えてしまった「 シダ種子類」が景色を埋め尽くしている。空気中の酸素濃度は35%もあったため、至る所で大火事が起きた。 動物相:両生類、大きな昆虫、若干の初期の古代爬虫類、単弓類(哺乳類の祖先)。

二畳紀 (290-248)

三畳紀 (248-206)

中生代

説明

ジュラ紀 (206-142)

白亜紀 (142-65)

気候:内部の海が蒸発して大きな砂漠となって乾燥しており、海岸部と内陸部に大きな違いがある。気温は徐々に上昇している。 植物相:乾燥した気候はヒゲノカズラ、エクイセチテスを制限し、シダ、針葉樹、初期イチョウ、ソテツ類に有利だった。 動物相:二畳紀は陸上動物のブームで、ディメトロドンのようなペリコサウルス(synapsides)が前半を支配し、そこから、哺乳類と現 在の爬虫類が進化した。後半は犬歯類(同じく哺乳類の祖先)が支配的になるが、古代の爬虫類は生き残った。 気候:内陸部では暖かく乾燥、海の近くは穏やかで湿潤。 植物相:魅力的な森林は、現在のアフリカに似た、サバンナと大きな不毛の砂漠になった。ベネチテツとナンヨウスギが出現する。 動物相:爬虫類にとって増々有利な気候になり、二畳紀の大量絶滅は哺乳類の祖先の優勢を妨げた。三畳紀の間に古代爬虫 類から進化した最初の恐竜が出現。Therapsides(初期の哺乳類の祖先)はしばらくの間生き残った後絶滅し、そして最初の小さ なほ乳類が出現した。 気候:涼しく乾燥した期間が短く続いた後、常に高温多湿の「温室のような」状況が続く。北極、南極に氷は無い。 植物相:湿った気候により、二畳紀、三畳紀に渡る砂漠の拡大が止む。散在する乾燥地帯と過渡的なサバンナもあるが、至る所 に針葉樹、イチョウ、ソテツ、ベネチテツ、シダによる青々とした密林があった。 動物相:三畳紀の絶滅は長い恐竜優位の時代に道を開いた。犬歯類(最後の哺乳類の祖先)はしばらく生き残るものの、絶滅す る。最も小さい哺乳類だけが夜の闇に隠れて生き残った。 気候:未だ暖かいが徐々により乾燥しており、乾燥地帯もある。後半はかなり気温が低くなり、天気は季節的になる。 植物相:現代のシダの余地を残し、古代のシダは遂に絶滅する。乾燥のため、ジュラ紀の森林が開け、サバンナと砂漠がより広が る。後半、より涼しい気温により、最初の顕花植物と現在の樹木が登場した。 動物相:いまだ恐竜時代で支配的でありながらも、白亜紀の大量絶滅が起こる前に、すでに衰退の兆候を見せ始めている。

XfrogPlants


01.

アレトプテリス

PREHISTORIC

( Alethopteris serli )

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uuuuuu

シダ種子類 時代: 石炭紀後期から二畳紀前期 環境: 湿地帯、湿潤地域 気候: 冷温

注釈: 石炭紀に生育した有名な「シダ種子類」の主な属で、低木または小木のよ うに成長する。シダ種子類は、現在のシダ植物よりも広葉樹に似ている独 特の葉を特徴としていたが、より独特なのはその球果で あった。全てのシダ 種子類は既に絶滅している。

成木 6m


PREHISTORIC

XfrogPlants

若木 3.5 m

幼木 1m

01. アレトプテリス ( Alethopteris serli )


02.

ナンヨウスギ

PREHISTORIC

( Araucaria sp. )

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uuuuuu

高木、常緑針葉樹 時代: 二畳紀から現在 環境: 丘の森林、山頂 気候: 温暖

注釈: 三畳紀に地球に出現し、多くの現存種(その中で最も有名なものはチリマ ツ)と共に現在まで続い ている、とても成功した初期の針葉樹目である。 絶滅種は40mに成長することもあり、現在よりも雄大で あった。また外観も 異なり、現在のアメリカスギ(特に老木)により似ていたと考えられている。

成木 40 m


PREHISTORIC

若木 10 m

幼木 4m

02. ナンヨウスギ ( Araucaria sp. )

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03.

アルケオプテリス

PREHISTORIC

( Archaeopteris sp. )

XfrogPlants

uuuuuu

木性シダ 時代: デボン紀 環境: 海岸域、川辺、氾濫原 気候: 温暖

注釈: 地球上で最初の木のひとつ、もしくは本当に最初の木で、全てのデボン紀 の植物と同じように、海の 近くで成長した。ローラシア、ゴンドワナの両大陸 で広まり、胞子によって繁殖した。真の革命的種として、 縦方向のみの成 長や浅い根張りといったその時代の多くのルールを壊した(この木は横方向 にも成長し、 根は1mより深く張った)。続く時代の多くの種の原種であり、 最初の「近代」の木だった。

成木 30 m


PREHISTORIC

若木 12 m

03. アルケオプテリス ( Archaeopteris sp. )

幼木 6m

XfrogPlants


04.

アステロフィリテス ( Asterophyllites equisetiformis )

PREHISTORIC

XfrogPlants

uuuuuu

草 時代: 石炭紀 環境: 海岸域、川辺、氾濫原 気候: 温暖湿潤

注釈: 平均的な木と同じくらい巨大に成長する多くの石炭紀の草のひとつ。茎 は竹に似たような素材だっ た。ロボク(樹木大のスギナ)の近親で、それ故 「equisetiformis」という名がついている。かなりのサイズの 縮小という代償を 払ったとはいえ、エクイセチテスは現代まで生き残ったが、アステロフィリテスは 石炭紀を生き残れなかった。

成木 20 m


PREHISTORIC

若木 11 m

幼木 5m

04. アステロフィリテス ( Asterophyllites equisetiformis )

XfrogPlants


05.

アステロキシロン

PREHISTORIC

( Asteroxylon mackiei )

XfrogPlants

uuuuuu

草 時代: デボン紀から石炭紀前期 環境: 湿地帯、川辺 気候: 温暖湿潤

注釈: 最も初期のヒゲノカズラ類のひとつで、デボン紀に支配的であったライニー植 物のひとつでもある。ほ かのライニー植物と違い、恐らく一時的に乾いた環 境でも生き残ると考えられている。根につながる水平に 長い茎から、垂直 の茎が伸び、葉は茎にしっかりと密着してウロコのようであった。科学的な理 由から、今 日では、現在のクラブモスの祖先と考えられている。

成木 4m


PREHISTORIC

幼木 1m

若木 2m

05. アステロキシロン ( Asteroxylon mackiei )

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06.

ブジュビア

PREHISTORIC

( Bjuvia simplex )

XfrogPlants

uuuuuu

ソテツ類 時代: 二畳紀から三畳紀 環境: 開けた日当たりの良い平野 気候: 温暖乾燥

注釈: 古代の木性シダであるタエニオプテリスに似た単葉形態を持つソテツ。石炭 紀の氷河期の後、二畳紀の乾燥気候のおかげで、湿った環境で育つ植物 がより多くの場所を明け渡したので、ブジュビアと古代ソテツ類がより広まる ことができた。しかし、三畳紀後期の最後にはベネチテツのような、より複雑 なキカデオイデア類が出現したため絶滅した。

成木 8m


PREHISTORIC

若木 5m

幼木 3m

06. ブジュビア ( Bjuvia simplex )

XfrogPlants


07.

ロボク

PREHISTORIC

( Calamites sp. Equisetites ssp. )

XfrogPlants

uuuuuu

草 時代: デボン紀から現在 環境: 海岸域、川辺、湿地、氾濫原 気候: 温暖

注釈: エクイセチテスは現在まで最も長く続いている陸上植物で、石炭紀の間、 エクイセチテスのいくつかは木のように背が高く大きくなった、それがロボクであ る。二畳紀に困難に遭ったが、ゴンドワナ大陸で巨大なネオカラミテスに進 化し生き残ることができた。ジュラ紀の植物相の出現でネオカラミテスは姿を 消したが、小さなエクイセチテスは生き残った。現在は最も小さいトクサだけ が生き残っている。エクイセチテスは食べられても地下茎から成長し続ける ため、恐竜にとって不可欠な栄養源だった。

成木 8m


PREHISTORIC

若木 5m

幼木 2m

07. ロボク ( Calamites sp. Equisetites ssp. )

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08.

コルダボク

PREHISTORIC

( Cordaites angulostriatus )

XfrogPlants

uuuuuu

樹木 時代: 石炭紀から二畳紀 環境: 湿地、氾濫原、山頂 気候: 暖、湿潤

注釈: 非常に背が高くなる樹木状の植物で、針葉樹の祖先と考えられている。湿 生植物であるかどうかは長い間議論されていたが、現在では、湿地で育っ たもの、山の木として育ったもの両方があったと考えられている。この理由か ら、現在の種(ヌマスギ、マングローブなど)に見られるような気根のシステム が開発された。我々は普通の根と、気根、両方の選択を提供している。

成木 45 m


PREHISTORIC

若木 12 m

幼木 8m

08. コルダボク ( Cordaites angulostriatus )

XfrogPlants


09.

キカデオイデア ギガンテア

PREHISTORIC

( Cycadeoidea gigantea )

XfrogPlants

uuuuuu

キカデオイデア類 時代: ジュラ紀から白亜紀前期 環境: 拡散(森林、広々とした平野) 気候: 暖、湿潤

注釈: ジュラ紀は「ソテツ時代」と呼ばれるほど、ソテツ類、とりわけベネチテスのよう なキカデオイデア類が非 常に多かった。これらの植物の一部は木と同じくら いに高く成長した。ソテツ類とキカデオイデア類は共にソ テツシダ類が三畳 紀以来進化した結果であるが、彼らの運命は異なった。ソテツ類(その時 点では少な かった)は中生代を生き残り、現在まで続いているが、一方、 キカデオイデア類(中生代には遥かに多かっ た)は白亜紀の大絶滅を生き 残ることができず、恐竜とともに消えてしまった。

成木 2.5 m


PREHISTORIC

若木 1.5 m 幼木 1m

09. キカデオイデア ギガンテア ( Cycadeoidea gigantea )

XfrogPlants


10.

ディクロディウム

PREHISTORIC

( Dicroidium sp. )

XfrogPlants

uuuuuu

種子植物 時代: 三畳紀からジュラ紀前期 環境: 木性シダの熱帯林 気候: 温暖

注釈: 三畳紀、ゴンドワナ植物群の主な構成要素のうちのひとつで、シダ類でな く、シダ種子植物のひとつとして知られるソテツシダ類である。過酷な三畳 紀の絶滅によって北半球から一掃されるまでは地球中に広まっていた。ゴン ドワナ大陸で生き残ったものの、ジュラ紀の樹木との高さの競争についに破 れてしまった。現在、ディクロディウムの種は小さな植物としてのみオーストラ リアで生き残っている。

成木 4m


PREHISTORIC

若木 2m

10. ディクロディウム ( Dicroidium sp. )

幼木 1.5 m

XfrogPlants


11.

グロッソプテリス ( Glossopteris sp. )

PREHISTORIC

XfrogPlants

uuuuuu

種子植物 時代: 二畳紀から三畳紀 環境: 湿潤平野 気候: 温暖湿潤

注釈: 二畳紀を支配した最も重要なソテツシダ類(種子植物)で、現在までにグ ロッソプテリス類の化石種だけで70以上も発見されている。繁殖機能は葉 に位置しており、いくつかの葉は繁殖のために使われた。動物の脊柱のよう に規則的に分割している根もまた珍しい。グロッソプテリス種は二畳紀後半 大量に減少し、三畳紀の終わりには完全に絶滅してしまった。

成木 10 m


PREHISTORIC

若木 6m 幼木 4m

11. グロッソプテリス ( Glossopteris sp. )

XfrogPlants


12.

リンボク

PREHISTORIC

( Lepidodendron aculeatum )

XfrogPlants

uuuuuu

樹木 時代: 石炭紀から二畳紀前半 環境: 湿地、氾濫原森林 気候: 温暖湿潤

注釈: フウインボク、カラミテスと共に石炭紀の巨大な森をつくった、45mにもなる巨 大な樹木状のヒゲノカ ズラ類。石炭として現在の主要エネルギーのひとつ となっている。根(スチグマリア)はリンボクの根と同じように「Y」字型をしてお り、シンプルな枝は幹の上部にのみ成長した。球果は近いところで見つかっ たが、木に付いた形で発見されたことはなく、球果を持ったかどうかは未だ議 論中である。私たちは全てのモデルに球果をつけた形で提供している。幹 全体には落葉による傷跡がついている。

成木 45 m


PREHISTORIC

若木 12 m

幼木 8m

12. リンボク ( Lepidodendron aculeatum )

XfrogPlants


13.

マクロタエニオプテリス

PREHISTORIC

( Macrotaeniopteris magnifolia )

XfrogPlants

uuuuuu

ソテツ類 時代: 三畳紀 環境: 湿地、川辺 気候: 温暖湿潤

注釈: ソテツ類に属する三畳紀の植物。マグノフォリア種は水中の小さな幹の上に ひとつの巨大な葉をつけて成長する。円錐状の花のように見えるのはどうや ら、根元から伸びる小さな茎に強く押し付けられた種で、その生殖体の形 は全体として小さな球果のようである。当時の湿地植物と共に成長した。

成木 3m


PREHISTORIC

若木 2m 幼木 1m

13. マクロタエニオプテリス ( Macrotaeniopteris magnifolia )

XfrogPlants


14.

ニッパヤシ

PREHISTORIC

( Nipa burtinii )

XfrogPlants

uuuuuu

ヤシ類 時代: 白亜紀後期から現在 環境: 湿地、川辺、湿潤地域 気候: 温暖湿潤

注釈: 現在でも若干の種が存在するヤシ類。幹を持たず(または、あっても小さ い)、葉は大きく長く、とがっ た羽状複葉を持つ。この種はお互い隣接して 成長し、川沿い、湿地、全ての湿った場所に密集して込み入った茂みをつ くる。主茎の根元から生えている果実茎にぶら下がった、ココナツヤシの実に 似ている大きな堅果が特徴。

成木 2m


PREHISTORIC

若木 1.5 m

幼木 1m

14. ニッパヤシ ( Nipa burtinii )

XfrogPlants


15.

オニキオプシス

PREHISTORIC

( Onychiopsis sp. )

XfrogPlants

uuuuuu

シダ類 時代: 白亜紀 環境: 林縁、湖畔、川辺、湿潤平野 気候: 温暖湿潤

注釈: 羽のような葉を持つシダ植物で、白亜紀の地被植物の重要な部分を占め ていた。ソテツ類、キカデオイデア類、シダ類とともに成長し、針葉樹やイチョ ウ(後半には初期の顕花広葉樹)の森の林緑を広い範囲で覆った。

成木 1m


PREHISTORIC

若木 0.6 m

幼木 0.4 m

15. オニキオプシス ( Onychiopsis sp. )

XfrogPlants


16.

パチプテリス

PREHISTORIC

( Pachypteris sp. )

XfrogPlants

uuuuuu

樹木 時代: 三畳紀から白亜紀 環境: 湿潤地域、溜まり水、海岸、塩水池 気候: 温暖湿潤

注釈: 三畳紀から白亜紀まで、中生代全てに生息するが、陸上の植物相で最 重要構成要素のひとつだっ たジュラ紀がその頂点である。木質の幹とともに ゆっくりと育ち、葉はロウに似た物質で外側を覆われている。全ての湿潤地 域で間違いなく重要な地被植物であった。耐塩性があるため、海岸近くで も、直接塩池の中でさえも育つことができた。白亜紀の大量絶滅で、最後 のソテツシダ類のうちのひとつとして消滅した。

成木 3m


PREHISTORIC

若木 2m

幼木 1m

16. パチプテリス ( Pachypteris sp. )

XfrogPlants


17.

フウインボク

PREHISTORIC

( Sigillaria scutellata )

XfrogPlants

uuuuuu

樹木 時代: 石炭紀から二畳紀前期 環境: 湿地、氾濫原森林 気候: 温暖湿潤

注釈: リンボクと、その「双子」であるフウインボク(とそのいくつかの種類)は、共に石 炭紀の巨大な湿原林を支配していた。リンボクと同じように「スチグマリア」と 呼ばれるY字型の根をもち、幹は落葉の傷跡をつけているが、この木の場 合は封印によって付けられた丸い形に見える(それ故にこの名がついている) 。最も特徴的なのは、同じくY字型をして、終わりが葉の付いた二本の太い 枝になっている幹である。成木では順番に枝分かれし四本になっている。果 実は球果をぶら下げていた。

成木 35 m


PREHISTORIC

若木 18 m

幼木 12 m

17. フウインボク ( Sigillaria scutellata )

XfrogPlants


18.

テンプスキア

PREHISTORIC

( Tempskya sp. )

XfrogPlants

uuuuuu

木性シダ 時代: 白亜紀 環境: 湿原、谷、熱帯林 気候: 温暖湿潤

注釈: 白亜紀に広まった木性シダで、その大きな幹は実のところ、多くのシダ茎が お互いきつく押し合って成長した結果である。木性シダは中生代に渡って 広まり、そのうちのいくつかは現在まで生き残って、より近代種に進化した。 それらは今でも熱帯地域で発見されるが、必ずしも彼らの祖先のようには 見えない。その我々にとっては独特で珍しい見た目で、テンプスキアは白亜 紀の景色の目印であったに違いなく、草食恐竜にとっては重要な食料源だ った。

成木 15 m


PREHISTORIC

若木 9m

幼木 5m

18. テンプスキア ( Tempskya sp. )

XfrogPlants


19.

ウイリアムソニア

PREHISTORIC

( Williamsonia gigas )

XfrogPlants

uuuuuu

ベネチテス類 時代: ジュラ紀から白亜紀 環境: 熱帯林、開けた平野、モクセイシダと共生 気候: 温暖湿潤

注釈: ベネチテス類で最大種、またはジュラ紀と白亜紀の植物相を支配したキカ デオイデア類の仲間であ るかもしれない(これは未だ議論中である)。ウイリ アムソニア科のいちばん大きな種で、小さい木と同程度まで成長できた。も っとも特徴的なのは大きな花のように見える裸子の苞葉で、ジュラ紀の花の 咲かない景色では大変目を惹いたに違いない。これは主にジュラ紀を通し て広く拡散した植物だが、さほど多くはないものの白亜紀にも存在した。

成木 5m


PREHISTORIC

若木 3m

幼木 2m

19. ウイリアムソニア ( Williamsonia gigas )

XfrogPlants


20.

ウォレマイパイン

PREHISTORIC

( Wollemia nobilis )

XfrogPlants

uuuuuu

樹木、常緑針葉樹 時代: ジュラ紀から現在 環境: 針葉樹林 気候: 温暖

注釈: ナンヨウスギ科に属しており、したがって、本物の松ではなく、チリマツと同じ 系統である。1994年、オーストラリアのウォレマイ公園の保護地域の水路 で、野生生物保護官のDavid Noble氏に発見されるまで、ジュラ紀に初め て出現し既に絶滅したと考えられていた。もっとも特徴的なのは、樹脂に覆 われて小さなボールの固まりのように見える樹皮である。ジュラ紀、白亜紀 の多くの草食恐竜に住処と食料を提供した針葉樹林に生息し広まった。

成木 40 m


PREHISTORIC

若木 20 m

幼木 2m

20. ウォレマイパイン ( Wollemia nobilis )

XfrogPlants


PREHISTORIC 他の XfrogPlants libraries を使い先史時代の景色をつくる方法: 以下の表は、他のXfrogPlants librariesに既に含まれる、先史時代から存在する樹木である。先史時代の景 色を作る際の参考にして ほしい。 それぞれの種類に対し、モデルがどのXfrogPlants librariesに含まれているか、科学的に正しくどの時代に使うこ とができるかを色で表示し た情報を載せている。(このドキュメントの最後に色分けについて説明がある。) 注:特定の種名でなく、属名のみの場合(例:トウヒ)、ラテン名の隣に属名を意味する「sp」をつけている。これ は、その時代に存在した種ではないが、属は存在していた ことを意味する。したがって、遠景の場合,許容できる 範囲で現代種を代用できる。

時代

XfrogPlants Libraries

イチョウ (Ginkgo Biloba)

二畳紀後半以降 uuuu

Japanese Autumn Colors

タイサンボク (Magnolia grandiflora)

白亜紀後半以降 u

Basic Blossoming USA East

ジャイアントセコイア (Sequoiadendron giganteum)

ジュラ紀以降 uu

USA West

ラクウショウ (Taxodium distichum)

ジュラ紀以降 uu

Autumn Colors USA East

ソテツ (Cycas revoluta)

ジュラ紀以降 uu

HousePlants

ギンバイカ (Myrtus communis)

白亜紀後半以降 u

Mediterranean

セイヨウキョウチクトウ (Nerium oleander)

白亜紀後半以降 u

Mediterranean Blossoming

ゲッケイジュ (Laurus nobilis)

白亜紀後半以降 u

Mediterranean

イチジク (Ficus sp.)

白亜紀後半以降 u

Fruit

タケ (Phyllostachys sp.)

白亜紀後半以降 u

Japanese

プラタナス (Platanus sp.)

白亜紀後半以降 u

Basic Autumn Colors Europe 1 USA East

ポプラ (Populus sp.)

白亜紀後半以降 u

Europe 1 USA East

XfrogPlants


PREHISTORIC 種

時代

XfrogPlants Libraries

トウヒ (Picea sp.)

白亜紀後半以降 u

Basic Europe 2 USA West USA Conifers Japanese

ヤナギ (Salix sp.)

白亜紀後半以降 u

Basic Europe 1

トリネコ (Fraxinus sp.)

白亜紀後半以降 u

US East Europe 2 Mediterranean

オーク (Quercus sp.)

白亜紀後半以降 u

Autumn Colours US East US West Europe 1 Europe 2 Mediterranean

サッサフラス (Sassafras albidum)

白亜紀後半以降 u

Basic USA East

ユリノキ (Liriodendron tulipifera)

白亜紀後半以降 u

Autumn Colours USA East

ビャクシン (Juniperus sp.)

ジュラ紀以降 uu

USA East USA West USA Conifers Europe 2 Mediterranean Japanese

タマリスク (Tamarix gallica)

白亜紀後半以降 u

Mediterranean

オリーブ (Olea europaea)

白亜紀後半以降 u

Mediterranean

イガゴヨウ (Pinus aristata)

白亜紀後半以降 u

USA West

イトスギ (Cupressus sp.)

ジュラ紀以降 uu

USA West Europe 2 Mediterranean

シダーウッド (Cedrus atlantica)

白亜紀後半以降 u

Mediterranean

レバノンスギ (Cedrus atlantica)

白亜紀後半以降 u

Mediterranean

ヒノキ (Chamaecyparis sp.)

ジュラ紀以降 uu

Basic

イチイ (Taxus sp.)

ジュラ紀以降 uu

Basic Europe 1 US West

XfrogPlants



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